JP4727514B2 - 電力量計 - Google Patents

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Description

この発明は、電力量計における電圧と電流の位相ずれや振幅を調整する電力量計調整装置と、電力量計調整装置により調整されて、有効電力を計量する電力量計とに関するものである。
従来の電子式の電力量計では、有効電力と無効電力を同時に計量することができる場合、有効電力及び無効電力を2軸とする平面上において、その有効電力及び無効電力が、マスターメータ(マスターメータは、正確に有効電力と無効電力を計量することができる基準メータである)により計量された真値の有効電力及び無効電力と同じ座標になるように、位相と振幅の補正を同時に行えるようにして、調整時間の短縮を図っている。
この際、位相補正が10度程度であっても補正を行うことができる(例えば、特許文献1を参照)。
ここで、有効電力量のみを計量する場合の位相調整は、下記のように実施される。
最初に、調整対象の電力量計を電力調整用電源に接続するとともに、マスターメータを電力調整用電源に接続する。電力調整用電源は、計量対象の有効電力を調整対象の電力量計とマスターメータに供給する機器である。
電力調整用電源の力率を1.0として、計量対象の有効電力を調整対象の電力量計とマスターメータに供給し、調整対象の電力量計とマスターメータが有効電力を計量する。
これにより、調整対象の電力量計とマスターメータが計量した有効電力と閾値を比較し、その電力と閾値の比較結果に応じた間隔でパルスを出力するので、電力量計調整装置が調整対象の電力量計とマスターメータから出力されるパルスを比較する。
そして、電力量計調整装置は、調整対象の電力量計から出力されるパルスの数が、マスターメータから出力されるパルスの数と一致するように、調整対象の電力量計がパルスを出力する際に使用する閾値を調整する。
次に、電力調整用電源の力率を0.5として、計量対象の有効電力を調整対象の電力量計とマスターメータに供給し、調整対象の電力量計とマスターメータが有効電力を計量する。
これにより、調整対象の電力量計とマスターメータが計量した有効電力と閾値を比較し、その電力と閾値の比較結果に応じた間隔でパルスを出力するので、電力量計調整装置が調整対象の電力量計とマスターメータから出力されるパルスを比較する。
そして、電力量計調整装置は、調整対象の電力量計から出力されるパルスの数が、マスターメータから出力されるパルスの数と一致するように、電圧と電流の位相差を調整する。
電力量計調整装置は、マスターメータから出力されるパルスに対する調整対象の電力量計から出力されるパルスの数の誤差が所望の誤差以内になるまで上記の調整処理を繰り返し実行する。
上記の電力量計調整装置による調整方法によれば、位相補正量が小さな場合には、調整処理の繰り返し実行回数を抑えることができるが、例えば、10度程度の位相補正量が必要な場合には、調整処理の繰り返し実行回数が多くなり、調整値が真値に落ち着くまでに、多くの時間を要する。
上記の調整方法の他に、次のような調整方法が考えられる。
即ち、電力調整用電源の力率を0.0とすれば、調整対象の電力量計等に供給する有効電力は、力率1.0のときの無効電力と一致するので、電力調整用電源の力率を1.0と0.0を切り替えて、調整対象の電力量計等が有効電力と無効電力を順番に計量する。
そして、調整対象の電力量計等が計量した有効電力と無効電力を2軸として、位相と振幅を同時に調整する方法が考えられる
しかし、この調整方法では、電力調整用電源は、力率を切り替える度に、位相や振幅が同じ値になるとは限らず、多くの場合に異なる値になるため、電力調整用電源が調整対象の電力量計等に供給する有効電力と無効電力に誤差が生じ、調整対象の電力量計を正確に調整することができない。
そのため、有効電力と無効電力を2軸として、位相と振幅を同時に調整する方法では、例えば、家庭向けの有効電力のみの計量が必要な電力量計についても、計量時には必要としない無効電力を計量する無効電力計が必要になる。
なお、位相補正を10度程度行う場合でも、有効電力と無効電力を2軸とする調整方法が必要であり、有効電力のみでは調整することができないため、計量時には必要としない無効電力を計量する無効電力計が必要である。
国際公開2003−060531号公報(第24頁から第25頁、第15図)
