JPWO2008114364A1 - 中継装置及びその導通確認方法並びに導通確認回路 - Google Patents

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Abstract

複数の仮想ネットワークの導通状態を効率的に確認する中継装置を提供する。複数のネットワーク識別子が設定されたフレームを中継する中継装置において、通信ポートにおいて受信されたフレームが特定フレームか否かを判別するフレーム判別手段と、上記受信フレームが特定フレームと判別され且つ上記通信ポートがブロッキングポートである場合に、当該特定フレームに設定されているネットワーク識別子を複数のネットワーク識別子のうちの他のネットワーク識別子に変換する変換手段と、この変換手段によりネットワーク識別子の変換された特定フレームを上記通信ポートの対向ポートから送出する送出手段とを備える。

Description

本発明は、複数の仮想ネットワークに分割されたネットワークに配置される中継装置に関し、特に複数の仮想ネットワークについての導通確認を行うための技術に関する。
イーサネット(登録商標)ネットワークでは、ブリッジ装置をリング状に接続したリングネットワーク構成を取る場合がある。この構成により、ネットワーク上の任意のブリッジ装置間で物理的な冗長ルートを持つことができ、ネットワークの信頼性を高めることができる。
しかしながら、リングネットワーク構成を持つイーサネット(登録商標)ネットワークでは、データフレームが永遠に循環し正常な通信ができない現象が生じる。このような現象を防止するために、STP(Spanning Tree Protocol)、リングプロトコル等が利用されている。STPは、与えられた優先順位を元にブリッジ装置間でBPDU(Bridge Protocol Data Unit)という制御パケットをやりとりすることにより、論理的な経路ツリーを提供するプロトコルである。STPは、そのツリーを生成するにあたり、選択されなかった経路上のブリッジのポートを論理的にブロッキングする。これにより、任意ブリッジ装置間のデータフレーム中継経路が一意に決められる。
図12は、リングプロトコル動作の例を示す図である。図12には、ブリッジ11、12、13及び14がリング状に接続されたリングネットワーク1が示されている。このリングネットワーク1においてリングプロトコルが実行され、ブリッジ12のブリッジ11と接続されるポートがブロッキングされている。これにより、ユーザAからユーザBへのデータフレームは、ブリッジ12−ブリッジ14−ブリッジ13の経路で一意に転送される。一方、ネットワーク内に障害が発生したときにはそのブロッキングポイントが動的に変更されることにより障害の発生していない経路での通信が再開される。
ところで、このようなネットワークを物理的な接続形態に制約されない仮想的なネットワークとして構成する技術としてVLAN(Virtual Local Area Network)技術がある。VLANでは、スイッチ装置(レイヤ3スイッチ、レイヤ2スイッチ等)の機能によりブロードキャストドメインを分割し複数の仮想ネットワーク(ブロードキャストドメイン)を形成することができる。更に、VLANには、仮想ネットワークの形成方法が異なるポートベースVLAN、タグVLAN等のいくつかの種類がある。タグVLANは、イーサネット(登録商標)フレームに4バイトのVLANタグフィールドを付加することによりスイッチ装置の1つのポートを複数の仮想ネットワークに所属させることができるようにした技術であり、IEEE802.1Qで規格化されている。
図13は、IEEE802.1Qで規定されているタグVLANのフレームフォーマットを示す図である。VLANタグフィールドは、送信元アドレスフィールドとタイプフィールドとの間に付加されており、タグプロトコル識別子(TPID:Tag Protocol IDentifer)とタグ制御情報(TCI:Tag Control Information)とを含む。TCI中に12ビットのVLAN識別子(以降、VLANIDと表記する)が設定される。VLANIDは、分割された仮想ネットワークを識別する情報であり、1から4094の数値が利用可能と規定されている。
このようなタグVLANの実装されるリングネットワークにおいて、データフレーム転送の正常性を定期的に確認する手法として、導通確認用フレームを定期的に送受信する手法が用いられる。この導通確認用フレームのVLANIDには、導通確認用に特別に用意されたVLANIDを設定する手法(従来手法1)、使用中のVLANIDを設定する手法(従来手法2)がある。
なお、本願発明に係る先行技術文献としては、以下の文献に開示されたものがある。下記特許文献1には、故障時にパケットのコピーを作成しそれぞれ別経路で転送すると共に、受信側では2つのうちのいずれか一方を転送することにより無瞬断切替機能を実現するパケット転送方法が開示されている。
特開2005−102157号公報
しかしながら、上述の従来手法1及び2では、導通確認用フレームに設定されたVLANIDに対応する仮想ネットワークについては導通確認が可能であるが、他のVLANIDに対応する仮想ネットワークについては導通確認できないという問題がある。従来手法1及び2は、通信ケーブル損傷(ケーブル断)等の物理的な障害であって全ての仮想ネットワーク(VLANID)に影響する障害の場合には有効な確認方法であるが、特定の仮想ネットワークのみに発生するような障害の場合には有効な確認方法とは言えない。
