JP2005287831A - 施療機 - Google Patents

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Abstract

【課題】各施療者の個人差にも適応できる施療を行なわせ、また新規の施療効果や利便性を有する施療機を提供する。
【解決手段】施療機1aである椅子本体2aの背凭れ部5a両側に、施療者両脇部を両側から挟持して施療し得る脇部保持機構53a、または施療者両脇部を保持して上方へ持上げ可能に保持し得る脇部持上機構54aを備え、または椅子本体2aの肘掛部6aにおいて施療者肘部を施療する肘部挟持機構62aを備えた肘挿入用凹溝61aを肘掛部6aの内側に設け、或いは椅子本体2aの座部3aの前部に、施療者両太腿部を両側及び中央から挟持する太腿部挟持機構33aを配備する。また、各施療動作に加えて背凭れ部5a内部に設けた施療者背部を施療し得る施療機構52aを併用し施療効果を高める。更には制御回路により各施療動作を自動実行させ、施療者情報と施療動作の情報を入力して記憶する回路を備え、施療者個人別の施療を施す。
【選択図】図28

Description

本発明は、人体に対して様々な施療を快適に実施する事ができるようにした椅子式の施療機に関するものである。
従来から、人体の様々な部位を施療する事ができる施療機として、例えば図36及び図37に示したような椅子や、図38に示したような手揉機能付施療機がある。
図36及び図37に示した椅子は、座部11と起伏可能な背凭れ部12と挿入用凹溝28を左右に夫々備えた足載部3と座部11左右に配置された肘掛部11cとを有する椅子本体2において、座部11と背凭れ部12と足載部3の左右に配置された挿入用凹溝28とには、それぞれ空気供給装置4から給排気される圧縮空気により膨縮する膨縮袋16〜20、26、27が夫々備えており、背凭れ部12においては主に人体の胴部裏側を施療する事ができ、また足載部3では主に脹ら脛部を施療でき、座部11においては主に大腿部を夫々施療する事ができるように構成している。
また、前記背凭れ部12には、背もたれ部12が起立位置から座面に対して略150度の角度で倒れる起倒範囲では人体の脇の下に引っ掛ることがなく、背もたれ部12が前記略150を超えて倒れた時に人体の脇の下に引っ掛ることができるようにすべく、背もたれ部12の下部寄りに配設された係合凸部51が設けられており、背もたれ部12が略150度以上倒された時点から、脇係合凸部51が着座者の脇の下に引っ掛って、下腿が足載せ台3に拘束された着座者をその頭部方向に引っ張るように構成し、ストレッチ作用をも実施する事ができるようにしている。(特許文献1)
また、図38に示したような手揉機能付施療機は、前記椅子のような人体の胴部や脚部の施療の他に、人体腕部或いは肘部を施療可能なものとしたものであり、該手揉機能付施療機は、背凭れ部と座部と肘掛部21とからなる椅子本体2の該肘掛部21に、それぞれ上面外側に立上り壁211を設けると共に該立上り壁211及び肘掛部21の上面に空気供給装置4により膨縮する膨縮袋12を夫々配設しており、肘掛部21の上面に載置された人体腕部或いは肘部を挟持状に保持しつつ膨縮袋12にて施療を実施するように構成している。(特許文献2)
特開2003−210270号公報(第8頁、図4と図5) 特開2003−153970号公報(第6頁、図10)
ところで、上記特許文献1のような従来の椅子は、施療者の脇の下位置で施療動作を行なわない一対の係合凸部が背凭れ部表面両側の固定位置で常時突出状に配置されているため、背凭れ部を後方へ倒伏させて係合凸部による脇部持上げを行う時以外には邪魔で不要なものであり、しかも、施療者が着座した場合に、背中の位置がこの背凭れ部の中央部に位置するよう着座した場合は問題ないのであるが、施療者が不意に背凭れ部の中央から外れて係合凸部上に凭れてしまった場合には、該凸部が人体背部或いは腰部等に激突して痛み等による不快感を与えたり大怪我をしたりする可能性が高いものである。このような可能性は、特に骨粗鬆症等の多い高齢者にとっては、最も危険度の高いものである。
また、特許文献1のような従来の椅子は、一対の係合凸部が背凭れ部表面両側の固定位置で常時突出状に配置されている為、見栄えが悪くデザイン上の問題においても芳しくないものであり、しかも、係合凸部は施療者の座高の違いによっても適応できないものであり、座高が長身の施療者にとっては該凸部の脇部における引っ掛かり具合が甘くなり、逆に座高が短身の施療者にとっては引っ掛かり具合が強すぎて不具合を生じるという問題もある。
更に、上記従来の椅子では、椅子本体の足載部には人体脹ら脛部を挟持状に保持し施療する施療凹部が備わっているものの、人体大腿部に対する座部での施療においては人体大腿部を座部から上方へ押上げる程度であり、大腿部に対して十分な施療を施す事ができないという不満もあった。
次に、上記特許文献2のような従来の手揉機能付施療機は、椅子本体肘掛部の上面に人体腕部或いは肘部を挟持状に保持して施療を実施するための立上り壁を設けているので、腕部或いは肘部に心地良い施療が行なえるのであるが、腕部或いは肘部の施療を望まない場合や肘掛部に肘を単に載せたい場合には、これが邪魔になって不快感を与える可能性があり、また、見栄えも悪くデザイン上の問題もあった。
本発明は上記各種の問題点に鑑みて、各問題点を解消すると共に各施療者の個人差にも適応できる施療を行なわせ、且つ、更なる新規の施療効果や利便性を有する優れた施療機を提供する事を目的とするものである。
すなわち、本発明の請求項1の施療機は、座部両側に肘掛部を備えると共に座部後部に背凭れ部を備えた椅子本体において、該椅子本体の背凭れ部両側に、施療者両脇部を両側から挟持状に保持して施療し得る脇部保持手段、或いは施療者両脇部を保持して上方へ持上げ可能に保持し得る脇部持上手段の少なくとも一以上を配備した事を特徴とするものである。
また、本発明の請求項2の施療機は、座部両側に肘掛部を備えると共に座部後部に背凭れ部を備えた椅子本体において、該椅子本体の両肘掛部の内側に肘挿入用凹溝を備えると共に、各肘挿入用凹溝に、肘部を挟持状に保持して施療し得る肘部挟持手段を配備した事を特徴とするものである。
更に、本発明の請求項3の施療機は、座部両側に肘掛部を備えると共に座部後部に背凭れ部を備えた椅子本体において、該椅子本体の座部前部に施療者両太腿部を両側及び中央から挟持状に保持して施療し得る太腿部挟持手段を配備した事を特徴とするものである。
更にまた、本発明の請求項4の施療機は、前記脇部保持手段や前記脇部持上手段、或いは前記肘部挟持手段や前記太腿部挟持手段は、空気供給装置から給排気される圧縮空気により反復膨縮や膨縮保持する膨縮袋とで構成する事を特徴とするものである。
更に、本発明の請求項5の施療機は、前記椅子本体の背凭れ部内に施療者背部を施療し得る施療機構を内装した事を特徴とするものである。
また本発明の請求項6の施療機は、前記脇部保持手段や前記脇部持上手段、或いは前記肘部挟持手段や前記太腿部挟持手段又は前記施療機構に、各動作を自動実行させる制御回路が設けてある事を特徴とするものである。
更に本発明の請求項7の施療機は、前記制御回路は、施療者情報と施療動作の情報を入力して記憶するICチップ等の施療者情報記憶回路を備えており、該施療者情報記憶回路の各情報は任意に変更可能或いは交換可能である事を特徴とするものである。
