JPWO2007091650A1 - 無線通信システム - Google Patents

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明浩 竜田
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裕司 大植
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Abstract

映像信号を無線送信する高速無線送信回路(13)を備えたソース装置(1)と、無線送信された映像信号を受信する高速無線受信回路(25)を備えたシンク装置(2)とを備えた無線通信システムが開示される。ソース装置(1)は高速無線送信回路(13)に加えて、ソース装置(1)の機器IDを格納するメモリ(11)と低速無線送受信回路(15)を含む。低速無線送受信回路(15)はメモリ(11)から読み出した機器IDを含む制御信号をシンク装置(2)に無線送信する一方、ソース装置(1)をシンク装置(2)に登録するための登録制御信号をシンク装置(2)から無線受信する。

Description

本発明は、DVDプレーヤ及びセットトップボックス等のソース装置、テレビジョン受像機等のシンク装置、ソース装置が再生して出力する映像信号等を非圧縮でシンク装置に無線伝送する無線通信システム、及び、ソース装置をシンク装置に登録するための登録方法に関する。
1本のケーブルで、映像信号及び音声信号を非圧縮で伝送する、次世代デジタルテレビジョン向けのインターフェース規格であるHDMI(High Definition Multimedia Interface)を採用したAV機器が普及しつつある。これまで、AV機器間の接続には、映像信号や音声信号等の信号毎にそれぞれ別個のケーブルを使用する必要があったが、このHDMIによれば、配線を極めてシンプルにすることができ、かつ、デジタルデータの伝送によりノイズに強く高画質化を可能にするという利点がある。また、HDMIでは、双方向の制御信号を伝送することができるので、例えば、テレビジョンとDVDプレーヤとを連動させて制御する場合や、サラウンドスピーカと大画面ディスプレイとによりホームシアターを構成してシステム全体を制御する場合等に有利である。HDMIでは、高品質のコンテンツの伝送が可能であることから、提供されるコンテンツの不正利用や違法コピーを防ぐためにコンテンツ保護方式としてHDCP(High-bandwidth Digital Content Protection System)が使用される。HDCPでは、送信側と受信側での機器認証、認証のための鍵の共有方式、伝送されるコンテンツの暗号方式等が規定されている。
コンテンツ信号の無線通信を行う場合に、相手の装置の登録や認証を安全で確実に行う従来例に係るコンテンツ通信システムが特許文献1に開示されている。従来例に係るコンテンツ通信システムは、コンテンツ信号出力装置を接続するための通信装置のインターフェースと、コンテンツ提示装置を接続するための通信装置のインターフェースを有線で接続して、識別情報や鍵情報の交換を通信装置で行う。その後、インターフェースから供給されたコンテンツ信号を無線信号としてアンテナから送信し、アンテナで受信されたコンテンツ信号をインターフェースからコンテンツ提示装置に供給する場合、交換された識別情報を、第2の無線信号として通信装置で交換して、交換された識別情報を登録されている識別情報と照合して認証を行う。
特開2005−244476号公報。 High-Definition Multimedia Interface Specification, Version1.1, HDMI Licensing, LLC, California in U.S.A., May 20, 2004.
しかしながら、上記従来例に係るコンテンツ通信システムは、登録を行うための初期設定においてユーザに各通信装置同士を有線接続する作業を負担させるという問題点があった。特に、複数の通信装置が使用される場合にはさらに手間が掛かる。また、ソース装置又はシンク装置に通信機器を内蔵する場合、内蔵型として構成しているにもかかわらず有線接続のための外部インターフェースが必要となり、コストが高くなるという問題点があった。
本発明の目的は以上の問題点を解決し、ソース装置及びシンク装置間で映像信号を無線伝送する無線通信システムにおいて、ソース装置をシンク装置に登録するための初期設定におけるユーザの負担を低減しかつ秘匿性に優れたソース装置、シンク装置、無線通信システム及びその登録方法を提供することにある。
第1の発明に係るソース装置は、映像信号を無線送信する無線送信手段を備えたソース装置と、前記無線送信された映像信号を受信する無線受信手段を備えたシンク装置とを備えた無線通信システムのためのソース装置において、前記ソース装置の識別情報を格納するための第1の記憶手段と、前記第1の記憶手段から読み出した前記識別情報を含む制御信号を前記シンク装置に無線送信する一方、前記ソース装置を前記シンク装置に登録するための登録制御信号を前記シンク装置から無線受信する第1の無線送受信手段とを備えたことを特徴とする。
上記ソース装置において、前記無線送信手段は、前記ソース装置を前記シンク装置に登録するときに、所定のテストパターン信号を前記シンク装置に無線送信するとともに、前記第1の無線送受信手段は、前記読み出した識別情報を含む制御信号を前記シンク装置に無線送信することを特徴とする。ここで、上記テストパターン信号は、所定のテスト用映像信号を含んでもよい。
また、上記ソース装置において、前記無線送信手段は、前記ソース装置を前記シンク装置に登録するときに、所定の複数のテストパターン信号を前記シンク装置にそれぞれ異なる伝送速度で無線送信するとともに、前記第1の無線送受信手段が、前記読み出した識別情報を含む制御信号を前記シンク装置に無線送信することを特徴とする。ここで、上記テストパターン信号は、所定のテスト用映像信号を含んでもよい。
さらに、上記ソース装置において、第1の表示手段と、第1の入力手段と、第1の制御手段とをさらに備え、前記第1の制御手段は、前記ソース装置を前記シンク装置に登録するか否かを選択することを要求することを前記第1の表示手段に表示し、前記第1の入力手段を用いて前記ソース装置を前記シンク装置に登録することが選択されたとき、前記第1の無線送受信手段に前記読み出した識別情報を含む制御信号を前記シンク装置に無線送信させるように制御することを特徴とする。
またさらに、上記ソース装置において、前記無線送信手段は、指向性アンテナを備え、前記第1の無線送受信手段は、無指向性アンテナを備えたことを特徴とする。
また、上記ソース装置において、前記無線送信手段の無線送信の伝送速度は、前記第1の無線送受信手段の無線送受信の伝送速度よりも速いことを特徴とする。
第2の発明に係るシンク装置は、映像信号を無線送信する無線送信手段を備えたソース装置と、前記無線送信された映像信号を受信する無線受信手段を備えたシンク装置とを備えた無線通信システムのためのシンク装置において、前記ソース装置の識別情報を含む制御信号を前記ソース装置から無線受信する一方、前記ソース装置を前記シンク装置に登録するための登録制御信号を前記ソース装置に無線送信する第2の無線送受信手段と、前記無線受信された識別情報を格納して登録するための第2の記憶手段と、前記ソース装置からの前記映像信号を表示する第2の表示手段と、前記無線受信手段が前記ソース装置からの前記映像信号を無線受信したとき、前記ソース装置に対応する識別情報が前記第2の記憶手段に登録されている場合にのみ、前記ソース装置からの前記映像信号を前記第2の表示手段に表示するように制御する第2の制御手段とを備えたことを特徴とする。
上記シンク装置において、前記無線受信手段は、前記ソース装置を前記シンク装置に登録するときに、所定のテストパターン信号を前記ソース装置から無線受信するとともに、前記第2の無線送受信手段は、前記ソース装置から識別情報を含む制御信号を無線受信し、前記第2の制御手段は、前記テストパターン信号の受信状況を示す値を測定し、前記値が所定のしきい値よりも良好な受信状況を示すとき、前記無線受信された識別情報を前記第2の記憶手段に格納して登録するように制御することを特徴とする。
また、上記シンク装置において、第2の入力手段をさらに備え、前記無線受信手段は、前記ソース装置を前記シンク装置に登録するときに、所定のテスト用映像信号を含むテストパターン信号を前記ソース装置から無線受信するとともに、前記第2の無線送受信手段は、前記ソース装置から識別情報を含む制御信号を無線受信し、前記第2の制御手段は、前記テスト用映像信号と、前記ソース装置を前記シンク装置に登録するか否かを選択することを要求することとを前記第2の表示手段に表示し、前記第2の入力手段を用いて前記ソース装置を前記シンク装置に登録することが選択されたとき、前記無線受信された識別情報を前記第2の記憶手段に格納して登録するように制御することを特徴とする。
さらに、上記シンク装置において、前記無線受信手段は、互いに異なる伝送速度で無線送信された所定の複数のテストパターン信号を前記ソース装置から無線受信するとともに、前記第2の無線送受信手段は、前記ソース装置から識別情報を含む制御信号を無線受信し、前記第2の制御手段は、前記複数のテストパターン信号の各受信状況を示す値を測定し、最も良好な値を有するテストパターン信号に対応する伝送速度と、前記無線受信された識別情報とを対応付けて前記第2の記憶手段に格納して登録するように制御することを特徴とする。
またさらに、上記シンク装置において、第2の入力手段をさらに備え、前記無線受信手段は、所定のテスト用映像信号を含みかつ互いに異なる伝送速度で無線送信された複数のテストパターン信号を前記ソース装置から無線受信するとともに、前記第2の無線送受信手段は、前記ソース装置から識別情報を含む制御信号を無線受信し、前記第2の制御手段は、前記互いに異なる伝送速度毎の前記テスト用映像信号と、前記ソース装置を前記シンク装置に登録するか否かを選択することを要求することとを前記第2の表示手段に表示し、前記第2の入力手段を用いて前記ソース装置を前記シンク装置に登録することが選択されたとき、前記無線受信された識別情報を前記第2の記憶手段に格納して登録するように制御することを特徴とする。
