JPWO2008096804A1 - ラタノプロスト含有点眼剤 - Google Patents
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Abstract
Description
(A)ラタノプロスト
(B)非イオン界面活性剤
を含有する点眼液組成物をプラスチック容器に充填してなる点眼剤である。
(A)ラタノプロスト
(B)非イオン界面活性剤
(C)2以上のカルボキシル基を有する有機酸またはその薬学上許容可能な塩
を含有する点眼液組成物をプラスチック容器に充填してなる点眼剤である。
(A)ラタノプロスト
(B)非イオン界面活性剤
(D)有機アミンおよび/または糖類もしくはその誘導体
(E)ホウ酸類及び/又はリン酸類
を含有する点眼液組成物をプラスチック容器に充填してなる点眼剤である。
約80℃に加温した少量の精製水に、あらかじめ混合したラタノプロスト0.005g及びポリソルベート80 0.25gを加え、溶解させた。これを室温に戻し、トロメタモール0.8g及びクエン酸水和物0.1gを加えて溶解した後、希塩酸または水酸化ナトリウムを用いてpHを約6.7に調整した。これに塩化ナトリウム0.54gを加えて溶解し、更に精製水を加えて全量を100mLとし、点眼液組成物を得た。この点眼液組成物のpHは6.72、浸透圧比は1.01であった。
約80℃に加温した少量の精製水に、あらかじめ混合したラタノプロスト0.005g及びポリソルベート80 0.25gを加え、溶解させた。これを室温に戻し、モノエタノールアミン0.8g及びクエン酸水和物0.1gを加えて溶解した後、希塩酸または水酸化ナトリウムを用いてpHを約6.7に調整した。これに塩化ナトリウム0.18gを加えて溶解し、更に精製水を加えて全量を100mLとし、点眼液組成物を得た。この点眼液組成物のpHは6.65、浸透圧比は1.01であった。
約80℃に加温した少量の精製水に、あらかじめ混合したラタノプロスト0.005g及びポリオキシエチレン硬化ヒマシ油0.25gを加え、溶解させた。これを室温に戻し、トロメタモール0.8g及びクエン酸水和物0.1gを加えて溶解した後、希塩酸または水酸化ナトリウムを用いてpHを約6.7に調整した。これに塩化ナトリウム0.55gを加えて溶解し、更に精製水を加えて全量を100mLとし、点眼液組成物を得た。この点眼液組成物のpHは6.86、浸透圧比1.00であった。
約80℃に加温した少量の精製水に、あらかじめ混合したラタノプロスト0.005g及びポリソルベート80 0.25gを加え、溶解させた。これを室温に戻し、クエン酸水和物0.1gを加えて溶解した後、希塩酸または水酸化ナトリウムを用いてpHを約6.7に調整した。これに塩化ナトリウム0.84gを加えて溶解し、更に精製水を加えて全量を100mLとし、点眼液組成物を得た。この点眼液組成物のpHは6.63、浸透圧比は1.00であった。
約80℃に加温した少量の精製水に、あらかじめ混合したラタノプロスト0.005g及びポリソルベート80 0.25gを加え、溶解させた。これを室温に戻し、トロメタモール0.8gを加えて溶解した後、希塩酸または水酸化ナトリウムを用いてpHを約6.7に調整した。これに塩化ナトリウム0.51gを加えて溶解し、更に精製水を加えて全量を100mLとし、点眼液組成物を得た。この点眼液組成物のpHは6.68、浸透圧比は1.01であった。
約80℃に加温した少量の精製水に、ラタノプロスト0.005gを加え、溶解させた。これを室温に戻し、トロメタモール0.8g及びクエン酸水和物0.1gを加えて溶解した後、希塩酸または水酸化ナトリウムを用いてpHを約6.7に調整した。これに塩化ナトリウム0.55gを加えて溶解し、更に精製水を加えて全量を100mLとし、点眼液組成物を得た。この点眼液組成物のpHは6.85、浸透圧比は0.99であった。
