JPWO2008146375A1 - 綴じ具及びファイル - Google Patents

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Abstract

この発明の綴じ具は、綴杆をわずかに移動させるだけで、綴杆をベース体から全体的に外すことなく開き、用箋等の被綴じ物を綴じたり、外したりすることができる。綴杆302の一方の基部より、綴杆の内方に向けて延設された枢軸部306と、綴杆の他方の基部より、綴杆の内方に向けて延設された係止部310とを有するリング体30と、リング体を移動自在に固定するベース体20とを含み、前記リング体の枢軸部は、複数の綴杆を連結する連結部312に形成され、前記ベース体は、前記リング体の連結部ののびる方向にのびる長さを備え、前記リング体をベース体の長さ方向に移動させて開くときに、リング体の枢軸部の内側端近傍を収容するための空間部206が、幅方向の一端縁に形成され、且つ、リング体の係止部を通過させるための空間部212が、幅方向の他端縁に形成されている。

Description

この発明は、綴じ具及びファイルに関し、特に、例えば、綴じ具及びファイル用表紙に綴じ具が固定されたファイルに関する。
現在、多数の透明ポケットを綴じるためのファイルには、実開昭56‐171268号公報に開示されたような、所定長さを有する台板に、逆U字型の櫛歯状綴杆と、該綴杆の基部を一定間隔をおいて連結する連結杆とをもった綴体を移動自由に支持するとともに、前記台板の長さ方向一端側に、前記綴体と係合する係止部を持ったレバーを設けて、このレバーの操作により、前記係止部の綴体との係合を解除するごとくなし、且つ前記レバーに、前記綴体における前記綴体における前記綴杆の遊端部に外方に突出する受止部を形成し、前記綴体に綴じた書類を受け止めて、該書類が綴体から脱落しないようにした、綴り具を、表紙に固定したファイルがある。
実開昭56−171268号公報
従来の綴じ具は、所定長さを有する台板に、綴杆の基部を一定間隔をおいて連結する連結杆とをもった綴体を移動自由に支持させるように構成されているので、台板から、綴体を外すためには、綴杆と連結杆とを一体になった綴体を台板の長手方向に移動させて、綴体全体を台板から外す必要性がある。
通常、綴体に、透明ポケットに、用紙や物品を入れた状態で綴じられており、綴体を台板から外す時には、透明ポケットと綴体とを一緒に台板から外す必要性があり、透明ポケット体の重みなどにより連結杆がわずかに湾曲したりすると、台板から綴体を外すことが難しくなり、又、一旦外した綴体を透明ポケットとともに台板に入れるには、透明ポケットの重みなどにより、連結杆が若干湾曲するなどして入れにくいという問題がある。
それゆえに、この発明の発明主たる目的は、綴杆をわずかに移動させるだけで、綴杆をベース体から全体的に外すことなく開き、用箋等の被綴じ物を綴じたり、外したりすることができる、綴じ具及びファイルを提供することである。
この発明にかかる綴じ具は、環状綴杆と、綴杆の一方の基部より、綴杆の内方に向けて延設された枢軸部と、綴杆の他方の基部より、綴杆の内方に向けて延設された係止部とを有するリング体と、前記リング体の綴杆の基部側において、リング体を移動自在に固定するベース体とを含み、前記リング体の枢軸部は、複数の綴杆を連結する連結部に形成され、 前記ベース体は、前記リング体の連結部ののびる方向にのびる長さを備え、前記リング体をベース体の長さ方向に移動させて開くときに、リング体の枢軸部の内側端近傍を収容するための空間部が、幅方向の一端縁に形成され、且つ、リング体の係止部を通過させるための空間部が、幅方向の他端縁に形成された、綴じ具である。
この発明の請求項2にかかる綴じ具は、前記ベース体は、平面視略長方形状薄板で、幅方向における一方端に、リング体の連結部を長さ方向に移動自在に固定する固定案内部を形成され、且つ、前記固定案内部に、リング体の枢軸部を構成する枢軸受部の内側端近傍を収容するための空間部を間欠的に形成されるとともに、空間部の外側に枢軸受部に嵌装される枢軸部を形成され、幅方向における他方端に、リング体の係止部を移動自在に固定する係止案内部を間欠的に形成され、且つ前記係止案内部に続いてリング体の係止部を通過させるための空間部を間欠的に形成された、請求項1に記載の綴じ具である。
この発明の請求項3にかかる綴じ具は、リング体は、複数の綴杆の一方の基部を連結する連結部に、ベース体の枢軸部に嵌装される枢軸部を構成する枢軸受部を間欠的に形成され、且つ前記枢軸受部の間に綴杆の内方に向けて曲げられた湾曲部を形成され、リング体の枢軸受部及び湾曲部は、リング体の連結部を長さ方向に移動自在に固定する固定案内部に摺動自在に固定された、請求項1又は請求項2に記載の綴じ具である。
