JPWO2007138856A1 - ステッピングモータの駆動制御方法、レンズ駆動制御装置およびレンズ駆動制御方法 - Google Patents

ステッピングモータの駆動制御方法、レンズ駆動制御装置およびレンズ駆動制御方法 Download PDF

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Abstract

レンズ移動用のステッピングモータを1‐2相励磁駆動方法によって駆動するに際して高い回転精度および停止精度を得る。レンズの原点位置検出処理動作時において、レンズを保持するレンズホルダがPI位置に到達した際には、着磁ロータに対して最も安定して磁力を与えることができる2相励磁パターンの状態でステッピングモータ(4)を停止させる。したがって、上記レンズホルダを小径のステッピングモータ(4)の1‐2相励磁駆動方法で駆動する場合であっても、常に高い回転精度および停止精度を得ることができる。

Description

この発明は、ステッピングモータの駆動制御方法、特にカメラモジュールのレンズ駆動制御装置およびレンズ駆動制御方法に関する。
従来、ビデオカメラやスチルカメラにおいては、ステッピングモータの回転力をこのステッピングモータの出力軸に取り付けられた減速ギアを介してレンズの駆動装置に伝達してレンズ駆動を実現する方法が多く採られている。その場合における上記ステッピングモータは、一般的には、着磁された回転ロータが取り付けられたシャフトと、上記回転ロータに回転運動を与えるための複数の磁極と、各磁極を切り換え励磁する励磁切換機構とを含む構成を有している。
上記ステッピングモータを1相励磁駆動パターンと2相励磁駆動パターンとを交互に繰り返す1‐2相励磁駆動方法によって駆動してレンズを移動させる場合には、2相励磁駆動方法によって駆動する場合に比較して、高精度な位置決め制御が可能となると共に、駆動音が軽減されるという利点を有する。しかしながら、その反面、レンズ送り速度が低速になることが知られている。
これらの問題を解決するために、特開2003‐224998号公報に開示されたステッピングモータ駆動方法においては、レンズを駆動する際に、所望する停止位置近傍までは2相励磁駆動方法によってステッピングモータを駆動し、停止位置近辺においてはマイクロステップ駆動方法に切り換えることによって、レンズを高速に移動させると共に、精密な位置決めを可能にしている。
また、特開2004‐4362号公報に開示されたデジタルカメラにおいては、動画撮影の場合は、動作音の影響を軽微にすることを目的として、駆動音が静かな1‐2相励磁駆動方法によってレンズ駆動用のステッピングモータを駆動する。そして、静止画撮影の場合には、駆動音は大きいものの、高速に駆動できる2相励磁駆動方法によって上記ステッピングモータを駆動するようにしている。
しかしながら、上記従来のステッピングモータの駆動方法においては、以下のような問題がある。
すなわち、携帯電話に搭載されるカメラモジュールは、一般的なデジタルスチルカメラに搭載されるものと比較して小型であるため、デジタルスチルカメラと同等の焦点距離を有する場合であっても、少ないレンズ駆動量で画角変化およびフォーカスの合焦を可能にするレンズ設計が必要である。そのため、一般的なデジタルスチルカメラとは異なって、1‐2相励磁駆動方法によってステッピングモータを動作させても、レンズの移動量が少なくて済むために遅いレンズ送り速度が気になることは無く、上記特許文献1および上記特許文献2に記載の効果は得られ難い。そのために、携帯電話用のカメラモジュールにおいては、2相励磁駆動方法に比較して駆動音が静かな1‐2相励磁駆動方法によってステッピングモータを駆動することが望ましいのである。
一方、携帯電話の小型化を実現するためには、搭載するステッピングモータはより小型・小径なものが必要とされる。しかしながら、ステッピングモータを1‐2相励磁駆動方法によって駆動する場合は、1相励磁位置に比較して2相励磁位置での励磁力が高い。また、小径のステッピングモータでは、隣り合う1相励磁位置と2相励磁位置との間隔が狭いために回転角が微小となり、1相励磁位置にある着磁されたロータ(以下、着磁ロータと言う)は2相励磁位置での磁力配置の影響を強く受けることになる。以上のことから、1相励磁位置における上記着磁ロータの挙動は不安定であることが多く、例えば1相励磁位置で着磁ロータを停止させようとしても隣り合う2相励磁位置で停止する場合や、2相励磁位置から隣の1相励磁位置に1ステップ回転させようとしても回転しない場合が、発生することがある。
