JP2014228703A - 地図表示制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】2種類以上の操作部材を必要とすることなく、地図上で空を自由に飛び回るような直感的な移動感覚と正確な位置指定の可能なスクロールを実現する地図表示制御装置の提供。【解決手段】地図表示制御装置は、前後方向と左右方向との同時入力が可能な入力装置と、入力装置への入力情報に基づいて、表示装置上に表示される地図表示とカーソルとの関係が変化するスクロールを実現する制御装置とを含み、制御装置は、平面地図表示の表示中は、入力装置を介した前後方向の入力及び左右方向の入力のそれぞれに応じて平面地図表示に対してカーソルを前後方向及び左右方向にそれぞれ相対的に移動させ、俯瞰地図表示の表示中は、前後方向の入力及び左右方向の入力のうちの一方の入力に応じて俯瞰地図表示に対してカーソルを所定方向に相対的に移動させると共に他方の入力に応じて俯瞰地図表示をカーソル回り又は移動体位置表示回りに回転させる。【選択図】図1

Description

本開示は、地図表示制御装置に関する。
従来から、平面地図が表示されているとき、タッチパネルのタッチ位置に応じた方向へ地図をスクロールし、立体地図が表示されているとき、タッチパネルのタッチ位置に応じた方向へ地図を回転する携帯型ナビゲーション装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この構成では、立体地図の場合には、ユーザが見ている風景を切り取ったイメージが表示される。
また、直線方向の指示のために操作される直線方向指示操作部材と、回転を指示するために回転操作される回転指示操作部材(ロータリースイッチ)と、平面地図を表示しているときに、直線方向指示操作部材が操作されると、操作された指示の方向へ前記平面地図をスクロールし、鳥瞰図を表示しているときに、直線方向指示操作部材が操作されると、操作された指示の方向へ鳥瞰図をスクロールし、回転指示操作部材が操作されると、操作された回転に応じて鳥瞰図を回転させる操作手段とを備えるナビゲーション装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2010-107199号公報 特開2006-138979号公報
しかしながら、特許文献1に記載の構成では、立体地図の視点が実空間内のユーザの視点に合うように描画されているため(ユーザが見ている風景を切り取ったイメージで描画されてため)、ユーザは、地図上における自らの視点のある位置を明確に把握することが困難であるという問題がある。
この点、特許文献2に記載の構成では、鳥瞰図におけるスクロール指示は、視点位置をスクロール指示方向へ平行移動させることであり、鳥瞰図における回転は、鳥瞰図の視点を中心として実現される。従って、特許文献2に記載の構成では、ユーザは、地図上に自らの位置を示すカーソルを目視することができる。
しかしながら、特許文献2に記載の構成では、直線方向指示操作部材に加えて、回転指示操作部材を設ける必要がある。即ち、2種類の操作部材を設ける必要があり、コストや搭載スペースの観点から改善の余地がある。また、2種類の操作部材を使い分ける必要があり、ユーザにとっても操作が複雑であり、操作性の観点からも改善の余地がある。
そこで、本開示は、2種類以上の操作部材を必要とすることなく、地図上で空を自由に飛び回るような直感的な移動感覚と正確な位置指定の可能なスクロールを実現する地図表示制御装置の提供を目的とする。
本開示の一局面によれば、前後方向と左右方向との同時入力が可能な入力装置と、
前記入力装置への入力情報に基づいて、表示装置上に表示される地図表示とカーソルとの関係が変化するスクロールを実現する制御装置とを含み、
前記地図表示は、平面地図表示と、ユーザの視点よりも上空の視点から見下ろした俯瞰地図表示とを含み、
前記制御装置は、前記平面地図表示の表示中は、前記入力装置を介した前後方向の入力及び左右方向の入力のそれぞれに応じて前記平面地図表示に対して前記カーソルを前後方向及び左右方向にそれぞれ相対的に移動させ、前記俯瞰地図表示の表示中は、前記前後方向の入力及び左右方向の入力のうちの一方の入力に応じて前記俯瞰地図表示に対して前記カーソルを所定方向に相対的に移動させると共に他方の入力に応じて前記俯瞰地図表示を前記カーソル回り又は移動体位置表示回りに回転させる、地図表示制御装置が提供される。
本開示によれば、2種類以上の操作部材を必要とすることなく、地図上で空を自由に飛び回るような直感的な移動感覚と正確な位置指定の可能なスクロールを実現する地図表示制御装置が得られる。
一実施例による地図表示装置1の構成図である。 操作部10を概略的に示す上面図である。 3D地図表示と2D地図表示の説明図である。 ジョイスティック12の操作と地図表示のスクロール態様との関係の説明図である。 反力マップの一例を示す図である。 図5に示すマップを用いて制御装置20により実行される処理の一例を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照しながら各実施例について詳細に説明する。
図1は、一実施例による地図表示制御装置1の構成図である。図2は、操作部10を概略的に示す上面図である。
地図表示制御装置1は、車両に搭載される。図1に示す例では、地図表示制御装置1は、操作部10と、ジョイスティック操作検出手段16と、反力発生手段18と、制御装置20と、ナビゲーションECU(以下、ナビECU)22と、ディスプレイ30とを含む。
操作部10は、例えば車両のセンターコンソール部に設けられてよい。操作部10は、ユーザにより操作され、ディスプレイ30に表示される画面表示上において各種操作を実現する。各種操作は、例えばディスプレイ30に表示される地図表示のスクロール操作、ディスプレイ30に表示される画面表示の切換操作、ディスプレイ30に表示される選択項目の選択操作(カーソルの移動操作)、選択されている選択項目(カーソルが位置する選択項目)の決定操作等を含んでよい。
尚、選択項目は、操作部10を介して遠隔的に操作可能な操作ボタンを形成する。選択項目(操作ボタン)は、任意の種類(機能)に関するものであってよい。即ち、操作部10で操作可能な内容は、任意であってよい。例えば、選択項目は、ナビゲーションシステムの各種設定を行うための操作画面表示や地図表示をディスプレイ30上に表示させる(呼び出す)ための選択項目を含んでよい。また、選択項目は、空調装置の各種設定を行うための選択項目や、その操作画面表示をディスプレイ30上に表示させるための選択項目(メニュー選択項目)を含んでよい。また、選択項目は、オーディオやTVの各種設定(音量調整等)を行うための選択項目や、その操作画面表示をディスプレイ30上に表示させるための選択項目(メニュー選択項目)を含んでよい。また、選択項目は、任意のアプリケーションを起動するための選択項目(アイコン、ランチャ)であってもよい。また、選択項目は、50音入力画面等のような操作画面表示における文字入力ボタンであってもよい。また、選択項目は、リスト画面内のスクロールされる各リストを含んでよい。また、選択項目は、各リストをスクロールさせるボタンを含んでよい。
