JPWO2008069269A1 - エルボ素材およびその製造装置ならびに製造方法 - Google Patents

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Abstract

曲げ中心位置にずれがなく、押し金型上昇時、半金型から離脱することのない金属製中空厚肉部材を所定角度に曲げる方法および装置を提供する。センタピンCPに回動可能に取付けた一対のガイドプレートが水平状態にあり、センタピンの軸中心と金属製中空厚肉部材PMの軸中心が交差した状態で、同部材PMが半金型82a上に搭載されている。センタピンの下降に伴い前記ガイドプレートに固定されている金型保持部材が水平状態から互いに傾斜および離隔することにより所定角度に部材PMが曲げられ半金型82b上にある。センタピンは、ガイド部材により上下動可能であり、所定の曲げ位置まで下降すると当接部96bはストッパ92bの傾斜面に当接し、上金型からの押圧力はストッパを介してベースプレート16で受けるようになっている。

Description

本発明は、エルボ素材の製造に係り、特に軸方向に沿って両端部に開口する中空の略円形断面通路を有しその外周面形状は円形または少なくとも一対の平行平面を備えた所定長さの金属製中空厚肉部材を所定角度に曲げ成形加工することにより得られたエルボ素材およびその製造装置ならびに製造方法に関する。
一般に、流体を移送する管路は適宜の所定位置で継手を用いて接続結合される。その場合、移送管路の向きを変更するときには継手としてエルボが利用される。このエルボを製造する場合、従来は、中実部材の端部側からその曲げ中心部に向け孔加工を行っている。しかしながら、各端部側からのドリル孔加工ではその交差部分は流体通路としての滑らかさという点で問題があり、さらに通路自体を機械加工により形成する必要があるため製造コストが高いという問題がある。
一方、上記エルボではないが、単車のリヤーステーのようなパイプ部品をプレスで曲げる方法が特許文献1に開示されている。この特許文献1では、その第3図に示されるように、互いに平行な一対の支軸に回動自在に支持された一対のダイがあり、その支軸と交差する方向にパイプを載せ、上記パイプの両端を一方のダイ上のストッパと他方のダイ上の加圧シリンダに挟持させ、上記シリンダによりパイプに長手方向の圧縮力を加えながら両ダイの間にある部分のパイプ上にポンチを押し下げることを特徴とするものである。
また、前記問題点を解決するための、エルボの素材となる厚肉曲管を製造する方法が特許文献2に開示されている。同特許文献2では、従来技術として、その図10に示されるように、押し金型212と、一対の下型221,222をガイドする円弧状のガイド面211aを有する上ガイド211とを有する上金型210を備え、円弧状の摺動面220c,220cを有する一対の下型221,222を備え、一対の下型221,222を載置するスライド面230a,230aを有する下ガイド230とを備え、上金型210の下降に連動して一対の下型221,222の円弧状の摺動面220c,220cがそれぞれ上金型210の上ガイド211の円弧状のガイド面211aに沿って当接しながら摺動すると同時に一対の下型221,221の下端部220f,220fがそれぞれ下ガイド230のスライド面230a,230aに沿って当接しながら摺動することで一対の下型221,222が互いに向き合ってそれぞれ回動可能とした構成が示されている。
この構成によると、一対の下型221,222は上金型210の円弧状のガイド面211aに沿って互いに向き合って回動の中心O1を持って回動するので、曲げ開始時と曲げ加工終了時とでの厚肉パイプ素材111aの両端面と回動の中心O1との距離の変化が少なくなり寸法のばらつきの少ない厚肉曲管である厚肉エルボ素材が成形できる。その結果、厚肉パイプを切ってエルボ用の素材とすることができるので、鍛造した素材を準備する必要も無く、また、厚肉パイプを使用できるので、流体路を形成するための細い孔明け加工は不要となり、また、従来行っていたドリル孔の交叉部のバリ取りも不要となる。さらに、外形が丸い厚肉パイプであるのでネジ加工の削り代も少なくなる。従って、専用のドリルが不要となり、ドリル加工及びバリ取り加工が不要となり、ネジ加工の切削量が少ないため、大幅な加工時間の短縮、工具コストの低減、材料の歩留まりの改善が可能となるものである。
しかしながら、この装置の上ガイド211は円弧状のガイド面211aを有しているため、上ガイド211を製作するにはブロックを削って円弧状のガイド面211aを加工しなければならず、加工量が多く、又加工が複雑となり、その結果、加工コストが高くなってしまう。また、上ガイド211はブロック状のため重量が大きく、取扱が不便である。さらに、一対の下型221,222の円弧状の摺動面220c,220cがそれぞれ上金型210の上ガイド211の円弧状のガイド面211aに沿って当接しながら摺動するので、長期に使用すると摺動面220c,220c及び円弧状のガイド面211aが摩耗したり、焼付いたりする。
こうした問題点を解決するため、特許文献2では、その図1乃至図8に示されるように、押し金型と一対の下型を有する下金型とを備える厚肉曲管の製造装置であって、前記一対の下型を上方に付勢する付勢手段と、固定部に固着された被噛合い手段と噛合う噛合い手段を有し、前記付勢手段により上方に付勢され互いに当接する態様で初期位置に配設される一対の下型とを備え、前記一対の下型は、成形時、前記押し金型の下降により下方に押圧され、前記噛合い手段が前記被噛合い手段と噛合って前記初期位置から互いに向き合って前記押し金型の下降に従動する中心点廻りに回動して成形が行われ、成形後、前記押し金型の上昇と共に、前記付勢手段によって上方に付勢され、前記噛合い手段が前記被噛合い手段と噛合って互いに向き合って前記押し金型の上昇に従動する中心点廻りに回動して前記初期位置に復帰する構成としている。そして、この構成になる製造装置により、固定部に固着された被噛合い手段と噛合う噛合い手段を有し、付勢手段により上方に付勢され互いに当接する態様で初期位置に配設された一対の下型を備えた下金型に、所定長さの金属製厚肉パイプ素材を載置し、次に押し金型を下降させて、金属製厚肉パイプ素材の長手方向中間部を押すことにより、一対の下型が、噛合い手段と前記被噛合い手段とが噛合って互いに向き合って前記押し金型の下降に従動する中心点廻りに回動し、所定の寸法の厚肉エルボ素材を成形する方法が開示されている。
特開昭50−102562号公報 特許第3544183号公報
前述した特許文献1に示された装置を、エルボ素材の成形用に使用する場合、次のような難点がある。
すなわち、特許文献1の装置では、パイプ9はほぼ常温での曲げが行われると考えられるので、比較的厚肉が要求されるエルボ素材の成形においてはポンチ10の押し下げ力は非常に大きくなり、支軸5、6の剛性をかなり大きくする必要がある。また、パイプ9の中央部をポンチ10下端面で直接押し下げるためその中央部の局率半径R部分に曲げ応力が集中し、シリンダ14によるパイプ端面からの適切な押し圧力設定を簡単に定めることが困難であり、パイプの断面形状、材質などを考慮して種々テストをしなければならないという難点がある。
