JPWO2009069217A1 - 連結機構 - Google Patents

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Abstract

連結機構Lのロック部材61は屈曲状態と非屈曲状態とに変形可能に形成され、該ロック部材61の両端がヒンジ部62を介して第2部材30に連結されている。ロック部材61が非屈曲状態のときに、ロック部材61の両端のロック面64に第1部材20の嵌合孔70の一対の側面がそれぞれ当接してロックされる。ロック部材61が屈曲状態のときに、第1部材20の嵌合孔70の一対の側面は一対のロック面64からそれぞれ解放される。この構成により、ロック部材61が非屈曲状態のときに、第1部材20の嵌合孔70の一対の側面がロック部材61の両端のロック面64にそれぞれ当接してロックされる。その結果、第1部材20と第2部材30とが簡単に連結されて該連結を堅固にロックすることができる。

Description

本発明は、2つの部材を解除可能に連結して該連結をロックすることができる連結機構に関する。
従来、2つの部材を互いに連結して該連結をロックしたり、このロックを解いて各部材の連結を解除する連結機構が提案されている。特許文献1に開示されている連結機構では、合成樹脂製の蓋が、容器本体の上部に取り付けられた合成樹脂製の蓋支持部材に対してヒンジにより開閉自在に連結されている。蓋が蓋支持部材の開口を塞いだ状態では、蓋支持部材に対して蓋が弾性的に係止し、この状態がロックされている。蓋が開くときには、前記弾性に抗して蓋が手で操作されて蓋支持部材の開口が開放される。
このように蓋が蓋支持部材に対して弾性的に係止した状態がロックされる構成では、ロックを簡単に解除することができる。このため、特許文献1に記載の連結機構には、弾性力に抗して解除方向に蓋が操作されることによりロックが簡単に解除されてしまうという問題がある。
特開平8−337260号公報
本発明の目的は、構成が簡単であり、2つの部材を容易に連結して該連結をロックすることができるとともに、ロックの解除の場合には該ロックを容易に解除することができ、しかも、連結がロックされた状態では2つの部材を堅固に連結することができる連結機構を提供することにある。
本発明の一態様では、第1部材と、第2部材とを互いに着脱自在に連結する連結機構が提供される。この連結機構は、ロック部材と、一対の部位とを備える。ロック部材は、屈曲状態と非屈曲状態とに変形可能に形成され、ロック部材の両端はヒンジ部を介して前記第2部材に連結されている。一対の部位は前記第1部材に設けられ、前記ロック部材が非屈曲状態のときに、該ロック部材の両端にそれぞれ設けられた一対のロック面にそれぞれ当接してロックされる。一対の部位は、前記ロック部材が屈曲状態のときに前記一対のロック面からそれぞれ解放される。
この構成では、ロック部材が非屈曲状態のときに、第1部材の一対の部位が、該ロック部材の両端にそれぞれ設けられた一対のロック面にそれぞれ当接してロックされ、第1部材と第2部材とを簡単に連結して該連結をロックすることができる。ロック部材のロック面は、ロック部材の非屈曲状態では、屈曲状態とは異なり、第1部材の一対の部位に対して弾性的に当接するのではなく、前記一対の部位に対して当接方向に沿って移動して押圧される。この結果、ロック部材によって、第1部材と第2部材との連結が堅固にロックされる。又、ロック部材が屈曲状態のときには、前記一対のロック面が第1部材の一対の部位から離間することから、第1部材の一対の部位はそれぞれ開放されて連結の解除を容易に行うことができる。
好ましくは、前記第2部材は、前記ロック部材が非屈曲状態から屈曲状態に遷移する際に、前記ロック部材の屈曲状態を許容する空間を有する。該空間は、前記ロック部材が屈曲状態から非屈曲状態に遷移する際に外部からの前記ロック部材の操作が可能な空間である。この構成では、ロック部材の屈曲状態を許容する空間が、外部からのロック部材の操作が可能な空間であることにより、ロック部材を屈曲状態から非屈曲状態になるように容易に操作することができる。
好ましくは、前記ロック面に突部が形成され、前記ロック面に第1部材の前記一対の部位が当接する際に、該ロック面の突部により前記一対の部位の第1部材に対する離脱方向への移動が阻止される。この構成では、ロック部材が非屈曲状態のときには、ロック面の突部により、第1部材が第2部材から離間する移動を阻止することができる。