従来の電力量計調整装置は以上のように構成されているので、有効電力と無効電力を2軸とする調整方法を用いれば、位相補正を10度程度行う場合でも、電力量計の調整処理時間を短縮することができるが、有効電力と無効電力を2軸とする調整方法を実行するには、計量時には必要としない無効電力計を電力量計に搭載する必要がある課題があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、無効電力計を搭載していない電力量計の位相補正を10度程度行う場合でも、有効電力と無効電力を2軸とする調整方法を実行して、電力量計の調整処理時間を短縮することができる電力量計調整装置を得ることを目的とする。
また、この発明は、無効電力計を搭載することなく、10度程度の位相補正の調整を受け付けることができる電力量計を得ることを目的とする。
この発明に係る電力量計は、電圧値をディジタル値に変換する第1のA/D変換器と、電流値をディジタル値に変換する第2のA/D変換器と、第1のA/D変換器の出力の位相を遅らせる第1の1次オールパスフィルタと、第2のA/D変換器の出力の位相を遅らせる第2の1次オールパスフィルタと、第1の1次オールパスフィルタの出力と第2の1次オールパスフィルタの出力とを積算し電力を求める乗算器とを備え、定格周波数を電力調整用電源の周波数としたときに第1の1次オールパスフィルタによって第1のA/D変換器の出力の位相をπ/2遅らせ、定格周波数を電力調整用電源の周波数としたときに第2の1次オールパスフィルタによって第2のA/D変換器の出力の位相をπ/2遅らせたときの乗算器の出力から得られる有効電力、および、定格周波数を電力調整用電源の周波数としたときに第1の1次オールパスフィルタによって第1のA/D変換器の出力の位相をπ/2+π/4遅らせ、定格周波数を電力調整用電源の周波数としたときに第2の1次オールパスフィルタによって第2のA/D変換器の出力の位相をπ/2―π/4遅らせたときの乗算器の出力から得られる無効電力から位相補正量を求める補正量算出部と、補正量算出部の出力から第1の1次オールパスフィルタおよび第2の1次オールパスフィルタの位相遅延量を設定する係数設定部とを備えた電力量計調整装置から位相遅延量が設定されたときの乗算器の出力から電力量を計量するようにしたものである。
この発明によれば、電力量計調整装置によって位相の補正量に応じた係数が設定された電圧用のオールパスフィルタが電圧検出手段により検出された電圧の位相を補正し、電力量計調整装置によって位相の補正量に応じた係数が設定された電流用のオールパスフィルタが電流検出手段により検出された電流の位相を補正するように構成したので、無効電力計を搭載することなく、10度程度の位相補正の調整を受け付けることができる効果がある。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による電力量計調整装置を示す構成図であり、図において、電力調整用電源1は調整対象の電力量計3を調整する際、有効電力及び無効電力をマスターメータ2と電力量計3に供給する。
マスターメータ2は正確に有効電力と無効電力を計量することができる基準メータであり、電力調整用電源1により供給される有効電力及び無効電力を計量する。
電力量計3は電圧及び電流の位相を補正する1次オールパスフィルタを用いて構成されており、電力調整用電源1から供給される有効電力を計量して、その有効電力を出力するとともに、その有効電力を擬似的に無効電力として出力する。
電力量計調整装置4は調整対象の電力量計3により計量された有効電力及び擬似的に出力された無効電力と、マスターメータ2により計量された真値の有効電力及び無効電力とから、電力量計3を構成しているオールパスフィルタの係数を設定するとともに、電力量計3がパルスを出力する際に使用する閾値を設定する。
電力量計調整装置4の電力取得部11は調整対象の電力量計3から有効電力及び無効電力を取得するとともに、マスターメータ2から真値の有効電力及び無効電力を取得する処理を実施する。なお、電力取得部11は電力取得手段を構成している。
電力量計調整装置4の補正量算出部12は電力取得部11により取得された有効電力及び無効電力から電力量計3における位相の補正量を算出する処理を実施する。なお、補正量算出部12は補正量算出手段を構成している。
電力量計調整装置4の係数設定部13は補正量算出部12により算出された補正量に応じて電力量計3を構成しているオールパスフィルタの係数を設定する処理を実施する。なお、係数設定部13は係数設定手段を構成している。