一方、特許文献2においては、一対のガイドブロック31のガイド面31aの直線ラック35aと、それに噛合う略扇形の下金型21、22の円弧ラック25aが設けられている。したがって、幾何学的には、押し金型12の下降に伴ってパイプ素材111aの曲げ中心位置OE1(図3ではO1に対応している)は押し金型12の上下動の垂直中心線X上にあるが、前記直線ラック35aおよび円弧ラック25aの加工精度や取付け状態、噛合い部分への塵埃の侵入、さらに、「一対の下型21,22の円弧状の転動面20C,20Cは、ガイドブロック31,31のガイド面31a,31aを転動し、一対の下型21,22のそれぞれからの力を受けることになる。」(段落0040)と記載されているように、ラックの噛合い歯面上で半径方向に作用する力などにより転動面20Cの半径方向位置が変動し、前記中心O1が常に垂直中心線X上に保持されることは必ずしも長期に亘り保障されないという難点がある。
また、特許文献2においては、パイプ素材の端面を規制する第1、第2ストッパ51、52の対向間隔は一方のストッパの位置をネジにより調整できるが比較的調整シロが小さいため、下金型に搭載されるパイプ素材の切断寸法に誤差があると搭載が正しく行われないこと、成形毎に締付け、緩める操作の必要から、ネジを左右に回転させなければならないという難点がある。
さらにまた、特許文献2においては、その図5、図8に示されるように、スプリング68により側面型61を常時上方へ付勢しているため、パイプ素材の曲げ成形が終了して押し金型12が上昇する際、高温度の、曲げ成形されたパイプ素材が押し金型12に付着したまま上昇しその途中で装置近傍へ落下する恐れがある。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、軸方向に沿って両端部に開口する中空の略円形断面通路を有しその外周面は少なくとも一対の平行平面を備えた所定長さの金属製中空厚肉部材を所定角度に曲げ成形加工することにより得られたエルボ素材およびその製造装置ならびに製造方法を提供する。
本発明の製造装置ならびに製造方法によれば、金属製中空厚肉部材の曲げ中心位置がずれることがなく、さらに、上側の押し金型が上昇するときに曲げ成形された金属製中空厚肉部材が下金型から離脱することがなく、また、スパナ掛け用の平行平面を形成することができる。
前記目的を達成するための、本発明によるエルボ素材は、軸方向に沿って両端部に開口する中空の略円形断面通路を有しその外周面形状は円形または少なくとも一対の平行平面を備えた所定長さの金属製中空厚肉部材を所定角度に曲げ成形加工することにより得られることを特徴とする。
その場合、前記金属製中空厚肉部材の断面外形形状は四角形、六角形または八角形であり、好ましくは、正四角形、正六角形または正八角形とすることができる。
また、前記目的を達成するための、本発明によるエルボ素材の製造装置は、軸方向に沿って両端部に開口する中空の略円形断面通路を有しその外周面形状は円形または少なくとも一対の平行平面を備えた所定長さの金属製中空厚肉部材を所定角度に曲げ成形加工することによりエルボ素材を製造する装置であって、支点用の第1軸部材をその軸方向に対し直角な第1の方向に移動可能にガイドする第1ガイド部材、一端部側が前記第1軸部材に回動可能に結合された一対のリンクレバー、および前記リンクレバーの各他端部側を前記第1軸部材の軸方向と直角な第2の方向に移動可能にガイドする第2ガイド部材で形成されたトグル型リンク機構と、成形対象である前記金属製中空厚肉部材の長手方向外周面のほぼ半分に相当する一側外周面と接するよう形成された一側金型を形成する2つの半金型と、前記半金型をそれぞれ収納して固定保持すると共に前記各リンクレバー側面に固定された半金型保持部材と、所定角度に曲げられた状態で前記金属製中空厚肉部材の他側外周面に当接する第1接触面が形成されると共に中央部分には前記第1軸部材を前記第1の方向に押圧するため前記第1軸部材外周面の一部に当接する第2接触面が形成されてなる他側金型と、前記他側金型を保持する他側金型保持部材と、前記他側金型保持部材を前記第1の方向に移動せしめる第1移動手段と、前記第1軸部材に回動可能に結合されたリンクレバーの前記一端部側に当接し該一端部側を介して前記第1軸部材を前記第1ガイド部材に沿って前記第1の方向に移動せしめる第2移動手段と、を備えたことを特徴とする。
その場合、前記エルボ素材の製造装置には、前記金属製中空厚肉部材が所定角度に曲げられた前記第1軸部材の位置に対応して前記各半金型保持部材の外周面に当接するストッパ部材を設けて構成することができる。
またその場合、前記各半金型には前記金属製中空厚肉部材の端面位置を規制する位置規制手段を設けて構成することができる。
さらにその場合、前記位置規制手段の少なくとも一方は前記金属製中空厚肉部材の端面に当接する部材の位置が調整可能に構成することができる。
さらにその場合、前記第1軸部材は、その第1の方向への移動に伴い、その軸方向に進退可能に構成されており、第1軸部材の端面が前記金属製中空厚肉部材の側面に当接すると共に、さらに該側面を押圧するよう構成することができる。
さらにその場合、前記第1軸部材は、その第1の方向への移動に伴い、同第1軸部材の端面が前記金属製中空厚肉部材の一対の平行側面に当接すると共に、その軸方向端面位置を保持するよう構成することができる。
また、前記支点用の第1軸部材をその軸方向に対し直角な第1の方向に移動可能にガイドする第1ガイド部材、一端部側が前記第1軸部材に回動可能に結合された一対のリンクレバー、および前記リンクレバーの各他端部側を前記第1軸部材の軸方向と直角な第2の方向に移動可能にガイドする第2ガイド部材で形成されたトグル型リンク機構と、成形対象である前記金属製中空厚肉部材の長手方向外周面のほぼ半分に相当する一側外周面と接するよう形成された一側金型を形成する2つの半金型、ならびに、前記半金型をそれぞれ収納して固定保持すると共に前記各リンクレバー側面に固定された半金型保持部材と、は、ベースプレート(16)上に固定された側板(54、56)と外側板(50、52)で囲まれた空間内に収納保持されるよう構成することができる。
また、前記目的を達成するための、本発明によるエルボ素材の製造方法は、軸方向に沿って両端部に開口する中空の略円形断面通路を有しその外周面形状は円形または少なくとも一対の平行平面を備えた所定長さの金属製中空厚肉部材を所定角度に曲げ成形加工することによりエルボ素材を製造する方法であって、支点用の第1軸部材をその軸方向に対し直角な第1の方向に移動可能にガイドする第1ガイド部材、一端部側が前記第1軸部材に回動可能に結合された一対のリンクレバー、および該リンクレバーの各他端部側を前記第1軸部材の軸方向と直角な第2の方向に移動可能にガイドする第2ガイド部材で形成されたトグル型リンク機構と、成形対象である金属製中空厚肉部材の長手方向外周面のほぼ半分に相当する一側外周面と接するよう形成された一側金型を形成する2つの半金型と、該半金型をそれぞれ収納して固定保持すると共に前記各リンクレバー側面に固定された半金型保持部材と、所定角度に曲げられた状態で前記金属製中空厚肉部材の他側外周面と当接する第1接触面が形成されると共に中央部分には前記第1軸部材を前記第1の方向に押圧するため該第1軸部材外周面の一部に当接する第2接触面が形成されてなる他側金型と、該他側金型を保持する他側金型保持部材と、該他側金型保持部材を前記第1の方向に移動せしめる第1移動手段と、前記第1軸部材に回動可能に結合されたリンクレバーの前記一端部側に当接し該一端部側を介して前記第1軸部材を前記第1ガイド部材に沿って前記第1の方向に移動せしめる第2移動手段と、を備えた曲げ成形装置を用意する工程と、前記第2移動手段を駆動して前記2つの半金型を同一直線状に配列する第1工程と、前記第1工程に続いて、予め塑性変形可能な温度に加熱された前記金属製中空厚肉部材を前記各半金型の所定位置に載置する第2工程と、前記第1移動手段を駆動して前記他側金型保持部材を前記金属製中空厚肉部材に向けて移動させ該他側金型に形成された前記第2接触面を前記第1軸部材外周面の一部