好ましくは、前記一対の部位が前記ロック部材によりロックされている際の、該一対の部位の互いに離間する方向への移動を拘束する拘束手段が、第1部材に設けられている。この構成では、一対の部材がロック部材によりロックされている際に、第1部材に設けられている拘束手段により、該一対の部位の互いに離間する方向への移動が阻止されることから、連結を堅固にロックすることができる。
好ましくは、前記一対の部位が前記ロック部材によりロックされている際の、該一対の部位の互いに離間する方向への移動を拘束する拘束手段が、第2部材に設けられている。この構成では、一対の部材がロック部材によりロックされている際に、第2部材に設けられた拘束手段により、該一対の部位の互いに離間する方向への移動が阻止されることから、連結を堅固にロックすることができる。
好ましくは、前記第2部材とロック部材とが合成樹脂により一体に形成されている。この構成では、第2部材の形成の際にロック部材を同時に得ることができる。そのため、部品点数が増加しないとともに、組付け工数を低減することができ、製造コストを抑えることができる。
好ましくは、前記第1部材と第2部材とのいずれか一方の部材が容器を構成し、他方の部材が蓋を構成する。この構成では、容器に対して蓋が取り付けられた際に、蓋を容器に対して堅固にロックして連結することができる。又、蓋が取り外される際には、ロック部材による蓋に対するロックの解除を容易に行うことができる。
(a)は第1実施形態に係るコンタクトレンズケースが閉じた状態でロックされた状態を示す斜視図であり、(b)はコンタクトレンズケースのロックが解除された状態を示す斜視図であり、(c)はコンタクトレンズケースが開いた状態を示す斜視図である。 (a)は連結機構のロック状態を示す断面図であり、(b)は連結機構のロックが解除された状態を示す断面図である。 第2実施形態に係るコンタクトレンズケースを示す斜視図である。 第3実施形態に係るコンタクトレンズケースを示す斜視図である。
以下、本発明をコンタクトレンズケースに組み込まれた連結機構に具体化した第1実施形態を図1(a)から図2(b)を参照して説明する。以下の説明では、コンタクトレンズケースを単にケースという。
図1(a)〜(c)に示すように、ケース10では、蓋としての第1部材20と容器としての第2部材30とが、ヒンジ40を介して互いに開閉自在に連結されている。第1部材20は、椀状を有する凹部21と、該凹部21の周囲から張り出して形成された四角平板状を有するフランジ22とを備え、合成樹脂から形成されている。第2部材30は、椀状凸部31と、該凸部31の周囲から張り出して形成された四角平板状を有するフランジ32とを備え、前記合成樹脂により形成されている。第1部材20及び第2部材30は、それらの一側辺に設けられたヒンジ40を介して一体に形成されている。フランジ22,32は本実施形態では平板状に形成されているが、互いに当接する面が密接可能であれば、フランジ22,32の形状は平板状に限定されない。又、フランジ22,32は本実施形態では四角形状に形成されているが、フランジ22,32の形状は特に限定されず、三角形、多角形、円形、又は楕円形でもよい。
凹部21の内面である椀状を有する凹面23は、第1部材20と第2部材30とが閉じた状態では、凸部31の内面である凸面33を受け入れて重ね合わせ可能に構成されている。閉じた状態とは、フランジ22,32が互いに当接した状態をいう。又、開いた状態とは、第1部材20及び第2部材30のフランジ22,32が互いに離間した状態をいう。
第1部材20と第2部材30とが閉じた状態では、凸面33と凹面23との間にコンタクトレンズの収納空間が形成される。凸部31の基端部の周縁とフランジ32との間には、円環状を有する周溝37が形成されている。
第1部材20の凹部21には、外部と連通する複数の第1連通孔24が形成されている。第2部材30の凸部31の頂部には、外部と連通する複数の第2連通孔38が形成されている。本実施形態では複数の第2連通孔38が形成されているが、1つの第2連通孔38が形成されてもよい。又、第1連通孔24の個数が1個に変更されてもよい。
第2部材30のフランジ32において、ヒンジ40が設けられた一側片に隣接する一対の側片の縁部には、一対の突起32aが、凸部31の突出方向と同方向へ突出されるとともに前記一対の側片が延びる方向に延出されている。第1部材20と第2部材30とが閉じた状態では、一対の突起32aにより、フランジ22においてヒンジ40を有する一側片に隣接する一対の側片20aの、両側片20aを通る方向への動きが規制される。
第2部材30において、凸部31を挟んでヒンジ40が設けられた一側片の反対側に位置する側端部に四角孔状を有する透孔60が形成されている。
