JPWO2008041609A1 - 波形等化装置 - Google Patents

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Abstract

精度の高い波形等化を行う。入力信号に波形等化を行い、その結果を出力信号として出力する波形等化装置であって、前記入力信号と複数のタップ係数との間で畳み込み演算を行うFIRフィルタと、少なくともいずれか一方が前記出力信号の値を判定する第1及び第2のスライサと、前記第2のスライサの出力に遅延を与える第1の遅延器と、IIRフィルタと、前記FIRフィルタの出力と前記IIRフィルタの出力とを加算し、その結果を前記出力信号として出力する加算部とを有する。前記IIRフィルタは、前記第1のスライサ及び前記第1の遅延器の出力を受け取り、遅延を与える第1及び第2の遅延部を有し、前記第1の遅延部に受け取られた信号と前記第1の遅延部のタップ係数との間、及び、前記第2の遅延部に受け取られた信号と前記第2の遅延部のタップ係数との間で畳み込み演算を行う。

Description

本発明は、適応的にデジタル変調信号の波形等化を行う波形等化装置に関する。
デジタル変調信号の波形等化を行う波形等化装置では、一般的にFIR(finite impulse response)フィルタとIIR(infinite impulse response)フィルタとを用いて等化が行われている。等化性能を向上させるために、IIRフィルタとして判定帰還型等化器(DFE:decision feedback equalizer)が使われるが、DFEは、エラー伝播を発生させるので、等化性能の劣化要因になる。
そこで、特許文献1では、トレースバックパスを利用可能としたトレリスデコーダによる値判定を行うことによってエラー伝播を軽減しており、値判定の際にトレースバックパス演算で発生した遅延分だけ、入力データを遅延させるようにした等化器が開示されている。また特許文献2では、トレリスデコーダの複数のパスメモリ出力にDFEを接続することにより、DFEに強固な判定結果を入力し、エラー伝播を軽減する装置が開示されている。このように、トレリスデコーダを用いることによって、ガウスノイズを含んだ信号に対して精度の高い波形等化が実現されている。
国際公開第WO2002/084965号パンフレット 国際公開第WO2002/087180号パンフレット
波形等化装置は、ガウスノイズやスタティックゴーストを含む信号だけではなく、ダイナミックゴーストのような妨害を受け、バースト誤りを含む信号に対しても、高い波形等化性能が必要である。しかし、特許文献1の波形等化装置では、バースト誤りを含む信号に対して波形等化を行う際には、エラー伝播が発生し、波形等化性能が劣化する。
また、波形等化装置の回路面積は復調装置の回路面積への影響が大きいので、波形等化装置はできるだけ小規模になるように設計する必要がある。しかし、特許文献1の波形等化装置は、トレリスデコーダ精度を上げるために、FIFO(first in, first out)バッファや遅延を与えるフィルタ等で多数の部品を必要とするので、回路面積が大きい。特許文献2の波形等化装置は、パスメモリを増加させているので、回路面積が大きい。
本発明は、ガウスノイズを有する信号、及びバースト誤りを有する信号のいずれに対しても、精度の高い波形等化を行うことを目的とする。
本発明に係る波形等化装置は、入力信号に波形等化を行い、その結果を出力信号として出力する波形等化装置であって、前記入力信号と複数のタップ係数との間で畳み込み演算を行い、その結果を出力するFIR(finite impulse response)フィルタと、少なくともいずれか一方が、前記出力信号の値を判定して、判定をする場合には判定結果を出力し、判定をしない場合には前記出力信号を出力する第1及び第2のスライサと、前記第2のスライサの出力に遅延を与えて出力する第1の遅延器と、IIR(infinite impulse response)フィルタと、前記FIRフィルタの出力と前記IIRフィルタの出力とを加算し、その結果を前記出力信号として出力する加算部と、前記出力信号の誤差を検出して誤差情報として出力する誤差検出部と、前記FIRフィルタ及び前記IIRフィルタのタップ係数を前記誤差情報に基づいて更新するタップ係数更新部とを有する。前記IIRフィルタは、前記第1のスライサの出力を受け取り、受け取られた信号に第1の遅延以下の互いに異なる遅延を与えて、得られた複数の信号を複数のタップのそれぞれから出力する第1の遅延部と、前記第1の遅延器の出力を受け取り、受け取られた信号に第2の遅延以下の互いに異なる遅延を与えて、得られた複数の信号を複数のタップのそれぞれから出力する第2の遅延部とを有し、前記第1の遅延部に受け取られた信号と前記第1の遅延部の複数のタップのそれぞれに対応するタップ係数との間、及び、前記第2の遅延部に受け取られた信号と前記第2の遅延部の複数のタップのそれぞれに対応するタップ係数との間で畳み込み演算を行い、その結果を出力する。前記第1の遅延器は、当該第1の遅延器の出力の前記出力信号に対する遅延を、前記第1の遅延部で最も大きな遅延が与えられて得られた信号の、前記出力信号に対する遅延に等しくなるようにする。
これによると、IIRフィルタにおいて、第1のスライサの出力に対して畳み込み演算を行うようにしているので、大きな遅延を伴うことなく、回路面積を抑えながら精度の高い波形等化を行うことができる。特に、第1のスライサにノイズ発生率の低いスライサを用いるようにすると、バースト誤りを含む信号を受信する場合にも、高精度な波形等化が可能となる。
