JPWO2008065817A1 - 中空構造物の発泡充填具 - Google Patents
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Abstract
この発明の中空構造物(9)の発泡充填具(1)は、発泡性基材(3)と支持部材(2)を有する。発泡性基材(3)は、直線長尺状に形成され、かつ長尺方向に略直交する方向に延出する切込み(3a,3b)を複数有している。支持部材(2)は、外周部近傍に立設する周壁部(2b)と、周壁部(2b)よりも外周側に形成される保持部(2d)を有している。そして周壁部(2b)の外周面に発泡性基材(3)が切込み(3a,3b)を利用しつつ弾性変形されて配設され、保持部(3d)によって弾性戻りが規制される。
Description
本発明は、中空構造物の発泡充填具に関する。とりわけ複数枚のパネルによって中空の箱形閉じ断面に構成された車両ボディの中空パネル(例えば、ピラー、ロッカーパネル、ルーフサイドパネル等)のような中空構造物の中空室を充填して遮断する中空構造物の発泡充填具に関する。
中空構造物の発泡充填具は、外部加熱によって発泡する材料よりなる発泡性基材と、その発泡性基材を中空構造物の中空室の所要位置に支持する支持部材を有している。一般に発泡性基材は、支持部材の外周形状に合わせて予め環状に成形されており、その形状のまま支持部材に取付けられる(特開2006−1472号公報参照)。そのため支持部材の形状毎に発泡性基材を準備する必要があった。この改良品も従来知られている。例えば、発泡性基材を直線状に押出し成形し、その発泡性基材を支持部材の外周部に形成された周壁部に沿って変形させて保持する発泡充填具も従来知られている(特表2004−533959号公報参照)。しかし支持部材の周壁部にカーブのきつい部分があると、発泡性基材を十分に曲げることができない場合がある。そのため発泡性基材が周壁部の長さに比べて必要以上に長くなったり、発泡後の充填密度にむらが出たりする問題があった。
そこで本発明は、支持部材の形状に柔軟に追従できる発泡性基材を備える中空構造物の発泡充填具を提供することを課題とする。
本発明の発泡性基材は、直線長尺状に形成され、かつ長尺方向に略直交する方向に延出する切込みを複数有している。支持部材は、外周部近傍に立設する周壁部と、その周壁部よりも外周側に形成される保持部を有している。そして周壁部の外周面に発泡性基材が切込みを利用しつつ弾性変形されて配設され、保持部によって弾性戻りが規制される構成になっている。
したがって発泡性基材は、複数の切込みによって支持部材の周壁部に柔軟に追従して沿うことができる。したがって周壁部のカーブのきつい部分において、発泡性基材が必要以上に長くなったり、発泡後の充填密度に大きなむらが生じたりすることを抑制することができる。
また切込みは、周壁部に対向する発泡性基材の内周面、あるいはその反対の外周面から発泡性基材軸中心に向けて切込まれて形成することが可能で、かつ内周面または外周面から軸中心に向けて除々に幅が狭くすることが可能である。したがって発泡性基材は、他の面に切込みを形成した場合に比べて、効率良く周壁部に沿って変形され得る。しかも切込みの幅が軸中心に向けて除々に狭くなっている。そのため発泡性基材は、切込みが広くなる方向のみならず、狭くなる方向にも曲げられやすい構成になっている。
さらに切込みは、支持部材の周壁部に対向する発泡性基材の内周面と、その反対の外周面の両面から発泡性基材軸中心に向けて切込まれて形成され得る。しかも内周面側の切込みと外周面側の切込みとが発泡性基材の長手方向にずれた位置関係にすることができる。したがって内周面側と外周面側の切込みの頂点間距離が、内周面側と外周面側の切込みをずらしていない位置に設けた形態よりも長くなっている。そのため発泡性基材は、切れ難くなっている。
