JP4581054B2 - 固形分の回収システム及び固形分の回収方法 - Google Patents

固形分の回収システム及び固形分の回収方法 Download PDF

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Description

本発明は、固形分の回収システム及び固形分の回収方法に関し、更に詳しくは、例えば結晶等の固形分を含むスラリーを加圧、濾過して得られた固形分を、加圧、濾過環境から大気圧環境下に円滑に取り出すことができる固形分の回収システム及び固形分の回収方法に関する。
従来のこの種の技術としては、例えば特許文献1に記載された技術が知られている。特許文献1に記載の技術は、スラリーからの結晶回収方法及び装置に関するもので、その主要部は概ね図2に示すように構成されている。
従来の結晶回収装置は、図3に示すように、スラリーSを加圧、濾過して結晶(固形分)を含むウエットケーキ(図示せず)を得る加圧式濾過機1と、加圧式濾過機からウエットケーキを下流の大気圧側に取り出すロータリバルブ2と、ロータリバルブ2の下流側の大気圧下でウエットケーキを乾燥する乾燥器(図示せず)とを備えている。また、ロータリバルブに代えて、例えば2個のボール弁をシャッターとして設け、圧力差と自重とによりウエットケーキを取り出す方法もある。
加圧式濾過機1は、同図に示すように、スラリーの供給管1Aに接続されたスラリー貯留部1Bと、このスラリー貯留部1Bに一部が浸漬された、全周面に濾材を有する回転ドラム1Cと、回転ドラム1Cを囲んでスラリー貯留部1Bとで加圧空間を形成するハウジング1Dと、ハウジング1Dに接続され且つ加圧ガス(窒素等の不活性ガス)をハウジング1D内に供給するガス供給管1Eと、ガス供給管1Eからの加圧ガスによってスラリー貯留部1B内のスラリーSを加圧、濾過し、回転ドラム1C表面に形成されたウエットケーキを剥離する剥離手段(図示せず)と、を備え、ハウジング1Dに連設されたケーキ排出路1Fからロータリバルブ2へウエットケーキを白抜き矢印で示すように排出する。また、図示してないが、加圧式濾過機は、回転ドラム1C内の濾液を回収する配管と、回転ドラム1Cの表面のウエットケーキを洗浄する洗浄手段と、を備えている。尚、加圧式濾過機1は、加圧下で回転ドラム1Cの濾材表面においてスラリーを濾過するため、ロータリ式加圧式濾過機とも称される。
而して、ロータリバルブ2は、上述したように、加圧式濾過機1と大気圧下の乾燥器との間に配置され、加圧式濾過機1のハウジング1C内の気密を保持したまま加圧式濾過機1からウエットケーキを大気圧側に取り出すようにしている。
特開平11−179115号公報
しかしながら、特許文献1に記載の結晶回収方法及び結晶回収装置の場合には、ロータリバルブ2は小型プラントでは加圧式濾過機1の気密を保持した状態でウエットケーキを効率良く取り出すことができるが、プラントが大型化するとロータリバルブ2も大型化し、ロータリバルブ2の空間遮断機能が低下し、加圧式濾過機1からウエットケーキを取り出す際にハウジング1C内の加圧ガスが漏洩し、漏洩ガスが下流側の乾燥器等の種々の機器に悪影響を及ぼすことが判った。また、加圧式濾過機1からガスが漏洩するため、加圧用のガスのロスも大きくなるという課題もあった。また、2個のボール弁をシャッターとして設ける方法の場合にも上述の場合と同様に加圧式濾過機からのガス漏洩を防止することはできなかった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、加圧式濾過機から低圧側へのガスの漏洩を防止し、加圧式濾過機の下流側に配置された種々の機器への悪影響を防止することができる固形分の回収システム及び固形分の回収方法を提供することを目的としている。
本発明の請求項1に記載の固形分の回収システムは、加圧下で全周面に濾材を有する回転ドラムを回転させ、上記濾材によってスラリーを濾過して固形分と液分とを分離するロータリ式加圧式濾過機と、このロータリ式加圧式濾過機において分離された固形分を連続的に取り出す第1ロータリバルブと、この第1ロータリバルブで取り出された上記固形分を一時的に溜める容器と、この容器内の圧力を検出する圧力検出手段と、この圧力検出手段の検出値に基づいて上記容器内の上記第1ロータリバルブから漏洩するガスを上記ロータリ式加圧式濾過機内の圧力まで昇圧しながら上記ロータリ式加圧式濾過機側へ戻すと共に上記容器内の圧力を大気圧に近い圧力まで減圧調整する圧力調整手段と