本発明によれば、ガウスノイズを有する信号、及びバースト誤りを有する信号のいずれに対しても、精度の高い波形等化を行うことができる。また、IIRフィルタのタップ係数を短時間に収束させることができ、収束後はスライサの出力を用いて最適な等化が可能となる。
図1は、第1の実施形態に係る波形等化装置の構成を示すブロック図である。 図2は、図1のDFE部の構成例を示すブロック図である。 図3は、第2の実施形態に係る波形等化装置の構成を示すブロック図である。 図4は、図3のDFE部の構成例を示すブロック図である。 図5は、第2の実施形態の変形例に係る波形等化装置の構成を示すブロック図である。
符号の説明
2 加算部
3 誤差検出部
4 タップ係数更新部
6,306 制御部
8 平均部
10 FIRフィルタ
20,220 DFE部
22A,22B,22C スライサ
24B,24C 遅延器
26,226 IIRフィルタ
32,34,36 遅延部
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る波形等化装置の構成を示すブロック図である。図1の波形等化装置は、FIRフィルタ10と、判定帰還型等化部(以下ではDFE部と称する)20と、加算部2と、誤差検出部3と、タップ係数更新部4とを備えている。この波形等化装置は、例えば、トレリス符号化システム、特にATSC(Advanced Television Systems Committee)で規定されたVSB(vestigial-sideband)信号を受信する受信機において用いられる。
図2は、図1のDFE部20の構成例を示すブロック図である。DFE部20は、第1のスライサ22Aと、第2のスライサ22Bと、第3のスライサ22Cと、第1の遅延器24Bと、第2の遅延器24Cと、IIRフィルタ26とを有している。IIRフィルタ26は、第1の遅延部32と、第2の遅延部34と、第3の遅延部36とを有している。
FIRフィルタ10は、遅延部11を有している。遅延部11は、入力信号ISを遅延させて、互いに異なる遅延を受けた複数のタップ値を求める。FIRフィルタ10は、得られた複数のタップ値を用いて、入力信号ISと、これらのタップ値にそれぞれ対応する複数のタップ係数との間で畳み込み演算を行い、その結果を加算部2に出力する。
DFE部20は、出力信号ESを遅延させて複数のタップ値を求め、出力信号ESと、これらのタップ値にそれぞれ対応する複数のタップ係数との間で畳み込み演算を行い、その結果を出力DESとして加算部2に出力する。
加算部2は、FIRフィルタ10の出力とDFE部20の出力DESとを加算して、その結果を出力信号ESとして出力する。誤差検出部3は、出力信号ESの誤差を検出し、得られた誤差を誤差情報としてタップ係数更新部4に出力する。タップ係数更新部4は、FIRフィルタ10及びIIRフィルタ26のタップ係数を、誤差情報に基づいて更新する。
スライサ22Aは、出力信号ESを、その値を判定することなく、そのまま遅延部32に出力する。スライサ22Bは、トレリスデコーダを有しており、シンボルストリーム情報を利用してトレリス復号を行って出力信号ESの値の判定を行い、その結果を遅延器24Bに出力する。スライサ22Cは、出力信号ESを、その値を判定することなく、そのまま遅延器24Cに出力する。スライサ22A,22B,22Cの出力を、それぞれスライサ出力A,B,Cと称することとする。
IIRフィルタ26の遅延部32,34,36は、a,b,c個(a,b,cは自然数)のレジスタをそれぞれ有している。遅延部32,34,36のそれぞれにおいて、各レジスタは、入力信号ISのシンボル周期T毎に、入力された値を次段のレジスタに出力する。
すなわち、遅延部32は、Tずつ異なる遅延aT以下の遅延をスライサ出力Aに与えて、得られた複数のタップ値を出力する。遅延部34は、Tずつ異なる遅延bT以下の遅延を遅延器24Bの出力B2に与えて、得られた複数のタップ値を出力する。遅延部36は、Tずつ異なるcT以下の遅延を遅延器24Cの出力C2に与えて、得られた複数のタップ値を出力する。
遅延器24Bは、スライサ出力Bに遅延を与えて、出力B2として遅延部34に出力する。遅延器24Bは、出力B2の出力信号ESに対する遅延が、遅延部32でスライサ出力Aに最も大きな遅延が与えられて得られた信号の、出力信号ESに対する遅延に等しくなるようにする。遅延器24Bは、スライサ出力Bに遅延aTを与えて出力するようにしてもよい。
遅延器24Cは、スライサ出力Cに遅延を与えて、出力C2として遅延部36に出力する。遅延器24Cは、出力C2の出力信号ESに対する遅延が、遅延部34で最も大きな遅延が与えられて得られた信号の、出力信号ESに対する遅延に等しくなるようにする。遅延器24Cは、スライサ出力Cに遅延(a+b)Tを与えて出力するようにしてもよい。
IIRフィルタ26は、遅延部32,34,36から出力されたタップ値と、これらのタップ値のそれぞれに対応するタップ係数との間で乗算をそれぞれ行い、各乗算結果の和を求めて出力DESとして出力する。IIRフィルタ26は、このような動作を入力信号ISのシンボル周期T毎に繰り返す。
すなわち、IIRフィルタ26は、スライサ出力A(出力信号ES)と遅延部32の各タップに対応するタップ係数との間、遅延器24Bの出力B2と遅延部34の各タップに対応するタップ係数との間、及び、遅延器24Cの出力C2と遅延部36の各タップに対応するタップ係数との間で畳み込み演算を行う。
以上のように、第1の実施形態では、IIRフィルタ26の等化性能に大きな影響を与える主波近傍の値としてスライサ22Bの判定結果を遅延部34に入力し、長遅延ループを構成する遅延部36に出力信号ESをそのまま入力するようにしている。このため、スライサ22Bのような、入力信号によってはノイズ発生源となり得るスライサの影響を抑えつつ、高い等化性能を得ることが可能となる。
