JPWO2008038335A1 - 固形分の回収装置及び固形分の回収方法 - Google Patents

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Abstract

加圧式濾過機から低圧側へのガスの漏洩を防止し、動力費を節約することができると共に加圧式濾過機の加圧ガスが固形分の排出手段及びその下流側に配置された種々の機器へ悪影響を及ぼさない固形分の回収装置を提供する。本発明の固形分の回収装置20は、加圧ガスによりスラリーSを濾過してウエットケーキCと液分とを分離する加圧式濾過機21と、加圧式濾過機21において分離されたウエットケーキCを排出する排出路と、この排出路に配置され且つウエットケーキCを排出する第1ロータリバルブ、バッファタンク24及び第2ロータリバルブ25と、を備え、ウエットケーキCが堆積する堆積手段28を、第1ロータリバルブ23の上流側に位置させて排出路に設け、堆積手段28内のウエットケーキCの堆積層により加圧式濾過機21内の加圧ガスを第1ロータリバルブ23から遮断してある。

Description

本発明は、固形分の回収装置及び固形分の回収方法に関し、更に詳しくは、例えば結晶等の固形分を含むスラリーを加圧、濾過して得られた固形分を、加圧、濾過環境から大気圧環境下に円滑に取り出すことができる固形分の回収装置及び固形分の回収方法に関する。
従来のこの種の技術としては、例えば特許文献1に記載された技術が知られている。特許文献1に記載の技術は、スラリーからの結晶回収方法及び装置に関するもので、その主要部は概ね図2に示すように構成されている。
従来の結晶回収装置は、例えば図2に示すように、スラリーSを加圧、濾過して結晶(固形分)を含むウエットケーキ(図示せず)を得る加圧式濾過機1と、加圧式濾過機からウエットケーキを下流の大気圧側に取り出すロータリバルブ2と、ロータリバルブ2の下流側の大気圧下でウエットケーキを乾燥するドライヤ(図示せず)とを備えている。また、ロータリバルブに代えて、例えば2個のボール弁をシャッターとして設け、圧力差と自重とによりウエットケーキを取り出す方法もある。
加圧式濾過機1は、例えば図2に示すように、スラリーの供給管1Aに接続されたスラリー貯留部1Bと、このスラリー貯留部1Bに一部が浸漬された、全周面に濾材を有する回転ドラム1Cと、回転ドラム1Cを囲んでスラリー貯留部1Bとで加圧空間を形成するハウジング1Dと、ハウジング1Dに接続され且つ加圧ガス(窒素等の不活性ガス)をハウジング1D内に供給するガス供給管1Eと、ガス供給管1Eからの加圧ガスによってスラリー貯留部1B内のスラリーSを加圧、濾過し、回転ドラム1C表面に形成されたウエットケーキを剥離する剥離手段(図示せず)と、を備え、ハウジング1Dに連設されたケーキ排出路1Fからロータリバルブ2へウエットケーキを白抜き矢印で示すように排出する。また、図示してないが、加圧式濾過機は、回転ドラム1C内の濾液を回収する配管と、回転ドラム1Cの表面のウエットケーキを洗浄する洗浄手段と、を備えている。
そして、ロータリバルブ2は、上述したように、加圧式濾過機1と大気圧下のドライヤとの間に配置され、加圧式濾過機1のハウジング1C内の気密を保持したまま加圧式濾過機1からウエットケーキを大気圧側に取り出すようにしている。
ところが、図2に示す結晶回収装置の場合には、プラントが大型化するとロータリバルブ2も大型化し、ロータリバルブ2の空間遮断機能が低下し、加圧濾過機1からウエットケーキを取り出す際にハウジング1C内の気体が漏洩する問題がある。この問題の改善技術としては、例えば特許文献2に記載された技術が知られている。特許文献2の技術は、スラリーからの結晶回収方法及び装置に関するもので、この装置は概ね図3に示すように構成されている。
