JP2004305571A - 気体圧マッサージ器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】給気されると膨らむ複数の空気室11,12,13を備えた頭部専用のリング状のカフ(ベルト)1と、ホース3a、3b、3cを介して接続された前記カフの前記複数の空気室に給排気する駆動装置2とからなり、前記複数の空気室に給排気することによって前記カフの外面を膨張、保持または収縮させ、頭部および頭皮に圧迫刺激を与えるマッサージを行うことを特徴とする。また、前記複数の空気室は、それぞれ前記カフの円周方向で、かつ幅方向に異なった位置にそれぞれ互いに一部分が重なりをもってリング状に設けられ、前記駆動装置は、前記複数の空気室に対し、それぞれ異なった所定の開始時期に、所定のタイミングで給排気を行い、前記空気室を膨張、保持または収縮させることを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、患部特に、頭部の発毛および育毛の補助および促進効果が期待できる気体圧マッサージ器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、患部特に、頭部の発毛および育毛の補助および促進効果を得る目的のマッサージ器具として、特許文献1および2のような振動式のマッサージ器が用いられてきた。
特許文献1の電動コードレス頭皮マッサージャーは、バイブレータによってシャンプー用ブラシを振動させる方式である。
特許文献2の頭部マッサージ機は、頭部にキャップ部を被せこのキャップ部を振動させる方式である。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−325816号公報(図4、段落0012、0013)
【特許文献2】
特開平10−216185号公報(図1、図2、段落0008、0009)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1のマッサージ器は、器具自体を人手で保持することが必要であるため、長時間の使用には疲労が伴い、また、シャンプー用ブラシから頭皮に加わる振動は、使用者の好みにより、必ずしも快適なものとならないと問題がある。
【0005】
また特許文献2のマッサージ機は、振動するキャップを保持機構によって支持させるものであるから、人手で保持する必要はないものの、保持機構を含む装置全体の寸法が極めて大きくなるため、個人用、あるいは家庭用の用途に適用し難いという問題がある。
【0006】
本発明はこのような背景の下になされたもので、頭部等の患部にセットすることにより簡便に使用でき、新鮮な刺激を与えることができる気体圧マッサージ器を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、給気されると膨らむ複数の気室を備えたりング状のカフ(ベルト)と、このカフの前記各気室に給排気する駆動装置とからなり、該駆動装置によって前記各気室に気体を給排気し、前記カフを膨張、保持、または収縮させ、患部に圧迫刺激を与えるマッサージを行うことを特徴とする気体圧マッサージ器を提供する。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の気体圧マッサージ器において、前記各気室は、それぞれ前記カフの円周方向で、かつ幅方向に異なった位置にそれぞれ互いにリング状に設けられたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の気体圧マッサージ器において、前記駆動装置は、前記各気室に対し、所定の開始時期に所定のタイミングで個々に給排気を行い、前記カフを部分的に膨張、保持、または収縮させることを特徴とする。
【0008】
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の気体圧マッサージ器において、前記所定の開始時期、あるいは給排気を行う前記所定のタイミングは、予め設定された複数のプログラムのうちの一つを選択することによって制御されることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項3または4に記載の気体圧マッサージ器において、前記駆動装置による給排気は、所定の圧力範囲で、連続または間欠して調節できる圧力調節機能を備え、過大圧力になったときは、圧力センサによって自動的に開くポップオフバルブを備えて安全性を確保したことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の一実施形態について図を参照しながら説明する。図1はこの発明の一実施形態による気体圧ヘッドマッサージ器の外観構成を示す図であり、図2は駆動装置の構成を示すブロック図である。
【0010】
図1において、符号1は頭部に装着するカフ(ベルト)であり、このカフの内部に空気室11、12および13を配設し、これらは独立した房を形成している。
符号2はカフ1の空気室11、12または13に空気源からの空気の給排気を行う駆動装置であり、ホース3a、3b、3cを介してカフ1に接続され、気体圧ヘッドマッサージ器を構成している。
【0011】
図2は駆動装置2の構成を示し、ホース3のON/OFFを行うバルブ21、コンプレッサおよびタンクからなる空気源22、バルブ21および空気源22を制御してカフ1の空気室11、12、13の加圧圧力を調節する加圧圧力調節手段23および複数の加減圧プログラムを内蔵し、選択された前記プログラムに従って加圧圧力調節手段23を制御する制御手段24から構成される。
また、この制御手段24には圧力設定スイッチやタイマ機能も内蔵した電子回路を有している。
【0012】
図3は、リング状の前記カフ1を縦に切断した断面形状を示す図で、空気室11、12または13のいずれにも給気されていない状態を示す。
また、図4は前記カフ1の断面形状を示す図である。中央の空気室12に給気され、カフ1の中央が膨らんでいる状態を示す。
【0013】
つぎに、上述の構成による気体圧ヘッドマッサージ器の動作について説明する。
まず、使用者はカフ1を頭部にセットし、駆動装置2の選択スイッチ(不図示)によって制御手段24に内蔵されたマッサージプログラムのうち、所望のマッサージプログラムを選択する。この時点ではカフ1は図3に示した状態になっており、頭部には圧迫刺激は加わらない。
また、このプログラムは、各空気室に対する所定の圧力までの加圧、この圧力の保持、排気も制御する。
【0014】