この発明の請求項4にかかる綴じ具は、リング体は、綴杆の高さ方向において高低の差を設けて二段状になって係止部を備え、ベース体は、リング体の係止部とベース体の係止案内部とが係止され且つリング体の連結部とベース体の固定案内部とが固定された状態において、リング体の係止部を固定する係止案内部において、前記リング体の二段状になった係止部に上下から挟持される、請求項1ないし3のいずれかに記載の綴じ具である。
この発明の請求項5にかかる綴じ具は、前記リング体は、長さ方向における端部において、ベースの長さ方向における移動を制止するベース移動制止部を備え、前記ベース体は、リング体を開かないときにおいて、前記リング体のベース移動制止部によって長さ方向への移動を制止される、請求項1ないし4のいずれかに記載の綴じ具である。
この発明の請求項6にかかる綴じ具は、前記リング体は、綴杆の間において、綴杆の基部より下方に向けて垂れ下がり且つその内側先端部を上方に向けて上がるように形成された、枢軸部を構成する全体が断面略半円又は円弧状の枢軸受部を備え、前記ベース体は、ベースの一方端より内側に向けて形成された、前記リング体の枢軸受部の形状に対応する、断面略円形状の枢軸部を備え、且つ、前記枢軸部の下方から内側にかけてリング体の枢軸受部を収容するための空間部が形成されるとともに、前記枢軸部の上部にリング体の枢軸受部の先端近傍をベース体の上面と同等もしくは低い位置で収容するための空間部が形成された、請求項1ないし5のいずれかに記載の綴じ具である。
この発明の請求項7にかかるファイルは、綴じ具をファイル表紙に固定され、前記綴じ具は、環状綴杆と、綴杆の一方の基部より、綴杆の内方に向けて延設された枢軸部と、綴杆の他方の基部より、綴杆の内方に向けて延設された係止部とを有するリング体と、前記リング体の綴杆の基部側において、リング体を移動自在に固定するベース体とを含み、前記リング体の枢軸部は、複数の綴杆を連結する連結部に形成され、前記ベース体は、前記リング体の連結部ののびる方向にのびる長さを備え、前記リング体をベース体の長さ方向に移動させて開くときに、リング体の枢軸部の内側端近傍を収容するための空間部が、幅方向の一端縁に形成され、且つ、リング体の係止部を通過させるための空間部が、幅方向の他端縁に形成された、ファイルである。
この発明によれば、リング体をベース体の長さ方向に移動させて開くときに、ベース体の空間部までリング体の枢軸部および係止部を移動させるだけで、リング体の枢軸部の内側端近傍を収容するための空間部にリング体の枢軸部が収容され、且つ、リング体の係止部を通過させるための空間部を綴杆の係止部が通過して、リング体に綴じられた被綴じ物とともにリング体を開き、リング体より被綴じ物を外すことができる。又、開いていたリング体を逆方向に回転させて、リング体をベース体の長さ方向に移動させて、リング体の枢軸部を中心として回動させ且つリング体の係止部を通過させるための空間部を通過させ、つぎに、リング体をベース体の長さ方向に移動させて、リング体の係止部を空間部からベース体に係止される位置まで移動させて、リング体をベース体に固定することができる。
請求項2の発明によれば、前記ベース体は、平面視略長方形状薄板で、幅方向における一方端に、リング体の連結部を長さ方向に移動自在に固定する固定案内部を形成され、且つ、前記固定案内部に、リング体の枢軸部を構成する枢軸受部の内側端近傍を収容するための空間部を間欠的に形成されるとともに、空間部の外側に枢軸受部に嵌装される枢軸部を形成され、幅方向における他方端に、リング体の係止部を移動自在に固定する係止案内部を間欠的に形成され、且つ前記係止案内部に続いてリング体の係止部を通過させるための空間部を間欠的に形成されているので、ベース体の低背化を図ることができ、ファイルの表紙の大型化を防ぐことができる。
請求項3の発明によれば、リング体は、複数の綴杆の一方の基部を連結する連結部に、ベース体の枢軸部に嵌装される枢軸部を構成する枢軸受部を間欠的に形成され、且つ前記枢軸受部の間に綴杆の内方に向けて曲げられた湾曲部を形成され、リング体の枢軸受部及び湾曲部は、リング体の連結部を長さ方向に移動自在に固定する固定案内部に摺動自在に固定されているので、リング体及びベース体の低背化を図ることができ、ファイルの表紙の大型化を防ぐことができる。
請求項4の発明によれば、リング体は、綴杆の高さ方向において高低の差を設けて二段状になって係止部を備え、ベース体は、リング体の係止部とベース体の係止案内部とが係止され且つリング体の連結部とベース体の固定案内部とが固定された状態において、リング体の係止部を固定する係止案内部において、前記リング体の二段状になった係止部に上下から挟持されるので、リング体を確実にベース体に固定することができる。
請求項5の発明によれば、前記リング体は、長さ方向における端部において、ベースの長さ方向における移動を制止するベース移動制止部を備え、前記ベース体は、リング体を開かないときにおいて、前記リング体のベース移動制止部によって長さ方向への移動を制止されるので、リング体を確実にベース体に固定することができる。