、この圧力調整手段によって圧力が減圧調整された上記容器から固形分を連続的に取り出す第2ロータリバルブと、を備えたことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項2に記載の固形分の回収システムは、請求項1に記載の発明において、上上記ロータリ式加圧式濾過機から上記第1ロータリバルブに上記固形分を搬送する手段を設けると共に、上記第2ロータリバルブから下流側に上記固形分を搬送する手段を設けたことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項3に記載の固形分の回収システムは、請求項1または請求項2に記載の発明において、上記固形分を搬送する手段として、スクリューコンベアを設けたことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項4に記載の固形分の回収方法は、ロータリ式加圧式濾過機を用いて加圧下で全周面に濾材を有する回転ドラムを回転させ、上記濾材によってスラリーを濾過して固形分と液分とを分離する工程と、第1ロータリバルブを用いて上記ロータリ式加圧式濾過機において分離された上記固形分を取り出す工程と、上記第1ロータリバルブから取り出された固形分を容器内に一時的に溜める工程と、上記容器内の圧力を圧力検出手段で検出する工程と、上記圧力検出手段の検出値に基づいて上記容器内の上記第1ロータリバルブから漏洩するガスを上記ロータリ式加圧式濾過機内の圧力まで昇圧しながら上記ロータリ式加圧式濾過機側へ戻すと共に上記容器内の圧力を大気圧に近い圧力まで減圧調整する工程と、第2ロータリバルブを用いて減圧調整された上記容器内の固形分を取り出す工程と、を備えたことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項5に記載の固形分の回収方法は、請求項4に記載の発明において、上記ロータリ式加圧式濾過機から上記第1ロータリバルブに上記固形分を搬送する工程と、上記第2ロータリバルブから下流側へ固形分を搬送する工程と、を備えたことを特徴とするものである。
本発明によれば、ロータリ式加圧式濾過機から大気圧側へのガスの漏洩を防止し、ロータリ式加圧式濾過機の下流側に配置された種々の機器への悪影響を防止することができると共に、ロータリ式加圧式濾過機に用いられる加圧用のガスをロータリ式加圧式濾過機側へ戻して循環使用することができる固形分の回収システム及び固形分の回収方法を提供することができる。
以下、図1及び図2に示す実施形態に基づいて本発明を説明する。尚、図1は本発明の固形分の回収装置の一実施形態を示す図で、(a)はその側面を示す模式図、(b)はその正面を示す模式図で、図2は本発明の固形分の回収装置の他の実施形態を示す図で、(a)はその側面を示す模式図、(b)はその正面を示す模式図である。
本実施形態の固形分の回収システム10は、図1の(a)、(b)に示すように、スラリーSを加圧下で全周面に濾材を有する回転ドラムを回転させ、回転ドラムの濾材によって濾過して固形分をウエットケーキとして濾液から分離するロータリ式加圧式濾過機(以下、単に「加圧式濾過機」と称す。)11と、この加圧式濾過機11からウエットケーキを取り出す第1ロータリバルブ12と、この第1ロータリバルブ12を介して低圧側(大気圧側)に取り出したウエットケーキを一時的に溜めるバッファタンク13と、このバッファタンク13内の圧力を大気圧に調整する圧力調整手段(ブースタ)14と、このブースタ14によって大気圧に調整されたバッファタンク13から下流側の大気圧下に設置された乾燥器(図示せず)等の機器へウエットケーキを取り出す第2ロータリバルブ15と、を備えている。
加圧式濾過機11は、図1の(a)、(b)に示すように、スラリーの供給管11A、スラリー貯留部11B、回転ドラム11C、ハウジング11D、ガス供給管11E及びケーキ排出路11Fを備え、ケーキ排出路11Fから大気側へウエットケーキを白抜きの矢印で示す方向に排出する。尚、図1の(a)において、11Gはスラリー貯留部11Bからスラリーがオーバーフローする配管である。
また、図1の(a)、(b)に示すように、加圧式濾過機11と第1ロータリバルブ12の間には第1スクリューコンベア16が配設され、このスクリューコンベア16を介して加圧式濾過機11から排出されたウエットケーキを第1ロータリバルブ12まで搬送する。第1スクリューコンベア16は、互いに逆向きの螺旋形状に形成された左右のスクリュー16A、16Bを有し、ケーキ排出路11Fから排出されたウエットケーキをケーキ排出路11Fの中央から左右の出口16C、16Dに振り分けるようにしてある。
