JPWO2009072634A1 - 育毛補助具及びその製造方法 - Google Patents

育毛補助具及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

頭頂部側頭皮の緊張を緩和することによって脱毛を抑制し、場合によっては禿げや薄毛の改善(増毛)を可能とする育毛補助具を、初めて使用する人でも適度な締付力で頭部に容易に装着できるようにする。育毛補助具は、側方に湾曲したベルト状の圧迫部材とその一端に取り付けられる締具とから構成され、育毛補助具を人体頭部に装着した場合に適度な締付力が得られるように締具が位置決めされるべき位置の目安となるマークが圧迫部材に印される。これにより、締具をマークに合せて圧迫部材上に位置決めし、育毛補助具を頭部に装着すれば、不慣れな人でも容易に適度な締付力で育毛補助具を装着できる。

Description

本願発明は、禿げや薄毛に悩む人々の育毛を補助する育毛補助具に関し、そのような人々の頭部に装着して使用される育毛補助具に関するものである。
そのような育毛補助具として、下記特許文献1に記載の育毛補助具が本出願人により提案されている。
その特許文献1に記載の育毛補助具は、側方に湾曲したベルト状の圧迫部材を人体頭部の外周に巻き付けるように装着し、圧迫部材により人体頭部の外周を連続的に圧迫した場合に、人体頭部と圧迫部材との間に生ずる接触圧が圧迫部材の頭頂部側から人体下肢側の端縁に向かって小さくなるように傾斜して分布するようになっている。
そして、ベルト状の圧迫部材を適度な締付力により締め付けると、圧迫部材により囲まれた部位よりも頭頂部側の頭皮から下肢側への静脈血の流出を適度に堰き止めつつ、下肢側から前記頭頂部側の頭皮への動脈血の流入を維持できるので、長時間に亘り育毛補助具を人体頭部に装着していても圧迫部材に囲まれた頭頂部側の頭皮(以下、「圧迫部材に囲まれた頭頂部側の頭皮」のことを単に「頭頂部側頭皮」と称する。)に鬱血を生じることがない。この結果、頭頂部側頭皮の緊張を長時間に亘り緩和し続けることができ、禿げや薄毛で問題となっている軟毛の脱毛数を減少させ、場合によっては自然増毛も可能とするものである。
国際公開公報 WO 2008/013231 A1
しかし、特許文献1にも記載されているように、その育毛補助具は、装着の際に、適度な締付力で人体頭部の外周を締め付ける必要があり、使用者は適度な締付力で育毛補助具を頭部に締め付けることに習熟する必要がある。締付力が強すぎる場合は、圧迫部材により圧迫されている部分で静脈及び動脈の血流が必要以上に塞き止められる結果、頭頂部側頭皮に必要とされる動脈血が十分に供給されず頭頂部側頭皮が鬱血状態に陥り、鬱血による痛みのため育毛補助具を長時間に亘り装着していることが困難となる。また、締付力が弱すぎる場合は、頭頂部側頭皮の緊張を十分に緩和させることができないからである。
ところが、手の感覚に頼って適度な締付力で育毛補助具を人体頭部に締め付けることは、育毛補助具の使用に慣れた人でも容易なこととは言い難く、まして初めて育毛補助具を使用する人にとっては、なおさらのことである。
このため、特許文献1では、締付力が過大となった場合に締付力を緩めて適度な締付力とする締付力調整機能を締具に持たせることが提案されている。
しかしながら、特許文献1で提案されている締付力調整機能を持つ締具の製造には、締具の各部の寸法に高い精度が要求されるだけでなく、圧迫部材の厚み寸法にも高い精度が要求され、育毛補助具の製造が難しく、製造コストも嵩んでしまうという課題があった。
他方、バネ秤を用いて締付力を測定しながら育毛補助具を頭部に装着すれば、適度な締付力で育毛補助具を頭部に装着することが可能である。しかし、この場合、育毛補助具の他にバネ秤が必要となるだけでなく、育毛補助具の毎回の装着作業にバネ秤を使用する必要があり装着作業が面倒なものとなる。更に、圧迫部材の自由端にバネ秤のフックを引っ掛けるためのアタッチメントを取り付ける等の措置が必要になるという課題がある。
そこで、本発明においては、上述したような締付力の調整機能を締具に付加することなく、使用者が装着の都度、バネ秤を用いて締付力を測定する必要もなく、初めて使用する人でも容易に適度な締付力で頭部に装着可能な育毛補助具を提供すると共に、そのような育毛補助具の製造方法を提供することを目的としている。
上述の目的を達成するため、本願請求項1に記載の育毛補助具は、側方に湾曲したベルト状の形状を有し、人体頭部の外周に装着され人体頭部の外周を連続的に圧迫する圧迫部材と、圧迫部材の一端部若しくは両端部に取り付けられ、圧迫部材が人体頭部の外周を締め付ける締め付け長さを無段階に調節可能な締具とから構成され、圧迫部材が人体頭部の外周に装着され人体頭部の外周が圧迫部材により締め付けられると、人体頭部と圧迫部材との間に生ずる接触圧が頭頂部側から人体下肢側に向かって小さくなるように傾斜して分布する育毛補助具であり、圧迫部材には締具が位置決めされるべき位置の目安となるマークが印されており、該マークはこれを目安に締具を圧迫部材に対して位置決めすることで、育毛補助具を人体頭部に装着する際に適度な締付力が得られるように圧迫部材上に印されていることを特徴としている。
また、本願請求項2に記載の育毛補助具は、圧迫部材上に異なる大きさの頭部に対応する複数のマークが目盛り状に印されていることを特徴としている。
更に、本願請求項3に記載の育毛補助具の製造方法は、適度な締付力で使用者の頭部外周が締め付けられるようにバネ秤等を用いて締付力を測定しながら育毛補助具を使用者の頭部外周に装着し、そのとき締具が位置する圧迫部材上の位置若しくはその近傍に締具が位置決めされるべき位置の目安となるその使用者専用のマークを印すことを特徴としている。
上記のように構成されているので、本願発明による育毛補助具によれば、育毛補助具を人体頭部に装着する際に、圧迫部材上に印されたマークに合わせて締具を位置決めして人体頭部に装着することにより、使用者は容易に適度な締付力で育毛補助具を頭部外周に装着することが可能となる。
また、締具が額に位置するように育毛補助具を人体頭部に装着する場合は、鏡などで圧迫部材上に印されたマークを確認しながら圧迫部材を締め付け、そのマークに合わせて締具を位置決めすることで適度な締付力で育毛補助具を頭部外周に装着することが可能となる。
