JPWO2008010282A1 - 配電線通信装置 - Google Patents

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MV配電線の変調信号に対する通過損失が小さい場合にも干渉が発生せず、S/N比の劣化を抑えた配電線通信装置を得る。第1の配電線1と、第1の配電線1に接続され、1以上のユーザ端末と接続されたn本(nは、3以上の整数)の第2の配電線3と、第1の配電線1とn本の第2の配電線3のn箇所の接続点のうち、m箇所(mは、2以上n未満の整数)の接続点にそれぞれ設置されるm個のリピータ4とを備え、m本の第2の配電線のそれぞれは、通信信号伝送用ケーブル6を介してリピータと接続され、(n−m)本の第2の配電線のそれぞれは、通信信号伝送用ケーブル9を介して隣接ずるいずれか1つのリピータ4と接続される。

Description

本発明は、配電線を通信信号の伝送媒体とする配電線通信装置に関する。
従来、例えば、配電線を通信媒体とする配電線通信装置として、1000〜10万V程度の電圧の商用電源を供給する中圧(Middle Voltage、以下MVと略す)配電線にデータを送信し、これを100−240Vの低圧(Low Voltage、以下LVと略す)配電線を介して各家庭のユーザに送るものがある(例えば、特許文献1参照)。
図5は、特許文献1における従来の配電線通信装置の構成図である。この装置は、MV配電線1と、変圧器2a、2b、2cを介してMV配電線1と接続されたLV配電線3a、3b、3cとからなる配電線網を通信信号の伝送媒体としている。MV配電線1を流れる中圧の商用電源は、変圧器2a、2b、2cで低圧に変圧されてLV配電線3a、3b、3cに供給され、これが各家庭へと伝送される。
一方、商用電源よりも周波数が高い通信信号は、無線通信にて上位のネットワークに接続されたリピータ4と、LV配電線3a、3b、3cに接続されたユーザ端末との間でやりとりされる。具体的には、リピータ4からの信号は、通信信号伝送用ケーブル5、6を介して、MV配電線1およびLV配電線3aに送出される。
また、MV配電線1に送出された信号は、バイパスツール7a、7bを介してLV配電線3b、3cに達し、それぞれユーザ端末8a、8b、8c、8d、8e、8fに伝えられる。ユーザ端末8a〜8fからリピータ4に向けて送信する場合は、逆の経路で通信信号が伝送される。
バイパスツール7a、7bは、周波数50Hzまたは60Hzの商用電源は遮断するが、これより周波数が高い通信信号は大きな減衰なく伝送する機能を有する。そして、このバイパスツール7a、7bは、変圧器2b、2cにおける通信信号の損失が非常に大きいことから、通信信号の経路をバイパスして効率よく信号を伝送するために用いられる。
このような図5に示すような配電線通信装置では、1台のリピータ4がすべてのユーザ端末8a〜8fを制御する必要がある。ユーザ端末の数が少ない場合には、可能であるが、数十軒の家庭が同一のLV配電線を使っている場合には、ユーザ端末の数も膨大となり、1台のリピータ4のみで制御することは不可能である。
このため、MV配電線1からLV配電線3b、3c、3dへの分岐点の全てに、リピータ4b、4c、4dを置く必要がある。図6は、すべての分岐点にリピータを備えた従来の配電線通信装置の構成図である。そして、リピータ4b、4c、4dのそれぞれは、リピータ間通信信号伝送用ケーブル5a〜5fを介してMV配電線1と接続され、通信信号伝送用ケーブル6b〜6dを介してLV配電線3b〜3dに接続される。
このとき、例えば、リピータ4cは、リピータ4bと通信すると同時に、LV配電線3cに接続されたユーザ端末およびリピータ4dとも通信する必要がある。しかしながら、これらの通信に用いられる周波数が同一であると、互いに干渉を生じて通信が不可能となるため、異なる周波数を使う必要がある。
図6中のf1は、リピータ4bが左隣のリピータ(図示せず)と通信するときの通信信号の周波数帯域である。また、f2は、リピータ4bとリピータ4cが通信する通信信号の周波数帯域である。さらに、f3は、リピータ4bとLV配電線3bに接続されたユーザ端末(図示せず)とが通信する通信信号の周波数帯域である。
同様に、リピータ4cでは、周波数帯域f2の通信信号を用いてリピータ4bと通信するとともに、LV配電線3cに接続されたユーザ端末(図示せず)とは周波数帯域f4で、リピータ4dとは周波数帯域f1で、それぞれ通信を行う。
