JPWO2008041743A1 - 端末装置、コンテンツ表示方法、およびコンテンツ表示プログラム - Google Patents

端末装置、コンテンツ表示方法、およびコンテンツ表示プログラム Download PDF

Info

Publication number
JPWO2008041743A1
JPWO2008041743A1 JP2008537548A JP2008537548A JPWO2008041743A1 JP WO2008041743 A1 JPWO2008041743 A1 JP WO2008041743A1 JP 2008537548 A JP2008537548 A JP 2008537548A JP 2008537548 A JP2008537548 A JP 2008537548A JP WO2008041743 A1 JPWO2008041743 A1 JP WO2008041743A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
content
display
area
terminal device
designated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008537548A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5235671B2 (ja
Inventor
土岐 博之
博之 土岐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Access Co Ltd
Original Assignee
Access Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Access Co Ltd filed Critical Access Co Ltd
Priority to JP2008537548A priority Critical patent/JP5235671B2/ja
Publication of JPWO2008041743A1 publication Critical patent/JPWO2008041743A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5235671B2 publication Critical patent/JP5235671B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F16/00Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor
    • G06F16/90Details of database functions independent of the retrieved data types
    • G06F16/95Retrieval from the web
    • G06F16/957Browsing optimisation, e.g. caching or content distillation
    • G06F16/9577Optimising the visualization of content, e.g. distillation of HTML documents
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/048Interaction techniques based on graphical user interfaces [GUI]
    • G06F3/0481Interaction techniques based on graphical user interfaces [GUI] based on specific properties of the displayed interaction object or a metaphor-based environment, e.g. interaction with desktop elements like windows or icons, or assisted by a cursor's changing behaviour or appearance
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M1/00Substation equipment, e.g. for use by subscribers
    • H04M1/72Mobile telephones; Cordless telephones, i.e. devices for establishing wireless links to base stations without route selection
    • H04M1/724User interfaces specially adapted for cordless or mobile telephones
    • H04M1/72403User interfaces specially adapted for cordless or mobile telephones with means for local support of applications that increase the functionality
    • H04M1/72445User interfaces specially adapted for cordless or mobile telephones with means for local support of applications that increase the functionality for supporting Internet browser applications

Abstract

コンテンツを表示するのに適した端末装置であって、ディスプレイと、コンテンツのデータを解釈し、その解釈結果に基づいてコンテンツをレンダリングしてディスプレイに表示するコンテンツ表示手段と、ディスプレイに表示された該コンテンツの任意の領域を指定する領域指定手段と、該指定された領域に少なくとも一部分が含まれている該コンテンツを構成する要素を抽出する要素抽出手段と、該抽出された要素を領域指定時よりも拡大してディスプレイに表示するコンテンツ拡大表示手段とを具備することを特徴とする端末装置。