従って、使用者は、手の感覚に頼って適度な締付力で育毛補助具を頭部に締め付けて装着することに習熟する必要がなくなり、初めて育毛補助具を使用する人でも容易に適度な締付力で育毛補助具を頭部に装着することが可能となる。
これにより、後述する「本願育毛補助具の作用原理」に基づき、頭頂部側頭皮への十分な血流が確保され、頭頂部側頭皮の鬱血を抑制しつつ頭頂部側頭皮の緊張を長時間に亘り緩和することが可能となる。
実際、本願育毛補助具を装着した後、そのまま身体を横たえ就寝することが可能であり、装着したまま就寝してしまえば、6時間以上の長時間に亘り鬱血による痛みを生じることなく頭頂部側頭皮の緊張を持続的に緩和することが可能である。
更に、上述したような締付力の調整機能を締具に付加する必要がないので、締具の製造が容易となるだけでなく、圧迫部材の製造に厚み寸法の高い精度が不必要となるので、圧迫部材の製造も容易となり、育毛補助具の製造コストを低く抑えることが可能となる。
また、本願発明による育毛補助具の製造方法により、使用者専用のマークを圧迫部材に印す場合には、その使用者の頭の大きさに合わせて最適の締付力で育毛補助具を頭部外周に装着可能な位置にマークを印すことができるので、その使用者は適度な締付力の中でも最適な締付力で育毛補助具を頭部に容易に装着できるようになる。この場合において、使用される育毛補助具は、締具が位置決めされるべき位置の目安となる目盛り状のマークが既に印されたものでも、印されていないものでもよい。既に何らかのマークが印されている場合は、そのマークと明確に区別可能なマークを圧迫部材上に新たに印せば良い。
そして、個人差はあると推測されるが、本願発明による育毛補助具の使用により、禿げや薄毛で問題となっている軟毛の脱毛数が減少し、場合によっては自然増毛も可能と考えられる。なお、本明細書においては、軟毛とは毛周期中の成長期の初期段階にある先端が細く尖った(先端に鋏等で切られた跡がない)長さ3cm以下の短く柔らかい毛を意味する。
図1は人体頭部に装着された本願発明による育毛補助具を示した斜視図である。 図2は本願発明による育毛補助具が装着された人体頭部の断面を模式的に示した部分断面図である。 図3は本願発明による育毛補助具を人体頭部に装着した場合における頭皮内の動脈血管の断面を模式的に示した部分断面図である。 図4は本願発明による育毛補助具を人体頭部に装着した場合における頭皮内の動脈血管の断面を模式的に示した部分断面図である。 図5は本願発明による育毛補助具を人体頭部に装着した場合における頭皮内の静脈血管の断面を模式的に示した部分断面図である。 図6は本願発明による育毛補助具を示した平面図である。 図7は図1及び図6に示した本願発明による育毛補助具に用いられた締具の断面図である。 図8は図5のA−A拡大断面図である。 図9は図8とは異なる図5のA−A拡大断面図である。 図10は増毛が確認される前の本願発明者の頭頂後部の状態を示す図面代用写真である。 図11は育毛剤の併用により増毛が確認された後の本願発明者の頭頂後部の状態を示す図面代用写真である。 図12は増毛が確認される前の本願発明者の頭頂前部の状態を示す図面代用写真である。 図13は育毛剤の併用により増毛が確認された後の本願発明者の頭頂前部の状態を示す図面代用写真である。 図14は実験により発色させた圧力測定フイルムのモノクロ画像を示す図面代用写真である。 図15は圧迫部材と人体頭部の間に生じる接触圧分布を示したグラフである。 図16は圧迫部材の素材に牛のヌメ革を使用した場合の曲率半径と締付力の上限値との関係を表したグラフである。 図17は圧迫部材の素材にアメゴムを使用した場合の曲率半径と締付力の上限値との関係を表したグラフである。
符号の説明
1 頭部
2 圧迫部材
3 頭皮
4 動脈血管
5 静脈血管
6 頭蓋骨
7 接触圧分布
8 閉塞部
10 動脈血
11 静脈血
15 締具
16 クッション部材
18 保持金具
20 締具本体
21 押圧カム部材
22 軸
L 圧迫部材の内周長
Lm マークMの印される位置(締具の保持金具に圧迫部材の一端が保持された位置からマークMが印される位置までの圧迫部材の内周に沿った距離)
(本願育毛補助具の作用原理)
発明を実施するための最良の形態について説明する前に、本願発明者の考える本願育毛補助具の作用原理について、図1〜図5を参照しながら説明する。図1は本願発明による育毛補助具を人体頭部に装着した様子を示す斜視図である。図2は本願発明による育毛補助具が装着された部位における人体頭部の断面を模式的に示した部分断面図、図3及び図4はそれぞれ本願発明による育毛補助具が装着された部位における頭皮内の動脈血管を模式的に示した部分断面図、図5は本願発明による育毛補助具が装着された部位における頭皮内の静脈血管を模式的に示した部分断面図である。これらの図では上方が人体の頭頂部側で下方が下肢側となるように示している。
図1に示したように、本願発明による育毛補助具を適度な締付力で人体頭部に装着した場合、締具15が頭部1を圧迫する部分を除き、頭部1の外周をほぼ全周にわたり圧迫部材2が連続的に適度に圧迫する。この圧迫により頭皮3及び動脈血管4は、図2に示したように、頭蓋骨6と圧迫部材2との間で押し潰される。しかし、圧迫部材2は頭部1を均等な圧力で一様に圧迫するのではなく、図示したように、頭部1に対して下肢側が浮き上がるように傾斜した状態で人体頭部を圧迫する。従って、圧迫部材2と頭部1との接触面における接触圧分布7は、図示したように、頭部1の外周方向に対して直角な方向に沿って人体下肢側で小さくなるように傾斜する。即ち、頭部1と圧迫部材2との間に生ずる接触圧は、頭部1の外周に巻き付けられた圧迫部材2の頭頂部側の端縁付近で最大となり、圧迫部材2の人体下肢側の端縁に向かって徐々に小さくなっている。
このように本願育毛補助具では接触圧分布7が傾斜するため、圧迫部材2により圧迫された頭皮内の動脈血管4は、図3にも示したように、接触圧分布7に応じて傾斜した状態で略楔状に押し潰され、接触圧の最も大きい部分8で閉塞された状態となる。また、図2には示していないが、静脈血管も動脈血管4と同様に接触圧分布7に応じて傾斜した状態で押し潰され、接触圧の最も大きい部分で閉塞された状態となる。このため、接触圧の最も大きい部分で動脈血も静脈血も堰き止められた状態となる。