ここで、周波数帯域をf1からf4の4種類としているのは、以下の理由による。配電線は、そもそも周波数の高い通信信号を伝送するようには作られていないため、極端な減衰なく通信信号を伝送できる周波数の上限は、せいぜい30−40MHzである。さらに、高速なデータ伝送を実現しようとすると通信信号の帯域幅を数MHz程度と広くとる必要がある。その結果、使える周波数帯域の数が限られるためである。
米国特許出願公開第2004/0135676号明細書
このように、すべての分岐点にリピータを備えた従来の配電線通信装置は、MV配電線の通信信号に対する通過損失がある程度大きい場合には、各リピータ間で問題なく通信が可能である。しかしながら、通過損失が小さい場合には、次のような問題がある。図7は、すべての分岐点にリピータを備えた従来の配電線通信装置における通過損失が小さい場合の問題点の説明図である。
通過損失が小さい場合には、この図7に点線矢印として図示されているように、リピータ4bが受信すべき周波数帯域f1の通信信号は、MV配電線1を通って、リピータ4dにまで達してしまう。リピータ4dにとっては、リピータ4cから送信される周波数帯域f1の通信信号が所望の信号である。従って、リピータ4bが受信すべき周波数帯域f1の通信信号は、リピータ4dにとっては不要波となり、所望信号に干渉して、そのS/Nを劣化させるという問題がある。
リピータ同士の距離を離すことで、このような干渉は回避できるが、そのためには、MV配電線とLV配電線の分岐点の一部にリピータを置かないことになる。この結果、分岐点にリピータが置かれないLV配電線に接続されたユーザ端末との通信品質が劣化することになる。
本発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、MV配電線の変調信号に対する通過損失が小さい場合にも干渉が発生せず、S/N比の劣化を抑えた配電線通信装置を得ることを目的とする。
本発明に係る配電線通信装置は、第1の配電線と、第1の配電線に接続されるとともに、それぞれが1以上のユーザ端末と接続されたn本(nは、3以上の整数)の第2の配電線と、第1の配電線とn本の第2の配電線のそれぞれとのn箇所の接続点のうち、m箇所(mは、2以上n未満の整数)の接続点にそれぞれ設置されるm個のリピータとを備えた配電線通信装置であって、m箇所の接続点に対応するm本の第2の配電線のそれぞれは、m本の第2の配電線のそれぞれに接続されたユーザ端末と、m箇所の接続点のそれぞれに設置されたリピータとが通信を行うために、通信信号伝送用ケーブルを介してリピータと接続され、m箇所以外の接続点に対応する(n−m)本の第2の配電線のそれぞれは、(n−m)本の第2の配電線のそれぞれに接続されたユーザ端末と、m箇所の接続点のそれぞれに設置されたリピータのうち、(n−m)本の第2の配電線のそれぞれに隣接するいずれか1つのリピータとが通信を行うために、通信信号伝送用ケーブルを介して隣接ずるいずれか1つのリピータと接続されるものである。
本発明の配電線通信装置は、リピータ同士の距離を離すために、MV配電線からLV配電線へのすべての分岐点にリピータを置かず、リピータを置かない分岐点に接続されたLV配電線には、リピータが設置されている直近の分岐点のリピータから通信信号伝送用ケーブルを介して通信信号を供給することにより、MV配電線の変調信号に対する通過損失が小さい場合にも干渉が発生せず、S/N比の劣化を抑えた配電線通信装置を得ることができる。
本発明の実施の形態1における配電線通信装置の構成図である。 本発明の実施の形態1における配電線通信装置の図1とは別の構成図である。 本発明の実施の形態1における配電線通信装置の図1および図2とは別の構成図である。 本発明の実施の形態2における配電線通信装置の構成図である。 特許文献1における従来の配電線通信装置の構成図である。 すべての分岐点にリピータを備えた従来の配電線通信装置の構成図である。 すべての分岐点にリピータを備えた従来の配電線通信装置における通過損失が小さい場合の問題点の説明図である。
以下、本発明の配電線通信装置の好適な実施の形態につき図面を用いて説明する。