請求項6の発明によれば、前記リング体は、綴杆の間において、綴杆の基部より下方に向けて垂れ下がり且つその内側先端部を上方に向けて上がるように形成された、枢軸部を構成する全体が断面略半円又は円弧状の枢軸受部を備え、前記ベース体は、ベースの一方端より内側に向けて形成された、前記リング体の枢軸受部の形状に対応する、断面略円形状の枢軸部を備え、且つ、前記枢軸部の下方から内側にかけてリング体の枢軸受部を収容するための空間部が形成されるとともに、前記枢軸部の上部にリング体の枢軸受部の先端近傍をベース体の上面と同等もしくは低い位置で収容するための空間部が形成されるので、リング体の開閉を円滑に行うことができ、且つリング体及びベース体の低背化を図ることができ、ファイルの表紙の大型化を防ぐことができる。
この発明にかかるファイルは、綴じ具をファイル表紙に固定され、前記綴じ具は、環状綴杆と、綴杆の一方の基部より、綴杆の内方に向けて延設された枢軸部と、綴杆の他方の基部より、綴杆の内方に向けて延設された係止部とを有するリング体と、前記リング体の綴杆の基部側において、リング体を移動自在に固定するベース体とを含み、前記リング体の枢軸部は、複数の綴杆を連結する連結部に形成され、前記ベース体は、前記リング体の連結部ののびる方向にのびる長さを備え、前記リング体をベース体の長さ方向に移動させて開くときに、リング体の枢軸部の内側端近傍を収容するための空間部が、幅方向の一端縁に形成され、且つ、リング体の係止部を通過させるための空間部が、幅方向の他端縁に形成されているので、ベース体の低背化を図ることができ、ファイルの表紙の大型化を防ぐことができる。また、綴杆をわずかに移動させるだけで、綴杆をベース体から全体的に外すことなく開き、用箋等の被綴じ物を綴じたり、外したりすることができる。
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴及び利点は、図を参照して行う以下の発明を実施するための最良の形態の説明からいっそう明らかとなろう。
この発明にかかる綴じ具及びファイルの各部は、図26において示すように、方向性を有している。
この発明の一実施の形態であるファイルの斜視図解図である。 この発明に係る綴じ具の一例を示す斜視図解図である。 図2に示す綴じ具のリング体の斜視図解図である。 図2に示す綴じ具のベース体の斜視図解図である。 図2に示す綴じ具のベース体の斜視図解図である。 図2に示す綴じ具の開いた状態における斜視図解図である。 リング体をベース体に固定したときにおける綴じ具の平面図解図である。 リング体をスライドして開くときにおける綴じ具の平面図解図である。 リング体をベース体に固定したときにおける綴じ具の底面図解図である。 リング体をスライドして開くときにおける綴じ具の底面図解図である。 リング体をベース体に固定したときにおける綴じ具の左側面図解図である。 リング体をスライドして開くときにおける綴じ具の左側面図解図である。 リング体をベース体に固定したときにおける綴じ具の右側面図解図である。 リング体をスライドして開くときにおける綴じ具の右側面図解図である。 リング体をベース体に固定したときにおける綴じ具の図7図示A−A断面図解図である。 リング体をベース体に固定したときにおける綴じ具の図7図示B−B断面図解図である。 リング体をスライドして開く状態を示すB′−B′断面図解図であり、(A)は、リング体をベース体に固定したときの断面図解図であり、(B)は、リング体をスライドして開いたときの断面図解図である。 リング体をベース体に固定したときにおける綴じ具の図7図示C−C断面図解図である。 リング体をスライドして開く状態を示すC′−C′断面図解図であり、(A)は、リング体をベース体に固定したときの断面図解図であり、(B)は、リング体をスライドして開いたときの断面図解図である。 リング体をベース体に固定したときにおける綴じ具の図7図示D−D断面図解図である。 リング体をスライドして開く状態を示すD′−D′断面図解図であり、(A)は、リング体をベース体に固定したときの断面図解図であり、(B)は、リング体をスライドして開いたときの断面図解図である。 リング体をベース体に固定したときにおける綴じ具の図7図示E−E断面図解図である。 リング体をスライドして開く状態を示すE′−E′断面図解図であり、(A)は、リング体をベース体に固定したときの断面図解図であり、(B)は、リング体をスライドして開いたときの断面図解図である。 リング体をベース体に固定したときにおける綴じ具の図7図示F−F断面図解図である。 リング体をスライドして開く状態を示すF′−F′断面図解図であり、(A)は、リング体をベース体に固定したときの断面図解図であり、(B)は、リング体をスライドして開いたときの断面図解図である。 この発明にかかるファイルの各部及び方向を示す斜視図解図である。
符号の説明
10 綴じ具
