JPWO2009096515A1 - マイクロ波プラズマ処理装置 - Google Patents

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Abstract

マイクロ波プラズマ処理装置において、プラズマを形成するためのマイクロ波を放射する平面アンテナ(31)は、その面を同心状に中央領域(31a)、外周領域(31c)、これらの中間領域(31b)に分けた場合に、互いに向きの異なるマイクロ波放射孔(32)の対が、中央領域(31a)および外周領域(31c)に同心円状に複数配列され、中間領域31bにはマイクロ波放射孔が形成されておらず、マイクロ波透過板(28)は、そのマイクロ波放射面に凹部(28a)が形成されている。

Description

本発明は、酸化処理や窒化処理等のプラズマ処理を行うマイクロ波プラズマ処理装置に関する。
プラズマ処理は、半導体デバイスの製造に不可欠な技術であるが、近時、LSIの高集積化、高速化の要請からLSIを構成する半導体素子のデザインルールが益々微細化され、また、半導体ウエハが大型化されており、それにともなって、プラズマ処理装置においてもこのような微細化および大型化に対応するものが求められている。
ところが、従来から多用されてきた平行平板型や誘導結合型のプラズマ処理装置では、電子温度が高いため微細素子にプラズマダメージを生じてしまい、また、プラズマ密度の高い領域が限定されるため、大型の半導体ウエハを均一かつ高速にプラズマ処理することは困難である。
そこで、高密度で低電子温度のプラズマを均一に形成することができるRLSA(Radial Line Slot Antenna)マイクロ波プラズマ処理装置が注目されている(例えば国際公開第2004/008519号パンフレット)。
RLSAマイクロ波プラズマ処理装置は、チャンバーの上部に所定のパターンで多数のスロットが形成された平面アンテナ(Radial Line Slot Antenna)を設け、マイクロ波発生源から導かれたマイクロ波を、平面アンテナのスロット(放射孔)から放射させるとともに、その下に設けられた誘電体からなるマイクロ波透過板を介して真空に保持されたチャンバー内に放射し、このマイクロ波電界によりチャンバー内に導入されたガスをプラズマ化し、このように形成されたプラズマにより半導体ウエハ等の被処理体を処理するものである。
このRLSAマイクロ波プラズマ処理装置では、アンテナ直下の広い領域に亘って高いプラズマ密度を実現でき、短時間で均一なプラズマ処理を行うことが可能である。また、低電子温度プラズマが形成されるため、素子へのダメージが小さい。
このような低ダメージでかつ均一性の高い利点を利用して、酸化処理や窒化処理等、種々の処理への適用が検討されている。
このようなマイクロ波プラズマ処理装置においては、マイクロ波発生装置にて発生したマイクロ波を、導波管を介して複数のスロット(放射孔)が形成された平面アンテナに導く。そして、平面アンテナの中心部から周辺部に向けてマイクロ波が伝播し、その過程で複数のスロットから誘電体からなるマイクロ波透過板を透過して円偏波のマイクロ波がチャンバー内へ放射される。この放射されたマイクロ波よって生成される電磁界により、チャンバー内に導入したガスのプラズマが生成される。
ところで、上記文献では、均一なプラズマを得るために、平面アンテナのスロットを基本的に均一になるように形成し、マイクロ波透過板はフラットに形成されているが、マイクロ波が、平面アンテナの中心部から周辺部に向けて伝播しつつスロットから誘電体からなるマイクロ波透過板を透過してチャンバー内に放射されるため、マイクロ波が誘電体からなるマイクロ波透過板を透過する際に発生する反射波等の影響により、マイクロ波が均一にチャンバー内に導入されず、例えば中央部のほうが周辺部よりも電界強度が高くなってしまう等、必ずしも電界強度が均一にならず、要求されるプラズマの均一性が得られない場合がある。また、マイクロ波の効率も必ずしも十分とはいえない。
発明の概要
本発明の目的は、マイクロ波を均一に放射することができ、均一性の高いプラズマを形成することができるとともに、マイクロ波パワーを効率よく導入することができるマイクロ波プラズマ処理装置を提供することにある。
本発明の第1の観点によれば、マイクロ波によって処理ガスのプラズマを形成し、そのプラズマにより被処理体にプラズマ処理を施すマイクロ波プラズマ処理装置であって、被処理体が収容されるチャンバーと、 前記チャンバー内で被処理体を載置する載置台と、マイクロ波を発生させるマイクロ波発生源と、マイクロ波発生源で発生されたマイクロ波を前記チャンバーに向けて導く導波管と、前記導波管に導かれたマイクロ波を前記チャンバーに向けて放射する、導体からなる平面アンテナと、前記チャンバーの天壁を構成し、前記平面アンテナのマイクロ波放射孔を通過したマイクロ波を透過する、誘電体からなるマイクロ波透過板と、 前記チャンバー内に処理ガスを供給する処理ガス供給部とを具備し、前記平面アンテナは、一方向に長い複数のマイクロ波放射孔を有し、その面を同心状に中央領域、外周領域、これらの中間領域に分けた場合に、互いに向きの異なる前記マイクロ波放射孔の対が、前記中央領域および前記外周領域に同心円状に複数配列され、前記中間領域にはマイクロ波放射孔が形成されておらず、前記マイクロ波透過板は、そのマイクロ波放射面に凹部が形成されているマイクロ波プラズマ処理装置が提供される。
上記第1の観点において、前記凹部は、前記載置台に載置された被処理体に対応する部分に形成されていることが好ましい。また、前記マイクロ波透過板は断面アーチ状をなしていることが好ましい。さらに、前記マイクロ波透過板の前記凹部に対応する部分はフラットであることが好ましい。