第1スクリューコンベア16の左右の出口16C、16Dにはそれぞれ二系統の第1ロータリバルブ12、12が接続され、これらのロータリバルブ12、12によって加圧状態の第1スクリューバルブ16からウエットケーキを取り出し、各ロータリバルブ12、12にそれぞれ接続された大気圧側のバッファタンク13、13へウエットケーキを供給する。第1ロータリバルブ12は、前述したように大型になると気密性が必ずしも完全ではなく、第1スクリューコンベア16からウエットケーキを取り出す際に第1スクリューコンベア16内の加圧ガスがバッファタンク13、13内へ漏洩する。
バッファタンク13は、第1スクリューコンベア16からの漏洩ガスをウエットケーキと一緒に一時的に貯留する密閉容器で、密閉容器内は漏洩ガスによって加圧状態になる。そこで、このバッファタンク13にはブースタ14が設けられ、このブースタ14が配管17を介して加圧式濾過機11のハウジング11Dに接続されている。そして、ブースタ14はバッファタンク13内の漏洩ガス(但し、第1スクリューコンベア16側より低圧になっている)を吸引して所定の圧力(例えば、加圧式濾過機11内の圧力)まで昇圧させて加圧式濾過機11のハウジング11D内へ戻すと共に、バッファタンク13内の漏洩ガスの圧力低下させて徐々に大気圧と略等しい圧力に減圧調整する。尚、図1の(b)ではブースタ14及び配管17を省略してある。
また、バッファタンク13には圧力センサ(図示せず)が取り付けられ、この圧力センサはバッファタンク13内の圧力を検出し、検出値が所定値を超えた時にブースタ14を駆動させるようにしてある。尚、バッファタンク13内のガスはハウジング11D以外の場所に供給するようにしても良い。また、配管17はガス供給管11Eに接続しても良い。
更に、各バッファタンク13、13それぞれには第2ロータリバルブ15、15を介して第2スクリューコンベア18が接続され、第2ロータリバルブ15、15によって取り出されたウエットケーキを第2スクリューコンベア18へ供給する。第2ロータリバルブ15は、バッファタンク13の圧力センサが略大気圧に等しい圧力を検出した時に駆動するようにしてある。このように第2ロータリバルブ15は、略大気圧に調整されたバッファタンク13内から大気側の第2スクリューコンベア18側へウエットケーキを取り出すようにしてあるため、バッファタンク13から大気圧下の第2スクリューコンベア18へガスが漏洩することはない。
第2スクリューコンベア18は、ウエットケーキを一方向(図1の(b)では左側から右側)に搬送するスクリュー18Aと、ウエットケーキを受給する左右の入口18B、18Cと、ウエットケーキの出口18Dとを有し、第2ロータリバルブ15、15によって出されたウエットケーキを出口18Dから大気圧下の乾燥器等の機器側へ供給する。
次に、本実施形態の固形分の回収システム10を用いた固形分の回収方法について図1の(a)、(b)を参照しながら説明する。固形分の回収システム10が駆動し、ガス供給管11Eからハウジング11D内に窒素ガス等の不活性ガスを供給してハウジング11E内を加圧する。この状態でスラリー供給管11AからスラリーSを供給すると、回転ドラム11Cの一部がスラリー貯留部1B内のスラリーSの液面内に浸漬する。
回転ドラム11Cの一部がスラリーSの液面に浸漬すると、回転ドラム11Cが矢印方向に回転する間に加圧ガスによって回転ドラム11CにおいてスラリーSを濾過し、回転ドラム11C表面で固形分をウエットケーキとして回収する。回転ドラム11Cが回転する間に洗浄領域でウエットケーキを洗浄した後、剥離領域に達し、剥離手段によってウエットケーキを回転ドラム11Cから剥離する。ウエットケーキが剥離された回転ドラム11Cは、スラリーSの液面に達し、上述の加圧濾過及び洗浄を繰り返す。一方、回転ドラム11C内の濾液を回転ドラム11外へ排出する。
回転ドラム11Cから剥離したウエットケーキはケーキ排出路11から第1スクリューコンベア16内に供給される。第1スクリューコンベア16は、ウエットケーキを左右のスクリュー16A、16Bによって中央から左右に振り分け、左右の出口16C、16Dから第1ロータリバルブ12、12へ供給する。第1ロータリバルブ12、12は、第1スクリューコンベア16の出口16C、16Dからバッファタンク13、13内へウエットケーキを徐々に取り出す。バッファタンク13、13は第1ロータリバルブ12、12を介して第1スクリューコンベア16から空間的に遮断されているが、第1ロータリバルブ13、13の気密性は必ずしも完全でないため、第1スクリューコンベア16内の加圧ガスが第1ロータリバルブ12、12を介してバッファタンク13、13内へ漏洩し、バッファタンク13、13内が漏洩ガスによって加圧気味になる。