よって、本発明の請求項1の施療機では、座部両側に肘掛部を備えると共に座部後部に背凭れ部を備えた椅子本体の背凭れ部両側に、施療者両脇部を両側から挟持状に保持して施療し得る脇部保持手段、或いは施療者両脇部を保持して上方へ持上げ可能に保持し得る脇部持上手段の少なくとも一以上を配備したものであるため、脇部保持手段によって施療者の両胴部乃至両脇部を安定させた状態で効果的に保持して胴部乃至脇部の圧迫施療や指圧施療及び揉み施療を施す事ができると共に、脇部持上手段によって安定させた状態で施療者の両胴部乃至両脇部を上方へ保持するよう持上げて肩部の持上げ施療をも施す事ができ、しかもこれによる上半身のストレッチ作用をも同時にもたらす事ができる。
また、本発明の請求項1の施療機では、前記脇部保持手段と前記脇部持上手段とを共に配備する事ができ、双方の配備より、脇部保持手段によって施療者の両胴部乃至両脇部を安定させた状態に保持して圧迫施療や指圧施療及び揉み施療を施しながら脇部持上手段によって施療者の両胴部乃至両脇部を上方へ保持するよう持上げて肩部の持上げ施療をも施す事ができ、しかもこれによる上半身のストレッチ作用をも同時にもたらす事ができる。
更に、本発明の請求項1の施療機では、脇部保持手段と脇部持上手段とを任意或いは適宜に実行させる事で、上記各施療作用と上半身のストレッチ作用の双方の作用を任意或いは適宜に組み合わせた新規な施療・ストレッチ作用をもたらす事もできる。
本発明の請求項2の施療機は、座部両側に肘掛部を備えると共に座部後部に背凭れ部を備えた椅子本体の両肘掛部の内側に、肘挿入用凹溝を備えると共に各肘挿入用凹溝に肘部を挟持状に保持して施療し得る肘部挟持手段を配備したものであるため、施療者が肘部や腕部及び手部の施療を施したい場合には、肘挿入用凹溝内に施療者の肘部や腕部及び手部を挿入して、肘部挟持手段による安定した施療部位の圧迫施療や指圧施療及び揉み施療を効果的に施す事ができる。
また、本発明の請求項2の施療機は、肘挿入用凹溝を両肘掛部の内側に備えているので、従来のように肘掛部上部に肘や腕を持上げて施療する必要が無く、リラックスした姿勢で肘部や腕部及び手部の施療部位の圧迫施療や指圧施療及び揉み施療を適宜に施療できる。
更に、本発明の請求項2の施療機は、肘挿入用凹溝を両肘掛部の内側に備えており、肘掛部上部には従来の立上り壁のような障害となるものを設けていないため、施療者が単に肘掛部に肘部を載置させたい場合においても、通常の椅子と同様にリラックスした着座姿勢で肘部や腕部及び手部を載置させる事ができる。
また、本発明の請求項3の施療機は、座部両側に肘掛部を備えると共に座部後部に背凭れ部を備えた椅子本体の座部前部に、施療者両太腿部を両側及び中央から挟持状に保持して施療し得る太腿部挟持手段を配備したものであるため、従来の施療機では施療できなかった施療者の太腿部内外両側や太腿部周部の圧迫施療や指圧施療及び揉み施療を安定した状態で効果的な施す事ができる。
本発明の請求項4の施療機は、前記脇部保持手段や前記脇部持上手段、或いは前記肘部挟持手段や前記太腿部挟持手段は、空気供給装置から給排気される圧縮空気により反復膨縮や膨縮保持する膨縮袋とで構成する事を特徴とするものであるため、該膨縮袋による反復膨縮施療にて施療部位を揉みほぐしたり、または膨縮保持施療により一定時間挟圧保持したり、或いは反復膨縮と膨縮保持施療を組み合わせて実施したりする等、多種多様な施療を実現する事ができ、しかも、施療部位の圧迫施療や指圧施療及び揉み施療やストレッチを適宜に施す事ができる。
また、本発明の請求項4の施療機は、膨縮袋自体の配置場所を適宜に決める事ができると共に設置し易く、且つ、収縮状態においては突出したりせず場所を占めないため、施療の実施及び不実施に係わらず膨縮袋が邪魔にならず、また通常の椅子としても使用でき、デザイン上においても綺麗な施療機の製作が可能となる。
本発明の請求項5の施療機は、椅子本体の背凭れ部内に施療者背部を施療し得る施療機構を内装したものであるため、施療機構による各種通常の施療を施す事ができるのは無論であるが、前記脇部保持手段或いは前記脇部持上手段と併用した施療機である場合には、例えば脇部保持手段の併用の場合には、脇部保持手段により施療者を安定保持させながら施療機構による施療と相乗的な施療を効果的に施す事ができると共に、脇部保持手段の膨縮保持具合を調整しながら施療機構の施療力を施療者の好みに適宜合わせる事ができる。
また、前記施療機が、脇部持上手段を併用したものである場合には、脇部持上手段により脇部を持上げて肩部を持上げた状態で施療機構による施療を施す事ができ、これにより肩首周部に対する通常よりも強度な施療力での施療と相乗的な施療を施す事ができ、更には脇部持上手段で脇部を持上げ保持した状態で施療機構による施療を施したり、施療機構を肩首周部に停止させた状態で脇部持上手段を実行させたりする事によっても効果的に肩首周部を施療する事ができる。
更に、本発明の請求項5の施療機は、椅子本体の背凭れ部内に施療者背部を施療し得る施療機構と前記脇部保持手段及び前記脇部持上手段との双方を併用した施療機にしている場合には、脇部保持手段により施療者を安定保持させながら施療機構による施療と相乗的な施療を施す事ができると共に、脇部持上手段により脇部を持上げて肩部を持上げた状態で施療機構による施療とを施す事ができ、しかもこれら双方の各施療を同時或いは交互に施して相乗的な施療をも施す事もできる。
更に、本発明の請求項6の施療機は、前記脇部保持手段や前記脇部持上手段、或いは前記肘部挟持手段や前記太腿部挟持手段又は前記施療機構に、各動作を自動実行させる制御回路が設けてある施療機であるため、上記した各手段を制御して施療者の施療部位に対する好みや要望に応じた最適な施療を実行させるよう事ができると共に、適宜の設定プログラムや入手プログラムによる設定施療コースや選択施療コースに基づき、上記各種の手段による施療動作を自動実行或いは選択実行させる事ができる。
本発明の請求項7の施療機は、前記制御回路に、施療者情報と施療動作の情報を入力して記憶するICチップ等の施療者情報記憶回路を備えており、該施療者情報記憶回路の各情報は任意に変更可能或いは交換可能である施療機であるため、多数の施療者が使用する場合においても、各施療者の座高や身長及び年齢や体重等の個人情報を入力した回路を施療者が選択使用する事で、施療者自身のみに適合した施療を施す事ができ、また、この施療者情報記憶回路に施療者の要望施療手段や要望施療箇所及び施療部位等の任意の情報を適宜に入力する事により、施療者個人のみが最も要望する施療を適格に施す事ができる。
また、本発明の請求項6及び請求項7の施療機は、前記制御回路に、比較判別手段を設ける事で、施療者情報記憶回路に記憶された施療者情報と施療者との一致を確認して、実行させるようにする事ができる。
更に、本発明の請求項6及び請求項7の施療機は、この施療者情報記憶回路への施療者情報や施療動作情報をインターネットやパソコン及び携帯電話によっても入力可能にする事により、施療者の入力された施療者情報と施療動作の情報が変化した場合にも即座に適応させて変更する事ができる。
