JP2017069638A - 通信システム及び通信システム管理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】伝送装置の管理用のIPアドレス等の設定及び管理の作業を容易にしてその手間及びコストを低減できる技術を提供する。【解決手段】通信システムにおいて、スイッチ装置は、管理IP網に接続される第1の管理ポートと、伝送装置とのリンクに接続される第1のポートとを含む。伝送装置は、管理IP網に接続される第2の管理ポートと、スイッチ装置とのリンクに接続される第2のポートとを含む。スイッチ装置の管理部は、管理端末から受信した指示に基づいて、第2の管理ポートのIPアドレスを含む情報の設定変更に関する指示を格納した制御フレームを作成して、第1のポートから送信する。伝送装置の管理部は、スイッチ装置から受信した制御フレームに格納されている指示に基づいて、第2の管理ポートのIPアドレスの設定変更を実行する。【選択図】図1
Description
本発明は、通信技術に関する。また、本発明は、通信システムの運用管理保守に係わる技術に関する。
通信システムとして、通信用バックボーンネットワークと利用者網とが接続されてネットワークを構成するシステム等がある。その通信システムとして、通信用バックボーンネットワークに接続されてレイヤ2やレイヤ3の転送を行うスイッチ装置と、利用者網に接続されて波長分割多重(WDM:Wavelength Division Multiplexing)を行う伝送装置とが接続されるシステムがある。この伝送装置は、メディアコンバータとも呼ばれ、通信用バックボーンネットワークからの電気信号または光信号を、WDMにより光信号に変換し、利用者網の光ケーブルに乗せて伝送する。WDMでは、1本の光ケーブルに、複数の異なる波長の光信号が乗せられる。
また、通信システムの運用管理保守(OAM:Operations, Administration, and Maintenance)のための技術として、IP(Internet Protocol)を用いた方式や、イーサネット(登録商標)を用いたOAM方式等がある。説明上、前者を「IP方式」、後者を「イーサネットOAM方式」と称する。IP方式の場合、スイッチ装置及び伝送装置のそれぞれに、管理用のIP網を通じて、管理端末が接続される。管理者は、管理端末から、IP網を通じて、遠隔でスイッチ装置や伝送装置にアクセスし、スイッチ装置や伝送装置の運用管理保守を行う。
通信システム及びその運用管理保守に係わる先行技術例として、特開2012−120073号公報(特許文献1)が挙げられる。特許文献1には、ネットワークシステムとして、OAMの接続性確認(CC:Continuity Check)機能を用いて、伝送路の障害を、メディアコンバータに接続されたスイッチングハブへ通知する旨が記載されている。
従来技術の通信システム及びその運用管理保守では、IP方式の場合、伝送装置の管理のために、伝送装置のポートの1つである管理ポートに、IPアドレスやVLANアドレス等の設定が必要である。管理端末は、IP網を通じて、そのIPアドレス等を宛先として、伝送装置にアクセスする。従来技術では、伝送装置の管理ポートのIPアドレス等の設定及び管理の作業に、比較的手間及びコストを要する。
また、従来技術では、管理端末からIP網を通じて遠隔で伝送装置の管理ポートのIPアドレス等の設定を変更しようとする場合、当該遠隔の通信自体で必要なアドレスを変更しようとしているため、当該設定を適切に制御できない場合がある。即ち、その設定変更作業によって、通信不可能になる可能性や通信障害が発生する可能性がある。
本発明の目的は、通信システム及びその運用管理保守の技術に関して、伝送装置のIPアドレス等の設定及び管理の作業を容易にしてその手間及びコストを低減でき、伝送装置のIPアドレス等の設定変更を適切に制御して伝送装置を含むシステムの遠隔管理を実現できる技術を提供することである。
本発明のうち代表的な実施の形態は、通信システム、及び通信システム管理方法であって、以下に示す構成を有することを特徴とする。
一実施の形態の通信システムは、スイッチ装置と、伝送装置と、管理端末と、を備える通信システムであって、前記スイッチ装置は、管理IP網に接続され、IPアドレスを含む情報が設定される第1の管理ポートと、前記伝送装置とのリンクに接続される第1のポートと、第1の管理部と、を有し、前記伝送装置は、前記管理IP網に接続され、IPアドレスを含む情報が設定される第2の管理ポートと、前記スイッチ装置とのリンクに接続される第2のポートと、第2の管理部と、を有し、前記第1の管理部は、前記管理端末からの指示を前記第1の管理ポートを通じて受信し、前記前記管理端末からの指示に基づいて前記第2の管理ポートのIPアドレスの設定変更に関する指示を格納した制御フレームを作成して、前記第1のポートから送信し、前記第2の管理部は、前記第2のポートを通じて受信した前記制御フレームに格納されている指示に基づいて、前記第2の管理ポートのIPアドレスの設定変更を実行する。
一実施の形態の通信システム管理方法は、スイッチ装置と、伝送装置と、管理端末と、を備える通信システムにおける通信システム管理方法であって、前記スイッチ装置は、管理IP網に接続され、IPアドレスを含む情報が設定される第1の管理ポートと、前記伝送装置とのリンクに接続される第1のポートと、第1の管理部と、を有し、前記伝送装置は、前記管理IP網に接続され、IPアドレスを含む情報が設定される第2の管理ポートと、前記スイッチ装置とのリンクに接続される第2のポートと、第2の管理部と、を有し、前記通信システム管理方法は、前記通信システムで実行されるステップとして、前記第1の管理部により、前記管理端末からの指示を前記第1の管理ポートを通じて受信し、前記管理端末からの指示に基づいて前記第2の管理ポートのIPアドレスの設定変更に関する指示を格納した制御フレームを作成して、前記第1のポートから送信するステップと、前記第2の管理部により、前記第2のポートを通じて受信した前記制御フレームに格納されている指示に基づいて、前記第2の管理ポートのIPアドレスの設定変更を実行するステップと、を有する。
本発明のうち代表的な実施の形態によれば、通信システム及びその運用管理保守の技術に関して、伝送装置のIPアドレス等の設定及び管理の作業を容易にしてその手間及びコストを低減でき、伝送装置のIPアドレス等の設定変更を適切に制御して伝送装置を含むシステムの遠隔管理を実現できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において同一部には原則として同一符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
(実施の形態)
図1〜図7を用いて、本発明の実施の形態の通信システム及びその管理方法について説明する。実施の形態の通信システム管理方法は、実施の形態の通信システムで実行されるステップを含む方法である。
図1〜図7を用いて、本発明の実施の形態の通信システム及びその管理方法について説明する。実施の形態の通信システム管理方法は、実施の形態の通信システムで実行されるステップを含む方法である。
[通信システム]
図1は、実施の形態の通信システムの構成を示す。実施の形態の通信システムは、スイッチ装置1、伝送装置2、管理端末3を有する。スイッチ装置1及び伝送装置2は、管理用のIP網4を通じて、管理端末3と接続されている。
図1は、実施の形態の通信システムの構成を示す。実施の形態の通信システムは、スイッチ装置1、伝送装置2、管理端末3を有する。スイッチ装置1及び伝送装置2は、管理用のIP網4を通じて、管理端末3と接続されている。