Description

本発明は、コンテンツをディスプレイに表示する端末装置、コンテンツ表示方法、およびコンテンツ表示プログラムに関する。
近年、インターネットに代表されるネットワークの急速な普及やその技術の発展に伴って、ユーザは、デスクトップ型やラップトップ型等のPC(Personal Computer)のみならず、携帯電話や、PDA(Personal Digital Assistance)、家電、カーナビゲーション装置等を含む、様々な情報端末を用いてネットワーク上の情報を閲覧することができる。これらの情報端末には、情報閲覧ソフトウェア(以下、「ブラウザ」と記す)が組み込まれている。ブラウザは、例えばHTML(Hyper Text Markup Language)等のマークアップ言語で記述された文書(以下、「HTML文書」という)を解釈して、その解釈結果に基づいて文書を構成する要素のレイアウト処理を行う。これにより、ネットワーク上の情報(例えば、ページ)がレンダリングされて端末の表示部に表示される。
ここで、本明細書において用いる「ページ」の意味を、以下のように定義する。
「ページ」:ネットワーク経由で取得されるPC等の情報端末で読み取り可能なデータのまとまりであり、ユーザがあるURI(Uniform Resource Identifier)を指定したときに表示されるべき内容全体を指す。すなわち、ディスプレイ上の画像をスクロールすることによって表示することのできる内容の全体を指す。なお、このページには、オンラインで閲覧されるものに限らず、オフラインで閲覧されるものも含まれる。オフラインで閲覧されるページには、例えばネットワーク経由で取得されてブラウザによりキャッシングされたページや、例えば端末のローカルフォルダ等にmht形式等で保存されたページ等が含まれる。ページは、例えばHTML文書と、イメージデータや音声データ等の種々のデータ(ページのデータ)から構成される。なお、この「ページ」を「コンテンツ」と表現することも可能である。
ここで、例えば携帯電話等の携帯端末の画面サイズは、デスクトップPC等と比べて格段に小さい。従って、携帯端末の画面上では、ページの表示サイズは小さく、その視認性は低い。特に、デスクトップPC等による閲覧を想定して制作されたページを携帯端末で表示させる場合、当該ページはかなり縮小されて表示されることになる。このため、その視認性の低さは顕著となり、ユーザは不便を感じていた。
例えば米国特許第5,754,348号(以下、「特許文献」)には、このような問題を鑑みてなされた技術が開示されている。上記特許文献によれば、ユーザ・オペレーションによって画面上の所望の領域が指定されると、当該領域を拡大したものが別ウィンドウで表示される。別ウィンドウ上の表示は拡大されたものであるため、その視認性が高くなっている。つまり、上記特許文献の表示方法により、ユーザは、ページ中の所望の領域を高い視認性で閲覧することができる。
上記特許文献においては、例えばページ中の所望の一文を拡大表示させたい場合、ユーザは、その一文全体が指定領域内に含まれるように拡大対象を指定する操作を行う必要がある。しかしながら、このように視認性の低い画面上で所望の一文全体が含まれるように領域を指定する操作を正確に行うことは、ユーザにとって困難な作業である。なお、領域を広めに指定することで所望の一文全体を確実に指定領域に含めることは可能であるが、この場合、領域指定の操作が簡単になる一方で、別ウィンドウ上に関心の無いテキストまで表示されることになる。このように拡大する領域を広めに指定すると、その分、拡大率が低くなるため、所望の一文の表示サイズが小さくなってしまう。このため、場合によってはユーザが所望の一文を高い視認性で閲覧できなくなることもあり、広い領域を指定することは望ましくない。また、テキストだけでなくイメージ(ページ中に貼り付けられた画像)においても同様の問題が起こり得る。
そこで、本発明は上記の事情に鑑みて、ユーザが所望するテキストやイメージ等の要素だけを簡単な操作で拡大表示させることができる端末装置、コンテンツ表示方法、およびコンテンツ表示プログラムを提供することを課題としている。
本発明の実施形態により、コンテンツを表示するのに適した端末装置であって、ディスプレイと、該コンテンツのデータを解釈し、その解釈結果に基づいて該コンテンツをレンダリングして前記ディスプレイに表示するコンテンツ表示手段と、ディスプレイに表示された該コンテンツの任意の領域を指定する領域指定手段と、該指定された領域に少なくとも一部分が含まれている該コンテンツを構成する要素を抽出する要素抽出手段と、該抽出された要素を領域指定時よりも拡大してディスプレイに表示するコンテンツ拡大表示手段とを具備した端末装置が提供される。コンテンツ拡大表示手段は、抽出された要素をレンダリングし直してディスプレイに表示するように構成されていてもよい。
このように構成された端末装置によれば、例えばユーザは興味のあるテキスト等の一部分を領域で囲って指定することにより、そのテキスト全体を抽出して拡大したものをディスプレイ上に表示させて閲覧することができるようになる。つまりユーザは、コンテンツ中の所望の部分だけを含むような正確な操作を行うことなく、上記の如き簡単な操作で当該部分の拡大表示をディスプレイ上に表示させて閲覧することができるようになる。
ここで、該要素は所定の文字列や符号に基づいて識別される。該所定の文字列や符号は、マークアップ言語のタグ、及び、句読点又は制御符号のいずれかを少なくとも含んでいてもよい。また、該制御符号は、改頁、改行、又はタブのいずれかを少なくとも含んでいてもよい。要素を識別するための所定の文字列や符号は、ユーザによって設定可能であることが好ましい。
このような構成により、長いテキスト全体ではなく、一つの段落、文、節など比較的に短いテキストの纏まりを指定して拡大表示することができ、拡大表示時の視認性がより向上する。
また、上記端末装置は、例えばユーザによる入力操作を受け付ける操作手段と、該入力操作に応じて、領域指定手段で指定される領域の位置を設定する指定領域設定手段とを更に具備したものであっても良い。また、該入力操作に応じて、領域指定手段で指定される領域の大きさを設定する指定領域サイズ設定手段を更に具備していてもよい。
また、上記端末装置は、例えば該コンテンツのキャプチャ画像を生成するキャプチャ画像生成手段と、該キャプチャ画像の位置と該コンテンツの位置とを関係づける位置関係情報を生成する位置関係情報生成手段とを更に具備していても良い。この場合、コンテンツ表示手段は、該コンテンツのキャプチャ画像を表示することによってディスプレイにコンテンツを表示し、領域指定手段は、ディスプレイに表示されたコンテンツのキャプチャ画像の任意の領域を指定して、該位置関係情報に基づいて該指定されたキャプチャ画像の任意の領域に対応する該コンテンツの任意の領域を指定するようにしてもよい。
また、上記コンテンツ表示手段は、例えば領域指定手段により指定された領域を強調表示する構成としても良い。
ここで、上記要素抽出手段は、例えば該コンテンツの指定された領域に少なくとも一部分が含まれる要素の中から、更に所定の規則に基づいて要素の抽出を行うよう動作しても良い。