本発明の第2の観点によれば、マイクロ波によって処理ガスのプラズマを形成し、そのプラズマにより被処理体にプラズマ処理を施すマイクロ波プラズマ処理装置であって、被処理体が収容されるチャンバーと、前記チャンバー内で被処理体を載置する載置台と、マイクロ波を発生させるマイクロ波発生源と、マイクロ波発生源で発生されたマイクロ波を前記チャンバーに向けて導く導波管と、前記導波管に導かれたマイクロ波を前記チャンバーに向けて放射する、導体からなる平面アンテナと、前記チャンバーの天壁を構成し、前記平面アンテナのマイクロ波放射孔を通過したマイクロ波を透過する、誘電体からなるマイクロ波透過板と、 前記チャンバー内に処理ガスを供給する処理ガス供給部とを具備し、前記平面アンテナは、一方向に長い複数のマイクロ波放射孔を有し、その面を同心状に中央領域、外周領域、これらの中間領域に分けた場合に、互いに向きの異なる前記マイクロ波放射孔の対が、前記中央領域および前記外周領域に同心円状に複数配列され、前記中間領域にはマイクロ波放射孔が形成されておらず、前記マイクロ波透過板は、そのマイクロ波放射面が凹凸状に形成されているマイクロ波プラズマ処理装置が提供される。
上記第2の観点において、前記マイクロ波透過板のマイクロ波放射面は、凸部と凹部とが交互に同心状に形成されていることが好ましい。
上記第1および第2の観点において、前記対をなすマイクロ波放射孔は、これらの長手方向の一端が近接し、他端が広がるように形成されていることが好ましい。この場合に、前記マイクロ波放射孔の対を構成する各マイクロ波放射孔の長手方向同士のなす角度が80〜100°であることが好ましい。また、前記中央領域に形成されたマイクロ波透過孔の長手方向の長さは、前記外周領域に形成されたマイクロ波透過孔の長手方向の長さよりも短いことが好ましい。さらに、前記マイクロ波透過板のマイクロ波放射面は、その周縁部に下方に突出する環状をなす突出部を有する構成とすることができる。
本発明によれば、マイクロ波を放射する平面アンテナを、その面を同心状に中央領域、外周領域、これらの中間領域に分けた場合に、互いに向きの異なるマイクロ波放射孔の対が、前記中央領域および前記外周領域に同心円状に複数配列され、前記中間領域にはマイクロ波放射孔が形成されていない構成とし、かつ、マイクロ波透過板のマイクロ波放射面を、凹部が形成されているか、または、凹凸状に形成されているようにしたので、マイクロ波透過板において中心部から周辺部に向けてマイクロ波が伝播し、マイクロ波放射孔からマイクロ波透過板を透過して、チャンバー内にマイクロ波を放射させる際に、定在波や反射波を極力少なくして効率よく均一に放射させることができ、均一性の高いプラズマを形成することができる。
本発明の一実施形態に係るマイクロ波プラズマ処理装置を示す概略断面図である。 図1のマイクロ波プラズマ処理装置に用いた平面アンテナの構造を示す図である。 マイクロ波透過板に形成される凹部の他の構造例を示す断面図である。 マイクロ波透過板に形成される凹部の他の構造例を示す断面図である。 マイクロ波透過板に形成される凹部の他の構造例を示す断面図である。 マイクロ波透過板に形成される凹部の他の構造例を示す断面図である。 マイクロ波透過板に形成される凹部の他の構造例を示す断面図である。 本発明の他の実施形態に係るマイクロ波プラズマ処理装置のガス供給系の部分を示す図である。 図6Aの電界強度分布を求めた位置を示す図である。 図6Bの電界強度分布を求めた位置を示す図である。 断面アーチ状のマイクロ波透過板を用いた際のアーチ部下面の電界強度分布を示す図である。 フラット形状のマイクロ波透過板を用いた場合のその下面の電界強度分布を示す図である。 図8Aの電界強度分布を求めた位置を示す図である。 図8Bの電界強度分布を求めた位置を示す図である。 断面アーチ状のマイクロ波透過板を用いた際のマイクロ波透過板の上面からその30mm下方位置までの部分の電界強度分布を示す図である。 フラット形状のマイクロ波透過板を用いた際のマイクロ波透過板の上面からその30mm下方位置までの部分の電界強度分布を示す図である。 マイクロ波透過板としてフラット形状のものを用いた場合の各マイクロ波パワーにおける酸化プラズマの電子密度分布を示す図である。 マイクロ波透過板として断面アーチ状のものを用いた場合の各マイクロ波パワーにおける酸化プラズマ電子密度分布を示す図である。 マイクロ波透過板としてフラット形状のものを用いた場合の各マイクロ波パワーにおける窒化プラズマの電子密度分布を示す図である。 マイクロ波透過板として断面アーチ状のものを用いた場合の各マイクロ波パワーにおける窒化プラズマ電子密度分布を示す図である。 本発明のさらに他の実施形態に係るマイクロ波プラズマ処理装置を示す部分断面図である。 図13のマイクロ波透過板の底面図である。 本発明のさらにまた他の実施形態に係るマイクロ波プラズマ処理装置を示す部分断面図である。
発明を実施するための形態
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るマイクロ波プラズマ処理装置を模式的に示す断面図である。このプラズマ処理装置は、複数のスロットを有する平面アンテナ、特にRLSA(Radial Line Slot Antenna;ラジアルラインスロットアンテナ)にて処理室内にマイクロ波を導入してプラズマを発生させることにより、高密度かつ低電子温度のマイクロ波プラズマを発生させ得るRLSAマイクロ波プラズマ処理装置として構成されている。
このプラズマ処理装置100は、気密に構成され、接地された略円筒状のチャンバー1を有している。チャンバー1の底壁1aの略中央部には円形の開口部10が形成されており、底壁1aにはこの開口部10と連通し、下方に向けて突出する排気室11が設けられている。