スラリーSを加圧、濾過してウエットケーキを得る加圧式濾過機11と、この加圧式濾過機11からウエットケーキを取り出す第1ロータリバルブ12、12と、これらの第1ロータリバルブ12、12で取り出されたウエットケーキを一時的に溜めるバッファタンク13、13と、これらのバッファタンク13、13内の圧力を大気圧に調整するブースタ14、14と、これらのブースタ14、14によって大気圧に調整されたバッファタンク13、13からウエットケーキを取り出す第2ロータリバルブ15、15と、を備えている。尚、加圧式濾過機11は、図2に示すものに準じて構成されているため、対応する部分には10番台の番号を付してそれぞれの説明を省略する。また、16は第1スクリューコンベア、17は第2スクリューコンベア、18はハウジング11Dとブースタ14を接続する配管である。
第2ロータリバルブ15、15は、上述したように、ブースタ14、14によって略大気圧に調整されたバッファタンク13から気密を保持した状態でウエットケーキを大気側へ排出するようにしている。このため、加圧式濾過機11内のガスが第2ロータリバルブ15、15の下流側へ漏洩することがなく、下流側に設置されたドライヤ等の機器に悪影響を及ぼす虞がない。また、漏洩ガスを再使用するため、加圧用の不活性ガスの使用量を節約することができる。
特開平11−179115 特開平2005−118754
しかしながら、特許文献2に記載の結晶回収方法及び結晶回収装置の場合には、第1ロータリバルブ12、12及び第2ロータリバルブ15、15は、共に加圧式濾過機11の気密を保持するために耐圧構造にする必要があり、更に、プラントが大型化すると第1ロータリバルブ12、12も大型化し、第1ロータリバルブ12、12の空間遮断が低下する。このため、第1ロータリバルブ12、12によってウエットケーキを取り出す際に、第1ロータリバルブ12、12からバッファタンク13、13への加圧ガスの漏洩量が多くなるため、バッファタンク13、13内の圧力を大気圧に調整するためのブースタ14、14の動力費がそれだけ嵩むという課題があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、加圧式濾過機から低圧側へのガスの漏洩を防止し、動力費を節約することができると共に加圧式濾過機の加圧ガスが固形分の排出手段及びその下流側に配置された種々の機器へ悪影響を及ぼさない固形分の回収装置及び固形分の回収方法を提供することを目的としている。
本発明の請求項1に記載の固形分の回収装置は、加圧ガスによりスラリーを濾過して固形分と液分とを分離する加圧式濾過機と、この加圧式濾過機において分離された固形分を排出する排出路と、この排出路に配置され且つ上記固形分を排出する排出手段と、を備えた固形分の回収装置において、上記固形分が堆積する堆積手段を、上記排出手段の上流側に位置させて上記排出路に設け、上記堆積手段の上記固形分の堆積層により上記加圧式濾過機内の加圧ガスを遮断することを特徴とするものである。
また、本発明の請求項2に記載の固形分の回収装置は、請求項1に記載の発明において、上記堆積層の高さを測定する測定器を設けると共に、上記測定器の測定値に基づいて上記排出手段による上記固形分の排出量を制御する制御手段を設けたことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項3に記載の固形分の回収装置は、請求項1または請求項2に記載の発明において、上記加圧式濾過機が回転式単室型濾過機であることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項4に記載の固形分の回収装置は、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の発明において、上記固形分の排出手段は、第1ロータリバルブと、この第1ロータリバルブによって取り出された上記固形分を一時的に溜める容器と、この容器から上記固形分を取り出す第2ロータリバルブと、を有することを特徴とするものである。