スイッチ装置1は、通信用バックボーンネットワーク101及び伝送装置2に接続され、レイヤ2及びレイヤ3の転送を行う装置である。スイッチ装置1は、制御部11、記憶部12、通信部13を有する。制御部11は、スイッチ装置1を制御し、CPU、ROM、RAM等により構成される。記憶部12は、一次記憶装置や二次記憶装置で構成され、制御部11等が使用するプログラムや各種のデータが格納される。
制御部11は、管理部100を含む。管理部100は、通信システムのOAMに係わる処理を行う。管理部100は、例えばソフトウェアプログラム処理で実現される。なお、管理部100は、FPGA(Field-Programmable Gate Array)等のハードウェア回路で実現されてもよい。スイッチ装置1の管理部100は、G986に基づいた制御通信で、伝送装置2の管理部200と連係する。管理部100は、管理端末3からの指示に応じて、OAMに係わる処理を行う。
通信部13は、通信用バックボーンネットワーク101、伝送装置2、及び管理端末3との通信を行う。通信部13は、通信ポートである複数のポートを有し、複数のポートとして、ポート51,52,53を有する。通信部13は、FPGA、または、ラインカードやスイッチLSI等により構成される。
伝送装置2は、制御部21、記憶部22、通信部23を有する。制御部21は、伝送装置2を制御し、CPU等により構成される。記憶部22は、一次記憶装置や二次記憶装置で構成され、制御部22等が使用するプログラムや各種のデータが格納される。
制御部21は、管理部200を含む。管理部200は、通信システムのOAMに係わる処理を行う。この処理は、特に、伝送装置2の設定を制御する処理を含む。管理部200は、例えばソフトウェアプログラム処理で実現される。なお、管理部200は、FPGA等のハードウェア回路で実現されてもよい。管理部200は、管理端末3からの指示に応じて、OAMに係わる処理を行う。
通信部23は、利用者網102、スイッチ装置1、及び管理端末3との通信を行う。通信部23は、通信ポートである複数のポートを有し、複数のポートとして、ポート61,62,63を有する。通信部23は、例えば、ラインカード、WDMモジュール、光アンプモジュール等により構成される。
ラインカードは、イーサネット等の通信インタフェースに対応したモジュールであり、必要に応じて筐体への挿抜により増減が可能となっている。WDMモジュールは、所定の光通信インタフェースにおけるWDMに対応した変換処理を行うモジュールである。WDMモジュールは、スイッチ装置1からの光信号を、合波により、利用者網102への光信号に変換し、また、利用者網102からの光信号を、分波により、スイッチ装置1への光信号に変換する。光アンプモジュールは、長距離通信に対応して、利用者網102で伝送する光信号を増幅するモジュールである。
スイッチ装置1は、所定の通信インタフェースのポート51で、通信用バックボーンネットワーク101と接続されている。この所定の通信インタフェースは、例えばイーサネット(登録商標)であり、電気信号または光信号を伝送するケーブルを含み、伝送レートが例えば1Gbpsである。
伝送装置2は、所定の光通信インタフェースのポート61で、利用者網102と接続されている。この所定の通信インタフェースは、例えばイーサネット(登録商標)であり、光信号を伝送するケーブルを含み、伝送レートが例えば10Gbps〜100Gbpsである。
スイッチ装置1と伝送装置2は、通常のデータ通信用に、所定の通信インタフェースで接続されている。即ち、スイッチ装置1の所定の通信インタフェースの第1のポートであるポート52と、伝送装置2の所定の通信インタフェースの第2のポートであるポート62とが接続されている。この所定の通信インタフェースは、例えばイーサネット(登録商標)であり、光信号を伝送するケーブルを含み、伝送レートが例えば1Gbpsである。
スイッチ装置1及び伝送装置2は、IP方式の管理状態では、それぞれ、管理ポートで、IP網4を通じて管理端末3に接続されている。スイッチ装置1の第1の管理ポートであるポート53は、管理用のIPアドレスやVLANアドレスが設定されている。伝送装置2の第2の管理ポートであるポート63は、管理用のIPアドレスやVLANアドレスが設定されている。
また、スイッチ装置1と伝送装置2は、後述の制御通信用に、所定の通信インタフェースで接続される。実施の形態では、スイッチ装置1の第1のポートであるポート52と、伝送装置2の第2のポートであるポート62とが接続されるリンクを用いて、この制御通信が行われる。即ち、ポート52及びポート62は、通常のデータ通信と制御通信とで共用される。この所定の通信インタフェースは、例えば、G986に基づいたイーサネットOAMである。
管理端末3は、一般的なPC等で構成される。OAM作業を行う管理者は、管理端末3を操作する。管理端末3は、一般的なユーザインタフェースとしてコマンドラインインタフェースを有する。管理端末3は、入力装置や表示装置を備える。管理者は、管理端末3の表示装置のコマンドライン画面で、指示等のコマンドを入力し、また、コマンドライン画面に出力されるコマンド処理結果情報等の情報を見る。管理端末3は、TCP/IPプロトコル、及びtelnet等のプロトコルで、IP網4を通じて、スイッチ装置1または伝送装置2に接続する。
[OAM方式]
前述の課題に関して、従来の通信システムにおける伝送装置の管理用のIPアドレス等を用いたIP方式に対して、実施の形態では、伝送装置2のIPアドレス等を用いないOAM方式を導入する。このOAM方式として、スイッチ装置1と伝送装置2との間で制御通信を可能とする方式として、イーサネットOAM方式を適用する。イーサネットOAM方式として、G986で規定される方式が挙げられる。イーサネットOAMは、イーサネット(登録商標)の拡張仕様の1つであり、IEEE802.1ag等で標準化されている。G986は、JT−G986等で規定されている、1Gbpsポイント・ツー・ポイントイーサネット規定光アクセスシステムの標準規格である。G986は、OAMに係わる制御通信を可能とするプロトコルやフレームフォーマット等の規定を含んでいる。
前述の課題に関して、従来の通信システムにおける伝送装置の管理用のIPアドレス等を用いたIP方式に対して、実施の形態では、伝送装置2のIPアドレス等を用いないOAM方式を導入する。このOAM方式として、スイッチ装置1と伝送装置2との間で制御通信を可能とする方式として、イーサネットOAM方式を適用する。イーサネットOAM方式として、G986で規定される方式が挙げられる。イーサネットOAMは、イーサネット(登録商標)の拡張仕様の1つであり、IEEE802.1ag等で標準化されている。G986は、JT−G986等で規定されている、1Gbpsポイント・ツー・ポイントイーサネット規定光アクセスシステムの標準規格である。G986は、OAMに係わる制御通信を可能とするプロトコルやフレームフォーマット等の規定を含んでいる。
実施の形態では、第1の方式であるIP方式による管理状態から、第2の方式であるG986を用いたイーサネットOAM方式による管理状態へ切り替えるように、伝送装置2のIPアドレス等の設定を変更する機能を有する。また、実施の形態では、第2の方式の管理状態から、第1の方式の管理状態へ切り替えるように、伝送装置2のIPアドレス等の設定を変更する機能を有する。