このような問題点を解決するためには、使用中のVLANIDの設定された導通確認用フレームを使用中の全VLANID数分生成し、一斉に送信するという手法が考えられる。
しかしながら、VLANIDは4094個の数値を取り得るため、この手法では最大4094個の導通確認用フレームを1つずつ生成する必要があり導通確認に要する工数が莫大になり現実的ではない。
本発明の目的は、複数の仮想ネットワークの導通状態を効率的に確認する中継装置を提供することである。
本発明は、上述した課題を解決するために以下の構成を採用する。即ち、本発明は、複数の仮想ネットワークを構築するために該複数の仮想ネットワークをそれぞれ識別するための複数のネットワーク識別子が設定されたフレームを中継する中継装置であって、通信ポートにおいて受信されたフレームが特定フレームか否かを判別するフレーム判別手段と、上記受信フレームが特定フレームと判別され且つ上記通信ポートがブロッキングポートである場合に、当該特定フレームに設定されているネットワーク識別子を複数のネットワーク識別子のうちの他のネットワーク識別子に変換する変換手段と、この変換手段によりネットワーク識別子の変換された特定フレームを上記通信ポートの対向ポートから送出する送出手段とを備えるというものである。
ここで、特定フレームとは、導通確認をするために利用されるフレームを示す。また、仮想ネットワークとは例えばVLAN技術により実現されるネットワークであり、この場合にはネットワーク識別子とは例えばVLANIDである
本発明によれば、ブロッキングポートにより特定フレームが受信されると、構築されている複数の仮想ネットワークのうち未設定の仮想ネットワークを示すネットワーク識別子の設定された特定フレームがブロッキングポートの対向ポートから順次送出される。
これにより、特定フレームが各仮想ネットワークのネットワーク識別子が設定されて順次ネットワークを周回するので、全ての仮想ネットワークについて自動でネットワークの導通確認を行うことができる。更に、この導通確認は、本発明に係る中継装置がネットワークに配置されるだけで実施することができるため、効率的である。
また、上記中継装置に関し、好ましくは、上記変換手段が、複数のネットワーク識別子を管理する管理テーブルを更に有し、特定フレームに設定されているネットワーク識別子の変換の際に、この管理テーブルから未だ特定フレームに設定されていない他のネットワーク識別子を取得するように構成する。
これにより、全ての仮想ネットワークについて導通確認をするにあたり、特定フレームにいずれのネットワーク識別子を設定すべきか容易に把握することができる。
また、上記中継装置に関し、好ましくは、上記変換手段が、管理テーブルを参照することにより未だ特定フレームに設定されていない他のネットワーク識別子が存在しないと判断すると、送出手段からの特定フレームの送出を終了するように構成する。
これにより、全ての仮想ネットワークについての導通確認の終了を容易に把握することができる。
また、上記中継装置に関し、好ましくは、特定フレーム送信の開始指示を受けた際にブロッキングポートの存在を確認するポート確認手段と、このポート確認手段によりブロッキングポートが存在すると確認された場合に、複数のネットワーク識別子のうちのいずれか1つが設定された特定フレームを新たに生成するフレーム生成手段とを更に備え、上記送出手段が、上記フレーム生成手段により生成された特定フレームをブロッキングポートの対向ポートから送出するように構成する。
本発明によれば、ブロッキングポートを有する中継装置においてその対向ポートから特定フレームが送出され始めその中継装置のブロッキングポートでその特定フレームが受信される。
これにより、特定フレームが導通確認対象のネットワーク全体を周回するため、全ネットワークのリンクの導通を確実に確認することができる。
また、上記中継装置に関し、好ましくは、上記フレーム生成手段が、所定の送信フレーム数分、特定フレームを生成し、上記変換手段が、受信された特定フレームに設定されているネットワーク識別子を保持することにより同一ネットワーク識別子の設定された特定フレームの数を計測する計測手段と、この計測手段により計測された特定フレームの数が上記所定の送信フレーム数と等しい場合に導通正常と判断する判断手段とを有するように構成する。
本発明によれば、特定フレームの送信数とブロッキングポートでのその特定フレームの受信数とが等しいか否かにより導通の正常か異常かが判断される。
これにより、ブロッキングによるループ回避動作等が正常に動作していない場合のフレーム増殖を検知することができ、導通確認を適切に行うことが可能となる。
また、上記中継装置に関し、好ましくは、上記フレーム生成手段が、上記ポート確認手段によりブロッキングポートが存在しないと確認された場合に、特定フレームと区別し得る仮特定フレームを生成し、上記送出手段が、上記フレーム生成手段により生成された仮特定フレームを所定のポートから送出するように構成する。
これにより、ブロッキングポートを有する中継装置以外の中継装置に対して特定フレームの送信開始指示を出すことができるため、効率的に導通確認を開始することができる。