操作部10は、ジョイスティック12を含む。ジョイスティック12は、レバー又はノブの形態であってよく、X軸(車両左右方向)回りに回転可能かつY軸回り(車両前後方向)に回転可能に、車両に取り付けられる。これにより、ジョイスティック12は、図2に示すように、左右方向(X1及びX2方向)に操作可能(傾倒可能)であると共に、前後方向(Y1及びY2方向)に操作可能(傾倒可能)である。尚、ジョイスティック12は、Z軸(X軸及びY軸に垂直な軸)まわりの回転操作が不能な構成であってよい。図2には、ジョイスティック12の矩形の可動範囲(操作範囲)12aが模式的に示されている。尚、可動範囲12aは、矩形以外であってもよい。ジョイスティック12は、可動範囲12a内で前後、左右、またはこれらの任意の組合せで操作可能となる。尚、可動範囲12aは、ディスプレイ30の横長形状に対応して、横長形状であってもよいし、正方形であってもよい。但し、アスペクト比は同一でなくてよい(一般的に、ディスプレイ30の方が横長である)。尚、可動範囲12aは、矩形以外であってもよい。また、ジョイスティック12は、X軸回りの回転及びY軸回りの回転に替えて、車両前後方向及び車両左右方向にスライド可能に構成されてもよい。例えば、ジョイスティック12は、リンク機構等を介して、X軸及びY軸に直交する平行スライド動作を実現するものであってもよい。
ジョイスティック12は、Z軸(X軸及びY軸に垂直な方向)の下向きに押下げ可能に、車両に取り付けられてよい。この場合、ジョイスティック12は、押下げ操作が可能である。ジョイスティック12の押下げ操作は、ディスプレイ30上の選択されている選択項目の決定を実現する操作(決定操作)に対応してよい。
操作部10は、任意的な構成として、機械的なスイッチ(以下、「ハードスイッチ」と称する)14を含んでよい。ハードスイッチ14は、例えば、ジョイスティック12の周辺に設けられてもよいし、ジョイスティック12自体(例えば、ジョイスティック12のレバー部分)に設けられてもよい。図2に示す例では、ハードスイッチ14は、ジョイスティック12よりも車両前側に配置され、3つのスイッチ14a,14b,14cを含む。例えば、スイッチ14cは、各種のメニュー選択項目を呼び出すためのメニュースイッチであってよく、スイッチ14aは、現在地を基準とした地図表示(ホーム地図表示)を呼び出すためのスイッチであってよい。また、スイッチ14bは、X軸(左右方向)回りに回転可能なシーソースイッチであり、地図表示の拡大及び縮小を実現するためのスイッチであってよい。尚、ジョイスティック12の押下げ操作が不能な場合は、ハードスイッチ14は、決定操作用のハードスイッチを含んでよい。ハードスイッチ14の操作信号は、制御装置20に送信される。
ジョイスティック操作検出手段16は、ジョイスティック12の操作(動き)を検出する。ジョイスティック操作検出手段16は、ジョイスティック12のX軸回りに回転角度(ジョイスティック12の前後方向の位置)を検出するセンサと、ジョイスティック12のY軸回りに回転角度(ジョイスティック12の左右方向の位置)を検出するセンサと含んでよい。これらのセンサは、例えばポテンショメータであってよい。また、ジョイスティック12の押下げ操作が可能な場合は、ジョイスティック操作検出手段16は、かかる押下げ操作を検出するセンサを含んでよい。この場合、センサは、感圧センサやタクトスイッチ等であってよい。ジョイスティック操作検出手段16は、検出した操作情報を操作信号として制御装置20に送信する。
反力発生手段18は、制御装置20からの駆動指令に従って反力を発生させる。この反力は、ジョイスティック12に付加され、ジョイスティック12がハプティックデバイスとして機能することになる。反力発生手段18は、X軸回りの反力を発生させるアクチュエータと、Y軸回りの反力を発生させるアクチュエータとを含んでよい。これらのアクチュエータは、例えばDCモータであってよい。X軸回りのアクチュエータは、制御装置20からX軸駆動信号を受信すると、そのX軸駆動信号に応じて駆動し、X軸回りの所定のトルクを発生させる。Y軸回りのアクチュエータは、制御装置20からY軸駆動信号を受信すると、そのY軸駆動信号に応じて駆動し、Y軸回りの所定のトルクを発生させる。
制御装置20は、例えばECU(Electronic Control Unit)を含んでよい。尚、制御装置20の機能は、任意のハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア又はそれらの組み合わせにより実現されてもよい。例えば、制御装置20の機能の任意の一部又は全部は、特定用途向けASIC(application-specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)により実現されてもよい。また、制御装置20の機能は、複数のECUにより協動して実現されてもよい。
制御装置20は、反力発生手段18を介してジョイスティック12の反力制御を行う。制御装置20は、ジョイスティック12の位置(可動範囲12a内の位置)に応じた反力を反力発生手段18に発生させる。反力発生手段18により発生させる反力とジョイスティック12の位置との関係は、マップ(以下、「反力マップ」と称する)に定義されてもよい。反力マップは、ディスプレイ30上の画面表示の種類に応じて用意されてよい。この場合、反力マップは、ディスプレイ30上の画面表示の遷移に連動して切り替えられてよい。制御装置20は、ジョイスティック操作検出手段16からの操作信号に基づいて、ジョイスティック12の位置を判定し、反力マップを参照してジョイスティック12の位置に応じた駆動信号(X軸駆動信号及び/又はY軸駆動信号)を反力発生手段18に供給する。
制御装置20は、ナビECU22と協動して、ディスプレイ30の画面表示の表示制御を行う。制御装置20は、ジョイスティック操作検出手段16からの操作信号に応じて、ディスプレイ30に表示される地図表示のスクロール処理や、ディスプレイ30に表示される画面表示の切替処理(遷移処理)、ディスプレイ30に表示されるカーソルの選択項目間での移動処理、地図表示上でのカーソルの移動処理等を行ってよい。尚、選択項目間でのカーソルの移動は、ジョイスティック12の位置と絶対座標系で対応付けられてもよいし、ジョイスティック12の動きに基づいて相対座標系で対応付けられてもよい。また、ジョイスティック12の押下げ操作が可能な場合は、制御装置20は、ジョイスティック操作検出手段16からの押下げ操作を表す操作信号に応答して、選択されている選択項目の決定処理を行う。尚、選択されている選択項目とは、カーソルが位置する選択項目であってよく、この場合、カーソルが位置する選択項目とは、例えば他の選択項目に対して強調された選択項目であってよい。決定処理は、決定された選択項目に応じた機能を実現する処理であってよい。例えば、決定処理は、下位の選択項目の表示や、画面表示の変更等のような画面表示の遷移や、文字の入力、アプリケーションの起動、他のECU(例えば、エアコンECU等)への制御信号の送信等を伴うものであってよい。決定処理は、"決定操作"が検出されたことをユーザに伝達するために、決定された選択項目の表示を適切に変化させることや、所定の音を発生させることを伴ってもよい。