に当接せしめる第3工程と、前記第3工程に続き、さらに前記第1移動手段を駆動して前記第1軸部材を第1の押圧力で前記第1の方向へ移動せしめそれに伴い前記半金型が互いに離隔しつつ傾斜しその結果として前記金属製中空厚肉部材を徐々に曲げる第4工程と、前記第4工程中、前記第2移動手段は、前記第1移動手段の駆動により前記第1軸部材に与えられる第1の押圧力に対向し且つ該第1の押圧力より小さい第2の押圧力を、前記リンクレバーの一端部側を介して前記第1軸部材に付勢し、それにより前記第1軸部材の前記第1の方向への移動を許容する第5工程と、前記第4工程における第1軸部材の第1の方向への移動により前記他側金型が前記金属製中空厚肉部材の他側外周面と当接し同金属製中空厚肉部材が所定角度に曲げられた状態に対応する第1の方向の所定位置にて前記他側金型保持部材を第1移動手段によりその位置に所定時間保持する第6工程と、前記第6工程の後、前記第1移動手段により前記他側金型保持部材を前記第3工程における移動と反対方向へ移動せしめ前記他側金型を所定角度に曲げられた金属製中空厚肉部材から離脱せしめる第7工程と、前記第7工程の開始の後に、前記第2移動手段を駆動し、前記所定角度に曲げられた金属製中空厚肉部材を載置した状態で前記2つの半金型が元の直線状の配列となるよう前記第1軸部材を第1の方向へ復帰移動させる第8工程、とからなることを特徴とする。
その場合、前記曲げ成形装置には、前記金属製中空厚肉部材が所定角度に曲げられた前記第1軸部材の位置に対応して前記各半金型保持部材の外周面に当接するストッパ部材が設けられており、前記第6工程中、前記第1軸部材へ作用する第1の押圧力は前記ストッパ部材を介して受けるよう構成することができる。
またその場合、前記各半金型には前記金属製中空厚肉部材の端面位置を規制する位置規制手段を設けて構成することができる。
さらにその場合、前記位置規制手段の少なくとも一方は前記金属製中空厚肉部材の端面に当接する部材の位置が調整可能に構成することができる。
さらにその場合、前記第1軸部材は、前記第4工程中、第1の方向への移動に伴い、その軸方向に進退可能に構成されており、第1軸部材の端面が前記金属製棒状部材の側面に当接すると共に、さらに該側面を押圧するよう構成することができる。
さらにまたその場合、前記第1軸部材は、前記第4工程中、第1軸部材の端面が前記金属製中空厚肉部材の一対の平行側面に当接すると共に、その軸方向端面位置を保持するよう構成することができる。
本発明による角形状のエルボ素材は、軸方向に沿って両端部に開口する中空の略円形断面通路を有し、その外周面形状は少なくとも一対の平行平面を有するように、予め曲げ成形前の金属製中空厚肉部材として形成されているので、スパナ掛け用の一対の平行平面は曲げ成形時に押圧成形して形成する必要がない。
また、本発明によるエルボ素材の製造装置は、軸方向に沿って両端部に開口する中空の略円形断面通路を有しその外周面形状は円形または少なくとも一対の平行平面を備えた所定長さの金属製中空厚肉部材を所定角度に曲げ成形加工することによりエルボ素材を製造する装置であって、支点用の第1軸部材をその軸方向に対し直角な第1の方向に移動可能にガイドする第1ガイド部材、一端部側が前記第1軸部材に回動可能に結合された一対のリンクレバー、および前記リンクレバーの各他端部側を前記第1軸部材の軸方向と直角な第2の方向に移動可能にガイドする第2ガイド部材で形成されたトグル型リンク機構と、成形対象である前記金属製中空厚肉部材の長手方向外周面のほぼ半分に相当する一側外周面と接するよう形成された一側金型を形成する2つの半金型と、前記半金型をそれぞれ収納して固定保持すると共に前記各リンクレバー側面に固定された半金型保持部材と、所定角度に曲げられた状態で前記金属製中空厚肉部材の他側外周面に当接する第1接触面が形成されると共に中央部分には前記第1軸部材を前記第1の方向に押圧するため前記第1軸部材外周面の一部に当接する第2接触面が形成されてなる他側金型と、前記他側金型を保持する他側金型保持部材と、前記他側金型保持部材を前記第1の方向に移動せしめる第1移動手段と、前記第1軸部材に回動可能に結合されたリンクレバーの前記一端部側に当接し該一端部側を介して前記第1軸部材を前記第1ガイド部材に沿って前記第1の方向に移動せしめる第2移動手段と、を備えて構成されているので、曲げ成形装置として堅牢であり長期に亘る稼動を可能する。
さらにまた、本発明によるエルボ素材の製造方法によれば、軸方向に沿って両端部に開口する中空の略円形断面通路を有しその外周面形状は円形または少なくとも一対の平行平面を備えた所定長さの金属製中空厚肉部材を所定角度に曲げ成形加工することによりエルボ素材を製造する方法であって、支点用の第1軸部材をその軸方向に対し直角な第1の方向に移動可能にガイドする第1ガイド部材、一端部側が前記第1軸部材に回動可能に結合された一対のリンクレバー、および該リンクレバーの各他端部側を前記第1軸部材の軸方向と直角な第2の方向に移動可能にガイドする第2ガイド部材で形成されたトグル型リンク機構と、成形対象である金属製中空厚肉部材の長手方向外周面のほぼ半分に相当する一側外周面と接するよう形成された一側金型を形成する2つの半金型と、該半金型をそれぞれ収納して固定保持すると共に前記各リンクレバー側面に固定された半金型保持部材と、所定角度に曲げられた状態で前記金属製中空厚肉部材の他側外周面と当接する第1接触面が形成されると共に中央部分には前記第1軸部材を前記第1の方向に押圧するため該第1軸部材外周面の一部に当接する第2接触面が形成されてなる他側金型と、該他側金型を保持する他側金型保持部材と、該他側金型保持部材を前記第1の方向に移動せしめる第1移動手段と、前記第1軸部材に回動可能に結合されたリンクレバーの前記一端部側に当接し該一端部側を介して前記第1軸部材を前記第1ガイド部材に沿って前記第1の方向に移動せしめる第2移動手段と、を備えた曲げ成形装置を用意する工程と、前記第2移動手段を駆動して前記2つの半金型を同一直線状に配列する第1工程と、前記第1工程に続いて、予め塑性変形可能な温度に加熱された前記金属製中空厚肉部材を前記各半金型の所定位置に載置する第2工程と、前記第1移動手段を駆動して前記他側金型保持部材を前記金属製中空厚肉部材に向けて移動させ該他側金型に形成された前記第2接触面を前記第1軸部材外周面の一部に当接せしめる第3工程と、前記第3工程に続き、さらに前記第1移動手段を駆動して前記第1軸部材を第1の押圧力で前記第1の方向へ移動せしめそれに伴い前記半金型が互いに離隔しつつ傾斜しその結果として前記金属製中空厚肉部材を徐々に曲げる第4工程と、前記第4工程中、前記第2移動手段は、前記第1移動手段の駆動により前記第1軸部材に与えられる第1の押圧力に対向し且つ該第1の押圧力より小さい第2の押圧力を、前記リンクレバーの一端部側を介して前記第1軸部材に付勢し、それにより前記第1軸部材の前記第1の方向への移動を許容する第5工程と、前記第4工程における第1軸部材の第1の方向への移動により前記他側金型が前記金属製中空厚肉部材の他側外周面と当接し同金属製中空厚肉部材が所定角度に曲げられた状態に対応する第1の方向の所定位置にて前記他側金型保持部材を第1移動手段によりその位置に所定時間保持する第6工程と、前記第6工程の後、前記第1移動手段により前記他側金型保持部材を前記第3工程における移動と反対方向へ移動せしめ前記他側金型を所定角度に曲げられた金属製中空厚肉部材から離脱せしめる第7工程と、前記第7工程の開始の後に、前記第2移動手段を駆動し、前記所定角度に曲げられた金属製中空厚肉部材を載置した状態で前記2つの半金型が元の直線状の配列となるよう前記第1軸部材を第1の方向へ復帰移動させる第8工程、とから構成されるので、金属製中空厚肉部材の曲げ中心位置がずれることがなく、さらに上側の押し金型が上昇するときに曲げ成形された金属製中空厚肉部材が下金型から離脱することがない。