なお、本発明は、以上の何れかの機能を中継装置に実現させるプログラムであってもよいし、そのようなプログラムをコンピュータが読み取り可能な記憶媒体に記録したものであってもよいし、以上の何れかの機能を実現する中継装置内の導通確認回路であってもよい。また、本発明は、以上の何れかの機能を中継装置上で実行する導通確認方法であってもよい。
本発明によれば、複数の仮想ネットワークの導通状態を効率的に確認する中継装置を提供することができる。
図1は、本実施形態における導通確認システムの動作概要(1)を示す図である。 図2は、本実施形態における導通確認システムの動作概要(2)を示す図である。 図3は、本実施形態における導通確認システムの動作概要(3)を示す図である。 図4は、本実施形態におけるブリッジ装置の機能構成の概要を示すブロック図である。 図5は、VLANID管理テーブルの構成例を示す図である。 図6は、ポート管理テーブル26の構成例を示す図である。 図7は、導通確認用フレームのフォーマット例を示す図である。 図8は、本実施形態のブリッジにおける導通確認処理を示すフローチャートである。 図9は、本実施形態のブリッジにおけるフレーム受信時処理を示すフローチャートである。 図10は、VLANID管理テーブルの変形例を示す図である。 図11は、本実施形態における導通確認システムの変形例の動作概要を示す図である。 図12は、リングプロトコル動作の例を示す図である。 図13は、IEEE802.1Qで規定されているタグVLANのフレームフォーマットを示す図である。
符号の説明
1 リングネットワーク
11、12、13、14 ブリッジ装置(ブリッジ)
20 スイッチ部
21 フレーム判別部
22 ブロッキング部
23 VLANID変換部
24 導通確認用フレーム受信部
25 VLANID管理テーブル
26 ポート管理テーブル
28 ユーザインタフェース制御部
29 導通確認用フレーム送信部
以下、図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態(以下、実施形態という)に係る導通確認システムについて説明する。実施形態の構成は例示であり、本発明は実施形態の構成に限定されない。
[実施の形態]
〔システム構成〕
まず、本発明の実施形態における導通確認システムのシステム構成(ネットワーク構成)について説明する。本実施形態における導通確認システムのネットワーク構成としては、背景技術の項で説明した図12に示すネットワークモデルと同様の構成とする。すなわち、本実施形態における導通確認システムは、複数のブリッジ装置(以降、単にブリッジとも表記する)11、12、13及び14から構成される。各ブリッジは、リング状にそれぞれ接続され、リングネットワーク1を形成する。なお、本発明は、導通確認システムを構成する中継装置をブリッジ(レイヤ2スイッチ)に限定するものではなく、タグVLANに関する機能が実装されていれば当該中継装置をレイヤ3スイッチとしてもよい。
ネットワーク1では、各ブリッジの機能によりタグVLANが実行されることで複数の仮想ネットワークが形成されている。各仮想ネットワークにはVLANID(1000から2000)が設定されている。以下、このVLANID群についてリングプロトコル等によりブリッジ12のブリッジ11と接続されるポートがブロッキングされているものとして説明する。
〔システム動作の概要〕
ここで、本実施形態における導通確認システムの動作の概要について図1、2及び3を用いて説明する。図1、2及び3はそれぞれ本実施形態における導通確認システムの動作概要を示す図である。
本実施形態における導通確認システムでは、ブロックキングポートを持つブリッジ12がブロッキングポートのリング対向ポートから導通確認用フレームを所定数分送出することで、導通確認が開始される。ブリッジ12は、導通確認用フレームのVLANIDに本ネットワークで使用されているVLANIDのうちのいずれか1つのVLANID(1000)を設定する。
図1に示すように、ブリッジ12から送出された導通確認用フレームは、ブリッジ14−ブリッジ13−ブリッジ11を経由し、ブリッジ12のブロッキングポートに到達する。通常のユーザフレームはこのブロッキングポートでブロッキングされる。
ブリッジ12は、このブロッキングポートで導通確認用フレームが受信された場合にはこの導通確認用フレームを廃棄することなく、そのブロッキングポートの対向ポートへこの導通確認用フレームを転送する。ブリッジ12は、図2に示すように、この転送の際に、導通確認用フレームに設定されているVLANIDを変換する。ブリッジ12は、本ネットワークで使用されているVLANIDのうち設定されていたVLANID以外のいずれか1つのVLANIDを導通確認用フレームに設定し直し転送する。このように所定数分の導通確認用フレームがブリッジ12により順次VLANIDが変換されながらリングネットワーク1を周回する。
ブリッジ12は、図3に示すように、ブロッキングポートで導通確認用フレームが送信された所定数分と同数分受信され、使用中のVLANIDの全てを設定済みであると確認すると、その時点で導通確認用フレームの転送を終了する。ブリッジ12は、このときに受信された導通確認用フレームを保持する。このように使用中の全てのVLANIDについて導通確認用フレームの周回が完了すると導通確認は完了する。結果として、ブリッジ12は、全てのVLANIDについての導通状態及びフレーム増殖等の異常状態を出力する。