しかし、上述したように動脈血管4は略楔状に押し潰されているので、潰れた動脈血管内にも下肢側から動脈血10が入り込んだ状態となっている。このため、図3に示したように、心臓の収縮により動脈血10の圧力が上昇すると、その血圧(収縮期血圧)が傾斜して押し潰されている動脈血管壁に作用し圧迫部材2の圧力に打ち勝ち、圧迫部材2を僅かに持ち上げる。
このとき、圧迫部材2はその弾性によって僅かに長手方向(人体頭部の外周方向)に伸張するか、接触している皮膚の弾力性のお蔭で表皮に対してずれることなく頭頂部側に僅かに移動する。これに伴い、図4に示したように、血管の閉塞部8は僅かに開き、動脈血10が頭頂部側に流入する。図3及び図4では動脈血の流れる方向若しくはその圧力を白矢印で示している。
このようにして、下肢側から頭頂部頭皮に動脈血が流入する一方、頭頂部側頭皮内の静脈血は上述したように閉塞部で堰き止められているので、頭頂部頭皮にある毛細血管を含む全ての血管(動脈も静脈も含む。)内の血圧が上昇する。そして、上述したように、収縮期血圧により圧迫部材2が僅かに持ち上げられると、図5に示したように、動脈血管の近くを通る静脈血管5でも閉塞部8が僅かに開くので静脈血11が頭頂部側から下肢側に流出する。図5では静脈血の流れる方向若しくはその圧力を白矢印で示している。
このように、圧迫部材2によって囲まれた頭頂部側から下肢側へ向かう静脈血が圧迫部材2によって適度に堰き止められる一方、圧迫部材2よりも下肢側から頭頂部側へ向かう動脈血の供給が維持されるので、頭頂部側頭皮の鬱血が抑制される。
上述の説明から理解されるように、傾斜した接触圧分布によって人体頭部をその外周に沿って連続的に圧迫することにより、頭頂部側頭皮の静脈血を適度に堰き止めつつ収縮期血圧を活用し頭頂部側頭皮への動脈血の供給を確保して頭頂部側頭皮の鬱血を抑制するというのが本願育毛補助具の作用原理であり、本願育毛補助具では、この作用原理に基づき頭頂部側頭皮の鬱血を抑制できるので、長時間に亘り頭頂部側頭皮の緊張を持続的に緩和できるのである。
さらに、本願育毛補助具においては、育毛補助具を人体頭部に装着し圧迫部材により人体頭部の外周を締付けた場合に頭頂部側頭皮から下肢側への静脈血の流出を適度に堰き止めつつ頭頂部側頭皮への下肢側からの動脈血の流入を維持し得る適度な締付力が得られるように、締具15が位置決めされるべき位置の目安となるマークMが圧迫部材2に印されている。このため、育毛補助具の使用者はこのマークMを目安に締具15を圧迫部材2に対して位置決めすることで、適度な締付力で育毛補助具を容易に頭部に装着することが可能である。具体的には、圧迫部材2に目盛り状のマークが印されている場合は、使用者は育毛補助具を装着する位置の頭囲を巻尺等を用いて計測し、その計測値に対応するマークの位置に締具を位置決めして育毛補助具を頭部に装着すればよい。また、圧迫部材2にその使用者専用のマークが印されている場合は、そのマークに合わせて締具を位置決めし育毛補助具を頭部に装着するだけでよい。
なお、人体頭部の外周部に存在する動静脈血管は人体頭部の外周方向に対して斜めに交差するものが殆どであるが、図2〜5に示した動静脈の血管は説明を容易にするため、人体頭部の外周方向と直交する方向に通っているものとして示している。
ところで、本明細書において、適度な締付力とは、本願育毛補助具を頭部に装着する際にその締付力で締め付けた場合に、上述したように頭頂部側頭皮から下肢側への静脈血の流出を適度に堰き止めつつ下肢側から頭頂部側頭皮への動脈血の流入を維持し得る結果、本願育毛補助具を1時間以上装着し続けても頭頂部側頭皮に鬱血による痛みを生じない程度の締付力を意味し、後述するように、その範囲や上限値は圧迫部材の物理的性質や装着中の使用者の身体姿勢によって異なる。本明細書では、特に断らない限り、使用者の身体姿勢は横たわった就寝時の姿勢に対する締付力を意味するものとする。
(発明者の推測)
上述したように、育毛補助具を装着している間、圧迫部材2によって静脈血が適度に堰き止められる一方、動脈血の供給が維持されるため、頭頂部側頭皮の毛細血管を含むすべての血管(動脈も静脈も含む。)内には常に育毛補助具を装着していないときに比べ高い血圧が作用することになる。このため、圧迫部材2よりも頭頂部側に存在する血管は、育毛補助具を装着している間、強制的に拡張させられた状態になると推測され、これにより頭皮の血行が改善するものと推測される。特に、頭皮の緊張により萎縮していた毛細血管を通る血液量が増え頭髪の成育に必要な栄養分が毛根に十分に供給されるようになると推測される。
しかも、育毛補助具を装着したまま就寝してしまえば、6時間以上の長時間に亘り育毛補助具を頭部に装着していることが可能であり、このように、長時間に亘り持続的に拡張された血管には拡張癖がつくと推測され、育毛補助具を人体頭部から外した後も血液の循環が円滑となり、毛根に十分な栄養分が血液を通じて供給されるようになると推測される。
その結果、個人差はあると考えられるが、頭頂部側頭皮の緊張緩和の作用と相俟って、禿げや薄毛で問題となっている軟毛の脱毛数が減少し、場合によっては自然増毛も可能になると考えられる。
上述の接触圧分布の傾斜は、直線的に傾斜している必要はない。傾向として下肢側が小さくなるように傾斜していれば十分で、例えば、図15のグラフに示したように、途中で接触圧が高くなったり低くなったりしていてもよい。そのような場合でも上述した本願育毛補助具の作用原理に基づき頭頂部側頭皮の鬱血を抑制することができる。
なお、上述の接触圧分布は、接触部の人体下肢側端で人体頭部との接触圧がゼロとなっていることが好ましい。圧迫を受けて潰れている動脈血管に動脈血が流れ込み易いからである。また、本発明においては、本願育毛補助具の装着後は、身体を横たわらせることが好ましい。その方が地球の重力による圧力損失を受けずに心臓で生み出される収縮期血圧が頭部に到達するので、収縮期血圧を効率的に活用できるからである。
(発明を実施するための最良の形態)
次に、本願発明を実施するための最良の形態について、図1及び図6〜図9を参照しつつ説明する。
図6は本願発明による育毛補助具の最良の実施形態を示した平面図、図7は本願育毛補助具に用いられる締具の断面図であって締具に圧迫部材の自由端側を通した状態を示している。図8及び図9はそれぞれ図6のA−A拡大断面図である。
