JPWO2008133144A1 - 固体撮像装置 - Google Patents

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Abstract

本発明の1つの固体撮像装置は、半導体基板上に、入射光を光電変換するフォトダイオードと、前記フォトダイオードから信号電荷を読み出す読み出しトランジスタと、読み出した信号電荷を電圧に変換するフローティングディフュージョン領域とを有する画素を行列状に配置してなる固体撮像装置において、フォトダイオードのn型形成層の下のp型ウェルはフォトダイオード側の基板表面から離れた位置に設けられ、読み出しトランジスタの下のp型ウェルは半導体基板の表面に至るまで形成されている。

Description

本発明は、固体撮像装置に係わり、特に高感度を実現するために基板内のP型ウェル構造を改善した固体撮像装置に関する。
近年、CMOSイメージセンサを代表とするMOS型の固体撮像装置は、低電圧、低消費電力という特徴があり、携帯カメラやデジタルスチルカメラなど幅広い分野で応用されている。
図7は従来のMOS型固体撮像装置の回路構成図である。図7に示すように、信号電荷を蓄積するフォトダイオード100と、フォトダイオード100の信号を読み出す読み出しトランジスタ101と、読み出された信号電荷を蓄積するフローティングディフュージョン101bと、読み出された信号電荷を増幅する増幅トランジスタ102と、信号を読み出す行を選択する行選択トランジスタ103と、信号電荷をリセットするリセットトランジスタ104とからなる単位画素105が行列状に配列されている。
各画素の読み出しトランジスタ101のゲートには読み出し信号線106が結線されている。同様に、増幅トランジスタ102のソースには垂直信号線107が結線され、行選択トランジスタ103のゲートに行選択信号線108が結線されている。また、リセットトランジスタ104のゲートにリセット信号線109が結線されている。
読出し回路部110は、読み出しトランジスタ101、増幅トランジスタ102、行選択トランジスタ103、リセットトランジスタ104を備えている。
一般的に、従来の撮像装置では、隣接する画素に入射した光のクロストークが発生し混色等により画質が劣化するという問題を防止する構造が採用されている。
従来のMOS固体撮像装置では、クロストークを防止する構造として、n型基板上にp型ウェルが設けられた構造が用いられている。図8は従来の第1のMOS固体撮像装置を示す概略断面図である。図8では、フォトダイオード100の深部で発生した信号電荷が隣接する画素に入るクロストークによる混色等の画質劣化の問題を防止するために、n型基板112の上に第1のp型ウェル113を設けた構造となっていて、フォトダイオード100は第1のp型ウェル113内に全て配置された構造が示されている。(特許文献1)
第1のp型ウェル113内には、フォトダイオード100および読み出しトランジスタ101が形成されている。また、第1のp型ウェル113内の第2のp型ウェル114には、増幅トランジスタ102および行選択トランジスタ103が形成されている。画素間は、p型分離領域115および表面素子分離116によって分離されている。
フォトダイオード100で光電変換された信号電荷は、読み出しトランジスタのゲート101aの読出し電圧が印加されると、読み出しトランジスタのドレインであるフローティングディフュージョン101bによって読み出される。その後、行選択トランジスタのゲート103aに選択電圧が印加された時に、直流の電源Vdd111と増幅トランジスタのドレイン102cが接続される。ここで、増幅トランジスタのゲート102aに加えられたフローティングディフュージョン101bの電位に対応する信号が、増幅トランジスタのソース102bを介して垂直信号線107より取り出される。
図9は、従来の第2のMOS固体撮像装置を示す概略断面図である。図9は、フォトダイオード深部で発生した信号電荷が隣接する画素に入るクロストークによる混色等の画質劣化の問題を防止する構造を示している。従来の第1のMOS固体撮像装置をさらに改善するため、n型基板112の深部に第1のp型ウェル113が設けられている。その結果、フォトダイオード100が第1のp型ウェル113内に全て含まれないため、フォトダイオード100深部のクロストークが防止される。(特許文献2)
図9に示すように、n型基板の深部に第1のp型ウェル113を形成して、第1のp型ウェル113と基板表面の間のn型基板内にn+形成層のフォトダイオード100および読み出しトランジスタ101が形成されている。フォトダイオードは、第1のp型ウェル113内ではなく、第1のp型ウェル113上のn型基板112内に形成されているため、フォトダイオード深部で発生した信号電荷が隣接するフォトダイオード100に入り込むことがなくなる。これによって、クロストークが従来の第1のMOS固体撮像装置に比べて、従来の第2のMOS固体撮像装置はクロストークが改善される。一方、n型タイプの読み出しトランジスタ101は、n型基板112内に形成されているため、ディプレッション型トランジスタとなっている。
特許文献1:特許第3457551号公報
特許文献2:特開2006−294871号公報
以上のように、従来の第1のMOS固体撮像装置は、フォトダイオード100のn−形成層の全体に第1のp型ウェル113が接していることにより、第1のp型ウェル113の領域が広い。その結果、フォトダイオード100の深部で発生した信号電荷122の一部が隣接する画素に入ることによって発生するクロストークが、混色等による画質劣化を生じさせる。
また、従来の第2のMOS固体撮像装置では、上述の画質劣化の問題の対策として、n型の読み出しトランジスタ101がn型基板112内に形成されているため、ディプレッション型が採用されている。このとき、読み出しトランジスタ101のゲートにグランド電圧を印加することによってOFF状態にしても、フォトダイオード100の信号電荷がフローティングディフュージョン101bに流れてしまうため、フォトダイオード100の飽和電荷が減少してしまうこととなる。
したがって、従来の第1のMOS固体撮像装置では、クロストークの対策が不十分である。また、従来の第1のMOS固体撮像装置を改善した従来の第2のMOS固体撮像装置では、フォトダイオード100の飽和電荷の低下によってダイナミックレンジが狭まり易い。固体撮像装置のダイナミックレンジは、低輝度から高輝度までの範囲を撮影の対象としているが、高輝度のダイナミックレンジは、フォトダイオード100の飽和電荷量によって決まるため、その飽和電荷を高くすることは、固体撮像装置にとって大変重要である。
さらに、フォトダイオード100の飽和電荷を増やすため、フローティングディフュージョン101bの電位を高く設定する必要がある。また、リセットトランジスタ104を利用して、フローティングディフュージョン101bを高い電位にリセットする電源Vdd111の電位を高くする必要がある。
本発明は、上記の各問題を一度に解決するためになされたものである。具体的には、本発明は、隣接のフォトダイオードへのクロストーク電荷を低減して良好な画像を実現すると共に、フォトダイオードの飽和電荷を増やすことによってダイナミックレンジの広いMOS固体撮像装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の固体撮像装置は、半導体基板上に、入射光を光電変換するフォトダイオードと、前記フォトダイオードから信号電荷を読み出す読み出しトランジスタと、読み出した信号電荷を電圧に変換するフローティングディフュージョン領域とを有する画素を行列状に配置してなる固体撮像装置において、前記半導体基板としてn型基板が用いられ、フォトダイオードのn型形成層の下の第1のp型ウェルは前記n型基板のフォトダイオード側の表面から離れた位置に設けられ、前記読み出しトランジスタの一部または全部の下の第1のp型ウェルは半導体基板の表面に至るまで形成されている。
本発明の第2の固体撮像装置は、半導体基板上に、入射光を光電変換するフォトダイオードと、前記フォトダイオードから信号電荷を読み出す読み出しトランジスタと、読み出した信号電荷を電圧信号に変換するフローティングディフュージョン領域と、前記フローティングディフュージョン領域の信号を読み出す読出し回路とを有する画素を行列状に配置してなる固体撮像装置において、前記半導体基板としてn型基板が用いられ、前記n型基板のフォトダイオード側の表面から離れた位置に第1のp型ウェルが設けられ、前記読み出しトランジスタの一部または全部と前記フローティングディフュージョン領域と前記読出し回路とを含む第2のp型ウェルが設けられ、前記第2のp型ウェルは前記読み出しトランジスタの一部または全部の下で半導体基板の表面に至るまで形成されている。
本発明の第3の固体撮像装置は、半導体基板上に、入射光を光電変換するフォトダイオードと、前記フォトダイオードから信号電荷を読み出す読み出しトランジスタと、読み出した信号電荷を電圧に変換するフローティングディフュージョン領域とを有する画素を行列状に配置してなる固体撮像装置において、前記半導体基板としてn型基板が用いられ、前記n型基板のフォトダイオード側の表面から離れた位置に第1のp型ウェルが設けられ、前記読み出しトランジスタの一部または全部の下に第3のp型ウェルが形成され、前記第3のp型ウェルは前記読み出しトランジスタの一部または全部の下で半導体基板の表面に至るまで形成されている。