また、上記シンク装置において、第2の入力手段をさらに備え、前記第2の無線送受信手段は、前記ソース装置から識別情報を含む制御信号を無線受信し、前記第2の制御手段は、前記ソース装置を前記シンク装置に登録するか否かを選択することを要求することを前記第2の表示手段に表示し、前記第2の入力手段を用いて前記ソース装置を前記シンク装置に登録することが選択されたとき、前記無線受信された識別情報を前記第2の記憶手段に格納して登録するように制御することを特徴とする。
さらに、上記シンク装置において、前記無線受信手段は、指向性アンテナを備え、前記第2の無線送受信手段は、無指向性アンテナを備えたことを特徴とする。
またさらに、上記シンク装置において、前記無線受信手段の無線受信の伝送速度は、前記第2の無線送受信手段の無線送受信の伝送速度よりも速いことを特徴とする。
第3の発明に係る無線通信システムは、上記ソース装置と、上記シンク装置とを備えたことを特徴とする。
第4の発明に係る無線通信システムの登録方法は、映像信号を無線送信する無線送信手段を備えたソース装置と、前記無線送信された映像信号を受信する無線受信手段を備えたシンク装置とを備えた無線通信システムにおいて、前記ソース装置を前記シンク装置に登録するための登録方法であって、前記ソース装置は、前記ソース装置の識別情報を格納するための第1の記憶手段を備え、前記シンク装置は、前記識別情報を格納して登録するための第2の記憶手段と、前記ソース装置からの前記映像信号を表示する第2の表示手段とを備え、前記シンク装置により、前記ソース装置を前記シンク装置に登録するための登録制御信号を前記ソース装置に無線送信するステップと、前記ソース装置により、前記登録制御信号を前記シンク装置から無線受信するステップと、前記ソース装置により、前記第1の記憶手段から読み出された前記識別情報を含む制御信号を前記シンク装置に無線送信するステップと、前記シンク装置により、前記識別情報を含む制御信号を前記ソース装置から無線受信して前記第2の記憶手段に格納して登録するステップと、前記ソース装置からの前記映像信号を無線受信したとき、前記ソース装置に対応する識別情報が前記第2の記憶手段に登録されている場合にのみ、前記シンク装置により、前記ソース装置からの前記映像信号を前記第2の表示手段に表示するステップとを含むことを特徴とする。
従って、本発明のソース装置、シンク装置、無線通信システム及びその登録方法によれば、ソース装置がソース装置の識別情報を含む制御信号をシンク装置に無線送信し、シンク装置がソース装置の識別情報を含む制御信号を無線受信して登録し、シンク装置がソース装置からの映像信号を無線受信したとき、ソース装置に対応する識別情報が登録されている場合にのみ、ソース装置からの映像信号を表示するので、ソース装置及びシンク装置間で映像信号を無線伝送する無線通信システムにおいて、ソース装置をシンク装置に登録するための初期設定におけるユーザの負担を低減しかつ秘匿性に優れる。
また、ソース装置をシンク装置に登録するときに、ソース装置が所定のテストパターン信号をシンク装置に無線送信し、シンク装置がテストパターン信号を無線受信し、シンク装置がテストパターン信号の受信状況を示す値を測定し、その値が所定のしきい値よりも良好な受信状況を示すとき、ソース装置の識別情報を登録することにより、さらに初期設定におけるユーザの負担を低減することができる。
また、ソース装置をシンク装置に登録するときに、ソース装置が所定のテスト用映像信号を含むテストパターン信号をシンク装置に無線送信し、シンク装置がテストパターン信号を無線受信し、シンク装置がテスト用映像信号と、ソース装置をシンク装置に登録するか否かを選択することを要求することとを表示し、ソース装置をシンク装置に登録することが選択されたとき、無線受信された識別情報を登録することにより、シンク装置は高品質な映像信号及び音声信号を受信して出力することができる。
さらに、ソース装置をシンク装置に登録するときに、ソース装置が所定の複数のテストパターン信号をシンク装置にそれぞれ異なる伝送速度で無線送信し、シンク装置が複数のテストパターン信号の各受信状況を示す値を測定し、最も良好な値を有するテストパターン信号に対応する伝送速度と、ソース装置の識別情報とを対応付けて登録することにより、さらに初期設定におけるユーザの負担を低減することができるとともに、シンク装置は高品質な映像信号及び音声信号を受信して出力することができる。
またさらに、ソース装置をシンク装置に登録するときに、ソース装置が所定のテスト用映像信号を含む複数のテストパターン信号をシンク装置にそれぞれ異なる伝送速度で無線送信し、シンク装置が伝送速度毎のテスト用映像信号と、ソース装置をシンク装置に登録するか否かを選択することを要求することとを表示し、ソース装置をシンク装置に登録することが選択されたとき、ソース装置の識別情報を登録することにより、シンク装置は高品質な映像信号及び音声信号を受信して出力することができる。
また、シンク装置が、ソース装置からの識別情報を含む制御信号を無線受信し、ソース装置をシンク装置に登録するか否かを選択することを要求することを表示し、ソース装置をシンク装置に登録することが選択されたとき、ソース装置の識別情報を登録することにより、登録処理に掛かる時間を短縮し、初期設定を簡単化することができる。
さらに、ソース装置が、ソース装置をシンク装置に登録するか否かを選択することを要求することを表示し、ソース装置をシンク装置に登録することが選択されたとき、ソース装置の識別情報を含む制御信号をシンク装置に無線送信することにより、ソース装置側で、ソース装置をシンク装置に登録するか否かを表示及び入力することができる。
本発明の第1の実施形態に係る無線通信システムの構成を示すブロック図である。 図1のソース装置1を含むICチップ50上でのアンテナの実装例を示す斜視図である。 図1の無線通信システムの登録処理を示すシーケンス図である。 本発明の第2の実施形態に係る無線通信システムの登録処理を示すシーケンス図である。 本発明の第3の実施形態に係る無線通信システムの登録処理を示すシーケンス図である。 本発明の第4の実施形態に係る無線通信システムの登録処理を示すシーケンス図である。 本発明の第5の実施形態に係る無線通信システムの登録処理を示すシーケンス図である。 本発明の第6の実施形態に係る無線通信システムの構成を示すブロック図である。 図8の無線通信システムの登録処理を示すシーケンス図である。
符号の説明
1,1A…ソース装置、
2…シンク装置、
3A,4A…無指向性アンテナ、
3B,4B…指向性アンテナ、
10,20…コントローラ、
11,21…メモリ、
12…DVDプレーヤ、
13…高速無線送信回路、
14,26…アンテナ選択及びビームフォーマ回路、
15,27…低速無線送受信回路、
16,28…アンテナ選択回路、
22,40…ディスプレイ、
23…スピーカ、
24,41…キーボード、
25…高速無線受信回路、
29…音声信号及び映像信号処理回路。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の各実施形態において、同様の構成要素については同一の符号を付している。
第1の実施形態.
図1は、本発明の第1の実施形態に係る無線通信システムの構成を示すブロック図である。本実施形態において、無線通信システムは、ソース装置1とシンク装置2とを備え、ソース装置1及びシンク装置2は、HDMI(High Definition Multimedia Interface)の規格に基づいて種々の信号を伝送する。図1において、ソース装置1は、コントローラ10と、メモリ11と、DVDプレーヤ12と、高速無線送信回路13と、アンテナ選択及びビームフォーマ回路14と、低速無線送受信回路15と、アンテナ選択回路16と、指向性アンテナ3Bと、無指向性アンテナ3Aとを備えて構成される。
図1において、DVDプレーヤ12は、コントローラ10からの制御に基づいて、DVD等の記録媒体に記録された映像信号及び音声信号を読み出して高速無線送信回路13に出力する。メモリ11は、例えばROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等を含み、ROMにおいて、テスト用の映像信号及び音声信号を含むテストパターン信号と、例えば機器ID又はMACアドレス等のソース装置1固有の識別情報とを格納し、RAMにおいて、他のデータ等を格納する。高速無線送信回路13は、DVDプレーヤ12により読み出された映像信号及び音声信号又はコントローラ10を介してメモリ11から読み出されたテストパターン信号をエンコードし、送信パケットを生成して、例えば60GHz程度のミリ波帯である高い周波数を有する搬送波を、生成された送信パケットに従って変調することにより、非圧縮で映像信号及び音声信号を含むAV無線信号を生成してアンテナ選択及びビームフォーマ回路14に出力する。無線通信システムでは、一般に、搬送波周波数が高くなるほど速い伝送速度を設定することができ、高速無線送信回路13の伝送速度は後述する低速無線送信回路15の伝送速度よりも速くなるように設定される。アンテナ選択及びビームフォーマ回路14は、コントローラ10からの制御に基づいて、図2のアレーアンテナ装置31から指向性アンテナ3Bを構成する複数のアンテナ素子の一部を選択して所定方向のビームを形成し、高速無線送信回路13から出力されるAV無線信号を、指向性アンテナ3Bを介してシンク装置2に送信する。
コントローラ10は、ソース装置1で読み出された映像信号及び音声信号をシンク装置2で視聴できるようにするために、ソース装置1をシンク装置2に登録するための制御信号(タイミング信号、登録要求信号、登録要求通知信号及び登録完了信号を含む登録制御信号と、装置情報信号とを含む。)をソース装置1及びシンク装置2間で送受信して登録処理(詳細は後述)を実行する。低速無線送受信回路15は、シンク装置2に送信すべき制御信号のエンコード処理及び送信パケット生成を行い、ミリ波等の周波数を有する搬送波を、生成された送信パケットに従って変調することにより制御無線信号を生成してアンテナ選択回路16を介してアンテナ3Aからシンク装置2に送信する一方、シンク装置2から無指向性アンテナ3A及びアンテナ選択回路16を介して所定の周波数を有する制御無線信号を受信して、周波数変換処理、受信パケット処理及びデコード処理を行った後、処理後の制御信号をコントローラ10に出力する。アンテナ選択回路16は、コントローラ10からの制御に基づいて図2のアレーアンテナ装置31から無指向性アンテナ3Aを構成する少なくとも1つのアンテナ素子を選択し、無指向性アンテナ3Aを介して制御信号を含む制御無線信号をシンク装置2との間で送受信する。