また、本発明の請求項5に記載の固形分の回収方法は、密閉構造の加圧式濾過機において加圧ガスの加圧下でスラリーを濾過して固形分と液分とを分離し、上記加圧式濾過機において分離された固形分を排出する排出路に配置された排出手段により上記固形分を排出して回収する固形分の回収方法において、上記排出手段の上流側の上記排出路の所定領域で上記固形分を堆積させる工程と、上記固形分の堆積層の高さを測定する工程と、上記測定結果に基づいて上記排出手段による排出量を制御する工程と、を備えたことを特徴とするものである。
本発明によれば、加圧式濾過機から低圧側へのガスの漏洩を防止し、動力費を節約することができると共に加圧式濾過機の加圧ガスが固形分の排出手段及びその下流側に配置された種々の機器へ悪影響を及ぼさない固形分の回収装置及び固形分の回収方法を提供することができる。
以下、図1に示す実施形態に基づいて本発明を説明する。尚、図1は本発明の固形分の回収装置の一実施形態を示す模式図である。
本実施形態の固形分の回収装置20は、図1に示すように、スラリーSを加圧下で濾過して固形分をウエットケーキCとして濾液から分離する加圧式濾過機21と、加圧式濾過機21の排出路に配置された第1スクリューフィーダ22と、第1スクリューフィーダ22によって加圧式濾過機21から供給されたウエットケーキCを取り出す第1ロータリバルブ23と、第1ロータリバルブ23を介して低圧側(大気圧側)に取り出されたウエットケーキCを一時的に溜めるバッファタンク24と、バッファタンク24からウエットケーキCを取り出す第2ロータリバルブ25と、第2ロータリバルブ25を介して取り出されたウエットケーキCをドライヤ26へ供給する第2スクリューフィーダ27と、を備えている。
加圧式濾過機21は、図1に示すように、スラリーの供給管21A、スラリー貯留部21B、回転ドラム21C、ハウジング21D、ガス供給管21E及びケーキ排出路21Fを備え、ケーキ排出路21Fからに第1スクリューフィーダ22へウエットケーキCを排出する回転式単室型濾過機として構成されている。尚、図1において、21Gはスラリー貯留部21Bからスラリーがオーバーフローする配管である。
そして、本実施形態では、図1に示すように第1スクリューフィーダ22と第1ロータリバルブ22との間の排出路には第1スクリューフィーダ22から供給されるウエットケーキCを堆積する堆積手段28が設けられている。この堆積手段28は、ウエットケーキCが堆積する堆積管28Aと、堆積管28A内にウエットケーキCを留めるボールバルブ28Bと、を備え、排出路の一部を形成する堆積管28Aに堆積したウエットケーキCによって加圧式濾過機21の排出路を第1ロータリバルブ23から遮断し、加圧式濾過機21内の気密を保持するシール機能を有している。これにより堆積管28Aに堆積したウエットケーキCによる圧力遮断が不十分であっても、加圧式濾過機21内の加圧ガスが第1ロータリバルブ23から漏洩することを抑制し、あるいは防止することができる。また、加圧式濾過機21からの加圧ガスの漏洩を防止することで、加圧ガスの使用量を節約することができる。
従って、第1ロータリバルブ23には高度な機密性が要求されないため、第1ロータリバルブ23にはその回転羽根とケーシング間の気密性が軽減された構造を採用することができ、もって両者間の磨耗を軽減することができる。ボールバルブ28Bは、堆積管28A内にウエットケーキCを堆積させる時には閉じ、第1ロータリバルブ23によって堆積管28AからウエットケーキCを取り出す時に開くようになっている。従って、運転開始時にはボールバルブ28Bは、加圧式濾過機21が所定時間稼動して堆積管28A内にウエットケーキCが所定量堆積した段階で開くように制御されている。
また、堆積管28Aには高さ測定器30が取り付けられ、この高さ測定器30によって堆積管28A内のウエットケーキCの堆積層の高さを常時測定するようにしてある。高さ測定器30には第1コントローラ31が接続され、第1コントローラ31は高さ測定器30からの測定信号に基づいて第1ロータリバルブ23の回転速度を制御し、もって堆積管28A内のウエットケーキCの排出量を調節して、堆積管28A内のウエットケーキCを所定の高さに維持するようにしてある。