図6に示したように、育毛補助具は少なくとも円弧状に湾曲したベルト状の圧迫部材2と締具15とから構成され、圧迫部材2の一端に締具15が取り付けられている。この締具15は、服飾用のベルトに用いられ、胴回りのサイズに合わせてベルトの締め付け加減を自由に無段階に調節可能なタイプのバックルを流用しており、人体頭部への圧迫部材2の締め付け加減を使用者の頭の大きさに合わせて自由に無段階に調節できるようになっている。
締具15は、図7に示したように、ベルト状の圧迫部材2の一端を挟んで保持する保持金具18と、ベルト状の圧迫部材2の自由端が挿通される締具本体20と、ベルト状の圧迫部材2を締具本体20に対して押圧して締具本体20との間で挟み止める押圧カム部材21とから基本的に構成される。保持金具18と押圧カム部材21は締具本体20の裏側に設けられた軸22のまわりに回動自在に取り付けられている。押圧カム部材21の圧迫部材2と接触する面は、軸22からの距離が図面右側で大きくなるように形成されている。従って、締具本体20に挿通された圧迫部材2が緩む方向(図7の矢印D方向)に移動しようとするとその動きに釣られて押圧カム部材21も回転し、あたかも自動車のドラムブレーキのリーディングシューのように押圧カム部材21が圧迫部材2に食い込むようにして圧迫部材2を強く締具本体20の裏側に押し付け圧迫部材2の移動を制止する。
締具15は金属等の硬質素材で構成されるので、人体頭部と直接接触すると接触部が局部的に強く圧迫され、使用者に痛みを感じさせてしまう虞がある。そこで、図1及び図7に示したように、そのような部分には局部的な強い圧迫を防ぐためにシート状のクッション部材16を両面粘着テープや接着剤等により取りつけることが望ましい。クッション部材16は、発泡ウレタンや発泡ゴム、スポンジ等のクッション(緩衝)性の高い素材から形成されていることが望ましい。
圧迫部材2は、人体頭部に巻きつけることができる程度の柔軟性を有する材料から形成することができる。具体的には、シート状の天然ゴムや合成ゴム、ポリウレタン、塩化ビニール、動物皮革等の柔軟性を有する材料を用意し、円弧状に湾曲したベルト状に機械的に切り取って圧迫部材2を形成することができる。また、天然ゴムや合成ゴム、ポリウレタン、塩化ビニール等、成型加工が可能な素材を使用する場合は射出成型やプレス成型等の成型加工によって円弧状に湾曲したベルト状の圧迫部材2を得ることも可能である。
なお、図8若しくは図9に示したように、円弧状に湾曲した圧迫部材2の内周側面と圧迫部材2の裏面(頭皮に接する側の面)とが接する角部は面取り若しくは丸み付けされていることが望ましい。これは、育毛補助具を人体頭部に装着した際、角部が角張ったままだと角部が頭皮に食い込んでしまい、食い込んだ部分に痛みや不快感を生じさせるので、それを防止するためである。
育毛補助具の人体頭部への装着は、締具15に圧迫部材2の自由端を通して圧迫部材2を環状にし、図1に示したように、頭部1に装着する。上述したように、圧迫部材2は側方に円弧状に湾曲しているので、これを環状にすると円錐台の側面のように末広がりの形状となる。従って、図1に示したように人体の側頭部外周に鉢巻状に装着して適度に締め付けると、圧迫部材2が頭部1を圧迫し、圧迫部材2と頭部1との接触面における接触圧分布が上述したように傾斜する(上述の「本願育毛補助具の作用原理」を参照)。この接触圧分布は、圧迫部材2の長手方向に対して直角な方向に沿って傾斜し、「本願育毛補助具の作用原理」でも説明したように、頭頂部側で接触圧が高く下肢側で接触圧が低くなる。
次に、圧迫部材2の末広がりの度合いについて説明する。圧迫部材2は、環状にすると末広がりの形状を呈すると既に説明したが、人体の頭部も下肢側で外周が大きくなる略半球状の形状となっているので、図2〜図5に示したように接触圧分布が傾斜するには、圧迫部材2の末広がりの度合いは人体の側頭部の末広がりの度合いよりも大きいことが必要である。すなわち、図1に示したように、側頭部外周に接する円錐の頂角Bと圧迫部材2の内側面を延長して形成される円錐の頂角Cとでは、頂角Cの方が頂角Bよりも大きい(C>B)ことが必要なのである。
そして、頂角Cが頂角Bよりも大きければ、圧迫部材2と人体頭部との接触面における接触圧分布を人体頭部の外周方向に対して直角な方向に沿って人体下肢側が小さくなるように傾斜させることが理論的には可能である。
しかしながら、実際問題として、頂角Cは大き過ぎると、圧迫部材2と人体頭部の接触面が小さくなり過ぎるので、接触圧分布の傾斜が急になり過ぎる結果、上述した「本願育毛補助具の作用原理」の実現が難しくなる。
従って、実際には頂角Cの好適範囲が存在することになる。そして、頂角Cが好適範囲内となるように考慮して、圧迫部材2は円弧状に湾曲した形状に形成されるのである。
ところで、頂角Cは円弧状に湾曲した圧迫部材2の内周側の曲率半径Rの大きさに依存する。すなわち、曲率半径Rが小さければ頂角Cは大きくなり、曲率半径Rが大きければ頂角Cは小さくなる。そこで、本願発明者は自らの頭部に様々な曲率半径Rの圧迫部材を試用し、自らの頭部に適する曲率半径Rの好適範囲を以下のようにして特定した。なお、この明細書で言及している圧迫部材の内周側の曲率半径Rは、圧迫部材に外から力が加えられていないときの曲率半径である。
この曲率半径Rの好適範囲の特定にあたり、本願発明者が着目したのは圧迫部材2の曲率半径Rの大きさによって育毛補助具の使用感が異なることである。すなわち、曲率半径Rが好適範囲にある場合には、適度な締付力で育毛補助具を頭部外周に締め付け、身体を横たわらせた状態でいると、頭頂部側頭皮に鬱血による痛みを感じることなく育毛補助具を装着したままでいることができる。
これに対し、曲率半径Rが好適範囲にない場合には、後述の適度な締付力の下限値で育毛補助具を頭部外周に締め付けて身体を横たわらせても、育毛補助具を頭部に装着後約1時間経過後には頭頂部側頭皮が鬱血状態に陥り鬱血による痛みを感じることになるので、明確に区別することが可能である。適度な締付力の下限値は、圧迫部材の素材によって異なるが、後述するように、素材が皮革の場合3.0kgf、素材がアメゴムの場合1.0kgfであった。