約80℃に加温した少量の精製水に、ラタノプロスト0.005gを加え、溶解させた。これを室温に戻し、トロメタモール0.8gを加えて溶解した後、希塩酸または水酸化ナトリウムを用いてpHを約6.7に調整した。これに塩化ナトリウム0.52gを加えて溶解し、更に適量の精製水を加えて全量を100mLとし、点眼液組成物を得た。この点眼液組成物のpHは6.68、浸透圧比は1.01であった。
約80℃に加温した一部の精製水に、あらかじめ混合したラタノプロスト0.005g及びポリソルベート80 0.25gを加え、溶解させた。これを室温に戻し、希塩酸または水酸化ナトリウムを用いてpHを約6.7に調整した。これに塩化ナトリウム0.90gを加えて溶解し、更に精製水を加えて全量を100mLとし、点眼液組成物を得た。この点眼液組成物のpHは5.55、浸透圧比は1.01であった。
約80℃に加温した少量の精製水に、ラタノプロスト0.005gを加え、溶解させた。これを室温に戻し、クエン酸水和物0.1gを加えて溶解した後、希塩酸または水酸化ナトリウムを用いてpHを約6.7に調整した。これに塩化ナトリウム0.85gを加えて溶解し、更に精製水を加えて全量を100mLとし、点眼液組成物を得た。この点眼液組成物のpHは6.71、浸透圧比は1.00であった。
約80℃に加温した少量の精製水に、あらかじめ混合したラタノプロスト0.005g及びポリソルベート80 0.25gを加え、溶解させた。これを室温に戻し、トロメタモール0.8g及び酢酸0.8gを加えて溶解した後、希塩酸または水酸化ナトリウムを用いてpHを約6.7に調整した。これに塩化ナトリウム0.51gを加えて溶解し、更に精製水を加えて全量を100mLとし、点眼液組成物を得た。この点眼液組成物のpHは6.76、浸透圧比は1.01であった。
保 存 試 験
実施例1〜4及び比較例1〜6で得られた各点眼液組成物並びに市販品(各検体2.5mLずつ)を、ガラス製アンプルに充填した後、アンプルを熔封し、各々を80℃で4日間及び8日間保存した。各保存期間終了時のラタノプロスト含有量を、高速液体クロマトグラフィーを用いて測定した。この保存後のラタノプロストの含量と、試験開始時の含量との差から、ラタノプロスト残存率を算出した。その結果を表1に示す。なお、用いたガラス製アンプルは、実質的にその表面にラタノプロストを吸着しないと考えられるものである。
吸着率測定試験
実施例1〜4及び比較例1〜6で示した点眼液組成物並びに市販品について、これに含まれるラタノプロストの吸着性を試験した。各検体2.5mLをポリエチレン製容器及びガラス製アンプルにそれぞれ充填した後、ポリエチレン製容器については、プラスチック製中栓及び外栓を施し、またガラス製アンプルは熔封して点眼剤を調製した。
約80℃に加温した少量の精製水に、あらかじめ混合したラタノプロスト0.005g及びポリソルベート80 0.25gを加え、溶解させた。これを室温に戻し、トロメタモール0.8g及びクエン酸水和物0.1gを加えて溶解した後、希塩酸または水酸化ナトリウムを用いてpHを約6.7に調整した。これに塩化ナトリウム0.54gを加えて溶解し、更に精製水を加えて全量を100mLとし、点眼液組成物を得た。この点眼液組成物のpHは6.72、浸透圧比は1.01であった。
約80℃に加温した少量の精製水に、あらかじめ混合したラタノプロスト0.005g及びポリソルベート80 0.25gを加え、溶解させた。これを室温に戻し、モノエタノールアミン0.8g及びクエン酸水和物0.1gを加えて溶解した後、希塩酸または水酸化ナトリウムを用いてpHを約6.7に調整した。これに塩化ナトリウム0.18gを加えて溶解し、更に精製水を加えて全量を100mLとし、点眼液組成物を得た。この点眼液組成物のpHは6.65、浸透圧比は1.01であった。