前者のIP方式による管理状態では、管理用のIPアドレス等を用いて、管理端末3からIP網4を通じて伝送装置2にアクセスして伝送装置2の状態を管理する。一方、後者のイーサネットOAM方式では、管理端末3からスイッチ装置1を経由して遠隔で伝送装置2の状態を管理する。即ち、管理者は、管理端末3からIP網4を通じてスイッチ装置1にアクセスし、スイッチ装置1からG986に基づいた制御通信で伝送装置2にアクセスし、伝送装置2の設定等を制御する。イーサネットOAM方式の管理状態へ切り替える際、設定変更として、具体的には、伝送装置2の管理ポートのIPアドレス及びVLANアドレス等の設定情報が削除される。これにより、伝送装置2の管理ポートにIPアドレス等を設定してそれを維持管理する作業を基本的に不要にすることができる。
しかし、従来の通信システムにおけるIP方式の管理状態に対し、G986のようなIPを用いないイーサネットOAM方式を導入するにあたり、以下のような課題がある。従来、単にG986のOAM方式をそのまま導入しただけでは、伝送装置の管理用のIPアドレス等の設定変更を適切に実現することができず、伝送装置の遠隔管理が実現できない。
伝送装置の設定は、管理ポートのIPアドレスやVLANアドレス等の複数の設定を含む。この設定を変更する場合、複数の設定情報をまとめて正しく変更する必要がある。例えば、変更前の値を、IPアドレス=A1、VLANアドレス=V1とし、変更後の値を、IPアドレス=A2、VLANアドレス=V2とする。設定変更として、削除の場合には、A1値やV1値は削除され、A2値やV2値は存在しない。
この前提状態から、伝送装置の管理用のIPアドレス等の設定を変更する方法として、以下が挙げられる。設定変更として、例えばIPアドレス等の設定情報を削除する場合とする。
第1の方法として、管理端末からIP網を通じて伝送装置にアクセスし、IPアドレス等の設定を変更する。この場合、管理端末から、伝送装置の管理ポートのIPアドレス等を宛先として当該伝送装置にアクセスし、当該管理ポートのIPアドレス等の設定情報を変更する。
しかし、第1の方法の場合、管理端末と伝送装置との通信自体に必要なIPアドレスやVLANアドレスを変更しようとするものである。そのため、当該IPアドレスやVLANアドレスの変更により、当該通信自体が通信不可能な状態になってしまい、当該設定変更作業を完遂できない場合がある。あるいは、当該設定変更の結果、通信障害が生じる可能性がある。したがって、実施の形態では、第1の方法を採用しない。実施の形態では、以下の第2の方法を採用する。
第2の方法として、従来の通信システムにG986のような方式を導入して、スイッチ装置1と伝送装置2を接続し、スイッチ装置1と伝送装置2との間でOAMに係わる制御通信を可能とする。スイッチ装置1と伝送装置2とが、G986に従う通信インタフェース及びプロトコルで制御通信が可能なように接続される。スイッチ装置1のポート52と伝送装置2のポート62との間がケーブルで接続され、当該ポート間では、所定の制御フレームが授受される。
そして、管理端末3から、スイッチ装置1を経由して、G986に基づいた制御通信で伝送装置2にアクセスして、伝送装置2の設定を変更し、状態を管理する。IP方式の管理状態から、G986に基づいたイーサネットOAM方式の管理状態へ切り替える際、管理端末3からスイッチ装置1にアクセスし、所定の指示を送信する。スイッチ装置1は、管理端末3からの指示に応じて、G986に基づいた制御通信で伝送装置2にアクセスし、所定の指示を格納した制御フレームを送信する。伝送装置2は、スイッチ装置1からの制御フレームに格納されている指示に応じて、伝送装置2の管理ポートであるポート63のIPアドレス等の設定情報を削除する。これにより、当該管理ポートを通じた管理用の通信が無効になるので、G986に基づいたイーサネットOAM方式の管理状態へ切り替えられる。
[G986の拡張機能]
実施の形態における管理端末3は、G986に基づいた拡張機能を用いて、スイッチ装置1経由で伝送装置2の設定変更を制御する。実施の形態のスイッチ装置1及び伝送装置2は、G986に基づいた拡張機能の実装を有する。スイッチ装置1と伝送装置2は、G986で規定されているイーサネットフレームのフォーマットに基づいて構成される、下記の特有の制御フレームを用いて、特有の制御通信を行う。スイッチ装置1及び伝送装置2は、G986に基づいて一部拡張された実装として、その制御フレーム、及びそれを作成及び解釈するプログラム等の実装を含む。
実施の形態における管理端末3は、G986に基づいた拡張機能を用いて、スイッチ装置1経由で伝送装置2の設定変更を制御する。実施の形態のスイッチ装置1及び伝送装置2は、G986に基づいた拡張機能の実装を有する。スイッチ装置1と伝送装置2は、G986で規定されているイーサネットフレームのフォーマットに基づいて構成される、下記の特有の制御フレームを用いて、特有の制御通信を行う。スイッチ装置1及び伝送装置2は、G986に基づいて一部拡張された実装として、その制御フレーム、及びそれを作成及び解釈するプログラム等の実装を含む。
また、実施の形態の通信システムでは、独自の実装として、IP方式の管理状態と、G986に基づいたイーサネットOAM方式の管理状態との切り替えを制御する機能の実装を含む。
[制御フレーム]
図2の(A)は、G986に基づいた制御フレームのフォーマット構成を示す。このフレームは、フィールドとして、順に、宛先MACアドレス、送信元MACアドレス、拡張イーサタイプ、プロトコル識別子、メッセージ、等を有する。更に、「メッセージ」フィールドは、フィールドとして、メッセージタイプ201、メッセージ識別子202、メッセージコンテンツ203、等を含む。「メッセージタイプ」フィールドには、G986に基づいたOAMに係わる特定のタイプが記述される。「メッセージ識別子」フィールドには、当該メッセージを一意に識別する識別子が記述される。「メッセージコンテンツ」フィールドには、OAMに係わる指示内容等が記述される。
図2の(A)は、G986に基づいた制御フレームのフォーマット構成を示す。このフレームは、フィールドとして、順に、宛先MACアドレス、送信元MACアドレス、拡張イーサタイプ、プロトコル識別子、メッセージ、等を有する。更に、「メッセージ」フィールドは、フィールドとして、メッセージタイプ201、メッセージ識別子202、メッセージコンテンツ203、等を含む。「メッセージタイプ」フィールドには、G986に基づいたOAMに係わる特定のタイプが記述される。「メッセージ識別子」フィールドには、当該メッセージを一意に識別する識別子が記述される。「メッセージコンテンツ」フィールドには、OAMに係わる指示内容等が記述される。
図2の(B)は、実施の形態で特有の制御フレームの第1の例を示す。「メッセージ」フィールドにおいて、「メッセージタイプ」フィールドには、特定のタイプ、例えば“debug”が記述される。「メッセージコンテンツ」フィールドには、例えば、管理IPアドレス削除指示が、所定の形式の文字列で記述される。所定の形式の文字列の一例は、“delete ip <port#> …”等であり、<port#>で指定したポート番号の管理ポートに関する既存のIPアドレスの設定情報を削除する指示を示す。なお、VLANアドレスや経路情報に関しても同様に記述可能である。
図2の(D)は、実施の形態で特有の制御フレームの第2の例を示す。「メッセージコンテンツ」フィールドには、例えば、管理IPアドレス設定指示が、所定の形式の文字列で記述される。所定の形式の文字列の一例は、“configure ip <ip address> <port#> …”等であり、<port#>で指定したポート番号の管理ポートに、<ip address>で指定したIPアドレスを設定する指示を示す。なお、VLANアドレスや経路情報に関しても同様に記述可能である。