連結機構Lは、透孔60において、互いに対向する部位間に架設されたロック部材61を備えている。ロック部材61は、合成樹脂材料により板状に形成されている。図2(a)及び図2(b)に示すように、ロック部材61の両端部は、前記透孔60の互いに対向する部位とヒンジ部62を介して連結されており、第2部材30と一体に形成されている。
ロック部材61は、透孔60内で屈曲可能に構成されている。ロック部材61は、図2(a)に示すように透孔60の上部の略全体を覆うように配置されている。このようにして、透孔60はロック部材61の屈曲状態を許容する空間を形成する。透孔60は本実施形態では長方形を有しているが、透孔60の形状は特に限定されず、作動を許容する空間が形成される形状であればよい。透孔60は、ロック部材61の図2(b)に示す屈曲状態から図2(a)に示す非屈曲状態への遷移の際に、使用者の手による外部からのロック部材61の操作が可能な大きさに形成されている。
ロック部材61では、その長手方向の中間部61aにおいて透孔60に対向する端部が切り欠かれることにより中間部61aが薄肉に形成されており、ロック部材61は透孔60に向かって屈曲可能に構成されている。従って、ロック部材61は、図2(a)に示すように中間部61aが折れ曲がっていない直線状態となる非屈曲状態と、図2(b)に示すように中間部61aが折れ曲がった屈曲状態との2つの状態に遷移可能である。図2(b)に示すように中間部61aの薄肉の部位は、ロック部材61が非屈曲状態のとき、一対のヒンジ部62間を結ぶデッドポイントAに近い近位位置よりも遠位に位置する部位に設けられていることが好ましい。中間部61aの薄肉の部位は、屈曲状態のときにはデッドポイントAを越えて透孔60内に位置する。ロック部材61は、非屈曲状態では突部32aが突出するフランジ32の面よりも前記突部32aの突出する方向に位置するように配置されている。ロック部材61の長手方向における両端面の上部には、各端面に対向する突起32aに向かって突出された突部63を有するロック面64がそれぞれ形成されている。
第1部材20において、第1部材20と第2部材30とが閉じた際にロック部材61と対向する端部には、ロック部材61が嵌合する嵌合孔70が形成されている。第1実施形態では、図1(a)に示すように第1部材20において嵌合孔70を有する端部は、第1部材20と第2部材30とが閉じた状態において、第2部材30の端部よりも外方へ突出することが好ましい。このように、第1部材20と第2部材30とが閉じた状態において、第1部材20の嵌合孔70を有する端部が第2部材30の端部よりも外方へ突出していると、突出した端部を使用者が指で引っかけることにより、第1部材20と第2部材30とを容易に開くことができる。
前記嵌合孔70において、ロック部材61の各突部63と対向する各側面の下部には突部71が形成されており、ロック部材61が非屈曲状態となった際、ロック面64が嵌合孔70の側面に当接されている。本実施形態では、特に、ロック部材61が非屈曲状態となった際、突部71とロック部材61の突部63とが当接して係止可能に構成されている。この突部71とロック部材61の突部63とが当接された状態を、本実施形態ではロック状態という。又、この突部71とロック部材61の突部63との係止が解除された状態、すなわち、図2(b)に示すようにロック部材61が折れ曲がった屈曲状態をロックの解除状態という。前記嵌合孔70において、ロック面64に当接する一対の側面を有する部位と、ロック部材とにより連結機構Lが構成されている。
第1部材20の嵌合孔70は、ロック部材61がロック状態にあるときに、嵌合孔70の側面に形成された突部71をそれぞれ有する一対の部位26a,26bの互いに離間する方向への移動を拘束する拘束手段を構成する。嵌合孔70の周囲は、第1部材20の端部において該第1部材20により囲まれている。
さて、第1実施形態に特有の作用を説明する。
第1部材20と第2部材30とが閉じた状態を保持するためには、図1(a)及び図2(a)に示すようにロック部材61を非屈曲状態とする。この状態では、ロック部材61の一対の突部63が第1部材20の各突部71に係止することからロック状態が維持される。このロック状態では、使用者が第1部材20を第2部材30から開放しようとしても第1部材20を開放することができない。これは、ロック部材のロック面64が、非屈曲状態では第2部材30の嵌合孔70の一対の側面に対して弾性的に当接するのではなく、当接方向に沿って移動して押圧されるからである。この結果、ロック部材61によって第1部材20の第2部材30に対する連結が堅固にロックされる。使用者がロック部材61を透孔60に向かって指で押圧し、図1(b)及び図2(b)に示すようにロック部材61の中間部61aを折り曲げて、中間部61の薄肉の部位がデッドポイントAを越えると、ロック部材61の突部63と突部71との係止が解除されてロック部材61のロック状態が解除される。この状態で、図1(c)に示すように使用者が第1部材20と第2部材30とを開放する。