また、上記端末装置には、例えばディスプレイが2つ備えられていても良い。この場合、上記コンテンツ表示手段は、一方のディスプレイにコンテンツを表示し、コンテンツ拡大表示手段は要素抽出手段によって抽出された要素を一方のディスプレイよりも拡大して他方のディスプレイに表示する構成としても良い。
また、本発明の実施形態により、コンテンツをディスプレイに表示するためのコンテンツ表示方法であって、コンテンツのデータを解釈し、その解釈結果に基づいてコンテンツをレンダリングしてディスプレイに表示するコンテンツ表示ステップと、ディスプレイに表示された該コンテンツの任意の領域を指定する領域指定ステップと、指定された領域に少なくとも一部分が含まれている該コンテンツを構成する要素を抽出する要素抽出ステップと、抽出された要素を領域指定時よりも拡大してディスプレイに表示する拡大表示ステップと、を含む方法が提供される。コンテンツ拡大表示ステップは、抽出された要素をレンダリングし直してディスプレイに表示するように構成されていてもよい。
このようなコンテンツ表示方法を採用することで、例えばユーザは興味のあるテキスト等の一部分を領域で囲って指定することにより、そのテキスト全体を抽出して拡大したものをディスプレイ上に表示させて閲覧することができるようになる。つまりユーザは、コンテンツ中の所望の部分だけを含むような正確な操作を行うことなく、上記の如き簡単な操作で当該部分の拡大表示をディスプレイ上に表示させて閲覧することができるようになる。
上記コンテンツ表示方法において、要素は所定の文字列や符号に基づいて識別される。また、所定の文字列や符号は、マークアップ言語のタグ、及び、句読点又は制御符号のいずれかを少なくとも含んでいてもよい。また、制御符号は、改頁、改行、又はタブのいずれかを少なくとも含んでいてもよい。要素を識別するための所定の文字列や符号は、ユーザによって設定可能であることが好ましい。
このような構成により、長いテキスト全体ではなく、一つの段落、文、節など比較的に短いテキストの纏まりを指定して拡大表示することができ、拡大表示時の視認性がより向上する。
また、上記コンテンツ表示方法は、例えばユーザによる入力操作を受け付ける操作ステップを更に含んだものであっても良い。この場合、領域指定ステップで指定される領域の位置を該入力操作によって設定する指定領域設定ステップを含んでいてもよい。また、該入力操作に応じて、領域指定ステップで指定される領域の大きさを設定する指定領域サイズ設定ステップを含んでいても良い。
また、上記コンテンツ表示方法は、例えば該コンテンツのキャプチャ画像を生成するキャプチャ画像生成ステップと、該キャプチャ画像の位置と該コンテンツの位置とを関係づける位置関係情報を生成する位置関係情報生成ステップを更に含み、コンテンツ表示ステップは、該コンテンツのキャプチャ画像を表示することによってディスプレイにコンテンツを表示し、領域指定ステップは、ディスプレイに表示されたコンテンツのキャプチャ画像の任意の領域を指定して、該位置関係情報に基づいて該指定されたキャプチャ画像の任意の領域に対応する該コンテンツの任意の領域を指定してもよい。
また、上記コンテンツ表示方法において、例えばコンテンツ表示ステップは領域指定ステップで指定された領域を強調表示するようにしても良い。
また、要素抽出ステップは、該コンテンツの指定された領域に少なくとも一部分が含まれる要素の中から、更に所定の規則に基づいて要素の抽出を行うようにしても良い。
また、本発明の実施形態により、上記のコンテンツ表示方法をコンピュータに実行させるコンテンツ表示プログラム、及び、該コンテンツ表示プログラムが記憶されたコンピュータ読取可能な記憶媒体が提供される。
本発明によれば、ユーザが所望するテキストやイメージ等の要素だけを簡単な操作で拡大表示させることができる端末装置、コンテンツ表示方法、およびコンテンツ表示プログラムを提供することが可能となる。
本発明の実施の形態の端末装置の外観を示した図である。 本発明の実施の形態の端末装置の構成を示したブロック図である。 本発明の実施の形態のブラウザに含まれるブラウザエンジンの機能ブロック図である。 本発明の実施の形態のブラウザで実行されるシンプルビューモード表示処理を説明するフローチャートである。 本発明の実施の形態のブラウザで表示される画面の一例を示した図である。 本発明の実施の形態のブラウザで表示される画面の一例を示した図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態による端末装置10の外観を示した図である。また、図2は、本発明実施形態による端末装置10の構成を示したブロック図である。本実施形態における端末装置10は携帯電話であるが、例えば、デスクトップやラップトップ等のPC、PDA、PHS(Personal Handy phone System)、携帯ゲーム機、或いは家電製品等の、ブラウザを搭載した種々の端末装置に適用した変形例も本発明の範囲に含まれる。
図2に示されるように、端末装置10は、装置全体を統括的に制御するCPU103を備えている。CPU103には、各構成要素がバス119を介して接続されている。CPU103は、バス119を介して他の各構成要素とデータ通信を行うことにより各種機能を実現する。これらの構成要素には、ROM(Read-Only Memory)105、RAM(Random-Access Memory)107、ネットワークインタフェース109、ディスプレイ111、ユーザ入力デバイス113等がある。なお、バス119はデータラインの他に電源ラインも備えている。CPU103を始めとする各構成要素には、図示しないバッテリから電源ラインを介して電源供給が行われる。
ROM105には各種のプログラムやデータが格納されている。ROM105に格納されているプログラムには、例えばブラウザ50がある。このブラウザ50は、所定のマークアップ言語で記述されたオンライン又はオフラインのコンテンツを閲覧するための情報閲覧ソフトウェアである。ブラウザ50は、コンパクトHTML等で記述されたモバイル機器向けのWebページだけでなく、PC向けページにも対応している
RAM107は、例えばROM105に格納されている各種プログラムの展開先である。ROM105に格納されているプログラム(例えばブラウザ50)は、ユーザ入力デバイス113を用いたユーザ・オペレーション(以下、単に「ユーザ・オペレーション」と記す)にしたがって読み出され、RAM107の所定領域に展開されて実行される。これにより、ブラウザ50が起動して、ユーザはWebブラウジング、すなわちWebコンテンツの閲覧ができるようになる。
なお、端末装置10には、ユーザ入力デバイス113として、5ウェイキー113a、ファンクションキーF、F、およびテンキー113bが設けられている。5ウェイキー113aは、四つの方向キー(113U、113D、113R、113L)およびエンタキー113Eから構成される。ユーザがこれらの操作キーを押下すると、携帯端末10は、その押下キーに応じた信号がCPU103に入力される。そして、CPU103が入力信号に応じた処理を実行することにより、Webブラウジングを始めとする様々な機能が端末装置10で達成される。ユーザは、Webブラウジング中、5ウェイキー113a又はテンキー113bの何れを操作しても閲覧中のWebページを画面スクロールさせることができる。