なお、ブリッジ12による導通確認手法は、このような手法に限定されない。例えば、導通確認用フレームの転送時、ブリッジ12は、ブロッキングポートで受信された導通確認用フレームに設定されているVLANIDを順次保持するようにしてもよい。これにより、ブリッジ12は、同一のVLANIDが設定された導通確認用フレームが送信された所定数より多く受信されないことを確認する。仮想ネットワークが正常動作している場合には、上述したように、送信された所定数と同数の導通確認フレームが周回するが、ブロッキングによるループ回避動作等が正常に動作していない場合にはフレーム増殖する場合があるからである。ブリッジ12は、上述のような確認を行うことにより、異常の発生しているVLANIDを特定する。
〔装置の機能構成〕
次に、本実施形態の導通確認システムを構成するブリッジ装置(中継装置)11、12、13及び14の機能構成について図4を用いて説明する。図4は、本実施形態におけるブリッジ装置の機能構成の概要を示すブロック図である。以下の説明では、区別する必要のある場合を除き、ブリッジ11、12、13及び14で共通する内容について説明する場合には符号を付さずに表記するものとする
ブリッジは、ハードウェア構成として、複数の入出力ポート、物理層インタフェース、スイッチ、CPU(Central Processing Unit)、メモリ、その他の入出力インタフェース等から構成される。以下に説明する各機能部は、メモリ等に記憶された制御プログラムがCPUにより実行されることによりそれぞれ実現されるように構成してもよいし、少なくとも1つの専用チップが以下の各機能部のそれぞれを実現するように構成してもよい。なお、本発明は、ブリッジのハードウェア構成を限定するものではない。
本実施形態におけるブリッジは、フレーム判別部21、ブロッキング部22、VLANID変換部23、導通確認用フレーム受信部24、VLANID管理テーブル25、ポート管理テーブル26、ユーザインタフェース制御部28、スイッチ部20、導通確認用フレーム送信部29等を備える。これら各機能部は、図4に示すように、各入出力ポート(ポート#1から#n)についてそれぞれ設けられるように構成されてもよいし、いずれか複数或いは全ての入出力ポートを制御可能に設けられるように構成されてもよい。以下、これら各機能部についてそれぞれ説明する。
ユーザインタフェース制御部28は、ユーザインタフェース用の入出力ポートを制御し、導通確認の開始指示及び設定情報の入力、導通確認結果の出力等を行うためのユーザインタフェースを形成する。このユーザインタフェースは、例えば、TELNETプロトコルを用いてログインした確認ユーザに表示するコマンドライン画面として形成される。当該確認ユーザは、このコマンドライン画面から所定のコマンドを実行することにより導通確認の開始を指示し、その画面に表示された導通確認結果を参照する。
ユーザインタフェース制御部28は、導通確認の開始指示を受けると、導通確認用フレーム送信部29にその指示を通知する。導通確認の開始指示には、導通確認対象となるVLANID群を特定するための情報が含まれるようにしてもよい。VLANID群を特定するための情報としては例えばVLANID群のなかの最も小さい数のVLANIDが指定されるようにしてもよい。
ユーザインタフェース制御部28は、導通確認開始指示を受けると、以下に説明するVLANID管理テーブル25から導通確認対象のVLANIDについて本装置にブロッキングポートがあるか否かを判別する。ユーザインタフェース制御部28は、本装置にブロッキングポートがないと判断すると、コマンドライン画面にエラー表示をする。すなわち、導通確認ユーザは、導通確認対象のVLANIDについてブロッキングポートの設定されているブリッジを調査し、このブリッジへ導通確認開始を指示する必要がある。
ユーザインタフェース制御部28は、導通確認指示を出すと共に、その導通確認の時限監視を開始する。ユーザインタフェース制御部28は、所定の時限監視経過後に、導通確認用フレーム受信部24の保持する導通確認結果を参照し、それを上述のコマンドライン画面に表示する。具体的には、ユーザインタフェース制御部28は、導通確認用フレーム受信部24に保持される受信数が導通確認用フレーム送信部29により送信されたフレーム数と同数であると判断すると正常状態を示す結果を出力し、それ以外であると判断した場合には異常状態を示す結果を出力する。ユーザインタフェース制御部28は、各VLANIDについてそれぞれ受信回数が保持されている場合には各VLANIDについてそれぞれ導通確認結果を出力するようにしてもよい。
VLANID管理テーブル25は、本リングネットワーク1において使用中のVLANIDを、そのVLANIDで利用される入出力ポート番号及びそのVLANIDについて設定されているブロッキングポート番号と共に格納する。図5は、VLANID管理テーブルの構成例を示す図である。図5に示されるVLANID管理テーブル25には、使用中の各VLANIDが、1ずつインクリメントされるインデックス値と対応付けられて格納されている。図5の例によれば、使用中のVLANIDはブリッジのポート#1及び#2を利用するように設定されており、このブリッジにおいてポート#1がブロッキングポートに設定されている。なお、ブロッキングポートを持たないブリッジでは、このVLANID管理テーブル25のブロッキングポート番号フィールドには何も設定されない。また、使用中のVLANIDの利用ポートは、各ブリッジについてそれぞれ異なるようにしてもよい。