本発明で利用するトグル型リンク機構を説明する図である。 本発明が適用される曲げ装置全体の正面図である。 図2のZ−Z線矢視図であって、曲げ成形ユニットの平面視詳細を示す図である。 図3のA−A線断面に対応しており、その左側には、パイプ部材が半金型上に載置されている状態を示し、その右側には、センタピンが降下してガイドプレートが水平状態から互いに傾斜し、所定角度にパイプ部材が曲げられて半金型上に載置されている状態を示す図である。 図3のA−A線断面に対応しており、その左側には、金属製中空厚肉部材が半金型上に載置されている状態を示し、その右側には、センタピンが降下してガイドプレートが水平状態から互いに傾斜し、所定角度に金属製中空厚肉部材が曲げられて半金型上に載置されている状態を示す図である。 図3のX−X線矢視図であって、その右側にはセンタピンを垂直方向に案内するガイド機構の詳細を示す。 図3のX−X線矢視図の他の例であって、その右側にはセンタピンを垂直方向に案内するガイド機構の詳細を示す。 上金型の詳細形状を示す図であって、(a)は図2の上金型を拡大して示し、(b)は(a)のY方向から見た上金型の詳細形状を示す。 上金型の詳細形状を示す図の他の例であって、(a)は図2の上金型を拡大して示し、(b)は(a)のY方向から見た上金型の詳細形状を示す。 エルボ素材の成形終了までのプロセスにおいて、金属製中空厚肉部材の曲げ力に対応するラムシリンダの背圧、金属製中空厚肉部材端面への押圧力に対応する高圧シリンダの背圧および、ガイドプレートを介してセンタピンを下方から上方へ押し上げる油圧シリンダの背圧の変化を縦軸に、その経過時間を横軸で示したグラフである。 図3のB−B線断面の中で下金型上に載置された金属製中空厚肉部材と上金型およびセンタピンとの位置関係を示す図である。 軸方向に沿って切断した半割りエルボ素材の外形形状を示す図である。 図9Aに示す各半割りエルボ素材の内面形状を示す図である。 外周形状が少なくとも一対の平行平面を有する金属製中空厚肉部材を示す図である。 中実の線状鋼材を所定長さに切断し、深絞り加工により所定肉厚を有する所定長さの、外周が円形の圧肉パイプ状に形成するプロセスを示す図である。 外周形状がほぼ四角形であってその屈曲部で切断され2つの片に分離したエルボ素材の図である。 図11Aの各エルボ素材片の切断面を上方からみた図である。 外周形状が正方形であってその屈曲部近傍を軸方向に一部分切断したエルボ素材の図である。 図12Aの切断面を上方から見たエルボ素材の図である。 外周形状がほぼ正六角形のエルボ素材を曲げの外側から見た図である。 図13Aのエルボ素材の屈曲部で切断されたエルボ素材片の切断面を上方からみた図である。 外周形状が円形のエルボ素材からネジを含む機械加工されたエルボの一端側中空穴の変形の様子を示す図である。
符号の説明
10 ベースフレーム
12 支柱
14 台
16 ベースプレート
18 曲げ成形ユニット
20a、20b ガイド部材
22 油圧シリンダ
24 ロッド
26 支持板
28a、28b 当接部材
30 コラム
32 ヘッド
34 ラムシリンダ
36 ラム
38 保持プレート
40 上金型
42 上金型保持体
44 ガイドバー
50、52 外側板
54、56 側板
60a、60b プレート
62a、62b 長穴
64a、64b 通しピン
66a、66b ガイド部材
68 スナップリング
70 バネ
72 摺動部材
80a、80b 金型保持部材
82a、82b 半金型
84 スペーサ
86 駒部材
88 油圧シリンダユニット
88a 固定部材
88b ブラケット
88c ピストンロッド
90 押駒部材
92a、92b ストッパ
94a、94b 当接部材
96a、96b 当接部
100a、100b 型部分
CP センタピン
CP1 径小部
CP2 端面
CP3 左端面
F1 第1接触面
Fa 接触面
FS 垂直平面部
GP1、GP2 ガイドプレート
P1、P2、P3 背圧
PM 金属製中空厚肉部材
S 塑性変形受容空隙
本発明の実施形態に係る好適な実施例としてのエルボ素材を製造する場合について、以下に添付の図面を参照し詳細に説明する。
図1は、本発明で利用されるトグル型リンク機構を説明する図である。同図1において、参照符号SL1は、図の中央部上下方向に設けられた第1ガイド溝であり、その上部には第1ガイド溝と直交している水平方向の第2ガイド溝SL2が設けられている。参照符号SMはスライド部材であって第1ガイド溝SL1の溝壁面S1、S2に当接し且つ摺動可能に設けられている。このスライド部材SMの手前側にはセンタピンCPが一体的に取付けられている。同センタピンCPにはガイドプレートGP1、GP2のそれぞれ一端部が回動可能に取付けられている。一方、各ガイドプレートGP1、GP2の他端部にはサポートピンSP1、SP2が回動可能に取付けられ、その各サポートピンSP1、SP2は第2ガイド溝SL2により摺動可能にガイドされるようになっている。スライド部材SMを第1ガイド溝SL1に沿って下降するとセンタピンCPも一緒にセンタラインCLに沿って下降し、鎖線で示すように、各ガイドプレートGP1、GP2は当初の水平状態から徐々に傾斜していく。
この動作中、サポートピンSP1,SP2の軸中心は第2ガイド溝SL2の水平方向の中心線HL上を互いに接近するように移動する。図1の下方に示す鎖線部分は、油圧シリンダCYLのロッドRDの上端部に支持板PLを介して設けられた当接片rd1が前記センタピンCPの外周に位置しているガイドプレートGP1、GP2の一端部側の円弧状外周に当接していることを示す。
センタピンCP、第1ガイド溝SL1、第2ガイド溝SL2は、それぞれ本発明における、第1軸部材、第1ガイド部材、第2ガイド部材に対応している。また、センタラインCLに対応する垂直方向、中心線HLに対応する水平方向は、それぞれ本発明における第1の方向、第2の方向に対応している。さらに、前記油圧シリンダCYL、ロッドRD、支持プレートPL、当接片rd1は本発明における第2移動手段を構成している。
図2は、本発明が適用される、金属製中空厚肉部材の曲げ装置の正面図である。同図2において、参照符号10は、地面に固定されたベースフレームである。このベースフレーム10には複数の支柱12が立設固定され、その上端部に台14が配置固定されている。この台14上面にはベースプレート16が固定されており、その上には下側金型を含む曲げ成形ユニット18が搭載固定されている。参照符号88は、後述されるように、エルボ素材を形成するための金属パイプの一側端面を押圧するための油圧シリンダユニットである。参照符号20はガイドバー44を案内するガイド部材であって、ベースプレート16上に設けられている。
参照符号30は前記ベースフレーム10上に立設されたコラムであり、その上部にはヘッド32が設けられ、同ヘッド32にはラムシリンダ34が取付けられている。このラムシリンダ34には上下方向に進退するラム36が設けられており、その下端部には保持プレート38が固定されている。同保持プレート38の下面側には上金型40を固着した上金型保持体42が取付けられている。
前記ガイドバー44の上端は保持プレート38に取付けられており、前記ラム36の下降動作により、ガイドバー44はガイド部材20に設けられている穴へ挿入されガイドされる。前記ラムシリンダ34、ラム36、保持プレート38は本発明における第1移動手段を構成している。さらに、参照符号22、24、26、28は、それぞれ図1におけるシリンダCYL、ロッドRD、支持プレートPL、当接部材rd1に対応しており、前述したように、これらは本発明における第2移動手段を構成している。