チャンバー1内には被処理基板である半導体ウエハ(以下、「ウエハ」と記す)Wを水平に支持するためのAlN等のセラミックスからなるサセプタ(載置台)2が設けられている。このサセプタ2は、排気室11の底部中央から上方に延びる円筒状のAlN等のセラミックスからなる支持部材3により支持されている。サセプタ2の外縁部にはウエハWをガイドするためのガイドリング4が設けられている。また、サセプタ2には抵抗加熱型のヒータ5が埋め込まれており、このヒータ5はヒータ電源6から給電されることによりサセプタ2を加熱して、その熱で被処理体であるウエハWを加熱する。このとき、例えば室温から800℃までの範囲で処理温度が制御可能となっている。なお、チャンバー1の内周には、不純物の少ない高純度の石英からなる円筒状のライナー7が設けられている。このライナー7により金属などのコンタミを防止し、クリーンな環境を形成することができる。また、サセプタ2の外周側には、チャンバー1内を均一排気するため、多数の排気孔8aを有する不純物の少ない高純度の石英からなるバッフルプレート8が環状に設けられ、このバッフルプレート8は、複数の支柱9により支持されている。
サセプタ2には、ウエハWを支持して昇降させるためのウエハ支持ピン(図示せず)がサセプタ2の表面に対して突没可能に設けられている。
チャンバー1の側壁には環状をなすガス導入部材15が設けられており、均等にガス放射孔が形成されている。このガス導入部材15にはガス供給部16が接続されている。ガス導入部材はシャワー状に配置してもよい。このガス供給部16は、例えばArガス供給源17、Oガス供給源18、Hガス供給源19を有しており、これらのガスが、それぞれガスライン20を介してガス導入部材15に至り、ガス導入部材15のガス放射孔からチャンバー1内に均一に導入される。ガスライン20の各々には、マスフローコントローラ21およびその前後の開閉バルブ22が設けられている。なお、Arガスに代えて他の希ガス、例えばKr、He、Ne、Xeなどのガスを用いてもよく、また、後述するように希ガスは含まなくてもよい。
上記排気室11の側面には排気管23が接続されており、この排気管23には高速真空ポンプを含む排気装置24が接続されている。そしてこの排気装置24を作動させることによりチャンバー1内のガスが、排気室11の空間11a内へ均一に排出され、排気管23を介して排気される。これによりチャンバー1内を所定の真空度、例えば0.133Paまで高速に減圧することが可能となっている。
チャンバー1の側壁には、プラズマ処理装置100に隣接する搬送室(図示せず)との間でウエハWの搬入出を行うための搬入出口25と、この搬入出口25を開閉するゲートバルブ26とが設けられている。
チャンバー1の上部は開口部となっており、この開口部に、周縁部に沿ってチャンバー1内に突出するようにリング状のリッド27が設けられており、その突出部分が支持部27aとなっている。この支持部27に誘電体、例えば石英やAl、AlN等のセラミックスからなり、後述する平面アンテナ31のマイクロ波放射孔32(スロット)から放射された円偏波のマイクロ波を透過するマイクロ波透過板28がシール部材29を介して気密に設けられている。これにより、チャンバー1内は気密に保持される。マイクロ波は、このマイクロ波透過板28を透過してチャンバー1内に放射され、チャンバー1内に電磁界を発生する。このマイクロ波透過板28は、その下面のマイクロ波放射面の中央部に凹部28aが形成されている。そして、凹部28aの形状は断面アーチ状となっており、凹部28aの径はウエハWの径よりも大きくなっており、さらに凹部28aのウエハWに対応する部分はフラット形状をなしている。このときの凹部28aに対応する部分のマイクロ波透過板28の厚さは1/4×λg(λg:マイクロ波の管内波長)以下が好ましい。例えばマイクロ波が2.45GHzの場合には10〜30mm(1/10×λg〜1/4×λg)が好ましい。また、凹部28の高さは、15〜25mm(1/8×λg〜1/5×λg)が好ましい。
マイクロ波透過板28の上方には、サセプタ2と対向するように、円板状の平面アンテナ31が設けられている。この平面アンテナ31はチャンバー1の側壁上端に係止されている。平面アンテナ31は、マイクロ波透過板28よりも少し大きな径を有しており、厚みが0.1〜数mm(例えば1mm)の導電性材料、例えば表面が銀または金メッキされた銅またはアルミニウムまたはNiからなる円板であり、複数のマイクロ波放射孔32(スロット)が所定のパターンで貫通して形成された構成となっている。
具体的には、図2に示すように、マイクロ波放射孔32は一方向に長い形状を有し、互いに向きの異なる2つのマイクロ波放射孔32が対をなし、このマイクロ波放射孔32の対から円偏波のマイクロ波を放射するようになっている。そして、平面アンテナ31の面を同心状に中央領域31a、外周領域31c、これらの中間領域31bに分けた場合に、このようなマイクロ波放射孔32の対が、中央領域31aおよび外周領域31cには同心円状に複数配列され、中間領域31bにはマイクロ波放射孔32が形成されていない。中央領域31aの内側のマイクロ波放射孔32の中心点と平面アンテナ31の中心との距離を1としたとき、外側領域の内側のマイクロ波放射孔32の中心点と平面アンテナ31の中心との距離は2〜4が好ましく、2.58が最適である。
対をなすマイクロ波放射孔32は、これらの長手方向の一端が近接し、他端が広がるように形成され、図2では長手方向同士のなす角度が90°程度である。この角度は、80〜100°が好ましく85〜95°がさらに好ましい。また、マイクロ波放射孔32は、図2では平面アンテナ31の中心からその長手方向中心を通る線に対して45°に近い角度を有している。この角度は40〜50°が好ましい。さらに、中央領域31aに形成されているマイクロ波放射孔32の長手方向の長さは、外周領域31cに形成されているマイクロ波放射孔32の長手方向の長さよりも短くなっている。また、外周領域31cおよび中央領域31aのマイクロ波放射孔32の対は、いずれも等間隔で形成されている。この例ではマイクロ波放射孔32の対が外周領域31cでは24個設けられ、中央領域31aでは6個設けられている。ただし、これらの個数は特に限定されず、要求される特性に応じて決定すればよい。
上記マイクロ波透過板28の凹部28aとマイクロ波放射孔32の位置関係については、凹部28aが、外周領域31cに形成されたマイクロ波放射孔32の対のうち、内側のマイクロ波透過孔32の少なくとも一部にかかるようになっていることが好ましい。これにより、マイクロ波透過板28の凹部28aに対応する部分の下面における電界強度を高くすることができる。