ポート管理テーブル26は、入出力ポートとそれを利用するリングネットワーク番号とが対応付けられて格納される。図6は、ポート管理テーブル26の構成例を示す図である。このポート管理テーブル26を参照することにより、各ブリッジにおいてリング対向ポートを検出することができる。図6の例では、本ブリッジが入出力ポート#1と#2とによりリングネットワーク1に接続されるように設定されている。
導通確認用フレーム送信部29は、ユーザインタフェース制御部28から導通確認開始指示を受けると、導通確認用フレームを所定数分生成し、ブロッキングポートのリング対向ポートから生成された導通確認用フレームを送出する。このブロッキングポートのリング対向ポートは、導通確認開始指示と共にユーザから指定されるようにしてもよいし、導通確認対象のVLANIDに基づいてVLANID管理テーブル25を参照することによりそのブロッキングポートのリング対向ポートを自動検出するようにしてもよい。また、送出する導通確認用フレームの数は、予め調整可能にメモリ等に保持されるようにしてもよいし、ユーザインタフェース制御部28からユーザ指定の数を受けるようにしてもよい。
図7は、導通確認用フレームのフォーマット例を示す図である。図7の例では、図13に示した通常のVLANタグ付きのフレームフォーマットと同一のフォーマットを利用し、導通確認用フレームとそれ以外のフレームとを区別するために、VLANタグ内のタイプ(TPID)値を導通確認用フレームを示す値(0xFFF0(16進数表記))としている。なお、導通確認用フレームとそれ以外のフレームとが区別可能であればFCS以外の任意のフィールドに導通確認用フレームを示す所定の予約値を設定するようにしてもよい。また、本発明は、導通確認用フレームのその他のフィールドに設定される値を限定するものではない。
フレーム判別部21は、所定の入出力ポートから物理層インタフェース、レイヤ2インタフェース等を介して入力されるフレーム(イーサネット(登録商標)フレーム)を受け、このフレームが導通確認用フレームか否かを判別する。フレーム判別部21は、導通確認用フレームを特定するために設定される値(例えばVLANタグ内のタイプ値)を参照することにより、導通確認用フレームか否かを判別する。フレーム判別部21は、このフレームが導通確認用フレーム以外の一般のユーザフレームであると判別すると、そのフレームをブロッキング部22に送る。
フレーム判別部21は、このフレームが導通確認用フレームであると判別すると、ブロッキング22に対しその導通確認用フレームの受信された入出力ポートがブロッキングポートか否かを問い合わせる。フレーム判別部21は、その入出力ポートがブロッキングポートでなければ、その導通確認用フレームをブロッキング部22に送る。一方、フレーム判別部21は、その入出力ポートがブロッキングポートである場合には、その導通確認用フレームをVLANID変換部23に送る。
ここで、フレーム判別部21は、導通確認用フレームを受信した場合でかつその入出力ポートがブロッキングポートでない場合に、その導通確認用フレームに設定されているVLANIDを保持するようにしてもよい。更に、フレーム判別部21は、同一VLANIDの設定された導通確認用フレームを受信した回数を併せて保持するようにしてもよい。このように保持されるデータは、VLANID変換部23を介して導通確認用フレーム受信部24に送られるようにする。これにより、導通確認用フレーム受信部24は、フレーム増幅等の異常が発生しているVLANIDを特定することができる。
VLANID変換部23は、フレーム判別部21から送られた導通確認用フレームを受け、その導通確認用フレームに設定されているVLANIDを次のように変換する。VLANID変換部23は、VLANID管理テーブル25を検索することにより、当該導通確認用フレームに設定されているVLANIDに対応するインデックス値を抽出する。VLANID変換部23は、取得されたインデックス値に1加算したインデックス値に対応するVLANIDを再度VLANID管理テーブル25から抽出し、この抽出されたVLANIDにより当該導通確認用フレームのVLANIDを変更する。VLANIDの変換された導通確認用フレームは、スイッチ部20へ送られる。
一方、VLANID変換部23は、抽出されたVLANIDが終了フラグ(0xFFFF)を示している場合には、使用中の全てのVLANIDについて確認終了と判断し、VLANID変換を行うことなく、導通確認用フレーム受信部24にその導通確認用フレームを送る。
導通確認用フレーム受信部24は、使用中のVLANIDについて導通確認された最後の導通確認用フレームを受けると、その導通確認用フレームの受信数を計測し、その受信数を導通確認結果として保持する。導通確認用フレーム受信部24は、フレーム判別部21から各VLANIDについての受信回数を受ける場合には、それらを導通確認結果として保持する。
〔動作例〕
以下、本実施形態における導通確認システムの動作について図8及び9を用いて説明する。まず、本実施形態のブリッジにおける導通確認処理の概要について図8を用いて説明する。図8は、本実施形態のブリッジにおける導通確認処理を示すフローチャートである。
図12に示すネットワーク構成においてブロッキングポートを持つブリッジ12では、ユーザインタフェース制御部28がコマンドライン画面等からユーザの導通確認開始指示を受ける(S801)。