第1実施形態では、凹部21と凸部31とが重ね合わされて第1部材20と第2部材30とが閉じられた状態がロック部材61によりロックされている。このとき、コンタクトレンズがケース10内に収納された保持状態を維持することができる。
本実施形態に係る連結機構Lは、屈曲状態と非屈曲状態とに変形可能に形成され、両端がヒンジ部62を介して第2部材30に連結されているロック部材61を備えている。ロック部材61が非屈曲状態のときには、ロック部材61の両端のロック面64に第1部材20の嵌合孔70の一対の側面がそれぞれ当接してロックされる。ロック部材61が屈曲状態のときは、第1部材20の嵌合孔70の一対の側面は一対のロック面64からそれぞれ離間する。
この構成によって、ロック部材61が非屈曲状態のときに、第1部材20の嵌合孔70の一対の側面がロック部材61の両端における一対のロック面64にそれぞれ当接してロックされ、第1部材20と第2部材30とが簡単に連結されて該連結を堅固にロックすることができる。
ロック部材61は、非屈曲状態では、第1部材20の嵌合孔70の一対の側面に対して弾性的に当接するのではなく、ロック面64が嵌合孔70の一対の側面に対して当接方向に沿って移動して押圧される。この結果、ロック部材61によって第1部材20と第2部材30との連結を堅固にロックすることができる。ロック部材61が屈曲状態のときには、一対のロック面64が第1部材20の嵌合孔70の一対の側面から離間することから、第1部材20の一対の部位26a,26bはそれぞれロック部材61から解放されて連結の解除を容易に行うことができる。
本実施形態に係る第2部材30では、ロック部材61の屈曲状態を許容する透孔60が、外部からのロック部材61の操作が可能な空間を構成する。従って、ロック部材61を屈曲状態から非屈曲状態になるように、使用者は外部からロック部材61の容易に操作することができる。
本実施形態では、ロック面64に突部63が形成され、第1部材20のロック面64に各突部71が当接する際に、突部63によって第2部材30から第1部材20が離脱する方向への移動が阻止されている。この結果、ロック部材61が非屈曲状態のときには、ロック面64の突部63により、第2部材30から離間する第1部材20の移動を阻止することできる。
本実施形態に係る第1部材20の端部には、第1部材20の嵌合孔70の一対の側面がロック部材61によりロックされている際に、第1部材20の前記一対の部位26a,26bの互いに離間する方向への移動を拘束する拘束手段を構成する嵌合孔70が形成されている。この結果、第1部材20の嵌合孔70の一対の側面がロック部材61によりロックされている際に、第1部材20に設けられている拘束手段により、第1部材20の前記一対の部位26a,26bの互いに離間する方向への移動が阻止され、連結を堅固にロックすることができる。
本実施形態では、第2部材30とロック部材61とが合成樹脂により一体に形成されていることにより、第2部材30の形成の際にロック部材61も同時に得られる。そのため、部品点数が増加しないとともに、組付け工数を低減することができ、製造コストを抑えることができる。
本実施形態では、第2部材30が容器として形成され、第1部材20が蓋として形成されている。この結果、容器に対して蓋を取付けした際に、蓋を容器に対して堅固にロックして連結することができる。又、蓋を取り外す際には、ロック部材61による蓋に対するロックの解除を容易に行うことができる。
第2実施形態を含む、以下に説明する各実施形態において、第1実施形態の構成と同一の構成、及び第1実施形態の構成に相当する構成に第1実施形態と同一の符号を付してその説明を省略し、第1実施形態と異なる構成を中心に説明する。
第2実施形態のケース10は、図3に示すように、第1実施形態において、ヒンジが省略されて第1部材20の長手方向における両端部が第2部材30から外方へ突出するようにして配置されている。第2部材30の長手方向における両端部には、第1実施形態と同様の構成を有するロック部材61が設けられている。
この場合、第1部材20には、各ロック部材61が嵌合する一対の嵌合孔70が設けられている。このような構成においても、第1実施形態と同様の作用及び効果を実現することができる。連結機構Lが第1部材20及び第2部材30において複数の部位に設けられており、各連結機構Lのロックの解除により、第1部材20及び第2部材30が互いに解放されてコンタクトレンズの出し入れが可能となる。