ウエットケーキがバッファタンク13、13内に蓄積すると、バッファタンク13、13内の圧力は漏洩ガスによって上昇する。この際、圧力センサがバッファタンク13内の圧力を検出し、所定時間経過して検出値が所定値に達すると、ブースタ14が自動的に駆動してバッファタンク13内のガスを昇圧しながら加圧式濾過機11内へ配管17を介して供給すると共に、バッファタンク13内の圧力を略大気圧に戻す。バッファタンク13、13内の圧力が略大気圧に戻ると、圧力センサが大気圧を検出して第2ロータリバルブ15、15を駆動させる。第2ロータリバルブ15、15はバッファタンク13、13内のウエットケーキを取り出して第2スクリューコンベア18へ供給する。この際、バッファタンク13、13内の圧力は下流側の第2スクリューコンベア18と同様に大気圧になっているため、バッファタンク13、13から第2スクリューコンベア18へガスが漏洩することはない。
第2スクリューコンベア18は、第2ロータリバルブ15、15によって取り出されたウエットケーキをスクリュー15Aによって一箇所(図1の(b)では右側)の出口18Dまで搬送し、この出口18Dから下流側の乾燥器等の機器へ供給する。この際、第2スクリューコンベア18には加圧式濾過機11からの漏洩ガスを含んでいないため、下流側の乾燥器等の機器に悪影響を及ぼす虞はない。
以上説明したように本実施形態によれば、加圧式濾過機11を用いてスラリーSを加圧下で濾過して濾液から回転ドラム11C表面にウエットケーキを分離した後、回転ドラム11Cからウエットケーキを剥離し、更に第1ロータリバルブ12、12を用いてウエットケーキを加圧式濾過機11側から取り出し、バッファタンク13、13内に一時的に溜め、この際にバッファタンク13、13内に溜まった加圧式濾過機11からの漏洩ガスをブースタ14の働きによって加圧式濾過機11内へ戻してバッファタンク13、13内の圧力を略大気圧に調整した後、第2ロータリバルブ15、15を用いてバッファタンク13、13内のウエットケーキを取り出すようにしたため、加圧式濾過機11内のガスが第2ロータリバルブ15、15の下流側へ漏洩することがなく、下流側に設置された乾燥器等の機器に悪影響を及ぼす虞がない。また、漏洩ガスを再使用するため、加圧用の不活性ガスの使用量を節約することができる。
また、本実施形態によれば、第1スクリューコンベア16を介して加圧式濾過機11から第1ロータリバルブ12、12にウエットケーキを搬送し、また、第2スクリューコンベア18を介して第2ロータリバルブ15、15から下流側へウエットケーキを搬送するようにしたため、加圧式濾過機11において回収されたウエットケーキを下流側の乾燥器等の機器へ円滑に搬送し、供給することができる。
図2は本発明の他の実施形態の固形分の回収システムを示す図である。そこで、図1と同一部分また相当部分には同一符号を付して本実施形態の回収システムの特徴について説明する。本実施形態の回収システム10は、図2に示すように、ブースタ14と加圧式濾過機11のハウジング11Dとを接続する配管17の途中に配設された濾液タンク19を備えている。この濾液タンク19は、加圧式濾過機11からの濾液と加圧ガスを分離すると共に、バッファタンク13からの漏洩ガスを一時的に貯留するタンクである。尚、図2において、11Hはセンタパイプ、11Iは濾液管で、濾液管11Iに回転ドラム11C内の濾液を、後述のようにセンタパイプ11Hを介して濾液タンク19へ供給する。また、11Jはバルブシューで、このバルブシュー11Jから窒素ガス等の不活性ガスを矢印方向に噴出して回転ドラム11Cからウエットケーキを剥離させる。
而して、濾液タンク19は、図2に示すように、回転ドラム11C内のセンタパイプ11Hに対して配管20を介して接続され、加圧式濾過機11から排出された濾液を配管20から受給し、濾液と加圧ガスを分離する。この濾液タンク19には液面センサ(図示せず)が取り付けられ、この液面センサによって濾液が所定量溜まった時点で濾液を排出するようにしている。