[管理状態の遷移]
以下、図3〜図7を用いて、実施の形態の通信システム及び管理方法における管理状態の遷移を示す。本遷移では、G986導入以前のIPを用いたIP方式の管理状態から、G986導入によるイーサネットOAM方式の制御通信を用いた管理状態への切り替えを含む。更に、本遷移では、その後、G986導入後のイーサネットOAM方式の管理状態から、IP方式の管理状態へ戻すように切り替える場合の遷移を含む。
以下、図3〜図7を用いて、実施の形態の通信システム及び管理方法における管理状態の遷移を示す。本遷移では、G986導入以前のIPを用いたIP方式の管理状態から、G986導入によるイーサネットOAM方式の制御通信を用いた管理状態への切り替えを含む。更に、本遷移では、その後、G986導入後のイーサネットOAM方式の管理状態から、IP方式の管理状態へ戻すように切り替える場合の遷移を含む。
[(1)IP方式の管理状態]
図3は、実施の形態において、第1の状態として、管理用のIPアドレス等を用いたIP方式の管理状態を示す。図3の第1の状態は、G986に基づいたイーサネットOAM方式の導入前の状態である。図3の基本的な構成は、図1の構成と同様であるが、G986に基づいたイーサネットOAM方式の接続はまだされておらず、ポート52及びポート62は、G986に基づいた制御通信が可能な状態には設定されていない。ポート52とポート62は、イーサネットの通信インタフェースに対応したケーブルで接続されており、通常のデータ通信が可能な状態に設定されている。
図3は、実施の形態において、第1の状態として、管理用のIPアドレス等を用いたIP方式の管理状態を示す。図3の第1の状態は、G986に基づいたイーサネットOAM方式の導入前の状態である。図3の基本的な構成は、図1の構成と同様であるが、G986に基づいたイーサネットOAM方式の接続はまだされておらず、ポート52及びポート62は、G986に基づいた制御通信が可能な状態には設定されていない。ポート52とポート62は、イーサネットの通信インタフェースに対応したケーブルで接続されており、通常のデータ通信が可能な状態に設定されている。
なお、図3で、各ポートの識別情報を以下とする。ポートの識別情報は、ポート番号等に相当する。スイッチ装置1のポート51,52,53の識別情報を、それぞれ、P1,P2,P3とする。伝送装置2のポート61,62,63の識別情報を、それぞれ、P5,P6,P7とする。スイッチ装置1や伝送装置2は、自身が持つポートの識別情報等を把握している。
図3の第1の状態では、伝送装置2の管理ポートであるポート63には、管理用のIPアドレス及びVLANアドレスが設定済みである。このIPアドレスをA1とし、VLANアドレスをV1とする。管理端末3は、その管理用のIPアドレス等を用いて、伝送装置2と管理用の通信を行い、これにより伝送装置2の状態を管理している。
同様に、スイッチ装置1の管理ポートであるポート53には、管理用のIPアドレス及びVLANアドレスが設定済みである。このIPアドレスをa1とし、VLANアドレスをv1とする。管理端末3は、その管理用のIPアドレス等を用いて、スイッチ装置1と管理用の通信を行い、これによりスイッチ装置1の状態を管理している。
[(2)G986に基づいた接続状態]
図4は、第2の状態として、スイッチ装置1と伝送装置2とがG986に基づいたイーサネットOAM方式で接続された状態を示す。新たに、スイッチ装置1のポート52が、G986に基づいた制御通信が可能な状態に設定されている。また、伝送装置2のポート62が、G986に基づいた制御通信が可能な状態に設定されている。
図4は、第2の状態として、スイッチ装置1と伝送装置2とがG986に基づいたイーサネットOAM方式で接続された状態を示す。新たに、スイッチ装置1のポート52が、G986に基づいた制御通信が可能な状態に設定されている。また、伝送装置2のポート62が、G986に基づいた制御通信が可能な状態に設定されている。
図4で、第2の状態にするための作業及び処理のステップとして、S201〜S205を有し、以下、ステップの順に説明する。なお、作業は、管理者の指示に基づいて、現場の作業者により行われるものとする。
(S201) G986の導入にあたり、作業者により、まず、ケーブル等の物理的な接続がされ、対応するポートが設定される。作業者により、ポート52とポート62との間がケーブルで接続されていない場合には接続される。本例では、図3の状態でポート52とポート62との間が接続済みであるため、このケーブル接続作業は不要である。
(S202) 管理者は、管理端末3から、スイッチ装置1のG986に基づいた制御通信を有効化するための指示を、IP網4を通じて、スイッチ装置1へ送信する。この指示を、「G986有効化指示」とする。この有効化は、G986に基づいた制御通信を行う機能をオフ状態からオン状態に切り替えるイネーブルに相当する。この指示の宛先は、ポート53のIPアドレス等である。
(S203) スイッチ装置1は、管理端末3からのS202の指示をポート53で受信し、管理部100へ転送する。管理部100は、その指示に従い、G986に対応した識別情報がP2のポート52における制御通信を有効化する。通信部13では、ポート52に関する制御通信の有効または無効の状態が管理されており、この有効化によってポート52は制御通信が有効の状態になる。
(S204) 同様に、管理者は、管理端末3から、スイッチ装置1のG986に基づいた制御通信を有効化するための指示である「G986有効化指示」を、伝送装置2へ送信する。この指示の宛先は、ポート63のIPアドレス等である。
(S205) 伝送装置2は、S204の管理端末3からの指示をポート63で受信し、管理部200へ転送する。管理部200は、その指示に従い、G986に対応した識別情報がP6のポート62における制御通信を有効化する。通信部13では、ポート62に関する制御通信の有効または無効の状態が管理されており、この有効化によってポート62は制御通信が有効の状態になる。
図示しないが、スイッチ装置1の管理部100は、管理端末3からの指示に対する応答として、有効化が正常にされたことを示す応答を、ポート53から管理端末3へ送信する。同様に、伝送装置2の管理部200は、管理端末3からの指示に対する応答として、有効化が正常にされたことを示す応答を、ポート63から管理端末3へ送信する。
上記スイッチ装置1及び伝送装置2の両方でG986の制御通信が有効化されることにより、以下のように、スイッチ装置1から伝送装置2の設定が制御可能となる。
[(3)G986を用いた管理状態への切り替え]
図5は、第3の状態として、伝送装置2の管理用のIPアドレス等を削除する設定変更により、図3の管理用のIPアドレスを用いたIP方式の管理状態から、G986に基づいたイーサネットOAM方式の管理状態へ切り替える際の状態を示す。
図5は、第3の状態として、伝送装置2の管理用のIPアドレス等を削除する設定変更により、図3の管理用のIPアドレスを用いたIP方式の管理状態から、G986に基づいたイーサネットOAM方式の管理状態へ切り替える際の状態を示す。
図5で、第3の状態における作業及び処理のステップとして、S301〜S304を有し、以下、ステップの順に説明する。
(S301) 管理者は、図4の状態になった後、管理端末3から、IP方式の管理状態からG986に基づいたイーサネットOAM方式の管理状態へ切り替えるための指示を、スイッチ装置1へ送信する。この指示は、伝送装置2の管理用のIPアドレス等の設定情報を削除する指示である。この指示を、「管理IPアドレス削除指示」とする。この指示の宛先は、ポート53のIPアドレス等である。
