以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
1H−NMRのケミカルシフトは、内部標準としてテトラメチルシラン(TMS)を用い、相対的なデルタ(δ)値をパーツパーミリオン(ppm)で表した。カップリング定数はヘルツ(Hz)で表し、自明な多重度をs(シングレット)、d(ダブレット)、t(トリプレット)、q(カルテット)、quint(クインテット)、m(マルチプレット)、dd(ダブレット オブ ダブレッツ)、td(トリプレット オブ ダブレッツ)、brs(ブロードシングレット)などと表した。カラムクロマトグラフィーは富士シリシア化学社製のシリカゲルを用いて行った。
[実施例1]
(2−メルカプト−1,3−チアゾール−4−イル)酢酸 エチルエステル
ジチオカルバミン酸のアンモニウム塩102gをエタノール700mLに溶解し、氷冷下にて4−クロロ−3−オキソブタン酸 エチルエステル152gのエタノール200mL溶液を30分かけて滴下した。徐々に昇温し、2時間加熱還流した。反応溶液を減圧濃縮し、水1Lを加え、析出した固体を濾取した。この固体を酢酸エチル4Lに溶解し、水2Lで洗浄した。無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。得られた個体にジエチルエーテル500mLを加え懸濁洗浄し、濾過することで表題化合物165gを微黄色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.31(3H,t,J=7.2Hz),3.59(2H,s),4.23(2H,q,J=7.2Hz)6.46(1H,s).
[実施例2]
2−{[4−(2−エトキシ−2−オキソエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル
実施例1で合成される(2−メルカプト−1,3−チアゾール−4−イル)酢酸 エチルエステル88.6gおよび2−ブロモ−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチル105.3gをN,N−ジメチルホルムアミド700mLに溶解し、炭酸カリウム66.3gを加え室温で8時間撹拌した。反応液に水1Lを加え、酢酸エチル1Lで抽出した後、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去し、表題化合物150gを微褐色油状物として得た。本化合物は特に精製することなく次工程に使用した。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.27(3H,t,J=7.2Hz),1.44(9H,s),1.57(6H,s),3.83(2H,s),4.18(2H,q,J=7.2Hz)7.27(1H,s).
[実施例3]
{2−[(2−tert−ブトキシ−1,1−ジメチル−2−オキソエチル)チオ]−1,3−チアゾール−4−イル}酢酸
実施例2で合成される2−{[4−(2−エトキシ−2−オキソエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル150gをメタノール700mLに溶解し、1N水酸化ナトリウム水溶液448mLを室温にて加え、3時間撹拌した。反応溶液を減圧濃縮し、10%クエン酸水溶液1Lを加えて、酢酸エチル1Lで抽出した。有機層を水500mLで3回洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧留去することで表題化合物123gを微黄色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.44(9H,s),1.59(6H,s),3.86(2H,s)7.22(1H,s).
[実施例4]
2−{[4−(2−ヒドロキシエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル
実施例3で合成される{2−[(2−tert−ブトキシ−1,1−ジメチル−2−オキソエチル)チオ]−1,3−チアゾール−4−イル}酢酸127gを氷冷下、1M−ボラン/テトラヒドロフラン錯体800mLに添加し、その後室温にて8時間撹拌した。反応液を氷冷した後、メタノール400mLを滴下し、室温まで昇温して1時間撹拌した。続いて飽和塩化アンモニウム水300mLを加え、室温にて1時間撹拌した。反応液を減圧濃縮した後、水に注下し、酢酸エチルで抽出した。飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=1:1)で精製することにより、表題化合物110gを微黄色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.43(9H,s),1.59(6H,s),2.98(2H,t,J=5.7Hz),3.04−3.10(1H,m),3.92−3.97(2H,m),7.02(1H,s).
[実施例5]
2−メチル−2−[(4−{2−[(メチルスルホニル)オキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]プロピオン酸 tert−ブチルエステル
実施例4で合成される2−{[4−(2−ヒドロキシエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル98gおよびトリエチルアミン50mLをジクロロメタン800mLに溶解し、氷冷下、メタンスルホニルクロリド38.8gを滴下し、0℃にて2時間撹拌した。反応液に水を加え、有機層を分液した。飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を留去した。定量的に得られた未精製の褐色油状物である表題化合物はこのままの状態で次工程に使用した。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.44(9H,s),1.58(6H,s),2.95(3H,s),3.20(2H,t,J=6.5Hz),4.56(2H,t,J=6.5Hz),7.14(1H,s)。
[実施例6]
2−メチル−2−{[4−(2−フタルイミドエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}プロピオン酸 tert−ブチルエステル
実施例5で合成される2−メチル−2−[(4−{2−[(メチルスルホニル)オキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]プロピオン酸 tert−ブチルエステル123gをN,N−ジメチルホルムアミド800mLに溶解し、フタルイミドカリウム59.7gを加え85℃で2時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=3:1)で精製することにより、表題化合物136gを微黄色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.44(9H,s),1.55(6H,s),3.17(2H,t,J=7.3Hz),4.56(2H,t,J=7.3Hz),7.07(1H,s),7.69−7.72(2H,m),7.81−7.84(2H,m).
[実施例7]
2−{[4−(2−アミノエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル
実施例6で合成される2−メチル−2−{[4−(2−フタルイミドエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}プロピオン酸 tert−ブチルエステル136gをエタノール800mLに溶解し、ヒドラジン・一水和物47.2gを加え4時間還流した。反応液から白色の析出物をろ去し、ろ液を減圧濃縮した後、水を加え、ジクロロエタンで抽出した。飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去することにより、表題化合物77.6gを褐色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.43(9H,s),1.58(6H,s),2.89(2H,t,J=6.6Hz),3.06(2H,t,J=6.6Hz),7.03(1H,s).
[実施例8]
2−[(2−tert−ブトキシ−1,1−ジメチル−2−オキソエチル)チオ]−1,3−チアゾール−4−カルボン酸 エチルエステル
3−ブロモ−2−オキソプロピオン酸を出発原料とし、実施例1および実施例2と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.39(3H,t,J=7.5Hz),1.42(9H,s),1.61(6H,s),4.40(2H,q,J=7.5Hz),8.21(1H,s).
[実施例9]
2−[(2−tert−ブトキシ−1,1−ジメチル−2−オキソエチル)チオ]−1,3−チアゾール−4−カルボン酸
実施例8で合成される2−[(2−tert−ブトキシ−1,1−ジメチル−2−オキソエチル)チオ]−1,3−チアゾール−4−カルボン酸 エチルエステルを出発原料とし、実施例2と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.43(9H,s),1.64(6H,s),8.26(1H,s).
[実施例10]
2−{[4−(ヒドロキシメチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル
実施例9で合成される2−[(2−tert−ブトキシ−1,1−ジメチル−2−オキソエチル)チオ]−1,3−チアゾール−4−カルボン酸を出発原料とし、実施例3と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.43(9H,s),1.58(6H,s),4.75(2H,s),7.26(1H,s)。
[実施例11]
2−メチル−2−[(4−{[(メチルスルホニル)オキシ]メチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]プロピオン酸 tert−ブチルエステル
実施例10で合成される2−{[4−(ヒドロキシメチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルを出発原料とし、実施例4と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.43(9H,s),1.60(6H,s),3.04(3H,s),5.30(2H,s),7.46(1H,s).
[実施例12]
2−メチル−2−{ [4−(フタルイミドメチル) −1,3−チアゾール−2−イル]チオ}プロピオン酸 tert−ブチルエステル
実施例11で合成される2−メチル−2−[(4−{[(メチルスルホニル)オキシ]メチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]プロピオン酸 tert−ブチルエステルを出発原料とし、実施例5と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.38(9H,s),1.56(6H,s),4.99(2H,s),7.18(1H,s),7.71−7.75(2H,m),7.85−7.89(2H,m).
[実施例13]
2−{[4−(アミノメチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル
実施例12で合成される2−メチル−2−{[4−(フタルイミドメチル) −1,3−チアゾール−2−イル]チオ}プロピオン酸 tert−ブチルエステルを出発原料とし、実施例6と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.44(9H,s),1.59(6H,s),3.95(2H,s),7.13(1H,s).
[実施例14]
2−{[4−(2−エトキシ−2−オキソエチル)−5−メチル−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル
4−ブロモ−3−オキソペンタン酸 エチルエステルを出発原料とし、実施例1および実施例2と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.23(3H,t,J=7.3Hz),1.44(9H,s),1.53(6H,s),2.38(3H,s),3.72(2H,s),4.13(2H,q,J=7.3Hz).
[実施例15]
{2−[(2−tert−ブトキシ−1,1−ジメチル−2−オキソエチル)チオ]−5−メチル−1,3−チアゾール−4−イル}酢酸
実施例14で合成される2−{[4−(2−エトキシ−2−オキソエチル)−5−メチル−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルを出発原料とし、実施例2と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.44(9H,s),1.56(6H,s),2.38(3H,s),3.75(2H,s)。
[実施例16]
2−{[4−(2−ヒドロキシエチル)−5−メチル−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル
実施例15で合成される{2−[(2−tert−ブトキシ−1,1−ジメチル−2−オキソエチル)チオ]−5−メチル−1,3−チアゾール−4−イル}酢酸を出発原料とし、実施例3と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.44(9H,s),1.55(6H,s),2.35(3H,s),2.84(2H,t,J=5.6Hz),3.41−3.47(1H,m),3.90−3.97(2H,m).
[実施例17]
2−メチル−2−[(5−メチル−4−{2−[(メチルスルホニル)オキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]プロピオン酸 tert−ブチルエステル
実施例16で合成される2−{[4−(2−ヒドロキシエチル)−5−メチル−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルを出発原料とし、実施例4と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.45(9H,s),1.55(6H,s),2.39(3H,s),2.93(3H,s),3.09(2H,t,J=6.6Hz),4.53(2H,t,J=6.6Hz).
[実施例18]
2−メチル−2−{[5−メチル−4−(フタルイミドエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}プロピオン酸 tert−ブチルエステル
実施例17で合成される2−メチル−2−[(5−メチル−4−{2−[(メチルスルホニル)オキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]プロピオン酸 tert−ブチルエステルを出発原料とし、実施例5と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.45(9H,s),1.50(6H,s),2.34(3H,s),3.05(2H,t,J=7.5Hz),4.00(2H,t,J=7.5Hz),7.68−7.72(2H,m),7.79−7.84(2H,m).
[実施例19]
2−{[4−(2−アミノエチル)−5−メチル−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル
実施例18で合成される2−メチル−2−{[5−メチル−4−(フタルイミドエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}プロピオン酸 tert−ブチルエステルを出発原料とし、実施例6と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.45(9H,s),1.55(6H,s),2.37(3H,s),2.79(2H,t,J=6.6Hz),3.04(2H,t,J=6.6Hz).
[実施例20]
{2−[(2−tert−ブトキシ−1,1−ジメチル−2−オキソエチル)チオ]−4−メチル−1,3−チアゾール−5−イル}酢酸
市販の(2−メルカプト−4−メチル−1,3−チアゾール−5−イル)酢酸15gをメタノール360mLおよび1N水酸化ナトリウム水溶液174mLに溶解し、2−ブロモ−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチル エステル19.4gを加えて60℃で6時間撹拌した。反応液を濃縮後、残渣を水に溶解し、10%クエン酸水溶液を加えて酸性とした。析出する固体を濾取し、減圧下乾燥することで表題化合物25gを白色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.43(9H,s),1.56(6H,s),2.37(3H,s),3.77(2H,s)。
[実施例21]
2−{[5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチル−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル
実施例20で合成される{2−[(2−tert−ブトキシ−1,1−ジメチル−2−オキソエチル)チオ]−4−メチル−1,3−チアゾール−5−イル}酢酸を出発原料とし、実施例3と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.44(9H,s),1.56(6H,s),2.37(3H,s),2.97(2H,t,J=6.3Hz),3.79−3.84(2H,m).
[実施例22]
2−メチル−2−[(4−メチル−5−{2−[(メチルスルホニル)オキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]プロピオン酸 tert−ブチルエステル
実施例21で合成される2−{[5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチル−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルを出発原料とし、実施例4と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.45(9H,s),1.56(6H,s),2.38(3H,s),2.98(3H,s),3.18(2H,t,J=6.6Hz),4.34(2H,t,J=6.6Hz).
[実施例23]
2−メチル−2−{[4−メチル−5−(フタルイミドエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}プロピオン酸 tert−ブチルエステル
実施例22で合成される2−メチル−2−[(4−メチル−5−{2−[(メチルスルホニル)オキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]プロピオン酸 tert−ブチルエステルを出発原料とし、実施例5と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.42(9H,s),1.52(6H,s),2.35(3H,s),3.12(2H,t,J=7.5Hz),3.89(2H,t,J=7.5Hz),7.71−7.75(2H,m),7.82−7.85(2H,m).
[実施例24]
2−{[5−(2−アミノエチル)−4−メチル−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル
実施例23で合成される2−メチル−2−{[4−メチル−5−(フタルイミドエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}プロピオン酸 tert−ブチルエステルを出発原料とし、実施例6と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.44(9H,s),1.56(6H,s),2.36(3H,s),2.82−2.87(2H,m),2.91−2.97(2H,m).
[実施例25]
2−[(2−tert−ブトキシ−1,1−ジメチル−2−オキソエチル)チオ]−4−メチル−1,3−チアゾール−5−カルボン酸 エチルエステル
2−クロロ−3−オキソブタン酸 エチルエステルを出発原料とし、実施例1および実施例2と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.35(3H,t,J=7.2Hz),1.44(9H,s),1.64(6H,s),2.68(3H,s),4.31(2H,q,J=7.2Hz)。
[実施例26]
2−[(2−tert−ブトキシ−1,1−ジメチル−2−オキソエチル)チオ]−4−メチル−1,3−チアゾール−5−カルボン酸
実施例25で合成される2−[(2−tert−ブトキシ−1,1−ジメチル−2−オキソエチル)チオ]−4−メチル−1,3−チアゾール−5−カルボン酸 エチルエステルを出発原料とし、実施例2と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.43(9H,s),1.67(6H,s),2.68(3H,s).
[実施例27]
2−{[5−(ヒドロキシメチル)−4−メチル−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル
実施例26で合成される2−[(2−tert−ブトキシ−1,1−ジメチル−2−オキソエチル)チオ]−4−メチル−1,3−チアゾール−5−カルボン酸を出発原料とし、実施例3と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.45(9H,s),1.57(6H,s),2.39(3H,s),4.77(2H,s).
[実施例28]
2−{[4−(クロロメチル)−5−メチル−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル
実施例27で合成される2−{[5−(ヒドロキシメチル)−4−メチル−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルを出発原料とし、実施例4と同様の操作を行ったところ表題化合物が得られた。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.43(9H,s),1.59(6H,s),2.41(3H,s),4.70(2H,s).
[実施例29]
2−メチル−2−{[4−メチル−5−(フタルイミドメチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}プロピオン酸 tert−ブチルエステ
実施例28で合成される2−{[4−(クロロメチル)−5−メチル−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルを出発原料とし、実施例5と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.37(9H,s),1.56(6H,s),2.56(3H,s),4.92(2H,s),7.71−7.76(2H,m),7.82−7.87(2H,m).
[実施例30]
2−{[5−(アミノメチル)−4−メチル−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル
実施例29で合成される2−メチル−2−{[4−メチル−5−(フタルイミドメチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}プロピオン酸 tert−ブチルエステルを出発原料とし、実施例6と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.45(9H,s),1.56(6H,s),2.35(3H,s),3.96(2H,s)。
[実施例31]
2−メルカプト−4−(3−フタルイミドプロピル)−1,3−チアゾール
1−クロロ−4−オキソペンタンおよびフタルイミドカリウムを出発原料とし、非特許文献[Pharmazie,47,86(1992)]などを参考に合成される2−(5−ブロモ−4−オキソペンチル)−イソインドリン−1,3−ジオン17.8gとジチオカルバミン酸アンモニウム6.96gをエタノール250mLに懸濁し、6時間還流した。析出した結晶を濾取し、エタノールで洗浄することにより表題化合物を白色結晶として10.1g得た。
1H−NMR(DMSO−d6,270MHz)δ:1.80−2.00(2H,m),3.25−3.50(2H,m),3.60(2H,t,J=6.8Hz),6.60(1H,s),7.76−7.90(4H,m),13.10(1H,s).
[実施例32]
2−メチル−2−{[4−(3−フタルイミドプロピル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}プロピオン酸 tert−ブチルエステル
実施例31で得られる2−メルカプト−4−(3−フタルイミドプロピル)−1,3−チアゾール22.6gをN,N−ジメチルホルムアミド200mLに溶解し、炭酸カリウム11.3gおよび2−ブロモ−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル17.4gを加え、室温にて14時間攪拌した。反応液を減圧濃縮し、酢酸エチルと水を加えて攪拌し、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=7:3)で精製することにより、表題化合物32.0gを無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,270MHz)δ:1.42(9H,s),1.52(6H,s),2.03−2.20(2H,m),2.82(2H,t,J=7.8Hz),3.76(2H,t,J=7.8Hz),7.06(1H,s),7.67−7.91(4H,m),13.10(1H,s).
[実施例33]
2−{[4−(3−アミノプロピル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル
実施例32で得られる2−メチル−2−{[4−(3−フタルイミドプロピル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}プロピオン酸 tert−ブチルエステル 31.1gをエタノール400mLに溶解し、ヒドラジン一水和物10mLを加え、2時間還流した。析出した固体を濾去し、濾液を減圧濃縮した。残渣に水とジクロロメタンを加え、有機層を水で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧濃縮することによって表題化合物を20.1g得た。得られた化合物は精製することなく、次の反応に用いた。
1H−NMR(CDCl3,270MHz)δ:1.43(9H,s),1.57(6H,s),1.78−1.93(2H,m),2.74(2H,t,J=7.6Hz),2.81(2H,t,J=7.6Hz),6.97(1H,s).
[実施例34]
2−[(4−{2−[(4’−フルオロビフェニル−4−イル)オキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
(実施例34−1)
2−[(4−{2−[(4’−フルオロビフェニル−4−イル)オキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル
実施例4で合成される2−{[4−(2−ヒドロキシエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル451mgおよび4’−フルオロビフェニル−4−オール280mgをテトラヒドロフラン10mlに溶解し、氷冷下、トリフェニルホスフィン430mgおよびアゾジカルボン酸ジイソプロピル(40%トルエン溶液)0.88mlを添加し、その後室温にて17時間撹拌した。反応液を減圧濃縮した後、ヘキサンを約10ml加え、析出した結晶をろ過して除き、ろ液の溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=4:1)で精製することにより、標記化合物390mgを無色油状物として得た。
1H−NMR(DMSO,300MHz)δ:1.33(9H,s),1.51(6H,s),3.18(2H,t,J=6.6Hz),4.33(2H,t,J=6.6Hz),7.01(2H,d,J=9Hz),7.25(2H,t,J=9Hz),7.56(2H,d,J=9Hz),7.57(1H,s),7.61〜7.66(2H,m).
MS:474(M++1).
(実施例34−2)
2−[(4−{2−[(4’−フルオロビフェニル−4−イル)オキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例34−1で得られた2−[(4−{2−[(4’−フルオロビフェニル−4−イル)オキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル351mgをジクロロメタン2mlに溶解し、トリフルオロ酢酸1mlを加え室温で12時間撹拌した。反応液を減圧濃縮した後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=1:1)で精製することにより、標記化合物293mgを白色固体として得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.51(6H,s),3.19(2H,t,J=6.6Hz),4.33(2H,t,J=6.6Hz),7.03(2H,d,J=9.0Hz),7.25(2H,t,J=9.0Hz),7.57(2H,d,J=9.0Hz),7.58(1H,s),7.64(2H,dd,J=5.7Hz,9.0Hz),12.94(1H,brs).
MS:418(M++1).
[実施例35]
2−[(4−{2−[(4’−フルオロビフェニル−4−イル)オキシ]エチル}−5−メチル−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例16で合成される2−{[4−(2−ヒドロキシエチル)−5−メチル−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび4’−フルオロビフェニル−4−オールを出発原料とし、実施例34と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.61(6H,s),2.49(3H,s),3.22(2H,t,J=6.0Hz),4.29(2H,t,J=6.0Hz),6.91(2H,d,J=7.0Hz),7.06−7.12(2H,m),7.42−7.49(4H,m).
MS:432(M++1)。
[実施例36]
2−[(5−{2−[(4’−フルオロビフェニル−4−イル)オキシ]エチル}−4−メチル−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例21で合成される2−{[5−(2−ヒドロキシエチル)−4−メチル−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび4’−フルオロビフェニル−4−オールを出発原料とし、実施例34と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.63(6H,s),2.43(3H,s),3.21(2H,t,J=6.0Hz),4.18(2H,t,J=6.0Hz),6.96(2H,d,J=6.9Hz),7.07−7.13(2H,m),7.26−7.51(4H,m).
MS:432(M++1).
[実施例37]
2−[(4−{[(4’−フルオロビフェニル−4−イル)オキシ]メチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例10で合成される2−{[4−(ヒドロキシメチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび4’−フルオロビフェニル−4−オールを出発原料とし、実施例34と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.65(6H,s),5.25(2H,s)7.00−7.13(5H,m),7.46−7.51(4H,m).
MS:404(M++1).
[実施例38]
2−[(4−{2−[(4’−クロロビフェニル−4−イル)オキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例4で合成される2−{[4−(2−ヒドロキシエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび4’−クロロビフェニル−4−オールを出発原料とし、実施例34と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.51(6H,s),3.19(2H,t,J=6.6Hz),4.34(2H,t,J=6.6Hz),7.03(2H,d,J=8.7Hz),7.47(2H,t,J=8.4Hz),7.58(1H,s),7.60(2H,d,J=8.4Hz),7.64(2H,dd,J=5.7Hz,8.7Hz),12.92(1H,brs).
MS:434(M++1).
[実施例39]
2−[(4−{2−[(4’−メトキシビフェニル−4−イル)オキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例4で合成される2−{[4−(2−ヒドロキシエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび4’−メトキシビフェニル−4−オールを出発原料とし、実施例34と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.51(6H,s),3.18(2H,t,J=6.6Hz),3.27(3H,s),4.32(2H,t,J=6.6Hz),6.97(4H,m),7.52(4H,m),7.58(1H,s),12.92(1H,s).
MS:430(M++1).
[実施例40]
2−[(4−{2−[(4’−シアノビフェニル−4−イル)オキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例4で合成される2−{[4−(2−ヒドロキシエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび4’−ヒドロキシビフェニル−4−カルボニトリルを出発原料とし、実施例34と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.51(6H,s),3.19(2H,t,J=6.6Hz),4.36(2H,t,J=6.6Hz),7.04(2H,d,J=8.4Hz),7.58(1H,s),7.71(2H,t,J=8.4Hz),7.83(2H,d,J=8.7Hz),7.88(2H,d,J=8.7Hz),12.90(1H,s).
MS:425(M++1)。
[実施例41]
2−[(4−{2−[4−(4−クロロベンゾイル)フェノキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例4で合成される2−{[4−(2−ヒドロキシエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび4−クロロ−4’−ヒドロキシベンゾフェノンを出発原料とし、実施例34と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.51(6H,s),3.21(2H,t,J=6.6Hz),4.41(2H,t,J=6.6Hz),7.10(2H,d,J=8.7Hz),7.58(1H,s),7.62(2H,t,J=8.7Hz),7.69〜7.75(4H,m),12.98(1H,brs).
MS:462(M++1).
[実施例42]
2−({4−[2−(4−ベンゾイルフェノキシ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸
実施例4で合成される2−{[4−(2−ヒドロキシエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび(4−ヒドロキシフェニル)(フェニル)メタノンを出発原料とし、実施例34と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.50(6H,s),3.21(2H,t,J=6.6Hz),4.41(2H,t,J=6.6Hz),7.04(2H,d,J=8.7Hz),7.50〜7.58(3H,m),7.60〜7.75(5H,m),12.91(1H,brs).
MS:428(M++1).
[実施例43]
2−メチル−2−[(4−{2−[4−(トリフルオロメチル)フェノキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]プロピオン酸
実施例4で合成される2−{[4−(2−ヒドロキシエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび4−(トリフルオロメチル)フェノールを出発原料とし、実施例34と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.61(6H,s),3.26(2H,t,J=6.1Hz),4.27(2H,t,J=6.1Hz),6.87(2H,d,J=9.1Hz),7.12(2H,d,J=9.1Hz),7.26(1H,s).
MS:392(M++1).
[実施例44]
2−メチル−2−[(4−{2−[4−(トリフルオロメトキシ)フェノキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]プロピオン酸
実施例4で合成される2−{[4−(2−ヒドロキシエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび4−(トリフルオロメトキシ)フェノールを出発原料とし、実施例34と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.63(6H,s),3.31(2H,t,J=6.1Hz),4.34(2H,t,J=6.1Hz),6.97(2H,d,J=8.6Hz),7.16(1H,s),7.55(2H,d,J=8.6Hz).
MS:408(M++1).
[実施例45]
2−メチル−2−({4−[2−(4−フェノキシフェノキシ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)プロピオン酸
実施例4で合成される2−{[4−(2−ヒドロキシエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび4−フェノキシフェノールを出発原料とし、実施例34と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.51(6H,s),3.16(2H,t,J=6.6Hz),4.27(2H,t,J=6.6Hz),6.91(2H,d,J=9.0Hz),6.97(4H,s),7.06(1H,t,J=9.0Hz),7.34(2H,d,J=9.0Hz),7.56(1H,s),12.90(1H,s).
MS:416(M++1)。
[実施例46]
2−メチル−2−({4−[2−(4−(4−トリフルオロメチルフェノキシ)フェノキシ)]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ)プロピオン酸
実施例4で合成される2−{[4−(2−ヒドロキシエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび4−(4−トリフルオロメチルフェノキシ)フェノールを出発原料とし、実施例34と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.51(6H,s),3.18(2H,t,J=6.6Hz),4.32(2H,t,J=6.6Hz),7.05(6H,m),6.97(4H,s),7.57(1H,s),7.69(2H,d、J=8.8Hz),12.90(1H,s).
MS:484(M++1).
[実施例47]
2−[(4−{2−[4−(4−フルオロフェノキシ)フェノキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例4で合成される2−{[4−(2−ヒドロキシエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび4−(4−フルオロフェノキシ)フェノールを出発原料とし、実施例34と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.62(6H,s),3.25(2H,t,J=6.2Hz),4.27(2H,t,J=6.2Hz),6.83−7.01(8H,m),7.11(1H,s).
MS:434(M++1).
[実施例48]
2−メチル−2−({4−[2−(4−フェノキシ−2−プロピルフェノキシ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)プロピオン酸
実施例4で合成される2−{[4−(2−ヒドロキシエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび非特許文献[Bioorg.Med.Chem.Lett.13,2795(2003)]などを参考にして合成される4−フェノキシ−2−プロピルフェノールを出発原料とし、実施例34と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:0.86(3H,t,J=7.2Hz),1.41−1.49(2H,m),1.61(6H,s),2.44(2H,t,J=7.5Hz),3.28(2H,t,J=6.3Hz),4.29(2H,t,J=6.3Hz),6.80−6.83(3H,m),6.92(2H,d,J=7.5Hz),7.03(1H,d,J=7.5Hz),7.10(1H,s),7.26−7.31(2H,m).
MS:458(M++1).
[実施例49]
2−[(4−{2−[4−(4−フルオロフェノキシ)−2−プロピルフェノキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例4で合成される2−{[4−(2−ヒドロキシエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび非特許文献[Bioorg.Med.Chem.Lett.13,2795(2003)]などを参考にして合成される4−(4−フルオロフェノキシ)−2−プロピルフェノールを出発原料とし、実施例34と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:0.85(3H,t,J=7.3Hz),1.40−1.48(2H,m),1.61(6H,s),2.43(2H,t,J=7.4Hz),3.27(2H,t,J=6.1Hz),4.28(2H,t,J=6.1Hz),6.77−7.01(7H,m),7.11(1H,s).
MS:476(M++1).
[実施例50]
2−{[4−(2−{4−[(4−クロロベンジル)オキシ]フェノキシ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
(実施例50−1)
安息香酸 4−(2−{2−[(2−tert−ブトキシ−1,1−ジメチル−2−オキシエチル)チオ]−1,3−チアゾール−4−イル}エトキシ)フェニルエステル
実施例4で合成される2−{[4−(2−ヒドロキシエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル6.0gおよび安息香酸 4−ヒドロキシフェニルエステル4.24gをテトラヒドロフラン60mLに溶解し、氷冷下、トリフェニルホスフィン5.19gおよびジアゾジカルボン酸ジエチル3.45gを添加し、その後室温にて8時間撹拌した。反応液を減圧濃縮した後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=5:1)で精製することにより、標記化合物7.7gを白色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.42(9H,s),1.58(6H,s),3.25(2H,t,J=6.6Hz),4.31(2H,t,J=6.6Hz),6.93(2H,d,J=9.0Hz),7.09−7.13(3H,m),7.50(2H,t,J=7.6Hz),7.63(1H,t,J=7.5Hz),8.19(2H,d,J=7.2Hz).
(実施例50−2)
2−({4−[2−(4−ヒドロキシフェノキシ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル
実施例50−1で得られた安息香酸 4−(2−{2−[(2−tert−ブトキシ−1,1−ジメチル−2−オキシエチル)チオ]−1,3−チアゾール−4−イル}エトキシ)フェニルエステル7.7gをメタノール20mLおよびテトラヒドロフラン20mLに溶解し、1mol/L水酸化ナトリウム水溶液18.5mlを加えて室温にて30分間撹拌した。反応液を減圧濃縮した後、10%クエン酸水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=4:1〜2:1)で精製することにより、表題化合物6.3gを白色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.42(9H,s),1.57(6H,s),3.21(2H,t,J=6.6Hz),4.22(2H,t,J=6.6Hz),6.75(4H,s),7.13(1H,s).
(実施例50−3)
2−{[4−(2−{4−[(4−クロロベンジル)オキシ]フェノキシ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル
実施例50−2で得られた2−({4−[2−(4−ヒドロキシフェノキシ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル600mgおよび4−クロロベンジルブロミド312mgをアセトン10mLに溶解し、炭酸カリウム210mgを加えて6時間還流した。反応液を減圧濃縮した後、水を加え、酢酸エチルで抽出した。飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=5:1)で精製することにより、表題化合物420mgを無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.42(9H,s),1.57(6H,s),3.21(2H,t,J=6.6Hz),4.25(2H,t,J=6.6Hz),4.97(2H,s),6.80−6.88(4H,m),7.11(1H,s),7.34(4H,s).
(実施例50−4)
2−{[4−(2−{4−[(4−クロロベンジル)オキシ]フェノキシ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
実施例50−3で得られた2−{[4−(2−{4−[(4−クロロベンジル)オキシ]フェノキシ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル420mgをジクロロメタン10mLに溶解し、トリフルオロ酢酸4mLを加え室温で12時間撹拌した。反応液を減圧濃縮した後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=1:1〜0:1)で精製することにより、表題化合物260mgを白色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.61(6H,s),3.23(2H,t,J=6.0Hz),4.24(2H,t,J=6.0Hz),4.97(2H,s),6.97−6.88(4H,m),7.10(1H,s),7.34(4H,s).
MS:464(M++1)。
[実施例51]
2−[(4−{2−[4−(ベンジルオキシ)フェノキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例50−2で合成される2−({4−[2−(4−ヒドロキシフェノキシ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよびベンジルブロミドを出発原料とし、実施例50−3および実施例50−4と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.61(6H,s),3.22(2H,t,J=6.0Hz),4.24(2H,t,J=6.0Hz),5.01(2H,s),6.81(2H,d,J=9.0Hz),6.88(2H,d,J=9.0Hz),7.09(1H,s),7.30−7.43(5H,m).
MS:430(M++1).
[実施例52]
2−{[4−(2−{4−[(4−フルオロベンジル)オキシ]フェノキシ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
実施例50−2で合成される2−({4−[2−(4−ヒドロキシフェノキシ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび4−フルオロベンジルブロミドを出発原料とし、実施例50−3および実施例50−4と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.63(6H,s),3.28(2H,t,J=6.0Hz),4.24(2H,t,J=6.0Hz),4.97(2H,s),6.81(2H,d,J=9.0Hz),6.87(2H,d,J=9.0Hz),7.02−7.08(3H,m),7.35−7.40(2H,m).
MS:448(M++1).
[実施例53]
2−メチル−2−({4−[2−(4−{[4−(トリフルオロメチル)ベンジル]オキシ}フェノキシ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)プロピオン酸
実施例50−2で合成される2−({4−[2−(4−ヒドロキシフェノキシ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび4−(トリフルオロメチル)ベンジルブロミドを出発原料とし、実施例50−3および実施例50−4と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.61(6H,s),3.23(2H,t,J=6.0Hz),4.24(2H,t,J=6.0Hz),5.07(2H,s),6.81(2H,d,J=9.0Hz),6.88(2H,d,J=9.0Hz),7.09(1H,s),7.53(2H,d,J=8.1Hz),7.63(2H,d,J=8.1Hz).
MS:498(M++1).
[実施例54]
2−[(4−{2−[4−(ベンゾイルアミノ)フェノキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
(実施例54−1)
2−[(4−{2−[4−(ベンゾイルアミノ)フェノキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル
実施例4で合成される2−{[4−(2−ヒドロキシエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル1.0gおよびN−(4−ヒドロキシフェニル)ベンズアミド703mgをテトラヒドロフラン10mLに溶解し、氷冷下、トリフェニルホスフィン866mgおよびジアゾジカルボン酸ジエチル575mgを添加し、その後室温にて8時間撹拌した。反応液を減圧濃縮した後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=2:1)で精製することにより、表題化合物1.1gを白色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.42(9H,s),1.58(6H,s),3.25(2H,t,J=6.0Hz),4.30(2H,t,J=6.0Hz),6.91(2H,d,J=9.0Hz),7.13(1H,s),7.45−7.55(5H,m),7.74(1H,s),7.86(2H,d,J=7.0Hz).
(実施例54−2)
2−[(4−{2−[4−(ベンゾイルアミノ)フェノキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例54−1で得られた2−[(4−{2−[4−(ベンゾイルアミノ)フェノキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル550mgをジクロロメタン6mLに溶解し、トリフルオロ酢酸2mLを加え室温で12時間撹拌した。反応液を減圧濃縮した後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=1:1〜0:1)で精製することにより、表題化合物350mgを白色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.62(6H,s),3.26(2H,t,J=6.0Hz),4.30(2H,t,J=6.0Hz),6.89(2H,d,J=9.0Hz),7.11(1H,s),7.45−7.55(5H,m),7.80−7.87(3H,m).
MS:443(M++1).
[実施例55]
2−{[4−(2−{4−[ベンゾイル(メチル)アミノ]フェノキシ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
(実施例55−1)
2−{[4−(2−{4−[ベンゾイル(メチル)アミノ]フェノキシ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル
実施例54−1で合成される2−[(4−{2−[4−(ベンゾイルアミノ)フェノキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル500mgおよびヨウ化メチル170mgをN,N−ジメチルホルムアミド6mLに溶解し、カリウムtert−ブトキシド135mgを加え、室温下1時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=3:1)で精製することにより、表題化合物290mgを無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.40(9H,s),1.56(6H,s),3.18(2H,t,J=6.0Hz),3.44(3H,s),4.21(2H,t,J=6.0Hz),6.71(2H,d,J=8.6Hz),6.93(2H,d,J=8.6Hz),7.08(1H,s),7.12−7.21(3H,m),7.28(2H,d,J=8.1Hz).
(実施例55−2)
2−{[4−(2−{4−[ベンゾイル(メチル)アミノ]フェノキシ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
実施例55−1で得られた2−{[4−(2−{4−[ベンゾイル(メチル)アミノ]フェノキシ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル290mgをジクロロメタン6mLに溶解し、トリフルオロ酢酸2mLを加え室温で12時間撹拌した。反応液を減圧濃縮した後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=1:1〜0:1)で精製することにより、表題化合物170mgを無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.59(6H,s),3.22(2H,t,J=6.1Hz),3.45(3H,s),4.21(2H,t,J=6.1Hz),6.72(2H,d,J=8.7Hz),6.94(2H,d,J=8.7Hz),7.07(1H,s),7.14−7.29(5H,m).
MS:457(M++1)。
[実施例56]
2−{[4−(2−{4−[(4−フルオロベンゾイル)アミノ]フェノキシ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
実施例4で合成される2−{[4−(2−ヒドロキシエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび4−フルオロ−N−(4−ヒドロキシフェニル)ベンズアミドを出発原料とし、実施例54と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.61(6H,s),3.25(2H,t,J=6.1Hz),4.29(2H,t,J=6.1Hz),6.87(2H,d,J=9.0Hz),7.10−7.17(3H,m),7.49(2H,d,J=8.9Hz),7.80(1H,s),7.85−7.89(2H,m).
MS:461(M++1).
[実施例57]
2−{[4−(2−{4−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]フェノキシ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
実施例4で合成される2−{[4−(2−ヒドロキシエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび4−クロロ−N−(4−ヒドロキシフェニル)ベンズアミドを出発原料とし、実施例54と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.62(6H,s),3.27(2H,t,J=6.0Hz),4.30(2H,t,J=6.1Hz),6.90(2H,d,J=9.0Hz),7.11(1H,s),7.44−7.51(4H,m),7.74(1H,s),7.80(2H,d,J=8.1Hz).
MS:477(M++1).
[実施例58]
2−{[4−(2−{4−[(4−フルオロベンゾイル)(メチル)アミノ]フェノキシ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
実施例56で合成される中間体である2−{[4−(2−{4−[(4−フルオロベンゾイル)アミノ]フェノキシ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルを出発原料とし、実施例55と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.61(6H,s),3.24(2H,t,J=6.2Hz),3.44(3H,s),4.23(2H,t,J=6.2Hz),6.75(2H,d,J=8.8Hz),6.93(2H,d,J=8.8Hz),7.08(1H,s),7.14(2H,d,J=8.4Hz),7.22(2H,d,J=8.4Hz).
MS:475(M++1).
[実施例59]
2−{[4−(2−{4−[(4−クロロベンゾイル)(メチル)アミノ]フェノキシ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
実施例57で合成される中間体である2−{[4−(2−{4−[(4−クロロベンゾイル)アミノ]フェノキシ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルを出発原料とし、実施例55と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.60(6H,s),3.23(2H,t,J=6.1Hz),3.44(3H,s),4.23(2H,t,J=6.1Hz),6.75(2H,d,J=8.9Hz),6.85(2H,d,J=8.7Hz),6.93(2H,d,J=8.9Hz),7.08(1H,s),7.28−7.31(2H,m).
MS:491(M++1).
[実施例60]
2−[(4−{2−[4−(アニリノカルボニル)フェノキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
(実施例60−1)
4−(2−{2−[(2−tert−ブトキシ−1,1−ジメチル−2−オキソエチル)チオ]−1,3−チアゾール−4−イル}エトキシ)安息香酸 メチルエステル
実施例4で合成される2−{[4−(2−ヒドロキシエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル7.0gおよび4−ヒドロキシ安息香酸 メチルエステル3.5gをテトラヒドロフラン100mLに溶解し、氷冷下、トリフェニルホスフィン6.06gおよびジアゾジカルボン酸ジエチル4.0gを添加し、その後室温にて8時間撹拌した。反応液を減圧濃縮した後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=4:1)で精製することにより、表題化合物7.0gを無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.41(9H,s),1.57(6H,s),3.26(2H,t,J=6.6Hz),3.88(3H,s),4.36(2H,t,J=6.6Hz),6.90(2H,d,J=8.1Hz),7.12(1H,s),7.97(2H,d,J=8.1Hz).
(実施例60−2)
4−(2−{2−[(2−tert−ブトキシ−1,1−ジメチル−2−オキソエチル)チオ]−1,3−チアゾール−4−イル}エトキシ)安息香酸
実施例60−1で得られた4−(2−{2−[(2−tert−ブトキシ−1,1−ジメチル−2−オキソエチル)チオ]−1,3−チアゾール−4−イル}エトキシ)安息香酸 メチルエステル7.0gをメタノール50mLおよびテトラヒドロフラン30mLに溶解し、1mol/L水酸化ナトリウム水溶液24mlを加えて60℃で2時間撹拌した。反応液を減圧濃縮した後、10%クエン酸水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去することにより、表題化合物6.8gを白色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.41(9H,s),1.58(6H,s),3.27(2H,t,J=6.6Hz),4.38(2H,t,J=6.6Hz),6.93(2H,d,J=8.1Hz),7.14(1H,s),8.03(2H,d,J=8.1Hz).
(実施例60−3)
2−[(4−{2−[4−(アニリノカルボニル)フェノキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル
実施例60−2で得られた4−(2−{2−[(2−tert−ブトキシ−1,1−ジメチル−2−オキソエチル)チオ]−1,3−チアゾール−4−イル}エトキシ)安息香酸500mgおよびアニリン132mgをジクロロメタン6mLに溶解し、N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N’−エチルカルボジイミド(EDC)の塩酸塩339mg、4−ジメチルアミノピリジン(DMAP)217mgを順次添加し、室温下6時間撹拌した。反応液を減圧濃縮した後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=2:1)で精製することにより、表題化合物480mgを白色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.42(9H,s),1.58(6H,s),3.27(2H,t,J=6.6Hz),4.37(2H,t,J=6.6Hz),6.96(2H,d,J=8.9Hz),7.12−7.16(2H,m),7.36(2H,t,J=8.1Hz),7.62(2H,d,J=8.1Hz),7.74(1H,s),7.82(2H,d,J=8.9Hz).
(実施例60−4)
2−[(4−{2−[4−(アニリノカルボニル)フェノキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例60−3で得られた2−[(4−{2−[4−(アニリノカルボニル)フェノキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル480mgをジクロロメタン6mLに溶解し、トリフルオロ酢酸2mLを加え室温で12時間撹拌した。反応液を減圧濃縮した後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=1:1〜0:1)で精製することにより、表題化合物400mgを白色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.61(6H,s),3.28(2H,t,J=6.2Hz),4.35(2H,t,J=6.2Hz),6.94(2H,d,J=8.8Hz),7.10−7.16(2H,m),7.36(2H,t,J=7.8Hz),7.63(2H,d,J=7.8Hz),7.81(2H,d,J=8.8Hz),7.87(1H,s).
MS:443(M++1)。
[実施例61]
2−メチル−2−({4−[2−(4−{[メチル(フェニル)アミノ]カルボニル}フェノキシ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)プロピオン酸
実施例60−2で合成される4−(2−{2−[(2−tert−ブトキシ−1,1−ジメチル−2−オキソエチル)チオ]−1,3−チアゾール−4−イル}エトキシ)安息香酸およびN−メチルアニリンを出発原料とし、実施例60−3および実施例60−4と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.59(6H,s),3.20(2H,t,J=6.0Hz),3.48(3H,s),4.22(2H,t,J=6.0Hz),6.64(2H,d,J=8.7Hz),7.01−7.26(8H,m).
MS:457(M++1).
[実施例62]
2−({4−[2−(4−{[(4−フルオロフェニル)アミノ]カルボニル}フェノキシ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸
実施例60−2で合成される4−(2−{2−[(2−tert−ブトキシ−1,1−ジメチル−2−オキソエチル)チオ]−1,3−チアゾール−4−イル}エトキシ)安息香酸および(4−フルオロフェニル)アニリンを出発原料とし、実施例60−3および実施例60−4と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.61(6H,s),3.28(2H,t,J=6.3Hz),4.35(2H,t,J=6.3Hz),6.94(2H,d,J=8.7Hz),7.05(2H,t,J=8.7Hz),7.11(1H,s),7.56−7.61(2H,m),7.80(2H,d,J=8.7Hz),7.88(1H,s).
MS:461(M++1).
[実施例63]
2−{[4−(2−{4−[(ベンジルアミノ)カルボニル]フェノキシ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
実施例60−2で合成される4−(2−{2−[(2−tert−ブトキシ−1,1−ジメチル−2−オキソエチル)チオ]−1,3−チアゾール−4−イル}エトキシ)安息香酸およびベンジルアミンを出発原料とし、実施例60−3および実施例60−4と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.60(6H,s),3.26(2H,t,J=6.1Hz),4.32(2H,t,J=6.1Hz),4.63(2H,d,J=5.5Hz),6.37−6.39(1H,m),6.90(2H,d,J=8.9Hz),7.09(1H,s),7.27−7.37(5H,m),7.73(2H,d,J=8.9Hz).
MS:457(M++1).
[実施例64]
2−({4−[2−(4−{[(4−フルオロベンジル)アミノ]カルボニル}フェノキシ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸
実施例60−2で合成される4−(2−{2−[(2−tert−ブトキシ−1,1−ジメチル−2−オキソエチル)チオ]−1,3−チアゾール−4−イル}エトキシ)安息香酸および(4−フルオロベンジル)アミンを出発原料とし、実施例60−3および実施例60−4と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.60(6H,s),3.26(2H,t,J=6.1Hz),4.32(2H,t,J=6.1Hz),4.58(2H,d,J=5.8Hz),6.45−6.48(1H,m),6.89(2H,d,J=8.9Hz),7.01(2H,t,J=8.8Hz),7.10(1H,s),7.28−7.33(2H,m),7.72(2H,d,J=8.9Hz).
MS:475(M++1).
[実施例65]
2−メチル−2−[(4−{2−[4−({[4−(トリフルオロメチル)ベンジル]アミノ}カルボニル)フェノキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]プロピオン酸
実施例60−2で合成される4−(2−{2−[(2−tert−ブトキシ−1,1−ジメチル−2−オキソエチル)チオ]−1,3−チアゾール−4−イル}エトキシ)安息香酸および[4−(トリフルオロメチル)ベンジル]アミンを出発原料とし、実施例60−3および実施例60−4と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.61(6H,s),3.28(2H,t,J=6.0Hz),4.34(2H,t,J=6.1Hz),4.69(2H,d,J=6.0Hz),6.39−6.42(1H,m),6.92(2H,d,J=8.7Hz),7.09(1H,s),7.46(2H,d,J=8.1Hz),7.60(2H,d,J=8.1Hz),7.74(2H,d,J=8.7Hz).
MS:525(M++1)。
[実施例66]
2−メチル−2−[(4−{2−[4−(モルホリン−4−イルカルボニル)フェノキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]プロピオン酸
実施例60−2で合成される4−(2−{2−[(2−tert−ブトキシ−1,1−ジメチル−2−オキソエチル)チオ]−1,3−チアゾール−4−イル}エトキシ)安息香酸およびモルホリンを出発原料とし、実施例60−3および実施例60−4と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.62(6H,s),3.27(2H,t,J=6.0Hz),3.50−3.78(8H,m),4.33(2H,t,J=6.0Hz),6.90(2H,d,J=8.7Hz),7.09(1H,s),7.36(2H,d,J=8.7Hz).
MS:437(M++1).
[実施例67]
2−({4−[2−(4−ブロモフェノキシ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸
(実施例67−1)
2−({4−[2−(4−ブロモフェノキシ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル
実施例4で合成される2−{[4−(2−ヒドロキシエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル3.077gおよび4−ブロモフェノール1.75gをテトラヒドロフラン50mlに溶解し、氷冷下、トリフェニルホスフィン3.20gおよびジアゾジカルボン酸ジイソプロピル(40%トルエン溶液)6.54mlを添加し、その後室温にて12時間撹拌した。反応液を減圧濃縮した後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=10:1〜5:1)で精製することにより、表題化合物3.45gを無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.44(9H,s),1.57(6H,s),3.22(2H,t,J=6.6Hz),4.27(2H,t,J=6.6Hz),6.77(2H,d,J=8.7Hz),7.10(1H,s),7.35(2H,d,J=8.7Hz).
MS:458(M++1).
(実施例67−2)
2−({4−[2−(4−ブロモフェノキシ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸
実施例67−1で得られた2−({4−[2−(4−ブロモフェノキシ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルを出発原料とし実施例34−2と同様の操作により、表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.50(6H,s),3.15(2H,t,J=6.6Hz),4.28(2H,t,J=6.6Hz),6.91(2H,d,J=8.7Hz),7.43(2H,d,J=87Hz),7.56(1H,s),12.93(1H,s).
MS:404(M++1).
[実施例68]
2−[(4−{2−[(3’−フルオロビフェニル−4−イル)オキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
(実施例68−1)
2−[(4−{2−[(3’−フルオロビフェニル−4−イル)オキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル
窒素雰囲気下、実施例67−1で合成される2−({4−[2−(4−ブロモフェノキシ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル447mgおよび3−フルオロフェニルホウ酸273mgをテトラヒドロフラン10mlおよび1mol/l炭酸水素ナトリウム10mlに溶解し、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム231mgを加え6.5時間還流した。反応液を冷却し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=10:1)で精製することにより、表題化合物296mgを淡黄色油状物として得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.33(9H,s),1.51(6H,s,),3.18(2H,t,J=6.6Hz),7.02(2H,d,J=8.7Hz),7.13(1H,m),7.43−7.48(3H,m),7.58(1H,s),7.64(2H,d,J=8.7Hz).
MS:474(M++1).
(実施例68−2)
2−[(4−{2−[(3’−フルオロビフェニル−4−イル)オキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例68−1で得られた2−[(4−{2−[(3’−フルオロビフェニル−4−イル)オキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルをジクロロメタン2mLに溶解し、トリフルオロ酢酸1mLを加え室温で12時間撹拌した。反応液を減圧濃縮した後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=2:1)で精製することにより、表題化合物151mgを白色固体として得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.51(6H,s),3.19(2H,t,J=6.6Hz),4.34(2H,t,J=6.6Hz),7.04(2H,d,J=8.7Hz),7.12(1H,m),7.43−7.48(2H,m),7.58(1H,s),7.64(2H,d,J=8.7Hz),12.93(1H,brs).
MS:418(M++1).
[実施例69]
2−メチル−2−{[4−(2−{[4’−(トリフルオロメチル)ビフェニル−4−イル]オキシ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}プロピオン酸
実施例67−1で合成される2−({4−[2−(4−ブロモフェノキシ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび4−(トリフルオロメチル)フェニルホウ酸を出発原料とし、実施例68と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.51(6H,s),3.20(2H,t,J=6.6Hz),4.36(2H,t,J=6.6Hz),7.07(2H,d,J=9.0Hz),7.59(1H,s),7.69(2H,t,J=9.0Hz),7.77(2H,d,J=8.4Hz),7.85(2H,d,J=8.4Hz),12.94(1H,brs).
MS:468(M++1).
[実施例70]
2−メチル−2−{[4−(2−{[3’−(トリフルオロメチル)ビフェニル−4−イル]オキシ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}プロピオン酸
実施例67−1で合成される2−({4−[2−(4−ブロモフェノキシ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび3−(トリフルオロメチル)フェニルホウ酸を出発原料とし、実施例68と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.51(6H,s),3.20(2H,t,J=6.6Hz),4.35(2H,t,J=6.6Hz),7.06(2H,d,J=8.4Hz),7.58(1H,s),7.65−7.70(4H,m),7.90−7.95(2H,m),12.95(1H,brs).
MS:468(M++1)。
[実施例71]
2−メチル−2−{[4−(2−{[4’−(トリフルオロメトキシ)ビフェニル−4−イル]オキシ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}プロピオン酸
実施例67−1で合成される2−({4−[2−(4−ブロモフェノキシ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび4−(トリフルオロメトキシ)フェニルホウ酸を出発原料とし、実施例68と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.51(6H,s),3.19(2H,t,J=6.6Hz),4.34(2H,t,J=6.6Hz),7.05(2H,d,J=8.4Hz),7.41(2H,d,J=8.4Hz),7.58(1H,s),7.62(2H,d,J=8.7Hz),7.73(2H,d,J=8.7Hz),12.95(1H,brs).
MS:484(M++1).
[実施例72]
2−メチル−2−{[4−(2−{[3’−(トリフルオロメトキシ)ビフェニル−4−イル]オキシ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}プロピオン酸
実施例67−1で合成される2−({4−[2−(4−ブロモフェノキシ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび3−(トリフルオロメトキシ)フェニルホウ酸を出発原料とし、実施例68と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.51(6H,s),3.19(2H,t,J=6.6Hz),4.35(2H,t,J=6.6Hz),7.05(2H,d,J=8・7Hz),7.30(1H,d,J=8.4Hz),7.53−7.58(3H,m),7.63−7.69(3H,m),12.95(1H,brs).
MS:484(M++1).
[実施例73]
2−{[4−(2−{[4’−(アセチルアミノ)ビフェニル−4−イル]オキシ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
実施例67−1で合成される2−({4−[2−(4−ブロモフェノキシ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび[4−(アセチルアミノ)フェニル]ホウ酸を出発原料とし、実施例68と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.51(6H,s),2.05(3H,s),3.18(2H,t,J=6.6Hz),4.32(2H,t,J=6.6Hz),7.00(2H,d,J=8.7Hz),7.52−7.58(5H,m),7.63(2H,d,J=8.7Hz),9.98(1H,s),12.93(1H,s).
MS:457(M++1).
[実施例74]
2−{[4−(2−{[4’−(ジメチルアミノ)ビフェニル−4−イル]オキシ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
実施例67−1で合成される2−({4−[2−(4−ブロモフェノキシ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび[4−(ジメチルアミノ)フェニル]ホウ酸を出発原料とし、実施例68と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.52(6H,s),2.91(6H,s),3.17(2H,t,J=6.6Hz),4.30(2H,t,J=6.6Hz),6.77(2H,d,J=8.7Hz),6.96(2H,d,J=8.7Hz),7.42−7.57(4H,m),7.63(1H,s),12.92(1H,s).
MS:443(M++1).
[実施例75]
2−メチル−2−[(4−{2−[4−(5−メチル−2−チエニル)フェノキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]プロピオン酸
実施例67−1で合成される2−({4−[2−(4−ブロモフェノキシ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび5−メチル−2−チオフェンボロン酸を出発原料とし、実施例68と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.50(6H,s),2.44(3H,s),3.17(2H,t,J=6.6Hz),4.30(2H,t,J=6.6Hz),6.77(1H,d,J=3.9Hz),6.96(2H,d,J=8.4Hz),7.15(1H,d,J=3.6Hz),7.48(2H,d,J=8.4Hz),7.57(1H,s),12.92(1H,s).
MS:420(M++1)。
[実施例76]
2−[(4−{2−[(4’−フルオロビフェニル−4−イル)チオ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例4で合成される2−{[4−(2−ヒドロキシエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび4−ブロモベンゼンチオールを出発原料として実施例67−1と同様の操作を行い、続いて4−フルオロフェニルホウ酸を用いて実施例68と同様の操作を行うことにより表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.52(6H,s),3.02(2H,t,J=7.2Hz),3.33(2H,t,J=7.2Hz),7.29(2H,t,J=9.0Hz),7.43(2H,d,J=8.4Hz),7.53(1H,s),7.61(2H,d,J=8.4Hz),7.70(2H,m),12.91(1H,s).
MS:434(M++1).
[実施例77]
2−[(4−{2−[(4’−フルオロビフェニル−3−イル)オキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例4で合成される2−{[4−(2−ヒドロキシエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび3−ブロモフェノールを出発原料として実施例67−1と同様の操作を行い、続いて4−フルオロフェニルホウ酸を用いて実施例68と同様の操作を行うことにより表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.50(6H,s),3.19(2H,t,J=6.6Hz),4.37(2H,t,J=6.6Hz),6.94(1H,dd,J=2.1,7.8Hz),7.18(1H,s),7.20(1H,d,J=7.8Hz),7.27(2H,t,J=8.7Hz),7.36(1H,t,J=7.8Hz),7.59(1H,s),7.71(2H,m),12.92(1H,s).
MS:418(M++1).
[実施例78]
2−[(4−{2−[(4’−クロロ−3−フルオロビフェニル−4−イル)オキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例4で合成される2−{[4−(2−ヒドロキシエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび4−ブロモ−2−フルオロフェノールを出発原料として実施例67−1と同様の操作を行い、続いて4−クロロフェニルホウ酸を用いて実施例68と同様の操作を行うことにより表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.63(6H,s),3.36(2H,t,J=6.0Hz),4.39(2H,t,J=6.0Hz),7.03(1H,d,J=8.4Hz),7.22−7.45(7H,m).
MS:452(M++1).
[実施例79]
2−[(4−{2−[(3,4’−ジフルオロビフェニル−4−イル)オキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例4で合成される2−{[4−(2−ヒドロキシエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび4−ブロモ−2−フルオロフェノールを出発原料として実施例67−1と同様の操作を行い、続いて4−フルオロフェニルホウ酸を用いて実施例68と同様の操作を行うことにより表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.63(6H,s),3.33(2H,t,J=6.0Hz),4.40(2H,t,J=6.0Hz),7.02−7.14(3H,m)7.21−7.26(3H,m),7.44−7.49(2H,m).
MS:436(M++1).
[実施例80]
2−[(4−{2−[(4’−クロロ−3−メトキシビフェニル−4−イル)オキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例4で合成される2−{[4−(2−ヒドロキシエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび4−ブロモ−2−メトキシフェノールを出発原料として実施例67−1と同様の操作を行い、続いて4−クロロフェニルホウ酸を用いて実施例68と同様の操作を行うことにより表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.63(6H,s),3.35(2H,t,J=6.2Hz),3.90(3H,t),4.37(2H,t,J=6.2Hz),6.95(1H,d,J=8.3Hz),7.05−7.11(2H,m),7.33−7.40(3H,m),7.47(2H,d,J=8.7Hz).
MS:464(M++1)。
[実施例81]
2−[(4−{2−[(4’−フルオロ−3−メトキシビフェニル−4−イル)オキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例4で合成される2−{[4−(2−ヒドロキシエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび4−ブロモ−2−メトキシフェノールを出発原料として実施例67−1と同様の操作を行い、続いて4−フルオロフェニルホウ酸を用いて実施例68と同様の操作を行うことにより表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.63(6H,s),3.35(2H,t,J=6.0Hz),3.90(3H,s),4.38(2H,t,J=6.0Hz),6.93−7.13(5H,m),7.32(1H,s),7.46−7.51(2H,m).
MS:448(M++1).
[実施例82]
2−[(4−{2−[(4’−クロロ−3−メチルビフェニル−4−イル)オキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例4で合成される2−{[4−(2−ヒドロキシエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび4−ヨード−2−メチルフェノールを出発原料として実施例67−1と同様の操作を行い、続いて4−クロロフェニルホウ酸を用いて実施例68と同様の操作を行うことにより表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.61(6H,s),2.18(3H,s),3.31(2H,t,J=6.0Hz),4.34(2H,t,J=6.0Hz),6.88(1H,d,J=7.8Hz),7.13(1H,s),7.31−7.38(4H,m),7.45(2H,d,J=8.7Hz).
MS:448(M++1).
[実施例83]
2−[(4−{2−[(4’−フルオロ−3−メチルビフェニル−4−イル)オキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例4で合成される2−{[4−(2−ヒドロキシエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび4−ヨード−2−メチルフェノールを出発原料として実施例67−1と同様の操作を行い、続いて4−フルオロフェニルホウ酸を用いて実施例68と同様の操作を行うことにより表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.61(6H,s),2.18(3H,s),3.32(2H,t,J=6.0Hz),4.34(2H,t,J=6.0Hz),6.88(1H,d,J=8.1Hz),7.08(2H,t,J=8.7Hz),7.16(1H,s),7.29−7.33(2H,m),7.44−7.50(2H,m).
MS:432(M++1).
[実施例84]
2−[(4−{2−[(3−シアノ−4’−フルオロビフェニル−4−イル)オキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例4で合成される2−{[4−(2−ヒドロキシエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび5−ブロモ−2−ヒドロキシベンゾニトリルを出発原料として実施例67−1と同様の操作を行い、続いて4−フルオロフェニルホウ酸を用いて実施例68と同様の操作を行うことにより表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.61(6H,s),3.36(2H,t,J=6.0Hz),4.43(2H,t,J=6.0Hz),7.03−7.06(1H,m),7.10−7.16(2H,m),7.30(1H,s),7.42−7.47(2H,m),7.67−7.70(2H,m).
MS:423(M++1).
[実施例85]
2−[(4−{2−[(4’−クロロ−3−シアノビフェニル−4−イル)オキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例4で合成される2−{[4−(2−ヒドロキシエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび5−ブロモ−2−ヒドロキシベンゾニトリルを出発原料として実施例67−1と同様の操作を行い、続いて4−クロロフェニルホウ酸を用いて実施例68と同様の操作を行うことにより表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.61(6H,s),3.36(2H,t,J=6.0Hz),4.43(2H,t,J=6.0Hz),7.03−7.07(1H,m),7.30(1H,s),7.42(4H,s),7.68−7.72(2H,m).
MS:459(M++1)。
[実施例86]
2−{[4−(2−{[5−(4−クロロフェニル)−3−メチルピリジン−2−イル]オキシ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
実施例4で合成される2−{[4−(2−ヒドロキシエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび5−ブロモ−3−メチルピリジン−2−オールを出発原料として実施例67−1と同様の操作を行い、続いて4−クロロフェニルホウ酸を用いて実施例68と同様の操作を行うことにより表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.64(6H,s),2.18(3H,s),3.31(2H,t,J=6.0Hz),4.70(2H,t,J=6.0Hz),7.08(1H,s),7.37−7.45(4H,m),7.56(1H,s),8.15(1H,s).
MS:449(M++1).
[実施例87]
2−{[4−(2−{[5−(4−フルオロフェニル)−3−メチルピリジン−2−イル]オキシ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
実施例4で合成される2−{[4−(2−ヒドロキシエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび5−ブロモ−3−メチルピリジン−2−オールを出発原料として実施例67−1と同様の操作を行い、続いて4−フルオロフェニルホウ酸を用いて実施例68と同様の操作を行うことにより表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.64(6H,s),2.18(3H,s),3.31(2H,t,J=6.6Hz),4.70(2H,t,J=6.6Hz),7.08−7.15(3H,m),7.43−7.48(2H,m),7.55(1H,s),8.13(1H,s).
MS:433(M++1).
[実施例88]
2−{[4−(2−{[6−(4−フルオロフェニル)ピリジン−3−イル]オキシ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 塩酸塩
実施例4で合成される2−{[4−(2−ヒドロキシエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび特許文献[WO9825920]を参考にして合成される2−クロロ−5−ヒドロキシピリジンを出発原料として実施例67−1と同様の操作を行い、続いて4−フルオロフェニルホウ酸を用いて実施例68と同様の操作を行った。得られた化合物をジエチルエーテルに溶解し、4mol/L塩酸−酢酸エチルを作用させることにより表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.50(6H,s),3.22(2H,t,J=6.6Hz),4.45(2H,t,J=6.6Hz),7.28−7.34(2H,m),7.58−7.62(2H,m),7.96(1H,d,J=8.7Hz),8.03−8.08(2H,m),8.39(1H,d,J=3.0Hz).
MS:419(M++1).