なお、ユーザ入力デバイス113は、図1に示されるような5ウェイキー113a、テンキー113b等のメカニカルキーである必要はなく、メンブレンキーやタッチパネル等の別種のキーで構成することも可能である。
ここで、ブラウザ50の機能について説明する。まず、図3を参照してブラウザ50の基本的な構成要素であるブラウザエンジン30について説明する。
図3は、ブラウザ50に含まれるブラウザエンジン30の機能ブロック図である。図3に示されるように、ブラウザエンジン30は、パーサー31およびフォーマッタ32の各機能ブロックを含んでいる。
ユーザ・オペレーションによりURIが入力されると(又はディスプレイ111に表示中のWebページに含まれるアンカーが選択されたことによりURIが指定され、あるいは端末装置10内部にブックマークや履歴として保持されたURIが選択されると)、Webページ等のリソースを要求するHTTP(Hypertext Transfer Protocol)に準拠したリクエスト・メッセージが生成され、入力されたURIに対応するネットワーク上のサーバに送信される。次いで、サーバによって、リクエスト・メッセージに応じたレスポンス・メッセージが作成されて、ブラウザ50に返信される。そして、レスポンス・メッセージは、ネットワークを経由してブラウザ50に届き、パーサー31に渡される。なお、このレスポンス・メッセージは、URIで指定されたHTML文書21がメッセージ・ボディに埋め込まれたものである。また、ここでは、HTML文書21は、PC向けページWPの論理構造を記述したドキュメントとする。
パーサー31は、このHTML文書21を解釈して、HTML文書21の論理構造(すなわち、HTML文書21によって記述されるページを構成する各要素の関係)を表現するドキュメントツリー23を作成する。なお、ドキュメントツリー23は、HTML文書21の論理構造を表現するのみであり、ドキュメントの表現に関する情報までは含んでいない。
次に、フォーマッタ32は、ドキュメントツリー23、タグ、スタイルシート等の情報に基づいてフォーマッティングを実行して、ディスプレイ111上に表示する各要素のレイアウトを計算する。ここで、フォーマッタ33が実行するフォーマッティングは、ブラウザ50の特徴的な処理であり、詳しくは後述する。フォーマッタ33は、次いで、決定されたレイアウトに基づいてレンダリングを実行し、描画データを作成する。そして次に、作成された描画データが、例えばRAM107のビデオメモリ領域に展開される。以上の処理により、HTML文書21、すなわちリクエストされたページがディスプレイ111に表示される。以下の記載において、「要素」とは、マークアップ言語のタグ等の所定の文字列や符号に基づいて識別されるテキストやイメージ等の一纏りの情報を指す。マークアップ言語のタグによって定義される要素に限らず、例えば、句読点等の符号や改行等の制御符号で区切られたテキストの一節、一文、一段落等も含まれる。この「要素」の定義(すなわち、要素の区切りに使用する文字列や符号の設定)は、予めブラウザ50に設定されているが、ユーザによって変更することもできる。
次に、図4及び図5(a)〜(d)を参照して、本発明の実施形態によるシンプルビューモード表示を説明する。ここで、図4は、ブラウザ50で実行される本発明の実施形態によるシンプルビューモード表示処理のフローチャートを示す。また、図5(a)〜(d)は、本発明の実施形態によるシンプルビューモード表示処理においてブラウザ50で表示される画面の一例を示す。
まず、ブラウザ50のディスプレイ111上にページが表示されている状態で、ユーザ・オペレーションにより「Page」メニューの「Page Pilot(simple view)」が選択されると(図5(a)参照)、ブラウザ50は、当該ユーザ・オペレーションをトリガーとして、シンプルビューモード表示処理を開始する。そして、その表示モードがページパイロットモードに移行する(ステップ1、以下、明細書及び図面においてステップを「S」と略記)。これにより、図5(b)に示されるように、ブラウザ50上にページパイロットモードでページが表示される。
なお、本実施形態で表示されるページは、例えばQVGA(Quarter Video Graphics Array)等のデスクトップPCの標準的なディスプレイによって閲覧されることを想定して制作されたものである。これに対して、ディスプレイ111は、例えばQVGA(Quarter Video Graphics Array)等の小さな画面サイズをもつ。しかしながら、本実施形態のフォーマッタ32は、ディスプレイ111のピクセル数に合わせたフォーマッティング(例えば、画面幅方向のピクセル数に合わせた文字の折り返し等)を実行しない。このためページは、図5(b)〜(d)に示されるように、ディスプレイ111の表示領域に収まらず、ディスプレイにはその一部分しか表示されない。ユーザは、画面端部に表示されたスクロールバーSB、SBを操作してページをスクロール表示させることにより、当該ページ全体を閲覧することができる。
また、ページパイロットモードにおけるページの表示形態には2通りある。1つは通常表示形態である。通常表示形態とは、HTML文書等のマークアップ言語で記述されたページデータをレンダリングして、ディスプレイ111上に表示させる形態である。そして、もう1つはキャプチャ表示形態である。キャプチャ表示形態とは、一度レンダリングしたページをキャプチャして、例えばCPU103の内部メモリ(あるいはRAM107等)に保存して、そのキャプチャ画像をディスプレイ111上に表示させる形態である。
前者の通常表示形態の場合、ページ中にアンカーリンク等が含まれている。従って、この場合には、例えばユーザ・オペレーションによってアンカーリンクを指定するだけで、そのリンク先にアクセスできるというメリットがある。また、後者のキャプチャ表示形態の場合、ブラウザ50がCPU103の内部メモリ等を参照してキャプチャ画像を読み出し、ディスプレイ111上にページを表示させる。従って、この場合には、既にレンダリングされたページを再表示するだけなので、解釈等の処理が不要となる。従って、CPU103の負担が軽減し、ページの描画速度が上がる等のメリットを享受することができる。また、XGAサイズのページの全体を一画面中に収まるように表示する場合、通常表示形態では、HTML文書等を再解釈して、縮小表示用のデータを作成し、これをディスプレイ111上に表示することになる。これに対して、キャプチャ表示形態では、キャプチャ画像を読み出してディスプレイ111に合わせて縮小表示するだけで良く、CPU103の負荷を軽減することができる。ここで、本実施形態のページパイロットモードでは、後述するように、ユーザがページ中の所望の領域を指定することを主目的として、ページの表示が行われる。従って、ページ中にアンカーリンクが含まれるメリットよりも、CPU103の負担が軽減されるメリットの方が高く評価され得る。なお、何れの形態でページを表示させるかについては、例えばユーザ・オペレーションにより任意に設定可能である。また、携帯端末10の性能を考慮して、メーカ側で予め設定されるようにしても良い。