(S302) スイッチ装置1は、管理端末3からのS301の指示をポート53で受信し、管理部100へ転送する。管理部100は、その指示に従い、管理IPアドレス削除指示を格納した特有の制御フレームを作成し、通信部13のポート52へ転送する。管理部100は、図2の(B)のように、制御フレームの「メッセージコンテンツ」フィールドに、管理IPアドレス削除指示を格納する。
伝送装置2の管理ポートに、IPアドレスだけでなく、VLANアドレス等が設定されている場合には、制御フレームの中に、IPアドレス削除指示と共に、VLANアドレス削除指示を格納してもよい。また、変形例として、管理部100は、IPアドレス削除指示を格納した制御フレームやVLANアドレス削除指示を格納した制御フレームを作成し、それらの複数の制御フレームを用いて制御してもよい。
(S303) 通信部13は、ポート52から、S302の制御フレームを送信する。伝送装置2の通信部23は、スイッチ装置1からのS302の制御フレームをポート62で受信し、管理部200へ転送する。
(S304) 管理部200は、S303の制御フレームに格納されている指示を参照する。管理部200は、図2の(B)のような制御フレームの「メッセージコンテンツ」フィールドから、管理IPアドレス削除指示を取り出す。管理部200は、その管理IPアドレス削除指示に従い、ポート63に設定されている管理用のIPアドレスの設定情報を削除する。同様に、管理部200は、受け取った制御フレームの中に、VLANアドレス削除指示が格納されている場合には、そのVLANアドレス削除指示に従い、ポート63に設定されている管理用のVLANアドレスの設定情報を削除する。これにより、ポート63の設定が変更される。
その後、図示しないが、伝送装置2から、スイッチ装置1へ、S303の制御フレームに対応する応答として、管理IPアドレス削除が正しく行われたかどうかを示す応答が返される。そして、スイッチ装置1から、管理端末3へ、S301の指示に対する応答として、管理IPアドレス削除が正しく行われたかどうかを示す応答が返される。管理IPアドレス削除等が正しく行われた場合は、即ち、IP方式の管理状態から、G986に基づいたイーサネットOAM方式の管理状態へ切り替えられたことを示す。
[(4)G986を用いた管理状態]
図6は、第4の状態として、G986に基づいたイーサネットOAM方式の管理状態を示す。この状態では、管理端末3から、スイッチ装置1の状態が管理されると共に、スイッチ装置1経由で伝送装置2の状態が管理される。
図6は、第4の状態として、G986に基づいたイーサネットOAM方式の管理状態を示す。この状態では、管理端末3から、スイッチ装置1の状態が管理されると共に、スイッチ装置1経由で伝送装置2の状態が管理される。
図6で、第4の状態における作業及び処理のステップとして、S401〜S406を有し、以下、ステップの順に説明する。
(S401) 管理者は、OAMの内容として、例えば伝送装置2の状態を確認及び検出したい場合、以下のように、管理端末3から、IP網4を通じて、スイッチ装置1へ、OAMに係わる指示を送信する。この指示を「状態検出指示」とする。この指示の宛先は、ポート53のIPアドレス等である。
(S402) スイッチ装置1は、管理端末3からのS401の指示をポート53で受信し、管理部100へ転送する。管理部100は、その指示の内容を参照し、その指示の内容が、伝送装置2のOAMに係わるものである場合、伝送装置2に送信するための制御フレームを作成する。本例では、管理部100は、その指示の内容が、伝送装置2のOAMに係わる状態検出指示であるため、その状態検出指示を格納した特有の制御フレームを作成し、通信部13のポート52へ転送する。管理部100は、図2の(C)のように、制御フレームの「メッセージコンテンツ」フィールドに、伝送装置2に関する状態検出指示を格納する。状態検出指示の内容の詳細は、各種が挙げられるが、一例として、伝送装置2内のポートの状態を検出する指示とする。
(S403) 通信部13は、ポート52から、S402の制御フレームを送信する。伝送装置2の通信部23は、その制御フレームをポート62で受信し、管理部200へ転送する。
(S404) 管理部200は、その制御フレームに格納されている状態検出指示に従い、伝送装置2内のポート等の状態を検出する処理を行う。そして、管理部200は、その検出された状態を含む、スイッチ装置1への応答情報を格納した制御フレームを作成し、通信部23のポート62へ転送する。
(S405) 通信部23は、ポート62から、S404の制御フレームを送信する。スイッチ装置1の通信部13は、その制御フレームをポート52で受信し、管理部100へ転送する。
(S406) 管理部100は、S405の制御フレームに格納されている応答情報を取得し、その応答情報から、管理端末3への応答情報を作成し、その応答情報を格納したIPのパケットを、通信部13のポート53から管理端末3へ送信する。管理端末3は、IP網4を通じて、スイッチ装置1から、そのパケットを受信し、そのパケットに格納されている応答情報を取得する。管理端末3は、その応答情報を、コマンドライン画面に出力する。これにより、管理者は、伝送装置2のポート等の状態を確認及び検出することができる。
[(5)IPを用いた管理状態への切り替え]
図7は、第5の状態として、伝送装置2に管理用のIPアドレス等を再度設定する設定変更により、図6のG986に基づいたイーサネットOAM方式の管理状態から、管理用のIPアドレスを用いたIP方式の管理状態へ切り替える際の状態を示す。
図7は、第5の状態として、伝送装置2に管理用のIPアドレス等を再度設定する設定変更により、図6のG986に基づいたイーサネットOAM方式の管理状態から、管理用のIPアドレスを用いたIP方式の管理状態へ切り替える際の状態を示す。
図7で、第5の状態における作業及び処理のステップとして、S501〜S509を有し、以下、ステップの順に説明する。管理者は、何らかの理由、例えばG986に基づいた運用で何か問題が生じた等の理由で、IP方式の管理状態へ戻したい場合には、この切り替えを実行する。
(S501) 管理者は、管理端末3から、IP方式に戻すように切り替えるための指示として、伝送装置2に管理用のIPアドレス等を再度設定するための指示を、スイッチ装置1へ送信する。この指示を、「管理IPアドレス設定指示」とする。この指示の宛先は、ポート53のIPアドレス等である。
(S502) スイッチ装置1は、管理端末3からのS501の指示をポート53で受信し、管理部100へ転送する。管理部100は、その指示に従い、管理IPアドレス設定指示を格納した制御フレームを作成し、通信部13のポート52へ転送する。
伝送装置2の管理ポートに、IPアドレスだけでなく、VLANアドレス等を設定する場合には、制御フレームの中に、IPアドレス設定指示と共に、VLANアドレス設定指示を格納してもよい。また、変形例として、管理部100は、IPアドレス設定指示を格納した制御フレームやVLANアドレス設定指示を格納した制御フレームを作成し、それらの複数の制御フレームを用いて制御してもよい。
(S503) 通信部13は、ポート52からS502の制御フレームを送信する。伝送装置2の通信部23は、その制御フレームをポート62で受信し、管理部200へ転送する。
(S504) 管理部200は、S503の制御フレームに格納されている管理IPアドレス設定指示に従い、管理用のポート63に、IPアドレスの設定情報を再度設定する。同様に、管理部200は、S503の制御フレームにVLANアドレス設定指示が格納されている場合には、管理用のポート63に、VLANアドレスの設定情報を再度設定する。これにより、ポート63の設定が変更される。再度設定されたIPアドレスをA1、VLANアドレスをV1とする。