本発明の配電線通信装置は、すべての分岐点にリピータを設置せず、リピータ同士の間隔を広く取れる構成とすることにより、本来受信すべき変調信号と同一の周波数帯域を使う遠方のリピータの送信信号は、十分減衰するので、リピータ同士の干渉を回避することができ、さらに、リピータが設置されない分岐点に接続されたLV配電線には、直近のリピータから通信信号伝送用ケーブルを介して変調信号が供給されるので、該当するLV配電線に接続されたユーザ端末との通信の品質も確保できる点を特徴としている。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1における配電線通信装置の構成図である。この配電線通信装置は、MV配電線1、変圧器2b〜2e、LV配電線3b〜3e、リピータ4b、4e、通信信号伝送用ケーブル5a、5b、5g、5h、6b、6e、9a、9bで構成される。
ここで、MV配電線1は、第1の配電線に相当し、LV配電線3b〜3eは、第2の配電線に相当する。また、通信信号伝送用ケーブル5a、5b、5g、5hは、リピータ間の通信を行うためにMV配電線1に接続されるものであり、リピータ間通信信号伝送用ケーブルに相当する。
図7における従来の配電線通信装置の構成と比較すると、図1の構成は、すべての分岐点にリピータを設置せず、リピータの設置されていない分岐点のLV配電線3c、3dのそれぞれは、通信信号伝送用ケーブル9a、9bを介して、隣接するリピータ4b、4eと接続されている点が異なっている。そこで、従来の配電線通信装置と異なる点を中心に、以下に説明する。なお、図1中のf1〜f4は、それぞれの区間で使用する周波数帯域を示している。
図1に示す本実施の形態1の配電線通信装置においては、MV配電線1からLV配電線3b、3eへの分岐点には、それぞれリピータ4b、4eが設置されているが、MV配電線1からLV配電線3c、3dへの分岐点には、リピータが設置されていない。そして、リピータ4bからLV配電線3bと3cに向けては、通信信号伝送用ケーブル6bと9aがそれぞれ接続されている。同様に、リピータ4eからLV配電線3dと3eに向けては、通信信号伝送用ケーブル9bと6eがそれぞれ接続されている。
次に、動作について説明する。リピータ4bとリピータ4eは、MV配電線1および通信信号伝送用ケーブル5b、5gを介して、周波数帯域f2の通信信号で通信を行う。そして、リピータ4bは、LV配電線3b、3cに接続されたユーザ端末(図示せず)とは、通信信号伝送用ケーブル6bおよび9aを介して、周波数帯域f3の通信信号で通信を行う。
同様に、リピータ4eは、さらにその先のリピータ(図示せず)とMV配電線1および通信信号伝送用ケーブル5hを介して、周波数帯域f3の通信信号で通信するとともに、LV配電線3d、3eに接続されたユーザ端末(図示せず)とは、通信信号伝送用ケーブル9bおよび6eを介して、周波数帯域f4の通信信号で通信を行う。
通信信号伝送用ケーブルの損失は小さいので、リピータ4bと通信信号伝送用ケーブル9aを介して通信を行うLV配電線3cに接続されたユーザ端末(図示せず)は、通信信号伝送用ケーブル6bを介して通信を行うLV配電線3bに接続されたユーザ端末(図示せず)と同等の通信品質が得られる。
同様に、リピータ4eと通信信号伝送用ケーブル9bを介して通信を行うLV配電線3dに接続されたユーザ端末(図示せず)も、通信信号伝送用ケーブル6eを介して通信を行うLV配電線3eに接続されたユーザ端末(図示せず)と同等の通信品質が得られる。
さらに、図1の配電線通信装置は、図7に示す従来の配電線通信装置とは異なり、MV配電線1からLV配電線3c、3dへの分岐点にリピータを置かなくてすむので、同一周波数f2を使うリピータ4b、4eの設置間隔を広くすることができる。これにより、リピータ同士の干渉を回避することができる。
以上のように、実施の形態1によれば、1台のリピータと2本のLV配電線に接続されたユーザ端末が、それぞれ通信信号伝送用ケーブルを介して通信を行うようにした。この結果、MV配電線とLV配電線との接続部の全てにリピータを置く必要をなくし、同一の周波数帯域を使用するリピータ同士を遠方に配置することにより、リピータ間の通信における干渉を回避することができる配電線通信装置を実現できる。
さらに、MV配電線との接続部にリピータが設置されないLV配電線に接続されたユーザ端末については、直近のリピータと通信信号伝送用ケーブルを介して通信をするので、MV配電線との接続部にリピータが設置されたLV配電線に接続されたユーザ端末と同等の品質で通信することができる。