ここで、図2は、図1のソース装置1を含むICチップ50上での無指向性アンテナ3A及び指向性アンテナ3Bの実装例を示す斜視図である。図2において、ICチップ50上には、例えば5行5列の25個の矩形パッチアンテナ素子30で構成されたアレーアンテナ装置31が設けられ、無指向性アンテナ3Aは、全アンテナ素子30のうちアンテナ選択回路16により選択された所定の少なくとも1つの(例えば3個の)アンテナ素子30により構成される。指向性アンテナ3Bは、全アンテナ素子30のうちアンテナ選択及びビームフォーマ回路14により選択された所定の複数の(例えば5個の)アンテナ素子30を選択して構成され、受信時には、選択された複数のアンテナ素子30により受信された各無線信号は、アンテナ選択及びビームフォーマ回路14により所望の指向性を有するビームを形成するようにそれぞれ重み付けされる。また、送信時には、高速無線送信回路13からの信号はそれぞれ、受信時に決定された重み係数又はビーム方向(若しくは、指示されるビーム方向)に基づいて、上記指向性アンテナ3Bが当該ビーム方向を有するように重み付けされる。従って、図1において、説明を簡単にするために無指向性アンテナ3A及び指向性アンテナ3Bは別個に図示されているが、図2に示すように、同一のアンテナ素子を共用してもよい。
再び図1を参照する。シンク装置2は、コントローラ20と、メモリ21と、ディスプレイ22と、スピーカ23と、キーボード24と、高速無線受信回路25と、アンテナ選択及びビームフォーマ回路26と、低速無線送受信回路27と、アンテナ選択回路28と、音声信号及び映像信号処理回路と、指向性アンテナ4Bと、無指向性アンテナ4Aとを備えて構成される。アンテナ選択及びビームフォーマ回路26は、アンテナ選択及びビームフォーマ回路14と同様に、コントローラ20からの制御に基づいて図2のアレーアンテナ装置31から指向性アンテナ4Bを構成する複数のアンテナ素子を選択して所定方向のビームを形成し、ソース装置1により送信されるAV無線信号を受信して出力する。高速無線受信回路25は、アンテナ選択及びビームフォーマ回路26から出力されるAV無線信号に対して、周波数変換処理、受信パケット処理及びデコード処理を行った後、処理後の映像信号及び音声信号を含むAV信号を音声信号及び映像信号処理回路29に出力する。高速無線受信回路25の伝送速度は、高速無線受信回路13の伝送速度と同一になるように設定される。音声信号及び映像信号処理回路29は、コントローラ20からの制御に基づいて、高速無線受信回路25から出力される処理後のAV信号を映像信号及び音声信号に分離して、映像信号をディスプレイ22に出力して表示し、音声信号をスピーカ23に出力する。
また、アンテナ選択回路28は、コントローラ20からの制御に基づいて図2のアレーアンテナ装置31から無指向性アンテナ4Aを構成する少なくとも1つのアンテナ素子を選択し、無指向性アンテナ4Aを介して制御信号を含む制御無線信号をソース装置1との間で送受信する。低速無線送受信回路27は、ソース装置1に送信すべき制御信号のエンコード処理及び送信パケット生成を行い、ミリ波帯等の周波数を有する搬送波を、生成された送信パケットに従って変調することにより制御無線信号を生成してアンテナ選択回路28を介して無指向性アンテナ4Aからソース装置1に送信する一方、無指向性アンテナ4A及びアンテナ選択回路28を介して所定の周波数を有する制御無線信号を受信して、周波数変換処理、受信パケット処理及びデコード処理を行った後、処理後の制御信号をコントローラ20に出力する。低速無線受信回路27の伝送速度は低速無線受信回路15の伝送速度と同一になるように設定される。コントローラ20は、ソース装置1をシンク装置2に登録するための制御信号をソース装置1及びシンク装置2間で送受信して登録処理(詳細は後述)を実行する。さらに、コントローラ20は、キーボード24から入力があった場合、その入力に基づいてソース装置1の機器IDを、例えばRAM等を含むメモリ21に格納して登録する。なお、無指向性アンテナ4A及び指向性アンテナ4Bについては、図2を参照して説明した無指向性アンテナ3A及び指向性アンテナ3Bと同様に構成されるので、詳細な説明は省略する。
図3は、本実施形態に係る無線通信システムの登録処理を示すシーケンス図である。コンテンツ保護のため、最初にソース装置1固有の機器IDを用いてソース装置1をシンク装置2に登録するための初期設定を行い、シンク装置2では登録されているソース装置1から送信される映像信号及び音声信号のみを視聴できるようにする必要がある。
図3において、まず、シンク装置2は、電源が投入されると、無指向性アンテナ4Aを介して周期的にタイミング信号を送信する。ソース装置1の電源が投入されると、ソース装置1は無指向性アンテナ3Aを介してシンク装置2により送信されたタイミング信号を受信する。ソース装置1は、このタイミング信号に応答して、無指向性アンテナ3Aを介して、ソース装置1をシンク装置2に登録するための登録要求信号をシンク装置2に送信する。
シンク装置2は、登録要求信号に応答して、無指向性アンテナ4Aを介して、登録要求信号を受理したことを示す登録要求通知信号をソース装置1に送信する。ソース装置1は、登録要求通知信号に応答して、指向性アンテナ3Bを介してテストパターン信号をシンク装置2に送信するとともに、無指向性アンテナ3Aを介してソース装置1の機器IDを含む装置情報信号をシンク装置2に送信する。
シンク装置2は、指向性アンテナ4Bを介してテストパターン信号を受信すると、テストパターン信号に含まれるテスト用の映像信号及び音声信号をそれぞれディスプレイ22及びスピーカ23に出力する。シンク装置2は、ディスプレイ22において、ユーザに対してソース装置1の機器IDを登録するか否かを選択することを要求するメッセージ等を表示する。ユーザは、ディスプレイ22及びスピーカ23に出力された画像及び音声を視聴して受信状況を判断し、キーボード24を用いて、ソース装置1をシンク装置2に登録するか否かを選択する。シンク装置2は、ユーザにより登録が選択されたとき、ソース装置1の機器IDをシンク装置2のメモリ21に格納して登録する一方、登録が選択されなかったとき、処理を終了する。
シンク装置2は、ソース装置1の機器IDをシンク装置2のメモリ21に格納して登録した後、無指向性アンテナ4Aを介して、ソース装置1がシンク装置2に登録完了されたことを示す登録完了信号をソース装置1に送信する。
以上のように本実施形態に係る無線通信システムによれば、ソース装置1がソース装置1の機器IDを含む制御信号をシンク装置2に無線送信し、シンク装置2がソース装置1の機器IDを含む制御信号を無線受信して登録し、シンク装置2がソース装置1からの映像信号を無線受信したとき、ソース装置1に対応する機器IDが登録されている場合にのみ、ソース装置1からの映像信号を表示するので、ソース装置1をシンク装置2に登録するための初期設定において、ソース装置1とシンク装置2とを有線接続する必要がないので、初期設定におけるユーザの負担を低減することができる。また、ソース装置1の各アンテナ3A及び3Bと、シンク装置2の各アンテナ4A及び4Bがそれぞれ無線通信できる特定の位置関係に置かれたソース装置1のみがシンク装置2に登録できるので、秘匿性に優れる。
また、ソース装置1をシンク装置2に登録するときに、ソース装置1がシンク装置2にテストパターン信号を無線送信し、シンク装置2がテストパターン信号を無線受信し、シンク装置2がテスト用映像信号と、ソース装置1をシンク装置2に登録するか否かを選択することを要求することとを表示し、ソース装置1をシンク装置2に登録することが選択されたとき、無線受信された機器IDを登録することにより、シンク装置2は高品質な映像信号及び音声信号を受信して出力することができる。
なお、本実施形態において、ソース装置1はDVD等の記録媒体から読み出した映像信号及び音声信号をシンク装置2に無線送信した。しかし、本発明はこの動作に限らず、記録媒体が映像信号及び音声信号の他にデジタルデータをコンテンツとして含む場合、デジタルデータもまた無線送信されて、シンク装置2で視聴されてもよい。
第2の実施形態.
図4は、本発明の第2の実施形態に係る無線通信システムの登録処理を示すシーケンス図である。ソース装置1及びシンク装置2の電源が投入され、シンク装置2からソース装置1に登録要求通知信号が送信されるまでの処理は、第1の実施形態に係る無線通信システムと同様であるため、説明を省略する。
図4において、まず、ソース装置1は、登録要求通知信号に応答して、指向性アンテナ3Bを介してテストパターン信号をシンク装置2に送信するとともに、無指向性アンテナ3Aを介してソース装置1の機器IDを含む装置情報信号をシンク装置2に送信する。
シンク装置2は、指向性アンテナ4Bを介してテストパターン信号を受信すると、コントローラ20により、テストパターン信号の受信状況を判定する。テストパターン信号の受信状況は、例えばテストパターン信号のS/N比又はエラーレート等を測定し、受信状況が良好であるか否かは、測定された値が所定のしきい値より良好な値であるか否かによって判断される。コントローラ20により、テストパターン信号の受信状況が良好であると判断されたとき、ソース装置1の機器IDをシンク装置2のメモリ21に格納して登録し、テストパターン信号の受信状況が良好でないと判断されたとき、処理を終了する。
シンク装置2は、ソース装置1の機器IDをシンク装置2のメモリ21に格納して登録した後、無指向性アンテナ4Aを介して、ソース装置1がシンク装置2に登録完了されたことを示す登録完了信号をソース装置1に送信する。
以上のように本実施形態に係る無線通信システムによれば、ソース装置1をシンク装置2に登録するときに、ソース装置1が所定のテストパターン信号をシンク装置2に無線送信し、シンク装置2がテストパターン信号を無線受信し、シンク装置1がテストパターン信号の受信状況を示す値を測定し、その値が所定のしきい値よりも良好な受信状況を示すとき、ソース装置1の機器IDを登録することにより、ユーザがキーボード24を用いてソース装置1をシンク装置2に登録するか否かを入力しなくても、自動的にテストパターン信号の受信状況を判断して登録を行うので、さらに初期設定におけるユーザの負担を低減することができる。
なお、本実施形態において、テストパターン信号はテスト用の映像信号及び音声信号を含んだ。しかし、本発明はこの構成に限らず、受信状況を判定できるデータ信号等の他の信号を含んでいてもよい。
第3の実施形態.