従って、曲率半径Rの大きさが異なる圧迫部材2を有する育毛補助具を多数製作し、それらを実際に頭部に装着し、1時間以上経過しても頭頂部側頭皮が鬱血による痛みを感じることがなければ、その圧迫部材2の曲率半径Rは好適範囲内にあると考えられる。
なお、曲率半径Rの好適範囲は、圧迫部材2の素材の伸縮性にも依存する。ここで紹介する曲率半径Rの好適範囲は、圧迫部材2の素材としてアメゴム若しくは皮革を選択した場合のものである。圧迫部材2の曲率半径R以外の各部の寸法は、幅寸法Wを24mm、厚さ寸法を2mmとした。
アメゴムは、株式会社東京機革から購入したもので(品番 TAAL5007)、その硬度はHs51 JIS Aのものを使用した。皮革は牛のヌメ革を使用した。以下、本明細書において、「アメゴム」及び「皮革」は、それぞれここで特定されたそれぞれの素材を意味する。
このようにして特定された曲率半径Rの好適範囲は、以下の通りである。アメゴムのように伸縮性に富む素材を使用すると、伸縮性に乏しい皮革の場合と比べ、曲率半径Rの好適範囲は小さくなる傾向があった。
素材がアメゴムの場合 90mm≦R≦300mm
素材が皮革の場合 100mm≦R≦550mm
ところで、曲率半径Rの好適範囲は、使用者の頭囲(眉間を通るようにメジャーを水平にまわして測った頭の周長)にも依存すると考えられる。本願発明者の頭囲は565mmであり、育毛補助具の装着位置における頭の外周長は550mmであった。装着位置は本願発明者の場合、圧迫部材2の下端縁と耳の根元の上端との距離が約25mmとなる位置であった。そして、成人の頭囲を小さい人で500mm、大きい人で610mmと仮定し、更に人体頭部の水平断面形状を円形とみなせば、比例計算により曲率半径Rの好適範囲はそれぞれ以下のようになると推測される。
(頭囲が500mmの場合)
素材がアメゴムの場合 80mm≦R≦265mm
素材が皮革の場合 88mm≦R≦487mm
(頭囲が610mmの場合)
素材がアメゴムの場合 97mm≦R≦324mm
素材が皮革の場合 108mm≦R≦594mm
これらに共通する曲率半径Rの好適範囲は以下の通りとなる。
素材がアメゴムの場合 97mm≦R≦265mm
素材が皮革の場合 108mm≦R≦487mm
また、これらを全て包含する曲率半径Rの範囲は以下の通りとなる。
素材がアメゴムの場合 80mm≦R≦324mm
素材が皮革の場合 88mm≦R≦594mm
なお、一本の圧迫部材の曲率半径が一定でなく変動しても、その平均曲率半径が上述の好適範囲内にあれば、問題ないと推測される。曲率半径を変動させることは、シート状の材料から効率的に圧迫部材を切り出す場合に有意に働く可能性があると考えられる。
圧迫部材2の内周に沿った長さ(内周長)Lについては、頭囲サイズの大きい人を基準として圧迫部材2を製作しておけば、頭囲サイズの小さい人はその頭囲サイズに合わせて圧迫部材2を切断し、その人の頭囲サイズに合った圧迫部材2の長さに調整することができる。従って、例えば、アメゴムで圧迫部材2の幅寸法Wを24mm、厚さ寸法を2mm、曲率半径Rを180mm、内周長Lを700mmとして圧迫部材2を作製しておけば、万人向けの育毛補助具とすることができる。
これまで説明した圧迫部材2は、側方に円弧状に湾曲したものであるが、複数の直線状の部分が所定の角度で連結された複数の屈曲部を有するものであってもよい。円弧状の湾曲は屈曲部の数が無限大になったものとみなすことができるからである。
締具については、上述した服飾用バックルの流用に限らず、面ファスナーを用いることも可能であるし、日本国特開2002−45212号公報に記載された雄型バックル半体と雌型バックル半体を互いに結合するタイプのバックルを使用することも可能である。要は、圧迫部材2の一端部若しくは両端部に取り付けられ、圧迫部材2が人体頭部の外周を締め付ける締め付け長さを無段階に調節可能な締具であれば、本願育毛補助具の締具として採用することが可能である。
本願発明者は、以前から薄毛の進行に悩んでいたこともあり、本願育毛補助具を自ら試作し、自身の頭部を実験台としてその効果を実証した。まず、塩化ビニールを材料として使用した圧迫部材2を製作し、これを試した。製作した圧迫部材2の内周側の曲率半径Rは264mm、厚さは2mm、幅寸法Wは24mm、内周長Lは650mmであった。
本願発明者自らこの育毛補助具を頭部に装着したまま就寝してみたところ、一晩の使用で軟毛の脱毛数が後述のように減少した。脱毛の数は、毎日の入浴時に洗髪を行い、頭をタオルで拭った際にタオルに付着する軟毛の数で比較した。ここで、軟毛の脱毛数で比較することにしたのは、薄毛や禿げという現象は、いわゆる発毛サイクルの成長期初期の段階で産毛のような短い毛が十分に伸びきらないうちに頭皮から抜け落ちてしまう発毛サイクル障害によって惹き起こされていると考えられるからである。
効果については、個人差があると考えられるが、本願発明者の場合、育毛補助具及び後述する外用育毛剤を使用する前の軟毛の脱毛数は平均して約45本であったものが実験開始後は平均して約15本となった。増毛は認められなかったものの、少なくとも本願発明による育毛補助具には脱毛の抑制効果があることが確認された。
次に、本願発明者は、圧迫部材2の材料を皮革として同様の実験を行った。この場合も、同様の効果が得られ、軟毛の脱毛数は平均して約15本であった。
更に、本願発明者は、圧迫部材2の材料をアメゴムとして同様の実験を行った。この場合も、同様の効果が得られ、軟毛の脱毛数は平均して約15本であった。
そして、更に本願発明者は、ミノキシジル(Minoxidil)を5%含有する外用育毛剤の併用を試みた。その理由は、ミノキシジルの効能として血管拡張作用が知られており、本願発明者が推測する本願育毛補助具の血管拡張の作用と相性が良いと思われたからである。育毛剤は、その説明書に従い1日2回頭皮に外用した。本願育毛補助具と育毛剤を併用した結果、軟毛の脱毛数は更に減少し平均して約10本となった。
軟毛の脱毛数が平均10本程度まで減少すると、それまでは確認できなかった増毛を確認することができた。発明者の頭髪の様子を図10〜図13に示す。
図10は増毛が確認される前の本願発明者の頭頂後部を撮影した図面代用写真であり、図11は育毛剤を併用した後の同部位を撮影した図面代用写真である。図12は増毛が確認される前の本願発明者の頭頂前部を撮影した図面代用写真であり、図13は育毛剤を併用した後の同部位を撮影した図面代用写真である。写真中の日付は、撮影日を示している。育毛剤の併用を開始したのは2005年12月15日だったので、図11及び図14は育毛剤の併用開始後約9ヶ月半が経過した時の状態を示している。