本発明の第1の固体撮像装置によれば、MOS型固体撮像装置のフォトダイオードのn型形成層の下の第1のp型ウェルはn型基板のフォトダイオード側の基板表面から離れた位置に設けられる。従って、フォトダイオードの深部で光電変換された電荷が隣接のフォトダイオードへ入るため、クロストーク電荷の発生を低減して良好な画像が実現される。また、読み出しトランジスタの一部または全部の下の第1のp型ウェルは半導体基板の表面に至るまで形成されている。従って、フォトダイオードの電荷が読み出しトランジスタの下を通過してフローティングディフュージョンに流れることを防止することによって、飽和電荷が増加するため、ダイナミックレンジの広いMOS固体撮像装置を提供することができる。
本発明の第2の固体撮像装置によれば、MOS型固体撮像装置のフォトダイオードのn型形成層の下の第1のp型ウェルはn型基板のフォトダイオード側の基板表面から離れた位置に設けられる。従って、フォトダイオードの深部で光電変換された電荷が隣接のフォトダイオードへ入るため、クロストーク電荷の発生を低減して良好な画像が実現される。また、読み出しトランジスタの一部または全部および前記フローティングディフュージョン領域を含む第2のp型ウェルが形成されている。従って、第2のp型ウェルが読み出しトランジスタの半導体基板の表面に至るまで形成されていることで、フォトダイオードの電荷が読み出しトランジスタの下を通過してフローティングディフュージョンに流れることを防止することによって、飽和電荷が増加するため、ダイナミックレンジの広いMOS固体撮像装置を提供することができる。
本発明の第3の固体撮像装置によれば、MOS型固体撮像装置のフォトダイオードのn型形成層の下の第1のp型ウェルはn型基板のフォトダイオード側の基板表面から離れた位置に設けられる。従って、フォトダイオードの深部で光電変換された電荷が隣接のフォトダイオードへ入るため、クロストーク電荷の発生を低減して良好な画像が実現される。また、第3のp型ウェルが読み出しトランジスタの半導体基板の表面に至るまで形成されている。、従って、フォトダイオードの電荷が読み出しトランジスタの下を通過してフローティングディフュージョンに流れることを防止することによって、飽和電荷が増加するため、ダイナミックレンジの広いMOS固体撮像装置を提供することができる。
本発明の第1の実施例のMOS固体撮像装置を示す概略断面図。 本発明の第1の実施例のMOS固体撮像装置の変形構造を示す概略断面図。 本発明の第2の実施例のMOS固体撮像装置を示す概略断面図。 本発明の第3の実施例のMOS固体撮像装置を示す概略断面図。 本発明の第3の実施例のMOS固体撮像装置の変形構造を示す概略断面図。 本発明の第4の実施例のMOS固体撮像装置を示す概略断面図。 従来のMOS型固体撮像装置の回路構成図。 従来の第1のMOS固体撮像装置を示す概略断面図。 従来の第2のMOS固体撮像装置を示す概略断面図。
隣接のフォトダイオードへのクロストーク電荷を低減して良好な画像を実現し、且つ、フォトダイオードの飽和電荷を増加することでダイナミックレンジの高いMOS固体撮像装置を提供する。
<実施例1>
図1は、第1の実施例のMOS固体撮像装置を示す概略断面図である。図1は、図7と同様の回路図を持つ画素の断面図であるが、リセットトランジスタ104はその断面には記載されていない。なお、図8と同一の役割の部分には同一符号が付されると共に、その説明は省略される。
第1のp型ウェル113は、半導体基板であるn型基板112の深部に形成され、フォトダイオード側のn型基板112の表面から一定の距離118だけ離れて形成されている。また、第1のp型ウェル113は、読み出しトランジスタのゲート101aの下全体では、n型体基板112の表面に接するように形成されている。
第1の実施例のMOS固体撮像装置におけるフォトダイオード100の深部では、第1のp型ウェル113とフォトダイオード100のn型形成層が接触しない構造を備え、第1のp型ウェル113内にフォトダイオードが形成されていない。また、第1の実施例のMOS固体撮像装置は、フォトダイオード100の読み出しトランジスタ101側において、第1のp型ウェル113がフォトダイオード100の表面側の界面に接する構造を備える。
本実施例では、フォトダイオード100のn型形成層の下の第1のp型ウェル113は、n型基板112のフォトダイオード100側のn型基板112の表面から離れた位置に設けられる。従って、フォトダイオード100の深部で光電変換された電荷が隣接のフォトダイオード100へ入ることを防止できるため、クロストーク電荷が低減されて良好な画像が実現される。
さらに、読み出しトランジスタ全体の下の第1のp型ウェル113がn型基板112の表面に至るまで形成されている。従って、フォトダイオード100の電荷が読み出しトランジスタの下を通過してフローティングディフュージョン101bに流れることを防止できることにより、飽和電荷が増加するため、ダイナミックレンジを広げることができる。このとき、第1のp型ウェル113の濃度は、フォトダイオード100とn型基板112を電気的に分離するために適した濃度である1×1014cm〜1×1017cmに設定されていることが望ましい。
<実施例1の変形例>
図2は、第1の実施例のMOS固体撮像装置の変形構造を示す概略断面図である。図2は、図7と同様の回路図を持つ画素の断面図であるが、リセットトランジスタ104は断面には記載されていない。なお、図8と同一の役割の部分には同一符号が付されると共に、その説明は省略される。
第1のp型ウェル113は、n型基板112の深部に形成され、フォトダイオード側のn型基板112の表面から一定の距離118だけ離れて形成されている。一方、読み出しトランジスタのゲート101aの下では、図1とは異なり、読み出しトランジスタのゲート101aの下の一部の領域において第1のp型ウェル113がn型基板112の表面に至るまで形成されている。
図2の構造は、図1と同様にフォトダイオードの電荷が読み出しトランジスタの下を通過してフローティングディフュージョン101bに流れること防ぐことができるため、飽和電荷が増加することによってダイナミックレンジを広げることができる。図1との違いは、読み出しトランジスタのゲート101aの下において、n型基板112の表面に至るまで形成された第1のp型ウェル113の領域が狭い点である。この構造を採用すれば、読み出しトランジスタの下にn型基板112の一部が形成されているため、フォトダイオード100のn型領域を大きくすることができる。さらに、飽和電荷を増加することができるため、ダイナミックレンジをさらに広げることができる。
<実施例2>
図3は、第2の実施例のMOS固体撮像装置を示す概略断面図である。図3は、図7と同様の回路図を持つ画素の断面図であるが、リセットトランジスタ104は断面には記載されていない。なお、図8と同一の役割の部分には同一符号が付されると共に、その説明は省略される。
第1のp型ウェル113は、n型基板112の深部に形成され、フォトダイオード100側のn型基板112の表面から一定の距離118だけ離れて形成されている。一方、読み出しトランジスタのゲート101aの下では、図1とは異なり、読み出しトランジスタのゲート101aの下の全領域に第2のp型ウェル114がn型基板112の表面に至るまで形成されている。また、第2のp型ウェル114には、読み出しトランジスタ101、フローティングディフュージョン101b、増幅トランジスタ102、および行選択トランジスタ103を有する読出し回路110が形成されている。
本実施例では、フォトダイオード100のn型形成層の下の第1のp型ウェル113は、フォトダイオード100側のn型基板112の表面から離れた位置に設けられる。従って、フォトダイオード100の深部で光電変換された電荷が隣接のフォトダイオード100へ入ることを防止できるため、クロストーク電荷の発生を低減して良好な画像が実現される。さらに、読み出しトランジスタ101全体の下の第2のp型ウェル114がn型基板112の表面に至るまで形成されている。従って、フォトダイオード100の電荷が読み出しトランジスタ101の下を通過してフローティングディフュージョン101bに流れることを防止できることにより、飽和電荷が増加するため、ダイナミックレンジを広げることができる。このとき、第2のp型ウェル114の濃度は、フォトダイオード100とn型基板112を電気的に分離するために適した濃度である1×1015cm〜1×1018cmに設定されていることが望ましい。
なお、本実施例は、第1の実施例に比べて、第1のp型ウェル113の構造を簡単に作ることができるため、プロセスを容易にできる利点がある。
ところで、図3では、第2のp型ウェル114が読み出しトランジスタのゲート101aの下の全体に形成されているが、第2のp型ウェル114がフォトダイオード100に接しないで読み出しトランジスタのゲート101aの下の一部の表面に至るまで形成された場合であっても良い。この構成では、図2と同様にダイナミックレンジの改善効果がある。
<実施例3>
図4は、第3の実施例のMOS固体撮像装置を示す概略断面図である。図4は、図7と同様の回路図を持つ画素の断面図であるが、リセットトランジスタ104は断面には記載されていない。なお、図8と同一の役割の部分には同一符号が付されると共に、その説明は省略される。