また、スライサ22A,22B,22Cを備えているので、主波に近接した位置のタップ値や長い遅延に相当する位置のタップ値を得るために、ノイズ発生率の低いスライサを用いるようにすれば、ダイナミックゴーストやバースト誤りを含む信号を受信する場合にも、高精度な波形等化が可能となる。
なお、スライサ22Aとスライサ22Bとを入れ替えるようにしてもよい。言い換えると、スライサ22Aが、トレリスデコーダを有し、シンボルストリーム情報を利用してトレリス復号を行って出力信号ESの値の判定を行い、その結果を出力するようにし、かつ、スライサ22Bが、入力された信号を、その値を判定することなく、そのまま出力するようにしてもよい。スライサ22Bに、入力された信号をそのまま出力させると、バースト誤りを含む信号を受信する場合にも、高精度な波形等化が可能となる。
また、スライサ22A及びスライサ22Bのうちの一方が前述のようにトレリス復号を行い、他方がこれとは異なる方法、例えば8値硬判定又は16値硬判定を行って出力信号ESの値を判定して、判定結果を出力するようにしてもよい。
また、スライサ22A〜スライサ22Cが、入力された所定の範囲外の値を所定の範囲内の値に制限して出力するようにしてもよい。
(第2の実施形態)
図3は、第2の実施形態に係る波形等化装置の構成を示すブロック図である。図3の波形等化装置は、DFE部20に代えてDFE部220を備え、制御部6を更に備えるようにした点が、図1の波形等化装置とは異なっている。ここでは、スライサ22Aは出力信号ESの値を判定せず、スライサ22Bは出力信号ESの値を判定するものとする。
制御部6は、図3の波形等化装置が動作を開始してからの経過時間を、例えばクロック信号のパルスをカウントすることによって測定し、経過時間を所定の閾値と比較する。制御部6は、例えば経過時間が所定の閾値に達するまでは0を、経過時間が所定の閾値に達すると1を、制御信号CNTとして出力する。また、制御部6は、入力信号ISと所定のパターン信号との間で畳み込み演算を行って伝送路特性を推定する。
図4は、図3のDFE部220の構成例を示すブロック図である。DFE部220は、IIRフィルタ26に代えてIIRフィルタ226を備えるようにした点が、図2のDFE部20とは異なっている。IIRフィルタ226は、遅延部32,34,36と、セレクタ38とを備えている。
セレクタ38は、遅延部32の最も遅延した出力と遅延器24Bの出力B2とのうちの一方を、制御信号CNTに従って選択し、遅延部34に出力する。ここでは、セレクタ38は、制御信号CNTが0のときは遅延部32から出力される信号のうち最も遅延した信号を選択し、制御信号CNTが1のときは遅延器24Bの出力B2を選択する。DFE部220は、その他の点はDFE部20と同様である。
このように、IIRフィルタ226は、セレクタ38が遅延部32の出力を選択するときには、スライサ出力AにT〜(a+b)Tの遅延を与え、セレクタ38が遅延器24Bの出力B2を選択するときには、スライサ出力AにT〜aTの遅延を与える。すなわち、IIRフィルタ226は、制御信号CNTに従って、スライサ出力Aに与える遅延の最大値を制御する。
以上のように、図3の波形等化装置は、波形等化装置の初期動作段階においては、スライサ出力Aに与えられる最大の遅延を(a+b)Tにして、出力信号ESの値を判定するスライサ22Bの出力を用いないようにし、所定の時間が経過後においては、スライサ出力Aに与えられる最大の遅延をaTにして、スライサ22Bの出力を用いるようにしている。このため、スライサ22Bの出力の信頼性が低い動作開始直後においても、タップ係数を最適な値に速く収束させることができる。
なお、IIRフィルタ226が、スライサ出力AにaT以下又は(a+b)T以下の遅延を与える場合について説明したが、スライサ出力Aに与えられる遅延の最大値を0〜(a+b)Tの範囲で状況に従って切り替えて与えるようにしてもよい。このとき、スライサ出力Aに与えられる遅延の最大値がkTである場合には(kは自然数)、遅延器24Bの出力B2に与えられる遅延の最大値を(a+b)T−kTにする。すなわち、IIRフィルタ226は、遅延部32,34によってスライサ出力Aに与えられる遅延の最大値と、遅延部32,34によって遅延器24Bの出力B2に与えられる遅延の最大値との和が一定となるようにする。
また、制御部6は、IIRフィルタ226の全てのタップ係数の微分の絶対値が所定の値を下回ると、経過時間と比較される閾値を小さくするようにしてもよい。
また、制御部6は、IIRフィルタ226のタップ係数の絶対値の総和の微分の絶対値が所定の値を下回ると、経過時間と比較される閾値を小さくするようにしてもよい。
図3の波形等化装置の出力信号ESは、誤り訂正部(図示せず)に出力される。誤り訂正部は、出力信号ESに対して誤り訂正を行い、誤り訂正されたビットの数を求める。制御部6は、誤り訂正部によって所定の期間内に誤り訂正されたビットの数が所定の値を下回ると、経過時間と比較される閾値を小さくするようにしてもよい。
また、制御部6は、推定された伝送路特性に基づいて、主波に対するゴースト信号の大きさの比が所定の値を下回ったと判断すると、経過時間と比較される閾値を小さくするようにしてもよい。
このように閾値を変更すると、IIRフィルタ226のタップ係数の収束後には、速やかに最適な波形等化を行うようにすることができる。
以上のように、制御部6は、経過時間が所定の閾値に達すると、スライサ22A,22Bのうち出力信号ESの値を判定するものによる判定結果に対して、IIRフィルタ226が与える遅延の最大値を大きくする。