電力量計調整装置4の補正係数算出部14は電力取得部11により取得された有効電力及び無効電力から電力量計3における振幅補正用の補正係数を算出する。また、A相の振幅補正用の補正係数とB相又はC相の振幅補正用の補正係数を用いて、B相,C相のバランス補正用の補正係数を算出する処理を実施する。なお、補正係数算出部14は補正係数算出手段を構成している。
電力量計調整装置4の閾値設定部15は補正係数算出部14により算出された補正係数に応じて電力量計3がパルスを出力する際に使用する閾値を設定する処理を実施する。なお、閾値設定部15は閾値設定手段を構成している。
図2はこの発明の実施の形態1による電力量計を示す構成図であり、図において、A相電圧検出部21は電力調整用電源1に印加されているA相の電圧を検出する処理を実施する。
B相電圧検出部22は電力調整用電源1に印加されているB相の電圧を検出する処理を実施する。
C相電圧検出部23は電力調整用電源1に印加されているC相の電圧を検出する処理を実施する。
A/D変換器24〜26は逐次比較型又はΔΣ型のA/D変換器であり、A相電圧検出部21、B相電圧検出部22又はC相電圧検出部23により検出された電圧をアナログ/ディジタル変換して、ディジタルの電圧信号を出力する。
なお、A相電圧検出部21、B相電圧検出部22、C相電圧検出部23及びA/D変換器24〜26から電圧検出手段が構成されている。
A相電流検出部27は電力調整用電源1から出力されているA相の電流を検出する処理を実施する。
B相電流検出部28は電力調整用電源1から出力されているB相の電流を検出する処理を実施する。
C相電流検出部29は電力調整用電源1から出力されているC相の電流を検出する処理を実施する。
A/D変換器30〜32は逐次比較型又はΔΣ型のA/D変換器であり、A相電流検出部27、B相電流検出部28又はC相電流検出部29により検出された電流をアナログ/ディジタル変換して、ディジタルの電流信号を出力する。
なお、A相電流検出部27、B相電流検出部28、C相電流検出部29及びA/D変換器30〜32から電流検出手段が構成されている。
乗算器33は電力量計調整装置4の係数設定部13により設定されたB相のバランス補正用の補正係数をA/D変換器25によりアナログ/ディジタル変換されたB相の電圧に乗算することにより、バランス補正を実施する。
乗算器34は電力量計調整装置4の係数設定部13により設定されたC相のバランス補正用の補正係数をA/D変換器26によりアナログ/ディジタル変換されたC相の電圧に乗算することにより、バランス補正を実施する。なお、乗算器33及び乗算器34からバランス補正手段が構成されている。
1次オールパスフィルタ35は電力量計調整装置4の係数設定部13により位相の補正量に応じた係数が設定され、A/D変換器24によりアナログ/ディジタル変換されたA相の電圧の位相を補正する電圧用のオールパスフィルタである。
1次オールパスフィルタ36は電力量計調整装置4の係数設定部13により位相の補正量に応じた係数が設定され、乗算器33によりバランス補正用の補正係数が乗算されたB相の電圧の位相を補正する電圧用のオールパスフィルタである。
1次オールパスフィルタ37は電力量計調整装置4の係数設定部13により位相の補正量に応じた係数が設定され、乗算器34によりバランス補正用の補正係数が乗算されたC相の電圧の位相を補正する電圧用のオールパスフィルタである。
1次オールパスフィルタ38は電力量計調整装置4の係数設定部13により位相の補正量に応じた係数が設定され、A/D変換器30によりアナログ/ディジタル変換されたA相の電流の位相を補正する電流用のオールパスフィルタである。
1次オールパスフィルタ39は電力量計調整装置4の係数設定部13により位相の補正量に応じた係数が設定され、A/D変換器31によりアナログ/ディジタル変換されたB相の電流の位相を補正する電流用のオールパスフィルタである。
1次オールパスフィルタ40は電力量計調整装置4の係数設定部13により位相の補正量に応じた係数が設定され、A/D変換器32によりアナログ/ディジタル変換されたC相の電流の位相を補正する電流用のオールパスフィルタである。
乗算器41は1次オールパスフィルタ35により位相が補正されたA相の電圧と1次オールパスフィルタ38により位相が補正されたA相の電流を乗算して、A相の電力を算出する処理を実施する。
乗算器42は1次オールパスフィルタ36により位相が補正されたB相の電圧と1次オールパスフィルタ39により位相が補正されたB相の電流を乗算して、B相の電力を算出する処理を実施する。