制御装置20は、地図表示の表示中は、ナビECU22と協動して、ポインティングモード及びスクロールモードのいずれかのモードで選択的に動作してもよい。ポインティングモードでは、制御装置20は、ジョイスティック操作検出手段16からの操作信号(前後方向・左右方向の操作を表す操作信号)に応じて、地図表示上でのカーソルを移動させる。尚、ポインティングモード中、地図表示上でのカーソルの位置は、ジョイスティック12の位置と絶対座標系で対応付けられてもよい。即ち、可動範囲12a内の各位置は、ディスプレイ30の画面上の各位置に絶対的に対応付けられてよい。また、制御装置20は、カーソルの位置が現在地以外にあるときは、ジョイスティック操作検出手段16からの押下げ操作を表す操作信号に応答して、ポインティングモードからスクロールモードに切り替わってよい。この際、カーソルの表示形態が変化して(例えば、ポインタ形態や十字マーク形態のカーソルから、図4に示すようなカーソル92の表示形態に変化して)、スクロールモードへの切り替えが分かるようにしてもよい。また、スクロールモードへの切り替えの際、カーソルの表示位置がディスプレイ30の画面内の略中央の所定位置に来るように、地図表示が相対的に移動(スクロール)されてもよい。また、制御装置20は、カーソルの位置が現在地にあるときは、ジョイスティック操作検出手段16からの押下げ操作(決定操作)を表す操作信号に応答して、現在地周辺の地点情報(例えば、POI:Point Of Interestや、周辺施設の口コミ情報等)を出力してもよい。この場合、ポインティングモードが維持され、地図表示上に地点毎に選択項目が表示されてよい。この場合、制御装置20は、ある地点の選択項目が選択されている状態で、押下げ操作(決定操作)を検出した場合に、当該地点の詳細な情報を出力することとしてもよい。
ナビECU22は、GPS受信機(図示せず)からの測位情報に基づいて現在地(自車位置)や走行方向を検出し、目的地までの経路案内制御などを行う。この際、ナビECU22は、ディスプレイ30上に表示される地図表示上に現在地の表示を出力し、各種案内を実行してもよい。また、ナビECU22は、上述の如く、制御装置20と協動して、ディスプレイ30の画面表示制御を行う。この際、ナビECU22は、ディスプレイ30の画面表示の画像信号を生成し、ディスプレイ30に送信する。例えば、ナビECU22は、2次元の地図表示を出力中に、制御装置20から3次元の地図表示への画面表示切換指令を受信した場合には、3次元の地図表示を描画して得られる画像信号を生成し、ディスプレイ30に送信する。尚、ナビECU22の一部または全部は、制御装置20により実現されてもよい。
ディスプレイ30は、操作部10に対して遠隔位置に配置(固定)される。ディスプレイ30は、液晶ディスプレイやHUD(ヘッドアップディスプレイ)のような任意の表示装置であってよい。ディスプレイ30は、車室内の適切な位置(例えば、インストルメントパネル)に配置される。尚、ディスプレイ30は、携帯型のディスプレイであってもよく、この場合、ディスプレイ30は、車両内に持ち込まれ、車室内の適切な位置に(一時的に)固定されることになる。ディスプレイ30は、タッチパネルディスプレイであってもよいし、タッチ操作ができないタイプのディスプレイであってもよい。ディスプレイ30には、地図表示や操作画面表示等が表示される。尚、地図表示の非表示時は、ディスプレイ30には、TV、周辺監視カメラの映像等が表示されてもよい。
図3は、3次元の地図表示(以下、「3D地図表示」と称する)と2次元の地図表示(以下、「2D地図表示」と称する)の説明図であり、(A)は、3D地図表示の一例を概略的に示し、(B)は、2D地図表示の一例を概略的に示す。
2D地図表示は、図3(B)に示すように、天空から地上を見下ろすような態様(平面視)で地図を表す表示であってよい。従って、同じ距離の2点間は、地図のどの位置でも同じ距離で描画される。例えば、同じ幅員の道路は、地図のどの位置でも同じ幅で描画される。
3D地図表示は、図3(A)に示すように、高所(天空ほどは高くないが、実空間内のユーザの視点よりも上方)から地上を斜めに下方に見る態様(俯瞰視ないし鳥瞰視)で地図を表す表示であってよい。従って、同じ距離の2点間は、地図の上方向に行くほど近くなる態様で描画されてよい。例えば、同じ幅員の道路は、自車位置表示Q1から遠い位置に行くほど細くなる幅で描画されてよい。尚、3D地図表示は、3Dグラフィック手法を活用して多種多様な態様で描画されることができる。例えば、3D地図表示は、高所の視点から見下ろすパースで描画されてもよいし、通常の2D地図表示をベースに、絵画・記憶要因(パース、重なり、空気遠近法等の遠近法)を付加して描画されてもよい。また、3D地図表示は、単に2D地図表示を見下ろすパースに応じて台形に変形させただけであってもよい。尚、3D地図表示の表示範囲は、図3(A)に示すような台形範囲に限定されることは無く、その外側まで広範囲が見渡せるような範囲であってよい。また、3D地図表示は、ある距離に地平線が描画され、地平線より上側に空が描画される表示であってもよい。また、3D地図表示は、図3(A)に示すように、好ましくは、常に自車の進行方向が上になるように(ヘディングアップ)描画される。但し、常に北の方角が上になるように(ノースアップ)描画されてもよい。尚、図3(A)に示す3D地図表示では、建物表示Q2は、平面状の矩形で概略的に描画されているが、直方体で描画されてもよいし、更にリアルに描画されてもよい。また、3D地図表示の視点の高度は、ユーザにより調整可能とされてもよい。
次に、スクロールモードにおけるジョイスティック12の操作と地図表示のスクロール態様について説明する。尚、以下の説明において、「前進」及び「後退」の方向は、地図表示の上方向を前進とする。
図4は、ジョイスティック12の操作と地図表示のスクロール態様との関係の説明図であり、(A)は、ジョイスティック12の各操作方向と3D地図表示のスクロール態様との関係の説明図であり、(B)は、ジョイスティック12の各操作方向と2D地図表示のスクロール態様との関係の説明図である。図4には、(A)及び(B)のそれぞれにおいて、上側にディスプレイ30上の地図表示が示され、下側に操作部10が示される。
制御装置20は、スクロールモード中、地図表示上にスクロールモード用のカーソル92を表示する。カーソル92は、地図表示上の任意の位置を指示する機能(場所指定機能)を有する。地図表示上のカーソル92は、地図表示の視点から視線上の任意の位置に配置されてよい。例えば、地図表示上のカーソル92は、視線と道路の面との交点付近に配置されてもよい。
地図表示上のカーソル92の位置は、スクロールモードに移行する前のポインティングモード中に、ジョイスティック12の操作(前後操作、左右操作、またはこれらの任意の組合せの操作)に応じて変化される。即ち、地図表示に対するカーソル92の位置は、ポインティングモード中に決定され、スクロールモード中は、ディスプレイ30の画面内におけるカーソル92の位置(及び向き)は、変化しない。例えば、スクロールモード中は、ディスプレイ30の画面内におけるカーソル92の位置は、ディスプレイ30の画面内の略中央の所定位置で固定される。従って、以下の説明において、カーソル92の"移動(前進、後退)"及び"旋回"とは、ディスプレイ30の画面内のカーソル92の絶対的な動きではなく、地図表示に対するカーソル92の相対的な動きを表す。尚、ポインティングモードからスクロールモードへの遷移は、上述の如く、カーソル92の位置が現在地以外にあるときに、決定操作(例えば、ジョイスティック12の押下げ操作)に応答して実現されてもよい。