導通確認用フレーム送信部29は、この導通確認開始指示を受けると、導通確認対象のVLANIDに関するブロッキングポートをVLANID管理テーブル25から取得する。導通確認用フレーム送信部29は、このブロッキングポートのリング対向ポートをポート管理テーブル26から取得し、このリング対向ポートから導通確認用フレームを所定数分送出する(S802)。導通確認用フレーム送信部29は、VLANID管理テーブル25に設定された使用中VLANIDのうち最小のインデックス値と対応付けられたVLANIDをこの導通確認用フレームに設定する。
ユーザインタフェース制御部28は、導通確認開始指示を出してから導通確認の時限監視を開始する(S803)。ユーザインタフェース制御部28は、所定の時限監視時間が経過すると、導通確認用フレーム受信部24に保持される導通確認結果を取得する(S804)。ユーザインタフェース制御部28は、導通確認結果としての保持される導通確認用フレームの受信数が導通確認用フレーム送信部29により送信された送信数と等しいか否かを判断する(S805)。受信数が送信数と等しい場合には(S805;YES)、ユーザインタフェース制御部28は、導通正常と判断する(S806)。一方、受信数が送信数と等しくない場合には(S805;NO)、ユーザインタフェース制御部28は、導通異常と判断する(S807)。ユーザインタフェース制御部28は、この判断結果を導通確認結果としてコマンドライン画面等に表示する(S808)。
次に、本実施形態のブリッジにおけるフレーム受信時の処理について図9を用いて説明する。図9は、本実施形態のブリッジにおけるフレーム受信時処理を示すフローチャートである。
本実施形態のブリッジにおいてフレームが受信されると、受信された入出力ポートから物理層インタフェース、レイヤ2インタフェース等を介して受信フレームがフレーム判別部21へ送られる(S901)。
フレーム判別部21は、この受信フレームのVLANタグフィールドに設定されるVLANIDに関し、この受信ポートがそのブロッキングポートであるか否かを判別する(S902)。この判別にあたり、フレーム判別部21は、ブロッキングポート情報をブロッキング部22に問い合わせる。フレーム判別部21は、この受信ポートがブロッキングポートでないと判断すると(S902;NO)、そのフレームをスイッチ部20へ送る(S908)。スイッチ部20は、このフレームがレイヤ2インタフェース、物理層インタフェース等を介してその受信ポートのリング対向ポートから送出されるように制御する。
フレーム判別部21は、この受信ポートがブロッキングポートであると判断すると(S902;YES)、そのフレームが導通確認用フレームか否かを判別する(S903)。具体的には、フレーム判別部21は、そのフレームのVLANタグフィールド内のタイプに導通確認用フレームを示す値が設定されているか否かを判別することにより、導通確認用フレームか否かを判別する。
フレーム判別部21は、このフレームが導通確認用フレームであると判断すると(S903;YES)、その導通確認用フレームに設定されているVLANIDが使用中のVLANIDか否かを更に判別する(S904)。この判別には、VLANID管理テーブル25が参照される。フレーム判別部21は、フレームが導通確認用フレームでないと判断した場合には(S903;NO)、そのフレームをブロッキング部22に送る。ブロッキング部22は、そのフレームの受信ポートがブロッキングポートであるためそのフレームを廃棄する(S909)。また、フレーム判別部21は、その導通確認用フレームに設定されているVLANIDが使用中のVLANIDでないと判断した場合(S904;NO)には、その導通確認用フレームを廃棄する(S909)。
フレーム判別部21は、その導通確認用フレームに設定されているVLANIDが使用中のVLANIDであると判断すると(S904;YES)、その導通確認用フレームをVLANID変換部23へ送る。VLANID変換部23は、VLANID管理テーブル25を参照することにより、この導通確認用フレームに設定されているVLANIDを変換するべきVLANIDが未だ存在するか否かを判別する(S905)。すなわち、VLANID変換部23は、使用中の全てのVLANIDについて導通確認用フレームを周回させたかを判別する。
VLANID変換部23は、変換するべきVLANIDが存在しないと判断すると(S905;NO)、その導通確認用フレームを導通確認用フレーム受信部24へ送る(S910)。導通確認用フレーム受信部24は、この導通確認用フレームの転送を止めそのフレームを保持すると共に、その導通確認用フレームの受信数も併せて保持する。
VLANID変換部23は、変換するべきVLANIDが未だ存在すると判断すると(S905;YES)、そのVLANIDをVLANID管理テーブル25から抽出し、その抽出されたVLANIDをその導通確認用フレームに設定する(S906)。VLANID変換部23は、このVLANIDの変換された導通確認用フレームをスイッチ部20へ送る(S907)。これにより、この導通確認用フレームは、スイッチ部20からその受信ポートのリング対向ポートから送出される。
〈実施形態の作用及び効果〉
本実施形態における導通確認システムでは、導通確認用フレームが各ブリッジ11、12、13及び14で順次転送されることによりリングネットワーク1を周回することでリングネットワーク1の導通確認が行われる。このとき、導通確認用フレームは、使用中VLANIDのいずれか1つが設定され、使用中VLANIDのブロッキングポートを持つブリッジ12においてそのブロッキングポートのリング対向ポートから送出される。