図5は、本発明の第3の実施形態に係る無線通信システムの登録処理を示すシーケンス図である。ソース装置1及びシンク装置2の電源が投入され、シンク装置2からソース装置1に登録要求通知信号が送信されるまでの処理は、第1の実施形態に係る無線通信システムと同様であるため、説明を省略する。なお、第3の実施形態において、ソース装置1をシンク装置2に登録するための制御信号は、タイミング信号、登録要求信号、登録要求通知信号及び登録完了及び伝送速度通知信号を含む登録制御信号と、装置情報信号とを含む。
図5において、まず、ソース装置1は、登録要求通知信号に応答して、指向性アンテナ3Bを介して映像信号及び音声信号を含む複数のテストパターン信号からなるテストパターン信号群をそれぞれ異なる伝送速度でシンク装置2に送信するとともに、無指向性アンテナ3Aを介してソース装置1の機器IDを含む装置情報信号をシンク装置2に送信する。
シンク装置2は、指向性アンテナ4Bを介してテストパターン信号群を受信すると、テストパターン信号群に含まれるテスト用の映像信号及び音声信号を伝送速度毎にディスプレイ22及びスピーカ23に順次出力する。シンク装置2は、ディスプレイ22において、ユーザに対して、ソース装置1の機器IDを登録するか否か、登録する場合はどのテストパターン信号の伝送速度で登録するかを選択することを要求するメッセージ等を表示する。ユーザは、ディスプレイ22及びスピーカ23に出力された画像及び音声を順次視聴して受信状況を判断し、キーボード24を用いて、ソース装置1をシンク装置2に登録するか否か、登録する場合はどのテストパターン信号の伝送速度で登録するかを選択する。シンク装置2は、ユーザにより登録が選択されたとき、ソース装置1の機器ID及び選択された最適な伝送速度をシンク装置2のメモリ21に格納して登録する一方、登録が選択されなかったとき、処理を終了する。
シンク装置2は、ソース装置1の機器IDをシンク装置2のメモリ21に格納して登録した後、無指向性アンテナ4Aを介して、ソース装置1がシンク装置2に登録完了されたことを示し、最適な伝送速度を通知する登録完了及び伝送速度通知信号をソース装置1に送信する。ソース装置1は、伝送速度通知信号に含まれる伝送速度をソース装置1のメモリ11に格納し、DVDプレーヤ12から読み出した映像信号及び音声信号をシンク装置2に送信するときには、メモリ11に格納された伝送速度を用いる。
以上のように本実施形態に係る無線通信システムによれば、ソース装置1をシンク装置2に登録するときに、ソース装置1が所定のテスト用映像信号を含む複数のテストパターン信号をシンク装置2にそれぞれ異なる伝送速度で無線送信し、シンク装置2が伝送速度毎のテスト用映像信号と、ソース装置1をシンク装置2に登録するか否かを選択することを要求することとをディスプレイ22に出力して表示し、キーボード24を用いてソース装置1をシンク装置2に登録することが選択されたとき、ソース装置1の機器IDを登録することにより、シンク装置2は高品質な映像信号及び音声信号を受信して出力することができる。
第4の実施形態.
図6は、本発明の第4の実施形態に係る無線通信システムの登録処理を示すシーケンス図である。ソース装置1及びシンク装置2の電源が投入され、シンク装置2からソース装置1に登録要求通知信号が送信されるまでの処理は、第1の実施形態に係る無線通信システムと同様であるため、説明を省略する。なお、第4の実施形態において、ソース装置1をシンク装置2に登録するための制御信号は、タイミング信号、登録要求信号、登録要求通知信号及び登録完了及び伝送速度通知信号を含む登録制御信号と、装置情報信号とを含む。
図6において、まず、ソース装置1は、登録要求通知信号に応答して、指向性アンテナ3Bを介して映像信号及び音声信号を含む複数のテストパターン信号からなるテストパターン信号群をそれぞれ異なる伝送速度でシンク装置2に送信するとともに、無指向性アンテナ3Aを介してソース装置1の機器IDを含む装置情報信号をシンク装置2に送信する。
シンク装置2は、指向性アンテナ4Bを介してテストパターン信号群を受信すると、コントローラ20により、テストパターン信号群のうちどの伝送速度で送信されたテストパターン信号が最も良好な受信状況を示すかを判定する。各テストパターン信号の受信状況は、例えば各テストパターン信号のS/N比又はエラーレート等を比較することによって判断される。コントローラ20により、ソース装置1の機器IDと最も受信状況が良好であるテストパターン信号の伝送速度とをシンク装置2のメモリ21に格納して登録する。
シンク装置2は、ソース装置1の機器IDをシンク装置2のメモリ21に格納して登録した後、無指向性アンテナ4Aを介して、ソース装置1がシンク装置2に登録完了されたことを示し、登録された伝送速度を通知する登録完了及び伝送速度通知信号をソース装置1に送信する。ソース装置1は、伝送速度通知信号に含まれる伝送速度をソース装置1のメモリ11に格納し、DVDプレーヤ12から読み出した映像信号及び音声信号をシンク装置2に送信するときには、メモリ11に格納された伝送速度を用いて送信する。
以上のように本実施形態に係る無線通信システムによれば、ソース装置1をシンク装置2に登録するときに、ソース装置1が所定の複数のテストパターン信号をシンク装置2にそれぞれ異なる伝送速度で無線送信し、シンク装置2が複数のテストパターン信号の各受信状況を示す値を測定し、最も良好な値を有するテストパターン信号に対応する伝送速度と、ソース装置1の機器IDとを対応付けて登録することにより、ユーザがキーボード24を用いてソース装置1をシンク装置2に登録するか否かを入力しなくても、自動的に受信状況を判断して登録を行うので、さらに初期設定におけるユーザの負担を低減することができるとともに、シンク装置2は高品質な映像信号及び音声信号を受信して出力することができる。
第5の実施形態.
図7は、本発明の第5の実施形態に係る無線通信システムの登録処理を示すシーケンス図である。ソース装置1及びシンク装置2の電源が投入され、シンク装置2からソース装置1にタイミング信号が送信されるまでの処理は、第1の実施形態に係る無線通信システムと同様であるため、説明を省略する。なお、第5の実施形態において、ソース装置1をシンク装置2に登録するための制御信号は、タイミング信号及び登録完了信号を含む登録制御信号と、登録要求及び装置情報信号とを含む。
図7において、まず、ソース装置1は、タイミング信号に応答して、無指向性アンテナ3Aを介して、ソース装置1をシンク装置2に登録することを要求し、ソース装置1の機器IDをシンク装置2に通知するための登録要求及び装置情報信号をシンク装置2に送信する。シンク装置2は、無指向性アンテナ4Aを介して登録要求及び装置情報信号を受信すると、登録要求があったことをユーザに通知し、ディスプレイ22にソース装置1の機器IDをシンク装置2に登録するか否かをユーザに問い合わせる所定の画像等を出力して表示する。ユーザは、キーボード24を用いてソース装置1をシンク装置2に登録するか否かを選択する。シンク装置2は、ユーザにより登録が選択されたとき、ソース装置1の機器IDをシンク装置2のメモリ21に格納して登録する一方、登録が選択されなかったとき、処理を終了する。なお、シンク装置2は、登録要求があったことをユーザに通知する所定の画像等を出力表示するとしたが、ユーザ設定により登録要求を受けない場合は所定の画像等を出力しなくてもよい。
シンク装置2は、ソース装置1の機器IDをシンク装置2のメモリ21に格納して登録した後、無指向性アンテナ4Aを介して、ソース装置1がシンク装置2に登録完了されたことを示す登録完了信号をソース装置1に送信する。
以上のように本実施形態に係る無線通信システムによれば、シンク装置2が、ソース装置1からの機器IDを含む制御信号を無線受信し、ソース装置1をシンク装置2に登録するか否かを選択することを要求することをディスプレイ22に出力して表示し、キーボード24を用いてソース装置1をシンク装置2に登録することが選択されたとき、ソース装置1の機器IDを登録することにより、テストパターン信号を送信することなくソース装置1をシンク装置2に登録するので、登録処理に掛かる時間を短縮し、初期設定を簡単化することができる。
また、登録処理に指向性アンテナ3B及び4Bを使用する場合、不正な装置の登録を防止するために指向性アンテナ3B及び4Bの通信範囲を制限する必要があり、そのため、ソース装置1及びシンク装置2の設置位置が制限されるという問題がある。本実施形態に係る無線通信システムによれば、登録処理に無指向性アンテナ3A及び4Aのみを使用するため、映像信号及び音声信号を無線伝送する各指向性アンテナ3B及び4Bの通信範囲を第1乃至第4の実施形態に係る登録方法に比べて広く取ることができ、ソース装置1及びシンク装置2の設置位置の制限を緩和することができる。
なお、シンク装置2は、登録要求及び装置情報信号を受信したときに、所定の画像を出力したが、本発明はこの動作に限らず、登録要求及び装置情報信号に含まれるデータに基づいて画像、音声又はインジケータ等に変換して、ディスプレイ22又はスピーカ23に出力してもよい。
第6の実施形態.