スライサ22Aが、例えばトレリス復号を行って出力信号ESの値の判定を行い、かつ、スライサ22Bが、入力された信号を、その値を判定することなく、そのまま出力するようにしてもよい。すなわち、スライサ22Aが判定を行う場合には、制御部6は、経過時間が所定の閾値に達すると、IIRフィルタ226がスライサ出力Aに与える遅延の最大値を大きくするための制御信号CNT(ここでは値0)を出力する。
また、制御部6は、IIRフィルタ226の全てのタップ係数の微分の絶対値が所定の値を下回ると、IIRフィルタ226がスライサ出力Aに与える遅延の最大値を、スライサ22Aが判定を行う場合には大きく、スライサ22Bが判定を行う場合には小さくするための制御信号CNTを出力するようにしてもよい。
また、制御部6は、IIRフィルタ226のタップ係数の絶対値の総和の微分の絶対値が所定の値を下回ると、IIRフィルタ226がスライサ出力Aに与える遅延の最大値を、スライサ22Aが判定を行う場合には大きく、スライサ22Bが判定を行う場合には小さくするための制御信号CNTを出力するようにしてもよい。
また、制御部6は、誤り訂正部によって所定の期間内に誤り訂正されたビットの数が所定の値を下回ると、IIRフィルタ226がスライサ出力Aに与える遅延の最大値を、スライサ22Aが判定を行う場合には大きく、スライサ22Bが判定を行う場合には小さくするための制御信号CNTを出力するようにしてもよい。
また、制御部6は、推定された伝送路特性に基づいて、主波に対するゴースト信号の大きさの比が所定の値を下回ったと判断すると、IIRフィルタ226がスライサ出力Aに与える遅延の最大値を、スライサ22Aが判定を行う場合には大きく、スライサ22Bが判定を行う場合には小さくするための制御信号CNTを出力するようにしてもよい。
このように制御信号CNTを出力すると、入力信号ISがどのような信号であっても、適切な波形等化を行うようにすることができる。
(第2の実施形態の変形例)
図5は、第2の実施形態の変形例に係る波形等化装置の構成を示すブロック図である。図5の波形等化装置は、制御部6に代えて制御部306を備え、平均部8を更に備えるようにした点が、図3の波形等化装置とは異なっている。
平均部8は、誤差検出部3が出力する誤差情報の所定の期間についての移動平均を求め、制御部306に出力する。制御部306は、求められた移動平均に従って、経過時間と比較される閾値を変更する点の他は、図3の制御部6と同様である。制御部306は、求められた移動平均が所定の値を下回ると、経過時間と比較される閾値を小さくする。
この変形例によると、誤差が小さくなり、タップ係数が収束した後、速やかに最適な等化を行うことが可能となる。
以上説明したように、本発明は、精度の高い波形等化を行うことができるので、波形等化装置等について有用である。
本発明は、適応的にデジタル変調信号の波形等化を行う波形等化装置に関する。
デジタル変調信号の波形等化を行う波形等化装置では、一般的にFIR(finite impulse response)フィルタとIIR(infinite impulse response)フィルタとを用いて等化が行われている。等化性能を向上させるために、IIRフィルタとして判定帰還型等化器(DFE:decision feedback equalizer)が使われるが、DFEは、エラー伝播を発生させるので、等化性能の劣化要因になる。
そこで、特許文献1では、トレースバックパスを利用可能としたトレリスデコーダによる値判定を行うことによってエラー伝播を軽減しており、値判定の際にトレースバックパス演算で発生した遅延分だけ、入力データを遅延させるようにした等化器が開示されている。また特許文献2では、トレリスデコーダの複数のパスメモリ出力にDFEを接続することにより、DFEに強固な判定結果を入力し、エラー伝播を軽減する装置が開示されている。このように、トレリスデコーダを用いることによって、ガウスノイズを含んだ信号に対して精度の高い波形等化が実現されている。
国際公開第WO2002/084965号パンフレット 国際公開第WO2002/087180号パンフレット
波形等化装置は、ガウスノイズやスタティックゴーストを含む信号だけではなく、ダイナミックゴーストのような妨害を受け、バースト誤りを含む信号に対しても、高い波形等化性能が必要である。しかし、特許文献1の波形等化装置では、バースト誤りを含む信号に対して波形等化を行う際には、エラー伝播が発生し、波形等化性能が劣化する。
また、波形等化装置の回路面積は復調装置の回路面積への影響が大きいので、波形等化装置はできるだけ小規模になるように設計する必要がある。しかし、特許文献1の波形等化装置は、トレリスデコーダ精度を上げるために、FIFO(first in, first out)バッファや遅延を与えるフィルタ等で多数の部品を必要とするので、回路面積が大きい。特許文献2の波形等化装置は、パスメモリを増加させているので、回路面積が大きい。
本発明は、ガウスノイズを有する信号、及びバースト誤りを有する信号のいずれに対しても、精度の高い波形等化を行うことを目的とする。