その後、図示しないが、伝送装置2から、スイッチ装置1へ、S503の制御フレームに対応する応答として、管理IPアドレス設定が正しく行われたかどうかを示す応答が返される。そして、スイッチ装置1から、管理端末3へ、S501の指示に対する応答として、管理IPアドレス設定が正しく行われたかどうかを示す応答が返される。
(S505) 管理端末3は、上記S504までで管理用のIPアドレスを正しく再設定した後、更に、S505では、G986に基づいた制御通信による管理状態を無効化するための指示を、スイッチ装置1へ送信する。この指示を、「G986無効化指示」とする。この無効化は、機能をオフ状態にするディセーブルに相当する。この指示の宛先は、ポート53のIPアドレス等である。
(S506) スイッチ装置1は、S505の指示をポート53で受信し、管理部100へ転送する。管理部100は、その指示に従い、スイッチ装置1でのG986に基づいた制御通信による管理状態を無効化するように、通信部13のポート52の状態を制御する。この無効化に従い、通信部13は、ポート52を有効から無効の状態に切り替える。これにより、ポート52を用いたOAMに係わる制御通信ができない状態になる。
(S507) 同様に、管理端末3は、S507では、G986に基づいた制御通信による管理状態を無効化するための指示である「G986無効化指示」を、伝送装置2へ送信する。この指示の宛先は、ポート63のIPアドレス等である。
(S508) 伝送装置2は、S507の指示をポート63で受信し、管理部200へ転送する。管理部200は、その指示に従い、伝送装置2でのG986に基づいた制御通信による管理状態を無効化するように、通信部23のポート62の状態を制御する。この無効化に従い、通信部23は、ポート62を有効から無効の状態に切り替える。これにより、ポート62を用いたOAMに係わる制御通信ができない状態になる。
図示しないが、上記G986無効化指示についても、同様に、無効化が正しく行われたかどうかを示す応答が管理端末3へ返される。上記の無効化は、言い換えれば、IPを用いたIP方式の管理状態の有効化に相当する。管理端末3は、管理IPアドレス設定等が正しく行われたことを示す応答を受けた後、スイッチ装置1及び伝送装置2のそれぞれから無効化が正しくされたことを示す応答を受ける。その場合、管理端末3は、イーサネットOAM方式の管理状態から、IP方式の管理状態へ切り替えられたことを認識する。
(S509) その後、前述の図3の第1の状態と同様に、IP方式の管理状態において、管理者は、管理端末3から、伝送装置2との間で、IP網4を通じて、OAMに係わる通信を行うことができる。
また、その後、再度、G986を用いたイーサネットOAM方式の管理状態へ切り替えたい場合には、図5と同様に実現可能である。以上のように、実施の形態の通信システム及び管理方法では、管理者は、所望の契機で、OAM方式の管理状態を切り替えることができる。
[他の制御例]
実施の形態では、上述のように、G986に基づいた制御通信を用いて、伝送装置2の管理ポートのIPアドレス等の設定変更を制御する機能を有する。この制御機能については、IPアドレス等の設定変更以外にも、他の制御例として、以下が可能である。他の制御例として、管理端末3は、スイッチ装置1を通じて、伝送装置2の管理ポートの停止や起動、言い換えると、管理ポートのリンクのリンクダウンやリンクアップを制御する。
実施の形態では、上述のように、G986に基づいた制御通信を用いて、伝送装置2の管理ポートのIPアドレス等の設定変更を制御する機能を有する。この制御機能については、IPアドレス等の設定変更以外にも、他の制御例として、以下が可能である。他の制御例として、管理端末3は、スイッチ装置1を通じて、伝送装置2の管理ポートの停止や起動、言い換えると、管理ポートのリンクのリンクダウンやリンクアップを制御する。
例えば、伝送装置2に管理ポートが設定済みの状態において、管理端末3から、スイッチ装置1に、管理ポートを停止させる指示を送信する。スイッチ装置1は、その指示に従い、停止指示を格納した制御フレームを伝送装置2に送信する。伝送装置2は、その制御フレームの停止指示に従い、管理ポートの停止を行う。これにより、その管理ポートとIP網4とのリンクにおけるリンクダウンが行われ、即ち、その管理ポートを用いた管理用の通信ができない状態になる。
同様に、起動の場合、伝送装置2の管理ポートが停止している状態において、管理端末3から、スイッチ装置1に、管理ポートを起動させる指示を送信する。スイッチ装置1は、その指示に従い、起動指示を格納した制御フレームを伝送装置2に送信する。伝送装置2は、その制御フレームの起動指示に従い、管理ポートの起動を行う。これにより、その管理ポートとIP網4とのリンクにおけるリンクアップが行われ、即ち、その管理ポートを用いた管理用の通信ができる状態になる。
[効果等]
以上説明したように、実施の形態の通信システム及び管理方法によれば、伝送装置2のIPアドレス等の設定及び管理の作業を容易にしてその手間及びコストを低減できる。また、実施の形態によれば、伝送装置2のIPアドレス等の設定変更を適切に制御して伝送装置2を含むシステムの遠隔管理を実現できる。実施の形態によれば、管理端末3から遠隔で伝送装置2のIPアドレス等の設定を変更しようとする際に、通信不可能や通信障害を生じさせずに、適切に設定変更が可能である。
以上説明したように、実施の形態の通信システム及び管理方法によれば、伝送装置2のIPアドレス等の設定及び管理の作業を容易にしてその手間及びコストを低減できる。また、実施の形態によれば、伝送装置2のIPアドレス等の設定変更を適切に制御して伝送装置2を含むシステムの遠隔管理を実現できる。実施の形態によれば、管理端末3から遠隔で伝送装置2のIPアドレス等の設定を変更しようとする際に、通信不可能や通信障害を生じさせずに、適切に設定変更が可能である。
実施の形態によれば、特に、IP方式の管理状態からイーサネットOAM方式の管理状態に切り替えて、伝送装置2の管理用のIPアドレス等の設定を基本的に不要にし、管理を容易にすることができる。実施の形態によれば、伝送装置2の管理を、IPアドレス等の単位で行う必要が無くなり、スイッチ装置1との関連付けによって、スイッチ装置1の管理にまとめることができる。管理者は、管理端末3から、スイッチ装置1と伝送装置2との組で遠隔管理ができる。また、伝送装置2に管理用のIPアドレス等の設定が不要なので、IPアドレス資源の有効利用ができる。
また、実施の形態によれば、必要に応じて、IP方式の管理状態と、IPを用いないイーサネットOAM方式の管理状態とを切り替えることができる。実施の形態によれば、G986導入以前のIPを用いた管理状態を基本的に維持したまま、管理端末3を用いた遠隔操作によって、G986導入後の管理状態へ置き換えることができる。そして、実施の形態によれば、必要に応じて、G986導入後の管理状態から、IPを用いた管理状態へ戻すことができる。
[変形例]
実施の形態の通信システム及び管理方法の変形例として、以下が挙げられる。
実施の形態の通信システム及び管理方法の変形例として、以下が挙げられる。
(1) 図1の管理部100及び管理部200は、制御部11及び制御部21とは別に、専用の管理モジュールで実現されてもよい。
(2) G986に基づいた方式に限らず、スイッチ装置1と伝送装置2との間でIPアドレス等を用いずに制御通信を可能とする他の方式を適用可能である。