カーソル92の形態は、任意である。図4に示す例では、カーソル92は、円形と十字線(中心部は除去)との組合せからなるが、十字マーク等であってもよい。また、図4に示す例では、カーソル92は、向き情報を持つ形態でないが、向き情報を持つ形態であってもよい。この場合、スクロールモード中は、カーソル92の向きは固定されてよい。尚、図4に示す例では、カーソル92は、3D地図表示上に表示されるときは、俯瞰視で描画され、2D地図表示上に表示されるに表示されるときは、平面視で描画されている。尚、ポインティングモード中のカーソルは、任意の形態であってよく、カーソル92と異なる形態(例えば、人の手を模したポインタや、矢印や十字マーク等)であってよい。
また、制御装置20は、スクロールモード中、カーソル92のまわりにスクロールガイド表示(94L,94R等)を表示する。スクロールガイド表示は、ジョイスティック12によるスクロール操作を案内するための表示である。尚、スクロールモード中、スクロールガイド表示は、カーソル92と共に位置が固定される。
3D地図表示の表示中は、制御装置20は、図4(A)に示すように、スクロールガイド表示94L,94Rをカーソル92の左右にそれぞれ表示すると共に、スクロールガイド表示96A,96Bをカーソル92の上下にそれぞれ表示する。スクロールガイド表示94Lは、左方向の円環矢印の形態であり、カーソル92の左回りの回転(旋回)をガイドする。スクロールガイド表示94Rは、右方向の円環矢印の形態であり、カーソル92の右回りの回転(旋回)をガイドする。スクロールガイド表示96Aは、上方向の直線矢印の形態であり、カーソル92の前進をガイドする。スクロールガイド表示96Bは、下方向の直線矢印の形態であり、カーソル92の後退をガイドする。
2D地図表示の表示中は、制御装置20は、図4(B)に示すように、スクロールガイド表示96C,96Dをカーソル92の左右にそれぞれ表示すると共に、スクロールガイド表示96A,96Bをカーソル92の上下にそれぞれ表示する。スクロールガイド表示96Aは、上方向の直線矢印の形態であり、カーソル92の前進をガイドする。スクロールガイド表示96Bは、下方向の直線矢印の形態であり、カーソル92の後退をガイドする。スクロールガイド表示96Cは、左方向の直線矢印の形態であり、カーソル92の左移動をガイドする。スクロールガイド表示96Dは、右方向の直線矢印の形態であり、カーソル92の右移動をガイドする。
また、制御装置20は、好ましくは、スクロールモード中、図4に示すように、地図表示上にカーソル92と自車位置表示Q1とを結ぶ接続線表示80を表示する。これにより、スクロール中に、ユーザが自車位置表示Q1の方向を見失うことがなく、自車との相対関係を効率的に把握することができる。また、接続線表示80は、好ましくは、カーソル92と自車位置表示Q1との間の距離に応じて太さが変化する態様で描画される。例えば、接続線表示80は、ゴム紐のように、カーソル92の位置が自車位置に近いときは太くなり、遠いときは細くなる態様で、太さが可変に描画されてもよい。このようにして、カーソル92と自車位置表示Q1との間の距離の遠近を視覚的に表現する効果を持たせてもよい。
また、制御装置20は、好ましくは、接続線表示80の近傍に、カーソル92と自車位置表示Q1との間の地図上での距離を表す距離表示82(図4に示す「2.1km」参照)を表示する。これにより、スクロールモード中、現在地からカーソル92に対応する地図表示上の位置までの距離(地図上での距離)を把握することができる。尚、距離表示82の値の算出の基準となる3D地図表示上におけるカーソル92に対応する位置は、その状態で2D地図表示に切り換えたときの2D地図表示上のカーソル92の位置に対応してよい。
3D地図表示の表示中は、制御装置20は、ジョイスティック12の操作(前後操作、左右操作、またはこれらの任意の組合せの操作)に応じて、3D地図表示の上下スクロール、3D地図表示の左回り及び右回りの回転(旋回)スクロール、及び、これらの任意の組合せ(例えば、例えば左回りに回転スクロールしつつ、上スクロール)を実現する。
図4(A)に示す例では、制御装置20は、ジョイスティック12の前方向への操作に応じて、カーソル92の位置を維持しつつ、ディスプレイ30上で3D地図表示を下方に移動(スクロール)させる。カーソル92に対して3D地図表示が下方に移動することで、カーソル92が3D地図表示上を前進しているかのようなスクロール(下(後)スクロール)が実現される。このようにして、ジョイスティック12の前方向への操作によりカーソル92の前進が実現される。
同様に、図4(A)に示す例では、制御装置20は、ジョイスティック12の後方向への操作に応じて、カーソル92の位置を維持しつつ、ディスプレイ30上で3D地図表示を上方に移動(スクロール)させる。カーソル92に対して3D地図表示が上方に移動することで、カーソル92が3D地図表示上を後退しているかのようなスクロール(上(前)スクロール)が実現される。このようにして、ジョイスティック12の後方向への操作によりカーソル92の後退が実現される。尚、制御装置20は、かかる後退の開始時(即ち、ジョイスティック12の後方向への操作の開始時)、視点の高度を僅かに上昇させる(ズームアウトさせる)ことで、視点が後に引くようなエフェクトを生成してもよい。
同様に、図4(A)に示す例では、制御装置20は、ジョイスティック12の左方向への操作に応じて、カーソル92の位置(向き)を維持しつつ、ディスプレイ30上でカーソル92の位置を中心として3D地図表示を右回りに回転(スクロール)させる。カーソル92に対して3D地図表示が右回りに回転することで、カーソル92が3D地図表示上を左旋回しているかのようなスクロール(右回転スクロール)が実現される。このようにして、ジョイスティック12の左方向への操作によりカーソル92の左旋回が実現される。尚、3D地図表示の回転は、カーソル92回りに(3D地図表示上のカーソル92の位置が変化せず且つ視点の高度が変化しない態様で)実現されてよい。
同様に、図4(A)に示す例では、制御装置20は、ジョイスティック12の右方向への操作に応じて、カーソル92の位置を維持しつつ、ディスプレイ30上でカーソル92の位置を中心として3D地図表示を左回りに回転(スクロール)させる。カーソル92に対して3D地図表示が左回りに回転することで、カーソル92が3D地図表示上を右旋回しているかのようなスクロール(左回転スクロール)が実現される。このようにして、ジョイスティック12の右方向への操作によりカーソル92の右旋回が実現される。尚、3D地図表示の回転は、カーソル92回りに(3D地図表示上のカーソル92の位置が変化せず且つ視点の高度が変化しない態様で)実現されてよい。
尚、上述では、下スクロール、上スクロール、右回転スクロール及び左回転スクロールが単独で実現される場合を説明したが、ジョイスティック12の操作方向が前後及び左右の組合せの方向であるときは、それに応じて、対応する2つのスクロールが同時に実現される。例えば、ジョイスティック12の操作方向が後方且つ右方向(右斜め後方)であるときは、上スクロール及び左回転スクロールと同時に実現されることになる。また、ジョイスティック12の操作方向が前方且つ左方向(左斜め前方)であるときは、下スクロール及び右回転スクロールと同時に実現されることになる。