[実施例89]
2−{[4−(2−{[6−(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル]オキシ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 塩酸塩
実施例4で合成される2−{[4−(2−ヒドロキシエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび特許文献[WO9825920]を参考にして合成される2−クロロ−5−ヒドロキシピリジンを出発原料として実施例67−1と同様の操作を行い、続いて4−クロロフェニルホウ酸を用いて実施例68と同様の操作を行った。得られた化合物をジエチルエーテルに溶解し、4mol/L塩酸−酢酸エチルを作用させることにより表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.50(6H,s),3.22(2H,t,J=6.4Hz),4.45(2H,t,J=6.4Hz),7.53(2H,d,J=8.6Hz)7.58−7.62(2H,m),7.98(1H,d,J=8.9Hz),8.03(2H,d,J=8.7Hz),8.39(1H,d,J=2.9Hz).
MS:435(M++1).
[実施例90]
2−[(4−{[(4’−クロロビフェニル−3−イル)オキシ]メチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例10で合成される2−{[4−(ヒドロキシメチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび3−ブロモフェノールを出発原料として実施例67−1と同様の操作を行い、続いて4−クロロフェニルホウ酸を用いて実施例68と同様の操作を行うことにより表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.64(6H,s),5.26(2H,s),6.95−7.52(9H,m).
MS:420(M++1)。
[実施例91]
2−[(4−{[(4’−フルオロビフェニル−3−イル)オキシ]メチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例10で合成される2−{[4−(ヒドロキシメチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび3−ブロモフェノールを出発原料として実施例67−1と同様の操作を行い、続いて4−フルオロフェニルホウ酸を用いて実施例68と同様の操作を行うことにより表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.64(6H,s),5.26(2H,s)6.90−6.97(1H,m),7.08−7.19(4H,m),7.33−7.39(2H,m),7.50−7.55(2H,m).
MS:404(M++1).
[実施例92]
2−{[4−(2−{[4’−フルオロ−3−(メトキシカルボニル)ビフェニル−4−イル]オキシ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
(実施例92−1)
2−(2−{2−[(2−tert−ブトキシ−1,1−ジメチル−2−オキソエチル)チオ]―1,3−チアゾール−4−イル}エトキシ)−5−ヨード安息香酸 メチルエステル
実施例4で合成される2−{[4−(2−ヒドロキシエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル8.0gおよび5−ヨードサリチル酸 メチルエステル7.3gをテトラヒドロフラン130mLに溶解し、氷冷下、トリフェニルホスフィン9.0gおよびジアゾジカルボン酸ジエチル14.9gを添加し、その後室温にて8時間撹拌した。反応液を減圧濃縮した後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=10:1〜5:1)で精製することにより、表題化合物14.3gを無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.41(9H,s),1.56(6H,s),3.28(2H,t,J=6.6Hz),3.85(3H,s),4.32(2H,t,J=6.6Hz),6.75(1H,d,J=8.7Hz),7.29(1H,s),7.70(1H,dd,J=2.4,8.7Hz)8.05(1H,d,J=2.4Hz)
(実施例92−2)
4−(2−{2−[(2−tert−ブトキシ−1,1−ジメチル−2−オキソエチル)チオ]―1,3−チアゾール−4−イル}エトキシ)−4’−フルオロ−ビフェニル−3−カルボン酸 メチルエステル
窒素雰囲気下、実施例92−1で合成される2−(2−{2−[(2−tert−ブトキシ−1,1−ジメチル−2−オキソエチル)チオ]―1,3−チアゾール−4−イル}エトキシ)−5−ヨード安息香酸 メチルエステル5.0gおよび4−フルオロフェニルホウ酸1.5gをジオキサン40mLおよび2mol/L炭酸ナトリウム水溶液20mLに溶解し、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム0.51gを加え4時間還流した。反応液を冷却し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=5:1)で精製することにより、表題化合物2.7gを無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.42(9H,s),1.56(6H,s),3.32(2H,t,J=6.3Hz),3.89(3H,s),4.39(2H,t,J=6.3Hz),7.03−7.14(3H,m),7.33(1H,s),7.48−7.53(2H,m),7.60−7.63(1H,m),7.96(1H,d,J=2.6Hz)
(実施例92−3)
2−{[4−(2−{[4’−フルオロ−3−(メトキシカルボニル)ビフェニル−4−イル]オキシ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
実施例92−2で得られた4−(2−{2−[(2−tert−ブトキシ−1,1−ジメチル−2−オキソエチル)チオ]―1,3−チアゾール−4−イル}エトキシ)−4’−フルオロ−ビフェニル−3−カルボン酸 メチルエステル250mgをジクロロメタン2mLに溶解し、トリフルオロ酢酸2mLを加え室温で12時間撹拌した。反応液を減圧濃縮した後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=1:1〜0:1)で精製することにより、表題化合物175mgを無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.61(6H,s),3.34(2H,t,J=6.0Hz),3.87(3H,s),4.40(2H,t,J=6.0Hz),7.03−7.14(3H,m),7.38(1H,s),7.48−7.52(2H,m),7.63(1H,dd,J=2.4,8.4Hz),7.95(1H,d,J=2.4Hz)
MS:476(M++1).
[実施例93]
2−{[4−(2−{[4’−フルオロ−3−(モルホリン−4−イルカルボニル)ビフェニル−4−イル]オキシ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
(実施例93−1)
4’−フルオロ−4−(2−{2−[(2−tert−ブトキシ−1,1−ジメチル−2−オキソエチル)チオ]―1,3−チアゾール−4−イル}エトキシ)ビフェニル−3−カルボン酸
実施例92−2で合成される4−(2−{2−[(2−tert−ブトキシ−1,1−ジメチル−2−オキソエチル)チオ]―1,3−チアゾール−4−イル}エトキシ)−4’−フルオロ−ビフェニル−3−カルボン酸 メチルエステル1.6gをメタノール15mLおよびテトラヒドロフラン20mLに溶解し、1mol/L水酸化ナトリウム水溶液15mlを加えて室温にて一晩撹拌した。反応液を減圧濃縮した後、10%クエン酸水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去、表題化合物1.3gを油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.41(9H,s),1.56(6H,s),3.34(2H,t,J=6.1Hz),4.63(2H,t,J=6.1Hz),7.09−7.18(4H,m),7.51−7.55(2H,m),7.45(1H,dd,J=2.4,8.6Hz),8.33(1H,d,J=2.5Hz).
(実施例93−2)
2−{[4−(2−{[4’−フルオロ−3−(モルホリン−4−イルカルボニル)ビフェニル−4−イル]オキシ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル
実施例93−1で得られる4’−フルオロ−4−(2−{2−[(2−tert−ブトキシ−1,1−ジメチル−2−オキソエチル)チオ]―1,3−チアゾール−4−イル}エトキシ)ビフェニル−3−カルボン酸170mgおよびモルホリン43mgをジクロロメタン2mLに溶解し、N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N’−エチルカルボジイミド(EDC)の塩酸塩94mg、1−ヒドロキシベンズトリアゾール(HOBt)一水和物75mgを順次添加し、室温下6時間撹拌した。反応液を減圧濃縮した後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=2:1)で精製することにより、表題化合物180mgを無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.44(9H,s),1.58(6H,s),3.13−3.27(4H,m),3.49−3.53(2H,m),3.68−3.90(4H,m),4.10−4.40(2H,m),7.00(1H,d,J=8.7Hz),7.07−7.14(3H,m),7.43(1H,d,J=2.4Hz),7.46−7.52(3H,m).
(実施例93−3)
2−{[4−(2−{[4’−フルオロ−3−(モルホリン−4−イルカルボニル)ビフェニル−4−イル]オキシ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
実施例93−2で得られた2−{[4−(2−{[4’−フルオロ−3−(モルホリン−4−イルカルボニル)ビフェニル−4−イル]オキシ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル180mgをジクロロメタン2mLに溶解し、トリフルオロ酢酸2mLを加え室温で12時間撹拌した。反応液を減圧濃縮した後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=1:1〜0:1)で精製することにより、表題化合物120mgを無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.64−1.66(6H,m),3.14−3.28(4H,m),3.51−3.55(2H,m),3.67−3.83(4H,m),4.37−4.45(2H,m),7.00(1H,d,J=8.7Hz),7.07−7.13(3H,m),7.40(1H,d,J=2.1Hz),7.46−7.54(3H,m).
MS:531(M++1).
[実施例94]
2−({4−[2−({3−[(ジメチルアミノ)カルボニル]−4’−フルオロビフェニル−4−イル}オキシ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸
実施例93−1で得られる4’−フルオロ−4−(2−{2−[(2−tert−ブトキシ−1,1−ジメチル−2−オキソエチル)チオ]―1,3−チアゾール−4−イル}エトキシ)ビフェニル−3−カルボン酸およびジメチルアミンの塩酸塩を出発原料として実施例93−2および実施例93−3と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.63(6H,s),2.77(3H,s),3.07(3H,s),3.24(2H,t,J=5.8Hz),4.38(2H,brs),6.98(1H,d,J=8.9Hz),7.06−7.12(3H,m),7.39(1H,d,J=2.3Hz),7.45−7.51(3H,m).
MS:489(M++1).
[実施例95]
2−({4−[2−({4’−フルオロ−3−[(メチルアミノ)カルボニル]ビフェニル−4−イル}オキシ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸
実施例93−1で得られる4’−フルオロ−4−(2−{2−[(2−tert−ブトキシ−1,1−ジメチル−2−オキソエチル)チオ]―1,3−チアゾール−4−イル}エトキシ)ビフェニル−3−カルボン酸およびメチルアミンの塩酸塩を出発原料として実施例93−2および実施例93−3と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.59(6H,s),2.91−2.92(3H,m),3.34(2H,t,J=6.0Hz),4.54(2H,t,J=6.0Hz),7.02−7.13(4H,m),7.51−7.61(4H,m)8.35(1H,d,J=2.4Hz).
MS:475(M++1)。
[実施例96]
2−{[4−(2−{[3−(アミノカルボニル)−4’−フルオロビフェニル−4−イル]オキシ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
実施例93−1で得られる4’−フルオロ−4−(2−{2−[(2−tert−ブトキシ−1,1−ジメチル−2−オキソエチル)チオ]―1,3−チアゾール−4−イル}エトキシ)ビフェニル−3−カルボン酸および酢酸アンモニウムを出発原料として実施例93−2および実施例93−3と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.63(6H,s),3.31(2H,t,J=6.3Hz),4.49(2H,t,J=6.3Hz),6.89(1H,brs),6.99(1H,d,J=8.4Hz),7.06(2H,t,J=8.4Hz)7.11(1H,s),7.43−7.48(2H,m),7.53(1H,dd,J=2.7,8.7Hz),7.85(1H,brs),8.29(1H,d,J=2.4Hz).
MS:461(M++1).
[実施例97]
2−[(4−{2−[(4’−フルオロ−3−ニトロビフェニル−4−イル)オキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
(実施例97−1)
2−({4−[2−(4−ブロモ−3−ニトロフェノキシ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル
実施例4で合成される2−{[4−(2−ヒドロキシエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル5.0gおよび4−ブロモ−2−ニトロフェノール3.6gをテトラヒドロフラン82mLに溶解し、氷冷下、トリフェニルホスフィン5.6gおよびジアゾジカルボン酸ジエチル9.3gを添加し、その後室温にて8時間撹拌した。反応液を減圧濃縮した後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=5:1〜3:1)で精製することにより、表題化合物8.0gを無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.41(9H,s),1.56(6H,s),3.28(2H,t,J=6.3Hz),4.40(2H,t,J=6.3Hz),6.99(1H,d,J=9.0Hz),7.22(1H,s),7.61(1H,dd,J=2.5,9.0Hz),8.00(1H,d,J=2.5Hz).
(実施例97−2)
2−[(4−{2−[(4’−フルオロ−3−ニトロビフェニル−4−イル)オキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル
窒素雰囲気下、実施例97−1で合成される2−({4−[2−(4−ブロモ−3−ニトロフェノキシ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル4.0gおよび4−フルオロフェニルホウ酸1.33gをジオキサン40mLおよび2mol/L炭酸ナトリウム水溶液20mLに溶解し、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム0.46gを加え4時間還流した。反応液を冷却し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=5:1〜2:1)で精製することにより、表題化合物4.3gを無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.41(9H,s),1.58(6H,s),3.32(2H,t,J=6.3Hz),4.46(2H,t,J=6.3Hz),7.11−7.17(3H,m),7.27(1H,s),7.48−7.52(2H,m),7.68(1H,dd,J=2.4,8.7Hz),8.00(1H,d,J=2.4Hz).
(実施例97−3)
2−[(4−{2−[(4’−フルオロ−3−ニトロビフェニル−4−イル)オキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例97−2で得られる2−[(4−{2−[(4’−フルオロ−3−ニトロビフェニル−4−イル)オキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル300mgをジクロロメタン2mLに溶解し、トリフルオロ酢酸2mLを加え室温で12時間撹拌した。反応液を減圧濃縮した後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=1:1〜0:1)で精製することにより、表題化合物167mgを白色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.60(6H,s),3.34(2H,t,J=6.0Hz),4.46(2H,t,J=6.0Hz),7.11−7.17(3H,m),7.27(1H,s),7.47−7.52(2H,m),7.70(1H,dd,J=2.4,9.0Hz),7.99(1H,d,J=2.4Hz).
MS:463(M++1).
[実施例98]
2−[(4−{2−[(3−アミノ−4’−フルオロビフェニル−4−イル)オキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
(実施例98−1)
2−[(4−{2−[(3−アミノ−4’−フルオロビフェニル−4−イル)オキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル
実施例97−2で得られる2−[(4−{2−[(4’−フルオロ−3−ニトロビフェニル−4−イル)オキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル2.0gをメタノール20mLに溶解し、触媒量の塩化鉄(III)62mg、活性炭1.0g、ヒドラジン一水和物580mgを順次加え、3時間加熱還流した。セライトろ過後メタノールを減圧留去し、残渣を酢酸エチルで抽出した。水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去、表題化合物1.5gを得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.43(9H,s),1.58(6H,s),3.29(2H,t,J=6.3Hz),3.84(2H,brs),4.38(2H,t,J=6.3Hz),6.86−6.89(3H,m),7.04−7.14(3H,m),7.44−7.48(2H,m).
(実施例98−2)
2−[(4−{2−[(3−アミノ−4’−フルオロビフェニル−4−イル)オキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例98−1で得られる2−[(4−{2−[(3−アミノ−4’−フルオロビフェニル−4−イル)オキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル230mgをジクロロメタン2mLに溶解し、トリフルオロ酢酸2mLを加え室温で12時間撹拌した。反応液を減圧濃縮した後、酢酸エチルを加え、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄した(この時、目的物は酢酸エチル層に抽出されている)。10%クエン酸水溶液、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=2:1〜1:1)で精製することにより、表題化合物148mgを白色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.62(6H,s),3.31(2H,t,J=6.0Hz),4.36(2H,t,J=6.0Hz),6.82−6.92(3H,m),7.04−7.11(3H,m),7.42−7.47(2H,m).
MS:433(M++1).
[実施例99]
2−{[4−(2−{[3−(アセチルアミノ)−4’−フルオロビフェニル−4−イル]オキシ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
実施例98−1で得られる2−[(4−{2−[(3−アミノ−4’−フルオロビフェニル−4−イル)オキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル300mgをジクロロメタン3mLに溶解し、氷冷下トリエチアルミン0.13mL、アセチルクロリド72mgを加えた。1時間後反応液に水を加え、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=2:1)で精製することにより、N―アセチル化された化合物260mgを白色固体として得た。その後、実施例98−2と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.62(6H,s),2.22(3H,s),3.32(2H,t,J=5.7Hz),4.42(2H,t,J=5.7Hz),6.93(1H,d,J=8.4Hz),7.05−7.11(3H,m),7.18−7.21(1H,m),7.49−7.54(2H,m),7.83(1H,brs),8.54(1H,brs).
MS:475(M++1).
[実施例100]
2−{[4−(2−{[5−(4−フルオロフェニル)ピリジン−2−イル]オキシ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ−2−メチルプロピオン酸
(実施例100−1)
2−[(4−{2−[(5−ブロモピリジン−2−イル)オキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル
実施例4で合成される2−{[4−(2−ヒドロキシエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル2.12gおよび5−ブロモピリジン−2−オール1.22gをテトラヒドロフラン20mlに溶解し、氷冷下、トリフェニルホスフィン2.02gおよびジアゾジカルボン酸ジイソプロピル(40%トルエン溶液)4.14mlを添加し、その後室温にて12時間撹拌した。反応液を減圧濃縮した後、ヘキサンを約10ml加え、析出した結晶をろ過して除き、ろ液の溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=5:1)で精製することにより、表題化合物1.84gを淡黄色油状物として得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.32(9H,s),1。50(6H,s),3.15(2H,t,J=6.6Hz),4.54(2H,t,J=6.6Hz),6.77(1H,d,J=8.8Hz),7.54(1H,s),7.88(1H,dd,J=2.5Hz,8.8Hz),8.27(1H,d,J=2.5Hz).
(実施例100−2)
2−{[4−(2−{[5−(4−フルオロフェニル)ピリジン−2−イル]オキシ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル
窒素雰囲気下、実施例100−1で合成される2−[(4−{2−[(5−ブロモピリジン−2−イル)オキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル486mgおよび4−フルオロフェニルホウ酸297mgをテトラヒドロフラン10mlおよび1mol/l炭酸水素ナトリウム10mlに溶解し、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム245mgを加え4.5時間還流した。反応液を冷却し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=10:1〜5:1)で精製することにより、表題化合物304mgを淡黄色油状物として得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.36(9H,s),1.51(6H,s),3.19(2H,t,J=6.6Hz),4.61(2H,t,J=6.6Hz),6.85(1H,d,J=8.7Hz),7.29(2H,t,J=9.0Hz),7.56(1H,s),7.70(2H,dd,J=5.4Hz,9Hz),7.98(1H,dd,J=2.7Hz,8.7Hz),8.45(1H,d,J=2.7Hz).
(実施例100−3)
2−{[4−(2−{[5−(4−フルオロフェニル)ピリジン−2−イル]オキシ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
実施例100−2で得られた2−{[4−(2−{[5−(4−フルオロフェニル)ピリジン−2−イル]オキシ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルをジクロロメタン2mlに溶解し、トリフルオロ酢酸1mlを加え室温で12時間撹拌した。反応液を減圧濃縮した後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=5:1〜2:1)で精製することにより、表題化合物201mgを白色固体として得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.51(6H,s),3.19(2H,t,J=6.6Hz),4.61(2H,t,J=6.6Hz),6.86(1H,d,J=8.7Hz),7.29(2H,t,J=9.0Hz),7.56(1H,s),7.70(2H,m),7.98(1H,dd,J=2.7Hz,8.7Hz),8.46(1H,d,J=2.7Hz),12.91(1H,s).
MS:419(M++1)。
[実施例101]
2−{[4−(2−{[5−(3−フルオロフェニル)ピリジン−2−イル]オキシ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
実施例100−1で合成される2−[(4−{2−[(5−ブロモピリジン−2−イル)オキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび3−フルオロフェニルホウ酸を出発原料とし、実施例100−2および実施例100−3と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.50(6H,s),3.20(2H,t,J=6.6Hz),4.62(2H,t,J=6.6Hz),6.88(1H,d,J=8.7Hz),7.18(1H,m),7.51(2H,m),7.56(1H,s),8.05(1H,dd,J=2.7Hz,6.3Hz),8.53(1H,d,J=2.7Hz),12.91(1H,s).
MS:419(M++1).
[実施例102]
2−メチル−2−({4−[2−({5−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]ピリジン−2−イル}オキシ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)プロピオン酸 塩酸塩
実施例100−1で合成される2−[(4−{2−[(5−ブロモピリジン−2−イル)オキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび4−(トリフルオロメチル)フェニルホウ酸を出発原料とし、実施例100−2および実施例100−3と同様の操作により得られる化合物を4mol/L塩酸−酢酸エチルを作用させることにより、表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.50(6H,s),3.21(2H,t,J=6.6Hz),4.64(2H,t,J=6.6Hz),6.92(1H,d,J=8.7Hz),7.58(1H,s),7.81(2H,t,J=8.4Hz),7.91(2H,d,J=8.4Hz),8.10(1H,dd,J=2.7Hz,8.7Hz),8.57(1H,d,J=2.7Hz).
MS:469(M++1).
[実施例103]
2−メチル−2−({4−[2−({5−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]ピリジン−2−イル}オキシ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)プロピオン酸
実施例100−1で合成される2−[(4−{2−[(5−ブロモピリジン−2−イル)オキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび3−(トリフルオロメチル)フェニルホウ酸を出発原料とし、実施例100−2および実施例100−3と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.50(6H,s),3.21(2H,t,J=6.6Hz),4.63(2H,t,J=6.6Hz),6.90(2H,d,J=8.7Hz),7.57(1H,s),7.61−7.74(2H,m),7.98−8.00(2H,m),8.11(1H,dd,J=2.4Hz,8.4Hz),8.57(1H,d,J=2.4Hz),12.93(1H,brs).
MS:469(M++1).
[実施例104]
2−メチル−2−({4−[2−({5−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]ピリジン−2−イル}オキシ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)プロピオン酸
実施例100−1で合成される2−[(4−{2−[(5−ブロモピリジン−2−イル)オキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび4−(トリフルオロメトキシ)フェニルホウ酸を出発原料とし、実施例100−2および実施例100−3と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.50(6H,s),3.18(2H,t,J=6.6Hz),4.62(2H,t,J=6.6Hz),6.89(1H,d,J=8.4Hz),7.46(2H,d,J=8.4Hz),7.57(1H,s),7.79(2H,d、J=8.7Hz),8.03(1H,dd,J=2.7Hz,8.4Hz),8.50(1H,d,J=2.7Hz),12.95(1H,brs).
MS:485(M++1).
[実施例105]
2−メチル−2−({4−[2−({5−[3−(トリフルオロメトキシ)フェニル]ピリジン−2−イル}オキシ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)プロピオン酸
実施例100−1で合成される2−[(4−{2−[(5−ブロモピリジン−2−イル)オキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび3−(トリフルオロメトキシ)フェニルホウ酸を出発原料とし、実施例100−2および実施例100−3と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.50(6H,s),3.20(2H,t,J=6.6Hz),4.62(2H,t,J=6.6Hz),6.89(2H,d,J=8.4Hz),7.36(1H,s),7.56−7.62(2H,m),7.67(1H,s),7.72(1H,d,J=8.1Hz),8.07(1H,dd,J=2.1Hz,9.0Hz),8.54(1H,d,J=2.7Hz),12.93(1H,brs).
MS:485(M++1).
[実施例106]
2−{[4−(2−{[5−(4−クロロフェニル)ピリジン−2−イル]オキシ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
実施例100−1で合成される2−[(4−{2−[(5−ブロモピリジン−2−イル)オキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび4−クロロフェニルホウ酸を出発原料とし、実施例100−2および実施例100−3と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.50(6H,s),3.19(2H,t,J=6.6Hz),4.61(2H,t,J=6.6Hz),6.88(1H,d,J=8.7Hz),7.52(2H,d,J=8.7Hz),7.57(1H,s),7.70(2H,d、J=8.7Hz),8.05(1H,dd,J=2.7Hz,8.7Hz),8.50(1H,d,J=2.7Hz),12.95(1H,s).
MS:435(M++1).
[実施例107]
2−{[4−(2−{[5−(3−クロロフェニル)ピリジン−2−イル]オキシ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
実施例100−1で合成される2−[(4−{2−[(5−ブロモピリジン−2−イル)オキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび3−クロロフェニルホウ酸を出発原料とし、実施例100−2および実施例100−3と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.50(6H,s),3.20(2H,t,J=6.6Hz),4.62(2H,t,J=6.6Hz),6.88(1H,d,J=8.4Hz),7.43−7.52(2H,m),7.57(1H,s),7.64(1H,d,J=7.5Hz),7.75(1H,s),8.05(1H,dd,J=2.7Hz,8.4Hz),8.52(1H,d,J=2.7Hz),12.95(1H,s).
MS:435(M++1).
[実施例108]
2−{[4−(2−{[5−(3,4−ジクロロフェニル)ピリジン−2−イル]オキシ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
実施例100−1で合成される2−[(4−{2−[(5−ブロモピリジン−2−イル)オキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび3,4−ジクロロフェニルホウ酸を出発原料とし、実施例100−2および実施例100−3と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.50(6H,s),3.19(2H,t,J=6.6Hz),4.62(2H,t,J=6.6Hz),6.88(2H,d,J=8.7Hz),7.56(1H,s),7.67(2H,d,J=8.4Hz),7.72(2H,d,J=8.4Hz),7.97(1H,s),8.07(1H,dd,J=2.7Hz,8.7Hz),8.55(1H,d,J=2.7Hz),12.95(1H,s).
MS:469(M++1).
[実施例109]
2−{[4−(2−{[5−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)ピリジン−2−イル]オキシ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
実施例100−1で合成される2−[(4−{2−[(5−ブロモピリジン−2−イル)オキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび3−クロロ−4−フルオロフェニルホウ酸を出発原料とし、実施例100−2および実施例100−3と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.50(6H,s),3.20(2H,t,J=6.6Hz),4.62(2H,t,J=6.6Hz),6.87(2H,d,J=8.4Hz),7.51(1H,t,J=9.0Hz),7.66(1H,s),7.69(1H,m),7.91(1H,dd,J=2.4Hz,7.2Hz),8.07(1H,dd,J=2.7Hz,8.7Hz),8.51(1H,d,J=2.4Hz),12.93(1H,s).
MS:453(M++1).
[実施例110]
2−メチル−2−({4−[2−({5−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]ピリミジン−2−イル}オキシ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)プロピオン酸
(実施例110−1)
2−[(4−{2−[(5−ブロモピリミジン−2−イル)オキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル
実施例4で合成される2−{[4−(2−ヒドロキシエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル7.84gおよび5−ブロモ−2−クロロピリミジン5.0gをN,N−ジメチルホルムアミド70mLに溶解し、カリウムtert−ブトキシド3.47gを加え、室温下4時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=4:1)で精製することにより、表題化合物6.0gを無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.42(9H,s),1.57(6H,s),3.28(2H,t,J=6.6Hz),4.67(2H,t,J=6.6Hz),7.14(1H,s),8.51(2H,s).
(実施例110−2)
2−メチル−2−({4−[2−({5−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]ピリミジン−2−イル}オキシ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)プロピオン酸 tert−ブチルエステル
窒素雰囲気下、実施例110−1で合成される2−[(4−{2−[(5−ブロモピリミジン−2−イル)オキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル600mgおよび4−トリフルオロメトキシフェニルホウ酸400mgをジオキサン6mLおよび2mol/L炭酸ナトリウム水溶液3mLに溶解し、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム75mgを加え4時間還流した。反応液を冷却し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=3:1)で精製することにより、表題化合物600mgを無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.43(9H,s),1.58(6H,s),3.32(2H,t,J=6.7Hz),4.75(2H,t,J=6.7Hz),7.18(1H,s),7.33(2H,d,J=8.7Hz),7.54(2H,d,J=8.7Hz),8.68(2H,s).
(実施例110−3)
2−メチル−2−({4−[2−({5−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]ピリミジン−2−イル}オキシ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)プロピオン酸
実施例110−2で得られた2−メチル−2−({4−[2−({5−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]ピリミジン−2−イル}オキシ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)プロピオン酸 tert−ブチルエステル600mgをジクロロメタン6mLに溶解し、トリフルオロ酢酸2mLを加え室温で12時間撹拌した。反応液を減圧濃縮した後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=1:1〜0:1)で精製することにより、表題化合物350mgを白色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.65(6H,s),3.32(2H,t,J=6.2Hz),4.75(2H,t,J=6.2Hz),7.13(1H,s),7.35(2H,d,J=8.7Hz),7.53(2H,d,J=8.7Hz),8.69(2H,s).
MS:486(M++1)。
[実施例111]
2−{[4−(2−{[5−(4−クロロフェニル)ピリミジン−2−イル]オキシ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
実施例110−1で合成される2−[(4−{2−[(5−ブロモピリミジン−2−イル)オキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび4−クロロフェニルホウ酸を出発原料とし、実施例110−2および実施例110−3と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.65(6H,s),3.32(2H,t,J=6.1Hz),4.74(2H,t,J=6.1Hz),7.13(1H,s),7。45(4H,s),8.68(2H,s).
MS:436(M++1).
[実施例112]
2−{[4−(2−{[5−(3−クロロフェニル)ピリミジン−2−イル]オキシ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
実施例110−1で合成される2−[(4−{2−[(5−ブロモピリミジン−2−イル)オキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび3−クロロフェニルホウ酸を出発原料とし、実施例110−2および実施例110−3と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.66(6H,s),3.32(2H,t,J=6.0Hz),4.74(2H,t,J=6.0Hz),7.13(1H,s),7.38(3H,s),7.50(1H,s),8.69(2H,s).
MS:436(M++1).
[実施例113]
2−メチル−2−({4−[2−({5−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]ピリミジン−2−イル}オキシ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)プロピオン酸
実施例110−1で合成される2−[(4−{2−[(5−ブロモピリミジン−2−イル)オキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび4−(トリフルオロメチル)フェニルホウ酸を出発原料とし、実施例110−2および実施例110−3と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.65(6H,s),3.33(2H,t,J=6.0Hz),4.76(2H,t,J=6.0Hz),7.14(1H,s),7.63(2H,d,J=8.4Hz),7.75(2H,d,J=8.4Hz),8.74(2H,s).
MS:470(M++1).
[実施例114]
2−メチル−2−({4−[2−({5−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]ピリミジン−2−イル}オキシ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)プロピオン酸
実施例110−1で合成される2−[(4−{2−[(5−ブロモピリミジン−2−イル)オキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび3−(トリフルオロメチル)フェニルホウ酸を出発原料とし、実施例110−2および実施例110−3と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.66(6H,s),3.33(2H,t,J=6.0Hz),4.76(2H,t,J=6.0Hz),7.14(1H,s),7.59−7.75(4H,m),8.73(2H,s).
MS:470(M++1).
[実施例115]
2−{[4−(2−{[5−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)ピリミジン−2−イル]オキシ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
実施例110−1で合成される2−[(4−{2−[(5−ブロモピリミジン−2−イル)オキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび3−クロロ−4−フルオロフェニルホウ酸を出発原料とし、実施例110−2および実施例110−3と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.65(6H,s),3.32(2H,t,J=6.3Hz),4.74(2H,t,J=6.2Hz),7.13(1H,s),7。23−7.39(2H,m),7.53−7.56(1H,m),8.66(2H,s).
MS:454(M++1)。
[実施例116]
2−{[4−(2−{[5−(3,4−ジクロロフェニル)ピリミジン−2−イル]オキシ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
実施例110−1で合成される2−[(4−{2−[(5−ブロモピリミジン−2−イル)オキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび3,4−ジクロロフェニルホウ酸を出発原料とし、実施例110−2および実施例110−3と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.65(6H,s),3.32(2H,t,J=6.0Hz),4.75(2H,t,J=6.0Hz),7.13(1H,s),7.34(1H,dd,J=2.1,8.4Hz),7.56(1H,d,J=8.4Hz),7.60(1H,d,J=2.1Hz),8.68(2H,s).
MS:470(M++1).
[実施例117]
2−メチル−2−({4−[2−({5−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]ピリミジン−2−イル}オキシ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)プロピオン酸
(参考例1)
4,4,5,5−テトラメチル−2−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,3,2−ジオキサボロラン
トリフルオロメタンスルホン酸 2,2,2−トリフルオロエチルエステル5.0gおよび4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェノール5.0gをN,N−ジメチルホルムアミド50mlに溶解し、炭酸カリウム1.86gを加えて50℃で1時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=5:1)で精製することにより、表題化合物2.6gを無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.34(12H,s),4.37(2H,q,J=8.1Hz),6.93(2H,d,J=8.7Hz),7.78(2H,d,J=8.7Hz).
実施例110−1で合成される2−[(4−{2−[(5−ブロモピリミジン−2−イル)オキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび参考例1で合成される4,4,5,5−テトラメチル−2−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,3,2−ジオキサボロランを出発原料とし、実施例110−2および実施例110−3と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.65(6H,s),3.31(2H,t,J=6.0Hz),4.40(2H,q,J=8.4Hz),4.73(2H,t,J=6.0Hz),7.06(2H,d,J=8.7Hz),7.13(1H,s),7.47(2H,d,J=8.7Hz),8.66(2H,s).
MS:500(M++1).
[実施例118]
2−メチル−2−({4−[2−({5−[3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]ピリミジン−2−イル}オキシ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)プロピオン酸
(参考例2)
4,4,5,5−テトラメチル−2−[3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,3,2−ジオキサボロラン
トリフルオロメタンスルホン酸 2,2,2−トリフルオロエチルエステルおよび3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェノールを出発原料とし、参考例1と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.37(12H,s),4.38(2H,q,J=8.1Hz),7.04−7.08(1H,m),7.30−7.36(2H,m),7.48−7.51(1H,m).
実施例110−1で合成される2−[(4−{2−[(5−ブロモピリミジン−2−イル)オキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび参考例2で合成される4,4,5,5−テトラメチル−2−[3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]−1,3,2−ジオキサボロランを出発原料とし、実施例110−2および実施例110−3と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.65(6H,s),3.32(2H,t,J=6.0Hz),4.42(2H,q,J=8.4Hz),4.74(2H,t,J=6.0Hz),6.96−7.20(4H,m),7.44(1H,t,J=8.1Hz),8.69(2H,s).
MS:500(M++1).
[実施例119]
2−メチル−2−{[4−(2−{[5−(4−プロピルフェニル)ピリミジン−2−イル]オキシ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}プロピオン酸
実施例110−1で合成される2−[(4−{2−[(5−ブロモピリミジン−2−イル)オキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび4−プロピルフェニルホウ酸を出発原料とし、実施例110−2および実施例110−3と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:0.96(3H,t,J=7.3Hz),1.60−1.71(8H,m),2.63(2H,t,J=7.3Hz),3.31(2H,t,J=6.1Hz),4.72(2H,t,J=6.1Hz),7.13(1H,s),7.28(2H,d,J=8.4Hz),7.41(2H,d,J=8.4Hz),8.68(2H,s).
MS:444(M++1).
[実施例120]
2−メチル−2−{[4−(2−{[5−(4−イソプロピルフェニル)ピリミジン−2−イル]オキシ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}プロピオン酸
実施例110−1で合成される2−[(4−{2−[(5−ブロモピリミジン−2−イル)オキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび4−イソプロピルフェニルホウ酸を出発原料とし、実施例110−2および実施例110−3と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.28(6H,d,J=6.9Hz),1.65(6H,s),2.91−3.01(1H,m),3.31(2H,t,J=6.1Hz),4.72(2H,t,J=6.1Hz),7.13(1H,s),7.34(2H,d,J=8.2Hz),7.43(2H,d,J=8.2Hz),8.68(2H,s).
MS:444(M++1)。
[実施例121]
2−{[4−(2−{[3−シアノ−5−(4−フルオロフェニル)ピリジン−2−イル]オキシ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
実施例4で合成される2−{[4−(2−ヒドロキシエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび特許文献[WO0224694]などを参考に合成される5−ブロモ−2−クロロニコチノニトリルを出発原料として実施例110−1と同様の操作を行い、続いて4−フルオロフェニルホウ酸を用いて実施例110−2および110−3と同様の操作を行うことにより表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.64(6H,s),3.35(2H,t,J=6.3Hz),4.79(2H,t,J=6.3Hz),7.14−7.20(3H,m),7.42−7.48(2H,m),8.00(1H,d,J=2.7Hz),8.49(1H,d,J=2.4Hz).
MS:444(M++1).
[実施例122]
2−{[4−(2−{[5−(4−クロロフェニル)−3−シアノピリジン−2−イル]オキシ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
実施例4で合成される2−{[4−(2−ヒドロキシエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび特許文献[WO0224694]などを参考に合成される5−ブロモ−2−クロロニコチノニトリルを出発原料として実施例110−1と同様の操作を行い、続いて4−クロロフェニルホウ酸を用いて実施例110−2および110−3と同様の操作を行うことにより表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.64(6H,s),3.35(2H,t,J=6.3Hz),4.79(2H,t,J=6.3Hz),7.20(1H,s),7.40−7.48(4H,m),8.01(1H,d,J=2.4Hz),8.51(1H,d,J=2.7Hz).
MS:460(M++1).
[実施例123]
2−{[4−(2−{[6−(4−フルオロフェニル)ピリダジン−3−イル]オキシ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
(実施例123−1)
2−[(4−{2−[(6−クロロピリダジン−3−イル)オキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル
実施例4で合成される2−{[4−(2−ヒドロキシエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル2.0gおよび3,6−ジクロロピリダジン1.2gをN,N−ジメチルホルムアミド30mLに溶解し、カリウムtert−ブトキシド0.9gを加え、室温下4時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=2:1)で精製することにより、表題化合物1.7gを無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.42(9H,s),1.58(6H,s),3.30(2H,t,J=6.6Hz),4.83(2H,t,J=6.6Hz),6.92(1H,d,J=9.0Hz),7.09(1H,s),7.36(1H,d,J=9.6Hz).
(実施例123−2)
2−{[4−(2−{[6−(4−フルオロフェニル)ピリダジン−3−イル]オキシ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル
窒素雰囲気下、実施例123−1で合成される2−[(4−{2−[(6−クロロピリダジン−3−イル)オキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル500mgおよび4−フルオロフェニルホウ酸292mgをジオキサン6mLおよび2mol/L炭酸ナトリウム水溶液3mLに溶解し、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム80mgを加え4時間還流した。反応液を冷却し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=3:1)で精製することにより、表題化合物400mgを白色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.43(9H,s),1.58(6H,s),3.35(2H,t,J=6.6Hz),4.91(2H,t,J=6.6Hz),7.02(1H,d,J=9.3Hz),7.12−7.18(3H,m),7.74(1H,d,J=9.3Hz),7.97−8.02(2H,m).
(実施例123−3)
2−{[4−(2−{[6−(4−フルオロフェニル)ピリダジン−3−イル]オキシ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
実施例123−2で得られた2−{[4−(2−{[6−(4−フルオロフェニル)ピリダジン−3−イル]オキシ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル400mgをジクロロメタン2mLに溶解し、トリフルオロ酢酸2mLを加え室温で12時間撹拌した。反応液を減圧濃縮した後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=1:1〜0:1)で精製することにより、表題化合物290mgを白色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.65(6H,s),3.36(2H,t,J=6.1Hz),4.89(2H,t,J=6.1Hz),7.08−7.22(4H,m),7.77(1H,d,J=9.0Hz),7.96−8.01(2H,m).
MS:420(M++1).
[実施例124]
2−{[4−(2−{[6−(4−クロロフェニル)ピリダジン−3−イル]オキシ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
実施例123−1で得られた2−[(4−{2−[(6−クロロピリダジン−3−イル)オキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび4−クロロフェニルホウ酸を出発原料とし、実施例123−2および実施例123−3と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.65(6H,s),3.36(2H,t,J=6.0Hz),4.89(2H,t,J=6.0Hz),7.08(1H,s),7.14(1H,d,J=9.3Hz),7.46−7.50(2H,m),7.78(1H,d,J=9.3Hz),7.92−7.96(2H,m).
MS:436(M++1).
[実施例125]
2−メチル−2−({4−[2−({6−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]ピリダジン−3−イル}オキシ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)プロピオン酸
実施例123−1で得られた2−[(4−{2−[(6−クロロピリダジン−3−イル)オキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび4−(トリフルオロメチル)フェニルホウ酸を出発原料とし、実施例123−2および実施例実施例123−3と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.65(6H,s),3.37(2H,t,J=6.3Hz),4.91(2H,t,J=6.3Hz),7.09(1H,s),7.19(1H,d,J=9.3Hz),7.76(2H,d,J=8.1Hz),7.84(1H,d,J=9.0Hz),8.12(2H,d,J=8.4Hz).
MS:470(M++1)。
[実施例126]
2−メチル−2−({4−[2−({6−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]ピリダジン−3−イル}オキシ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)プロピオン酸
実施例123−1で得られた2−[(4−{2−[(6−クロロピリダジン−3−イル)オキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび4−(トリフルオロメトキシ)フェニルホウ酸を出発原料とし、実施例123−2および実施例123−2と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.65(6H,s),3.37(2H,t,J=6.2Hz),4.90(2H,t,J=6.2Hz),7.08(1H,s),7.16(1H,d,J=9.5Hz),7.35(2H,brd,J=8.4Hz),7.79(1H,d,J=9.1Hz),8.02−8.05(2H,m).
MS:486(M++1).
[実施例127]
2−メチル−2−{[4−(2−{4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]フェノキシ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}プロピオン酸
(実施例127−1)
2−メチル−2−[(4−{2−[4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェノキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]プロピオン酸 tert−ブチルエステル
実施例4で合成される2−{[4−(2−ヒドロキシエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル6.89gおよび4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェノール5.0gをテトラヒドロフラン100mLに溶解し、氷冷下、トリフェニルホスフィン5.95gおよびジアゾジカルボン酸ジエチル3.95gを添加し、その後室温にて8時間撹拌した。反応液を減圧濃縮した後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=5:1)で精製することにより、標記化合物9.1gを無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.33(12H,s),1.41(9H,s),1.57(6H,s),3.25(2H,t,J=6.6Hz),4.32(2H,t,J=6.6Hz),6.88(2H,d,J=8.4Hz),7.12(1H,s),7.73(2H,d,J=8.4Hz).
(実施例127−2)
2−メチル−2−{[4−(2−{4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]フェノキシ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}プロピオン酸 tert−ブチルエステル
窒素雰囲気下、実施例127−1で合成される2−メチル−2−[(4−{2−[4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェノキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]プロピオン酸 tert−ブチルエステル700mgおよび2−ブロモ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン313mgをジオキサン6mLおよび2mol/L炭酸ナトリウム水溶液3mLに溶解し、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム80mgを加え4時間還流した。反応液を冷却し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=4:1)で精製することにより、表題化合物650mgを無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.42(9H,s),1.58(6H,s),3.28(2H,t,J=6.6Hz),4.38(2H,t,J=6.6Hz),7.00(2H,d,J=8.7Hz),7.15(1H,s),7.78(1H,d,J=8.7Hz),7.91−7.95(1H,m),7.99(2H,d,J=8.7Hz),8.89(1H,s).
(実施例127−3)
2−メチル−2−{[4−(2−{4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]フェノキシ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}プロピオン酸
実施例127−2で得られた2−メチル−2−{[4−(2−{4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]フェノキシ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}プロピオン酸 tert−ブチルエステル650mgをジクロロメタン6mLに溶解し、トリフルオロ酢酸2mLを加え室温で12時間撹拌した。反応液を減圧濃縮した後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=1:1〜0:1)で精製することにより、表題化合物340mgを白色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.62(6H,s),3.30(2H,t,J=6.2Hz),4.37(2H,t,J=6.2Hz),7.00(2H,d,J=8.9Hz),7.12(1H,s),7.77(1H,d,J=8.3Hz),7.93−7.98(3H,m),8.91(1H,s).
MS:469(M++1).
[実施例128]
2−メチル−2−{[4−(2−{4−[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]フェノキシ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}プロピオン酸
実施例127−1で合成される2−メチル−2−[(4−{2−[4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェノキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]プロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび2−クロロ−6−(トリフルオロメチル)ピリジンを出発原料とし、実施例127−2および実施例127−3と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.62(6H,s),3.30(2H,t,J=6.0Hz),4.36(2H,t,J=6.0Hz),6.99(2H,d,J=9.0Hz),7.13(1H,s),7.54(1H,dd,J=1.2,6.6Hz),7.82−7.88(2H,m),8.01(2H,d,J=9.0Hz).
MS:469(M++1).
[実施例129]
2−[(4−{2−[4−(5−フルオロピリジン−2−イル)フェノキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例127−1で合成される2−メチル−2−[(4−{2−[4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェノキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]プロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび2−ブロモ−5−フルオロピリジンを出発原料とし、実施例127−2および実施例127−3と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.62(6H,s),3.29(2H,t,J=6.0Hz),4.36(2H,t,J=6.0Hz),6.97(2H,d,J=9.0Hz),7.11(1H,s),7.44−7.48(1H,m),7.62−7.67(1H,m),7.85(2H,d,J=9.0Hz),8.50(1H,d,J=2.7Hz).
MS:419(M++1).
[実施例130]
2−[(4−{2−[4−(5−クロロピリジン−2−イル)フェノキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例127−1で合成される2−メチル−2−[(4−{2−[4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェノキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]プロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび2,5−ジクロロピリジンを出発原料とし、実施例127−2および実施例127−3と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.61(6H,s),3.28(2H,t,J=6.1Hz),4.35(2H,t,J=6.1Hz),6.97(2H,d,J=8.8Hz),7.11(1H,s),7.61(1H,d,J=8.3Hz),7.73(1H,dd,J=2.3,8.3Hz),7.85(2H,d,J=8.8Hz),8.63(1H,d,J=2.3Hz).
MS:435(M++1)。
[実施例131]
2−[(4−{2−[4−(5−エチルピリミジン−2−イル)フェノキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例127−1で合成される2−メチル−2−[(4−{2−[4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェノキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]プロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび2−クロロ−5−エチルピリミジンを出発原料とし、実施例127−2および実施例127−3と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.31(3H,t,J=7.7Hz),1.62(6H,s),2.68(2H,q,J=7.7Hz),3.29(2H,t,J=6.1Hz),4.37(2H,t,J=6.1Hz),6.98(2H,d,J=8.8Hz),7.12(1H,s),8.31(2H,d,J=8.8Hz),8.66(2H,s).
MS:430(M++1).
[実施例132]
2−[(4−{2−[4−(5−プロピルピリミジン−2−イル)フェノキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例127−1で合成される2−メチル−2−[(4−{2−[4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェノキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]プロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび2−クロロ−5−プロピルピリミジンを出発原料とし、実施例127−2および実施例127−3と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:0.98(3H,t,J=7.2Hz),1.61(6H,s),1.62−1.72(2H,m),2.59(2H,t,J=7.4Hz),3.29(2H,t,J=6.0Hz),4.37(2H,t,J=6.0Hz),6.97(2H,d,J=8.9Hz),7.11(1H,s),8.32(2H,d,J=8.9Hz),8.58(2H,s).
MS:444(M++1).
[実施例133]
2−メチル−2−{[4−(2−{4−[4−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル]フェノキシ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}プロピオン酸
実施例127−1で合成される2−メチル−2−[(4−{2−[4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェノキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]プロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび2−クロロ−4−(トリフルオロメチル)ピリミジンを出発原料とし、実施例127−2および実施例127−3と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.62(6H,s),3.31(2H,t,J=6.0Hz),4.38(2H,t,J=6.0Hz),6.99(2H,d,J=9.0Hz),7.13(1H,s),7.42(1H,d,J=4.8Hz),8.43(2H,d,J=9.0Hz),8.97(1H,d,J=4.8Hz).
MS:470(M++1).
[実施例134]
2−[(4−{2−[4−(1,3−ベンズオキサゾール−2−イル)フェノキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例127−1で合成される2−メチル−2−[(4−{2−[4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェノキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]プロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび2−クロロ−1,3−ベンズオキサゾールを出発原料とし、実施例127−2および実施例127−3と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.61(6H,s),3.30(2H,t,J=6.2Hz),4.37(2H,t,J=6.2Hz),7.01(2H,d,J=8.7Hz),7.12(1H,s),7.31−7.34(2H,m),7.53−7.57(1H,m),7.72−7.76(1H,m)8.17(2H,d,J=8.7Hz).
MS:441(M++1).
[実施例135]
2−[(4−{2−[4−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)フェノキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例127−1で合成される2−メチル−2−[(4−{2−[4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェノキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]プロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび2−ブロモ−ベンゾチアゾールを出発原料とし、実施例127−2および実施例127−3と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.62(6H,s),3.28(2H,t,J=6.2Hz),4.34(2H,t,J=6.2Hz),6.97(2H,d,J=8.7Hz),7.11(1H,s),7.32−7.38(1H,m),7.44−7.50(1H,m),7.86(1H,d,J=8.0Hz),7.97−8.05(3H,m).
MS:457(M++1)。
[実施例136]
2−{[4−(2−{2,6−ジメチル−4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]フェノキシ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
実施例4で合成される2−{[4−(2−ヒドロキシエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび2,6−ジメチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェノールを出発原料とし、実施例127と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.67(6H,s),2.29(6H,s),3.32(2H,t,J=6.3Hz),4.16(2H,t,J=6.3Hz),7.20(1H,s),7.66(2H,s),7.80(1H,d,J=8.3Hz),7.96−8.00(1H,m),8.93(1H,s).
MS:497(M++1).
[実施例137]
2−{[4−(2−{2−メトキシ−4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]フェノキシ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
実施例4で合成される2−{[4−(2−ヒドロキシエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび2−メトキシ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェノールを出発原料とし、実施例127と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.64(6H,s),3.37(2H,t,J=6.3Hz),3.97(3H,s),4.44(2H,t,J=6.3Hz),7.00(1H,d,J=8.4Hz),7.23(1H,s),7.53(1H,dd,J=2.0,8.4Hz),7.71(1H,d,J=2.0Hz),7.82(1H,d,J=8.3Hz),7.97(1H,dd,J=2.0,8.3Hz),8.93(1H,s).
MS:499(M++1).
[実施例138]
2−[(4−{2−[4−(5−エチルピリミジン−2−イル)−2,6−ジメチルフェノキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例4で合成される2−{[4−(2−ヒドロキシエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび2,6−ジメチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェノールを出発原料として実施例127−1と同様の操作を行い、続いて2−クロロ−5−エチルピリミジンを用いて実施例127−2および実施例127−3と同様の操作を行うことにより表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.30(3H,t,J=7.6Hz),1.65(6H,s),2.26(6H,s),2.67(2H,q,J=7.6Hz),3.28(2H,t,J=6.2Hz),4.13(2H,t,J=6.2Hz),7.17(1H,s),8.01(2H,s),8.63(2H,s).
MS:458(M++1).
[実施例139]
2−[(4−{2−[4−(5−エチルピリミジン−2−イル)−2−メトキシフェノキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例4で合成される2−{[4−(2−ヒドロキシエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび2−メトキシ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェノールを出発原料として実施例127−1と同様の操作を行い、続いて2−クロロ−5−エチルピリミジンを用いて実施例127−2および実施例127−3と同様の操作を行うことにより表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.30(3H,t,J=7.6Hz),1.62(6H,s),2.66(2H,q,J=7.6Hz),3.34(2H,t,J=6.3Hz),3.96(3H,s),4.41(2H,t,J=6.3Hz),7.20(1H,s),7.95−8.00(2H,m),8.61(2H,s).
MS:460(M++1).
[実施例140]
2−メチル−2−{[4−(2−{2−メチル−4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]フェノキシ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}プロピオン酸
(実施例140−1)
2−({4−[2−(4−ヨード−2−メチルフェノキシ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル
実施例4で合成される2−{[4−(2−ヒドロキシエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル3.89gおよび4−ヨード−2−メチルフェノール3.0gをテトラヒドロフラン30mLに溶解し、氷冷下、トリフェニルホスフィン3.36gおよびジアゾジカルボン酸ジエチル2.23gを添加し、その後室温にて8時間撹拌した。反応液を減圧濃縮した後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=6:1)で精製することにより、標記化合物4.4gを無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.41(9H,s),1.56(6H,s),2.09(3H,s),3.24(2H,t,J=6.6Hz),4.25(2H,t,J=6.6Hz),6.58(1H,d,J=9.3Hz),7.10(1H,s),7.39−7.42(2H,m).
(実施例140−2)
2−メチル−2−[(4−{2−[2−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェノキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]プロピオン酸 tert−ブチルエステル
非特許文献[J.Org.Chem.65,164(2000)]などを参考にして、窒素雰囲気下、実施例140−1で合成される2−({4−[2−(4−ヨード−2−メチルフェノキシ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル2.40g、4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン887mgおよびトリエチルアミン1.53gをジオキサン20mLに溶解し、[1,1’−ビス(ジフェニルフォスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)110mgを加えて80℃で2時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=7:1〜4:1)で精製することにより、表題化合物800mgを無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.35(12H,s),1.42(9H,s),1.59(6H,s),2.17(3H,s),3.29(2H,t,J=6.5Hz),4.34(2H,t,J=6.5Hz),6.84(1H,d,J=8.1Hz),7.14(1H,s),7.59(1H,s),7.63(1H,d,J=8.1Hz).
(実施例140−3)
2−メチル−2−{[4−(2−{2−メチル−4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]フェノキシ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}プロピオン酸
実施例140−2で合成される2−メチル−2−[(4−{2−[2−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェノキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]プロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび2−ブロモ−5−(トリフルオロメチル)ピリジンを用いて実施例127−2および実施例127−3と同様の操作を行うことにより表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.60(6H,s),2.20(3H,s),3.32(2H,t,J=6.0Hz),4.38(2H,t,J=6.0Hz),6.93(1H,d,J=8.1Hz),7.12(1H,s),7.75−7.82(3H,m),7.94(1H,d,J=8.3Hz),8.89(1H,s).
MS:483(M++1)。
[実施例141]
2−[(4−{2−[4−(5−エチルピリミジン−2−イル)−2−メチルフェノキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例140−2で合成される2−メチル−2−[(4−{2−[2−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェノキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]プロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび2−クロロ−5−エチルピリミジンを用いて実施例127−2および実施例127−3と同様の操作を行うことにより表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.32(3H,t,J=7.6Hz),1.60(6H,s),2.63(3H,s),2.66(2H,q,J=7.6Hz),3.31(2H,t,J=6.1Hz),4.38(2H,t,J=6.1Hz),6.67(1H,d,J=8.6Hz),7.11(1H,s),8.14−8.19(2H,m),8.63(2H,s).
MS:444(M++1).
[実施例142]
2−{[4−(2−{2−フルオロ−4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]フェノキシ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
(実施例142−1)
2−({4−[2−(4−ブロモ−2−フルオロフェノキシ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル
実施例4で合成される2−{[4−(2−ヒドロキシエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル3.0gおよび4−ブロモ−2−フルオロフェノール1.91gをテトラヒドロフラン20mLに溶解し、氷冷下、トリフェニルホスフィン2.62gおよびジアゾジカルボン酸ジエチル1.74gを添加し、その後室温にて6時間撹拌した。反応液を減圧濃縮した後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=6:1)で精製することにより、標記化合物3.2gを無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.41(9H,s),1.57(6H,s),3.26(2H,t,J=6.6Hz),4.33(2H,t,J=6.6Hz),6.85(1H,t,J=8.5Hz),7.14−7.24(3H,m).
(実施例142−2)
2−[(4−{2−[2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェノキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル
非特許文献[J.Org.Chem.65,164(2000)]などを参考にして、窒素雰囲気下、実施例142−1で合成される2−({4−[2−(4−ブロモ−2−フルオロフェノキシ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル1.65g、4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン665mgおよびトリエチルアミン1.05gをジオキサン20mLに溶解し、ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム73mgを加えて100℃で3時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=6:1〜4:1)で精製することにより、表題化合物440mgを無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.35(12H,s),1.42(9H,s),1.59(6H,s),3.30(2H,t,J=6.7Hz),4.39(2H,t,J=6.7Hz),6.97(1H,t,J=8.1Hz),7.20(1H,s),7.47−7.53(2H,m).
(実施例142−3)
2−{[4−(2−{2−フルオロ−4−[5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]フェノキシ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
実施例142−2で合成される2−[(4−{2−[2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェノキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび2−ブロモ−5−(トリフルオロメチル)ピリジンを用いて実施例127−2および実施例127−3と同様の操作を行うことにより表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.62(6H,s),3.33(2H,t,J=6.1Hz),4.44(2H,t,J=6.1Hz),7.07(1H,t,J=8.5Hz),7.18(1H,s),7.74−7.84(3H,m),7.93−7.97(1H,m),8.89(1H,s).
MS:487(M++1).
[実施例143]
2−[(4−{2−[4−(5−エチルピリミジン−2−イル)−2−フルオロフェノキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例142−2で合成される2−[(4−{2−[2−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェノキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび2−クロロ−5−エチルピリミジンを用いて実施例127−2および実施例127−3と同様の操作を行うことにより表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.30(3H,t,J=7.5Hz),1.62(6H,s),2.67(2H,q,J=7.5Hz),3.33(2H,t,J=6.1Hz),4.43(2H,t,J=6.1Hz),7.04(1H,t,J=8.6Hz),7.18(1H,s),8.08−8.10(1H,m),8.13(1H,s),8.63(2H,s).
MS:448(M++1).
[実施例144]
2−メチル−2−[(4−{2−[4−(フェニルエチニル)フェノキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]プロピオン酸
(実施例144−1)
2−({4−[2−(4−ヨードフェノキシ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル
実施例4で合成される2−{[4−(2−ヒドロキシエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル7.0gおよび4−ヨードフェノール5.08gをテトラヒドロフラン100mLに溶解し、氷冷下、トリフェニルホスフィン6.06gおよびジアゾジカルボン酸ジエチル4.02gを添加し、その後室温にて8時間撹拌した。反応液を減圧濃縮した後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=10:1)で精製することにより、標記化合物7.5gを無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.41(9H,s),1.57(6H,s),3.22(2H,t,J=6.6Hz),4.26(2H,t,J=6.6Hz),6.67(2H,d,J=8.7Hz),7.10(1H,s),7.53(2H,d,J=8.7Hz).
(実施例144−2)
2−({4−[2−(4−ヨードフェノキシ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸 メチルエステル
実施例144−1で得られた2−({4−[2−(4−ヨードフェノキシ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル6.0gをジクロロメタン25mLに溶解し、トリフルオロ酢酸20mLを加え室温で12時間撹拌した。反応液を減圧濃縮した後、残渣をメタノール60mLに溶解し、氷冷下塩化チオニル5.63gを添加して4時間還流した。反応液を減圧濃縮した後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=6:1〜4:1)で精製することにより、表題化合物5.2gを無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.60(6H,s),3.22(2H,t,J=6.6Hz),3.69(3H,s),4.27(2H,t,J=6.6Hz),6.68(2H,d,J=9.0Hz),7.10(1H,s),7.54(2H,d,J=9.0Hz).
(実施例144−3)
2−メチル−2−[(4−{2−[4−(フェニルエチニル)フェノキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]プロピオン酸 メチルエステル
窒素雰囲気下、実施例144−2で合成される2−({4−[2−(4−ヨードフェノキシ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸 メチルエステル600mgおよびエチニルベンゼン145mgをN,N−ジメチルホルムアミド2mLおよびトリエチルアミン6mLに溶解し、ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム10mgおよびヨウ化銅(I)5mgを加え60℃で1時間撹拌した。反応液を冷却し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=5:1)で精製することにより、表題化合物400mgを黄色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.61(6H,s),3.25(2H,t,J=6.6Hz),3.69(3H,s),4.32(2H,t,J=6.6Hz),6.87(2H,d,J=8.8Hz),7.13(1H,s),7.31−7.34(3H,m),7.43−7.52(4H,m).
(実施例144−4)
2−メチル−2−[(4−{2−[4−(フェニルエチニル)フェノキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]プロピオン酸
実施例144−3で得られた2−メチル−2−[(4−{2−[4−(フェニルエチニル)フェノキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]プロピオン酸 メチルエステル400mgをメタノール4mLおよびテトラヒドロフラン4mLに溶解し、1mol/L水酸化ナトリウム水溶液2mLを加え室温で4時間撹拌した。反応液を減圧濃縮した後、10%クエン酸水溶液を加えて酢酸エチルで抽出した。飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=1:1〜0:1)で精製することにより、表題化合物290mgを微黄色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.62(6H,s),3.27(2H,t,J=6.3Hz),4.31(2H,t,J=6.3Hz),6.86(2H,d,J=9.0Hz),7.10(1H,s),7.31−7.34(3H,m),7.43−7.52(4H,m).
MS:424(M++1).
[実施例145]
2−{[4−(2−{4−[(4−フルオロフェニル)エチニル]フェノキシ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
実施例144−2で合成される2−({4−[2−(4−ヨードフェノキシ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸 メチルエステルおよび1−エチニル−4−フルオロベンゼンを出発原料とし、実施例144−3および実施例144−4と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.61(6H,s),3.27(2H,t,J=6.1Hz),4.31(2H,t,J=6.1Hz),6.86(2H,d,J=8.9Hz),6.99−7.05(2H,m),7.10(1H,s),7.41−7.50(4H,m).
MS:442(M++1)。
[実施例146]
2−メチル−2−({4−[2−(4−{[4−(トリフルオロメチル)フェニル]エチニル}フェノキシ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)プロピオン酸
実施例144−2で合成される2−({4−[2−(4−ヨードフェノキシ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸 メチルエステルおよび1−エチニル−4−(トリフルオロメチル)ベンゼンを出発原料とし、実施例144−3および実施例144−4と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.62(6H,s),3.28(2H,t,J=6.0Hz),4.32(2H,t,J=6.0Hz),6.88(2H,d,J=8.7Hz),7.10(1H,s),7.46(2H,d,J=8.7Hz),7.59(4H,s).
MS:492(M++1).
[実施例147]
2−メチル−2−({4−[2−(4−{[3−(トリフルオロメチル)フェニル]エチニル}フェノキシ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)プロピオン酸
実施例144−2で合成される2−({4−[2−(4−ヨードフェノキシ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸 メチルエステルおよび1−エチニル−3−(トリフルオロメチル)ベンゼンを出発原料とし、実施例144−3および実施例144−4と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.62(6H,s),3.28(2H,t,J=6.0Hz),4.32(2H,t,J=6.0Hz),6.88(2H,d,J=8.7Hz),7.10(1H,s),7.42−7.48(3H,m),7.55(1H,d,J=8.7Hz),7.66(1H,d,J=7.8Hz),7.76(1H,s).
MS:492(M++1).
[実施例148]
2−メチル−2−[(4−{2−[4−(4−フェニルピペラジン−1−イル)フェノキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]プロピオン酸
(実施例148−1)
2−メチル−2−[(4−{2−[4−(4−フェニルピペラジン−1−イル)フェノキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]プロピオン酸 tert−ブチルエステル
窒素雰囲気下、実施例67−1で合成される2−({4−[2−(4−ブロモフェノキシ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル800mgおよび1−フェニルピペラジン425mgをトルエン5mLに溶解し、ナトリウムtert−ブトキシド185mg、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム80.1mg、2−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)ビフェニル52.2mgを添加し、4時間還流した。反応液を冷却し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=4:1)で精製することにより、表題化合物490mgを黄色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.42(9H,s),1.58(6H,s),3.20−3.25(6H,m),3.32−3.36(4H,m),4.26(2H,t,J=6.6Hz),6.84−7.00(7H,m),7.13(1H,s),7.26−7.32(2H,m).
(実施例148−2)
2−メチル−2−[(4−{2−[4−(4−フェニルピペラジン−1−イル)フェノキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]プロピオン酸
実施例148−1で得られた2−メチル−2−[(4−{2−[4−(4−フェニルピペラジン−1−イル)フェノキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]プロピオン酸 tert−ブチルエステル490mgをジクロロメタン6mLに溶解し、トリフルオロ酢酸2mLを加え室温で12時間撹拌した。反応液を減圧濃縮した後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=1:1〜0:1)で精製することにより、表題化合物330mgを白色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.62(6H,s),3.25(2H,t,J=6.0Hz),3.42−3.60(8H,m),4.30(2H,t,J=6.0Hz),6.94(2H,d,J=9.0Hz),7.02−7.09(4H,m),7.32−7.38(4H,m).