(3) 図1で、G986に基づいた制御通信のために、ポート52及びポート62を、データ通信と制御通信との共用に設定した形態としたが、これに限らず、専用のポートを用いてG986に基づいた制御通信を行う形態としてもよい。例えば、図1及び図3で、スイッチ装置1と伝送装置2との間における、イーサネットに対応した通常のデータ通信用のポート52及びポート62とは別に、新たに専用のポートを設け、G986に基づいた制御通信用のポートとして用いてもよい。言い換えると、データ通信用のポートと制御通信用のポートとを分離した形態でもよい。管理状態の切り替えの際、スイッチ装置1は、専用のポートを用いて制御フレームを送信し、伝送装置2は、専用のポートでその制御フレームを受信する。
(4) 管理状態の切り替え、及び伝送装置2の設定変更の際に、伝送装置2の管理用のIPアドレス等の設定情報を削除する形態に限らず可能である。変形例として、切り替えの際に、当該設定情報を削除せずに基本的に残したままとし、フラグ情報を用いて当該設定情報の有効または無効の状態を制御する形態でもよい。この変形例では、IPを用いた管理状態からG986を用いた管理状態へ切り替える場合、管理端末3から、スイッチ装置1経由で、伝送装置2に、その指示を格納した制御フレームを送る。伝送装置2は、その指示を受け取ると、IPアドレス等の設定情報に関連付けられたフラグを1から0にして「無効」の状態にする。また、G986を用いた管理状態からIPを用いた管理状態へ切り替える場合、管理端末3から、スイッチ装置1経由で、伝送装置2に、その指示を格納した制御フレームを送る。伝送装置2は、その指示を受け取ると、IPアドレス等の設定情報に関連付けられたフラグを0から1にして「有効」の状態にする。これにより、実施の形態と同様の効果を実現できる。
(5) 図1のスイッチ装置1と伝送装置2は、1台と1台が一対一で接続されているが、これに限らず、複数のスイッチ装置1と1台の伝送装置2とが接続された形態も可能である。この形態の場合、管理端末3から、いずれか1台のスイッチ装置1を経由して、1台の伝送装置2の設定変更等を制御することができる。管理端末3から指示を受けたスイッチ装置1の管理部100は、制御フレームを伝送装置2へ送信する。
また、1台のスイッチ装置1に複数の伝送装置2が接続された形態も可能である。この形態の場合、管理端末3から、1台のスイッチ装置1を経由して、複数の伝送装置2の設定変更等を制御することができる。この場合、管理端末3から指示を受けたスイッチ装置1は、複数の各々の伝送装置2へ制御フレームを送信する。
(6) 図7のS505以降のG986無効化に係わるシーケンスは、変形例として、以下も可能である。この変形例では、G986無効化を、スイッチ装置1経由でまとめて実行する。この変形例は、以下に示すステップを有する。管理端末3は、管理用のIPアドレスを正しく再設定した後、更に、スイッチ装置1及び伝送装置2の両方でのG986に基づいた制御通信による管理状態を無効化するための指示を、スイッチ装置1へ送信する。スイッチ装置1の管理部100は、その指示に従い、自身のG986に基づいた制御通信の無効化の前に、まず、伝送装置2でのG986に基づいた制御通信を無効化するための指示を格納した制御フレームを作成し、その制御フレームを、通信部13のポート52から伝送装置2へ送信する。伝送装置2の通信部23は、その制御フレームをポート62で受信し、管理部200へ転送する。
管理部200は、その制御フレームに格納されている指示に従い、伝送装置2でのG986に基づいた制御通信を無効化するように、通信部23のポート62の状態を制御する。この無効化に従い、通信部23は、ポート62を有効から無効の状態に切り替える。これにより、ポート62を用いたOAMに係わる制御通信ができない状態になる。スイッチ装置1の管理部100は、伝送装置2でのG986に基づいた制御通信を無効化した後、自身のG986に基づいた制御通信を無効化するように通信部13を制御する。通信部13は、その無効化に従い、G986に対応するポート52を有効から無効の状態へ切り替える。これにより、ポート52を用いたOAMに係わる制御通信ができない状態になる。
管理部100は、スイッチ装置1及び伝送装置2の両方でG986に基づいた制御通信が無効化されたことを示す応答情報を作成し、その応答情報を格納したパケットを、ポート53から管理端末3へ送信する。管理端末3は、そのパケットを受信し、そのパケットに格納されている応答情報から、スイッチ装置1及び伝送装置2の両方でG986に基づいた制御通信が無効化されたことを認識する。これにより、管理端末3は、IP方式の管理状態に切り替えられたことを認識する。
以上、本発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
1…スイッチ装置、2…伝送装置、3…管理端末、4…IP網、11…制御部、12…記憶部、13…通信部、21…制御部、22…記憶部、23…通信部、51〜53…ポート、61〜63…ポート、100…管理部、101…通信用バックボーンネットワーク、102…利用者網、200…管理部。
Claims (10)
- スイッチ装置と、伝送装置と、管理端末と、を備える通信システムであって、
前記スイッチ装置は、
管理IP網に接続され、IPアドレスを含む情報が設定される第1の管理ポートと、
前記伝送装置とのリンクに接続される第1のポートと、
第1の管理部と、
を有し、
前記伝送装置は、
前記管理IP網に接続され、IPアドレスを含む情報が設定される第2の管理ポートと、
前記スイッチ装置とのリンクに接続される第2のポートと、
第2の管理部と、
を有し、
前記第1の管理部は、前記管理端末からの指示を前記第1の管理ポートを通じて受信し、前記管理端末からの指示に基づいて前記第2の管理ポートのIPアドレスの設定変更に関する指示を格納した制御フレームを作成して、前記第1のポートから送信し、
前記第2の管理部は、前記第2のポートを通じて受信した前記制御フレームに格納されている指示に基づいて、前記第2の管理ポートのIPアドレスの設定変更を実行する、
通信システム。 - 請求項1記載の通信システムにおいて、
前記第1の管理部は、
前記管理端末から前記第1の管理ポートを通じて受信した有効化指示に基づいて、前記第1のポートの制御通信を有効な状態にし、
前記管理端末から前記第1の管理ポートを通じて前記第2の管理ポートのIPアドレスの削除に関する指示を受信し、前記削除に関する指示に基づいて、削除指示を格納した制御フレームを作成して、前記第1のポートから送信し、
前記第2の管理部は、
前記管理端末から前記第2の管理ポートを通じて受信した有効化指示に基づいて、前記第2のポートの制御通信を有効な状態にし、
前記第2のポートを通じて受信した前記制御フレームに格納されている前記削除指示に基づいて、前記第2の管理ポートのIPアドレスを削除し、
前記IPアドレスを用いた第1の方式の管理状態から、前記IPアドレスを用いない第2の方式の管理状態へ切り替え可能である、
通信システム。 - 請求項2記載の通信システムにおいて、
前記第1の管理部は、
前記管理端末から前記第1の管理ポートを通じて前記伝送装置のOAMに関する指示を受信し、前記OAMに関する指示に基づいて、OAM指示を格納した制御フレームを作成して、前記第1のポートから送信し、
前記伝送装置から前記第1のポートを通じて受信した制御フレームに格納されている応答情報に基づいて、前記管理端末への応答情報を格納したパケットを作成して、前記第1の管理ポートから送信し、
前記第2の管理部は、