図3は、図2のZ−Z線矢視図であって、曲げ成形ユニット18の平面視詳細を示す。同図3において、参照符号50、52は外側板、参照符号54、56は側板であって、それぞれベースプレート16上面に立設固定されている。そして、これら外側板および側板で囲まれた矩形状の高さhの空間が形成され、同空間内には中央部のA−A線の上下にほぼ対称に構成された曲げ機構が収納されている。いま、この曲げ機構のA−A線上方部分を説明すると、図3の外側板50の内側にはプレート60a、60bが固定され、それらの中間部にはセンタピンCPが配置される。センタピンCPの軸方向(B−B線)中央部にはガイドプレートGP1、GP2の一端部が回動可能に取付けられている。各ガイドプレートGP1、GP2の他端部側は通しピン64a、64bが貫通しており、同通しピン64a、64bの端部はプレート60a、60bの所定高さに形成された長穴62a、62b内で水平方向にのみ移動可能に収納されている。なお、前記所定高さに形成された長穴62a、62bの水平方向とは、図1の水平ラインHLに対応し、通しピン64a、64bはそれぞれサポートピンSP1、SP2に対応しているものである。
参照符号CP1はセンタピンCPの径小部であってその左、右側面部には垂直平面FSが形成されている。参照符号66a、66bは前記径小部CP1の垂直平面に当接する垂直方向のガイド部材であり、同ガイド部材によりセンタピンCPは図の紙面垂直方向にガイドされるようになっている。参照符号68はスナップリングでガイドプレートGP1、GP2との間に配置されたバネ70の弾発力を受けセンタピンCPを図の上方へ付勢している。参照符号72は、センタピンCPの径小部CP1の端面CP2と当接する摺動部材であって、その摺動面は垂直方向に形成され、焼き入れ等により摺動面が硬化されている。したがって、センタピンCPが紙面垂直方向で下方に移動されると、センタピンCPの他側端面CP3はA−A線上に配置されているエルボ素材を形成するための金属製中空厚肉部材PMの一対の平行平面に当接した状態で当該平行平面の間隔を保持するようになっている。なお、ガイドプレートGP1、GP2が水平状態にあるとき、センタピンCPの軸中心と金属製中空厚肉部材PMの軸中心とは同一面で交差している。
参照符号80a、80bは、B−B線で区分された左右の側にそれぞれ配置され且つ、ガイドプレートGP1、GP2の側面に固定された金型保持部材である。各金型保持部材80a、80bにはA−A線に沿って下側の一対の半金型82a、82bが搭載固定されており、前述したガイドプレートGP1、GP2が水平状態にあるとき、両方の半金型は同一直線状に配列し単一の下側金型を形成している。
参照符号84はA−A線上に設けられたスペーサ、参照符号86は金属製中空厚肉部材PMの左端面とスペーサ84の間に配置された位置規制用の駒部材である。参照符号88は油圧シリンダユニットであって、右側の半金型82bを搭載している金型保持部材80bに固定されそのピストンロッド左端には押駒部材90が取付けられており、長さLである金属製中空厚肉部材PMの右端面との間隔ΔLを任意に調整することができるようになっている。その場合、ピストンロッドのストロークを間隔ΔLより大きくすることにより、押駒部材90で金属製中空厚肉部材PMの右端面を押圧することが可能である。
図3のA−A線の下側についても上述した各構成部分が同様に配置されているが、それらの説明は重複するので省略する。
図4Aは、図3のA−A線断面に対応しており、その左側は、ガイドプレートGP1、GP2が水平状態であってセンタピンCPの中心と外周形状が円形のパイプ部材PM(本発明の金属製中空厚肉部材に対応する)の中心が交差した状態で、同パイプ部材PMが金型保持部材80aに固定された分割金型82a上に搭載されている様子を示し、その右側は、センタピンCPが降下し、ガイドプレートGP1、GP2が水平状態から互いに傾斜し、所定角度例えば110度にパイプ部材PMが曲げられて金型保持部材80bに固定された半金型82b上にある状態を示す。
図4Aにおいて、油圧シリンダユニット88は金型保持部材80b上に固定された固定部材88aの一端側に取付けられたブラケット88bにより固定保持されており、同固定部材88aの貫通孔を介して摺動可能に配置されたピストンロッド88cの先端部には押駒部材90が取付けられている。参照符号92a、92bは、金型保持部材80a、80bの内側外周面上に平面として形成されている当接部96a、96bと当接する傾斜面を有するストッパである。図の右側に示されるように、ストッパ92a、92bはベースプレート16に固定して取付けられている。金型保持部材80a、80bの外周面は前記当接部96a、96b以外の部分は円弧状に形成されており、その外側の円弧の中心はセンタピンCPの中心となるよう形成され、したがって、同外側の円弧部は側板54、56の内側面上にてころがり接触するようになっている。参照符号94a、94bは、前記外側の円弧部と当接する当接部材であって、それぞれ側板54、56に埋め込まれている。当接部材94a、94bは焼入れ等により表面が硬化されて形成されている。
この場合、当接部材94a、94b上で金型保持部材80a、80bの外周面(円弧部)をころがり接触させるのは、図4のQで示したパイプ部材PMの外側部分がセンタピンCPの下降に伴い押し広げられるとき、金型保持部材80a、80bも互いに外側へ押し広げられ、その結果センタピンCPにはガイドプレートGP1、GP2の回動部分を介してせん断力が作用するので、この作用を弱めてセンタピンCPを保護するため、ころがり接触面と垂直方向の力を側板54、56側で吸収するようにしている。もちろん、このセンタピンCPの剛性を大きくすることにより、前記せん断力(垂直方向の力)に耐えうるようにすることも可能である。
図4Bは、図3のA−A線断面に対応しており、その左側は、ガイドプレートGP1、GP2が水平状態であってセンタピンCPの中心と外形が六角形状の金属製中空厚肉部材PMの中心が交差した状態で、金属製中空厚肉部材PMが金型保持部材80aに固定された分割金型82a上に搭載されている様子を示し、その右側は、センタピンCPが降下し、ガイドプレートGP1、GP2が水平状態から互いに傾斜し、所定角度例えば110度に金属製中空厚肉部材PMが曲げられて金型保持部材80bに固定された半金型82b上にある状態を示す。なお、図4Bの詳細部分は上述した図4Aと同じなので、その説明は省略する。
図5Aは、図3のX−X線矢視であって、同図の右側にて、センタピンCPを垂直方向に案内するガイド機構の詳細を示す。同図5Aにおいて、外側板50には、前述したように、摺動部材72が収納固定されており、同摺動部材72には図示のように、傾斜面DLが形成されセンタピンCPの径小部CP1の端面CP2が当接している。センタピンCPの径小部CP1の側面は前述したように、垂直平面部FSが両側に形成されており、ガイド部材66a、66bと当接している。参照符号Faは、センタピンCPの外周上部で上金型40(図2参照)に形成された第1接触面F1に当接する接触面である。図に示したセンタピンCPは最上部位置にあり、その中心軸は一対の下金型に搭載されたパイプ部材PMの中心と同一高さになっている。
参照符号88bは、前述した油圧シリンダユニット88を固定保持するブラケットである。下方に鎖線で示したセンタピンCPの位置では前記傾斜面DLによりセンタピンCPの左端面CP3は左方にd1だけ移動しておりパイプ部材PMの側面を押圧している。センタピンCPの中央部分に回動可能に結合しているガイドプレートGP1、GP2の一端部外周の下面側は円弧状に形成されており、同下面にはロッド24に固定した支持プレート26から立設された一方の当接部材28aの上端面が当接している。