更にまた、本発明の請求項6及び請求項7の施療機は、施療者情報や施療動作情報を記憶した施療者情報記憶回路を、施療機の肘掛部或いは肘掛部近郊や操作リモコン等に配置させて使用する事ができ、また、複数の施療者情報記憶回路を内装したロータリー式操作部を配備して、各施療者が各自の施療者情報記憶回路を任意に選択して施療動作させるようにする事ができる。
以下に、本発明の施療機を、図面に示す一実施形態に基づきこれを詳細に説明する。
図1は本発明の施療機の一実施形態を示す斜視図であり、図2は本発明の施療機の一実施形態を示す使用状態図であり、図3は本発明の施療機の一実施形態を示す背凭れ部内部の説明図であり、図4は本発明の施療機における脇部保持手段及び脇部持上手段の一実施形態を示す説明図であり、図5乃至図7は本発明の施療機における脇部持上手段の一実施形態を示す説明図であり、図8は本発明の施療機における脇部保持手段や脇部持上手段の一実施形態を示す説明図であり、図9乃至図15は本発明の施療機における脇部保持手段及び脇部持上手段による施療実施状態を示す説明図であり、図16は本発明の施療機における肘挿入用凹溝及び上腕肩部挿入用凹溝を設けた場合の一実施形態を示す斜視説明図であり、図17は本発明の施療機の使用状態図であり、図18及び図19は本発明の施療機における上腕肩部挿入用凹溝の一実施形態の説明図であり、図20は本発明の施療機における肘挿入用凹溝及び上腕肩部挿入用凹溝の一実施形態を示す説明図であり、図21は本発明の施療機の一実施形態を示す説明図であり、図22は本発明の施療機の一実施形態を示す斜視図であり、図23乃至図25は本発明の施療機における脇部保持手段及び脇部持上手段の一実施形態を示す説明図であり、図26及び図27は本発明の施療機の脇部保持手段及び脇部持上手段を使用した状態の一実施形態を示す説明図であり、図28は本発明の施療機における座部に太腿部挿入用凹溝を設けた場合の一実施形態を示す斜視図、図29及び図30は本発明の施療機における座部の太腿部挿入用凹溝を使用した状態を示す説明図であり、図31は本発明の施療機の一実施形態を示す説明図であり、図32は本発明の施療機に使用される操作リモコンの一実施形態を示す説明図であり、図33は本発明の施療機における肘掛部に施療者情報記憶回路を配備させた状態の一実施形態を示す説明図であり、図34及び図35は本発明の施療機の施療選択手順を示したブロック図であり、図36乃至図38は従来技術図面である。
図1乃至図3は、本発明の施療機1aに使用される椅子本体2aの一実施形体を示したものであり、該椅子本体2aは、施療者が着座する座部3aと、該座部3a後方に配備され、進退機構51aの進退動作に連動して起倒自在に移動する背凭れ部5aが取り付けられており、且つ前記座部3aの前方下部には足載部4aが進退機構41aの進退動作と連動して出没自在に取付けられ、前記座部3aの左右両側には肘掛部6aを夫々設けて椅子型に形成されたものとしている。
また、前記椅子本体2aには、背凭れ部5aの倒伏動作及び足載部4aの出没動作等の椅子本体2a全体の動作及び施療動作を操作し得る操作リモコン8aが適所に設けられており、該操作リモコン8aには、操作選択を案内したり施療状況等を表示したりするための表示部81aを備えると共に、選択作業や後述する入力作業を行なうための入力ボタン82aを配している。
前記操作リモコン8a内部には、制御回路84aが設けられており、該制御回路84aにより椅子本体2a全体の動作及び施療動作を自動制御するようにしている。尚、これより以下、「施療」についての言及をする際は、振動施療、叩き施療、ローリング施療、さすり施療、揉み施療、指圧施療、圧迫施療等の種々の施療を包含し、且つ、ストレッチ作用をも包含するものとして説明する。
前記座部3aの内部には、座部3aの下部空間や適宜の空間部に必要に応じて配設された空気供給装置7aからの圧縮空気の給排気により膨縮する膨縮袋等の座部施療機構31aが配備されている。
尚、該座部施療機構31aは、前述した施療を施すものであり、振動施療、叩き施療、ローリング施療、さすり施療、揉み施療、指圧施療、圧迫施療、ストレッチ作用等の施療が可能な機構を適宜採用する。
前記足載部4aは、前記空気供給装置7aにより必要に応じて膨縮する膨縮袋等の足部施療機構42aを備えたものとしている。また、この足部施療機構42aも、
前記背凭れ部5aの内部には、ガイドレール521aに沿って昇降移動自在として位置変更が可能であり、施療を施すための施療子522aを備えた施療機構52aが設けられている。尚、該施療機構52aは、前記機構と同様に、施療子522aによる振動施療、叩き施療、ローリング施療、さすり施療、揉み施療、指圧施療、圧迫施療、ストレッチ作用等の施療が可能な機構を適宜採用する。
また、前記施療機構52aの昇降動作及び施療子522aの施療動作は、前記制御回路84aによって自動制御されるようにしても良く、また、適宜の設定プログラムや入手プログラムによる設定施療コースや選択施療コースに基づき、施療動作を自動実行或いは選択実行させる事ができる。
また、前記制御回路84aは上述したように、前記操作リモコン8aの内部に設けているが、これに限らず、施療機構52aの適所(図示せず)に設けてもよく、また図33に示したように肘掛部6a内部に設けても良い。
また、図1及び図4の実施形態で示したように、本発明の施療機1aには、前記背凭れ部5aに、施療者両脇部を両側から挟持状に保持して施療し得る脇部保持機構53a(脇部保持手段)と、各脇部保持機構53aの上部に載設され、施療者両脇部を保持して上方へ持上げ可能に保持し得る脇部持上機構54a(脇部持上手段)が左右で対を成すよう配備されている。
図面に示す実施形態では、前記脇部保持機構53a(脇部保持手段)と前記脇部持上機構54a(脇部持上手段)とを、基本的に同様な袋構造のものを使用した場合を例示しており、脇部保持機構53aや前記脇部持上機構54aは、前記空気供給装置7aからホース71aを介して給排気される圧縮空気により、これら脇部保持機構53aや前記脇部持上機構54aの袋部材59aを膨縮保持及び反復膨縮するよう構成している。
以下、脇部持上機構54a(脇部持上手段)を代表として、図5乃至図7に示す実施形態により、これを説明する。
例えば、前記脇部持上機構54a(脇部持上手段)は、その袋部材59aの板材57aを挟持状に介設して折り畳むように配設すると共に、前記背凭れ部5a内部の取り付け部であるベース部55aに取付具56aにて取り付けるようにしている。
前記板材57aは、脇部持上機構54aの袋部材59aが継続的或いは断続的に反復膨縮を繰返し行なえるようにしたものであり、該袋部材59aは圧縮空気の給気により膨張して互いに離反方向に突出した後、圧縮空気の排気により直に元位置の折り畳んだ状態に復帰するようにして、安定した膨縮動作を実現する。
また、前記脇部持上機構54aの袋部材59aには、折り畳んだ状態であっても前記空気供給装置7aから給排気する圧縮空気が通気し易いようにするために、脇部持上機構54aの袋部材59a片面側において隆起筋状の通気部58aを形成している。
上記のように構成された脇部保持機構53aや脇部持上機構54aは、袋部材59aが膨張する際、図7に示したように常時円弧を描きながら互いに離反方向に膨張する事になり、上下方向への膨縮や前後方向への膨縮或いは左右方向への膨縮といったように、目的に応じた膨張方向になるよう脇部保持機構53a(脇部保持手段)や脇部持上機構54a(脇部持上手段)を適宜に配設する事ができる。