図4に示すように、第1のp型ウェル113は、n型基板112の深部に形成され、フォトダイオード側のn型基板112の表面から一定の距離118だけ離れて形成されている。一方、読み出しトランジスタのゲート101aの下では、図1と異なり、読み出しトランジスタのゲート101aの下で第3のp型ウェル117がn型基板112の表面に至るまで形成されている。
第3のp型ウェル117は、第2のp型ウェル114とフォトダイオード100との間に配置され、読み出しトランジスタ101およびフローティングディフュージョン101bを含むように形成されている。
ここで、図1から図3の場合、読み出しトランジスタのゲート101aの下のp型の不純物濃度は、第1のp型ウェル113または第2のp型ウェル114のその濃度によって決定される。従って、読み出しトランジスタのゲート101aの閾値を独立に調整することが難しいため、フォトダイオード100の蓄積容量や残像電荷を調整することが容易でない。図4に示すように個別に第3のp型ウェル117が設けられている。従って、読み出しトランジスタのゲート101aの閾値を独立に調整できるため、フォトダイオード100の蓄積容量や残像電荷を所望の値に調節することによって、ダイナミックレンジを安定して広げることができる。このとき、フォトダイオード100とn型基板112を電気的に分離するために適した濃度である第3のp型ウェル117の濃度は、1×1014cm〜1×1017cmに設定されていることが望ましい。
以上のように、第3の実施例では、フォトダイオード100のn型形成層の下の第1のp型ウェル113がフォトダイオード側のn型基板112の表面から離れた位置に設けられる。従って、フォトダイオード100の深部で光電変換された電荷が隣接のフォトダイオード100へ入ることを防止できるため、クロストーク電荷が低減されて良好な画像が実現される。さらに、読み出しトランジスタのゲート101aの下全体に個別に不純物濃度を調整できる第3のp型ウェル117がn型基板112の表面に至るまで形成されている。従って、フォトダイオード100の電荷が読み出しトランジスタ101の下を通過してフローティングディフュージョン101bに流れることを安定して防止できることにより、飽和電荷が増加するため、さらにダイナミックレンジを安定して広げることができる。
ところで、図4では、第2のp型ウェル114が読み出しトランジスタのゲート101aの下の全体に形成されているが、第2のp型ウェル114がフォトダイオード100に接しないで読み出しトランジスタのゲート101aの下の一部の表面に至るまで形成された場合であっても良い。この構成では、図2に示す構成と同様にダイナミックレンジの改善効果がある。
<実施例3の変形例>
また、図5は、第3の実施例のMOS固体撮像装置の変形構造を示す概略断面図である。図5は、図7と同様の回路図を持つ画素の断面図であるが、リセットトランジスタ104は断面には記載されていない。なお、図8と同一の役割の部分には同一符号が付されると共に、その説明は省略される。
図5と図4の違いは、第2のp型ウェル114と第3のp型ウェル117が、第1のp型ウェル113と分離している点である。この場合は、第2のp型ウェル114と第3のp型ウェル117の下のn型基板112がフォトダイオード100と繋がっているいるため、フォトダイオード100の面積が広がることによってさらにダイナミックレンジを広げることができる。
図には示していないが、図3に示す第2の実施例においても、第2のp型ウェル114が第1のp型ウェル113と分離していれば、フォトダイオード100の面積が広がるため、本実施例と同様にダイナミックレンジを広げることができる。
第1から第3の実施例に示した図1から図4では、第1のp型ウェル113が、n型基板112の深部に形成され、フォトダイオード100側のn型基板112の表面から一定の距離118だけ離れて形成されている。また、n型基板112が第1のp型ウェル113とフォトダイオード100のn型形成層の間に現れている。この構成は、単位画素の一辺が比較的小さい1から1.5μmになった場合、クロストーク電荷を防止する能力をより向上させることができる。
また、図には示していないが、単位画素の一辺が比較的大きな1.5μmから3μmの場合、フォトダイオード100の横幅が大きくクロストークが発生しにくい。従って、第1のp型ウェル113がフォトダイオード100側のn型基板112の表面から一定の距離118だけ離れる構成が採用される場合には、フォトダイオード100のn型形成層と第1のp型ウェル113とを重ねることにより、第1のp型ウェル113とフォトダイオード100のn型形成層との間にn型基板112が現れない構造も採用され得る。
このように、第1のp型ウェル113がフォトダイオード100側のn型基板112の表面から一定の距離118だけ離れて形成されている場合には、第1のp型ウェル113内にフォトダイオード100を形成した従来の第1のMOS固体撮像装置とは異なる構成が実現される。この構成により、フォトダイオード100の表面付近のn型形成層が第1のp型ウェル113のp型によりn型濃度が打ち消されることがないため、フォトダイオード100のn型形成層の表面付近でのポテンシャルを深くできる。その結果、クロストーク電荷を容易にフォトダイオード100表面付近に集めることができるため、クロストークを防止する能力が向上する。
<実施例4>
図6は、第4の実施例のMOS固体撮像装置を示す概略断面図である。図6は、図7と同様の回路図を持つ画素の断面図であるが、リセットトランジスタ104は断面には記載されていない。なお、図8と同一の役割の部分には同一符号が付されると共に、その説明は省略される。
ここで、第1の実施例の図1では、第1のp型ウェル113が、n型基板112の深部に形成され、フォトダイオード100側のn型基板112の表面から一定の距離118だけ離れて形成されている。また、n型基板112が第1のp型ウェル113とフォトダイオード100のn型形成層との間に現れている。しかし、本実施例では、図6に示すように、第1のp型ウェル113とフォトダイオード100のn型形成層との間のn型基板112が現れている領域に、追加のp型不純物119が形成されている。
一般的に、n型基板112は、第1のp型ウェル113の下のn型基板112で発生してクロストーク電荷がフォトダイオード100に入らないようにするため、n型基板112の濃度を濃く設定される場合がある。この場合には、図1の固体撮像装置では、第1のp型ウェル113とフォトダイオード100のn型形成層との間に現れたn型基板112の不純物濃度が高くなる。その結果、フォトダイオード100の濃度も濃くなるため、フォトダイオード100のポテンシャルが大きくなることにより、フォトダイオード100の信号電荷を読み出しトランジスタ101を利用して読み出す時に、フォトダイオード100に残像電荷が発生する。
残像が発生すると、特に動画を撮像する際に、低輝度の画像に不良が発生するため、低輝度でダイナミックレンジが狭まることになる。固体撮像装置のダイナミックレンジは、低輝度から高輝度までの範囲を撮影対象とするが、低輝度のダイナミックレンジは、固体撮像装置にとって低輝度の暗い被写体を撮像する場合に大変重要である。
ここで、第1のp型ウェル113とフォトダイオード100のn型形成層の間に現れたn型基板112の領域は、追加のp型不純物119を形成することによってn型基板112の一部の不純物濃度を打ち消すため、n−型に変更され得る。これにより、フォトダイオード100のポテンシャルが最適化されることによって残像電荷がなくなるため、低輝度のダイナミックレンジが広がることとなる。このとき、n−型の濃度は、フォトダイオード100とn型基板112を電気的に分離するために適した濃度である1×1014cm〜1×1017cmに設定されていることが望ましい。
また、図6は、追加のp型不純物119とフォトダイオード100の表面層との距離120を、フォトダイオード100のn型形成層の深さ121よりも短いため、フォトダイオード100のn型形成層と追加のp型不純物119が重なっている。これにより、第1のp型ウェル113とフォトダイオード100のn型形成層の間に現れたn型基板112の領域を安定してn−型にすることができるため、安定したダイナミックレンジが得られる。
ところで、図6では、追加のp型不純物119が、第1のp型ウェル113とフォトダイオード100のn型形成層との間に現れるn型基板112の領域に注入された例であるが、フォトダイオード100の周辺に接するn型基板112に注入した場合であっても、同様の効果が奏される。
また、上述の各実施例の読出し回路110では、増幅トランジスタ102と行選択トランジスタ103だけ記載しているが、第2のp型ウェル内にリセットトランジスタ104が形成されている場合であっても良い。
また、図1から図6は、図7と同様の回路図を持つ画素の断面図であるため、読出し回路110が、読み出しトランジスタ101、増幅トランジスタ102、行選択トランジスタ103、およびリセットトランジスタ104の計4つのトランジスタを含む場合であるが、これに限定されない。例えば、電源Vdd111をパルス電圧にすることによって行選択トランジスタ103が省略された3つのトランジスタを有する読出し回路110も採用され得る。