ページパイロットモードでは、画面上のページに矩形枠RLが重ねて表示される。また、ページパイロットモードでは、矩形枠RLで囲われた領域(以下、説明の便宜上、「指定領域RL’」と記す)以外には、網掛け等の画像効果が施される。これにより、指定領域RL’が強調された状態で表示される。指定領域RL’の四隅には矢印A〜Aが表示される。また、指定領域RL’の中央にはカーソルCが表示される。なお、ページパイロットモード移行時に表示される矩形枠RLの初期的なサイズは、例えばユーザ・オペレーションにより任意に設定可能である。
カーソルCの形状は5ウェイキーを表している。図5(b)の状態においてユーザが四つの方向キーを操作すると、例えば図5(c)に示されるように、矩形枠RLがその操作に応じてページ上を移動する。なお、図5(c)においては、ページ中の幾つかのテキストの一部分が指定領域RL’内に含まれている状態にある。
また、端末装置10は、周知のスタイラスペンで操作可能な機器であってもよい。この場合、例えばユーザがスタイラスペンでカーソルCを選択したままディスプレイ111上をなぞるように当該ペンを動かす(すなわち、ドラッグする)と、矩形枠RLがその動きに従ってページ上を移動する。また、ユーザがスタイラスペンで矢印A〜Aの何れかをドラッグすると、矩形枠RLのサイズが変わる。例えば、ユーザが矢印Aをスタイラスペンで画面右下に向かってドラッグすると、矩形枠RLが右および下方向に広がって大きくなる。
ここで、ページパイロットモードにおいて、ページが通常表示形態で表示されている場合には、ブラウザ50はディスプレイ111に表示中のページに含まれる各要素の位置、および矩形枠RLの位置に関するデータを保持している。附言するに、いわゆるマークアップ言語のタグによって定義される要素の単位ではなくて、上述のように所定のインデックスによって定義される各要素の位置情報がブラウザエンジン30の解釈結果により取得される。また、当然ながら、ブラウザ50は矩形枠RLの位置情報を保持している。
また、ページパイロットモードにおいて、キャプチャ表示形態でページが表示されている場合も、ブラウザ50にとってキャプチャ画像中の各要素(テキストやイメージ等)の位置、および矩形枠RLの位置は既知である。これは、キャプチャ画像が通常表示形態時のページと同一縮尺で表示されており、ブラウザ50が、通常表示形態時と同様に、ブラウザエンジン30によるキャプチャ画像の解釈結果に基づいてキャプチャ画像中の各要素の位置を知ることができるためである。なお、通常表示形態時のページと異なる縮尺でキャプチャ画像を表示した場合であっても、ブラウザ50は、その縮尺に関する情報を保持していれば、当該情報とブラウザエンジン30によるキャプチャ画像の解釈結果に基づいてキャプチャ画像中の各要素の位置を知ることができる。また、ブラウザ50は、ページのデータからキャプチャ画像を生成する際に、その解釈結果に基づいて当該キャプチャ画像中の各要素の位置情報を予め取得して記憶するようにしても良い。ここで、キャプチャ画像が通常表示形態時のページと異なる縮尺で表示されている場合には、ブラウザ50は、先の例と同様に、その縮尺に関する情報と予め取得した位置情報に基づいて、当該キャプチャ画像中の各要素の位置を知ることができる。
図5(c)の状態でエンタキー113Eが押下(また、スタイラスペン使用時であれば、例えば当該ペンによりカーソルCがダブルクリック)されると、ブラウザ50は、指定領域RL’が確定したと判定して、ブラウザエンジン30の解釈結果および矩形枠RLの位置情報に基づいて、当該指定領域RL’がページのどの箇所を囲っているか検知する(S2)。次いで、当該指定領域RL’に含まれる要素の抽出処理(後述する)を実行する(S3)。そして、抽出された要素の各々を用いて、その表示モードを図5(d)に示されたシンプルビューモードに移行して(S4)、本フローチャートの処理を終了させる。
次に、S3及びS4の処理について詳しく説明する。S4の処理を経て表示されるシンプルビューモードは、ページパイロットモードにおいて指定領域RL’に一部分でも含まれているテキストやイメージを抽出して、レンダリングし直し(すなわち、S3の処理により抽出された要素の各々をレンダリングし直し)、拡大表示するモードである。S3の処理において、テキストは、上述の所定のインデックスによって区切られた一文や一段落等の単位で抽出され、イメージは一画像単位で抽出される。シンプルビューモードにおける各要素の表示倍率は、予め設定された倍率であり、通常表示形態やキャプチャ表示形態時のページの表示倍率よりも高い。また、この倍率は、例えばユーザ・オペレーションにより変更可能である。なお、このとき抽出された要素が多い場合、シンプルビューモードにおいて一画面中に全ての要素が収まらないことがある。従って、この場合、図5(d)に示されるように、画面端部にスクロールバーSBが表示される。ユーザは、スクロールバーSBを操作してシンプルビューモードの画面をスクロール表示させることにより、抽出された全ての要素を閲覧することができる。また、抽出された要素が多い場合、これらの要素全てが一画面中に収まるよう、倍率を自動的に調整するようにブラウザ50を動作させる構成としても良い。
ブラウザ50は、シンプルビューモードに移行する際、先ず、S2の処理を実行して、指定領域RL’がページ中の何れの箇所を囲っているか検知する。次いで、S3の処理を実行して、当該指定領域RL’に含まれているテキスト(又は、テキストの一部分)を特定する。そして、特定されたテキスト(以下、便宜上、「指定領域内テキスト」と記す)の前後にある所定のインデックス(例えば、句読点や、改行符号、所定のタグ等)の位置を検出する。そして、それらの所定のインデックスの位置に基づいて、指定領域内テキストが含まれる一文全体(又は、1フレーズ全体、一段落全体等)のテキストを抽出する。例えば、一文全体を抽出するように設定されている場合、ブラウザ50は、指定領域内テキストの前後の句点(又はピリオド)の位置を検出する。そして、検出された句点(又はピリオド)の間のテキストを一要素として認識して抽出する。次いで、S4の処理を実行して、当該抽出テキストをレンダリングし直して、シンプルビューモードにおいて表示する。このような処理が、全ての指定領域内テキストに対して実行される。
また、ブラウザ50は、S2の処理を実行して指定領域RL’がページのどの箇所を囲っているのかを検知したとき、当該指定領域RL’に含まれているイメージについてもS3の処理を実行する。附言するに、ブラウザ50は、各イメージタグの位置およびサイズ情報等に基づいて、指定領域RL’内に一部分でも含まれていると判断されるイメージを特定し、当該イメージ全体(すなわち一つのイメージファイル)を抽出する。そして、S4の処理を実行して、当該抽出イメージをレンダリングし直して、シンプルビューモードにおいて表示する。このような処理が、指定領域RL’内に含まれる全てのイメージに対して実行される。
なお、ユーザによってファンクションキーFが押下されると、ブラウザ50の表示モードは、シンプルビューモードからページパイロットモードに復帰する。