この平面アンテナ31の上面には、真空よりも大きい誘電率を有する例えば石英、ポリテトラフルオロエチレン、ポリイミドなどの樹脂からなる遅波材33が設けられている。この遅波材33は、真空中ではマイクロ波の波長が長くなることから、マイクロ波の波長を短くしてプラズマを調整する機能を有している。なお、平面アンテナ31とマイクロ波透過板28との間、また、遅波材33と平面アンテナ31との間は、それぞれ密着して配置されているが、離間して配置されていてもよい。平面アンテナ31のスロット32の配置と遅波材33により反射波を抑制することができ、マイクロ波導入効率を高めることができる。
チャンバー1の上面には、これら平面アンテナ31および遅波材33を覆うように、例えばアルミニウムやステンレス鋼、銅等の金属材からなる導波管機能を有するカバー部材34が設けられている。チャンバー1の上面とカバー部材34とはシール部材35によりシールされている。カバー部材34には、冷却水流路34aが形成されており、そこに冷却水を通流させることにより、カバー部材34、遅波材33、平面アンテナ31、マイクロ波透過板28を冷却するようになっている。これにより、マイクロ波透過板28、平面アンテナ32、遅波材33、カバー部材34が、プラズマにより加熱されることによって変形することや破損することが防止される。なお、カバー部材34は接地されている。
カバー部材34の上壁の中央には開口部36が形成されており、この開口部には導波管37が接続されている。この導波管37の端部には、マッチング回路38を介してマイクロ波発生装置39が接続されている。これにより、マイクロ波発生装置39で発生した例えば周波数2.45GHzのマイクロ波が導波管37を介して上記平面アンテナ31へ伝搬されるようになっている。なお、マイクロ波の周波数としては、8.35GHz、1.98GHz等を用いることもできる。
導波管37は、上記カバー部材34の開口部36から上方へ延出する断面円形状の同軸導波管37aと、この同軸導波管37aの上端部にモード変換器40を介して接続された水平方向に延びる矩形導波管37bとを有している。矩形導波管37bと同軸導波管37aとの間のモード変換器40は、矩形導波管37b内をTEモードで伝播するマイクロ波をTEMモードに変換する機能を有している。同軸導波管37aの中心にはステンレス鋼(SUS)、銅、アルミニウム等の金属製の内導体41が延在しており、この内導体41の下端部が平面アンテナ31の中心に形成された穴31dに挿入され、反対側からネジで接続固定されている。これにより、マイクロ波は、同軸導波管37aの内導体41を介して平面アンテナ31とカバー部材34で形成される扁平導波管へ均一に効率よく伝播されて、平面アンテナ31のマイクロ波透過孔32からマイクロ波透過板28を透過してチャンバー1内に均一に放射される。
マイクロ波プラズマ処理装置100の各構成部は、マイクロプロセッサ(コンピュータ)を備えたプロセスコントローラ50に接続されて制御される構成となっている。プロセスコントローラ50には、オペレータがプラズマ処理装置100を管理するためにコマンドの入力操作等を行うキーボードや、プラズマ処理装置100の稼働状況を可視化して表示するディスプレイ等からなるユーザーインターフェース51と、プラズマ処理装置100で実行される各種処理をプロセスコントローラ50の制御にて実現するための制御プログラムや、処理条件に応じてプラズマ処理装置100の各構成部に処理を実行させるためのプログラムすなわちレシピが格納された記憶部52が接続されている。レシピは記憶部52の中の記憶媒体に記憶されている。記憶媒体は、ハードディスクや半導体メモリであってもよいし、CDROM、DVD、フラッシュメモリ等の可搬性のものであってもよい。また、他の装置から、例えば専用回線を介してレシピを適宜伝送させるようにしてもよい。
そして、必要に応じて、ユーザーインターフェース51からの指示等にて任意のレシピを記憶部52から呼び出してプロセスコントローラ50に実行させることで、プロセスコントローラ50の制御下で、プラズマ処理装置100での所望の処理が行われる。
次に、このように構成されるプラズマ処理装置100によってプラズマ酸化処理を行う動作について説明する。
まず、ゲートバルブ26を開にして搬入出口25から酸化処理すべきウエハWをチャンバー1内に搬入し、サセプタ2上に載置する。
そして、ガス供給系16のArガス供給源17およびOガス供給源18から、ArガスおよびOガスを所定の流量でガス導入部材15を介してチャンバー1内に導入し、所定の処理圧力に維持する。チャンバー1内の処理圧力は、例えば6.7〜677Paの範囲とされる。また、処理ガス中の酸素の割合(流量比すなわち体積比)は、0.1〜100%とされる。処理ガスの流量は、例えば、Arガス:0〜5000mL/min、Oガス:1〜1000mL/minとされる。
また、Arガス供給源17およびOガス供給源18からのArガスおよびOガスに加え、Hガス供給源19からHガスを所定比率で導入することもできる。Hガスを供給することにより、プラズマ酸化処理における酸化レートを向上させることができる。これは、Hガスを供給することでOHラジカルが生成され、これが酸化レート向上に寄与するためである。この場合、Hの割合は、処理ガス全体の量に対して0.1〜10%となるようにすることが好ましい。Hガスの流量は1〜500mL/min(sccm)が好ましい。
なお、処理温度は200〜800℃の範囲とすることができ、400〜600℃が好ましい。
次いで、マイクロ波発生装置39からのマイクロ波を、マッチング回路38を経て導波管37に導く。マイクロ波は、矩形導波管37b、モード変換器40、および同軸導波管37aを順次通って平面アンテナ31に供給される。マイクロ波は、矩形導波管37b内ではTEモードで伝搬し、このTEモードのマイクロ波はモード変換器40でTEMモードに変換されて、同軸導波管37a内を平面アンテナ31とカバー部材34とからなる扁平導波管に向けて伝搬され、平面アンテナ31のマイクロ波放射孔32の対から円偏波として放射され、マイクロ波透過板28を透過してチャンバー1内におけるウエハWの上方空間に放射される。この際、マイクロ波発生装置39のパワーは、0.5〜5kW(0.2〜2.5W/cm)とすることが好ましい。