本発明に係る波形等化装置は、入力信号に波形等化を行い、その結果を出力信号として出力する波形等化装置であって、前記入力信号と複数のタップ係数との間で畳み込み演算を行い、その結果を出力するFIR(finite impulse response)フィルタと、少なくともいずれか一方が、前記出力信号の値を判定して、判定をする場合には判定結果を出力し、判定をしない場合には前記出力信号を出力する第1及び第2のスライサと、前記第2のスライサの出力に遅延を与えて出力する第1の遅延器と、IIR(infinite impulse response)フィルタと、前記FIRフィルタの出力と前記IIRフィルタの出力とを加算し、その結果を前記出力信号として出力する加算部と、前記出力信号の誤差を検出して誤差情報として出力する誤差検出部と、前記FIRフィルタ及び前記IIRフィルタのタップ係数を前記誤差情報に基づいて更新するタップ係数更新部とを有する。前記IIRフィルタは、前記第1のスライサの出力を受け取り、受け取られた信号に第1の遅延以下の互いに異なる遅延を与えて、得られた複数の信号を複数のタップのそれぞれから出力する第1の遅延部と、前記第1の遅延器の出力を受け取り、受け取られた信号に第2の遅延以下の互いに異なる遅延を与えて、得られた複数の信号を複数のタップのそれぞれから出力する第2の遅延部とを有し、前記第1の遅延部に受け取られた信号と前記第1の遅延部の複数のタップのそれぞれに対応するタップ係数との間、及び、前記第2の遅延部に受け取られた信号と前記第2の遅延部の複数のタップのそれぞれに対応するタップ係数との間で畳み込み演算を行い、その結果を出力する。前記第1の遅延器は、当該第1の遅延器の出力の前記出力信号に対する遅延を、前記第1の遅延部で最も大きな遅延が与えられて得られた信号の、前記出力信号に対する遅延に等しくなるようにする。
これによると、IIRフィルタにおいて、第1のスライサの出力に対して畳み込み演算を行うようにしているので、大きな遅延を伴うことなく、回路面積を抑えながら精度の高い波形等化を行うことができる。特に、第1のスライサにノイズ発生率の低いスライサを用いるようにすると、バースト誤りを含む信号を受信する場合にも、高精度な波形等化が可能となる。
本発明によれば、ガウスノイズを有する信号、及びバースト誤りを有する信号のいずれに対しても、精度の高い波形等化を行うことができる。また、IIRフィルタのタップ係数を短時間に収束させることができ、収束後はスライサの出力を用いて最適な等化が可能となる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る波形等化装置の構成を示すブロック図である。図1の波形等化装置は、FIRフィルタ10と、判定帰還型等化部(以下ではDFE部と称する)20と、加算部2と、誤差検出部3と、タップ係数更新部4とを備えている。この波形等化装置は、例えば、トレリス符号化システム、特にATSC(Advanced Television Systems Committee)で規定されたVSB(vestigial-sideband)信号を受信する受信機において用いられる。
図2は、図1のDFE部20の構成例を示すブロック図である。DFE部20は、第1のスライサ22Aと、第2のスライサ22Bと、第3のスライサ22Cと、第1の遅延器24Bと、第2の遅延器24Cと、IIRフィルタ26とを有している。IIRフィルタ26は、第1の遅延部32と、第2の遅延部34と、第3の遅延部36とを有している。
FIRフィルタ10は、遅延部11を有している。遅延部11は、入力信号ISを遅延させて、互いに異なる遅延を受けた複数のタップ値を求める。FIRフィルタ10は、得られた複数のタップ値を用いて、入力信号ISと、これらのタップ値にそれぞれ対応する複数のタップ係数との間で畳み込み演算を行い、その結果を加算部2に出力する。
DFE部20は、出力信号ESを遅延させて複数のタップ値を求め、出力信号ESと、これらのタップ値にそれぞれ対応する複数のタップ係数との間で畳み込み演算を行い、その結果を出力DESとして加算部2に出力する。
加算部2は、FIRフィルタ10の出力とDFE部20の出力DESとを加算して、その結果を出力信号ESとして出力する。誤差検出部3は、出力信号ESの誤差を検出し、得られた誤差を誤差情報としてタップ係数更新部4に出力する。タップ係数更新部4は、FIRフィルタ10及びIIRフィルタ26のタップ係数を、誤差情報に基づいて更新する。
スライサ22Aは、出力信号ESを、その値を判定することなく、そのまま遅延部32に出力する。スライサ22Bは、トレリスデコーダを有しており、シンボルストリーム情報を利用してトレリス復号を行って出力信号ESの値の判定を行い、その結果を遅延器24Bに出力する。スライサ22Cは、出力信号ESを、その値を判定することなく、そのまま遅延器24Cに出力する。スライサ22A,22B,22Cの出力を、それぞれスライサ出力A,B,Cと称することとする。
IIRフィルタ26の遅延部32,34,36は、a,b,c個(a,b,cは自然数)のレジスタをそれぞれ有している。遅延部32,34,36のそれぞれにおいて、各レジスタは、入力信号ISのシンボル周期T毎に、入力された値を次段のレジスタに出力する。
すなわち、遅延部32は、Tずつ異なる遅延aT以下の遅延をスライサ出力Aに与えて、得られた複数のタップ値を出力する。遅延部34は、Tずつ異なる遅延bT以下の遅延を遅延器24Bの出力B2に与えて、得られた複数のタップ値を出力する。遅延部36は、Tずつ異なるcT以下の遅延を遅延器24Cの出力C2に与えて、得られた複数のタップ値を出力する。
遅延器24Bは、スライサ出力Bに遅延を与えて、出力B2として遅延部34に出力する。遅延器24Bは、出力B2の出力信号ESに対する遅延が、遅延部32でスライサ出力Aに最も大きな遅延が与えられて得られた信号の、出力信号ESに対する遅延に等しくなるようにする。遅延器24Bは、スライサ出力Bに遅延aTを与えて出力するようにしてもよい。
遅延器24Cは、スライサ出力Cに遅延を与えて、出力C2として遅延部36に出力する。遅延器24Cは、出力C2の出力信号ESに対する遅延が、遅延部34で最も大きな遅延が与えられて得られた信号の、出力信号ESに対する遅延に等しくなるようにする。遅延器24Cは、スライサ出力Cに遅延(a+b)Tを与えて出力するようにしてもよい。