尚、前記脇部保持機構53a(脇部保持手段)や脇部持上機構54a(脇部持上手段)の上記実施形態では、袋部材59aを折り畳んだ袋構造にしたものを例示しているが、これに限らず、例えば図8に示すように、単体の袋部材59aを重合状に配置して、各袋部材59a・59aの各一端を取付具56aにより止着して構成したものであっても良い。
また、上記実施形態では、脇部保持機構53aや脇部持上機構54aを、袋部材59aの膨縮により、上下方向や前後方向或いは左右方向への膨縮をさせて脇部の保持や指圧及び持上げを行うようにしたものを例示したが、脇部保持手段や脇部持上手段の構造は、これに限らず、脇部の保持や指圧及び持上げを行うものであれば、適宜の構造を採用する事ができる。
更に、前記空気供給装置7aの給排気は、前述した制御回路84aにより制御する事ができ、前記脇部保持機構53a及び前記脇部持上機構54aは、適宜の設定プログラムや入手プログラムによる設定施療コースや選択施療コースに基づき制御回路84aで制御され、施療動作を自動実行或いは選択実行させる事ができる。
例えば、施療者の受ける施療が最適な効果をもたらすよう、設定施療コースや選択施療コースに挟圧反復膨縮やアトランダム膨縮、或いは一定間挟圧膨縮保持等のプログラムが設定されている場合には、これらの施療動作や施療動作を自動実行或いは選択実行させる事ができるのである。
尚、制御回路84aは、上述したように、前記操作リモコン8a内部や肘掛部6a内部に設けるのが好ましいが、これに限らず、前記脇部保持機構53aや前記脇部持上機構54aそのものに設けても良い。
前記脇部保持機構53a及び前記脇部持上機構54aは、前述したように、夫々の膨縮方向を目的に応じて組合せた構成にする事で、更に多様な施療作用を可能にする事ができるものであり、その一実施形態を図9乃至図12に基づき説明する。
例えば、図9乃至図12は、本発明の施療機1aの一実施形態として脇部保持機構53aと脇部持上機構54aの双方を配備したものを例示しており、前記脇部保持機構53aにおける左右一対の袋部材59aを人体幅方向に突出するよう配置して胴部乃至脇部を挟持状に保持させる事ができるようにすると共に、前記脇部持上機構54aにおける左右一対の袋部材59aを座高方向に突出するよう脇部保持機構53aの各袋部材59a・59aの上部に各々配置して脇部を持上げる事ができるようにしている。
よって、図9に示すように、前記脇部保持機構53aが先ず膨張する事により施療者の上腕部が外側に開いて人体脇部が開放され胴部乃至脇部を保持し、次いで、図10に示すように該脇部保持機構53aが施療者の胴部乃至脇部を挟圧膨縮保持した状態で前記脇部持上手段54aが上方へ膨張する事により施療者の脇部が上方に持上げられて施療者の肩部を持上げる事になり、施療者の主に胴部乃至脇部をストレッチする事ができる。
また、図11に示す如く、前記脇部保持機構53aが挟圧膨縮保持した状態で前記脇部持上機構54aを短期的に反復膨縮させる事により、施療者の脇部及び肩部が上下動して首肩周部の筋肉をほぐす施療が行なえるのである。
この場合、脇部保持機構53aや脇部持上機構54aの各袋部材59a・・・を交互に膨縮或いは短期的に反復膨縮させる事により、脇部保持機構53aにより施療者の胴部乃至脇部が交互に挟圧保持される施療を行なわせると共に、脇部持上機構54aにより施療者の脇部及び肩部が交互に上下動して首肩周部の筋肉をほぐす施療とストレッチ作用との双方が行なえる。
尚、前記脇部保持機構53aの各袋部材59a・・・を短期的に反復膨縮させた場合には、施療者の脇部や肩甲骨下部付近及び胴部側面等に対する押圧或いは挟圧膨縮施療を実施する事ができる。
また、図12に示すように、前記脇部保持機構53aの各袋部材59a・・・が収縮状態の際に、前記脇部持上機構54aの各袋部材59a・・・を短期的に挟圧反復膨縮させた場合には、施療者の脇部や肩甲骨付近等を押圧膨縮施療する事ができる。
前記脇部保持機構53a及び前記脇部持上機構54aと、前記背凭れ部5a内部にて昇降自在な前記施療機構52aとを組合せて作動させた場合には、各機構52a・53a・54aによる相乗的な施療を実施する事ができる。
例えば、図13に示すように、前記脇部保持機構53a及び前記脇部持上機構54aの各袋部材59a・・・を共に膨縮保持して施療者の胴部乃至脇部を保持しながら肩周部を安定保持し、前記施療機構52aの施療子522aにより施療者の肩上部付近を施療させる事で、従来よりも強度な押圧力や打撃力で施療する事ができ、施療者の肩首部周辺のコリを効果的にほぐす事ができ、また、施療機構52aの施療子522aを肩位置にて停止したまま、脇部持上機構54aの各袋部材59a・・・を反復膨縮させる事でも強度な押圧力や打撃力で施療する事ができる。
また、図14に示すように前記脇部保持機構53a及び前記脇部持上機構54aの各袋部材59a・・・を共に膨縮保持させながら、施療機構52aの施療子522aを昇降移動させる事により、順次施療者の背部を施療しながら該背部をストレッチさせていく事ができる。
前記脇部保持機構53aは、通常は上述したように各袋部材59a・・・が人体幅方向に挟持状に膨縮できるよう配置されるのであるが、図15に示すように、脇部保持機構53aの各袋部材59a・・・が互いに離反する方向へ膨縮するよう配置してもよい。
前記脇部保持機構53aは、その膨縮保持具合を前述した制御回路84aで制御できるようにする事ができ、前記操作リモコン8aや肘掛部6aの操作部により前記制御回路84aを介して適宜に調整する事ができるようにすれば、前記施療子522aによる押圧力や打撃力を施療者の好みに合わせて施療させる事ができる。
尚、前記脇部保持機構53a及び前記脇部持上機構54aは、不実施時には収縮している状態になっており、施療者の背部に当接して不快感を与えたり着座時に衝撃を与えたりする事はなく、見栄えも良く綺麗な状態で維持されるものでる。
図16乃至図21は、他の実施形態を示したものであり、本発明の施療機1aの前記椅子本体2aの背凭れ部5aに、前記脇部保持機構53a及び前記脇部持上機構54aを設けると共に、椅子本体2aの左右に夫々設けられた肘掛部6aの内側に各々肘挿入用凹溝61aを設けると共に背凭れ部5a左右には、上腕肩部挿入用凹溝63aを夫々設けたものを例示している。
前記各肘挿入用凹溝61aには、施療者の肘部や腕部及び手部を挟持状に保持して施療し得る肘部挟持機構62a(肘部挟持手段)を配備しており、図17に示すように施療者が肘部や腕部及び手部の施療を所望する際に該肘挿入用凹溝61aに肘部等の施療部位を挿入するだけで施療を受けられるように構成している。
前記肘部挟持機構62a(肘部挟持手段)は、各肘挿入用凹溝61aに、空気供給装置7aにより膨縮する膨縮袋等を配置しており、その膨縮は上記と同様に、操作リモコン8aや肘掛部6aの内部に設けている制御回路84aにより制御されるようにしており、肘部挟持機構62aにより、図20に示すような肘部や腕部及び手部等の周部を挟圧保持または挟圧膨縮して心地よい施療を施す事ができる。
