JPWO2009048120A1 - アスタキサンチン含有水溶性組成物 - Google Patents
アスタキサンチン含有水溶性組成物 Download PDFInfo
- Publication number
- JPWO2009048120A1 JPWO2009048120A1 JP2009537031A JP2009537031A JPWO2009048120A1 JP WO2009048120 A1 JPWO2009048120 A1 JP WO2009048120A1 JP 2009537031 A JP2009537031 A JP 2009537031A JP 2009537031 A JP2009537031 A JP 2009537031A JP WO2009048120 A1 JPWO2009048120 A1 JP WO2009048120A1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- astaxanthin
- composition
- dextrin
- present
- water
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K31/00—Medicinal preparations containing organic active ingredients
- A61K31/12—Ketones
- A61K31/122—Ketones having the oxygen directly attached to a ring, e.g. quinones, vitamin K1, anthralin
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A23—FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
- A23L—FOODS, FOODSTUFFS, OR NON-ALCOHOLIC BEVERAGES, NOT COVERED BY SUBCLASSES A21D OR A23B-A23J; THEIR PREPARATION OR TREATMENT, e.g. COOKING, MODIFICATION OF NUTRITIVE QUALITIES, PHYSICAL TREATMENT; PRESERVATION OF FOODS OR FOODSTUFFS, IN GENERAL
- A23L33/00—Modifying nutritive qualities of foods; Dietetic products; Preparation or treatment thereof
- A23L33/10—Modifying nutritive qualities of foods; Dietetic products; Preparation or treatment thereof using additives
- A23L33/105—Plant extracts, their artificial duplicates or their derivatives
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K9/00—Medicinal preparations characterised by special physical form
- A61K9/0087—Galenical forms not covered by A61K9/02 - A61K9/7023
- A61K9/0095—Drinks; Beverages; Syrups; Compositions for reconstitution thereof, e.g. powders or tablets to be dispersed in a glass of water; Veterinary drenches
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P17/00—Drugs for dermatological disorders
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P17/00—Drugs for dermatological disorders
- A61P17/18—Antioxidants, e.g. antiradicals
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P27/00—Drugs for disorders of the senses
- A61P27/02—Ophthalmic agents
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P29/00—Non-central analgesic, antipyretic or antiinflammatory agents, e.g. antirheumatic agents; Non-steroidal antiinflammatory drugs [NSAID]
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P3/00—Drugs for disorders of the metabolism
- A61P3/08—Drugs for disorders of the metabolism for glucose homeostasis
- A61P3/10—Drugs for disorders of the metabolism for glucose homeostasis for hyperglycaemia, e.g. antidiabetics
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P35/00—Antineoplastic agents
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P37/00—Drugs for immunological or allergic disorders
- A61P37/02—Immunomodulators
- A61P37/04—Immunostimulants
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P39/00—General protective or antinoxious agents
- A61P39/06—Free radical scavengers or antioxidants
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P9/00—Drugs for disorders of the cardiovascular system
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P9/00—Drugs for disorders of the cardiovascular system
- A61P9/10—Drugs for disorders of the cardiovascular system for treating ischaemic or atherosclerotic diseases, e.g. antianginal drugs, coronary vasodilators, drugs for myocardial infarction, retinopathy, cerebrovascula insufficiency, renal arteriosclerosis
Abstract
不快な味や臭いが無くて風味がよく、しかも水性液体への溶解性が改善された安定なアスタキサンチン含有組成物、およびアスタキサンチンの吸収性が改善された組成物を提供する。本発明は、アスタキサンチン、デキストリン、およびカゼインを含有することを特徴とするアスタキサンチン含有水溶性組成物、該組成物を水性液体に分散させてなる水溶液、ならびにアスタキサンチン含有水溶液の製造方法に関する。