図8は、本発明の第6の実施形態に係る無線通信システムの構成を示すブロック図である。図8において、ソース装置1Aは、ディスプレイ40及びキーボード41をさらに備えた点において、図1に示した第1の実施形態に係るソース装置1とは異なる。それ以外の点においては、図1に示した第1の実施形態に係るソース装置1と同様であり、同一符号を付した構成要素についての詳細な説明は省略する。なお、第6の実施形態において、ソース装置1Aをシンク装置2に登録するための制御信号は、タイミング信号、登録要求信号、登録要求通知信号及び登録完了信号を含む登録制御信号と、登録設定及び装置情報信号とを含む。
図8において、ディスプレイ40は、コントローラ10からの制御に基づいて、ソース装置1をシンク装置2に登録するか否かをユーザに問い合わせる画像等を出力する。ユーザは、キーボード41を用いて、ソース装置1をシンク装置2に登録するか否かを入力する。
図9は、本発明の第6の実施形態に係る無線通信システムの登録処理を示すシーケンス図である。ソース装置1A及びシンク装置2の電源が投入され、シンク装置2からソース装置1Aに登録要求通知信号が送信されるまでの処理は、第1の実施形態に係る無線通信システムと同様であるため、説明を省略する。
図9において、まず、ソース装置1は、登録要求通知信号を受信すると、ディスプレイ40にソース装置1Aの機器IDをシンク装置2に登録するか否かをユーザに問い合わせる所定の画像等を出力する。ユーザは、キーボード24を用いてソース装置1Aをシンク装置2に登録するか否かを選択する。ソース装置1Aは、ユーザにより登録が選択されたとき、無指向性アンテナ3Aを介して、ソース装置1Aをシンク装置2に登録することを確定し、ソース装置1Aの機器IDをシンク装置2に通知するための登録設定及び装置情報信号をシンク装置2に送信する一方、登録が選択されなかったとき、処理を終了する。シンク装置2は、無指向性アンテナ4Aを介して登録設定及び装置情報信号を受信すると、ソース装置1Aの機器IDをシンク装置2のメモリ21に格納して登録する。
シンク装置2は、ソース装置1Aの機器IDをシンク装置2のメモリ21に格納して登録した後、無指向性アンテナ4Aを介して、ソース装置1がシンク装置2に登録完了されたことを示す登録完了信号をソース装置1Aに送信する。
以上のように本実施形態に係る無線通信システムによれば、ソース装置1Aが、ソース装置1Aをシンク装置2に登録するか否かを選択することを要求することをディスプレイ40に表示し、キーボード41を用いてソース装置1Aをシンク装置2に登録することが選択されたとき、ソース装置1Aの機器IDをシンク装置2に無線送信することにより、ソース装置1A側で、ソース装置1Aをシンク装置2に登録するか否かを表示及び入力することができる。
なお、第1乃至第6の実施形態において、指向性アンテナ3B及び4Bの指向性は固定でも可変でもよい。また、指向性が可変の場合であっても、初期設定時において特定の位置に固定されてもよい。さらに、無指向性アンテナ3A及び4Aと指向性アンテナ3B及び4Bの周波数帯は同一であっても、異なっていてもよい。
また、第1乃至第6の実施形態において、ソース装置とシンク装置は、一対一で無線通信した。しかし、本発明はこの構成に限らず、例えば複数のソース装置と1つのシンク装置で無線通信するスター型のネットワーク構成等であってもよい。
さらに、第1乃至第6の実施形態において、キーボード24,41に代えて、リモコン等の他の入力手段が使用されてもよい。
またさらに、第1乃至第6の実施形態において、キーボード24,41を用いてユーザが入力を行ったが、ソース装置1又は1Aをシンク装置2に登録するか否かを選択することが要求されてから一定時間経過後、自動的に登録することが決定されてもよい。
また、第1乃至第3の実施形態において、シンク装置2はテスト用の映像信号及び音声信号をそれぞれディスプレイ22及びスピーカ23に出力したが、本発明はこの構成に限らず、テスト用の映像信号及び音声信号に代えて、若しくはテスト用の映像信号及び音声信号に加えて、テスト結果が出力されてもよく、テスト用の映像信号及び音声信号及びテスト結果のいずれも出力されなくてもよい。
本発明に係るソース装置、シンク装置、無線通信システム及びその登録方法によれば、ソース装置がソース装置の識別情報を含む制御信号をシンク装置に無線送信し、シンク装置がソース装置の識別情報を含む制御信号を無線受信して登録し、シンク装置がソース装置からの映像信号を無線受信したとき、ソース装置に対応する識別情報が登録されている場合にのみ、ソース装置からの映像信号を表示するので、ソース装置及びシンク装置間で映像信号を無線伝送する無線通信システムにおいて、ソース装置をシンク装置に登録するための初期設定におけるユーザの負担を低減しかつ秘匿性に優れる。
本発明に係るソース装置、シンク装置、無線通信システム及びその登録方法は、例えばDVDプレーヤ等のソース装置が再生して出力する映像信号等を非圧縮でテレビジョン受像機等のシンク装置に無線伝送するAVシステム等において、利用することができる。
本発明は、DVDプレーヤ及びセットトップボックス等のソース装置、テレビジョン受像機等のシンク装置、ソース装置が再生して出力する映像信号等を非圧縮でシンク装置に無線伝送する無線通信システム、及び、ソース装置をシンク装置に登録するための登録方法に関する。
1本のケーブルで、映像信号及び音声信号を非圧縮で伝送する、次世代デジタルテレビジョン向けのインターフェース規格であるHDMI(High Definition Multimedia Interface)を採用したAV機器が普及しつつある。これまで、AV機器間の接続には、映像信号や音声信号等の信号毎にそれぞれ別個のケーブルを使用する必要があったが、このHDMIによれば、配線を極めてシンプルにすることができ、かつ、デジタルデータの伝送によりノイズに強く高画質化を可能にするという利点がある。また、HDMIでは、双方向の制御信号を伝送することができるので、例えば、テレビジョンとDVDプレーヤとを連動させて制御する場合や、サラウンドスピーカと大画面ディスプレイとによりホームシアターを構成してシステム全体を制御する場合等に有利である。HDMIでは、高品質のコンテンツの伝送が可能であることから、提供されるコンテンツの不正利用や違法コピーを防ぐためにコンテンツ保護方式としてHDCP(High-bandwidth Digital Content Protection System)が使用される。HDCPでは、送信側と受信側での機器認証、認証のための鍵の共有方式、伝送されるコンテンツの暗号方式等が規定されている。
コンテンツ信号の無線通信を行う場合に、相手の装置の登録や認証を安全で確実に行う従来例に係るコンテンツ通信システムが特許文献1に開示されている。従来例に係るコンテンツ通信システムは、コンテンツ信号出力装置を接続するための通信装置のインターフェースと、コンテンツ提示装置を接続するための通信装置のインターフェースを有線で接続して、識別情報や鍵情報の交換を通信装置で行う。その後、インターフェースから供給されたコンテンツ信号を無線信号としてアンテナから送信し、アンテナで受信されたコンテンツ信号をインターフェースからコンテンツ提示装置に供給する場合、交換された識別情報を、第2の無線信号として通信装置で交換して、交換された識別情報を登録されている識別情報と照合して認証を行う。
特開2005−244476号公報。 High-Definition Multimedia Interface Specification, Version1.1, HDMI Licensing, LLC, California in U.S.A., May 20, 2004.