従って、堆積管28A内のウエットケーキCが所定の堆積高さよりも高くなれば、第1コントローラ31は高さ測定器30からの測定信号に基づいてウエットケーキCの排出量を増やして所定の堆積高さになるように調節することになる。逆に、ウエットケーキCが所定堆積高さよりも低くなれば、第1コントローラ31は高さ測定器30からの測定信号に基づいてウエットケーキCの排出量を減らして所定堆積高さになるように調節する。このように第1コントローラ31は、高さ測定器30からの測定信号に基づいて堆積管28AのウエットケーキCを常に一定の高さに維持し、ウエットケーキCによるシール機能を安定化する。
しかし、堆積手段28によって加圧式濾過機21を完全にシールすることは難しいため、どの程度のガス漏れまで許容されるか種々検討した結果、ガス漏れ量は加圧ガスの圧力、堆積管28Aの口径、ウエットケーキCの含水率に依存することが判った。第1ロータリバルブ23の下流側に配置された諸機器への悪影響を防止するためには、ガスの漏れ量を10Nm/分以下に設定することが好ましいとすると、ガスの漏れ量を10Nm/分以下に抑えるためには、堆積手段28内のウエットケーキCの堆積高さを1500mm程度の設定することが好ましいことも判った。
また、バッファタンク24は、第1ロータリバルブ23によって排出されたウエットケーキCを一時的に貯留する密閉容器である。このバッファタンク24は、堆積手段28のシール機構が万一破壊された場合に第1ロータリバルブ23から漏洩するガスを一時的に溜める役割をも有している。このバッファタンク24には漏洩ガスの圧力を検出する圧力検出器32が取り付けられ、この圧力検出器32には第2コントローラ33が接続されている。更に、バッファタンク24にはガス排出管34が接続され、このガス排出管34には第2コントローラ33を介して駆動するバルブ35が取り付けられている。第2コントローラ33は、圧力検出器32からの検出信号に基づいて第2ロータリバルブ25を起動、停止させる。また、第2コントローラ33は圧力検出器32が大気圧以上の圧力を検出するとその検出信号に基づいて排出管34のバルブ35を開いてバッファタンク24内を大気圧に戻すようにしてある。このようにバッファタンク24内の漏洩ガスの圧力が大気圧以上になっても圧力検出器32及び第2コントローラ33の働きでバッファタンク24内の圧力を大気圧に戻すことによって下流側へのガス漏洩を防止して、第2スクリューフィーダ27及びドライヤ26に対する悪影響を確実に防止することができる。尚、36Dは、排出管34に取り付けられたスクラバーである。
次に、本実施形態の固形分の回収装置20を用いた固形分の回収方法について図1を参照しながら説明する。固形分の回収装置20が駆動し、ガス供給管21Eからハウジング21D内に窒素ガス等の不活性ガスを供給してハウジング21D内を加圧する。この状態でスラリー供給管21AからスラリーSを供給すると、回転ドラム21Cの一部がスラリー貯留部21B内のスラリーSの液面内に浸漬する。
回転ドラム21Cの一部がスラリーSの液面に浸漬すると、回転ドラム21Cが矢印方向に回転する間に加圧ガスによる加圧下で回転ドラム21CにおいてスラリーSを濾過し、回転ドラム21C表面で固形分をウエットケーキCとして回収する。回転ドラム21Cが回転する間に洗浄領域でウエットケーキCを洗浄した後、剥離領域に達し、剥離手段によってウエットケーキCを回転ドラム21Cから剥離する。ウエットケーキCが剥離された回転ドラム21Cは、スラリーSの液面に達し、上述の加圧濾過及び洗浄を繰り返す。一方、回転ドラム21C内の濾液を回転ドラム21外へ排出する。