Description
本発明は、アスタキサンチンの安定性および吸収性が改善されたアスタキサンチン含有水溶性組成物、アスタキサンチン含有水溶液、ならびにアスタキサンチン含有水溶液の製造方法に関する。
アスタキサンチンは、赤燈色の天然色素であるカロチノイドの一種である。アスタキサンチンは、ファフィア酵母、ヘマトコッカス藻類などに含まれており、食物連鎖の流れの中で魚介類の中に蓄えられ、サケ、イクラ、コイ、金魚などの魚類、オキアミ、エビ、カニなどの甲殻類にも含まれている。アスタキサンチンは強力な抗酸化作用を有し、その活性は、β-カロチンの40倍、ビタミンEの1000倍とも言われている。生体内の抗酸化成分は、活性酸素の消去、過酸化脂質の合成抑制などに役立っており、抗酸化成分の欠乏は、心血管障害、各部の炎症、脳梗塞などの疾患の原因ともなる。したがってアスタキサンチンの高い抗酸化力は、生体にとって極めて有用である。
強い抗酸化力を持ったアスタキサンチンは、血液脳関門、さらに網膜関門を通過できる物質で、活性酸素による疾患の予防・治療・改善作用、免疫力の賦活化作用、老化防止作用、抗動脈硬化作用、抗糖尿病作用、眼病改善作用、発癌抑制作用を有し、さらに肌の蛋白質を保護して紫外線に強い肌を作り、日焼けを防止するとともに、メラニンの生成を抑制し、さらにはシミを防止することが報告され、健康食品、栄養補助食品、化粧料、食品など幅広い分野で機能性素材として注目されている成分である。
しかしながら、アスタキサンチンは脂溶性の物質であり、水に溶けにくい性質を有している。アスタキサンチンは脂性溶媒には高い溶解性を示すが、水には難溶性である。このため、アスタキサンチンを食品や化粧料などに配合しようとした場合には、油に溶解または懸濁した状態で取扱う必要があった。従って、適用できる食品や化粧料に制限があり、また製造工程中のハンドリングに困難があった。また、経口摂取してもそのままでは消化管からの吸収性が非常に悪く、多量に摂取する必要があった。一方、アスタキサンチンを、乳化剤などを用いて水に懸濁した状態では、アスタキサンチンは不安定であり、光などによって分解するという問題があった。
また、ヘマトコッカス藻やファフィア酵母などはアスタキサンチンの原料として用いられるが、これらに由来するアスタキサンチンを用いた場合、アスタキサンチン由来に加えて、これらの微生物に由来する特有の臭いや味が残っているため、そのまま食品や化粧料などとして適用した場合、非常に不快であり継続して使用するのが困難であるという問題があった。
上記のような問題点を克服するため、これまでいくつかの提案がなされている。例えば特許文献1には、アスタキサンチンを含有する藻体を媒体中で破砕し、これに賦形剤を添加して噴霧乾燥してなるアスタキサンチン粉体組成物が開示されている。しかしながら、この粉体組成物はアスタキサンチンの安定性向上を目的とするものであり、藻体の破砕物をそのまま用いるため固形分を多量に含み、水性液体に溶解すると不溶物が多く、ハンドリング性は良好ではなく、また藻体の破砕物を含むため特有の臭いや味があって食品や化粧料に適用するには問題があった。また、特許文献2には、カロチノイド色素を澱粉溶液やデキストリン溶液に均一分散させた液剤、およびこれを乾燥させた粉末が開示されている。しかしながら、このようにして得られた液剤においても、不溶物が浮遊したり沈殿したりするため、その取扱には注意が必要であった。
さらに特許文献3には、カロチノイド系色素の結晶をデキストリンなどの乳化剤とともに水に溶解し、噴霧乾燥すると、製剤中で均一であり、保存安定性のよい組成物が得られることが開示されている。しかしながらこの方法では、βカロチンのコーンオイルサスペンジョンを用いると効果が得られず、安定性が高く均一に分散する組成物を得るためには、カロチノイドを一旦結晶として精製する必要があり、煩雑な製造工程を要するという問題があった。また、該効果はβカロチンでのみ確認されており、βカロチンとは異なり、分子内に水酸基を有するアスタキサンチンについても同様の効果が得られるかについては不明であった。
特開2002−112712号
特開2005−239953号
特開平10−195325号
本発明の課題は、不快な味や臭いが無くて風味がよく、しかもアスタキサンチンの水性液体への溶解性および生体への吸収性が改善された安定なアスタキサンチン含有組成物を提供することである。
本発明者らは上記課題を解決するために鋭意研究した結果、アスタキサンチン、デキストリンおよびカゼインを配合して水性液体に分散させると、アスタキサンチンが水性液体中に微細な粒子の状態で均一に分散し、これを乾燥すると、不快な味や臭いが無く、長期間保管してもアスタキサンチンが安定に存在し、さらに、これを再度水性液体と混合するとアスタキサンチンが均一な微粒子として水溶液中に分散し、アスタキサンチンの吸収性が高められた安定な水溶液を形成することを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、以下の発明を包含する。
(1)アスタキサンチン、デキストリン、およびカゼインを含有することを特徴とするアスタキサンチン含有水溶性組成物。
(2)アスタキサンチン0.05〜50質量%、カゼイン0.5〜35質量%、およびデキストリン1〜90質量%を含有する(1)記載の組成物。
(3)デキストリンがDE値5〜40のデキストリンである(1)または(2)記載の組成物。
(4)(1)〜(3)のいずれかに記載の組成物を水性液体に分散させてなるアスタキサンチン含有水溶液。
(5)アスタキサンチン、デキストリン、カゼインおよび水性液体を含有することを特徴とするアスタキサンチン含有水溶液。
(6)アスタキサンチン0.05〜50質量部を、カゼイン0.5〜35質量部およびデキストリン1〜90質量部を含有する水性液体に混合する、アスタキサンチン含有水溶液の製造方法。
本発明のアスタキサンチン含有水溶性組成物は、アスタキサンチンを固形の形態で長期間安定に保管することが可能で、これを水性液体に溶解または分散させると、均一な微粒子として水性液体中に分散する。従って、本発明のアスタキサンチン含有水溶性組成物およびアスタキサンチン含有水溶液はアスタキサンチンの生体吸収性が高い。本発明のアスタキサンチン含有水溶性組成物およびアスタキサンチン含有水溶液は、食品などにも容易に適用することができ、アスタキサンチンの吸収性が改善された食品、医薬品、化粧料および飼料を提供することができる。
本明細書は、本願の優先権の基礎である特願2007−265730号の明細書および特許請求の範囲に記載された内容を包含する。
本発明のアスタキサンチン含有水溶性組成物(以下、本発明の組成物と称する場合もある)は、アスタキサンチン、デキストリンおよびカゼインを含有することを特徴とする。本発明の組成物においては、アスタキサンチンの安定性が高められているため保管性に優れているうえに、アスタキサンチンや他の成分による不快な味や臭いが無くて風味がよい。また、これを水性液体に分散すると、不溶物が浮遊することなく、アスタキサンチンが微細粒子として均一に溶解した水溶液が得られるため、取扱が極めて簡便である。そして、本発明のアスタキサンチン含有水溶性組成物は生体吸収性が高いため、これをそのまま、あるいは食品や化粧料の形態にして適用すると、簡便に効率よくアスタキサンチンを摂取することができるため、極めて有用である。
本発明のアスタキサンチン含有水溶性組成物において、アスタキサンチンは、天然のアスタキサンチンおよび合成されたアスタキサンチンのいずれも用いることができる。天然のアスタキサンチンとしては、例えば、ヘマトコッカス藻などのアスタキサンチンを含有する生物から抽出したものなどが挙げられ、合成されたアスタキサンチンとしては、例えば市販の合成アスタキサンチン(SIGMA社)などが挙げられる。本発明において、アスタキサンチンには、遊離型のアスタキサンチンだけでなく、エステル体も包含される。アスタキサンチンは分子内に2つの水酸基を有し、モノエステルまたはジエステルを形成できる。アスタキサンチンのエステルとしては、特に制限されないが、例えば、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、EPA、DHAなどの脂肪酸とのエステルが挙げられる。また本発明において、アスタキサンチンには、その立体異性体などの異性体や、蛋白質と結合したアスタキサンチン蛋白(オボルビン、クラスタシアニンなど)も含まれる。