しかしながら、上記従来例に係るコンテンツ通信システムは、登録を行うための初期設定においてユーザに各通信装置同士を有線接続する作業を負担させるという問題点があった。特に、複数の通信装置が使用される場合にはさらに手間が掛かる。また、ソース装置又はシンク装置に通信機器を内蔵する場合、内蔵型として構成しているにもかかわらず有線接続のための外部インターフェースが必要となり、コストが高くなるという問題点があった。
本発明の目的は以上の問題点を解決し、ソース装置及びシンク装置間で映像信号を無線伝送する無線通信システムにおいて、ソース装置をシンク装置に登録するための初期設定におけるユーザの負担を低減しかつ秘匿性に優れたソース装置、シンク装置、無線通信システム及びその登録方法を提供することにある。
第1の発明に係るソース装置は、映像信号を無線送信する無線送信手段を備えたソース装置と、前記無線送信された映像信号を受信する無線受信手段を備えたシンク装置とを備えた無線通信システムのためのソース装置において、前記ソース装置の識別情報を格納するための第1の記憶手段と、前記第1の記憶手段から読み出した前記識別情報を含む制御信号を前記シンク装置に無線送信する一方、前記ソース装置を前記シンク装置に登録するための登録制御信号を前記シンク装置から無線受信する第1の無線送受信手段とを備えたことを特徴とする。
上記ソース装置において、前記無線送信手段は、前記ソース装置を前記シンク装置に登録するときに、所定のテストパターン信号を前記シンク装置に無線送信するとともに、前記第1の無線送受信手段は、前記読み出した識別情報を含む制御信号を前記シンク装置に無線送信することを特徴とする。ここで、上記テストパターン信号は、所定のテスト用映像信号を含んでもよい。
また、上記ソース装置において、前記無線送信手段は、前記ソース装置を前記シンク装置に登録するときに、所定の複数のテストパターン信号を前記シンク装置にそれぞれ異なる伝送速度で無線送信するとともに、前記第1の無線送受信手段が、前記読み出した識別情報を含む制御信号を前記シンク装置に無線送信することを特徴とする。ここで、上記テストパターン信号は、所定のテスト用映像信号を含んでもよい。
さらに、上記ソース装置において、第1の表示手段と、第1の入力手段と、第1の制御手段とをさらに備え、前記第1の制御手段は、前記ソース装置を前記シンク装置に登録するか否かを選択することを要求することを前記第1の表示手段に表示し、前記第1の入力手段を用いて前記ソース装置を前記シンク装置に登録することが選択されたとき、前記第1の無線送受信手段に前記読み出した識別情報を含む制御信号を前記シンク装置に無線送信させるように制御することを特徴とする。
またさらに、上記ソース装置において、前記無線送信手段は、指向性アンテナを備え、前記第1の無線送受信手段は、無指向性アンテナを備えたことを特徴とする。
また、上記ソース装置において、前記無線送信手段の無線送信の伝送速度は、前記第1の無線送受信手段の無線送受信の伝送速度よりも速いことを特徴とする。
第2の発明に係るシンク装置は、映像信号を無線送信する無線送信手段を備えたソース装置と、前記無線送信された映像信号を受信する無線受信手段を備えたシンク装置とを備えた無線通信システムのためのシンク装置において、前記ソース装置の識別情報を含む制御信号を前記ソース装置から無線受信する一方、前記ソース装置を前記シンク装置に登録するための登録制御信号を前記ソース装置に無線送信する第2の無線送受信手段と、前記無線受信された識別情報を格納して登録するための第2の記憶手段と、前記ソース装置からの前記映像信号を表示する第2の表示手段と、前記無線受信手段が前記ソース装置からの前記映像信号を無線受信したとき、前記ソース装置に対応する識別情報が前記第2の記憶手段に登録されている場合にのみ、前記ソース装置からの前記映像信号を前記第2の表示手段に表示するように制御する第2の制御手段とを備えたことを特徴とする。
上記シンク装置において、前記無線受信手段は、前記ソース装置を前記シンク装置に登録するときに、所定のテストパターン信号を前記ソース装置から無線受信するとともに、前記第2の無線送受信手段は、前記ソース装置から識別情報を含む制御信号を無線受信し、前記第2の制御手段は、前記テストパターン信号の受信状況を示す値を測定し、前記値が所定のしきい値よりも良好な受信状況を示すとき、前記無線受信された識別情報を前記第2の記憶手段に格納して登録するように制御することを特徴とする。
また、上記シンク装置において、第2の入力手段をさらに備え、前記無線受信手段は、前記ソース装置を前記シンク装置に登録するときに、所定のテスト用映像信号を含むテストパターン信号を前記ソース装置から無線受信するとともに、前記第2の無線送受信手段は、前記ソース装置から識別情報を含む制御信号を無線受信し、前記第2の制御手段は、前記テスト用映像信号と、前記ソース装置を前記シンク装置に登録するか否かを選択することを要求することとを前記第2の表示手段に表示し、前記第2の入力手段を用いて前記ソース装置を前記シンク装置に登録することが選択されたとき、前記無線受信された識別情報を前記第2の記憶手段に格納して登録するように制御することを特徴とする。
さらに、上記シンク装置において、前記無線受信手段は、互いに異なる伝送速度で無線送信された所定の複数のテストパターン信号を前記ソース装置から無線受信するとともに、前記第2の無線送受信手段は、前記ソース装置から識別情報を含む制御信号を無線受信し、前記第2の制御手段は、前記複数のテストパターン信号の各受信状況を示す値を測定し、最も良好な値を有するテストパターン信号に対応する伝送速度と、前記無線受信された識別情報とを対応付けて前記第2の記憶手段に格納して登録するように制御することを特徴とする。
またさらに、上記シンク装置において、第2の入力手段をさらに備え、前記無線受信手段は、所定のテスト用映像信号を含みかつ互いに異なる伝送速度で無線送信された複数のテストパターン信号を前記ソース装置から無線受信するとともに、前記第2の無線送受信手段は、前記ソース装置から識別情報を含む制御信号を無線受信し、前記第2の制御手段は、前記互いに異なる伝送速度毎の前記テスト用映像信号と、前記ソース装置を前記シンク装置に登録するか否かを選択することを要求することとを前記第2の表示手段に表示し、前記第2の入力手段を用いて前記ソース装置を前記シンク装置に登録することが選択されたとき、前記無線受信された識別情報を前記第2の記憶手段に格納して登録するように制御することを特徴とする。
また、上記シンク装置において、第2の入力手段をさらに備え、前記第2の無線送受信手段は、前記ソース装置から識別情報を含む制御信号を無線受信し、前記第2の制御手段は、前記ソース装置を前記シンク装置に登録するか否かを選択することを要求することを前記第2の表示手段に表示し、前記第2の入力手段を用いて前記ソース装置を前記シンク装置に登録することが選択されたとき、前記無線受信された識別情報を前記第2の記憶手段に格納して登録するように制御することを特徴とする。
さらに、上記シンク装置において、前記無線受信手段は、指向性アンテナを備え、前記第2の無線送受信手段は、無指向性アンテナを備えたことを特徴とする。
またさらに、上記シンク装置において、前記無線受信手段の無線受信の伝送速度は、前記第2の無線送受信手段の無線送受信の伝送速度よりも速いことを特徴とする。
第3の発明に係る無線通信システムは、上記ソース装置と、上記シンク装置とを備えたことを特徴とする。
第4の発明に係る無線通信システムの登録方法は、映像信号を無線送信する無線送信手段を備えたソース装置と、前記無線送信された映像信号を受信する無線受信手段を備えたシンク装置とを備えた無線通信システムにおいて、前記ソース装置を前記シンク装置に登録するための登録方法であって、前記ソース装置は、前記ソース装置の識別情報を格納するための第1の記憶手段を備え、前記シンク装置は、前記識別情報を格納して登録するための第2の記憶手段と、前記ソース装置からの前記映像信号を表示する第2の表示手段とを備え、前記シンク装置により、前記ソース装置を前記シンク装置に登録するための登録制御信号を前記ソース装置に無線送信するステップと、前記ソース装置により、前記登録制御信号を前記シンク装置から無線受信するステップと、前記ソース装置により、前記第1の記憶手段から読み出された前記識別情報を含む制御信号を前記シンク装置に無線送信するステップと、前記シンク装置により、前記識別情報を含む制御信号を前記ソース装置から無線受信して前記第2の記憶手段に格納して登録するステップと、前記ソース装置からの前記映像信号を無線受信したとき、前記ソース装置に対応する識別情報が前記第2の記憶手段に登録されている場合にのみ、前記シンク装置により、前記ソース装置からの前記映像信号を前記第2の表示手段に表示するステップとを含むことを特徴とする。
従って、本発明のソース装置、シンク装置、無線通信システム及びその登録方法によれば、ソース装置がソース装置の識別情報を含む制御信号をシンク装置に無線送信し、シンク装置がソース装置の識別情報を含む制御信号を無線受信して登録し、シンク装置がソース装置からの映像信号を無線受信したとき、ソース装置に対応する識別情報が登録されている場合にのみ、ソース装置からの映像信号を表示するので、ソース装置及びシンク装置間で映像信号を無線伝送する無線通信システムにおいて、ソース装置をシンク装置に登録するための初期設定におけるユーザの負担を低減しかつ秘匿性に優れる。
また、ソース装置をシンク装置に登録するときに、ソース装置が所定のテストパターン信号をシンク装置に無線送信し、シンク装置がテストパターン信号を無線受信し、シンク装置がテストパターン信号の受信状況を示す値を測定し、その値が所定のしきい値よりも良好な受信状況を示すとき、ソース装置の識別情報を登録することにより、さらに初期設定におけるユーザの負担を低減することができる。
また、ソース装置をシンク装置に登録するときに、ソース装置が所定のテスト用映像信号を含むテストパターン信号をシンク装置に無線送信し、シンク装置がテストパターン信号を無線受信し、シンク装置がテスト用映像信号と、ソース装置をシンク装置に登録するか否かを選択することを要求することとを表示し、ソース装置をシンク装置に登録することが選択されたとき、無線受信された識別情報を登録することにより、シンク装置は高品質な映像信号及び音声信号を受信して出力することができる。
さらに、ソース装置をシンク装置に登録するときに、ソース装置が所定の複数のテストパターン信号をシンク装置にそれぞれ異なる伝送速度で無線送信し、シンク装置が複数のテストパターン信号の各受信状況を示す値を測定し、最も良好な値を有するテストパターン信号に対応する伝送速度と、ソース装置の識別情報とを対応付けて登録することにより、さらに初期設定におけるユーザの負担を低減することができるとともに、シンク装置は高品質な映像信号及び音声信号を受信して出力することができる。
またさらに、ソース装置をシンク装置に登録するときに、ソース装置が所定のテスト用映像信号を含む複数のテストパターン信号をシンク装置にそれぞれ異なる伝送速度で無線送信し、シンク装置が伝送速度毎のテスト用映像信号と、ソース装置をシンク装置に登録するか否かを選択することを要求することとを表示し、ソース装置をシンク装置に登録することが選択されたとき、ソース装置の識別情報を登録することにより、シンク装置は高品質な映像信号及び音声信号を受信して出力することができる。
また、シンク装置が、ソース装置からの識別情報を含む制御信号を無線受信し、ソース装置をシンク装置に登録するか否かを選択することを要求することを表示し、ソース装置をシンク装置に登録することが選択されたとき、ソース装置の識別情報を登録することにより、登録処理に掛かる時間を短縮し、初期設定を簡単化することができる。
さらに、ソース装置が、ソース装置をシンク装置に登録するか否かを選択することを要求することを表示し、ソース装置をシンク装置に登録することが選択されたとき、ソース装置の識別情報を含む制御信号をシンク装置に無線送信することにより、ソース装置側で、ソース装置をシンク装置に登録するか否かを表示及び入力することができる。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の各実施形態において、同様の構成要素については同一の符号を付している。
第1の実施形態.