また支持部材は、周壁部から外周に向けて張出す周張出部と、周張出部と平行に周壁部から張出して発泡性基材の周張出部側からの脱落を防止する脱落防止部とを有していても良い。そして周張出部に形成された保持部または脱落防止部は、片持ち梁状でかつ弾性変形可能な梁部と、梁部の先端に形成されかつ発泡性基材に掛かる爪部を有していても良い。この構成によって発泡性基材は、脱落防止部によって周張出部側からの脱落が防止され得る。そして発泡性基材は、梁部を弾性変形させつつ爪部が掛けられるために確実かつ容易に支持部材に保持され得る。
(実施の形態1)
実施の形態1を図1〜3にしたがって説明する。図1に示す中空パネル(中空構造物)9は、車両ボディのピラー、ロッカーパネル、ルーフパネル等である。中空パネル9は、インナパネル9aとアウタパネル9bをフランジ部においてスポット溶接し、中空の箱形閉じ断面に構成される。インナパネル9aの所定位置には、取付孔9a1が貫設され、取付孔9a1に発泡充填具1のクリップ2fが係合される。
実施の形態1を図1〜3にしたがって説明する。図1に示す中空パネル(中空構造物)9は、車両ボディのピラー、ロッカーパネル、ルーフパネル等である。中空パネル9は、インナパネル9aとアウタパネル9bをフランジ部においてスポット溶接し、中空の箱形閉じ断面に構成される。インナパネル9aの所定位置には、取付孔9a1が貫設され、取付孔9a1に発泡充填具1のクリップ2fが係合される。
発泡充填具1は、中空パネル9の中空室9cを充填することで遮音機能を奏する部材であって、図1,2に示すように支持部材2と発泡性基材3を備えている。支持部材2は、中空パネル9の断面形状よりも一周り小さい形状を有しており、中空室9cの長手方向に略直交した位置に配設される。支持部材2は、第一部2pと第二部2qと、第一部2pと第二部2qとを架橋する架橋部2rを有している。
第一部2pと第二部2qは、図1,2に示すように本体部2aと、本体部2aの外周部に立設する周壁部2bと、周壁部2bの先端縁から中空室9cの内周壁面に張出す周張出部2cを有している。周壁部2bは、支持部材2が中空室9cに配設された際に、内周壁面と対向して所定(例えば5mm程度)の隙間を形成する。周壁部2bの基端部には、周張出部2cと平行に張出す脱落防止部2eが複数設けられている。脱落防止部2eと周張出部2cの間には、発泡性基材3が設置され、発泡性基材3は、脱落防止部2eによって支持部材2から中空室9c長手方向に脱落することが防止される。
周張出部2cには、図1,2に示すように複数の保持部2dが突出状に形成されている。保持部2dは、周壁部2bの外周面に沿って弾性変形させた発泡性基材3の弾性戻りを規制するために周壁部2bよりも外周側に形成されている。そのため発泡性基材3は、保持部2dによって周壁部2bの外周側に沿った位置で保持される。
支持部材2は、耐熱性を有する硬質合成樹脂材料(例えば、66ナイロン)を射出成形等することにより成形されている。図1,2に示すように支持部材2は、クリップ2fを一体に有しており、クリップ2fは、中空パネル9の取付孔9a1に挿入され、取付孔9a1の孔周りに弾性的に係合する。
発泡性基材3は、発泡性材料、例えばEVA(エチレンビニルアルコール)またはEMA(エチレンーメチルアクリレート共重合樹脂)などの熱可塑性樹脂材料と発泡剤と架橋剤などにより形成されており、車両ボディの焼き付け塗装の熱(例えば、110℃〜190℃前後の温度)によって発泡する。
発泡性基材3は、先ず図3に示すように長尺状、例えば断面四角形の直線長尺状に射出成形される。そして射出後に複数の切込み3a,3bが形成される。切込み3a,3bは、発泡性基材3の一側面とその反対面から軸中心に向けて切込まれる。そのため切込み3a,3bは、長尺方向に略直交する方向に延出している。切込み3a,3bの幅は、一側面または反対面から軸中心に向けて除々に幅が狭くなっており、断面三角形状に形成されている。発泡性基材3の両側部には、切込み3a,3bによって複数のひだ部3c,3dが形成される。ひだ部3c,3d間には、長手方向に延出する芯線部3eが形成される。