MS:484(M++1).
[実施例149]
2−{[4−(2−{4−[4−(4−フルオロフェニル)ピペラジン−1−イル]フェノキシ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
実施例67−1で合成される2−({4−[2−(4−ブロモフェノキシ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび1−(4−フルオロフェニル)ピペラジンを出発原料とし、実施例148と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.62(6H,s),3.26(2H,t,J=6.0Hz),3.45−3.56(8H,m),4.30(2H,t,J=6.0Hz),6.94(2H,d,J=9.0Hz),7.01−7.04(4H,m),7.09(1H,s),7.33(2H,d,J=9.0Hz).
MS:502(M++1).
[実施例150]
2−メチル−2−({4−[2−(4−{4−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]ピペラジン−1−イル}フェノキシ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)プロピオン酸
実施例67−1で合成される2−({4−[2−(4−ブロモフェノキシ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび1−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]ピペラジンを出発原料とし、実施例148と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.64(6H,s),3.22−3.27(6H,m),3.43−3.52(4H,m),4.26(2H,t,J=6.1Hz),6.86(2H,d,J=8.8Hz),6.95−6.99(4H,m),7.09(1H,s),7.52(2H,d,J=8.8Hz).
MS:552(M++1)。
[実施例151]
2−メチル−2−[(4−{2−[4−(4−フェニルピペリジン−1−イル)フェノキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]プロピオン酸
実施例67−1で合成される2−({4−[2−(4−ブロモフェノキシ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび1−フェニルピペリジンを出発原料とし、実施例148と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.62(6H,s),2.04−2.12(2H,m),2.45−2.57(2H,m),2.77−2.85(1H,m),3.24−3.34(4H,m),3.76−3.81(2H,m),4.31(2H,t,J=6.0Hz),6.97(2H,d,J=9.0Hz),7.09(1H,s),7.23−7.38(5H,m),7.53(2H,d,J=9.0Hz).
MS:483(M++1).
[実施例152]
2−メチル−2−{[4−({[4’−(トリフルオロメチル)ビフェニル−4−イル]メトキシ}メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}プロピオン酸
(実施例152−1)
2−[(4−{[(4−ブロモベンジル)オキシ]メチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル
実施例10で合成される2−{[4−(ヒドロキシメチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル5.0gおよび4−ブロモベンジルブロミド4.75gをN,N−ジメチルホルムアミド50mLに溶解し、カリウムtert−ブトキシド2.33gを加え、室温下1時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=7:1)で精製することにより、表題化合物4.5gを無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.45(9H,s),1.62(6H,s),4.61(2H,s),4.69(2H,s),7.27(2H,d,J=8.3Hz),7.34(1H,s),7.50(2H,d,J=8.3Hz).
(実施例152−2)
2−メチル−2−{[4−({[4’−(トリフルオロメチル)ビフェニル−4−イル]メトキシ}メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}プロピオン酸 tert−ブチルエステル
窒素雰囲気下、実施例152−1で合成される2−[(4−{[(4−ブロモベンジル)オキシ]メチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル1.0gおよび4−(トリフルオロメチル)フェニルホウ酸621mgをジオキサン10mLおよび2mol/L炭酸水素ナトリウム水溶液5mLに溶解し、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム162mgを加え4時間還流した。反応液を冷却し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=5:1)で精製することにより、表題化合物900mgを無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.43(9H,s),1.59(6H,s),4.69(2H,s),4.72(2H,s),7.34(1H,s),7.47(2H,d,J=8.2Hz),7.59(2H,d,J=8.2Hz),7.69(4H,s).
(実施例152−3)
2−メチル−2−{[4−({[4’−(トリフルオロメチル)ビフェニル−4−イル]メトキシ}メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}プロピオン酸
実施例152−2で得られた2−メチル−2−{[4−({[4’−(トリフルオロメチル)ビフェニル−4−イル]メトキシ}メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}プロピオン酸 tert−ブチルエステル900mgをジクロロメタン10mLに溶解し、トリフルオロ酢酸4mLを加え室温で12時間撹拌した。反応液を減圧濃縮した後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=1:1〜0:1)で精製することにより、表題化合物420mgを白色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.67(6H,s),4.72(2H,s),4.72(2H,s),7.34(1H,s),7.49(2H,d,J=8.1Hz),7.62(2H,d,J=8.1Hz),7.71(4H,s).
MS:468(M++1).
[実施例153]
2−[(4−{[(4’−フルオロビフェニル−4−イル)メトキシ]メチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例152−1で合成される2−[(4−{[(4−ブロモベンジル)オキシ]メチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび4−フルオロフェニルホウ酸を出発原料として実施例152−2および実施例152−3と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.65(6H,s),4.68(4H,s),7.09−7.15(2H,m),7.30(1H,s),7.43(2H,d,J=8.1Hz),7.51−7.56(4H,m).
MS:418(M++1).
[実施例154]
2−[(4−{[(4’−クロロビフェニル−4−イル)メトキシ]メチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例152−1で合成される2−[(4−{[(4−ブロモベンジル)オキシ]メチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび4−クロロフェニルホウ酸を出発原料として実施例152−2および実施例152−3と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.68(6H,s),4.72(4H,s),7.33(1H,s),7.42−7.60(8H,m).
MS:434(M++1).
[実施例155]
2−[(4−{2−[(4’−フルオロビフェニル−4−イル)メトキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
(実施例155−1)
2−{[4−(2―ヒドロキシエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 エチルエステル
実施例4で得られる2−{[4−(2−ヒドロキシエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル8.4gをジクロロメタン50mLに溶解し、トリフルオロ酢酸50mLを加え室温で12時間撹拌した。反応液を減圧濃縮した後、残渣をエタノール100mLに溶解し、氷冷下塩化チオニル8mLを添加して4時間還流した。反応液に氷冷下、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、溶媒を減圧濃縮した。酢酸エチルで抽出し、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=1:1)で精製することにより、表題化合物6.7gを無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.25(3H,t,J=7.1Hz),1.62(6H,s),2.97(2H,t,J=5.6Hz),3.95(2H,t,J=5.6Hz),4.18(2H,q,J=7.1Hz),7.02(1H,s).
(実施例155−2)
2−[(4−{2−[(4−ブロモベンジル)オキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 エチルエステル
実施例155−1で合成される2−{[4−(2―ヒドロキシエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 エチルエステル1.6gおよび4−ブロモベンジルブロミド1.7gをN,N−ジメチルホルムアミド30mLに溶解し、カリウムtert−ブトキシド0.72gを加え、室温下1時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=10:1〜3:1)で精製することにより、表題化合物1.3gを無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.23(3H,t,J=7.2Hz),1.60(6H,s),3.07(2H,t,J=6.6Hz),3.80(2H,t,J=6.6Hz),4.14(2H,q,J=7.2Hz),4.46(2H,s),7.07(1H,s),7.13−7.19(2H,m),7.42−7.47(2H,m).
(実施例155−3)
2−[(4−{2−[(4’−フルオロビフェニル−4−イル)メトキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 エチルエステル
窒素雰囲気下、実施例155−2で合成される2−[(4−{2−[(4−ブロモベンジル)オキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 エチルエステル0.9gおよび4−フルオロフェニルホウ酸425mgをジオキサン10mLおよび2mol/L炭酸ナトリウム水溶液5mLに溶解し、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム117mgを加え4時間還流した。反応液を冷却し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=5:1)で精製することにより、表題化合物400mgを無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.23(3H,t,J=7.5Hz),1.61(6H,s),3.10(2H,t,J=6.3Hz),3.84(2H,t,J=6.3Hz),4.30(2H,q,J=7.5Hz),4.56(2H,s),7.09−7.15(3H,m),7.34−7,37(2H,m),7.49−7.55(4H,m).
(実施例155−4)
2−[(4−{2−[(4’−フルオロビフェニル−4−イル)メトキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例155−3で合成される2−[(4−{2−[(4’−フルオロビフェニル−4−イル)メトキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 エチルエステル400mgをメタノール4mLおよびテトラヒドロフラン4mLに溶解し、1mol/L水酸化ナトリウム水溶液2mLを加え室温で4時間撹拌した。反応液を減圧濃縮した後、10%クエン酸水溶液を加えて酢酸エチルで抽出した。飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=3:1〜1:1)で精製することにより、表題化合物245mgを白色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.61(6H,s),3.10(2H,t,J=6.3Hz),3.84(2H,t,J=6.3Hz),4.56(2H,s),7.05(1H,s),7.09−7.15(2H,m),7.34(2H,d,J=8.1Hz),7.49−7.55(4H,m).
MS:432(M++1)。
[実施例156]
2−[(4−{2−[(4’−クロロビフェニル−4−イル)メトキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例155−2で合成される2−[(4−{2−[(4−ブロモベンジル)オキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 エチルエステルおよび4−クロロフェニルホウ酸を出発原料として実施例155−3および実施例155−4と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.61(6H,s),3.10(2H,t,J=6.2Hz),3.85(2H,t,J=6.2Hz),4.56(2H,s),7.05(1H,s),7.34−7.42(4H,m),7.48−7.53(4H,m).
MS:448(M++1).
[実施例157]
2−メチル−2−{[4−(2−{[4’−(トリフルオロメチル)ビフェニル−4−イル]メトキシ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}プロピオン酸
実施例155−2で合成される2−[(4−{2−[(4−ブロモベンジル)オキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 エチルエステルおよび4−(トリフルオロメチル)フェニルホウ酸を出発原料として実施例155−3および実施例155−4と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.61(6H,s),3.11(2H,t,J=6.3Hz),3.86(2H,t,J=6.3Hz),4.58(2H,s),7.05(1H,s),7.38(2H,d,J=8.1Hz),7.56(2H,d,J=8.1Hz),7.68(4H,brs).
MS:482(M++1).
[実施例158]
2−メチル−2−({4−[2−({1−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール−4−イル}オキシ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)プロピオン酸
(実施例158−1)
2−メチル−2−({4−[2−({1−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール−4−イル}オキシ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)プロピオン酸 tert−ブチルエステル
実施例5で合成される2−メチル−2−[(4−{2−[(メチルスルホニル)オキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]プロピオン酸 tert−ブチルエステル1.0gおよび1−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール−4−オール600mgをN,N−ジメチルホルムアミド10mLに溶解し、炭酸カリウム363mgを加え、85℃で3時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=10:1〜4:1)で精製することにより、表題化合物400mgを無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.43(9H,s),1.58(6H,s),3.23(2H,t,J=6.6Hz),4.30(2H,t,J=6.6Hz),7.12(1H,s),7.47−7.58(3H,m),7.66(1H,s),7.82(1H,d,J=8.2Hz),7.92(1H,s).
(実施例158−2)
2−メチル−2−({4−[2−({1−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール−4−イル}オキシ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)プロピオン酸
実施例158−1で得られた2−メチル−2−({4−[2−({1−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール−4−イル}オキシ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)プロピオン酸 tert−ブチルエステル400mgをジクロロメタン6mLに溶解し、トリフルオロ酢酸2mLを加え室温で12時間撹拌した。反応液を減圧濃縮した後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=1:1〜0:1)で精製することにより、表題化合物290mgを無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.63(6H,s),3.26(2H,t,J=6.0Hz),4.29(2H,t,J=6.0Hz),7.11(1H,s),7.48−7.58(3H,m),7.65(1H,s),7.80(1H,d,J=7.8Hz),7.92(1H,s).
MS:458.
[実施例159]
2−メチル−2−[(4−{2−[(1−フェニル−1H−ピラゾール−4−イル)オキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]プロピオン酸
実施例5で合成される2−メチル−2−[(4−{2−[(メチルスルホニル)オキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]プロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび非特許文献[Organic Preparations and Procedures International,34,98(2002)]を参考にして合成される1−フェニル−1H−ピラゾール−4−オールを出発原料として実施例158と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.62(6H,s),3.24(2H,t,J=6.1Hz),4.28(2H,t,J=6.1Hz),7.11(1H,s),7.22−7.27(1H,m),7.40−7.45(3H,m),7.59−7.62(3H,m).
MS:390(M++1).
[実施例160]
2−{[4−(2−{[1−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル]オキシ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
実施例5で合成される2−メチル−2−[(4−{2−[(メチルスルホニル)オキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]プロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび非特許文献[Organic Preparations and Procedures International,34,98(2002)]を参考にして合成される1−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−4−オールを出発原料として実施例158と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.62(6H,s),3.24(2H,t,J=6.1Hz),4.27(2H,t,J=6.1Hz),7.08−7.15(3H,m),7.43(1H,s),7.54−7.59(3H,m).
MS:408(M++1)。
[実施例161]
2−{[4−(2−{[1−(4−クロロフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル]オキシ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
実施例5で合成される2−メチル−2−[(4−{2−[(メチルスルホニル)オキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]プロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび非特許文献[Organic Preparations and Procedures International,34,98(2002)]を参考にして合成される1−(4−クロロフェニル)−1H−ピラゾール−4−オールを出発原料として実施例158と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.63(6H,s),3.24(2H,t,J=6.2Hz),4.27(2H,t,J=6.2Hz),7.10(1H,s),7.39(2H,t,J=8.8Hz),7.44(1H,s),7.55−7.57(3H,m).
MS:424(M++1).
[実施例162]
2−メチル−2−({4−[2−({5−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]ピリミジン−2−イル}アミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)プロピオン酸
(実施例162−1)
実施例7で合成される2−{[4−(2−アミノエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル15.6gおよび5−ブロモ−2−クロロピリミジン10gをN−メチルピロリドン170mLに溶解し、ジイソプロピルエチルアミン18.0mLを加え、室温下8時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=10:1〜5:1)で精製することにより、表題化合物20gを白色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.44(9H,s),1.59(6H,s),3.04(2H,t,J=6.5Hz),3.76(2H,t,J=6.5Hz),5.61(1H,brs),7.01(1H,s),8.26(2H,s).
MS:461(M++1).
(実施例162−2)
2−メチル−2−({4−[2−({5−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]ピリミジン−2−イル}アミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)プロピオン酸 tert−ブチルエステル
窒素雰囲気下、実施例162−1で合成される2−[(4−{2−[(5−ブロモピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル1.0gおよび4−トリフルオロメトキシフェニルホウ酸0.54gをジオキサン10mLおよび2mol/L炭酸ナトリウム5mLに溶解し、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム0.13gを加え4時間還流した。反応液を冷却し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=2:1〜1:1)で精製することにより、表題化合物1.0gを白色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.44(9H,s),1.60(6H,s),3.10(2H,t,J=6.3Hz),3.83−3.89(2H,m),5.61(1H,brs),7.04(1H,s),7.28−7.30(2H,m),7.46−7.50(2H,m),8.49(2H,s).
MS:541(M++1).
(実施例162−3)
2−メチル−2−({4−[2−({5−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]ピリミジン−2−イル}アミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)プロピオン酸
実施例162−2で得られた2−メチル−2−({4−[2−({5−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]ピリミジン−2−イル}アミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)プロピオン酸 tert−ブチルエステル370mgをジクロロメタン2mLに溶解し、トリフルオロ酢酸2mLを加え室温で12時間撹拌した。反応液を減圧濃縮した後、酢酸エチルを加え、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄した(この時、目的物は酢酸エチル層に抽出されている)。10%クエン酸水溶液、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=2:1〜1:1)で精製することにより、表題化合物297mgを白色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.69(6H,s),3.04(2H,t,J=5.7Hz),3.71−3.77(2H,m),7.06(1H,s),7.28−7.33(3H,m),7.45−7.51(2H,m),8.49(2H,brs).
MS:485(M++1).
[実施例163]
2−メチル−2−({4−[2−(メチル{5−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]ピリミジン−2−イル}アミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)プロピオン酸
(実施例163−1)
2−メチル−2−({4−[2−(メチル{5−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]ピリミジン−2−イル}アミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)プロピオン酸 tert−ブチルエステル
実施例162−2で合成される2−メチル−2−({4−[2−({5−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]ピリミジン−2−イル}アミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)プロピオン酸 tert−ブチルエステル620mgおよびヨウ化メチル325mgをN,N−ジメチルホルムアミド6.0mLに溶解し、カリウム第3級ブトキシド154mgを加え、室温下8時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=3:1)で精製することにより、表題化合物215mgを無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.45(9H,s),1.58(6H,s),3.09−3.17(5H,m),4.03(2H,t,J=6.9Hz),7.03(1H,s),7.27−7.30(2H,m),7.47−7.50(2H,m),8.52(2H,s).
MS:555(M++1).
(実施例163−2)
2−メチル−2−({4−[2−(メチル{5−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]ピリミジン−2−イル}アミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)プロピオン酸
実施例163−1で得られた2−メチル−2−({4−[2−(メチル{5−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]ピリミジン−2−イル}アミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)プロピオン酸 tert−ブチルエステル210mgをジクロロメタン2mLに溶解し、トリフルオロ酢酸2mLを加え室温で12時間撹拌した。反応液を減圧濃縮した後、酢酸エチルを加え、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄した(この時、目的物は酢酸エチル層に抽出されている)。10%クエン酸水溶液、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=2:1〜1:1)で精製することにより、表題化合物150mgを白色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.66(6H,s),3.12−3.17(5H,m),4.03(2H,t,J=7.2Hz),6.99(1H,s),7.27−7.30(2H,m),7.45−7.51(2H,m),8.51(2H,s).
MS:499(M++1).
[実施例164]
2−メチル−2−({4−[2−({5−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]ピリミジン−2−イル}アミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)プロピオン酸
(実施例164−1)
2−メチル−2−({4−[2−({5−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]ピリミジン−2−イル}アミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)プロピオン酸 tert−ブチルエステル
窒素雰囲気下、実施例162−1で合成される2−[(4−{2−[(5−ブロモピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル920mgおよび3−(トリフルオロメチル)フェニルホウ酸380mgをジオキサン10mLおよび2mol/L炭酸ナトリウム5mLに溶解し、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム115mgを加え4時間還流した。反応液を冷却し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=5:1〜2:1)で精製することにより、表題化合物890mgを白色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.44(9H,s),1.59(6H,s),3.10(2H,t,J=6.6Hz),3.83−3.90(2H,m),5.67(1H,brs),7.05(1H,s),7.53−7.71(4H,m),8.52(2H,s).
(実施例164−2)
2−メチル−2−({4−[2−({5−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]ピリミジン−2−イル}アミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)プロピオン酸 塩酸塩
実施例164−1で得られた2−メチル−2−({4−[2−({5−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]ピリミジン−2−イル}アミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)プロピオン酸 tert−ブチルエステル190mgをジクロロメタン4mLに溶解し、トリフルオロ酢酸4mLを加え室温で20時間撹拌した。反応液を減圧濃縮した後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=1:1〜0:1)で精製した。得られた化合物をジエチルエーテル4mLに溶解し、4mol/L塩酸−酢酸エチル0.5mLを加え、室温下1時間撹拌した。析出した固体を濾取することにより表題化合物151mgを白色固体として得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.52(6H,s),3.02(2H,t,J=7.2Hz),3.67−3.75(2H,m),7.51(1H,s),7.67−7.69(2H,m),7.96−7.98(2H,m),8.75(2H,s).
MS:469(M++1).
[実施例165]
2−メチル−2−({4−[2−({5−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]ピリミジン−2−イル}アミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)プロピオン酸
実施例162−1で合成される2−[(4−{2−[(5−ブロモピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび4−トリフルオロメチルフェニルボロン酸を出発原料とし、実施例162−2および実施例162−3と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.68(6H,s),3.05(2H,t,J=5.4Hz),3.81(2H,m),6.91(1H,s),7.58(2H,d,J=8.4Hz),7.72(2H,d,J=8.4Hz),7.74(1H,s),8.63(2H,s).
MS:469(M++1)。
[実施例166]
2−{[4−(2−{[5−(4−クロロフェニル)ピリミジン−2−イル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
実施例162−1で合成される2−[(4−{2−[(5−ブロモピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび4−クロロフェニルホウ酸を出発原料とし、実施例162−2および実施例162−3と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.69(6H,s),3.04(2H,t,J=5.7Hz),3.71−3.77(2H,m),7.05(1H,s),7.28−7.43(5H,m),8.49(2H,brs).
MS:435(M++1).
[実施例167]
2−[(4−{2−[[5−(4−クロロフェニル)ピリミジン−2−イル](イソプロピル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例162−1で合成される2−[(4−{2−[(5−ブロモピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび4−クロロフェニルホウ酸を出発原料とし、実施例162−2と同様の操作を行った後、イソプロピルヨージドを用いて実施例163と同様の操作を行うことにより表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.23(6H,d,J=6.6Hz),1.67(6H,s),3.13−3.18(2H,m),3.74−3.79(2H,m),5.04−5.08(1H,m),7.02(1H,s),7.41(4H,s),8.54(2H,s).
MS:477(M++1).
[実施例168]
2−({4−[2−(エチル{5−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]ピリミジン−2−イル}アミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸
実施例162−1で合成される2−[(4−{2−[(5−ブロモピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび4−(トリフルオロメチル)フェニルホウ酸を出発原料とし、実施例162−2と同様の操作を行った後、エチルヨージドを用いて実施例163と同様の操作を行うことにより表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.10(3H,t,J=7.1Hz),1.52(6H,s),3.05−3.07(2H,m),3.56−3.58(2H,m),3.90−3.92(2H,m),7.49(1H,s),7.77−7.79(2H,m),7.86−7.89(2H,m),8.79(2H,s).
MS:497(M++1).
[実施例169]
2−({4−[2−(エチル{5−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]ピリミジン−2−イル}アミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸
実施例162−1で合成される2−[(4−{2−[(5−ブロモピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび4−(トリフルオロメトキシ)フェニルホウ酸を出発原料とし、実施例162−2と同様の操作を行った後、エチルヨージドを用いて実施例1634と同様の操作を行うことにより表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.19(3H,t,J=6.9Hz),1.66(6H,s),3.15(2H,t,J=6.9Hz),3.62(2H,q,J=6.9Hz),3.95(2H,t,J=6.9Hz),7.00(1H,s),7.27−7.30(2H,m),7.47−7.50(2H,m),8.51(2H,s).
MS:513(M++1).
[実施例170]
2−({4−[2−(イソプロピル{5−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]ピリミジン−2−イル}アミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸
実施例162−1で合成される2−[(4−{2−[(5−ブロモピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび4−(トリフルオロメトキシ)フェニルホウ酸を出発原料とし、実施例162−2と同様の操作を行った後、イソプロピルヨージドを用いて実施例163と同様の操作を行うことにより表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.24(6H,d,J=6.9Hz),1.68(6H,s),3.16(2H,t,J=7.8Hz),3.78(2H,t,J=7.8Hz),5.04−5.09(1H,m),7.02(1H,s),7.28−7.30(2H,m),7.48−7.51(2H,m),8.55(2H,s).
MS:527(M++1)。
[実施例171]
2−メチル−2−({4−[2−({5−[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]ピリミジン−2−イル}アミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)プロピオン酸
実施例162−1で合成される2−[(4−{2−[(5−ブロモピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニルホウ酸を出発原料とし、実施例162−2、実施例162−3と同様の操作を行うことにより表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.69(6H,s),3.04(2H,t,J=5.7Hz),3.71−3.76(2H,m),4.39(2H,q,J=8.1Hz),7.01−7.05(3H,m),7.38−7.41(2H,m),8.46(2H,brs).
MS:499(M++1).
[実施例172]
2−メチル−2−({4−[2−({5−[3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル]ピリミジン−2−イル}アミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)プロピオン酸
実施例162−1で合成される2−[(4−{2−[(5−ブロモピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニルホウ酸を出発原料とし、実施例162−2、実施例162−3と同様の操作を行うことにより表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.69(6H,s),3.04(2H,t,J=5.7Hz),3.71−3.77(2H,m),4.40(2H,q,J=8.1Hz),6.90−6.94(1H,m),7.03−7.05(2H,m),7.13(1H,d,J=7.2Hz),7.29−7.42(2H,m),8.51(2H,brs).
MS:499(M++1).
[実施例173]
2−メチル−2−{[4−(2−{[5−(4−プロピルフェニル)ピリミジン−2−イル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−プロピオン酸
実施例162−1で合成される2−[(4−{2−[(5−ブロモピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび4−プロピルフェニルホウ酸を出発原料とし、実施例162−2および実施例162−3と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:0.97(3H,t,J=7.5Hz),1.61−1.71(8H,m),2.62(2H,t,J=7.7Hz),3.04(2H,t,J=5.7Hz),3.71−3.77(2H,m),7.05(1H,s),7.24−7.27(2H,m),7.35−7.38(2H,m),8.50(2H,brs).
MS:443(M++1).
[実施例174]
2−メチル−2−{[4−(2−{[5−(4−プロポキシフェニル)ピリミジン−2−イル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−プロピオン酸
実施例162−1で合成される2−[(4−{2−[(5−ブロモピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび4−プロポキシフェニルホウ酸を出発原料とし、実施例162−2および実施例162−3と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.05(3H,t,J=7.5Hz),1.69(6H,s),1.80−1.87(2H,m),3.04(2H,t,J=5.7Hz),3.70−3.76(2H,m),3.95(2H,t,J=6.6Hz),6.96−6.98(2H,m),7.04(1H,s),7.20−7.25(1H,m),7.34−7.37(2H,m),8.46(2H,brs).
MS:459(M++1).
[実施例175]
2−{[4−(2−{[5−(4−イソプロピルフェニル)ピリミジン−2−イル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
実施例162−1で合成される2−[(4−{2−[(5−ブロモピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび4−イソプロピルフェニルホウ酸を出発原料とし、実施例162−2および実施例162−3と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.28(6H,d,J=6.6Hz),1.69(6H,s),2.88−3.00(1H,m),3.04(2H,t,J=5.7Hz),3.71−3.77(2H,m),7.05(1H,s),7.28−7.32(2H,m),7.36−7.40(2H,m),8.50(2H,brs).
MS:443(M++1)。
[実施例176]
2−{[4−(2−{[5−(4−イソプロポキシフェニル)ピリミジン−2−イル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
実施例162−1で合成される2−[(4−{2−[(5−ブロモピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび4−イソプロポキシフェニルホウ酸を出発原料とし、実施例162−2および実施例162−3と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.36(6H,d,J=6.0Hz),1.69(6H,s),3.04(2H,t,J=5.7Hz),3.70−3.76(2H,m),4.54−4.62(1H,m),6.95(2H,d,J=8.7Hz),7.04(1H,s),7.21(1H,brs),7.35(2H,d,J=8.7Hz),8.46(2H,brs).
MS:459(M++1).
[実施例177]
2−{[4−(2−{[5−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)ピリミジン−2−イル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
(参考例3)
4−クロロ−2−フルオロフェニルホウ酸
n−ヘキサン11mLおよびテトラヒドロフラン30mL溶液に、窒素雰囲気下、−78℃でn−ブチルリチウム(1.6mol/L−n−ヘキサン,18.8mL)を滴下した。続いて、1−ブロモ−4−クロロ−2−フルオロベンゼン5.24gのn−ヘキサン15mLおよびテトラヒドロフラン15mL溶液を滴下した。−78℃で一時間撹拌後、ホウ酸トリメチルエステル4.0mLのテトラヒドロフラン15mLを滴下し、室温まで昇温した。2時間後、3mol/L塩酸水溶液120mLを加え、ジエチルエーテル100mLで抽出した。水層をジエチルエーテル100mLで再度抽出したのち、合わせた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣にn−ヘキサンを加え、析出した固体を濾取することにより、表題化合物2.0gを白色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:7.08−7.12(1H,m),7.20−7.23(1H,m),7.78(1H,t,J=7.6Hz).
実施例162−1で合成される2−[(4−{2−[(5−ブロモピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび参考例3で合成される4−クロロ−2−フルオロフェニルホウ酸を出発原料とし、実施例162−2および実施例162−3と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.68(6H,s),3.04(2H,t,J=5.7Hz),3.71−3.77(2H,m),7.05(1H,s),7.18−7.34(3H,m),8.41−8.46(2H,m).
MS:453(M++1).
[実施例178]
2−{[4−(2−{[5−(2,4−ジクロロフェニル)ピリミジン−2−イル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
実施例162−1で合成される2−[(4−{2−[(5−ブロモピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび2,4−ジクロロフェニルホウ酸を出発原料とし、実施例162−2および実施例162−3と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.69(6H,s),3.05(2H,t,J=5.4Hz),3.72−3.78(2H,m),7.06(1H,s),7.21(1H,d,J=8.1Hz),7.31−7.37(2H,m),7.51(1H,d,J=2.1Hz),8.21−8.43(2H,m).
MS:469(M++1).
[実施例179]
2−[(4−{2−[[5−(2,4−ジクロロフェニル)ピリミジン−2−イル](メチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例162−1で合成される2−[(4−{2−[(5−ブロモピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび4−2,4−ジクロロフェニルフェニルホウ酸を出発原料とし、実施例162−2および実施例163と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.65(6H,s),3.15(2H,t,J=6.9Hz),3.18(3H,s),4.04(2H,t,J=6.9Hz),7.00(1H,s),7.24(1H,d,J=8.4Hz),7.32(1H,dd,J=1.8,8.4Hz),7.50(1H,d,J=1.8Hz),8.39(2H,s).
MS:483(M++1).
[実施例180]
2−({4−[2−({5−[2−クロロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]ピリミジン−2−イル}アミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸
実施例162−1で合成される2−[(4−{2−[(5−ブロモピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび3−クロロ−4−ヨードベンゾトリフルオリドを出発原料として参考例3と同様にして合成される[2−クロロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]ホウ酸を用いて、実施例162−2および実施例162−3と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.69(6H,s),3.05(2H,t,J=5.7Hz),3.73−3.79(2H,m),7.07(1H,s),7.39−7.43(2H,m),7.58−7.61(1H,m),7.76(1H,brs),8.32−8.50(2H,m).
MS:503(M++1)。
[実施例181]
2−({4−[2−({5−[2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]ピリミジン−2−イル}アミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸
実施例162−1で合成される2−[(4−{2−[(5−ブロモピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび4−ブロモ−3−フルオロベンゾトリフルオリドを出発原料として参考例3と同様にして合成される[2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]ホウ酸を出発原料とし、実施例162−2および実施例162−3と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.68(6H,s),3.04(2H,t,J=5.7Hz),3.72−3.78(2H,m),7.06(1H,s),7.41−7.50(4H,m),8.43(1H,brs),8.59(1H,brs).
MS:487(M++1).
[実施例182]
2−[(4−{2−[{5−[2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]ピリミジン−2−イル}(メチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例162−1で合成される2−[(4−{2−[(5−ブロモピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび[2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]ホウ酸を出発原料とし、実施例162−2および実施例163と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.63(6H,s),3.09−3.13(5H,m),4.01(2H,t,J=6.9Hz),7.01(1H,s),7.38−7.49(3H,m),8.53(2H,s).
MS:501(M++1).
[実施例183]
2−メチル−2−[(4−{3−[(5−フェニルピリミジン−2−イル)アミノ]プロピル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−プロピオン酸
(実施例183−1)
2−[(4−{3−[(5−ブロモピリミジン−2−イル)アミノ]プロピル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル
実施例33で合成される2−{[4−(3−アミノプロピル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル5.3gおよび5−ブロモ−2−クロロピリミジン3.24gをN−メチルピロリドン60mLに溶解し、ジイソプロピルエチルアミン5.8mLを加え、室温下8時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=10:1〜5:1)で精製することにより、表題化合物5.65gを無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.43(9H,s),1.57(6H,s),1.97−2.07(2H,m),2.84(2H,t,J=7.2Hz),3.39−3.46(2H,m),5.34(1H,brs),6.99(1H,s),8.26(2H,s).
(実施例183−2)
2−メチル−2−[(4−{3−[(5−フェニルピリミジン−2−イル)アミノ]プロピル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−プロピオン酸
実施例183−1で合成される2−[(4−{3−[(5−ブロモピリミジン−2−イル)アミノ]プロピル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよびフェニルフェニルホウ酸を出発原料とし、実施例162−2および実施例162−3と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.70(6H,s),2.05−2.14(2H,m),2.93(2H,t,J=6.0Hz),3.52−3.58(2H,m),6.48(1H,brs),6.93(1H,s),7.34−7.45(5H,m)8.51(2H,s).
MS:415(M++1).
[実施例184]
2−{[4−(3−{[5−(4−フルオロフェニル)ピリミジン−2−イル]アミノ}プロピル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
実施例183−1で合成される2−[(4−{3−[(5−ブロモピリミジン−2−イル)アミノ]プロピル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび4−フルオロフェニルフェニルホウ酸を出発原料とし、実施例162−2および実施例162−3と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.69(6H,s),2.05−2.13(2H,m),2.91−2.95(2H,m),3.49−3.57(2H,m),6.48(1H,brs),6.93(1H,s),7.10−7.17(2H,m),7.38−7.42(2H,m),8.46(2H,s).
MS:433(M++1).
[実施例185]
2−{[4−(3−{[5−(4−メチルフェニル)ピリミジン−2−イル]アミノ}プロピル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
実施例183−1で合成される2−[(4−{3−[(5−ブロモピリミジン−2−イル)アミノ]プロピル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび4−メチルフェニルフェニルホウ酸を出発原料とし、実施例162−2および実施例162−3と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.70(6H,s),2.05−2.13(2H,m),2.39(3H,s),2.93(2H,t,J=6.3Hz),3.51−3.57(2H,m),6.45−6.47(1H,m),6.93(1H,s),7.23−7.26(2H,m),7.33−7.36(2H,m),8.48(2H,s).
MS:429(M++1)。
[実施例186]
2−メチル−2−({4−[3−({5−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]ピリミジン−2−イル}アミノ)プロピル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)プロピオン酸
実施例183−1で合成される2−[(4−{3−[(5−ブロモピリミジン−2−イル)アミノ]プロピル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび4−(トリフルオロメチル)フェニルフェニルホウ酸を出発原料とし、実施例162−2および実施例162−3と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.69(6H,s),2.05−2.14(2H,m),2.93(2H,t,J=6.3Hz),3.53−3.59(2H,m),6.54−6.56(1H,m),6.94(1H,s),7.57(2H,d,J=8.4Hz),7.70(2H,d,J=8.4Hz),8.53(2H,s).
MS:483(M++1).
[実施例187]
2−メチル−2−{[4−(2−{[5−(4−メチルフェニル)ピリミジン−2−イル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}プロピオン酸 塩酸塩
実施例162−1で合成される2−[(4−{2−[(5−ブロモピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび4−メチルフェニルボロン酸を出発原料とし、実施例164と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.51(6H,s),2.33(3H,s),3.02(2H,t,J=7.2Hz),3.68(2H,t,J=7.2Hz),7.27(2H,d,J=7.8Hz),7.54(2H,d,J=7.8Hz),7.53(1H,s),8.70(2H,s).
MS:415(M++1).
[実施例188]
2−{[4−(2−{[5−(4−フルオロフェニル)ピリミジン−2−イル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 塩酸塩
実施例162−1で合成される2−[(4−{2−[(5−ブロモピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび4−フルオロフェニルボロン酸を出発原料とし、実施例164と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.51(6H,s),3.02(2H,t,J=7.2Hz),3.69(2H,t,J=7.2Hz),7.30(2H,t,J=9.0Hz),7.53(1H,s),7.71(2H,m),8.70(2H,s).
MS:419(M++1).
[実施例189]
2−{[4−(2−{[5−(4−メトキシフェニル)ピリミジン−2−イル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 塩酸塩
実施例162−1で合成される2−[(4−{2−[(5−ブロモピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび4−メトキシフェニルボロン酸を出発原料とし、実施例164と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.51(6H,s),3.02(2H,t,J=7.2Hz),3.68(2H,t,J=7.2Hz),3.79(3H,s),7.03(2H,d,J=8.7Hz),7.53(1H,s),7.59(2H,d,J=8.7Hz),8.69(2H,s).
MS:431(M++1).
[実施例190]
2−メチル−2−({4−[2−(メチル{5−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]ピリミジン−2−イル}アミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)プロピオン酸 塩酸塩
実施例162−1で合成される2−[(4−{2−[(5−ブロモピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび4−トリフルオロメチルフェニルボロン酸を出発原料とし、実施例162−2、実施例163−1及び実施例164−2と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.51(6H,s),3.04(2H,t,J=7.2Hz),3.09(3H,s),3.98(2H,t,J=7.2Hz),7.50(1H,s),7.78(2H,d,J=8.1Hz),7.88(2H,d,J=8.1Hz),8.79(2H,s).
MS:483(M++1)。
[実施例191]
2−メチル−2−{[4−(2−{[5−(2−ナフチル)ピリミジン−2−イル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}プロピオン酸 塩酸塩
実施例162−1で合成される2−[(4−{2−[(5−ブロモピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび2−ナフチルボロン酸を出発原料とし、実施例164と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.52(6H,s),3.03(2H,t,J=7.2Hz),7.53(1H,s),7.55(2H,m),7.83(1H,d,J=8.3Hz),7.94(2H,m),8.00(1H,d,J=8.5Hz),8.20(1H,s),8.83(2H,s).
MS:451(M++1).
[実施例192]
2−{[4−(2−{[5−(4−tert−ブチルフェニル)ピリミジン−2−イル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 塩酸塩
実施例162−1で合成される2−[(4−{2−[(5−ブロモピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび4−tert−ブチルフェニルボロン酸を出発原料とし、実施例164と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.31(9H,s),1.51(6H,s),3.03(2H,t,J=7.2Hz),3.71(2H,t,J=7.2Hz),7.48(2H,d,J=8.4Hz),7.54(1H,s),7.58(2H,d,J=8.4Hz),8.75(2H,s).
MS:457(M++1).
[実施例193]
2−[(4−{2−[[5−(4−クロロフェニル)ピリミジン−2−イル](メチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 塩酸塩
実施例162−1で合成される2−[(4−{2−[(5−ブロモピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび4−クロロフェニルホウ酸を出発原料とし、実施例162−2、実施例163−1及び実施例164−2と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.51(6H,s),3.03−3.07(5H,m),3.94−3.99(2H,m),7.48−7.51(3H,m),7.67(2H,d,J=8.4Hz),8.70(2H,s).
MS:449(M++1).
[実施例194]
2−メチル−2−({4−[2−({5−[3−(トリフルオロメトキシ)フェニル]ピリミジン−2−イル}アミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)プロピオン酸 塩酸塩
実施例162−1で合成される2−[(4−{2−[(5−ブロモピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび3−(トリフルオロメトキシ)フェニルホウ酸を出発原料とし、実施例164と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.51(6H,s),3.01(2H,t,J=7.2Hz),3.68(2H,t,J=7.2Hz),7.32−7.34(1H,m),7.52(1H,s),7.55−7.61(1H,m),7.68−7.72(2H,m),8.75(2H,s).
MS:485(M++1).
[実施例195]
2−メチル−2−({4−[2−(メチル{5−[3−(トリフルオロメトキシ)フェニル]ピリミジン−2−イル}アミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)プロピオン酸 塩酸塩
実施例162−1で合成される2−[(4−{2−[(5−ブロモピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび3−(トリフルオロメトキシ)フェニルホウ酸を出発原料とし、実施例162−2、実施例163−1及び実施例164−2と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.51(6H,s),3.04(2H,t,J=7.0Hz),3.09(3H,s),3.98(2H,t,J=7.0Hz),7.31−7.34(1H,m),7.50(1H,s),7.55−7.60(1H,m),7.66−7.71(2H,m),8.76(2H,s).
MS:499(M++1)。
[実施例196]
2−[(4−{2−[[5−(4−クロロフェニル)ピリミジン−2−イル](エチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 塩酸塩
実施例162−1で合成される2−[(4−{2−[(5−ブロモピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル、4−クロロフェニルホウ酸を用いて実施例1−2と同様の操作を行った後、エチルヨージドを用いて実施例163−1及び実施例164−2と同様の操作を行うことにより表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.10(3H,t,J=6.9Hz),1.52(6H,s),3.04(2H,t,J=6.9Hz),3.56(2H,q,J=6.9Hz),3.91(2H,t,J=6.9Hz),7.48−7.51(3H,m),7.65−7.70(2H,m),8.71(2H,s).
MS:463(M++1).
[実施例197]
2−{[4−(2−{[5−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)ピリミジン−2−イル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 塩酸塩
実施例162−1で合成される2−[(4−{2−[(5−ブロモピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび3−クロロ−4−フルオロフェニルホウ酸を出発原料とし、実施例164と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.51(6H,s),3.00(2H,t,J=7.2Hz),3.64−3.80(2H,m),7.46−7.52(2H,m),7.64−7.66(1H,m),7.89−7.91(1H,m),8.69(2H,s).
MS:453(M++1).
[実施例198]
2−{[4−(2−{[5−(3,4−ジクロロフェニル)ピリミジン−2−イル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 塩酸塩
実施例162−1で合成される2−[(4−{2−[(5−ブロモピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび3,4−ジクロロフェニルホウ酸を出発原料とし、実施例164と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.51(6H,s),3.00(2H,t,J=7.2Hz),3.67−3.80(2H,m),7.51(1H,s),7.64−7.71(2H,m),7.96(1H,s),8.72(2H,s).
MS:469(M++1).
[実施例199]
2−メチル−2−[(4−{2−[(5−フェニルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]プロピオン酸 トリフルオロ酢酸塩
実施例162−1で合成される2−[(4−{2−[(5−ブロモピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよびフェニルボロン酸を出発原料とし、実施例162−2と同様の操作により得られる化合物をジクロロメタンおよびトリフルオロ酢酸に付し、室温で12時間撹拌した。反応液を減圧濃縮して得られた固体を粉砕し、ヘキサン−酢酸エチルにより洗浄することにより表題化合物を白色固体として得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.51(6H,s),3.01(2H,t,J=7.0Hz),3.66(2H,t,J=7.0Hz),7.34(1H,t,J=7.6Hz),7.45(2H,t,J=7.6Hz),7.52(1H,s),7.63(2H,d,J=8.0Hz),8.68(2H,s).
MS:401(M++1).
[実施例200]
2−メチル−2−{[4−(2−{[5−(2−チエニル)ピリミジン−2−イル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}プロピオン酸 トリフルオロ酢酸塩
実施例162−1で合成される2−[(4−{2−[(5−ブロモピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび2−チオフェンボロン酸を出発原料とし、実施例162−2と同様の操作により得られる化合物をジクロロメタンおよびトリフルオロ酢酸に付し、室温で12時間撹拌した。反応液を減圧濃縮して得られた固体を粉砕し、ヘキサン−酢酸エチルにより洗浄することにより表題化合物を白色固体として得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.51(6H,s),2.99(2H,t,J=7.5Hz),3.62(2H,m),7.12(1H,m),7.39(1H,d,J=2.7Hz),7.49(1H,d,J=4.5Hz),7.50(1H,s),7.52(1H,s),8.59(2H,s).
MS:407(M++1)。
[実施例201]
2−メチル−2−({4−[3−({5−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]ピリミジン−2−イル}アミノ)プロピル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)プロピオン酸 塩酸塩
実施例183−1で合成される2−[(4−{3−[(5−ブロモピリミジン−2−イル)アミノ]プロピル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび3−(トリフルオロメチル)フェニルホウ酸を出発原料とし、実施例164と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.51(6H,s),1.89−1.99(2H,m),2.79(2H,t,J=7.2Hz),3.42(2H,t,J=7.2Hz),7.49(1H,s),7.66−7.70(2H,m),7.97−8.01(3H,m),8.82(2H,s).
MS:483(M++1).
[実施例202]
2−メチル−2−({4−[3−(メチル{5−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]ピリミジン−2−イル}アミノ)プロピル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)プロピオン酸 塩酸塩
実施例183−1で合成される2−[(4−{3−[(5−ブロモピリミジン−2−イル)アミノ]プロピル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび4−(トリフルオロメチル)フェニルホウ酸を出発原料とし、実施例162−2、実施例163−1及び実施例164−2と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.51(6H,s),1.91−2.03(2H,m),2.75(2H,t,J=7.5Hz),3.17(3H,s),3.71(2H,t,J=7.5Hz),7.48(1H,s),7.78(2H,d,J=8.4Hz),7.88(2H,d,J=8.4Hz),8.79(2H,s).
MS:497(M++1).
[実施例203]
2−メチル−2−({4−[({5−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]ピリミジン−2−イル}アミノ)メチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)プロピオン酸 塩酸塩
実施例13で合成される2−{[4−(アミノメチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび5−ブロモ−2−クロロピリミジンを出発原料として実施例162−1と同様の操作を行い、続いて[4−(トリフルオロメチル)フェニル]ホウ酸を用いて実施例162−2および実施例164−2と同様の操作を行うことにより表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.51(6H,s),4.68(2H,s),7.50(1H,s),7.79(2H,d,J=8.1Hz),7.89(2H,d,J=8.1Hz),8.79(2H,s).
MS:455(M++1).
[実施例204]
2−メチル−2−({4−[(メチル{5−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]ピリミジン−2−イル}アミノ)メチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)プロピオン酸 塩酸塩
実施例13で合成される2−{[4−(アミノメチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび5−ブロモ−2−クロロピリミジンを出発原料として実施例162−1と同様の操作を行い、続いて[4−(トリフルオロメチル)フェニル]ホウ酸を用いて実施例162−2、実施例163−1および実施例164−2と同様の操作を行うことにより表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.50(6H,s),3.24(3H,s),4.99(2H,s),7.51(1H,s),7.79(2H,d,J=8.1Hz),7.89(2H,d,J=8.1Hz),8.82(2H,s).
MS:469(M++1).
[実施例205]
2−メチル−2−({4−[({5−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]ピリミジン−2−イル}アミノ)メチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)プロピオン酸 塩酸塩
実施例13で合成される2−{[4−(アミノメチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび5−ブロモ−2−クロロピリミジンを出発原料として実施例162−1と同様の操作を行い、続いて[3−(トリフルオロメチル)フェニル]ホウ酸を用いて実施例162−2および実施例164−2と同様の操作を行うことにより表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.51(6H,s),4.71(2H,s),7.54(1H,s),7.62−7.71(2H,m),7.96−8.02(2H,m),8.86(2H,s).
MS:455(M++1)。
[実施例206]
2−メチル−2−({5−メチル−4−[2−({5−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]ピリミジン−2−イル}アミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)プロピオン酸 塩酸塩
実施例19で合成される2−{[4−(2−アミノエチル)−5−メチル−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび5−ブロモ−2−クロロピリミジンを出発原料として実施例162−1と同様の操作を行い、続いて[4−(トリフルオロメチル)フェニル]ホウ酸を用いて実施例162−2および実施例164−2と同様の操作を行うことにより表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.48(6H,s),2.35(3H,s),2.89−2.97(2H,m),3.62−3.69(2H,m),7.80(2H,d,J=8.4Hz),7.90(2H,d,J=8.4Hz),8.83(2H,s).
MS:483(M++1).
[実施例207]
2−メチル−2−({5−メチル−4−[2−(メチル{5−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]ピリミジン−2−イル}アミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)プロピオン酸 塩酸塩
実施例19で合成される2−{[4−(2−アミノエチル)−5−メチル−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび5−ブロモ−2−クロロピリミジンを出発原料として実施例162−1と同様の操作を行い、続いて[4−(トリフルオロメチル)フェニル]ホウ酸を用いて実施例162−2、実施例163−1および実施例164−2と同様の操作を行うことにより表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.48(6H,s),2.28(3H,s),2.97(2H,t,J=6.8Hz),3.07(3H,s),3.92(2H,d,J=6.8Hz),7.79(2H,d,J=8.2Hz),7.89(2H,d,J=8.2Hz),8.80(2H,s).
MS:497(M++1).
[実施例208]
2−メチル−2−({5−メチル−4−[2−({5−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]ピリミジン−2−イル}アミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)プロピオン酸 塩酸塩
実施例19で合成される2−{[4−(2−アミノエチル)−5−メチル−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび5−ブロモ−2−クロロピリミジンを出発原料として実施例162−1と同様の操作を行い、続いて[3−(トリフルオロメチル)フェニル]ホウ酸を用いて実施例162−2および実施例164−2と同様の操作を行うことにより表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.48(6H,s),2.36(3H,s),2.90−2.97(2H,m),3.63−3.71(2H,m),7.67−7.71(2H,m),7.98−8.03(2H,m),8.86(2H,s).
MS:483(M++1).
[実施例209]
2−メチル−2−({4−メチル−5−[2−({5−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]ピリミジン−2−イル}アミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)プロピオン酸 塩酸塩
実施例24で合成される2−{[5−(2−アミノエチル)−4−メチル−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび5−ブロモ−2−クロロピリミジンを出発原料として実施例162−1と同様の操作を行い、続いて[4−(トリフルオロメチル)フェニル]ホウ酸を用いて実施例162−2および実施例164−2と同様の操作を行うことにより表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.46(6H,s),2.29(3H,s),3.04(2H,t,J=6.8Hz),3.52−3.57(2H,m),7.78(2H,d,J=8.1Hz),7.88(2H,d,J=8.1Hz),8.76(2H,s).
MS:483(M++1).
[実施例210]
2−メチル−2−({4−メチル−5−[2−(メチル{5−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]ピリミジン−2−イル}アミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)プロピオン酸 塩酸塩
実施例24で合成される2−{[5−(2−アミノエチル)−4−メチル−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび5−ブロモ−2−クロロピリミジンを出発原料として実施例162−1と同様の操作を行い、続いて[4−(トリフルオロメチル)フェニル]ホウ酸を用いて実施例162−2、実施例163−1および実施例164−2と同様の操作を行うことにより表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.43(6H,s),2.28(3H,s),3.06−3.12(5H,m),3.83−3.89(2H,m),7.78(2H,d,J=8.4Hz),7.89(2H,d,J=8.4Hz),8.79(2H,s).
MS:497(M++1)。
[実施例211]
2−メチル−2−({4−メチル−5−[2−({5−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]ピリミジン−2−イル}アミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)プロピオン酸 塩酸塩
実施例24で合成される2−{[5−(2−アミノエチル)−4−メチル−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび5−ブロモ−2−クロロピリミジンを出発原料として実施例162−1と同様の操作を行い、続いて[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]ホウ酸を用いて実施例162−2および実施例164−2と同様の操作を行うことにより表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.46(6H,s),2.29(3H,s),3.04(2H,t,J=6.9Hz),3.52−3.58(2H,m),7.44(2H,d,J=8.3Hz),7.78(2H,d,J=8.3Hz),8.73(2H,s).
MS:499(M++1).
[実施例212]
2−メチル−2−({4−メチル−5−[2−(メチル{5−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]ピリミジン−2−イル}アミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)プロピオン酸 塩酸塩
実施例24で合成される2−{[5−(2−アミノエチル)−4−メチル−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび5−ブロモ−2−クロロピリミジンを出発原料として実施例162−1と同様の操作を行い、続いて[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]ホウ酸を用いて実施例162−2、実施例163−1および実施例164−2と同様の操作を行うことにより表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.43(6H,s),2.27(3H,s),3.05−3.10(5H,m),3.80−3.86(2H,m),7.43(2H,d,J=8.7Hz),7.77(2H,d,J=8.7Hz),8.73(2H,s).
MS:513(M++1).
[実施例213]
2−メチル−2−({4−[2−({6−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]ピリダジン−3−イル}アミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)プロピオン酸
(実施例213−1)
2−[(4−{2−[(6−クロロピリダジン−3−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル
実施例7で合成される2−{[4−(2−アミノエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル5.0gおよび3,6−ジクロロピリダジン4.92gをN−メチルピロリドン25mLに溶解し、ジイソプロピルエチルアミン4.27gを加え、130度で8時間加熱撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=2:1〜1:1)で精製することにより、表題化合物5.5gを白色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.42(9H,s),1.60(6H,s),3.04(2H,t,J=6.0Hz),3.80−3.86(2H,m),5.76(1H,brs),6.94−6.97(2H,m),7.09(1H,d,J=9.0Hz).
(実施例213−2)
2−メチル−2−({4−[2−({6−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]ピリダジン−3−イル}アミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)プロピオン酸 tert−ブチルエステル
窒素雰囲気下、実施例213−1で合成される2−[(4−{2−[(6−クロロピリダジン−3−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル500mgおよび4−トリフルオロメトキシフェニルホウ酸300mgをジオキサン6mLおよび2mol/L炭酸ナトリウム3mLに溶解し、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム70mgを加え4時間還流した。反応液を冷却し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=3:2)で精製することにより、表題化合物520mgを得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.44(9H,s),1.62(6H,s),3.11(2H,t,J=6.0Hz),3.90−3.96(2H,m),5.81(1H,brs),6.97(1H,s),7.07(1H,d,J=9.3Hz),7.30−7.32(2H,m),7.55(1H,d,J=9.3Hz),7.97−8.00(2H,m).
(実施例213−3)
2−メチル−2−({4−[2−({6−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]ピリダジン−3−イル}アミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)プロピオン酸
実施例213−2で得られた2−メチル−2−({4−[2−({6−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]ピリダジン−3−イル}アミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)プロピオン酸 tert−ブチルエステル520mgをジクロロメタン2mLに溶解し、トリフルオロ酢酸2mLを加え室温で12時間撹拌した。反応液を減圧濃縮した後、酢酸エチルを加え、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄した(この時、目的物は酢酸エチル層に抽出されている)。10%クエン酸水溶液、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=1:1〜0:1)で精製することにより、表題化合物233mgを白色アモルファスとして得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.70(6H,s),3.08(2H,t,J=5.9Hz),3.54(2H,brs),6.96(1H,d,J=9.4Hz),7.03(1H,s),7.27−7.31(2H,m),7.59(1H,brs),7.70(1H,d,J=9.4Hz),7.91−7.95(2H,m).
MS:485(M++1).
[実施例214]
2−メチル−2−({4−[2−(メチル{6−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]ピリダジン−3−イル}アミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)プロピオン酸
実施例213−2で合成される2−メチル−2−({4−[2−({6−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]ピリダジン−3−イル}アミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)プロピオン酸 tert−ブチルエステルを出発原料とし、実施例163と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.64(6H,s),3.12(3H,s),3.18(2H,t,J=6.9Hz),4.11(2H,t,J=6.9Hz),6.86(1H,d,J=9.3Hz),7.02(1H,s),7.29−7.32(2H,m),7.62(1H,d,J=9.3Hz),7.99−8.02(2H,m).
MS:499(M++1).
[実施例215]
2−{[4−(2−{[6−(4−フルオロフェニル)ピリダジン−3−イル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
実施例213−1で合成される2−[(4−{2−[(6−クロロピリダジン−3−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび4−フルオロフェニルホウ酸を出発原料とし、実施例213−2および実施例213−3と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.70(6H,s),3.07(2H,t,J=5.7Hz),3.54(2H,brs),6.97(1H,d,J=9.5Hz),7.03(1H,s),7.11−7.17(2H,m),7.62(1H,brs),7.69(1H,d,J=9.5Hz),7.86−7.91(2H,m).
MS:419(M++1)。
[実施例216]
2−{[4−(2−{[6−(4−クロロフェニル)ピリダジン−3−イル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
実施例213−1で合成される2−[(4−{2−[(6−クロロピリダジン−3−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび4−クロロフェニルホウ酸を出発原料とし、実施例213−2および実施例213−3と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.69(6H,s),3.07(2H,t,J=6.0Hz),3.57−3.61(2H,m),7.03(1H,s),7.09(1H,d,J=9.6Hz),7.39−7.43(2H,m),7.75(1H,d,J=9.6Hz),7.79−7.82(2H,m).
MS:435(M++1).
[実施例217]
2−[(4−{2−[[6−(4−クロロフェニル)ピリダジン−3−イル](メチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例213−1で合成される2−[(4−{2−[(6−クロロピリダジン−3−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび4−クロロフェニルホウ酸を出発原料とし、実施例213−2および実施例214と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.64(6H,s),3.12(3H,s),3.18(2H,t,J=6.6Hz),4.11(2H,t,J=6.6Hz),6.86(1H,d,J=9.6Hz),7.02(1H,s),7.42−7.45(2H,m),7.62(1H,d,J=9.6Hz),7.91−7.93(2H,m).
MS:449(M++1).
[実施例218]
2−メチル−2−({4−[2−({6−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]ピリダジン−3−イル}アミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)プロピオン酸
実施例213−1で合成される2−[(4−{2−[(6−クロロピリダジン−3−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび4−(トリフルオロメチル)フェニルホウ酸を出発原料とし、実施例213−2および実施例213−3と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.69(6H,s),3.11(2H,t,J=6.0Hz),3.61−3.65(2H,m),7.06(1H,s),7.12(1H,d,J=9.6Hz),7.71(2H,d,J=8.4Hz),7.84(1H,d,J=9.6Hz),8.01(2H,d,J=8.4Hz).
MS:469(M++1).
[実施例219]
2−メチル−2−({4−[2−(メチル{6−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]ピリダジン−3−イル}アミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)プロピオン酸
実施例213−1で合成される2−[(4−{2−[(6−クロロピリダジン−3−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび4−(トリフルオロメチル)フェニルホウ酸を出発原料とし、実施例213−2および実施例214と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.64(6H,s),3.14(3H,s),3.19(2H,t,J=6.9Hz),4.13(2H,t,J=6.9Hz),6.84(1H,d,J=9.3Hz),7.03(1H,s),7.67−7.74(3H,m),8.10(2H,d,J=7.8Hz).
MS:483(M++1).
[実施例220]
2−{[4−(2−{[6−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)ピリダジン−3−イル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
実施例213−1で合成される2−[(4−{2−[(6−クロロピリダジン−3−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび参考例3で合成される4−クロロ−2−フルオロフェニルホウ酸を出発原料とし、実施例213−2および実施例213−3と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.70(6H,s),3.08(2H,t,J=5.7Hz),3.52−3.57(2H,m),6.92(1H,d,J=9.6Hz),7.04(1H,s),7.16−7.24(2H,m),7.58(1H,brs),7.75−7.79(1H,m),7.98−8.04(1H,m).
MS:453(M++1)。
[実施例221]
2−[(4−{2−[[6−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)ピリダジン−3−イル](メチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例213−1で合成される2−[(4−{2−[(6−クロロピリダジン−3−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび参考例3で合成される4−クロロ−2−フルオロフェニルホウ酸を出発原料とし、実施例213−2および実施例214と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.64(6H,s),3.11(3H,s),3.18(2H,t,J=6.9Hz),4.11(2H,t,J=6.9Hz),6.83(1H,d,J=9.6Hz),7.02(1H,s),7.17−7.28(2H,m),7.68−7.72(1H,m),8.06−8.11(1H,m).
MS:467(M++1).
[実施例222]
2−{[4−(2−{[6−(2,4−ジクロロフェニル)ピリダジン−3−イル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
実施例213−1で合成される2−[(4−{2−[(6−クロロピリダジン−3−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび2,4−ジクロロフェニルホウ酸を出発原料とし、実施例213−2および実施例213−3と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.69(6H,s),3.08(2H,t,J=5.4Hz),3.52−3.57(2H,m),6.90−6.93(1H,m),7.05(1H,s),7.33−7.37(1H,m),7.48(1H,d,J=1.8Hz),7.61−7.72(2H,m).
MS:469(M++1).
[実施例223]
2−[(4−{2−[[6−(2,4−ジクロロフェニル)ピリダジン−3−イル](メチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例213−1で合成される2−[(4−{2−[(6−クロロピリダジン−3−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび2,4−ジクロロフェニルホウ酸を出発原料とし、実施例213−2および実施例214と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.64(6H,s),3.12(3H,s),3.18(2H,t,J=6.9Hz),4.11(2H,t,J=6.9Hz),6.82(1H,d,J=9.6Hz),7.03(1H,s),7.36(1H,dd,J=2.1,8.4Hz),7.48(1H,d,J=2.1Hz),7.63(1H,d,J=9.6Hz),7.70(1H,d,J=8.4Hz).
MS:483(M++1).
[実施例224]
2−({4−[2−({6−[2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]ピリダジン−3−イル}アミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸
実施例213−1で合成される2−[(4−{2−[(6−クロロピリダジン−3−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび4−ブロモ−3−フルオロベンゾトリフルオリドを出発原料として参考例3と同様にして合成される2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニルホウ酸を用いて、実施例213−2および実施例213−3と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.70(6H,s),3.09(2H,t,J=5.0Hz),3.55−3.57(2H,m),6.93(1H,d,J=9.8Hz),7.05(1H,s),7.42(1H,d,J=11.4Hz),7.51−7.57(2H,m),7.82(1H,d,J=9.8Hz),8.21(1H,t,J=7.8Hz).
MS:487(M++1).
[実施例225]
2−({4−[2−({6−[2−クロロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]ピリダジン−3−イル}アミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸
実施例213−1で合成される2−[(4−{2−[(6−クロロピリダジン−3−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび3−クロロ−4−ヨードベンゾトリフルオリドを出発原料として参考例3と同様にして合成される2−クロロ−4−(トリフルオロメチル)フェニルホウ酸を用いて、実施例213−2および実施例213−3と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.69(6H,s),3.10(2H,t,J=5.2Hz),3.54−3.59(2H,m),6.93(1H,d,J=9.6Hz),7.06(1H,s),7.61−7.64(2H,m),7.72−7.76(2H,m),7.84(1H,d,J=8.2Hz).
MS:503(M++1)。
[実施例226]
2−{[4−(2−{[5−(4−クロロフェニル)ピラジン−2−イル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
(実施例226−1)
2−[(4−{2−[(5−ブロモピラジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル
実施例7で合成される2−{[4−(2−アミノエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル12.1gおよび2,5−ブロモピラジン9.5gをN−メチル−2−ピロリドン10mLに溶解し、N,N−ジイソプロピルエチルアミン5.16gを加えて80℃で4時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=3:1〜2:1)で精製することにより、表題化合物11.2gを黄色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.42(9H,s),1.60(6H,s),3.00(2H,t,J=6.2Hz),3.67−3.74(2H,m),5.77−5.80(1H,m),6.93(1H,s),7.89(1H,s),8.03(1H,s).
(実施例226−2)
2−{[4−(2−{[5−(4−クロロフェニル)ピラジン−2−イル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル
窒素雰囲気下、実施例226−1で合成される2−[(4−{2−[(5−ブロモピラジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル10.5gおよび4−クロロフェニルホウ酸5.36gをジオキサン80mLおよび2mol/L炭酸ナトリウム水溶液40mLに溶解し、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム1.32gを加え4時間還流した。反応液を冷却し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=2:1)で精製することにより、表題化合物10.2gを褐色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.43(9H,s),1.62(6H,s),3.05(2H,t,J=6.0Hz),3.76−3.82(2H,m),5.73−5.77(1H,m),6.96(1H,s),7.38(2H,d,J=8.7Hz),7.79(2H,d,J=8.7Hz),8.14(1H,d,J=1.5Hz),8.40(1H,d,J=1.5Hz).