送出された導通確認用フレームは、各ブリッジ14、13、11で順次転送され送出元のブリッジ12のブロッキングポートで受信される。ブリッジ12のブロッキングポートに到達した導通確認用フレームは、そのVLANIDが使用中のVLANIDのうちのその他のVLANIDに変換されて再度リング対向ポートから送出される。
従って、本実施形態における導通確認システムによれば、使用中の全VLANIDについて導通確認を行うことができる。更に、この確認試験においても、ブロッキングポイントを有するブリッジが順次使用中のVLANIDに変換した導通確認用フレームを生成するため、ユーザは開始指示を出すのみでこの確認試験に要する工数をかなり少なくすることができる。
また、本実施形態における導通確認システムでは、この導通確認用フレームはタグVLANフレームフォーマットと同様のフレームフォーマットを持つように生成される。これにより、本実施形態におけるブリッジ以外の標準的なブリッジが本導通確認システムに含まれていたとしても同様の導通確認試験を行うことができる。
また、本実施形態におけるブリッジでは、VLANID管理テーブルにおいて使用中の各VLANIDがそれぞれインデックス値と対応付けられて管理されている。これにより、VLANIDを変換する際にインデックス値を1加算するだけで適切な変換すべきVLANIDを取得することができる。更に、適切に使用中の全VLANIDの導通確認を行うことができる。
〔補足〕
なお、上述の実施形態では、使用中の全VLANIDのブロッキングポートが同一ブリッジ12の同一ポートに設定される例を示したが、使用中の全VLANIDのうちの所定のグループ毎に異なるブリッジの異なるポートにブロッキングポートが設定された場合であっても本実施形態における導通確認システムによれば上述の説明と同様に実施可能である。
この場合には、ブロッキングポートを持つ各ブリッジにおいてVLANID管理テーブル25に異なる使用中VLANIDがそれぞれ管理されるようにすればよい。各VLANIDグループのブロッキングポートを持つ各ブリッジのブロッキングポートの対向ポートから導通確認用フレームがそれぞれ送出される。
〔第一変形例〕
上述の実施形態では、VLANID管理テーブル25として図5に示す例に基づいて説明した。VLANID管理テーブル25は、この例に限定されるものではなく、図10に示すような構成を持つようにしてもよい。図10は、VLANID管理テーブルの変形例を示す図である。
図10の例では、VLANID管理テーブル25は、システムで設定可能な全VLANID(1から4094)が設定されたレコードを持ち、各VLANIDについて使用フラグが設定される。使用中のVLANIDが1000から2000の場合には、VLANIDフィールドが1000から2000に設定されている各レコードの使用フラグフィールドにはそれぞれ使用中を示す値(1)が設定される。
図10に示すVLANID管理テーブル25が備えられる場合には、VLANID変換部23は以下のようにVLANID変換処理を行うようにすればよい。VLANID変換部23は、導通確認用フレームに設定されるVLANIDをインデックス値としてこのVLAN管理テーブル25を検索する。抽出されたレコードの使用フラグフィールドの値が0(未使用)の場合はその導通確認用フレームが破棄され、使用フラグフィールドの値が1(使用中)の場合はそのVLANIDに1が加算される。その加算されたVLANIDをインデックス値として再度VLANID管理テーブル25が検索され、抽出されたレコードの使用フラグフィールドの値が取得される。この処理が使用フラグフィールドの値が1(使用中)のレコードが取得できるまで繰返され、抽出されたレコードのVLANIDフィールド値により導通確認用フレームのVLANIDが変換される。もし、最後のレコード(VLANID=4094)まで検索されても使用フラグフィールドの値が1に設定されているレコードが抽出されなかった場合はVLANID変換終了とみなされ、VLANID変換を行わずその導通確認用フレームが導通確認用フレーム受信部24に送られる。
〔その他の変形例〕
上述の実施形態では、導通確認対象のVLANIDに関するブロッキングポートを有するブリッジにおいて導通確認開始指示が行われていたが、ブロッキングポートを有さないブリッジにおいて導通確認開始指示を行うようにしてもよい。図11は、本実施形態における導通確認システムの変形例の動作概要を示す図である。
この変形例では、導通確認用フレーム送信部29は、導通確認対象のVLANIDに関するブロッキングポートを自装置が持たないことをVLANID管理テーブル25等を参照することにより検知すると、ブロッキングポートを持たないブリッジから送出される導通確認用フレームであることを示す値が設定された仮導通確認用フレームを送出する。この値は、例えば、VLANタグ内のタイプ(TPID)値として設定されるようにしてもよい。