図16及び図17は、前記肘部挟持機構62aが、手部を施療する手部施療部621aと、前腕部を施療する前腕部施療部622aと、肘周部を施療する肘部施療部623aとに分割して配備された肘部挟持機構62aである場合を例示しており、施療者が所望する施療部位に応じて夫々が前記制御回路84aにより制御され、挟圧反復膨縮やアトランダム膨縮、或いは一定間挟圧膨縮保持等の膨縮動作を実施するようにする事ができ、施療者の受ける施療が最適な効果をもたらすものとなるよう、例えば、適宜の設定プログラムや入手プログラムによる設定施療コースや選択施療コースに基づき制御回路84aで制御され、挟圧反復膨縮やアトランダム膨縮、或いは一定間挟圧膨縮保持等の膨縮動作を自動実行或いは選択実行させる事ができる。
図21に示すように、施療者肘部を前記肘挿入用凹溝61aに挿入すると共に、前記肘部挟持機構62aにて施療者肘部を膨縮保持した状態を保ちながら、前記背凭れ部5aを後方へ倒伏させた場合、図中の延び分Wで表すように、その延び分Wの範囲で施療者の腕部全体をストレッチする事ができ、また、前記脇部保持機構53aや前記脇部持上機構54aと併用すれば、各機構62a・53a・54aの各作用に加えてこれらの相乗効果を有する各種施療作用をもたらす事ができる。
また、上記したように、図16乃至図20には、前記背凭れ部5aの左右両側の施療者上腕部及び肩部付近に位置する前記上腕肩部挿入用凹溝63aが夫々設けられており、該上腕肩部挿入用凹溝63aには、施療者上腕部及び肩部付近を挟持状に保持して施療し得る上腕肩部挟持機構64a(上腕肩部挟持手段)を配備しており、図17に示すように、施療者が上腕部または肩部付近の施療を所望する際に該上腕肩部挟持機構64aの上腕肩部挿入用凹溝63aに上腕部または肩部付近を挿入するだけで施療を受けられるよう構成している。
前記上腕肩部挟持機構64a(上腕肩部挟持手段)は、該上腕肩部挿入用凹溝63aに前記空気供給装置7aにより膨縮する膨縮袋等を配置したものであり、図18に示すように、上腕部の周部または肩部付近を挟圧保持または挟圧膨縮施療を実施する事ができる。
図16及び図17に示す実施形態では、前記上腕肩部挟持機構64aを、施療者肩付近を施療する肩部施療部641aと、施療者上腕部を施療する上腕部施療部642aとに分割した上腕肩部挟持機構64aを例示しており、これにおいても、施療者が所望する施療部位に応じて夫々が前記制御回路84aにより制御され、挟圧反復膨縮やアトランダム膨縮、或いは一定間挟圧膨縮保持等の膨縮動作を実施するようにする事ができ、施療者の受ける施療が最適な効果をもたらすものとなるよう、例えば、適宜の設定プログラムや入手プログラムによる設定施療コースや選択施療コースに基づき制御回路84aで制御され、挟圧反復膨縮やアトランダム膨縮、或いは一定間挟圧膨縮保持等の膨縮動作を自動実行或いは選択実行させる事ができるようにしている。
尚、前記肘部挟持機構62a及び前記上腕肩部挟持機構64aを利用しない場合においては、通常の椅子と同様に肘掛部6aの上部や背凭れ部5a前面には突出物や突出壁がないため邪魔になる事はなく、上面に施療者の肘部を容易に載置してリラックスできると共に、施療者の背部に当接して不快感を与えたり着座時に衝撃を与えたりする事もなく、見栄えが良く綺麗な状態で維持されるものでる。
尚、前記制御回路84aは上述したように、前記操作リモコン8aや肘掛部6aの内部に設けているが、これに限らず、前記肘部挟持機構62aや前記上腕肩部挟持機構64aそのものに設けても良い。
図22乃至図26には、他の実施形態として、本発明の施療機1aに、椅子本体2aの肘掛部6aに備えた前記肘部挟持機構62aと前記背凭れ部5aに備えた前記上腕肩部挟持機構64aとを設けると共に、昇降可能な施療機構52aの左右両側に配設した左右一対の脇部保持機構53aを設けたものを例示している。
前記施療機1aは、施療機構52aの施療子522aによる施療機能の他に、脇部持上機構54aとしての機能も兼ね備えており、施療機構52aや脇部保持機構53a及び脇部持上機構54aの各施療作用と、これらの相乗作用とが得られるものであり、各機構52a・53a・54aの施療動作及び他の施療機構の動作を含めて、リモコン8aや肘掛部6aの内部に設けている前記制御回路84aによって制御されるようにしている。
図23の実施形態では、前記脇部保持機構53aを、施療者両脇部を両側から挟持状に保持しながらも施療し得るよう構成したものを例示しており、左右に配備された一対の脇部保持機構53aは、前記施療機構52aと、揺動バネ部材531aを介して揺動軸点532aにて揺動するよう取りつけられたアーム533aと、該アーム533aの先端部に出没バネ部材534aを介してアーム533aの先端部に沿って出没するよう取りつけられた回転自在な回転施療部材535aから構成されている。
よって、前記回転施療部材535aは、前記施療機構52aが昇降する際、回転しながら施療者胴部をさすり、且つ腕部にローリング施療を施す事ができ、前記上腕肩部挟持機構64aと併用すれば、施療者腕部に対する相乗的な施療を施す事ができる。
施療者が前記背凭れ部5aの倒伏により後方へ凭れる場合、図24で示す如く背部側胴部が前記回転施療部材535aの先端部分に当接すると共に、前記揺動バネ部材531a及び前記出没バネ部材534aの付勢力を増しながら該回転施療部材535aは前記アーム533aの先端部に沿って押し下げられ、同時にアーム533aも前記揺動軸点532aを基軸として施療者幅方向外側に移動しながら押し下げられる事になる。
しかし、前記回転施療部材535a及び前記アーム533aがある程度押し下げられた場合には、図25に示すように回転施療部材535aの先端部が施療者の胴部と腕部との隙間に入り込むような態勢になり、次いで、前記揺動バネ部材531a及び前記出没バネ部材534aの付勢力が放出されるので、回転施療部材535aは前記アーム533aの先端部に沿って押し上げられ、同時にアーム533aも施療者幅方向内側に移動しながら押し上げられる事になり、こうして脇部保持機構53aは施療者両脇部を両側から挟持状に保持する事ができる。
前記回転施療部材535aは、施療者が不意に前記背凭れ部5aに凭れた場合でも、前記揺動バネ部材531a及び前記出没バネ部材534aにより衝撃を吸収する事ができるので、施療者に対し衝撃による不快感や痛みをもたらす事もなく、また、各施療者胴部の幅に対応して各施療者胴部の個人差をカバーする事ができる。
更に、前記脇部保持機構53aにて施療者両脇部を挟持状に保持したまま、前記脇部保持機構53aを兼ねる前記施療機構52aを上方へ移動させた場合には、図26に示すように脇部保持機構53aの回転施療部材535aが施療者脇部を持上げる事になり、施療者の胴部はストレッチされる事になる。
加えて、脇部保持機構53aにより施療者の脇部を持上げた態勢で前記施療機構52aの施療子522aを作動させた場合には、主に施療者の首肩周部に対する相乗的な施療を施す事ができる。
前記脇部保持機構53aは、施療者各個人の脇部の高さ位置を自動検出する脇部自動検出装置(図示せず)を備えるようにしてもよく、例えば、施療を始める際に脇位置自動検出モードに入り、図27に示すように最下位置P1から前記施療機構52aを人体腰部付近から上方へ上昇させてゆき、脇部保持機構53aが人体脇部に当接する際の負荷を検出する負荷検出手段(図示せず)により、一定の負荷にまで達した時点の脇部脇部保持機構53aの高さ位置を施療者の脇部の決定された高さ位置である決定脇高さ位置P2として前記制御回路84aにて記憶すると共に施療機構52aを停止し、脇位置自動検出モードを終了して施療を実施する。そして、該決定脇高さ位置P2に基づいて脇部持上機構54aを具備する施療機構52aを制御回路84aで自動制御する。