本発明のアスタキサンチン含有水溶性組成物には、アスタキサンチンが、乾燥質量を基準として、通常0.05〜50質量%、好ましくは0.1〜30質量%、さらに好ましくは0.5〜14質量%の量で含まれる。アスタキサンチンは脂溶性であるため、本発明の組成物を調製する際は、油脂類に溶解した形態で用いるのが好ましい、その際は、アスタキサンチンを0.5〜50質量%、好ましくは1〜25質量%含有するアスタキサンチン含有油脂(アスタキサンチンオイル)を調製し、このアスタキサンチンオイルを上述のアスタキサンチン含量になるよう換算して添加すればよい。
本発明のアスタキサンチン含有水溶性組成物において用いられるカゼインは、哺乳動物の乳中に含まれる主たる蛋白質である。本発明のカゼインとしては、天然由来の、例えば哺乳動物由来のカゼインを好適に例示できるが、これに制限されるものではない。カゼインとしては、牛乳由来のカゼインが好ましい。天然由来のカゼインを用いる場合、カゼイン以外に天然原料由来の他の蛋白質、脂質、糖などを不可避的に含んでいてもよい。また天然由来のカゼインに限定されず、例えば化学合成によって得られたカゼインや、天然由来のカゼインに化学的修飾を加えたものを用いてもよい。
また本発明のカゼインには、カゼインの分解物や各種塩も含まれる。カゼインの分解物としては、ミルク蛋白質やカゼインの酸加水分解物または酵素加水分解物などを使用できる。カゼインの塩としては、飲食品分野で通常用いられるものを使用でき、特に制限されないが、例えば、ナトリウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩、カリウム塩およびアミノ酸との塩などが挙げられ、好ましくはナトリウム塩を用いることができる。本発明では、カゼインは市販のものを用いてもよい。
本発明の組成物中、カゼインは、乾燥質量を基準として、通常0.5〜35質量%、好ましくは1〜25質量%、さらに好ましくは3〜15質量%の量で含まれる。
本発明のアスタキサンチン含有水溶性組成物において用いられるデキストリンは、澱粉を部分的に加水分解して得られる、鎖状または分岐鎖状にブドウ糖が結合したものである。澱粉の原料は特に限定されず、ジャガイモ、トウモロコシ(コーンスターチ、ワキシーコーンスターチなど)、タピオカに由来するものなどが挙げられる。澱粉を分解する方法としては、酸を用いる方法、アミラーゼやジアスターゼなどの酵素を用いる方法、ならびに熱で分解する方法などが挙げられ、これらを複数組み合わせてもよい。デキストリンは澱粉の分解の程度により、様々な形態があるが、本発明では、通常、ブドウ糖当量(DE値)4〜50のデキストリンが用いられ、好ましくはDE値15〜40のデキストリンが用いられる。ここでDE値とは、澱粉を加水分解したとき、どの程度にデキストリンとブドウ糖や麦芽糖ができているかを示すもので、全還元糖をブドウ糖に換算し、乾燥固形分に対する%で表わした値である。すなわち、次式で表される。
DE値=直接還元糖(グルコースとして表示)/固形分×100
DE値が4以上のデキストリンを用いることにより、アスタキサンチン含有水溶性組成物を水性液体に溶解した際の、アスタキサンチン粒子の粒径の増大を抑え、吸収性を向上させると共に、安定性を向上させることができる。また、DE値が50以下のデキストリンを用いることにより、アスタキサンチンの分散性を向上させ、乾燥した際の粒子形成が良好となり、また、水性液体に分散する際の溶解性も向上するため、希釈を大きくする必要性がなく、その結果水溶液におけるアスタキサンチンの含量が低下することもない。
DE値が4以上のデキストリンを用いることにより、アスタキサンチン含有水溶性組成物を水性液体に溶解した際の、アスタキサンチン粒子の粒径の増大を抑え、吸収性を向上させると共に、安定性を向上させることができる。また、DE値が50以下のデキストリンを用いることにより、アスタキサンチンの分散性を向上させ、乾燥した際の粒子形成が良好となり、また、水性液体に分散する際の溶解性も向上するため、希釈を大きくする必要性がなく、その結果水溶液におけるアスタキサンチンの含量が低下することもない。
デキストリンは市販の物を用いてもよく、例えば、パインデックス#1(松谷化学工業)などが挙げられる。本発明の組成物中、デキストリンの含量は、乾燥質量を基準として、通常1〜90質量%、好ましくは10〜80質量%、さらに好ましくは30〜70質量%である。
一実施形態において本発明は、アスタキサンチン、デキストリン、カゼインおよび水性液体を含有することを特徴とするアスタキサンチン含有水溶液(以下、本発明の水溶液と称する場合もある)に関する。本発明においては、アスタキサンチンが水性液体中に均一に混合されている限り、アスタキサンチンの懸濁液等もアスタキサンチン含有水溶液に包含される。
本発明のアスタキサンチン含有水溶液において用いられる水性液体は、水、有機溶媒、およびこれらの混合物が挙げられる。水としては、水および水溶性成分の水溶液などが挙げられる。具体的には、蒸留水、精製水、イオン交換水、イオンやミネラル類が含まれる水道水、ならびに酸が含まれる酸性水溶液などが挙げられる。有機溶媒としては、具体的には、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノールなどの低級アルコール、および1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリンなどの多価アルコールなどの室温で液体であるアルコールなどを挙げることができる。これらを単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。前記有機溶媒と水との混合物としては、いわゆる含水有機溶媒も包含される。混合物中の水の含有量は、通常80体積%以下、好ましくは65体積%以下、より好ましくは50体積%以下である。
本発明のアスタキサンチン含有水溶性組成物およびアスタキサンチン含有水溶液には、本発明の効果を妨げない範囲において、さらに界面活性剤などの他の乳化剤を含有させることができる。そのような乳化剤としては、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、モノグリセロール、有機酸モノグリセリド、およびレシチンなどの界面活性剤、ならびにグリセリン、澱粉などの多価アルコールなどが挙げられる。乳化剤の含有量は、15質量%以下、好ましくは10質量%以下である。
本発明のアスタキサンチン含有水溶性組成物およびアスタキサンチン含有水溶液の製造方法は特に制限されない。例えば、デキストリンおよびカゼインを水に溶解し、ここにアスタキサンチンをそのまま、または油脂に配合した状態(アスタキサンチンオイル)で添加して、攪拌、乳化することにより、アスタキサンチン含有水溶液を製造することができる。攪拌、乳化の際には、例えばミキサーを用いて3000〜15000回転/分程度で攪拌してもよいし、高圧ホモジナイザーを使用して、より微細に分散させてもよく、これにより均一で、かつ微細なエマルジョンを形成させることができる。本発明において、DE値4〜50のデキストリン、特にDE値15〜40のデキストリンを用いた場合には、高圧ホモジナイザーなどの高圧乳化方法を用いなくとも、十分に粒子径の小さい(例えば2μm以下)、均一な微細粒子を形成させることができるため、製造コストやアスタキサンチンを熱から保護するという観点から、有利である。こうして得られたアスタキサンチン含有水溶液から溶媒を除去して乾燥、例えば噴霧乾燥することにより、微細な粉末状形態のアスタキサンチン含有水溶性組成物が得られる。
上記乾燥を実施する際には、必要に応じて賦形剤を添加してもよい。用いる賦形剤は特に限定されないが、例えば、粉末乳糖、微結晶セルロース、シクロデキストリン、糖やグリセリンなどの多価アルコール類、微粒二酸化珪素、糖アルコールなどが挙げられる。これらの賦形剤は、単独で用いてもよいし、複数種を組み合わせて用いてもよい。これらの賦形剤は、乾燥する直前に配合してもよいし、カゼインおよびデキストリンと共に配合して組成物を調製してもよい。乾燥する直前や乾燥中に配合すると、乾燥時の賦形剤の量を少なくすることができ、また、流動性が一層高い組成物が得られるため、好ましい。