回転ドラム21Cから剥離したウエットケーキCはケーキ排出路21Fから第1スクリューフィーダ22内に供給される。第1スクリューフィーダ22は、ウエットケーキCを堆積手段28の堆積管28Aへ供給する。この時、堆積手段28のボールバルブ28Bは閉じているため、ウエットケーキCが堆積管28A内に堆積すると共に加圧ガスの第1ロータリバルブ23側への漏れを防止する。堆積管28A内でウエットケーキCが加圧式濾過機21をシールする高さまで堆積すると、堆積手段28のボールバルブ28Bが開くと同時に第1ロータリバルブ23が駆動し、大気圧下で堆積管28A内のウエットケーキCをバッファタンク24へ排出する。堆積管28AからウエットケーキCが排出される間に加圧式濾過機21が堆積管28A内にウエットケーキCを補充する。このように堆積手段28によって加圧式濾過機21をシールしているため、第1ロータリバルブ23が大型化して機密性が低下しても加圧ガスが第1ロータリバルブ23側からバッファタンク24側へ漏洩することがない。
この間、堆積管28A内のウエットケーキCは、高さ測定器30によって常時監視されている。ウエットケーキCが所定の堆積高さよりも高くなれば、高さ測定器30からの測定信号に基づいて第1コントローラ31が作動して第1ロータリバルブ23によるウエットケーキCの排出量を増やして所定の堆積高さになるように調節する。逆に、ウエットケーキCが所定堆積高さよりも低くなれば高さ測定器30からの測定信号に基づいて第1コントローラ31が作動して第1ロータリバルブ23によるウエットケーキCの排出量を減らして所定堆積高さになるように調節する。このように堆積管28AのウエットケーキCを常に一定の高さに維持することによってウエットケーキCによるシール機能を安定化している。
第1ロータリバルブ23が大気圧下で堆積管28A内のウエットケーキCをバッファタンク24へ排出すると、第2ロータリバルブ25がバッファタンク24内のウエットケーキCを大気圧下で第2スクリューフィーダ27へ排出する。第2スクリューフィーダ27はウエットケーキCをドライヤ26へ供給し、ドライヤ26においてウエットケーキCを乾燥させて後工程へ供給する。従って、加圧式濾過機21の加圧ガスは第1ロータリバルブ23から下流側へ漏れることなく、第1ロータリバルブ23の下流側に配置された第2スクリューフィーダ27やドライヤ26に悪影響を及ぼすことがない。
ところで、万一何等かの原因で堆積手段28によるシール機能が破壊され、加圧式濾過機21の加圧ガスが第1ロータリバルブ23からバッファタンク24へ漏れると、バッファタンク24内の圧力が大気圧以上になる。この時、バッファタンク24では圧力検出器32が大気圧以上の圧力を検出し、その検出信号を第2コントローラ33へ送信する。第2コントローラ33は、検出信号に基づいて排出管34のバルブ35を自動的に開いてバッファタンク24内のガスを排出し、バッファタンク24内を大気圧に戻す。また、バッファタンク24内が漏洩ガスで大気圧以上になっても、第2コントローラ33の働きで漏洩ガスを排出管34から排出して瞬時に大気圧に戻すため、第2ロータリバルブ25は殆ど停止することなく継続してバッファタンク24からウエットケーキCを排出することができる。従って、万一堆積手段28のシール機能が破壊されることがあっても、バッファタンク24からその下流側への加圧ガスの漏洩を防止し、バッファタンク24の下流側の諸機器に対する悪影響を確実に防止することができる。
以上説明したように本実施形態によれば、加圧式濾過機21において加圧ガスの加圧下でスラリーSを濾過してウエットケーキCと液分とを分離し、加圧式濾過機21において分離されたウエットケーキCを排出する排出路に配置された第1ロータリバルブ23によりウエットケーキCを回収する際に、第1ロータリバルブ23の上流側の堆積手段28においてウエットケーキCを堆積させる工程と、高さ測定器30によって堆積手段28におけるウエットケーキCの堆積層の高さを測定する工程と、高さ測定器30の測定結果に基づいて第1ロータリバルブ23による排出量を制御する工程と、を備えているため、堆積手段28におけるウエットケーキCの堆積層で加圧式濾過機21の加圧ガスを第1ロータリバルブ23から遮断してシールすることができるため、第1ロータリバルブ23の下流側へ加圧ガスが漏れることがなく、その下流側の機器への加圧ガスの悪影響を及ぼす虞がない。この際、高さ測定器30の測定結果に基づいて第1ロータリバルブ23からのウエットケーキCの排出量を制御して、堆積手段28のウエットケーキCの堆積層の高さを一定に維持することができるため、堆積層による加圧式濾過機21の遮断機能を安定化することができる。更に、加圧式濾過機21からの加圧ガスの漏れを防止することができるため、加圧ガスの使用量を節約することができる。