2D地図表示の表示中は、制御装置20は、ジョイスティック12の操作(前後操作、左右操作、またはこれらの任意の組合せの操作)に応じて、2D地図表示の上下スクロール、2D地図表示の左右スクロール、及び、これらの任意の組合せ(例えば、斜め上へのスクロール)を実現する。
図4(B)に示す例では、制御装置20は、ジョイスティック12の前方向への操作に応じて、カーソル92の位置を維持しつつ、ディスプレイ30上で2D地図表示を下方に移動(スクロール)させる。カーソル92に対して2D地図表示が下方に移動することで、カーソル92が2D地図表示上を前進しているかのようなスクロール(下スクロール)が実現される。このようにして、ジョイスティック12の後方向への操作によりカーソル92の前進が実現される。
同様に、図4(B)に示す例では、制御装置20は、ジョイスティック12の後方向への操作に応じて、カーソル92の位置を維持しつつ、ディスプレイ30上で2D地図表示を上方に移動(スクロール)させる。カーソル92に対して2D地図表示が上方に移動することで、カーソル92が2D地図表示上を後退しているかのようなスクロール(上スクロール)が実現される。このようにして、ジョイスティック12の後方向への操作によりカーソル92の後退が実現される。
同様に、図4(B)に示す例では、制御装置20は、ジョイスティック12の左方向への操作に応じて、カーソル92の位置を維持しつつ、ディスプレイ30上で2D地図表示を右方向に移動(スクロール)させる。カーソル92に対して2D地図表示が右方向に移動することで、カーソル92が2D地図表示上を左方向に移動しているかのようなスクロール(右スクロール)が実現される。このようにして、ジョイスティック12の左方向への操作によりカーソル92の左移動が実現される。
同様に、図4(B)に示す例では、制御装置20は、ジョイスティック12の右方向への操作に応じて、カーソル92の位置を維持しつつ、ディスプレイ30上で2D地図表示を左方向に移動(スクロール)させる。カーソル92に対して2D地図表示が左方向に移動することで、カーソル92が2D地図表示上を右方向に移動しているかのようなスクロール(左スクロール)が実現される。このようにして、ジョイスティック12の右方向への操作によりカーソル92の右移動が実現される。
尚、3D地図表示の表示中及び2D地図表示の表示中のいずれにおいても、制御装置20は、スクロールモード中に、決定操作(例えば、ジョイスティック12の押下げ操作)を検出した場合、そのときのカーソル92の地図表示上の位置に応じて、その地点の地点情報及び/又は周辺の地点情報(例えば、POI等)を出力してもよい。これにより、ユーザは、スクロールモード中に、カーソル92が地図表示上の所望の場所上に来たときに、決定操作(場所指定)を行うことで、その場所の地点情報及び/又は周辺の地点情報を閲覧することができる。また、このような決定操作(場所指定)が行われると、ポインティングモードに移行してよく、制御装置20は、地図表示上に地点毎に選択項目を表示してもよい。そして、制御装置20は、ある地点の選択項目が選択されている状態で、押下げ操作(決定操作)を検出した場合に、当該地点の詳細な情報を出力することとしてもよい。
また、制御装置20は、地図表示の各種スクロール中、接続線表示80の表示状態を維持してよい。この場合、カーソル92の位置に対して自車位置表示Q1の位置が地図表示と共に移動するので、カーソル92と自車位置表示Q1との位置関係の変化に応じて接続線表示80は動的に変化する(同様に、距離表示82の数値も動的に変化する)。尚、接続線表示80は、自車位置表示Q1が画面外に移動した場合(即ち自車位置表示Q1が表示されなくなった場合)も維持されてよい。これにより、スクロール中、ユーザは、自車位置表示Q1の方向を見失うことがなく、現在地周辺の地図を効率的に把握することができる。
このように図4に示す例によれば、3D地図表示の表示中、上述の如く、ジョイスティック12の前後方向の操作は、3D地図表示上でカーソル92の前進及び後退を実現し、ジョイスティック12の左右方向の操作は、3D地図表示上でカーソル92の左右の旋回を実現する。これにより、ユーザは、カーソル92の位置を後上方からの視点から見下ろしたように位置を正確に把握しつつ、地図上で空を自由に飛び回る感覚が得られ、カーソル92の周辺の地図を効率的に把握することができる。この"空を自由に飛び回る感覚"は、商品性の向上に大きく寄与する。尚、上述の如く地図表示の拡大・縮小のためのスイッチ14cを設ける場合、3D地図表示の表示中にスイッチ14cを操作すると、3D地図表示が拡大・縮小される。3D地図表示の表示中の拡大・縮小は、あたかも視点が下降・上昇しているかのような見え方になり、"空を自由に飛び回る感覚"を更に強調することができる。
また、図4に示す例によれば、地図表示のスクロール中、カーソル92が表示され続けるので、カーソル92を自車に見立てて、地図表示中の道路に沿ってカーソル92を動かす(操縦する)ことができる。これにより、例えば3D地図表示の表示中、ユーザは、地図上の道路に沿って上空を飛びながら移動する感覚が得られ、現在地周辺の地図(例えば、目的地までの経路等)を効率的に把握することができる。
また、図4に示す例によれば、3D地図表示の表示中、カーソル92の前進及び後退は、車両のシフト操作及びアクセル操作に対応し、カーソル92の左右の旋回は、ステアリングホイール(ハンドル)の左右に切る操作に対応するので、車両の動きに対応した動きでカーソル92を直感的に動かす(操縦する)ことができる。これは、2D地図表示の表示中のカーソル92の左右の移動と対照的である。即ち、2D地図表示の表示中は、真横に平行移動できない車両の動きを、カーソル92で実現する。具体的には、前進及び後退時のカーソル92の移動速度(即ちアクセル開度)は、ジョイスティック12の前後方向の変位(中立位置からの操作量)に応じて可変されてもよい。また、同様に、旋回時のカーソル92の旋回角度(即ち操舵角)は、ジョイスティック12の左右方向の変位(中立位置からの操作量)に応じて可変されてもよい。尚、当然ながら、ジョイスティック12の変位(中立位置からの操作量)は、ジョイスティック操作検出手段16により2段階以上で検出され、カーソル92の移動速度等は2段階以上で可変されてよい。
また、図4に示す例によれば、ジョイスティック12の位置は前後・左右の4方向のみならず、斜め方向も検出できるため(8方向や16方向、全方向への準アナログ的な多値)、例えばジョイスティック12の斜め前方への操作により得られるカーソル92の動きは、車両がカーブを曲がっていくような動きとなる。
このように、図4に示す例によれば、ユーザは、3D地図表示上において、例えば道なりに進行方向を追っていくようなスクロールを直感的に容易に行うことが可能となる。また、その場旋回(ジョイスティック12の前後操作を伴わない左右操作)により周囲を見渡し、スクロール先の所望の地点を見つけ易くなる等、視野の変更を容易に行うことが可能である。尚、3D地図表示の表示中のその場旋回は、3D地図表示の表示中に実現されるカーソル92の各種動きのうちの、実際には出来ない車両の動きを実現する唯一の動きである。