尚、P3は脇部保持機構53aにより人体脇部を持上げる時の最上位置である持上最上位置であり、該持上最上位置P3は決定脇高さ位置P2に基づいて制御回路84aにて最適な高さとなるよう割り出される。
従って、前記脇部自動検出装置によって施療者各個人の脇部の適正な高さ位置を検出する事ができるので、前記施療子522aと共に前記脇部保持機構53a及び前記脇部持上機構54aは、施療者各個人に対し最適な施療及びストレッチを実施する事ができ、例えば座高や身長が長身の施療者の場合のように、脇部保持機構53aや脇部持上機構54aによる脇部の持上げ幅が足りないという問題や、座高や身長が短身の施療者の場合のように、脇部保持機構53aや脇部持上機構54aによる脇部の持上げ幅が大きすぎて脇部に痛みを生じさせるという問題はなく、常に安定した各施療を施す事ができる。
尚、前記制御回路84aは、上述したように、前記操作リモコン8aや肘掛部6aの内部に設けているが、これに限らず、前記脇部保持機構53a或いは施療機構52aの適所に設けてもよい。
次に、図28乃至図31に示す実施形態では、本発明の施療機1aが、椅子本体2aの肘掛部6aに備えた前記肘部挟持機構62aと、背凭れ部5aに備えた前記上腕肩部挟持機構64aと、前記脇部保持機構53aや前記脇部持上機構54aとを備え、更に椅子本体2aの座部3aの前部に、施療者両太腿部を両側及び中央から挟持状に保持して施療し得る太腿部挟持機構33a(太腿部挟持手段)を配備したものを例示した。
前記太腿部挟持機構33a(太腿部挟持手段)は、前記空気供給装置7aにより膨縮する膨縮袋等からなるものであり、その膨縮はリモコン8aや肘掛部6aの内部に設けられている制御回路84aにより自動制御されるようにしており、例えば、図29に示したように、この太腿部挟持機構33aにより、大腿部を挿入し得る太腿部挿入用凹溝32aで太腿部の周部を挟圧保持または挟圧膨縮施療を施す事ができるようにしている。
図28に示す前記太腿部挟持機構33aは、大腿の前部を施療する太腿前部施療部34aと、主に大腿の後部を施療する太腿後部施療部35aとに分割した太腿部挟持機構33aを例示したものであり、これにおいても、施療者が所望する施療部位に応じて夫々が前記制御回路84aにより制御され、挟圧反復膨縮やアトランダム膨縮、或いは一定間挟圧膨縮保持等の膨縮動作を実施するようにする事ができ、施療者の受ける施療が最適な効果をもたらすものとなるよう、例えば、適宜の設定プログラムや入手プログラムによる設定施療コースや選択施療コースに基づき制御回路84aで制御され、挟圧反復膨縮やアトランダム膨縮、或いは一定間挟圧膨縮保持等の膨縮動作を自動実行或いは選択実行させる事ができるようにしている。
前記太腿部挟持機構33aは、前記太腿部挿入用凹溝32aにて大腿部に膨縮動作を付与できるものであるが、大腿部を膨縮袋により膨張保持した状態を維持し、図31に示すように、前記脇部保持機構53aや前記脇部持上機構54aにより施療者脇部を持上げた態勢で背凭れ部5aを後方へ倒伏させた場合には、図中の延び分Wで表すように、その延び分Wの範囲で施療者胴部や大腿部における相乗的なストレッチを実施する事ができる。
尚、図30に示すように、前記太腿部挟持機構33aの中央部を平らに形成し、太腿部挟持機構33aに圧縮空気を供給した場合だけ、該中央部が隆起するように構成する事で施療者が着座した場合に、太腿部挟持機構33aの座部3a上面の凹凸による違和感がなくなり、上記と同様な挟圧膨縮や挟圧膨縮保持を実施する事ができる。
また、制御回路84aは上述したように、前記操作リモコン8aや肘掛部6aの内部に設けているが、これに限らず、太腿部挟持機構33aの適所に設けてもよい。
更に、前記肘部挟持機構62a、前記上腕肩部挟持機構64a、前記太腿部挿入用凹溝32a等において、挿入する施療部位には個人差が有る事から、前記空気供給装置7aから送られる圧縮空気の圧力が一定のレベルに達したなら減圧するよう前記制御回路84aにより制御するようにしてもよい。
本発明の施療機1aは、より各個人に応じた施療やストレッチが実現できるよう、前記制御回路84aに、施療者情報と施療動作の情報を入力して記憶する施療者情報記憶回路85aを備えており、該施療者情報記憶回路85aの各施療者情報や施療動作情報をインターネットやパソコン及び携帯電話によっても入力可能にしており、また、各情報を任意に変更可能或いは交換可能にしている。
図32は、操作リモコン8aの一実施形態を示すものであり、該操作リモコン8aの内部には制御回路84aが設けられていると共に、側面に設けられた脱着部83aに、施療者情報や施療動作情報を入力し得る、または入力されたICチップ等の前記施療者情報記憶回路85aを脱着可能にしたものを例示している。
前記施療者情報記憶回路85aとしてICチップを使用する場合は、膨大な情報を記憶するだけでなく、演算機能も備わっているため、施療者情報記憶回路85aに入力し記憶された施療者情報及び施療動作の情報に基づいて、最適な施療を実施するために予め設定されている幾つかの施療を実施するプログラムを演算して割り出す事ができ、次いで割り出されたプログラムを前記制御回路84aに送り、該プログラムに基づいて制御回路84aが施療の自動実行を行うようにする事ができる。以下、この施療動作を「部分登録施療」と称する事にする。
該「部分登録施療」により施療者は施療者情報記憶回路85aを前記操作リモコン8aの脱着部83aに挿入して、操作リモコン8aにて簡単な入力を行うだけですぐに施療を実施する事ができるものであり、また、ICチップの演算機能によって、施療者の健康を損ねないように管理する事もできる。
また、前記施療者情報記憶回路85aによって、前記制御回路84aで制御される椅子本体2aにおける背凭れ部5aの倒伏や足載部4a等の出没等に関する全ての作動、及び椅子本体2aにおける全ての施療動作を記憶しながら施療を実施させる事ができ、また、この実施後において、実施した情報を登録する事も可能である。以下、この施療動作を「記憶施療」と称する事にする。尚、「記憶施療」での背凭れ部5aや足載部4a等の作動について、記憶をするか否かの選択機能(選択手段)を設けてもよい。
前記「記憶施療」によって記憶し登録されたデータを前記施療者情報記憶回路85aから前記制御回路84aに送る事により、施療者が受けた同じ施療を再度忠実に再現する事ができるのである。以下、この施療動作を「全登録施療」と称する事にする。
従って、「全登録施療」により登録した施療者は、施療者情報記憶回路85aを前記操作リモコン8aに挿入して、前記入力ボタン82aにて簡単な入力を行うだけですぐに「全登録施療」を実施する事ができるのである。
また、前記「部分登録施療」及び「全登録施療」の場合、施療者情報記憶回路85aを前記操作リモコン8aに挿入するだけで自動的に電源が投入されるようにし、その後施療者は操作リモコン8aの前記入力ボタン82aを操作せず自動的に施療を実施し、施療終了後、自動的に電源が切れるようにしても良く、更に施療を継続するか否かを前記操作リモコン8aにて選択するようにしても良い。