約80℃に加温した少量の精製水に、あらかじめ混合したラタノプロスト0.005g及びポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油0.25gを加え、溶解させた。これを室温に戻し、トロメタモール0.8g及びクエン酸水和物0.1gを加えて溶解した後、希塩酸または水酸化ナトリウムを用いてpHを約6.7に調整した。これに塩化ナトリウム0.55gを加えて溶解し、更に精製水を加えて全量を100mLとし、点眼液組成物を得た。この点眼液組成物のpHは6.86、浸透圧比1.00であった。
約80℃に加温した少量の精製水に、あらかじめ混合したラタノプロスト0.005g及びポリソルベート80 0.25gを加え、溶解させた。これを室温に戻し、グルコース0.2g及びクエン酸水和物0.1gを加えて溶解した後、希塩酸または水酸化ナトリウムを用いてpHを約6.7に調整した。これに塩化ナトリウム0.8gを加えて溶解し、更に精製水を加えて全量を100mLとし、点眼液組成物を得た。この点眼液組成物のpHは6.68、浸透圧比は0.98であった。
約80℃に加温した少量の精製水に、あらかじめ混合したラタノプロスト0.005g及びポリソルベート80 0.25gを加え、溶解させた。これを室温に戻し、マンニトール4.0g及びクエン酸水和物0.1gを加えて溶解した後、希塩酸または水酸化ナトリウムを用いてpHを約6.7に調整した。これに塩化ナトリウム0.1gを加えて溶解し、更に精製水を加えて全量を100mLとし、点眼液組成物を得た。この点眼液組成物のpHは6.72、浸透圧比は0.97であった。
約80℃に加温した少量の精製水に、あらかじめ混合したラタノプロスト0.005g及びポリソルベート80 0.25gを加え、溶解させた。これを室温に戻し、ソルビトール0.8g及びクエン酸水和物0.1gを加えて溶解した後、希塩酸または水酸化ナトリウムを用いてpHを約6.7に調整した。これに塩化ナトリウム0.65gを加えて溶解し、更に精製水を加えて全量を100mLとし、点眼液組成物を得た。この点眼液組成物のpHは6.69、浸透圧比は0.93であった。
約80℃に加温した少量の精製水に、あらかじめ混合したラタノプロスト0.005g及びポリソルベート80 0.25gを加え、溶解させた。これを室温に戻し、デキストラン70 0.1g及びクエン酸水和物0.1gを加えて溶解した後、希塩酸または水酸化ナトリウムを用いてpHを約6.7に調整した。これに塩化ナトリウム0.84gを加えて溶解し、更に精製水を加えて全量を100mLとし、点眼液組成物を得た。この点眼液組成物のpHは6.70、浸透圧比は0.97であった。
約80℃に加温した少量の精製水に、あらかじめ混合したラタノプロスト0.005g及びポリソルベート80 0.25gを加え、溶解させた。これを室温に戻し、クエン酸水和物0.1gを加えて溶解した後、希塩酸または水酸化ナトリウムを用いてpHを約6.7に調整した。これに塩化ナトリウム0.84gを加えて溶解し、更に精製水を加えて全量を100mLとし、点眼液組成物を得た。この点眼液組成物のpHは6.63、浸透圧比は1.00であった。
約80℃に加温した少量の精製水に、あらかじめ混合したラタノプロスト0.005g及びポリソルベート80 0.25gを加え、溶解させた。これを室温に戻し、エデト酸ナトリウム水和物0.1gを加えて溶解した後、希塩酸または水酸化ナトリウムを用いてpHを約6.7に調整した。これに塩化ナトリウム0.9gを加えて溶解し、更に精製水を加えて全量を100mLとし、点眼液組成物を得た。この点眼液組成物のpHは6.73、浸透圧比は1.02であった。
約80℃に加温した少量の精製水に、あらかじめ混合したラタノプロスト0.005g及びポリソルベート80 0.25gを加え、溶解させた。これを室温に戻し、トロメタモール0.8gを加えて溶解した後、希塩酸または水酸化ナトリウムを用いてpHを約6.7に調整した。これに塩化ナトリウム0.51gを加えて溶解し、更に精製水を加えて全量を100mLとし、点眼液組成物を得た。この点眼液組成物のpHは6.68、浸透圧比は1.01であった。