なお、本実施の形態1では、1台のリピータと2本のLV配電線に接続されたユーザ端末とが通信信号伝送用ケーブルを介して通信を行うようにしたが、本発明はこれに限定されるものではない。一部のリピータが1本のみのLV配電線に通信信号伝送用ケーブルを介して接続されていてもよい。
図2は、本発明の実施の形態1における配電線通信装置の図1とは別の構成図である。図1の構成と比較すると、図2の構成は、変圧器2c、LV配電線3c、通信信号伝送用ケーブル9aがない点が異なる。この構成においては、リピータ4bは、LV配電線3bに対してのみ、通信信号伝送用ケーブル6bを介して接続されている。
このような場合でも、リピータ4bとリピータ4eとの間には、LV配電線3dへの分岐点があることによりリピータ間の距離が離れるので、リピータ同士の干渉を回避することができる。そして、リピータ4eと通信信号伝送用ケーブル9bを介して通信を行うLV配電線3dに接続されたユーザ端末(図示せず)も、通信信号伝送用ケーブル6eを介して通信を行うLV配電線3eに接続されたユーザ端末(図示せず)と同等の通信品質が得られる。
さらに、本発明の配電線通信装置は、1台のリピータが3本以上のLV配電線に接続されたユーザ端末と通信信号伝送用ケーブルを介して通信を行うようにしてもよく、同様の効果を得ることができる。
図3は、本発明の実施の形態1における配電線通信装置の図1および図2とは別の構成図である。この図3において、1台目のリピータ4bは、1本のLV配電線3bのみと接続されており、2台目のリピータ4は、3本のLV配電線3c、3d、3eと接続されている。
この構成においては、通信信号伝送用ケーブル9aを用いることで、LV配電線3eに接続されたユーザ端末とリピータ4dとが通信し、通信信号伝送用ケーブル9を用いることで、LV配電線3cに接続されたユーザ端末とリピータ4dとが通信する。1台のリピータが通信するユーザ端末の台数が、スループットの著しい低下なく制御可能な範囲を超えない限り、リピータと通信信号伝送用ケーブルを介して接続されるLV配電線の本数を増やしても、同様の効果が得られる。
なお、通信信号伝送用ケーブルとしては、例えば、低損失な同軸ケーブルや安価なツイストペアなどを用いる。また、通信信号伝送用ケーブルと第1の配電線あるいは第2の配電線との接続部は、両者を直接、接続するほかに、通信信号のみを通過させ、商用電源は遮断する信号注入装置を適用することもできる。これにより、通信信号伝送用ケーブルとリピータとの接続部、もしくは内部に商用電源を遮断する回路を設ける必要がなくなり、リピータの小形化を実現できる。
実施の形態2.
本実施の形態2では、リピータとLV配電線とを接続する通信信号伝送用ケーブルの間に無線通信装置を挿入する場合について説明する。図4は、本発明の実施の形態2における配電線通信装置の構成図である。図4においては、リピータ4dとLV配電線3cとの間を通信信号伝送用ケーブルにより直接接続する代わりに、通信信号伝送用ケーブルの間に第1の無線通信装置10aおよび第2の無線通信装置10bを挿入して通信接続されている場合を例示している。
本実施の形態2では、リピータ4dと、LV配電線3cに接続されたユーザ端末(図示せず)とは、通信信号伝送用ケーブルに接続された第1の無線通信装置10aおよび第2の無線通信装置10bを介して通信接続されている。このような構成においても、LV配電線3cに接続されたユーザ端末は、通信信号伝送用ケーブル6dを介して通信を行うLV配電線3dに接続されたユーザ端末(図示せず)と同等の通信品質を得ることができる。
さらに、図2の配電線通信装置は、図7に示す従来の配電線通信装置とは異なり、MV配電線1からLV配電線3cへの分岐点に、リピータを置かなくてすむので、同一周波数f2を使うリピータ4b、4dの設置間隔を広くすることができる。これにより、リピータ同士の干渉を回避することができる。
さらに、MV配電線との接続部にリピータが設置されないLV配電線に接続されたユーザ端末については、直近のリピータと無線通信装置を介して通信をするので、MV配電線との接続部にリピータが設置されたLV配電線に接続されたユーザ端末と同等の品質で通信することができる。