このように本実施形態によれば、ユーザは、全ての所望の要素を抽出する際に、当該要素全体を含む領域の指定操作を正確に行う必要がない。すなわち、当該要素全体を囲むように領域を指定しなくても良い。ユーザは、所望の要素の少なくとも一部分を含む領域を指定するという簡単な操作により、当該要素全体を抽出して拡大表示させ、それを閲覧することができる。つまり、ユーザは、指定領域RL’内に所望の要素の少なくとも一部分が含まれるように大体の領域を指定するよう操作を行いさえすれば、当該要素全体が抽出された拡大表示を得て、それらを高い視認性で閲覧することができる。附言するに、拡大表示において所望の要素が途中で途切れるという従来起こり得た問題も発生しないため、例えば領域を再度指定し直すという煩雑な作業を行う必要がなくなる。このような操作性の向上は、ページの閲覧を頻繁に行うユーザにとって極めて有用であると言える。
また、本実施形態によれば、所望の要素全体を領域指定する必要がないことから、矩形枠RLを無駄に大きく広げる必要がなくなる。この結果、指定領域RL’内に不要な要素が含まれる確率が低下する。このような観点からも、ユーザは、所望の要素だけをより容易に抽出して拡大表示させて、それを閲覧することができるようになる。
次に、図6(a)〜(d)に、本実施形態のブラウザ50で表示される画面の一例を示す。例えば、図4(b)や(c)の状態でユーザによってファンクションキーFが押下されると、ディスプレイ111の表示は図6(a)に示されるものとなる。そして、ユーザ・オペレーションにより「Option」メニューの「Change Rectangle Size」が選択されると、図6(b)に示されるように、画面下に「+」および「−」アイコンが表示される。本実施形態においては、5ウェイキーの左方向キー113Lが押下されると「+」アイコンが選択され、その選択回数に応じて矩形枠RLのサイズが段階的に大きくなる(例えば図6(c)参照)。また、同様に、5ウェイキーの右方向キー113Rが押下されると、「−」アイコンが選択され、その選択回数に応じて矩形枠RLのサイズが段階的に小さくなる(例えば図6(d)参照)。ユーザは、例えば数多くの要素を拡大させて閲覧したいときには「+」アイコンに対応する左方向キー113Lを押下し、限定的な数の要素を拡大させて閲覧したいときには「−」アイコンに対応する右方向キー113Rを押下すれば良い。スタイラスペン使用時には、ディスプレイに表示された「+」アイコン又は「−」アイコンをスタイラスペンでタッチすることにより、矩形枠RLのサイズを変更することができる。
以上が本発明の実施の形態の説明である。本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の概念の範囲で様々な変形が可能である。例えば、本実施形態では、ページ(例えばHTML文書や他のマークアップ言語で記述された文書)を処理の対象としているが、別の実施の形態ではPDF(Portable Document Format)形式の電子文書を対象としても良い。
なお、本実施形態ではページパイロットモードとシンプルビューモードとで画面の表示が切り替わるが、別の実施の形態では、抽出要素(すなわちシンプルビューモードで表示されるべき要素)を指定領域RL’内で拡大表示するようにしても良い。つまり、この場合、抽出要素を別ウィンドウ(すなわち指定領域RL’)内に収まるようレンダリングして、それらの要素を拡大表示することになる。別ウィンドウの背面には通常表示形態(又はキャプチャ表示形態)のページが表示されているため、ユーザは、ページ全体の内容を感覚的に把握しつつ、所望の要素を高い視認性で閲覧することができる。なお、別ウィンドウのサイズは例えばユーザ・オペレーションにより任意に変更することができる。また、抽出された要素が多い場合、別ウィンドウ上でのスクロール表示を可能とし、抽出された全ての要素を閲覧できるようにしても良い。また、これらの要素全てが別ウィンドウ内に収まるように倍率を自動的に調整するようブラウザ50を動作させる構成としても良い。
また、別の実施の形態では、例えば二分割表示を採用して、一方の分割画面にページパイロットモードによるコンテンツを表示させ、もう一方の分割画面にシンプルビューモードによる拡大画像を表示させるようにしても良い。
また、本実施形態では、指定領域RL’に含まれる全ての要素(テキストやイメージ等)がシンプルビューモードで拡大表示されるが、別の実施の形態では、所定の規則に基づいて抽出された一部の要素のみがシンプルビューモードで拡大表示されるようにしても良い。ここでいう所定の規則には、例えば以下の(1)〜(6)が挙げられる。本実施形態のように下記所定の規則を加味することなく指定領域RL’に含まれる全ての要素がシンプルビューモードで拡大表示されるようにするか、或いは、下記の何れかの規則に従って一部の要素のみが拡大表示されるようにするかは、例えばユーザ・オペレーションにより任意に設定できるようにしてもよい。
(1)指定領域RL’に含まれる要素の中からテキスト(或いはイメージ)だけを抽出して拡大表示する。
(2)指定領域RL’に含まれる要素の中から所定の文字数以上(又は未満)のテキストだけを抽出して拡大表示する。
(3)指定領域RL’に含まれる要素の中から表示時の面積が大きい順に所定数(少なくとも1つ)の要素を抽出して拡大表示する。
(4)要素の種類毎に重み付けを行い、例えばテキスト(又はイメージ等)を優先するように設定する。そして、指定領域RL’に含まれる要素の中から優先順位に従って所定数(少なくとも1つ)の要素を抽出して拡大表示する。
(5)矩形枠RLと要素の位置情報を比較した結果、指定領域RL’に全体が含まれているとみなされる要素(例えば、表示時の80%以上の面積が指定領域RL’に含まれている要素)については、その全体を抽出して拡大表示する。また、指定領域RL’に一部分しか含まれていないとみなされる要素(例えば表示時の80%未満の面積が指定領域RL’に含まれている要素)については、ブラウザ50は、ユーザが意図的に一部分だけを指定したと判断し、当該指定領域RL’に含まれている部分だけを抽出して拡大表示する。
(6)ユーザが何れの要素の閲覧を希望しているかを、指定領域RL’に含まれる各要素の部分を参照して推測する。例えばあるテキストの始めの部分とイメージの右下端部が指定領域RL’に含まれている場合、ブラウザ50は、ユーザが閲覧を希望する要素を当該テキストであると判断する。そして、当該文書のみを抽出して拡大表示し、イメージについては表示しない。また、例えば、あるテキストの始めの部分と別のテキストの終わりの部分が指定領域RL’に含まれている場合、ブラウザ50は、ユーザが閲覧を希望する要素を前者のテキストであると判断する。そして、当該前者のテキストのみを抽出して拡大表示する。
また、携帯端末の種類によっては、2画面を備えるものもある。このような携帯端末の場合、例えば一方の画面上にページパイロットモードでページを表示し、もう一方の画面上にシンプルビューモードで拡大表示を行うようにしても良い。
また、本実施形態のページパイロットモードでは単一のページを想定しているが、別の実施の形態ではページパイロットモードにおいて複数のページをサムネイル表示させるようにしても良い。サムネイル表示されている各画像は、過去に閲覧したことのあるページのキャプチャ画像である。キャプチャ画像を記憶させる際にそのページの各要素の位置情報も記憶させれば、本実施形態と同様に、ユーザがサムネイル表示中の何れかのキャプチャ画像の所望の領域を指定することにより、ユーザは、シンプルビューモードにおいて、当該領域に含まれる要素の拡大表示を閲覧することができる。