本願発明者は、これらの写真をインターネット上のブログで公開中であり、今後も定期的に更新して今後の頭髪の増減の様子を公開していく予定である。そのブログのURLは以下の通りである。
http://regrowth-experiment.at.webry.info/
なお、ブログに公開中の写真では、撮影日が2006年12月1日以降の写真で増毛効果が薄れたと認められるが、これは、締付力の調整の問題であったことが判明した。発明者は、適度な締付力に上限値が存在することを後述する実験により知ってから、上限値に近い方がより高い効果が得られるものと勘違いし、適度な締付力の上限値付近で育毛補助具を頭部に装着するようにしていたのである。しかし、実際には、適度な締付力の範囲内に、さらに軟毛の脱毛数を極小化する最適値が存在することが判明した。この最適値については、後述するが、最適の締付力で育毛補助具を頭部に装着するようになって(2008年9月1日以降)、上述した軟毛の脱毛数が平均して10本以下となり再び増毛を確認できるようになった。なお、直近の1ヶ月間(2008年11月5日〜2008年12月4日)の軟毛の脱毛数は平均して5本強となっている。
次に、圧力測定フイルムを用いて圧迫部材2と人体頭部との接触面における接触圧分布を調べた結果を以下に記す。
圧力測定フイルムは、富士フイルム株式会社製のもの(極超低圧用 LLLW ツーシートタイプ)を使用した。この圧力測定フイルムは、圧力を受けた部分が赤く発色し、受けた圧力の大きさに応じて発色濃度が変化するようになっている。
この実験に使用した育毛補助具の圧迫部材2は、厚さ2mmのアメゴム板を図9に示した断面形状で次の寸法に切り取ったものであった。
内周側の曲率半径R 216mm
幅寸法W 24mm
内周長L 650mm
上述の圧力測定フイルムを圧迫部材の湾曲した形状に合わせて円弧状の形状(内周側の曲率半径を216mm、幅を30mm、内周長を約100mmとした)に切り取り、切り取った圧力測定フイルムを額部分にあてがい、圧力測定フイルムが人体頭部の額部分と圧迫部材に挟まれるようにして育毛補助具を装着し適度な締付力で締め付けた。
このようにして圧力測定フイルムを発色させると、発色にむらが認められるものの、全体的な傾向としては頭頂部側で濃く発色し下肢側に向かって徐々に発色が薄くなっており、接触圧が人体下肢側で小さくなるように接触圧分布が傾斜していることを確認することができた。この実験に使用して発色させた圧力測定フイルムのモノクロの図面代用写真を図14に示す。
更に、この実験で発色させた圧力測定フイルムの数値解析を富山化学工業株式会社に依頼し、解析により得られたデータを基に、人体頭部の外周方向に対して直角な方向に沿った接触圧分布をグラフ化した。その圧力分布図を図15に示す。
この圧力分布図において、縦軸は圧力値(単位はMPa)を示し、横軸は圧迫部材の幅方向(長手方向と直角な方向)における頭頂部側端縁からの位置を示している。この図から読み取れるように、接触圧は圧迫部材の頭頂部側の上端縁から約2mm下肢側の位置で最大となっている。これは、圧迫部材の頭頂部側端縁が面取りされているので、面取りされた分だけ圧迫部材の頭頂部側端部から人体下肢側に移動した位置で接触圧が最大値となることを示している。そして、そこから下肢側に向かって接触圧は徐々に小さくなっており、数値解析の結果からも下肢側で接触圧が小さくなるように圧迫部材と人体頭部との接触面における接触圧分布が傾斜していることが確認された。
額の略中央部(圧迫部材の長手方向に約15mmの範囲)の解析結果を見ると、加圧面積が161mm2、平均圧力が0.16メガパスカル(MPa)、最大圧力が0.44MPaであった。
なお、同図から理解されるように、接触圧分布の傾斜は、直線的な傾斜である必要はなく、途中で増減する部分があっても問題なく、頭頂部側の端縁付近で最大の接触圧が生じ、傾向として下肢側の端縁に向かって接触圧が小さくなっていれば良いと考えられる。
次に、本願発明者は、頭部に育毛補助具を装着中に身体を横たえる場合の「適度な締付力」の上限値を特定するため、以下の実験を行なった。
曲率半径Rを24mmずつ大きくして曲率半径Rが96mmから552mmまでの皮革製の圧迫部材2を作成し、頭部に装着する際の締付力をバネ秤によって計測し、各曲率半径R毎の適度な締付力の上限値を特定したのである。
その結果を表1及び図16に示す。図16は表1をグラフ化したものである。これらの表及び図から理解されるように、圧迫部材の素材として皮革を用いた場合、曲率半径Rが360mmで適度な締付力の上限値は最大となり、曲率半径Rが大きくなっても小さくなっても徐々に適度な締付力の上限値は小さくなることが判明した。
この結果から、本願発明者の頭部については、皮革を圧迫部材の素材として用いた場合、曲率半径Rを360mm程度とすることが最も好ましいということができる。最大の締付力で頭頂部側頭皮の緊張を強力に緩和できるからである。そして、この結果は本願発明者と同等の大きさの頭を有する人にも共通するものと推測される。
また、本願発明者は、圧迫部材の素材にアメゴムを用いた場合についても、同様の実験を行なった。この際に用いた圧迫部材は、曲率半径Rを24mmずつ大きくして曲率半径Rが96mmから288mmまでのアメゴム製の圧迫部材2であった。
その結果を表2及び図17に示す。図17は表2をグラフ化したものである。アメゴムの場合は、皮革の場合に比べ全体的に適度な締付力の上限値は低く、また、適度な締付力が最大となる曲率半径Rも130mm程度と小さいことが判明した。
適度な締付力の下限値については、本願育毛補助具を頭部に装着した場合の頭頂部側頭皮の脈打ち感の具合から、素材が皮革の場合は、その曲率半径R及び育毛補助具装用中の使用者の身体姿勢に拘らず3.0kgfと考えられる。また、素材がアメゴムの場合は、その曲率半径R及び育毛補助具装用中の使用者の身体姿勢に拘らず1.0kgfと考えられる。