尚、図32に示す実施形態では、前記施療者情報記憶回路85aを脱着する脱着部83aを操作リモコン8aに設けたものとしているが、図33に示したように肘掛部6aに嵌脱できるようにしても良く、また、前記椅子本体2aの適所に脱着部を設けて嵌脱できるようにしても良い。
また、前記施療者情報及び/または施療動作の情報を前記施療者情報記憶回路85aに入力或いは変更する方法として、前記リモコン8aの前記表示部81a及び前記入力ボタン82aにて行うようにする他、パソコン等のコンピュータ機器や携帯電話等に該施療者情報記憶回路85aを接続して入力或いは変更する事のできるよういしたソフトを活用したり、またはそのようなソフトがインストールされたコンピュータ機器や携帯電話等の携帯機器(図示せず)と施療者情報記憶回路85aとをネットワークを介して接続し、施療者情報及び/または施療動作の情報を該携帯機器から送信する事により入力或いは変更するようにしたり、或いは該携帯機器(図示せず)を直接前記肘掛部6aやリモコン8a等の適所と接続して施療者情報記憶回路85aに施療者情報及び/または施療動作の情報を入力或いは変更するようにしたりしても良い。
更に前記脱着部83aを複数設ける事により、複数の脱着部に挿入された複数の施療者情報記憶回路85aを選択する事ができるようにしても良く、例えば、図33の実施形態で示したように、脱着部83aを複数設けた様式にして回転式で変更できるようにしたロータリー式脱着部851aを採用する事ができる。
該ロータリー式脱着部851aを前記肘掛部6aの上前部に取りつけているが、該ロータリー式脱着部851aの上部分だけが現れるように配設して、該上部分から施療者情報記憶回路85aを挿入する事ができるようにしている。
更に該ロータリー式脱着部851aを回転させるためロータリー式脱着部851aと同軸上に設けたダイヤル部852aを回す事により、複数挿入された施療者情報記憶回路85aから、施療者が所望する施療者情報記憶回路85aを選択する事ができるようにしている。
尚、施療者情報記憶回路85aの選択を表示する選択表示部853aを設ける事により、どの施療者情報記憶回路85aを選択しているかを認知できるようにする事ができる。
また、前記椅子本体2aの適所、或いは肘掛部6aにおいて、前記施療者情報記憶回路85aを収納する収納部(図示せず)を設ける事も可能であり、この収納部を設ける事により紛失等の問題を防止する事ができるようになる。
前記制御回路84aは、図32に示したように操作リモコン8aや肘掛部6aの内部に設けたものを例示しているが、これに限らず、上述したように、前記施療機構52aまたは前記脇部保持機構53aまたは前記脇部持上機構54a、或いは前記肘部挟持機構62aまたは前記上腕肩部挟持機構64aもしくは前記太腿部挟持機構33aの適所に設けてもよい。
以下に、本発明である施療機1aの施療選択手順を図34のフローチャートにてその一実施形態を示す。尚、前記施療者情報記憶回路85aをICチップとしており、主に前記操作リモコン8aの表示部81aと前記入力ボタン82aにて施療選択を決定していく場合を例示する、
先ず、操作リモコン8aの電源を投入する「開始(電源ON)」から始まり、「モード選択」画面が表示部81aに現れて、「標準モード」或いは「個人モード」のどちらかを選択する。
前記「標準モード」を選択すると、前記「脇位置自動検出モード」において前記脇部自動検出装置にて前記決定脇高さ位置P2を検出する事ができるが、該「脇位置自動検出モード」を実施せずスキップする事も可能である。
次いで、施療を含む「施療コース」にするか、所望する施療部位に集中的に施療を行う「ポイント施療」にするかを選択し、「施療コース」を所望する場合には「コース選択」にて予め定められたコースの中で所望するコースを選び、他方「ポイント施療」を所望する場合には「施療部位選択」にて施療部位または箇所を選ぶ事になる。
尚、前記「施療コース」及び前記「ポイント施療」においては、通常の時間よりも短縮された時間内で施療を夫々実施する「短縮施療」を所望に応じて選択する事ができるようになっている。また、「施療コース」及び「ポイント施療」には夫々、図示していないが「施療のみ」と「ストレッチのみ」及び「施療+ストレッチ」の各パターンを選択する事も可能であるようにしても良い。
前記「施療コース」における「コース施療実施」、或いは前記「ポイント施療」における「ポイント施療実施」が終了すると、前記「モード選択」画面に戻って、再び前記「標準モード」から選択する事ができ、また「終了(電源OFF)」にて終了する事ができる。
一方、前記「個人モード」を選択すると、ICチップ等の前記施療者情報記憶回路85aが挿入されていなければ、「ICチップ挿入指示」が前記表示部81aに表示されるようにしており、次いで、新規として個人情報の登録を行う場合は「新規個人情報記憶」を選択し、既に施療者情報記憶回路85aに施療者情報が登録されているデータに基づいた施療を所望する場合は他方の「暗証番号入力」を行う。
前記「新規個人情報記憶」を選択すると、先ず、「暗証番号記憶」にて幾桁からなる暗証番号を記憶させる。次に、3つの登録パターンである「登録A」、「登録B」、「登録C」の選択画面となるが、該「登録A」、「登録B」、「登録C」の夫々において個別に「年齢、性別、体形(身長・座高・体重)、健康状態(脈拍・血圧・脂肪率・体温その他)、コリ状態と箇所等の個人情報(施療者情報)を記憶」させるようにしている。
上記の個人情報(施療者情報)を記憶させた後、前記表示部81aは「登録完了」画面を映し出し、その個人情報(施療者情報)を登録するのであれば、登録モードに応じた施療を実施するために選択するための「登録モード内容表示」に移り、または再度前記「登録A」、「登録B」、「登録C」にて、個人情報(施療者情報)を変更したいのであれば、「登録A」、「登録B」、「登録C」の選択画面に戻って個人情報(施療者情報)を入力する事ができ、または前記「モード選択」に戻る事ができる。
前記「暗証番号入力」を選んで個人の暗証番号を入力すれば、前記「登録モード内容表示」画面となり、前記「登録A」、「登録B」、「登録C」で登録されている個人情報(施療者情報)に基づいて最適な施療を実施するために予め設定されている幾つかの施療を実施するプログラムを演算して割り出した結果の施療のコース内容を表示する。
次いで、「登録モード選択」により「登録A」、「登録B」、「登録C」から所望の登録モードを選び、その後、前述したような「脇位置自動検出モード」を所望に応じて実施する事ができる。
次に、前記「部分登録施療」か、または前記「全登録施療」、或いは前記「記憶施療」のどれかを選択して施療を実施する。「部分登録施療」及び「全登録施療」の終了後は、前記「登録モード内容表示」画面か或いは初期の「モード選択」画面に戻るか、または「ICチップ脱着選択」に進むかを選択する。「記憶施療」に関しては、施療の実施終了後、前記椅子本体2aの背凭れ部5aや前記足載部4a等の全ての作動及び全ての施療動作の記憶を登録するか否かを選択する「登録選択」にてその選択を行う。尚、「記憶施療」に入る前に、図示していないが「記憶施療」での背凭れ部5aや足載部4a等の作動の記憶をするのか否かの選択を設けても良い。