Claims (23)

  1. コンテンツを表示するのに適した端末装置であって、
    ディスプレイと、
    該コンテンツのデータを解釈し、その解釈結果に基づいて該コンテンツをレンダリングして前記ディスプレイに表示するコンテンツ表示手段と、
    前記ディスプレイに表示された該コンテンツの任意の領域を指定する領域指定手段と、
    該指定された領域に少なくとも一部分が含まれている該コンテンツを構成する要素を抽出する要素抽出手段と、
    該抽出された要素を領域指定時よりも拡大して前記ディスプレイに表示するコンテンツ拡大表示手段と
    を具備することを特徴とする端末装置。
  2. 前記コンテンツ拡大表示手段は、該抽出された要素をレンダリングし直して前記ディスプレイに表示する
    ことを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
  3. 該要素は所定の文字列や符号に基づいて識別される
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の端末装置。
  4. 該所定の文字列や符号は、マークアップ言語のタグ、及び、句読点又は制御符号のいずれかを少なくとも含む
    ことを特徴とする請求項3に記載の端末装置。
  5. 該制御符号は、改頁、改行、又はタブのいずれかを少なくとも含む
    ことを特徴とする請求項4に記載の端末装置。
  6. ユーザによる入力操作を受け付ける操作手段と、
    該入力操作に応じて、前記領域指定手段で指定される領域の位置を設定する指定領域設定手段と
    を更に具備する
    ことを特徴とする請求項1から請求項5の何れかに記載の端末装置。
  7. 該入力操作に応じて、前記領域指定手段で指定される領域の大きさを設定する指定領域サイズ設定手段を更に具備する
    ことを特徴とする請求項1から請求項6の何れかに記載の端末装置。
  8. 該コンテンツのキャプチャ画像を生成するキャプチャ画像生成手段と、
    該キャプチャ画像の位置と該コンテンツの位置とを関係づける位置関係情報を生成する位置関係情報生成手段と、
    を更に具備し、
    前記コンテンツ表示手段は、該コンテンツのキャプチャ画像を表示することによってディスプレイにコンテンツを表示し、
    前記領域指定手段は、前記ディスプレイに表示されたコンテンツのキャプチャ画像の任意の領域を指定して、該位置関係情報に基づいて該指定されたキャプチャ画像の任意の領域に対応する該コンテンツの任意の領域を指定する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項7の何れかに記載の端末装置。
  9. 前記コンテンツ表示手段は、前記領域指定手段によって指定された領域を強調表示する
    ことを特徴とする請求項1から請求項8の何れかに記載の端末装置。
  10. 前記要素抽出手段は、該コンテンツの指定された領域に少なくとも一部分が含まれる要素の中から、更に所定の規則に基づいて要素の抽出を行う
    ことを特徴とする請求項1から請求項9の何れかに記載の端末装置。
  11. ディスプレイを2つ備え、
    前記コンテンツ表示手段は一方のディスプレイに該コンテンツを表示し、前記コンテンツ拡大表示手段は前記要素抽出手段によって抽出された要素を一方のディスプレイよりも拡大して他方のディスプレイに表示する
    ことを特徴とする請求項1から請求項10の何れかに記載の端末装置。
  12. コンテンツをディスプレイに表示するためのコンテンツ表示方法であって、
    該コンテンツのデータを解釈し、その解釈結果に基づいて該コンテンツをレンダリングして前記ディスプレイに表示するコンテンツ表示ステップと、
    前記ディスプレイに表示された該コンテンツの任意の領域を指定する領域指定ステップと、
    該指定された領域に少なくとも一部分が含まれている該コンテンツを構成する要素を抽出する要素抽出ステップと、
    該抽出された要素を領域指定時よりも拡大して前記ディスプレイに表示する拡大表示ステップと、
    を含むコンテンツ表示方法。
  13. 前記コンテンツ拡大表示ステップは、該抽出された要素をレンダリングし直して前記ディスプレイに表示する
    ことを特徴とする請求項12に記載の端末装置。
  14. 該要素は所定の文字列や符号に基づいて識別される
    ことを特徴とする請求項12又は請求項13に記載の端末装置。
  15. 該所定の文字列や符号は、マークアップ言語のタグ、及び、句読点又は制御符号のいずれかを少なくとも含む
    ことを特徴とする請求項14に記載の端末装置。
  16. 該制御符号は、改頁、改行、又はタブのいずれかを少なくとも含む
    ことを特徴とする請求項15に記載の端末装置。
  17. ユーザによる入力操作を受け付ける操作ステップと、
    前記領域指定ステップで指定される領域の位置を該入力操作によって設定する指定領域設定ステップと
    を更に含む
    ことを特徴とする請求項12から請求項16の何れかに記載のコンテンツ表示方法。
  18. 該入力操作に応じて、前記領域指定ステップで指定される領域の大きさを設定する指定領域サイズ設定ステップを更に含む
    ことを特徴とする請求項12から請求項17の何れかに記載の端末装置。
  19. 該コンテンツのキャプチャ画像を生成するキャプチャ画像生成ステップと、
    該キャプチャ画像の位置と該コンテンツの位置とを関係づける位置関係情報を生成する位置関係情報生成ステップと、
    を更に含み、
    前記コンテンツ表示ステップは、該コンテンツのキャプチャ画像を表示することによってディスプレイにコンテンツを表示し、
    前記領域指定ステップは、前記ディスプレイに表示されたコンテンツのキャプチャ画像の任意の領域を指定して、該位置関係情報に基づいて該指定されたキャプチャ画像の任意の領域に対応する該コンテンツの任意の領域を指定する、
    ことを特徴とする請求項12から請求項18の何れかに記載のコンテンツ表示方法。
  20. 前記コンテンツ表示ステップは前記領域指定ステップで指定された領域を強調表示する
    ことを特徴とする請求項12から請求項19の何れかに記載のコンテンツ表示方法。
  21. 前記要素抽出ステップは、該コンテンツの指定された領域に少なくとも一部分が含まれる要素の中から、更に所定の規則に基づいて要素の抽出を行う
    ことを特徴とする請求項12から請求項20の何れかに記載のコンテンツ表示方法。
  22. 請求項12から請求項21の何れかに記載のコンテンツ表示方法をコンピュータに実行させるためのコンテンツ表示プログラム。
  23. 請求項22に記載のコンテンツ表示プログラムが記憶されたコンピュータ読取可能な記憶媒体。
JP2008537548A 2006-10-05 2007-10-04 端末装置、コンテンツ表示方法、およびコンテンツ表示プログラム Expired - Fee Related JP5235671B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008537548A JP5235671B2 (ja) 2006-10-05 2007-10-04 端末装置、コンテンツ表示方法、およびコンテンツ表示プログラム