以上のように、実施の形態2によれば、MV配電線とLV配電線との分岐点に設置された1台のリピータと、2本のLV配電線に接続されたユーザ端末とが無線通信端末および通信信号伝送用ケーブルを介して通信するようにした。この結果、MV配電線とLV配電線の接続部の全てにリピータを置く必要をなくし、同一の周波数帯域を使用するリピータ同士を遠方に配置することにより、リピータ間の通信における干渉を回避することができる配電線通信装置を実現できる。
さらに、MV配電線との接続部にリピータが設置されないLV配電線に接続されたユーザ端末については、直近のリピータと無線通信端末および通信信号伝送用ケーブルを介して通信をするので、MV配電線との接続部にリピータが設置されたLV配電線に接続されたユーザ端末と同等の品質で通信することができる。
なお、先の実施の形態1および実施の形態2に示すような変圧器を介さず、異なる配電線が直接接続された配電線網上に構成された配電線通信装置に本発明の構成を適用することも可能である。
このような配電線通信装置においても、2つの配電線の分岐部に設置された1台のリピータと、分岐した2本の配電線に接続されたユーザ端末とが通信信号伝送用ケーブルを介して通信を行うようにする。この場合にも、分岐の全てにリピータを置く必要をなくし、同一の周波数帯域を使用するリピータ同士を遠方に配置することにより、リピータ間の通信における干渉を回避することができる配電線通信装置を実現できる。
さらに、分岐部分にリピータが設置されない配電線に接続されたユーザ端末については、直近のリピータと通信信号伝送用ケーブルを介して通信をするので、分岐部分にリピータが設置された配電線に接続されたユーザ端末と同等の品質で通信することができる。
また、上述の実施の形態2では、通信信号伝送用ケーブルと無線通信装置とを介して、リピータとユーザ端末とが通信する場合を説明したが、リピータとユーザ端末とが無線通信装置を介して直接通信することも可能である。

Claims (5)

  1. 第1の配電線と、
    前記第1の配電線に接続されるとともに、それぞれが1以上のユーザ端末と接続されたn本(nは、3以上の整数)の第2の配電線と、
    前記第1の配電線と前記n本の第2の配電線のそれぞれとのn箇所の接続点のうち、m箇所(mは、2以上n未満の整数)の接続点にそれぞれ設置されるm個のリピータと
    を備えた配電線通信装置であって、
    前記m箇所の接続点に対応するm本の第2の配電線のそれぞれは、前記m本の第2の配電線のそれぞれに接続されたユーザ端末と、前記m箇所の接続点のそれぞれに設置されたリピータとが通信を行うために、通信信号伝送用ケーブルを介して前記リピータと接続され、
    前記m箇所以外の接続点に対応する(n−m)本の第2の配電線のそれぞれは、前記(n−m)本の第2の配電線のそれぞれに接続されたユーザ端末と、前記m箇所の接続点のそれぞれに設置されたリピータのうち、前記(n−m)本の第2の配電線のそれぞれに隣接するいずれか1つのリピータとが通信を行うために、通信信号伝送用ケーブルを介して前記隣接ずるいずれか1つのリピータと接続される
    ことを特徴とする配電線通信装置。
  2. 請求項1に記載の配電線通信装置において、
    前記(n−m)本の第2の配電線のそれぞれと前記隣接ずるいずれか1つのリピータとは、前記通信信号伝送用ケーブルの間に無線通信装置を介して通信接続されることを特徴とする配電線通信装置。
  3. 請求項1または2に記載の配電線通信装置において、
    前記m個のリピータのそれぞれは、信号注入装置を介して通信信号伝送用ケーブルと接続されることを特徴とする配電線通信装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の配電線通信装置において、
    前記m個のリピータのそれぞれは、隣接するリピータ同士の通信を行うために、リピータ間通信信号伝送用ケーブルおよび信号注入装置を介して前記第1の配電線に接続されることを特徴とする配電線通信装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の配電線通信装置において、
    前記第1の配電線は、商用電源を供給する中圧配電線であり、
    前記第2の配電線は、家庭用電源を供給する低圧配電線であり、
    前記第1の配電線と前記第2の配電線とは、変圧器を介して接続されることを特徴とする配電線通信装置。
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