第3実施形態のケース10は、図4に示すように、嵌合孔70の代わりに、第1部材20の端部に切り欠きAが形成されている。切り欠きAにおいて、ロック部材61のロック面64に対向する側面は、嵌合孔70におけるロック部材61のロック面64に対向する側面と同様の構成を備えている。切り欠き70Aが第1部材20の端部に設けられていることにより、該端部には一対の突片20a,20bが形成されている。
第3実施形態では、第1部材20と第2部材30とが図4に示すように重ね合わされた際に、突片20a,20bの側面が一対の突起32aに当接される。これにより、突片20a,20bの、第2部材30から離間する方向への移動が阻止される。第3実施形態では、一対の突起32aが拘束手段に相当する。
第3実施形態では、一対の突片20a,20bがロック部材61によりロックされている際に、一対の突片20a,20bの、互いに離間する方向への移動が阻止されるように、第2部材30に一対の突起32aが設けられている。この結果、一対の突片20a,20bがロック部材61によりロックされているときには、一対の突起32aが、一対の突片20a,20bの、互いに離間する方向への移動を阻止することから、堅固にロックすることができる。
本発明の実施形態は前記各実施形態に限定されるものではなく、各実施形態を下記のように変更することも可能である。
第1実施形態では、ロック部材61の作動を許容する空間が透孔60として設けられている。しかしながら、ロック部材61の屈曲状態を許容する空間は透孔に限定されず、側端部の端面に開口を有する切り欠きでもよい。
各実施形態ではロック部材61を有する第2部材30が容器を構成しているが、第1部材20を容器を構成し、第2部材30が蓋を構成してもよい。
各実施形態ではコンタクトレンズケースに連結機構Lを組み込まれているが、他の用途のケースに連結機構Lが組み込まれてもよい。この連結機構Lは、連結がロックされた状態では該連結を堅固にロックすることができることから、2つの部材を着脱自在に連結する構成であれば、容器と蓋との組合せ以外の構成に採用されることができる。

Claims (7)

  1. 第1部材と、第2部材とを互いに着脱自在に連結する連結機構において、
    屈曲状態と非屈曲状態とに変形可能に形成され、両端がヒンジ部を介して前記第2部材に連結されているロック部材と、
    前記第1部材に設けられ、前記ロック部材が非屈曲状態のときに、該ロック部材の両端にそれぞれ設けられた一対のロック面にそれぞれ当接してロックされ、前記ロック部材が屈曲状態のときに、前記一対のロック面からそれぞれ解放される一対の部位とを備えることを特徴とする連結機構。
  2. 前記第2部材は、前記ロック部材が非屈曲状態から屈曲状態に遷移する際に、前記ロック部材の屈曲状態を許容する空間を有し、該空間は、前記ロック部材が屈曲状態から非屈曲状態に遷移する際に外部からの前記ロック部材の操作が可能な空間であることを特徴とする請求項1に記載の連結機構。
  3. 前記各ロック面に突部が形成され、第1部材の前記ロック面に前記一対の部位が当接する際に、該ロック面の突部により前記一対の部位の第1部材に対する離脱方向への移動が阻止されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の連結機構。
  4. 前記一対の部位が前記ロック部材によりロックされている際の、該一対の部位の互いに離間する方向への移動を拘束する拘束手段が、第1部材に設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のうちいずれか1項に記載の連結機構。
  5. 前記一対の部位が前記ロック部材によりロックされている際の、該一対の部位の互いに離間する方向への移動を拘束する拘束手段が、第2部材に設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のうちいずれか1項に記載の連結機構。
  6. 第2部材とロック部材とが合成樹脂により一体に形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のうちいずれか1項に記載の連結機構。
  7. 前記第1部材と第2部材とのいずれか一方の部材が容器を構成し、他方の部材が蓋を構成することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の連結機構。
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