IIRフィルタ26は、遅延部32,34,36から出力されたタップ値と、これらのタップ値のそれぞれに対応するタップ係数との間で乗算をそれぞれ行い、各乗算結果の和を求めて出力DESとして出力する。IIRフィルタ26は、このような動作を入力信号ISのシンボル周期T毎に繰り返す。
すなわち、IIRフィルタ26は、スライサ出力A(出力信号ES)と遅延部32の各タップに対応するタップ係数との間、遅延器24Bの出力B2と遅延部34の各タップに対応するタップ係数との間、及び、遅延器24Cの出力C2と遅延部36の各タップに対応するタップ係数との間で畳み込み演算を行う。
以上のように、第1の実施形態では、IIRフィルタ26の等化性能に大きな影響を与える主波近傍の値としてスライサ22Bの判定結果を遅延部34に入力し、長遅延ループを構成する遅延部36に出力信号ESをそのまま入力するようにしている。このため、スライサ22Bのような、入力信号によってはノイズ発生源となり得るスライサの影響を抑えつつ、高い等化性能を得ることが可能となる。
また、スライサ22A,22B,22Cを備えているので、主波に近接した位置のタップ値や長い遅延に相当する位置のタップ値を得るために、ノイズ発生率の低いスライサを用いるようにすれば、ダイナミックゴーストやバースト誤りを含む信号を受信する場合にも、高精度な波形等化が可能となる。
なお、スライサ22Aとスライサ22Bとを入れ替えるようにしてもよい。言い換えると、スライサ22Aが、トレリスデコーダを有し、シンボルストリーム情報を利用してトレリス復号を行って出力信号ESの値の判定を行い、その結果を出力するようにし、かつ、スライサ22Bが、入力された信号を、その値を判定することなく、そのまま出力するようにしてもよい。スライサ22Bに、入力された信号をそのまま出力させると、バースト誤りを含む信号を受信する場合にも、高精度な波形等化が可能となる。
また、スライサ22A及びスライサ22Bのうちの一方が前述のようにトレリス復号を行い、他方がこれとは異なる方法、例えば8値硬判定又は16値硬判定を行って出力信号ESの値を判定して、判定結果を出力するようにしてもよい。
また、スライサ22A〜スライサ22Cが、入力された所定の範囲外の値を所定の範囲内の値に制限して出力するようにしてもよい。
(第2の実施形態)
図3は、第2の実施形態に係る波形等化装置の構成を示すブロック図である。図3の波形等化装置は、DFE部20に代えてDFE部220を備え、制御部6を更に備えるようにした点が、図1の波形等化装置とは異なっている。ここでは、スライサ22Aは出力信号ESの値を判定せず、スライサ22Bは出力信号ESの値を判定するものとする。
制御部6は、図3の波形等化装置が動作を開始してからの経過時間を、例えばクロック信号のパルスをカウントすることによって測定し、経過時間を所定の閾値と比較する。制御部6は、例えば経過時間が所定の閾値に達するまでは0を、経過時間が所定の閾値に達すると1を、制御信号CNTとして出力する。また、制御部6は、入力信号ISと所定のパターン信号との間で畳み込み演算を行って伝送路特性を推定する。
図4は、図3のDFE部220の構成例を示すブロック図である。DFE部220は、IIRフィルタ26に代えてIIRフィルタ226を備えるようにした点が、図2のDFE部20とは異なっている。IIRフィルタ226は、遅延部32,34,36と、セレクタ38とを備えている。
セレクタ38は、遅延部32の最も遅延した出力と遅延器24Bの出力B2とのうちの一方を、制御信号CNTに従って選択し、遅延部34に出力する。ここでは、セレクタ38は、制御信号CNTが0のときは遅延部32から出力される信号のうち最も遅延した信号を選択し、制御信号CNTが1のときは遅延器24Bの出力B2を選択する。DFE部220は、その他の点はDFE部20と同様である。
このように、IIRフィルタ226は、セレクタ38が遅延部32の出力を選択するときには、スライサ出力AにT〜(a+b)Tの遅延を与え、セレクタ38が遅延器24Bの出力B2を選択するときには、スライサ出力AにT〜aTの遅延を与える。すなわち、IIRフィルタ226は、制御信号CNTに従って、スライサ出力Aに与える遅延の最大値を制御する。
以上のように、図3の波形等化装置は、波形等化装置の初期動作段階においては、スライサ出力Aに与えられる最大の遅延を(a+b)Tにして、出力信号ESの値を判定するスライサ22Bの出力を用いないようにし、所定の時間が経過後においては、スライサ出力Aに与えられる最大の遅延をaTにして、スライサ22Bの出力を用いるようにしている。このため、スライサ22Bの出力の信頼性が低い動作開始直後においても、タップ係数を最適な値に速く収束させることができる。
なお、IIRフィルタ226が、スライサ出力AにaT以下又は(a+b)T以下の遅延を与える場合について説明したが、スライサ出力Aに与えられる遅延の最大値を0〜(a+b)Tの範囲で状況に従って切り替えて与えるようにしてもよい。このとき、スライサ出力Aに与えられる遅延の最大値がkTである場合には(kは自然数)、遅延器24Bの出力B2に与えられる遅延の最大値を(a+b)T−kTにする。すなわち、IIRフィルタ226は、遅延部32,34によってスライサ出力Aに与えられる遅延の最大値と、遅延部32,34によって遅延器24Bの出力B2に与えられる遅延の最大値との和が一定となるようにする。
また、制御部6は、IIRフィルタ226の全てのタップ係数の微分の絶対値が所定の値を下回ると、経過時間と比較される閾値を小さくするようにしてもよい。
また、制御部6は、IIRフィルタ226のタップ係数の絶対値の総和の微分の絶対値が所定の値を下回ると、経過時間と比較される閾値を小さくするようにしてもよい。