乾燥する方法についても、噴霧乾燥法以外の方法も適宜用いることができる。例えば、必要に応じて加熱した上昇気流により、賦形剤の少なくとも一部を流動化した流動層中に、本発明のアスタキサンチン含有水溶液を噴霧して、次いで乾燥させることからなる流動層造粒法を使用できる。あるいは、賦形剤の少なくとも一部が撹拌翼等により撹拌された層に、本発明のアスタキサンチン含有水溶液を、滴下または噴霧等により添加することからなる撹拌造粒法等も使用できる。
また、適当な乾燥法により水分を除去し、得られた乾燥粉末を上述の賦形剤と物理的に混合し、所望により造粒して、固体状、特に粉末または顆粒状の形態のアスタキサンチン含有水溶性組成物を調製してもよい。
本発明のアスタキサンチン含有水溶性組成物は、アスタキサンチンが乾燥した微細な分散粒子の状態で保管することができるため、アスタキサンチンの安定性が高く、長期間保存してもアスタキサンチンが分解したり、アスタキサンチン粒子の粒子径が増大したり偏在化することがないため、いつでもこれを、必要に応じて食品や飼料中に配合したり、水性液体に溶解して摂取することにより、アスタキサンチンの効率的な吸収が可能となる。そして本発明の組成物は、アスタキサンチンや各種原料由来成分の有する臭いや味が良好に抑えられており、食品などに配合するのに適している。さらに本発明の組成物はアスタキサンチンが極めて微小な微粒子として均一に存在するため、これを化粧料に配合して使用すると、アスタキサンチンの燈〜赤色が均一で美しく、また、アスタキサンチンの皮膚からの吸収性も高められる。
本発明のアスタキサンチン含有水溶性組成物は、水性液体に分散させることにより、容易に水性液体中に分散・乳化することができ、安定性および吸収性の高い、優れたアスタキサンチン含有水溶液とすることができる。ここで用いる水性液体としては、前記のものを利用することができる。本発明のアスタキサンチン含有組成物を水性液体中に分散・乳化することには、例えば、飲料に分散して飲用する形態や、湯に分散・乳化してそこにつかる入浴剤としての使用形態、染色液として布などを染色する形態なども包含される。
本発明のアスタキサンチン含有水溶性組成物を、水性液体に分散させる場合には、水溶性物質などをさらに添加してもよい。水溶性物質としては、寒天、ゼラチン、キサンタンガム、アラビアガム、カルメロースナトリウム(CMCナトリウム)、D−マンニット、プルラン、ポリビニルピロリドン(PVP)、ならびにコーンファイバー、澱粉、グアーガムおよびペクチンなどの植物由来の水溶性多糖類、糖アルコール類などが挙げられ、これらの中から選択される少なくとも1種類の水溶性物質を用いるのが好ましい。
本発明のアスタキサンチン含有水溶性組成物およびアスタキサンチン含有水溶液には、アスタキサンチンの安定性を高める目的で有機酸や抗酸化物質を添加してもよい。有機酸としては、例えば、クエン酸、コハク酸、フマル酸、乳酸、グルコン酸、リンゴ酸および酒石酸などが挙げられる。抗酸化物質としては、トコフェロール、フラボノイド、カロチノイド、ビタミンC、ビタミンB2、タンニン、カテキンなどのポリフェノール類などが挙げられる。
本発明のアスタキサンチン含有水溶液においては、アスタキサンチンが水性液体中に良好かつ安定に分散している。アスタキサンチンの分散性は、目視で分散を評価することにより、または分散液に含まれる粒子の平均粒径を、例えば、レーザー回折・散乱法式粒度分布測定装置などを用いて測定することにより評価できる。本発明のアスタキサンチン含有水溶液に含まれるアスタキサンチン粒子の平均粒径は、通常2μm以下、好ましくは0.01〜1.5μm、より好ましくは0.08〜1μmである。平均粒径がこの範囲であると、経口摂取や経皮投与した際の生体吸収性が高く、また凝集などによって粒子径が大きくなって不溶化したり容器壁面に吸着したりすることがないため、有用である。
本発明のアスタキサンチン含有水溶性組成物を水性液体に分散させると、アスタキサンチンを微粒子のまま効率的に均一分散できることから、アスタキサンチンを高含量で含む水溶液が得られる。従って、本発明のアスタキサンチン含有水溶性組成物およびアスタキサンチン含有水溶液は、アスタキサンチンの良好な吸収を助け、効率よくアスタキサンチンを摂取することを可能にする。また、安全性が高いという点でも優れている。そのため、本発明の組成物および水溶液は、食品、化粧料および飼料などにも容易かつ有利に適用することができる。
本発明の組成物および水溶液は、医薬品、食品、化粧料および飼料などとして調製することができる。本発明のアスタキサンチン含有水溶性組成物およびアスタキサンチン含有水溶液は、これをそのまま単独で、あるいは医薬品、食品または飼料などの様々な形態で継続的に摂取する、あるいは化粧料の形態にして継続的に適用すると、アスタキサンチンを効率よく生体内に吸収することができる。また本発明の組成物は、安全性が高く、また異臭や異味がなく風味もよいことから、そのまま単独でも充分に経口摂取し、化粧料として適用することが可能であり、長期間の継続的投与が可能である。さらに様々な医薬品、食品、飼料の形態として長期間の継続的摂取も容易である。
本発明のアスタキサンチン含有水溶性組成物およびアスタキサンチン含有水溶液は、アスタキサンチンの乾燥質量を基準として、成人1日当たり、通常0.1mg〜1gの範囲で適用される。経口投与の場合、一般的な1日当たりの摂取量は、1〜100mgであるが、アスタキサンチンは安全性が確認されているため、その摂取量をさらに増やすこともできる。1日当たりの摂取量は、1回で摂取してもよいが、数回に分けて摂取してもよい。
本発明のアスタキサンチン含有水溶性組成物およびアスタキサンチン含有水溶液を医薬品として調製する場合、剤型としては、例えば、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤、シロップ剤、ドライシロップ剤、液剤、懸濁剤などの経口剤、吸入剤、坐剤などの経腸製剤、軟膏、クリーム剤、ゲル剤、貼付剤などの皮膚外用剤、点滴剤、注射剤などが挙げられる。これらのうちでは、経口剤または皮膚外用剤が好ましい。
このような剤型の医薬品は、アスタキサンチン、デキストリン、およびカゼインに加え、慣用される添加剤、例えば、賦形剤、崩壊剤、結合剤、滑沢剤、界面活性剤、アルコール、水、水溶性高分子、甘味料、矯味剤、酸味料などを剤型に応じて配合し、常法に従って製造することができる。なお、液剤、懸濁剤などの液体製剤は、服用直前に水または他の適当な媒体に溶解または懸濁する形であってもよく、また錠剤、顆粒剤の場合には周知の方法でその表面をコーティングしてもよい。
アスタキサンチンは抗酸化作用を有することから、上記医薬品は、酸化作用に基づく各種疾患、例えば、腎疾患、脳血管疾患、循環器疾患、脳梗塞、高血圧症、動脈硬化、老化痴呆性疾患、心疾患(心筋梗塞など)、癌、糖尿病、熱傷、眼疾患(網膜の酸化障害に起因するものなど)、ストレス性潰瘍等を予防および/または治療するために使用できる。
本発明のアスタキサンチン含有水溶性組成物およびアスタキサンチン含有水溶液を食品として調製する場合、その形態は特に制限されず、健康食品、機能性食品、特定保健用食品などの他、全ての食品が含まれる。具体的には、錠剤、チュアブル錠、粉剤、カプセル剤、顆粒剤、ドリンク剤、経管経腸栄養剤などの流動食などの各種製剤形態とすることができる。製剤形態の食品は、医薬品と同様に製造することができる。さらに食品には飲料も包含され、緑茶、ウーロン茶や紅茶などの茶飲料、清涼飲料、ゼリー飲料、スポーツ飲料、乳飲料、炭酸飲料、果汁飲料、乳酸菌飲料、発酵乳飲料、粉末飲料、ココア飲料、精製水などの飲料、バター、ジャム、ふりかけ、マーガリンなどのスプレッド類、マヨネーズ、ショートニング、カスタードクリーム、ドレッシング類、パン類、米飯類、麺類、パスタ、味噌汁、豆腐、牛乳、ヨーグルト、スープまたはソース類、菓子(たとえばビスケットやクッキー類、チョコレート、キャンディ、ケーキ、アイスクリーム、チューインガム、タブレット)などとして調製してもよい。
本発明において食品にはさらに、食品や飼料の製造に用いられる他の食品素材、各種栄養素、各種ビタミン、ミネラル、アミノ酸、各種油脂、種々の添加剤(たとえば呈味成分、甘味料、有機酸などの酸味料、界面活性剤、pH調整剤、安定剤、酸化防止剤、色素、フレーバー)などを配合してもよい。
本発明において食品には、人用の食品のみならず、家畜、競走馬などの飼料、ペットフードなども包含される。飼料は、対象が人である以外は食品とほぼ等しいことから、上記食品に関する記載は、飼料についても同様に当てはめることができる。
さらに、アスタキサンチンは、燈〜赤色を有することから、本発明のアスタキサンチン含有水溶性組成物およびアスタキサンチン含有水溶液は、食用色素、化粧料用色素、飼料用色素として、配合したりまたは固形物表面に塗布したりすることもできる。本発明の組成物および水溶液は、乾燥した粉末の形態であっても、水性液体に分散した形態であっても、アスタキサンチンの粒子の径が細かく、しかも均一であり、これを用いると、色の偏在や斑点状のまだらなどがなく、美しい色合いとすることができる。
本発明のアスタキサンチン含有水溶性組成物およびアスタキサンチン含有水溶液は、安全性が高いため、化粧料として調製することもできる。上記化粧料は、継続的に適用することができるため、有用である。皮膚は紫外線など環境因子の刺激を直接受けるため、活性酸素が生成し易い器官であることから、活性酸素濃度の上昇とそれにともなう過酸化脂質の生成が起こりやすく、それが原因のメラニン色素の生成、シミ、小ジワなどの障害を起こしやすい。アスタキサンチンの吸収性が高められた本発明の化粧料は、皮膚用化粧料、特にシミ、ソバカスおよび/またはしわを予防および/または改善するための皮膚用化粧料として好ましく使用することができる。
本発明のアスタキサンチン含有水溶性組成物およびアスタキサンチン含有水溶液を化粧料として調製する場合、その形態は特に限定されるものではないが、乳液、化粧液、クリーム、ローション、エッセンス、パックおよびシート、ファンデーション、おしろい、頬紅、口紅、アイシャドー、アイライナー、マスカラ、洗顔料およびボディシャンプーなどの洗浄料、シャンプー、リンスなどの毛髪化粧料、整髪料、ヘアーリンス、ヘアーリキッドなどの頭髪用化粧料、歯磨き、口ゆすぎなどの口腔ケア剤、浴用剤、軟膏、医薬部外品、あぶら取り紙などが挙げられ、常法によって製造することができる。
さらに本発明のアスタキサンチン含有水溶性組成物およびアスタキサンチン含有水溶液には、アスタキサンチン、デキストリン、およびカゼインに加えて、ビタミンA、ビタミンEおよびβカロチンなどの脂溶性ビタミン、ビタミンB群およびビタミンCなどの水溶性ビタミン、カルシウム、カリウム、鉄、亜鉛および酵母などのミネラル含有物、共役リノール酸、タウリン、グルタチオン、カルニチン、クレアチン、コエンザイムQ類、グルクロン酸、グルクロノラクトン、トウガラシエキス、ショウガエキス、カカオエキス、ガラナエキス、ガルシニアエキス、テアニン、γ−アミノ酪酸、カプサイシン、カプシエイト、各種有機酸、フラボノイド類、ポリフェノール類、カテキン類、キサンチン誘導体、フラクトオリゴ糖などの難消化性オリゴ糖、α−リポ酸、グルタチオン、青汁、コラーゲン、にんじん、大豆イソフラボン、ペプチド、アミノ酸、にんにく、レシチン、ロイヤルゼリー、プロポリス、アントシアニン、グルコサミン、食物繊維、グルタチオン、セラミド、植物ステロール、EPA、DHA、ヒアルロン酸、α−リノレイン酸、リコピン、ルテイン、多価不飽和脂肪酸、各種タンパク質ならびに糖質などあらゆる栄養素または栄養食品素材を添加・配合してもよい。その他に適宜、糖質やタンパク質などを添加してもよい。また、風味をよくするための種々の添加剤(例えば、呈味成分、フレーバーおよび甘味料など)、ならびに分散剤および乳化剤などの安定剤を配合してもよい。
それら成分の配合量は、成分の種類と所望すべき摂取量に応じて適宜決められるが、乾燥質量基準で、通常0.01〜70質量%の範囲内であり、好ましくは0.1〜50質量%の範囲内である。
本発明のアスタキサンチン含有水溶性組成物およびアスタキサンチン含有水溶液においては、アスタキサンチンの吸収性が高められており、これを適用すると、活性酸素による疾患の予防、治療および/または改善作用、免疫力の賦活化作用、老化防止作用、抗動脈硬化作用、抗糖尿病作用、眼病改善作用、ならびに発癌抑制作用が得られる。さらに紫外線に強い肌を作り日焼けを防止するとともに、メラニンの生成を抑制し、シミを防止することができる。また、アトピー性皮膚炎にも効果があり、健康食品、栄養補助食品、化粧料、食品など幅広い分野で高い有用性を示す。
以下、実施例に基づいて本発明をさらに詳細に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
デキストリン、カゼインナトリウムおよびグリセリンを水に添加して溶解し、ここにソルビトールを加えてTKホモミキサーで5000rpmで攪拌した。さらにアスタキサンチンオイルを加えてTKホモミキサーで10000rpmで攪拌した。出口温度115℃で噴霧乾燥した。得られた組成物は微細な粉末状をしており、アスタキサンチンを2質量%含有していた。
デキストリンおよびカゼインナトリウムを水に添加して溶解し、ここにソルビトール、ショ糖脂肪酸エステルを加えてTKホモミキサーで5000rpmで攪拌した。さらにビタミンEおよびアスタキサンチンオイルを加えてTKホモミキサーで10000rpmで攪拌した。出口温度115℃で噴霧乾燥した。得られた組成物は微細な粉末状をしており、アスタキサンチンを2質量%含有していた。
デキストリン、カゼインナトリウムおよびグリセリンを水に添加して溶解し、ここにショ糖脂肪酸エステルを加えてTKホモミキサーで5000rpmで攪拌した。さらにビタミンEおよびアスタキサンチンオイルを加えてTKホモミキサーで10000rpmで攪拌した。出口温度115℃で噴霧乾燥した。得られた組成物は微細な粉末状をしており、アスタキサンチンを2質量%含有していた。
(実施例4〜5)
デキストリンとして、DE値=25(実施例4)、DE値=40(実施例5)のものを用いた以外は、実施例2と同様にして、各組成物を得た。
デキストリンとして、DE値=25(実施例4)、DE値=40(実施例5)のものを用いた以外は、実施例2と同様にして、各組成物を得た。
(実施例6〜9)
デキストリンとして、DE値=6(実施例6)、DE値=8(実施例7)、DE値=10(実施例8)、DE値=11(実施例9)のものを用いた以外は、実施例2と同様にして、各組成物を得た。
デキストリンとして、DE値=6(実施例6)、DE値=8(実施例7)、DE値=10(実施例8)、DE値=11(実施例9)のものを用いた以外は、実施例2と同様にして、各組成物を得た。
(実施例10)
デキストリン(DE値=17.5)を25質量部、カゼインナトリウムを40質量部とした以外は、実施例1と同様にして、組成物を得た。
デキストリン(DE値=17.5)を25質量部、カゼインナトリウムを40質量部とした以外は、実施例1と同様にして、組成物を得た。
(実施例11)
デキストリンとして、DE値=3.5のものを用いた以外は、実施例2と同様にして、組成物を得た。
デキストリンとして、DE値=3.5のものを用いた以外は、実施例2と同様にして、組成物を得た。
(比較例1)
カゼインナトリウムの代わりに、茶抽出物(サンフェノンBG−3;太陽化学)を用いた以外は、実施例2と同様にして、組成物を得た。
カゼインナトリウムの代わりに、茶抽出物(サンフェノンBG−3;太陽化学)を用いた以外は、実施例2と同様にして、組成物を得た。
(比較例2)
デキストリンの代わりに、加工澱粉(オクテニルコハク酸澱粉;松谷化学)を用いた以外は、実施例2と同様にして、ホモミキサーによる攪拌を行ったが、均一さが不十分であり浮遊物があったため、高圧乳化機(高圧ホモジナイザー)を用いて均質化処理を行い、噴霧乾燥して組成物を得た。
デキストリンの代わりに、加工澱粉(オクテニルコハク酸澱粉;松谷化学)を用いた以外は、実施例2と同様にして、ホモミキサーによる攪拌を行ったが、均一さが不十分であり浮遊物があったため、高圧乳化機(高圧ホモジナイザー)を用いて均質化処理を行い、噴霧乾燥して組成物を得た。
(比較例3)
デキストリンとして、シクロデキストリン(シクロケム製)を用いた以外は、実施例2と同様にして、組成物を調製したが、だまになり均一に分散しなかった。