図5Bは、図3のX−X線矢視であって、同図の右側にて、センタピンCPを垂直方向に案内するガイド機構の詳細を示す。同図5Bにおいて、外側板50には、前述したように、摺動部材72が収納固定されており、同摺動部材72には図示のように、垂直面DLが形成されセンタピンCPの径小部CP1の端面CP2が当接している。センタピンCPの径小部CP1の側面は前述したように、垂直平面部FSが両側に形成されており、ガイド部材66a、66bと当接している。参照符号Faは、センタピンCPの外周上部で上金型40(図2参照)に形成された第1接触面F1に当接する接触面である。図に示したセンタピンCPは最上部位置にあり、その中心軸は一対の下金型に搭載された金属製中空厚肉部材PMの中心と同一高さになっている。
参照符号88bは、前述した油圧シリンダユニット88を固定保持するブラケットである。下方に鎖線で示したセンタピンCPの位置では前記垂直面DLによりセンタピンCPの左端面CP3は左方にΔdだけ移動しており金属製中空厚肉部材PMの側面と接触している。センタピンCPの中央部分に回動可能に結合しているガイドプレートGP1、GP2の一端部外周の下面側は円弧状に形成されており、同下面にはロッド24に固定した支持プレート26から立設された一方の当接部材28aの上端面が当接している。
図6Aは、上金型40の詳細形状を示す図であって、(a)は図2の上金型40を拡大して示し、(b)は(a)のY方向から見た上金型40の詳細形状を示す。同図6Aの(a)において、参照符号100a、100bはパイプ部材PMが曲げられエルボ素材として形成されたときにパイプ部材のほぼ上半分の外周面と接触する型部分である。また、参照符号F1はセンタピンCPの接触面に当接する第1接触面である。
さらに、同図6Aの(b)において、参照符号F1a、F1bは、図3に示されるように、パイプ部材PMを挟んで対向して配置されているそれぞれのセンタピンCPの接触面Faに当接する上金型40の第1接触面である。
図6Bは、上金型40の詳細形状を示す他の図であって、(a)は図2の上金型40を拡大して示し、(b)は(a)のY方向から見た上金型40の詳細形状を示す。同図6Bの(a)において、参照符号100a、100bは金属製中空厚肉部材PMが曲げられエルボ素材として形成されたときに金属製中空厚肉部材のほぼ上半分の外周面と接触する型部分である。また、参照符号F1はセンタピンCPの接触面に当接する第1接触面である。
さらに、同図6Bの(b)において、参照符号F1a、F1bは、図3に示されるように、金属製中空厚肉部材PMを挟んで対向して配置されているそれぞれのセンタピンCPの接触面Faに当接する上金型40の第1接触面である。
図7は、エルボ素材の成形終了までのプロセスにおいて、金属製中空厚肉部材PMの曲げ力に対応するラムシリンダ34の背圧P1、金属製中空厚肉部材PMの端面への押圧力に対応する高圧(最大350Kg/cm)の油圧シリンダユニット88の背圧P2および、ガイドプレートを介してセンタピンCPを下方から上方へ押し上げる油圧シリンダ22の背圧P3のそれぞれの変化を縦軸に、その経過時間tを横軸で示したグラフである。
図7のグラフにおいて、時刻t0では、金属製中空厚肉部材PMが2つの半金型からなる下金型に載置されている状態である。同グラフにおいて、t1はラムシリンダ34により上金型保持体42が下降開始する時刻であり、t2は上金型40の第1接触面F1とセンタピンCPの接触面Fa、Fbが接触した時刻であり、t3は金型保持部材80a、80bの外周当接部96a、96bがストッパ92a、92bの傾斜面に当接した時刻であり、t4はその当接後所定時間(ΔT)上金型40を押圧し続けた終了時刻であり、t5は上金型40の上昇開始時刻であり、t6は上金型40が上昇限位置に達し、その位置で停止状態(クランプ)となった時刻であり、t7は上金型40の上昇開始時刻t5の後にセンタピンCPを上昇させるべく油圧シリンダ22による当接部材28a、28bの上昇開始時刻であり、さらに、t8はその上昇が終了し、一対の半金型が同一直線状に配列された状態となる時刻である。ここで、時刻t7はt6より先行させることも可能である。
次に、金属製中空厚肉部材PMからエルボ素材を製造するプロセスについて説明する。
図2に示された曲げ装置のラムシリンダ34は最大30トンのプレス力を備えている。金属製中空厚肉部材PMは、図10Bに示すように、予め材質がS45C等で中実の線状鋼材を所定長さに切断し、深絞り加工により所定肉厚を有する所定長さの外周が円形の圧肉パイプ状に形成されたものを、外周形状が一対の平行平面を有するようフライス加工したものである。この金属製中空厚肉部材PMは、曲げ装置に隣接して配置された高周波加熱装置(図略)で約800℃に加熱されている。この温度領域例えば750〜800℃では、中空厚肉部材としての形状を保持しているが外力を与えることにより、常温状態に比べきわめて容易に塑性変形を生じさせることができる。
図7において、時刻t0で、予め加熱され、搬送手段により搬送された金属製中空厚肉部材PMが水平に配列した一対の半金型82a、82bに載置される。載置の直後に油圧シリンダユニット88により金属製中空厚肉部材PMの一方の端面が押圧される。ここで、背圧P1の波形を参照すると、時刻t1でラム36の下降が開始され時刻t2で上金型40の第1接触面F1がセンタピンCPの対応接触面Faに当接するとラムシリンダ34の背圧P1は上昇しP1aとなる。
この背圧P1aに対応する上金型40からセンタピンCPに与えられるプレス力は2〜5トン程度の範囲でほぼ一定のまま推移し、この間に、図5に示されるように、センタピンCPがガイド部材66a、66bによりガイドされながら降下する。センタピンCPの降下に伴い、ガイドプレートGP1、GP2の他端部側は通しピン64a、64bの水平方向に制約された移動により徐々に傾斜するので、各ガイドプレート側面に固定されている下側の金型保持部材80a、80bも傾斜し、同時に下側の一対の半金型82a、82bも徐々に傾斜する。それにより半金型82a、82bは互いに傾斜しつつ離隔していく。
したがって、図4に示されるように、金属製中空厚肉部材PMも徐々に曲げられ、時刻t3で金型保持部材80a、80bに形成されている当接部96a、96bがストッパ92a、92bに当接しその状態が時刻t4まで保持される。このΔTの間、ラムシリンダ34はほぼ30トンのプレス力に対応する最大の背圧P1b状態で保持される。
次いで、時刻t5で上金型40は上昇し成形されたエルボ素材から離型して上昇限位置まで後退して時刻t6で停止する。
一方、この間の、センタピンCPを上方向へ付勢する油圧シリンダ22の背圧P3の波形を参照すると、時刻t0〜t2まではガイドプレート等を水平に保持している。時刻t2になると、上金型40がセンタピンCPに接触しガイドプレート一端部を介して当接部材28a(図5参照)が下方向に押圧されるのでP3aより大きいP3bに上昇し、時刻t3まではラムシリンダ34の背圧P1aとの差がほぼ一定に保持される。時刻t3では金型保持部材80a、80bが前記ストッパ92a、92bに当接するので背圧P3は一旦ゼロとされる。そして、時刻t5の後の時刻t7で再び油圧シリンダ22を背圧P3cで起動し当接部材28aを上昇させて成形されたエルボ素材を載置したままセンタピンCPを上昇し、時刻t8でガイドプレートGP1,GP2を当初の水平状態に復帰させる。その後背圧P3は元のP3aの状態になる。この場合、前述したように、時刻t7はt6の後に限定されるものではない。