約80℃に加温した少量の精製水に、ラタノプロスト0.005gを加え、溶解させた。これを室温に戻し、トロメタモール0.8g及びクエン酸水和物0.1gを加えて溶解した後、希塩酸または水酸化ナトリウムを用いてpHを約6.7に調整した。これに塩化ナトリウム0.55gを加えて溶解し、更に精製水を加えて全量を100mLとし、点眼液組成物を得た。この点眼液組成物のpHは6.85、浸透圧比は0.99であった。
約80℃に加温した少量の精製水に、あらかじめ混合したラタノプロスト0.005g及びポリソルベート80 0.25gを加え、溶解させた。これを室温に戻し、グルコース0.2gを加えて溶解した後、希塩酸または水酸化ナトリウムを用いてpHを約6.7に調整した。これに塩化ナトリウム0.86gを加えて溶解し、更に精製水を加えて全量を100mLとし、点眼液組成物を得た。この点眼液組成物のpHは6.53、浸透圧比は1.00であった。
約80℃に加温した少量の精製水に、あらかじめ混合したラタノプロスト0.005g及びポリソルベート80 0.25gを加え、溶解させた。これを室温に戻し、マンニトール4.0gを加えて溶解した後、希塩酸または水酸化ナトリウムを用いてpHを約6.7に調整した。これに塩化ナトリウム0.17gを加えて溶解し、更に精製水を加えて全量を100mLとし、点眼液組成物を得た。この点眼液組成物のpHは6.56、浸透圧比は1.00であった。
約80℃に加温した少量の精製水に、あらかじめ混合したラタノプロスト0.005g及びポリソルベート80 0.25gを加え、溶解させた。これを室温に戻し、ソルビトール0.8gを加えて溶解した後、希塩酸または水酸化ナトリウムを用いてpHを約6.7に調整した。これに塩化ナトリウム0.75gを加えて溶解し、更に精製水を加えて全量を100mLとし、点眼液組成物を得た。この点眼液組成物のpHは6.46、浸透圧比は0.99であった。
約80℃に加温した少量の精製水に、あらかじめ混合したラタノプロスト0.005g及びポリソルベート80 0.25gを加え、溶解させた。これを室温に戻し、デキストラン70 0.1gを加えて溶解した後、希塩酸または水酸化ナトリウムを用いてpHを約6.7に調整した。これに塩化ナトリウム0.9gを加えて溶解し、更に精製水を加えて全量を100mLとし、点眼液組成物を得た。この点眼液組成物のpHは6.53、浸透圧比は1.00であった。
約80℃に加温した少量の精製水に、ラタノプロスト0.005gを加え、溶解させた。これを室温に戻し、トロメタモール0.8gを加えて溶解した後、希塩酸または水酸化ナトリウムを用いてpHを約6.7に調整した。これに塩化ナトリウム0.52gを加えて溶解し、更に適量の精製水を加えて全量を100mLとし、点眼液組成物を得た。この点眼液組成物のpHは6.68、浸透圧比は1.01であった。
約80℃に加温した少量の精製水に、あらかじめ混合したラタノプロスト0.005g及びポリソルベート80 0.25gを加え、溶解させた。これを室温に戻し、希塩酸または水酸化ナトリウムを用いてpHを約6.7に調整した。これに塩化ナトリウム0.90gを加えて溶解し、更に精製水を加えて全量を100mLとし、点眼液組成物を得た。この点眼液組成物のpHは5.55、浸透圧比は1.01であった。
約80℃に加温した少量の精製水に、ラタノプロスト0.005gを加え、溶解させた。これを室温に戻し、クエン酸水和物0.1gを加えて溶解した後、希塩酸または水酸化ナトリウムを用いてpHを約6.7に調整した。これに塩化ナトリウム0.85gを加えて溶解し、更に精製水を加えて全量を100mLとし、点眼液組成物を得た。この点眼液組成物のpHは6.71、浸透圧比は1.00であった。