12 ファイル
14 表紙
14a 背表紙
14b 表表紙
14c 裏表紙
20 ベース体
202 ベース本体
202a 取付孔
204 固定案内部
206 空間部
208 枢軸部
210 係止案内部
212 空間部
214 係止凸部
220 操作部
222 ベース移動制止部
250 第1の係止凸部
252 第2の係止凸部
30 リング体
302 綴杆
304 基部
306 枢軸受部
308 基部
310 係止部
312 連結部
314 湾曲部
320 ベース移動制止部
340 第1の綴杆
342 第2の綴杆
344 第3の綴杆
350 第1の係止部
352 第2の係止部
354 第3の係止部
S 被綴じ物
図1は、この発明の一実施の形態であるファイルの斜視図解図であり、図2は、この発明に係る綴じ具の一例を示す斜視図解図である。図3は、図2に示す綴じ具のリング体の斜視図解図であり、図4は、図2に示す綴じ具のベース体の斜視図解図である。図5は、図2に示す綴じ具のベース体の斜視図解図であり、図6は、図2に示す綴じ具の開いた状態における斜視図解図である。
綴じ具10は、透明ポケット等の多穴の被綴じ物Sを綴じるファイル12の一部として用いられ、ファイル12の表紙に取り付けられる。
表紙14は、背表紙14aを含み、背表紙14aの両側に、表表紙14b及び裏表紙14cが形成される。そして、背表紙14aに、綴じ具10が取り付けられる。
綴じ具10は、表紙14に固定するための固定手段たるベース体20と、多穴の被綴じ物Sの綴じ孔に貫挿される多穴用リング体30とを含む。
ベース体20は、ポリアセタール(POM)等の弾力性を有する合成樹脂で一体成形されている。
ベース体20は、図4及び図5に示すように、合成樹脂などで構成される略々平面視略長方形の薄板状のベース本体202を含む。
ベース本体202は、たとえばリベットなどの固定具を、ベース本体202に貫設された取付孔202aに挿入し、表紙14を構成するシートと固定することによって、背表紙14aに固定される。綴じ具10の全体の横幅は、背表紙14aの横幅と略々同じかそれより狭く構成されている。
ベース体20は、全体が平面視略長方形状で、長さ方向を備え、長さ方向に略々同じ高さの平面を上下に有し、幅方向における両側部において、リング体30の綴杆302の左右の基部304及び基部308側を係止して、リング体30を移動自在に固定する。
リング体30は、同一間隔をあけて並列された複数の環状綴杆302と、前記綴杆302の一方(右側のB面裏〔裏表紙14c〕側)の基部304より、綴杆302の内方に向けて延設された枢軸受部306と、綴杆302の他方(左側のA面裏〔表表紙14b〕側)の基部308より、綴杆302の内方に向けて延設された係止部310とを有する。
リング体30は、複数の綴杆302の一方の基部304を連結する連結部312に、ベース体20の枢軸部に嵌挿されて枢軸部を構成する枢軸受部306を間欠的に形成され、且つ前記枢軸受部306の間に綴杆302の内方に向けて曲げられた湾曲部314を形成され、全体が金属板をわん曲させて一体に成形されている。
リング体30の枢軸受部306は、綴杆302の間において、綴杆302の基部304より下方に向けて垂れ下がり且つその内側先端部を上方に向けて上がるように形成された、全体が断面略半円又は円弧状に形成されている。リング体30は、枢軸受部306を中心にして、表紙14の左側のA面裏(表表紙14b)側より右側のB面裏(裏表紙14c)側に開くことができ、開いていたリング体30を逆に右側のB面裏(裏表紙14c)側より左側のA面裏(表表紙14b)側に閉じることができる。
リング体30の係止部310は、綴杆302の基部308より綴杆302の内方に向けて曲げられた略L字状であり、綴杆302によっては、綴杆302の高さ方向において高低の差を設けて2段状になっている。
ベース体20は、リング体30の連結部312ののびる方向にのびる長さを備え、ベース体20とリング体30の横幅は、略々同じであり、リング体30の綴杆302を構成する金属板の厚み分がベース体20の左右の端縁より幅方向において外方に出るように構成されている。
ベース体20は、ベース本体202の幅方向における一方端(右側のB面裏〔裏表紙14c〕側端)の近傍に、リング体30の連結部312を長さ方向に移動自在に固定するための固定案内部204を形成され、且つ、前記固定案内部204に、リング体30の枢軸部を構成する枢軸受部306の内側端近傍を収容するための空間部206を間欠的に並列して形成されるとともに、前記空間部206の外側にリング体30の枢軸受部306に嵌挿される枢軸部208を形成されている。