図3の波形等化装置の出力信号ESは、誤り訂正部(図示せず)に出力される。誤り訂正部は、出力信号ESに対して誤り訂正を行い、誤り訂正されたビットの数を求める。制御部6は、誤り訂正部によって所定の期間内に誤り訂正されたビットの数が所定の値を下回ると、経過時間と比較される閾値を小さくするようにしてもよい。
また、制御部6は、推定された伝送路特性に基づいて、主波に対するゴースト信号の大きさの比が所定の値を下回ったと判断すると、経過時間と比較される閾値を小さくするようにしてもよい。
このように閾値を変更すると、IIRフィルタ226のタップ係数の収束後には、速やかに最適な波形等化を行うようにすることができる。
以上のように、制御部6は、経過時間が所定の閾値に達すると、スライサ22A,22Bのうち出力信号ESの値を判定するものによる判定結果に対して、IIRフィルタ226が与える遅延の最大値を大きくする。
スライサ22Aが、例えばトレリス復号を行って出力信号ESの値の判定を行い、かつ、スライサ22Bが、入力された信号を、その値を判定することなく、そのまま出力するようにしてもよい。すなわち、スライサ22Aが判定を行う場合には、制御部6は、経過時間が所定の閾値に達すると、IIRフィルタ226がスライサ出力Aに与える遅延の最大値を大きくするための制御信号CNT(ここでは値0)を出力する。
また、制御部6は、IIRフィルタ226の全てのタップ係数の微分の絶対値が所定の値を下回ると、IIRフィルタ226がスライサ出力Aに与える遅延の最大値を、スライサ22Aが判定を行う場合には大きく、スライサ22Bが判定を行う場合には小さくするための制御信号CNTを出力するようにしてもよい。
また、制御部6は、IIRフィルタ226のタップ係数の絶対値の総和の微分の絶対値が所定の値を下回ると、IIRフィルタ226がスライサ出力Aに与える遅延の最大値を、スライサ22Aが判定を行う場合には大きく、スライサ22Bが判定を行う場合には小さくするための制御信号CNTを出力するようにしてもよい。
また、制御部6は、誤り訂正部によって所定の期間内に誤り訂正されたビットの数が所定の値を下回ると、IIRフィルタ226がスライサ出力Aに与える遅延の最大値を、スライサ22Aが判定を行う場合には大きく、スライサ22Bが判定を行う場合には小さくするための制御信号CNTを出力するようにしてもよい。
また、制御部6は、推定された伝送路特性に基づいて、主波に対するゴースト信号の大きさの比が所定の値を下回ったと判断すると、IIRフィルタ226がスライサ出力Aに与える遅延の最大値を、スライサ22Aが判定を行う場合には大きく、スライサ22Bが判定を行う場合には小さくするための制御信号CNTを出力するようにしてもよい。
このように制御信号CNTを出力すると、入力信号ISがどのような信号であっても、適切な波形等化を行うようにすることができる。
(第2の実施形態の変形例)
図5は、第2の実施形態の変形例に係る波形等化装置の構成を示すブロック図である。図5の波形等化装置は、制御部6に代えて制御部306を備え、平均部8を更に備えるようにした点が、図3の波形等化装置とは異なっている。
平均部8は、誤差検出部3が出力する誤差情報の所定の期間についての移動平均を求め、制御部306に出力する。制御部306は、求められた移動平均に従って、経過時間と比較される閾値を変更する点の他は、図3の制御部6と同様である。制御部306は、求められた移動平均が所定の値を下回ると、経過時間と比較される閾値を小さくする。
この変形例によると、誤差が小さくなり、タップ係数が収束した後、速やかに最適な等化を行うことが可能となる。
以上説明したように、本発明は、精度の高い波形等化を行うことができるので、波形等化装置等について有用である。
第1の実施形態に係る波形等化装置の構成を示すブロック図である。 図1のDFE部の構成例を示すブロック図である。 第2の実施形態に係る波形等化装置の構成を示すブロック図である。 図3のDFE部の構成例を示すブロック図である。 第2の実施形態の変形例に係る波形等化装置の構成を示すブロック図である。
符号の説明
2 加算部
3 誤差検出部
4 タップ係数更新部
6,306 制御部
8 平均部
10 FIRフィルタ
20,220 DFE部
22A,22B,22C スライサ
24B,24C 遅延器
26,226 IIRフィルタ
32,34,36 遅延部

Claims (14)

  1. 入力信号に波形等化を行い、その結果を出力信号として出力する波形等化装置であって、
    前記入力信号と複数のタップ係数との間で畳み込み演算を行い、その結果を出力するFIR(finite impulse response)フィルタと、
    少なくともいずれか一方が、前記出力信号の値を判定して、判定をする場合には判定結果を出力し、判定をしない場合には前記出力信号を出力する第1及び第2のスライサと、
    前記第2のスライサの出力に遅延を与えて出力する第1の遅延器と、
    IIR(infinite impulse response)フィルタと、
    前記FIRフィルタの出力と前記IIRフィルタの出力とを加算し、その結果を前記出力信号として出力する加算部と、
    前記出力信号の誤差を検出して誤差情報として出力する誤差検出部と、
    前記FIRフィルタ及び前記IIRフィルタのタップ係数を前記誤差情報に基づいて更新するタップ係数更新部とを備え、
    前記IIRフィルタは、
    前記第1のスライサの出力を受け取り、受け取られた信号に第1の遅延以下の互いに異なる遅延を与えて、得られた複数の信号を複数のタップのそれぞれから出力する第1の遅延部と、