図1は、本発明の第1の実施形態に係る無線通信システムの構成を示すブロック図である。本実施形態において、無線通信システムは、ソース装置1とシンク装置2とを備え、ソース装置1及びシンク装置2は、HDMI(High Definition Multimedia Interface)の規格に基づいて種々の信号を伝送する。図1において、ソース装置1は、コントローラ10と、メモリ11と、DVDプレーヤ12と、高速無線送信回路13と、アンテナ選択及びビームフォーマ回路14と、低速無線送受信回路15と、アンテナ選択回路16と、指向性アンテナ3Bと、無指向性アンテナ3Aとを備えて構成される。
図1において、DVDプレーヤ12は、コントローラ10からの制御に基づいて、DVD等の記録媒体に記録された映像信号及び音声信号を読み出して高速無線送信回路13に出力する。メモリ11は、例えばROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等を含み、ROMにおいて、テスト用の映像信号及び音声信号を含むテストパターン信号と、例えば機器ID又はMACアドレス等のソース装置1固有の識別情報とを格納し、RAMにおいて、他のデータ等を格納する。高速無線送信回路13は、DVDプレーヤ12により読み出された映像信号及び音声信号又はコントローラ10を介してメモリ11から読み出されたテストパターン信号をエンコードし、送信パケットを生成して、例えば60GHz程度のミリ波帯である高い周波数を有する搬送波を、生成された送信パケットに従って変調することにより、非圧縮で映像信号及び音声信号を含むAV無線信号を生成してアンテナ選択及びビームフォーマ回路14に出力する。無線通信システムでは、一般に、搬送波周波数が高くなるほど速い伝送速度を設定することができ、高速無線送信回路13の伝送速度は後述する低速無線送信回路15の伝送速度よりも速くなるように設定される。アンテナ選択及びビームフォーマ回路14は、コントローラ10からの制御に基づいて、図2のアレーアンテナ装置31から指向性アンテナ3Bを構成する複数のアンテナ素子の一部を選択して所定方向のビームを形成し、高速無線送信回路13から出力されるAV無線信号を、指向性アンテナ3Bを介してシンク装置2に送信する。
コントローラ10は、ソース装置1で読み出された映像信号及び音声信号をシンク装置2で視聴できるようにするために、ソース装置1をシンク装置2に登録するための制御信号(タイミング信号、登録要求信号、登録要求通知信号及び登録完了信号を含む登録制御信号と、装置情報信号とを含む。)をソース装置1及びシンク装置2間で送受信して登録処理(詳細は後述)を実行する。低速無線送受信回路15は、シンク装置2に送信すべき制御信号のエンコード処理及び送信パケット生成を行い、ミリ波等の周波数を有する搬送波を、生成された送信パケットに従って変調することにより制御無線信号を生成してアンテナ選択回路16を介してアンテナ3Aからシンク装置2に送信する一方、シンク装置2から無指向性アンテナ3A及びアンテナ選択回路16を介して所定の周波数を有する制御無線信号を受信して、周波数変換処理、受信パケット処理及びデコード処理を行った後、処理後の制御信号をコントローラ10に出力する。アンテナ選択回路16は、コントローラ10からの制御に基づいて図2のアレーアンテナ装置31から無指向性アンテナ3Aを構成する少なくとも1つのアンテナ素子を選択し、無指向性アンテナ3Aを介して制御信号を含む制御無線信号をシンク装置2との間で送受信する。
ここで、図2は、図1のソース装置1を含むICチップ50上での無指向性アンテナ3A及び指向性アンテナ3Bの実装例を示す斜視図である。図2において、ICチップ50上には、例えば5行5列の25個の矩形パッチアンテナ素子30で構成されたアレーアンテナ装置31が設けられ、無指向性アンテナ3Aは、全アンテナ素子30のうちアンテナ選択回路16により選択された所定の少なくとも1つの(例えば3個の)アンテナ素子30により構成される。指向性アンテナ3Bは、全アンテナ素子30のうちアンテナ選択及びビームフォーマ回路14により選択された所定の複数の(例えば5個の)アンテナ素子30を選択して構成され、受信時には、選択された複数のアンテナ素子30により受信された各無線信号は、アンテナ選択及びビームフォーマ回路14により所望の指向性を有するビームを形成するようにそれぞれ重み付けされる。また、送信時には、高速無線送信回路13からの信号はそれぞれ、受信時に決定された重み係数又はビーム方向(若しくは、指示されるビーム方向)に基づいて、上記指向性アンテナ3Bが当該ビーム方向を有するように重み付けされる。従って、図1において、説明を簡単にするために無指向性アンテナ3A及び指向性アンテナ3Bは別個に図示されているが、図2に示すように、同一のアンテナ素子を共用してもよい。
再び図1を参照する。シンク装置2は、コントローラ20と、メモリ21と、ディスプレイ22と、スピーカ23と、キーボード24と、高速無線受信回路25と、アンテナ選択及びビームフォーマ回路26と、低速無線送受信回路27と、アンテナ選択回路28と、音声信号及び映像信号処理回路と、指向性アンテナ4Bと、無指向性アンテナ4Aとを備えて構成される。アンテナ選択及びビームフォーマ回路26は、アンテナ選択及びビームフォーマ回路14と同様に、コントローラ20からの制御に基づいて図2のアレーアンテナ装置31から指向性アンテナ4Bを構成する複数のアンテナ素子を選択して所定方向のビームを形成し、ソース装置1により送信されるAV無線信号を受信して出力する。高速無線受信回路25は、アンテナ選択及びビームフォーマ回路26から出力されるAV無線信号に対して、周波数変換処理、受信パケット処理及びデコード処理を行った後、処理後の映像信号及び音声信号を含むAV信号を音声信号及び映像信号処理回路29に出力する。高速無線受信回路25の伝送速度は、高速無線受信回路13の伝送速度と同一になるように設定される。音声信号及び映像信号処理回路29は、コントローラ20からの制御に基づいて、高速無線受信回路25から出力される処理後のAV信号を映像信号及び音声信号に分離して、映像信号をディスプレイ22に出力して表示し、音声信号をスピーカ23に出力する。
また、アンテナ選択回路28は、コントローラ20からの制御に基づいて図2のアレーアンテナ装置31から無指向性アンテナ4Aを構成する少なくとも1つのアンテナ素子を選択し、無指向性アンテナ4Aを介して制御信号を含む制御無線信号をソース装置1との間で送受信する。低速無線送受信回路27は、ソース装置1に送信すべき制御信号のエンコード処理及び送信パケット生成を行い、ミリ波帯等の周波数を有する搬送波を、生成された送信パケットに従って変調することにより制御無線信号を生成してアンテナ選択回路28を介して無指向性アンテナ4Aからソース装置1に送信する一方、無指向性アンテナ4A及びアンテナ選択回路28を介して所定の周波数を有する制御無線信号を受信して、周波数変換処理、受信パケット処理及びデコード処理を行った後、処理後の制御信号をコントローラ20に出力する。低速無線受信回路27の伝送速度は低速無線受信回路15の伝送速度と同一になるように設定される。コントローラ20は、ソース装置1をシンク装置2に登録するための制御信号をソース装置1及びシンク装置2間で送受信して登録処理(詳細は後述)を実行する。さらに、コントローラ20は、キーボード24から入力があった場合、その入力に基づいてソース装置1の機器IDを、例えばRAM等を含むメモリ21に格納して登録する。なお、無指向性アンテナ4A及び指向性アンテナ4Bについては、図2を参照して説明した無指向性アンテナ3A及び指向性アンテナ3Bと同様に構成されるので、詳細な説明は省略する。
図3は、本実施形態に係る無線通信システムの登録処理を示すシーケンス図である。コンテンツ保護のため、最初にソース装置1固有の機器IDを用いてソース装置1をシンク装置2に登録するための初期設定を行い、シンク装置2では登録されているソース装置1から送信される映像信号及び音声信号のみを視聴できるようにする必要がある。
図3において、まず、シンク装置2は、電源が投入されると、無指向性アンテナ4Aを介して周期的にタイミング信号を送信する。ソース装置1の電源が投入されると、ソース装置1は無指向性アンテナ3Aを介してシンク装置2により送信されたタイミング信号を受信する。ソース装置1は、このタイミング信号に応答して、無指向性アンテナ3Aを介して、ソース装置1をシンク装置2に登録するための登録要求信号をシンク装置2に送信する。
シンク装置2は、登録要求信号に応答して、無指向性アンテナ4Aを介して、登録要求信号を受理したことを示す登録要求通知信号をソース装置1に送信する。ソース装置1は、登録要求通知信号に応答して、指向性アンテナ3Bを介してテストパターン信号をシンク装置2に送信するとともに、無指向性アンテナ3Aを介してソース装置1の機器IDを含む装置情報信号をシンク装置2に送信する。
シンク装置2は、指向性アンテナ4Bを介してテストパターン信号を受信すると、テストパターン信号に含まれるテスト用の映像信号及び音声信号をそれぞれディスプレイ22及びスピーカ23に出力する。シンク装置2は、ディスプレイ22において、ユーザに対してソース装置1の機器IDを登録するか否かを選択することを要求するメッセージ等を表示する。ユーザは、ディスプレイ22及びスピーカ23に出力された画像及び音声を視聴して受信状況を判断し、キーボード24を用いて、ソース装置1をシンク装置2に登録するか否かを選択する。シンク装置2は、ユーザにより登録が選択されたとき、ソース装置1の機器IDをシンク装置2のメモリ21に格納して登録する一方、登録が選択されなかったとき、処理を終了する。
シンク装置2は、ソース装置1の機器IDをシンク装置2のメモリ21に格納して登録した後、無指向性アンテナ4Aを介して、ソース装置1がシンク装置2に登録完了されたことを示す登録完了信号をソース装置1に送信する。
以上のように本実施形態に係る無線通信システムによれば、ソース装置1がソース装置1の機器IDを含む制御信号をシンク装置2に無線送信し、シンク装置2がソース装置1の機器IDを含む制御信号を無線受信して登録し、シンク装置2がソース装置1からの映像信号を無線受信したとき、ソース装置1に対応する機器IDが登録されている場合にのみ、ソース装置1からの映像信号を表示するので、ソース装置1をシンク装置2に登録するための初期設定において、ソース装置1とシンク装置2とを有線接続する必要がないので、初期設定におけるユーザの負担を低減することができる。また、ソース装置1の各アンテナ3A及び3Bと、シンク装置2の各アンテナ4A及び4Bがそれぞれ無線通信できる特定の位置関係に置かれたソース装置1のみがシンク装置2に登録できるので、秘匿性に優れる。
また、ソース装置1をシンク装置2に登録するときに、ソース装置1がシンク装置2にテストパターン信号を無線送信し、シンク装置2がテストパターン信号を無線受信し、シンク装置2がテスト用映像信号と、ソース装置1をシンク装置2に登録するか否かを選択することを要求することとを表示し、ソース装置1をシンク装置2に登録することが選択されたとき、無線受信された機器IDを登録することにより、シンク装置2は高品質な映像信号及び音声信号を受信して出力することができる。
なお、本実施形態において、ソース装置1はDVD等の記録媒体から読み出した映像信号及び音声信号をシンク装置2に無線送信した。しかし、本発明はこの動作に限らず、記録媒体が映像信号及び音声信号の他にデジタルデータをコンテンツとして含む場合、デジタルデータもまた無線送信されて、シンク装置2で視聴されてもよい。
第2の実施形態.