ところで、圧迫部材2の素材としてアメゴムや皮革等の素材を取り上げてこれまで説明したが、この明細書で言及していない素材であっても人体頭部に巻き付けることができる程度の柔軟性を有する素材であれば、代替が可能である。また、各素材について曲率半径Rの好適範囲や適度な締付力の上限値について示した数値も対応する各素材を用いた場合に限定されるものではなく、伸縮性等の物理的性質が近似する素材であれば、ほぼ同等の数値が導き出されるものと考えられる。
なお、圧迫部材2の素材としてアメゴムを採用した育毛補助具を装着し身体を起立させた場合の適度な締付力の上限値についても調べたところ、圧迫部材2の素材としてアメゴムを採用した場合は、どの曲率半径Rにも共通して身体を横たえる場合に比べ締付力の値にして2.0kgf低いことが判明した。
即ち、曲率半径Rが120mm及び144mmの場合でその上限値は1.5kgfそれ以外の曲率半径では上述した下限値1.0kgfを下回ることが判明した。そして、上述したように、適度な締付力の下限値は圧迫部材の素材をアメゴムとした場合1.0kgfであるので、身体を起立させた状態で使用する場合の圧迫部材の曲率半径Rの好適範囲は、図17に示したグラフを基に推測すると、100mm以上160mm以下と推測される。
上述した適度な締付力の上限値及び下限値を踏まえ、本願発明者は試作して自ら使用している育毛補助具の圧迫部材2に、適度な締付力が得られるように締具15が位置決めされるべき位置の目安となるマークMを次のようにして印した。
先ず、マークMが全く印されていない圧迫部材2を内周側の曲率半径Rが192mmとなるようにアメゴムで製作し、これに締具15を取り付けて頭部外周に装着した。装着の際、圧迫部材2の自由端にバネ秤のフックを引っ掛け、締付力が既に説明した適度な締付力の範囲内である1.5kgfとなるように測定しながら頭部を締め付けた。そして、そのときの締具15の圧迫部材2に対する相対的位置がずれないように保持しつつ、圧迫部材2を頭頂部側に移動させて育毛補助具を頭部から外し、そのときの圧迫部材2に対する締具15の先端位置(締具の保持金具とは反対側の端部の位置)を示すマークMを圧迫部材2の側面に印した(図7参照)。
このようにして、締具2が位置決めされるべき位置の目安となるマークMを圧迫部材2に印した後、このマークMに締具15の先端を合わせて圧迫部材2上に位置決めし、締具15の圧迫部材2に対する相対的位置がずれないようにして頭部に装着した。このようにすると、当然のことながら、手の感覚に頼って適度な締付力で育毛補助具を頭部に締め付けて装着する必要がなくなり、育毛補助具を容易にかつ毎回安定して適度な締付力で頭部に装着できるようになった。
育毛補助具を頭部から外した後の圧迫部材に外力が加わっていない状態で、圧迫部材2上に印されたマークMの位置は、締具15の保持金具18に圧迫部材2の一端が保持された位置から圧迫部材の内周に沿って460mmの位置であった。
なお、この実施例1では、マークMが全く印されていない圧迫部材2に対してマークMを印したが、後述する実施例3のようなマークMが既に印されている圧迫部材2を用いて新たなマークMを圧迫部材2に印してもよい。その場合、既に印されているマークMと明確に区別可能なマークMを圧迫部材2上に新たに印すことが好ましい。
本願発明者は牛皮革で試作した圧迫部材2を用いて、実施例1と同様に、マークMを圧迫部材2に印した。
このときの圧迫部材2の内周側の曲率半径Rが360mm、締付力は5.0kgf、圧迫部材2に外力が加わっていない状態における圧迫部材上のマークMの位置は、締具15の保持金具18に圧迫部材が保持された位置から圧迫部材の内周に沿って482mmの位置であった。
牛皮革で圧迫部材を製作した場合、アメゴムと比べ素材の特性として伸縮性に乏しいため頭部への装着が少し難しいが、それでも環状にした育毛補助具を頭頂部に冠るように載せ、圧迫部材若しくは締具の上端部に指を掛け下肢側にずり下げることによって、育毛補助具を適度な締付力で頭部に装着することができた。
なお、育毛補助具の装着の際、図1に示した装着状態とは異なるが、締具が額に位置するように装着することが好ましいと考えられる。鏡で締具とマークMの相対的位置関係を使用者自身で確認しながら装着することができるし、使用者が仰向けに寝る場合にも、締具の厚みを後頭部に感じさせずに済むからである。
実施例1及び2では、特定の使用者(本願発明者)の頭の大きさに合わせて締具15が位置決めされるべき位置の目安となるマークMを1つだけ圧迫部材2上に印したが、頭の大きさが異なれば同じ圧迫部材2上に印されるマークMの位置も異なるので、一つの圧迫部材2上に大きさの異なる頭に応じたそれぞれの位置にマークMをそれぞれ印し目盛り状としておけば、誰でも自分の頭の大きさ(頭囲)を計測し、その計測値に対応したマークMの位置に締具15を位置決めして頭部に装着することにより、本願育毛補助具を適度な締付力で容易にその頭部に装着することができるようになる。このとき、圧迫部材2の曲率半径Rを頭のサイズに関係なく共通して適用可能な好適範囲の中から選べば、万人が圧迫部材2に印されたマークMを利用して適度な締付力で装着可能な育毛補助具を製造することができる。
この場合、複数のマークMの位置は、頭のサイズの異なる人を多数集め、各人の頭に実施例1と同様に、適度な締付力で育毛補助具を装着し、マークMの印されるべき位置のデータを収集し、収集されたデータに基づき単一の圧迫部材2上に複数のマークMを印すことが可能である。
また、上述のようにしてデータを収集する代わりに、高い弾性を示す素材、例えばアメゴムで圧迫部材を製作する場合は、以下に述べる計算式により、異なる頭のサイズに対応するマークMの印されるべき位置を求めることも可能である。
即ち、実施例1で得られたマークMの圧迫部材2上の位置(締具15の保持金具18に圧迫部材2の一端が保持された位置からマークMが印される位置までの圧迫部材2の内周に沿った距離460mm)及び発明者の本願育毛補助具の装着位置における頭の外周長550mmが分っており、弾性に関与しない締具15の長さが分っていれば、下記の計算式により算出することが可能である。
弾性に関与しない締具15の長さは、正確には、締具の保持金具18が圧迫部材2の一端を保持する位置から押圧カム部材21が圧迫部材2を締具本体20との間で挟み止める位置までの距離であり、20mmであった。

Lm=460×(Ly−20)/(550−20) ・・・(式1)