乗算器43は1次オールパスフィルタ37により位相が補正されたC相の電圧と1次オールパスフィルタ40により位相が補正されたC相の電流を乗算して、C相の電力を算出する処理を実施する。
加算器44は乗算器41〜43により算出されたA相の電力、B相の電力及びC相の電力を加算する処理を実施する。
ローパスフィルタ45は加算器44により加算された電力に含まれている高調波成分を除去するフィルタである。
なお、ローパスフィルタ45は、加算器44の前でA相、B相、C相のそれぞれで構成してもよい。
なお、乗算器41〜43、加算器44及びローパスフィルタ45から電力算出手段が構成されている。
パルス出力処理部46はローパスフィルタ45から出力された電力と電力量計調整装置4の閾値設定部15により設定された閾値を比較し、その電力と閾値の比較結果に応じた間隔でパルスを出力する処理を実施する。なお、パルス出力処理部46はパルス出力手段を構成している。
次に動作について説明する。
図2の電力量計3を使用して、三相4線式の回路構成の電力を計量する場合、A相、B相及びC相を使用し、単相3線式又は三相3線式の回路構成の電力を計量する場合、A相及びC相を使用する。
また、単相2線式の回路構成の電力を計量する場合、A相を使用する。
最初に、電力量計3における位相補正の原理について説明する。
電力量計3の1次オールパスフィルタ35〜40の伝達関数H(z)は、下記の式(1)で表される。
Figure 0004727514
ただし、bは電力量計調整装置4により設定される1次オールパスフィルタ35〜40の係数である。
電力量計3の1次オールパスフィルタ35〜40は、電圧や電流の振幅を変化させずに、電圧や電流の位相のみを変化させることができるフィルタである。1次オールパスフィルタ35〜40の位相θ(ω)は、下記の式(2)で表される。
Figure 0004727514
ただし、fは周波数(Hz)、TはA/D変換器24〜26,30〜32のサンプリング周波数Fs(Hz)の逆数であるサンプリング周期(sec)、θ(ω)の単位はラジアンである。
式(2)において、位相θ(ω)が与えられると、1次オールパスフィルタ35〜40の係数bを下記の式(3)より求めることができる。
Figure 0004727514
上式において、θは定格周波数(50Hz、もしくは、60Hz)における位相であり、電圧と電流の位相を1次オールパスフィルタ35〜40により、定格周波数でそれぞれπ/2ラジアンとする。
図3は電圧と電流が定格周波数でπ/2ラジアンであるときの周波数と位相の関係を示す説明図である。
このときの1次オールパスフィルタ35〜40の係数bは、式(3)において、θがπ/2ラジアンであるとされたときに得られる係数が設定される。
電力量計3は、電圧と電流の位相ずれが無い場合は、この状態で計量するが、仮に、定格周波数において、電流が電圧に対してαラジアン遅れている場合には、電圧が電流に対してαラジアン遅れるように1次オールパスフィルタ35〜40の係数が算出される。
この場合、電圧用の1次オールパスフィルタ35〜37の係数bは、位相がθ=π/2+α/2、電流用の1次オールパスフィルタ38〜40の係数bは、位相がθ=π/2−α/2として、式(3)に代入されて求められる。
図4は、このときの有効電力と無効電力の関係を示す説明図である。
一方、定格周波数において、電流が電圧に対してαラジアン進んでいる場合には、電圧が電流に対してαラジアン進むように1次オールパスフィルタ35〜40の係数が算出される。
この場合、電圧用の1次オールパスフィルタ35〜37の係数bは、位相がθ=π/2−α/2、電流用の1次オールパスフィルタ38〜40の係数bは、位相がθ=π/2+α/2として、式(3)に代入されて求められる。
よって、位相補正は、電流が電圧に対して進んでいる場合と遅れている場合の両方に対応することができる。
以上より、電圧と電流の位相ずれによる位相の補正量が判っていれば、式(3)を使用して、1次オールパスフィルタ35〜40の係数bを算出することで、電圧や電流の位相を補正することができる。
ここで、図9は定格周波数が50Hz、A/D変換器24〜26,30〜32のサンプリング周波数が2kHzである場合において、電流が電圧に対して位相が1度、5度又は10度ずれているときの有効電力量の理論誤差を示す説明図である。ただし、度とラジアンは、180度=πラジアンで変換することができる。
図9は横軸が周波数、縦軸が誤差である。
図9は、この実施の形態1の位相調整方法を使用すると、定格周波数では誤差が0%になり、定格周波数の±5%の範囲では、誤差が−0.04%以内の誤差に収まることを示している。