又、ベース体20は、ベース本体202の幅方向における他方端(左側のA面裏〔表表紙14b〕側端)の近傍に、リング体30の係止部310を移動自在に固定するための係止案内部210を間欠的に並列して形成され、且つ前記係止案内部210に続いてリング体30の係止部310を通過させるための空間部212を間欠的に並列して形成されている。固定案内部204は、ベース本体202の内部に形成され、係止案内部210は、ベース本体202の側部に突設され、固定案内部204及び係止案内部210は、ベース本体202の高さ方向における上面及び下面より突き出ることはない。
係止案内部210は、ベース本体202の左端縁より突き出し設けられた係止凸部214と、係止凸部214の間に形成された空間部212とを備える。
ベース体20の枢軸部208は、リング体30の枢軸受部306の形状に対応して、ベース本体202の一方端より内側に向けて形成された、断面略円形の柱状に形成され、且つ、枢軸部208の下方から内側にかけてリング体30の枢軸受部306を収容するための空間部206を形成されるとともに、前記枢軸部208の上部にリング体30の枢軸受部306の先端近傍をできるだけ低い位置で収容するための空間部206を形成されている。
リング体30は、リング体30の係止部310とベース体20の係止案内部210とが係止され、且つ、リング体30の連結部312を長さ方向に移動自在に固定するベース体20の固定案内部204に摺動自在に固定される。そして、リング体30の係止部310とベース体20の係止案内部210とが係止され、且つ、リング体30の連結部312とベース体20の固定案内部204とが固定された状態において、リング体30の係止部310を固定する係止案内部210において、前記リング体30の2段状になった係止部310に上下から挟持されるように構成されている。
この発明の実施の形態においては、綴杆302は、3種類有る。すなわち、最も向こう側の第1の綴杆340及び手前側の綴杆のうち手前から2番目の第1の綴杆340を有する。そして、前記向こう側の第1の綴杆340と手前側の手前から2番目の第1の綴杆340との間において適宜な間隔をあけて連なった第2の綴杆342と、最も手前側の第3の綴杆344とを有する。
そして、3種類の綴杆は、それぞれ係止部310の形状が異なり、第1の綴杆340は、高さ方向において、やや短い第1の係止部350をその先端に備え、第2の綴杆342は、高さ方向においてやや長い第2の係止部352をその先端に備え、リング体30の高さ方向において第1の係止部350と第2の係止部352とが段状になっており、高低の差がある。
一方、係止案内部210は、2種類有する。すなわち、最も向こう側の第1の係止凸部250及び最も手前側の第1の係止凸部250を有する。そして、前記最も向こう側の第1の係止凸部250と最も手前側の第1の係止凸部250との間において適宜な間隔をあけて連なった第2の係止凸部252とを有する。
第1の係止凸部250は、その上面において第1の綴杆340の第1の係止部350と係合するために、その上方に第1の係止部350を収容するための空間が形成され、該空間は、綴杆302を閉じた状態から開くために向こう側にスライドしたときに収容するように、空間部212(向こう側の空間部212)に向けて開放されて、空間部212と連なっている。
第2の係止凸部252は、その上面において第2の綴杆342の第2係止部352と係合するために、その下方に第2の係止部352を収容するための空間が形成され、該空間は、綴杆302を閉じた状態から開くために向こう側にスライドしたときに収容するように、空間部212(向こう側の空間部212)に向けて開放されて、空間部212と連なっている。
そして、第1の係止部350は上から、第2の係止部352は下から、係止案内部210を挟持して、確実にリング体30はベース体20に固定される。また、第3の係止部354は、ベース本体202の左側縁を摺動するように構成され、連結部312と協働して、ベース体20を挟持する。
リング体30は、長さ方向における端部において、ベース体20の長さ方向における移動を制止するベース移動制止部320を備え、ベース体20は、長さ方向における端部において、リング体30の長さ方向における移動を制止するベース移動制止部222を備えている。前記リング体30は、リング体30を開かないときにおいて、前記ベース体20のベース移動制止部222に前記リング体30のベース移動制止部320を係止することによって、長さ方向への移動を制止される。ベース体20のベース移動制止部222の向こう側は、ややベース移動制止部222に至るに従って上昇する傾斜面を形成され、ベース体20のベース移動制止部222は、その傾斜面より垂設された垂直面の係止面を有する。
ベース体20は、長さ方向において手前側に、ベース本体202の全体よりも薄い厚さを有する操作部220を備え、操作部220は、その上面は、ベース本体202の全体の上面よりやや高い高さを有し、下面は、ベース本体202の全体の下面よりやや高く、その下方に空間を備え、下方に向けて押さえることにより撓み、その弾力性により復元するように構成されている。
次に、この発明に係る綴じ具10の使用方法について説明する。