「登録選択」の選択後、「登録モード内容表示」画面、或いは初期の「モード選択」画面に戻るか、または「ICチップ脱着選択」に進むかを選択する。
前記「ICチップ脱着選択」では、電源をOFFにする前に前記施療者情報記憶回路85aであるICチップを抜き取るのか、或いはそのまま挿入しておくのかを選択し、その後自動的に「終了(電源OFF)」になる。
上記で取り上げた「全自動施療」における施療選択手順を図35のフローチャートに示す一実施形態により説明する。先ず「ICチップ挿入」にて前記施療者情報記憶回路85aであるICチップを前記脱着部83aに挿入すると、自動的に「自動電源ON」となり施療が始まる。そして該施療は施療者情報記憶回路85aに登録されている前記「部分登録施療」であるか、或いは「全登録施療」かに基づいて実施され、施療終了後は「自動電源OFF」となり、自動的に電源は切れるようにしている。
本発明の施療機の一実施形態を示す斜視図である。 本発明の施療機の一実施形態を示す使用状態図である。 本発明の施療機における背凭れ部内部の一実施形態を示す説明図である。 本発明の施療機における脇部保持手段及び脇部持上手段の一実施形態を示す説明図である。 本発明の施療機における脇部持上手段の一実施形態を示す説明図である。 本発明の施療機における脇部持上手段の一実施形態を示す説明図である。 本発明の施療機における脇部持上手段の一実施形態を示す説明図である。 本発明の施療機の一実施形態を示す脇部保持手段もしくは脇部持上手段の説明図である。 本発明の施療機における脇部保持手段及び脇部持上手段による施療実施状態を示す説明図である。 本発明の施療機における脇部保持手段及び脇部持上手段による施療実施状態を示す説明図である。 本発明の施療機における脇部保持手段及び脇部持上手段による施療実施状態を示す説明図である。 本発明の施療機における脇部保持手段及び脇部持上手段による施療実施状態を示す説明図である。 本発明の施療機における脇部保持手段及び脇部持上手段による施療実施状態を示す説明図である。 本発明の施療機における脇部保持手段及び脇部持上手段による施療実施状態を示す説明図である。 本発明の施療機における脇部保持手段及び脇部持上手段による施療実施状態を示す説明図である。 本発明の施療機における肘挿入用凹溝及び上腕肩部挿入用凹溝を設けた場合の一実施形態を示す斜視説明図である。 本発明の施療機の使用状態図である。 本発明の施療機における上腕肩部挿入用凹溝の一実施形態の説明図である。 本発明の施療機における上腕肩部挿入用凹溝の一実施形態の説明図である。 本発明の施療機における肘挿入用凹溝及び上腕肩部挿入用凹溝の一実施形態を示す説明図である。 本発明の施療機における脇部保持手段及び脇部持上手段の一実施形態を示す説明図である。 本発明の施療機における脇部保持手段及び脇部持上手段の一実施形態を示す説明図である。 本発明の施療機における脇部保持手段及び脇部持上手段の一実施形態を示す説明図である。 本発明の施療機における脇部保持手段及び脇部持上手段の一実施形態を示す説明図である。 本発明の施療機における脇部保持手段及び脇部持上手段の一実施形態を示す説明図である。 本発明の施療機の脇部保持手段及び脇部持上手段を使用した状態の一実施形態を示す説明図である。 本発明の施療機の脇部保持手段及び脇部持上手段を使用した状態の一実施形態を示す説明図である。 本発明の施療機における座部に太腿部挿入用凹溝を設けた場合の一実施形態を示す斜視図である。 本発明の施療機における座部の太腿部挿入用凹溝を使用した状態を示す説明図である。 本発明の施療機における座部の太腿部挿入用凹溝を使用した状態を示す説明図である。 本発明の施療機の一実施形態を示す説明図である。 本発明の施療機に使用される操作リモコンの一実施形態を示す説明図である。 本発明の施療機における肘掛部に施療者情報記憶回路を配備させた状態の一実施形態を示す説明図である。 本発明の施療機の施療選択手順を示したブロック図である。 本発明の施療機の施療選択手順を示したブロック図である。 従来技術図面である。 従来技術図面である。 従来技術図面である。
符号の説明
1a 施療機
2a 椅子本体
3a 座部
31a 座部施療機構
32a 太腿部挿入用凹溝
33a 太腿部挟持機構(太腿部挟持手段)
34a 太腿前部施療部
35a 太腿後部施療部
4a 足載部
41a 進退機構
42a 足部施療機構
5a 背凭れ部
51a 進退機構
52a 施療機構
521a ガイドレール
522a 施療子
53a 脇部保持機構(脇部保持手段)
531a 揺動バネ部材
532a 揺動軸点
533a アーム
534a 出没バネ部材
535a 回転施療部材
54a 脇部持上機構(脇部持上手段)
55a ベース部
56a 取付具
57a 板材
58a 通気部
6a 肘掛部
61a 肘挿入用凹溝
62a 肘部挟持機構(肘部挟持手段)
621a 手部施療部
622a 前腕部施療部
623a 肘部施療部
63a 上腕肩部挿入用凹溝
64a 上腕肩部挟持機構(上腕肩部挟持手段)
641a 肩部施療部
642a 上腕部施療部
7a 空気供給装置
71a ホース
8a 操作リモコン
81a 表示部
82a 入力ボタン
83a 脱着部
84a 制御回路
85a 施療者情報記憶回路
851a ロータリー式脱着部
852a ダイヤル部
853a 選択表示部
P1 最下位置
P2 決定脇高さ位置
P3 持上最上位置
W 延び分

Claims (7)

  1. 座部両側に肘掛部を備えると共に座部後部に背凭れ部を備えた椅子本体において、該椅子本体の背凭れ部両側に、施療者両脇部を両側から挟持状に保持して施療し得る脇部保持手段、或いは施療者両脇部を保持して上方へ持上げ可能に保持し得る脇部持上手段の少なくとも一以上を配備した事を特徴とする施療機。
  2. 座部両側に肘掛部を備えると共に座部後部に背凭れ部を備えた椅子本体において、該椅子本体の両肘掛部の内側に肘挿入用凹溝を備えると共に、各肘挿入用凹溝に、肘部を挟持状に保持して施療し得る肘部挟持手段を配備した事を特徴とする施療機。
  3. 座部両側に肘掛部を備えると共に座部後部に背凭れ部を備えた椅子本体において、該椅子本体の座部前部に施療者両太腿部を両側及び中央から挟持状に保持して施療し得る太腿部挟持手段を配備した事を特徴とする施療機。
  4. 前記脇部保持手段や前記脇部持上手段、或いは前記肘部挟持手段や前記太腿部挟持手段は、空気供給装置から給排気される圧縮空気により反復膨縮や膨縮保持する膨縮袋とで構成する事を特徴とする請求項1乃至請求項3記載の施療機。
  5. 前記椅子本体の背凭れ部内に施療者背部を施療し得る施療機構を内装した事を特徴とする請求項1乃至請求項4記載の施療機。
  6. 前記前記脇部保持手段や前記脇部持上手段、或いは前記肘部挟持手段や前記太腿部挟持手段又は前記施療機構に、各動作を自動実行させる制御回路が設けてある事を特徴とする請求項1乃至請求項5記載の施療機。
  7. 前記制御回路は、施療者情報と施療動作の情報を入力して記憶する施療者情報記憶回路を備えており、該施療者情報記憶回路(ICチップ)の各情報は任意に変更可能或いは交換可能である事を特徴とする請求項6記載の施療機。
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