デキストリンとして、シクロデキストリン(シクロケム製)を用いた以外は、実施例2と同様にして、組成物を調製したが、だまになり均一に分散しなかった。
(試験例1)粒子安定性試験
実施例2〜11および比較例の各組成物を水に分散させた際の平均粒子径の径時変化(調製直後、調製24時間後)を測定した。各組成物は各0.2gを100mLの純水に攪拌溶解し、20分静置した。平均粒子径は、レーザー回折・散乱式粒度分布測定装置(MICROTRAC HRA;日機装社製)を用いて測定した。各水溶液の調製直後および室温で24時間静置後の平均粒子径を測定した。また、各水溶液調製時の臭いおよび性状について判定した。その結果を表4に示す。なお、各実施例の組成物を分散した水溶液は、静置しても沈殿がなく、またガラス製の器に入れても、特に容器に付着物などがつくこともなく、良好であった。
実施例2〜11および比較例の各組成物を水に分散させた際の平均粒子径の径時変化(調製直後、調製24時間後)を測定した。各組成物は各0.2gを100mLの純水に攪拌溶解し、20分静置した。平均粒子径は、レーザー回折・散乱式粒度分布測定装置(MICROTRAC HRA;日機装社製)を用いて測定した。各水溶液の調製直後および室温で24時間静置後の平均粒子径を測定した。また、各水溶液調製時の臭いおよび性状について判定した。その結果を表4に示す。なお、各実施例の組成物を分散した水溶液は、静置しても沈殿がなく、またガラス製の器に入れても、特に容器に付着物などがつくこともなく、良好であった。
表4から、本発明のアスタキサンチン含有水溶性組成物を水に分散させると、アスタキサンチンが微細な粒子として存在することがわかる。特にデキストリンのDE値が17以上である実施例2〜5は、平均粒子径が1μm以下であり、極めて微細な粒子であった。DE値17.5のデキストリンであっても、カゼインを茶抽出物にかえた比較例1は粒子径が大きいうえに安定性が悪く、組成物の風味も悪かった。デキストリンを加工澱粉にかえた比較例2は、高圧乳化を行わないと微細粒子とならず、得られた組成物は風味が悪かった。また、カゼインの配合量を40質量%と高含量にした実施例10は、水に均一に溶解したが、粒子径が若干大きかった。そしてデキストリンのDE値を3.5にした実施例11は、水に均一に溶解したが、粒子径が若干大きく、粘性が高かった。
(試験例2)アスタキサンチン安定性試験
アスタキサンチンの安定性を測定した。実施例2の組成物を開放ビンに入れて遮光し、40℃の条件下で保存した。保存開始時および28日後に組成物の一部を取り出して、アスタキサンチンの安定性を測定した。組成物25mgを200mLの水:アセトン=1:99溶液に溶解し、濾過により不溶物を除去した。濾液の478nmの吸光度を測定することによりアスタキサンチンを定量し、アスタキサンチン含量2質量%からの変化をもってアスタキサンチンの安定度の指標とした。その結果を表5に示す。
アスタキサンチンの安定性を測定した。実施例2の組成物を開放ビンに入れて遮光し、40℃の条件下で保存した。保存開始時および28日後に組成物の一部を取り出して、アスタキサンチンの安定性を測定した。組成物25mgを200mLの水:アセトン=1:99溶液に溶解し、濾過により不溶物を除去した。濾液の478nmの吸光度を測定することによりアスタキサンチンを定量し、アスタキサンチン含量2質量%からの変化をもってアスタキサンチンの安定度の指標とした。その結果を表5に示す。
本発明のアスタキサンチン含有水溶性組成物は、高温環境下においてもアスタキサンチン含量に変化が無く、極めて安定な組成物であることが分かった。
(試験例3)吸収性試験
ラット(Wistar/ST、雄性)を絶食条件下に、実施例2のアスタキサンチン含有水溶性組成物を、アスタキサンチンとして30mg/kgになるように経口投与した。投与後3、6、9、12時間後に、あらかじめカニュレーションしておいた大腿動脈から採血した。血漿中のアスタキサンチン濃度を測定し、アスタキサンチン吸収量とした。対照として、アスタキサンチンオイル(アスタキサンチンの8%大豆油懸濁液)を、アスタキサンチンとして同用量になるように経口投与し、同様に測定した。結果は、投与3時間後(Cmax)の血中濃度、および24時間のAUCとして算出し、表6に示す。
ラット(Wistar/ST、雄性)を絶食条件下に、実施例2のアスタキサンチン含有水溶性組成物を、アスタキサンチンとして30mg/kgになるように経口投与した。投与後3、6、9、12時間後に、あらかじめカニュレーションしておいた大腿動脈から採血した。血漿中のアスタキサンチン濃度を測定し、アスタキサンチン吸収量とした。対照として、アスタキサンチンオイル(アスタキサンチンの8%大豆油懸濁液)を、アスタキサンチンとして同用量になるように経口投与し、同様に測定した。結果は、投与3時間後(Cmax)の血中濃度、および24時間のAUCとして算出し、表6に示す。
本発明のアスタキサンチン含有水溶性組成物は、アスタキサンチンオイルに比べて、高い吸収性を示した。
(実施例12)錠剤の製造
実施例2で得られた組成物67g、澱粉64g、結晶セルロース(旭化成)141.8g、寒天(伊那食品)25g、微粉末シリカ(富士シリシア)2.2gを混合し、常法にしたがって打錠機を用いて打錠し、1錠が1gの錠剤300個を製造した。この錠剤には、粉末の偏在、スティッキング、キャッピングなどは観察されず、問題なく製剤化が可能であった。得られた錠剤の表面は平滑で斑点もなく美しい赤燈色をしていた。
実施例2で得られた組成物67g、澱粉64g、結晶セルロース(旭化成)141.8g、寒天(伊那食品)25g、微粉末シリカ(富士シリシア)2.2gを混合し、常法にしたがって打錠機を用いて打錠し、1錠が1gの錠剤300個を製造した。この錠剤には、粉末の偏在、スティッキング、キャッピングなどは観察されず、問題なく製剤化が可能であった。得られた錠剤の表面は平滑で斑点もなく美しい赤燈色をしていた。
(実施例13)顆粒剤の製造
実施例2で得られた組成物100g、乳糖(DMV)100gおよび結晶セルロース(旭化成)40gを混合し、これにエタノール130mLを加えて練合機に添加し、通常の方法により5分間練合した。練合終了後、10メッシュで篩過し、乾燥機中にて50℃で乾燥した。乾燥後、整粒し、顆粒剤240gを得た。
実施例2で得られた組成物100g、乳糖(DMV)100gおよび結晶セルロース(旭化成)40gを混合し、これにエタノール130mLを加えて練合機に添加し、通常の方法により5分間練合した。練合終了後、10メッシュで篩過し、乾燥機中にて50℃で乾燥した。乾燥後、整粒し、顆粒剤240gを得た。
(実施例14)シロップ剤の製造
精製水400gを煮沸し、これをかき混ぜながら、白糖750gおよび実施例1で得られた組成物100gを加えて溶解し、熱時に布ごしし、これに精製水を加えて全量を1000mLとしてシロップ剤を製造した。
精製水400gを煮沸し、これをかき混ぜながら、白糖750gおよび実施例1で得られた組成物100gを加えて溶解し、熱時に布ごしし、これに精製水を加えて全量を1000mLとしてシロップ剤を製造した。
(実施例15)パンの製造
小麦粉(強力粉)160gとドライイースト2gを混合した。これとは別に、実施例2で得られた組成物5g、砂糖25g、食塩3g、脱脂粉乳6gを温湯70gに溶かし、鶏卵1個を添加してよく混合した。これを上記の小麦粉とドライイーストの混合物に加え、よく手でこねた後、バター約40gを加えてさらによくこね、20個のロールパン生地を作った。次いで、これらのパン生地を発酵させた後、表面に溶き卵を塗り、オーブンにて180℃で約15分焼き、ロールパンを作成した。
小麦粉(強力粉)160gとドライイースト2gを混合した。これとは別に、実施例2で得られた組成物5g、砂糖25g、食塩3g、脱脂粉乳6gを温湯70gに溶かし、鶏卵1個を添加してよく混合した。これを上記の小麦粉とドライイーストの混合物に加え、よく手でこねた後、バター約40gを加えてさらによくこね、20個のロールパン生地を作った。次いで、これらのパン生地を発酵させた後、表面に溶き卵を塗り、オーブンにて180℃で約15分焼き、ロールパンを作成した。
(実施例16)パスタ用ソースの製造
パスタ用のミートソース一人前(150g)を鍋に入れ、これに実施例3で得られた組成物1gを加えて加温混合した。このソースをパウチへ充填した後、窒素置換を行いながらパウチを密封し、121℃で15分間殺菌を行って、パスタ用ミートソースを得た。