平面アンテナ板31からマイクロ波透過板28を介してチャンバー1に放射されたマイクロ波によりチャンバー1内で電磁界が形成され、Arガス、Oガス等がプラズマ化し、このプラズマによりウエハWのシリコン表面を酸化する。このマイクロ波プラズマは、マイクロ波が平面アンテナ板31の多数のマイクロ波放射孔32から放射されることにより、略1×1010〜5×1012/cmあるいはそれ以上の高密度のプラズマとなり、その電子温度は、0.5〜2eV程度と低く、ウエハ近傍では1.1eV以下とより低い。つまり、低電子温度のプラズマのため酸化膜へのプラズマ中のイオン等によるダメージが小さく、良質なシリコン酸化膜を形成できるというメリットがある。
しかしながら、マイクロ波は、平面アンテナ31において中心部から周辺部に向けて伝播し、その過程で複数のスロット32から誘電体からなるマイクロ波透過板38を透過して円偏波のマイクロ波がチャンバー1内へ放射されるが、誘電体からなるマイクロ波透過板28を透過する際に反射波の発生等の影響により、マイクロ波が均一にチャンバー内に導入されず、例えば中央部のほうが周辺部よりも電界強度が高くなる等、誘電体内部の電界強度が不均一になるため、要求されるプラズマの均一性が得られない場合が生じ、必ずしも均一なプラズマ処理ができない。このため、酸化膜の膜厚均一性が5%前後となってしまう。
そこで、本実施形態では、平面アンテナ31として、図2に示すように、平面アンテナ31の面を同心状に中央領域31a、外周領域31c、これらの中間領域31bに分けた場合に、円偏波のマイクロ波を放射するマイクロ波放射孔32の対が、中央領域31aおよび外周領域31cには同心円状に複数配列され、中間領域31bにはマイクロ波放射孔32が形成されていないものを用いている。これにより、マイクロ波がマイクロ波透過板28の中心部から周辺部に向けて伝播して、マイクロ波放射孔32から放射する際に、均一に放射することができる。また、マイクロ波透過板28のマイクロ波放射面には凹部28aが形成されているため、マイクロ波透過板28の中央部の厚さが薄くなり、反射波の生成を抑えて効率よくマイクロ波を放射することができるとともに、平面アンテナ31のスロット32からの均一なマイクロ波を均一性を保ったまま放射することができる。このため、マイクロ波透過板28のマイクロ波放射面の電界強度を大きくかつ均一にすることができ、プラズマ強度の面内均一性を高めることができる。特に、本実施形態の場合には、凹部28aの形状は断面アーチ状となっていて、凹部28aの径はウエハWの径よりも大きく、かつ凹部28aのウエハWに対応する部分はフラット形状をなしているので、ウエハWに対応する部分に均一に電界が形成され、しかも、ウエハWの側方からも電界が供給される。このため、ウエハW面内の電界強度の均一性が高い。
また、平面アンテナ31に形成されたマイクロ波放射孔32の対は、各マイクロ波放射孔32の長手方向の一端が近接し、他端が広がるように形成されているので、マイクロ波パワーを効率良く均一にチャンバー1内に導入することができるという効果を得ることができる。また、これらの長手方向同士のなす角度を80〜100°、好ましくは85〜95°、例えば90°程度とすることにより、チャンバー1内に導入するマイクロ波のパワー効率および均一性をより高めることができる。また、マイクロ波放射孔32は、平面アンテナ31の中心からその長手方向中心を通る線に対して、45°に近い角度とすることにより、同様に、チャンバー1内に導入するマイクロ波のパワー効率および均一性をより高めることができる。さらに、中央領域31aに形成されているマイクロ波放射孔32の長手方向の長さが、外周領域31cに形成されているマイクロ波放射孔32の長手方向の長さよりも短くすることにより、同様にマイクロ波のパワー効率および均一性をより高めることができる。
なお、上記実施形態ではマイクロ波透過板28の凹部28aは、断面アーチ状としたが、これに限らず、図3Aのような断面山形の凹部28b、図3Bのような断面台形状の凹部28c、図3Cのような断面矩形状の凹部28d、図3Dのような断付き形状を有する凹部28e、図3Eのようなドーム状の凹部28f等、種々の形状を採用することができる。ただし、図1のようなマイクロ波透過板28が最も効果が高い。
次に、本発明の他の実施形態について説明する。
従前の実施形態では酸化処理を行うマイクロ波プラズマ処理装置について説明したが、本実施形態では酸化処理の代わりに窒化処理を行うものである。図4は本実施形態のマイクロ波プラズマ処理装置のガス供給系の部分を示す図である、図4に示すように、本実施形態では、ガス供給系16の代わりに、Arガス供給源17′、Nガス供給源18′を有するガス供給系16′を用い、ArガスおよびNガスをチャンバー1内に供給しつつ同様に窒素のマイクロ波プラズマを形成して窒化処理を行うようにしており、それ以外の構成は図1と同様である。このときの窒化処理の条件としては、例えば、温度:300〜800℃、チャンバー1内の圧力:1.3〜133Pa、Arガス流量:0〜5000mL/min、Nガス流量:1〜1000mL/minを挙げることができる。
次に、シミュレーション結果について説明する。ここでは、平面アンテナとして図2に示すものを用い、マイクロ波透過板として、フラット形状のもの、および図1の断面アーチ状のものを用いたマイクロ波プラズマ処理装置についてのシミュレーション結果を示す。このときの条件は以下の通りである。なお、シミュレーションはプラズマの電子密度がマイクロ波透過板の下面近傍で5〜9×1010/cm、マイクロ波透過板の上面から66.5mm下方の位置でのプラズマの電子密度が1×1012/cmとなるようにして行った。