Ly:本願育毛補助具の装着位置における頭部外周長
Lm:圧迫部材2上にマークMが印されるべき位置(締具15の保持金具
18に圧迫部材の一端が保持された位置からマークMが印される位
置までの圧迫部材2の内周に沿った距離 図6参照)
式1で、本願育毛補助具の装着位置における頭部外周長Lyに480mmを代入すれば、本願育毛補助具の装着位置における頭部外周長が480mmである場合の圧迫部材2上にマークMが印されるべき位置Lmを399mmと算出することができる。Lyに代入される値を10mmずつ増やして算出されたLmの値を表3に示す。
次に、実際に実施例1で用いた育毛補助具を実施例1と同様にして外周長480mmの円筒体に1.5kgfの締付力で装着し、そのときの締具先端の圧迫部材に対する位置を示すマークMを圧迫部材上に印し、圧迫部材に外力が加わっていない状態で、圧迫部材上のマークの位置を測定した。マークの位置は、締具の保持金具に圧迫部材の一端が保持された位置から圧迫部材の内周に沿って400mmの位置であった(Lm=400mm)。この値と上の計算により得られた数値と比較してみると、誤差は実測値に対して−1mmであった。
また、外周長600mmの円筒体でも同様のことを試みようとしたが、発明者の身近に外周長600mmの円筒体がなかったため、代わりに身近にあった外周長640mmの円筒体で同様のことを試みた。この場合の実測によるマーク位置は、535mmであった(Lm=535mm)。上式による算出値Lmは538mmとなるので、その誤差は実測値に対して+3mmであった。
このように、実測値と算出値の誤差が十分に小さかったことから、上式による算出値が十分に信頼できるものであることが確かめられた。
式1により算出して得られたマーク位置Lmに基づき、図1若しくは図6に示した様に、複数のマークMを圧迫部材2の表面に目盛り状に印した。図では、マークMの形状を締具15の先端の形状に合わせて極太の短い弧状のものとしたが、これに限らず、丸や三角形、星型等の形状とすることができる。
育毛補助具の使用者は、育毛補助具を装着する位置における自己の頭部外周長をメジャー等を用いて計測し、その外周長に対応したマークMに合わせて締具15を圧迫部材2上に位置決めし、締具15が圧迫部材2に対して相対的にずれないようにして頭部に装着することで、適度な締付力で育毛補助具を自己の頭部に容易に装着することが可能となる。なお、各マークMには、対応する頭部外周長Lyが添えて表示されることが好ましい。各マークMがどの頭部外周長に対応するのか認識し易くなるからである。
マークMは算出されたマーク位置Lmの全てに対応する位置に必ずしも印される必要はなく、1つ置き若しくは複数個置きに印されても良い。使用者の頭部外周長に対応するマークが圧迫部材に印されていない場合には、最も近いマーク2つを目安にして、その間に締具を位置決めすれば良い。
(締付力の最適値)
本願発明者は、頭部に育毛補助具を装着中に身体を横たえる場合の「適度な締付力」の最適値を特定するため、以下の実験を行なった。
曲率半径Rが130mmで厚みが2mmのアメゴム製の圧迫部材を準備し、これを用いた育毛補助具を毎晩就寝前に頭部に装着する際の締付力をバネ秤で計測し、締付力を1.0kgf〜2.0kgfの範囲で1週間毎に0.5kgfずつ変化させ、各締付力での軟毛の脱毛数を調査した。脱毛数は、洗髪後に髪を拭ったタオルに付着している軟毛の脱毛数である。
その結果を表4に示す。この表から読み取れるように、締付力が1.5kgfのときに軟毛の脱毛数が最少であった。そこで、締付力1.5kgfの付近でさらに0.2kgfずつ締付力を変化させて調べてみたところ、締付力が1.3kgfのときに脱毛数が極少値を取り、約9本であった。
さらに、発明者は曲率半径360mmで厚みが2mmの皮革製の圧迫部材を用いた場合についても最適の締付力を調べており、その結果、最適の締付力は2.6kgfであることが判明した。この場合の軟毛の脱毛数は約5本であった。
したがって、現在までに判明している限りでは、本願発明者の場合、曲率半径360mmで厚みが2mmの皮革製の圧迫部材を用いた育毛補助具を2.6kgfの締付力で頭部に装着するのが最も好ましいと考えられる。
また、圧迫部材2に印されるマークMの位置もマークMを目安に締具を圧迫部材に対して位置決めすることにより、この最適の締付力が得られる位置とすることが最も好ましい。
本願発明による育毛補助具は、工業的に量産が可能であり、産業上の利用可能性を有するものである。
また、本願発明による育毛補助具の製造方法は、理髪店や薬局等、育毛補助具の販売の現場において医療業以外の業として利用可能であり、産業上の利用可能性を有するものである。

Claims (3)

  1. 側方に湾曲したベルト状の形状を有し、人体頭部の外周に装着され前記人体頭部の外周を連続的に圧迫する圧迫部材と、
    前記圧迫部材の一端部若しくは両端部に取り付けられ、前記圧迫部材が前記人体頭部の外周を締付ける締付け長さを無段階に調節可能な締具とを有し、
    前記圧迫部材が人体頭部の外周に装着され前記人体頭部の外周が締め付けられると、前記人体頭部と前記圧迫部材との間に生ずる接触圧が頭頂部側から人体下肢側に向かって小さくなるように傾斜して分布する育毛補助具であって、
    前記圧迫部材には前記締具が位置決めされるべき位置の目安となるマークが印されており、
    前記マークはこれを目安に前記締具を前記圧迫部材に対して位置決めすることで、前記育毛補助具を前記人体頭部に装着する際に適度な締付力が得られる位置に印されていることを特徴とする育毛補助具。
  2. 請求項1記載の育毛補助具であって、
    前記圧迫部材には異なる大きさの頭部に対応する複数のマークが目盛り状に印されていることを特徴とする育毛補助具。
  3. 請求項1記載の育毛補助具の製造方法であって、
    前記適度な締付力で使用者の頭部外周が締め付けられるように前記育毛補助具を前記使用者の頭部外周に装着し、そのとき前記締具が位置する前記圧迫部材上の位置若しくはその近傍に前記締具が位置決めされるべき位置の目安となる前記使用者専用のマークを印すことを特徴とする育毛補助具の製造方法。
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