発泡性基材3は、図1に示すように支持部材2の第一部2pの周壁部2bと、架橋部2rと、第二部2qの周壁部2bに沿って弾性変形されつつ、支持部材2に配設される。発泡性基材3の切込み3a,3bは、周壁部2bの外周面に対向する内周面位置と、その反対の外周面位置に配設される。そのため発泡性基材3は、切込み3a,3bを利用しつつ弾性変形されやすい。内周面位置のひだ部3c同士は、切込み3a,2bによって干渉が避けられる構成になっている。発泡性基材3は、全体の幅よりも幅の狭い芯線部3eのみが弾性変形する構成であって、柔軟に弾性変形され得る構成になっている。
発泡充填具1は、図1,2に示すように支持部材2が中空室9cの長手方向に略直交するように中空パネル9に取付けられる。発泡性基材3は、車両ボディの焼き付け塗装の熱によって発泡し、発泡時に、周壁部2bと周張出部2cによって発泡方向が規制される。そのため発泡性基材3は、効率良く中空室9cの内周壁面に向けて発泡して、周壁部2bと中空室9cの内周壁面との間を充填する。これにより中空室9cは、発泡した発泡性基材3と支持部材2の本体部2aとによって遮断される。
以上のようにして実施の形態1が形成されている。すなわち発泡性基材3は、図3に示すように直線長尺状に形成され、かつ長尺方向に略直交する方向に延出する切込み3a,3bを複数有している。支持部材2は、図1に示すように外周部近傍に立設する周壁部2bと、その周壁部2bよりも外周側に形成される保持部2dを有している。そして周壁部2bの外周面に発泡性基材3が切込み3a,3bを利用しつつ弾性変形されて配設され、保持部2dによって弾性戻りが規制される構成になっている。
したがって発泡性基材3は、複数の切込み3a,3bによって支持部材の周壁部に柔軟に追従して沿うことができる。したがって周壁部2bのカーブのきつい部分において、発泡性基材3が必要以上に長くなったり、発泡後の充填密度に大きなむらが生じたりすることを抑制することができる。
また切込み3a,3bは、図1,3に示すように周壁部2bに対向する発泡性基材3の内周面、あるいはその反対の外周面から発泡性基材3軸中心に向けて切込まれて形成され、かつ内周面または外周面から軸中心に向けて除々に幅が狭くなっている。したがって発泡性基材3は、他の面に切込みを形成した場合に比べて、効率良く周壁部2bに沿って変形され得る。しかも切込み3a,3bの幅が軸中心に向けて除々に狭くなっている。そのため発泡性基材3は、切込み3a,3bが広くなる方向のみならず、狭くなる方向にも曲げられやすい構成になっている。
(実施の形態2)
実施の形態2を図4にしたがって説明する。実施の形態2は、実施の形態1とほぼ同様に形成されているが、図3に示す発泡性基材3に代えて図4に示す発泡性基材4を有している点において相違している。以下、相違点を中心に実施の形態2について説明する。
実施の形態2を図4にしたがって説明する。実施の形態2は、実施の形態1とほぼ同様に形成されているが、図3に示す発泡性基材3に代えて図4に示す発泡性基材4を有している点において相違している。以下、相違点を中心に実施の形態2について説明する。
発泡性基材4は、図4に示すように例えば断面四角形でかつ直線長尺状に押出成形される。そして押出後に複数の切込み4a,4bが形成される。切込み4a,4bは、発泡性基材4の一側面(内周面)と、その反対面(外側面)から軸中心に切込まれる。そのため切込み4a,4bは、長尺方向に略直交する方向に延出している。切込み4a,4bの幅は、一側面または反対面から軸中心に向けてほぼ一定で、断面四角形状に形成されている。発泡性基材4の両側部には、切込み4a,4bによって複数のひだ部4c,4dが形成される。ひだ部4c,4dの間には、長手方向に延出する芯線部4eが形成される。
(実施の形態3)