(実施例226−3)
2−{[4−(2−{[5−(4−クロロフェニル)ピラジン−2−イル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
実施例226−2で得られた2−{[4−(2−{[5−(4−クロロフェニル)ピラジン−2−イル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル10gをジクロロメタン80mLに溶解し、トリフルオロ酢酸30mLを加え室温で12時間撹拌した。反応液を減圧濃縮した後、酢酸エチルを加え、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄(中和)した(この時、目的物は酢酸エチル層に抽出されている)。10%クエン酸水溶液、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=1:1〜0:1)で精製することにより、表題化合物6.6gを淡黄色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.69(6H,s),3.09(2H,t,J=6.0Hz),3.57−3.61(2H,m),6.84−6.87(1H,m),7.04(1H,s),7.40(2H,d,J=8.6Hz),7.77(2H,d,J=8.6Hz),8.10(1H,s),8.31(1H,s).
MS:435(M++1).
[実施例227]
2−[(4−{2−[[5−(4−クロロフェニル)ピラジン−2−イル](メチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例226−2で合成される2−[(4−{2−[[5−(4−クロロフェニル)ピラジン−2−イル](メチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルを出発原料とし、実施例163と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.67(6H,s),3.09(2H,t,J=6.8Hz),3.12(3H,s),3.94(2H,t,J=6.8Hz),6.96(1H,s),7.40(2H,d,J=8.6Hz),7.77(2H,d,J=8.6Hz),8.08(1H,s),8.45(1H,s).
MS:449(M++1).
[実施例228]
2−メチル−2−({4−[2−({5−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]ピラジン−2−イル}アミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)プロピオン酸
実施例226−1で合成される2−[(4−{2−[(5−ブロモピラジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび[4−(トリフルオロメチル)フェニル]ホウ酸を出発原料とし、実施例226−2および実施例226−3と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.72(6H,s),3.09−3.15(2H,m),3.60−3.66(2H,m),6.94−6.96(1H,m),7.07(1H,s),7.70(2H,d,J=8.2Hz),7.98(2H,d,J=8.2Hz),8.16(1H,s),8.41(1H,s).
MS:469(M++1).
[実施例229]
2−メチル−2−({4−[2−(メチル{5−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]ピラジン−2−イル}アミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)プロピオン酸
実施例228で合成される中間体である2−メチル−2−({4−[2−({5−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]ピラジン−2−イル}アミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)プロピオン酸 tert−ブチルエステルを出発原料とし、実施例163と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.67(6H,s),3.11(2H,t,J=6.8Hz),3.15(3H,s),3.96(2H,t,J=6.8Hz),6.97(1H,s),7.69(2H,d,J=8.2Hz),7.95(2H,d,J=8.2Hz),8.12(1H,s),8.52(1H,s).
MS:483(M++1).
[実施例230]
2−メチル−2−({4−[2−({5−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]ピラジン−2−イル}アミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)プロピオン酸
実施例226−1で合成される2−[(4−{2−[(5−ブロモピラジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]ホウ酸を出発原料とし、実施例226−2および実施例226−3と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.69(6H,s),3.10(2H,t,J=6.0Hz),3.57−3.62(2H,m),6.85−6.87(1H,m),7.04(1H,s),7.27(2H,d,J=8.9Hz),7.86(2H,d,J=8.9Hz),8.11(1H,s),8.32(1H,s).
MS:485(M++1)。
[実施例231]
2−メチル−2−({4−[2−(メチル{5−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]ピラジン−2−イル}アミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)プロピオン酸
実施例230で合成される中間体である2−メチル−2−({4−[2−({5−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]ピラジン−2−イル}アミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)プロピオン酸 tert−ブチルエステルを出発原料とし、実施例163と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.70(6H,s),3.12(2H,t,J=6.8Hz),3.16(3H,s),3.97(2H,t,J=6.8Hz),6.99(1H,s),7.30(2H,d,J=8.7Hz),7.88(2H,d,J=8.7Hz),8.12(1H,s),8.48(1H,s).
MS:499(M++1).
[実施例232]
2−({4−[2−({5−[2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]ピラジン−2−イル}アミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸
実施例226−1で合成される2−[(4−{2−[(5−ブロモピラジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび4−ブロモ−3−フルオロベンゾトリフルオリドを出発原料として参考例3と同様にして合成される2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニルホウ酸を用いて、実施例226−2および実施例226−3と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.69(6H,s),3.07−3.12(2H,m),3.60−3.65(2H,m),6.97−7.01(1H,m),7.04(1H,s),7.39−7.50(2H,m),8.09(1H,t,J=8.1Hz),8.15(1H,s),8.50(1H,s).
MS:487(M++1).
[実施例233]
2−{[4−(2−{[6−(4−クロロフェニル)−4−メチルピリダジン−3−イル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
実施例7で合成される2−{[4−(2−アミノエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび非特許文献[J.Med.Chem.32,528(1989)]を参考にして合成される3−クロロ−6−(4−クロロフェニル)−4−メチルピリダジンを出発原料とし、実施例162−1および実施例162−3と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.63(6H,s),2.18(3H,s),3.22(2H,t,J=6.3Hz),3.98−4.04(2H,m),5.00−5.05(1H,m),7.03(1H,s),7.37−7.42(3H,m),7.88(2H,d,J=8.6Hz).
MS:449(M++1).
[実施例234]
2−[(4−{2−[[6−(4−クロロフェニル)−4−メチルピリダジン−3−イル](メチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例7で合成される2−{[4−(2−アミノエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび非特許文献[J.Med.Chem.32,528(1989)]を参考にして合成される3−クロロ−6−(4−クロロフェニル)−4−メチルピリダジンを出発原料とし、実施例162−1および実施例163と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.60(6H,s),2.35(3H,s),3.11−3.17(5H,m),3.84(2H,t,J=6.9Hz),6.97(1H,s),7.46(2H,d,J=8.6Hz),7.51(1H,s),7.92(2H,d,J=8.6Hz).
MS:463(M+).
[実施例235]
2−メチル−2−({4−[2−({4−メチル−6−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]ピリダジン−3−イル}アミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)プロピオン酸
実施例7で合成される2−{[4−(2−アミノエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび非特許文献[J.Med.Chem.32,528(1989)]を参考にして合成される3−クロロ−4−メチル−6−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]ピリダジンを出発原料とし、実施例162−1および実施例162−3と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.60(6H,s),2.43(3H,s),3.14−3.20(2H,m),4.05−4.11(2H,m),7.13(1H,s),7.63−7.69(3H,m),7.88(2H,d,J=7.9Hz).
MS:483(M++1)。
[実施例236]
2−メチル−2−({4−[2−(メチル{4−メチル−6−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]ピリダジン−3−イル}アミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)プロピオン酸
実施例7で合成される2−{[4−(2−アミノエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび非特許文献[J.Med.Chem.32,528(1989)]を参考にして合成される3−クロロ−4−メチル−6−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]ピリダジンを出発原料とし、実施例162−1および実施例163と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.59(6H,s),2.39(3H,s),3.12−3.19(5H,m),3.88(2H,t,J=6.9Hz),7.00(1H,s),7.58(1H,s),7.74(2H,d,J=8.2Hz),8.08(2H,d,J=8.2Hz).
MS:497(M++1).
[実施例237]
2−メチル−2−({4−[2−({4−メチル−6−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]ピリダジン−3−イル}アミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)プロピオン酸
実施例7で合成される2−{[4−(2−アミノエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび非特許文献[J.Med.Chem.32,528(1989)]を参考にして合成される3−クロロ−4−メチル−6−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]ピリダジンを出発原料とし、実施例162−1および実施例162−3と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.58(6H,s),2.41(3H,s),3.12−3.18(2H,m),4.03−4.09(2H,m),7.10(1H,s),7.24(2H,d,J=8.8Hz),7.56(1H,s),7.82(2H,d,J=8.8Hz).
MS:499(M++1).
[実施例238]
2−{[4−(2−{[3−シアノ−5−(4−フルオロフェニル)ピリジン−2−イル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
実施例7で合成される2−{[4−(2−アミノエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび特許文献[WO0224694]などを参考に合成される5−ブロモ−2−クロロニコチノニトリルを出発原料として実施例162−1と同様の操作を行い、続いて4−フルオロフェニルホウ酸を用いて実施例162−2および実施例162−3と同様の操作を行うことにより表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.51(6H,s),3.04(2H,t,J=7.2Hz),3.71−3.78(2H,m),7.24−7.37(3H,m),7.51(1H,s),7.67−7.72(2H,m),8.25(1H,d,J=2.7Hz),8.63(1H,d,J=2.7Hz).
MS:443(M++1).
[実施例239]
2−{[4−(2−{[5−(4−クロロフェニル)−3−シアノピリジン−2−イル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
実施例7で合成される2−{[4−(2−アミノエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび特許文献[WO0224694]などを参考に合成される5−ブロモ−2−クロロニコチノニトリルを出発原料として実施例162−1と同様の操作を行い、続いて4−クロロフェニルホウ酸を用いて実施例162−2および実施例162−3と同様の操作を行うことにより表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.51(6H,s),3.03(2H,t,J=7.2Hz),3.72−3.78(2H,m),7.39−7.51(4H,m),7.68−7.71(2H,m),8.29(1H,d,J=2.4Hz),8.66(1H,d,J=2.4Hz).
MS:459(M++1).
[実施例240]
2−({4−[2−({3−シアノ−5−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]ピリジン−2−イル}アミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸
実施例7で合成される2−{[4−(2−アミノエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび特許文献[WO0224694]などを参考に合成される5−ブロモ−2−クロロニコチノニトリルを出発原料として実施例162−1と同様の操作を行い、続いて4−(トリフルオロメチル)フェニルホウ酸を用いて実施例162−2および実施例162−3と同様の操作を行うことにより表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.67(6H,s),3.14(2H,t,J=6.3Hz),3.95−4.01(2H,m),6.03(1H,brs),7.02(1H,s),7.57(2H,d,J=8.4Hz),7.70(2H,d,J=8.4Hz),7.90(1H,d,J=2.7Hz),8.54(1H,d,J=2.7Hz).
MS:493(M++1)。
[実施例241]
2−({4−[2−({3−シアノ−5−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]ピリジン−2−イル}アミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸
実施例7で合成される2−{[4−(2−アミノエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび特許文献[WO0224694]などを参考に合成される5−ブロモ−2−クロロニコチノニトリルを出発原料として実施例162−1と同様の操作を行い、続いて4−(トリフルオロメトキシ)フェニルホウ酸を用いて実施例162−2および実施例162−3と同様の操作を行うことにより表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.67(6H,s),3.13(2H,t,J=6.3Hz),3.94−4.00(2H,m),5.98(1H,brs),7.01(1H,s),7.28−7.31(2H,m),7.46−7.49(2H,m),7.85(1H,d,J=2.4Hz),8.49(1H,d,J=2.4Hz).
MS:509(M++1).
[実施例242]
2−{[4−(2−{[5−(4−クロロフェニル)ピリジン−2−イル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 塩酸塩
(実施例242−1)
2−[(4−{2−[(5−ブロモピリジン−2−イル)アミノ]−2−オキソエチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル
実施例3で得られた{2−[(2−tert−ブトキシ−1,1−ジメチル−2−オキソエチル)チオ]−1,3−チアゾール−4−イル}酢酸16gおよび2−アミノ−5−ブロモピリジン8.7gをジクロロメタン100mLに溶解し、N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N’−エチルカルボジイミド(EDC)の塩酸塩14.5g、4−ジメチルアミノピリジン(DMAP)9.2gを順次添加し、室温下6時間撹拌した。反応液を減圧濃縮した後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=2:1)で精製することにより、表題化合物22gを白色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.41(9H,s),1.56(6H,s),3.87(2H,s),7.24(1H,s),7.74−7.77(1H,m),8.11(1H,d,J=9.0Hz),8.30(1H,d,J=2.1Hz),9.07(1H,brs).
(実施例242−2)
2−[(4−{2−[(5−ブロモピリジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル
実施例242−1で得られた2−[(4−{2−[(5−ブロモピリジン−2−イル)アミノ]−2−オキソエチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル12.5gをテトラヒドロフラン20mLに溶解し、氷冷下、1mol/L−ボラン/テトラヒドロフラン錯体100mLを添加、その後室温にて12時間撹拌した。反応液を氷冷した後、メタノール100mLを滴下し、室温まで昇温して1時間撹拌した。反応液を減圧濃縮した後、2−アミノエタノール40mLを加え70℃で1時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=10:1)で精製することにより、表題化合物5.7gを無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.43(9H,s),1.60(6H,s),3.02(2H,t,J=6.3Hz),3.64−3.70(2H,m),5.20(1H,brs),6.45(1H,d,J=8.7Hz),6.97(1H,s),7.40−7.44(1H,m),8.09(1H,d,J=2.1Hz).
MS:460(M++1).
(実施例242−3)
2−{[4−(2−{[5−(4−クロロフェニル)ピリジン−2−イル]アミノ}−2−オキソエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル
実施例242−2で得られた2−[(4−{2−[(5−ブロモピリジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル700mgおよび4−クロロフェニルホウ酸358mgをジオキサン8mLおよび2mol/L炭酸ナトリウム4mLに溶解し、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム88mgを加え4時間還流した。反応液を冷却し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=3:2〜2:1)で精製することにより、表題化合物450mgを無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.44(9H,s),1.61(6H,s),3.07(2H,t,J=6.3Hz),3.72−3.78(2H,m),5.20(1H,brs),6.57(1H,d,J=8.4Hz),7.00(1H,s),7.35−7.43(4H,m),7.56−7.60(1H,m),8.30(1H,d,J=2.4Hz).
MS:490(M++1).
(実施例242−4)
2−{[4−(2−{[5−(4−クロロフェニル)ピリジン−2−イル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 塩酸塩
実施例242−3で得られた2−{[4−(2−{[5−(4−クロロフェニル)ピリジン−2−イル]アミノ}−2−オキソエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル145mgをジクロロメタン2mLに溶解し、トリフルオロ酢酸2mLを加え室温で20時間撹拌した。反応液を減圧濃縮した後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;クロロホルム:メタノール=20:1)で精製した。得られた化合物をジエチルエーテル4mLに溶解し、4mol/L塩酸−酢酸エチル0.5mLを加え、室温下1時間撹拌した。析出した固体を濾取することにより表題化合物69mgを白色固体として得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.50(6H,s),3.09(2H,t,J=6.9Hz),3.69−3.77(2H,m),7.18(1H,d,J=9.6Hz),7.55−7.58(2H,m),7.63(1H,s),7.70−7.74(2H,m),8.20−8.28(2H,m).
MS:434(M++1).
[実施例243]
2−メチル−2−({4−[2−({5−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]ピリジン−2−イル}アミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)プロピオン酸 塩酸塩
実施例242−2で合成される2−[(4−{2−[(5−ブロモピリジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび4−(トリフルオロメチル)フェニルホウ酸を出発原料とし、実施例242−3および実施例242−4と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.50(6H,s),3.10(2H,t,J=6.9Hz),3.79−3.81(2H,m),7.21(1H,d,J=9.3Hz),7.64(1H,s),7.85(2H,d,J=8.4Hz),7.92(2H,d,J=8.4Hz),8.30−8.33(2H,m).
MS:468(M++1).
[実施例244]
2−メチル−2−({4−[2−({5−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]ピリジン−2−イル}アミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)プロピオン酸 塩酸塩
実施例242−2で合成される2−[(4−{2−[(5−ブロモピリジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび4−(トリフルオロメトキシ)フェニルホウ酸を出発原料とし、実施例242−3および実施例242−4と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.50(6H,s),3.09(2H,t,J=6.9Hz),3.77−3.90(2H,m),7.18(1H,d,J=9.6Hz),7.48−7.51(2H,m),7.63(1H,s),7.79−7.82(2H,m),8.21−8.28(2H,m).
MS:484(M++1).
[実施例245]
2−メチル−2−({4−[2−(メチル{5−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]ピリジン−2−イル}アミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)プロピオン酸 塩酸塩
実施例242−2で合成される2−[(4−{2−[(5−ブロモピリジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび4−(トリフルオロメチル)フェニルホウ酸を出発原料とし、実施例242−3、実施例163−1および実施例164−2と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.50(6H,s),3.08(2H,t,J=6.6Hz),3.15(3H,s),4.01(2H,t,J=6.6Hz),7.18(1H,brd,J=9.6Hz),7.58(1H,s),7.84(2H,d,J=8.4Hz),7.92(2H,d,J=8.4Hz),8.26(1H,brd,J=9.6Hz),8.33(1H,d,J=2.1Hz).
MS:482(M++1)。
[実施例246]
2−{[4−(2−{[3−(4−クロロフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
実施例3で合成される{2−[(2−tert−ブトキシ−1,1−ジメチル−2−オキソエチル)チオ]−1,3−チアゾール−4−イル}酢酸および3−(4−クロロフェニル)−1H−ピラゾール−5−アミンを出発原料とし、実施例242−1および実施例242−2と同様の操作を行うことにより得られる化合物をジクロロメタンおよびトリフルオロ酢酸に付し、室温で12時間撹拌した。反応液を減圧濃縮した後、酢酸エチルを加え、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄した(この時、目的物は飽和炭酸水素ナトリウム水溶液層に抽出されている)。水層に10%クエン酸水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去することにより、表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.74(6H,s),2.85(2H,t,J=5.8Hz),3.05(2H,t,J=5.8Hz),5.52(1H,s),6.87(1H,s),7.12−7.15(2H,m),7.42−7.46(2H,m).
MS:423(M++1).
[実施例247]
2−{[4−(2−{[3−(4−クロロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
実施例3で合成される{2−[(2−tert−ブトキシ−1,1−ジメチル−2−オキソエチル)チオ]−1,3−チアゾール−4−イル}酢酸および3−(4−クロロフェニル)−1−メチル−1H−ピラゾール−5−アミンを出発原料とし、実施例242−1および実施例242−2と同様の操作を行うことにより得られる化合物をジクロロメタンおよびトリフルオロ酢酸に付し、室温で12時間撹拌した。反応液を減圧濃縮した後、シリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;クロロホルム:メタノール=20:1)で精製することにより、表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.66(6H,s),3.04(2H,t,J=6.3Hz),3.37(2H,t,J=6.3Hz),3.64(3H,s),5.66(1H,s),7.00(1H,s),7.26−7.30(2H,m),7.60−7.65(2H,m).
MS:437(M++1).
[実施例248]
2−[(4−{2−[(5−クロロ−1,3−ベンズオキサゾール−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例3で合成される{2−[(2−tert−ブトキシ−1,1−ジメチル−2−オキソエチル)チオ]−1,3−チアゾール−4−イル}酢酸および5−クロロ−1,3−ベンズオキサゾール−2−アミンを出発原料とし、実施例242−1および実施例242−2同様の操作を行うことにより得られる化合物をジクロロメタンおよびトリフルオロ酢酸に付し、室温で12時間撹拌した。反応液を減圧濃縮した後、シリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;クロロホルム:メタノール=20:1)で精製し、酢酸エチルを加え、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄した(この時、目的物は酢酸エチル層に抽出されている)。10%クエン酸水溶液、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去することにより、表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.67(6H,s),3.04(2H,t,J=5.7Hz),3.70(2H,brs),6.98−7.02(1H,m),7.08(1H,s),7.17(1H,d,J=8.7Hz),7.29−7.30(2H,m).
MS:398(M++1).
[実施例249]
2−メチル−2−({4−[2−({6−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]ピリジン−2−イル}アミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)プロピオン酸
実施例3で合成される{2−[(2−tert−ブトキシ−1,1−ジメチル−2−オキソエチル)チオ]−1,3−チアゾール−4−イル}酢酸および6−ブロモピリジン−2−アミンを出発原料とし、実施例242−1と同様の操作を行った後、4−(トリフルオロメチル)フェニルホウ酸を用いて、実施例242−3、実施例242−2および実施例242−4と同様の操作を行うことにより表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.52(6H,s),3.06(2H,t,J=6.9Hz),3.73(2H,t,J=6.9Hz),6.83(1H,brs),7.23(1H,d,J=7.5Hz),7.56(1H,s),7.76(1H,s),7.88(2H,d,J=8.1Hz),8.19(2H,d,J=8.1Hz).
MS:468(M++1).
[実施例250]
2−{[4−(2−{[4−(4−フルオロフェニル)ピリミジン−2−イル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 塩酸塩
実施例7で合成される2−{[4−(2−アミノエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび特許文献[WO2004000762A2]などを参考に合成される4−(4−フルオロフェニル)−2−(メチルスルホニル)ピリミジンを出発原料とし、実施例162−1および実施例164−2と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.50(6H,s),3.07(2H,t,J=6.9Hz),3.81(2H,brs),7.39−7.45(3H,m),7.57(1H,s),8.30(2H,brs),8.46(1H,d,J=6.0Hz).
[実施例251]
MS:419(M++1)。
2−メチル−2−({4−[2−({4−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]ピリミジン−2−イル}アミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)プロピオン酸 塩酸塩
実施例7で合成される2−{[4−(2−アミノエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび特許文献[WO2004000762A2]などを参考に合成される2−(メチルスルホニル)−4−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]ピリミジンを出発原料とし、実施例162−1および実施例164−2と同様の操作により表題化合物を得た
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.50(6H,s),3.04(2H,t,J=7.2Hz),3.64−3.80(2H,m),7.32−7.34(1H,m),7.53(1H,s),7.89−7.91(2H,m),8.36(2H,brs),8.46(1H,d,J=5.4Hz).
MS:469(M++1).
[実施例252]
2−メチル−2−({4−[2−({4−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]ピリミジン−2−イル}アミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)プロピオン酸 塩酸塩
実施例7で合成される2−{[4−(2−アミノエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび特許文献[WO2004000762A2]などを参考に合成される2−(メチルスルホニル)−4−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]ピリミジンを出発原料とし、実施例162−1および実施例164−2と同様の操作により表題化合物を得た
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.50(6H,s),3.05(2H,t,J=7.2Hz),3.85−3.90(2H,m),7.36(1H,brs),7.53−7.55(3H,m),8.30(2H,brs),8.44(1H,d,J=6.0Hz).
MS:485(M++1).
[実施例253]
2−メチル−2−({4−[2−({3−メチル−1−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1H−ピラゾール−5−イル}アミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)プロピオン酸 塩酸塩
(実施例253−1)
2−メチル−2−({4−[2−({3−メチル−1−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1H−ピラゾール−5−イル}アミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)プロピオン酸 tert−ブチルエステル
実施例7で合成される2−{[4−(2−アミノエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル3.0gをN,N−ジメチルホルムアミド50mLに溶解し、氷冷下、ジケテン0.88gを滴下した。室温まで昇温し、一時間撹拌した。酢酸エチルで希釈し飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去し、2−({4−[2−(アセトアセチルアミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル3.4gを無色油状物として得た。本化合物は特に精製することなく次の工程に用いた。[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]ヒドラジンの塩酸塩390mgをエタノール8mLに溶解し、砕いた水酸化ナトリウム65mgを室温にて添加した。不溶物をセライトろ過し、溶媒を減圧留去した。残渣を再びエタノール8mLに溶解し、先に得られた2−({4−[2−(アセトアセチルアミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル600mgを室温にて添加し、30分撹拌した。溶媒を減圧留去し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をテトラヒドロフラン8mLに溶解し、五硫化二リン345mgと炭酸ナトリウム329mgを添加し、2時間加熱還流した。溶媒を留去し、そのまま残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=4:1)で精製することにより、表題化合物690mgを無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.40(9H,s)1.49(6H,s),2.24(3H,s),3.05(2H,t,J=6.3Hz),3.41−3.47(2H,m),4.45−4.49(1H,m),5.40(1H,s),7.01(1H,s),7.28−7.31(2H,m),7.53−7.59(2H,m).
(実施例253−2)
2−メチル−2−({4−[2−({3−メチル−1−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1H−ピラゾール−5−イル}アミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)プロピオン酸 塩酸塩
実施例253−1で合成される2−メチル−2−({4−[2−({3−メチル−1−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1H−ピラゾール−5−イル}アミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)プロピオン酸 tert−ブチルエステル690mgをジクロロメタン4mLに溶解し、トリフルオロ酢酸4mLを加え室温で20時間撹拌した。反応液を減圧濃縮した後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=2:1〜1:1)で精製した。得られた化合物をジエチルエーテル4mLに溶解し、4mol/L塩酸−酢酸エチル0.5mLを加え、室温下1時間撹拌した。析出した固体を濾取することにより表題化合物461mgを白色固体として得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.49(6H,s),2.20(3H,s),2.97(2H,t,J=6.9Hz),3.37(2H,t,J=6.9Hz),5.70(1H,s),7.52−7.56(3H,m),7.67−7.71(2H,m).
MS:487(M++1).
[実施例254]
2−メチル−2−[(4−{2−[(3−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]プロピオン酸 塩酸塩
実施例7で合成される2−{[4−(2−アミノエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよびフェニルヒドラジンを出発原料とし、実施例253と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.50(6H,s),2.25(3H,s),2.96(2H,t,J=6.9Hz),3.39−3.43(2H,m),5.80(1H,s),7.52−7.63(6H,m).
MS:403(M++1).
[実施例255]
2−メチル−2−({4−[2−({3−メチル−1−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール−5−イル}アミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)プロピオン酸 塩酸塩
実施例7で合成される2−{[4−(2−アミノエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび[4−(トリフルオロメチル)フェニル]ヒドラジンを出発原料とし、実施例253と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.49(6H,s),2.17(3H,s),2.99(2H,t,J=6.9Hz),3.34(2H,t,J=6.9Hz),5.61(1H,s),7.53(1H,s),7.78−7.87(4H,m).
MS:471(M++1)。
[実施例256]
2−[(4−{2−[(4’−フルオロビフェニル−4−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 塩酸塩
参考例4
N−(4−ブロモフェニル)−2−ニトロベンゼンスルホンアミド
4−ブロモアニリン15.1gをジクロロメタン300mLに溶解し、室温にてピリジン7.73gおよび2−ニトロベンゼンスルホニルクロリド20.7gを加え、一時間撹拌した。水を加え、有機層を分離後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣にエーテルを加え懸濁洗浄し、得られた固体を減圧乾燥することで標題化合物21.9gを淡黄色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:7.08−7.10(2H,m),7.38−7.41(2H,m),7.61−7.63(1H,m),7.69−7.71(1H,m),7.82−7.87(2H,m).
(実施例256−1)
2−{[4−(2−{(4−ブロモフェニル)[(2−ニトロフェニル)スルホニル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル
実施例4で合成される2−{[4−(2−ヒドロキシエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル5.0gおよび参考例4で合成されるN−(4−ブロモフェニル)−2−ニトロベンゼンスルホンアミド5.9gをジクロロメタン80mLに溶解し、氷冷下、トリフェニルホスフィン6.5gおよびジアゾジカルボン酸ジエチル(40%トルエン溶液)10.8gを添加し、その後室温にて8時間撹拌した。反応液を減圧濃縮した後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=3:1〜2:1)で精製することにより、標題化合物8.4gを無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.41(9H,s),1.51(6H,s),2.99(2H,t,J=7.2Hz),4.09−4.16(2H,m),7.02−7.05(2H,m),7.11(1H,s),7.41−7.44(2H,m),7.51−7.69(4H,m).
(実施例256−2)
2−{[4−(2−{(4’−フルオロビフェニル−4−イル)[(2−ニトロフェニル)スルホニル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル
実施例256−1で合成される2−{[4−(2−{(4−ブロモフェニル)[(2−ニトロフェニル)スルホニル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル1.2gおよび4−フルオロフェニルホウ酸0.31gをジオキサン10mLおよび2mol/L炭酸ナトリウム5mLに溶解し、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム0.11gを加え4時間還流した。反応液を冷却し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=3:1〜2:1)で精製することにより、表題化合物1.1gを無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.40(9H,s),1.51(6H,s),3.04(2H,t,J=7.2Hz),4.15−4.20(2H,m),7.13−7.23(5H,m),7.45−7.63(8H,m).
(実施例256−3)
2−[(4−{2−[(4’−フルオロビフェニル−4−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル
実施例256−2で合成される2−{[4−(2−{(4’フルオロビフェニル−4−イル)[(2−ニトロフェニル)スルホニル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル675mgおよびチオフェノール169mgをN,N−ジメチルホルムアミド5mLに溶解し、炭酸カリウム425mgを加え室温で12時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=10:1〜5:1)で精製することにより、表題化合物454mgを無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.44(9H,s),1.61(6H,s),3.07(2H,t,J=6.3Hz),3.53(2H,t,J=6.3Hz),6.70−6.73(2H,m),7.01−7.09(3H,m),7.34−7.38(2H,m),7.44−7.49(2H,m).
(実施例256−4)
2−[(4−{2−[(4’−フルオロビフェニル−4−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 塩酸塩
実施例256−3で得られた2−[(4−{2−[(4’フルオロビフェニル−4−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル300mgをジクロロメタン4mLに溶解し、トリフルオロ酢酸4mLを加え室温で20時間撹拌した。反応液を減圧濃縮した後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=2:1〜1:1)で精製した。得られた化合物をジエチルエーテル4mLに溶解し、4mol/L塩酸−酢酸エチル0.5mLを加え、室温下1時間撹拌した。析出した固体を濾取することにより表題化合物199mgを白色固体として得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.53(6H,s),3.07(2H,t,J=7.3Hz),3.50(2H,t,J=7.3Hz),7.09(2H,brs),7.22−7.28(2H,m),7.56−7.67(5H,m).
MS:417(M++1).
[実施例257]
2−[(4−{2−[(4’−フルオロビフェニル−4−イル)(メチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例256−3で合成される2−[(4−{2−[(4’−フルオロビフェニル−4−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルを出発原料とし、実施例163と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.64(6H,s),2.95(3H,s),3.06(2H,t,J=7.2Hz),3.74(2H,t,J=7.2Hz),6.74−6.77(2H,m),6.96(1H,s),7.05−7.11(2H,m),7.42−7.51(4H,m).
MS:431(M++1).
[実施例258]
2−メチル−2−{[4−(2−{[4’−(トリフルオロメトキシ)ビフェニル−4−イル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}プロピオン酸 塩酸塩
実施例256−1で合成される2−{[4−(2−{(4−ブロモフェニル)[(2−ニトロフェニル)スルホニル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび4−(トリフルオロメトキシ)フェニルホウ酸を出発原料とし、実施例256−2、実施例256−3および実施例256−4と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.53(6H,s),3.02(2H,t,J=7.2Hz),3.45(2H,t,J=7.2Hz),6.89−6.91(2H,m),7.37−7.39(2H,m),7.51−7.54(3H,m),7.68−7.71(2H,m).
MS:483(M++1).
[実施例259]
2−{[4−(2−{[6−(4−フルオロフェニル)ピリジン−3−イル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
(参考例5)
N−(6−クロロピリジン−3−イル)−2−ニトロベンゼンスルホンアミド
6−クロロピリジン−3−アミン3.0gをジクロロメタン80mLに溶解し、室温にてピリジン2.0gおよび2−ニトロベンゼンスルホニルクロリド5.4gを加え、一晩撹拌した。析出した固体を濾取することにより、標題化合物5.6gを紫色固体として得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:7.48(1H,d,J=8.7Hz),7.56−7.60(1H,m),7.85−7.90(2H,m),8.00−8.03(2H,m),8.16(1H,d,J=2.7Hz).
(実施例259−1)
2−{[4−(2−{[6−(4−フルオロフェニル)ピリジン−3−イル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル
実施例4で合成される2−{[4−(2−ヒドロキシエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル5.0gおよび参考例5で合成されるN−(6−クロロピリジン−3−イル)−2−ニトロベンゼンスルホンアミド5.2gをジクロロメタン70mLおよびテトラヒドロフラン70mLに溶解し、氷冷下、トリフェニルホスフィン6.5gおよびジアゾジカルボン酸ジエチル(40%トルエン溶液)10.7gを添加し、その後室温にて8時間撹拌した。反応液を減圧濃縮した後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=2:1〜1:1)で精製することにより、不純物を含む2−{[4−(2−{(6−クロロピリジン−3−イル)[(2−ニトロフェニル)スルホニル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル標題化合物7.8gを得た。本化合物2.0gおよび4−フルオロフェニルホウ酸0.47gをジオキサン16mLおよび2mol/L炭酸ナトリウム8mLに溶解し、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム0.19gを加え4時間還流した。反応液を冷却し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=3:1〜3:2)で精製することにより、不純物を含む2−{[4−(2−{[6−(4−フルオロフェニル)ピリジン−3−イル][(2−ニトロフェニル)スルホニル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル1.9gを得た。本化合物1.9gおよびチオフェノール0.49gをN,N−ジメチルホルムアミド15mLに溶解し、炭酸カリウム1.2gを加え室温で12時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=10:1〜5:1)で精製することにより、表題化合物0.7gを無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.44(9H,s),1.61(6H,s),3.07(2H,t,J=6.2Hz),3.51−3.57(2H,m),4.56(1H,brs),7.00−7.12(4H,m),7.49(1H,d,J=8.7Hz),7.83−7.88(2H,m),8.14(1H,d,J=2.8Hz).
(実施例259−2)
2−{[4−(2−{[6−(4−フルオロフェニル)ピリジン−3−イル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
実施例259−1で合成される2−{[4−(2−{[6−(4−フルオロフェニル)ピリジン−3−イル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル270mgをジクロロメタン4mLに溶解し、トリフルオロ酢酸4mLを加え室温で12時間撹拌した。反応液を減圧濃縮した後、酢酸エチルを加え、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄した(この時、目的物は酢酸エチル層に抽出されている)。10%クエン酸水溶液、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=2:1〜1:1)で精製することにより、表題化合物183mgを白色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.68(6H,s),3.04(2H,t,J=6.3Hz),3.53(2H,t,J=6.3Hz),6.95−6.99(2H,m),7.06−7.11(2H,m),7.42(1H,d,J=8.7Hz),7.75−7.80(2H,m),8.22(1H,d,J=3.0Hz).
MS:418(M++1).
[実施例260]
2−{[4−(2−{[6−(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
実施例259−1の途中で合成される2−{[4−(2−{(6−クロロピリジン−3−イル)[(2−ニトロフェニル)スルホニル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび4−クロロフェニルホウ酸を出発原料とし、実施例259と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.68(6H,s),3.06(2H,t,J=6.3Hz),3.57(2H,t,J=6.3Hz),6.95−6.99(2H,m),7.36−7.38(2H,m),7.47(1H,d,J=8.7Hz),7.76−7.78(2H,m),8.19(1H,d,J=3.0Hz).
MS:434(M++1)。
[実施例261]
2−メチル−2−({4−[2−({6−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]ピリジン−3−イル}アミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)プロピオン酸
実施例259−1の途中で合成される2−{[4−(2−{(6−クロロピリジン−3−イル)[(2−ニトロフェニル)スルホニル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび4−(トリフルオロメチル)フェニルホウ酸を出発原料とし、実施例259と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.68(6H,s),3.07(2H,t,J=6.3Hz),3.56(2H,t,J=6.3Hz),6.96−6.99(2H,m),7.54(1H,d,J=8.7Hz),7.65(2H,d,J=8.4Hz),7.94(2H,d,J=8.4Hz),8.22(1H,d,J=3.0Hz).
MS:468(M++1).
[実施例262]
2−メチル−2−({4−[2−({6−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]ピリジン−3−イル}アミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)プロピオン酸
実施例259−1の途中で合成される2−{[4−(2−{(6−クロロピリジン−3−イル)[(2−ニトロフェニル)スルホニル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび4−(トリフルオロメトキシ)フェニルホウ酸を出発原料とし、実施例259と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.68(6H,s),3.05(2H,t,J=6.3Hz),3.54(2H,t,J=6.3Hz),6.95−6.99(2H,m),7.22−7.26(2H,m),7.46(1H,d,J=8.6Hz),7.82−7.85(2H,m),8.21(1H,d,J=2.9Hz).
MS:484(M++1).
[実施例263]
2−[(4−{2−[[6−(4−フルオロフェニル)ピリジン−3−イル](メチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例259−1の途中で合成される2−{[4−(2−{[6−(4−フルオロフェニル)ピリジン−3−イル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルを出発原料として、実施例163と同様の操作を行うことにより表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.72(6H,s),3.02−3.05(5H,m),3.80(2H,t,J=6.4Hz),6.91(1H,s),7.02−7.14(3H,m),7.49(1H,d,J=8.9Hz),7.77−7.82(2H,m),8.27(1H,d,J=3.0Hz).
MS:432(M++1).
[実施例264]
2−[(4−{2−[[6−(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル](メチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例260の途中で合成される2−{[4−(2−{[6−(4−クロロフェニル)ピリジン−3−イル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルを出発原料として、実施例163と同様の操作を行うことにより表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.72(6H,s),3.02−3.05(5H,m),3.80(2H,t,J=6.3Hz),6.91(1H,s),7.03(1H,dd,J=3.0,8.7Hz),7.37−7.41(2H,m),7.52(1H,d,J=8.7Hz),7.75−7.77(2H,m),8.28(1H,d,J=3.0Hz).
MS:448(M++1).
[実施例265]
2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)(ヘプチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
(実施例265−1)
2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル
実施例7で合成される2−{[4−(2−アミノエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル27.9gおよび2−クロロ−5−エチルピリミジン13.2gにN,N−ジイソプロピルエチルアミン13.1gを加え、130℃で20時間撹拌した。反応液を直接シリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=2:1〜1:1)で精製することにより、表題化合物23.5gを微黄色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.19(3H,t,J=7.8Hz),1.44(9H,s),1.59(6H,s),2.46(2H,q,J=7.8Hz),3.06(2H,t,J=6.6Hz),3.74−3.81(2H,m),5.26−5.30(1H,m),7.02(1H,s),8.13(2H,s).
(実施例265−2)
2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)(ヘプチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル
実施例265−1で合成される2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル8.90gおよびヨウ化ヘプチル5.92gをN,N−ジメチルホルムアミド100mLに溶解し、カリウムtert−ブトキシド2.94gを添加し、室温で8時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=7:1)で精製することにより、表題化合物6.20gを無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:0.87(3H,t,J=6.9Hz),1.16−1.35(11H,m),1.45(9H,s),1.48−1.57(2H,m),1.58(6H,s),2.45(2H,q,J=7.5Hz),3.08(2H,t,J=7.5Hz),3.43(2H,t,J=7.5Hz),3.87(2H,t,J=7.5Hz),7.02(1H,s),8.12(2H,s).
(実施例265−3)
2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)(ヘプチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例265−2で得られた2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)(ヘプチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル6.20gをジクロロメタン60mLに溶解し、トリフルオロ酢酸12mLを加え室温で20時間撹拌した。反応液を減圧濃縮した後、酢酸エチルを加え、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄した(この時、目的物は酢酸エチル層に抽出されている)。10%クエン酸水溶液、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=1:1〜0:1)で精製することにより、表題化合物4.50gを無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:0.87(3H,t,J=6.9Hz),1.16−1.34(11H,m),1.51−1.57(2H,m),1.66(6H,s),2.45(2H,q,J=7.5Hz),3.10(2H,t,J=7.2Hz),3.46(2H,t,J=7.2Hz),3.82(2H,t,J=7.2Hz),6.96(1H,s),8.16(2H,s).
MS:451(M++1)。
[実施例266]
2−[(4−{2−[ヘプチル(ピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例7で合成される2−{[4−(2−アミノエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび2−クロロピリミジンを出発原料とし、実施例265と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:0.87(3H,t,J=7.0Hz),1.22−1.32(8H,m),1.52−1.57(2H,m),1.66(6H,s),3.11(2H,t,J=7.4Hz),3.47(2H,t,J=7.6Hz),3.89(2H,t,J=7.4Hz),6.46(1H,s),6.96(1H,s),8.29(2H,d,J=4.8Hz).
MS:423(M++1).
[実施例267]
2−[(4−{2−[ヘプチル(5−プロピルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例7で合成される2−{[4−(2−アミノエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび2−クロロ−5−プロピルピリミジンを出発原料とし、実施例265と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:0.87(3H,t,J=6.9Hz),1.20−1.32(11H,m),1.48−1.60(4H,m),1.66(6H,s),2.38(2H,t,J=7.2Hz),3.10(2H,t,J=7.2Hz),3.46(2H,t,J=7.5Hz),3.82(2H,t,J=7.2Hz),6.96(1H,s),8.13(2H,s).
MS:465(M++1).
[実施例268]
2−{[4−(2−{ヘプチル[4−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
実施例7で合成される2−{[4−(2−アミノエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび2−クロロ−4−(トリフルオロメチル)ピリミジンを出発原料とし、実施例265と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:0.88(3H,t,J=6.9Hz),1.23−1.37(8H,m),1.52−1.60(2H,m),1.65(6H,s),3.12(2H,t,J=7.5Hz),3.53(2H,t,J=7.2Hz),3.90(2H,t,J=7.5Hz),6.74(1H,d,J=5.1Hz),6.99(1H,s),8.48(1H,d,J=5.1Hz).
MS:491(M++1).
[実施例269]
2−[(4−{2−[(5−ブロモピリミジン−2−イル)(ヘプチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例7で合成される2−{[4−(2−アミノエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび5−ブロモ−2−クロロピリミジンを出発原料とし、実施例265と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:0.88(3H,t,J=6.9Hz),1.20−1.37(8H,m),1.46−1.58(2H,m),1.66(6H,s),3.08(2H,t,J=7.5Hz),3.44(2H,t,J=7.5Hz),3.85(2H,t,J=7.5Hz),6.96(1H,s),8.27(2H,s).
MS:503(M++1).
[実施例270]
2−[(4−{2−[(6−クロロピリミジン−4−イル)(ヘプチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例7で合成される2−{[4−(2−アミノエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび4,6−ジクロロピリミジンを出発原料とし、実施例265と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:0.89(3H,t,J=6.9Hz),1.20−1.37(8H,m),1.47−1.60(2H,m),1.66(6H,s),3.07(2H,t,J=7.2Hz),3.25−3.33(2H,m),3.81−3.89(2H,m),6.36(1H,s),7.01(1H,s),8.35(2H,s).
MS:457(M++1)。
[実施例271]
2−[(4−{2−[(6−クロロピリダジン−3−イル)(ヘプチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例7で合成される2−{[4−(2−アミノエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび3,6−ジクロロピリダジンを出発原料とし、実施例265と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:0.88(3H,t,J=6.9Hz),1.20−1.36(8H,m),1.44−1.58(2H,m),1.64(6H,s),3.13(2H,t,J=6.9Hz),3.34(2H,t,J=7.5Hz),3.94(2H,t,J=6.9Hz),6.75(1H,d,J=9.3Hz),7.01(1H,s),7.18(1H,d,J=9.3Hz).
MS:457(M++1).
[実施例272]
2−[(4−{2−[ヘプチル(4−モルホリン−4−イルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
(参考例6)
4−(2−クロロピリミジン−4−イル)モルホリンおよび4−(4−クロロピリミジン−2−イル)モルホリン
2,4−ジクロロピリミジン5.0gおよびトリエチルアミン4.07gをテトラヒドロフラン50mLに溶解し、モルホリン2.92gを滴下して室温にて1時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=1:1〜1:3)で精製することにより、高極性化合物として4−(2−クロロピリミジン−4−イル)モルホリン5.2gを低極性化合物として4−(4−クロロピリミジン−2−イル)モルホリン1.4gをともに白色固体として得た。
4−(2−クロロピリミジン−4−イル)モルホリン;
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:3.60−3.69(4H,m),3.75−3.81(4H,m),6.38(1H,d,J=6.3Hz),8.07(1H,d,J=6.3Hz).
4−(4−クロロピリミジン−2−イル)モルホリン;
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:3.73−3.77(4H,m),3.78−3.83(4H,m),6.38(1H,d,J=5.2Hz),8.07(1H,d,J=5.2Hz).
実施例7で合成される2−{[4−(2−アミノエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび参考例6で合成される4−(2−クロロピリミジン−4−イル)モルホリンを出発原料とし、実施例265と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:0.86(3H,t,J=6.6Hz),1.15−1.36(8H,m),1.43−1.56(8H,m),3.00−3.06(2H,m),3.35−3.40(2H,m),3.68−4.06(10H,m),6.54(1H,d,J=7.4Hz),7.55(1H,s),7.86(1H,d,J=7.4Hz).
MS:508(M++1).
[実施例273]
2−[(4−{2−[ヘプチル(2−モルホリン−4−イルピリミジン−4−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例7で合成される2−{[4−(2−アミノエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび参考例6で合成される4−(4−クロロピリミジン−2−イル)モルホリンを出発原料とし、実施例265と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:0.83(3H,t,J=6.6Hz),1.15−1.26(8H,m),1.41−1.54(8H,m),2.96−3.03(2H,m),3.36−4.00(12H,m),6.31−6.41(1H,m),7.50(1H,s),7.77−7.81(1H,m).
MS:508(M++1).
[実施例274]
2−[(4−{2−[ヘプチル(5−メチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
(参考例7)
5−メチルピリミジン−2(1H)−チオン
3−(ジメチルアミノ)−2−メチルアクリルアルデヒド10.0gおよびチオウレア13.5gをエタノール200mLに溶解し、ナトリウムエトキシド12.0gを加えて8時間還流した。冷却後、反応液を減圧下濃縮した。得られた残渣を水に溶解し、1mol/L塩酸を添加することにより析出する固体を濾取した後、減圧下乾燥することで表題化合物7.2gを黄色固体として得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:2.07(3H,s),8.17(2H,s),13.7(1H,brs).
(参考例8)
5−メチル−2−(メチルチオ)ピリミジン
参考例7で得られた5−メチルピリミジン−2(1H)−チオン7.2gをメタノール60mLおよび1mol/L水酸化ナトリウム水溶液60mLに溶解し、ヨウ化メチル8.1gを加え室温で1時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、水を加え、ジエチルエーテルで抽出した。飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去することにより表題化合物6.6gを微黄色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:2.24(3H,s),2.56(3H,s),8.37(2H,s).
(参考例9)
5−メチル−2−(メチルスルホニル)ピリミジン
参考例8で得られた5−メチル−2−(メチルチオ)ピリミジン6.0gをジクロロメタン100mLに溶解し、氷冷後、m−クロロ過安息香酸30gを添加し、0℃で3時間撹拌した。反応液に10%亜硫酸ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出した。飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去することにより表題化合物7.3gを白色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:2.47(3H,s),3.35(3H,s),8.76(2H,s).
実施例7で合成される2−{[4−(2−アミノエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび参考例9で合成される5−メチル−2−(メチルスルホニル)ピリミジンを出発原料とし、実施例265と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:0.87(3H,t,J=7.2Hz),1.18−1.32(8H,m),1.45−1.58(2H,m),1.66(6H,s),2.11(3H,s),3.10(2H,t,J=6.9Hz),3.45(2H,t,J=7.2Hz),3.87(2H,t,J=6.9Hz),6.95(1H,s),8.14(2H,s).
MS:437(M++1).
[実施例275]
2−[(4−{2−[(4−エトキシピリミジン−2−イル)(ヘプチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
(参考例10)
4−エトキシ−2−(メチルチオ)ピリミジン
4−クロロ−2−(メチルチオ)ピリミジン3.0gをエタノール30mLに溶解し、ナトリウムエトキシド2.54gを加え60℃で10時間撹拌した。反応液を冷却し、減圧下溶媒を濃縮した後、水を加え、ジエチルエーテルで抽出した。飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去することにより表題化合物3.0gを微黄色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.39(3H,t,J=7.5Hz),2.54(3H,s),4.42(2H,q,J=7.5Hz),6.36(1H,d,J=6.0Hz),8.20(1H,d,J=6.0Hz).
(参考例11)
5−エトキシ−2−(メチルスルホニル)ピリミジン
参考例10で得られた4−エトキシ−2−(メチルチオ)ピリミジン3.0gをジクロロメタン100mLに溶解し、氷冷後、m−クロロ過安息香酸12.2gを添加し、0℃で5時間撹拌した。反応液に10%亜硫酸ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出した。飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去することにより表題化合物3.2gを白色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.44(3H,t,J=7.1Hz),3.34(3H,s),4.55(2H,q,J=7.1Hz),6.89(1H,d,J=5.9Hz),8.54(1H,d,J=5.9Hz).
実施例7で合成される2−{[4−(2−アミノエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび参考例11で合成される4−エトキシ−2−(メチルスルホニル)ピリミジンを出発原料とし、実施例265と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:0.87(3H,t,J=6.6Hz),1.16−1.35(8H,m),1.40(3H,t,J=7.2Hz),1.61(6H,s),3.12−3.17(2H,m),3.53(2H,t,J=7.5Hz),3.94−3.99(2H,m),4.40(2H,q,J=7.2Hz),6.10(1H,d,J=6.0Hz),7.00(1H,s),8.16(1H,d,J=6.0Hz).
MS:467(M++1)。
[実施例276]
2−{[4−(2−{ヘプチル[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリミジン−2−イル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
(参考例12)
2−(メチルチオ)−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリミジン
2,2,2−トリフルオロエタノール3.74gをN,N−ジメチルホルムアミド50mLに溶解し、氷冷下、水素化ナトリウム(約60%油性)1.37gを加え室温下20分間撹拌した。再び氷冷後、4−クロロ−2−(メチルチオ)ピリミジン5.0gを添加して0℃で1時間撹拌した。反応液に飽和塩化アンモニア水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去することにより表題化合物5.1gを微黄色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:2.55(3H,s),4.79(2H,q,J=8.3Hz),6.53(1H,d,J=5.8Hz),8.33(1H,d,J=5.8Hz).
(参考例13)
2−(メチルスルホニル)−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリミジン
参考例12で得られた2−(メチルチオ)−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリミジン5.1gをジクロロメタン100mLに溶解し、氷冷後、m−クロロ過安息香酸21.0gを添加し、0℃で5時間撹拌した。反応液に10%亜硫酸ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出した。飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去することにより表題化合物4.8gを無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:3.36(3H,s),4.92(2H,q,J=8.2Hz),7.10(1H,d,J=5.6Hz),8.69(1H,d,J=5.6Hz).
実施例7で合成される2−{[4−(2−アミノエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび参考例13で合成される2−(メチルスルホニル)−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリミジンを出発原料とし、実施例265と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:0.88(3H,t,J=6.9Hz),1.19−1.34(8H,m),1.50−1.59(2H,m),1.65(6H,s),3.10(2H,t,J=6.9Hz),3.45(2H,t,J=7.4Hz),3.87(2H,t,J=6.9Hz),4.72(2H,q,J=8.5Hz),6.07(1H,d,J=5.5Hz),6.97(1H,s),8.12(1H,d,J=5.5Hz).
MS:521(M++1).
[実施例277]
2−[(4−{2−[(3,4−ジシアノフェニル)(ヘプチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例7で合成される2−{[4−(2−アミノエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび4−フルオロフタロニトリルを出発原料とし、実施例265−1および実施例265−2と同様の操作により得られる化合物をジクロロメタンおよびトリフルオロ酢酸に付し、室温で12時間撹拌した。反応溶液を減圧濃縮し、残渣を高速液体クロマトグラフィー(溶出溶媒;0.05%トリフルオロ酢酸−水:0.05%トリフルオロ酢酸−アセトニトリル)で精製することにより表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,270MHz)δ:0.86(3H,t,J=7.0Hz),1.15−1.49(10H,m),1.53(6H,s),2.96(2H,t,J=7.0Hz),3.73(2H,t,J=7.0Hz),7.00(1H,dd,J=2.2,8.9Hz),7.27(1H,d,J=2.2Hz),7.49(1H,s),7.73(1H,d,J=8.9Hz).
MS:471(M++1).
[実施例278]
2−[(4−{2−[(3−クロロ−4−シアノフェニル)(ヘプチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例7で合成される2−{[4−(2−アミノエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび2−クロロ−4−フルオロベンゾニトリルを出発原料とし、実施例265−1および実施例265−2と同様の操作により得られる化合物をジクロロメタンおよびトリフルオロ酢酸に付し、室温で12時間撹拌した。反応溶液を減圧濃縮後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;クロロホルム:メタノール=50:1)で精製することにより、表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,270MHz)δ:0.89(3H,t,J=7.0Hz),1.18−1.60(10H,m),1.65(6H,s),3.03(2H,t,J=7.6Hz),3.23(2H,t,J=7.6Hz),3.69(2H,t,J=7.0Hz)6.51(1H,dd,J=2.4,8.9Hz),6.60(1H,d,J=2.4Hz),7.99(1H,s),7.42(1H,d,J=8.9Hz).
MS:480(M++1).
[実施例279]
2−[(4−{2−[(2−クロロ−4−シアノフェニル)(ヘプチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例7で合成される2−{[4−(2−アミノエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび3−クロロ−4−フルオロベンゾニトリルを出発原料とし、実施例265−1および実施例265−2と同様の操作により得られる化合物をジクロロメタンおよびトリフルオロ酢酸に付し、室温で12時間撹拌した。反応溶液を減圧濃縮後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;クロロホルム:メタノール=50:1)で精製することにより、表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,270MHz)δ:0.86(3H,t,J=7.0Hz),1.10−1.53(10H,m),1.61(6H,s),2.97(2H,t,J=7.6Hz),3.19(2H,t,J=7.6Hz),3.59(2H,t,J=7.0Hz)6.90(1H,s),7.05(1H,d,J=8.4Hz),7.45(1H,dd,J=2.2,8.4Hz),7.59(1H,d,J=2.2Hz).
MS:480(M++1).
[実施例280]
2−[(4−{2−[[3−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル](ヘプチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例7で合成される2−{[4−(2−アミノエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび2,3−ジクロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリジンを出発原料とし、実施例265−1および実施例265−2と同様の操作により得られる化合物をジクロロメタンおよびトリフルオロ酢酸に付し、室温で12時間撹拌した。反応溶液を減圧濃縮後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;クロロホルム:メタノール=50:1)で精製することにより、表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:0.87(3H,t,J=7.0Hz),1.14−1.38(8H,m),1.45−1.72(8H,m),3.09(2H,t,J=7.0Hz),3.47(2H,t,J=7.0Hz),3.85(2H,t,J=7.0Hz)6.92(1H,s),7.69(1H,d,J=2.2Hz),8.33(1H,d,J=2.2Hz).
MS:524(M++1)。
[実施例281]
2−[(4−{2−[(5−カルバモイル−3−クロロピリジン−2−イル)(ヘプチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 塩酸塩
(実施例281−1)
2−[(4−{2−[(3−クロロ−5−メトキシカルボニルピリジン−2−イル)(ペプチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル
実施例7で合成される2−{[4−(2−アミノエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル5gおよび2,3−ジクロロ−5−(メトキシカルボニル)ピリジン3.41gを出発原料とし、実施例265−1と同様の操作により2−[(4−{2−[(3−クロロ−5−メトキシカルボニルピリジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル5.14gを得た。得られた化合物5.14gおよびヨウ化ヘプチル1.86mLをN,N−ジメチルホルムアミド40mLに溶解し、カリウムtert−ブトキシド1.34gを添加し、室温で12時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=9:1)で精製することにより、表題化合物2.59gを黄色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,270MHz)δ:0.87(3H,t,J=7.0Hz),1.14−1.38(8H,m),1.50−1.72(14H,m),3.09(2H,t,J=7.0Hz),3.51(2H,t,J=7.0Hz),3.85−3.97(4H,m),6.97(1H,s),8.04(1H,d,J=1.9Hz),8.67(1H,d,J=1.9Hz).
MS:570(M++1).
(実施例281−2)
2−[(4−{2−[(5−カルバモイル−3−クロロピリジン−2−イル)(ヘプチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル}チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル
実施例281−1で得られる2−[(4−{2−[[3−クロロ−5−(メトキシカルボニル)ピリジン−2−イル](ヘプチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル2.50gをエタノール25mLに溶解し、1N水酸化ナトリウム水溶液5mLを加え、12時間放置した。反応液を濃縮後、水を加え、酢酸エチルで抽出した。飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;クロロホルム:メタノール=50:1)で精製することにより、2−[(4−{2−[(5−カルボキシ−3−クロロピリジン−2−イル)(ヘプチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル2.5gを無色油状物として得た。本化合物は精製することなく、ジクロロメタン20mLに溶解し、WSCD0.72g、アンモニア/メタノール溶液(7M、1mL)を加えて12時間、室温にて撹拌した。溶媒を減圧留去し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=3:2)で精製することにより、表題化合物0.86gを無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,270MHz)δ:0.90(3H,t,J=7.0Hz),1.15−1.37(8H,m),1.40(9H,s),1.51−1.70(8H,m),3.07(2H,t,J=7.6Hz),3.49(2H,t,J=7.6Hz),3.89(2H,t,J=7.6Hz),5.77(2H,brs),6.95(1H,s),7.97(1H,d,J=2.2Hz),8.47(1H,d,J=2.2Hz).
(実施例281−3)
2−[(4−{2−[(5−カルバモイル−3−クロロピリジン−2−イル)(ヘプチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 塩酸塩
実施例281−2で得られた2−[(4−{2−[(5−カルバモイル−3−クロロピリジン−2−イル)(ヘプチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル300mgをトリフルオロ酢酸5mLに溶解し、室温で12時間撹拌した。反応液を減圧濃縮した後、エーテルに溶解し、4N塩酸/酢酸エチルを加えた。析出する結晶を濾取することにより表題化合物243mgを白色結晶として得た。
1H−NMR(DMSO−d6,270MHz)δ:0.84(3H,t,J=7.0Hz),1.12−1.30(8H,m),1.40−1.55(8H,m),1.40−1.55(8H,m),2.99(2H,t,J=6.7Hz),3.76(2H,t,J=6.7Hz),7.35(1H,brs),7.43(1H,brs),8.08(1H,d,J=1.9Hz),8.59(1H,d,J=1.9Hz).
MS:499(M++1).
[実施例282]
2−[(4−{2−[(3−クロロ−5−シアノピリジン−2−イル)(ヘプチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 塩酸塩
(実施例282−1)
2−[(4−{2−[(3−クロロ−5−シアノピリジン−2−イル)(ヘプチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル
実施例281−2で合成される2−[(4−{2−[(5−カルバモイル−3−クロロピリジン−2−イル)(ヘプチル)アミノ)エチル)−1,3−チアゾール−2−イル)チオ)−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル0.85gをジクロロメタン10mLに溶解し、トリエチルアミン0.26mL、トリフルオロ酢酸無水物0.24mLを加え室温で3時間撹拌した。反応液を水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=9:1)で精製することにより、表題化合物0.37gを得た。
1H−NMR(CDCl3,270MHz)δ:0.88(3H,t,J=7.0Hz),1.12−1.85(28H,m),3.09(2H,t,J=8.6Hz),3.53(2H,t,J=8.6Hz),3.93(2H,t,J=8.6Hz),6.97(1H,s),7.65(1H,d,J=1.9Hz),8.30(1H,d,J=2.2Hz).
(実施例282−2)
2−[(4−{2−[(3−クロロ−5−シアノピリジン−2−イル)(ヘプチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 塩酸塩
実施例282−1で得られた2−[(4−{2−[(3−クロロ−5−シアノピリジン−2−イル)(ヘプチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル0.37gを、ジクロロメタン10mLに溶解し、トリフルオロ酢酸2mLを加え、室温で12時間撹拌した。反応液を減圧濃縮した後、エーテルに溶解した後、4N塩酸/酢酸エチルを加えた。析出する結晶を濾取することにより表題化合物280mgを白色結晶として得た。
1H−NMR(DMSO−d6,270MHz)δ:0.83(3H,t,J=7.6Hz),1.11−1.34(8H,m),1.42−1.61(8H,m),3.01(2H,t,J=6.7Hz),3.87(2H,t,J=6.7Hz),7.43(1H,s),8.11(1H,d,J=2.2Hz),8.47(1H,d,J=2.2Hz).
MS:481(M++1).
[実施例283]
2−[(4−{2−[(5−クロロ−3−シアノピリジン−2−イル)(ヘプチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 塩酸塩
実施例7で合成される2−{[4−(2−アミノエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび非特許文献[Liebigs Ann.Chem.,487,127(1931)]などを参考に合成される2,5−ジクロロニコチノニトリルを出発原料とし、実施例265−1および実施例265−2と同様の操作を行うことにより得られる化合物をジオキサンに溶解し、4mol/L塩酸−ジオキサンを過剰量加え、室温で12時間撹拌した。反応液を減圧濃縮した後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;クロロホルム:メタノール=10:1)で精製することにより、表題化合物を無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:0.88(3H,t,J=6.9Hz),1.28−1.30(8H,m),1.65(8H,brs),3.13(2H,t,J=7.8Hz),3.59(2H,t,J=7.8Hz),3.90−3.95(2H,m),7.04(1H,s),7.67(1H,d,J=2.7Hz),8.24(1H,d,J=2.7Hz).
MS:481(M++1).
[実施例284]
2−[(4−{2−[(5−ブロモ−3−シアノピリジン−2−イル)(ヘプチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 塩酸塩
実施例7で合成される2−{[4−(2−アミノエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび特許文献[WO0224694]などを参考に合成される5−ブロモ−2−クロロニコチノニトリルを出発原料とし、実施例265−1および実施例265−2と同様の操作を行うことにより得られる化合物をジオキサンに溶解し、4mol/L塩酸−ジオキサンを過剰量加え、室温で12時間撹拌した。反応液を減圧濃縮した後、ジエチルエーテルを加え共沸し、析出した固体を濾取することにより表題化合物を白色固体として得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:0.85(3H,t,J=6.9Hz),1.24(8H,brs),1.50(8H,brs),3.03(2H,t,J=6.9Hz),3.49(2H,t,J=7.8Hz),3.91(2H,t,J=6.9Hz),7.47(1H,s),8.22(1H,d,J=2.4Hz),8.41(1H,d,J=2.4Hz).
MS:527(M++1).
[実施例285]
2−[(4−{2−[ヘプチル(ピラジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例7で合成される2−{[4−(2−アミノエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび2−クロロピラジンを出発原料とし、実施例265−1、実施例265−2と同様の操作を行うことにより得られる化合物をジオキサンに溶解し、4mol/L塩酸−ジオキサンを過剰量加え、室温で12時間撹拌した。反応液を減圧濃縮した後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;酢酸エチル)で精製することにより、表題化合物を無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:0.88(3H,t,J=6.9Hz),1.26−1.31(8H,m),1.58−1.60(2H,m),1.67(6H,s),3.05(2H,t,J=7.2Hz),3.41−3.47(2H,m),3.81(2H,t,J=7.2Hz),6.93(1H,s),7.71(1H,d,J=2.7Hz),8.03(1H,brs),8.08(1H,s).
MS:423(M++1)。
[実施例286]
2−[(4−{2−[(4−クロロフェニル)(ヘプチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
(参考例14)
N−(4−クロロフェニル)−2−ニトロベンゼンスルホンアミド
4−クロロアニリン2.0gをジクロロメタン70mLに溶解し、室温にてピリジン1.39mLおよび2−ニトロベンゼンスルホニルクロリド3.65gを加え、一時間撹拌した。水を加え、有機層を分離後、水で洗浄し無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣にエーテルを加え懸濁洗浄し、得られた固体を減圧乾燥することで標題化合物5.4gを淡黄色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:7.13−7.16(2H,m),7.23−7.27(3H,m),7.58−7.62(1H,m),7.70−7.74(1H,m),7.81−7.88(2H,m).