この変形例では、このような導通確認用フレームを受信したブリッジは以下のようにフレーム受信処理を行うようにすればよい。フレーム判別部21は、受信ポートがブロッキングポートであり受信フレームがブロッキングポートを持たないブリッジから送出された導通確認用フレームであると判別すると、VLANID変換部23にそのフレームを送る。VLANID変換部23は、そのフレームがブロッキングポートを持たないブリッジから送出された導通確認用フレームであることを検知すると、使用中のVLANIDのうちの始めに設定すべきVLANIDをそのフレームに設定する。VLANID変換部23は、その導通確認用フレームを通常の導通確認用フレーム、すなわちブロッキングポートを持たないブリッジから送出される導通確認用フレームであることを示す値の削除されたフレームとしてスイッチ部20へ送る。
このようにすれば、導通確認ユーザは、導通確認対象のVLANIDに関するブロッキングポートを有するブリッジを調べることなく、いずれか1つのブリッジから導通確認開始指示を行うことができるようになる。従って、より効率的に導通確認試験を実施することが可能となる。

Claims (8)

  1. 複数の仮想ネットワークを構築するために該複数の仮想ネットワークをそれぞれ識別するための複数のネットワーク識別子が設定されたフレームを中継する中継装置であって、
    通信ポートにおいて受信されたフレームが特定フレームか否かを判別するフレーム判別手段と、
    前記受信フレームが特定フレームと判別され且つ前記通信ポートがブロッキングポートである場合に、該特定フレームに設定されているネットワーク識別子を前記複数のネットワーク識別子のうちの他のネットワーク識別子に変換する変換手段と、
    前記変換手段によりネットワーク識別子の変換された特定フレームを前記通信ポートの対向ポートから送出する送出手段と、
    を備える中継装置。
  2. 前記変換手段は、
    前記複数のネットワーク識別子を管理する管理テーブルを更に有し、
    前記特定フレームに設定されているネットワーク識別子の変換の際に、前記管理テーブルから未だ特定フレームに設定されていない他のネットワーク識別子を取得する、
    請求項1に記載の中継装置。
  3. 前記変換手段は、前記管理テーブルを参照することにより未だ特定フレームに設定されていない他のネットワーク識別子が存在しないと判断すると、前記送出手段からの特定フレームの送出を終了する、
    請求項2に記載の中継装置。
  4. 特定フレーム送信の開始指示を受けた際に前記ブロッキングポートの存在を確認するポート確認手段と、
    前記ポート確認手段によりブロッキングポートが存在すると確認された場合に、前記複数のネットワーク識別子のうちのいずれか1つが設定された前記特定フレームを新たに生成するフレーム生成手段と、
    を更に備え、
    前記送出手段は、前記フレーム生成手段により生成された特定フレームを前記ブロッキングポートの対向ポートから送出する、
    請求項1から3のいずれかに記載の中継装置。
  5. 前記フレーム生成手段は、所定の送信フレーム数分、前記特定フレームを生成し、
    前記変換手段は、
    前記受信された特定フレームに設定されているネットワーク識別子を保持することにより同一ネットワーク識別子の設定された特定フレームの数を計測する計測手段と、
    前記計測手段により計測された特定フレームの数が前記所定の送信フレーム数と等しい場合に導通正常と判断する判断手段と、
    を有する請求項4に記載の中継装置。
  6. 前記フレーム生成手段は、前記ポート確認手段によりブロッキングポートが存在しないと確認された場合に、前記特定フレームと区別し得る仮特定フレームを生成し、
    前記送出手段は、前記フレーム生成手段により生成された仮特定フレームを所定のポートから送出する、
    請求項4又は5に記載の中継装置。
  7. 複数の仮想ネットワークを構築するために該複数の仮想ネットワークをそれぞれ識別するための複数のネットワーク識別子が設定されたフレームを中継する中継装置において実行される導通確認方法であって、
    前記中継装置の通信ポートにおいて受信されたフレームが特定フレームか否かを判別するフレーム判別ステップと、
    前記受信フレームが特定フレームと判別され且つ前記通信ポートがブロッキングポートである場合に、該特定フレームに設定されているネットワーク識別子を前記複数のネットワーク識別子のうちの他のネットワーク識別子に変換する変換ステップと、
    前記変換ステップによりネットワーク識別子の変換された特定フレームを前記通信ポートの対向ポートから送出する送出ステップと、
    を備える導通確認方法。
  8. 複数の仮想ネットワークを構築するために該複数の仮想ネットワークをそれぞれ識別するための複数のネットワーク識別子のうちのいずれか1つが設定されたフレームを中継する中継装置内の導通確認回路であって、
    前記中継装置内の通信ポートにおいて受信されたフレームが特定フレームか否かを判別するフレーム判別手段と、
    前記受信フレームが特定フレームと判別され且つ前記通信ポートがブロッキングポートである場合に、該特定フレームに設定されているネットワーク識別子を前記複数のネットワーク識別子のうちの他のネットワーク識別子に変換する変換手段と、
    前記変換手段によりネットワーク識別子の変換された特定フレームが前記通信ポートの対向ポートから送出されるように該特定フレームを前記中継装置内のスイッチ回路方向へ送出手段と、
    を備える導通確認回路。
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