約80℃に加温した少量の精製水に、ラタノプロスト0.005gを加え、溶解させた。これを室温に戻し、エデト酸ナトリウム水和物0.1gを加えて溶解した後、希塩酸または水酸化ナトリウムを用いてpHを約6.7に調整した。これに塩化ナトリウム0.87gを加えて溶解し、更に精製水を加えて全量を100mLとし、点眼液組成物を得た。この点眼液組成物のpHは6.74、浸透圧比は1.00であった。
約80℃に加温した少量の精製水に、ラタノプロスト0.005gを加え、溶解させた。これを室温に戻し、グルコース0.2gを加えて溶解した後、希塩酸または水酸化ナトリウムを用いてpHを約6.7に調整した。これに塩化ナトリウム0.86gを加えて溶解し、更に精製水を加えて全量を100mLとし、点眼液組成物を得た。この点眼液組成物のpHは6.56、浸透圧比は1.01であった。
約80℃に加温した少量の精製水に、ラタノプロスト0.005gを加え、溶解させた。これを室温に戻し、マンニトール4.0gを加えて溶解した後、希塩酸または水酸化ナトリウムを用いてpHを約6.7に調整した。これに塩化ナトリウム0.17gを加えて溶解し、更に精製水を加えて全量を100mLとし、点眼液組成物を得た。この点眼液組成物のpHは6.66、浸透圧比は1.01であった。
約80℃に加温した少量の精製水に、ラタノプロスト0.005gを加え、溶解させた。これを室温に戻し、ソルビトール0.8gを加えて溶解した後、希塩酸または水酸化ナトリウムを用いてpHを約6.7に調整した。これに塩化ナトリウム0.75gを加えて溶解し、更に精製水を加えて全量を100mLとし、点眼液組成物を得た。この点眼液組成物のpHは6.47、浸透圧比は1.00であった。
約80℃に加温した少量の精製水に、ラタノプロスト0.005gを加え、溶解させた。これを室温に戻し、デキストラン70 0.1gを加えて溶解した後、希塩酸または水酸化ナトリウムを用いてpHを約6.7に調整した。これに塩化ナトリウム0.9gを加えて溶解し、更に精製水を加えて全量を100mLとし、点眼液組成物を得た。この点眼液組成物のpHは6.24、浸透圧比は1.00であった。
約80℃に加温した少量の精製水に、あらかじめ混合したラタノプロスト0.005g及びポリソルベート80 0.25gを加え、溶解させた。これを室温に戻し、トロメタモール0.8g及び酢酸0.1gを加えて溶解した後、希塩酸または水酸化ナトリウムを用いてpHを約6.7に調整した。これに塩化ナトリウム0.51gを加えて溶解し、更に精製水を加えて全量を100mLとし、点眼液組成物を得た。この点眼液組成物のpHは6.76、浸透圧比は1.01であった。
約80℃に加温した少量の精製水に、ラタノプロスト0.005gを加え、溶解させた。これを室温に戻し、リン酸水素ナトリウム水和物1.35g及びリン酸二水素ナトリウム二水和物0.63gを加えて溶解した後、希塩酸または水酸化ナトリウムを用いてpHを約6.7に調整した。これに塩化ナトリウム0.40gを加えて溶解し、更に精製水を加えて全量を100mLとし、点眼液組成物を得た。この点眼液組成物のpHは6.78、浸透圧比は0.99であった。
保 存 試 験
実施例5〜13及び比較例7〜22で得られた各点眼液組成物並びに市販品(各検体2.5mLずつ)を、ガラス製アンプルに充填した後、アンプルを熔封し、各々を80℃で4日間、8日間、および28日間保存した。各保存期間終了時のラタノプロスト含有量を、高速液体クロマトグラフィーを用いて測定した。この保存後のラタノプロストの含量と、試験開始時の含量との差から、ラタノプロスト残存率を算出した。その結果を表3に示す。なお、用いたガラス製アンプルは、実質的にその表面にラタノプロストを吸着しないと考えられるものである。
吸着率測定試験
実施例5〜13及び比較例7〜22で示した点眼液組成物並びに市販品について、これに含まれるラタノプロストの吸着性を試験した。各検体2.5mLをポリエチレン製容器及びガラス製アンプルにそれぞれ充填した後、ポリエチレン製容器については、プラスチック製中栓及び外栓を施し、またガラス製アンプルは熔封して点眼剤を調製した。