また、濾液タンク19は、ブースタ14によって昇圧された漏洩ガスを受給した後、漏洩ガスを加圧ガスと共に排出する。濾液タンクより排出するガスは、除湿手段及び圧力調整手段を介して加圧用のガスとして再使用することもできる。
本実施形態においても上記実施形態と同様の作用効果を期することができる。
尚、本発明は上記実施形態に何等制限されるものではないことは云うまでもない。例えば、本実施形態では二系列の第1、第2ロータリバルブ及びバッファタンクを用いているが、一系列でも良いことは云うまでもない。ウエットケーキの取り出しラインを二系列とするのは、一系列とすると加圧式濾過機の大型化に伴ってロータリバルブが大型化するためであり、要は、加圧式濾過機と下流側の乾燥器等の機器との間に、第1、第2のロータリバルブを介在させると共に、第1、第2ロータリバルブ間にバッファタンク(容器)を介在させ、加圧式濾過機のガスが下流側の乾燥器等の機器に漏洩しないようにしたものであれば、本発明に包含される。また、容器内の圧力を調整する手段としてブースタ14を用いたが、その他の機器を用いても良い。
本発明は、スラリーを濾過して固形分を回収する一般化学工業、肥料工業、金属工業あるいは食品工業等の分野で利用することができる。
本発明の固形分の回収システムの一実施形態を示す図で、(a)は側面の断面構造を示す模式図、(b)は(a)と直交する方向の断面構造を示す模式図である。 本発明の固形分の回収システムの他の実施形態を示す図で、(a)は側面の断面構造を示す模式図、(b)は(a)と直交する方向の断面構造を示す模式図である。 従来の固形分の回収システムの要部を示す模式図である。
符号の説明
10 固形分の回収システム
11 加圧式濾過機
12 第1ロータリバルブ
13 バッファタンク(容器)
14 ブースタ(圧力調整手段)
15 第2ロータリバルブ
16 第1スクリューコンベア(搬送する手段)
18 第2スクリューコンベア(搬送する手段)

Claims (5)

  1. 加圧下で全周面に濾材を有する回転ドラムを回転させ、上記濾材によってスラリーを濾過して固形分と液分とを分離するロータリ式加圧式濾過機と、このロータリ式加圧式濾過機において分離された固形分を連続的に取り出す第1ロータリバルブと、この第1ロータリバルブで取り出された上記固形分を一時的に溜める容器と、この容器内の圧力を検出する圧力検出手段と、この圧力検出手段の検出値に基づいて上記容器内の上記第1ロータリバルブから漏洩するガスを上記ロータリ式加圧式濾過機内の圧力まで昇圧しながら上記ロータリ式加圧式濾過機側へ戻すと共に上記容器内の圧力を大気圧に近い圧力まで減圧調整する圧力調整手段と、この圧力調整手段によって圧力が減圧調整された上記容器から固形分を連続的に取り出す第2ロータリバルブと、を備えたことを特徴とする固形分の回収システム。
  2. 上記ロータリ式加圧式濾過機から上記第1ロータリバルブに上記固形分を搬送する手段を設けると共に、上記第2ロータリバルブから下流側に上記固形分を搬送する手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載の固形分の回収システム。
  3. 上記固形分を搬送する手段として、スクリューコンベアを設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の固形分の回収システム。
  4. ロータリ式加圧式濾過機を用いて加圧下で全周面に濾材を有する回転ドラムを回転させ、上記濾材によってスラリーを濾過して固形分と液分とを分離する工程と、第1ロータリバルブを用いて上記ロータリ式加圧式濾過機において分離された上記固形分を取り出す工程と、上記第1ロータリバルブから取り出された固形分を容器内に一時的に溜める工程と、上記容器内の圧力を圧力検出手段で検出する工程と、上記圧力検出手段の検出値に基づいて上記容器内の上記第1ロータリバルブから漏洩するガスを上記ロータリ式加圧式濾過機内の圧力まで昇圧しながら上記ロータリ式加圧式濾過機側へ戻すと共に上記容器内の圧力を大気圧に近い圧力まで減圧調整する工程と、第2ロータリバルブを用いて減圧調整された上記容器内の固形分を取り出す工程と、を備えたことを特徴とする固形分の回収方法。
  5. 上記ロータリ式加圧式濾過機から上記第1ロータリバルブに上記固形分を搬送する工程と、上記第2ロータリバルブから下流側へ固形分を搬送する工程と、を備えたことを特徴とする請求項4に記載の固形分の回収方法。
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