よって、位相補正量が10度程度の大きな補正量を必要とする場合にも適用することができることが分かる。
このように、定格周波数を中心に山型となる誤差は、定格周波数において、電圧と電流の位相が、1次オールパスフィルタ35〜40でπ/2の位相が基準された場合に得られる(図7を参照)。
図9では、定格周波数が50Hzである場合の例を示したが、定格周波数が60Hzである場合も同様である。
電力調整用電源1は、上述したように、力率を変化させると、位相と振幅が変化する可能性がある。しかし、力率を変化させなければ、数分程度はほぼ位相と振幅が安定している。
したがって、位相と振幅が安定している状態で、有効電力と無効電力を順に計量することができれば、有効電力と無効電力を2軸とする平面上で、振幅と位相を同時に補正することができる。
有効電力と無効電力は、電力調整用電源1の力率を切り替えなければ変化しないので、有効電力は有効電力量に比例し、無効電力は無効電力量に比例することから、有効電力量と無効電力量を2軸とする平面としても構わず、両者は等価である。
式(3)において、電圧用のオールパスフィルタ35〜37の係数bは、位相がθ=π/2+π/4、電流用のオールパスフィルタ38〜40の係数bは、位相がθ=π/2−π/4として代入することにより、電圧の位相を電流の位相に対してπ/2ラジアン遅らせると、電力量計3により計量された有効電力を擬似的に無効電力とすることができる。
図5は電圧の位相を電流の位相に対してπ/2ラジアン遅らせたときの周波数と位相の関係を示しており、図6は電圧の位相を電流の位相に対してπ/2ラジアン遅らせることにより、無効電力を得ることができることを示す説明図である。
図10は電圧の位相を電流の位相に対してπ/2ラジアン遅らせたときの電源周波数に対する位相誤差を示す説明図である。
図10は横軸が周波数、縦軸が位相誤差である。
電力調整用電源1は、定格周波数から±1Hz以上ずれることはないので、上記の方法によって得られる無効電力の位相ずれは、−0.01度となり、小さな位相ずれで収まることが理解される。
この方法により、電力調整用電源1の力率を切り替えることなく、有効電力と無効電力を順に得ることができるため、有効電力のみを計量することができる電力量計3であっても、この実施の形態1を適用することで、有効電力と無効電力を2軸とする平面上で、振幅と位相を同時に補正して、調整時間を短縮することができる。
以下、具体的な調整方法の一例を説明する。
マスターメータ2と調整対象の電力量計3を電力調整用電源1に接続して、マスターメータ2と調整対象の電力量計3が、電力調整用電源1から供給される有効電力と無効電力を計量する。
ただし、A相、B相、C相は、不平衡であって同じ値の有効電力と無効電力が得られないことがあるので、その場合には、それぞれの相の皮相電力を有効電力と無効電力から求め、その比で正規化された有効電力と無効電力を使用するものとする。
有効電力と無効電力を2軸とする振幅と位相の補正であるため、電力調整用電源1の力率は1.0又は0.5のどちらでもよい。また、その他の力率でもよい。ただし、マスターメータ2が有効電力と無効電力に応じたディジタル量ではなく、有効電力と無効電力に応じた間隔のパルスを出力する場合、力率が1.0であると、無効電力のパルスがほとんど出力されない。したがって、有効電力と無効電力に応じた間隔のパルスを出力する場合、無効電力のパルスの精度を高めるため、力率0.5で調整することが望ましい。
電力量計調整装置4の電力取得部11は、調整対象の電力量計3により計量されたA相、B相及びC相の有効電力を取得するとともに、調整対象の電力量計3により擬似的に出力された無効電力(電圧の位相を電流の位相に対してπ/2ラジアン遅らせて、電力量計3により計量された有効電力)を取得する。以下、電力量計3により計量されたA相の有効電力をWa、A相の無効電力をvaraで表記する。
また、電力量計調整装置4の電力取得部11は、マスターメータ2により計量されたA相、B相及びC相の真値の有効電力と無効電力を取得する。以下、マスターメータ2により計量されたA相の有効電力をWa0、A相の無効電力をvara0で表記する。
電力量計調整装置4の補正量算出部12は、電力取得部11が有効電力及び無効電力を取得すると、その有効電力及び無効電力から電力量計3における位相の補正量を算出する。