また、一般的に、図7に示すように、読出し回路110は、読み出しトランジスタ101、増幅トランジスタ102、行選択トランジスタ103、リセットトランジスタ104の4つのトランジスタで構成され、一つ単位画素内に全て含まれている場合が多い。しかし、増幅トランジスタ102、行選択トランジスタ103、リセットトランジスタ104のどれかが周辺の複数の画素で共有されていて図7とは異なる読出し回路の構成が採用されても良い。
また、読出し回路110のトランジスタの構成については、4つのトランジスタ、3つのトランジスタ、周辺の複数の画素で共有されたトランジスタが示されたが、それ以外の読出し回路110の構成も採用され得る
また、上述の各実施例においては、読み出しトランジスタのゲート101aの下にp型ウェルが形成されることによりフォトダイオード100の信号電荷がフローティングディフュージョン101bに流れない構造が開示されている。従って、n+型のフォトダイオード100のn型形成層は、n型の不純物濃度を減らすことによりn型またはn−型にすることができるため、飽和信号の向上によるダイナミックレンジの拡大と残像電荷の削減を両立させることができる。
本発明の実施例1から4のMOS固体撮像装置は、高画質を重視するカメラまたはカメラシステム、たとえばデジタルスチルカメラ、携帯カメラ、医療用カメラ、車載カメラ、ビデオカメラ、監視カメラ、セキュリティーカメラなどのシステムに利用され得る。
【0007】
のp型ウェル113内にフォトダイオードが形成されていない。また、第1の実施例のMOS固体撮像装置は、フォトダイオード100の読み出しトランジスタ101側において、第1のp型ウェル113がフォトダイオード100の表面側の界面に接する構造を備える。
[0029]
本実施例では、フォトダイオード100のn型形成層の下の第1のp型ウェル113は、n型基板112のフォトダイオード100側のn型基板112の表面から離れた位置に設けられる。従って、フォトダイオード100の深部で光電変換された電荷が隣接のフォトダイオード100へ入ることを防止できるため、クロストーク電荷が低減されて良好な画像が実現される。
[0030]
さらに、読み出しトランジスタ全体の下の第1のp型ウェル113がn型基板112の表面に至るまで形成されている。従って、フォトダイオード100の電荷が読み出しトランジスタの下を通過してフローティングディフュージョン101bに流れることを防止できることにより、飽和電荷が増加するため、ダイナミックレンジを広げることができる。このとき、第1のp型ウェル113の濃度は、フォトダイオード100とn型基板112を電気的に分離するために適した濃度である1×1014cm−3〜1×1017cm−3に設定されていることが望ましい。
[0031]
<実施例1の変形例>
図2は、第1の実施例のMOS固体撮像装置の変形構造を示す概略断面図である。図2は、図7と同様の回路図を持つ画素の断面図であるが、リセットトランジスタ104は断面には記載されていない。なお、図8と同一の役割の部分には同一符号が付されると共に、その説明は省略される。
[0032]
第1のp型ウェル113は、n型基板112の深部に形成され、フォトダイオード側のn型基板112の表面から一定の距離118だけ離れて形成されている。一方、読み出しトランジスタのゲート101aの下では、図1とは異なり、読み出しトランジスタのゲート101aの下の一部の領域において第1のp型ウェル113がn型基板112の表面に至るまで形成されている。
[0033]
図2の構造は、図1と同様にフォトダイオードの電荷が読み出しトランジスタの下を通過してフローティングディフュージョン101bに流れること防ぐことができるため、飽和電荷が増加することによってダイナミックレンジを広げることができる。図1との違いは
【0008】
、読み出しトランジスタのゲート101aの下において、n型基板112の表面に至るまで形成された第1のp型ウェル113の領域が狭い点である。この構造を採用すれば、読み出しトランジスタの下にn型基板112の一部が形成されているため、フォトダイオード100のn型領域を大きくすることができる。さらに、飽和電荷を増加することができるため、ダイナミックレンジをさらに広げることができる。
[0034]
<実施例2>
図3は、第2の実施例のMOS固体撮像装置を示す概略断面図である。図3は、図7と同様の回路図を持つ画素の断面図であるが、リセットトランジスタ104は断面には記載されていない。なお、図8と同一の役割の部分には同一符号が付されると共に、その説明は省略される。
[0035]
第1のp型ウェル113は、n型基板112の深部に形成され、フォトダイオード100側のn型基板112の表面から一定の距離118だけ離れて形成されている。一方、読み出しトランジスタのゲート101aの下では、図1とは異なり、読み出しトランジスタのゲート101aの下の全領域に第2のp型ウェル114がn型基板112の表面に至るまで形成されている。また、第2のp型ウェル114には、読み出しトランジスタ101、フローティングディフュージョン101b、増幅トランジスタ102、および行選択トランジスタ103を有する読出し回路110が形成されている。
[0036]
本実施例では、フォトダイオード100のn型形成層の下の第1のp型ウェル113は、フォトダイオード100側のn型基板112の表面から離れた位置に設けられる。従って、フォトダイオード100の深部で光電変換された電荷が隣接のフォトダイオード100へ入ることを防止できるため、クロストーク電荷の発生を低減して良好な画像が実現される。さらに、読み出しトランジスタ101全体の下の第2のp型ウェル114がn型基板112の表面に至るまで形成されている。従って、フォトダイオード100の電荷が読み出しトランジスタ101の下を通過してフローティングディフュージョン101bに流れることを防止できることにより、飽和電荷が増加するため、ダイナミックレンジを広げることができる。このとき、第2のp型ウェル114の濃度は、フォトダイオード100とn型基板112を電気的に分離するために適した濃度である1×1015cm−3〜1×1018cm−3に設定されていることが望ましい。
【0009】
[0037]
なお、本実施例は、第1の実施例に比べて、第1のp型ウェル113の構造を簡単に作ることができるため、プロセスを容易にできる利点がある。
[0038]
ところで、図3では、第2のp型ウェル114が読み出しトランジスタのゲート101aの下の全体に形成されているが、第2のp型ウェル114がフォトダイオード100に接しないで読み出しトランジスタのゲート101aの下の一部の表面に至るまで形成された場合であっても良い。この構成では、図2と同様にダイナミックレンジの改善効果がある。
[0039]
<実施例3>
図4は、第3の実施例のMOS固体撮像装置を示す概略断面図である。図4は、図7と同様の回路図を持つ画素の断面図であるが、リセットトランジスタ104は断面には記載されていない。なお、図8と同一の役割の部分には同一符号が付されると共に、その説明は省略される。
[0040]
図4に示すように、第1のp型ウェル113は、n型基板112の深部に形成され、フォトダイオード側のn型基板112の表面から一定の距離118だけ離れて形成されている。一方、読み出しトランジスタのゲート101aの下では、図1と異なり、読み出しトランジスタのゲート101aの下で第3のp型ウェル117がn型基板112の表面に至るまで形成されている。
[0041]
第3のp型ウェル117は、第2のp型ウェル114とフォトダイオード100との間に配置され、読み出しトランジスタ101およびフローティングディフュージョン101bを含むように形成されている。
[0042]
ここで、図1から図3の場合、読み出しトランジスタのゲート101aの下のp型の不純物濃度は、第1のp型ウェル113または第2のp型ウェル114のその濃度によって決定される。従って、読み出しトランジスタのゲート101aの閾値を独立に調整することが難しいため、フォトダイオード100の蓄積容量や残像電荷を調整することが容易でない。図4に示すように個別に第3のp型ウェル117が設けられている。従って、読み出しトランジスタのゲート101aの閾値を独立に調整できるため、フォトダイオード100の蓄積容量や残像電荷を所望の値に調節することによって、ダイナミックレンジを安定して広げることができる。このとき、フォトダイオード100とn型基板112を電気的に分離するために適した濃度である第3のp型ウェル117の濃度は、1×1014cm−3〜1×10
【0010】
17cm−3に設定されていることが望ましい。
[0043]
以上のように、第3の実施例では、フォトダイオード100のn型形成層の下の第1のp型ウェル113がフォトダイオード側のn型基板112の表面から離れた位置に設けられる。従って、フォトダイオード100の深部で光電変換された電荷が隣接のフォトダイオード100へ入ることを防止できるため、クロストーク電荷が低減されて良好な画像が実現される。さらに、読み出しトランジスタのゲート101aの下全体に個別に不純物濃度を調整できる第3のp型ウェル117がn型基板112の表面に至るまで形成されている。従って、フォトダイオード100の電荷が読み出しトランジスタ101の下を通過してフローティングディフュージョン101bに流れることを安定して防止できることにより、飽和電荷が増加するため、さらにダイナミックレンジを安定して広げることができる。
[0044]