約80℃に加温した少量の精製水に、あらかじめ混合したラタノプロスト0.005g及びポリソルベート80 0.25gを加え、溶解させた。これを室温に戻し、トロメタモール0.8g及びホウ酸1.0gを加えて溶解した後、希塩酸または水酸化ナトリウムを用いてpHを約6.7に調整した。これに精製水を加えて全量を100mLとし、点眼液組成物を得た。この点眼液組成物のpHは6.77であった。
約80℃に加温した少量の精製水に、あらかじめ混合したラタノプロスト0.005g及びポリソルベート80 0.25gを加え、溶解させた。これを室温に戻し、トロメタモール0.8g及びリン酸水素ニナトリウム・12水和物0.5gを加えて溶解した後、希塩酸または水酸化ナトリウムを用いてpHを約6.7に調整した。これに精製水を加えて全量を100mLとし、点眼液組成物を得た。この点眼液組成物のpHは6.72であった。
約80℃に加温した少量の精製水に、あらかじめ混合したラタノプロスト0.005g及びポリソルベート80 0.25gを加え、溶解させた。これを室温に戻し、トロメタモール0.8gを加えて溶解した後、希塩酸または水酸化ナトリウムを用いてpHを約6.7に調整した。これに塩化ナトリウム0.51gを加えて溶解し、更に精製水を加えて全量を100mLとし、点眼液組成物を得た。この点眼液組成物のpHは6.63であった。
約80℃に加温した少量の精製水に、あらかじめ混合したラタノプロスト0.005g及びポリソルベート80 0.25gを加え、溶解させた。これを室温に戻し、ホウ酸1.0gを加えて溶解した後、塩酸または水酸化ナトリウムを用いてpHを約6.7に調整した。これに精製水を加えて全量を100mLとし、点眼液組成物を得た。この点眼液組成物のpHは6.82であった。
約80℃に加温した少量の精製水に、あらかじめ混合したラタノプロスト0.005g及びポリソルベート80 0.25gを加え、溶解させた。これを室温に戻し、リン酸水素ニナトリウム・12水和物0.5gを加えて溶解した後、塩酸または水酸化ナトリウムを用いてpHを約6.7に調整した。これに精製水を加えて全量を100mLとし、点眼液組成物を得た。この点眼液組成物のpHは6.72であった。
約80℃に加温した少量の精製水に、あらかじめ混合したラタノプロスト0.005g及びポリソルベート80 0.25gを加え、溶解させた。これを室温に戻し、希塩酸または水酸化ナトリウムを用いてpHを約6.7に調整した。これに塩化ナトリウム0.90gを加えて溶解し、更に精製水を加えて全量を100mLとし、点眼液組成物を得た。この点眼液組成物のpHは5.55であった。
約80℃に加温した少量の精製水に、あらかじめラタノプロスト0.005gを加え、溶解させた。これを室温に戻し、トロメタモール0.8gを加えて溶解した後、希塩酸または水酸化ナトリウムを用いてpHを約6.7に調整した。これに塩化ナトリウム0.52gを加えて溶解し、更に精製水を加えて全量を100mLとし、点眼液組成物を得た。この点眼液組成物のpHは6.68であった。
保 存 試 験(ガラス容器)
実施例14、15及び比較例23〜27で得られた各点眼液組成物並びに市販品(各検体2.5mLずつ)を、ガラス製アンプルに充填した後、アンプルを熔封し、各々を80℃の条件下で4日間及び8日間保存した。また、試験開始時及び各保存期間終了時のラタノプロスト含有量を、高速液体クロマトグラフィーを用いて測定し、それぞれの保存期間におけるラタノプロスト残存率を算出した。その結果を表5に示す。なお、用いたガラス製アンプルは、実質的にその表面にラタノプロストを吸着しないと考えられるものである。
保 存 試 験(プラスチック容器)