例えば、A相の位相補正は、有効電力と無効電力を2軸とすると、(Wa、vara)の座標が、真値である(Wa0、vara0)の座標と一致するように位相の補正を行えばよいので(図8を参照)、位相の補正量θaを下記のように算出する。B相及びC相の位相の補正量θb,θcについても同様にして算出する。
Figure 0004727514
電力量計調整装置4の係数設定部13は、補正量算出部12がA相、B相、C相の位相の補正量θa,θb,θcを算出すると、位相の補正量θa,θb,θcを用いて、電力量計3を構成しているオールパスフィルタ35〜40の係数bを算出する。
例えば、A相の電圧用のオールパスフィルタ35の係数bは、位相がθ=π/2+θa/2として、式(3)に代入することにより、オールパスフィルタ35の係数bを算出する。
また、A相の電流用のオールパスフィルタ38の係数bは、位相がθ=π/2−θa/2として、式(3)に代入することにより、オールパスフィルタ38の係数bを算出する。
電力量計調整装置4の係数設定部13は、上記のようにして、A相のオールパスフィルタ35,38の係数bを算出すると、その係数bをA相のオールパスフィルタ35,38に設定する。
これにより、A相の位相補正が完了する。
電力量計調整装置4の係数設定部13は、B相、C相のオールパスフィルタ36,39,37,40の係数bについても、A相のオールパスフィルタ35,38と同様にして算出し、B相、C相のオールパスフィルタ36,39,37,40の係数bをA相のオールパスフィルタ35,38の係数bと同様にして設定するが、後述するA相の振幅補正が完了してから設定する。
電力量計調整装置4の補正係数算出部14は、電力取得部11が有効電力及び無効電力を取得すると、その有効電力及び無効電力から振幅補正用の補正係数を算出する。
例えば、A相の振幅補正は、有効電力と無効電力を2軸とすると、(Wa、vara)の座標が、真値である(Wa0、vara0)の座標と一致するように振幅の補正を行えばよいので、振幅補正用の補正係数Aaを下記のように算出する。B相及びC相の補正係数Ab,Acについても同様にして算出する。
Figure 0004727514
また、補正係数算出部14は、A相、B相、C相の振幅補正用の補正係数Aa,Ab,Acを算出すると、A相の補正係数AaとB相の補正係数Abを用いて、B相のバランス補正用の補正係数Ab/Aaを算出する。また、A相の補正係数AaとC相の補正係数Acを用いて、C相のバランス補正用の補正係数Ac/Aaを算出する。
電力量計調整装置4の閾値設定部15は、補正係数算出部14がA相の振幅補正用の補正係数Aaを算出すると、その補正係数Aaに応じて電力量計3がパルスを出力する際に使用する閾値を設定する処理を実施する。
即ち、閾値設定部15は、有効電力と無効電力の2軸をパルス出力により算出している場合は、現在、電力量計3のパルス出力処理部46に設定されているパルスの閾値を1/Aa倍することにより、振幅補正を行う。
有効電力と無効電力の2軸をディジタル量に算出している場合は、現在、マスターメータ2のパルス出力処理部46に設定されているパルスの閾値を1/Aa倍した値を電力量計3のパルス出力部46に設定することにより、振幅補正を行う。
これにより、振幅補正が完了する。
上記のようにして、振幅補正と位相補正が完了すると、電力量計3が電力調整用電源1から切り離されて、実際に電力を計量する対象物に接続される。
電力量計3のA相電圧検出部21、B相電圧検出部22及びC相電圧検出部23は、計量対象物に接続されると、A相、B相、C相の電圧を検出する。
電力量計3のA/D変換器24〜26は、A相電圧検出部21、B相電圧検出部22及びC相電圧検出部23がA相、B相、C相の電圧を検出すると、A相、B相、C相の電圧をアナログ/ディジタル変換して、ディジタルの電圧信号を出力する。
また、電力量計3のA相電流検出部27、B相電流検出部28及びC相電流検出部29は、A相、B相、C相の電流を検出する。
電力量計3のA/D変換器30〜32は、A相電流検出部27、B相電流検出部28及びC相電流検出部29がA相、B相、C相の電流を検出すると、A相、B相、C相の電流をアナログ/ディジタル変換して、ディジタルの電流信号を出力する。
電力量計3の乗算器33は、A/D変換器25からB相の電圧信号を受けると、上記のようにして、電力量計調整装置4の係数設定部13により設定されたB相のバランス補正用の補正係数Aa/AbをB相の電圧信号に乗算することにより、バランス補正を実施する。