ところで、図4では、第2のp型ウェル114が読み出しトランジスタのゲート101aの下の全体に形成されているが、第2のp型ウェル114がフォトダイオード100に接しないで読み出しトランジスタのゲート101aの下の一部の表面に至るまで形成された場合であっても良い。この構成では、図2に示す構成と同様にダイナミックレンジの改善効果がある。
[0045]
<実施例3の変形例>
また、図5は、第3の実施例のMOS固体撮像装置の変形構造を示す概略断面図である。図5は、図7と同様の回路図を持つ画素の断面図であるが、リセットトランジスタ104は断面には記載されていない。なお、図8と同一の役割の部分には同一符号が付されると共に、その説明は省略される。
[0046]
図5と図4の違いは、第2のp型ウェル114と第3のp型ウェル117が、第1のp型ウェル113と分離している点である。この場合、第2のp型ウェル114と第3のp型ウェル117の下のn型基板112がフォトダイオード100と繋がっているためフォトダイオード100の面積が広がることによってさらにダイナミックレンジを広げることができる。
[0047]
図には示していないが、図3に示す第2の実施例においても、第2のp型ウェル114が第1のp型ウェル113と分離していれば、フォトダイオード100の面積が広がるため、本実施例と同様にダイナミックレンジを広げることができる。
[0048]
第1から第3の実施例に示した図1から図4では、第1のp型ウェル113が、n型基板
【0012】
のp型ウェル113とフォトダイオード100のn型形成層との間のn型基板112が現れている領域に、追加のp型不純物119が形成されている。
[0053]
一般的に、n型基板112は、第1のp型ウェル113の下のn型基板112で発生してクロストーク電荷がフォトダイオード100に入らないようにするため、n型基板112の濃度を濃く設定される場合がある。この場合には、図1の固体撮像装置では、第1のp型ウェル113とフォトダイオード100のn型形成層との間に現れたn型基板112の不純物濃度が高くなる。その結果、フォトダイオード100の濃度も濃くなるため、フォトダイオード100のポテンシャルが大きくなることにより、フォトダイオード100の信号電荷を読み出しトランジスタ101を利用して読み出す時に、フォトダイオード100に残像電荷が発生する。
[0054]
残像が発生すると、特に動画を撮像する際に、低輝度の画像に不良が発生するため、低輝度でダイナミックレンジが狭まることになる。固体撮像装置のダイナミックレンジは、低輝度から高輝度までの範囲を撮影対象とするが、低輝度のダイナミックレンジは、固体撮像装置にとって低輝度の暗い被写体を撮像する場合に大変重要である。
[0055]
ここで、第1のp型ウェル113とフォトダイオード100のn型形成層の間に現れたn型基板112の領域は、追加のp型不純物119を形成することによってn型基板112の一部の不純物濃度を打ち消すため、n−型に変更され得る。これにより、フォトダイオード100のポテンシャルが最適化されることによって残像電荷がなくなるため、低輝度のダイナミックレンジが広がることとなる。このとき、n−型の濃度は、フォトダイオード100とn型基板112を電気的に分離するために適した濃度である1×1014cm−3〜1×1017cm−3に設定されていることが望ましい。
[0056]
また、図6は、追加のp型不純物119とフォトダイオード100の表面層との距離120を、フォトダイオード100のn型形成層の深さ121よりも短いため、フォトダイオード100のn型形成層と追加のp型不純物119が重なっている。これにより、第1のp型ウェル113とフォトダイオード100のn型形成層の間に現れたn型基板112の領域を安定してn−型にすることができるため、安定したダイナミックレンジが得られる。
[0057]
ところで、図6では、追加のp型不純物119が、第1のp型ウェル113とフォトダイオー
本発明は、固体撮像装置に係わり、特に高感度を実現するために基板内のP型ウェル構造を改善した固体撮像装置に関する。
近年、CMOSイメージセンサを代表とするMOS型の固体撮像装置は、低電圧、低消費電力という特徴があり、携帯カメラやデジタルスチルカメラなど幅広い分野で応用されている。
図7は従来のMOS型固体撮像装置の回路構成図である。図7に示すように、信号電荷を蓄積するフォトダイオード100と、フォトダイオード100の信号を読み出す読み出しトランジスタ101と、読み出された信号電荷を蓄積するフローティングディフュージョン101bと、読み出された信号電荷を増幅する増幅トランジスタ102と、信号を読み出す行を選択する行選択トランジスタ103と、信号電荷をリセットするリセットトランジスタ104とからなる単位画素105が行列状に配列されている。
各画素の読み出しトランジスタ101のゲートには読み出し信号線106が結線されている。同様に、増幅トランジスタ102のソースには垂直信号線107が結線され、行選択トランジスタ103のゲートに行選択信号線108が結線されている。また、リセットトランジスタ104のゲートにリセット信号線109が結線されている。
読出し回路部110は、読み出しトランジスタ101、増幅トランジスタ102、行選択トランジスタ103、リセットトランジスタ104を備えている。
一般的に、従来の撮像装置では、隣接する画素に入射した光のクロストークが発生し混色等により画質が劣化するという問題を防止する構造が採用されている。
従来のMOS固体撮像装置では、クロストークを防止する構造として、n型基板上にp型ウェルが設けられた構造が用いられている。図8は従来の第1のMOS固体撮像装置を示す概略断面図である。図8では、フォトダイオード100の深部で発生した信号電荷が隣接する画素に入るクロストークによる混色等の画質劣化の問題を防止するために、n型基板112の上に第1のp型ウェル113を設けた構造となっていて、フォトダイオード100は第1のp型ウェル113内に全て配置された構造が示されている。(特許文献1)
第1のp型ウェル113内には、フォトダイオード100および読み出しトランジスタ101が形成されている。また、第1のp型ウェル113内の第2のp型ウェル114には、増幅トランジスタ102および行選択トランジスタ103が形成されている。画素間は、p型分離領域115および表面素子分離116によって分離されている。
フォトダイオード100で光電変換された信号電荷は、読み出しトランジスタのゲート101aの読出し電圧が印加されると、読み出しトランジスタのドレインであるフローティングディフュージョン101bによって読み出される。その後、行選択トランジスタのゲート103aに選択電圧が印加された時に、直流の電源Vdd111と増幅トランジスタのドレイン102cが接続される。ここで、増幅トランジスタのゲート102aに加えられたフローティングディフュージョン101bの電位に対応する信号が、増幅トランジスタのソース102bを介して垂直信号線107より取り出される。
図9は、従来の第2のMOS固体撮像装置を示す概略断面図である。図9は、フォトダイオード深部で発生した信号電荷が隣接する画素に入るクロストークによる混色等の画質劣化の問題を防止する構造を示している。従来の第1のMOS固体撮像装置をさらに改善するため、n型基板112の深部に第1のp型ウェル113が設けられている。その結果、フォトダイオード100が第1のp型ウェル113内に全て含まれないため、フォトダイオード100深部のクロストークが防止される。(特許文献2)
図9に示すように、n型基板の深部に第1のp型ウェル113を形成して、第1のp型ウェル113と基板表面の間のn型基板内にn+形成層のフォトダイオード100および読み出しトランジスタ101が形成されている。フォトダイオードは、第1のp型ウェル113内ではなく、第1のp型ウェル113上のn型基板112内に形成されているため、フォトダイオード深部で発生した信号電荷が隣接するフォトダイオード100に入り込むことがなくなる。これによって、クロストークが従来の第1のMOS固体撮像装置に比べて、従来の第2のMOS固体撮像装置はクロストークが改善される。一方、n型タイプの読み出しトランジスタ101は、n型基板112内に形成されているため、ディプレッション型トランジスタとなっている。
特許第3457551号公報
特開2006−294871号公報
以上のように、従来の第1のMOS固体撮像装置は、フォトダイオード100のn−形成層の全体に第1のp型ウェル113が接していることにより、第1のp型ウェル113の領域が広い。その結果、フォトダイオード100の深部で発生した信号電荷122の一部が隣接する画素に入ることによって発生するクロストークが、混色等による画質劣化を生じさせる。
また、従来の第2のMOS固体撮像装置では、上述の画質劣化の問題の対策として、n型の読み出しトランジスタ101がn型基板112内に形成されているため、ディプレッション型が採用されている。このとき、読み出しトランジスタ101のゲートにグランド電圧を印加することによってOFF状態にしても、フォトダイオード100の信号電荷がフローティングディフュージョン101bに流れてしまうため、フォトダイオード100の飽和電荷が減少してしまうこととなる。
したがって、従来の第1のMOS固体撮像装置では、クロストークの対策が不十分である。また、従来の第1のMOS固体撮像装置を改善した従来の第2のMOS固体撮像装置では、フォトダイオード100の飽和電荷の低下によってダイナミックレンジが狭まり易い。固体撮像装置のダイナミックレンジは、低輝度から高輝度までの範囲を撮影の対象としているが、高輝度のダイナミックレンジは、フォトダイオード100の飽和電荷量によって決まるため、その飽和電荷を高くすることは、固体撮像装置にとって大変重要である。