境界条件:完全導体
マイクロ波周波数:2.45G
入力パワー:2000W
マイクロ波透過板:SiO
誘電率:SiO=4.2、空気=1.0
チャンバー内圧力:13.3Pa(100mTorr)
温度:500℃
まず、この条件でマイクロ波を供給しマイクロ波透過板からマイクロ波を放射した際のマイクロ波透過板の下面電界強度をシミュレートした。
図1の断面アーチ状のマイクロ波透過板を用いた場合には、図5Aに示すように、マイクロ波透過板のアーチ部の下面に沿ったL1線で示す面の電界強度分布を求め、フラット形状のマイクロ波透過板を用いた場合には、図5Bに示すように、マイクロ波透過板の下面(L2線)の電界強度分布を求めた。その結果をそれぞれ図6A、図6Bに示す。断面アーチ状のマイクロ波透過板の場合には、図6Aに示すように、マイクロ波放射面である下面のウエハWに対応する凹部における電界強度が高くかつ均一であるのに対し、フラット形状のマイクロ波透過板の場合には、図6Bに示すように、マイクロ波放射面である下面は、ウエハに対応する部分を含めた全体部分の電界強度が低くかつ不均一であった。
次に、マイクロ波透過板の高さ方向の電界強度をシミュレートした。
図1の断面アーチ状のマイクロ波透過板を用いた場合には、図7Aに示すように、マイクロ波透過板の上面からその30mm下方位置までの部分の電界強度分布を求め、フラット形状のマイクロ波透過板を用いた場合にも、図7Bに示すように、マイクロ波透過板の上面からその30mm下方位置までの部分の電界強度分布を求めた。その結果をそれぞれ図8A、図8Bに示す。断面アーチ状のマイクロ波透過板の場合には、図8Aに示すように、全体的に電界強度が高く均一性も高いが、フラット形状のマイクロ波透過板の場合には、図8Bに示すように、電界強度の高い部分がまだらに存在し、電界強度および均一性ともに低いものであった。これは、誘電体であるマイクロ波透過板の内部をマイクロ波が透過する際に、反射波が生成する部分があるためと考えられる。
次に、シミュレーション結果から、パワーバランスを求めた。その結果、断面アーチ状のマイクロ波透過板を用いた場合には、2000Wのトータルパワーのうち、チャンバーに入ったものが1344W、プラズマに吸収されたものが1301W、反射が656Wであった。一方、フラット形状のマイクロ波透過板を用いた場合には、2000Wのトータルパワーのうち、チャンバーに入ったものが234W、プラズマに吸収されたものが216W、反射が1766Wであった。この結果から、本発明の場合に極めて効率よくマイクロ波を供給できることが確認された。
次に、実際にプラズマを形成し、酸化処理を行った結果について説明する。
ここでは、平面アンテナとして図2に示すものを用い、マイクロ波透過板として、フラット形状のもの、および図1の断面アーチ状のものをそれぞれ用いたマイクロ波プラズマ処理装置により、まず、実際に酸化プラズマを形成してプラズマ中の電子密度の分布を求めた。条件としては、チャンバー内圧力を133Pa(1Torr)、Arガス流量を1500mL/min(sccm)、Oガス流量を150mL/min(sccm)とし、マイクロ波パワーを2000W、3000W、4000Wと変化させた。その際の電子密度分布を図9および図10に示す。これらの図に示すように、フラット形状のマイクロ波透過板を用いるよりも、断面アーチ状のマイクロ波透過板を用いるほうがプラズマ中の電子密度の均一性が高いことが確認された。
次に、同様の装置により、実際に酸化処理を行った。条件としては、チャンバー内圧力を266Pa(2Torr)、Arガス流量を2000mL/min(sccm)、Oガス流量を200mL/min(sccm)とし、マイクロ波パワーを2000W、3000W、4000Wと変化させ、サセプタ温度を400℃として30secの酸化処理を行い、酸化膜の面内膜厚分布を求めた。
フラット形状のマイクロ波透過板を用いた場合には、2000Wで平均膜厚が1.22nm、ばらつきが3.39%、3000Wで平均膜厚が1.34nm、ばらつきが2.27%であったのに対し、断面アーチ状の図1のマイクロ波透過板を用いた場合には、2000Wで平均膜厚が1.16nm、ばらつきが0.90%、3000Wで平均膜厚が1.26%、ばらつきが1.02%であり、図2のアンテナと断面アーチ状のマイクロ波透過板の組み合わせにより、ウエハ面内における酸化膜の膜厚分布が小さくなることが確認された。
次に、実際にプラズマを形成し、窒化処理を行った結果について説明する。
ここでも同様に、平面アンテナとして図2に示すものを用い、マイクロ波透過板として、フラット形状のもの、および図1の断面アーチ状のものをそれぞれ用いたマイクロ波プラズマ処理装置を用いた。そしてまず、実際に窒化プラズマを形成してプラズマ中の電子密度の分布を求めた。条件としては、チャンバー内圧力を6.7Pa(50mTorr)、Arガス流量を1000mL/min(sccm)、Nガス流量を40mL/min(sccm)とし、マイクロ波パワーを600W、800W、1000W、1500W、2000Wと変化させた。その際の電子密度分布を図11および図12に示す。これらの図に示すように、窒化プラズマの場合には低圧でプラズマ生成を行うので、比較的高い圧力である酸化プラズマの場合と分布が異なっているが、やはりフラット形状のマイクロ波透過板ではプラズマの電子密度分布が不均一になる傾向にあり、断面アーチ状のマイクロ波透過板を用いるほうがプラズマ中の電子密度の均一性が高いことが確認された。
次に、同様の装置により、実際に窒化処理を行った。条件は上記の条件と同様、チャンバー内圧力を6.7Pa(50mTorr)、Arガス流量を1000mL/min(sccm)、Nガス流量を40mL/min(sccm)とし、マイクロ波パワーを600W、800W、1000W、1500W、2000Wと変化させ、サセプタ温度を250℃として30secの窒化処理を行い、窒化膜の面内膜厚分布を求めた。
フラット形状のマイクロ波透過板を用いた場合には、800Wにおいて窒化膜の膜厚が最も均一になり、平均膜厚が1.74nm、ばらつきが1.25%であったのに対し、断面アーチ状の図1のマイクロ波透過板を用いた場合には、1500Wにおいて窒化膜の膜厚が最も均一になり、平均膜厚が2.02nm、ばらつきが0.62%であった。このことから、図2のアンテナと断面アーチ状のマイクロ波透過板の組み合わせにより、ウエハ面内における窒化膜の膜厚分布が小さくなることが確認された。
次に、本発明のさらに他の実施形態について説明する。
図13は本発明のさらに他の実施形態に係るマイクロ波プラズマ処理装置を示す部分断面図である。図13に示すように、ここではマイクロ波透過板28として、その下面のマイクロ波透過面が凹凸状に形成されているものを用いている。具体的には、図14の底面図にも示すように、凸部28gと凹部28hとが交互に同心円状に形成されている。
このような構成により、マイクロ波透過板28の面内方向に定在波が形成されることを有効に防止することができ、このような凹凸状のマイクロ波透過板28によっても、放射するマイクロ波の均一性を高め、かつ効率よくマイクロ波を放射することができる。
なお、凸部および凹部の配列は、必ずしも同心円状に限らず、他の種々の配列を適用することもできる。
次に、本発明のさらにまた他の実施例について説明する。
図15は本発明のさらにまた他の実施形態に係るマイクロ波プラズマ処理装置を示す部分断面図である。図15に示すに示すように、ここではマイクロ波透過板28として、その外側端部に、マイクロ波放射面から下方に突出する環状の突出部28iが形成されたものを用いている。
このようにすることにより、チャンバー1内で生成されたプラズマが外側に広がることを突出部28iにより阻止することができ、支持部27等の部材の損傷や異常放電等を有効に防止することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されることなく、種々の変形が可能である。例えば上記実施形態では、本発明を酸化処理および窒化処理に適用した場合について示したが、これらに限らず他の表面に適用することもできる。また、このような表面処理に限らず、エッチング、レジストアッシングやCVD等の他のプラズマ処理にも適用することができる。また、上記実施形態では、被処理体として半導体ウエハを用いた場合を例にとって説明したが、これに限るものではなく、フラットパネルディスプレイ(FPD)基板等、他の被処理体にも適用できることはいうまでもない。
【0007】
ス供給源17、Oガス供給源18、Hガス供給源19を有しており、これらのガスが、それぞれガスライン20を介してガス導入部材15に至り、ガス導入部材15のガス放射孔からチャンバー1内に均一に導入される。ガスライン20の各々には、マスフローコントローラ21およびその前後の開閉バルブ22が設けられている。なお、Arガスに代えて他の希ガス、例えばKr、He、Ne、Xeなどのガスを用いてもよく、また、後述するように希ガスは含まなくてもよい。
[0023]
上記排気室11の側面には排気管23が接続されており、この排気管23には高速真空ポンプを含む排気装置24が接続されている。そしてこの排気装置24を作動させることによりチャンバー1内のガスが、排気室11の空間11a内へ均一に排出され、排気管23を介して排気される。これによりチャンバー1内を所定の真空度、例えば0.133Paまで高速に減圧することが可能となっている。
[0024]
チャンバー1の側壁には、プラズマ処理装置100に隣接する搬送室(図示せず)との間でウエハWの搬入出を行うための搬入出口25と、この搬入出口25を開閉するゲートバルブ26とが設けられている。
[0025]
チャンバー1の上部は開口部となっており、この開口部に、周縁部に沿ってチャンバー1内に突出するようにリング状のリッド27が設けられており、その突出部分が支持部27aとなっている。この支持部27に誘電体、例えば石英やAl、AlN等のセラミックスからなり、後述する平面アンテナ31のマイクロ波放射孔32(スロット)から放射された円偏波のマイクロ波を透過するマイクロ波透過板28がシール部材29を介して気密に設けられている。これにより、チャンバー1内は気密に保持される。マイクロ波は、このマイクロ波透過板28を透過してチャンバー1内に放射され、チャンバー1内に電磁界を発生する。このマイクロ波透過板28は、その下面のマイクロ波放射面の中央部に凹部28aが形成されている。そして、凹部28aの形状は断面アーチ状となっており、凹部28aの径はウエハWの径よりも大きくなっており、さらに凹部28aのウエハWに対応する部分はフラット形状をなしている。このときの凹部28aに対応する部分のマイクロ波透過板28の厚さは1/4×λg(λg:マイクロ波の管内波長)以下が好ましい。例えばマイクロ波が2.45GHzの場合には10〜30mm(1/10×λg〜1/4×λg)が好ましい。また、凹部28aの高さは、15〜25mm(1/8×λg〜1/5×λg)
【0009】
、凹部28aが、外周領域31cに形成されたマイクロ波放射孔32の対のうち、内側のマイクロ波放射孔32の少なくとも一部にかかるようになっていることが好ましい。これにより、マイクロ波透過板28の凹部28aに対応する部分の下面における電界強度を高くすることができる。
[0030]
この平面アンテナ31の上面には、真空よりも大きい誘電率を有する例えば石英、ポリテトラフルオロエチレン、ポリイミドなどの樹脂からなる遅波材33が設けられている。この遅波材33は、真空中ではマイクロ波の波長が長くなることから、マイクロ波の波長を短くしてプラズマを調整する機能を有している。なお、平面アンテナ31とマイクロ波透過板28との間、また、遅波材33と平面アンテナ31との間は、それぞれ密着して配置されているが、離間して配置されていてもよい。平面アンテナ31のスロット32の配置と遅波材33により反射波を抑制することができ、マイクロ波導入効率を高めることができる。
[0031]