また、電力量計3の乗算器34は、A/D変換器26からC相の電圧信号を受けると、上記のようにして、電力量計調整装置4の係数設定部13により設定されたC相のバランス補正用の補正係数Aa/AcをC相の電圧信号に乗算することにより、バランス補正を実施する。
1次オールパスフィルタ35〜37は、上述したように、電力量計調整装置4の係数設定部13によって位相の補正量に応じた係数bが設定されており、A相、B相、C相の電圧の位相を補正する。
また、1次オールパスフィルタ38〜40は、上述したように、電力量計調整装置4の係数設定部13によって位相の補正量に応じた係数bが設定されており、A相、B相、C相の電流の位相を補正する。
乗算器41は、1次オールパスフィルタ35により位相が補正されたA相の電圧と1次オールパスフィルタ38により位相が補正されたA相の電流を乗算して、A相の電力を算出する。
乗算器42は、1次オールパスフィルタ36により位相が補正されたB相の電圧と1次オールパスフィルタ39により位相が補正されたB相の電流を乗算して、B相の電力を算出する。
乗算器43は、1次オールパスフィルタ37により位相が補正されたC相の電圧と1次オールパスフィルタ40により位相が補正されたC相の電流を乗算して、C相の電力を算出する。
加算器44は、乗算器41〜43がA相、B相、C相の電力を算出すると、A相、B相、C相の電力の総和を算出する。
ローパスフィルタ45は、加算器44がA相、B相、C相の電力の総和を算出すると、その電力に含まれている高調波成分を除去する。
パルス出力処理部46は、上述したように、電力量計調整装置4の閾値設定部15によって閾値が設定されており、ローパスフィルタ45から出力された電力と当該閾値を比較し、その電力と閾値の比較結果に応じた間隔でパルスを出力する。
以上で明らかなように、この実施の形態1によれば、調整対象の電力量計3により計量された有効電力及び擬似的に出力された無効電力と、マスターメータ2により計量された真値の有効電力及び無効電力とから電力量計3における位相の補正量を算出する補正量算出部12を設け、補正量算出部12により算出された補正量に応じて電力量計3を構成しているオールパスフィルタ35〜40の係数bを設定するように構成したので、無効電力計を搭載していない電力量計3の位相補正を10度程度行う場合でも、有効電力と無効電力を2軸とする調整方法を実行して、電力量計3の調整処理時間を短縮することができる効果を奏する。
また、この実施の形態1によれば、電力取得部11により取得された有効電力及び無効電力から電力量計3における振幅補正用の補正係数を算出する補正係数算出部14を設け、補正係数算出部14により算出された補正係数に応じて電力量計3がパルスを出力する際に使用する閾値を設定するように構成したので、振幅と位相を同時に補正して、電力量計3の調整処理時間を短縮することができる効果を奏する。
また、この実施の形態1によれば、A相の振幅補正用の補正係数とB相又はC相の振幅補正用の補正係数を用いて、B相又はC相のバランス補正用の補正係数を算出するように構成したので、振幅の高精度化を図ることができる効果を奏する。
この発明によれば、電力量計調整装置4によって位相の補正量に応じた係数bが設定された電圧用のオールパスフィルタ35〜37が電圧の位相を補正し、電力量計調整装置4によって位相の補正量に応じた係数bが設定された電流用のオールパスフィルタ38〜40が電流の位相を補正するように構成したので、無効電力計を搭載することなく、10度程度の位相補正の調整を受け付けることができる効果を奏する。
また、この実施の形態1によれば、オールパスフィルタ35〜40が、基準位相がπ/2に設定され、その基準位相を中心にして、電圧又は電流の位相を補正するように構成したので、位相の誤差が小さくなり、位相の高精度化を図ることができる効果を奏する。
この実施の形態1によれば、電力量計調整装置4により振幅補正用の補正係数に応じた閾値が設定されるように構成したので、振幅補正の調整を受け付けることができる効果を奏する。
また、この実施の形態1によれば、B相又はC相の振幅補正として、電力量計調整装置4により設定されたバランス補正用の補正係数を用いて、B相又はC相のバランス補正を実施するように構成したので、振幅の高精度化を図ることができる効果を奏する。
なお、この実施の形態1では、電力量計調整装置4がマスターメータ2及び電力量計3から有効電力と無効電力を取得するものについて示したが、電力量計調整装置4がマスターメータ2及び電力量計3により計量された有効電力量と無効電力量を取得するようにしてもよい。
この場合、有効電力と無効電力から位相の補正量や補正係数を算出する場合と同様にして、有効電力量と無効電力量から位相の補正量や補正係数を算出する。