さらに、フォトダイオード100の飽和電荷を増やすため、フローティングディフュージョン101bの電位を高く設定する必要がある。また、リセットトランジスタ104を利用して、フローティングディフュージョン101bを高い電位にリセットする電源Vdd111の電位を高くする必要がある。
本発明は、上記の各問題を一度に解決するためになされたものである。具体的には、本発明は、隣接のフォトダイオードへのクロストーク電荷を低減して良好な画像を実現すると共に、フォトダイオードの飽和電荷を増やすことによってダイナミックレンジの広いMOS固体撮像装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の固体撮像装置は、半導体基板上に、入射光を光電変換するフォトダイオードと、前記フォトダイオードから信号電荷を読み出す読み出しトランジスタと、読み出した信号電荷を電圧に変換するフローティングディフュージョン領域とを有する画素を行列状に配置してなる固体撮像装置において、前記半導体基板としてn型基板が用いられ、前記フォトダイオードのn型形成層の下方の第1のp型ウェルは、前記フォトダイオード側の表面から離れた位置に設けられ、前記フォトダイオードのn型形成層と前記第1のp型ウェルとの間に前記n型基板の不純物濃度と一様な不純物濃度である領域を有し、前記読み出しトランジスタの一部または全部の下の第1のp型ウェルは、前記半導体基板の表面に至るまで形成され、かつ前記n型基板の不純物濃度と一様な不純物濃度である領域は、前記半導体基板の表面に至るまで(但し、前記読み出しトランジスタの下を除く)形成されている。
本発明の第2の固体撮像装置は、半導体基板上に、入射光を光電変換するフォトダイオードと、前記フォトダイオードから信号電荷を読み出す読み出しトランジスタと、読み出した信号電荷を電圧に変換するフローティングディフュージョン領域と、前記フローティングディフューフュージョン領域の信号を読み出す読出し回路とを有する画素を行列状に配置してなる固体撮像装置において、前記半導体基板としてn型基板が用いられ、前記フォトダイオード側の表面から離れた位置に第1のp型ウェルが設けられ、前記フォトダイオードのn型形成層と前記第1のp型ウェルとの間に前記n型基板の不純物濃度と一様な不純物濃度である領域を有し、前記読み出しトランジスタの一部または全部と前記フローティングディフュージョン領域と前記読出し回路とを含む第2のp型ウェルが設けられ、前記第2のp型ウェルは、前記読み出しトランジスタの一部または全部の下で前記半導体基板の表面に至るまで形成され、かつ前記n型基板の不純物濃度と一様な不純物濃度である領域は、前記半導体基板の表面に至るまで(但し、前記読み出しトランジスタの下を除く)形成されている
本発明の第3の固体撮像装置は、半導体基板上に、入射光を光電変換するフォトダイオードと、前記フォトダイオードから信号電荷を読み出す読み出しトランジスタと、読み出した信号電荷を電圧に変換するフローティングディフュージョン領域とを有する画素を行列状に配置してなる固体撮像装置において、
前記半導体基板としてn型基板が用いられ、前記n型基板のフォトダイオード側の表面から離れた位置に第1のp型ウェルが設けられ、前記フォトダイオードのn型形成層と前記第1のp型ウェルとの間に前記n型基板の不純物濃度と一様な不純物濃度である領域を有し、前記読み出しトランジスタの一部または全部の下に第3のp型ウェルが形成され、前記第3のp型ウェルは、前記読み出しトランジスタの一部または全部の下で前記半導体基板の表面に至るまで形成され、かつ前記n型基板の不純物濃度と一様な不純物濃度である領域は、前記半導体基板の表面に至るまで(但し、前記読み出しトランジスタの下を除く)形成されている。
本発明の第1の固体撮像装置によれば、MOS型固体撮像装置のフォトダイオードのn型形成層の下の第1のp型ウェルはn型基板のフォトダイオード側の基板表面から離れた位置に設けられる。従って、フォトダイオードの深部で光電変換された電荷が隣接のフォトダイオードへ入るため、クロストーク電荷の発生を低減して良好な画像が実現される。また、読み出しトランジスタの一部または全部の下の第1のp型ウェルは半導体基板の表面に至るまで形成されている。従って、フォトダイオードの電荷が読み出しトランジスタの下を通過してフローティングディフュージョンに流れることを防止することによって、飽和電荷が増加するため、ダイナミックレンジの広いMOS固体撮像装置を提供することができる。さらに、n型基板の不純物濃度と一様な不純物濃度である領域が半導体基板の表面に至るまで(但し、前記読み出しトランジスタの下を除く)形成されているため、この点でも飽和電荷を増加させることができ、ダイナミックレンジの広いMOS固体撮像装置を提供することができる。
本発明の第2の固体撮像装置によれば、MOS型固体撮像装置のフォトダイオードのn型形成層の下の第1のp型ウェルはn型基板のフォトダイオード側の基板表面から離れた位置に設けられる。従って、フォトダイオードの深部で光電変換された電荷が隣接のフォトダイオードへ入るため、クロストーク電荷の発生を低減して良好な画像が実現される。また、読み出しトランジスタの一部または全部および前記フローティングディフュージョン領域を含む第2のp型ウェルが形成されている。従って、第2のp型ウェルが読み出しトランジスタの半導体基板の表面に至るまで形成されていることで、フォトダイオードの電荷が読み出しトランジスタの下を通過してフローティングディフュージョンに流れることを防止することによって、飽和電荷が増加するため、ダイナミックレンジの広いMOS固体撮像装置を提供することができる。さらに、n型基板の不純物濃度と一様な不純物濃度である領域が半導体基板の表面に至るまで(但し、前記読み出しトランジスタの下を除く)形成されているため、この点でも飽和電荷を増加させることができ、ダイナミックレンジの広いMOS固体撮像装置を提供することができる。
本発明の第3の固体撮像装置によれば、MOS型固体撮像装置のフォトダイオードのn型形成層の下の第1のp型ウェルはn型基板のフォトダイオード側の基板表面から離れた位置に設けられる。従って、フォトダイオードの深部で光電変換された電荷が隣接のフォトダイオードへ入るため、クロストーク電荷の発生を低減して良好な画像が実現される。また、第3のp型ウェルが読み出しトランジスタの半導体基板の表面に至るまで形成されている。、従って、フォトダイオードの電荷が読み出しトランジスタの下を通過してフローティングディフュージョンに流れることを防止することによって、飽和電荷が増加するため、ダイナミックレンジの広いMOS固体撮像装置を提供することができる。さらに、n型基板の不純物濃度と一様な不純物濃度である領域が半導体基板の表面に至るまで(但し、前記読み出しトランジスタの下を除く)形成されているため、この点でも飽和電荷を増加させることができ、ダイナミックレンジの広いMOS固体撮像装置を提供することができる。
本発明の第1の実施例のMOS固体撮像装置を示す概略断面図。 本発明の第1の実施例のMOS固体撮像装置の変形構造を示す概略断面図。 本発明の第2の実施例のMOS固体撮像装置を示す概略断面図。 本発明の第3の実施例のMOS固体撮像装置を示す概略断面図。 本発明の第3の実施例のMOS固体撮像装置の変形構造を示す概略断面図。 本発明の第4の実施例のMOS固体撮像装置を示す概略断面図。 従来のMOS型固体撮像装置の回路構成図。 従来の第1のMOS固体撮像装置を示す概略断面図。 従来の第2のMOS固体撮像装置を示す概略断面図。
隣接のフォトダイオードへのクロストーク電荷を低減して良好な画像を実現し、且つ、フォトダイオードの飽和電荷を増加することでダイナミックレンジの高いMOS固体撮像装置を提供する。
<実施例1>
図1は、第1の実施例のMOS固体撮像装置を示す概略断面図である。図1は、図7と同様の回路図を持つ画素の断面図であるが、リセットトランジスタ104はその断面には記載されていない。なお、図8と同一の役割の部分には同一符号が付されると共に、その説明は省略される。
第1のp型ウェル113は、半導体基板であるn型基板112の深部に形成され、フォトダイオード側のn型基板112の表面から一定の距離118だけ離れて形成されている。また、第1のp型ウェル113は、読み出しトランジスタのゲート101aの下全体では、n型体基板112の表面に接するように形成されている。
第1の実施例のMOS固体撮像装置におけるフォトダイオード100の深部では、第1のp型ウェル113とフォトダイオード100のn型形成層が接触しない構造を備え、第1のp型ウェル113内にフォトダイオードが形成されていない。また、第1の実施例のMOS固体撮像装置は、フォトダイオード100の読み出しトランジスタ101側において、第1のp型ウェル113がフォトダイオード100の表面側の界面に接する構造を備える。
本実施例では、フォトダイオード100のn型形成層の下の第1のp型ウェル113は、n型基板112のフォトダイオード100側のn型基板112の表面から離れた位置に設けられる。従って、フォトダイオード100の深部で光電変換された電荷が隣接のフォトダイオード100へ入ることを防止できるため、クロストーク電荷が低減されて良好な画像が実現される。