    前記第1の遅延器の出力を受け取り、受け取られた信号に第2の遅延以下の互いに異なる遅延を与えて、得られた複数の信号を複数のタップのそれぞれから出力する第2の遅延部とを有し、
    前記第1の遅延部に受け取られた信号と前記第1の遅延部の複数のタップのそれぞれに対応するタップ係数との間、及び、前記第2の遅延部に受け取られた信号と前記第2の遅延部の複数のタップのそれぞれに対応するタップ係数との間で畳み込み演算を行い、その結果を出力するものであり、
    前記第1の遅延器は、
    当該第1の遅延器の出力の前記出力信号に対する遅延を、前記第1の遅延部で最も大きな遅延が与えられて得られた信号の、前記出力信号に対する遅延に等しくなるようにするものである
    波形等化装置。
  2. 請求項1に記載の波形等化装置において、
    前記出力信号に遅延を与えて出力する第2の遅延器を更に備え、
    前記IIRフィルタは、
    前記第2の遅延器の出力を受け取り、受け取られた信号に互いに異なる遅延を与えて、得られた複数の信号を複数のタップのそれぞれから出力する第3の遅延部を更に有し、前記第3の遅延部に受け取られた信号と前記第3の遅延部の複数のタップのそれぞれに対応するタップ係数との間で畳み込み演算を行い、その結果を出力するものであり、
    前記第2の遅延器は、
    当該第2の遅延器の出力の前記出力信号に対する遅延を、前記第2の遅延部で最も大きな遅延が与えられて得られた信号の、前記出力信号に対する遅延に等しくなるようにするものである
    ことを特徴とする波形等化装置。
  3. 請求項1に記載の波形等化装置において、
    前記第1及び第2のスライサは、
    前記出力信号の値を互いに異なる方法で判定する
    ことを特徴とする波形等化装置。
  4. 請求項1に記載の波形等化装置において、
    制御信号を生成する制御部を更に備え
    前記IIRフィルタは、
    前記第1のスライサの出力に与えられる遅延の最大値と、前記第1の遅延器の出力に与えられる遅延の最大値との和が一定となるように、前記第1のスライサの出力に与えられる遅延の最大値を前記制御信号に従って制御する
    ことを特徴とする波形等化装置。
  5. 請求項4に記載の波形等化装置において、
    前記制御部は、
    当該波形等化装置の動作開始時からの経過時間を測定し、経過時間が所定の閾値に達すると、前記第1のスライサの出力に与えられる遅延の最大値を変更させる信号を前記制御信号として生成する
    ことを特徴とする波形等化装置。
  6. 請求項5に記載の波形等化装置において、
    前記制御部は、
    前記IIRフィルタの全てのタップ係数の微分の絶対値が所定の値を下回ると、前記所定の閾値を小さくする
    ことを特徴とする波形等化装置。
  7. 請求項5に記載の波形等化装置において、
    前記制御部は、
    前記IIRフィルタのタップ係数の絶対値の総和の微分の絶対値が所定の値を下回ると、前記所定の閾値を小さくする
    ことを特徴とする波形等化装置。
  8. 請求項5に記載の波形等化装置において、
    前記制御部は、
    当該波形等化装置の出力に対して誤り訂正を行う誤り訂正部によって所定の期間内に誤り訂正されたビットの数が所定の値を下回ると、前記所定の閾値を小さくする
    ことを特徴とする波形等化装置。
  9. 請求項5に記載の波形等化装置において、
    前記制御部は、
    前記入力信号と所定のパターン信号との間で畳み込み演算を行って伝送路特性を推定し、推定された伝送路特性に基づいて、主波に対するゴースト信号の大きさの比が所定の値を下回ったと判断すると、前記所定の閾値を小さくする
    ことを特徴とする波形等化装置。
  10. 請求項5に記載の波形等化装置において、
    前記誤差情報の移動平均を求める平均部を更に備え、
    前記制御部は、
    前記移動平均が所定の値を下回ると、前記所定の閾値を小さくする
    ことを特徴とする波形等化装置。
  11. 請求項4に記載の波形等化装置において、
    前記制御部は、
    前記IIRフィルタの全てのタップ係数の微分の絶対値が所定の値を下回ると、前記第1のスライサの出力に与えられる遅延の最大値を変更させる信号を前記制御信号として出力する
    ことを特徴とする波形等化装置。
  12. 請求項4に記載の波形等化装置において、
    前記制御部は、
    前記IIRフィルタのタップ係数の絶対値の総和の微分の絶対値が所定の値を下回ると、前記第1のスライサの出力に与えられる遅延の最大値を変更させる信号を前記制御信号として出力する
    ことを特徴とする波形等化装置。
  13. 請求項4に記載の波形等化装置において、
    前記制御部は、
    当該波形等化装置の出力に対して誤り訂正を行う誤り訂正部によって所定の期間内に誤り訂正されたビットの数が所定の値を下回ると、前記第1のスライサの出力に与えられる遅延の最大値を変更させる信号を前記制御信号として出力する
    ことを特徴とする波形等化装置。
  14. 請求項4に記載の波形等化装置において、
    前記制御部は、
    前記入力信号と所定のパターン信号との間で畳み込み演算を行って伝送路特性を推定し、推定された伝送路特性に基づいて、主波に対するゴースト信号の大きさの比が所定の値を下回ったと判断すると、前記第1のスライサの出力に与えられる遅延の最大値を変更させる信号を前記制御信号として出力する
    ことを特徴とする波形等化装置。
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