この発明の実施の形態1による電力量計調整装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態1による電力量計を示す構成図である。 電圧と電流が定格周波数でπ/2ラジアンであるときの周波数と位相の関係を示す説明図である。 有効電力と無効電力の関係を示す説明図である。 電圧の位相をπ/2ラジアン遅らせたときの周波数と位相の関係を示す説明図である。 電圧の位相をπ/2ラジアン遅らせることにより、無効電力を得ることができることを示す説明図である。 電圧と電流の位相をπ/2を基準に補正することを示す説明図である。 調整対象の電力量計をマスターメータの真値に調整することを示す説明図である。 電流が電圧に対して位相が1度、5度又は10度ずれているときの有効電力量の理論誤差を示す説明図である。 電圧の位相をπ/2ラジアン遅らせたときの電源周波数に対する位相誤差を示す説明図である。
符号の説明
1 電力調整用電源、2 マスターメータ、3 電力量計、4 電力量計調整装置、11 電力取得部(電力取得手段)、12 補正量算出部(補正量算出手段)、13 係数設定部(係数設定手段)、14 補正係数算出部(補正係数算出手段)、15 閾値設定部(閾値設定手段)、21 A相電圧検出部(電圧検出手段)、22 B相電圧検出部(電圧検出手段)、23 C相電圧検出部(電圧検出手段)、24,25,26 A/D変換器(電圧検出手段)、27 A相電流検出部(電流検出手段)、28 B相電流検出部(電流検出手段)、29 C相電流検出部(電流検出手段)、30,31,32 A/D変換器(電流検出手段)、33,34 乗算器(バランス補正手段)、35,36,37 1次オールパスフィルタ(電圧用のオールパスフィルタ)、38,39,40 1次オールパスフィルタ(電流用のオールパスフィルタ)、41,42,43 乗算器(電力算出手段)、44 加算器(電力算出手段)、45 ローパスフィルタ(電力算出手段)、46 パルス出力処理部(パルス出力手段)。

Claims (2)

  1. 電圧値をディジタル値に変換する第1のA/D変換器と、
    電流値をディジタル値に変換する第2のA/D変換器と、
    前記第1のA/D変換器の出力の位相を遅らせる第1の1次オールパスフィルタと、
    前記第2のA/D変換器の出力の位相を遅らせる第2の1次オールパスフィルタと、
    前記第1の1次オールパスフィルタの出力と前記第2の1次オールパスフィルタの出力とを積算し電力を求める乗算器とを備え、
    定格周波数を電力調整用電源の周波数としたときに前記第1の1次オールパスフィルタによって前記第1のA/D変換器の出力の位相をπ/2遅らせ、定格周波数を電力調整用電源の周波数としたときに前記第2の1次オールパスフィルタによって前記第2のA/D変換器の出力の位相をπ/2遅らせたときの前記乗算器の出力から得られる有効電力、および、定格周波数を電力調整用電源の周波数としたときに前記第1の1次オールパスフィルタによって前記第1のA/D変換器の出力の位相をπ/2+π/4遅らせ、定格周波数を電力調整用電源の周波数としたときに前記第2の1次オールパスフィルタによって前記第2のA/D変換器の出力の位相をπ/2―π/4遅らせたときの前記乗算器の出力から得られる無効電力から位相補正量を求める補正量算出部と、前記補正量算出部の出力から前記第1の1次オールパスフィルタおよび前記第2の1次オールパスフィルタの位相遅延量を設定する係数設定部とを備えた電力量計調整装置から前記位相遅延量が設定されたときの前記乗算器の出力から電力量を計量することを特徴とする電力量計
  2. 複数相の各相に、第1のA/D変換器と第2のA/D変換器と第1の1次オールパスフィルタと第2の1次オールパスフィルタと乗算器とを備えると共に、
    各相の乗算器の出力の総和を算出する加算器と、前記加算器の出力の高周波成分を除去するローパスフィルタと、前記ローパスフィルタの出力と所定の閾値との比較結果に応じた間隔でパルスを出力するパルス出力処理部とを備え、
    かつ、電力量調整装置は、各相の有効電力および無効電力から補正係数を算出する補正係数算出部を有し、
    各相の前記補正係数算出部の出力から求まる補正係数を各相の第1のA/D変換器の出力に乗算することを特徴とする請求項1記載の電力量
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