つまり、特に小径モータを用いた上記1‐2相励磁駆動方法においては、1相励磁位置における上記着磁ロータの回転精度および停止精度が、2相励磁位置における回転動作および停止動作と比較して精度が低くなるという問題がある。
そこで、この発明の課題は、レンズ移動用のステッピングモータを1‐2相励磁駆動方法によって駆動するに際して高い回転精度および停止精度を得ることができるステッピングモータの駆動制御方法、レンズ駆動制御装置、および、レンズ駆動制御方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明のステッピングモータの駆動制御方法は、
ステッピングモータを、1相励磁駆動パターンと2相励磁駆動パターンとを交互に繰り返す1‐2相励磁駆動方法によって駆動し、
駆動開始および停止を、必ず、着磁されたロータに磁界を与える励磁部の励磁パターンが2相励磁パターンである場合に行う
ことを特徴としている。
上記構成によれば、上記ステッピングモータを駆動する場合に、上記ステッピングモータの駆動開始および停止が、着磁されたロータに対して上記励磁部が最も安定して磁力を与えることができる2相励磁パターンの場合に行われる。したがって、小径のステッピングモータを1‐2相励磁駆動方法で駆動する場合であっても、常に高い回転精度および停止精度を維持することができる。
また、この発明のレンズ駆動制御装置は、
レンズを保持するレンズホルダと、
上記レンズホルダを上記レンズの光軸方向に移動させるレンズ移動部と、
着磁されたロータに複数の励磁パターンで磁界を与える励磁部を含むと共に、上記レンズ移動部を駆動するステッピングモータと、
上記ステッピングモータを1相励磁駆動パターンと2相励磁駆動パターンとを交互に繰り返す1‐2相励磁駆動方法によって駆動して上記レンズホルダを上記光軸方向に移動させると共に、上記レンズホルダの移動開始および停止を、必ず、上記励磁部の励磁パターンが2相励磁パターンである場合に行うように、上記励磁部を制御するステッピングモータ駆動制御部と
を備えたことを特徴としている。
上記構成によれば、上記レンズホルダを上記ステッピングモータによって移動させる場合において、上記レンズホルダの移動開始および停止が、着磁されたロータに対して上記励磁部が最も安定して磁力を与えることができる2相励磁パターンの場合に行われる。したがって、上記レンズホルダを小径のステッピングモータの1‐2相励磁駆動方法で駆動する場合であっても、常に高い回転精度および停止精度を維持することができる。
また、1実施の形態のレンズ駆動制御装置では、
上記ステッピングモータ駆動制御部は、上記レンズホルダの移動開始位置および停止位置を決定するために必要な制御データを、常に、上記励磁部の励磁パターンが2相励磁パターンである場合に得るようになっている。
この実施の形態によれば、上記レンズホルダの駆動開始位置および停止位置を決定するために必要な制御データが、常に安定した動作が得られる2相励磁パターンである場合に得られる。したがって、上記レンズホルダを小径のステッピングモータの1‐2相励磁駆動方法で駆動する場合に、さらに高い回転精度および停止精度を維持することができる。
また、この発明のレンズ駆動制御方法は、
ステッピングモータを1相励磁駆動パターンと2相励磁駆動パターンとを交互に繰り返す1‐2相励磁駆動方法によって駆動して、レンズを保持するレンズホルダを上記レンズの光軸方向に移動させるに際して、
上記レンズホルダの移動開始および停止を、必ず、上記ステッピングモータにおける着磁されたロータに磁界を与える励磁部の励磁パターンが2相励磁パターンである場合に行うように、制御部によって、上記励磁部を制御する
ことを特徴としている。
上記構成によれば、上記レンズホルダを上記ステッピングモータによって移動させる場合において、上記レンズホルダの移動開始および停止が、着磁されたロータに対して上記励磁部が最も安定して磁力を与えることができる2相励磁パターンの場合に行われる。したがって、上記レンズホルダを小径のステッピングモータの1‐2相励磁駆動方法で駆動する場合であっても、常に高い回転精度および停止精度を維持することができる。
また、1実施の形態のレンズ駆動制御方法では、
上記制御部は、上記レンズホルダの移動開始位置および停止位置を決定するために必要な制御データを、常に、上記励磁部の励磁パターンが2相励磁パターンである場合に得るようにしている。
この実施の形態によれば、上記レンズホルダの駆動開始位置および停止位置を決定するために必要な制御データを、上記ステッピングモータの励磁パターンが安定に動作できる2相励磁パターンである場合に得るので、上記レンズホルダを小径のステッピングモータの1‐2相励磁駆動方法で駆動する場合でも、高い回転精度および停止精度を維持することができる。
以上より明らかなように、この発明のステッピングモータの駆動制御方法によれば、駆動開始および停止を、着磁されたロータに対して励磁部が最も安定して磁力を与えることができる2相励磁パターンの場合に行うので、小径のステッピングモータを1‐2相励磁駆動方法で駆動する場合であっても、常に高い回転精度および停止精度を得ることができる。
また、この発明のレンズ駆動制御装置およびレンズ駆動制御方法によれば、レンズを保持するレンズホルダをステッピングモータによって移動させる場合において、上記レンズホルダの移動開始および停止を、着磁されたロータに対して励磁部が最も安定して磁力を与えることができる2相励磁パターンの場合に行うことができる。したがって、上記レンズホルダを小径のステッピングモータの1‐2相励磁駆動方法で駆動する場合であっても、常に高い回転精度および停止精度を得ることができる。
この発明のレンズ駆動制御装置を構成するステッピングモータ駆動制御装置のブロック図である。 図1におけるステッピングモータの励磁状態を示す概略図である。 図1における制御部の制御に基づいて実行されるレンズの原点位置検出処理動作のフローチャートである。 図1における制御部の制御に基づいて実行されるAF制御処理動作のフローチャートである。
以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。尚、この発明は、以下に述べる実施の形態に限定されるものではない。
・第1実施の形態
図1は、本実施の形態のレンズ駆動制御方法を実現するためのステッピングモータ駆動制御装置におけるブロック図である。
図1において、本ステッピングモータ駆動制御装置1は、レンズを保持するレンズホルダ(図示せず)を上記レンズの光軸方向に移動させるレンズ移動部(図示せず)を駆動するためのステッピングモータ4の駆動を制御するものである。
上記ステッピングモータ駆動制御装置1は、CPUおよびメモリを含むマイクロコンピュータから構成される制御部2と、ステッピングモータ4に対して4相駆動パルスを切換出力してステッピングモータ4を駆動するモータドライバ3とによって、概略構成されている。制御部2は、モータドライバ3の動作制御に必要なデータをデータ格納部5から読み出し、この読み出されたデータに基づいて、モータドライバ3の動作を制御する。
図2は、上記ステッピングモータ4の励磁状態を示す概略図である。尚、図2中において、6‐A〜6‐B'は、複数の磁極6における励磁の切り換え状態を示し、7‐Cは着磁ロータ8の磁極7における励磁状態を示す。また、図3は、制御部2によるモータドライバ3の動作制御に基づいて実行されるレンズの原点位置検出処理動作のフローチャートである。尚、図示してはいないが、上記レンズの原点位置検出は、レンズを保持するレンズホルダがレンズ鏡筒に取り付けられたPI(Photointerrupter)を横切った際のオン・オフ信号を検出することによって行われる。
すなわち、本実施の形態においては、上記励磁部を、複数の磁極6によって構成するのである。
以下、図2および図3に従って、上記制御部2によるモータドライバ3の動作制御に基づいて実行されるレンズの原点位置検出処理動作について説明する。ステッピングモータ駆動制御装置1の電源がオンされると、レンズの原点位置検出処理動作がスタートする。
ステップS1で、上記複数の磁極6の励磁パターンが、図2(a)に示すように、磁極6‐Aと磁極6‐Bとの2相励磁パターンに設定される。その場合、着磁ロータ8の磁極7‐Cは、磁極6‐Aおよび磁極6‐Bからの磁界の影響を略等しく受けることになる。そのため、確実に着磁ロータ8を磁極6‐Aと磁極6‐Bとの間で停止させることができる。ステップS2で、励磁パターンが、図2(b)に示すように、磁極6‐A'の1相励磁パターンに設定される。その場合、着磁ロータ8の磁極7‐Cは、磁極6‐A'の位置で停止されて、上記レンズホルダがステッピングモータ4の1ステップ分だけ移動される。
ステップS3で、上記PIからのオン・オフ信号に基づいて、上記レンズホルダが上記PIを横切ったか否かを検出することによって、上記レンズホルダがPI位置(原点位置)に到達したか否かが判別される。その結果、PI位置に到達していればステップS4に進む。一方、PI位置に到達していなければステップS2に戻って、磁極6‐A'の1相励磁パターンから励磁パターンが1磁極分だけ進められて、上記レンズホルダが、さらにステッピングモータ4の1ステップ分だけ移動される。
ステップS4で、上記レンズホルダが上記PI位置に到達した際におけるモータドライバ3の状態等に基づいて、励磁パターンが2相励磁パターンであるか否かが判別される。その結果、2相励磁パターンである場合にはステップS6に進み、そうでない場合にはステップS5に進む。ステップS5で、上記ステップS3において上記レンズホルダが上記PIを横切った際における励磁パターンは1相励磁パターンであるため、励磁パターンが2相励磁パターンに設定されて、上記レンズホルダがステッピングモータ4の1ステップ分だけ移動される。こうして、着磁ロータ8が2相励磁位置で静止される。そうした後、ステップS6に進む。
ステップS6で、ステッピングモータ4が停止され、レンズの位置をパルス数で表すパルスカウント値Cに「0」がセットされて、現在のレンズの位置が原点位置として記録される。そうした後、レンズの原点位置検出処理動作が終了される。
このように、本実施の形態においては、レンズの原点位置検出処理動作時において、上記レンズホルダが上記PI位置に到達した際には、着磁ロータ8に対して最も安定して磁力を与えることができる2相励磁パターンの状態でステッピングモータ4を停止することができる。したがって、上記レンズホルダを小径のステッピングモータ4の1‐2相励磁駆動方法で駆動する場合であっても、常に高い回転精度および停止精度を得ることができるのである。
尚、上記レンズの原点位置検出処理動作の上記ステップS5において上記レンズホルダが1ステップ分だけ移動された場合には、得られるレンズの原点位置は正確な原点位置から1ステップ分だけずれることになる。しかしながら、例えば、フォーカスレンズの最低被写界深度の範囲がステッピングモータ4の2ステップ分以上になるようにレンズ設計を行うことによって、原点位置からステッピングモータ4の1ステップ分だけずれた位置をフォーカスレンズの原点位置としても、常に合焦した状態でレンズ位置を制御することが可能なのである。
以上のごとく、本実施の形態においては、レンズの原点位置を検出する際に、必ず2相励磁パターンの位置でレンズを静止させることになるため、繰り返してレンズの原点位置を検出する場合であっても、常に高い停止位置精度を得ることが可能になるのである。
・第2実施の形態
本実施の形態におけるレンズ駆動制御方法を実現するためのステッピングモータ駆動制御装置は、上記第1実施の形態におけるステッピングモータ駆動制御装置1と同様であるため、詳細な説明は省略する。また、ステッピングモータ4の励磁状態も上記第1実施の形態と同様である。
図4は、上記制御部2によるモータドライバ3の動作制御に基づいて実行されるオートフォーカス(AF:Auto Focus)制御処理動作のフローチャートである。例えば、AFボタンが押圧されることによって、AF制御処理動作がスタートする。
ステップS11で、本実施の形態においてはレンズ移動開始時および終了時におけるステッピングモータ4の励磁パターンは2相励磁パターンである。そのため、励磁パターンが1相励磁パターンに設定され、上記フォーカスレンズのレンズホルダがステッピングモータ4の1ステップ分だけ移動される。ここで、励磁パターンが1相励磁パターンである場合には、着磁ロータ8の回転精度および停止精度が低いため、上記レンズホルダの停止位置精度が2相励磁パターンの場合に比較して低い。そのために、本ステップにおいては、AFデータの取得は行なわないのである。ステップS12で、励磁パターンが2相励磁パターンに設定され、上記レンズホルダがステッピングモータ4の1ステップ分だけ移動される。その場合、励磁パターンは2相励磁パターンであり、着磁ロータ8の停止位置が2相励磁位置となるため、高い精度で上記レンズホルダを停止することができるのである。
ステップS13で、上記励磁パターンが2相励磁パターンの状態で、データ格納部5に格納されている被写体の画像データが読み出され、この画像データに基づいてAFデータが取得される。ステップS14で、上記AFデータに基づいて、上記レンズホルダが停止位置に到達したか否かが判別される。その結果、停止位置に到達していればステップS15に進み、そうでなければ上記ステップS11に戻って、再度励磁パターンが1相励磁パターンに設定されて上記レンズホルダがステッピングモータ4の1ステップ分だけ移動される。ステップS15で、ステッピングモータ4が停止されて、上記フォーカスレンズのレンズホルダの移動が停止される。そうした後、AF制御処理動作が終了される。
尚、上記AF制御処理動作における上記ステップS14において行われる上記レンズホルダが停止位置に到達したか否かの判別方法について具体的には述べないが、例えば、画像データのコントラストデータを上記AFデータとし、このコントラストデータからフォーカスレンズの停止位置を算出する山登りサーチ法等を用いることができる。
ところで、理想的には、上記フォーカスレンズのレンズホルダが移動する毎にAFデータを取得し、停止位置に到達したか否かの判別することによって、フォーカスレンズの停止位置を決定することが望ましい。例えば、上記山登りサーチ法等においてはAFデータを取得しながらフォーカスレンズを往復運動させる必要がある。そのために、高いフォーカスレンズの停止位置精度が要求される。したがって、励磁パターンに関わらず駆動ステップ毎にAFデータを得ればよいのであるが、携帯電話搭載用等の小径のステッピングモータにおいては、上述したように、1相励磁パターンでの着磁ロータ8の停止精度が低いという問題がある。
しかしながら、本実施の形態においては、フォーカスレンズのAF制御の際には、上記ステップS12および上記ステップS13によって、常に、安定動作が得られる2相励磁パターンの状態でのみ上記AFデータを取得して、停止位置の判定に用いるようにしている。したがって、高い停止位置精度を得ることができる。それと共に、1相励磁パターンの状態ではAFデータの取得を行わないので、AF制御時間の短縮を図ることが可能になる。

Claims (5)

  1. ステッピングモータ(4)を、1相励磁駆動パターンと2相励磁駆動パターンとを交互に繰り返す1‐2相励磁駆動方法によって駆動し、
    駆動開始および停止を、必ず、着磁されたロータ(8)に磁界を与える励磁部(6)の励磁パターンが2相励磁パターンである場合に行う
    ことを特徴とするステッピングモータの駆動制御方法。
  2. レンズを保持するレンズホルダと、
    上記レンズホルダを上記レンズの光軸方向に移動させるレンズ移動部と、
    着磁されたロータ(8)に複数の励磁パターンで磁界を与える励磁部(6)を含むと共に、上記レンズ移動部を駆動するステッピングモータ(4)と、
    上記ステッピングモータ(4)を1相励磁駆動パターンと2相励磁駆動パターンとを交互に繰り返す1‐2相励磁駆動方法によって駆動して上記レンズホルダを上記光軸方向に移動させると共に、上記レンズホルダの移動開始および停止を、必ず、上記励磁部(6)の励磁パターンが2相励磁パターンである場合に行うように、上記励磁部(6)を制御するステッピングモータ駆動制御部(1)と
    を備えたことを特徴とするレンズ駆動制御装置。
  3. 請求項2に記載のレンズ駆動制御装置において、
    上記ステッピングモータ駆動制御部(1)は、上記レンズホルダの移動開始位置および停止位置を決定するために必要な制御データを、常に、上記励磁部(6)の励磁パターンが2相励磁パターンである場合に得るようになっている
    ことを特徴とするレンズ駆動制御装置。
  4. ステッピングモータ(4)を1相励磁駆動パターンと2相励磁駆動パターンとを交互に繰り返す1‐2相励磁駆動方法によって駆動して、レンズを保持するレンズホルダを上記レンズの光軸方向に移動させるに際して、
    上記レンズホルダの移動開始および停止を、必ず、上記ステッピングモータ(4)における着磁されたロータ(8)に磁界を与える励磁部(6)の励磁パターンが2相励磁パターンである場合に行うように、制御部(2)によって、上記励磁部(6)を制御する
    ことを特徴とするレンズ駆動制御方法。
  5. 請求項4に記載のレンズ駆動制御方法において、
    上記制御部(2)は、上記レンズホルダの移動開始位置および停止位置を決定するために必要な制御データを、常に、上記励磁部(6)の励磁パターンが2相励磁パターンである場合に得る
    ことを特徴とするレンズ駆動制御方法。
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