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006273733 2006-10-05
JP2006273733 2006-10-05
JP2008537548A JP5235671B2 (ja) 2006-10-05 2007-10-04 端末装置、コンテンツ表示方法、およびコンテンツ表示プログラム
PCT/JP2007/069462 WO2008041743A1 (fr) 2006-10-05 2007-10-04 Terminal, procédé et programme d'affichage de contenu

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2008041743A1 true JPWO2008041743A1 (ja) 2010-02-04
JP5235671B2 JP5235671B2 (ja) 2013-07-10

Family

ID=39268595

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008537548A Expired - Fee Related JP5235671B2 (ja) 2006-10-05 2007-10-04 端末装置、コンテンツ表示方法、およびコンテンツ表示プログラム

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20100005387A1 (ja)
JP (1) JP5235671B2 (ja)
CN (1) CN101523336B (ja)
WO (1) WO2008041743A1 (ja)

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009128728A1 (en) 2008-04-15 2009-10-22 Opera Software Asa Method and device for dynamically wrapping text when displaying a selected region of an electronic document
JP4547638B2 (ja) 2008-05-29 2010-09-22 ソニー株式会社 Webページ表示装置及びWebページ表示方法
JP5455456B2 (ja) * 2009-06-09 2014-03-26 キヤノン株式会社 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
JP5376658B2 (ja) * 2009-08-31 2013-12-25 Necカシオモバイルコミュニケーションズ株式会社 端末装置及びプログラム
CN103140825B (zh) * 2010-09-30 2016-03-30 乐天株式会社 阅览装置、阅览方法
US10423328B2 (en) * 2011-12-28 2019-09-24 Hiroyuki Ikeda Portable terminal for controlling two cursors within a virtual keyboard according to setting of movement by a single key at a time or a plurality of keys at a time
JP6071107B2 (ja) 2012-06-14 2017-02-01 裕行 池田 携帯端末
JP6016555B2 (ja) * 2012-09-25 2016-10-26 キヤノン株式会社 情報処理装置及びその制御方法、並びにプログラムと記憶媒体
JP5751637B2 (ja) * 2012-11-07 2015-07-22 Necプラットフォームズ株式会社 兼用グラフィックユーザインターフェース装置、兼用方法及び兼用プログラム
JP6099961B2 (ja) * 2012-12-18 2017-03-22 キヤノン株式会社 画像表示装置、画像表示装置の制御方法およびコンピュータプログラム
JP2014153850A (ja) * 2013-02-07 2014-08-25 Toshiba Corp 電子機器、制御方法およびプログラム
JP2016085547A (ja) * 2014-10-24 2016-05-19 株式会社東芝 電子機器および方法
US20170212870A1 (en) * 2016-01-26 2017-07-27 Issuu, Inc. Method and System to Display Content from a PDF Document on a Small Screen
US11238215B2 (en) 2018-12-04 2022-02-01 Issuu, Inc. Systems and methods for generating social assets from electronic publications

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2813728B2 (ja) * 1993-11-01 1998-10-22 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレイション ズーム/パン機能付パーソナル通信機
JP4185644B2 (ja) * 2000-02-22 2008-11-26 富士フイルム株式会社 表示制御システム
US7210099B2 (en) * 2000-06-12 2007-04-24 Softview Llc Resolution independent vector display of internet content
JP2002132410A (ja) * 2000-10-30 2002-05-10 Mitsubishi Paper Mills Ltd Wwwブラウザ
JP4219159B2 (ja) * 2002-12-10 2009-02-04 富士通株式会社 情報表示方法及び装置
JP4232045B2 (ja) * 2005-08-22 2009-03-04 日本電気株式会社 情報処理装置、プログラム、及び表示制御方法
US9128596B2 (en) * 2006-09-22 2015-09-08 Opera Software Asa Method and device for selecting and displaying a region of interest in an electronic document

Also Published As

Publication number Publication date
CN101523336B (zh) 2012-04-25
WO2008041743A1 (fr) 2008-04-10
CN101523336A (zh) 2009-09-02
JP5235671B2 (ja) 2013-07-10
US20100005387A1 (en) 2010-01-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5235671B2 (ja) 端末装置、コンテンツ表示方法、およびコンテンツ表示プログラム
EP2279473B1 (en) Method and device for dynamically wrapping text when displaying a selected region of an electronic document
US9128596B2 (en) Method and device for selecting and displaying a region of interest in an electronic document
US20080294974A1 (en) Webpage history view
US20070279437A1 (en) Method and apparatus for displaying document image, and information processing device
EP2786277A1 (en) Pagination and navigation of web content
US20120032983A1 (en) Information processing apparatus, information processing method, and program
JP5222717B2 (ja) 表示ウインドウ選択方法、表示ウインドウ選択プログラムおよび端末装置
JP5069520B2 (ja) 表示装置におけるコンテンツの表示方法、コンテンツ表示プログラム、及び表示装置
JPWO2008013128A1 (ja) 端末装置、コンテンツ表示方法、およびコンテンツ表示プログラム
JP6327969B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
JP4750128B2 (ja) ナンバリング付与機能付きブラウザ
JP2009053928A (ja) 画像データ処理装置、画像データ処理方法、及び画像データ表示システム
JP2014164736A (ja) ウェブページ閲覧装置及びプログラム
JP2015106397A (ja) ウェブコンテンツ表示装置、ウェブコンテンツ表示装置の動作方法およびコンピュータプログラム
KR101131215B1 (ko) 복수의 객체들에 대한 탭 입력의 처리 방법, 상기 처리 방법이 실행되는 휴대용 통신 단말기 및 컴퓨터에서 독출가능한 저장 미디어
JP2013077231A (ja) 文書データの表示方法、携帯端末の表示装置
JP2004192198A (ja) 情報表示方法及び装置
JP2002342377A (ja) ウェブページ閲覧プログラム
JP2011253301A (ja) ウェブサイト閲覧システム、サーバ及びサーバ用プログラム
JP2010122869A (ja) 情報閲覧装置及び情報閲覧方法並びにプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100922

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100922

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101108

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130301

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130326

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160405

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees