JPWO2009051170A1 - スイッチング電源装置 - Google Patents

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隆芳 西山
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隆志 原
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Abstract

トランスまたはインダクタと、このトランスまたはインダクタに接続されて入力電源をスイッチングするスイッチング素子と、制御対象である電流・電圧を検出するとともにその値に応じてスイッチング素子のオン・オフ制御を行うディジタル制御回路で構成されるスイッチング制御回路とを備え、スイッチング素子のオン・オフタイミングを避けて、制御対象である電流・電圧をサンプリングするとともにA/D変換し、そのディジタル値を基にしてスイッチング制御を行う。これにより、スイッチングノイズの影響を受けることなく、正確な電圧・電流のピーク値を基にした制御を行なう。

Description

この発明は、ディジタル制御回路によりスイッチング制御を行うスイッチング電源装置に関するものである。
一般的にスイッチング電源装置は、入力電源を入力して、所望の電圧または電流を出力するようにフィードバック制御するように構成されている。
この制御をアナログ制御回路により行う場合、出力電圧が通常コンパレータで基準電圧と比較され、基準電圧との大小関係によってスイッチング素子のオン・オフ制御を行っている。このようなアナログ制御の場合には、電圧・電流信号に重畳されるスイッチングノイズの影響でコンパレータの出力が瞬時的に大きく変動して制御が乱れる場合がある。また、このようなノイズの影響を抑えるためにローパスフィルタ等を入れれば応答遅れの問題が生じる。
ディジタル制御回路によりスイッチング制御を行えば、前記コンパレータを用いるアナログ回路制御による問題は改善できる。特許文献1にはディジタル制御回路によってコンバータを制御するようにしたスイッチング電源装置が示されている。
図1は特許文献1のスイッチング電源装置の構成を示すブロック図である。ここで1は例えば降圧型やフォワード型などのコンバータである。コンバータ1は、DSPやMPUなどで構成されるディジタル制御器2からのパルス駆動信号を受けて駆動するスイッチング素子をスイッチング動作(オン・オフ動作)させることにより、トランスやチョークコイルなどのインダクタンス素子に例えば商用電源などの入力電力を断続的に供給して、所望の出力電力を取り出して負荷へ出力する。
ディジタル制御器2は、コンバータ1の各部の電圧・電流情報を所定の周期毎にA/D変換してサンプリングするサンプリング部3と、前記電圧・電流情報に基づいて前記パルス駆動信号に対するパルス制御のためのディジタル演算処理を行う制御部4と、当該ディジタル演算処理結果に基づいて内部クロック信号からパルス駆動信号を生成してコンバータ1のスイッチング素子へ出力するパルス駆動信号生成部5とで構成される。制御部4は、モード判別手段10によりコンバータ1の状態を判別し、当該判別結果に応じて切換スイッチ11を切り換えて、連続モードに適した制御特性を有する連続モード制御手段12と、不連続モードに適した制御特性を有する不連続モード制御手段13とのどちらか一方でディジタル演算処理を行う。
モード判別手段10は、サンプリング部3でサンプリングした前記電圧・電流情報からコンバータ1の状態が連続モードか不連続モードかを判別し、切換スイッチ11の切換を行う。
パルス駆動信号生成部5は、制御部4により設定された例えばパルス幅,デューティ比,周波数などのパルス設定値に基づいて、内部クロック信号からパルス駆動信号を生成し、コンバータ1のスイッチング素子へ出力する。
特開2007−151320号公報
図2は、図1に示したようなディジタル制御方式のスイッチング電源装置における電圧・電流のサンプリングタイミングの例を示している。図2(A)はコンバータ1の所定箇所の電圧波形、(B)は所定箇所の電流波形である。いずれもスイッチング周期で繰り返される周期信号となる。
図2に示した例では電圧・電流波形のサンプリングタイミングがスイッチング周期とは同期していない。例えば図2においてta,tb,tc・・・でサンプリングを行った場合、図2(A)の電圧波形および図2(B)の電流波形のいずれにおいても、正確なピークのディジタル値を得ることができない。そのため、電圧・電流波形のピーク値を基にして制御を行うような場合に高精度な制御ができないという問題があった。
また、スイッチング周期に同期してサンプリングを行うように回路およびソフトウエアを構成しても、スイッチングのタイミング(スイッチング素子のターンオン・ターンオフのタイミング)でサンプリングすると、スイッチングノイズの影響を受けた値を求めることなり、正確な電圧・電流値が得られずに誤制御がなされるおそれがあった。さらに、スイッチングのタイミングでサンプリングすると、特に電流値の検出時に僅かなタイミングのずれによって、ピーク電流が検出できずに0電流を検出してしまうという問題が生じる。
そこで、この発明の目的は、ディジタル制御回路によりスイッチング制御を行うスイッチング電源装置において、スイッチングノイズの影響を受けることなく正確な電圧・電流のピーク値を基にして制御できるようにしたスイッチング電源装置を提供することにある。
前記課題を解決するためにこの発明のスイッチング電源装置が次のように構成する。
(1)トランスまたはインダクタと、前記トランスまたは前記インダクタに接続されて入力電源をスイッチングするスイッチング素子と、制御対象である電圧値および/または電流値を検出するとともに、当該電圧値および/または電流値に応じて前記スイッチング素子のオン・オフを制御するディジタル制御回路によるスイッチング制御回路と、を有するスイッチング電源装置であって、
前記スイッチング制御回路は、前記スイッチング素子のオン・オフのタイミングより所定時間前に前記制御対象である電圧値および/または電流値をサンプリングするとともにA/D変換する手段を備えたことを特徴とする。
この構成により、制御対象である電圧値および/または電流値のサンプリングをスイッチング素子のオン・オフタイミングに同期してそのスイッチング素子のオン・オフタイミングより所定時間前にサンプリングすることによって、制御対象である電圧値および/または電流値の略ピーク値を求めることができ、電圧値および/または電流値の略ピーク値を基にした制御を正確に行うことができる。
(2)前記スイッチング制御回路は、前記サンプリングのタイミングを、前記スイッチング素子のターンオン時およびターンオフ時を除くオン期間中および/またはオフ期間中の2点以上とし、前記サンプリングのタイミングおよび前記AD変換された検出値を基に、前記スイッチング素子のオン時またはオフ時に生じる前記制御対象である電圧および/または電流のピーク値を算出する手段を備えたものとする。
これによりスイッチング素子のターンオン時またはターンオフ時を除くオン期間中および/またはオフ期間中の2点以上のサンプリングによる値を基にしてスイッチング素子のオン時またはオフ時に生じる電圧および/または電流のピーク値を算出するので(演算により算出することができるので)、サンプリングタイミングが必ずしも電圧および/または電流のピークでなくとも、その値を正確に求めることができる。そのため、サンプリングタイミングを電圧および/または電流のターンオン・ターンオフタイミングでサンプリングする場合に生じるサンプリングタイミングのずれによるサンプル値の大きな変動が回避できる。
この発明によれば、ディジタル制御回路によりスイッチング制御を行うスイッチング電源装置において、スイッチングノイズの影響を受けることなく正確な電圧・電流のピーク値を基にした制御を行えるようにしたスイッチング電源装置が得られる。
特許文献1に示されているスイッチング電源装置のブロック図である。 同スイッチング電源装置における電圧・電流のサンプリングタイミングの例を示す図である。 第1の実施形態に係るスイッチング電源装置の回路図である。 同回路図中の各部の波形図である。 スイッチング素子に対するゲート電圧とサンプリングタイミングとの関係を示す図である。 図3におけるディジタル制御回路の処理内容を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係るスイッチング電源装置における電流波形とサンプリングタイミングの関係を示す図である。 第3の実施形態に係るスイッチング電源装置の回路図である。 同スイッチング電源装置における電圧・電流のサンプリングタイミングの例を示す図である。
符号の説明
30−ディジタル制御回路
100−スイッチング電源装置
CD−電流検出回路
CT−カレントトランス
SR−整流平滑回路
SW−スイッチング回路
T1−トランス
T2−パルストランス
《第1の実施形態》
図3はこの発明の実施形態に係るスイッチング電源装置100の回路図である。図3において、トランスT1には1次巻線N1および2次巻線N21,N22を備えていて、1次巻線N1にはブリッジ接続した4つのスイッチング素子QA,QB,QC,QDで構成されるスイッチング回路SWを接続している。入力電源21とスイッチング回路SWとの間にはコモンモードチョークコイルCHとバイパスコンデンサC1〜C6とで構成されるフィルタ回路およびカレントトランスCTを設けている。カレントトランスCTの2次側には抵抗R3を接続して電流検出回路CDを構成し、1次側に流れる電流を電圧信号として取り出すようにしている。
スイッチング回路SWの4つのスイッチング素子QA〜QDには駆動回路31を接続している。
トランスT1の2次巻線N21,N22には整流ダイオードD1,D2、インダクタL2およびキャパシタC7で構成される整流平滑回路SRを設けている。この整流平滑回路SRから出力端子T21,T22に出力電圧を出力する。この出力端子T21−T22間には負荷回路22を接続している。また、出力端子T21−T22の間には抵抗R1,R2で構成される出力電圧検出回路を設けている。
ディジタル制御回路30はDSP(Digital Signal Processor)で構成している。このディジタル制御回路30はこの発明に係る「スイッチング制御回路」に相当する。このディジタル制御回路30の動作は次の通りである。
[制御パルス信号の出力]
スイッチング回路SWに対する制御パルス信号をパルストランスT2に出力する。これにより、駆動回路31はパルストランスT2を介して上記制御パルス信号を入力し、スイッチング回路SWの各スイッチング素子QA〜QDを駆動する。
駆動回路31はパルストランスT2の立ち上がりタイミングと立ち下がりタイミングを基に、それを位相制御してスイッチング素子QA,QDの組とQB,QCの組を交互にオン/オフする。
[電圧・電流検出]
抵抗R1,R2による出力電圧検出回路からの電圧信号を、その電圧がピークになるタイミングまたその直前のタイミングでサンプリングし、そのディジタル値を求める。これにより出力電圧Voのピーク値を検出する。
また、電流検出回路CDからの電圧信号を、その電圧がピークになるタイミングまたはその直前のタイミングでサンプリングし、そのディジタル値を求める。これにより、スイッチング回路SWを介してトランスT1の1次巻線N1に流れる電流のピーク値を検出する。
さらに、電流検出回路CDからの電圧信号を、所定周期のタイミングでサンプリングし、そのディジタル値を順次求める。これにより、瞬時電流の時系列的な変化を検知する。
[定電圧制御]
前記出力電圧Voのピーク値が所定値を保つようにスイッチング回路SWの各スイッチング素子QA〜QDのオンデューティを制御する。
[過電流保護制御]
前記1次巻線N1に流れる電流のピーク値が上限を超えようとするとき、スイッチング回路SWの各スイッチング素子QA〜QDのオンデューティを制御して出力電圧を低下させて過電流保護を行う。
図4は図3に示したスイッチング電源装置100の波形図である。図4において、Vgsはスイッチング素子QA,QB,QC,QDのゲート・ソース間電圧、VN1はトランスT1の1次巻線N1の印加電圧、IN1はトランスT1の1次巻線N1の電流である。
図4において、期間Taはスイッチング素子QA,QDがオンしてトランスT1の1次巻線に対して第1方向に電流が流れる期間、期間Tbはスイッチング素子QB,QCがオンしてトランスT1の1次巻線に対して第2方向に電流が流れる期間である。
このトランスT1の1次巻線N1に対する通電期間Ta,Tbの時間を共に変化させることによってオンデューティを変化させて2次側の出力電圧を制御する。
図5は図3に示したスイッチング電源装置100の電圧・電流検出のタイミングの例を示す図である。図5において出力電圧Voは抵抗R1,R2で構成される出力電圧検出回路の出力電圧の電圧軸を拡大して表した波形図。Vgsは各スイッチング素子QA〜QDのゲート−ソース間電圧(以下、単に「ゲート電圧」という。)の波形図である。スイッチング素子QA,QDのゲート電圧Vgsは、期間T11,T12で“H”レベルとなってオン状態、期間T20,T21,T10に亘って“L”レベルとなってオフ状態になる。また、スイッチング素子QB,QCのゲート電圧Vgsは、期間T10,T11,T12,T20に亘って0V(“L”レベル)となってオフ状態、期間T21,T22で“H”レベルとなってオン状態になる。
出力電圧Voおよび1次巻線電流IN1のサンプリングタイミングは、スイッチング素子QA,QDがターンオンするタイミングt11から期間T11を経過した時点でのタイミングt12、およびスイッチング素子QB,QCがターンオンするタイミングt21から期間T21を経過した時点でのタイミングt22である。
図6は、図3に示したディジタル制御回路30の主たる制御内容を示すフローチャートである。
まず、所定のタイミング(図5に示したタイミングt11)でスイッチング素子(QA,QD)のゲート電圧を“H”レベルにする(S1)。続いて、図5に示した期間T11をカウントするタイマをスタートさせ、期間T11が経過するのを待つ(S2)。期間T11が経過すれば、その時のタイミング(図5に示したt12)で出力電圧Voおよび1次巻線電流IN1のサンプリングを行って、それぞれのディジタル値を取得する(S3)。
続いて、図5に示した期間T12のカウントを行うタイマをスタートさせるとともにその経過を待つ(S4)。この時のタイミング(図5に示したt13)でスイッチング素子(QA,QD)のゲート電圧を“L”レベルにする(S5)。
その後一定時間T20が経過するのを待ってスイッチング素子(QB,QC)のゲート電圧を“H”レベルにする(S6→S7)。続いて、図5に示した期間T21をカウントするタイマをスタートさせ、期間T21が経過するのを待つ(S8)。期間T21が経過すれば、その時のタイミング(図5に示したt22)で出力電圧Voおよび1次巻線電流IN1のサンプリングを行って、それぞれのディジタル値を取得する(S9)。
続いて、図5に示した期間T22のカウントを行うタイマをスタートさせるとともにその経過を待つ(S10)。この時のタイミング(図5に示したt23)でスイッチング素子(QB,QC)のゲート電圧を“L”レベルにする(S11)。
その後、所定時間T10が経過するのを待って再びスイッチング素子(QA,QD)のゲート電圧を“H”レベルにする(S12→S1)。
以降同様の処理を繰り返す。
このようにして図5に示したゲート電圧の発生および出力電圧Vo・1次巻線電流IN1の検出を行う。
図3に示したディジタル制御回路30は、図6に示した処理とは別に出力電圧Voが一定となるように前記期間T11+T12,T20,T21+T22等を設定してオンデューティを定める。これによって定電圧制御を行う。
また1次巻線電流IN1が所定のしきい値を超えた時、オンデューティを低下させて過電流保護を行う。
《第2の実施形態》
第2の実施形態に係るスイッチング電源装置の回路構成は図3に示したものと同様である。図7は第2の実施形態に係るスイッチング電源装置の動作を示す波形図である。第1の実施形態では、スイッチング素子QA〜QDのターンオン・ターンオフの直前のタイミングでサンプリングすることによって出力電圧Voおよび1次巻線電流IN1のピーク値を求めるようにしたが、第2の実施形態ではスイッチング素子のターンオン時またはターンオフ時を除くオン期間中および/またはオフ期間中の2点以上をサンプリングし、当該サンプリングのタイミングおよびAD変換された検出値を基に、スイッチング素子のオン時またはオフ時に生じる制御対象である電圧および電流のピーク値を算出する。
図7においてVoは抵抗R1,R2で構成される出力電圧検出回路の出力電圧の電圧軸を拡大して表した波形図。Vgsは各スイッチング素子QA〜QDのゲート電圧の波形図である。スイッチング素子QA,QDのゲート電圧Vgsは、期間T1で“H”レベルとなってオン状態、期間T20,T2,T10に亘って“L”レベルとなってオフ状態になる。また、スイッチング素子QB,QCのゲート電圧Vgsは、期間T10,T1,T20に亘って0V(“L”レベル)となってオフ状態、期間T2で“H”レベルとなってオン状態になる。
そして、スイッチング素子(QA,QD)(QB,QC)のターンオンタイミングtoから所定のサンプリング周期Ts毎に複数回のサンプリングを行う。この例では、t1,t2の2回サンプリングを行う。