実施例14、15及び比較例23〜27で示した各点眼液組成物並びに市販品(各検体2.5mLずつ)をポリエチレン製容器に充填した後、プラスチック製中栓及びプラスチック製外栓を施し、各々を正立、静置、60℃の条件下で7日間及び14日間保存した。また、試験開始時及び各保存期間終了時のラタノプロスト含有量を、高速液体クロマトグラフィーを用いて測定し、それぞれの保存期間におけるラタノプロスト残存率を算出した。その結果を表6に示す。また、ポリエチレン製容器のデータについては、精製水のみを同様の条件で保存した対照の水分揮散値を用いて補正を行っている。
点眼剤の調製:
表8〜12に記載の組成表(表中、各成分配合量について特に記載のないものは質量対容量パーセント;(w/v)%を意味する。)に従い、約80℃の精製水に、あらかじめ混合したラタノプロスト、ポリソルベート80、およびグリセリンを加え溶解し、ヒプロメロース(ヒドロキシプロピルメチルセルロース2910、動粘度6mm2/s)を加えて、室温まで冷却した後、リン酸水素二ナトリウム12水和物、リン酸二水素ナトリウム二水和物、トロメタモール、クエン酸水和物、D−マンニトール、塩化ナトリウム、およびベンゼトニウム塩化物を加え溶解し、塩酸又は水酸化ナトリウムでpHを調整した。更に精製水で全量を100mLとして点眼液を調製した。(ただし、各々の点眼液について、組成表に記載されていない成分は加えない。)
上記のようにして調製した点眼液を、直径約1.5cm、容量約5mLのポリプロピレン製、もしくはポリエチレン製容器(いずれもシュリンクフィルムなし)に2.5mL収容し、更にこの容器に正常に嵌合する中栓とキャップを施栓して点眼剤を製し、これを40℃、相対湿度75%、遮光、正立静置保存の条件下で保存する。30日間経過後、高速液体クロマトグラフィーによりラタノプロストの含量を測定し、保存開始前のラタノプロストの濃度に対する保存終了後のラタノプロストの濃度の比率をラタノプロストの残存率とした。
なお、比較例として、市販のラタノプロスト含有点眼剤(商品名「キサラタン点眼液」)の内容液を、点眼剤1〜15に用いたポリプロピレン製容器と同様のものに移しかえたもの(市販点眼剤1)、および市販のラタノプロスト含有点眼剤(商品名「キサラタン点眼液」)をそのまま使用したもの(市販点眼剤2)について、同様に測定を行った。
保存試験の結果を表8〜12に示す。この結果から、本発明の緑内障または高眼圧症の予防または治療用点眼液は、直径約1.5cm、容量約5mLのポリプロピレン製又はポリエチレン製の容器に2.5mL収容し、40℃、相対湿度75%、遮光、正立静置保存の条件下で30日間保存した後の点眼液中のラタノプロストの残存率が、上記いずれかの容器において、97.0%以上であることがわかった。中でも、点眼剤1、点眼剤2、点眼剤3、点眼剤5、点眼剤6、点眼剤7、点眼剤8、点眼剤9、点眼剤10、点眼剤11、点眼剤12、点眼剤13、点眼剤14、点眼剤15は、ラタノプロストの残存率が98.0%以上であり、特に、点眼剤1、点眼剤2、点眼剤3、点眼剤5、点眼剤6、点眼剤7、点眼剤8、点眼剤9、点眼剤13は、ラタノプロストの残存率が99.0%以上であった。
点眼剤の調製:
表13に記載の組成表(表中、各成分配合量について特に記載のないものは質量対容量パーセント;(w/v)%を意味する。)に従い、約80℃の精製水に、あらかじめ混合したラタノプロスト、ポリソルベート80、およびグリセリンを加え溶解し、ヒプロメロース(ヒドロキシプロピルメチルセルロース2910、動粘度6mm2/s)を加えて、室温まで冷却した。次いで、トロメタモール、クエン酸水和物、D−マンニトール、およびベンザルコニウム塩化物を加え溶解し、希塩酸でpHを調整した。更に精製水で全量を100mLとして点眼液を調製した。