(実施例286−1)
2−{[4−(2−{(4−クロロフェニル)[(2−ニトロフェニル)スルホニル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル
実施例4で合成される2−{[4−(2−ヒドロキシエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル788mgおよび参考例14で合成されるN−(4−クロロフェニル)−2−ニトロベンゼンスルホンアミド812mgをジクロロメタン13mLに溶解し、氷冷下、トリフェニルホスフィン1.0gおよびジアゾジカルボン酸ジエチル(40%トルエン溶液)1.7gを添加し、その後室温にて8時間撹拌した。反応液を減圧濃縮した後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=2:1)で精製することにより、標題化合物1.2gを無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.41(9H,s),1.51(6H,s),2.99(2H,t,J=7.2Hz),4.13(2H,t,J=7.2Hz),7.08−7.16(3H,m),7.23−7.28(2H,m),7.50−7.52(2H,m),7.62−7.67(2H,m).
(実施例286−2)
2−[(4−{2−[(4−クロロフェニル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル
実施例286−1で合成される2−{[4−(2−{(4−クロロフェニル)[(2−ニトロフェニル)スルホニル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル1.2gおよびチオフェノール0.26mLをN,N−ジメチルホルムアミド12mLに溶解し、炭酸カリウム0.88gを加え室温で12時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=10:1〜3:1)で精製することにより、表題化合物0.52gを無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.43(9H,s),1.60(6H,s),3.03(2H,t,J=6.3Hz),3.45(2H,t,J=6.3Hz),6.56−6.59(2H,m),6.98(1H,s),7.08−7.12(2H,m).
(実施例286−3)
2−[(4−{2−[(4−クロロフェニル)(ヘプチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル
実施例286−2で合成される2−[(4−{2−[(4−クロロフェニル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル1.03gおよびヘプチルアルデヒド0.34gをジクロロエタン15mLに溶解し、酢酸171μLおよび水素化トリ(アセトキシ)ホウ酸0.79gを順次添加し、室温で2.5時間撹拌した。反応液に飽和重曹水を加え、酢酸エチルで抽出した。飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=10:1)で精製することにより、表題化合物1.07gを無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:0.86−0.90(3H,m),1.24−1.27(8H,m),1.45(9H,s),1.48−1.53(2H,m),1.60(6H,s),2.97(2H,t,J=7.5Hz),3.17(2H,t,J=7.5Hz),3.62(2H,t,J=7.5Hz),6.58−6.61(2H,m),6.97(1H,s),7.13−7.16(2H,m).
(実施例286−4)
2−[(4−{2−[(4−クロロフェニル)(ヘプチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例286−3で得られた2−[(4−{2−[(4−クロロフェニル)(ヘプチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル1.1gをジクロロメタン20mLに溶解し、トリフルオロ酢酸4.0mLを加え室温で20時間撹拌した。反応液を減圧濃縮した後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=3:1〜1:1)で精製することにより、表題化合物0.99gを無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:0.84(3H,t,J=6.7Hz),1.21−1.29(8H,m),1.45(2H,brs),1.63(6H,s),2.94(2H,t,J=7.4Hz),3.45(2H,t,J=8.1Hz),3.88(2H,t,J=7.4Hz),6.96(1H,s),7.38−7.48(4H,m).
MS:455(M++1).
[実施例287]
2−[(4−{2−[(2−クロロフェニル)(ヘプチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例4で合成される2−{[4−(2−ヒドロキシエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび2−クロロアニリンを出発原料とし、実施例286と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:0.83(3H,t,J=6.6Hz),1.19−1.32(8H,m),1.41−1.45(2H,m),1.64(6H,s),2.96(2H,t,J=6.9Hz),3.83(2H,t,J=8.1Hz),4.23(2H,t,J=6.9Hz),7.07(1H,s),7.51−7.59(3H,m),7.70−7.73(1H,m).
MS:455(M++1).
[実施例288]
2−[(4−{2−[ヘプチル(4−メトキシフェニル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例4で合成される2−{[4−(2−ヒドロキシエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび4−メトキシアニリン(p−アニシジン)を出発原料とし、実施例286と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:0.83(3H,t,J=6.8Hz),1.19−1.29(8H,m),1.43−1.45(2H,m),1.62(6H,s),2.92(2H,t,J=6.9Hz),3.43(2H,brs),3.85−3.91(5H,m),6.94−7.01(3H,m),7.42−7.46(2H,m).
MS:451(M++1).
[実施例289]
2−[(4−{2−[(4−シアノフェニル)(ヘプチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例4で合成される2−{[4−(2−ヒドロキシエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび4−アミノベンゾニトリルを出発原料とし、参考例14、実施例286−1、実施例286−2、実施例265−2および実施例265−3と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:0.88(3H,t,J=6.6Hz),1.23−1.31(8H,m),1.51−1.58(2H,m),1.65(6H,s),3.03(2H,t,J=7.3Hz),3.25(2H,t,J=7.5Hz),3.70(2H,t,J=7.5Hz),6.59−6.63(2H,m),6.98(1H,s),7.42−7.46(2H,m).
MS:446(M++1).
[実施例290]
2−[(4−{2−[(3−シアノフェニル)(ヘプチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例4で合成される2−{[4−(2−ヒドロキシエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび3−アミノベンゾニトリルを出発原料とし、参考例14、実施例286−1、実施例286−2、実施例265−2および実施例265−3と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:0.89(3H,t,J=6.6Hz),1.29(8H,brs),1.47−1.54(2H,m),1.65(6H,s),3.02(2H,t,J=7.2Hz),3.21(2H,t,J=7.4Hz),3.67(2H,t,J=7.4Hz),6.82−6.93(3H,m),6.97(1H,s),7.24−7.29(1H,m).
MS:446(M++1)。
[実施例291]
2−[(4−{2−[(2−シアノフェニル)(ヘプチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例4で合成される2−{[4−(2−ヒドロキシエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび2−アミノベンゾニトリルを出発原料とし、参考例14、実施例286−1、実施例286−2、実施例265−2および実施例265−3と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:0.86(3H,t,J=6.6Hz),1.26(8H,brs),1.50−1.52(2H,m),1.62(6H,s),3.06(2H,t,J=7.3Hz),3.29(2H,t,J=7.6Hz),3.68(2H,t,J=7.6Hz),6.91(1H,t,J=7.5Hz),6.98−7.03(2H,m),7.41−7.53(2H,m).
MS:446(M++1).
[実施例292]
2−[(4−{2−[ヘプチル(ピリジン−4−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 塩酸塩
実施例4で合成される2−{[4−(2−ヒドロキシエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび4−アミノピリジンを出発原料とし、参考例14、実施例286−1、実施例286−2および実施例265−2と同様の操作により得られる化合物をジオキサンに溶解し、4mol/L塩酸−ジオキサンを過剰量加え、室温で12時間撹拌した。反応液を減圧濃縮した後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;クロロホルム:メタノール=10:1)で精製することにより、表題化合物を無定形固体として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:0.89(3H,t,J=6.6Hz),1.24−1.32(8H,m),1.59(2H,brs),1.70(6H,s),2.98(2H,t,J=6.9Hz),3.33−3.39(2H,m),3.77(2H,t,J=6.9Hz),6.62(2H,d,J=7.2Hz),6.91(1H,s),8.23(2H,d,J=7.2Hz).
MS:422(M++1).
[実施例293]
2−[(4−{2−[(5−ブロモピリジン−2−イル)(ヘプチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 塩酸塩
(実施例293−1)
2−[(4−{2−[(5−ブロモピリジン−2−イル)(ヘプチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル
実施例242において、2−アミノ−5−ブロモピリジンと実施例3で得られる{2−[(2−tert−ブトキシ−1,1−ジメチル−2−オキソエチル)チオ]−1,3−チアゾール−4−イル}酢酸から合成された2−[(4−{2−[(5−ブロモピリジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル4.78gおよびヨウ化ヘプチル3.54gをN,N−ジメチルホルムアミド50mLに溶解し、カリウムtert−ブトキシド1.75gを添加し、室温で8時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=5:1)で精製することにより、表題化合物1.72gを無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:0.86−0.91(3H,m),1.27(8H,brs),1.45(9H,s),1.53−1.56(2H,m),1.59(6H,s),3.02(2H,t,J=7.3Hz),3.28(2H,t,J=7.5Hz),3.75−3.80(2H,m),6.38(1H,d,J=9.4Hz),6.99(1H,s),7.43−7.47(1H,m),8.14(1H,d,J=2.2Hz).
(実施例293−2)
2−[(4−{2−[(5−ブロモピリジン−2−イル)(ヘプチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 塩酸塩
実施例293−1で合成される2−[(4−{2−[(5−ブロモピリジン−2−イル)(ヘプチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル1.72gをジオキサン5mLに溶解し、4mol/L塩酸−ジオキサン25mLを加え、室温で12時間撹拌した。反応液を減圧濃縮した後、ジエチルエーテルを加え共沸し、析出した固体を濾取することにより表題化合物1.0gを白色固体として得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:0.85(3H,t,J=7.2Hz),1.24(8H,brs),1.46−1.55(8H,m),2.98(2H,t,J=6.6Hz),3.35(2H,t,J=7.2Hz),3.80(2H,t,J=6.6Hz),6.80(1H,d,J=9.3Hz),7.51(1H,s),7.76−7.80(1H,m),8.11(1H,brs).
MS:502(M++1).
[実施例294]
2−[(4−{2−[ヘプチル(ピリジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例3で合成される{2−[(2−tert−ブトキシ−1,1−ジメチル−2−オキソエチル)チオ]−1,3−チアゾール−4−イル}酢酸および2−アミノピリジンを出発原料とし、実施例293−1と同様の操作により得られる化合物をジクロロメタンおよびトリフルオロ酢酸に付し、室温で12時間撹拌した。反応溶液を減圧濃縮し、残渣を高速液体クロマトグラフィー(溶出溶媒;0.05%トリフルオロ酢酸−水:0.05%トリフルオロ酢酸−アセトニトリル=85:15〜40:60)で精製することにより表題化合物を白色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:0.88(3H,t,J=6.6Hz),1.28−1.37(8H,m),1.62−1.64(8H,m),3.14(2H,t,J=6.9Hz),3.48−3.53(2H,m),3.96(2H,t,J=6.9Hz),6.79−6.82(2H,m),7.19(1H,s),7.77−7.82(1H,m),8.12−8.14(1H,m).
MS:422(M++1).
[実施例295]
2−[(4−{2−[(5−クロロピリジン−2−イル)(ヘプチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 トリフルオロ酢酸塩
実施例3で合成される{2−[(2−tert−ブトキシ−1,1−ジメチル−2−オキソエチル)チオ]−1,3−チアゾール−4−イル}酢酸および2−アミノ−5−クロロピリジンを出発原料とし、実施例293−1と同様の操作により得られる化合物をジクロロメタンおよびトリフルオロ酢酸に付し、室温で12時間撹拌した。反応溶液を減圧濃縮し、残渣を高速液体クロマトグラフィー(溶出溶媒;0.05%トリフルオロ酢酸−水:0.05%トリフルオロ酢酸−アセトニトリル=50:50〜5:95)で精製することにより表題化合物を白色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:0.88(3H,t,J=6.6Hz),1.24−1.28(8H,m),1.49−1.53(2H,m),1.64(6H,s),3.06(2H,t,J=7.2Hz),3.28(2H,t,J=7.5Hz),3.81(2H,t,J=7.5Hz),6.39(1H,d,J=9.0Hz),6.96(1H,s),7.34−7.38(1H,m),8.05(1H,d,J=2.7Hz).
MS:456(M++1)。
[実施例296]
2−[(4−{2−[ヘプチル(ピリジン−3−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 トリフルオロ酢酸塩
実施例3で合成される{2−[(2−tert−ブトキシ−1,1−ジメチル−2−オキソエチル)チオ]−1,3−チアゾール−4−イル}酢酸および3−アミノピリジンを出発原料とし、実施例293−1と同様の操作により得られる化合物をジクロロメタンおよびトリフルオロ酢酸に付し、室温で12時間撹拌した。反応溶液を減圧濃縮し、ジエチルエーテルを加え共沸し、析出した固体を濾取することにより表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:0.86(3H,t,J=6.6Hz),1.26(8H,brs),1.46(2H,brs),1.52(6H,s),2.97(2H,t,J=6.6Hz),3.25−3.28(2H,m),3.73(2H,t,J=6.6Hz),7.51(1H,s),7.62(2H,brs),7.98−8.00(1H,m),8.13(1H,brs).
MS:422(M++1).
[実施例297]
2−[(4−{2−[ヘプチル(5−ニトロ−1,3−チアゾール−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例7で合成される2−{[4−(2−アミノエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび2−ブロモ−5−ニトロ−1,3−チアゾールを出発原料とし、実施例265と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:0.89(3H,t,J=6.9Hz),1.20−1.36(8H,m),1.58−1.66(8H,m),3.17(2H,t,J=6.9Hz),3.35(2H,t,J=7.5Hz),3.90(2H,t,J=6.9Hz),7.05(1H,s),8.12(1H,s).
MS:473(M++1).
[実施例298]
2−[(4−{[(5−エチルピリミジン−2−イル)(ヘプチル)アミノ]メチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例13で合成される2−{[4−(アミノメチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび2−クロロ−5−エチルピリミジンを出発原料とし、実施例265と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:0.87(3H,t,J=6.9Hz),1.16−1.38(11H,m),1.52−1.63(8H,m),2.46(2H,q,J=7.5Hz),3.63(2H,t,J=7.5Hz),4.91(2H,s),7.08(1H,s),8.18(2H,s).
MS:437(M++1).
[実施例299]
2−[(5−{[(5−エチルピリミジン−2−イル)(ヘプチル)アミノ]メチル}−4−メチル−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例30で合成される2−{[5−(2−アミノエチル)−4−メチル−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび2−クロロ−5−エチルピリミジンを出発原料とし、実施例265と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:0.88(3H,t,J=7.2Hz),1.18−1.36(11H,m),1.54−1.65(8H,m),2.04−2.52(5H,m),3.57(2H,t,J=7.4Hz),4.79(2H,s),8.20(2H,s).
MS:451(M++1).
[実施例300]
2−[(4−{3−[(5−エチルピリジン−2−イル)(ヘプチル)アミノ]プロピル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 塩酸塩
実施例33で合成される2−{[4−(3−アミノプロピル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび2−クロロ−5−エチルピリミジンを出発原料とし、実施例265−1および実施例265−2と同様の操作を行うことにより得られる化合物をギ酸および4mol/L塩酸−酢酸エチルに付し、室温で12時間撹拌した。反応液を減圧濃縮することにより、表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,270MHz)δ:0.83(3H,t,J=7.3H),1.11(3H,t,J=7.6Hz),1.14−1.35(8H,m),1.41−1.60(8H,m),1.80−1.99(2H,m),2.35−2.50(2H,m),2.71(2H,t,J=7.0Hz),7.46(1H,s),8.25(2H,s).
MS:465(M++1)。
[実施例301]
2−[(4−{3−[(3−シアノピリジン−2−イル)(ヘプチル)アミノ]プロピル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 トリフルオロ酢酸塩
実施例33で合成される2−{[4−(3−アミノプロピル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび2−クロロニコチノニトリルを出発原料とし、実施例265−1および実施例265−2と同様の操作により得られる化合物をジクロロメタンおよびトリフルオロ酢酸に付し、室温で12時間撹拌した。反応溶液を減圧濃縮後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;クロロホルム:メタノール=50:1)で精製することにより、表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,270MHz)δ:0.77−0.98(3H,m),1.17−1.44(8H,m),1.50−1.79(8H,m),2.03−2.21(2H,m),2.88(2H,t,J=7.0Hz).6.81((1H,dd,J=5.9,3.8Hz),6.83(1H,brs),7.09(1H,s),7.99(1H,dd,J=5.9Hz),8.44(1H,dd,J=3.8Hz)
MS:461(M++1).
[実施例302]
2−[(4−{3−[(5−シアノピリジン−2−イル)(ヘプチル)アミノ]プロピル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 トリフルオロ酢酸塩
実施例33で合成される2−{[4−(3−アミノプロピル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび6−クロロニコチノニトリルを出発原料とし、実施例265−1および実施例265−2と同様の操作により得られる化合物をジクロロメタンおよびトリフルオロ酢酸に付し、室温で12時間撹拌した。反応溶液を減圧濃縮後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;クロロホルム:メタノール=50:1)で精製することにより、表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,270MHz)δ:0.89(3H,t,J=7.0Hz),1.18−1.42(8H,m),1.55−1.75(8H,m),2.00−2.17(2H,m),2.87(2H,t,J=7.0Hz).3.44−3.60(2H,m),6.79(1H,d,J=9.7Hz),7.14(1H,s),7.75(1H,dd,J=9.7,2.2Hz),8.54(1H,d,J=2.2Hz)
MS:461(M++1).
[実施例303]
2−[(4−{2−[ヘプチル(4−ニトロフェニル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
(実施例303−1)
2−({4−[2−(ヘプチルアミノ)−2−オキソエチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル
実施例3で合成される{2−[(2−tert−ブトキシ−1,1−ジメチル−2−オキソエチル)チオ]−1,3−チアゾール−4−イル}酢酸25.0gおよびヘプチルアミン10.0gをジクロロメタン250mLに溶解し、N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N’−エチルカルボジイミド(EDC)の塩酸塩18.0g、ヒドロキシベンゾトリアゾール(HOBT)の1水和物16.6gを順次添加し、室温下5時間撹拌した。反応液に水を加え、ジクロロメタンで抽出した。飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=2:1)で精製することにより、表題化合物30.0gを微黄色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:0.87(3H,t,J=6.9Hz),1.23−1.35(8H,m),1.44(9H,s),1.45−1.55(2H,m),1.58(6H,s),3.25(2H,q,J=6.9Hz),3.67(2H,s),6.82(1H,brs),7.10(1H,s).
(実施例303−2)
2−({4−[2−(ヘプチルアミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル
実施例303−1で得られた2−({4−[2−(ヘプチルアミノ)−2−オキソエチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル12.0gをテトラヒドロフラン120mLに溶解し、氷冷下、1M−ボラン/テトラヒドロフラン錯体100mLを添加、その後室温にて12時間撹拌した。反応液を氷冷した後、メタノール400mLを滴下し、室温まで昇温して1時間撹拌した。反応液を減圧濃縮した後、ピペリジン120mLを加え50℃で3時間撹拌した。反応液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;ジクロロメタン:メタノール=20:1〜10:1)で精製することにより、表題化合物5.5gを微黄色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:0.88(3H,t,J=7.1Hz),1.20−1.35(8H,m),1.42−1.50(11H,m),1.58(6H,s),2.62(2H,t,J=7.1Hz),2.95−2.97(4H,m),7.02(1H,s).
(実施例303−3)
2−[(4−{2−[ヘプチル(4−ニトロフェニル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル
実施例303−2で合成される2−({4−[2−(ヘプチルアミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル0.40gおよび1−フルオロ−4−ニトロベンゼン0.14gをN,N−ジメチルホルムアミド10mLに溶解し、N,N−ジイソプロピルエチルアミン0.52mLを添加して80℃で4時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=7:3)で精製することにより、表題化合物0.20gを黄色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,270MHz)δ:0.89(3H,t,J=7.0Hz),1.19−1.47(8H,m),1.41(9H,s),1.49−1.68(8H,m),3.03(2H,t,J=7.3Hz),3.29(2H,t,J=7.3Hz),3.77(2H,t,J=7.0Hz),6.62(2H,d,J=9.2Hz),6.99(1H,s),8.11(2H,d,J=9.2Hz).
(実施例303−4)
2−[(4−{2−[ヘプチル(4−ニトロフェニル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例303−3で得られた2−[(4−{2−[ヘプチル(4−ニトロフェニル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル200mgをジクロロメタン5mLに溶解し、トリフルオロ酢酸5mLを加え室温で12時間撹拌した。反応液を減圧濃縮した後、残渣にヘキサンを加えることにより表題化合物108mgを淡黄色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3,270MHz)δ:0.83−0.97(3H,m),1.20−1.43(8H,m),1.50−1.75(8H,m),3.09(2H,t,J=7.0Hz),3.33(2H,t,J=7.5Hz),3.78(2H,t,J=7.5Hz),6.59(2H,d,J=7.0Hz),7.00(1H,s),8.13(2H,d,J=7.0Hz).
MS:466(M++1).
[実施例304]
2−[(4−{2−[1,3−ベンゾチアゾール−2−イル(ヘプチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例303−2で合成される2−({4−[2−(ヘプチルアミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび2−クロロ−1,3−ベンゾチアゾールを出発原料とし、実施例303−3および303−4と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,270MHz)δ:0.88(3H,t,J=7.0Hz),1.15−1.39(8H,m),1.53−1.75(8H,m),3.22(2H,t,J=7.0Hz),3.36(2H,t,J=7.5Hz),3.92(2H,t,J=7.5Hz),6.98−7.09(2H,m),7.20−7.34(1H,m),7.50−7.62(2H,m).
MS:478(M++1).
[実施例305]
2−[(4−{2−[(5−シアノピリジン−2−イル)(ヘプチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 トリフルオロ酢酸塩
実施例303−2で合成される2−({4−[2−(ヘプチルアミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび6−クロロニコチノニトリルを出発原料とし、実施例303−3と同様の操作により得られる化合物をジクロロメタンおよびトリフルオロ酢酸に付し、室温で12時間撹拌した。反応溶液を減圧濃縮後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;クロロホルム:メタノール=50:1)で精製することにより、表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,270MHz)δ:1H−NMR(CDCl3,270MHz)δ:0.85(3H,t,J=7.0Hz),1.13−1.35(8H,m),1.40−1.61(8H,m),2.98(2H,t,J=7.0Hz),3.37(2H,t,J=7.3Hz),3.81(2H,t,J=7.0Hz),6.67(1H,d,J=9.2Hz),7.48(1H,s),7.78(1H,dd,J=9.2,2.2Hz),8.46(1H,d,J=2.2Hz).
MS:447(M++1)。
[実施例306]
2−[(4−{2−[ヘプチル([1,3]オキサゾロ[4,5−b]ピリジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 トリフルオロ酢酸塩
実施例303−2で合成される2−({4−[2−(ヘプチルアミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび2−クロロ[1,3]オキサゾロ[4,5−b]ピリジンを出発原料とし、実施例303−3と同様の操作により得られる化合物をジクロロメタンおよびトリフルオロ酢酸に付し、室温で12時間撹拌した。反応溶液を減圧濃縮することにより、表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,270MHz)δ:0.78−0.96(3H,m),1.16−1.42(8H,m),1.53−1.78(8H,m),3.12−3.28(2H,m),3.50−3.67(2H,m),3.90−4.07(2H,m),7.08−7.25(2H,m),7.83(1H,d,J=7.3Hz),7.90−8.32(2H,m)
MS:478(M++1).
[実施例307]
2−[(4−{2−[1,3−ベンゾキサゾール−2−イル(ヘプチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 塩酸塩
実施例303−2で合成される2−({4−[2−(ヘプチルアミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび2−クロロ−1,3−ベンゾオキサゾールを出発原料とし、実施例303−3および303−4と同様の操作により得られる化合物をジエチルエーテルに溶解し、4mol/L塩酸−酢酸エチルを作用させることにより表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,270MHz)δ:0.88(3H,t,J=6.5Hz),1.13−1.35(8H,m),1.40−1.61(8H,m),2.98(2H,t,J=7.0Hz),3.37(2H,t,J=7.3Hz),3.81(2H,t,J=7.0Hz),6.67(1H,d,J=9.2Hz),7.48(1H,s),7.78(1H,dd,J=9.2,2.2Hz),8.46(1H,d,J=2.2Hz).
MS:462(M++1).
[実施例308]
2−[(4−{2−[(6−クロロ−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)(ヘプチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 塩酸塩
実施例303−2で合成される2−({4−[2−(ヘプチルアミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび2,6−ジクロロ−1,3−ベンゾチアゾールを出発原料とし、実施例303−3と同様の操作により得られる化合物をギ酸および4mol/L塩酸−酢酸エチルに付し、室温で12時間撹拌した。反応液を減圧濃縮することにより、表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,270MHz)δ:0.86(3H,t,J=6.5Hz),1.17−1.39(8H,m),1.45−1.65(8H,m),3.11(2H,t,J=6.8Hz),3.37(2H,t,J=6.8Hz),6.67(1H,d,J=9.2Hz),7.28(1H,dd,J=8.9,2.2Hz),7.42(1H,d,J=8.9Hz)7.55(1H,s),7.88(1H,d,J=2.2Hz).
MS:462(M++1).
[実施例309]
2−[(4−{2−[(3−シアノピリジン−2−イル)(ヘプチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 塩酸塩
実施例303−2で合成される2−({4−[2−(ヘプチルアミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび2−クロロニコチノニトリルを出発原料とし、実施例303−3および303−4と同様の操作により得られる化合物をジエチルエーテルに溶解し、4mol/L塩酸−酢酸エチルを作用させることにより表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,270MHz)δ:0.85(3H,t,J=7.0Hz),1.13−1.36(8H,m),1.42−1.62(8H,m),3.04(2H,t,J=6.7Hz),3.52(2H,t,J=6.7Hz),6.74(1H,dd,J=7.6,4.6Hz),7.47(1H,s),7.95(1H,dd,J=7.6,2.2Hz)8.35(1H,dd,J=4.6,2.2Hz).
MS:447(M++1).
[実施例310]
2−[(4−{2−[(4−シアノピリジン−2−イル)(ヘプチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 塩酸塩
実施例303−2で合成される2−({4−[2−(ヘプチルアミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび2−クロロイソニコチノニトリルを出発原料とし、実施例303−3および303−4と同様の操作により得られる化合物をジエチルエーテルに溶解し、4mol/L塩酸−酢酸エチルを作用させることにより表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,270MHz)δ:0.85(3H,t,J=7.0Hz),1.10−1.60(16H,m),2.98(2H,t,J=6.7Hz),3.35(2H,t,J=6.7Hz),6.89(1H,d,J=5.4Hz),7.16(1H,s),7.50(1H,s),8.22(1H,d,J=5.4Hz).
MS:447(M++1)。
[実施例311]
2−[(3−{2−[1,3−ベンゾキサゾール−2−イル(ヘプチル)アミノ]プロピル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
(実施例311−1)
2−({4−[3−(ヘプチルアミノ)プロピル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル
実施例33で合成される2−{[4−(3−アミノプロピル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル3.16gおよびトリエチルアミン1.68mLをジクロロメタン50mLに溶解し、氷冷化にてヘプタノイルクロリド1.62mLを加え、室温下1時間撹拌した。反応液に水を加え、有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をテトラヒドロフラン10mLに溶解し、氷冷下、1M−ボラン/テトラヒドロフラン錯体26.6mLを添加、その後室温にて12時間撹拌した。反応液を氷冷した後、メタノール30mLを滴下し、室温まで昇温して1時間撹拌した。反応液を減圧濃縮した後、ピペリジン30mLを加え60℃で3時間撹拌した。反応液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;クロロホルム:メタノール=50:1)で精製することにより、表題化合物2.86gを無色油状物として得た。
(実施例311−2)
2−[(3−{2−[1,3−ベンゾキサゾール−2−イル(ヘプチル)アミノ]プロピル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例311−1で合成される2−({4−[3−(ヘプチルアミノ)プロピル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび2−クロロ−1,3−ベンゾオキサゾールを出発原料とし、実施例303−3と同様の操作により得られる化合物をジクロロメタンおよびトリフルオロ酢酸に付し、室温で12時間撹拌した。反応溶液を減圧濃縮後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;クロロホルム:メタノール=50:1)で精製することにより、表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,270MHz)δ:0.89(3H,t,J=7.0Hz),1.18−1.43(8H,m),1.52−1.78(8H,m),2.09−2.25(2H,m),2.86(2H,t,J=7.6Hz),3.58(2H,t,J=7.6Hz),3.67(2H,t,J=7.6Hz),6.47(1H,brs),7.02(1H,s),7.01−7.54(4H,m).
MS:476(M++1).
[実施例312]
2−[(4−{2−[[(5−クロロ−1H−インドール−2−イル)カルボニル](ヘプチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
(実施例312−1)
2−[(4−{2−[[(5−クロロ−1H−インドール−2−イル)カルボニル](ヘプチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル
実施例303−2で得られた2−({4−[2−(ヘプチルアミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル400mgおよび5−クロロ−1H−インドール−2−カルボン酸196mgをN,N−ジメチルホルムアミド5mLに溶解し、N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N’−エチルカルボジイミド(EDC)の塩酸塩211mg、ヒドロキシベンゾトリアゾール(HOBT)168mgを順次添加し、室温下14時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣にエーテルを加え、表題化合物を白色粉末として得た。
(実施例312−2)
2−[(4−{2−[[(5−クロロ−1H−インドール−2−イル)カルボニル](ヘプチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例312−1で得られた2−[(4−{2−[[(5−クロロ−1H−インドール−2−イル)カルボニル](ヘプチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル270mgをギ酸5mLに溶解し、4N塩酸/酢酸エチル溶液5mLを加え室温で3時間撹拌した。反応液を減圧濃縮した後、残渣にエーテルを加えることにより表題化合物192mgを白色固体として得た。
1H−NMR(DMSO−d6,270MHz)δ:0.72−0.95(3H,m),1.10−1.66(16H,m),2.99−4.00(6H,m),6.65−6.96(1H,m),7.18(1H,dd,J=8.9,2.2Hz),7.43(1H,d,J=8.9Hz),7.55(1H,s),7.67(1H,d,J=2.2Hz),11.75(1H,s).
MS:522(M++1).
[実施例313]
2−[(4−{2−[(4−クロロベンゾイル)(ヘプチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例303−2で合成される2−({4−[2−(ヘプチルアミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび4−クロロ安息香酸を出発原料とし、実施例312と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:0.86−0.88(3H,m),1.14−1.64(16H,m),2.90−3.80(6H,m),6.87−7.12(1H,m),7.26−7.38(4H,m).
MS:483(M++1).
[実施例314]
2−[(4−{2−[[(2E)−3−(4−クロロフェニル)プロペ−2−ノイル](ヘプチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例303−2で合成される2−({4−[2−(ヘプチルアミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび(2E)−3−(4−クロロフェニル)アクリル酸を出発原料とし、実施例312と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,270MHz)δ:0.72−0.92(3H,m),1.11−1.60(16H,m),2.90−3.06(2H,m),3.20−3.87(4H,m),6.98−7.38(1H,m),7.42−7.53(4H,m),7.66−7.80(4H,m),12.91(1H,s).
MS:509(M++1).
[実施例315]
2−[(4−{2−[ヘプチル(キノリン−3−イルカルボニル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例303−2で合成される2−({4−[2−(ヘプチルアミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよびキノリン−3−カルボン酸を出発原料とし、実施例312と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,270MHz)δ:0.60−1.12(7H,m),1.11−1.70(14H,m),2.90−3.52(4H,m),3.57−3.85(2H,m),6.39−7.62(1H,m),7.75−8.34(5H,m),9.47(1H,s).
MS:500(M++1)。
[実施例316]
2−[(4−{2−[ヘプチル(キノキサリン−2−イルカルボニル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例303−2で合成される2−({4−[2−(ヘプチルアミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよびキノキサリン−2−カルボン酸を出発原料とし、実施例312−1と同様の操作により得られる化合物をジクロロメタンおよびトリフルオロ酢酸に付し、室温で12時間撹拌した。反応溶液を減圧濃縮後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;クロロホルム:メタノール=50:1)で精製することにより、表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,270MHz)δ:0.63−1.14(13H,m),1.21−1.42(8H,m),3.00−3.85(6H,m),7.38−7.72(3H,m),7.78−7.90(1H,m),7.96−8.10(2H,m),8.41−8.52(1H,m).
MS:500(M++1).
[実施例317]
2−{[4−(2−{ヘプチル[(2−フェニル−1,3−チアゾール−4−イル)カルボニル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
実施例303−2で合成される2−({4−[2−(ヘプチルアミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび2−フェニル−1,3−チアゾール−4−カルボン酸を出発原料とし、実施例312と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:0.82−0.89(3H,m),1.24−1.35(8H,m),1.58−1.67(8H,m),3.24−3.26(2H,m),3.47−3.70(2H,m),3.87−4.16(2H,m),6.90−7.15(1H,m),7.45−7.47(3H,m),7.88−7.99(3H,m).
MS:532(M++1).
[実施例318]
2−[(4−{2−[(ビフェニル−2−イルカルボニル)(ヘプチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例303−2で合成される2−({4−[2−(ヘプチルアミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよびビフェニル−2−カルボン酸を出発原料とし、実施例312−1と同様の操作により得られる化合物をジクロロメタンおよびトリフルオロ酢酸に付し、室温で12時間撹拌した。反応溶液を減圧濃縮し、残渣を高速液体クロマトグラフィー(溶出溶媒;0.05%トリフルオロ酢酸−水:0.05%トリフルオロ酢酸−アセトニトリル)で精製することにより表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,270MHz)δ:0.70−1.37(13H,m),1.62(6H,m),2.33−3.96(5H,m),3.13−4.02(3H,m),6.65−6.77(1H,m),7.03−7.52(9H,m).
MS:525(M++1).
[実施例319]
2−[(4−{2−[3−(2,4−ジフルオロフェニル)−1−ヘプチルウレイド]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
(実施例319−1)
2−[(4−{2−[3−(2,4−ジフルオロフェニル)−1−ヘプチルウレイド]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル
実施例303−2で合成される2−({4−[2−(ヘプチルアミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル1.2gに2,4−ジフルオロイソシアネート0.40mLおよびピリジン0.25mLを加え、室温にて一晩撹拌した。反応液を水に注下し、酢酸エチルで抽出し、飽和食塩水で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒ヘキサン−酢酸エチル=4:1)に付し、表題化合物0.77gを淡褐色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:0.88(2H, t,J=6.6Hz),1.24−1.30(8H,m),1.43(9H,s),1.56(3H,s),1.57(3H,s),1.55−1.58(2H,m),3.08(2H,t,J=7.2Hz),3.22(2H, t,J=7.2Hz),3.70(2H, t,J=7.5Hz),6.62(1H,brs),6.81−6.87(2H,m),7.09(1H,s),7.95−8.00(1H, m).
MS:556(M++1).
(実施例319−2)
2−[(4−{2−[3−(2,4−ジフルオロフェニル)−1−ヘプチルウレイド]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例319−1で得られる2−[(4−{2−[3−(2,4−ジフルオロフェニル)−1−ヘプチルウレイド]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル0.67gに、ギ酸10mLを加え、室温にて一晩撹拌し、50℃にて3時間、70℃にて4時間さらに撹拌した。反応液を水に注下し、酢酸エチルで抽出し、飽和食塩水で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒ヘキサン−酢酸エチル=1:1)に付し、表題化合物0.55gを淡褐色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:0.89(2H, t,J=7.2Hz),1.24−1.32(8H,m),1.57−1.64(2H,m),1.64(6H,s),3.09(2H,t,J=7.2Hz),3.24(2H, t,J=7.2Hz),3.70(2H, t,J=7.2Hz),6.45(1H,d,J=3.0Hz),6.80−6.88(2H,m),7.07(1H,s),7.94−8.01(1H, m).
MS:500(M++1).
[実施例320]
2−({4−[2−(3−シクロヘキシル−1−ヘプチルウレイド)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸 ジシクロヘキシルアミン塩
実施例303−2で合成される2−({4−[2−(ヘプチルアミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよびシクロヘキシルイソシアナートを出発原料とし、実施例319と同様の操作に付し、ジシクロヘキシルアミンを作用させることにより表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,270MHz)δ:0.85(3H,t,J=6.8Hz),0.96−2.04(46H,m),2.77−3.72(9H,m),7.26(1H,s)
MS:470(M++1)。
[実施例321]
2−({4−[3−(3−シクロヘキシル−1−ペプチルウレイド)プロピル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸 ジシクロヘキシルアミン塩
実施例311−1で合成される2−({4−[3−(ヘプチルアミノ)プロピル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよびシクロヘキシルイソシアナートを出発原料とし、実施例319と同様の操作に付し、ジシクロヘキシルアミンを作用させることにより表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,270MHz)δ:0.88(3H,t,J=6.7Hz),1.02−2.12(36H,m),2.77(2H,t,J=7.0Hz),2.88−3.06(2H,m),3.14(2H,t,J=7.6Hz),3.27(2H,t,J=7.6Hz),3.54−3.72(1H,m),4.40(1H,d,J=7.6Hz),6.96(1H,s)
MS:484(M++1).
[実施例322]
2−[4−(2−{[3−シクロヘキシル−1−(4−シクロヘキシルブチル)ウレイド]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 ジシクロヘキシルアミン塩
(実施例322−1)
2−({4−[2−(4−シクロヘキシルブチルアミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル
実施例7で合成される2−{[4−(2−アミノエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル1.51gおよび4−シクロヘキシルブタン酸0.85gをN,N−ジメチルホルムアミド10mLに溶解し、N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N’−エチルカルボジイミド(EDC)の塩酸塩1.05g、ヒドロキシベンゾトリアゾール(HOBT)の1水和物0.85gを順次添加し、室温下5時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=2:1)で精製することにより、反応液を直接シリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=1:1)で精製することにより、2−({4−[2−(4−シクロヘキシルブタノイルアミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル2.2gを無色油状物として得た。えられた化合物を2.2gをテトラヒドロフラン10mLに溶解し、氷冷下、1M−ボラン/テトラヒドロフラン錯体19.5mLを添加、その後室温にて12時間撹拌した。反応液を氷冷した後、メタノール30mLを滴下し、室温まで昇温して1時間撹拌した。反応液を減圧濃縮した後、ピペリジン30mLを加え50℃で3時間撹拌した。反応液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;クロロホルム:メタノール=50:1)で精製することにより、表題化合物1.2gを無色油状物として得た。
(実施例322−2)
2−[4−(2−{[3−シクロヘキシル−1−(4−シクロヘキシルブチル)ウレイド]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 ジシクロヘキシルアミン塩
実施例322−1で得られる2−({4−[2−(4−シクロヘキシルブチルアミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよびシクロヘキシルイソシアナートを出発原料とし、実施例319−1と同様の操作により得られる化合物をジクロロメタンおよびトリフルオロ酢酸に付し、室温で12時間撹拌した。反応溶液を減圧濃縮し、残渣を高速液体クロマトグラフィー(溶出溶媒;0.05%トリフルオロ酢酸−水:0.05%トリフルオロ酢酸−アセトニトリル)で精製することにより表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,270MHz)δ:0.75−1.99(33H,m),2.94−3.18(4H,m),3.50−3.70(3H,m),4.24(1H,m),7.04(1H,s)
MS:510(M++1).
[実施例323]
2−[4−(2−{[1−ヘプチル−3−(3−ピリジル)ウレイド]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
ニコチン酸148mgをトルエン8mLに溶解し、トリエチルアミン0.2mLおよびジフェニルリン酸アジド0.28mLを加えて一時間還流し、3−ピリジルイソシアナートを調製した。反応液を室温まで冷却し、実施例303−2で合成される2−({4−[2−(ヘプチルアミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル400mgを加えて一時間攪拌した。反応液を酢酸エチルで希釈し、水で洗浄した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;酢酸エチル:ヘキサン=1:9)で精製することにより2−[4−(2−{[1−ヘプチル−3−(3−ピリジル)ウレイド]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル0.43gを無色油状物として得た。
得られた化合物0.43gをジクロロメタン5mLに溶解し、トリフルオロ酢酸2mLを加え室温で20時間撹拌した。反応液を濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=1:1〜0:1)で精製することにより、表題化合物380mgを無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,400MHz)δ:0.88(3H,t,J=6.9Hz),1.18−1.35(8H,m),1.52−1.68(8H,m),3.11(2H,t,J=6.8Hz),3.34(2H,t,J=6.8Hz),3.76(2H,t,J=6.8Hz),7.18(1H,s),7.76(1H,dd,J=5.6,8.8Hz),8.32(1H,d,J=5.6Hz),8.76(1H,brs),8.86(1H,d,J=8.8Hz),9.22(1H,s).
MS:465(M++1).
[実施例324]
2−[4−(2−{[1−ヘプチル−3−(4−ピリジル)ウレイド]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
イソニコチン酸および実施例303−2で合成される2−({4−[2−(ヘプチルアミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルを出発原料とし、実施例323と同様の操作により得られる化合物を高速液体クロマトグラフィー(溶出溶媒;0.05%トリフルオロ酢酸−水:0.05%トリフルオロ酢酸−アセトニトリル)で精製することにより表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,400MHz)δ:0.88(3H,t,J=6.9Hz),1.19−1.37(8H,m),1.50−1.65(8H,m),3.10(2H,t,J=6.4Hz),3.33(2H,t,J=6.8Hz),3.82(2H,t,J=6.8Hz),7.15(1H,s),8.09(1H,d,J=6.8Hz),8.33(1H,d,J=8.8Hz),9.93(1H,s).
MS:465(M++1).
[実施例325]
2−[4−(2−{[1−ヘプチル−3−(5―メチルチオフェン−2―イル)ウレイド]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
5―メチルチオフェンカルボン酸およびおよび実施例303−2で合成される2−({4−[2−(ヘプチルアミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルを出発原料とし、実施例323と同様の操作により得られる化合物を高速液体クロマトグラフィー(溶出溶媒;0.05%トリフルオロ酢酸−水:0.05%トリフルオロ酢酸−アセトニトリル)で精製することにより表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,400MHz)δ:0.80−0.91(3H,m),1.10−1.35(8H,m),1.50−1.70(8H,m),2.37(3H,s),3.06(2H,t,J=6.8Hz),3.22(2H,t,J=7.6Hz),3.67(2H,t,J=6.8Hz),6.36(1H,d,J=3.6Hz),6.43(1H,d,J=3.6Hz),7.01(1H,s),7.06(1H,s).
MS:484(M++1)。
[実施例326]
2−{[4−(2−{(5−エチルピリミジン−2−イル)[(1−フェニル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
(参考例15)
3−アミノ−1−フェニル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸 エチルエステル
2−(エトキシメチレン)−2−シアノ酢酸 エチルエステル78.2gおよびフェニルヒドラジン50.0gをエタノール500mLに溶解し、3時間還流した。冷却後、反応液を減圧下濃縮し、残渣にヘキサン500mLを加えて懸濁洗浄し、濾過して得られた固体を減圧乾燥することで表題化合物86.0gを白色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.36(3H,t,J=7.5Hz),4.31(2H,q,J=7.5Hz),5.31(2H,brs),7.38−7.54(5H,m),7.79(1H,s).
(参考例16)
1−フェニル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸 エチルエステル
参考例15で合成される3−アミノ−1−フェニル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸 エチルエステル64.8gをテトラヒドロフラン500mLに溶解し、亜硝酸イソアミル98.5gを加えて65℃で3時間撹拌した。冷却後、反応液を減圧下濃縮し、残渣にヘキサン500mLを加えて懸濁洗浄し、濾過して得られた固体を減圧乾燥することで表題化合物43.0gを白色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.38(3H,t,J=7.5Hz),4.35(2H,q,J=7.5Hz),7.36(1H,t,J=7.7Hz),7.49(2H,t,J=7.7Hz),7.71(2H,d,J=7.7Hz),8.11(1H,s),8.41(1H,s).
(参考例17)
(1−フェニル−1H−ピラゾール−4−イル)メタノール
水素化アルミニウムリチウム3.51gをテトラヒドロフラン200mLに懸濁し、氷冷下、参考例16で合成される1−フェニル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸 エチルエステル20gを添加し、その後室温にて1.5時間撹拌した。反応液を氷冷した後、水7mL、1mol/L水酸化ナトリウム水溶液3.5mLを順次滴下し、室温まで昇温して30分間撹拌した。反応液に無水硫酸ナトリウムを加えてセライト濾過し、濾液を減圧濃縮した。残渣にジエチルエーテル30mLおよびヘキサン30mLを加えて懸濁洗浄し、濾過して得られる固体を減圧乾燥することで表題化合物14.8gを白色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.61(1H,t,J=4.8Hz),4.68(2H,d,J=4.8Hz),7.29(1H,t,J=7.7Hz),7.45(2H,t,J=7.7Hz),7.67(2H,d,J=7.7Hz),7.72(1H,s),7.93(1H,s).
(参考例18)
4−(クロロメチル)−1−フェニル−1H−ピラゾール
参考例17で合成される(1−フェニル−1H−ピラゾール−4−イル)メタノール6.3gをジクロロメタン100mLに溶解し、氷冷後、塩化チオニル5.59gを添加し、0℃で2時間撹拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出した。飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=4:1)で精製することにより、表題化合物7.4gを白色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:4.62(2H,s),7.30(1H,t,J=8.4Hz),7.46(2H,t,J=8.4Hz),7.66(2H,d,J=8.4Hz),7.74(1H,s),7.96(1H,s).
以下、同様の方法にて、種々の置換フェニルヒドラジンを用いることにより、4−(クロロメチル)−1−(4―メチルフェニル)−1H−ピラゾール、4−(クロロメチル)−1−(3―メチルフェニル)−1H−ピラゾール、4−(クロロメチル)−1−(2―メチルフェニル)−1H−ピラゾール、4−(クロロメチル)−1−(4―クロロフェニル)−1H−ピラゾール、4−(クロロメチル)−1−(4―フルオロフェニル)−1H−ピラゾール、シクロヘキシルヒドラジンを用いることで4−(クロロメチル)−1−シクロヘキシル−1H−ピラゾールを、ピリジルヒドラジンを用いることで4−(クロロメチル)−1−(2−ピリジル)−1H−ピラゾールを得た。
(実施例326−1)
2−{[4−(2−{(5−エチルピリミジン−2−イル)[(1−フェニル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル
実施例265−1で合成される2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル7.0gおよび参考例18で合成される4−(クロロメチル)−1−フェニル−1H−ピラゾール3.47gをN,N−ジメチルホルムアミド80mLに溶解し、カリウムtert−ブトキシド2.32gを添加し、室温で8時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=4:1〜3:1)で精製することにより、表題化合物7.30gを無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.22(3H,t,J=7.5Hz),1.44(9H,s),1.58(6H,s),2.49(2H,q,J=7.5Hz),3.11(2H,t,J=7.5Hz),3.95(2H,t,J=7.5Hz),4.61(2H,s),7.00(1H,s),7.24(1H,t,J=7.6Hz),7.41(2H,t,J=7.6Hz),7.63−7.66(3H,m),7.90(1H,s),8.22(2H,s).
(実施例326−2)
2−{[4−(2−{(5−エチルピリミジン−2−イル)[(1−フェニル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
実施例326−1で得られた2−{[4−(2−{(5−エチルピリミジン−2−イル)[(1−フェニル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル7.3gをジクロロメタン80mLに溶解し、トリフルオロ酢酸20mLを加え室温で20時間撹拌した。反応液を減圧濃縮した後、酢酸エチルを加え、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄した(この時、目的物は酢酸エチル層に抽出されている)。10%クエン酸水溶液、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=1:1〜0:1)で精製することにより、表題化合物5.0gを白色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.22(3H,t,J=7.5Hz),1.62(6H,s),2.49(2H,q,J=7.5Hz),3.09(2H,t,J=7.1Hz),3.93(2H,t,J=7.1Hz),4.70(2H,s),6.94(1H,s),7.21−7.26(1H,m),7.39−7.45(2H,m),7.64−7.68(3H,m),7.95(1H,s),8.22(2H,s).
MS:509(M++1).
[実施例327]
2−{[4−(2−{(5−エチルピリミジン−2−イル)[(6−フェニルピリジン−3−イル)メチル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 塩酸塩
(参考例19)
6−フェニルニコチン酸 エチルエステル
窒素雰囲気下、6−クロロニコチン酸 エチルエステル24.0gおよびフェニルホウ酸23.6gをジオキサン200mLおよび2M炭酸ナトリウム水溶液100mLに溶解し、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム7.0gを加え8時間還流した。反応液を冷却し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=7:1〜5:1)で精製することにより、表題化合物25.5gを白色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.43(3H,t,J=7.0Hz),4.43(2H,q,J=7.0Hz),7.45−7.53(3H,m),7.81(1H,d,J=8.3Hz),8.04−8.07(2H,m),8.34(1H,dd,J=2.2,8.3Hz),9.29(1H,s).
(参考例20)
(6−フェニルピリジン−3−イル)メタノール
水素化アルミニウムリチウム3.50gをテトラヒドロフラン200mLに懸濁し、氷冷下、参考例19で合成される6−フェニルニコチン酸 エチルエステル21.0gを添加し、その後室温にて12時間撹拌した。反応液を氷冷した後、水5mL、1mol/L水酸化ナトリウム水溶液10mLを順次滴下し、室温まで昇温して1時間撹拌した。反応液に無水硫酸ナトリウムを加えてセライト濾過し、濾液を減圧濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=1:1〜1:3)で精製することにより、表題化合物17.0gを無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:2.21(1H,brs),4.75(2H,s),7.41−7.48(3H,m),7.70−7.79(2H,m),7.95−7.99(2H,m),8.64(1H,s).
(参考例21)
5−(クロロメチル)−2−フェニルピリジン
参考例20で合成される(6−フェニルピリジン−3−イル)メタノール15.0gをジクロロメタン150mLに溶解し、氷冷後、塩化チオニル12.5gを添加し、0℃で2時間撹拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出した。飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=4:1)で精製することにより、表題化合物13.5gを白色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:4.64(2H,s),7.42−7.51(3H,m),7.72−7.80(2H,m),7.97−8.01(2H,m),8.69(1H,s).
(実施例327−1)
2−{[4−(2−{(5−エチルピリミジン−2−イル)[(6−フェニルピリジン−3−イル)メチル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル
実施例265−1で合成される2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル600mgおよび参考例21で合成される5−(クロロメチル)−2−フェニルピリジン360mgをN,N−ジメチルホルムアミド10mLに溶解し、カリウムtert−ブトキシド200mgを添加し、室温で3時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=5:2〜2:1)で精製することにより、表題化合物740mgを無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.21(3H,t,J=7.6Hz),1.42(9H,s),1.57(6H,s),2.49(2H,q,J=7.5Hz),3.13(2H,t,J=6.9Hz),3.98(2H,t,J=6.9Hz),4.78(2H,s),7.00(1H,s),7.38−7.48(3H,m),7.60−7.63(2H,m),7.93−7.97(2H,m),8.20(2H,s),8.58(1H,s).
(実施例327−2)
2−{[4−(2−{(5−エチルピリミジン−2−イル)[(6−フェニルピリジン−3−イル)メチル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 塩酸塩
実施例327−1で得られた2−{[4−(2−{(5−エチルピリミジン−2−イル)[(6−フェニルピリジン−3−イル)メチル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル740mgをジクロロメタン10mLに溶解し、トリフルオロ酢酸4mLを加え室温で20時間撹拌した。反応液を減圧濃縮した後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=1:1〜0:1)で精製した。得られた化合物をジエチルエーテル10mLに溶解し、4mol/L塩酸−酢酸エチル2mLを加え、室温下1時間撹拌した。析出した固体を濾取することにより表題化合物220mgを白色固体として得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.16(3H,t,J=7.2Hz),1.50(6H,s),2.48(2H,q,J=7.2Hz),3.08(2H,t,J=7.2Hz),4.03(2H,t,J=7.2Hz),4.92(2H,s),7.49(1H,s),7.57−7.61(3H,m),8.08−8.11(2H,m),8.19(2H,s),8.34(2H,s),8.66(1H,s).
MS:520(M++1).
[実施例328]
2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)(ペンチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 臭化水素酸塩
実施例265−1で合成される2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび1−ヨードペンタンを出発原料とし、実施例326と同様の操作により得られる化合物をジエチルエーテルに溶解し、30%臭化水素酸−酢酸を作用させることにより表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,400MHz)δ:0.86(3H,t,J=6.9Hz),1.16(3H,t,J=7.5Hz),1.20−1.30(4H,m),1.43−1.58(8H,m),2.47−2.53(2H,m),3.03(2H,t,J=7.0Hz),3.44(2H,t,J=7.6Hz),3.89(2H,t,J=7.0Hz),7.50(1H,s),8.39(2H,s).
MS:423(M++1).
[実施例329]
2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)(ヘキシル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 臭化水素酸塩
実施例265−1で合成される2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび1−ヨードへキサンを出発原料とし、実施例326と同様の操作により得られる化合物をジエチルエーテルに溶解し、30%臭化水素酸−酢酸を作用させることにより表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,400MHz)δ:0.856(3H,t,J=7.0Hz),1.16(3H,t,J=7.7Hz),1.20−1.30(6H,m),1.42−1.54(8H,m),2.44−2.53(2H,m),3.03(2H,t,J=6.8Hz),3.40−3.47(2H,m),3.90(2H,t,J=6.8Hz),7.50(1H,s),8.40(2H,s).
MS:437(M++1).
[実施例330]
2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)(オクチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 臭化水素酸塩
実施例265−1で合成される2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび1−ヨードオクタンを出発原料とし、実施例326と同様の操作により得られる化合物をジエチルエーテルに溶解し、30%臭化水素酸−酢酸を作用させることにより表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,400MHz)δ:0.87(3H,t,J=7.2Hz),1.17−1.45(10H,m),1.62−1.81(8H,m),2.65(2H,t,J=7.2Hz),3.54−3.65(2H,m),4.05−4.25(4H,m),8.29(1H,s),8.67(1H,s),9.05(1H,s).
MS:465(M++1)。
[実施例331]
2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)(ノニル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 臭化水素酸塩
実施例265−1で合成される2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび1−ヨードノナンを出発原料とし、実施例326と同様の操作により得られる化合物をジエチルエーテルに溶解し、30%臭化水素酸−酢酸を作用させることにより表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,400MHz)δ:0.87(3H,t,J=7.2Hz),1.19−1.44(12H,m),1.60−1.81(8H,m),2.65(2H,t,J=7.2Hz),3.55−3.68(2H,m),4.03−4.25(4H,m),8.29(1H,s),8.67(1H,s),8.98(1H,s).
MS:479(M++1).
[実施例332]
2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)(4−メチルペンチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 臭化水素酸塩
実施例265−1で合成される2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび4−メチルペンタノールを出発原料として非特許文献[Tetrahedron,38,11461(1998)]を参考にして合成される1−ヨード−4−メチルペンタンを用いて、実施例326と同様の操作により得られる化合物をジエチルエーテルに溶解し、30%臭化水素酸−酢酸を作用させることにより表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,400MHz)δ:0.87(3H,t,J=7.0Hz),1.10−1.18(5H,m),1.48−1.55(9H,m),2.47−2.55(9H,m),3.03(2H,t,J=7.0Hz),3.41(2H,t,J=7.0Hz),3.90(2H,t,J=7.0Hz),7.52(1H,s),8.41(1H,s).
MS:437(M++1).
[実施例333]
2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)(5−メチルヘキシル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 臭化水素酸塩
実施例265−1で合成される2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび5−メチルヘキサノールを出発原料として非特許文献[Tetrahedron,38,11461(1998)]を参考にして合成される1−ヨード−5−メチルヘキサンを用いて、実施例326と同様の操作により得られる化合物をジエチルエーテルに溶解し、30%臭化水素酸−酢酸を作用させることにより表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,400MHz)δ:0.84(3H,t,J=7.0Hz),1.10−1.29(7H,m),1.46−1.51(9H,m),2.48−2.55(2H,m),3.03(2H,t,J=7.0Hz),3.44(2H,t,J=7.0Hz),3.91(2H,t,J=7.0Hz),7.53(1H,s),8.44(1H,s).
MS:451(M++1).
[実施例334]
2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)(6―メチルヘプチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 臭化水素酸塩
実施例265−1で合成される2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび6−メチルヘプタノールを出発原料として非特許文献[Tetrahedron,38,11461(1998)]を参考にして合成される6−メチル−1−ヨードヘプタンを用いて、実施例326と同様の操作により得られる化合物をジエチルエーテルに溶解し、30%臭化水素酸−酢酸を作用させることにより表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,400MHz)δ:0.82−0.95(8H,m),0.97−1.60(16H,m),2.50−2.54(2H,m),3.03(2H,t,J=7.0Hz),3.37−3.46(2H,m),3.85−3.91(2H,m),7.52(1H,s),8.40(1H,s),8.47(1H,s).
MS:465(M++1).
[実施例335]
2−({4−[2−((5−エチルピリミジン−2−イル){[1−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル]メチル}アミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸 塩酸塩
実施例265−1で合成される2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび参考例16〜18と同様に合成される4−(クロロメチル)−1−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾールを出発原料とし、実施例327と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,400MHz)δ:1.16(3H,t,J=7.7Hz),1.50(6H,s),2.47(2H,q,J=7.7Hz),3.05(2H,t,J=7.1Hz),3.92(2H,t,J=7.1Hz),4.64(2H,s),7.28−7.34(2H,m),7.50(1H,s),7.67(1H,s),7.79−7.83(2H,m),8.35(2H,s),8.39(1H,s).
MS:527(M++1)。
[実施例336]
2−[(4−{2−[{[1−(4−クロロフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル]メチル}(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 塩酸塩
実施例265−1で合成される2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび参考例16〜18と同様に合成される4−(クロロメチル)−1−(4−クロロフェニル)−1H−ピラゾールを出発原料とし、実施例327と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,400MHz)δ:1.15(3H,t,J=7.6Hz),1.50(6H,s),2.45(2H,q,J=7.6Hz),3.03(2H,t,J=7.0Hz),3.90(2H,t,J=7.0Hz),4.62(2H,s),7.48(1H,s),7.53(2H,d,J=7.0Hz),7.68(1H,s),7.82(2H,d,J=7.0Hz),8.31(2H,s),8.41(1H,s).
MS:534(M++1).
[実施例337]
2−({4−[2−((5−エチルピリミジン−2−イル){[1−(4−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル]メチル}アミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸 塩酸塩
実施例265−1で合成される2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび参考例16〜18と同様に合成される4−(クロロメチル)−1−(4−メチルフェニル)−1H−ピラゾールを出発原料とし、実施例327と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,400MHz)δ:1.15(3H,t,J=7.5Hz),1.50(6H,s),2.32(3H,s),2.46(2H,q,J=7.5Hz),3.03(2H,t,J=7.0Hz),3.90(2H,t,J=7.0Hz),4.62(2H,s),7.26(2H,d,J=8.4Hz),7.49(1H,s),7.63(1H,s),7.65(2H,d,J=8.4Hz),8.32(2H,s).
MS:523(M++1).
[実施例338]
2−({4−[2−((5−エチルピリミジン−2−イル){[1−(3−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル]メチル}アミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸 塩酸塩
実施例265−1で合成される2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび参考例16〜18と同様に合成される4−(クロロメチル)−1−(3−メチルフェニル)−1H−ピラゾールを出発原料とし、実施例327と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,400MHz)δ:1.15(3H,t,J=7.5Hz),1.50(6H,s),2.36(3H,s),2.47(2H,q,J=7.5Hz),3.04(2H,t,J=7.1Hz),3.92(2H,t,J=7.1Hz),4.63(2H,s),7.08−7.10(1H,m),7.34(1H,t,J=7.8Hz),7.50(1H,s),7.56−7.65(3H,m),8.34(2H,s),8.38(1H,s).
MS:523(M++1).
[実施例339]
2−({4−[2−((5−エチルピリミジン−2−イル){[1−(2−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル]メチル}アミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸 塩酸塩
実施例265−1で合成される2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび参考例16〜18と同様に合成される4−(クロロメチル)−1−(2−メチルフェニル)−1H−ピラゾールを出発原料とし、実施例327と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,400MHz)δ:1.16(3H,t,J=7.9Hz),1.50(6H,s),2.17(3H,s),2.46−2.51(2H,m),3.04(2H,t,J=7.0Hz),3.93(2H,t,J=7.0Hz),4.69(2H,s),7.30−7.38(4H,m),7.51(1H,s),7.67(1H,s),8.00(1H,s),8.39(2H,s).
MS:523(M++1).
[実施例340]
2−{[4−(2−{(5−エチルピリミジン−2−イル)[(1−ピリジン−2−イル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 塩酸塩
実施例265−1で合成される2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび参考例16〜18と同様に合成される2−[4−(クロロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]ピリジンを出発原料とし、実施例327と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,400MHz)δ:1.16(3H,t,J=7.7Hz),1.50(6H,s),2.46−2.51(2H,m),3.05(2H,t,J=7.0Hz),3.94(2H,t,J=7.0Hz),4.68(2H,s),7.33(2H,dd,J=4.7,7.0Hz),7.51(1H,s),7.77(1H,s),8.37−8.54(4H,m).
MS:510(M++1)。
[実施例341]
2−[(4−{2−[[(1−シクロヘキシル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル](5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 塩酸塩
実施例265−1で合成される2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび参考例16〜18と同様に合成される4−(クロロメチル)−1−シクロヘキシル−1H−ピラゾールを出発原料とし、実施例327と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,400MHz)δ:1.08−1.41(6H,m),1.50(6H,s),1.58−2.00(7H,m),2.47−2.54(2H,m),2.99(2H,t,J=6.5Hz),3.86(2H,t,J=6.5Hz),4.05(1H,s),4.57(2H,s),7.39(1H,s),7.49(1H,s),7.72(2H,s).
MS:515(M++1).
[実施例342]
2−({4−[2−((5−エチルピリミジン−2−イル){[1−(2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−イル]メチル}アミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸 塩酸塩
(参考例22)
4−(クロロメチル)−1−(2−チエニル)−1H−ピラゾール
1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル7.0gと2−ヨードチオフェン10.5gをDMSO50mLに溶解し、炭酸カリウム6.91gおよび銅粉31.7mgを加え、150℃で6時間攪拌した。反応液を80℃に冷却し、ブロモエタン2mLを加えて2時間攪拌後、室温まで冷却した。反応液を酢酸エチルで希釈し、水で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=9:1)で精製することにより1−(2−チエニル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸 エチルエステル2.23gを白色固体として得た。得られた化合物を参考例17〜18と同様の反応に付して表題化合物を得た。
実施例265−1で合成される2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび参考例22で合成される4−(クロロメチル)−1−(2−チエニル)−1H−ピラゾールを出発原料とし、実施例327と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,400MHz)δ:1.16(3H,t,J=7.4Hz),1.51(6H,s),2.49(2H,q,J=7.4Hz),3.06(2H,t,J=7.0Hz),3.94(2H,t,J=7.0Hz),4.64(2H,s),6.96−7.00(1H,m),7.23−7.26(1H,m),7.52(1H,s),7.64(1H,s),8.33(1H,s),8.39(2H,s).
MS:515(M++1).
[実施例343]
2−{[4−(2−{(5−エチルピリミジン−2−イル)[(1−イソブチル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 塩酸塩
(参考例23)
4−(クロロメチル)−1−(2−メチルプロピル)−1H−ピラゾール
1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル5.0gをDMF50mLに溶解し、60%水素化ナトリウム1.57gを加えて0℃にて30分攪拌し、続いてヨウ化イソブチル4.7mLを加えて14時間攪拌した。反応液に水を加えた後、酢酸エチルで抽出し、有機層を水で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=8:2)で精製することにより1−(2―メチルプロピル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸 エチルエステル6.0gを油状物として得た。得られた化合物を参考例17〜18と同様の反応に付して表題化合物を得た。
同様にして、1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステルとヨウ化ブチルを用い4−(クロロメチル)−1−(2−メチルプロピル)−1H−ピラゾールを、1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステルとベンジルブロミドを用い4−(クロロメチル)−1−(フェニルメチル)−1H−ピラゾールを得た。
実施例265−1で合成される2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび参考例23で合成される4−(クロロメチル)−1−イソブチル−1H−ピラゾールを出発原料とし、実施例327と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,400MHz)δ:0.78(6H,d,J=6.6Hz),1.16(3H,t,J=7.4Hz),1.51(6H,s),2.00−2.08(1H,m),2.46−2.55(2H,m),3.00(2H,t,J=7.4Hz),3.83−3.89(4H,m),4.60(2H,s),7.43(1H,s),7.50(1H,s),7.69(1H,s),8.39(2H,s).
MS:489(M++1).
[実施例344]
2−[(4−{2−[[(1−ブチル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル](5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 塩酸塩
実施例265−1で合成される2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび参考例23と同様に合成される1−ブチル−4−(クロロメチル)−1H−ピラゾールを出発原料とし、実施例327と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,400MHz)δ:0.84(3H,t,J=7.0Hz),1.13−2.26(5H,m),1.34(6H,s),1.64−1.72(2H,m),2.47−2.68(2H,m),2.99(2H,m),2.85(2H,m)4.02(2H,t,J=7.0Hz),4.57(2H,s),7.39(1H,s),7.48(1H,s),7.68(1H,s),8.36(2H,s).
MS:515(M++1).
[実施例345]
2−[(4−{2−[[(1−ベンジル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル](5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 塩酸塩
実施例265−1で合成される2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび参考例23と同様に合成される1−ベンジル−4−(クロロメチル)−1H−ピラゾールを出発原料とし、実施例327と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,400MHz)δ:1.15(3H,t,J=7.8Hz),1.56(6H,s),2.50(2H,t,J=7.8Hz),2.90−3.03(2H,m),3.80−3.88(2H,m),4.56(2H,s),5.26(2H,s),7.16−7.45(7H,m),7.77(1H,s),8.34(2H,s).
MS:523(M++1)。
[実施例346]
2−{[4−(2−{(5−エチルピリミジン−2−イル)[(2E)−3−フェニルプロペ−2−エン−1−イル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
実施例265−1で合成される2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび臭化シンナミルを出発原料とし、実施例326と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,400MHz)δ:1.21(3H,t,J=7.9Hz),1.63(6H,s),2.48(2H,t,J=7.9Hz),3.13(2H,t,J=7.0Hz),3.93(2H,t,J=7.0Hz),4.33(2H,d,J=4.7Hz),6.17−6.25(1H,m),6.50(1H,d,J=16.4Hz),6.96(1H,s),7.18−7.37(6H,m),8.20(2H,s).
MS:469(M++1).
[実施例347]
2−{[4−(2−{(5−エチルピリミジン−2−イル)[(2E)−3−(4−フルオロフェニル)プロプ−2−エン−1−イル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
(参考例24)
(2E)−3−(4−フルオロフェニル)プロプ−2−エン−1−オール
4−フルオロ桂皮酸10gをテトラヒドロフラン120mLに溶解し、氷冷下、トリエチルアミン10.12mLおよびクロロギ酸エチル6.92mLを滴下し、1時間撹拌した。反応溶液に水素化ホウ素ナトリウム6.87gの水60mL溶液を滴下し、室温で一晩撹拌した。1mol/L塩酸水溶液200mLを加え、酢酸エチルで抽出した。飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水で順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=5:1〜1:1)で精製することにより、表題化合物9.36gを白色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:4.31−4.33(2H,m),6.24−6.33(1H,m),6.59(1H,d,J=15.9Hz),6.98−7.04(2H,m),7.33−7.38(2H,m).
(参考例25)
1−[(1E)−3−クロロプロプ−1−エン−1−イル]−4−フルオロベンゼン
参考例24で合成される(2E)−3−(4−フルオロフェニル)プロプ−2−エン−1−オール1.36gをジクロロメタン45mLに溶解し、氷冷下、ピリジン0.78gおよび塩化チオニル0.72mLを添加し、30分間撹拌した。ジクロロメタンで希釈し、水、飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン)で精製することにより、表題化合物1.1gを無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:4.23(2H,d,J=6.3Hz),6.19−6.29(1H,m),6.62(1H,d,J=15.6Hz),6.99−7.05(2H,m),7.33−7.38(2H,m).
実施例265−1で合成される2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび参考例25で合成される1−[(1E)−3−クロロプロプ−1−エン−1−イル]−4−フルオロベンゼンを出発原料とし、実施例326と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.26(3H,t,J=7.6Hz),1.61(6H,s),2.57(2H,q,J=7.6Hz),3.15(2H,t,J=7.0Hz),4.02(2H,t,J=7.0Hz),4.40(2H,d,J=6.1Hz),6.04−6.14(1H,m),6.57(1H,d,J=15.8Hz),6.96−7.01(2H,m),7.07(1H,s),7.26−7.36(2H,m),8.39(2H,s).
MS:487(M++1).
[実施例348]
2−[(4−{2−[[(2E)−3−(4−クロロフェニル)プロプ−2−エン−1−イル](5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例265−1で合成される2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび4−クロロ桂皮酸を出発原料とした参考例24および参考例24〜25と同様の操作により合成される1−クロロ−4−[(1E)−3−クロロプロプ−1−エン−1−イル]ベンゼンを用いて、実施例326と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.21(3H,t,J=7.5Hz),1.63(6H,s),2.48(2H,q,J=7.5Hz),3.13(2H,t,J=7.2Hz),3.92(2H,t,J=7.2Hz),4.32(2H,d,J=6.0Hz),6.13−6.22(1H,m),6.46(1H,d,J=15.9Hz),6.96(1H,s),7.22−7.29(4H,m),8.20(2H,s).
MS:503(M++1).
[実施例349]
2−{[4−(2−{(5−エチルピリミジン−2−イル)[4−(トリフルオロメチル)ベンジル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
実施例265−1で合成される2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび1−(ブロモメチル)−4−(トリフルオロメチル)ベンゼンを出発原料とし、実施例326と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.21(3H,t,J=7.6Hz),1.62(6H,s),2.49(2H,q,J=7.6Hz),3.09(2H,t,J=6.9Hz),3.92(2H,t,J=6.9Hz),4.86(2H,s),6.93(1H,s),7.33(2H,d,J=8.1Hz),7.53(2H,d,J=8.1Hz),8.20(2H,s).
MS:511(M++1).
[実施例350]
2−{[4−(2−{(5−エチルピリミジン−2−イル)[4−(トリフルオロメトキシ)ベンジル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
実施例265−1で合成される2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび1−(ブロモメチル)−4−(トリフルオロメトキシ)ベンゼンを出発原料とし、実施例326と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.22(3H,t,J=7.5Hz),1.62(6H,s),2.50(2H,q,J=7.5Hz),3.08(2H,t,J=6.9Hz),3.91(2H,t,J=6.9Hz),4.82(2H,s),6.95(1H,s),7.13(2H,d,J=8.4Hz),7.25(2H,d,J=8.4Hz),8.23(2H,s).
MS:527(M++1)。
[実施例351]
2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)(4−フェノキシブチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例265−1で合成される2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび(4−ブロモブトキシ)ベンゼンを出発原料とし、実施例326と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.20(3H,t,J=7.8Hz),1.65(6H,s),1.68−1.83(4H,m),2.46(2H,q,J=7.8Hz),3.11(2H,t,J=6.9Hz),3.56(2H,t,J=6.9Hz),3.91(2H,t,J=6.9Hz),3.98(2H,t,J=6.0Hz),6.80−6.96(4H,m),7.24−7.30(2H,m),8.17(2H,s).
MS:515(M++1).
[実施例352]
2−[(4−{2−[(ビフェニル−4−イルメチル)(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 塩酸塩
実施例265−1で合成される2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび4−(ブロモメチル)ビフェニルを出発原料とし、実施例327と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.31(3H,t,J=7.5Hz),1.66(6H,s),2.66(2H,q,J=7.5Hz),3.49−3.58(2H,m),4.11−4.18(2H,m),5.31(2H,s),7.30−7.56(10H,m),8.47(2H,brs).
MS:519(M++1).
[実施例353]
2−{[4−(2−{(5−エチルピリミジン−2−イル)[4−(1H−ピラゾール−1−イル)ベンジル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 塩酸塩
実施例265−1で合成される2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび1−[4−(ブロモメチル)フェニル]−1H−ピラゾールを出発原料とし、実施例327と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.29(3H,t,J=7.5Hz),1.61(6H,s),2.62(2H,q,J=7.5Hz),3.13(2H,t,J=6.9Hz),4.13(2H,t,J=6.9Hz),5.05(2H,s),6.47(1H,s),7.39−7.42(3H,m),7.66−7.72(3H,m),7.92(1H,d,J=2.4Hz),8.46(2H,s).
MS:509(M++1).
[実施例354]
2−{[4−(2−{(5−エチルピリミジン−2−イル)[4−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ベンジル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 塩酸塩
実施例265−1で合成される2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび1−[4−(ブロモメチル)フェニル]−1H−1,2,4−トリアゾールを出発原料とし、実施例327と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.30(3H,t,J=7.5Hz),1.63(6H,s),2.65(2H,q,J=7.5Hz),3.30(2H,t,J=7.2Hz),4.20(2H,t,J=7.2Hz),5.18(2H,s),7.52(2H,d,J=8.4Hz),7.68−7.72(3H,m),8.17(1H,s),8.50(2H,s),8.95(1H,s).
MS:510(M++1).
[実施例355]
2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)(2−ナフチルメチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 塩酸塩
実施例265−1で合成される2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび2−(ブロモメチル)ナフタレンを出発原料とし、実施例327と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.13(3H,t,J=7.5Hz),1.46(6H,s),2.44(2H,q,J=7.5Hz),3.02(2H,t,J=6.9Hz),3.90(2H,t,J=6.9Hz),4.90(2H,s),7.33−7.45(4H,m),7.66(1H,s),7.79−7.86(3H,m),8.30(2H,s).
MS:493(M++1)。
[実施例356]
2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)(1−ナフチルメチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 塩酸塩
実施例265−1で合成される2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび1−(クロロメチル)ナフタレンを出発原料とし、実施例327と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.16(3H,t,J=7.5Hz),1.46(6H,s),2.47(2H,q,J=7.5Hz),3.04(2H,t,J=7.2Hz),3.91(2H,t,J=7.2Hz),5.25(2H,s),7.22(1H,d,J=7.2Hz),7.39−7.46(2H,m),7.52−7.56(2H,m),7.83(1H,d,J=8.4Hz),7.94−7.97(1H,m),8.03−8.06(1H,m),8.33(2H,s).
MS:493(M++1).
[実施例357]
2−{[4−(2−{(5−エチルピリミジン−2−イル)[(2−フェニル−1,3−オキサゾール−4−イル)メチル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 塩酸塩
(参考例26)
4−(クロロメチル)−2−フェニル−1,3−オキサゾール
ベンズアミド10.0gおよび1,3−ジクロロアセトン10.5gをエタノール100mLに溶解し、8時間還流した。冷却後、反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=7:1)で精製することにより、表題化合物4.6gを白色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:4.58(2H,s),7.45−7.47(3H,m),7.71(1H,s),8.01−8.06(2H,m).
実施例265−1で合成される2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび参考例26で合成される4−(クロロメチル)−2−フェニル−1,3−オキサゾールを出発原料とし、実施例327と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.27(3H,t,J=7.6Hz),1.68(6H,s),2.62(2H,q,J=7.5Hz),3.27(2H,t,J=6.3Hz),4.43(2H,t,J=6.3Hz),4.89(2H,s),7.17(1H,s),7.43−7.47(3H,m),7.99−8.04(2H,m),8.16(1H,brs),8.48(2H,s).
MS:510(M++1).
[実施例358]
2−({4−[2−((5−エチルピリミジン−2−イル){[2−(4−メチルフェニル)−1,3−オキサゾール−4−イル]メチル}アミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸 塩酸塩
(参考例27)
4−(クロロメチル)−2−(4−メチルフェニル)−1,3−オキサゾール
4−メチルベンズアミド10.0gおよび1,3−ジクロロアセトン9.4gをエタノール100mLに溶解し、8時間還流した。冷却後、反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=10:1〜7:1)で精製することにより、表題化合物7.8gを白色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:2.40(3H,s),4.57(2H,s),7.26(2H,d,J=8.1Hz),7.67(1H,s),7.92(2H,d,J=8.1Hz).
実施例265−1で合成される2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび参考例27で合成される4−(クロロメチル)−2−(4−メチルフェニル)−1,3−オキサゾールを出発原料とし、実施例327と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.15(3H,t,J=7.5Hz),1.50(6H,s),2.36(3H,s),2.47(2H,q,J=7.5Hz),3.08(2H,t,J=7.2Hz),3.99(2H,t,J=7.2Hz),4.71(2H,s),7.32(2H,d,J=8.1Hz),7.50(1H,s),7.82(2H,d,J=8.1Hz),7.97(1H,s),8.33(2H,s).
MS:524(M++1).
[実施例359]
2−({4−[2−((5−エチルピリミジン−2−イル){[2−(4−フルオロフェニル)−1,3−オキサゾール−4−イル]メチル}アミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸 塩酸塩
(参考例28)
4−(クロロメチル)−2−(4−フルオロフェニル)−1,3−オキサゾール
4−フルオロベンズアミド10.0gおよび1,3−ジクロロアセトン9.5gをエタノール100mLに溶解し、8時間還流した。冷却後、反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=10:1〜7:1)で精製することにより、表題化合物4.3gを白色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:4.56(2H,s),7.11−7.17(2H,m),7.69(1H,s),8.00−8.05(2H,m).
実施例265−1で合成される2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび参考例28で合成される4−(クロロメチル)−2−(4−フルオロフェニル)−1,3−オキサゾールを出発原料とし、実施例327と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.16(3H,t,J=7.5Hz),1.51(6H,s),2.49(2H,q,J=7.5Hz),3.11(2H,t,J=7.2Hz),4.03(2H,t,J=7.2Hz),4.75(2H,s),7.33−7.39(2H,m),7.53(1H,s),7.96−8.01(2H,m),8.07(1H,s),8.39(2H,s).
MS:528(M++1).
[実施例360]
2−{[4−(2−{(5−エチルピリミジン−2−イル)[(2−フェニル−1,3−チアゾール−4−イル)メチル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 塩酸塩
(参考例29)
4−(クロロメチル)−2−フェニル−1,3−チアゾール
チオベンズアミド10.0gおよび1,3−ジクロロアセトン9.25gをアセトン200mLに溶解し、室温にて8時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、メタノール200mLを加え、1.5時間還流した。冷却後、反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=7:1)で精製することにより、表題化合物5.1gを褐色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:4.75(2H,s),7.31(1H,s),7.41−7.46(3H,m),7.93−8.03(2H,m).
実施例265−1で合成される2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび参考例29で合成される4−(クロロメチル)−2−フェニル−1,3−チアゾールを出発原料とし、実施例327と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.27(3H,t,J=7.5Hz),1.65(6H,s),2.61(2H,q,J=7.5Hz),3.28(2H,t,J=6.3Hz),4.46(2H,t,J=6.3Hz),5.08(2H,s),7.19(1H,s),7.43−7.45(3H,m),7.76(1H,brs),7.89−7.93(2H,m),8.47(2H,s).
MS:526(M++1)。
[実施例361]
2−{[4−(2−{(5−エチルピリミジン−2−イル)[(4−メチル−2−フェニル−1,3−オキサゾール−5−イル)メチル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 塩酸塩
実施例265−1で合成される2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび特許文献[WO0100603]などを参考にして合成される5−(クロロメチル)−4−メチル−2−フェニル−1,3−オキサゾールを出発原料とし、実施例327と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.30(3H,t,J=7.5Hz),1.62(6H,s),2.53(3H,s),2.67(2H,q,J=7.5Hz),3.42−3.52(2H,m),4.31−4.37(2H,m),5.27(2H,s),7.48−7.57(3H,m),7.94(1H,brs),8.19−8.22(2H,m),8.52(2H,brs).
MS:524(M++1).
[実施例362]
2−{[4−(2−{(5−エチルピリミジン−2−イル)[(4−メチル−2−フェニル−1,3−チアゾール−5−イル)メチル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 塩酸塩
実施例265−1で合成される2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび特許文献[WO0100603]などを参考にして合成される5−(クロロメチル)−4−メチル−2−フェニル−1,3−チアゾールを出発原料とし、実施例327と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.17(3H,t,J=7.5Hz),1.51(6H,s),2.44−2.51(5H,m),3.02(2H,t,J=7.5Hz),3.90(2H,t,J=7.5Hz),4.88(2H,s),7.41−7.49(4H,m),7.81−7.85(2H,m),8.35(2H,s).
MS:540(M++1).
[実施例363]
2−{[4−(2−{(5−エチルピリミジン−2−イル)[(5−メチル−2−フェニル−1,3−チアゾール−4−イル)メチル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 塩酸塩
実施例265−1で合成される2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび4−(クロロメチル)−5−メチル−2−フェニル−1,3−チアゾールを出発原料とし、実施例327と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.15(3H,t,J=7.5Hz),1.51(6H,s),2.47(2H,q,J=7.5Hz),2.53(3H,s),3.10(2H,t,J=7.2Hz),4.06(2H,t,J=7.2Hz),4.83(2H,s),7.43−7.48(3H,m),7.51(1H,s),7.78−7.82(2H,m),8.36(2H,s).
MS:540(M++1).
[実施例364]
2−{[4−(2−{(5−エチルピリミジン−2−イル)[(2−フェニルピリミジン−5−イル)メチル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 塩酸塩
(参考例30)
(2−フェニルピリミジン−5−イル)メタノール
2−フェニルピリミジン−5−カルボアルデヒド2.0gをエタノール20mLに溶解し、氷冷下、水素化ホウ素ナトリウム411mgを添加し、0℃で1時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。飽和塩化アンモニウム水溶液、続いて飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧留去することにより、表題化合物1.75gを白色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:2.19(1H,t,J=5.1Hz),4.77(2H,t,J=5.1Hz),7.47−7.52(3H,m),8.39−8.44(2H,m),8.80(2H,s).
(参考例31)
5−(クロロメチル)−2−フェニルピリミジン
参考例30で合成される(2−フェニルピリミジン−5−イル)メタノール1.75gをジクロロメタン20mLに溶解し、氷冷後、塩化チオニル1.45gを添加し、0℃で2時間撹拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出した。飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=2:1)で精製することにより、表題化合物1.83gを白色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:4.61(2H,s),7.49−7.53(3H,m),8.43−8.47(2H,m),8.82(2H,s).
実施例265−1で合成される2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび参考例31で合成される5−(クロロメチル)−2−フェニルピリミジンを出発原料とし、実施例327と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.15(3H,t,J=7.5Hz),1.50(6H,s),2.46(2H,q,J=7.5Hz),3.08(2H,t,J=6.6Hz),4.02(2H,t,J=6.6Hz),4.77(2H,s),7.47−7.53(4H,m),8.33−8.37(4H,m),8.77(2H,s).
MS:521(M++1).
[実施例365]
2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)(4−フェノキシベンジル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 塩酸塩
(参考例32)
1−(クロロメチル)−4−フェノキシベンゼン
4−フェノキシベンズアルデヒドを出発原料とし、参考例30および参考例31と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:4.61(2H,s),7.49−7.53(3H,m),8.43−8.47(2H,m),8.82(2H,s).
実施例265−1で合成される2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび参考例32で合成される1−(クロロメチル)−4−フェノキシベンゼンを出発原料とし、実施例327と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.28(3H,t,J=7.5Hz),1.61(6H,s),2.62(2H,q,J=7.5Hz),3.18(2H,t,J=7.2Hz),4.12(2H,t,J=7.2Hz),4.99(2H,s),6.94−7.00(4H,m),7.11(1H,t,J=7.5Hz),7.25−7.36(5H,m),8.46(2H,s).
MS:535(M++1)。
[実施例366]
2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)(キノリン−3−イルメチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 塩酸塩
(参考例33)
3−(クロロメチル)キノリン
キノリン−3−カルボアルデヒドを出発原料とし、参考例30および参考例31と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:4.79(2H,s),7.58(1H,t,J=7.2Hz),7.71−7.78(1H,m),7.83(1H,d,J=7.2Hz),8.10−8.17(2H,m),8.94(1H,d,J=2.1Hz).
実施例265−1で合成される2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび参考例33で合成される3−(クロロメチル)キノリンを出発原料とし、実施例327と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.15(3H,t,J=7.5Hz),1.46(6H,s),2.47(2H,q,J=7.5Hz),3.12(2H,t,J=6.9Hz),4.10(2H,t,J=6.9Hz),5.04(2H,s),7.50(1H,s),7.92(1H,t,J=7.8Hz),8.10(1H,t,J=7.8Hz),8.29−8.43(4H,m),8.92(1H,s),9.21(1H,s).
MS:494(M++1).
[実施例367]
2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)(キノリン−2−イルメチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 塩酸塩
(参考例34)
2−(クロロメチル)キノリン
2−メチルキノリン5.0gを四塩化炭素25mLに溶解し、N−ブロモこはく酸イミド6.2gおよび2,2’−アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)57mgを添加し、4時間還流した。氷冷後、反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=5:1)で精製することにより、表題化合物3.7gを淡黄色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:4.72(2H,s),7.53−7.59(2H,m),7.70−7.76(1H,m),7.81(1H,d,J=8.1Hz),8.07(1H,d,J=8.7Hz),8.18(1H,d,J=8.7Hz).
実施例265−1で合成される2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび参考例34で合成される2−(クロロメチル)キノリンを出発原料とし、実施例327と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.09(3H,t,J=7.5Hz),1.44(6H,s),2.40(2H,q,J=7.5Hz),3.11(2H,t,J=6.9Hz),4.12(2H,t,J=6.9Hz),5.18(2H,s),7.50(1H,s),7.64(1H,d,J=7.8Hz),8.02(1H,d,J=7.8Hz),8.18−8.32(4H,m),8.79(1H,d,J=8.4Hz).
MS:494(M++1).
[実施例368]
2−[(4−{2−[[(6−クロロキノリン−2−イル)メチル](5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 塩酸塩
(参考例35)
6−クロロ−2−(クロロメチル)キノリン
6−クロロ−2−メチルキノリンを出発原料とし、参考例34と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:4.69(2H,s),7.59(1H,d,J=8.7Hz),7.66(1H,dd,J=2.4,9.0Hz),7.79(1H,d,J=2.4Hz),8.00(1H,d,J=9.0Hz),8.08(1H,d,J=8.7Hz).
実施例265−1で合成される2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび参考例35で合成される6−クロロ−2−(クロロメチル)キノリンを出発原料とし、実施例327と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.13(3H,t,J=7.5Hz),1.47(6H,s),2.45(2H,q,J=7.5Hz),3.12(2H,t,J=7.2Hz),4.10(2H,t,J=7.2Hz),5.12(2H,s),7.52(1H,s),7.57(1H,d,J=8.7Hz),7.91(1H,d,J=9.3Hz),8.18(1H,d,J=9.3Hz),8.25(1H,s),8.30(2H,s),8.53(1H,d,J=8.7Hz).
MS:528(M++1).
[実施例369]
2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)(4−プロピルベンジル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
(参考例36)
(4−プロピルフェニル)メタノール
水素化アルミニウムリチウム1.16gをジエチルエーテル100mLに懸濁し、氷冷下、4−プロピル安息香酸5.0gのジエチルエーテル溶液50mLを添加し、2.5時間加熱還流した。反応液を氷冷した後、水3.0mL、1mol/L水酸化ナトリウム水溶液12mLを順次滴下し、室温まで昇温して30分間撹拌した。反応液をそのままセライト濾過し、濾液を減圧濃縮することにより表題化合物4.9gを無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:0.94(3H,t,J=7.4Hz),1.58−1.70(3H,m),2.59(2H,t,J=7.4Hz),4.66(2H,d,J=5.6Hz),7.16−7.19(2H,m),7.26−7.30(2H,m).
(参考例37)
1−(クロロメチル)−4−プロピルベンゼン
参考例36で合成される(4−プロピルフェニル)メタノール4.93gを四塩化炭素65mLに溶解し、トリフェニルフォスフィン9.5gを添加し、4時間加熱還流した。反応液を減圧濃縮し、残渣をヘキサンに溶解し、不溶物をろ過した後、濾液を減圧濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン)で精製することにより、表題化合物2.24gを無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:0.94(3H,t,J=7.3Hz),1.57−1.70(2H,m),2.59(2H,t,J=7.5Hz),4.58(2H,s),7.16−7.18(2H,m),7.29−7.31(2H,m).
実施例265−1で合成される2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび参考例37で合成される1−(クロロメチル)−4−プロピルベンゼンを出発原料とし、実施例326と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:0.92(3H,t,J=7.4Hz),1.21(3H,t,J=7.5Hz),1.57−1.63(8H,m),2.44−2.56(4H,m),3.05(2H,t,J=7.2Hz),3.88(2H,t,J=7.2Hz),4.79(2H,s),6.89(1H,s),7.07−7.15(4H,m),8.19(2H,s).
MS:485(M++1).
[実施例370]
2−[(4−{2−[(4−ブチルベンジル)(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例265−1で合成される2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび4−ブチル安息香酸を出発原料として参考例36〜37と同様の操作により合成される1−ブチル−4−(クロロメチル)ベンゼンを用いて、実施例326と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:0.90(3H,t,J=7.3Hz),1.21(3H,t,J=7.5Hz),1.26−1.37(2H,m),1.53−1.59(2H,m),1.63(6H,s),2.46−2.59(4H,m),3.05(2H,t,J=7.2Hz),3.88(2H,t,J=7.2Hz),4.79(2H,s),6.89(1H,s),7.07−7.15(4H,m),8.19(2H,s).
MS:499(M++1)。
[実施例371]
2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)(4−イソプロピルベンジル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例265−1で合成される2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび1−(クロロメチル)−4−イソプロピルベンゼンを出発原料とし、実施例326と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.18−1.23(9H,m),1.63(6H,s),2.48(2H,q,J=7.5Hz),2.84−2.89(1H,m),3.07(2H,t,J=7.2Hz),3.89(2H,t,J=7.2Hz),4.79(2H,s),6.90(1H,s),7.14(4H,s),8.19(2H,s).
MS:485(M++1).
[実施例372]
2−[(4−{2−[(4−tert−ブチルベンジル)(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例265−1で合成される2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび1−(ブロモメチル)−4−tert−ブチルベンゼンを出発原料とし、実施例326と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.21(3H,t,J=7.5Hz),1.29(9H,s),1.63(6H,s),2.48(2H,q,J=7.5Hz),3.07(2H,t,J=7.2Hz),3.89(2H,t,J=7.2Hz),4.79(2H,s),6.90(1H,s),7.14−7.16(2H,m),7.28−7.31(2H,m),8.19(2H,s).
MS:499(M++1).
[実施例373]
2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)(4−イソブチルベンジル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例265−1で合成される2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび4−イソブチル安息香酸を出発原料として参考例36〜37と同様の操作により合成される1−(クロロメチル)−4−イソブチルベンゼンを用いて、実施例326と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:0.87(6H,d,J=6.6Hz),1.21(3H,t,J=7.5Hz),1.63(6H,s),1.77−1.84(1H,m),2.41−2.52(4H,m),3.05(2H,t,J=7.2Hz),3.88(2H,t,J=7.2Hz),4.79(2H,s),6.89(1H,s),7.05(2H,t,J=8.1Hz),7.13(2H,t,J=8.1Hz),8.19(2H,s).
MS:499(M++1).
[実施例374]
2−[(4−{2−[[4−(エトキシメチル)ベンジル](5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
(参考例38)
4−(エトキシメチル)安息香酸 メチルエステル
4−(ヒドロキシメチル)安息香酸 メチルエステル2.0gおよびヨウ化エチル3.8gをN,N−ジメチルホルムアミド60mLに溶解し、氷冷下、カリウムtert−ブトキシド2.8gを添加し、室温で1時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=10:1〜5:1)で精製することにより、表題化合物2.0gを無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.27(3H,t,J=6.9Hz),3.57(2H,q,J=6.9Hz),3.92(3H,s),4.56(2H,s),7.40−7.43(2H,m),8.01−8.03(2H,m).
(参考例39)
[4−(エトキシメチル)フェニル]メタノール
水素化アルミニウムリチウム0.39gをテトラヒドロフラン10mLに懸濁し、氷冷下、参考例38で合成される4−(エトキシメチル)安息香酸 メチルエステル2.0gのテトラヒドロフラン50mL溶液を添加し、その後室温にて12時間撹拌した。反応液を氷冷した後、水1.0mL、1mol/L水酸化ナトリウム水溶液4.0mLを順次滴下し、室温まで昇温して1時間撹拌した。反応液をセライト濾過し、濾液を減圧濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=1:1)で精製することにより、表題化合物1.52gを無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.24(3H,t,J=7.1Hz),3.54(2H,q,J=7.1Hz),4.51(2H,s),4.69(2H,d,J=5.7Hz),7.35(4H,s).
(参考例40)
1−(クロロメチル)−4−(エトキシメチル)ベンゼン
参考例39で合成される[4−(エトキシメチル)フェニル]メタノール1.52gを四塩化炭素20mLに溶解し、トリフェニルフォスフィン2.64gを添加し、2.5時間加熱還流した。反応液を減圧濃縮し、残渣をヘキサンに溶解し、不溶物をろ過した後、濾液を減圧減集した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=20:1)で精製することにより、表題化合物1.07gを無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.25(3H,t,J=7.0Hz),3.54(2H,q,J=7.0Hz),4.50(2H,s),4.58(2H,s),7.29−7.38(4H,m).
実施例265−1で合成される2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび参考例40で合成される1−(クロロメチル)−4−(エトキシメチル)ベンゼンを出発原料とし、実施例326と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.18−1.25(6H,m),1.63(6H,s),2.48(2H,q,J=7.5Hz),3.05(2H,t,J=7.2Hz),3.52(2H,q,J=6.9Hz),3.88(2H,t,J=7.2Hz),4.47(2H,s),4.82(2H,s),6.90(1H,s),7.19−7.28(4H,m),8.20(2H,s).
MS:501(M++1).
[実施例375]
2−{[4−(2−{(5−エチルピリミジン−2−イル)[4−(メトキシメチル)ベンジル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
実施例265−1で合成される2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよびヨウ化メチルを出発原料として参考例38〜40と同様の操作により得られる(4−メトキシメチル)フェニルメチルクロリドを用いて、実施例326と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,400MHz)δ:1.21(3H,t,J=7.8Hz),1.63(6H,s),2.48(2H,q,J=7.8Hz),3.05(2H,t,J=7.0Hz),3.37(3H,s),3.88(2H,t,J=7.0Hz),4.42(2H,s),4.82(2H,s),6.91(1H,s),7.20−7.27(4H,m),8.20(2H,s).
MS:487(M++1)。
[実施例376]
2−{[4−(2−{(5−エチルピリミジン−2−イル)[4−(2−メトキシエチル)ベンジル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
(参考例41)
1−ブロモ−4−(2−メトキシエチル)ベンゼン
2−(4−ブロモフェニル)エタノール2.0gをN,N−ジメチルホルムアミド50mLに溶解し、氷冷下、水素化ナトリウム(60%油性)0.44gを添加した。徐々に室温まで昇温し、2時間撹拌後、再び氷冷下、ヨウ化メチル2.1gを添加した。徐々に室温まで昇温し、一晩撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=20:1〜10:1)で精製することにより、表題化合物1.2gを無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:2.83(2H,t,J=6.9Hz),3.34(3H,s),3.57(2H,t,J=6.9Hz),7.08−7.11(2H,m),7.39−7.43(2H,m).
(参考例42)
[4−(2−メトキシエチル)フェニル]メタノール
参考例41で得られる1−ブロモ−4−(2−メトキシエチル)ベンゼン1.15gをテトラヒドロフラン30mLに溶解し、−78℃に冷却し、窒素雰囲気下、1.56mol/L n−ブチルリチウム−ヘキサン3.6mLを滴下し、そのまま1時間撹拌した。N,N−ジメチルホルムアミド0.621mLを滴下後、30分撹拌し、飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、反応溶液を減圧濃縮した。残渣を酢酸エチルに溶解し、水および飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧留去することにより、4−(2―メトキシエチル)ベンズアルデヒドを得た。本化合物は特に精製することなく、次の工程に用いた。本化合物をエタノール25mLに溶解し、水素化ホウ素ナトリウム0.202gを添加し、30分撹拌した。反応液に水を加え、溶媒を減圧留去した。残渣を酢酸エチルに溶解し、水および飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=1:1)で精製することにより、表題化合物0.415gを無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:2.89(2H,t,J=6.9Hz),3.36(3H,s),3.60(2H,t,J=6.9Hz),4.67(2H,d,J=6.2Hz),7.22(2H,d,J=8.0Hz),7.30(2H,d,J=8.0Hz).
(参考例43)
1−(クロロメチル)−4−(2−メトキシエチル)ベンゼン
参考例42で合成される[4−(2−メトキシエチル)フェニル]メタノール415mgを四塩化炭素8mLに溶解し、トリフェニルフォスフィン720mgを添加し、4時間加熱還流した。反応液を減圧濃縮し、残渣をヘキサンに溶解し、不溶物をろ過した後、濾液を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=20:1)で精製することにより、表題化合物225mgを無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:2.89(2H,t,J=6.9Hz),3.35(3H,s),3.60(2H,t,J=6.9Hz),4.57(2H,s),7.21−7.24(2H,m),7.31−7.33(2H,m).
実施例265−1で合成される2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび参考例43で得られる1−(クロロメチル)−4−(2−メトキシエチル)ベンゼンを出発原料とし、実施例326と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.21(3H,t,J=7.5Hz),1.63(6H,s),2.48(2H,q,J=7.5Hz),2.84(2H,t,J=7.2Hz),3.05(2H,t,J=7.2Hz),3.34(3H,s),3.57(2H,t,J=7.2Hz),3.88(2H,t,J=7.2Hz),4.79(2H,s),6.89(1H,s),7.11−7.17(4H,m),8.19(2H,s).
MS:501(M++1).
[実施例377]
2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)(4−プロポキシベンジル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 塩酸塩
実施例265−1で合成される2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび4−プロポキシベンズアルデヒドを出発原料として参考例42〜43と同様の操作により得られる(4−プロポキシフェニル)メチルクロリドを用いて、実施例327と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,400MHz)δ:0.95(3H,t,J=7.3Hz),1.15(3H,t,J=7.8Hz),1.50(6H,s),1.67−1.75(2H,m),2.46(2H,q,J=7.6Hz),2.98(2H,t,J=7.1Hz),3.82(2H,t,J=7.1Hz),3.87(2H,t,J=7.1Hz),4.69(2H,s),6.84(2H,d,J=6.5Hz),7。14(2H,d,J=6.5Hz),8.31(2H,s).
MS:501(M++1).
[実施例378]
2−[(4−{2−[(4−ベンゾイルベンジル)(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 塩酸塩
実施例265−1で合成される2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび[4−(ブロモメチル)フェニル](フェニル)メタノンを出発原料とし、実施例327と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.15(3H,t,J=7.5Hz),1.49(6H,s),2.44−2.46(2H,m),3.04(2H,brs),3.92(2H,brs),4.84(2H,s),7.35(2H,d,J=8.1Hz),7.48(1H,s),7.55−7.57(2H,m),7.67−7.73(5H,m),8.29(2H,s).
MS:547(M++1).
[実施例379]
2−[(4−{2−[(3−ブトキシプロピル)(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
(参考例44)
3−ブトキシプロパン−1−オール
非特許文献[J.Am.Chem.Soc.249(1939)]を参考にして、1,3−プロパンジオール15.75gおよび1−ブロモブタン10.3gに金属ナトリウム2.13gを少量ずつ添加した。添加後、40℃で1時間撹拌しさらに60℃で1時間撹拌した。析出した無機物をろ過後、減圧下で蒸留することにより、表題化合物3.15gを無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:0.92(3H,t,J=7.2Hz),1.33−1.40(2H,m),1.53−1.58(2H,m),1.82−1.87(2H,m),3.44(2H,t,J=6.6Hz),3.62(2H,t,J=5.7Hz),3.76−3.81(2H,m).
(参考例45)
3−ブトキシプロピル 4−メチルベンゼンスルホン酸
参考例44で合成される3−ブトキシプロパン−1−オール3.15gをジクロロメタン80mLに溶解し、トリエチルアミン6.6mL、p−トルエンスルホニルクロリド6.82gおよび4−ジメチルアミノピリジン0.29gを添加し、室温で一晩撹拌した。反応溶液に水を加え、有機層を分離し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=3:1)で精製することにより、表題化合物4.46gを無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:0.89(3H,t,J=7.2Hz),1.24−1.33(2H,m),1.43−1.48(2H,m),1.87−1.91(2H,m),2.45(3H,s),3.31(2H,t,J=6.6Hz),3.41(2H,t,J=6.0Hz),4.13(2H,t,J=6.3Hz),7.33−7.36(2H,m),7.77−7.81(2H,m).
実施例265−1で合成される2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび参考例45で合成される3−ブトキシプロピル 4−メチルベンゼンスルホン酸を出発原料とし、実施例326と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:0.91(3H,t,J=7.5Hz),1.19(3H,t,J=7.5Hz),1.34−1.36(2H,m),1.54−1.57(2H,m),1.68(6H,s),1.75−1.85(2H,m),2.44−2.47(2H,m),3.08(2H,t,J=6.6Hz),3.44−3.51(6H,m),3.91(2H,t,J=6.6Hz),6.87(1H,s),8.16(2H,s).
MS:467(M++1).
[実施例380]
2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)(3−プロポキシプロピル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例265−1で合成される2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび1−ブロモプロパンを出発原料として参考例44〜45と同様の操作により合成される3−プロポキシプロピル 4−メチルベンゼンスルホン酸を用いて、実施例326と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:0.91(3H,t,J=7.2Hz),1.19(3H,t,J=7.5Hz),1.57−1.62(2H,m),1.68(6H,s),1.75−1.85(2H,m),2.44−2.47(2H,m),3.08(2H,t,J=6.6Hz),3.40−3.51(6H,m),3.91(2H,t,J=6.6Hz),6.87(1H,s),8.16(2H,s).
MS:453(M++1)。
[実施例381]
2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)(2−フェノキシエチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例265−1で合成される2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび(2−ブロモエトキシ)ベンゼンを出発原料とし、実施例326と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.20(3H,t,J=7.6Hz),1.66(6H,s),2.48(2H,q,J=7.6Hz),3.17(2H,t,J=7.1Hz),3.90(2H,t,J=5.5Hz),4.06(2H,t,J=7.1Hz),4.17(2H,t,J=5.5Hz),6.88−6.95(4H,m),7.23−7.28(2H,m),8.19(2H,s).
MS:473(M++1).
[実施例382]
2−{[4−(2−{(5−エチルピリミジン−2−イル)[2−(4−フルオロフェノキシ)エチル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
実施例265−1で合成される2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび1−(2−ブロモエトキシ)−4−フルオロベンゼンを出発原料とし、実施例326と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.20(3H,t,J=7.5Hz),1.66(6H,s),2.47(2H,q,J=7.5Hz),3.16(2H,t,J=7.1Hz),3.87(2H,t,J=5.5Hz),4.03(2H,t,J=7.1Hz),4.12(2H,t,J=5.5Hz),6.81−6.86(2H,m),6.92−6.97(3H,m),8.17(2H,s).
MS:491(M++1).
[実施例383]
2−{[4−(2−{(5−エチルピリミジン−2−イル)[2−(4−メチルフェノキシ)エチル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
実施例265−1で合成される2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび非特許文献[Russ.J.Org.Chem.36,254(2000)]を参考にして合成される1−(2−ブロモエトキシ)−4−メチルベンゼンを出発原料とし、実施例326と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.19(3H,t,J=7.5Hz),1.66(6H,s),2.26(3H,s),2.46(2H,q,J=7.5Hz),3.16(2H,t,J=7.2Hz),3.87(2H,t,J=5.4Hz),4.04(2H,t,J=7.2Hz),4.13(2H,t,J=5.4Hz),6.79(2H,d,J=8.4Hz),6.94(1H,s),7.05(2H,d,J=8.4Hz),8.16(2H,s).
MS:487(M++1).
[実施例384]
2−[(4−{2−[[2−(4−クロロフェノキシ)エチル](5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例265−1で合成される2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび1−(2−ブロモエトキシ)−4−クロロベンゼンを出発原料とし、実施例326と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.20(3H,t,J=7.5Hz),1.65(6H,s),2.47(2H,q,J=7.5Hz),3.15(2H,t,J=7.2Hz),3.88(2H,t,J=5.4Hz),4.02(2H,t,J=7.2Hz),4.12(2H,t,J=5.4Hz),6.81−6.84(2H,m),6.95(1H,s),7.19−7.22(2H,m),8.17(2H,s).
MS:507(M++1).
[実施例385]
2−{[4−(2−{(5−エチルピリミジン−2−イル)[2−(4−メトキシフェノキシ)エチル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
実施例265−1で合成される2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび非特許文献[Russ.J.Org.Chem.36,254(2000)]を参考にして合成される1−(2−ブロモエトキシ)−4−メトキシベンゼンを出発原料とし、実施例326と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.19(3H,t,J=7.5Hz),1.66(6H,s),2.46(2H,q,J=7.5Hz),3.16(2H,t,J=7.2Hz),3.75(3H,s),3.86(2H,t,J=5.4Hz),4.03(2H,t,J=7.2Hz),4.11(2H,t,J=5.4Hz),6.78−6.86(4H,m),6.94(1H,s),8.17(2H,s).
MS:503(M++1)。
[実施例386]
2−[(4−{2−[[2−(4−エチルフェノキシ)エチル](5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例265−1で合成される2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび非特許文献[Russ.J.Org.Chem.36,254(2000)]を参考にして合成される1−(2−ブロモエトキシ)−4−エチルベンゼンを出発原料とし、実施例326と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.16−1.21(6H,m),1.66(6H,s),2.46(2H,q,J=7.5Hz),2.57(2H,q,J=7.5Hz),3.16(2H,t,J=7.2Hz),3.87(2H,t,J=5.4Hz),4.04(2H,t,J=7.2Hz),4.14(2H,t,J=5.4Hz),6.81−6.85(2H,m),6.94(1H,s),7.06−7.10(2H,m),8.16(2H,s).
MS:501(M++1).
[実施例387]
2−{[4−(2−{(5−エチルピリミジン−2−イル)[2−(4−プロピルフェノキシ)エチル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
実施例265−1で合成される2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび非特許文献[Russ.J.Org.Chem.36,254(2000)]を参考にして合成される1−(2−ブロモエトキシ)−4−プロピルベンゼンを出発原料とし、実施例326と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:0.91(3H,t,J=7.5Hz),1.19(3H,t,J=7.5Hz),1.54−1.62(2H,m),1.66(6H,s),2.42−2.53(4H,m),3.17(2H,t,J=7.2Hz),3.87(2H,t,J=5.4Hz),4.04(2H,t,J=7.2Hz),4.13(2H,t,J=5.4Hz),6.80−6.84(2H,m),6.94(1H,s),7.04−7.07(2H,m),8.16(2H,s).
MS:515(M++1).
[実施例388]
2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)(3−フェノキシプロピル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例265−1で合成される2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび(3−ブロモプロポキシ)ベンゼンを出発原料とし、実施例326と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.19(3H,t,J=7.5Hz),1.64(6H,s),2.04−2.10(2H,m),2.45(2H,q,J=7.5Hz),3.11(2H,t,J=7.2Hz),3.68(2H,t,J=7.2Hz),3.91(2H,t,J=7.2Hz),4.00(2H,t,J=6.0Hz),6.88−6.95(4H,m),7.24−7.30(2H,m),8.15(2H,s).
MS:487(M++1).
[実施例389]
2−{[4−(2−{(5−エチルピリミジン−2−イル)[3−(4−フルオロフェノキシ)プロピル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
実施例265−1で合成される2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび1−(3−クロロプロポキシ)−4−フルオロベンゼンを出発原料とし、実施例326と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.19(3H,t,J=7.5Hz),1.64(6H,s),2.02−2.11(2H,m),2.45(2H,q,J=7.5Hz),3.11(2H,t,J=6.9Hz),3.67(2H,t,J=6.9Hz),3.88−3.97(4H,m),6.80−6.85(2H,m),6.93−6.98(3H,m),8.15(2H,s).
MS:505(M++1).
[実施例390]
2−{[4−(2−{(5−エチルピリミジン−2−イル)[3−(4−メチルフェノキシ)プロピル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 塩酸塩
実施例265−1で合成される2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび非特許文献[Synthesis,1069(1990)]を参考にして合成される1−(3−クロロプロポキシ)−4−メチルベンゼンを出発原料とし、実施例327と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.13(3H,t,J=7.5Hz),1.50(6H,s),1.91−1.98(2H,m),2.21(3H,s),2.45(2H,q,J=7.5Hz),3.01(2H,t,J=6.9Hz),3.60(2H,t,J=6.9Hz),3.85−3.95(4H,m),6.79(2H,d,J=8.2Hz),7.06(2H,d,J=8.2Hz),7.47(1H,s),8.30(2H,s).
MS:501(M++1)。
[実施例391]
2−[(4−{2−[[3−(4−クロロフェノキシ)プロピル](5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例265−1で合成される2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび非特許文献[Synthesis,1069(1990)]を参考にして合成される1−クロロ−4−(3−クロロプロポキシ)ベンゼンを出発原料とし、実施例326と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.19(3H,t,J=7.8Hz),1.64(6H,s),2.05−2.09(2H,m),2.45(2H,q,J=7.8Hz),3.11(2H,t,J=7.2Hz),3.67(2H,t,J=6.9Hz),3.87−3.98(4H,m),6.80−6.83(2H,m),6.93(1H,s),7.20−7.23(2H,m),8.15(2H,s).
MS:521(M++1).
[実施例392]
2−{[4−(2−{(5−エチルピリミジン−2−イル)[3−(4−メトキシフェノキシ)プロピル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
実施例265−1で合成される2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび非特許文献[Synthesis,1069(1990)]を参考にして合成される1−(3−クロロプロポキシ)−4−メトキシベンゼンを出発原料とし、実施例326と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.19(3H,t,J=7.5Hz),1.64(6H,s),2.01−2.10(2H,m),2.45(2H,q,J=7.5Hz),3.11(2H,t,J=7.2Hz),3.67(2H,t,J=7.2Hz),3.76(3H,s),3.89−3.97(4H,m),6.79−6.86(4H,m),6.91(1H,s),8.15(2H,s).
MS:517(M++1).
[実施例393]
2−[(4−{2−[[3−(4−シアノフェノキシ)プロピル](5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 塩酸塩
実施例265−1で合成される2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび非特許文献[Synthesis,1069(1990)]を参考にして合成される4−(3−クロロプロポキシ)ベンゾニトリルを出発原料とし、実施例327と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.12(3H,t,J=7.5Hz),1.49(6H,s),1.99−2.01(2H,m),2.43(2H,q,J=7.5Hz),3.00(2H,t,J=6.6Hz),3.60(2H,t,J=6.6Hz),3.86(2H,t,J=7.5Hz),4.07(2H,t,J=6.0Hz),7.07(2H,d,J=8.7Hz),7.46(1H,s),7.75(2H,d,J=8.7Hz),8.25(2H,s).
MS:512(M++1).
[実施例394]
2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)(3−フェニルプロピル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 臭化水素酸塩
実施例265−1で合成される2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび(3−ブロモプロピル)ベンゼンを出発原料とし、実施例326と同様の操作により得られる化合物をジエチルエーテルに溶解し、30%臭化水素酸−酢酸を作用させることにより表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.16(3H,t,J=7.5Hz),1.51(6H,s),1.82−1.85(2H,m),2.46−2.61(4H,m),3.02(2H,t,J=7.0Hz),3.51(2H,t,J=7.5Hz),3.90(2H,t,J=7.0Hz),7.17−7.29(5H,m),7.50(1H,s),8.41(2H,s).
MS:471(M++1).
[実施例395]
2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)(4−フェニルブチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例265−1で合成される2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび(4−クロロブチル)ベンゼンを出発原料とし、実施例326と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.19(3H,t,J=7.5Hz),1.60−1.64(10H,m),2.45(2H,q,J=7.5Hz),2.63(2H,brs),3.07(2H,t,J=7.2Hz),3.51(2H,brs),3.85(2H,t,J=7.2Hz),6.93(1H,s),7.16−7.18(3H,m),7.24−7.28(2H,m),8.16(2H,s).
MS:485(M++1)。
[実施例396]
2−[(4−{2−[[3−(シクロヘキシルオキシ)プロピル](5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 臭化水素酸塩
(参考例46)
1,5−ジオキサスピロ[5,5]ウンデカン
シクロヘキサノン7.94gをトルエン200mLに溶解し、1,3−プロパンジオール12.3gおよびp−トルエンスルホン酸一水和物0.1gを添加し、生成する水を除去しながら1.5時間加熱還流した。室温まで戻した後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧留去することにより、表題化合物12.4gを無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.38−1.58(6H,m),1.69−1.79(6H,m),3.89−3.92(4H,m).
(参考例47)
3−(シクロヘキシルオキシ)プロパン−1−オール
非特許文献[J.Am.Chem.Soc.2371(1962)]を参考にして、塩化アルミニウム1.71gをジエチルエーテル10mLに溶解し、氷冷下、水素化アルミニウムリチウム0.121gを添加した。20分間撹拌後、参考例46で得られる1,5−ジオキサスピロ[5,5]ウンデカン1.0gのジエチルエーテル5.0mL溶液を滴下した。徐々に室温まで昇温し、2時間撹拌した。氷冷下、10%硫酸20mLを加え、ジエチルエーテルで抽出した。無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧留去することにより、表題化合物0.82gを無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.21−1.90(12H,m),3.25−3.28(1H,m),3.66(2H,t,J=5.5Hz),3.79(2H,t,J=5.5Hz).
(参考例48)
3−(シクロヘキシルオキシ)プロピル 4−メチルベンゼンスルホン酸
参考例47で合成される3−(シクロヘキシルオキシ)プロパン−1−オール820mgをジクロロメタン20mLに溶解し、トリエチルアミン1.1mL、p−トルエンスルホニルクロリド1.2gおよび4−ジメチルアミノピリジン63mgを添加し、室温で一晩撹拌した。反応溶液に水を加え、有機層を分離し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=5:1)で精製することにより、表題化合物1.0gを無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.12−1.92(12H,m),2.45(3H,s),3.07−3.10(1H,m),3.45(2H,t,J=6.0Hz),4.14(2H,t,J=6.0Hz),7.35(2H,d,J=8.4Hz),7.80(2H,d,J=8.4Hz).
実施例265−1で合成される2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび参考例48で合成される3−(シクロヘキシルオキシ)プロピル 4−メチルベンゼンスルホン酸を出発原料とし、実施例326と同様の操作により得られる化合物をジエチルエーテルに溶解し、30%臭化水素酸−酢酸を作用させることにより表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.07−1.20(9H,m),1.51(6H,s),1.73−1.75(6H,m),2.45−2.50(2H,m),2.95−3.05(2H,m),3.36−3.41(3H,m),3.49(2H,t,J=7.2Hz),3.86(2H,t,J=7.2Hz),7.48(1H,s),8.33(2H,s).
MS:493(M++1).
[実施例397]
2−[(4−{2−[[2−(ベンジルオキシ)エチル](5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例265−1で合成される2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび[(2−ブロモエトキシ)メチル]ベンゼンを出発原料とし、実施例326と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.19(3H,t,J=7.5Hz),1.66(6H,s),2.46(2H,q,J=7.5Hz),3.09(2H,t,J=6.6Hz),3.67(4H,s),3.99(2H,t,J=6.6Hz),4.54(2H,s),6.84(1H,s),7.25−7.31(5H,m),8.15(2H,s).
MS:487(M++1).
[実施例398]
2−[(4−{2−[[3−(ベンジルオキシ)プロピル](5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例265−1で合成される2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび[(3−ブロモプロポキシ)メチル]ベンゼンを出発原料とし、実施例326と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.86(3H,t,J=7.5Hz),1.65(6H,s),1.83−1.92(2H,m),2.45(2H,q,J=7.5Hz),3.07(2H,t,J=6.7Hz),3.47−3.54(4H,m),3.88(2H,t,J=6.7Hz),4.55(2H,s),6.87(1H,s),7.26−7.35(5H,m),8.15(2H,s).
MS:501(M++1).
[実施例399]
2−[(4−{2−[(ビフェニル−4−イルメチル)(5−シアノピリジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例7で合成される2−{[4−(2−アミノエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび2−クロロ−5−シアノピリジンを出発原料として実施例265−1と同様の操作を行い、続いてビフェニル−4−イルメチルクロリドを出発原料として実施例265−2と同様の操作により得られる化合物をジクロロメタンおよびトリフルオロ酢酸に付し、室温で12時間撹拌した。反応溶液を減圧濃縮し、残渣を高速液体クロマトグラフィー(溶出溶媒;0.05%トリフルオロ酢酸−水:0.05%トリフルオロ酢酸−アセトニトリル)で精製することにより表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,270MHz)δ:1.51(6H,s),2.95−3.12(2H,m),3.80−4.03(2H,m),4.79(2H,s),6.74(1H,d,J=8.9Hz),7.23−7.71(10H,m),7.82(1H,d,J=8.9Hz),8.52(1H,s).
MS:515(M++1).
[実施例400]
2−[(4−{2−[(4−ブロモフェニルメチル)(5−シアノピリジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 塩酸塩
実施例7で合成される2−{[4−(2−アミノエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび2−クロロ−5−シアノピリジンを出発原料として実施例265−1と同様の操作を行い、続いて4−ブロモベンジルブロミドを出発原料として実施例265−2と同様の操作により得られる化合物をジクロロメタンおよびトリフルオロ酢酸に付し、室温で12時間撹拌した。反応溶液を減圧濃縮し、残渣を高速液体クロマトグラフィー(溶出溶媒;0.05%トリフルオロ酢酸−水:0.05%トリフルオロ酢酸−アセトニトリル)で精製することにより表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,270MHz)δ:1.50(6H,s),3.02(2H,t、J=7.3Hz),3.88(2H,t、J=7.3Hz),4.72(2H,s),6.71(1H,d,J=9.2Hz),7.14,(1H,d,J=8.4Hz),7.40−7.52(3H,m),7.82(1H,dd,J=9.2,2.0Hz),8.50(1H,d,J=2.0Hz).
MS:519(M++1)。
[実施例401]
2−[(4−{3−[(ビフェニル−4−イルメチル)(5−エチルピリジン−2−イル)アミノ]プロピル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 塩酸塩
実施例33で合成される2−{[4−(3−アミノプロピル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび2−クロロ−5−シアノピリジンを出発原料として実施例265−1と同様の操作を行い、続いてビフェニル−4−イルメチルクロリド実施例327と同様の操作を行うことにより表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,270MHz)δ:1.49(6H,s),1.88−2.09(2H,m),2.77(2H,t,J=7.3Hz),4.87(2H,s),6.75(1H,d,J=9.2Hz),7.21−7.51(6H,m),7.58−7.68(4H,m),7.81(1H,dd,J=9.2,2.4Hz),7.50(1H,d,J=2.4Hz).
MS:529(M++1).
[実施例402]
2−[(4−{2−[(4−ブロモベンジル)(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
(実施例402−1)
2−[(4−{2−[(4−ブロモベンジル)(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル
実施例265−1で合成される2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル4.0gおよび1−ブロモ−4−(ブロモメチル)ベンゼン2.94gをN,N−ジメチルホルムアミド40mLに溶解し、カリウムtert−ブトキシド1.32gを添加し、室温で8時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=4:1)で精製することにより、表題化合物4.65gを無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.21(3H,t,J=7.5Hz),1.42(9H,s),1.56(6H,s),2.48(2H,q,J=7.5Hz),3.08(2H,t,J=6.9Hz),3.90(2H,t,J=6.9Hz),4.70(2H,s),6.98(1H,s),7.09(2H,d,J=8.1Hz),7.38(2H,d,J=8.1Hz),8.19(2H,s).
(実施例402−2)
2−[(4−{2−[(4−ブロモベンジル)(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例402−1で得られた2−[(4−{2−[(4−ブロモベンジル)(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル350mgをジクロロメタン6mLに溶解し、トリフルオロ酢酸2mLを加え室温で20時間撹拌した。反応液を減圧濃縮した後、酢酸エチルを加え、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄した(この時、目的物は酢酸エチル層に抽出されている)。10%クエン酸水溶液、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=1:1〜0:1)で精製することにより、表題化合物240mgを白色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.21(3H,t,J=7.5Hz),1.63(6H,s),2.48(2H,q,J=7.5Hz),3.06(2H,t,J=6.9Hz),3.89(2H,t,J=6.9Hz),4.76(2H,s),6.91(1H,s),7.11(2H,d,J=8.4Hz),7.39(2H,d,J=8.4Hz),8.20(2H,s).
MS:523(M++1).
[実施例403]
2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)(4−ピラジン−2−イルベンジル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 塩酸塩
(実施例403−1)
2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)(4−ピラジン−2−イルベンジル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル
窒素雰囲気下、実施例402−1で合成される2−[(4−{2−[(4−ブロモベンジル)(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル800mgおよび2−トリブチルスタニルピラジン672mgをジオキサン10mLに溶解し、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム140mgを加え8時間還流した。反応液を冷却し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=2:1)で精製することにより、表題化合物180mgを淡黄色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.21(3H,t,J=7.6Hz),1.42(9H,s),1.57(6H,s),2.48(2H,q,J=7.6Hz),3.13(2H,t,J=7.0Hz),3.98(2H,t,J=7.0Hz),4.85(2H,s),7.01(1H,s),7.36(2H,d,J=8.1Hz),7.94(2H,d,J=8.1Hz),8.21(2H,s),8.47(1H,s),8.60(1H,s),9.00(1H,s).
(実施例403−2)
2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)(4−ピラジン−2−イルベンジル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 塩酸塩
実施例403−1で得られた2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)(4−ピラジン−2−イルベンジル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル180mgをジクロロメタン6mLに溶解し、トリフルオロ酢酸2mLを加え室温で12時間撹拌した。反応液を減圧濃縮した後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;ジクロロメタン:メタノール=10:1)で精製した。得られた化合物をジエチルエーテル5mLに溶解し、4mol/L塩酸−酢酸エチル1mLを加え、室温下1時間撹拌した。析出した固体を濾取することにより表題化合物140mgを白色固体として得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.30(3H,t,J=7.6Hz),1.62(6H,s),2.65(2H,q,J=7.6Hz),3.24(2H,t,J=7.5Hz),4.19(2H,t,J=7.5Hz),5.16(2H,s),7.48(2H,d,J=8.1Hz),7.60(1H,s),8.00(2H,d,J=8.1Hz),8.50−8.54(3H,m),8.66(1H,s),9.02(1H,s).
MS:521(M++1).
[実施例404]
2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)(4−ピリミジン−2−イルベンジル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 塩酸塩
実施例402−1で合成される2−[(4−{2−[(4−ブロモベンジル)(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび2−トリブチルスタニルピリミジンを出発原料とし、実施例403と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.32(3H,t,J=7.5Hz),1.64(6H,s),2.67(2H,q,J=7.5Hz),3.39(2H,brs),4.21(2H,brs),5.29(2H,s),7.59−7.63(3H,m),8.02(2H,s),8.49(1H,brs),8.60(2H,d,J=8.1Hz),9.11(2H,d,J=4.8Hz).
MS:521(M++1).
[実施例405]
2−{[4−(2−{(5−エチルピリミジン−2−イル)[4−(1,3−チアゾール−2−イル)ベンジル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 塩酸塩
実施例402−1で合成される2−[(4−{2−[(4−ブロモベンジル)(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび2−トリブチルスタニルチアゾールを出発原料とし、実施例403と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.15(3H,t,J=7.5Hz),1.50(6H,s),2.46(2H,q,J=7.5Hz),3.03(2H,t,J=6.6Hz),3.91(2H,t,J=6.6Hz),4.81(2H,s),7.32(2H,d,J=8.4Hz),7.48(1H,s),7.77(1H,d,J=3.0Hz),7.86−7.91(3H,m),8.31(2H,s).
MS:526(M++1)。
[実施例406]
2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)(4−ピリジン−2−イルベンジル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 塩酸塩
実施例402−1で合成される2−[(4−{2−[(4−ブロモベンジル)(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび2−トリブチルスタニルピリジンを出発原料とし、実施例403と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.31(3H,t,J=7.5Hz),1.61(6H,s),2.66(2H,q,J=7.5Hz),3.16(2H,t,J=6.9Hz),4.18(2H,t,J=6.9Hz),5.14(2H,s),7.45(1H,brs),7.63(2H,d,J=7.8Hz),7.80−7.84(1H,m),8.16−8.24(3H,m),8.41−8.48(1H,m),8.93(1H,d,J=5.7Hz).
MS:520(M++1).
[実施例407]
2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)(4−ピリジン−3−イルベンジル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 トリフルオロ酢酸塩
(実施例407−1)
2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)(4−ピリジン−3−イルベンジル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル
窒素雰囲気下、実施例402−1で合成される2−[(4−{2−[(4−ブロモベンジル)(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル300mgおよび(3−ジエチルボリル)ピリジン76mgをジオキサン2.6mLおよび2mol/L炭酸ナトリウム1.3mLに溶解し、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム30mgを加え2時間還流した。反応液を冷却し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=2:1〜1:1)で精製することにより、表題化合物223mgを白色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.22(3H,t,J=7.5Hz),1.42(9H,s),1.57(6H,s),2.49(2H,q,J=7.5Hz),3.13(2H,t,J=7.2Hz),3.96(2H,t,J=7.2Hz),4.83(2H,s),7.01(1H,s),7.31−7.36(3H,m),7.48−7.50(2H,m),7.82−7.86(1H,m),8.21(2H,s),8.55−8.57(1H,m),8.81−8.82(1H,m).
(実施例407−2)
2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)(4−ピリジン−3−イルベンジル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 トリフルオロ酢酸塩
実施例407−1で合成される2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)(4−ピリジン−3−イルベンジル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルをジクロロメタンおよびトリフルオロ酢酸に付した。反応溶液を減圧濃縮後、残渣を高速液体クロマトグラフィー(溶出溶媒;0.05%トリフルオロ酢酸−水:0.05%トリフルオロ酢酸−アセトニトリル=75:25〜30:70)で精製することにより表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.24(3H,t,J=7.5Hz),1.62(6H,s),2.53(2H,q,J=7.5Hz),3.10(2H,t,J=7.2Hz),3.98(2H,t,J=7.2Hz),4.91(2H,s),6.97(1H,s),7.40(2H,d,J=8.1Hz),7.54(2H,d,J=8.1Hz),7.76−7.80(1H,m),8.28(2H,s),8.34−8.37(1H,m),8.70−8.72(1H,m),9.04(1H,brs).
MS:520(M++1).
[実施例408]
2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)(4−モルホリン−4−イルベンジル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
(実施例408−1)
2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)(4−モルホリン−4−イルベンジル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル
窒素で置換した20mLねじ口試験管にトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム32mg、2−(ジ−tert−ブチルフォスフィノ)ビフェニル21mgおよびナトリウムtert−ブトキシド73mgを加え、そこへ実施例402−1で合成される2−[(4−{2−[(4−ブロモベンジル)(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル400mgとモルホリン91mgのトルエン(1.4mL)溶液を添加した。ふたを閉め、110℃で8時間撹拌した。室温まで冷却後、そのまま溶液をシリカゲルクロマトグラフィーに充填して精製(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=3:1〜2:1)することにより、表題化合物200mgを無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.21(3H,t,J=7.5Hz),1.43(9H,s),1.62(6H,s),2.47(2H,q,J=7.5Hz),3.05−3.12(6H,m),3.83−4.14(6H,m),4.70(2H,s),6.82(2H,d,J=8.4Hz),6.98(1H,s),7.15(2H,d,J=8.4Hz),8.19(2H,s).
(実施例408−2)
2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)(4−モルホリン−4−イルベンジル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例408−1で合成される2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)(4−モルホリン−4−イルベンジル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル200mgジクロロメタン2mLに溶解し、トリフルオロ酢酸2mLを加え室温で20時間撹拌した。反応液を減圧濃縮した後、酢酸エチルを加え、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄した(この時、目的物は酢酸エチル層に抽出されている)。10%クエン酸水溶液、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;クロロホルム:メタノール=20:1)で精製することにより、表題化合物111mgを得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.21(3H,t,J=7.5Hz),1.63(6H,s),2.48(2H,q,J=7.5Hz),3.02(2H,t,J=7.2Hz),3.11−3.14(4H,m),3.83−3.88(6H,m),4.75(2H,s),6.84(2H,d,J=8.4Hz),6.90(1H,s),7.17(2H,d,J=8.4Hz),8.19(2H,s).
MS:528(M++1).
[実施例409]
2−[(4−{2−[[(4’−シアノビフェニル−4−イル)メチル](5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 塩酸塩
実施例402−1で合成される2−[(4−{2−[(4−ブロモベンジル)(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび4−シアノフェニルホウ酸を出発原料とし、実施例407と同様の操作により得られる化合物をジエチルエーテルに溶解し、4mol/L塩酸−酢酸エチルを作用させることにより表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.15(3H,t,J=7.5Hz),1.50(6H,s),2.45(2H,q,J=7.5Hz),3.04(2H,t,J=7.2Hz),3.90(2H,t,J=7.2Hz),4.80(2H,s),7.32(2H,d,J=8.1Hz),7.48(1H,s),7.68(2H,d,J=8.1Hz),7.85(2H,d,J=8.4Hz),7.91(2H,d,J=8.4Hz),8.29(2H,s).
MS:544(M++1).
[実施例410]
2−[(4−{2−[[(3’−シアノビフェニル−4−イル)メチル](5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 塩酸塩
実施例402−1で合成される2−[(4−{2−[(4−ブロモベンジル)(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび3−シアノフェニルホウ酸を出発原料とし、実施例407と同様の操作より得られる化合物をジエチルエーテルに溶解し、4mol/L塩酸−酢酸エチルを作用させることにより表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.15(3H,t,J=7.5Hz),1.50(6H,s),2.46(2H,q,J=7.5Hz),3.04(2H,t,J=6.9Hz),3.90(2H,t,J=6.9Hz),4.80(2H,s),7.31(2H,d,J=8.2Hz),7.48(1H,s),7.62−7.69(3H,m),7.81(1H,d,J=8.8Hz),7.99(1H,d,J=8.0Hz),8.12(1H,s),8.30(2H,s).
MS:544(M++1)。
[実施例411]
2−[(4−{2−[(3−ブロモベンジル)(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
(実施例411−1)
2−[(4−{2−[(3−ブロモベンジル)(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル
実施例265−1で合成される2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル5.5gおよび1−ブロモ−3−(ブロモメチル)ベンゼン4.04gをN,N−ジメチルホルムアミド55mLに溶解し、カリウムtert−ブトキシド1.82gを添加し、室温で1時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=4:1)で精製することにより、表題化合物6.3gを無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.21(3H,t,J=7.5Hz),1.42(9H,s),1.57(6H,s),2.48(2H,q,J=7.5Hz),3.09(2H,t,J=6.9Hz),3.92(2H,t,J=6.9Hz),4.23(2H,s),6.98(1H,s),7.11−7.14(2H,m),7.31−7.35(2H,m),8.19(2H,s).
(実施例411−2)
2−[(4−{2−[(3−ブロモベンジル)(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例411−1で得られた2−[(4−{2−[(3−ブロモベンジル)(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル300mgをジクロロメタン6mLに溶解し、トリフルオロ酢酸2mLを加え室温で20時間撹拌した。反応液を減圧濃縮した後、酢酸エチルを加え、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄した(この時、目的物は酢酸エチル層に抽出されている)。10%クエン酸水溶液、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=1:1〜0:1)で精製することにより、表題化合物280mgを無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.21(3H,t,J=7.5Hz),1.63(6H,s),2.49(2H,q,J=7.5Hz),3.07(2H,t,J=6.9Hz),3.91(2H,t,J=6.9Hz),4.79(2H,s),6.93(1H,s),7.14−7.17(2H,m),7.33−7.35(2H,m),8.21(2H,s).
MS:523(M++1).
[実施例412]
2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)(3−ピリミジン−2−イルベンジル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 塩酸塩
実施例411−1で合成される2−[(4−{2−[(3−ブロモベンジル)(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび2−トリブチルスタニルピリミジンを出発原料とし、実施例403と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.15(3H,t,J=7.5Hz),1.48(6H,s),2.46(2H,q,J=7.5Hz),3.04(2H,t,J=6.3Hz),3.90(2H,t,J=6.3Hz),4.78(2H,s),7.36(1H,d,J=7.2Hz),7.42−7.49(3H,m),8.25−8.27(2H,m),8.31(2H,s),8.88(2H,d,J=4.8Hz).
MS:521(M++1).
[実施例413]
2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)(3−ピラジン−2−イルベンジル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 塩酸塩
実施例411−1で合成される2−[(4−{2−[(3−ブロモベンジル)(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび2−トリブチルスタニルピラジンを出発原料とし、実施例403と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.16(3H,t,J=7.5Hz),1.48(6H,s),2.49(2H,q,J=7.5Hz),3.07(2H,t,J=7.2Hz),3.95(2H,t,J=7.2Hz),4.90(2H,s),7.35(1H,d,J=7.7Hz),7.45−7.51(2H,m),8.00−8.02(2H,m),8.37(2H,s),8.62(1H,d,J=2.5Hz),8.70−8.73(1H,m),9.22(1H,d,J=1.4Hz).
MS:521(M++1).
[実施例414]
2−{[4−(2−{(5−エチルピリミジン−2−イル)[3−(1,3−チアゾール−2−イル)ベンジル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 塩酸塩
実施例411−1で合成される2−[(4−{2−[(3−ブロモベンジル)(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび2−トリブチルスタニルチアゾールを出発原料とし、実施例403と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.15(3H,t,J=7.5Hz),1.49(6H,s),2.46(2H,q,J=7.5Hz),3.04(2H,t,J=6.9Hz),3.91(2H,t,J=6.9Hz),4.84(2H,s),7.30(1H,d,J=7.8Hz),7.43(1H,d,J=7.8Hz),7.48(1H,s),7.77−7.81(3H,m),7.91(1H,d,J=3.3Hz),8.32(2H,s).
MS:526(M++1).
[実施例415]
2−{[4−(2−{(5−エチルピリミジン−2−イル)[(1−フェニル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル]アミノ}エチル)−5−メチル−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
実施例19で合成される2−{[4−(2−アミノエチル)−5−メチル−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび2−クロロ−エチルピリミジンを出発原料として実施例265−1と同様の操作を行い、続いて実施例326と同様の操作を行うことにより表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.22(3H,t,J=7.5Hz),1.61(6H,s),2.28(3H,s),2.49(2H,q,J=7.5Hz),3.00(2H,t,J=6.9Hz),3.86(2H,t,J=6.9Hz),4.68(2H,s),7.22−7.26(1H,m),7.39−7.45(2H,m),7.65−7.69(3H,m),7.95(1H,s),8.22(2H,s).
MS:523(M++1)。
[実施例416]
2−{[4−(2−{(5−エチルピリミジン−2−イル)[(6−フェニルピリジン−3−イル)メチル]アミノ}エチル)−5−メチル−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
実施例19で合成される2−{[4−(2−アミノエチル)−5−メチル−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび2−クロロ−エチルピリミジンを出発原料として実施例265−1と同様の操作を行い、続いて実施例327−1および326−2と同様の操作を行うことにより表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.23(3H,t,J=7.5Hz),1.64(6H,s),2.19(3H,s),2.52(2H,q,J=7.5Hz),3.08(2H,t,J=6.6Hz),3.97(2H,t,J=6.6Hz),4.78(2H,s),7.55−7.57(3H,m),7.81−7.89(3H,m),8.18−8.25(3H,m),9.22(1H,s).
MS:534(M++1).
[実施例417]
2−{[5−(2−{(5−エチルピリミジン−2−イル)[(1−フェニル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル]アミノ}エチル)−4−メチル−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
実施例24で合成される2−{[5−(2−アミノエチル)−4−メチル−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび2−クロロ−エチルピリミジンを出発原料として実施例265−1と同様の操作を行い、続いて実施例326と同様の操作を行うことにより表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.23(3H,t,J=7.5Hz),1.60(6H,s),2.33(3H,s),2.50(2H,q,J=7.5Hz),3.05(2H,t,J=7.2Hz),3.79(2H,t,J=7.2Hz),4.70(2H,s),7.24−7.29(1H,m),7.29−7.45(2H,m),7.61−7.64(3H,m),7.85(1H,s),8.24(2H,s).
MS:523(M++1).
[実施例418]
2−{[5−(2−{(5−エチルピリミジン−2−イル)[(6−フェニルピリジン−3−イル)メチル]アミノ}エチル)−4−メチル−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
実施例24で合成される2−{[5−(2−アミノエチル)−4−メチル−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび2−クロロ−エチルピリミジンを出発原料として実施例265−1と同様の操作を行い、続いて実施例327−1および326−2と同様の操作を行うことにより表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.15(3H,t,J=7.5Hz),1.46(6H,s),2.24(3H,s),2.45(2H,q,J=7.5Hz),3.07(2H,t,J=7.6Hz),3.80(2H,t,J=7.6Hz),4.82(2H,s),7.42−7.51(3H,m),7.71−7.75(1H,m),7.90(1H,d,J=8.0Hz),8.01−8.05(2H,m),8.30(2H,s),8.56(1H,s).
MS:534(M++1).
[実施例419]
2−{[5−({(5−エチルピリミジン−2−イル)[(1−フェニル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル]アミノ}メチル)−4−メチル−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
実施例30で合成される2−{[5−(アミノメチル)−4−メチル−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび2−クロロ−エチルピリミジンを出発原料として実施例265−1と同様の操作を行い、続いて実施例326と同様の操作を行うことにより表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.21(3H,t,J=7.5Hz),1.59(6H,s),2.42(3H,s),2.53(2H,q,J=7.5Hz),4.77(2H,s),4.84(2H,s),7.25−7.30(1H,m),7.40−7.46(2H,m),7.60−7.63(3H,m),7.81(1H,s),8.27(2H,s).
MS:509(M++1).
[実施例420]
2−[(4−{[(ビフェニル−4−イルメチル)(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]メチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 塩酸塩
(実施例420−1)
2−[(4−{[(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]メチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル
実施例13で合成される2−{[4−(アミノメチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル5.0gおよび2−クロロ−5−エチルピリミジン2.47gにN,N−ジイソプロピルエチルアミン2.24gを加え、130℃で8時間撹拌した。反応液を直接シリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=1:1)で精製することにより、表題化合物5.0gを微黄色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.19(3H,t,J=7.5Hz),1.42(9H,s),1.59(6H,s),2.47(2H,q,J=7.5Hz),4.73(2H,d,J=6.0Hz),5.51−5.54(1H,m),7.20(1H,s),8.16(2H,s).
(実施例420−2)
2−[(4−{[(ビフェニル−4−イルメチル)(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]メチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 塩酸塩
実施例420−1で合成される2−[(4−{[(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]メチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび4−(ブロモメチル)ビフェニルを出発原料とし、実施例326と同様の操作を行うことにより表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.22(3H,t,J=7.6Hz),1.59(6H,s),2.50(2H,q,J=7.6Hz),4.93(2H,s),5.01(2H,s),7.08(1H,s),7.31−7.36(3H,m),7.40−7.45(2H,m),7.50−7.58(4H,m),8.24(2H,s).
MS:505(M++1)。
[実施例421]
2−{[4−({(5−エチルピリミジン−2−イル)[4−(トリフルオロメチル)ベンジル]アミノ}メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
実施例420−1で合成される2−[(4−{[(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]メチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび1−(ブロモメチル)−4−(トリフルオロメチル)ベンゼンを出発原料とし、実施例326と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.21(3H,t,J=7.5Hz),1.58(6H,s),2.50(2H,q,J=7.5Hz),4.90(2H,s),5.02(2H,s),7.12(1H,s),7.36(2H,d,J=7.8Hz),7.54(2H,d,J=7.8Hz),8.22(2H,s).
MS:497(M++1).
[実施例422]
2−{[4−({(5−エチルピリミジン−2−イル)[4−(トリフルオロメトキシ)ベンジル]アミノ}メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
実施例420−1で合成される2−[(4−{[(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]メチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび1−(ブロモメチル)−4−(トリフルオロメトキシ)ベンゼンを出発原料とし、実施例326と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.20(3H,t,J=7.5Hz),1.59(6H,s),2.49(2H,q,J=7.5Hz),4.88(2H,s),4.96(2H,s),7.09(1H,s),7.13(2H,d,J=8.4Hz),7.29(2H,d,J=8.4Hz),8.22(2H,s).
MS:513(M++1).
[実施例423]
2−{[4−({(5−エチルピリミジン−2−イル)[(6−フェニルピリジン−3−イル)メチル]アミノ}メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 塩酸塩
実施例420−1で合成される2−[(4−{[(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]メチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび5−(クロロメチル)−2−フェニルピリジンを出発原料とし、実施例327と同様の操作を行うことにより表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.29(3H,t,J=7.5Hz),1.57(6H,s),2.65(2H,q,J=7.5Hz),5.08(2H,s),5.48(2H,s),7.62−7.65(3H,m),7.80(1H,s),8.06(1H,d,J=8.4Hz),8.12−8.16(2H,m),8.49(2H,s),8.59(1H,d,J=8.4Hz),9.46(1H,s).
MS:506(M++1).
[実施例424]
2−{[4−({(5−エチルピリミジン−2−イル)[(1−フェニル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル]アミノ}メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 塩酸塩
実施例420−1で合成される2−[(4−{[(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]メチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび4−(クロロメチル)−1−フェニル−1H−ピラゾールを出発原料とし、実施例327と同様の操作を行うことにより表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.29(3H,t,J=7.5Hz),1.57(6H,s),2.64(2H,q,J=7.5Hz),5.06(2H,s),5.17(2H,s),7.28−7.33(1H,m),7.42−7.48(3H,m),7.65−7.68(3H,m),8.24(1H,s),8.50(2H,s).
MS:495(M++1).
[実施例425]
2−({4−[((5−エチルピリミジン−2−イル){[1−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル]メチル}アミノ)メチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸 塩酸塩
実施例420−1で合成される2−[(4−{[(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]メチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび参考例16〜18と同様に合成される4−(クロロメチル)−1−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾールを出発原料とし、実施例327と同様の操作を行うことにより表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.28(3H,t,J=7.5Hz),1.57(6H,s),2.63(2H,q,J=7.5Hz),5.03(2H,s),5.14(2H,s),7.09−7.16(2H,m),7.41(1H,brs),7.59−7.64(3H,m),8.13(1H,brs),8.47(2H,s).
MS:513(M++1)。
[実施例426]
2−{[4−({(5−エチルピリミジン−2−イル)[(2−フェニル−1,3−オキサゾール−4−イル)メチル]アミノ}メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 塩酸塩
実施例420−1で合成される2−[(4−{[(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]メチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび参考例26で合成される4−(クロロメチル)−2−フェニル−1,3−オキサゾールを出発原料とし、実施例327と同様の操作を行うことにより表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.28(3H,t,J=7.5Hz),1.58(6H,s),2.64(2H,q,J=7.5Hz),5.19(2H,s),5.39(2H,s),7.47−7.53(3H,m),7.59(1H,s),8.08−8.12(2H,m),8.16(1H,s),8.49(2H,s).
MS:496(M++1).
[実施例427]
2−({4−[((5−エチルピリミジン−2−イル){[2−(4−フルオロフェニル)−1,3−オキサゾール−4−イル]メチル}アミノ)メチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸 塩酸塩
実施例420−1で合成される2−[(4−{[(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]メチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび参考例28で合成される4−(クロロメチル)−2−(4−フルオロフェニル)−1,3−オキサゾールを出発原料とし、実施例327と同様の操作を行うことにより表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.28(3H,t,J=7.5Hz),1.58(6H,s),2.64(2H,q,J=7.5Hz),5.13(2H,s),5.37(2H,s),7.13−7.19(2H,m),7.52(1H,s),8.03−8.10(3H,m),8.49(2H,s).
MS:514(M++1).
[実施例428]
2−[(4−{[[(6−クロロキノリン−2−イル)メチル](5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]メチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 塩酸塩
実施例420−1で合成される2−[(4−{[(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]メチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび参考例35で合成される6−クロロ−2−(クロロメチル)キノリンを出発原料とし、実施例327と同様の操作を行うことにより表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.20(3H,t,J=7.5Hz),1.59(6H,s),2.53(2H,q,J=7.5Hz),5.30(2H,s),5.90(2H,s),7.73−7.78(2H,m),7.95(1H,dd,J=2.1,9.0Hz),8.02(1H,d,J=2.1Hz),8.29(2H,s),8.55(1H,d,J=8.7Hz),8.94(1H,d,J=9.0Hz).
MS:514(M++1).
[実施例429]
2−[(4−{[(5−エチルピリミジン−2−イル)(2−フェノキシエチル)アミノ]メチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 塩酸塩
実施例420−1で合成される2−[(4−{[(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]メチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび(2−ブロモエトキシ)ベンゼンを出発原料として実施例327と同様の操作を行うことにより表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.13(3H,t,J=7.5Hz),1.49(6H,s),2.45(2H,q,J=7.5Hz),4.00(2H,t,J=6.0Hz),4.17(2H,t,J=6.0Hz),4.99(2H,s),6.89−6.93(3H,m),7.24−7.29(2H,m),7.47(1H,s),8.31(2H,s).
MS:459(M++1).
[実施例430]
2−メチル−2−[(4−{2−[[(1−フェニル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル](5−プロピルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]プロピオン酸
実施例7で合成される2−{[4−(2−アミノエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび2−クロロ−5−プロピルピリミジンを出発原料として実施例265−1と同様の操作を行い、続いて実施例326と同様の操作を行うことにより表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:0.96(3H,t,J=7.5Hz),1.56−1.64(8H,m),2.43(2H,t,J=7.2Hz),3.09(2H,t,J=6.9Hz),3.94(2H,t,J=6.9Hz),4.70(2H,s),6.96(1H,s),7.22−7.27(1H,m),7.39−7.45(2H,m),7.65−7.69(3H,m),7.96(1H,s),8.21(2H,s).
MS:523(M++1)。
[実施例431]
2−{[4−(2−{(5−イソプロピルピリミジン−2−イル)[(1−フェニル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
(参考例49)
5−イソプロピル−2−(メチルスルホニル)ピリミジン
3−(ジメチルアミノ)−2−イソプロピルアクリルアルデヒドを出発原料とし、参考例7〜9と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.38(6H,d,J=6.9Hz),3.03−3.13(1H,m),3.36(3H,s),8.79(2H,s).
実施例7で合成される2−{[4−(2−アミノエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび参考例49で合成される5−イソプロピル−2−(メチルスルホニル)ピリミジンを出発原料として実施例265−1と同様の操作を行い、続いて実施例326と同様の操作を行うことにより表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.26(6H,d,J=7.2Hz),1.62(6H,s),2.75−2.85(1H,m),3.10(2H,t,J=6.9Hz),3.93(2H,t,J=6.9Hz),4.71(2H,s),6.95(1H,s),7.22−7.26(1H,m),7.39−7.45(2H,m),7.66−7.69(3H,m),7.95(1H,s),8.25(2H,s).
MS:523(M++1).
[実施例432]
2−{[4−(2−{(5−イソブチルピリミジン−2−イル)[(1−フェニル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
(参考例50)
5−イソブチル−2−(メチルスルホニル)ピリミジン
3−(ジメチルアミノ)−2−イソブチルアクリルアルデヒドを出発原料とし、参考例7〜9と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:0.97(6H,d,J=6.3Hz),1.89−1.99(1H,m),2.60(2H,d,J=6.9Hz),3.36(3H,s),8.71(2H,s).
実施例7で合成される2−{[4−(2−アミノエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび参考例50で合成される5−イソブチル−2−(メチルスルホニル)ピリミジンを出発原料として実施例265−1と同様の操作を行い、続いて実施例326と同様の操作を行うことにより表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:0.92(6H,d,J=6.6Hz),1.63(6H,s),1.73−1.83(1H,m),2.31(2H,d,J=6.9Hz),3.09(2H,t,J=6.9Hz),3.92(2H,t,J=6.9Hz),4.71(2H,s),6.95(1H,s),7.22−7.27(1H,m),7.38−7.45(2H,m),7.64−7.69(3H,m),7.96(1H,s),8.17(2H,s).
MS:537(M++1).
[実施例433]
2−{[4−(2−{(4,6−ジメチルピリミジン−2−イル)[(1−フェニル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
実施例7で合成される2−{[4−(2−アミノエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび2−クロロ−4,6−ジメチルピリミジンを出発原料として実施例265−1と同様の操作を行い、続いて実施例326と同様の操作を行うことにより表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.62(6H,s),2.31(6H,s),3.10(2H,t,J=7.0Hz),3.94(2H,t,J=7.0Hz),4.71(2H,s),6.31(1H,s),6.95(1H,s),7.22−7.26(1H,m),7.43(2H,t,J=7.8Hz),7.65−7.68(3H,m),7.95(1H,s).
MS:509(M++1).
[実施例434]
2−{[4−(2−{(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)[(1−フェニル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
実施例7で合成される2−{[4−(2−アミノエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび2−クロロ−4,6−ジメトキシピリミジンを出発原料として実施例265−1と同様の操作を行い、続いて実施例326と同様の操作を行うことにより表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.61(6H,s),3.11(2H,t,J=6.9Hz),3.89−3.94(8H,m),4.70(2H,s),5.44(1H,s),6.93(1H,s),7.23−7.28(1H,m),7.40−7.46(2H,m),7.66−7.69(3H,m),7.96(1H,s).
MS:541(M++1).
[実施例435]
2−{[4−(2−{(5−ブロモピリミジン−2−イル)[(1−フェニル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 塩酸塩
実施例162−1で合成される2−[(4−{2−[(5−ブロモピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび参考例18で合成される4−(クロロメチル)−1−フェニル−1H−ピラゾールを出発原料として実施例327と同様の操作を行うことにより表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.50(6H,s),3.04(2H,t,J=7.2Hz),3.89(2H,t,J=7.2Hz),4.60(2H,s),7.28−7.31(1H,m),7.44−7.50(3H,m),7.68(1H,s),7.78(2H,d,J=8.1Hz),8.40(1H,s),8.49(2H,s).
MS:561(M++1)。
[実施例436]
2−[(4−{2−[(5−ブロモピリミジン−2−イル)(2−フェノキシエチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例162−1で合成される2−[(4−{2−[(5−ブロモピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび(2−ブロモエトキシ)ベンゼンを出発原料として実施例326と同様の操作を行うことにより表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.66(6H,s),3.15(2H,t,J=7.2Hz),3.88(2H,t,J=5.4Hz),4.02(2H,t,J=7.2Hz),4.15(2H,t,J=5.4Hz),6.87−6.96(4H,m),7.24−7.29(2H,m),8.29(2H,s).
MS:525(M++1).
[実施例437]
2−[(4−{2−[{4−[(エチルアミノ)カルボニル]ベンジル}(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
(実施例437−1)
4−{[(2−{2−[(2−tert−ブトキシ−1,1−ジメチル−2−オキソエチル)チオ]―1,3−チアゾール−4−イル}エチル)(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]メチル}安息香酸 メチルエステル
実施例265−1で合成される2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル3.0gおよび4−(ブロモメチル)安息香酸 メチルエステル2.0gをN,N−ジメチルホルムアミド37mLに溶解し、カリウムtert−ブトキシド0.91gを添加し、室温で8時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=5:1)で精製することにより、表題化合物2.2gを無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.21(3H,t,J=7.5Hz),1.42(9H,s),1.56(6H,s),2.48(2H,q,J=7.5Hz),3.10(2H,t,J=7.2Hz),3.89−3.96(5H,m),4.80(2H,s),6.99(1H,s),7.25−7.27(2H,m),7.92−7.95(2H,m),8.19(2H,s).
(実施例437−2)
4−{[(2−{2−[(2−tert−ブトキシ−1,1−ジメチル−2−オキソエチル)チオ]―1,3−チアゾール−4−イル}エチル)(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]メチル}安息香酸
実施例437−1で合成される4−{[(2−{2−[(2−tert−ブチル−1,1−ジメチル−2−オキソエチル)チオ]―1,3−チアゾール−4−イル}エチル)(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]メチル}安息香酸 メチルエステル2.2gをメタノール50mLおよびテトラヒドロフラン50mLに溶解し、1N水酸化ナトリウム水溶液16mlを加えて60℃で4時間撹拌した。10%クエン酸水溶液を加え、クロロホルムで抽出した。不溶物をろ過後、水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧留去することにより、表題化合物2.0gを油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.21(3H,t,J=7.5Hz),1.42(9H,s),1.56(6H,s),2.49(2H,q,J=7.5Hz),3.12(2H,t,J=7.2Hz),3.95(2H,t,J=7.2Hz),4.82(2H,s),7.01(1H,s),7.26−7.29(2H,m),7.96−7.99(2H,m),8.21(2H,s).
(実施例437−3)
2−[(4−{2−[{4−[(エチルアミノ)カルボニル]ベンジル}(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル
実施例437−2で合成される4−{[(2−{2−[(2−tert−ブチル−1,1−ジメチル−2−オキソエチル)チオ]―1,3−チアゾール−4−イル}エチル)(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]メチル}安息香酸261mgおよびエチルアミンの塩酸塩47mgをN,N−ジメチルホルムアミド2.5mLに溶解し、トリエチルアミン80μL、N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N’−エチルカルボジイミド(EDC)の塩酸塩110mg、1−ヒドロキシベンズトリアゾール(HOBt)一水和物86mgを順次添加し、室温下6時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=1:1)で精製することにより、表題化合物268mgを白色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.19−1.26(6H,m),1.42(9H,s),1.56(6H,s),2.48(2H,q,J=7.5Hz),3.09(2H,t,J=7.2Hz),3.46−3.53(2H,m),3.93(2H,t,J=7.2Hz),4.79(2H,s),6.05(1H,brs),6.99(1H,s),7.24−7.26(2H,m),7.65−7.67(2H,m),8.19(2H,s).
(実施例437−4)
2−[(4−{2−[{4−[(エチルアミノ)カルボニル]ベンジル}(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例437−3で合成される2−[(4−{2−[{4−[(エチルアミノ)カルボニル]ベンジル}(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル268mgをジクロロメタン2.0mLに溶解し、トリフルオロ酢酸2.0mLを加え室温で20時間撹拌した。反応液を減圧濃縮した後、酢酸エチルを加え、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄した(この時、目的物は酢酸エチル層に抽出されている)。10%クエン酸水溶液、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=1:1)で精製することにより、表題化合物159mgを白色無定形固体として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.19−1.27(6H,m),1.61(6H,s),2.49(2H,q,J=7.5Hz),3.01(2H,t,J=7.2Hz),3.44−3.53(2H,m),3.88(2H,t,J=7.2Hz),4.87(2H,s),6.17(1H,brs),6.93(1H,s),7.27−7.30(2H,m),7.66−7.68(2H,m),8.21(2H,s).
MS:514(M++1).
[実施例438]
2−{[4−(2−{(5−エチルピリミジン−2−イル)[4−(ピロリジン−1−イルカルボニル)ベンジル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
実施例437−2で合成される4−{[(2−{2−[(2−tert−ブチル−1,1−ジメチル−2−オキソエチル)チオ]―1,3−チアゾール−4−イル}エチル)(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]メチル}安息香酸およびピロリジンを出発原料とし、実施例437−3および実施例437−4と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.22(3H,t,J=7.5Hz),1.62(6H,s),1.84−1.98(4H,m),2.49(2H,q,J=7.5Hz),3.01(2H,t,J=7.2Hz),3.42(2H,t,J=6.6Hz),3.64(2H,t,J=6.6Hz),3.90(2H,t,J=7.2Hz),4.86(2H,s),6.93(1H,s),7.24−7.26(2H,m),7.44−7.46(2H,m),8.21(2H,s).
MS:540(M++1).
[実施例439]
2−{[4−(2−{(5−エチルピリミジン−2−イル)[4−(プロピオニルアミノ)ベンジル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 塩酸塩
(実施例439−1)
2−[(4−{2−[{4−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]ベンジル}(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル
実施例437−2で合成される4−{[(2−{2−[(2−tert−ブトキシ−1,1−ジメチル−2−オキソエチル)チオ]―1,3−チアゾール−4−イル}エチル)(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]メチル}安息香酸2.2gをtert−ブタノール20mLに溶解し、トリエチルアミン0.85mLおよびジフェニルフォスフィノアジド1.31gを順次添加し、2時間加熱還流した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=5:1〜3:1)で精製することにより、表題化合物1.4gを無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.20(3H,t,J=7.5Hz),1.42(9H,s),1.50(9H,s),1.56(6H,s),2.47(2H,q,J=7.5Hz),3.07(2H,t,J=7.2Hz),3.89(2H,t,J=7.2Hz),4.71(2H,s),6.39(1H,brs),6.96(1H,s),7.13−7.16(2H,m),7.23−7.26(2H,m),8.18(2H,s).
(実施例439−2)
2−[(4−{2−[(4−アミノベンジル)(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル
実施例439−1で合成される2−[(4−{2−[{4−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]ベンジル}(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル1.2gをジクロロメタン20mLに溶解し、p−トルエンスルホン酸一水和物3.64gを室温にて少量ずつ添加した。2.5時間後、ジクロロメタンで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=3:1〜1:1)で精製することにより、表題化合物0.78gを無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.20(3H,t,J=7.5Hz),1.43(9H,s),1.57(6H,s),2.47(2H,q,J=7.5Hz),3.06(2H,t,J=7.5Hz),3.87(2H,t,J=7.5Hz),4.66(2H,s),6.58−6.61(2H,m),6.97(1H,s),7.02−7.05(2H,m),8.18(2H,s).
(実施例439−3)
2−{[4−(2−{(5−エチルピリミジン−2−イル)[4−(プロピオニルアミノ)ベンジル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル
実施例439−2で合成される2−[(4−{2−[(4−アミノベンジル)(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル120mgをテトラヒドロフラン2.5mLに溶解し、トリエチルアミン40μLおよびプロピオニルクロリド22μLを添加し、室温にて30分間撹拌した。反応溶液を減圧濃縮し、残渣をそのままシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=1:1)で精製することにより、表題化合物100mgを無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.18−1.26(6H,m),1.43(9H,s),1.56(6H,s),2.37(2H,q,J=7.5Hz),2.48(2H,q,J=7.5Hz),3.08(2H,t,J=7.5Hz),3.89(2H,t,J=7.5Hz),4.72(2H,s),6.98(1H,s),7.06(1H,brs),7.16−7.19(2H,m),7.40−7.42(2H,m),8.18(2H,s).
(実施例439−4)
2−{[4−(2−{(5−エチルピリミジン−2−イル)[4−(プロピオニルアミノ)ベンジル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 塩酸塩
実施例439−3で合成される2−{[4−(2−{(5−エチルピリミジン−2−イル)[4−(プロピオニルアミノ)ベンジル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル100mgをギ酸2.5mLに溶解し、4mol/L塩酸−酢酸エチル0.5mLを添加し、室温で一晩撹拌した。反応溶液を減圧留去し、60℃で加熱乾燥することにより表題化合物98mgを白色無定形固体として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.21(3H,t,J=7.5Hz),1.30(3H,t,J=7.5Hz),1.65(6H,s),2.46(2H,q,J=7.5Hz),2.65(2H,q,J=7.5Hz),3.28(2H,brs),4.03(2H,brs),5.06(2H,brs),7.23−7.26(2H,m),7.54−7.57(2H,m),8.04(1H,s),8.41(2H,brs).
MS:514(M++1).
[実施例440]
2−[(4−{2−[{4−[(シクロペンチルカルボニル)アミノ]ベンジル}(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 塩酸塩
実施例439−2で合成される2−[(4−{2−[(4−アミノベンジル)(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよびシクロペンタンカルボニルクロリドを出発原料とし、実施例439−3および実施例439−4と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.29(3H,t,J=7.5Hz),1.63(6H,s),1.76−1.92(8H,m),2.64(2H,q,J=7.5Hz),2.75−2.81(1H,m),3.21(2H,brs),4.05(2H,brs),5.03(2H,s),7.21−7.26(2H,m),7.54−7.57(2H,m),7.95(2H,brs),8.48(2H,brs).
MS:554(M++1)。
[実施例441]
2−{[4−(2−{(5−エチルピリミジン−2−イル)[4−(プロピルアミノ)ベンジル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 塩酸塩
(実施例441−1)
2−{[4−(2−{(5−エチルピリミジン−2−イル)[4−(プロピルアミノ)ベンジル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル
実施例439−2で合成される2−[(4−{2−[(4−アミノベンジル)(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル175mgをジクロロエタン2.0mLに溶解し、プロピオニルアルデヒド24mg、酢酸20μL、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム100mgを順次添加し、室温で2時間撹拌した。飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=3:1)で精製することにより、表題化合物68mgを無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:0.98(3H,t,J=7.5Hz),1.20(3H,t,J=7.5Hz),1.43(9H,s),1.57−1.65(8H,s),2.47(2H,q,J=7.5Hz),3.07(2H,t,J=7.4Hz),3.87(2H,t,J=7.4Hz),4.66(2H,s),6.50−6.54(2H,m),6.97(1H,s),7.04−7.07(2H,m),8.18(2H,s).
(実施例441−2)
2−{[4−(2−{(5−エチルピリミジン−2−イル)[4−(プロピルアミノ)ベンジル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 塩酸塩
実施例441−1で合成される2−{[4−(2−{(5−エチルピリミジン−2−イル)[4−(プロピルアミノ)ベンジル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル68mgをギ酸2.5mLに溶解し、4mol/L塩酸−酢酸エチル0.5mLを添加し、室温で一晩撹拌した。反応溶液を減圧留去し、60℃で加熱乾燥することにより表題化合物77mgを白色無定形固体として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:0.98(3H,t,J=7.2Hz),1.30(3H,t,J=7.5Hz),1.69(6H,s),1.84−1.92(2H,m),2.67(2H,q,J=7.5Hz),3.21−3.31(6H,m),5.10(2H,brs),7.30−7.32(2H,m),7.59−7.62(2H,m),8.07(1H,s),8.59(2H,brs).
MS:500(M++1).
[実施例442]
2−[(4−{2−[ヘプチル(5−モルホリン−4−イルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
(実施例442−1)
2−[(4−{2−[(5−ブロモピリミジン−2−イル)(ヘプチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル
実施例162−1で合成される2−[(4−{2−[(5−ブロモピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル3.27gおよびヨウ化ヘプチル1.77gをN,N−ジメチルホルムアミド36mLに溶解し、カリウムtert−ブトキシド0.80gを添加し、室温で8時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=5:1)で精製することにより、表題化合物2.80gを無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:0.88(3H,t,J=6.8Hz),1.24−1.29(8H,m),1.45(9H,s),1.53(2H,brs),1.58(6H,s),3.06(2H,t,J=7.3Hz),3.40(2H,t,J=7.3Hz),3.84(2H,t,J=7.3Hz),7.01(1H,s),8.27(2H,s).
(実施例442−2)
2−[(4−{2−[ヘプチル(5−モルホリン−4−イルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル
窒素で置換した20mLねじ口試験管にトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム45mg、2−(ジ−tert−ブチルフォスフィノ)ビフェニル29mgおよびナトリウムtert−ブトキシド104mgを加え、そこへ実施例442−1で合成される2−[(4−{2−[(5−ブロモピリミジン−2−イル)(ヘプチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル550mgとモルホリン129mgのトルエン(2.0mL)溶液を添加した。ふたを閉め、110℃で8時間撹拌した。室温まで冷却後、そのまま溶液をシリカゲルクロマトグラフィーに充填して精製(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=3:1〜2:1)することにより、表題化合物300mgを無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:0.87(3H,t,J=6.6Hz),1.24−1.28(8H,m),1.45(9H,s),1.51−1.53(2H,m),1.60(6H,s),2.97−3.00(4H,m),3.07(2H,t,J=7.5Hz),3.42(2H,t,J=7.5Hz),3.83−3.87(6H,m),7.01(1H,s),8.09(2H,s).
(実施例442−3)
2−[(4−{2−[ヘプチル(5−モルホリン−4−イルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例442−2で得られた2−[(4−{2−[ヘプチル(5−モルホリン−4−イルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル710mgをジクロロメタン4mLに溶解し、トリフルオロ酢酸4mLを加え室温で20時間撹拌した。反応液を減圧濃縮した後、酢酸エチルを加え、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄した(この時、目的物は酢酸エチル層に抽出されている)。10%クエン酸水溶液、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=1:1〜0:1)で精製することにより、表題化合物300mgを白色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:0.87(3H,t,J=6.6Hz),1.28(8H,brs),1.53(2H,brs),1.65(6H,s),2.98−3.01(4H,m),3.09(2H,t,J=7.2Hz),3.45(2H,t,J=7.2Hz),3.83−3.87(6H,m),6.95(1H,s),8.09(2H,s).
MS:508(M++1).
[実施例443]
2−{[4−(2−{ヘプチル[5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 トリフルオロ酢酸塩
実施例442−1で合成される2−[(4−{2−[(5−ブロモピリミジン−2−イル)(ヘプチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび1−メチルピペラジンを出発原料とし、実施例442−2と同様の操作により得られる化合物をジクロロメタンおよびトリフルオロ酢酸に付した。反応溶液を減圧濃縮後、残渣を高速液体クロマトグラフィー(溶出溶媒;0.05%トリフルオロ酢酸−水:0.05%トリフルオロ酢酸−アセトニトリル=65:35〜15:85)で精製することにより表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:0.88(3H,t,J=6.9Hz),1.27−1.37(8H,m),1.55(2H,brs),1.63(6H,s),2.18(4H,m),2.88(3H,s),3.10(2H,t,J=6.9Hz),3.36(4H,brs),3.45−3.50(2H,m),3.89(2H,t,J=6.9Hz),6.98(1H,s),8.17(2H,s).
MS:521(M++1).
[実施例444]
2−[(4−{2−[ヘプチル(5−ピロリジン−1−イルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 トリフルオロ酢酸塩
実施例442−1で合成される2−[(4−{2−[(5−ブロモピリミジン−2−イル)(ヘプチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよびピロリジンを出発原料とし、、実施例442−2と同様の操作により得られる化合物をジクロロメタンおよびトリフルオロ酢酸に付した。反応溶液を減圧濃縮後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;クロロホルム:メタノール=10:1)で精製することにより、表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:0.85−0.87(3H,m),1.27(8H,brs),1.52(2H,brs),1.65(6H,s),1.99−2.01(4H,m),3.09(2H,t,J=6.9Hz),3.19−3.21(4H,m),3.42(2H,t,J=7.5Hz),3.84(2H,t,J=6.9Hz),6.95(1H,s),7.87(2H,s).
MS:492(M++1).
[実施例445]
2−メチル−2−{[4−(2−{(5−モルホリン−4−イルピリミジン−2−イル)[(1−フェニル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}プロピオン酸 塩酸塩
実施例162−1で合成される2−[(4−{2−[(5−ブロモピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび参考例18で合成される4−(クロロメチル)−1−フェニル−1H−ピラゾールを出発原料とし、実施例442と同様の操作により得られる化合物をジエチルエーテルに溶解し、4mol/L塩酸−酢酸エチルを作用させることにより表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.50(6H,s),3.04(2H,t,J=7.2Hz),3.14(4H,brs),3.79(4H,brs),3.90(2H,t,J=7.2Hz),4.63(2H,s),7.25−7.30(1H,m),7.44−7.49(3H,m),7.66(1H,s),7.77−7.79(2H,m),8.40(3H,brs).
MS:566(M++1)。
[実施例446]
2−[(4−{2−[ヘプチル(3−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 トリフルオロ酢酸塩
(実施例446−1)
2−[(4−{2−[ヘプチル(3−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル
実施例303−2で合成される2−({4−[2−(ヘプチルアミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル3.41gをN,N−ジメチルホルムアミド43mLに溶解し、氷冷下、ジケテン0.75gを滴下した。室温まで昇温し、一時間撹拌した。酢酸エチルで希釈し飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去し、2−[(4−{2−[アセトアセチル(ヘプチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル3.4gを無色油状物として得た。本化合物は特に精製することなく次の工程に用いた。本化合物1.0gをエタノール10mLに溶解し、ヒドラジン一水和物0.103gを室温にて添加し、一晩撹拌した。溶媒を減圧留去し、残渣をテトラヒドロフラン10mLに溶解し、五硫化二リン0.459gと炭酸ナトリウム0.437gを添加し、2時間加熱還流した。溶媒を留去し、そのまま残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=1:1〜1:2)で精製することにより、表題化合物0.54gを無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:0.87(3H,t,J=6.6Hz),1.26−1.32(8H,m),1.44(9H,s),1.52(2H,brs),1.58(6H,s),2.22(3H,s),3.02(2H,t,J=7.5Hz),3.13(2H,t,J=7.5Hz),3.55(2H,t,J=7.5Hz),5.35(1H,s),7.05(1H,s).
(実施例446−2)
2−[(4−{2−[ヘプチル(3−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 トリフルオロ酢酸塩
実施例446−1で合成される2−[(4−{2−[ヘプチル(3−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル540mgをジオキサン1.0mLに溶解し、4mol/L塩酸−ジオキサン4.0mLを加え、室温で12時間撹拌した。反応液を減圧濃縮した後、残渣を高速液体クロマトグラフィー(溶出溶媒;0.05%トリフルオロ酢酸−水:0.05%トリフルオロ酢酸−アセトニトリル=85:15〜40:60)で精製することにより表題化合物229mgを白色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:0.87−0.91(3H,m),1.29−1.31(8H,m),1.62(8H,brs),2.34(3H,s),2.99(2H,t,J=7.7Hz),3.23(2H,t,J=7.5Hz),3.56(2H,t,J=7.7Hz),5.37(1H,s),7.06(1H,s).
MS:425(M++1).
[実施例447]
2−[(4−{2−[(1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル)(ヘプチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例446−1の途中で合成される2−[(4−{2−[アセトアセチル(ヘプチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよびメチルヒドラジンを用いて、実施例446と同様の操作により得られる化合物をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;クロロホルム:メタノール=10:1)で精製することにより、表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:0.87(3H,t,J=6.8Hz),1.22−1.27(8H,m),1.36−1.41(2H,m),1.64(6H,s),2.21(3H,s),2.81−2.88(4H,m),3.27(2H,t,J=6.9Hz),3.51(3H,s),5.69(1H,s),6.84(1H,s).
MS:439(M++1).
[実施例448]
2−[(4−{2−[[1−(4―フルオロフェニル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−イル](ヘプチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例446−1の途中で合成される2−[(4−{2−[アセトアセチル(ヘプチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび(4−フルオロフェニル)ヒドラジンの塩酸塩および中和のための酢酸ナトリウムを用いて、実施例446と同様の操作により得られる化合物をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;クロロホルム:メタノール=10:1)で精製することにより、表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:0.86(3H,t,J=7.2Hz),1.12−1.26(8H,m),1.37−1.41(2H,m),1.61(6H,s),2.27(3H,s),2.77(2H,t,J=7.8Hz),2.91(2H,t,J=7.2Hz),3.25(2H,t,J=7.2Hz),5.77(1H,s),6.80(1H,s),7.00−7.06(2H,m),7.46−7.50(2H,m).
MS:519(M++1).
[実施例449]
2−[(4−{2−[(3−エチル−1H−ピラゾール−5−イル)(ヘプチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 トリフルオロ酢酸塩
実施例303−2で合成される2−({4−[2−(ヘプチルアミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル3.0gおよび3−ケト−n−吉草酸 メチルエステル1.46gをキシレン10mLに溶解し、135度で8時間撹拌した。室温まで冷却後、そのまま溶液をシリカゲルクロマトグラフィーに充填して精製(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=1:1)することにより、2−[(4−{2−[ヘプチル(3−オキソペンタノイル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル1.6gを無色油状物として得た。本化合物は特に精製することなく次の工程に用いた。ヒドラジン一水和物を用いる環化反応から先の工程を実施例446と同様の操作を行うことにより表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:0.89(3H,t,J=6.6Hz),1.27−1.32(11H,m),1.56−1.65(8H,m),2.69(2H,q,J=7.5Hz),3.00(2H,t,J=7.5Hz),3.24(2H,t,J=7.5Hz),3.57(2H,t,J=7.5Hz),5.38(1H,s),7.06(1H,s).
MS:439(M++1).
[実施例450]
2−[(4−{2−[ヘプチル(3−プロピル−1H−ピラゾール−5−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 トリフルオロ酢酸塩
実施例303−2で合成される2−({4−[2−(ヘプチルアミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび3−ケト−n−ヘキサン酸 メチルエステルを出発原料とし、実施例449と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:0.87−0.91(3H,m),0.99(3H,t,J=7.2Hz),1.29(8H,brs),1.62(8H,brs),1.66−1.74(2H,m),2.62(2H,t,J=7.5Hz),3.00(2H,t,J=7.5Hz),3.23(2H,t,J=7.5Hz),3.57(2H,t,J=7.5Hz),5.36(1H,s),7.06(1H,s).
MS:453(M++1)。
[実施例451]
2−メチル−2−{[4−(2−{(3−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)[(1−フェニル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}プロピオン酸 塩酸塩
(実施例451−1)
2−メチル−2−{[4−(2−{[(1−フェニル−1H−ピラゾール−4−イル)カルボニル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}プロピオン酸 tert−ブチルエステル
参考例16で合成される1−フェニル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸 エチルエステル4.1gをメタノール40mLおよびテトラヒドロフラン40mLに溶解し、1mol/L水酸化ナトリウム水溶液40mlを加えて60℃にて一時間撹拌した。反応液を減圧濃縮した後、1mol/L塩酸水溶液50mlを加えて、析出した固体をろ過した。酢酸エチルに溶解し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧留去することにより、1−フェニル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸2.5gを白色固体として得た。このカルボン酸8.72gおよび実施例7で合成される2−{[4−(2−アミノエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル14gをN,N−ジメチルホルムアミド225mLに溶解し、N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N’−エチルカルボジイミド(EDC)の塩酸塩10.65g、1−ヒドロキシベンズトリアゾール(HOBt)一水和物10.62gを順次添加し、室温下6時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=1:1)で精製することにより、表題化合物16.2gを白色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.45(9H,s),1.57(6H,s),3.05(2H,t,J=6.0Hz),3.80−3.86(2H,m),7.02(1H,s),7.05(1H,brs),7.29−7.35(1H,m),7.43−7.48(2H,m),7.69−7.72(2H,m),8.12(1H,s),8.49(1H,s).
(実施例451−2)
2−メチル−2−{[4−(2−{[(1−フェニル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}プロピオン酸 tert−ブチルエステル
実施例451―1で得られた2−メチル−2−{[4−(2−{[(1−フェニル−1H−ピラゾール−4−イル)カルボニル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}プロピオン酸 tert−ブチルエステル16.2gをテトラヒドロフラン20mLに溶解し、氷冷下、1mol/L−ボラン/テトラヒドロフラン錯体160mLを添加、その後室温にて12時間撹拌した。反応液を氷冷した後、メタノール200mLを滴下し、室温まで昇温して1時間撹拌した。反応液を減圧濃縮した後、ピペリジン60mLを加え60℃で4時間撹拌した。反応液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;ジクロロメタン:メタノール=20:1〜10:1)で精製することにより、表題化合物9.5gを微黄色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.42(9H,s),1.57(6H,s),2.98−3.06(4H,m),3.79(2H,s),7.02(1H,s),7.24−7.29(1H,m),7.41−7.46(2H,m),7.64−7.68(3H,m),7.89(1H,s).
(実施例451−3)
2−メチル−2−{[4−(2−{(3−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)[(1−フェニル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}プロピオン酸 塩酸塩
実施例451−2で合成される2−メチル−2−{[4−(2−{[(1−フェニル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}プロピオン酸 tert−ブチルエステルを用いて、実施例446と同様の操作により得られる化合物をジエチルエーテルに溶解し、4mol/L塩酸−酢酸エチルを作用させることにより表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.50(6H,s),2.24(3H,s),3.04(2H,t,J=6.9Hz),3.67(2H,t,J=6.9Hz),4.40(2H,s),5.85(1H,s),7.28−7.33(1H,m),7.49(2H,t,J=7.8Hz),7.58(1H,s),7.75−7.81(3H,m),8.54(1H,s).
MS:483(M++1).
[実施例452]
2−[(4−{2−[(ビフェニル−4−イルメチル)(3−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例7で合成される2−{[4−(2−アミノエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび4−フェニル安息香酸を出発原料とし、実施例451−1、実施例451−2および実施例446−1と同様の操作により得られる化合物をジクロロメタンおよびトリフルオロ酢酸に付した。反応液を減圧濃縮した後、酢酸エチルを加え、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄した(この時、目的物は酢酸エチル層に抽出されている)。10%クエン酸水溶液、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=1:1〜0:1)で精製することにより、表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.63(6H,s),2.21(3H,s),3.00(2H,t,J=7.2Hz),3.59(2H,t,J=7.2Hz),4.41(2H,s),5.33(1H,s),6.93(1H,s),7.27−7.58(9H,m).
MS:493(M++1).
[実施例453]
2−メチル−2−{[4−(2−{(3−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)[(6−フェニルピリジン−3−イル)メチル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}プロピオン酸 塩酸塩
実施例7で合成される2−{[4−(2−アミノエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび参考例21で合成される6−フェニルニコチン酸 エチルエステルを用いて、実施例451と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.50(6H,s),2.24(3H,s),3.04(2H,t,J=6.9Hz),3.74(2H,t,J=6.9Hz),4.64(2H,s),5.84(1H,s),7.50−7.57(4H,m),7.91−7.94(1H,m),8.05−8.09(3H,m),8.63(1H,d,J=1.8Hz).
MS:494(M++1).
[実施例454]
2−{[4−(2−{(3−エチル−1H−ピラゾール−5−イル)[(1−フェニル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 塩酸塩
実施例451−2で合成される2−メチル−2−{[4−(2−{[(1−フェニル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}プロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび3−ケト−n−ヘキサン酸 メチルエステルを用いて、実施例449と同様の操作により得られる化合物をジエチルエーテルに溶解し、4mol/L塩酸−酢酸エチルを作用させることにより表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.20(3H,t,J=7.5Hz),1.50(6H,s),2.59(2H,q,J=7.5Hz),3.04(2H,t,J=6.9Hz),3.68(2H,t,J=6.9Hz),4.42(2H,s),5.88(1H,s),7.28−7.33(1H,m),7.49(2H,t,J=7.8Hz),7.58(1H,s),7.76−7.81(3H,m),8.55(1H,s).
MS:497(M++1).
[実施例455]
2−メチル−2−({4−[({[4’−(トリフルオロメチル)ビフェニル−4−イル]カルボニル}アミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)プロピオン酸
(実施例455−1)
2−[(4−{[(4−ブロモベンゾイル)アミノ]メチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル
実施例13で合成される2−{[4−(アミノメチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル3.0gおよび4−ブロモ安息香酸2.51gをジクロロメタン50mLに溶解し、N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N’−エチルカルボジイミド(EDC)の塩酸塩2.99g、ヒドロキシベンゾトリアゾール(HOBT)の1水和物2.39gを順次添加し、室温下12時間撹拌した。反応液に水を加え、ジクロロメタンで抽出した。飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=2:1)で精製することにより、表題化合物3.5gを白色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.38(9H,s),1.59(6H,s),4.67(2H,d,J=5.4Hz),6.90−6.94(1H,m),7.22(1H,s),7.58(2H,d,J=8.6Hz),7.74(2H,d,J=8.6Hz).
(実施例455−2)
2−メチル−2−({4−[({[4’−(トリフルオロメチル)ビフェニル−4−イル]カルボニル}アミノ)メチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)プロピオン酸 tert−ブチルエステル
窒素雰囲気下、実施例455−1で合成される2−[(4−{[(4−ブロモベンゾイル)アミノ]メチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル600mgおよび4−トリフルオロメチルフェニルホウ酸363mgをジオキサン8mLおよび2M炭酸ナトリウム水溶液4mLに溶解し、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム73mgを加え4時間還流した。反応液を冷却し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=2:1〜1:1)で精製することにより、表題化合物590mgを白色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.43(9H,s),1.64(6H,s),4.76(2H,d,J=5.3Hz),6.98−7.02(1H,m),7.29(1H,s),7.69−7.81(6H,m),8.00(2H,d,J=8.2Hz).
(実施例455−3)
2−メチル−2−({4−[({[4’−(トリフルオロメチル)ビフェニル−4−イル]カルボニル}アミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)プロピオン酸
実施例455−2で得られた2−メチル−2−({4−[({[4’−(トリフルオロメチル)ビフェニル−4−イル]カルボニル}アミノ)メチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)プロピオン酸 tert−ブチルエステル580mgをジクロロメタン10mLに溶解し、トリフルオロ酢酸4mLを加え室温で12時間撹拌した。反応液を減圧濃縮した後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=1:1〜0:1)で精製することにより、表題化合物330mgを白色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.65(6H,s),4.66(2H,d,J=5.6Hz),7.37(1H,s),7.49−7.54(3H,m),6.64−7.72(4H,m),7.78(2H,d,J=8.3Hz).
MS:481(M++1)。
[実施例456]
2−{[4−({[(4’−フルオロビフェニル−4−イル)カルボニル]アミノ}メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
実施例455−1で合成される2−[(4−{[(4−ブロモベンゾイル)アミノ]メチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび4−フルオロフェニルホウ酸を出発原料とし、実施例455−2および実施例455−3と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.66(6H,s),4.68(2H,d,J=5.4Hz),7.13−7.29(3H,m),7.35(1H,s),7.52−7.58(4H,m),7.82(2H,d,J=8.2Hz).
MS:431(M++1).
[実施例457]
2−{[4−({[(4’−クロロビフェニル−4−イル)カルボニル]アミノ}メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
実施例455−1で合成される2−[(4−{[(4−ブロモベンゾイル)アミノ]メチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび4−クロロフェニルホウ酸を出発原料とし、実施例455−2および実施例455−3と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.63(6H,s),4.61(2H,d,J=5.5Hz),7.35(1H,s),7.39−7.53(7H,m),7.76(2H,d,J=8.2Hz).
MS:447(M++1).
[実施例458]
2−メチル−2−{[4−(2−オキソ−2−{[4’−(トリフルオロメチル)ビフェニル−4−イル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}プロピオン酸
(実施例458−1)
2−[(4−{2−[(4−ブロモフェニル)アミノ]−2−オキソエチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル
実施例3で合成される{2−[(2−tert−ブトキシ−1,1−ジメチル−2−オキソエチル)チオ]−1,3−チアゾール−4−イル}酢酸3.0gおよび4−ブロモアニリン1.63gをジクロロメタン50mLに溶解し、N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N’−エチルカルボジイミド(EDC)の塩酸塩2.72g、4−ジメチルアミノピリジン(DMAP)1.73gを順次添加し、室温下12時間撹拌した。反応液に水を加え、ジクロロメタンで抽出した。飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=2:1)で精製することにより、表題化合物4.5gを無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.42(9H,s),1.61(6H,s),3.81(2H,s),7.15(1H,s),7.41(2H,d,J=8.8Hz),7.57(2H,d,J=8.8Hz),8.75(1H,brs).
(実施例458−2)
2−メチル−2−{[4−(2−オキソ−2−{[4’−(トリフルオロメチル)ビフェニル−4−イル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}プロピオン酸 tert−ブチルエステル
窒素雰囲気下、実施例458−1で合成される2−[(4−{2−[(4−ブロモフェニル)アミノ]−2−オキソエチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル600mgおよび4−トリフルオロメチルフェニルホウ酸363mgをジオキサン8mLおよび2M炭酸ナトリウム水溶液4mLに溶解し、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム73mgを加え4時間還流した。反応液を冷却し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=2:1)で精製することにより、表題化合物550mgを無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.47(9H,s),1.67(6H,s),3.89(2H,s),7.22(1H,s),7.59(2H,d,J=8.8Hz),7.70(4H,s),7.79(2H,d,J=8.8Hz),8.86(1H,brs).
(実施例458−3)
2−メチル−2−{[4−(2−オキソ−2−{[4’−(トリフルオロメチル)ビフェニル−4−イル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}プロピオン酸
実施例458−2で得られた2−メチル−2−{[4−(2−オキソ−2−{[4’−(トリフルオロメチル)ビフェニル−4−イル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}プロピオン酸 tert−ブチルエステル540mgをジクロロメタン10mLに溶解し、トリフルオロ酢酸4mLを加え室温で12時間撹拌した。反応液を減圧濃縮した後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=1:1〜0:1)で精製することにより、表題化合物290mgを白色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.66(6H,s),3.84(2H,s),7.30−7.66(9H,m),8.70(1H,brs).
MS:481(M++1).
[実施例459]
2−[(4−{2−[(4’−フルオロビフェニル−4−イル)アミノ]−2−オキソエチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例458−1で合成される2−[(4−{2−[(4−ブロモフェニル)アミノ]−2−オキソエチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび4−フルオロフェニルホウ酸を出発原料とし、実施例458−2および実施例458−3と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.66(6H,s),3.84(2H,s),7.05−7.11(2H,m),7.23−7.54(7H,m),8.47(1H,brs).
MS:431(M++1).
[実施例460]
2−[(4−{2−[(4’−クロロビフェニル−4−イル)アミノ]−2−オキソエチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例458−1で合成される2−[(4−{[(4−ブロモベンゾイル)アミノ]メチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび4−クロロフェニルホウ酸を出発原料とし、実施例458−2および実施例458−3と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.66(6H,s),3.84(2H,s),7.31−7.55(9H,m),8.46(1H,brs).
MS:447(M++1)。
[実施例461]
2−[(4−{2−[ヘプチル(3−ニトロピリジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
(実施例461−1)
2−({4−[2−(9H−フルオレン−9−イルメトキシ)−2−オキソエチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル
実施例3で得られた{2−[(2−tert−ブトキシ−1,1−ジメチル−2−オキソエチル)チオ]−1,3−チアゾール−4−イル}酢酸160gのジクロロメタン(500ml)溶液に、9H−フルオレン−9−イルメタノール98gおよび4−ジメチルアミノピリジン3.1gを加え、氷冷下、ジイソプロピルカルボジイミド78mlを滴下し、0℃にて1時間撹拌し、室温にてさらに2時間撹拌した。反応液から沈殿をろ去し、ろ液を減圧濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=4:1)に付し、表題化合物260gを黄色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.43(9H,s),1.55(6H,s),3.91(2H,s),4.20(1H, t,J=6.9Hz),4.44(2H, d,J=6.9Hz),7.15(1H,s),7.30(2H,dt,J=7.5,1.2Hz),7.39(2H, t,J=7.5Hz),7.51(2H, d,J=7.5Hz),7.76(2H, d,J=7.5Hz).
MS:496(M++1).
(実施例461−2)
2−({4−[2−(9H−フルオレン−9−イルメトキシ)−2−オキソエチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸
実施例461−1で得られた2−({4−[2−(9H−フルオレン−9−イルメトキシ)−2−オキソエチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル260gのジクロロメタン(400ml)溶液にトリフルオロ酢酸100mlを加え、室温で一晩撹拌し、45℃にて8時間加熱撹拌した。反応液を濃縮後、酢酸エチルを加え、飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した.得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=1:1)に付し、表題化合物(250g)を黄色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.63(6H,s),3.52(1H,bs),3.89(2H,s),4.22(1H, t,J=6.9Hz),4.50(2H, d,J=6.9Hz),7.08(1H,s),7.31(2H,dt,J=7.5,1.2Hz),7.41(2H, t,J=7.5Hz),7.52(2H, d,J=7.5Hz),7.76(2H, d,J=7.5Hz).
MS:440(M++1).
(実施例461−3)
2−({4−[2−(9H−フルオレン−9−イルメトキシ)−2−オキソエチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸 レジン
ワングレジン100gのジメチルホルムアミド(500ml)縣濁液にピリジン42mlと実施例461−2で得られた2−({4−[2−(9H−フルオレン−9−イルメトキシ)−2−オキソエチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸130gを加え、氷冷下、2,6−ジクロロベンゾイルクロリド42mlを滴下し、室温にて一晩撹拌した。反応液からレジンをろ取し、メタノールとジメチルルムアミドで3回ずつ、次いでテトラヒドロフランとメタノールで2回ずつ、最後にテトラヒドロフランで1回、レジンを洗浄し、風乾して表題淡黄色レジン150gを得た。
IR(KBr)cm−1:3060,3024,2926,1730.
(実施例461−4)
2−{[4−(カルボキシメチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 レジン
実施例461−3で得られた2−({4−[2−(9H−フルオレン−9−イルメトキシ)−2−オキソエチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸 レジン150gのジメチルホルムアミド(500ml)縣濁液に、ピペリジン100mlを加え、室温にて一晩撹拌した。反応液からレジンをろ取し、ジメチルホルムアミド、メタノール、水で1回ずつ、次にジメチルルムアミドとメタノールで3回ずつ、最後にジクロロメタンで2回レジンを洗浄し、減圧乾燥して表題淡黄色レジン130gを得た。
IR(KBr)cm−1:3058,3025,2922,1728、1677.
(実施例461−5)
2−({4−[2−(ヘプチルアミノ)−2−オキソエチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸 レジン
実施例461−4で合成された2−{[4−(カルボキシメチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 レジン5.0gのジメチルホルムアミド(20ml)縣濁液に、ピリジン1.2mlと4mol/L−塩酸−ジオキサン溶液2.3mlを加え室温にて30分間軽く撹拌した後、レジンをろ取し、ジメチルホルムアミドで3回洗浄した。このレジンにジメチルホルミアミド20ml、ピリジン0.75mlおよび2−クロロ−1,3−ジメチルイミダゾリニウム クロリド1.6gを加え、室温にて30分撹拌した。この反応液にヘプチルアミン1.4mlを加え、室温にて一晩撹拌した。反応液からレジンをろ取し、ジメチルホルムアミドで3回、水とメタノールで1回ずつ、テトラヒドロフランで3回、メタノールで1回、順次洗浄し、最後にジクロロメタンで3回洗浄し、減圧乾燥して表題淡黄色レジン(5.2g)を得た。
このレジンの一部をトリフルオロ酢酸で切り出し、構造を確認した。
MS:359(M++1).