チャンバー1の上面には、これら平面アンテナ31および遅波材33を覆うように、例えばアルミニウムやステンレス鋼、銅等の金属材からなる導波管機能を有するカバー部材34が設けられている。チャンバー1の上面とカバー部材34とはシール部材35によりシールされている。カバー部材34には、冷却水流路34aが形成されており、そこに冷却水を通流させることにより、カバー部材34、遅波材33、平面アンテナ31、マイクロ波透過板28を冷却するようになっている。これにより、マイクロ波透過板28、平面アンテナ32、遅波材33、カバー部材34が、プラズマにより加熱されることによって変形することや破損することが防止される。なお、カバー部材34は接地されている。
[0032]
カバー部材34の上壁の中央には開口部36が形成されており、この開口部には導波管37が接続されている。この導波管37の端部には、マッチング回路38を介してマイクロ波発生装置39が接続されている。これにより、マイクロ波発生装置39で発生した例えば周波数2.45GHzのマイクロ波が導波管37を介して上記平面アンテナ31へ伝搬されるようになっている。なお、マイクロ波の周波数としては、8.35GHz、1.98GHz等を用いることもできる。
[0033]
導波管37は、上記カバー部材34の開口部36から上方へ延出する断面円形状の同軸導波管37aと、この同軸導波管37aの上端部にモード変換器40を介して接続さ

Claims (14)

  1. マイクロ波によって処理ガスのプラズマを形成し、そのプラズマにより被処理体にプラズマ処理を施すマイクロ波プラズマ処理装置であって、
    被処理体が収容されるチャンバーと、
    前記チャンバー内で被処理体を載置する載置台と、
    マイクロ波を発生させるマイクロ波発生源と、
    マイクロ波発生源で発生されたマイクロ波を前記チャンバーに向けて導く導波管と、
    前記導波管に導かれたマイクロ波を前記チャンバーに向けて放射する、導体からなる平面アンテナと、
    前記チャンバーの天壁を構成し、前記平面アンテナのマイクロ波放射孔を通過したマイクロ波を透過する、誘電体からなるマイクロ波透過板と、
    前記チャンバー内に処理ガスを供給する処理ガス供給部と
    を具備し、
    前記平面アンテナは、一方向に長い複数のマイクロ波放射孔を有し、その面を同心状に中央領域、外周領域、これらの中間領域に分けた場合に、互いに向きの異なる前記マイクロ波放射孔の対が、前記中央領域および前記外周領域に同心円状に複数配列され、前記中間領域にはマイクロ波放射孔が形成されておらず、
    前記マイクロ波透過板は、そのマイクロ波放射面に凹部が形成されているマイクロ波プラズマ処理装置。
  2. 前記対をなすマイクロ波放射孔は、これらの長手方向の一端が近接し、他端が広がるように形成されている請求項1に記載のマイクロ波プラズマ処理装置。
  3. 前記マイクロ波放射孔の対を構成する各マイクロ波放射孔の長手方向同士のなす角度が80〜100°である請求項2に記載のマイクロ波プラズマ処理装置。
  4. 前記中央領域に形成されたマイクロ波透過孔の長手方向の長さは、前記外周領域に形成されたマイクロ波透過孔の長手方向の長さよりも短い請求項1に記載のマイクロ波プラズマ処理装置。
  5. 前記凹部は、前記載置台に載置された被処理体に対応する部分に形成されている請求項1に記載のマイクロ波プラズマ処理装置。
  6. 前記マイクロ波透過板は断面アーチ状をなしている請求項5に記載のマイクロ波プラズマ処理装置。
  7. 前記マイクロ波透過板の前記凹部に対応する部分はフラットである請求項6に記載のプラズマ処理装置。
  8. 前記マイクロ波透過板のマイクロ波放射面は、その周縁部に下方に突出する環状をなす突出部を有する請求項1に記載のマイクロ波プラズマ処理装置。
  9. マイクロ波によって処理ガスのプラズマを形成し、そのプラズマにより被処理体にプラズマ処理を施すマイクロ波プラズマ処理装置であって、
    被処理体が収容されるチャンバーと、
    前記チャンバー内で被処理体を載置する載置台と、
    マイクロ波を発生させるマイクロ波発生源と、
    マイクロ波発生源で発生されたマイクロ波を前記チャンバーに向けて導く導波管と、
    前記導波管に導かれたマイクロ波を前記チャンバーに向けて放射する、導体からなる平面アンテナと、
    前記チャンバーの天壁を構成し、前記平面アンテナのマイクロ波放射孔を通過したマイクロ波を透過する、誘電体からなるマイクロ波透過板と、
    前記チャンバー内に処理ガスを供給する処理ガス供給部と
    を具備し、
    前記平面アンテナは、一方向に長い複数のマイクロ波放射孔を有し、その面を同心状に中央領域、外周領域、これらの中間領域に分けた場合に、互いに向きの異なる前記マイクロ波放射孔の対が、前記中央領域および前記外周領域に同心円状に複数配列され、前記中間領域にはマイクロ波放射孔が形成されておらず、
    前記マイクロ波透過板は、そのマイクロ波放射面が凹凸状に形成されているマイクロ波プラズマ処理装置。
  10. 前記対をなすマイクロ波放射孔は、これらの長手方向の一端が近接し、他端が広がるように形成されている請求項9に記載のマイクロ波プラズマ処理装置。
  11. 前記マイクロ波放射孔の対を構成する各マイクロ波放射孔の長手方向同士のなす角度が90°である請求項10に記載のマイクロ波プラズマ処理装置。
  12. 前記中央領域に形成されたマイクロ波透過孔の長手方向の長さは、前記外周領域に形成されたマイクロ波透過孔の長手方向の長さよりも短い請求項9に記載のマイクロ波プラズマ処理装置。
  13. 前記マイクロ波透過板のマイクロ波放射面は、凸部と凹部とが交互に同心状に形成されている請求項9に記載のマイクロ波プラズマ処理装置。
  14. 前記マイクロ波透過板のマイクロ波放射面は、その周縁部に下方に突出する環状をなす突出部を有する請求項9に記載のマイクロ波プラズマ処理装置。
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