パスタ用のミートソース一人前(150g)を鍋に入れ、これに実施例3で得られた組成物1gを加えて加温混合した。このソースをパウチへ充填した後、窒素置換を行いながらパウチを密封し、121℃で15分間殺菌を行って、パスタ用ミートソースを得た。
(実施例17)野菜ジュースの製造
市販の野菜ジュースに、実施例3で得られた組成物を、5質量%になるよう添加・混合し、野菜ジュースを調製した。
市販の野菜ジュースに、実施例3で得られた組成物を、5質量%になるよう添加・混合し、野菜ジュースを調製した。
(実施例18)コンソメスープの製造
タマネギ100g、ニンジン100g、長ネギ100g、セロリ50g、およびトマト100gの各スライスを鍋に入れ、ここに牛の挽き肉500g、卵の白味2個分、ビーフブイヨン1kgを加え、火にかけて沸騰したら火を弱め、表面に浮いてきたアクや脂肪分を除去しながら弱火で1時間煮て、実施例3で得られた組成物50gを加えてさらに30分間煮て、布でこし、コンソメスープを得た。
タマネギ100g、ニンジン100g、長ネギ100g、セロリ50g、およびトマト100gの各スライスを鍋に入れ、ここに牛の挽き肉500g、卵の白味2個分、ビーフブイヨン1kgを加え、火にかけて沸騰したら火を弱め、表面に浮いてきたアクや脂肪分を除去しながら弱火で1時間煮て、実施例3で得られた組成物50gを加えてさらに30分間煮て、布でこし、コンソメスープを得た。
Bを70℃で加熱溶解しながら混合し油相とした。Aを70℃で加熱溶解しながら混合し、これにBの油相を加えて混合乳化し、その後Cを加えながら冷却処理をしてよく混合し、軟膏を得た。
本明細書中で引用した全ての刊行物、特許および特許出願をそのまま参考として本明細書中にとり入れるものとする。
Claims (6)
- アスタキサンチン、デキストリン、およびカゼインを含有することを特徴とするアスタキサンチン含有水溶性組成物。
- アスタキサンチン0.05〜50質量%、カゼイン0.5〜35質量%、およびデキストリン1〜90質量%を含有する請求項1記載の組成物。
- デキストリンがDE値5〜40のデキストリンである請求項1または2記載の組成物。
- 請求項1〜3のいずれか1項記載の組成物を水性液体に分散させてなるアスタキサンチン含有水溶液。
- アスタキサンチン、デキストリン、カゼインおよび水性液体を含有することを特徴とするアスタキサンチン含有水溶液。
- アスタキサンチン0.05〜50質量部を、カゼイン0.5〜35質量部およびデキストリン1〜90質量部を含有する水性液体に混合する、アスタキサンチン含有水溶液の製造方法。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007265730 | 2007-10-11 | ||
JP2007265730 | 2007-10-11 | ||
PCT/JP2008/068414 WO2009048120A1 (ja) | 2007-10-11 | 2008-10-10 | アスタキサンチン含有水溶性組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2009048120A1 true JPWO2009048120A1 (ja) | 2011-02-24 |
Family
ID=40549263
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009537031A Pending JPWO2009048120A1 (ja) | 2007-10-11 | 2008-10-10 | アスタキサンチン含有水溶性組成物 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPWO2009048120A1 (ja) |
WO (1) | WO2009048120A1 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5535808B2 (ja) * | 2010-07-28 | 2014-07-02 | 富士フイルム株式会社 | アスタキサンチン含有水系組成物、化粧料、及びアスタキサンチンの分解抑制方法 |
JP5073091B1 (ja) * | 2011-09-21 | 2012-11-14 | 池田食研株式会社 | コーティング食品の製造方法 |
JP6414895B2 (ja) * | 2015-06-30 | 2018-10-31 | 株式会社 伊藤園 | アスタキサンチンを含有する果汁含有飲料及びその製造方法 |
JP7094816B2 (ja) * | 2018-07-19 | 2022-07-04 | 株式会社ファンケル | アスタキサンチン含有粉末 |
US11696593B2 (en) | 2018-08-24 | 2023-07-11 | Bioscience Formulators, LLC | Astaxanthin nutritional compositions and uses |
JP7144337B2 (ja) * | 2019-02-04 | 2022-09-29 | 株式会社日清製粉ウェルナ | アスタキサンチン含有ソース |
CN113367335B (zh) * | 2021-06-24 | 2022-05-06 | 中国农业大学 | 一种提高虾青素水溶性且保护其免受Fe2+氧化降解的方法 |
Citations (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02264721A (ja) * | 1989-04-05 | 1990-10-29 | Tama Seikagaku Kk | 粉末状ビタミンeの製造方法 |
EP0425213A2 (en) * | 1989-10-23 | 1991-05-02 | Bocm Pauls Limited | Dry solid compositions containing lipid |
JP2002112712A (ja) * | 2000-10-03 | 2002-04-16 | Fuji Chem Ind Co Ltd | 安定なカロチノイド類含有粉末およびその製造方法 |
JP2002348276A (ja) * | 2001-05-25 | 2002-12-04 | Fuji Chem Ind Co Ltd | 安定なアスタキサンチン−シクロデキストリン包接化合物及びその製造方法、並びに該包接化合物を含有する液剤、飲食物、飼料、医薬品及び化粧品 |
JP2004196673A (ja) * | 2002-12-16 | 2004-07-15 | Toyo Koso Kagaku Kk | カロテノイド含有パウダーの製造方法 |
JP2005263948A (ja) * | 2004-03-18 | 2005-09-29 | Kitii Corp | 油溶性物質含有カルシウム成分粉末の製造方法 |
JP2006063021A (ja) * | 2004-08-27 | 2006-03-09 | Fuji Chem Ind Co Ltd | 高血圧降下剤および高血圧降下作用を有する食品 |
WO2007003598A1 (de) * | 2005-07-04 | 2007-01-11 | Basf Aktiengesellschaft | Wässrige suspensionen schwer wasserlöslicher oder wasserunlöslicher wirkstoffe und daraus hergestellte trockenpulver |
WO2007022991A1 (en) * | 2005-08-26 | 2007-03-01 | Nestec S.A. | Compositions and methods for improving functional vascular integrity, cellular survival and reducing apoptosis in ischemia or after ischemic episode in the brain |
