JPWO2007135835A1 - 画像操作装置、画像操作方法、及び画像操作プログラム - Google Patents

画像操作装置、画像操作方法、及び画像操作プログラム Download PDF

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Abstract

画面上に画像を表示する画像表示部(14)と、画像表示部(14)に表示された画像に対して所定の画像操作を行う画像操作部(13)と、単点入力デバイスにより、当該画像の任意の一点である第1の点を指定した後、画像操作部(13)による画像操作の結果として当該第1の点が移動する先となる画面上の位置を指定する位置指定部(12)と、位置指定部(12)で指定される位置に第1のポインタ画像を表示すると共に、画像操作部により回転、及び/又は拡大縮小の画像操作が行われる際に、回転、及び/又は拡大縮小の中心点に対して第1のポインタ画像と対称となる位置に第2のポインタ画像を表示するポインタ表示部とを備えた、画像操作装置。

Description

本発明は、表示画像を操作する画像操作装置、画像操作方法、及び画像操作プログラムに関し、より特定的には、画像操作がどの程度行われたかをユーザにわかりやすく把握させることができる画像操作装置、画像操作方法、及び画像操作プログラムに関する。
画像の中でも特に、地図画像における従来の画像操作装置として、例えば特許文献1のように、地図画像と操作メニューからなる地図画像操作表示手段で構成され、操作メニューで選択した画像操作方法で地図画像に対して画像操作を行う技術が開示されている。
この画像操作装置は、マウスなどの一般的なポインティングデバイス(単点入力デバイス)を用いて画像を操作する技術であって、具体的には、例えば可視領域にある画像を右回りに回転したい場合は、可視領域とは別の領域にある操作メニューの「右回り」メニューをマウスでクリックすると、これに応じて可視領域の画像が右回りに回転する技術である。
特開平10−254355号公報
しかしながら、従来の画像操作装置では、ユーザは、表示されている地図画像に道路や建物等の特徴となる対象を見つけられない場合、地図画像に対してどの程度、拡大縮小、回転等の画像操作が行われたか把握できなかった。例えば、可視領域内を上下に走る道路が表示されており、これを回転させた結果、当該道路が可視領域内を左右に走るよう表示された場合は、画像を90度(又は、270度)回転させたことがわかる。しかしながら、ユーザは、表示されている地域や縮尺によっては、このような目印となる対象物が可視領域内に存在しないことがあるため、画像操作量を直感的に把握することが困難であった。
更に、近年、複数の点を入力することができる多点入力デバイスからなる画像操作装置が登場し、画像操作量を直感的に把握することができるような操作が可能になったものの、多点入力デバイスは、特殊、且つ高価であり構成が複雑であった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされた。すなわち、画像に対して移動、拡大縮小、回転等の画像操作がどの程度行われたかをユーザにわかりやすく把握させることができる安価な画像操作装置、画像操作方法、及び画像操作プログラムを提供することを目的とする。
本発明の第1の局面は、表示画像に対して操作を行う画像操作装置に向けられている。本発明は、画面上に画像を表示する画像表示部と、画像表示部に表示された画像に対して所定の画像操作を行う画像操作部と、単点入力デバイスにより、当該画像の任意の一点である第1の点を指定した後、画像操作部による画像操作の結果として当該第1の点が移動する先となる画面上の位置を指定する位置指定部と、位置指定部で指定される位置に第1のポインタ画像を表示すると共に、画像操作部により回転、及び/又は拡大縮小の画像操作が行われる際に、回転、及び/又は拡大縮小の中心点に対して第1のポインタ画像と対称となる位置に第2のポインタ画像を表示するポインタ表示部とを備える。
これにより、画像に対して移動、拡大縮小、回転等の画像操作がどの程度行われたかをユーザにわかりやすく把握させることができる安価な画像操作装置を提供することができる。
また、ポインタ画像の少なくとも1つは、カメラで取り込んだ画像とすることが好ましい。これにより、ポインタ画像の少なくとも1つは、カメラで取り込んだ画像とするため、ユーザはポインタ画像を自分の体の一部のように感じることができ、操作感を大きく向上させることができる。
また、2つのポインタ画像は互いに左右反転した形状であることが好ましい。これにより、2つのポインタ画像は互いに左右反転した形状であるため、ユーザは操作しているポインタ画像とその補助として表示されているポインタ画像を容易に判別することができ、またユーザに2つのポインタ画像が対となって動作することを違和感なく感じさせることができ、直感的な操作が可能となる。
また、2つのポインタ画像は手の画像であって、一方を左手の画像、他方を右手の画像とすることが好ましい。これにより、2つのポインタ画像は手の画像であって、一方を左手の画像、他方を右手の画像とするため、ユーザに自分の両手を使って画像操作を行っている印象を与え、操作感を大きく向上させることができる。
また、中心点より左側にあるポインタ画像を左手の画像、右側にあるポインタ画像を右手の画像とすることが好ましい。これにより、中心点より左側にあるポインタ画像を左手の画像、右側にあるポインタ画像を右手の画像とするため、表示されるポインタ画像はユーザに自然な印象を与えることができ、直感的な操作を行うことが可能となる。
また、画像操作部は、回転、及び/又は拡大縮小の画像操作をする際に、前記画像表示部の中心を中心点として画像操作を行うことが好ましい。これにより、画像操作部は、回転及び/又は拡大縮小の画像操作をする際に、画像表示手段の中心を中心点として画像操作を行うため、画像操作対象となる画像が画像表示部よりも大きい場合において、ユーザは画像全体の形状や表示されている画像が画像全体のどの部分に位置しているかということを考慮することなく画像操作ができ、ユーザの操作負担を減少させ快適な操作を可能とする。
また、中心点は、位置を任意に設定することができることが好ましい。これにより、中心点は、位置を任意に設定することができるため、画像の所望の点を画像表示部上の任意の位置に固定して画像操作を行うことができ、画像操作の利便性を高めることができる。
また、画像操作部は、位置指定部で中心点が指定された場合は画像操作を行わず、続けて位置指定部で指定された位置に当該中心点自体の位置を変更することが好ましい。これにより、画像操作部は、位置指定部で中心点が指定された場合は画像操作を行わず、続けて位置指定部で指定された位置に中心点自体の位置を変更するため、中心点の位置を変更するための特別な手段や表示が不要で、位置指定部による簡易な操作のみで容易に中心点の位置を変更することができる。
また、画像操作部は、位置指定部で指定された第1の点が前記画像表示部に表示された画像内の所定の領域内か否かに応じて画像操作方法を決定することが好ましい。これにより、画像操作部は、位置指定部で指定された第1の点が画像表示部に表示された画像内の所定の領域内か否かに応じて画像操作方法を決めるため、地図画像を隠すような操作メニューを表示させる必要がなくなり、表示画面全体を有効に使って地図操作を行うことが可能となる。
また、所定の領域は、画像表示部に表示された画像の表示領域内の形状を縮小した形状であることが好ましい。これにより、所定の領域は、画像表示部に表示された画像の表示領域内の形状を縮小した形状であるため、領域の境界の表示がされていなくても、ユーザは操作画像が表示されている領域から容易に操作方法が切り替わる領域の境界を把握することが可能となり、画像操作の利便性が向上する。
また、所定の領域は、前記画像表示部に表示された画像の表示領域内の形状の中心点もしくは重心点を中心とした楕円形状であることが好ましい。これにより、所定の領域は、画像表示部に表示された画像の表示領域内の形状の中心点もしくは重心点を中心とした楕円形状であるため、領域の境界の表示がされていなくても、ユーザは操作画像を回転する操作方法から容易に楕円形状を想像することができ、操作方法が切り替わる領域の境界を把握することが可能となる。
また、所定の領域は、位置、及び/又は形状を任意に設定することができることが好ましい。これにより、所定の領域は、位置及び/又は形状を任意に設定することができるため、画像操作中に操作感が悪く感じた場合においてもユーザの好みに応じた領域設定ができ、利便性の高い操作環境を提供することができる。
また、画像操作部は、位置指定部で前記所定の領域の境界線上もしくは領域の境界を表す領域上の位置が指定された場合は画像操作を行わず、続けて位置指定部で指定された位置に当該境界線上もしくは境界領域上の位置を移動して当該境界線自体もしくは境界領域自体を変更することが好ましい。これにより、画像操作部は、位置指定部で所定の領域の境界線上もしくは領域の境界を表す領域上の位置が指定された場合は画像操作を行わず、続けて位置指定部で指定された位置に境界線上もしくは境界領域上の位置を移動して境界線自体もしくは境界領域自体を変更するため、領域の位置及び/又は形状を変更するための特別な手段や表示が不要で、位置指定部による簡易な操作のみで容易に領域の位置及び/又は形状を変更することができる。
本発明の第2の局面は、表示画像に対して操作を行う画像操作方法に向けられている。本発明は、画面上に画像を表示する画像表示ステップと、画像表示ステップで表示された画像に対して所定の画像操作を行う画像操作ステップと、単点入力により当該画像の任意の一点となる第1の点を指定した後、画像操作ステップによる画像操作の結果として当該点が移動する先となる画面上の位置を指定する位置指定ステップと、位置指定ステップで指定される位置に第1のポインタ画像を表示すると共に、画像操作ステップにより回転、及び/又は拡大縮小の画像操作が行われる際に、回転、及び/又は拡大縮小の中心点に対して第1のポインタ画像と対称となる位置に第2のポインタ画像を表示するポインタ表示ステップとを備える。
これにより、画像に対して移動、拡大縮小、回転等の画像操作がどの程度行われたかをユーザにわかりやすく把握させることができる安価な画像操作方法を提供することができる。
本発明の第3の局面は、表示画像に対して操作を行う画像操作装置のコンピュータで実行される画像操作プログラムに向けられている。本発明は、コンピュータに、画面上に画像を表示する画像表示ステップと、画像表示ステップで表示された画像に対して所定の画像操作を行う画像操作ステップと、単点入力により当該画像の任意の一点となる第1の点を指定した後、画像操作ステップによる画像操作の結果として当該点が移動する先となる画面上の位置を指定する位置指定ステップと、位置指定ステップで指定される位置に第1のポインタ画像を表示すると共に、画像操作ステップにより回転、及び/又は拡大縮小の画像操作が行われる際に、回転、及び/又は拡大縮小の中心点に対して第1のポインタ画像と対称となる位置に第2のポインタ画像を表示するポインタ表示ステップとを実行させる。
これにより、画像に対して移動、拡大縮小、回転等の画像操作がどの程度行われたかをユーザにわかりやすく把握させることができる安価な画像操作プログラムを提供することができる。
以上説明したように、本発明の各局面によれば、画像に対して移動、拡大縮小、回転等の画像操作がどの程度行われたかをユーザにわかりやすく把握させることができる安価な画像操作装置、画像操作方法、及び画像操作プログラムを提供することができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像操作装置1のブロック図である。 図2は、移動モードの説明図である。 図3は、移動モードの動作図である。 図4は、拡大縮小回転モードの説明図である。 図5は、拡大縮小回転モードの動作図である。 図6は、画像操作装置の動作を示すフローチャートである。 図7は、初期化処理のフローチャートである。 図8は、ポインタ移動サブルーチンのフローチャートである。 図9は、中心点移動サブルーチンのフローチャートである。 図10は、領域境界変更サブルーチンのフローチャートである。 図11は、移動モードサブルーチンのフローチャートである。 図12は、拡大縮小回転モードサブルーチンのフローチャートである。 図13は、画像操作パラメータの説明図である。
符号の説明
1 画像操作装置
11 画像記憶部
12 位置指定部
13 画像操作部
14 画像表示部
21 地図画像
22 ポインタ画像
23 ポインタ
24 移動モード領域
25 領域境界画像
26 拡大縮小回転中心点画像
27 拡大縮小回転モード領域
28 補助ポインタ画像
(実施の形態)
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像操作装置の全体構成を示すブロック図である。図1において、画像操作装置1は、画像記憶部11、位置指定部12、画像操作部13、及び画像表示部14を備える。
画像記憶部11は、ユーザが所望の形態で地図を表示させるために用いられる地図画像21と、画像表示部14上の地図画像21を操作するための操作位置を示すために用いられるポインタ画像22とを記憶している。ポインタ画像22は、例えば手形状の半透過画像である。地図画像21には、画像表示部14の表示領域よりも十分に大きい画像が用いられる。これにより、移動操作や縮小操作が行われた場合に、画像表示部14上に地図画像21が表示されない部分が生じない。また、地図画像21の拡大操作に際して地図画像21の表示が粗くならないように予め地図画像21の縮小操作が行われる場合にも、地図画像21が表示されない部分が生じない。また、ポインタ画像22を手形状とすることで、ユーザは自分の手で地図画像21を操作している感覚で直感的な画像操作が可能となり、半透過画像とすることで、地図画像21を隠すことなく操作位置を常に確認することができる。
位置指定部12は、単点入力を行うポインティングデバイス15から画像表示部14上の画像を操作するための操作位置とボタン押下の情報を取得する。ポインティングデバイス15は、例えばマウス、トラックボール、タッチパネル、又はタッチパッドである。なお、ポインティングデバイスには同時に複数の点を指定することが可能な多点入力デバイスも存在するが、本発明では高価で複雑な多点入力デバイスを使用する必要が無く、単点入力デバイスでよいため、安価に構成することができる。
画像操作部13は、位置指定部12から取得した操作位置情報とボタン押下情報に基づき、画像記憶部11に記憶された地図画像21の移動、拡大縮小、回転等の画像処理方法を選択する。そして、画像操作部13は、地図画像21の移動距離、拡大縮小率、回転中心、回転角度等の情報を計算して画像処理を行い、位置指定部12から取得した位置情報に基づいてポインタ画像22を画面に表示出力する。
これらの操作により、ユーザは、地図画像21の任意の部分を任意の位置に、任意の大きさで、任意の角度に回転させて見ることができ、地図上の地理情報の確認として意図した形態の画像の表示を行うことができる。
画像表示部14は、画像操作部13が出力した画像や本実施形態における処理において必要な情報等を表示する、液晶モニタやプロジェクタ等の表示装置(モニタ)が表示可能な領域全体、又はその一部分(画像表示手段)からなる。
なお、画像記憶部11に記憶される画像操作の対象となる画像はどのような画像でもよく、例えば、写真、イラスト、音楽ジャケット等が記憶され、画像の大きさは画像表示部より小さくてもよい。また、ポインタ画像22として記憶する画像は手形状に限らず、矢印や円、矩形、十字、バツ印などのマーカーや、イラストでもよく、半透過画像や、枠形状の画像等、画像操作の対象となる画像を確認することを妨げない画像であることが望ましい。
また、画像操作装置1にカメラなどの画像入力デバイス16を接続して、画像記憶部11に定期的にポインタ画像22として画像を取り込んで記憶し、画像操作部13で手の画像の切り抜き処理や半透過の画像処理することで、例えば画像表示部14に自分の手の画像をリアルタイムに表示させて画像操作が行われてもよい。更に、手画像の、例えば人差し指などの位置を検出したポインティングデバイス15の操作位置として、またタッチパネルを更に加えてポインティングデバイス15の押下情報として利用するようにすれば、ユーザはあたかも自分の手で直接画像操作をしている感覚が得られ、操作感を大きく向上させた直感的な画像操作装置を提供することができる。
また、画像操作装置1に通信装置を接続して、画像を取り込んでもよい。この場合、通信で画像を取得することで、最新の地図や音楽ジャケットを表示させたり、流行の画像をポインタ画像22として表示させたりすることが可能となるため、ユーザは適宜嗜好に合わせた画像を楽しむことができる。
ポインタ画像22は、マウス操作がない場合、非表示にするように設定してもよい。この場合、ユーザが画像操作を行わずに画像を確認する場合、他の画像に邪魔されることなく対象の画像のみを確認することができるため、利便性が向上する。
次に、上記のように構成された画像操作装置1の動作の概要について図2に従って説明する。
まず画像表示部14には、画像記憶部11に記憶された地図画像21が操作画像として表示され、左手形状の半透過画像がポインタ画像22として表示される。ユーザがマウスの移動操作を行うと、位置指定部12はマウスが移動したことを検知して、操作位置情報として画像操作部13に出力する。画像操作部13は、位置指定部12が出力した情報に基づいて、画像表示部14に表示しているポインタ画像22の表示位置を適切な位置に変更して画像表示部14に表示する。例えばユーザがマウスの移動操作を上下左右に行うと、ポインタ画像22は、マウスの移動に対応して上下左右に画像表示部14上で移動して表示される。次に、ユーザがマウスのボタン操作を行うと、位置指定部12はマウスのボタン操作情報を検出してマウスの位置情報とボタン操作情報を画像操作部13に出力する。画像操作部13は、位置指定部12から取得した位置情報に基づいて、地図画像21に対して移動処理、又は拡大縮小回転処理を行い、ポインタ画像22と多重して画像表示部14上に表示させる。例えば、定められた境界内側の領域でマウスボタンが押下された場合には、画像操作方法は移動モードとなり、図3に示すように、マウスボタン押下が終了するまで地図画像21全体はポインタ画像22である左手に張り付いた状態で左図から右図のように画像表示部14上を移動する。
また、図4のように定められた境界外側の領域でマウスボタンが押下された場合には、画像操作方法は拡大縮小回転モードとなり、図5に示すように、マウスボタン押下が終了するまで地図画像21全体はポインタ画像22である左手に張り付いた形で左図から右図ように拡大縮小回転処理が行われる。拡大縮小回転モードでは、ポインタ画像22が表示されている位置の拡大縮小回転の中心点に関する対称な位置にポインタ画像22を左右反転した補助ポインタ画像28を表示する。例えば、拡大縮小回転の中心を画像表示部14の中心とした場合、図4に示すように、左手を模したポインタ画像22が画像表示部14上の左下部分に表示されていると、右手を模した補助ポインタ画像28が画像表示部14上の右上部分に表示される。拡大縮小回転モードでは、地図画像21の中心は拡大縮小回転の中心点である画像表示部14の中心に張り付き、地図画像21のマウスボタンが押下された点はポインタ画像22の左手の位置に張り付いて拡大縮小回転が行われる。拡大縮小の比率は、マウスボタン押下時のポインタ23の位置と画像表示部14の中心点の距離を基準として、マウス移動に応じて変化するポインタ23の位置と画像表示部14の中心点26の距離の比率と同じくする。例えば、中心点26の位置座標が(0,0)、画面表示部14の右方向をx軸の正方向、上方向をy軸の正方向として、マウスボタン押下時のポインタ23の位置座標を(−100,0)とすると、マウスボタン押下状態でポインタ23の位置座標が(0,50)に移動した場合、地図画像21は縦横の比率を保ったまま1/2の大きさに縮小され、マウスボタン押下時から時計回りに90度回転した状態で表示される。この画像操作によってマウスボタン押下時のポインタ画像22の地図画像21上の位置は、拡大縮小回転処理の間、一致することとなる。このとき、右手を模した補助ポインタ画像28は、画像表示部14に関してポインタ画像22と対称な点に位置に表示されるため、位置座標(100,0)から(0,−50)に移動することとなる。そして、補助ポインタ画像28もまた、マウスボタン押下時点に表示された時点からマウスボタン押下終了まで地図画像21の同一点に張り付いて表示される。
これらの画像操作はマウスボタン押下状態の間、常に地図画像21に対して行われるため、ユーザは操作中心点を表示しなくともユーザは操作中心点の位置を知ることができ、ユーザに地図画像21が手に張り付いたまま画像操作を行っている感覚を与えることができ、直感的な操作感を実現することができる。
画像操作方法を選択するために用いる領域の境界には、図2のように一定の幅を持たせた枠形状の領域境界画像25を表示する領域があり、ポインタ画像22が領域境界画像25を表示する領域上に位置すると、領域境界画像25は画像表示部14に表示され、それ以外の場合には画像表示部14に表示されずユーザからは見えない。領域境界画像25上でマウスボタンが押下されるとマウスボタンの押下が終了するまで、境界線は、ポインタ画像22に張り付いて、地図画像21の拡大縮小回転と同様の方法で境界線形状を拡大縮小回転する。なお、ポインタ画像22が領域境界画像25を表示する領域上に位置しない場合に画像表示部14に表示しないことで、ユーザは地図画像21を見やすくなるが、ユーザの好みに応じて常に表示されるようにしてもよい。また、マウスボタン押下時に表示される手の画像の数から画像操作方法が把握できるため、領域境界画像25が全く表示されないことにしてもよい。
なお、図2および図4では、画像操作方法を切り替える境界線として、画像表示部14を縮小した形状を用いたが、画像表示部14に表示された画像の表示領域内の形状を縮小した形状や、画像表示部14の中心を中心とした楕円形や、任意の形状が境界の形状として用いられてもよい。また、画像表示部14に表示された画像の表示領域内の形状の中心点もしくは重心点を中心とした楕円形状が境界の形状として用いられてもよい。マウスボタン押下時に表示される画像の数は、手を模した画像を用いた場合、左手と右手の2枚の画像を使うことが自然であるが、手以外のマーカーやイラストなどを用いた場合では3枚以上の画像が使われてもよい。ただし、操作位置を示す画像と、それ以外の画像とは区別できるように、大きさや、色、透過度、回転角を変えたり、鏡像処理を行う、全く別の画像にするなどの対策を行うことが望ましい。
なお、画像を3枚以上出す場合は、操作位置を示す画像と拡大縮小回転中心を半径とし、拡大縮小回転中心を中心とした同心円状に等間隔で表示させることで、2枚の場合よりも拡大縮小回転の中心点が把握しやすくなる。操作方法に応じてポインタ画像22の枚数を変更するとしたが、操作方法が区別できる方法であれば、ポインタ画像22の大きさや、色、透過度、回転角、反転を変えて表示したり、全く別の画像に変更したり、他の画像を組み合わせたりして表示されてもよい。また、ポインタ画像22は、操作位置が画面の右半分に位置する場合には右手を模した画像、画面の左半分に位置する場合には左手を模した画像が用いられれば、マウス位置に応じた画像が表示され、更に直感的な操作感を与えることができる。
なお、画像表示部14に表示される地図画像21の位置情報、拡大縮小回転処理情報、ポインタ画像22の画像とその表示位置の情報は、初期起動時にはあらかじめ画像操作部13に指定しておいた情報を用いるが、次回起動時からは前回終了時の情報を記憶しておくことで、ユーザが画像表示部14に表示されている地図情報をいち早く把握することを支援してもよい。ポインタ画像22には、ユーザが地図画像21を確認しやすいように半透過画像を用いることが望ましく、マウス操作が行われない場合にはポインタ画像22を非表示とすることで、さらにユーザに地図画像21を把握させやすくすることができる。
以下、図6〜図11を用いて、画像操作装置1の詳細動作を説明する。まず、画像操作装置1における全体の動作を、図6のフローチャートを用いて説明する。
まず、画像操作部13は、初期化処理を行う(ステップS100)。この初期化処理について、図7の初期化処理サブルーチンに従って詳細に説明する。図7は、画像操作装置1が起動されたときに最初に行う処理の詳細を示すフローチャートである。
図7において、まず画像操作部13は、画像記憶部11に記憶されている地図画像21を画像操作の対象として画像表示部14に表示する設定(ステップS101)と、左手形状の半透過画像を画像操作の位置を表すポインタ画像22として画像表示部14に表示する設定(ステップS102)を行う。このとき、それぞれの画像が表示される大きさ、位置、回転角度といった画像表示パラメータはあらかじめ画像操作部13で設定されている。例えば、地図画像は、地図画像の中心が画像表示部14の中心に位置するように、拡大縮小回転処理は行わない状態で表示され、ポインタ画像は、左手画像の人差し指部分先端にある1点(以下、ポインタと記す)が画像表示部14の中心に位置するように、拡大縮小回転処理は行わない状態で表示される。ポインタは、ポインタ画像の位置を示すとともに、画像操作の位置を表す点でもある。なお、ステップS101とステップS102の順序は前後しても構わない。
次に、画像操作部13は、マウスボタンが押下されているか否かを判定する(ステップS1)。
ステップS1において、マウスボタンが押下されていないと判定された場合、画像操作部13は、ポインタ移動処理(ステップS200)を実行する。ポインタ移動処理では、地図画像操作の画像処理に必要なポインタ移動情報が取得される。このポインタ移動処理について、図8のポインタ移動サブルーチンに従って詳細に説明する。図8は、ユーザがマウスポインタを動かしたときに行われるポインタ画像の移動処理と、中心点画像26と領域境界画像25を表示するかどうかを設定する処理の詳細を示すフローチャートである。
図8において、まず、位置指定部12は、マウスからポインタ23の移動操作情報を取得し(ステップS201)、画像操作部13は、マウスの移動操作情報に応じて、ポインタ23とポインタ画像22の表示位置を設定する処理を行う(ステップS202)。例えばマウスを上下左右に動かすと、ポインタ23とポインタ画像22の位置も上下左右に移動するように表示位置が設定される。
次に、画像操作部13は、ポインタ23が中心点画像26の領域上にあるか否かを判定する(ステップS203)。このとき中心点画像26は表示されていなくともよく、中心点画像26が表示される領域のみが判定の条件に用いられる。
ステップS203において、ポインタ23が中心点画像26の領域上にあると判定された場合、画像操作部13は、拡大縮小回転の中心となる点を示す半透過画像26を画像表示部14に表示する設定を行い(ステップS204)、ステップS209に進む。
一方、ステップS203において、ポインタ23が中心点画像26の領域上にないと判定された場合、画像操作部13は、中心点画像26を画像表示部14に表示しない設定を行い(ステップS205)、ポインタ23が領域境界画像25の領域上にあるか否かを判定する(ステップS206)。このとき領域境界画像25は表示されていなくともよく、領域境界画像25が表示される領域のみが判定の条件に用いられる。
ステップS206において、ポインタ23が領域境界画像25の領域上にあると判定された場合、画像操作部13は、領域境界画像25を画像表示部14に表示する設定を行う(ステップS207)。
一方、ステップS206において、ポインタ23が領域境界画像25の領域上にないと判定された場合、領域境界画像25を画像表示部14に表示しない設定を行う(ステップS208)。
そして、画像操作部13は、地図画像21、ポインタ画像22等の画像を、各画像に対して設定された大きさ、位置、重なり順で、画像表示部14に表示して(ステップS209)、ポインタ移動サブルーチン(ステップS200)を終了する。なお、ポインタ23が、中心点画像26の領域上にも、領域境界画像25の領域上にもない場合は、中心点画像26と領域境界画像25は画像表示部14にされないこととなる。
一方、ステップS1において、マウスボタンが押下されていると判定された場合、画像操作部13は、ポインタ23が、拡大縮小回転の中心点を表す円形状の半透過画像26(以下、中心点画像26と記す)の領域上にあるか否かを判定する(ステップS2)。
ステップS2において、ポインタ23が中心点画像26の領域上にあると判定された場合、中心点移動処理(ステップS300)を実行する。この中心点移動処理について、図9の中心点移動サブルーチンに従って詳細に説明する。図9は、ユーザが地図画像を拡大縮小回転させるときの中心点26を動かす場合に行われる処理の詳細を示すフローチャートである。
図9において、まず、位置指定部12は、マウスからポインタ23の移動操作情報を取得し(ステップS301)、画像操作部13は、マウスの移動操作情報に応じて、ポインタ23とポインタ画像22の表示位置を設定する処理を行う(ステップS302)。例えばマウスを上下左右に動かすと、ポインタ23とポインタ画像22の位置も上下左右に移動するように表示位置を設定する。
次に、画像操作部13は、マウスの移動操作情報を用いて、中心点画像26の位置をポインタ移動と同じだけ移動させた位置へ設定する(ステップ303)。例えば、中心点画像26の位置座標が(200,100)で、ポインタ座標の移動量が(5,−3)だとすると、中心点画像26の位置座標は(5,−3)だけ元の位置座標に加算して(205,97)に設定する。
そして、画像操作部13は、地図画像21、ポインタ画像22などの画像を、各画像に対して設定された大きさ、位置、重なり順で、画像表示部14に表示する(ステップS304)。次に、画像操作部13は、マウスボタンが押下されているか否かを判定する(ステップ305)。
ステップ305において、マウスボタンが押下されていないと判定された場合、画像操作部13は、中心点移動サブルーチン(S300)を終了する。一方、マウスボタンが押下されていると判定された場合、画像操作部13は、ポインタの移動情報を取得するステップ(ステップS301)からの処理を繰り返し行う。
一方、ステップS2において、ポインタ23が中心点画像26の領域上にないと判定された場合、画像操作部13は、ポインタ23が画像操作方法を指定するための領域境界画像25上にポインタ23があるか否かを判定する(ステップS3)。
ステップS3において、ポインタ23が領域境界画像25上にあると判定された場合、領域境界変更処理(ステップS400)を実行する。この領域境界変更処理について、図10の領域境界変更サブルーチンに従って詳細に説明する。図10は、ユーザが地図画像を移動させるモードと、拡大縮小回転させるモードを選択するための領域の境界を変更する場合に行われる処理の詳細を示すフローチャートである。
図10において、まず、位置指定部12は、マウスからポインタ23の移動操作情報を取得し(ステップS401)、画像操作部13は、マウスの移動操作情報に応じて、ポインタ23とポインタ画像22の表示位置を設定する処理を行う(ステップS402)。例えばマウスを上下左右に動かすと、ポインタ23とポインタ画像22の位置も上下左右に移動するように表示位置を設定する(ステップS402)。
次に、画像操作部13は、マウスの移動操作情報を用いて、領域境界画像25の大きさを変更して設定する(ステップS403)。そして、画像操作部13は、地図画像21、ポインタ画像22、領域境界画像25などの画像を、各画像に対して設定された大きさ、位置、重なり順で、画像表示部14に表示する(ステップS404)。次に、画像操作部13は、マウスボタンが押下されているか否かを判定する(ステップ405)。
ステップ405において、マウスボタンが押下されていないと判定された場合、画像操作部13は、領域境界変更サブルーチン(S400)を終了する。一方、マウスボタンが押下されていると判定された場合、画像操作部13は、ポインタの移動情報を取得するステップ(ステップS401)からの処理を繰り返し行う。
一方、ステップS3において、ポインタ23が領域境界領域25上にないと判定された場合、画像操作部13は、ポインタ23が画像操作方法として移動モードを指定するための領域24上にポインタ23があるか否かを判定する(ステップS4)。
ステップS4において、ポインタ23が移動モードを指定するための領域24上にあると判定された場合、移動モード処理(ステップS500)を実行する。この移動モード処理について、図11の移動モードサブルーチンに従って詳細に説明する。図11は、ユーザが地図画像を移動させる場合に行われる処理の詳細を示すフローチャートである。
図11において、まず、位置指定部12は、マウスからポインタ23の移動操作情報を取得し(ステップS501)、画像操作部13は、マウスの移動操作情報に応じて、ポインタ23とポインタ画像22の表示位置を設定する処理を行う(ステップS502)。例えばマウスを上下左右に動かすと、ポインタ23とポインタ画像22の位置も上下左右に移動するように表示位置を設定する。
次に、画像操作部13は、マウスの移動操作情報を用いて、地図画像21の位置をポインタ移動と同じだけ移動させた位置へ設定する(ステップS503)。例えば、地図画像21の位置座標が(200,100)で、ポインタ座標の移動量が(5,−3)だとすると、地図画像21の位置座標は(5,−3)だけ元の位置座標に加算して(205,97)に設定する。
そして、画像操作部13は、地図画像21、ポインタ画像22などの画像を、各画像に対して設定された大きさ、位置、重なり順で、画像表示部14に表示する(ステップS504)。次に、画像操作部13は、マウスボタンが押下されているか否かを判定する(ステップ505)。
ステップ505において、マウスボタンが押下されていないと判定された場合、画像操作部13は、移動モードサブルーチン(S500)を終了する。一方、マウスボタンが押下されていると判定された場合、画像操作部13は、ポインタの移動情報を取得するステップ(ステップS501)からの処理を繰り返し行う。
一方、ステップS4において、ポインタ23が移動モードを指定するための領域24上にないと判定された場合、拡大縮小回転モード処理(ステップS600)を実行する。この拡大縮小回転モード処理について、図12の拡大縮小回転サブルーチンに従って詳細に説明する。図12は、ユーザが地図画像を拡大縮小回転させる処理を行う場合に行われる処理の詳細を示すフローチャートである。
図12において、まず、位置指定部12は、拡大縮小回転操作の中心点26の位置に対してポインタ23の位置と対称な位置に補助ポインタ画像28を表示する設定を行う(ステップS601)。
次に、マウスからポインタ23の移動操作情報を取得し(ステップS602)、画像操作部13は、マウスの移動操作情報に応じて、ポインタ23とポインタ画像22の表示位置を設定する処理を行う(ステップS603)。例えばマウスを上下左右に動かすと、ポインタ23とポインタ画像22の位置も上下左右に移動するように表示位置を設定する。
次に、画像操作部13は、マウスの移動操作情報を用いて、地図画像21の大きさを変更して設定し、地図画像21の回転角度も変更して設定する(ステップS604)。そして、画像操作部13は、地図画像21、ポインタ画像22などの画像を、各画像に対して設定された大きさ、位置、回転角度、重なり順で、画像表示部14に表示する(ステップS605)。次に、画像操作部13は、マウスボタンが押下されているか否かを判定する(ステップ606)。
ステップ606において、マウスボタンが押下されていないと判定された場合、画像操作部13は、補助ポインタ画像28を非表示に設定し(ステップS607)、拡大縮小回転モードサブルーチン(S600)を終了する。一方、マウスボタンが押下されていると判定された場合、画像操作部13は、ポインタの移動情報を取得するステップ(ステップS602)からの処理を繰り返し行う。
ポインタ移動サブルーチン(ステップS200)、中心点移動サブルーチン(ステップS300)、領域境界変更サブルーチン(ステップS400)、移動モードサブルーチン(ステップS500)、拡大縮小回転モードサブルーチン(ステップS600)のいずれかが実行されると、画像操作装置1はマウスボタン押下の判定(ステップS1)からの処理を繰り返す。
次に、図13を用いて、画像記憶部11で記憶している各画像に対して画像操作部13内で保持している画像操作パラメータを説明する。
図13は、画像操作部13内で保持している各画像に対する画像操作パラメータを表している。図13において、位置は、画像を表示させる画像表示部14上の位置を、回転角度は、画像を表示させる場合にあらかじめ行う回転操作の回転角度を、幅と高さは、画像を表示させる場合の画像の幅と高さを、表示可否は、画像を表示させるか否かを表している。例えば、画像を表示する設定は、それぞれの画像に対して画像操作部13に記憶されている表示可否パラメータをTRUEに設定することによって行う。ここで、表示可否パラメータがFALSEに設定されている画像は画像表示部14に表示されない。
図13の場合を例にすると、画像操作部13は、まず地図画像21を幅800、高さ600となるように拡大縮小の画像操作を行い、次に拡大縮小された地図画像21を時計回りに45度回転させる画像操作を行って、画像表示部14上の位置(0,0)に表示させる。左手画像も同様に画像操作パラメータに基づいた画像操作が行われた後、画像表示部14に表示される。右手画像は、表示可否パラメータがFALSEのため画像表示部14には表示されない。
また、本発明は、上述した実施の形態を実現するソフトウェアのプログラム(実施の形態では図に示すフロー図に対応したプログラム)が装置に供給され、その装置のコンピュータが、供給されたプログラムを読出して、実行することによっても達成させる場合を含む。したがって、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、コンピュータにインストールされるプログラム自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現させるための画像操作プログラムも含む。
このように、本発明によれば、画像に対して移動、拡大縮小、回転等の画像操作がどの程度行われたかをユーザにわかりやすく把握させることができる安価な画像操作装置、画像操作方法、及び画像操作プログラムを提供することができる。
上記実施の形態で説明した構成は、単に具体例を示すものであり、本願発明の技術的範囲を制限するものではない。本願の効果を奏する範囲において、任意の構成を採用することが可能である。
以上のように、本発明にかかる画像操作装置、方法およびプログラムは、ユーザに直感的に画像操作を行わせることができるため、車載用のナビゲーション装置等に有用である。
本発明は、表示画像を操作する画像操作装置、画像操作方法、及び画像操作プログラムに関し、より特定的には、画像操作がどの程度行われたかをユーザにわかりやすく把握させることができる画像操作装置、画像操作方法、及び画像操作プログラムに関する。
画像の中でも特に、地図画像における従来の画像操作装置として、例えば特許文献1のように、地図画像と操作メニューからなる地図画像操作表示手段で構成され、操作メニューで選択した画像操作方法で地図画像に対して画像操作を行う技術が開示されている。
この画像操作装置は、マウスなどの一般的なポインティングデバイス(単点入力デバイス)を用いて画像を操作する技術であって、具体的には、例えば可視領域にある画像を右回りに回転したい場合は、可視領域とは別の領域にある操作メニューの「右回り」メニューをマウスでクリックすると、これに応じて可視領域の画像が右回りに回転する技術である。
特開平10−254355号公報
しかしながら、従来の画像操作装置では、ユーザは、表示されている地図画像に道路や建物等の特徴となる対象を見つけられない場合、地図画像に対してどの程度、拡大縮小、回転等の画像操作が行われたか把握できなかった。例えば、可視領域内を上下に走る道路が表示されており、これを回転させた結果、当該道路が可視領域内を左右に走るよう表示された場合は、画像を90度(又は、270度)回転させたことがわかる。しかしながら、ユーザは、表示されている地域や縮尺によっては、このような目印となる対象物が可視領域内に存在しないことがあるため、画像操作量を直感的に把握することが困難であった。
更に、近年、複数の点を入力することができる多点入力デバイスからなる画像操作装置が登場し、画像操作量を直感的に把握することができるような操作が可能になったものの、多点入力デバイスは、特殊、且つ高価であり構成が複雑であった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされた。すなわち、画像に対して移動、拡大縮小、回転等の画像操作がどの程度行われたかをユーザにわかりやすく把握させることができる安価な画像操作装置、画像操作方法、及び画像操作プログラムを提供することを目的とする。
本発明の第1の局面は、表示画像に対して操作を行う画像操作装置に向けられている。本発明は、画面上に画像を表示する画像表示部と、画像表示部に表示された画像に対して所定の画像操作を行う画像操作部と、単点入力デバイスにより、当該画像の任意の一点である第1の点を指定した後、画像操作部による画像操作の結果として当該第1の点が移動する先となる画面上の位置を指定する位置指定部と、位置指定部で指定される位置に第1のポインタ画像を表示すると共に、画像操作部により回転、及び/又は拡大縮小の画像操作が行われる際に、回転、及び/又は拡大縮小の中心点に対して第1のポインタ画像と対称となる位置に第2のポインタ画像を表示するポインタ表示部とを備える。
これにより、画像に対して移動、拡大縮小、回転等の画像操作がどの程度行われたかをユーザにわかりやすく把握させることができる安価な画像操作装置を提供することができる。
また、ポインタ画像の少なくとも1つは、カメラで取り込んだ画像とすることが好ましい。これにより、ポインタ画像の少なくとも1つは、カメラで取り込んだ画像とするため、ユーザはポインタ画像を自分の体の一部のように感じることができ、操作感を大きく向上させることができる。
また、2つのポインタ画像は互いに左右反転した形状であることが好ましい。これにより、2つのポインタ画像は互いに左右反転した形状であるため、ユーザは操作しているポインタ画像とその補助として表示されているポインタ画像を容易に判別することができ、またユーザに2つのポインタ画像が対となって動作することを違和感なく感じさせることができ、直感的な操作が可能となる。
また、2つのポインタ画像は手の画像であって、一方を左手の画像、他方を右手の画像とすることが好ましい。これにより、2つのポインタ画像は手の画像であって、一方を左手の画像、他方を右手の画像とするため、ユーザに自分の両手を使って画像操作を行っている印象を与え、操作感を大きく向上させることができる。
また、中心点より左側にあるポインタ画像を左手の画像、右側にあるポインタ画像を右手の画像とすることが好ましい。これにより、中心点より左側にあるポインタ画像を左手の画像、右側にあるポインタ画像を右手の画像とするため、表示されるポインタ画像はユーザに自然な印象を与えることができ、直感的な操作を行うことが可能となる。
また、画像操作部は、回転、及び/又は拡大縮小の画像操作をする際に、前記画像表示部の中心を中心点として画像操作を行うことが好ましい。これにより、画像操作部は、回転及び/又は拡大縮小の画像操作をする際に、画像表示手段の中心を中心点として画像操作を行うため、画像操作対象となる画像が画像表示部よりも大きい場合において、ユーザは画像全体の形状や表示されている画像が画像全体のどの部分に位置しているかということを考慮することなく画像操作ができ、ユーザの操作負担を減少させ快適な操作を可能とする。
また、中心点は、位置を任意に設定することができることが好ましい。これにより、中心点は、位置を任意に設定することができるため、画像の所望の点を画像表示部上の任意の位置に固定して画像操作を行うことができ、画像操作の利便性を高めることができる。
また、画像操作部は、位置指定部で中心点が指定された場合は画像操作を行わず、続けて位置指定部で指定された位置に当該中心点自体の位置を変更することが好ましい。これにより、画像操作部は、位置指定部で中心点が指定された場合は画像操作を行わず、続けて位置指定部で指定された位置に中心点自体の位置を変更するため、中心点の位置を変更するための特別な手段や表示が不要で、位置指定部による簡易な操作のみで容易に中心点の位置を変更することができる。
また、画像操作部は、位置指定部で指定された第1の点が前記画像表示部に表示された画像内の所定の領域内か否かに応じて画像操作方法を決定することが好ましい。これにより、画像操作部は、位置指定部で指定された第1の点が画像表示部に表示された画像内の所定の領域内か否かに応じて画像操作方法を決めるため、地図画像を隠すような操作メニューを表示させる必要がなくなり、表示画面全体を有効に使って地図操作を行うことが可能となる。
また、所定の領域は、画像表示部に表示された画像の表示領域内の形状を縮小した形状であることが好ましい。これにより、所定の領域は、画像表示部に表示された画像の表示領域内の形状を縮小した形状であるため、領域の境界の表示がされていなくても、ユーザは操作画像が表示されている領域から容易に操作方法が切り替わる領域の境界を把握することが可能となり、画像操作の利便性が向上する。
また、所定の領域は、前記画像表示部に表示された画像の表示領域内の形状の中心点もしくは重心点を中心とした楕円形状であることが好ましい。これにより、所定の領域は、画像表示部に表示された画像の表示領域内の形状の中心点もしくは重心点を中心とした楕円形状であるため、領域の境界の表示がされていなくても、ユーザは操作画像を回転する操作方法から容易に楕円形状を想像することができ、操作方法が切り替わる領域の境界を把握することが可能となる。
また、所定の領域は、位置、及び/又は形状を任意に設定することができることが好ましい。これにより、所定の領域は、位置及び/又は形状を任意に設定することができるため、画像操作中に操作感が悪く感じた場合においてもユーザの好みに応じた領域設定ができ、利便性の高い操作環境を提供することができる。
また、画像操作部は、位置指定部で前記所定の領域の境界線上もしくは領域の境界を表す領域上の位置が指定された場合は画像操作を行わず、続けて位置指定部で指定された位置に当該境界線上もしくは境界領域上の位置を移動して当該境界線自体もしくは境界領域自体を変更することが好ましい。これにより、画像操作部は、位置指定部で所定の領域の境界線上もしくは領域の境界を表す領域上の位置が指定された場合は画像操作を行わず、続けて位置指定部で指定された位置に境界線上もしくは境界領域上の位置を移動して境界線自体もしくは境界領域自体を変更するため、領域の位置及び/又は形状を変更するための特別な手段や表示が不要で、位置指定部による簡易な操作のみで容易に領域の位置及び/又は形状を変更することができる。
本発明の第2の局面は、表示画像に対して操作を行う画像操作方法に向けられている。本発明は、画面上に画像を表示する画像表示ステップと、画像表示ステップで表示された画像に対して所定の画像操作を行う画像操作ステップと、単点入力により当該画像の任意の一点となる第1の点を指定した後、画像操作ステップによる画像操作の結果として当該点が移動する先となる画面上の位置を指定する位置指定ステップと、位置指定ステップで指定される位置に第1のポインタ画像を表示すると共に、画像操作ステップにより回転、及び/又は拡大縮小の画像操作が行われる際に、回転、及び/又は拡大縮小の中心点に対して第1のポインタ画像と対称となる位置に第2のポインタ画像を表示するポインタ表示ステップとを備える。
これにより、画像に対して移動、拡大縮小、回転等の画像操作がどの程度行われたかをユーザにわかりやすく把握させることができる安価な画像操作方法を提供することができる。
本発明の第3の局面は、表示画像に対して操作を行う画像操作装置のコンピュータで実行される画像操作プログラムに向けられている。本発明は、コンピュータに、画面上に画像を表示する画像表示ステップと、画像表示ステップで表示された画像に対して所定の画像操作を行う画像操作ステップと、単点入力により当該画像の任意の一点となる第1の点を指定した後、画像操作ステップによる画像操作の結果として当該点が移動する先となる画面上の位置を指定する位置指定ステップと、位置指定ステップで指定される位置に第1のポインタ画像を表示すると共に、画像操作ステップにより回転、及び/又は拡大縮小の画像操作が行われる際に、回転、及び/又は拡大縮小の中心点に対して第1のポインタ画像と対称となる位置に第2のポインタ画像を表示するポインタ表示ステップとを実行させる。
これにより、画像に対して移動、拡大縮小、回転等の画像操作がどの程度行われたかをユーザにわかりやすく把握させることができる安価な画像操作プログラムを提供することができる。
以上説明したように、本発明の各局面によれば、画像に対して移動、拡大縮小、回転等の画像操作がどの程度行われたかをユーザにわかりやすく把握させることができる安価な画像操作装置、画像操作方法、及び画像操作プログラムを提供することができる。
(実施の形態)
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像操作装置の全体構成を示すブロック図である。図1において、画像操作装置1は、画像記憶部11、位置指定部12、画像操作部13、及び画像表示部14を備える。
画像記憶部11は、ユーザが所望の形態で地図を表示させるために用いられる地図画像21と、画像表示部14上の地図画像21を操作するための操作位置を示すために用いられるポインタ画像22とを記憶している。ポインタ画像22は、例えば手形状の半透過画像である。地図画像21には、画像表示部14の表示領域よりも十分に大きい画像が用いられる。これにより、移動操作や縮小操作が行われた場合に、画像表示部14上に地図画像21が表示されない部分が生じない。また、地図画像21の拡大操作に際して地図画像21の表示が粗くならないように予め地図画像21の縮小操作が行われる場合にも、地図画像21が表示されない部分が生じない。また、ポインタ画像22を手形状とすることで、ユーザは自分の手で地図画像21を操作している感覚で直感的な画像操作が可能となり、半透過画像とすることで、地図画像21を隠すことなく操作位置を常に確認することができる。
位置指定部12は、単点入力を行うポインティングデバイス15から画像表示部14上の画像を操作するための操作位置とボタン押下の情報を取得する。ポインティングデバイス15は、例えばマウス、トラックボール、タッチパネル、又はタッチパッドである。なお、ポインティングデバイスには同時に複数の点を指定することが可能な多点入力デバイスも存在するが、本発明では高価で複雑な多点入力デバイスを使用する必要が無く、単点入力デバイスでよいため、安価に構成することができる。
画像操作部13は、位置指定部12から取得した操作位置情報とボタン押下情報に基づき、画像記憶部11に記憶された地図画像21の移動、拡大縮小、回転等の画像処理方法を選択する。そして、画像操作部13は、地図画像21の移動距離、拡大縮小率、回転中心、回転角度等の情報を計算して画像処理を行い、位置指定部12から取得した位置情報に基づいてポインタ画像22を画面に表示出力する。
これらの操作により、ユーザは、地図画像21の任意の部分を任意の位置に、任意の大きさで、任意の角度に回転させて見ることができ、地図上の地理情報の確認として意図した形態の画像の表示を行うことができる。
画像表示部14は、画像操作部13が出力した画像や本実施形態における処理において必要な情報等を表示する、液晶モニタやプロジェクタ等の表示装置(モニタ)が表示可能な領域全体、又はその一部分(画像表示手段)からなる。
なお、画像記憶部11に記憶される画像操作の対象となる画像はどのような画像でもよく、例えば、写真、イラスト、音楽ジャケット等が記憶され、画像の大きさは画像表示部より小さくてもよい。また、ポインタ画像22として記憶する画像は手形状に限らず、矢印や円、矩形、十字、バツ印などのマーカーや、イラストでもよく、半透過画像や、枠形状の画像等、画像操作の対象となる画像を確認することを妨げない画像であることが望ましい。
また、画像操作装置1にカメラなどの画像入力デバイス16を接続して、画像記憶部11に定期的にポインタ画像22として画像を取り込んで記憶し、画像操作部13で手の画像の切り抜き処理や半透過の画像処理することで、例えば画像表示部14に自分の手の画像をリアルタイムに表示させて画像操作が行われてもよい。更に、手画像の、例えば人差し指などの位置を検出したポインティングデバイス15の操作位置として、またタッチパネルを更に加えてポインティングデバイス15の押下情報として利用するようにすれば、ユーザはあたかも自分の手で直接画像操作をしている感覚が得られ、操作感を大きく向上させた直感的な画像操作装置を提供することができる。
また、画像操作装置1に通信装置を接続して、画像を取り込んでもよい。この場合、通信で画像を取得することで、最新の地図や音楽ジャケットを表示させたり、流行の画像をポインタ画像22として表示させたりすることが可能となるため、ユーザは適宜嗜好に合わせた画像を楽しむことができる。
ポインタ画像22は、マウス操作がない場合、非表示にするように設定してもよい。この場合、ユーザが画像操作を行わずに画像を確認する場合、他の画像に邪魔されることなく対象の画像のみを確認することができるため、利便性が向上する。
次に、上記のように構成された画像操作装置1の動作の概要について図2に従って説明する。
まず画像表示部14には、画像記憶部11に記憶された地図画像21が操作画像として表示され、左手形状の半透過画像がポインタ画像22として表示される。ユーザがマウスの移動操作を行うと、位置指定部12はマウスが移動したことを検知して、操作位置情報として画像操作部13に出力する。画像操作部13は、位置指定部12が出力した情報に基づいて、画像表示部14に表示しているポインタ画像22の表示位置を適切な位置に変更して画像表示部14に表示する。例えばユーザがマウスの移動操作を上下左右に行うと、ポインタ画像22は、マウスの移動に対応して上下左右に画像表示部14上で移動して表示される。次に、ユーザがマウスのボタン操作を行うと、位置指定部12はマウスのボタン操作情報を検出してマウスの位置情報とボタン操作情報を画像操作部13に出力する。画像操作部13は、位置指定部12から取得した位置情報に基づいて、地図画像21に対して移動処理、又は拡大縮小回転処理を行い、ポインタ画像22と多重して画像表示部14上に表示させる。例えば、定められた境界内側の領域でマウスボタンが押下された場合には、画像操作方法は移動モードとなり、図3に示すように、マウスボタン押下が終了するまで地図画像21全体はポインタ画像22である左手に張り付いた状態で左図から右図のように画像表示部14上を移動する。
また、図4のように定められた境界外側の領域でマウスボタンが押下された場合には、画像操作方法は拡大縮小回転モードとなり、図5に示すように、マウスボタン押下が終了するまで地図画像21全体はポインタ画像22である左手に張り付いた形で左図から右図ように拡大縮小回転処理が行われる。拡大縮小回転モードでは、ポインタ画像22が表示されている位置の拡大縮小回転の中心点に関する対称な位置にポインタ画像22を左右反転した補助ポインタ画像28を表示する。例えば、拡大縮小回転の中心を画像表示部14の中心とした場合、図4に示すように、左手を模したポインタ画像22が画像表示部14上の左下部分に表示されていると、右手を模した補助ポインタ画像28が画像表示部14上の右上部分に表示される。拡大縮小回転モードでは、地図画像21の中心は拡大縮小回転の中心点である画像表示部14の中心に張り付き、地図画像21のマウスボタンが押下された点はポインタ画像22の左手の位置に張り付いて拡大縮小回転が行われる。拡大縮小の比率は、マウスボタン押下時のポインタ23の位置と画像表示部14の中心点の距離を基準として、マウス移動に応じて変化するポインタ23の位置と画像表示部14の中心点26の距離の比率と同じくする。例えば、中心点26の位置座標が(0,0)、画面表示部14の右方向をx軸の正方向、上方向をy軸の正方向として、マウスボタン押下時のポインタ23の位置座標を(−100,0)とすると、マウスボタン押下状態でポインタ23の位置座標が(0,50)に移動した場合、地図画像21は縦横の比率を保ったまま1/2の大きさに縮小され、マウスボタン押下時から時計回りに90度回転した状態で表示される。この画像操作によってマウスボタン押下時のポインタ画像22の地図画像21上の位置は、拡大縮小回転処理の間、一致することとなる。このとき、右手を模した補助ポインタ画像28は、画像表示部14に関してポインタ画像22と対称な点に位置に表示されるため、位置座標(100,0)から(0,−50)に移動することとなる。そして、補助ポインタ画像28もまた、マウスボタン押下時点に表示された時点からマウスボタン押下終了まで地図画像21の同一点に張り付いて表示される。
これらの画像操作はマウスボタン押下状態の間、常に地図画像21に対して行われるため、ユーザは操作中心点を表示しなくともユーザは操作中心点の位置を知ることができ、ユーザに地図画像21が手に張り付いたまま画像操作を行っている感覚を与えることができ、直感的な操作感を実現することができる。
画像操作方法を選択するために用いる領域の境界には、図2のように一定の幅を持たせた枠形状の領域境界画像25を表示する領域があり、ポインタ画像22が領域境界画像25を表示する領域上に位置すると、領域境界画像25は画像表示部14に表示され、それ以外の場合には画像表示部14に表示されずユーザからは見えない。領域境界画像25上でマウスボタンが押下されるとマウスボタンの押下が終了するまで、境界線は、ポインタ画像22に張り付いて、地図画像21の拡大縮小回転と同様の方法で境界線形状を拡大縮小回転する。なお、ポインタ画像22が領域境界画像25を表示する領域上に位置しない場合に画像表示部14に表示しないことで、ユーザは地図画像21を見やすくなるが、ユーザの好みに応じて常に表示されるようにしてもよい。また、マウスボタン押下時に表示される手の画像の数から画像操作方法が把握できるため、領域境界画像25が全く表示されないことにしてもよい。
なお、図2および図4では、画像操作方法を切り替える境界線として、画像表示部14を縮小した形状を用いたが、画像表示部14に表示された画像の表示領域内の形状を縮小した形状や、画像表示部14の中心を中心とした楕円形や、任意の形状が境界の形状として用いられてもよい。また、画像表示部14に表示された画像の表示領域内の形状の中心点もしくは重心点を中心とした楕円形状が境界の形状として用いられてもよい。マウスボタン押下時に表示される画像の数は、手を模した画像を用いた場合、左手と右手の2枚の画像を使うことが自然であるが、手以外のマーカーやイラストなどを用いた場合では3枚以上の画像が使われてもよい。ただし、操作位置を示す画像と、それ以外の画像とは区別できるように、大きさや、色、透過度、回転角を変えたり、鏡像処理を行う、全く別の画像にするなどの対策を行うことが望ましい。
なお、画像を3枚以上出す場合は、操作位置を示す画像と拡大縮小回転中心を半径とし、拡大縮小回転中心を中心とした同心円状に等間隔で表示させることで、2枚の場合よりも拡大縮小回転の中心点が把握しやすくなる。操作方法に応じてポインタ画像22の枚数を変更するとしたが、操作方法が区別できる方法であれば、ポインタ画像22の大きさや、色、透過度、回転角、反転を変えて表示したり、全く別の画像に変更したり、他の画像を組み合わせたりして表示されてもよい。また、ポインタ画像22は、操作位置が画面の右半分に位置する場合には右手を模した画像、画面の左半分に位置する場合には左手を模した画像が用いられれば、マウス位置に応じた画像が表示され、更に直感的な操作感を与えることができる。
なお、画像表示部14に表示される地図画像21の位置情報、拡大縮小回転処理情報、ポインタ画像22の画像とその表示位置の情報は、初期起動時にはあらかじめ画像操作部13に指定しておいた情報を用いるが、次回起動時からは前回終了時の情報を記憶しておくことで、ユーザが画像表示部14に表示されている地図情報をいち早く把握することを支援してもよい。ポインタ画像22には、ユーザが地図画像21を確認しやすいように半透過画像を用いることが望ましく、マウス操作が行われない場合にはポインタ画像22を非表示とすることで、さらにユーザに地図画像21を把握させやすくすることができる。
以下、図6〜図11を用いて、画像操作装置1の詳細動作を説明する。まず、画像操作装置1における全体の動作を、図6のフローチャートを用いて説明する。
まず、画像操作部13は、初期化処理を行う(ステップS100)。この初期化処理について、図7の初期化処理サブルーチンに従って詳細に説明する。図7は、画像操作装置1が起動されたときに最初に行う処理の詳細を示すフローチャートである。
図7において、まず画像操作部13は、画像記憶部11に記憶されている地図画像21を画像操作の対象として画像表示部14に表示する設定(ステップS101)と、左手形状の半透過画像を画像操作の位置を表すポインタ画像22として画像表示部14に表示する設定(ステップS102)を行う。このとき、それぞれの画像が表示される大きさ、位置、回転角度といった画像表示パラメータはあらかじめ画像操作部13で設定されている。例えば、地図画像は、地図画像の中心が画像表示部14の中心に位置するように、拡大縮小回転処理は行わない状態で表示され、ポインタ画像は、左手画像の人差し指部分先端にある1点(以下、ポインタと記す)が画像表示部14の中心に位置するように、拡大縮小回転処理は行わない状態で表示される。ポインタは、ポインタ画像の位置を示すとともに、画像操作の位置を表す点でもある。なお、ステップS101とステップS102の順序は前後しても構わない。
次に、画像操作部13は、マウスボタンが押下されているか否かを判定する(ステップS1)。
ステップS1において、マウスボタンが押下されていないと判定された場合、画像操作部13は、ポインタ移動処理(ステップS200)を実行する。ポインタ移動処理では、地図画像操作の画像処理に必要なポインタ移動情報が取得される。このポインタ移動処理について、図8のポインタ移動サブルーチンに従って詳細に説明する。図8は、ユーザがマウスポインタを動かしたときに行われるポインタ画像の移動処理と、中心点画像26と領域境界画像25を表示するかどうかを設定する処理の詳細を示すフローチャートである。
図8において、まず、位置指定部12は、マウスからポインタ23の移動操作情報を取得し(ステップS201)、画像操作部13は、マウスの移動操作情報に応じて、ポインタ23とポインタ画像22の表示位置を設定する処理を行う(ステップS202)。例えばマウスを上下左右に動かすと、ポインタ23とポインタ画像22の位置も上下左右に移動するように表示位置が設定される。
次に、画像操作部13は、ポインタ23が中心点画像26の領域上にあるか否かを判定する(ステップS203)。このとき中心点画像26は表示されていなくともよく、中心点画像26が表示される領域のみが判定の条件に用いられる。
ステップS203において、ポインタ23が中心点画像26の領域上にあると判定された場合、画像操作部13は、拡大縮小回転の中心となる点を示す半透過画像26を画像表示部14に表示する設定を行い(ステップS204)、ステップS209に進む。
一方、ステップS203において、ポインタ23が中心点画像26の領域上にないと判定された場合、画像操作部13は、中心点画像26を画像表示部14に表示しない設定を行い(ステップS205)、ポインタ23が領域境界画像25の領域上にあるか否かを判定する(ステップS206)。このとき領域境界画像25は表示されていなくともよく、領域境界画像25が表示される領域のみが判定の条件に用いられる。
ステップS206において、ポインタ23が領域境界画像25の領域上にあると判定された場合、画像操作部13は、領域境界画像25を画像表示部14に表示する設定を行う(ステップS207)。
一方、ステップS206において、ポインタ23が領域境界画像25の領域上にないと判定された場合、領域境界画像25を画像表示部14に表示しない設定を行う(ステップS208)。
そして、画像操作部13は、地図画像21、ポインタ画像22等の画像を、各画像に対して設定された大きさ、位置、重なり順で、画像表示部14に表示して(ステップS209)、ポインタ移動サブルーチン(ステップS200)を終了する。なお、ポインタ23が、中心点画像26の領域上にも、領域境界画像25の領域上にもない場合は、中心点画像26と領域境界画像25は画像表示部14にされないこととなる。
一方、ステップS1において、マウスボタンが押下されていると判定された場合、画像操作部13は、ポインタ23が、拡大縮小回転の中心点を表す円形状の半透過画像26(以下、中心点画像26と記す)の領域上にあるか否かを判定する(ステップS2)。
ステップS2において、ポインタ23が中心点画像26の領域上にあると判定された場合、中心点移動処理(ステップS300)を実行する。この中心点移動処理について、図9の中心点移動サブルーチンに従って詳細に説明する。図9は、ユーザが地図画像を拡大縮小回転させるときの中心点26を動かす場合に行われる処理の詳細を示すフローチャートである。
図9において、まず、位置指定部12は、マウスからポインタ23の移動操作情報を取得し(ステップS301)、画像操作部13は、マウスの移動操作情報に応じて、ポインタ23とポインタ画像22の表示位置を設定する処理を行う(ステップS302)。例えばマウスを上下左右に動かすと、ポインタ23とポインタ画像22の位置も上下左右に移動するように表示位置を設定する。
次に、画像操作部13は、マウスの移動操作情報を用いて、中心点画像26の位置をポインタ移動と同じだけ移動させた位置へ設定する(ステップ303)。例えば、中心点画像26の位置座標が(200,100)で、ポインタ座標の移動量が(5,−3)だとすると、中心点画像26の位置座標は(5,−3)だけ元の位置座標に加算して(205,97)に設定する。
そして、画像操作部13は、地図画像21、ポインタ画像22などの画像を、各画像に対して設定された大きさ、位置、重なり順で、画像表示部14に表示する(ステップS304)。次に、画像操作部13は、マウスボタンが押下されているか否かを判定する(ステップ305)。
ステップ305において、マウスボタンが押下されていないと判定された場合、画像操作部13は、中心点移動サブルーチン(S300)を終了する。一方、マウスボタンが押下されていると判定された場合、画像操作部13は、ポインタの移動情報を取得するステップ(ステップS301)からの処理を繰り返し行う。
一方、ステップS2において、ポインタ23が中心点画像26の領域上にないと判定された場合、画像操作部13は、ポインタ23が画像操作方法を指定するための領域境界画像25上にポインタ23があるか否かを判定する(ステップS3)。
ステップS3において、ポインタ23が領域境界画像25上にあると判定された場合、領域境界変更処理(ステップS400)を実行する。この領域境界変更処理について、図10の領域境界変更サブルーチンに従って詳細に説明する。図10は、ユーザが地図画像を移動させるモードと、拡大縮小回転させるモードを選択するための領域の境界を変更する場合に行われる処理の詳細を示すフローチャートである。
図10において、まず、位置指定部12は、マウスからポインタ23の移動操作情報を取得し(ステップS401)、画像操作部13は、マウスの移動操作情報に応じて、ポインタ23とポインタ画像22の表示位置を設定する処理を行う(ステップS402)。例えばマウスを上下左右に動かすと、ポインタ23とポインタ画像22の位置も上下左右に移動するように表示位置を設定する(ステップS402)。
次に、画像操作部13は、マウスの移動操作情報を用いて、領域境界画像25の大きさを変更して設定する(ステップS403)。そして、画像操作部13は、地図画像21、ポインタ画像22、領域境界画像25などの画像を、各画像に対して設定された大きさ、位置、重なり順で、画像表示部14に表示する(ステップS404)。次に、画像操作部13は、マウスボタンが押下されているか否かを判定する(ステップ405)。
ステップ405において、マウスボタンが押下されていないと判定された場合、画像操作部13は、領域境界変更サブルーチン(S400)を終了する。一方、マウスボタンが押下されていると判定された場合、画像操作部13は、ポインタの移動情報を取得するステップ(ステップS401)からの処理を繰り返し行う。
一方、ステップS3において、ポインタ23が領域境界領域25上にないと判定された場合、画像操作部13は、ポインタ23が画像操作方法として移動モードを指定するための領域24上にポインタ23があるか否かを判定する(ステップS4)。
ステップS4において、ポインタ23が移動モードを指定するための領域24上にあると判定された場合、移動モード処理(ステップS500)を実行する。この移動モード処理について、図11の移動モードサブルーチンに従って詳細に説明する。図11は、ユーザが地図画像を移動させる場合に行われる処理の詳細を示すフローチャートである。
図11において、まず、位置指定部12は、マウスからポインタ23の移動操作情報を取得し(ステップS501)、画像操作部13は、マウスの移動操作情報に応じて、ポインタ23とポインタ画像22の表示位置を設定する処理を行う(ステップS502)。例えばマウスを上下左右に動かすと、ポインタ23とポインタ画像22の位置も上下左右に移動するように表示位置を設定する。
次に、画像操作部13は、マウスの移動操作情報を用いて、地図画像21の位置をポインタ移動と同じだけ移動させた位置へ設定する(ステップS503)。例えば、地図画像21の位置座標が(200,100)で、ポインタ座標の移動量が(5,−3)だとすると、地図画像21の位置座標は(5,−3)だけ元の位置座標に加算して(205,97)に設定する。
そして、画像操作部13は、地図画像21、ポインタ画像22などの画像を、各画像に対して設定された大きさ、位置、重なり順で、画像表示部14に表示する(ステップS504)。次に、画像操作部13は、マウスボタンが押下されているか否かを判定する(ステップ505)。
ステップ505において、マウスボタンが押下されていないと判定された場合、画像操作部13は、移動モードサブルーチン(S500)を終了する。一方、マウスボタンが押下されていると判定された場合、画像操作部13は、ポインタの移動情報を取得するステップ(ステップS501)からの処理を繰り返し行う。
一方、ステップS4において、ポインタ23が移動モードを指定するための領域24上にないと判定された場合、拡大縮小回転モード処理(ステップS600)を実行する。この拡大縮小回転モード処理について、図12の拡大縮小回転サブルーチンに従って詳細に説明する。図12は、ユーザが地図画像を拡大縮小回転させる処理を行う場合に行われる処理の詳細を示すフローチャートである。
図12において、まず、位置指定部12は、拡大縮小回転操作の中心点26の位置に対してポインタ23の位置と対称な位置に補助ポインタ画像28を表示する設定を行う(ステップS601)。
次に、マウスからポインタ23の移動操作情報を取得し(ステップS602)、画像操作部13は、マウスの移動操作情報に応じて、ポインタ23とポインタ画像22の表示位置を設定する処理を行う(ステップS603)。例えばマウスを上下左右に動かすと、ポインタ23とポインタ画像22の位置も上下左右に移動するように表示位置を設定する。
次に、画像操作部13は、マウスの移動操作情報を用いて、地図画像21の大きさを変更して設定し、地図画像21の回転角度も変更して設定する(ステップS604)。そして、画像操作部13は、地図画像21、ポインタ画像22などの画像を、各画像に対して設定された大きさ、位置、回転角度、重なり順で、画像表示部14に表示する(ステップS605)。次に、画像操作部13は、マウスボタンが押下されているか否かを判定する(ステップ606)。
ステップ606において、マウスボタンが押下されていないと判定された場合、画像操作部13は、補助ポインタ画像28を非表示に設定し(ステップS607)、拡大縮小回転モードサブルーチン(S600)を終了する。一方、マウスボタンが押下されていると判定された場合、画像操作部13は、ポインタの移動情報を取得するステップ(ステップS602)からの処理を繰り返し行う。
ポインタ移動サブルーチン(ステップS200)、中心点移動サブルーチン(ステップS300)、領域境界変更サブルーチン(ステップS400)、移動モードサブルーチン(ステップS500)、拡大縮小回転モードサブルーチン(ステップS600)のいずれかが実行されると、画像操作装置1はマウスボタン押下の判定(ステップS1)からの処理を繰り返す。
次に、図13を用いて、画像記憶部11で記憶している各画像に対して画像操作部13内で保持している画像操作パラメータを説明する。
図13は、画像操作部13内で保持している各画像に対する画像操作パラメータを表している。図13において、位置は、画像を表示させる画像表示部14上の位置を、回転角度は、画像を表示させる場合にあらかじめ行う回転操作の回転角度を、幅と高さは、画像を表示させる場合の画像の幅と高さを、表示可否は、画像を表示させるか否かを表している。例えば、画像を表示する設定は、それぞれの画像に対して画像操作部13に記憶されている表示可否パラメータをTRUEに設定することによって行う。ここで、表示可否パラメータがFALSEに設定されている画像は画像表示部14に表示されない。
図13の場合を例にすると、画像操作部13は、まず地図画像21を幅800、高さ600となるように拡大縮小の画像操作を行い、次に拡大縮小された地図画像21を時計回りに45度回転させる画像操作を行って、画像表示部14上の位置(0,0)に表示させる。左手画像も同様に画像操作パラメータに基づいた画像操作が行われた後、画像表示部14に表示される。右手画像は、表示可否パラメータがFALSEのため画像表示部14には表示されない。
また、本発明は、上述した実施の形態を実現するソフトウェアのプログラム(実施の形態では図に示すフロー図に対応したプログラム)が装置に供給され、その装置のコンピュータが、供給されたプログラムを読出して、実行することによっても達成させる場合を含む。したがって、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、コンピュータにインストールされるプログラム自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現させるための画像操作プログラムも含む。
このように、本発明によれば、画像に対して移動、拡大縮小、回転等の画像操作がどの程度行われたかをユーザにわかりやすく把握させることができる安価な画像操作装置、画像操作方法、及び画像操作プログラムを提供することができる。
上記実施の形態で説明した構成は、単に具体例を示すものであり、本願発明の技術的範囲を制限するものではない。本願の効果を奏する範囲において、任意の構成を採用することが可能である。
以上のように、本発明にかかる画像操作装置、方法およびプログラムは、ユーザに直感的に画像操作を行わせることができるため、車載用のナビゲーション装置等に有用である。
本発明の実施の形態に係る画像操作装置1のブロック図 移動モードの説明図 移動モードの動作図 拡大縮小回転モードの説明図 拡大縮小回転モードの動作図 画像操作装置の動作を示すフローチャート 初期化処理のフローチャート ポインタ移動サブルーチンのフローチャート 中心点移動サブルーチンのフローチャート 領域境界変更サブルーチンのフローチャート 移動モードサブルーチンのフローチャート 拡大縮小回転モードサブルーチンのフローチャート 画像操作パラメータの説明図
符号の説明
1 画像操作装置
11 画像記憶部
12 位置指定部
13 画像操作部
14 画像表示部
21 地図画像
22 ポインタ画像
23 ポインタ
24 移動モード領域
25 領域境界画像
26 拡大縮小回転中心点画像
27 拡大縮小回転モード領域
28 補助ポインタ画像

Claims (15)

  1. 表示画像に対して操作を行う画像操作装置であって、
    画面上に画像を表示する画像表示部と、
    前記画像表示部に表示された画像に対して所定の画像操作を行う画像操作部と、
    単点入力デバイスにより、当該画像の任意の一点である第1の点を指定した後、前記画像操作部による画像操作の結果として当該第1の点が移動する先となる画面上の位置を指定する位置指定部と、
    前記位置指定部で指定される位置に第1のポインタ画像を表示すると共に、前記画像操作部により回転、及び/又は拡大縮小の画像操作が行われる際に、回転、及び/又は拡大縮小の中心点に対して第1のポインタ画像と対称となる位置に第2のポインタ画像を表示するポインタ表示部とを備える、画像操作装置。
  2. 前記ポインタ画像の少なくとも1つは、カメラで取り込んだ画像とすることを特徴とする、請求項1の画像操作装置。
  3. 前記2つのポインタ画像は互いに左右反転した形状であることを特徴とする、請求項1に記載の画像操作装置。
  4. 前記2つのポインタ画像は手の画像であって、一方を左手の画像、他方を右手の画像とすることを特徴とする、請求項1に記載の画像操作装置。
  5. 前記中心点より左側にあるポインタ画像を左手の画像、右側にあるポインタ画像を右手の画像とすることを特徴とする、請求項4に記載の画像操作装置。
  6. 前記画像操作部は、回転、及び/又は拡大縮小の画像操作をする際に、前記画像表示部の中心を中心点として画像操作を行うことを特徴とする、請求項1に記載の画像操作装置。
  7. 前記中心点は、位置を任意に設定することができることを特徴とする、請求項1に記載の画像操作装置。
  8. 前記画像操作部は、前記位置指定部で前記中心点が指定された場合は画像操作を行わず、続けて前記位置指定部で指定された位置に当該中心点自体の位置を変更することを特徴とする、請求項7に記載の画像操作装置。
  9. 前記画像操作部は、前記位置指定部で指定された第1の点が前記画像表示部に表示された画像内の所定の領域内か否かに応じて画像操作方法を決定することを特徴とする、請求項1に記載の画像操作装置。
  10. 前記所定の領域は、前記画像表示部に表示された画像の表示領域内の形状を縮小した形状であることを特徴とする、請求項9に記載の画像操作装置。
  11. 前記所定の領域は、前記画像表示部に表示された画像の表示領域内の形状の中心点もしくは重心点を中心とした楕円形状であることを特徴とする、請求項9に記載の画像操作装置。
  12. 前記所定の領域は、位置、及び/又は形状を任意に設定することができることを特徴とする、請求項9に記載の画像操作装置。
  13. 前記画像操作部は、前記位置指定部で前記所定の領域の境界線上もしくは領域の境界を表す領域上の位置が指定された場合は画像操作を行わず、続けて前記位置指定部で指定された位置に当該境界線上もしくは境界領域上の位置を移動して当該境界線自体もしくは境界領域自体を変更することを特徴とする、請求項12に記載の画像操作装置。
  14. 表示画像に対して操作を行う画像操作方法であって、
    画面上に画像を表示する画像表示ステップと、
    前記画像表示ステップで表示された画像に対して所定の画像操作を行う画像操作ステップと、
    単点入力により当該画像の任意の一点となる第1の点を指定した後、前記画像操作ステップによる画像操作の結果として当該点が移動する先となる画面上の位置を指定する位置指定ステップと、
    前記位置指定ステップで指定される位置に第1のポインタ画像を表示すると共に、前記画像操作ステップにより回転、及び/又は拡大縮小の画像操作が行われる際に、回転、及び/又は拡大縮小の中心点に対して第1のポインタ画像と対称となる位置に第2のポインタ画像を表示するポインタ表示ステップとを備える、画像操作方法。
  15. 表示画像に対して操作を行う画像操作装置のコンピュータで実行される画像操作プログラムであって、
    前記コンピュータに、
    画面上に画像を表示する画像表示ステップと、
    前記画像表示ステップに表示された画像に対して所定の画像操作を行う画像操作ステップと、
    単点入力により当該画像の任意の一点となる第1の点を指定した後、前記画像操作ステップによる画像操作の結果として当該点が移動する先となる画面上の位置を指定する位置指定ステップと、
    前記位置指定ステップで指定される位置に第1のポインタ画像を表示すると共に、前記画像操作ステップにより回転、及び/又は拡大縮小の画像操作が行われる際に、回転、及び/又は拡大縮小の中心点に対して第1のポインタ画像と対称となる位置に第2のポインタ画像を表示するポインタ表示ステップとを実行させる、画像操作プログラム。
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