実施の形態3を図5にしたがって説明する。実施の形態3は、実施の形態1とほぼ同様に形成されているが、図3に示す発泡性基材3に代えて図5に示す発泡性基材5を有している点において相違している。以下、相違点を中心に実施の形態3について説明する。
実施の形態3を図5にしたがって説明する。実施の形態3は、実施の形態1とほぼ同様に形成されているが、図3に示す発泡性基材3に代えて図5に示す発泡性基材5を有している点において相違している。以下、相違点を中心に実施の形態3について説明する。
発泡性基材5は、図5に示すように例えば断面四角形でかつ直線長尺状に押出成形される。そして押出後に複数の切込み5a,5bが形成される。切込み5a,5bは、発泡性基材5の一側面(内周面)とその反対面(外側面)から軸中心に切込まれ、長尺方向に略直交する方向に延出している。切込み5a,5bの幅は、一側面または反対面から軸中心に向けて除々に狭くなっており、断面三角形状に形成されている。
発泡性基材5の両側部には、切込み5a,5bによって複数のひだ部5c,5dが形成される。ひだ部5c,5d間には、長手方向に延出する芯線部5eが形成される。切込み5a,5bは、発泡性基材5の長手方向にずれた位置になっており、切込み5a,5bの頂点が長手方向にずれている。例えば切込み5a同士の間隔または切込み5b同士の間隔の1/4以上、1/2以下の距離だけずれている。
以上のようにして実施の形態3が形成されている。すなわち切込み5a,5bは、支持部材2の周壁部2bに対向する発泡性基材5の内周面と、その反対の外周面の両面から発泡性基材5軸中心に向けて切込まれて形成されている(図1,5参照)。しかも内周面側の切込み5aと外周面側の切込み5bとが発泡性基材5の長手方向にずれた位置関係になっている。したがって内周面側と外周面側の切込み5a,5bの頂点間距離5fが、図3に示す切込み3a,3bのように長手方向にずれていない形態よりも長くなっている。そのため発泡性基材5は、切れ難くなっている。
(実施の形態4)
実施の形態4を図6〜8にしたがって説明する。実施の形態4は、実施の形態1とほぼ同様に形成されているが、図1に示す支持部材2に代えて図6〜8に示す支持部材7を有している点において相違している。以下、相違点を中心に実施の形態4について説明する。
実施の形態4を図6〜8にしたがって説明する。実施の形態4は、実施の形態1とほぼ同様に形成されているが、図1に示す支持部材2に代えて図6〜8に示す支持部材7を有している点において相違している。以下、相違点を中心に実施の形態4について説明する。
支持部材7は、図6,7に示すように本体部7aと、本体部7aの外周部に立設する周壁部7bと、周壁部7bの先端縁から外方に張出す周張出部7cを有している。周壁部7bの基端部には、周張出部7cと平行に張出して発泡性基材3の脱落を防止する脱落防止部7eが複数設けられている。脱落防止部7eに対応する周張出部7cの領域には、図7に示すように貫通部7c1が形成されている。したがって脱落防止部7eは、貫通部7c1によって成形容易になっている。
周張出部7cの外周縁には、図7,8に示すように保持部7dが立設されている。保持部7dは、周張出部7cの外周縁全周に設けられており、保持部7dと周壁部7bの間に発泡性基材3が外方から弾性変形されつつ嵌め込まれる。そして発泡性基材3の弾性戻りが保持部7dによって規制され、発泡性基材3が支持部材7によって保持される。換言すると支持部材7は、外周部近傍に周壁部7bを有し、周壁部7bよりも外周側に保持部7dを有し、保持部7dによって発泡性基材3の弾性戻りを規制する構成になっている。そして支持部材7の一部にクリップ7fが一体に成形されている。
(実施の形態5)
実施の形態5を図9〜11にしたがって説明する。実施の形態5は、実施の形態1とほぼ同様に形成されているが、図1,2に示す保持部2dと脱落防止部2eに代えて図9〜11に示す保持部8aと脱落防止部8bが支持部材2に形成されている点において相違している。以下、相違点を中心に実施の形態5について説明する。