また、図4に示す例によれば、3D地図表示の表示中と、2D地図表示の表示中とで、ジョイスティック12の各操作方向に割当てられるスクロール方向が異なる。即ち、3D地図表示の表示中では、ジョイスティック12の左右方向の操作は、3D地図表示上でカーソル92の左右の旋回を実現するのに対して、2D地図表示の表示中では、ジョイスティック12の左右方向の操作は、2D地図表示上でカーソル92の左右移動を実現する。これにより、2種類の操作部材を使用することなく、1つの操作部材(ジョイスティック12)で地図表示の上下スクロール・左右スクロール・回転スクロールを実現することができる。尚、3D地図表示と2D地図表示との間の切り替えは任意の方法で実現されてもよい。例えば、かかる切り替え操作用のハードスイッチ14を設定してもよい。或いは、ジョイスティック12自体の操作により3D地図表示と2D地図表示との間の切り替えを実現することも可能である。例えば、ジョイスティック12の可動範囲内に高反力領域を設定しておき、かかる高反力領域を越える操作が検出された場合に、3D地図表示と2D地図表示との間の切り替えを実現することとしてもよい(この構成については、図6を参照して後述)。
ここで、3D地図表示の表示中は、ジョイスティック12の左右方向の操作は、3D地図表示上でカーソル92の左右の旋回を実現するので、上述の如く長所がある反面、左右への移動は困難を伴う(例えば、切り返しや一回りして戻ってくる等の手間が増える)。これに対して、2D地図表示の表示中は、ジョイスティック12の左右方向の操作は、2D地図表示上でカーソル92の左右移動を実現するので、カーソル92の左右への移動は容易である。従って、図4に示す例によれば、ユーザは、3D地図表示と2D地図表示とを切り替えながらジョイスティック12の左右方向の操作を行うことで、それぞれの長所を生かしながら、直感的な移動と正確な場所指定とを容易に行うことができる。
尚、図4に示す例では、好ましい実施例として、接続線表示80や距離表示82を表示しているが、これらは省略されてもよい。
図5は、反力マップの一例を示す図である。図5に示す反力マップは、3D地図表示の表示中及び2D地図表示の表示中に共通して使用されてよい。また、図5に示す反力マップは、地図表示の表示中、ポインティングモード及びスクロールモードのいずれのモードにおいても使用されてよい。但し、決定操作等により地図表示上に操作項目が表示されるときは、操作項目の表示に対応して反力マップが切り替えられてもよい。
反力マップは、ジョイスティック12の位置に応じた反力の大きさ及び方向を規定するマップであってよい。反力マップは、図5に示すように、ジョイスティック12の位置の可動範囲12aに対応した矩形のマップ領域120を想定して設定されてよい。可動範囲12a内の各位置は、マップ領域120内の各位置と一対一(絶対座標系)で対応付けられてよい。即ち、ジョイスティック12の各位置(可動範囲12a内の各位置)は、マップ領域120内の各位置と一対一で対応付けられてよい。尚、以下の説明において、ジョイスティック12の位置や、マップ領域120内の位置関係について、「上下方向」とは、ユーザ(操作者)から遠い側(奥側)を上側とし、ユーザに近い側(手前側)を下側とする。また、マップ領域120について「内側」及び「外側」は、中心領域128を基準とする。
図5に示す例では、反力マップには、高反力領域122A,122B,122C,122Dと、通常操作領域124と、周縁領域126と、中心領域128とが設定される。
高反力領域122A,122B,122C,122Dは、通常操作領域124を囲繞する態様で設けられる。高反力領域122Aは、通常操作領域124の上側に配置される。高反力領域122Bは、通常操作領域124の下側に配置される。高反力領域122Cは、通常操作領域124の左側に配置される。高反力領域122Dは、通常操作領域124の右側に配置される。通常操作領域124は、マップ領域120の大部分を占める態様で、マップ領域120の中央に配置される。ジョイスティック12によるポインティング操作(カーソル移動操作)は、通常操作領域124内で実現されてよい。周縁領域126は、マップ領域120の周縁を形成する態様で、高反力領域122A,122B,122C,122Dよりも外周側に配置される。中心領域128は、マップ領域120の中心に配置される。中心領域128は、ジョイスティック12の中立位置に対応してよい。
ジョイスティック12の位置が高反力領域122A,122B,122C,122D内にあるときは、図5にて矢印F2で模式的に示すように、通常操作領域124に戻す方向の力(内側に向かう力)がジョイスティック12に付与される。従って、ユーザがジョイスティック12を操作して、通常操作領域124から高反力領域122A,122B,122C,122D内にジョイスティック12の位置を変化させようとすると、あたかもそこに"壁"があるかのようにジョイスティック12を押し返すような反力が発生する。即ち、高反力領域122A,122B,122C,122Dは、通常操作領域124から外側に向かうジョイスティック12の位置変化に対して反力壁として機能する。尚、高反力領域122A,122B,122C,122Dで生じる力(高反力)は、通常のユーザの操作力で打ち勝つことができる範囲内の任意の値であってよく、操作性や節度感(壁感)を考慮して適合されてもよい。
ジョイスティック12の位置が通常操作領域124内にあるときは、図5にて矢印F1で模式的に示すように、中心領域128(ジョイスティック12の中立位置に対応)へ引き込む力(中心に向かう力)がジョイスティック12に付与される。これにより、例えば、ジョイスティック12から手を離すと、ジョイスティック12は自然に中立位置に戻ることになる。この場合、通常操作領域124で発生される力の大きさは、通常操作領域124内での操作性を考慮して設定されるが、高反力領域122A,122B,122C,122Dで発生される力の大きさよりも有意に小さく設定されてよい。尚、ジョイスティック12の位置が中心領域128内にあるときは、ジョイスティック12に付与される力はゼロであってよい。
ジョイスティック12の位置が周縁領域126内にあるときは、図5にて矢印F3で模式的に示すように、外向きの力がジョイスティック12に付与される。これにより、ユーザは、高反力領域122A,122B,122C,122D(反力壁)を越えたことを感じることができる。尚、かかる壁越え感覚を付与する必要がない場合は、ジョイスティック12の位置が周縁領域126内にあるときにジョイスティック12に付与される力はゼロであってもよい。
図6は、図5に示すマップを用いて制御装置20により実行される処理の一例を示すフローチャートである。図6に示す処理は、ディスプレイ30上に3D地図表示が表示されているときの処理に関する。ディスプレイ30上に2D地図表示が表示されているときの処理についても実質的に同様であってよい。図6に示す処理ルーチンは、3D地図表示の表示中におけるスクロールモード中に、所定の処理周期毎に繰り返し実行されてよい。
ステップ600では、ジョイスティック操作検出手段16からの操作情報に基づいて、ジョイスティック12の位置が通常操作領域124内にあるか否かを判定する。ジョイスティック12の位置が通常操作領域124内にある場合は、ステップ602に進み、それ以外の場合、ステップ604に進む。
ステップ602では、ジョイスティック12の位置(ジョイスティック12の操作方向)に応じて3D地図表示のスクロールを行う。3D地図表示のスクロールは、図4(A)を参照して説明した態様で実行されてよい。この際のスクロール速度は、所定の通常速度であってよい。但し、通常操作領域124内でも、スクロール速度を可変してもよい。例えば、通常操作領域124の外側に向かうほどスクロール速度が大きくなる態様で、スクロール速度を可変してもよい。ステップ602の処理が終了すると、次の処理周期でステップ600からの処理を開始する。