さらに、読み出しトランジスタ全体の下の第1のp型ウェル113がn型基板112の表面に至るまで形成されている。従って、フォトダイオード100の電荷が読み出しトランジスタの下を通過してフローティングディフュージョン101bに流れることを防止できることにより、飽和電荷が増加するため、ダイナミックレンジを広げることができる。このとき、第1のp型ウェル113の濃度は、フォトダイオード100とn型基板112を電気的に分離するために適した濃度である1×1014cm−3〜1×1017cm−3に設定されていることが望ましい。
<実施例1の変形例>
図2は、第1の実施例のMOS固体撮像装置の変形構造を示す概略断面図である。図2は、図7と同様の回路図を持つ画素の断面図であるが、リセットトランジスタ104は断面には記載されていない。なお、図8と同一の役割の部分には同一符号が付されると共に、その説明は省略される。
第1のp型ウェル113は、n型基板112の深部に形成され、フォトダイオード側のn型基板112の表面から一定の距離118だけ離れて形成されている。一方、読み出しトランジスタのゲート101aの下では、図1とは異なり、読み出しトランジスタのゲート101aの下の一部の領域において第1のp型ウェル113がn型基板112の表面に至るまで形成されている。
図2の構造は、図1と同様にフォトダイオードの電荷が読み出しトランジスタの下を通過してフローティングディフュージョン101bに流れること防ぐことができるため、飽和電荷が増加することによってダイナミックレンジを広げることができる。図1との違いは、読み出しトランジスタのゲート101aの下において、n型基板112の表面に至るまで形成された第1のp型ウェル113の領域が狭い点である。この構造を採用すれば、読み出しトランジスタの下にn型基板112の一部が形成されているため、フォトダイオード100のn型領域を大きくすることができる。さらに、飽和電荷を増加することができるため、ダイナミックレンジをさらに広げることができる。
<実施例2>
図3は、第2の実施例のMOS固体撮像装置を示す概略断面図である。図3は、図7と同様の回路図を持つ画素の断面図であるが、リセットトランジスタ104は断面には記載されていない。なお、図8と同一の役割の部分には同一符号が付されると共に、その説明は省略される。
第1のp型ウェル113は、n型基板112の深部に形成され、フォトダイオード100側のn型基板112の表面から一定の距離118だけ離れて形成されている。一方、読み出しトランジスタのゲート101aの下では、図1とは異なり、読み出しトランジスタのゲート101aの下の全領域に第2のp型ウェル114がn型基板112の表面に至るまで形成されている。また、第2のp型ウェル114には、読み出しトランジスタ101、フローティングディフュージョン101b、増幅トランジスタ102、および行選択トランジスタ103を有する読出し回路110が形成されている。
本実施例では、フォトダイオード100のn型形成層の下の第1のp型ウェル113は、フォトダイオード100側のn型基板112の表面から離れた位置に設けられる。従って、フォトダイオード100の深部で光電変換された電荷が隣接のフォトダイオード100へ入ることを防止できるため、クロストーク電荷の発生を低減して良好な画像が実現される。さらに、読み出しトランジスタ101全体の下の第2のp型ウェル114がn型基板112の表面に至るまで形成されている。従って、フォトダイオード100の電荷が読み出しトランジスタ101の下を通過してフローティングディフュージョン101bに流れることを防止できることにより、飽和電荷が増加するため、ダイナミックレンジを広げることができる。このとき、第2のp型ウェル114の濃度は、フォトダイオード100とn型基板112を電気的に分離するために適した濃度である1×1015cm−3〜1×1018cm−3に設定されていることが望ましい。
なお、本実施例は、第1の実施例に比べて、第1のp型ウェル113の構造を簡単に作ることができるため、プロセスを容易にできる利点がある。
ところで、図3では、第2のp型ウェル114が読み出しトランジスタのゲート101aの下の全体に形成されているが、第2のp型ウェル114がフォトダイオード100に接しないで読み出しトランジスタのゲート101aの下の一部の表面に至るまで形成された場合であっても良い。この構成では、図2と同様にダイナミックレンジの改善効果がある。
<実施例3>
図4は、第3の実施例のMOS固体撮像装置を示す概略断面図である。図4は、図7と同様の回路図を持つ画素の断面図であるが、リセットトランジスタ104は断面には記載されていない。なお、図8と同一の役割の部分には同一符号が付されると共に、その説明は省略される。
図4に示すように、第1のp型ウェル113は、n型基板112の深部に形成され、フォトダイオード側のn型基板112の表面から一定の距離118だけ離れて形成されている。一方、読み出しトランジスタのゲート101aの下では、図1と異なり、読み出しトランジスタのゲート101aの下で第3のp型ウェル117がn型基板112の表面に至るまで形成されている。
第3のp型ウェル117は、第2のp型ウェル114とフォトダイオード100との間に配置され、読み出しトランジスタ101およびフローティングディフュージョン101bを含むように形成されている。
ここで、図1から図3の場合、読み出しトランジスタのゲート101aの下のp型の不純物濃度は、第1のp型ウェル113または第2のp型ウェル114のその濃度によって決定される。従って、読み出しトランジスタのゲート101aの閾値を独立に調整することが難しいため、フォトダイオード100の蓄積容量や残像電荷を調整することが容易でない。図4に示すように個別に第3のp型ウェル117が設けられている。従って、読み出しトランジスタのゲート101aの閾値を独立に調整できるため、フォトダイオード100の蓄積容量や残像電荷を所望の値に調節することによって、ダイナミックレンジを安定して広げることができる。このとき、フォトダイオード100とn型基板112を電気的に分離するために適した濃度である第3のp型ウェル117の濃度は、1×1014cm−3〜1×1017cm−3に設定されていることが望ましい。
以上のように、第3の実施例では、フォトダイオード100のn型形成層の下の第1のp型ウェル113がフォトダイオード側のn型基板112の表面から離れた位置に設けられる。従って、フォトダイオード100の深部で光電変換された電荷が隣接のフォトダイオード100へ入ることを防止できるため、クロストーク電荷が低減されて良好な画像が実現される。さらに、読み出しトランジスタのゲート101aの下全体に個別に不純物濃度を調整できる第3のp型ウェル117がn型基板112の表面に至るまで形成されている。従って、フォトダイオード100の電荷が読み出しトランジスタ101の下を通過してフローティングディフュージョン101bに流れることを安定して防止できることにより、飽和電荷が増加するため、さらにダイナミックレンジを安定して広げることができる。
ところで、図4では、第2のp型ウェル114が読み出しトランジスタのゲート101aの下の全体に形成されているが、第2のp型ウェル114がフォトダイオード100に接しないで読み出しトランジスタのゲート101aの下の一部の表面に至るまで形成された場合であっても良い。この構成では、図2に示す構成と同様にダイナミックレンジの改善効果がある。
<実施例3の変形例>
また、図5は、第3の実施例のMOS固体撮像装置の変形構造を示す概略断面図である。図5は、図7と同様の回路図を持つ画素の断面図であるが、リセットトランジスタ104は断面には記載されていない。なお、図8と同一の役割の部分には同一符号が付されると共に、その説明は省略される。
図5と図4の違いは、第2のp型ウェル114と第3のp型ウェル117が、第1のp型ウェル113と分離している点である。この場合は、第2のp型ウェル114と第3のp型ウェル117の下のn型基板112がフォトダイオード100と繋がっているいるため、フォトダイオード100の面積が広がることによってさらにダイナミックレンジを広げることができる。
図には示していないが、図3に示す第2の実施例においても、第2のp型ウェル114が第1のp型ウェル113と分離していれば、フォトダイオード100の面積が広がるため、本実施例と同様にダイナミックレンジを広げることができる。
第1から第3の実施例に示した図1から図4では、第1のp型ウェル113が、n型基板112の深部に形成され、フォトダイオード100側のn型基板112の表面から一定の距離118だけ離れて形成されている。また、n型基板112が第1のp型ウェル113とフォトダイオード100のn型形成層の間に現れている。この構成は、単位画素の一辺が比較的小さい1から1.5μmになった場合、クロストーク電荷を防止する能力をより向上させることができる。
また、図には示していないが、単位画素の一辺が比較的大きな1.5μmから3μmの場合、フォトダイオード100の横幅が大きくクロストークが発生しにくい。従って、第1のp型ウェル113がフォトダイオード100側のn型基板112の表面から一定の距離118だけ離れる構成が採用される場合には、フォトダイオード100のn型形成層と第1のp型ウェル113とを重ねることにより、第1のp型ウェル113とフォトダイオード100のn型形成層との間にn型基板112が現れない構造も採用され得る。