実施の形態5を図9〜11にしたがって説明する。実施の形態5は、実施の形態1とほぼ同様に形成されているが、図1,2に示す保持部2dと脱落防止部2eに代えて図9〜11に示す保持部8aと脱落防止部8bが支持部材2に形成されている点において相違している。以下、相違点を中心に実施の形態5について説明する。
保持部8aは、図9〜11に示すように梁部8a1と爪部8a2を有している。梁部8a1は、周張出部2cに設けた一対の切込み8cによって片持ち梁状でかつ弾性変形可能な構成になっている。爪部8a2は、梁部8a1の先端に形成されており、発泡性基材3側に突出して発泡性基材3に掛かり、好ましくは発泡性基材3の切込み3bに突入して芯線部3eに掛かる。脱落防止部8bは、周張出部2cと平行に周壁部2bから張出して、発泡性基材3の周張出部2c側からの脱落を防止する。
以上ようにして実施の形態5が形成されている。すなわち支持部材2は、周張出部2cと脱落防止部8bを有している。周張出部2cに形成された保持部8aは、片持ち梁状でかつ弾性変形可能な梁部8a1と、梁部8a1の先端に形成されかつ発泡性基材3に掛かる爪部8a2を有している。したがって発泡性基材3は、脱落防止部8bによって周張出部2c側からの脱落が防止され得る。そして発泡性基材3は、梁部8a1を弾性変形させつつ爪部8a2が掛けられるために確実かつ容易に支持部材2に保持され得る。
(実施の形態6)
実施の形態6を図12,13にしたがって説明する。実施の形態6は、実施の形態1とほぼ同様に形成されているが、図1,2に示す保持部2dと脱落防止部2eに代えて図12,13に示す脱落防止部8dが支持部材2に形成されている点において相違している。以下、相違点を中心に実施の形態6について説明する。
実施の形態6を図12,13にしたがって説明する。実施の形態6は、実施の形態1とほぼ同様に形成されているが、図1,2に示す保持部2dと脱落防止部2eに代えて図12,13に示す脱落防止部8dが支持部材2に形成されている点において相違している。以下、相違点を中心に実施の形態6について説明する。
脱落防止部8dは、図12,13に示すように周張出部2cと平行に周壁部2bから張出している。脱落防止部8dは、片持ち梁状でかつ弾性変形可能な梁部8d1と、梁部8d1の先端に形成された爪部(保持部)8d2を有している。爪部8d2は、発泡性基材3側に突出して発泡性基材3に掛かり、好ましくは発泡性基材3の切込み3bに突入して芯線部3eに掛かる。したがって爪部(保持部)8d2は、発泡性基材3の弾性戻りを規制する。周張出部2cには、脱落防止部8dに対応した形状の穴8eが形成されている。
(実施の形態7)
実施の形態7を図14にしたがって説明する。実施の形態7は、実施の形態6とほぼ同様に形成されているが、実施の形態6の構成に加えて突起(保持部)8fを有している点において相違している。突起8fは、穴8eの両側位置から脱落防止部8d側に向けて突出して発泡性基材3に掛かり、好ましくは発泡性基材3の切込み3bに突入して芯線部3eに掛かる。したがって突起(保持部)8fは、発泡性基材3の弾性戻りを規制する。
実施の形態7を図14にしたがって説明する。実施の形態7は、実施の形態6とほぼ同様に形成されているが、実施の形態6の構成に加えて突起(保持部)8fを有している点において相違している。突起8fは、穴8eの両側位置から脱落防止部8d側に向けて突出して発泡性基材3に掛かり、好ましくは発泡性基材3の切込み3bに突入して芯線部3eに掛かる。したがって突起(保持部)8fは、発泡性基材3の弾性戻りを規制する。
(実施の形態8)