また、この間の、金属製中空厚肉部材PMの一方の端面を押圧する油圧シリンダユニット88の背圧P2の波形を参照すると、前述したように、時刻t0で、搬送手段によって、所定温度に加熱された金属製中空厚肉部材PMが水平に配列した一対の下金型82a、82bに載置されると、図3に示されるように、油圧シリンダユニット88が起動し押駒部材90が時刻t01で金属製中空厚肉部材PMの右端面に当接する。背圧P2は引き続き上昇し、時刻t2ではP2aとなりその後P2aを保持して時刻t3でP1bに対応してP2bと上昇し、時刻t4でゼロとなり、その後は押駒部材90が端面から離れ後退する。(t4以後の波形は省略)なお、時刻t2の後、波形P2´の如くP2aより一旦低くすることも可能である。
なお、波形P2が時刻t2に先行して立ち上がりP2aとなっているのは、図4の参照符号Qで示されている金属製中空厚肉部材PMの曲げ部分の外側が、曲げに伴い肉厚が薄くなるのを補充するため予めパイプ端面を押圧することにより金属製中空厚肉部材PMの曲げ部分の内側にふくらみを形成するようにしている。
図8は、図3のB−B線断面の中で下金型上に載置された金属製中空厚肉部材PMと上金型40およびセンタピンCPとの位置関係を示す図である。同図の参照符号Sは上金型40の曲げ中心近傍に形成された塑性変形受容空隙であって、断面外周形が六角形状の金属製中空厚肉部材PMの上部が曲げ成形時に圧縮されるときにその塑性変形部分を受容する空間である。同図から分かるように、金属製中空厚肉部材PM(外周が六角形)はその上端頂部から左右に伸びる辺があり、相対的には、外周が円形の場合よりもSだけ断面が小さい。したがって、中空孔と上記各辺の間に存在する厚肉部材の量もそれだけ少ないので、曲げ加工時、当該部分に作用する圧縮力によって生じる塑性変形では近傍の空間部分へと流動する量は比較的少なく、結果として、円形の中空孔を楕円状に塑性変形させることも少なくなる。
図9Aは、軸方向に沿って切断した半割りエルボ素材の外形形状を示す図であって、左端より、外周形状が円形のもの、外周形状が四角形のもの、外周形状が六角形のもの、外周形状が八角形のものをそれぞれ示す。
図9Bは、図9Aに示した配置の各半割りエルボ素材の内側形状を示す図であって、左端の外周形状が円形のものは、右側のものに比べ屈曲部での中空路が狭くなっていることを示す。
図10Aは、外周形状が少なくとも一対の平行平面を有する金属製中空厚肉部材を示す図であって、左側より外周形状がほぼ、正八角形、正六角形、正四角形のもの、右端のものは上下一対の平行平面を有する。これらは、中実の線状鋼材から冷間加工により得られる外周形状が円形の金属製中空厚肉部材をフライス加工したものである。
図10Bは、前記中実の線状鋼材を所定長さに切断し、深絞り加工により所定肉厚を有する所定長さの、外周が円形の圧肉パイプ状に形成するプロセスを示す図である。同図において、左端の図は、中実の線状鋼材を所定長さに切断後、その中心部に円形中空路を形成した状態を示し、右端の図は、フライス加工前の、外周形状が円形の金属製中空厚肉部材を示し、中央の図は、連続的に前記外周形状が円形の金属製中空厚肉部材を冷間加工成形する際の途中の状態であって、一端部側に左端図の径太部が残されている状態を示す。なお、フライス加工せずに、深絞り加工における金型を調整することで直接図10Aに示した平行平面を有する金属製中空厚肉部材を形成することも可能である。
図11Aは、外周形状がほぼ四角形であってその屈曲部で切断され2つの片に分離したエルボ素材の図である。
図11Bは、図11Aの各エルボ素材片の切断面を上方からみた図であって、屈曲部切断面の中空穴は楕円状に変形する程度が比較的少ない。
図12Aは、外周形状が正方形であってその屈曲部近傍を軸方向に一部分切断したエルボ素材の図である。
図12Bは、図12Aの切断面を上方から見たエルボ素材の図であって、その中空路は、図9Bの左端のものと比べ内側への変形が少ないことを示す。
図13Aは、外周形状がほぼ正六角形のエルボ素材を曲げの外側から見た図である。(なお、曲げ成形前のフライス加工では各稜線が交差していないので完全な正六角形とはなっていない。)
図13Bは、図13Aのエルボ素材の屈曲部で切断されたエルボ素材片の切断面を上方からみた図であって、この場合も中空穴の断面形状は屈曲部(図の下側)において内側に変形することがほとんど観察されないことを示す。
図14は、外周形状が円形のエルボ素材を機械加工して得られたエルボ製品の一端面側における中空穴の変形を示す図であって、中央部分の中空穴は屈曲部側(穴の上部)が内側へ変形し楕円状の穴をしており、この変形が端面まで及んでいることを示す。
以上、本発明の好適な実施例について図面を参照して説明したが、本発明はこれら例示された内容に限定されるものではなく、当業者であればそれらに基づいて種々の変形例を実施することが可能である。
例えば、第1移動手段を構成するラムシリンダに対し、電気サーボモータ方式を採用して上金型の位置や押圧力を電気的に検出し遂行すること、同様に、第2移動手段を構成する油圧シリンダに対し、電気サーボモータ方式を採用してセンタピンの位置や押圧力を電気的に検出し遂行することができる。また、本発明では第1、第2のガイド部材上をセンタピン、通しピンが摺動する方式として示したが、ガイド部材の一側にベアリングを収納してころがり方式にすることも可能である。
さらに、本発明では、金属製中空厚肉部材端面の一側のみを押駒部材により押圧するように油圧シリンダユニットを一側に設けたが、両端面側からそれぞれ押圧力を与えるように構成することも可能である。
さらにまた、図4A、図4B、図7に示される例では、時刻t3〜t4の間でラムシリンダの背圧を大きくして金属製中空厚肉部材に対し成形の最終段階を遂行するためストッパ部材を設けている。このストッパ部材を用いる代わりに、金属製中空厚肉部材の加熱温度を適宜に設定して塑性変形に要する外力を小さくすることにより第2移動手段としての油圧シリンダを利用して上金型を所定位置に保持させることによりエルボ素材を形成することも可能である。

Claims (15)

  1. 軸方向に沿って両端部に開口する中空の略円形断面通路を有しその外周面形状は円形または少なくとも一対の平行平面を備えた所定長さの金属製中空厚肉部材を所定角度に曲げ成形加工することにより得られるエルボ素材。
  2. 前記金属製中空厚肉部材の断面外形形状は四角形、六角形または八角形であり、好ましくは、正四角形、正六角形または正八角形であることを特徴とする角形状のエルボ素材。
  3. 軸方向に沿って両端部に開口する中空の略円形断面通路を有しその外周面形状は円形または少なくとも一対の平行平面を備えた所定長さの金属製中空厚肉部材を所定角度に曲げ成形加工することによりエルボ素材を製造する装置であって、
    支点用の第1軸部材をその軸方向に対し直角な第1の方向に移動可能にガイドする第1ガイド部材、一端部側が前記第1軸部材に回動可能に結合された一対のリンクレバー、および前記リンクレバーの各他端部側を前記第1軸部材の軸方向と直角な第2の方向に移動可能にガイドする第2ガイド部材で形成されたトグル型リンク機構と、
    成形対象である前記金属製中空厚肉部材の長手方向外周面のほぼ半分に相当する一側外周面と接するよう形成された一側金型を形成する2つの半金型と、
    前記半金型をそれぞれ収納して固定保持すると共に前記各リンクレバー側面に固定された半金型保持部材と、