まず、この綴じ具10のリング体30を開く場合について説明する。
リング体30をベース体20の長さ方向に移動させて開くときに、ベース本体202の手前側先端に形成された操作部220を押し下げ、操作部220の近傍に形成されたベース移動制止部222から、リング体30のベース移動制止部320を外し、ベース体20の長さ方向にリング体30を移動させ、リング体30の枢軸受部306をベース体20の空間部206に位置させ且つリング体30の係止部310をベース体20の空間部212に位置させ、リング体30の係止部310をベース体20の空間部212から上方に向けて通過させて、リング体30の係止部310側をベース体20の枢軸部208を枢軸として反対側、すなわち左側のA面裏(表表紙14b)側より、右側のB面裏(裏表紙14c)側に回動させる。
次に、この綴じ具10のリング体30を開いた状態から閉じる場合について説明する。
リング体30の係止部310側をベース体20の枢軸部208を枢軸として反対側、すなわち右側のB面裏(裏表紙14c)側より左側のA面裏(表表紙14b)側に回動させ、リング体30の係止部310をベース体20の空間部212から下方に向けて通過させ、リング体30の枢軸受部306の先端をベース体20の空間部206の下方に位置させ、ベース体20の長さ方向にリング体30を移動させ、ベース体20のベース移動制止部222にリング体30のベース移動制止部320を係止させて、リング体30をベース体20の固定位置に停止させる。
この発明にかかる綴じ具は、たとえば2穴用や4穴ないし30穴用など多穴用のファイル・バインダ類の綴じ具に適用できる。
この発明にかかる綴じ具は、環状綴杆と、綴杆の一方の基部より、綴杆の内方に向けて延設された枢軸部と、綴杆の他方の基部より、綴杆の内方に向けて延設された係止部とを有するリング体と、前記リング体の綴杆の基部側において、リング体を移動自在に固定するベース体とを含み、前記リング体の枢軸部は、複数の綴杆を連結する連結部に形成され、前記ベース体は、前記リング体の連結部ののびる方向にのびる長さ、及び、幅方向において離れた一端縁と他端縁とを備え、前記リング体をベース体の長さ方向に移動させ且つリング体の枢軸部を中心にしてリング体を回動させて開くときに、リング体の係止部を通過させるための空間部が形成され、前記空間部は、前記枢軸部が形成された一端縁とは幅方向において離れた他端縁に形成された、綴じ具である。
この発明の請求項2にかかる綴じ具は、前記ベース体は、平面視略長方形状薄板で、幅方向における一方端に、リング体の連結部を長さ方向に移動自在に固定する固定案内部を形成され、且つ、前記固定案内部に、リング体の枢軸部を構成する枢軸受部の内側端近傍を収容するための空間部を間欠的に形成されるとともに、空間部の外側に枢軸受部に嵌装される枢軸部を形成され、幅方向における他方端に、リング体の係止部を移動自在に固定する係止案内部を間欠的に形成され、且つ前記係止案内部に続いてリング体の係止部を通過させるための空間部を間欠的に形成された、請求項1に記載の綴じ具である。
この発明の請求項3にかかる綴じ具は、リング体は、複数の綴杆の一方の基部を連結する連結部に、ベース体の枢軸部に嵌装される枢軸部を構成する枢軸受部を間欠的に形成され、且つ前記枢軸受部の間に綴杆の内方に向けて曲げられた湾曲部を形成され、リング体の枢軸受部及び湾曲部は、リング体の連結部を長さ方向に移動自在に固定する固定案内部に摺動自在に固定された、請求項1又は請求項2に記載の綴じ具である。
この発明の請求項4にかかる綴じ具は、リング体は、綴杆の高さ方向において高低の差を設けて二段状になって係止部を備え、ベース体は、リング体の係止部とベース体の係止案内部とが係止され且つリング体の連結部とベース体の固定案内部とが固定された状態において、リング体の係止部を固定する係止案内部において、前記リング体の二段状になった係止部に上下から挟持される、請求項1ないし3のいずれかに記載の綴じ具である。
この発明の請求項5にかかる綴じ具は、前記リング体は、長さ方向における端部において、ベースの長さ方向における移動を制止するベース移動制止部を備え、前記ベース体は、リング体を開かないときにおいて、前記リング体のベース移動制止部によって長さ方向への移動を制止される、請求項1ないし4のいずれかに記載の綴じ具である。
この発明の請求項6にかかる綴じ具は、前記リング体は、綴杆の間において、綴杆の基部より下方に向けて垂れ下がり且つその内側先端部を上方に向けて上がるように形成された、枢軸部を構成する全体が断面略半円又は円弧状の枢軸受部を備え 、前記ベース体は、ベースの一方端より内側に向けて形成された、前記リング体の枢軸受部の形状に対応する、断面略円形状の枢軸部を備え、且つ、前記枢軸部の下方から内側にかけてリング体の枢軸受部を収容するための空間部が形成されるとともに、前記枢軸部の上部にリング体の枢軸受部の先端近傍をベース体の上面と同等もしくは低い位置で収容するための空間部が形成された、請求項1ないし5のいずれかに記載の綴じ具である。