このように、第1のp型ウェル113がフォトダイオード100側のn型基板112の表面から一定の距離118だけ離れて形成されている場合には、第1のp型ウェル113内にフォトダイオード100を形成した従来の第1のMOS固体撮像装置とは異なる構成が実現される。この構成により、フォトダイオード100の表面付近のn型形成層が第1のp型ウェル113のp型によりn型濃度が打ち消されることがないため、フォトダイオード100のn型形成層の表面付近でのポテンシャルを深くできる。その結果、クロストーク電荷を容易にフォトダイオード100表面付近に集めることができるため、クロストークを防止する能力が向上する。
<実施例4>
図6は、第4の実施例のMOS固体撮像装置を示す概略断面図である。図6は、図7と同様の回路図を持つ画素の断面図であるが、リセットトランジスタ104は断面には記載されていない。なお、図8と同一の役割の部分には同一符号が付されると共に、その説明は省略される。
ここで、第1の実施例の図1では、第1のp型ウェル113が、n型基板112の深部に形成され、フォトダイオード100側のn型基板112の表面から一定の距離118だけ離れて形成されている。また、n型基板112が第1のp型ウェル113とフォトダイオード100のn型形成層との間に現れている。しかし、本実施例では、図6に示すように、第1のp型ウェル113とフォトダイオード100のn型形成層との間のn型基板112が現れている領域に、追加のp型不純物119が形成されている。
一般的に、n型基板112は、第1のp型ウェル113の下のn型基板112で発生してクロストーク電荷がフォトダイオード100に入らないようにするため、n型基板112の濃度を濃く設定される場合がある。この場合には、図1の固体撮像装置では、第1のp型ウェル113とフォトダイオード100のn型形成層との間に現れたn型基板112の不純物濃度が高くなる。その結果、フォトダイオード100の濃度も濃くなるため、フォトダイオード100のポテンシャルが大きくなることにより、フォトダイオード100の信号電荷を読み出しトランジスタ101を利用して読み出す時に、フォトダイオード100に残像電荷が発生する。
残像が発生すると、特に動画を撮像する際に、低輝度の画像に不良が発生するため、低輝度でダイナミックレンジが狭まることになる。固体撮像装置のダイナミックレンジは、低輝度から高輝度までの範囲を撮影対象とするが、低輝度のダイナミックレンジは、固体撮像装置にとって低輝度の暗い被写体を撮像する場合に大変重要である。
ここで、第1のp型ウェル113とフォトダイオード100のn型形成層の間に現れたn型基板112の領域は、追加のp型不純物119を形成することによってn型基板112の一部の不純物濃度を打ち消すため、n−型に変更され得る。これにより、フォトダイオード100のポテンシャルが最適化されることによって残像電荷がなくなるため、低輝度のダイナミックレンジが広がることとなる。このとき、n−型の濃度は、フォトダイオード100とn型基板112を電気的に分離するために適した濃度である1×1014cm−3〜1×1017cm−3に設定されていることが望ましい。
また、図6は、追加のp型不純物119とフォトダイオード100の表面層との距離120を、フォトダイオード100のn型形成層の深さ121よりも短いため、フォトダイオード100のn型形成層と追加のp型不純物119が重なっている。これにより、第1のp型ウェル113とフォトダイオード100のn型形成層の間に現れたn型基板112の領域を安定してn−型にすることができるため、安定したダイナミックレンジが得られる。
ところで、図6では、追加のp型不純物119が、第1のp型ウェル113とフォトダイオード100のn型形成層との間に現れるn型基板112の領域に注入された例であるが、フォトダイオード100の周辺に接するn型基板112に注入した場合であっても、同様の効果が奏される。
また、上述の各実施例の読出し回路110では、増幅トランジスタ102と行選択トランジスタ103だけ記載しているが、第2のp型ウェル内にリセットトランジスタ104が形成されている場合であっても良い。
また、図1から図6は、図7と同様の回路図を持つ画素の断面図であるため、読出し回路110が、読み出しトランジスタ101、増幅トランジスタ102、行選択トランジスタ103、およびリセットトランジスタ104の計4つのトランジスタを含む場合であるが、これに限定されない。例えば、電源Vdd111をパルス電圧にすることによって行選択トランジスタ103が省略された3つのトランジスタを有する読出し回路110も採用され得る。
また、一般的に、図7に示すように、読出し回路110は、読み出しトランジスタ101、増幅トランジスタ102、行選択トランジスタ103、リセットトランジスタ104の4つのトランジスタで構成され、一つ単位画素内に全て含まれている場合が多い。しかし、増幅トランジスタ102、行選択トランジスタ103、リセットトランジスタ104のどれかが周辺の複数の画素で共有されていて図7とは異なる読出し回路の構成が採用されても良い。
また、読出し回路110のトランジスタの構成については、4つのトランジスタ、3つのトランジスタ、周辺の複数の画素で共有されたトランジスタが示されたが、それ以外の読出し回路110の構成も採用され得る
また、上述の各実施例においては、読み出しトランジスタのゲート101aの下にp型ウェルが形成されることによりフォトダイオード100の信号電荷がフローティングディフュージョン101bに流れない構造が開示されている。従って、n+型のフォトダイオード100のn型形成層は、n型の不純物濃度を減らすことによりn型またはn−型にすることができるため、飽和信号の向上によるダイナミックレンジの拡大と残像電荷の削減を両立させることができる。
本発明の実施例1から4のMOS固体撮像装置は、高画質を重視するカメラまたはカメラシステム、たとえばデジタルスチルカメラ、携帯カメラ、医療用カメラ、車載カメラ、ビデオカメラ、監視カメラ、セキュリティーカメラなどのシステムに利用され得る。

Claims (9)

  1. 半導体基板上に、入射光を光電変換するフォトダイオードと、前記フォトダイオードから信号電荷を読み出す読み出しトランジスタと、読み出した信号電荷を電圧に変換するフローティングディフュージョン領域とを有する画素を行列状に配置してなる固体撮像装置において、
    前記半導体基板としてn型基板が用いられ、前記フォトダイオードのn型形成層の下の第1のp型ウェルは、前記フォトダイオード側の表面から離れた位置に設けられ、前記読み出しトランジスタの一部または全部の下の第1のp型ウェルは、前記半導体基板の表面に至るまで形成されていることを特徴とする固体撮像装置。
  2. 半導体基板上に、入射光を光電変換するフォトダイオードと、前記フォトダイオードから信号電荷を読み出す読み出しトランジスタと、読み出した信号電荷を電圧信号に変換するフローティングディフュージョン領域と、前記フローティングディフュージョン領域の信号を読み出す読出し回路とを有する画素を行列状に配置してなる固体撮像装置において、
    前記半導体基板としてn型基板が用いられ、前記フォトダイオード側の表面から離れた位置に第1のp型ウェルが設けられ、前記読み出しトランジスタの一部または全部と前記フローティングディフュージョン領域と前記読出し回路とを含む第2のp型ウェルが設けられ、前記第2のp型ウェルは、前記読み出しトランジスタの一部または全部の下で前記半導体基板の表面に至るまで形成されていることを特徴とする固体撮像装置。
  3. 半導体基板上に、入射光を光電変換するフォトダイオードと、前記フォトダイオードから信号電荷を読み出す読み出しトランジスタと、読み出した信号電荷を電圧に変換するフローティングディフュージョン領域とを有する画素を行列状に配置してなる固体撮像装置において、
    前記半導体基板としてn型基板が用いられ、前記n型基板のフォトダイオード側の表面から離れた位置に第1のp型ウェルが設けられ、前記第3のp型ウェルは、前記読み出しトランジスタの一部または全部の下で前記半導体基板の表面に至るまで形成されていることを特徴とする固体撮像装置。
  4. 前記フォトダイオードのn型形成層と前記第1のp型ウェルとが離れ、前記フォトダイオードのn型形成層と前記第1のp型ウェルとの間にn型基板が現れている領域を有することを特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置。
  5. 前記フォトダイオードのn型形成層と前記第1のp型ウェルとが離れ、前記フォトダイオードのn型形成層と前記第1のp型ウェルとの間にn型基板が現れている領域を有することを特徴とする請求項2に記載の固体撮像装置。
  6. 前記フォトダイオードのn型形成層と前記第1のp型ウェルとが離れ、前記フォトダイオードのn型形成層と前記第1のp型ウェルとの間にn型基板が現れている領域を有することを特徴とする請求項3に記載の固体撮像装置。
  7. 前記n型基板が現れている領域にp型の注入を行うことを特徴とする請求項4に記載の固体撮像装置。
  8. 前記n型基板が現れている領域にp型の注入を行うことを特徴とする請求項5に記載の固体撮像装置。
  9. 前記n型基板が現れている領域にp型の注入を行うことを特徴とする請求項6に記載の固体撮像装置。
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