(実施例461−6)
2−({4−[2−(ヘプチルアミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸 レジン
実施例461−5で合成された2−({4−[2−(ヘプチルアミノ)−2−オキソエチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸 レジン5.2gのテトラヒドロフラン20ml縣濁液に、1mol/Lボラン−テトラヒドロフラン錯体18mlを加え、室温にて30分撹拌後、50℃にて16時間半撹拌した。反応液からレジンをろ取し、テトラヒドロフラン、メタノールで3回ずつ洗浄し、減圧乾燥して表題淡黄色レジン4.0gを得た。
このレジンの一部をトリフルオロ酢酸で切り出し、構造を確認した。
MS:345(M++1).
(実施例461−7)
2−[(4−{2−[ヘプチル(3−ニトロピリジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例461−6で合成された2−({4−[2−(ヘプチルアミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸 レジン0.15gのアセトニトリル(1.5ml)縣濁液に、トリエチルアミン0.16mlと2−クロロ−3−ニトロピリジン0.089gを加え、室温で一晩撹拌した。反応液からレジンをろ取し、ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラン、メタノールで3回ずつ洗浄し、減圧乾燥した。得られたレジンにトリフルオロ酢酸2.0mlを加え、室温にて2時間そのまま放置した。次にこの反応液からレジンをろ去し、ろ液に窒素ガスを吹き付けて濃縮し、減圧乾燥した後、HPLC分取により精製し表題化合物1.5mgを淡褐色油状物として得た。
MS:467(M++1)。
実施例461と同様の操作により、以下の化合物を得た。
[実施例483]
2−メチル−2−[(4−{2−[(8−メチルノニル)(5−ニトロピリジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]プロピオン酸
(実施例483−1)
2−{[4−(2−{[(9H−フルオレン−9−イルメトキシ)カルボニル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル
実施例7で合成される2−{[4−(2−アミノエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル19gのテトラヒドロフラン(60ml)溶液に、N−(9H−フルオレン−9−イルメチルオキシカルボニル)スクシンイミド23gを加え、室温にて一晩撹拌した。反応液に酢酸エチルを加え、水、および飽和食塩水で洗浄し、析出してきた沈殿をろ去し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去し、シリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=2:1)に付し、表題化合物33gを淡褐色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.43(9H,s),1.60(6H,s),2.96(2H, dd,J=6.0、5.4Hz),3.59(2H, q,J=6.0Hz),4.21(1H, t,J=6.9Hz),4.37(2H, d,J=6.9Hz),5.50(1H,bs),6.98(1H,s),7.30(2H, t,J=7.2Hz),7.39(2H, t,J=7.2Hz),7.60(2H, d,J=7.5Hz),7.51(2H, d,J=7.5Hz).
(実施例483−2)
2−{[4−(2−{[(9H−フルオレン−9−イルメトキシ)カルボニル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
実施例483−1で合成される2−{[4−(2−{[(9H−フルオレン−9−イルメトキシ)カルボニル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル33gのジクロロメタン(30ml)溶液に、トリフルオロ酢酸50mlを加え、室温にて一晩撹拌した。反応液を水に注下して酢酸エチルで抽出し、水、および飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;酢酸エチル)に付し、表題化合物38gを淡褐色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.64(6H,s),2.74−3.07(2H, m),3.23−3.65(2H, m),4.09−4.32(1H, m),4.40−4.59(2H, m),6.34(1H,bs),6.97(1H,s),7.32(2H, t,J=7.5Hz),7.41(2H, t,J=7.2Hz),7.58(2H, d,J=7.2Hz),7.77(2H, d,J=7.2Hz).
(実施例483−3)
2−{[4−(2−アミノエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 レジン
実施例483−2で合成される2−{[4−(2−{[(9H−フルオレン−9−イルメトキシ)カルボニル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸を出発原料とし、実施例461−3と同様の操作を行い、2−{[4−(2−{[(9H−フルオレン−9−イルメトキシ)カルボニル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 レジンを得た。
このレジンの一部をトリフルオロ酢酸で切り出し、レジンの導入を確認した。
MS:469(M++1).
続いて、実施例461−4と同様の操作を行い、表題淡褐色レジン44gを得た。
このレジンの一部をトリフルオロ酢酸で切り出し、構造を確認した。
MS:247(M++1).
(実施例483−4)
2−メチル−2−[(4−{2−[(8−メチルノニル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]プロピオン酸 レジン
実施例483−3で合成される2−{[4−(2−アミノエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 レジン0.30gのジメチルホルムアミド(4.0ml)縣濁液に、HOBT一水和物0.092g、ジイソプロピルカルボジイミド0.10ml、および8−メチルノナン酸0.10gを加え、室温にて一晩撹拌した。反応液からレジンをろ取し、ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラン、およびメタノールで3回ずつ洗浄し、減圧乾燥し、2−メチル−2−[(4−{2−[(8−メチルノナノイル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]プロピオン酸 レジンを得た。
このレジンにテトラヒドロフラン1.0ml、および1mol/Lボラン−テトラヒドロフラン錯体2.5mlを加え、室温にて一晩撹拌した。反応液からレジンをろ取し、テトラヒドロフランで1回、テトラヒドロフラン−メタノール(1:1)の溶液で3回、さらにメタノールで2回レジンを洗浄した。次いで、テトラヒドロフラン−メタノール−ピペリジン(1:1:2)の溶液4.0mlをレジンに加え、室温で一晩撹拌した。反応後レジンをろ取し、テトラヒドロフランで4回、メタノールで2回洗浄し、減圧乾燥し、表題褐色レジン0.30gを得た。
このレジンの一部をトリフルオロ酢酸で切り出し、構造を確認した。
MS:387(M++1).
(実施例483−5)
2−メチル−2−[(4−{2−[(8−メチルノニル)(5−ニトロピリジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]プロピオン酸
実施例483−4で得られる2−メチル−2−[(4−{2−[(8−メチルノニル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]プロピオン酸 レジンおよび2−クロロ−5−ニトロアニリンを出発原料として、実施例461−7と同様の操作により、表題化合物30mgを淡黄色油状物として得た。
MS:509(M++1)。
実施例483と同様の操作により、以下の化合物を得た。
[実施例487]
2−メチル−2−[(4−{2−[メチル(フェニル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]プロピオン酸
(実施例487−1)
2−メチル−2−[(4−{2−[メチル(フェニル)アミノ]−2−オキソエチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]プロピオン酸 レジン
実施例461−4で合成される2−{[4−(カルボキシメチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 レジンおよびN−メチルアニリン0.52mlを出発原料とし、実施例461−5と同様の操作により、表題黄色レジン2.0gを得た。
このレジンの一部をトリフルオロ酢酸で切り出し、構造を確認した。
MS:351(M++1).
(実施例487−2)
2−メチル−2−[(4−{2−[メチル(フェニル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]プロピオン酸
実施例487−1で得られる2−メチル−2−[(4−{2−[メチル(フェニル)アミノ]−2−オキソエチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]プロピオン酸 レジンを出発原料とし、実施例461−6と同様の操作により得られるレジンにトリフルオロ酢酸(2.0ml)を加え、室温にて2時間そのまま放置した。次にこの反応液からレジンをろ去し、ろ液に窒素ガスを吹き付けて濃縮し、減圧乾燥した後、HPLC分取により精製し表題化合物(30mg)を淡褐色油状物として得た。
MS:337(M++1).
[実施例488]
2−メチル−2−[(4−{2−[フェニル(3−フェニルプロピル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]プロピオン酸
(実施例488−1)
2−{[4−(2−アニリノ−2−オキソエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 レジン
実施例461−4で合成される2−{[4−(カルボキシメチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 レジンおよびアニリンを出発原料とし、実施例461−5と同様の操作により、表題黄色レジン2.9gを得た。
このレジンの一部をトリフルオロ酢酸で切り出し、構造を確認した。
MS:337(M++1).
(実施例488−2)
2−{[4−(2−アニリノエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 レジン
実施例488−1で得られる2−{[4−(2−アニリノ−2−オキソエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 レジン2.9gのテトラヒドロフラン(30ml)縣濁液に、1mol/Lボラン−テトラヒドロフラン錯体24mlを加え、室温にて一晩撹拌した。反応液にメタノールを徐々に加え、室温で一晩撹拌した後、レジンをろ取し、メタノールで3回洗浄し、減圧乾燥し、表題淡褐色レジン2.4gを得た.
このレジンの一部をトリフルオロ酢酸で切り出し、構造を確認した。
MS:323(M++1).
(実施例488−3)
2−メチル−2−[(4−{2−[フェニル(3−フェニルプロピル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]プロピオン酸
実施例488−2で得られる2−{[4−(2−アニリノエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 レジン0.20gのジクロロエタン(3.0ml)溶液に、3−フェニルプロピオンアルデヒド0.027g、水素化トリ(アセトキシ)ホウ酸ナトリウム0.084g、および酢酸0.22mlを加え、一晩撹拌した。反応溶液からレジンをろ取し、メタノール、ジメチルホルムアミドで1回ずつ洗浄した後、メタノールで2回洗浄した。
このレジンに、トリフルオロ酢酸2.0mlを加え、室温にて1時間放置し、レジンをろ去し、窒素ガスを吹き付けて溶媒を溶液を濃縮し、HPLC分取により精製して、表題化合物(11mg)を無色油状物として得た。
MS:441(M++1)。
実施例488と同様の操作により、以下の化合物を得た。
[実施例504]
2−[(4−{2−[[4−(2−ヒドロキシエチル)フェニル](3−フェニルプロピル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
(実施例504−1)
2−{[4−(2−{[4−(2−エトキシ−2−オキソエチル)フェニル]アミノ}−2−オキソエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 レジン
実施例461−4で得られる2−{[4−(カルボキシメチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 レジンおよび4−アミノフェニル酢酸 エチルエステルを用いて、実施例461−5と同様の操作を3回行った。得られたレジンのジメチルホルムアミド(30ml)縣濁液に、HOBT一水和物0.92g、ジイソプロピルカルボジイミド0.93ml、および4−アミノフェニル酢酸 エチルエステル1.1gを加え、室温にて一晩撹拌した。反応液からレジンをろ取し、ジメチルホルムアミド、メタノールで1回ずつ、ジメチルホルムアミド2回、メタノール1回、テトラヒドロフラン3回、最後にメタノール1回の順でレジンを洗浄し、減圧乾燥して表題淡褐色レジン3.1gを得た。
このレジンの一部をトリフルオロ酢酸で切り出し、構造を確認した。
MS:423(M++1).
(実施例504−2)
2−{[4−(2−{[4−(2−ヒドロキシエチル)フェニル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 レジン
実施例504−1で得られる2−{[4−(2−{[4−(2−エトキシ−2−オキソエチル)フェニル]アミノ}−2−オキソエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 レジン2.6gを出発原料とし、実施例488−2と同様の操作により、表題淡褐色レジン2.6gを得た。
このレジンの一部をトリフルオロ酢酸で切り出し、構造を確認した。
MS:423(M++1).
(実施例504−3)
2−{[4−(2−{[4−(2−エトキシ−2−オキソエチル)フェニル]アミノ}−2−オキソエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 レジン
実施例504−2で得られる2−{[4−(2−{[4−(2−ヒドロキシエチル)フェニル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 レジン0.3gを出発原料とし、実施例488−3と同様の操作により、表題化合物8.5mgを淡黄色油状物として得た。
MS:581(M++1)。
実施例504と同様の操作により、以下の化合物を得た。
[実施例520]
2−[(4−{2−[(4−フルオロフェニル)(3−フェニルプロピル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
(実施例520−1)
2−[(4−{2−[(4−フルオロフェニル)アミノ]−2−オキソエチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 レジン
実施例461−4で合成される2−{[4−(カルボキシメチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 レジン3.0gのジメチルホルムアミド(30ml)縣濁液に、ピリジン0.35mlと4mol/L塩酸−ジオキサン溶液(1.0ml)を加え室温にて15分間軽く撹拌した後、レジンをろ取し、ジメチルホルムアミドで3回洗浄した。このレジンのジメチルホルムアミド(30ml)縣濁液に、HOBT一水和物0.92g、ジイソプロピルカルボジイミド0.93ml、および4−フルオロアニリン0.57mlを加え、室温にて一晩撹拌した。反応液からレジンをろ取し、ジメチルホルムアミド、メタノールで1回ずつ、ジメチルホルムアミド2回、メタノール1回、テトラヒドロフラン3回、最後にメタノール1回の順でレジンを洗浄し、減圧乾燥して表題淡褐色レジン3.0gを得た。
このレジンの一部をトリフルオロ酢酸で切り出し、構造を確認した。
MS:355(M++1).
(実施例520−2)
2−[(4−{2−[(4−フルオロフェニル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 レジン
実施例520−1で合成される2−[(4−{2−[(4−フルオロフェニル)アミノ]−2−オキソエチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 レジンを出発原料とし、実施例488−2と同様の操作により、表題黄色レジン(2.6g)を得た。
このレジンの一部をトリフルオロ酢酸で切り出し、構造を確認した。
MS:341(M++1).
(実施例520−3)
2−[(4−{2−[(4−フルオロフェニル)(3−フェニルプロピル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例520−2で合成される2−[(4−{2−[(4−フルオロフェニル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 レジンを出発原料とし、実施例488の−3と同様の操作により、表題化合物13mgを無色油状物として得た。
MS:459(M++1)。
実施例520と同様の操作により、以下の化合物を得た。
[実施例629]
2−[(4−{2−[ヘプチル(4−フェニル−1,3−チアゾール−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 塩酸塩
(実施例629−1)
2−{[4−(2−{3−[(9H−フルオレン−9−イルメトキシ)カルボニル]−1−ヘプチルチオウレイド}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル
実施例303−2で合成される2−({4−[2−(ヘプチルアミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル2.5gのジクロロメタン(20ml)溶液に、9H−フルオレン−9−イルメチルオキシカルボニルイソチオシアネート2.5gを滴下し、室温にて3時間撹拌した。反応液を減圧濃縮した後、シリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=4:1)に付し、表題化合物(3.1g)を淡褐色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:0.87(3H, t,J=6.6Hz),1.13−1.35(8H,m),1.44(9H,s),1.44−1.72(2H,m),1.56(6H,s),3.03−3.40(4H,m),3.70−4.00(2H,m),4.25(1H, t,J=6.8Hz),4.86(2H, d,J=6.8Hz),7.00−7.20(1H,m),7.31(2H, t,J=7.3Hz),7.41(2H, t,J=7.3Hz),7.60(2H, d,J=7.3Hz),7.77(2H, d,J=7.3Hz).
MS:682(M++1).
(実施例629−2)
2−({4−[2−(1−ヘプチルチオウレイド)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル
実施例629−1で合成される2−{[4−(2−{3−[(9H−フルオレン−9−イルメトキシ)カルボニル]−1−ヘプチルチオウレイド}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル3.1gのメタノール(40ml)溶液に、ピペリジン20mlを加え、室温にて一晩撹拌した。反応液を減圧濃縮した後、シリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=2:1)に付し、表題化合物2.0gを無色油状物として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:0.88(3H, t,J=6.6Hz),1.21−1.35(8H,m),1.43(9H,s),1.53−1.75(2H,m),1.58(6H,s),3.10(2H,bs),3.40−4.00(4H,m),5.70−6.20(2H,m),7.06(1H,s).
MS:460(M++1).
(実施例629−3)
2−[(4−{2−[ヘプチル(4−フェニル−1,3−チアゾール−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 塩酸塩
実施例629−2で合成される2−({4−[2−(1−ヘプチルチオウレイド)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル1.0gのジオキサン(20ml)溶液に、フェナシルブロミド0.44gを加え、室温にて1時間撹拌した。反応液を減圧濃縮した後、トリフルオロ酢酸20mlを加え、室温にて1時間撹拌した。この反応液を減圧濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;クロロホルム:メタノール=12:1)、次いでシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=2:1)に付した。得られた残渣に、メタノール、および1mol/L塩酸−エーテルを加え、減圧乾固した。この残渣にメタノール35ml、水酸化リチウム1.0g、および水5mlを加え、室温で一晩撹拌した。この反応液に希塩酸を加え、酢酸エチルで抽出し、飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。この残渣に、4mol/L塩酸−ジオキサンを加え、減圧乾固し、表題化合物0.93gを淡褐色アモルファスとして得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:0.86(3H, t,J=6.6Hz),1.26−1.40(8H,m),1.40−1.70(2H,m),1.53(6H,s),3.11(2H, t,J=6.6Hz),3.71(2H, t,J=6.6Hz),3.72−3.91(2H,m),7.16(1H,s),7.30(1H, t,J=7.2Hz),7.40(2H, t,J=7.2Hz),7.54(1H,s),7.83(1H,d,J=7.2Hz).
MS:504(M++1).
[実施例630]
2−[(4−{2−[ヘプチル(4−メチル−1,3−チアゾール−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 塩酸塩
実施例629−2で合成される2−({4−[2−(1−ヘプチルチオウレイド)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよびブロモアセトンを出発原料とし、実施例629−3と同様の操作により、表題化合物0.21gを淡黄色結晶として得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:0.88(3H, t,J=6.6Hz),1.15−1.35(8H,m),1.58(2H,t,J=6.9Hz),1.65(6H,s),2.34(3H,s),3.13(2H, t,J=6.9Hz),3.25(2H, t,J=7.8Hz),3.80(2H, t,J=6.9Hz),6.26(1H,s),7.00(1H,s).
MS:442(M++1).
[実施例631]
2−[(4−{2−[(4−エチル−1,3−チアゾール−2−イル)(ヘプチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 塩酸塩
実施例629−2で合成される2−({4−[2−(1−ヘプチルチオウレイド)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび1−ブロモ−2−ブタノンを出発原料とし、実施例629−3と同様の操作により、表題化合物(0.31g)を淡黄色油状物として得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:0.88(3H, t,J=7.2Hz),1.22(3H, t,J=7.5Hz),1.22−1.30(8H,m),1.58(2H,t,J=6.3Hz),1.60(6H,s),2.59(2H,dq,J=7.2,0.9Hz),3.14(2H, t,J=6.9Hz),3.26(2H, t,J=7.2Hz),3.80(2H, t,J=7.2Hz),6.03(1H,s),7.00(1H,s).
MS:456(M++1).
[実施例632]
2−[(4−{2−[(4−tert−ブチル−1,3−チアゾール−2−イル)(ヘプチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 塩酸塩
実施例629−2で合成される2−({4−[2−(1−ヘプチルチオウレイド)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび1−ブロモ−3,3−ジメチル−2−プロパノンを出発原料とし、実施例629−3と同様の操作により、表題化合物(0.51g)を薄紫色油状物として得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:0.84(3H, t,J=5.4Hz),1.32(9H,s),1.23−1.35(8H,m),1.61−1.78(2H,m),1.61(6H,s),3.17(2H, t,J=6.9Hz),3.58(2H, t,J=7.2Hz),4.07(2H, t,J=7.2Hz),6.10(1H,s),7.26(1H,s).
MS:456(M++1).
[実施例633]
2−メチル−2−[(4−{2−[(4−メチル−1,3−チアゾール−2−イル)(4−ペンチルフェニル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]プロピオン酸
(実施例633−1)
2−メチル−2−[(4−{2−[(4−ペンチルフェニル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]プロピオン酸 レジン
実施例461−4で合成される2−{[4−(カルボキシメチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 レジンおよび4−アミルアニリン0.098gを出発原料とし、実施例520−1と同様の操作を行った。得られたレジンにテトラヒドロフラン2.0ml、および1mol/Lボラン−テトラヒドロフラン錯体2.0mlを加え、室温にて一晩撹拌した。反応液からレジンをろ取し、テトラヒドロフランで1回、テトラヒドロフラン/メタノール=1:1の溶液で2回、さらにメタノールで2回レジンを洗浄した。次いで、テトラヒドロフラン−メタノール−ピペリジン(1:1:2)の溶液(4.0ml)をレジンに加え、室温で一晩撹拌した。反応終了後レジンをろ取し、テトラヒドロフランで4回、メタノールで2回洗浄し、減圧乾燥し、表題淡黄色レジン0.30gを得た。
このレジンの一部をトリフルオロ酢酸で切り出し、構造を確認した。
MS:393(M++1).
(実施例633−2)
2−メチル−2−[(4−{2−[(4−メチル−1,3−チアゾール−2−イル)(4−ペンチルフェニル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]プロピオン酸
実施例633−1で合成される2−メチル−2−[(4−{2−[(4−ペンチルフェニル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]プロピオン酸 レジン0.30gのジクロロメタン(4.0ml)縣濁液に、9H−フルオレン−9−イルメチルオキシカルボニルイソチオシアネート2.5gを滴下し、室温にて一晩撹拌した。反応終了後、レジンをろ取して、ジクロロメタン、テトラヒドロフラン、およびメタノールで3回ずつ洗浄し、減圧乾燥した。このレジンに、ピペリジン−ジメチルホルムアミド(1:2)の溶液(3ml)を加え、時々撹拌しながら3時間静置し、レジンをろ取してジメチルホルムアミドで3回、メタノールで1回、テトラヒドロフランで3回、メタノールで1回、ジオキサンで1回の順で洗浄して、減圧乾燥した。得られたレジンにブロモアセトン0.035mlとジオキサン4.0mlを加え、室温にて一晩撹拌した。反応終了後、レジンをろ取し、ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラン、およびメタノールで3回ずつ洗浄して、減圧乾燥した。このレジンにトリオフルオロ酢酸2.0mlを加え、1時間放置した後レジンをろ去し、残渣に窒素ガスを吹き付けて濃縮後、HPLC分取により精製して、表題化合物0.029gを淡褐色油状物として得た。
MS:490(M++1)。
実施例633と同様の操作により、以下の化合物を得た。
[実施例675]
2−メチル−2−[(4−{2−[(8−メチルノニル)(4−メチル−1,3−チアゾール−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]プロピオン酸
実施例483−4で合成される2−メチル−2−[(4−{2−[(8−メチルノニル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]プロピオン酸 レジン0.3gを出発原料とし、実施例633−2と同様の操作により、表題化合物0.031gを淡黄色油状物として得た。
MS:484(M++1)。
実施例675と同様の操作により、以下の化合物を得た。
[実施例680]2−({4−[2−(ビフェニル−3−イルアミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸
実施例461−4で合成される2−{[4−(カルボキシメチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 レジンおよび3−アミノビフェニルを出発原料とし、実施例520−1および実施例488−2と同様の操作を行った。得られたレジンにトリフルオロ酢酸を加え一晩放置し、レジンをろ去後、窒素ガスを吹き付けて濃縮し、HPLC分取により精製し、表題化合物0.015gを淡褐色油状物として得た。
MS:399(M++1)。
実施例680と同様の操作により、以下の化合物を得た。
[実施例713]
2−({4−[2−(ビフェニル−4−イルオキシ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸
(実施例713−1)
2−{[4−(2−ヒドロキシエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 レジン
実施例461−4で合成される2−{[4−(カルボキシメチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 レジン10gのテトラヒドロフラン(50ml)縣濁液に、氷冷下、1mol/Lボラン−テトラヒドロフラン錯体25mlを加え、室温にて一晩撹拌した。反応液からレジンをろ取し、テトラヒドロフラン−メタノール(1:1)溶液で2回、テトラヒドロフランで3回、メタノールで2回、ピペリジンで1回テトラヒドロフランで1回、メタノールで1回の順で洗浄し、減圧乾燥した。このレジンに、再び1mol/Lボラン−テトラヒドロフラン錯体25mlを加え、室温にて一晩撹拌した。反応液からレジンをろ取し、テトラヒドロフラン、テトラヒドロフラン−メタノール(1:1)溶液、テトラヒドロフラン−ピペリジン(1:1)溶液の順で1回ずつ洗浄し、次いでテトラヒドロフランとメタノールで3回ずつ洗浄した後、減圧乾燥し、表題淡黄色レジン8.6gを得た。
このレジンの一部をトリフルオロ酢酸で切り出し、構造を確認した。
MS:262(M++1).
(実施例713−2)
2−({4−[2−(ビフェニル−4−イルオキシ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸
実施例713−1で合成される2−{[4−(2−ヒドロキシエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 レジン0.3gのテトラヒドロフラン(3.0ml)縣濁液に、トリフェニルホスフィン0.12gと4−フェニルフェノール0.17gを加え、15分放置した。これにアゾジカルボン酸ジイソプロピル(40%トルエン溶液)0.26mlを加え、室温で30分撹拌した。反応液からレジンをろ取し、テトラヒドロフランで3回洗浄した。この操作を3回繰り返し、得られたレジンをジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラン、メタノールで3回ずつ洗浄し、減圧乾燥した。このレジンに、トリフルオロ酢酸を加え、室温で4時間放置後、レジンをろ去し、窒素ガスを吹き付けて濃縮し、HPLC分取にて精製し、標記化合物0.012gを無色油状物として得た。
MS:400(M++1)。
実施例713と同様の操作により、以下の化合物を得た。
[実施例733]
2−メチル−2−[(4−{2−[(4’−ニトロビフェニル−4−イル)オキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]プロピオン酸
(実施例733−1)
2−メチル−2−[(4−{2−[(4’−ニトロビフェニル−4−イル)オキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]プロピオン酸 tert−ブチルエステル
実施例4で合成される2−{[4−(2−ヒドロキシエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステル2.7gのテトラヒドロフラン(15ml)溶液に、トリフェニルホスフィン2.5gと4−(4−ニトロフェニル)フェノール2.1gを加え、氷冷下、5分間撹拌した。この溶液に、アゾジカルボン酸ジイソプロピル(40%トルエン溶液)4.7mlを加え、室温で一晩撹拌した。この溶液にさらにトリフェニルホスフィン1.2gとアゾジカルボン酸ジイソプロピル(40%トルエン溶液)2.4mlを加え、室温で3時間半撹拌した。反応液を濃縮し、酢酸エチルで抽出し、水酸化ナトリウム水溶液、および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥し、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=1:1)に付し、表題化合物3.3gを淡褐色固体として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.43(9H,s),1.58(6H,s),3.28(2H, t,J=6.6Hz),4.37(2H, t,J=6.6Hz),7.01(2H, dd,J=6.8,2.0Hz),7.14(1H,s),7.57(2H, dd,J=6.8,2.0Hz),7.69(2H, dd,J=7.0,1.9Hz),8.27(2H, dd,J=7.0,1.9Hz).
MS:501(M++1).
(実施例733−2)
2−メチル−2−[(4−{2−[(4’−ニトロビフェニル−4−イル)オキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]プロピオン酸
実施例733−1で合成される2−メチル−2−[(4−{2−[(4’−ニトロビフェニル−4−イル)オキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]プロピオン酸 tert−ブチルエステル3.3gのジクロロメタン(10ml)溶液に、トリフルオロ酢酸30mlを加え、室温にて一晩撹拌した。反応液を濃縮して水に注下し、酢酸エチルで抽出し、水、および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧濃縮した。このものにジイソプロピルエーテルを加え、生じた結晶をろ取し、表題化合物2.4gを黄色結晶として得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.62(6H,s),3.30(2H, t,J=6.0Hz),4.36(2H, t,J=6.0Hz),7.01(2H, ddd,J=9.9,3.0,2.0Hz),7.13(1H,s),7.58(2H, ddd,J=9.9,3.0,2.0Hz),7.68(2H, ddd,J=9.3,2.7,2.1Hz),8.27(2H, ddd,J=9.3,2.7,2.1Hz).
MS:445(M++1).
[実施例734]
2−{[4−(2−{[6−(3,4−ジクロロフェニル)ピリダジン−3−イル]オキシ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
実施例123−1で得られた2−[(4−{2−[(6−クロロピリダジン−3−イル)オキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび3,4−ジクロロフェニルホウ酸を出発原料とし、実施例123−2および実施例123−3と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.64(6H,s),3.36(2H,t,J=6.0Hz),4.90(2H,t,J=6.0Hz),7.08(1H,s),7.15(1H,d,J=9.3Hz),7.57(1H,d,J=8.4Hz),7.76(1H,d,J=9.3Hz),7.83(1H,dd,J=2.1,8.4Hz),8.13(1H,d,J=2.1Hz).
MS:470(M++1).
[実施例735]
2−{[4−(2−{[6−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)ピリダジン−3−イル]オキシ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
実施例123−1で得られた2−[(4−{2−[(6−クロロピリダジン−3−イル)オキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび3−クロロ−4−フルオロフェニルホウ酸を出発原料とし、実施例123−2および実施例123−3と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.65(6H,s),3.36(2H,t,J=6.0Hz),4.89(2H,t,J=6.0Hz),7.08(1H,s),7.15(1H,d,J=9.0Hz),7.23−7.29(1H,m),7.75(1H,d,J=9.0Hz),7.85−7.89(1H,m),8.08−8.11(1H,m).
MS:454(M++1).
[実施例736]
2−{[4−(2−{[6−(2,4−ジクロロフェニル)ピリダジン−3−イル]オキシ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
実施例123−1で得られた2−[(4−{2−[(6−クロロピリダジン−3−イル)オキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび2,4−ジクロロフェニルホウ酸を出発原料とし、実施例123−2および実施例123−3と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.65(6H,s),3.36(2H,t,J=6.0Hz),4.90(2H,t,J=6.0Hz),7.08−7.19(2H,m),7.37−7.41(1H,m),7.51(1H,brs),7.65(1H,d,J=8.4Hz),7.76(1H,d,J=9.3Hz).
MS:470(M++1).
[実施例737]
2−{[4−(2−{[6−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)ピリダジン−3−イル]オキシ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
実施例123−1で得られた2−[(4−{2−[(6−クロロピリダジン−3−イル)オキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび4−クロロ−2−フルオロフェニルホウ酸を出発原料とし、実施例123−2および実施例123−3と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.65(6H,s),3.36(2H,t,J=6.0Hz),4.90(2H,t,J=6.0Hz),7.08−7.13(2H,m),7.20−7.33(2H,m),7.83−7.87(1H,m),8.06(1H,t,J=8.4Hz).
MS:454(M++1).
[実施例738]
2−({4−[2−({6−[2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]ピリダジン−3−イル}オキシ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸
実施例123−1で得られた2−[(4−{2−[(6−クロロピリダジン−3−イル)オキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニルホウ酸を出発原料とし、実施例123−2および実施例123−3と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.65(6H,s),3.37(2H,t,J=6.0Hz),4.92(2H,t,J=6.0Hz),7.09(1H,s),7.16(1H,d,J=9.3Hz),7.45−7.48(1H,m),7.56−7.59(1H,m),7.89−7.93(1H,m),8.24(1H,t,J=8.1Hz).
MS:488(M++1).
[実施例739]
2−{[4−(2−{[6−(3,5−ジクロロフェニル)ピリダジン−3−イル]オキシ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
実施例123−1で得られた2−[(4−{2−[(6−クロロピリダジン−3−イル)オキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび3,5−ジクロロフェニルホウ酸を出発原料とし、実施例123−2および実施例123−3と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.65(6H,s),3.37(2H,t,J=6.0Hz),4.90(2H,t,J=6.0Hz),7.09(1H,s),7.16(1H,d,J=9.0Hz),7.44−7.45(1H,m),7.76(1H,d,J=9.0Hz),7.90(2H,brs).
MS:470(M++1).
[実施例740]
[(4−{2−[(4’−フルオロビフェニル−4−イル)オキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]酢酸
実施例1で合成される(2−メルカプト−1,3−チアゾール−4−イル)酢酸 エチルエステルとブロモ酢酸 tert−ブチルエステルを用いて、実施例2と同様の操作により{2−[(2−tert−ブトキシ−2−オキソエチル)チオ]−1,3−チアゾール−4−イル}酢酸 エチルエステルを得た後、実施例3、4および34と同様の操作を順次行うことにより、表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:3.12(2H,t,J=6.3Hz),4.08(2H,s),4.31(2H,t,J=6.3Hz),7.03(2H,d,J=8.7Hz),7.25(2H,t,J=8.7Hz),7.36(1H,s),7.56(2H,d,J=8.7Hz),7.61−7.66(2H,m).
MS:390(M++1).
[実施例741]
{[4−(2−{[5−(4−フルオロフェニル)ピリジン−2−イル]オキシ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}酢酸
実施例1で合成される(2−メルカプト−1,3−チアゾール−4−イル)酢酸 エチルエステルとブロモ酢酸 tert−ブチルエステルを用いて、実施例2と同様の操作により{2−[(2−tert−ブトキシ−2−オキソエチル)チオ]−1,3−チアゾール−4−イル}酢酸 エチルエステルを得た後、実施例3、4および100と同様の操作を順次行うことにより表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:3.13(2H,t,J=6.1Hz),4.07(2H,s),4.58(2H,t,J=6.1Hz),6.88(1H,d,J=8.4Hz),7.30(2H,t,J=8.8Hz),7.34(1H,s),7.70(2H,t,J=8.8Hz),7.99(1H,d,J=11.3Hz),8.47(1H,s).
MS:391(M++1).
[実施例742]
[(4−{2−[(4’−クロロビフェニル−4−イル)オキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]酢酸
実施例1で合成される(2−メルカプト−1,3−チアゾール−4−イル)酢酸 エチルエステルとブロモ酢酸 tert−ブチルエステルを用いて、実施例2と同様の操作により{2−[(2−tert−ブトキシ−2−オキソエチル)チオ]−1,3−チアゾール−4−イル}酢酸 エチルエステルを得た後、実施例3、4および38と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:3.12(2H,t,J=6.6Hz),4.07(2H,s),4.31(2H,t,J=6.6Hz),7.04(2H,d,J=8.1Hz),7.36(1H,s),7.47(2H,d,J=8.1Hz),7.58−7.66(4H,m).
MS:406(M++1).
[実施例743]
({4−[2−({5−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]ピリミジン−2−イル}アミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)酢酸
実施例1で合成される(2−メルカプト−1,3−チアゾール−4−イル)酢酸 エチルエステルとブロモ酢酸 tert−ブチルエステルを用いて、実施例2と同様の操作により{2−[(2−tert−ブトキシ−2−オキソエチル)チオ]−1,3−チアゾール−4−イル}酢酸 エチルエステルを得た後、実施例3、4、5、6、7および162と同様の操作を順次行うことにより、表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:2.94(2H,t,J=7.2Hz),3.61(2H,dd,J=6.9Hz,13.8Hz),4.07(2H,s),7.28(1H,s),7.41−7.49(3H,m),7.75(2H,t,d=8.7Hz),8.65(2H,s),13.03(1H,brs).
MS:457(M++1).
[実施例744]
({4−[2−({5−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]ピリミジン−2−イル}アミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)酢酸
実施例1で合成される(2−メルカプト−1,3−チアゾール−4−イル)酢酸 エチルエステルとブロモ酢酸 tert−ブチルエステルを用いて、実施例2と同様の操作により{2−[(2−tert−ブトキシ−2−オキソエチル)チオ]−1,3−チアゾール−4−イル}酢酸 エチルエステルを得た後、実施例3、4、5、6、7および165と同様の操作を順次行うことにより、表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:2.92(2H,t,J=7.4Hz),3.61(2H,dd,J=6.7Hz,13.3Hz),4.05(2H,s),7.26(1H,s),7.54(1H,t,J=5.7Hz),7.75(2H,d,J=8.3Hz),7.85(2H,d,J=8.3Hz),8.70(2H,s).
MS:441(M++1).
[実施例745]
2−[(4−{2−[(4’−フルオロビフェニル−4−イル)オキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]プロピオン酸
実施例1で合成される(2−メルカプト−1,3−チアゾール−4−イル)酢酸 エチルエステルと2−ブロモプロピオン酸 tert−ブチルエステルを用いて、実施例2と同様の操作により2−{[4−(2−エトキシ−2−オキソエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}プロピオン酸 tert−ブチルエステルを得た後、実施例3、4および34と同様の操作を順次行うことにより、表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.59(3H,d,J=7.4Hz),3.26(2H,d,J=6.1Hz),4.08(1H,q,J=7.4Hz),4.32(2H,d,J=6.1Hz),6.96(2H,d,J=8.7Hz),7.07−7.12(3H,m),7.44−7.50(4H,m).
MS:404(M++1).
[実施例746]
2−[(4−{2−[(4’−フルオロビフェニル−4−イル)オキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−ブタン酸
実施例1で合成される(2−メルカプト−1,3−チアゾール−4−イル)酢酸 エチルエステルと2−ブロモブタン酸 tert−ブチルエステルを用いて、実施例2と同様の操作により2−{[4−(2−エトキシ−2−オキソエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}ブタン酸 tert−ブチルエステルを得た後、実施例3、4および34と同様の操作を順次行うことにより、表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.09(3H,t,J=7.5Hz),1.75−1.86(1H,m),2.10−2.20(1H,m),3.26(2H,t,J=6.0Hz),3.84(1H,t,J=7.5Hz),4.32(2H,t,J=6.0Hz),6.97(2H,d,J=6.6Hz),7.07−7.13(3H,m),7.43−7.51(4H,m).
MS:418(M++1).
(参考例51)
(2−メルカプト−1,3−チアゾール−4−イル)酢酸
実施例1で合成される(2−メルカプト−1,3−チアゾール−4−イル)酢酸エチルエステル22.6gをメタノール200mLに溶解し、1mol/L水酸化ナトリウム水溶液222mLを加えて室温で一晩撹拌した。反応液を1mol/L塩酸で弱酸性にした後、メタノールを留去し、残渣を酢酸エチルで抽出した。飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、溶媒を留去して得られた結晶をジエチルエーテルで懸濁洗浄して表題化合物11.9gを得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:3.55(2H,s),6.72(1H,s),13.08(1H,brs).
[実施例747]
(2−{[1−(メトキシカルボニル)シクロヘキシル]チオ}−1,3−チアゾール−4−イル)酢酸
参考例51で合成される(2−メルカプト−1,3−チアゾール−4−イル)酢酸3.50gと2−ブロモシクロヘキサンカルボン酸 メチルエステル4.42gをメタノール80mLに溶解し、ナトリウムメトキシド2.38gを加えて22時間加熱還流した。溶媒を留去し、残渣にジエチルエーテル50mLと水50mLを加え、撹拌後、分液操作により得られる水層に1mol/L塩酸を加えpHを4程度に調整した。酢酸エチル100mLで抽出し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を留去後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=3:2〜0:1)により精製して得られた固体をヘキサン−酢酸エチルで懸濁洗浄して表題化合物663mgを得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.41−1.50(4H,m),1.78−1.86(4H,m),2.15−2.22(2H,m),3.73(3H,s),3.88(2H,s),7.26(1H,s).
[実施例748]
1−[(4−{2−[(4’−フルオロビフェニル−4−イル)オキシ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−シクロヘキサンカルボン酸
実施例747で合成される(2−{[1−(メトキシカルボニル)シクロヘキシル]チオ}−1,3−チアゾール−4−イル)酢酸を用いて実施例4、34−1と同様の操作を順次行うことにより表題化合物のメチルエステル体892mgを得た。これをメタノール30mLとテトラヒドロフラン5mLに溶解し、1mol/L水酸化ナトリウム水溶液2mLを加え、8時間30分加熱還流した。反応液を放冷後、溶媒を留去し残渣に水10mLとジエチルエーテルを加えて撹拌後、分液操作を行った。水層を1mol/L塩酸を加えpHを2程度に調整して析出した固体をろ取し、これをヘキサンと酢酸エチルを用いて再結晶を行い、表題化合物591mgを得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.36−1.66(6H,m),1.82−1.88(2H,m),2.08−2.18(2H,m),3.28(2H,t,J=6.0Hz),4.33(2H,t,J=6.0Hz),6.94(2H,d,J=6.6Hz),7.07−7.13(3H,m),7.43−7.51(4H,m).
MS:458(M++1).
[実施例749]
2−メチル−2−{[4−(2−{(5−メチルピリジン−2−イル)[4−(トリフルオロメチル)ベンジル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}プロピオン酸
2−アミノ−5−メチルピリジンを用いて実施例242−1および実施例242−2と同様の操作により2−[(4−{2−[(5−メチルピリジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルを得た。このものと1−(ブロモメチル)−4−(トリフルオロメチル)ベンゼンを出発原料として実施例326と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.50(6H,s),2.12(3H,s),2.99(2H,t,J=7.2Hz),3.80(2H,t,J=7.2Hz),4.67(2H,s),6.53(1H,d,J=8.7Hz),7.27(4H,s),7.32(1H,dd,J=2.4Hz,8.7Hz),7.44(1H,s),7.91(1H,d,J=2.4Hz),12.89(1H,brs).
MS:496(M++1).
[実施例750]
2−メチル−2−{[4−(2−{(5−メチルピリジン−2−イル)[4−(トリフルオロメトキシ)ベンジル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}プロピオン酸
2−アミノ−5−メチルピリジンを用いて実施例242−1および実施例242−2と同様の操作により2−[(4−{2−[(5−メチルピリジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルを得た。このものと1−(ブロモメチル)−4−(トリフルオロメトキシ)ベンゼンを出発原料として実施例326と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.50(6H,s),2.13(3H,s),3.01(2H,t,J=7.1Hz),3.84(2H,t,J=7.1Hz),4.74(2H,s),6.59(1H,brs),7.35−7.39(3H,m),7.47(1H,s),7.65(2H,d,J=8.1Hz),7.91(1H,d,J=1.8Hz),12.91(1H,brs).
MS:512(M++1).
[実施例751]
2−メチル−2−{[4−(2−{(5−メチルピリジン−2−イル)[(2E)−3−フェニルプロプ−2−エン−1−イル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}プロピオン酸
2−アミノ5−メチルピリジンを用いて実施例242−1および実施例242−2と同様の操作により2−[(4−{2−[(5−メチルピリジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルを得た。このものと臭化シンナミルを出発原料として実施例326と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.49(6H,s),2.12(3H,S),2.99(2H,t,J=7.1Hz),3.80(2H,t,J=7.1Hz),4.17(2H,d,J=5.4Hz),6.20−6.28(1H,m),6.47(1H,d,J=16Hz),6.58(1H,d,J=8.6Hz),7.18−7.39(7H,m),7.93(1H,d,J=1.9Hz).
MS:454(M++1)
[実施例752]
2−メチル−2−{[4−(2−{(5−メチルピリジン−2−イル)[(1−フェニル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}プロピオン酸
2−アミノ−5−メチルピリジンを用いて実施例242−1および実施例242−2と同様の操作により2−[(4−{2−[(5−メチルピリジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルを得た。このものと参考例18で合成される4−(クロロメチル)−1−フェニル−1H−ピラゾールを出発原料として実施例326と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.46(6H,s),2.27(3H,s),2.98(2H,t,J=7.2Hz),3.80(2H,t,J=7.2Hz),4.53(2H,s),6.63(1H,d,J=9.0Hz),7.24−7.34(3H,m),7.46(2H,t,J=7.8Hz),7.61(1H,s),7.77(2H,d,J=8.4Hz),7.95(1H,s),8.36(1H,s).
MS:494(M++1).
[実施例753]
2−メチル−2−[(4−{2−[[(2E)−3−フェニルプロプ−2―エン−1−イル](ピリジン−2−イル)アミノ]エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)プロピオン酸
2−アミノピリジンを用いて実施例242−1および実施例242−2と同様の操作により2−[(4−{2−[(ピリジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルを得た。このものと臭化シンナミルを出発原料として実施例326と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.49(6H,s),3.01(2H,t,J=7.1Hz),3.83(2H,t,J=7.1Hz),4.20(2H,d,J=5.4Hz),6.20−6.28(1H,m),6.46(1H,s),6.51−6.58(1H,m),6.65(1H,d,J=8.7Hz),7.18−7.23(1H,m),7.30(2H,t,J=7.8Hz),7.37−7.40(3H,m),7.44−7.51(1H,m),8.08−8.11(1H,m).
MS:440(M++1).
(参考例52)
5−エチルピリジン−2−アミン
5−ブロモピリジン−2−アミン2.51gをトルエン150mLに溶解し、トリブチルビニルスズ10.0gと塩化リチウム1.23g、2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール160mgを加えて2時間30分加熱還流した。生じた固体をろ過により除去後、溶媒を留去し、残渣を酢酸エチルに溶解して不溶物を再びろ過により除去した。ろ液から0.2mol/L塩酸で抽出(100mL、50mL)し、得られた塩酸溶液を1mol/L水酸化ナトリウムで塩基性(pH12)とした後、酢酸エチル200mLで抽出し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を留去して、5−ビニルピリジン−2−アミン1.00gを得た。これを酢酸エチル80mLに溶解し、窒素雰囲気下で10%パラジウム−炭素330mgを加え、水素雰囲気下に変更し8時間撹拌した。反応容器を窒素置換してから10%−パラジウム炭素300mgを追加し、再び水素雰囲気下とし、4時間撹拌した。反応容器を窒素置換し、触媒をろ過により除いた後、溶媒を留去し、残渣を0.4mol/L塩酸20mLに溶解した。得られた塩酸溶液を酢酸エチルで洗浄し、1mol/L水酸化ナトリウム水溶液で塩基性(pH12)とした後、酢酸エチルで抽出した。飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、さらに無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去して、表題化合物773mgを得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.10(3H,t,J=7.6Hz),2.40(2H,q,J=7.6Hz),5.62(2H,brs),6.38(1H,d,J=8.4Hz),7.23(1H,dd,J=2.3Hz,8.4Hz),7.74(1H,d,J=2.3Hz).
[実施例754]
2−{[4−(2−{(5−エチルピリジン−2−イル)[(1−フェニル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
参考例52で合成される5−エチルピリジン−2−アミンを用いて実施例242−1および実施例242−2と同様の操作により2−[(4−{2−[(5−エチルピリジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルを得た。このものと参考例18で合成される4−(クロロメチル)−1−フェニル−1H−ピラゾールを出発原料として実施例326と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(DMSO−d6,300MHz)δ:1.13(3H,t,J=7.5Hz),1.49(6H,s),2.45(2H,q,J=7.5Hz),2.99(2H,t,J=7.1Hz),3.81(2H,t,J=7.1Hz),4.53(2H,s),6.65(1H,d,J=8.7Hz),7.27(1H,t,J=7.4Hz),7.36(1H,dd,J=2.4Hz,8.7Hz),7.41−7.49(3H,m),7.63(1H,m),7.78(2H,d、J=8.9Hz),7.98(1H,d,J=2.1Hz),8.37(1H,s).
MS:508(M++1).
[実施例755]
2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)({1−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール−4−イル}メチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例265−1で合成される2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび参考例15〜18と同様の操作により[4−(トリフルオロメチル)フェニル]ヒドラジンから合成される4−(クロロメチル)−1−(4−トリフルオロメチル)フェニル−1H−ピラゾールを出発原料として実施例326と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.22(3H,t,J=7.5Hz),1.63(6H,s),2.50(2H,q,J=7.5Hz),3.10(2H,t,J=6.6Hz),3.92(2H,t,J=6.6Hz),4.70(2H,s),6.97(1H,s),7.69(2H,d,J=8.7Hz),7.70(1H,s),7.84(2H,d,J=8.7Hz),8.07(1H,s),8.23(2H,s).
MS:577(M++1).
[実施例756]
2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)({1−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール−4−イル}メチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例265−1で合成される2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび参考例15〜18と同様の操作により[3−(トリフルオロメチル)フェニル]ヒドラジンから合成される4−(クロロメチル)−1−(3−トリフルオロメチル)フェニル−1H−ピラゾールを出発原料として実施例326と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.22(3H,t,J=7.5Hz),1.63(6H,s),2.50(2H,q,J=7.5Hz),3.10(2H,t,J=6.6Hz),3.93(2H,t,J=6.9Hz),4.70(2H,s),6.96(1H,s),7.48−7.59(3H,m),7.70(1H,m)7.88(2H,d,J=8.1Hz),7.98(1H,s),8.01(1H,s),8.23(2H,s).
MS:577(M++1).
[実施例757]
2−[(4−{2−[{[1−(3−クロロフェニル)−1H−ピラゾール−4―イル]メチル}(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例265−1で合成される2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび参考例15〜18と同様の操作により(3−クロロフェニル)ヒドラジンから合成される4−(クロロメチル)−1−(3−クロロフェニル)−1H−ピラゾールを出発原料として実施例326と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.22(3H,t,J=7.5Hz),1.64(6H,s),2.50(2H,q,J=7.5Hz),3.09(2H,t,J=6.9Hz),3.93(2H,t,J=6.9Hz),4.69(2H,s),6.96(1H,s),7.22(1H,d,J=9.3Hz),7.35(1H,t,J=8.1Hz),7.57(1H,d,J=8.7Hz),7.67(1H,s),7.72(1H,s),7.94(1H,s),8.23(2H,s).
MS:543(M++1).
[実施例758]
2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)({1−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1H−ピラゾール−4−イル}メチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例265−1で合成される2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび参考例15〜18と同様の操作により[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]ヒドラジンから合成される4−(クロロメチル)−1−(4−トリフルオロメトキシ)フェニル−1H−ピラゾールを出発原料として実施例326と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.22(3H,t,J=7.5Hz),1.63(6H,s),2.50(2H,q,J=7.5Hz),3.09(2H,t,J=7.1Hz),3.92(2H,t,J=7.1Hz),4.69(2H,s),6.96(1H,s),7.28(2H,d,J=9.0Hz),7.67(1H,s),7.73(2H,d,J=9.0Hz),7.97(1H,s),8.22(2H,s).
MS:593(M++1).
[実施例759]
2−({4−[2−((5−エチルピリミジン−2−イル){[1−(3−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル]メチル}アミノ)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}チオ)−2−メチルプロピオン酸
実施例265−1で合成される2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび参考例15〜18と同様の操作により(3−フルオロフェニル)ヒドラジンから合成される4−(クロロメチル)−1−(3−フルオロフェニル)−1H−ピラゾールを出発原料として実施例326と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.22(3H,t,J=7.5Hz),1.63(6H,s),2.50(2H,q,J=7.5Hz),3.09(2H,t,J=7.8Hz),3.93(2H,t,J=7.8Hz),4.69(2H,s),6.91−6.97(2H,m),7.26−7.47(3H,m),7.67(1H,s),7.95(1H,s),8.23(2H,s).
MS:527(M++1).
[実施例760]
2−{[4−(2−{(5−シアノピリミジン−2−イル)[(1−フェニル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
実施例162−1で合成される2−[(4−{2−[(5−ブロモピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび参考例18で合成される4−(クロロメチル)−1−フェニル−1H−ピラゾールを出発原料とし、実施例442−1と同様の操作により得られる化合物500mgをDMF2.5mLに溶解し、シアン化亜鉛100mgおよびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム282mgを加え100℃で6時間加熱した。反応液を冷却し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;へキサン:酢酸エチル=4:1〜1:1)で精製することにより得られる化合物(300mg)を実施例442−3と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.63(6H,s),3.08(2H,t,J=7.5Hz),3.98(2H,t,J=7.5Hz),4.77(2H,s),6.97(1H,s),7.26−7.30(1H,m),7.42−7.47(2H,m),7.67−7.70(3H,m),8.02(1H,s),8.57(2H,bd,J=15.3Hz).
MS:506(M++1).
[実施例761]
2−{[4−(2−{[5−(ジメチルアミノ)ピリミジン−2−イル][(1−フェニル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
実施例162−1で合成される2−[(4−{2−[(5−ブロモピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび参考例18で合成される4−(クロロメチル)−1−フェニル−1H−ピラゾールを出発原料とし、実施例442−1と同様の操作を行った。得られた化合物とジメチアミン塩酸塩を出発原料とし、実施例442−2と同様の操作(溶媒をtert−ブタノールに変更)を行った。得られた化合物を実施例442−3と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.62(6H,s),2.84(6H,s),3.09(2H,t,J=7.2Hz),3.90(2H,t,J=7.2Hz),4.67(2H,s),6.94(1H,s),7.22−7.28(1H,m),7.40−7.45(2H,m),7.65−7.68(3H,m),7.93(1H,s),8.09(2H,s).
MS:524(M++1).
[実施例762]
2−{[4−(2−{(5−エチルピリミジン−2−イル)[(3−メチル−5−フェニル−イソキサゾール−4−イル)メチル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
実施例265−1で合成される2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび4−(クロロメチル)−3−メチル−5−フェニル−イソキサゾールを出発原料とし、実施例326と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.22(3H,t,J=7.5Hz),1.59(6H,s),2.21(3H,s),2.50(2H,q,J=7.5Hz),2.85(2H,t,J=7.4Hz),3.66(2H,t,J=7.4Hz),4.92(2H,s),6.64(1H,s),7.44−7.46(3H,m),7.63−7.67(2H,m),8.21(2H,s).
MS:524(M++1).
[実施例763]
2−{[4−(2−{(5−エチルピリミジン−2−イル)[(5−フェニル−1,3−オキサゾール−4−イル)メチル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸
実施例265−1で合成される2−[(4−{2−[(5−エチルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび4−(クロロメチル)−5−フェニル−1,3−オキサゾールを出発原料とし、実施例326と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:1.19(3H,t,J=7.5Hz),1.65(6H,s),2.46(2H,q,J=7.5Hz),3.07(2H,t,J=6.9Hz),3.93(2H,t,J=6.9Hz),4.94(2H,s),6.86(1H,s),7.32−7.38(3H,m),7.65−7.68(2H,m),7.95(1H,s),8.13(2H,s).
MS:510(M++1).
[実施例764]
2−メチル−2−[(4−{2−[(5−モルホリン−4−イルピリミジン−2−イル)(ペンチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]プロピオン酸
実施例162−1で合成される2−[(4−{2−[(5−ブロモピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよびヨウ化ペンチルを出発原料とし、実施例442と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:0.89(3H,t,J=6.6Hz),1.26−1.32(4H,m),1.55(2H,brs),1.65(6H,s),2.98−3.00(4H,m),3.09(2H,t,J=7.2Hz),3.45(2H,t,J=7.2Hz),3.84−3.88(6H,m),6.95(1H,s),8.09(2H,s).
MS:480(M++1).
[実施例765]
2−[(4−{2−[ヘキシル(5−モルホリン−4−イルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸
実施例162−1で合成される2−[(4−{2−[(5−ブロモピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよびヨウ化ヘキシルを出発原料とし、実施例442と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:0.85−0.88(3H,m),1.28(6H,brs),1.54(2H,brs),1.65(6H,s),2.98−3.01(4H,m),3.09(2H,t,J=7.2Hz),3.45(2H,t,J=7.2Hz),3.84−3.87(6H,m),6.96(1H,s),8.09(2H,s).
MS:494(M++1).
[実施例766]
2−メチル−2−[(4−{2−[(5−モルホリン−4−イルピリミジン−2−イル)(オクチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]プロピオン酸
実施例162−1で合成される2−[(4−{2−[(5−ブロモピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよびヨウ化オクチルを出発原料とし、実施例442と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:0.87(3H,t,J=6.6Hz),1.26−1.27(10H,m),1.53−1.58(2H,m),1.65(6H,s),2.97−3.00(4H,m),3.09(2H,t,J=7.5Hz),3.45(2H,t,J=7.5Hz),3.83−3.88(6H,m),6.94(1H,s),8.09(2H,s).
MS:522(M++1).
[実施例767]
2−メチル−2−[(4−{2−[(5−モルホリン−4−イルピリミジン−2−イル)(ノニル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]プロピオン酸
実施例162−1で合成される2−[(4−{2−[(5−ブロモピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよびヨウ化ノニルを出発原料とし、実施例442と同様の操作により表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:0.87(3H,t,J=6.6Hz),1.26(12H,brs),1.54(2H,brs),1.65(6H,s),2.98−3.01(4H,m),3.09(2H,t,J=7.2Hz),3.45(2H,t,J=7.2Hz),3.84−3.88(6H,m),6.95(1H,s),8.09(2H,s).
MS:536(M++1).
[実施例768]
2−[(4−{2−[[5−(ジメチルアミノ)ピリミジン−2−イル](ヘプチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 トリフルオロ酢酸塩
実施例442−1で合成される2−[(4−{2−[(5−ブロモピリミジン−2−イル)(ヘプチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよびジメチアミン塩酸塩を出発原料とし、実施例442−2と同様の操作(溶媒をtert−ブタノールに変更)により得られる化合物をジクロロメタンおよびトリフルオロ酢酸に付した。反応溶液を減圧濃縮後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;クロロホルム:メタノール=10:1)で精製することにより、表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:0.88(3H,t,J=6.6Hz),1.26−1.29(8H,m),1.57(2H,brs),1.62(6H,s),2.92(6H,s),3.10(2H,t,J=6.9Hz),3.51(2H,t,J=7.5Hz),3.92(2H,t,J=6.9Hz),7.05(1H,s),8.21(2H,s).
MS:466(M++1).
[実施例769]
2−[(4−{2−[ヘプチル(5−ピペリジン−1−イルピリミジン−2−イル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 トリフルオロ酢酸塩
実施例442−1で合成される2−[(4−{2−[(5−ブロモピリミジン−2−イル)(ヘプチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよびピペリジンを出発原料とし、実施例442−2と同様の操作により得られる化合物をジクロロメタンおよびトリフルオロ酢酸に付した。反応溶液を減圧濃縮後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;クロロホルム:メタノール=10:1)で精製することにより、表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:0.88(3H,t,J=6.6Hz),1.27−1.29(8H,m),1.56−1.59(4H,m),1.63(6H,s),1.85−1.88(4H,m),3.10(2H,t,J=7.2Hz),3.19(4H,t,J=5.4Hz),3.50(2H,t,J=7.7Hz),3.91(2H,t,J=7.2Hz),7.03(1H,s),8.36(2H,s).
MS:506(M++1).
[実施例770]
2−{[4−(2−{ヘプチル[5−(3−メトキシピロリジン−1−イル)ピリミジン−2−イル]アミノ}エチル)−1,3−チアゾール−2−イル]チオ}−2−メチルプロピオン酸 トリフルオロ酢酸塩
実施例442−1で合成される2−[(4−{2−[(5−ブロモピリミジン−2−イル)(ヘプチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよび3−メトキシピロリジンを出発原料とし、実施例442−2と同様の操作により得られる化合物をジクロロメタンおよびトリフルオロ酢酸に付した。反応溶液を減圧濃縮後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;クロロホルム:メタノール=10:1)で精製することにより、表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:0.88(3H,t,J=6.6Hz),1.26−1.29(8H,m),1.56(2H,brs),1.62(6H,s),2.05−2.17(2H,m),3.09(2H,t,J=6.9Hz),3.28−3.53(9H,m),3.91(2H,t,J=6.9Hz),4.10−4.11(1H,m),7.06(1H,s),8.02(2H,s).
MS:522(M++1).
[実施例771]
2−[(4−{2−[[5−(シクロペンチルアミノ)ピリミジン−2−イル](ヘプチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 トリフルオロ酢酸塩
実施例442−1で合成される2−[(4−{2−[(5−ブロモピリミジン−2−イル)(ヘプチル)アミノ]エチル}−1,3−チアゾール−2−イル)チオ]−2−メチルプロピオン酸 tert−ブチルエステルおよびシクロペンチルアミンを出発原料とし、実施例442−2と同様の操作により得られる化合物をジクロロメタンおよびトリフルオロ酢酸に付した。反応溶液を減圧濃縮後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒;クロロホルム:メタノール=10:1)で精製することにより、表題化合物を得た。
1H−NMR(CDCl3,300MHz)δ:0.85−0.87(3H,m),1.28(8H,brs),1.55−1.78(14H,m),1.98−2.04(2H,m),3.08(2H,t,J=7.2Hz),3.48(2H,t,J=7.5Hz),3.65−3.67(1H,m),3.88(2H,t,J=7.2Hz),7.01(1H,s),8.11(2H,s).
MS:506(M++1).
[薬理試験例1]
Zucker fattyラットにおける血漿トリグリセリド(TG)、遊離脂肪酸(FFA)低下作用
インスリン抵抗性を有する高TGモデル動物である雄性Zucker fattyラット(日本チャールス・リバー、10〜24週齢、n=4〜5)を用いて試験を行った。試験化合物あるいは対照化合物(フェノフィブラート/Fenofibrate(isopropyl 2-[4-(4-chlorobenzoyl)phenoxy]-2-methylpropionate)、シグマ-アルドリッチより購入)を0.5 w/v% hydroxypropylmethyl cellurose(HPMC)に懸濁し、所定の濃度に調製した液を1日1回4日間あるいは5日間反復経口投与した。尚、control群には0.5 w/v% HPMCを投与した。反復投与終了後に非絶食下、尾静脈より採血し、遠心操作(4℃、3000 rpm×10 min)により血漿を得た。血漿TGは富士ドライケム(富士フィルムメディカル)を用いて、またFFAはデタミナーNEFA(協和メディックス)を用いて測定した。
結果を表28〜表31に示す。これらの結果より、本発明化合物は、インスリン抵抗性を有する動物において、コントロール群およびフェノフィブラート群に比べて優れた血漿TG低下作用を示すと共にFFA低下作用も有することが明らかとなった。
Mean±SEM(n=4-5). *: P<0.05, **: P<0.01 vs. control (Dunnett’s method)
Mean±SEM (n=5). *: P<0.05, **: P<0.01 vs. control (Dunnett’s method)
Mean±SEM (n=5). *: P<0.05, **: P<0.01 vs. control (Dunnett’s method)
Mean±SEM (n=5). *: P<0.05, **: P<0.01 vs. control (Dunnett’s method)。
[薬理試験例2]
高コレステロール食処置ラットにおける血清HDLコレステロール(HDL-C)増加作用
雄性SDラット(九動、8週齢)に標準飼料CE-2(日本クレア)に1%コレステロール、2%オリーブ油および0.2%コール酸を添加した飼料を試験化合物投与1週間前より投与終了日まで処置した。試験化合物あるいは対照化合物(フェノフィブラート)を0.5 w/v% HPMCに懸濁し、所定の濃度に調製した液を1日1回5日間反復経口投与した。反復投与終了後に非絶食下頸静脈より採血し、遠心操作(4℃、3000 rpm×10 min)により血清を得た。血清HDLコレステロールを富士ドライケム(富士フィルムメディカル)を用いて測定した。HDL-C上昇率は、薬物投与群(n=5)の血清HDL-C濃度からvehicle投与群(0.5 w/v% HPMC、n=5)の平均血清HDL-C濃度を引いた値のvehicle投与群の平均血清HDL-C濃度に対する割合を求めることで算出した。
結果を表32に示す。これらの結果より、本発明化合物はフェノフィブラート群に比べて、優れた血清HDL-C増加作用を有することが明らかとなった。
[薬理試験例3]
0b/obマウスにおける血糖および血中インスリン低下作用
肥満、高血糖および高インスリン血症を呈する雄性ob/obマウス(日本チャールス・リバー、8週齢)に試験化合物34を0.5 w/v% HPMCに懸濁し、所定の濃度に調製した液を1日1回14日間反復経口投与した。反復投与終了後に非絶食下尾静脈より採血し、遠心操作(4℃、3000 rpm×15 min)により血漿を得た。血漿中のTGは富士ドライケム(富士フィルムメディカル)、血糖値はグルコースCII−テストワコー(和光純薬)、インスリンは超高感度インスリン測定キット(森永生化学研究所)、FFAはデタミナーNEFA(協和メディックス)をそれぞれ用いて測定した。
表33に結果を示す。これらの結果より、本発明化合物は肥満、高血糖および高インスリン血症を有する動物において、コントロール群に比べて、TG、FFA、血糖およびインスリン低下作用を有することが明らかとなった。
Mean±SEM (n=7-8). *: P<0.05, **: P<0.01 vs. control (Dunnett’s method)