上記点眼剤を40℃、相対湿度75%、遮光、正立静置保存の条件下で保存する。2ヶ月または6ヶ月経過後、高速液体クロマトグラフィーによりラタノプロストの含量を測定し、保存開始前のラタノプロストの濃度に対する保存終了後のラタノプロストの濃度の比率をラタノプロストの残存率とした。このときの高速液体クロマトグラフィーの測定条件は表14のとおりである。
表13に示したとおり、いずれの点眼剤も良好な安定性を有していることがわかる。特に点眼剤AおよびBについては、6ヶ月を経ても95%以上の残存率を保っており、室温保存が可能なことを裏付ける結果となった。
Claims (16)
- 以下の成分(A)〜(B)
(A)ラタノプロスト
(B)非イオン界面活性剤
を含有する点眼液組成物をプラスチック容器に充填してなる点眼剤。 - 以下の成分(A)〜(C)
(A)ラタノプロスト
(B)非イオン界面活性剤
(C)2以上のカルボキシル基を有する有機酸またはその薬学上許容可能な塩
を含有する点眼液組成物をプラスチック容器に充填してなる点眼剤。 - 以下の成分(A)、(B)、(D)および(E)
(A)ラタノプロスト
(B)非イオン界面活性剤
(D)有機アミンおよび/または糖類もしくはその誘導体
(E)ホウ酸類及び/又はリン酸類
を含有する点眼液組成物をプラスチック容器に充填してなる点眼剤。 - 成分(B)が、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油またはステアリン酸ポリオキシルである請求項1ないし3のいずれかに記載の点眼液。
- 成分(C)が、トリカルボン酸、テトラカルボン酸、またはそれらの薬学上許容可能な塩から選択される1種または2種以上の化合物である請求項第2項記載の点眼剤。
- 成分(C)が、クエン酸、エデト酸、またはそれらの薬学上許容可能な塩から選択される1種または2種以上の化合物である請求項第2項記載の点眼剤。
- 成分(D)の有機アミンが、トロメタモールおよび/またはモノエタノールアミンである請求項第3項に記載の点眼剤。
- 成分(D)の糖類もしくはその誘導体が、グルコース、マンニトール、ソルビトール、デキストランもしくはそれらの誘導体から選択される1種または2種以上である請求項第3項に記載の点眼剤。
- 成分(E)のリン酸類が、リン酸水素二ナトリウム、リン酸二水素ナトリウムまたはこれらの水和物である請求項第3項に記載の点眼剤。
- 更に、等張化剤として水溶性多価アルコールおよび無機塩類からなる群より選ばれる少なくとも一種を含有する請求項第1項ないし第9項のいずれかに記載の点眼液。
- 等張化剤が、グリセリンまたは塩化ナトリウムからなる群より選ばれるものである請求項第10項に記載の点眼液。
- さらに、少なくとも一種のセルロース系増粘剤を含む請求項第1項ないし第11項のいずれかに記載の点眼液。
- セルロース系増粘剤が、ヒプロメロースである請求項第12項に記載の点眼液。
- プラスチック容器がポリプロピレンまたはポリエチレン製の容器である請求項第1項ないし第13項の何れかの項記載の点眼剤。
- 外観が無色澄明であり、これを、直径約1.5cm、容量約5mLのポリプロピレン製又はポリエチレン製の容器に2.5mL収容し、40℃、相対湿度75%、遮光、正立静置保存の条件下で30日間保存した後の点眼液中のラタノプロストの残存率が、上記いずれかの容器において、97.0%以上である請求項第1項ないし第14項の何れかの項に記載の点眼剤用点眼組成物。
- ラタノプロスト0.005(w/v)%、トロメタモール 0.4〜1.2(w/v)%、クエン酸水和物 0.05〜0.15(w/v)%、D−マンニトール 0.5〜1.5(w/v)%、グリセリン 0.55〜1.65(w/v)%、ヒプロメロース 0.15〜0.45(w/v)%、ポリソルベート80 0.025〜0.375(w/v)%、およびベンザルコニウム塩化物 0.0055〜0.030(w/v)%を含有する点眼剤用点眼組成物。
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