ステップ604では、ジョイスティック操作検出手段16からの操作情報に基づいて、ジョイスティック12の位置が高反力領域122A,122B,122C,122D内にあるか否かを判定する。ジョイスティック12の位置が高反力領域122A,122B,122C,122D内にある場合は、ステップ606に進み、それ以外の場合、ステップ608に進む。
ステップ606では、ジョイスティック12の位置に応じて3D地図表示のスクロールを行う。3D地図表示のスクロールは、図4(A)を参照して説明した態様で実行されてよい。この際のスクロール速度は、上記のステップ602で実現されるスクロール速度よりも高い。従って、ジョイスティック12の位置が通常操作領域124内から高反力領域122A,122B,122C,122D内に入ると、スクロール速度が上昇される(即ち、3D地図表示上のカーソル92の旋回速度及び移動速度が増加する)。即ち、ユーザが反力壁に抗して外側に力を加えている状況においては、3D地図表示上のカーソル92の速度は、通常操作領域124内で操作するときよりも増加する。これにより、ユーザは、前後の壁(高反力領域122A,122B)や左右の壁(高反力領域122C,122D)を押す感覚で、より速いストローク速度を得ることができ、操作性が向上する。尚、ジョイスティック12の位置が高反力領域122A,122B,122C,122D内にあるときのスクロール速度は、一定であってもよいし、可変であってよい。例えば、ジョイスティック12の位置が高反力領域122A,122B,122C,122D内の外側に向かうにつれて、反力を強めながらスクロール速度が段階的に上昇する態様が実現されてもよい。ステップ606の処理が終了すると、次の処理周期でステップ600からの処理を開始する。
ステップ608では、ジョイスティック12の位置が下側の高反力領域122B内から(下側の)周縁領域126に移動したか否かを判定する。即ち、ジョイスティック12の位置が下側の高反力領域122Bを下方に越えて周縁領域126まで移動したか否か(即ち壁越え操作を検出したか否か)を判定する。ジョイスティック12の位置が下側の高反力領域122B内から周縁領域126に移動した場合は、ステップ610に進み、それ以外の場合は、次の処理周期でステップ600からの処理を開始することとしてよい。但し、それ以外の場合として、例えば、ジョイスティック12の位置が左右の高反力領域122C又は122D内から周縁領域126に移動した場合には、所定の機能(例えば、各種のメニュー選択項目を呼び出す機能等)を実現してもよい。
ステップ610では、ディスプレイ30上の地図表示を3D地図表示から2D地図表示へと切り替える。尚、このようにして2D地図表示に切り替えられると、スクロールモード中、図6と同様の処理が実行されてよい。この場合、ジョイスティック12の位置が上側の高反力領域122A内から(上側の)周縁領域126に移動した場合、即ち、ジョイスティック12の位置が上側の高反力領域122Aを上方に越えて周縁領域126まで移動した場合に(ステップ608参照)、ディスプレイ30上の地図表示を2D地図表示から3D地図表示へと切り替えることとしてよい(ステップ610参照)。
尚、2D地図表示及び3D地図表示間の切り替えは、アニメーションを伴う連続的な遷移により実現されてもよい。これにより、地図の視点が変化したとことを、ユーザが直感的に理解し易くなる。尚、アニメーションを伴う連続的な遷移は任意の態様であってもよいが、例えば、3D地図表示から2D地図表示への切り替え時は、地図表示が手前に起き上がりつつ、視点の高度が増加するような(ズームアウトするような)態様で実現されてもよい。逆に、2D地図表示から3D地図表示への切り替え時は、地図表示が奥に倒れつつ、視点の高度が低下するような態様で実現されてもよい。また、3D地図表示におけるカーソル92は高さの概念はなく位置を指定するときにもカーソル92の位置そのままが地図上の指定点となってもよいが、2D地図表示と3D地図表示間の切り替え時にはカーソル92の位置を少し前後に移動させることで、見下ろし角度分の位置ずれを表現し、視点移動の直感性を向上させてもよい。
このようにして図6に示す処理によれば、3D地図表示から2D地図表示への切り替えは、ジョイスティック12の位置が下側の高反力領域122Bを下方に越えることにより実現される。これにより、ユーザは、ジョイスティック12を用いて、各種スクロールを行いながら、3D地図表示から2D地図表示への切り替えを実現することができる。
また、2D地図表示から3D地図表示への切り替えが、上側の高反力領域122Aを上方に越えることにより実現される場合には、ユーザは、ジョイスティック12を用いて、各種スクロールを行いながら、2D地図表示から3D地図表示への切り替えを実現することができる。この場合、地図表示の切り替えのための操作方向(壁越え操作の方向)と地図表示の変化が対応するので、ユーザは、直感的に2D地図表示及び3D地図表示間の切り替え操作を行うことが容易となる。即ち、地図表示の上部を押す感覚で地図表示を倒し(3D地図表示へ遷移)、地図表示の下部を押す感覚で地図表示を起こす(2D地図表示へ遷移)ことができ、直感的な操作が可能である。一般的に、ディスプレイ30の画面が略垂直に(立てて)配置されるので、このような割当てが最適である。但し、逆であってもよい。
尚、図6に示す例において、下側の高反力領域122Bは、3D地図表示の表示中のみ機能してもよい。即ち、下側の高反力領域122Bは、2D地図表示の表示中は、無効化されてもよい。同様に、上側の高反力領域122Aは、2D地図表示の表示中のみ機能してもよい。即ち、上側の高反力領域122Aは、3D地図表示の表示中は、無効化されてもよい。例えば、2D地図表示の表示時用と、3D地図表示の表示時用とで別々の反力マップを用意し、2D地図表示用の反力マップでは、下側の高反力領域122Bは形成されず、3D地図表示用の反力マップでは、上側の高反力領域122Aは形成されないようにしてもよい。
以上、各実施例について詳述したが、特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内において、種々の変形及び変更が可能である。また、前述した実施例の構成要素を全部又は複数を組み合わせることも可能である。
例えば、上述した実施例では、入力装置の好ましい一例として、前後方向と左右方向の同時操作が可能なジョイスティック12を含む操作部10を用いているが、前後方向と左右方向の同時操作が不能な入力装置が代替的に使用されてもよい。即ち、前後方向と左右方向のそれぞれの操作のみが可能な入力装置が代替的に使用されてもよい。かかる入力装置は、例えば機械的なスイッチであってもよいし、タッチスイッチ等であってもよい。かかる場合であっても、複合的なスクロールは実現不能であるものの(操作性が劣るものの)、上述した実施例とほぼ同様の効果を得ることができる。
また、上述した実施例では、入力装置の好ましい一例として、ジョイスティック12を含む操作部10を用いているが、ジョイスティック12に代えて、トラックボールや平面タッチパッド等が使用されてもよい。その際、反力(ハプティック機構)を使用しないものであってよく、また、それぞれの態様に応じて同様の効果を生じさせる反力機構が設けられてもよい。例えば、トラックボールの場合、回転を押させるブレーキ機構が設けられてもよい。また、平面タッチパッドの場合、壁の存在を感じさせる振動機構等が設けられてもよい。平面タッチパッドの場合、例えば、反力壁の機能は、所定の振動(振動フィードバック)を発生させることにより実現されてもよい。
また、上述した実施例では、好ましい実施例として、3D地図表示と2D地図表示とが選択的に表示可能とされているが、2D地図表示は表示不能な構成であってもよい。また、上述した実施例では、好ましい実施例として、2D地図表示の表示中、ジョイスティック12の左右方向の操作は、2D地図表示上でカーソル92の左右移動を実現し、ジョイスティック12の前後方向の操作は、2D地図表示上でカーソル92の上下移動を実現するが、他の態様であってもよい。例えば、ジョイスティック12の左右方向の操作は、3D地図表示上でカーソル92の左右の旋回(カーソル92まわりの2D地図表示の旋回)を実現し、ジョイスティック12の前後方向の操作は、2D地図表示上でカーソル92の上下移動を実現してもよい。
また、上述した実施例では、3D地図表示の表示中、ジョイスティック12の左右方向の操作は、3D地図表示上でカーソル92の左右の旋回(カーソル92まわりの3D地図表示の旋回)を実現し、ジョイスティック12の前後方向の操作は、3D地図表示上でカーソル92の上下移動を実現するが、逆であってもよい。即ち、3D地図表示の表示中、ジョイスティック12の左右方向の操作は、3D地図表示上でカーソル92の左右移動を実現し、ジョイスティック12の前後方向の操作は、3D地図表示上でカーソル92の左右の旋回を実現してもよい。
また、上述した実施例では、ジョイスティック12の変位(中立位置からの操作量)に応じてカーソル92の旋回速度が変化されるが、これに替えて、ジョイスティック12の変位に応じてカーソル92の旋回角度を変化させてよい。具体的には、旋回時のカーソル92の旋回角度(即ち操舵量)は、ジョイスティック12の左右方向の変位(中立位置からの操作量)に応じて可変されてもよい。尚、旋回時のカーソル92の旋回角度がジョイスティック12の左右方向の変位に応じて可変される場合は、ジョイスティック12の左右方向の変位が一定値に維持されると、旋回は、対応する旋回角度が実現された時点で停止されるが、旋回時のカーソル92の旋回速度がジョイスティック12の左右方向の変位に応じて可変される場合は、ジョイスティック12の左右方向の変位が一定値に維持されても旋回が継続される(一定の旋回速度で旋回し続ける)。尚、当然ながら、ジョイスティック12の変位(中立位置からの操作量)は、2段階以上で検出され、カーソル92の旋回角度は2段階以上で可変される。
また、上述した実施例では、3D地図表示の表示中、ジョイスティック12の左右方向の操作によって、3D地図表示がカーソル92回りに回転されているが、3D地図表示が自車位置表示Q1回りに回転されてもよい。
また、上述した実施例では、地図表示制御装置1は、車両に搭載されているが、車両以外の場所(例えば、家庭等でのパーソナルコンピューターのディスプレイ上で地図表示を表示する用途)で使用されてもよい。また、地図表示制御装置1は、車両以外の移動体(例えば携帯電話やスマートフォン、タブレット端末等)に搭載されてもよい。この場合、自車位置表示は、移動体の位置に表示に対応することになる。また、上述した実施例は、ナビゲーション用の地図表示に関するものであるが、ナビゲーション以外の用途(例えば単なる閲覧用)の地図表示にも適用可能である。
1 地図表示制御装置
10 操作部
12 ジョイスティック
16 ジョイスティック操作検出手段
18 反力発生手段
20 制御装置
22 ナビECU
30 ディスプレイ
80 接続線表示
82 距離表示
92 カーソル
94L,94R,96A,96B,96C,96D スクロールガイド表示
120 マップ領域
122A,122B,122C,122D 高反力領域
124 通常操作領域
126 周縁領域
128 中心領域

Claims (9)

  1. 前後方向と左右方向との同時入力が可能な入力装置と、
    前記入力装置への入力情報に基づいて、表示装置上に表示される地図表示とカーソルとの関係が変化するスクロールを実現する制御装置とを含み、
    前記地図表示は、平面地図表示と、実空間内のユーザの視点よりも上空の視点から見下ろした俯瞰地図表示とを含み、
    前記制御装置は、前記平面地図表示の表示中は、前記入力装置を介した前後方向の入力及び左右方向の入力のそれぞれに応じて前記平面地図表示に対して前記カーソルを前後方向及び左右方向にそれぞれ相対的に移動させ、前記俯瞰地図表示の表示中は、前記前後方向の入力及び左右方向の入力のうちの一方の入力に応じて前記俯瞰地図表示に対して前記カーソルを所定方向に相対的に移動させると共に他方の入力に応じて前記俯瞰地図表示を前記カーソル回り又は移動体位置表示回りに回転させる、地図表示制御装置。
  2. 前記カーソルは、前記地図表示上の移動体位置表示から離れた位置に移動可能である、請求項1に記載の地図表示制御装置。
  3. 前記制御装置は、スクロール中、前記表示装置の画面内の所定の固定位置に前記カーソルを表示し続ける、請求項1又は2に記載の地図表示制御装置。
  4. 前記制御装置は、前記入力装置を介した前後方向の入力と左右方向の入力との同時入力に対して、前後方向の入力及び左右方向の入力のそれぞれに応じた前記各スクロールを同時に実現する、請求項1〜3のうちのいずれか1項に記載の地図表示制御装置。
  5. 前記制御装置は、前記俯瞰地図表示の表示中、前記入力装置を介した前後方向の入力と左右方向の入力との同時入力に対して、前記俯瞰地図表示に対して前記カーソルを所定方向に相対的に移動させつつ前記俯瞰地図表示を前記カーソル回りに回転させる、請求項1〜4のうちのいずれか1項に記載の地図表示制御装置。
  6. 前記入力装置は、所定の操作範囲内で前後方向と左右方向への操作が可能な操作部材を含み、
    前記制御装置は、前記操作部材の基準位置に対する操作量に応じてスクロール量及びスクロール速度のうちの少なくともいずれか一方を2段階以上で変化させる、請求項1〜5のうちのいずれか1項に記載の地図表示制御装置。
  7. 前記制御装置は、スクロール中、前記カーソルと移動体位置表示とを結ぶ接続線表示を表示し続ける、請求項1〜6のうちのいずれか1項に記載の地図表示制御装置。
  8. 前記接続線表示は、前記カーソルと移動体位置表示との間の距離が長くなるほど細くなる態様で、前記カーソルと移動体位置表示との間の距離に応じて太さが変化される、請求項7に記載の地図表示制御装置。
  9. 前後方向と左右方向との入力が可能な入力装置と、
    前記入力装置への入力情報に基づいて、表示装置上に表示される俯瞰地図表示とカーソルとの関係が変化するスクロールを実現する制御装置とを含み、
    前記カーソルは、前記俯瞰地図表示の視点からの視線上の位置に表示され、
    前記制御装置は、前記前後方向の入力及び左右方向の入力のうちの一方の入力に応じて前記俯瞰地図表示に対して前記カーソルを所定方向に相対的に移動させると共に、他方の入力に応じて前記俯瞰地図表示を前記カーソル回りに回転させる、地図表示制御装置。
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