駆動装置2をスタートさせると、選択したマッサージプログラムに従い、制御装置24に基づいて加圧圧力調節手段23が各気室に供給するバルブ21a、21b、21cおよび空気源22を単独または同時に駆動し、カフ1の空気室11、12、13に単独または同時に給気して各気室を膨張させ、頭部に圧力を加えたり、頭部に加えた圧力を保持したり、排気して圧迫から開放したりして頭部に部分的にリズミカルな圧迫刺激を与える。
また、排気に関しては全空気室を同時に減圧させる方法と、空気室毎に順序を付けて減圧することもできるようになっている。
【0015】
実際の使用状態では、空気室11、12、13の順序で加圧されるプログラムが一般的で、好ましい効果を得ることができる。
変則的な例として、例えば、空気室12に給気し、空気室11および13に給気しなかったときの状態を図4に示している。
この図のように、カフ1の中心部の内側が膨れた状態になり、頭部のこの部分に接した部位が圧迫されることになる。
通常、つぎのタイミングでは、空気室12は開放され、空気室11または13に給気されて頭部のその部分に接した部位が圧迫されるが、3つの空気室に同時に給気するようにしてもよい。
【0016】
このように選択されたプログラムに従い、時間差を付けて複数の空気室に給気、保持または排気を行うことにより、頭部および頭皮マッサージが行われ、血行促進の効果を高めることができる。
さらに、加圧圧力調節手段23は、60mmHgから140mmHg間での5段階(初期設定は100mmHg)の範囲で連続または間欠に調節できる圧力調節機能を持ち、頭部圧迫の過大圧力になったときは、圧力センサによって自動的に開くホップオフバルブを備え、安全性を確保している。
【0017】
以上、本発明の一実施形態の動作を図面を参照して詳述してきたが、本発明はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。
たとえば、カフの空気室の数は3つに制限されるものではなく、2つであってもよく、また4つ以上であってもよい。
【0018】
また、空気室の形状は、円周方向に限定されず、「斜め」や「縦に分割」したものであっても良い。
【0019】
また、リング状のカフに限定されず、帽子状等どのような形状のものであっても良い。
【0020】
また、実施形態では頭部のマッサージ器について説明したが、頭部に限定されず、どの部位であっても良い。
【0021】
【発明の効果】
これまでに説明したように、この発明によれば、頭部専用のカフ(ベルト)に複数の空気室を設け、予め用意されたプログラムのうち選択されたプログラムに従って空気室への給気、保持または排気を行うことにより、頭部にマッサージ効果を与えるようにしたので、以下のような発毛・育毛・養毛の補助および促進効果が得られる。
【0022】
a.頭部の圧迫および減圧の繰り返しにより、頭皮がもみほぐされ、血行促進、皮膚の柔軟化が促進される。発育毛を阻害する原因と考えられる頭皮の血流不足、代謝低下を防止し、健康な頭皮の状態に戻すことができる。
【0023】
b.頭部下方より段階式に頭頂部へ向かって加圧する方式を主体としたプログラムがセットされており、頭部(頭頂部)への血流が促進されやすくなる。
また、所定時間内で圧迫、開放を繰り返すため、短時間(例えば2〜3分)で血流促進がなされる。
【0024】
c.頭部下方より頭頂部に向かって締め上げた後、全空気室から一斉に、または空気室別に個別に排気されるプログラムにより体感でき、人手を使いマッサージを行っていたことが、器具を用いて簡便に行えるようになった。
【0025】
d.3つの空気室を独立させて動かしたり、全室一斉加圧と排気等のプログラムが内蔵されており、プログラムの適切によってその日の体調や頭皮の状況に応じたマッサージのプログラムとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による気体圧ヘッドマッサージ器の外観構成を示す図。
【図2】駆動装置の構成を示すブロック図。
【図3】給気されていない状態のカフの断面形状を説明する図。
【図4】第2に空気室に給気された状態のカフの断面形状を説明する図。
【符号の説明】
1…カフ(ベルト)
2…駆動装置
3a、3b、3c…ホース
11、12、13…空気室
21a、21b、21c…バルブ
22…空気源
23…加圧圧力調節手段
24…制御手段
Claims (5)
- 給気されると膨らむ複数の気室を備えたりング状のカフ(ベルト)と、
このカフの前記各気室に給排気する駆動装置とからなり、
該駆動装置によって前記各気室に気体を給排気し、前記カフを膨張、保持、または収縮させ、患部に圧迫刺激を与えるマッサージを行うことを特徴とする気体圧マッサージ器。 - 前記各気室は、
それぞれ前記カフの円周方向で、かつ幅方向に異なった位置にそれぞれ互いにリング状に設けられたことを特徴とする請求項1に記載の気体圧マッサージ器。 - 前記駆動装置は、
前記各気室に対し、所定の開始時期に所定のタイミングで個々に給排気を行い、前記カフを部分的に膨張、保持、または収縮させることを特徴とする請求項1または2に記載の気体圧マッサージ器。 - 前記所定の開始時期、あるいは給排気を行う前記所定のタイミングは、
予め設定された複数のプログラムのうちの一つを選択することによって制御されることを特徴とする請求項3に記載の気体圧マッサージ器。 - 前記駆動装置による給排気は、
所定の圧力範囲で、連続または間欠して調節できる圧力調節機能を備え、
過大圧力になったときは、圧力センサによって自動的に開くポップオフバルブを備えて安全性を確保したことを特徴とする請求項3または4に記載の気体圧マッサージ器。
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CN101664360B (zh) * | 2008-09-03 | 2011-08-31 | 陈冠卿 | 头颈保健康复器 |
US8545654B2 (en) | 2006-05-12 | 2013-10-01 | Sca Hygiene Products Ab | Pant-type absorbent article and a method for producing pant-type absorbent articles |
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2003
- 2003-04-09 JP JP2003105517A patent/JP2004305571A/ja active Pending
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