尚、本発明は上記実施形態に何等制限されるものではないことは云うまでもない。本実施形態では一系列の第1、第2ロータリバルブ及びバッファタンクを用いているが、これらを二系列で構成しても良いことは云うまでもない。ウエットケーキCの取り出しラインを二系列とすることにより、加圧式濾過機が大型化してもロータリバルブ等の大型化を抑制することができる。要は、本発明の固形分の回収装置は、加圧式濾過機と排出手段との間に固形分の堆積手段を設け、堆積手段の堆積した固形分によって加圧式濾過機の加圧ガスをシールする構成を備えたものであれば良い。また、本発明の固形分の回収方法は、排出手段の上流側の固形分の排出路の所定領域で固形分を堆積させる工程と、固形分の堆積層の高さを測定する工程と、測定結果に基づいて排出手段による排出量を制御する工程と、を備えた構成を備えたものであれば良い。
本発明は、スラリーを濾過して固形分を回収する一般化学工業、肥料工業、金属工業あるいは食品工業等の分野で利用することができる。
本発明の固形分の回収装置の一実施形態を示す模式図である。 従来の固形分の回収装置の要部を示す模式図である。 従来の他の固形分の回収装置の要部を示す模式図である。
符号の説明
20 固形分の回収装置
21 加圧式濾過機
23 第1ロータリバルブ(排出手段)
24 バッファタンク(容器)
25 第2ロータリバルブ
28 堆積手段
30 高さ測定器
31 第1コントローラ(制御手段)

Claims (5)

  1. 加圧ガスによりスラリーを濾過して固形分と液分とを分離する加圧式濾過機と、この加圧式濾過機において分離された固形分を排出する排出路と、この排出路に配置され且つ上記固形分を排出する排出手段と、を備えた固形分の回収装置において、上記固形分が堆積する堆積手段を、上記排出手段の上流側に位置させて上記排出路に設け、上記堆積手段の上記固形分の堆積層により上記加圧式濾過機内の加圧ガスを遮断することを特徴とする固形分の回収装置。
  2. 上記堆積層の高さを測定する測定器を設けると共に、上記測定器の測定値に基づいて上記排出手段による上記固形分の排出量を制御する制御手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載の固形分の回収装置。
  3. 上記加圧式濾過機が回転式単室型濾過機であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の固形分の回収装置。
  4. 上記固形分の排出手段は、第1ロータリバルブと、この第1ロータリバルブによって取り出された上記固形分を一時的に溜める容器と、この容器から上記固形分を取り出す第2ロータリバルブと、を有することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の固形分の回収装置。
  5. 密閉構造の加圧式濾過機において加圧ガスの加圧下でスラリーを濾過して固形分と液分とを分離し、上記加圧式濾過機において分離された固形分を排出する排出路に配置された排出手段により上記固形分を排出して回収する固形分の回収方法において、上記排出手段の上流側の上記排出路の所定領域で上記固形分を堆積させる工程と、上記固形分の堆積層の高さを測定する工程と、上記測定結果に基づいて上記排出手段による排出量を制御する工程と、を備えたことを特徴とする固形分の回収方法。
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