前記第2のポートを通じて前記制御フレームを受信し、前記制御フレームに格納されている前記OAM指示に基づいて、前記伝送装置のOAMに関する処理を行い、前記応答情報を含む前記制御フレームを作成して、前記第2のポートから送信する、
通信システム。 - 請求項1記載の通信システムにおいて、
前記第1の管理部は、
前記管理端末から前記第1の管理ポートを通じて前記伝送装置のIPアドレスの設定に関する指示を受信し、前記設定に関する指示に基づいて、設定指示を格納した制御フレームを作成して、前記第1のポートから送信し、
前記管理端末から前記第1の管理ポートを通じて受信した無効化指示に基づいて、前記第1のポートの制御通信を無効な状態にし、
前記第2の管理部は、
前記第2のポートを通じて前記制御フレームを受信し、前記制御フレームに格納されている前記設定指示に基づいて、前記第2の管理ポートのIPアドレスを設定し、
前記管理端末から前記第2の管理ポートを通じて受信した無効化指示に基づいて、前記第2のポートの制御通信を無効な状態にし、
前記IPアドレスを用いない第2の方式の管理状態から、前記IPアドレスを用いた第1の方式の管理状態へ切り替え可能である、
通信システム。 - 請求項1記載の通信システムにおいて、
前記第2の管理ポートに設定されている情報は、VLANアドレスを含み、
前記制御フレームを用いて、前記IPアドレス及び前記VLANアドレスを含む複数の情報の設定変更が制御される、
通信システム。 - 請求項1記載の通信システムにおいて、
前記第1の管理部は、
前記管理端末から前記第1の管理ポートを通じて前記第2の管理ポートの起動に関する指示を受信し、前記起動に関する指示に基づいて、起動指示を格納した制御フレームを作成して、前記第1のポートから送信し、
前記管理端末から前記第1の管理ポートを通じて前記第2の管理ポートの停止に関する指示を受信し、前記停止に関する指示に基づいて、停止指示を格納した制御フレームを作成して、前記第1のポートから送信し、
前記第2の管理部は、
前記第2のポートを通じて受信した前記制御フレームに格納されている前記起動指示に基づいて、前記第2の管理ポートを起動してリンクアップ状態にし、
前記第2のポートを通じて受信した前記制御フレームに格納されている前記停止指示に基づいて、前記第2の管理ポートを停止してリンクダウン状態にする、
通信システム。 - スイッチ装置と、伝送装置と、管理端末と、を備える通信システムにおける通信システム管理方法であって、
前記スイッチ装置は、
管理IP網に接続され、IPアドレスを含む情報が設定される第1の管理ポートと、
前記伝送装置とのリンクに接続される第1のポートと、
第1の管理部と、
を有し、
前記伝送装置は、
前記管理IP網に接続され、IPアドレスを含む情報が設定される第2の管理ポートと、
前記スイッチ装置とのリンクに接続される第2のポートと、
第2の管理部と、
を有し、
前記通信システム管理方法は、前記通信システムで実行されるステップとして、
前記第1の管理部により、前記管理端末からの指示を前記第1の管理ポートを通じて受信し、前記管理端末からの指示に基づいて前記第2の管理ポートのIPアドレスの設定変更に関する指示を格納した制御フレームを作成して、前記第1のポートから送信するステップと、
前記第2の管理部により、前記第2のポートを通じて受信した前記制御フレームに格納されている指示に基づいて、前記第2の管理ポートのIPアドレスの設定変更を実行するステップと、
を有する、通信システム管理方法。 - 請求項7記載の通信システム管理方法において、
前記第1の管理部により、前記管理端末から前記第1の管理ポートを通じて受信した有効化指示に基づいて、前記第1のポートの制御通信を有効な状態にするステップと、
前記第2の管理部により、前記管理端末から前記第2の管理ポートを通じて受信した有効化指示に基づいて、前記第2のポートの制御通信を有効な状態にするステップと、
前記第1の管理部により、前記管理端末から前記第1の管理ポートを通じて前記第2の管理ポートのIPアドレスの削除に関する指示を受信し、前記削除に関する指示に基づいて、削除指示を格納した制御フレームを作成して、前記第1のポートから送信するステップと、
前記第2の管理部により、前記第2のポートを通じて受信した前記制御フレームに格納されている前記削除指示に基づいて、前記第2の管理ポートのIPアドレスを削除するステップと、
を有し、
前記IPアドレスを用いた第1の方式の管理状態から、前記IPアドレスを用いない第2の方式の管理状態へ切り替え可能である、
通信システム管理方法。 - 請求項7記載の通信システム管理方法において、
前記第1の管理部により、前記管理端末から前記第1の管理ポートを通じて前記伝送装置のOAMに関する指示を受信し、前記OAMに関する指示に基づいて、OAM指示を格納した制御フレームを作成して、前記第1のポートから送信するステップと、
前記第2の管理部により、前記第2のポートを通じて前記制御フレームを受信し、前記制御フレームに格納されている前記OAM指示に基づいて、前記伝送装置のOAMに関する処理を行い、応答情報を含む制御フレームを作成して、前記第2のポートから送信するステップと、
前記第1の管理部により、前記第1のポートを通じて受信した前記制御フレームに格納されている前記応答情報に基づいて、前記管理端末への応答情報を格納したパケットを作成して、前記第1の管理ポートから送信するステップと、
を有する、通信システム管理方法。 - 請求項7記載の通信システム管理方法において、
前記第1の管理部により、前記管理端末から前記第1の管理ポートを通じて前記伝送装置のIPアドレスの設定に関する指示を受信し、前記設定に関する指示に基づいて、設定指示を格納した制御フレームを作成して、前記第1のポートから送信するステップと、
前記第2の管理部により、前記第2のポートを通じて受信した前記制御フレームに格納されている前記設定指示に基づいて、前記第2の管理ポートのIPアドレスを設定するステップと、
前記第1の管理部により、前記管理端末から前記第1の管理ポートを通じて受信した無効化指示に基づいて、前記第1のポートの制御通信を無効な状態にするステップと、
前記第2の管理部により、前記管理端末から前記第2の管理ポートを通じて受信した無効化指示に基づいて、前記第2のポートの制御通信を無効な状態にするステップと、
を有し、
前記IPアドレスを用いない第2の方式の管理状態から、前記IPアドレスを用いた第1の方式の管理状態へ切り替え可能である、
通信システム管理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015190193A JP2017069638A (ja) | 2015-09-28 | 2015-09-28 | 通信システム及び通信システム管理方法 |
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JP2015190193A JP2017069638A (ja) | 2015-09-28 | 2015-09-28 | 通信システム及び通信システム管理方法 |
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CN112124357A (zh) * | 2020-09-10 | 2020-12-25 | 交控科技股份有限公司 | 一种列车通信方法及列车整车车体 |
CN112124357B (zh) * | 2020-09-10 | 2022-07-19 | 交控科技股份有限公司 | 一种列车通信方法及列车整车车体 |
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