この発明の請求項7にかかるファイルは、綴じ具をファイル表紙に固定され、前記綴じ具は、環状綴杆と、綴杆の一方の基部より、綴杆の内方に向けて延設された枢軸部と、綴杆の他方の基部より、綴杆の内方に向けて延設された係止部とを有するリング体と、前記リング体の綴杆の基部側において、リング体を移動自在に固定するベース体とを含み、前記リング体の枢軸部は、複数の綴杆を連結する連結部に形成され、前記ベース体は、前記リング体の連結部ののびる方向にのびる長さ、及び、幅方向において離れた一端縁と他端縁とを備え、前記リング体をベース体の長さ方向に移動させ且つリング体の枢軸部を中心にしてリング体を回動させて開くときに、リング体の係止部を通過させるための空間部が形成され、前記空間部は、前記枢軸部が形成された一端縁とは幅方向において離れた他端縁に形成された、ファイルである。
この発明によれば、リング体をベース体の長さ方向に移動させて開くときに、ベース体の空間部までリング体の枢軸部および係止部を移動させるだけで、リング体の枢軸部の内側端近傍を収容するための空間部にリング体の枢軸部が収容され、且つ、リング体の係止部を通過させるための空間部を綴杆の係止部が通過して、リング体に綴じられた被綴じ物とともにリング体を開き、リング体より被綴じ物を外すことができる。又、開いていたリング体を逆方向に回転させて、リング体をベース体の長さ方向に移動させて、リング体の枢軸部を中心として回動させ且つリング体の係止部を通過させるための空間部を通過させ、つぎに、リング体をベース体の長さ方向に移動させて、リング体の係止部を空間部からベース体に係止される位置まで移動させて、リング体をベース体に固定することができる。
請求項2の発明によれば、前記ベース体は、平面視略長方形状薄板で、幅方向における一方端に、リング体の連結部を長さ方向に移動自在に固定する固定案内部を形成され、且つ、前記固定案内部に、リング体の枢軸部を構成する枢軸受部の内側端近傍を収容するための空間部を間欠的に形成されるとともに、空間部の外側に枢軸受部に嵌装される枢軸部を形成され、幅方向における他方端に、リング体の係止部を移動自在に固定する係止案内部を間欠的に形成され、且つ前記係止案内部に続いてリング体の係止部を通過させるための空間部を間欠的に形成されているので、ベース体の低背化を図ることができ、ファイルの表紙の大型化を防ぐことができる。
請求項3の発明によれば、リング体は、複数の綴杆の一方の基部を連結する連結部に、ベース体の枢軸部に嵌装される枢軸部を構成する枢軸受部を間欠的に形成され、且つ前記枢軸受部の間に綴杆の内方に向けて曲げられた湾曲部を形成され、リング体の枢軸受部及び湾曲部は、リング体の連結部を長さ方向に移動自在に固定する固定案内部に摺動自在に固定されているので、リング体及びベース体の低背化を図ることができ、ファイルの表紙の大型化を防ぐことができる。
請求項4の発明によれば、リング体は、綴杆の高さ方向において高低の差を設けて二段状になって係止部を備え、ベース体は、リング体の係止部とベース体の係止案内部とが係止され且つリング体の連結部とベース体の固定案内部とが固定された状態において、リング体の係止部を固定する係止案内部において、前記リング体の二段状になった係止部に上下から挟持されるので、リング体を確実にべース体に固定することができる。
請求項5の発明によれば、前記リング体は、長さ方向における端部において、ベースの長さ方向における移動を制止するベース移動制止部を備え、前記ベース体は、リング体を開かないときにおいて、前記リング体のベース移動制止部によって長さ方向への移動を制止されるので、リング体を確実にべース体に固定することができる。
請求項6の発明によれば、前記リング体は、綴杆の間において、綴杆の基部より下方に向けて垂れ下がり且つその内側先端部を上方に向けて上がるように形成された、枢軸部を構成する全体が断面略半円又は円弧状の枢軸受部を備え、前記ベース体は、ベースの一方端より内側に向けて形成された、前記リング体の枢軸受部の形状に対応する、断面略円形状の枢軸部を備え、且つ、前記枢軸部の下方から内側にかけてリング体の枢軸受部を収容するための空間部が形成されるとともに、前記枢軸部の上部にリング体の枢軸受部の先端近傍をベース体の上面と同等もしくは低い位置で収容するための空間部が形成されるので、リング体の開閉を円滑に行うことができ、且つリング体及びベース体の低背化を図ることができ、ファイルの表紙の大型化を防ぐことができる。