    所定角度に曲げられた状態で前記金属製中空厚肉部材の他側外周面に当接する第1接触面が形成されると共に中央部分には前記第1軸部材を前記第1の方向に押圧するため前記第1軸部材外周面の一部に当接する第2接触面が形成されてなる他側金型と、
    前記他側金型を保持する他側金型保持部材と、
    前記他側金型保持部材を前記第1の方向に移動せしめる第1移動手段と、
    前記第1軸部材に回動可能に結合されたリンクレバーの前記一端部側に当接し該一端部側を介して前記第1軸部材を前記第1ガイド部材に沿って前記第1の方向に移動せしめる第2移動手段と、
    を備えたことを特徴とするエルボ素材の製造装置。
  4. 前記エルボ素材の製造装置には、前記金属製中空厚肉部材が所定角度に曲げられた前記第1軸部材の位置に対応して前記各半金型保持部材の外周面に当接するストッパ部材を設けたことを特徴とする請求項3に記載されたエルボ素材の製造装置。
  5. 前記各半金型には前記金属製中空厚肉部材の端面位置を規制する位置規制手段が設けられていることを特徴とする請求項4に記載されたエルボ素材の製造装置。
  6. 前記位置規制手段の少なくとも一方は前記金属製中空厚肉部材の端面に当接する部材の位置が調整可能とされていることを特徴とする請求項4に記載されたエルボ素材の製造装置。
  7. 前記第1軸部材は、その第1の方向への移動に伴い、その軸方向に進退可能に構成されており、第1軸部材の端面が前記金属製中空厚肉部材の側面に当接すると共に、さらに該側面を押圧するよう構成したことを特徴とする請求項3乃至6のいずれか1項に記載された円形のエルボ素材の製造装置。
  8. 前記第1軸部材は、その第1の方向への移動に伴い、同第1軸部材の端面が前記金属製中空厚肉部材の一対の平行側面に当接すると共に、その軸方向端面位置を保持するよう構成したことを特徴とする請求項3乃至6のいずれか1項に記載された角形状のエルボ素材の製造装置。
  9. 前記支点用の第1軸部材をその軸方向に対し直角な第1の方向に移動可能にガイドする第1ガイド部材、一端部側が前記第1軸部材に回動可能に結合された一対のリンクレバー、および前記リンクレバーの各他端部側を前記第1軸部材の軸方向と直角な第2の方向に移動可能にガイドする第2ガイド部材で形成されたトグル型リンク機構と、成形対象である前記金属製中空厚肉部材の長手方向外周面のほぼ半分に相当する一側外周面と接するよう形成された一側金型を形成する2つの半金型、ならびに、前記半金型をそれぞれ収納して固定保持すると共に前記各リンクレバー側面に固定された半金型保持部材と、は、ベースプレート(16)上に固定された側板(54、56)と外側板(50、52)で囲まれた空間内に収納保持されていることを特徴とする請求項3乃至8のいずれか1項に記載されたエルボ素材の製造装置。
  10. 軸方向に沿って両端部に開口する中空の略円形断面通路を有しその外周面形状は円形または少なくとも一対の平行平面を備えた所定長さの金属製中空厚肉部材を所定角度に曲げ成形加工することによりエルボ素材を製造する方法であって、
    支点用の第1軸部材をその軸方向に対し直角な第1の方向に移動可能にガイドする第1ガイド部材、一端部側が前記第1軸部材に回動可能に結合された一対のリンクレバー、および該リンクレバーの各他端部側を前記第1軸部材の軸方向と直角な第2の方向に移動可能にガイドする第2ガイド部材で形成されたトグル型リンク機構と、成形対象である金属製中空厚肉部材の長手方向外周面のほぼ半分に相当する一側外周面と接するよう形成された一側金型を形成する2つの半金型と、該半金型をそれぞれ収納して固定保持すると共に前記各リンクレバー側面に固定された半金型保持部材と、所定角度に曲げられた状態で前記金属製中空厚肉部材の他側外周面と当接する第1接触面が形成されると共に中央部分には前記第1軸部材を前記第1の方向に押圧するため該第1軸部材外周面の一部に当接する第2接触面が形成されてなる他側金型と、該他側金型を保持する他側金型保持部材と、該他側金型保持部材を前記第1の方向に移動せしめる第1移動手段と、前記第1軸部材に回動可能に結合されたリンクレバーの前記一端部側に当接し該一端部側を介して前記第1軸部材を前記第1ガイド部材に沿って前記第1の方向に移動せしめる第2移動手段と、を備えた曲げ成形装置を用意する工程と、
    前記第2移動手段を駆動して前記2つの半金型を同一直線状に配列する第1工程と、
    前記第1工程に続いて、予め塑性変形可能な温度に加熱された前記金属製中空厚肉部材を前記各半金型の所定位置に載置する第2工程と、
    前記第1移動手段を駆動して前記他側金型保持部材を前記金属製中空厚肉部材に向けて移動させ該他側金型に形成された前記第2接触面を前記第1軸部材外周面の一部に当接せしめる第3工程と、
    前記第3工程に続き、さらに前記第1移動手段を駆動して前記第1軸部材を第1の押圧力で前記第1の方向へ移動せしめそれに伴い前記半金型が互いに離隔しつつ傾斜しその結果として前記金属製中空厚肉部材を徐々に曲げる第4工程と、
    前記第4工程中、前記第2移動手段は、前記第1移動手段の駆動により前記第1軸部材に与えられる第1の押圧力に対向し且つ該第1の押圧力より小さい第2の押圧力を、前記リンクレバーの一端部側を介して前記第1軸部材に付勢し、それにより前記第1軸部材の前記第1の方向への移動を許容する第5工程と、
    前記第4工程における第1軸部材の第1の方向への移動により前記他側金型が前記金属製中空厚肉部材の他側外周面と当接し同金属製中空厚肉部材が所定角度に曲げられた状態に対応する第1の方向の所定位置にて前記他側金型保持部材を第1移動手段によりその位置に所定時間保持する第6工程と、
    前記第6工程の後、前記第1移動手段により前記他側金型保持部材を前記第3工程における移動と反対方向へ移動せしめ前記他側金型を所定角度に曲げられた金属製中空厚肉部材から離脱せしめる第7工程と、
    前記第7工程の開始の後に、前記第2移動手段を駆動し、前記所定角度に曲げられた金属製中空厚肉部材を載置した状態で前記2つの半金型が元の直線状の配列となるよう前記第1軸部材を第1の方向へ復帰移動させる第8工程、
    とからなることを特徴とするエルボ素材の製造方法。
  11. 前記曲げ成形装置には、前記金属製中空厚肉部材が所定角度に曲げられた前記第1軸部材の位置に対応して前記各半金型保持部材の外周面に当接するストッパ部材が設けられており、前記第6工程中、前記第1軸部材へ作用する第1の押圧力は前記ストッパ部材を介して受けるようにしたことを特徴とする請求項10に記載されたエルボ素材の製造方法。
  12. 前記各半金型には前記金属製中空厚肉部材の端面位置を規制する位置規制手段が設けられていることを特徴とする請求項10または11に記載されたエルボ素材の製造方法。
  13. 前記位置規制手段の少なくとも一方は前記金属製中空厚肉部材の端面に当接する部材の位置が調整可能とされていることを特徴とする請求項12に記載されたエルボ素材の製造方法。
  14. 前記第1軸部材は、前記第4工程中、第1の方向への移動に伴い、その軸方向に進退可能に構成されており、第1軸部材の端面が前記金属製棒状部材の側面に当接すると共に、さらに該側面を押圧するよう構成したことを特徴とする請求項10乃至13のいずれか1項に記載された円形状のエルボ素材の製造方法。
  15. 前記第1軸部材は、前記第4工程中、第1軸部材の端面が前記金属製中空厚肉部材の一対の平行側面に当接すると共に、その軸方向端面位置を保持するよう構成したことを特徴とする請求項10乃至13のいずれか1項に記載された角形状のエルボ素材の製造方法。
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