スイッチング素子(QA,QD)(QB,QC)のターンオフタイミングtx直前でのピーク値はタイミングt1,t2とそのサンプリング値を基に求める。
ここで、タイミングt1における出力電圧VoをVo(t1)、タイミングt2における出力電圧VoをVo(t2)で表すと、スイッチング素子のターンオフタイミングtxでの出力電圧Vo(tx)は次式で表される。
Vo(tx)={Vo(t2)−Vo(t1)/Ts}(T1-Ts)+Vo(t1) …(1)
(1)式において右辺第1項の{ }内は電圧波形の傾き、第1項の(T1-Ts)はt1〜tx間の時間、第2項はt1における電圧Voである。
同様にして、タイミングt1における1次巻線電流IN1をIN1(t1)、タイミングt2における1次巻線電流IN1をIN1(t2)で表すと、スイッチング素子(QA,QD)のターンオフタイミングtxでの1次巻線電流IN1(tx)は次式で表される。
IN1(tx)={IN1(t2)−IN1(t1)/Ts}(T1-Ts)+IN1(t1) …(2)
(2)式において右辺第1項は電流波形の傾き、第2項はt1〜tx間の時間、第3項はt1における電流IN1である。
このようにしてスイッチング素子のオン時またはオフ時に生じる制御対象である電圧および電流のピーク値を算出する。
《第3の実施形態》
図8は第3の実施形態に係るスイッチング電源装置の回路図である。この例ではいわゆるリップルコンバータを構成している。電源入力端子Vinと出力端子Voutとの間にスイッチング素子Q1およびインダクタL1を直列に接続している。またスイッチング素子Q1とインダクタL1との接続点と、グランドGNDとの間にダイオードD1を接続し、出力端間にキャパシタC7を接続している。また出力端には抵抗R1,R2による分圧回路を構成している。さらにインダクタL1に対してキャパシタC8および抵抗R3で構成されるCR回路を並列接続している。
ディジタル制御回路40は入力電源電圧を電源として動作し、抵抗R1,R2の分圧電圧および前記CR回路の中点電圧を検出するとともに、スイッチング素子Q1のオン・オフ制御を行う。
図9は図8に示したスイッチング電源装置の波形図である。図9においてIL1はインダクタL1に流れる電流の波形、Voは出力電圧波形である。スイッチング素子Q1のターンオンタイミングt00から所定のサンプリング周期Ts毎に複数回のサンプリングを行う。この例では、t01,t02,t03の3回サンプリングを行う。また、スイッチング素子Q1のターンオフタイミングt10から所定のサンプリング周期Ts毎に複数回のサンプリングを行う。この例では、t11,t12,t13の3回サンプリングを行う。
そして、これらのサンプリングデータを基に電流IL1の極性が反転するタイミングを検出し、それに応じてスイッチング素子Q1のターンオン・ターンオフ制御を行う。また、出力電圧Voのピーク値を算出し、それが所定値になるようにスイッチング素子Q1のオンデューティを制御する。

Claims (2)

  1. トランスまたはインダクタと、前記トランスまたは前記インダクタに接続されて入力電源をスイッチングするスイッチング素子と、制御対象である電圧値および/または電流値を検出するとともに、当該電圧値および/または電流値に応じて前記スイッチング素子のオン・オフを制御するディジタル制御回路によるスイッチング制御回路と、を有するスイッチング電源装置であって、
    前記スイッチング制御回路は、前記スイッチング素子のオン・オフのタイミングより所定時間前に前記制御対象である電圧値および/または電流値をサンプリングするとともにAD変換する手段を備えたことを特徴とするスイッチング電源装置。
  2. 前記スイッチング制御回路は、前記サンプリングのタイミングを、前記スイッチング素子のターンオン時およびターンオフ時を除くオン期間中および/またはオフ期間中の2点以上とし、前記サンプリングのタイミングおよび前記AD変換された検出値を基に、前記スイッチング素子のオン時またはオフ時に生じる前記制御対象である電圧および/または電流のピーク値を算出する手段を備えた請求項1に記載のスイッチング電源装置。
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