JP2007521812A (ja) * | 2004-02-06 | 2007-08-09 | ビーエーエスエフ アクチェンゲゼルシャフト | 1種又は数種のカロチノイドの乾燥粉末の製造方法 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3119383A1 (de) * | 1981-05-15 | 1982-12-02 | Basf Ag, 6700 Ludwigshafen | Verfahren zur herstellung von feinverteilten, pulverfoermigen carotinodpraeparaten |
US7105176B2 (en) * | 2000-11-29 | 2006-09-12 | Basf Aktiengesellschaft | Production of solid preparations of water-soluble, sparingly water-soluble or water-insoluble active compounds |
WO2005035477A1 (ja) * | 2003-10-08 | 2005-04-21 | Kaneka Corporation | キノン骨格を有する化合物の安定化方法及び安定化された組成物 |
JP4666932B2 (ja) * | 2004-02-27 | 2011-04-06 | 株式会社スギヨ | 糖質−カロテノイド系色素脂溶体および/または固溶体の製造法 |
-
2008
- 2008-10-10 WO PCT/JP2008/068414 patent/WO2009048120A1/ja active Application Filing
- 2008-10-10 JP JP2009537031A patent/JPWO2009048120A1/ja active Pending
Patent Citations (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02264721A (ja) * | 1989-04-05 | 1990-10-29 | Tama Seikagaku Kk | 粉末状ビタミンeの製造方法 |
EP0425213A2 (en) * | 1989-10-23 | 1991-05-02 | Bocm Pauls Limited | Dry solid compositions containing lipid |
JP2002112712A (ja) * | 2000-10-03 | 2002-04-16 | Fuji Chem Ind Co Ltd | 安定なカロチノイド類含有粉末およびその製造方法 |
JP2002348276A (ja) * | 2001-05-25 | 2002-12-04 | Fuji Chem Ind Co Ltd | 安定なアスタキサンチン−シクロデキストリン包接化合物及びその製造方法、並びに該包接化合物を含有する液剤、飲食物、飼料、医薬品及び化粧品 |
JP2004196673A (ja) * | 2002-12-16 | 2004-07-15 | Toyo Koso Kagaku Kk | カロテノイド含有パウダーの製造方法 |
JP2007521812A (ja) * | 2004-02-06 | 2007-08-09 | ビーエーエスエフ アクチェンゲゼルシャフト | 1種又は数種のカロチノイドの乾燥粉末の製造方法 |
JP2005263948A (ja) * | 2004-03-18 | 2005-09-29 | Kitii Corp | 油溶性物質含有カルシウム成分粉末の製造方法 |
JP2006063021A (ja) * | 2004-08-27 | 2006-03-09 | Fuji Chem Ind Co Ltd | 高血圧降下剤および高血圧降下作用を有する食品 |
WO2007003598A1 (de) * | 2005-07-04 | 2007-01-11 | Basf Aktiengesellschaft | Wässrige suspensionen schwer wasserlöslicher oder wasserunlöslicher wirkstoffe und daraus hergestellte trockenpulver |
WO2007022991A1 (en) * | 2005-08-26 | 2007-03-01 | Nestec S.A. | Compositions and methods for improving functional vascular integrity, cellular survival and reducing apoptosis in ischemia or after ischemic episode in the brain |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2009048120A1 (ja) | 2009-04-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5147239B2 (ja) | コエンザイムq10含有乳化組成物 | |
TWI351925B (en) | Composition comprising coenzyme q10 | |
US11382980B2 (en) | Oil/fat composition containing polyunsaturated fatty acid | |
JP2019135242A (ja) | カロテノイド含有組成物 | |
WO2006059730A1 (ja) | 体脂肪減少用組成物 | |
WO2007037438A1 (ja) | メタボリックシンドローム改善・予防組成物 | |
JPWO2009048120A1 (ja) | アスタキサンチン含有水溶性組成物 | |
WO2001087291A1 (fr) | Compositions permettant de regulariser le rythme circadien | |
JPWO2006030850A1 (ja) | 脂溶性成分の可溶化物の調製方法 | |
CN107050438A (zh) | 美肌促进剂及其利用 | |
RU2537187C2 (ru) | Композиция для уменьшения повреждения, вызванного уф-излучением | |
JP4859006B2 (ja) | 安定なアスタキサンチン−シクロデキストリン包接化合物及びその製造方法、並びに該包接化合物を含有する液剤、飲食物、飼料、医薬品及び化粧品 | |
JP2008179619A (ja) | アスタキサンチン含有組成物 | |
JP2009057481A (ja) | 抗酸化組成物 | |
JP2010202520A (ja) | 皮膚改善剤及び美容健康用経口組成物 | |
JP2001200250A (ja) | 抗酸化剤 | |
JP2010265251A (ja) | 血流促進改善剤 | |
JP2008297222A (ja) | 眼の調節機能障害改善組成物 | |
JP2014019660A (ja) | 活性酸素抑制剤 | |
JP5357652B2 (ja) | 抗アレルギー剤 | |
JP2006347927A (ja) | 疲労改善剤 | |
WO2012157290A1 (ja) | 非アルコール性脂肪性肝炎の予防改善剤 | |
JP2009269832A (ja) | カルシトニン遺伝子関連ペプチド及びインスリン様成長因子−1の産生促進組成物 | |
JP5041565B2 (ja) | 安定なアスタキサンチンとγ−シクロデキストリンとの包接化合物及びその製造方法、並びに液剤、飲食物、飼料、医薬品及び化粧品用途 | |
JP2007269659A (ja) | 抗酸化組成物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110607 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130416 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20130813 |