この発明にかかるファイルは、綴じ具をファイル表紙に固定され、前記綴じ具は、環 状綴杆と、綴杆の一方の基部より、綴杆の内方に向けて延設された枢軸部と、綴杆の他方の基部より、綴杆の内方に向けて延設された係止部とを有するリング体と、前記リング体の綴杆の基部側において、リング体を移動自在に固定するベース体とを含み、前記リング体の枢軸部は、複数の綴杆を連結する連結部に形成され、前記ベース体は、前記リング体の連結部ののびる方向にのびる長さ、及び、幅方向において離れた一端縁と他端縁とを備え、前記リング体をベース体の長さ方向に移動させ且つリング体の枢軸部を中心にしてリング体を回動させて開くときに、リング体の係止部を通過させるための空間部が形成され、前記空間部は、前記枢軸部が形成された一端縁とは幅方向において離れた他端縁に形成されているので、ベース体の低背化を図ることができ、ファイルの表紙の大型化を防ぐことができる。また、綴杆をわずかに移動させるだけで、綴杆をベース体から全体的に外すことなく開き、用箋等の被綴じ物を綴じたり、外したりすることができる。

Claims (7)

  1. 環状綴杆と、綴杆の一方の基部より、綴杆の内方に向けて延設された枢軸部と、綴杆の他方の基部より、綴杆の内方に向けて延設された係止部とを有するリング体と、
    前記リング体の綴杆の基部側において、リング体を移動自在に固定するベース体とを含み、
    前記リング体の枢軸部は、複数の綴杆を連結する連結部に形成され、
    前記ベース体は、前記リング体の連結部ののびる方向にのびる長さを備え、前記リング体をベース体の長さ方向に移動させて開くときに、リング体の枢軸部の内側端近傍を収容するための空間部が、幅方向の一端縁に形成され、且つ、リング体の係止部を通過させるための空間部が、幅方向の他端縁に形成された、綴じ具。
  2. 前記ベース体は、
    平面視略長方形状薄板で、
    幅方向における一方端に、リング体の連結部を長さ方向に移動自在に固定する固定案内部を形成され、且つ、前記固定案内部に、リング体の枢軸部を構成する枢軸受部の内側端近傍を収容するための空間部を間欠的に形成されるとともに、空間部の外側に枢軸受部に嵌装される枢軸部を形成され、
    幅方向における他方端に、リング体の係止部を移動自在に固定する係止案内部を間欠的に形成され、且つ前記係止案内部に続いてリング体の係止部を通過させるための空間部を間欠的に形成された、請求項1に記載の綴じ具。
  3. リング体は、複数の綴杆の一方の基部を連結する連結部に、ベース体の枢軸部に嵌装される枢軸部を構成する枢軸受部を間欠的に形成され、且つ前記枢軸受部の間に綴杆の内方に向けて曲げられた湾曲部を形成され、
    リング体の枢軸受部及び湾曲部は、リング体の連結部を長さ方向に移動自在に固定する固定案内部に摺動自在に固定された、請求項1又は請求項2に記載の綴じ具。
  4. リング体は、綴杆の高さ方向において高低の差を設けて二段状になって係止部を備え、ベース体は、
    リング体の係止部とベース体の係止案内部とが係止され且つリング体の連結部とベース体の固定案内部とが固定された状態において、リング体の係止部を固定する係止案内部において、前記リング体の二段状になった係止部に上下から挟持される、請求項1ないし3のいずれかに記載の綴じ具。
  5. 前記リング体は、長さ方向における端部において、ベースの長さ方向における移動を制止するベース移動制止部を備え、
    前記ベース体は、リング体を開かないときにおいて、前記リング体のベース移動制止部によって長さ方向への移動を制止される、請求項1ないし4のいずれかに記載の綴じ具。
  6. 前記リング体は、綴杆の間において、綴杆の基部より下方に向けて垂れ下がり且つその内側先端部を上方に向けて上がるように形成された、枢軸部を構成する全体が断面略半円又は円弧状の枢軸受部を備え、
    前記ベース体は、ベースの一方端より内側に向けて形成された、前記リング体の枢軸受部の形状に対応する、断面略円形状の枢軸部を備え、且つ、前記枢軸部の下方から内側にかけてリング体の枢軸受部を収容するための空間部が形成されるとともに、前記枢軸部の上部にリング体の枢軸受部の先端近傍をベース体の上面と同等もしくは低い位置で収容するための空間部が形成された、請求項1ないし5のいずれかに記載の綴じ具。
  7. 綴じ具をファイル表紙に固定され、
    前記綴じ具は、
    環状綴杆と、綴杆の一方の基部より、綴杆の内方に向けて延設された枢軸部と、綴杆の他方の基部より、綴杆の内方に向けて延設された係止部とを有するリング体と、
    前記リング体の綴杆の基部側において、リング体を移動自在に固定するベース体とを含み、
    前記リング体の枢軸部は、複数の綴杆を連結する連結部に形成され、
    前記ベース体は、前記リング体の連結部ののびる方向にのびる長さを備え、前記リング体をベース体の長さ方向に移動させて開くときに、リング体の枢軸部の内側端近傍を収容するための空間部が、幅方向の一端縁に形成され、且つ、リング体の係止部を通過させるための空間部が、幅方向の他端縁に形成された、ファイル。
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