実施の形態8を図15,16にしたがって説明する。実施の形態8は、実施の形態1とほぼ同様に形成されているが、図1,2に示す保持部2dに代えて図15,16に示す保持部8gが支持部材2に形成されている点において相違している。以下、相違点を中心に実施の形態8について説明する。保持部8gは、図15,16に示すようにピン形状であって周張出部2cから発泡性基材3側に向けて突出する。そして保持部8gは、発泡性基材3の切込み3bに突入して発泡性基材3の弾性戻りを規制する。
実施の形態8を図15,16にしたがって説明する。実施の形態8は、実施の形態1とほぼ同様に形成されているが、図1,2に示す保持部2dに代えて図15,16に示す保持部8gが支持部材2に形成されている点において相違している。以下、相違点を中心に実施の形態8について説明する。保持部8gは、図15,16に示すようにピン形状であって周張出部2cから発泡性基材3側に向けて突出する。そして保持部8gは、発泡性基材3の切込み3bに突入して発泡性基材3の弾性戻りを規制する。
(他の実施の形態)
本発明は、実施の形態1〜8に限定されず、以下の形態等であっても良い。
本発明は、実施の形態1〜8に限定されず、以下の形態等であっても良い。
実施の形態1〜8に係る発泡性基材は、断面四角形状であって周壁部に対向する内周面側とその反対の外周面側に切込みを有していた。しかし内周面側のみ、あるいは外周面側のみ、他の側面のみに切込みを有する形態、複数の側面に切込みを有する形態、全周に切込みを有する形態等であっても良い。
実施の形態1〜8に係る発泡性基材は、断面四角形状であったが、他の断面形状、例えば円形、楕円形、多角形状等の断面形状を有する形態であっても良い。
実施の形態1〜8に係る支持部材は、脱落防止部を有していた。しかし脱落防止部を有していない形態であっても良い。
実施の形態1〜8に係る支持部材は、脱落防止部を部分的に有していた。しかし脱落防止部を支持部材の外周部全周に有している形態であっても良い。
Claims (4)
- 外部加熱によって発泡する材料よりなる発泡性基材と、その発泡性基材を中空構造物の中空室の所要位置に支持する支持部材とを有する中空構造物の発泡充填具であって、
前記発泡性基材は、直線長尺状に形成され、かつ長尺方向に略直交する方向に延出する切込みを複数有し、
前記支持部材は、外周部近傍に立設する周壁部と、その周壁部よりも外周側に形成される保持部を有し、前記周壁部の外周面に前記発泡性基材が前記切込みを利用しつつ弾性変形されて配設され、前記保持部によって弾性戻りが規制される構成になっている中空構造物の発泡充填具。 - 請求項1に記載の中空構造物の発泡充填具であって、
切込みは、周壁部の外周面に対向する発泡性基材の内周面、あるいはその反対の外周面から発泡性基材軸中心に向けて切込まれて形成され、かつ前記内周面または前記外周面から軸中心に向けて除々に幅が狭くなっている中空構造物の発泡充填具。 - 請求項1または2に記載の中空構造物の発泡充填具であって、
切込みは、支持部材の周壁部に対向する発泡性基材の内周面と、その反対の外周面の両面から発泡性基材軸中心に向けて切込まれて形成され、かつ前記内周面側の切込みと前記外周面側の切込みとが前記発泡性基材の長手方向にずれた位置関係になっている中空構造物の発泡充填具。 - 請求項1〜3のいずれかに記載の中空構造物の発泡充填具であって、
支持部材は、周壁部から外周に向けて張出す周張出部と、前記周張出部と平行に前記周壁部から張出して発泡性基材の前記周張出部側からの脱落を防止する脱落防止部とを有し、
前記周張出部に形成された保持部または脱落防止部は、片持ち梁状でかつ弾性変形可能な梁部と、前記梁部の先端に形成されかつ前記発泡性基材に掛かる爪部を有している中空構造物の発泡充填具。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006321648 | 2006-11-29 | ||
JP2006321648 | 2006-11-29 | ||
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