図4は、本発明の第2の実施形態に係る無線通信システムの登録処理を示すシーケンス図である。ソース装置1及びシンク装置2の電源が投入され、シンク装置2からソース装置1に登録要求通知信号が送信されるまでの処理は、第1の実施形態に係る無線通信システムと同様であるため、説明を省略する。
図4において、まず、ソース装置1は、登録要求通知信号に応答して、指向性アンテナ3Bを介してテストパターン信号をシンク装置2に送信するとともに、無指向性アンテナ3Aを介してソース装置1の機器IDを含む装置情報信号をシンク装置2に送信する。
シンク装置2は、指向性アンテナ4Bを介してテストパターン信号を受信すると、コントローラ20により、テストパターン信号の受信状況を判定する。テストパターン信号の受信状況は、例えばテストパターン信号のS/N比又はエラーレート等を測定し、受信状況が良好であるか否かは、測定された値が所定のしきい値より良好な値であるか否かによって判断される。コントローラ20により、テストパターン信号の受信状況が良好であると判断されたとき、ソース装置1の機器IDをシンク装置2のメモリ21に格納して登録し、テストパターン信号の受信状況が良好でないと判断されたとき、処理を終了する。
シンク装置2は、ソース装置1の機器IDをシンク装置2のメモリ21に格納して登録した後、無指向性アンテナ4Aを介して、ソース装置1がシンク装置2に登録完了されたことを示す登録完了信号をソース装置1に送信する。
以上のように本実施形態に係る無線通信システムによれば、ソース装置1をシンク装置2に登録するときに、ソース装置1が所定のテストパターン信号をシンク装置2に無線送信し、シンク装置2がテストパターン信号を無線受信し、シンク装置1がテストパターン信号の受信状況を示す値を測定し、その値が所定のしきい値よりも良好な受信状況を示すとき、ソース装置1の機器IDを登録することにより、ユーザがキーボード24を用いてソース装置1をシンク装置2に登録するか否かを入力しなくても、自動的にテストパターン信号の受信状況を判断して登録を行うので、さらに初期設定におけるユーザの負担を低減することができる。
なお、本実施形態において、テストパターン信号はテスト用の映像信号及び音声信号を含んだ。しかし、本発明はこの構成に限らず、受信状況を判定できるデータ信号等の他の信号を含んでいてもよい。
第3の実施形態.
図5は、本発明の第3の実施形態に係る無線通信システムの登録処理を示すシーケンス図である。ソース装置1及びシンク装置2の電源が投入され、シンク装置2からソース装置1に登録要求通知信号が送信されるまでの処理は、第1の実施形態に係る無線通信システムと同様であるため、説明を省略する。なお、第3の実施形態において、ソース装置1をシンク装置2に登録するための制御信号は、タイミング信号、登録要求信号、登録要求通知信号及び登録完了及び伝送速度通知信号を含む登録制御信号と、装置情報信号とを含む。
図5において、まず、ソース装置1は、登録要求通知信号に応答して、指向性アンテナ3Bを介して映像信号及び音声信号を含む複数のテストパターン信号からなるテストパターン信号群をそれぞれ異なる伝送速度でシンク装置2に送信するとともに、無指向性アンテナ3Aを介してソース装置1の機器IDを含む装置情報信号をシンク装置2に送信する。
シンク装置2は、指向性アンテナ4Bを介してテストパターン信号群を受信すると、テストパターン信号群に含まれるテスト用の映像信号及び音声信号を伝送速度毎にディスプレイ22及びスピーカ23に順次出力する。シンク装置2は、ディスプレイ22において、ユーザに対して、ソース装置1の機器IDを登録するか否か、登録する場合はどのテストパターン信号の伝送速度で登録するかを選択することを要求するメッセージ等を表示する。ユーザは、ディスプレイ22及びスピーカ23に出力された画像及び音声を順次視聴して受信状況を判断し、キーボード24を用いて、ソース装置1をシンク装置2に登録するか否か、登録する場合はどのテストパターン信号の伝送速度で登録するかを選択する。シンク装置2は、ユーザにより登録が選択されたとき、ソース装置1の機器ID及び選択された最適な伝送速度をシンク装置2のメモリ21に格納して登録する一方、登録が選択されなかったとき、処理を終了する。
シンク装置2は、ソース装置1の機器IDをシンク装置2のメモリ21に格納して登録した後、無指向性アンテナ4Aを介して、ソース装置1がシンク装置2に登録完了されたことを示し、最適な伝送速度を通知する登録完了及び伝送速度通知信号をソース装置1に送信する。ソース装置1は、伝送速度通知信号に含まれる伝送速度をソース装置1のメモリ11に格納し、DVDプレーヤ12から読み出した映像信号及び音声信号をシンク装置2に送信するときには、メモリ11に格納された伝送速度を用いる。
以上のように本実施形態に係る無線通信システムによれば、ソース装置1をシンク装置2に登録するときに、ソース装置1が所定のテスト用映像信号を含む複数のテストパターン信号をシンク装置2にそれぞれ異なる伝送速度で無線送信し、シンク装置2が伝送速度毎のテスト用映像信号と、ソース装置1をシンク装置2に登録するか否かを選択することを要求することとをディスプレイ22に出力して表示し、キーボード24を用いてソース装置1をシンク装置2に登録することが選択されたとき、ソース装置1の機器IDを登録することにより、シンク装置2は高品質な映像信号及び音声信号を受信して出力することができる。
第4の実施形態.
図6は、本発明の第4の実施形態に係る無線通信システムの登録処理を示すシーケンス図である。ソース装置1及びシンク装置2の電源が投入され、シンク装置2からソース装置1に登録要求通知信号が送信されるまでの処理は、第1の実施形態に係る無線通信システムと同様であるため、説明を省略する。なお、第4の実施形態において、ソース装置1をシンク装置2に登録するための制御信号は、タイミング信号、登録要求信号、登録要求通知信号及び登録完了及び伝送速度通知信号を含む登録制御信号と、装置情報信号とを含む。
図6において、まず、ソース装置1は、登録要求通知信号に応答して、指向性アンテナ3Bを介して映像信号及び音声信号を含む複数のテストパターン信号からなるテストパターン信号群をそれぞれ異なる伝送速度でシンク装置2に送信するとともに、無指向性アンテナ3Aを介してソース装置1の機器IDを含む装置情報信号をシンク装置2に送信する。
シンク装置2は、指向性アンテナ4Bを介してテストパターン信号群を受信すると、コントローラ20により、テストパターン信号群のうちどの伝送速度で送信されたテストパターン信号が最も良好な受信状況を示すかを判定する。各テストパターン信号の受信状況は、例えば各テストパターン信号のS/N比又はエラーレート等を比較することによって判断される。コントローラ20により、ソース装置1の機器IDと最も受信状況が良好であるテストパターン信号の伝送速度とをシンク装置2のメモリ21に格納して登録する。
シンク装置2は、ソース装置1の機器IDをシンク装置2のメモリ21に格納して登録した後、無指向性アンテナ4Aを介して、ソース装置1がシンク装置2に登録完了されたことを示し、登録された伝送速度を通知する登録完了及び伝送速度通知信号をソース装置1に送信する。ソース装置1は、伝送速度通知信号に含まれる伝送速度をソース装置1のメモリ11に格納し、DVDプレーヤ12から読み出した映像信号及び音声信号をシンク装置2に送信するときには、メモリ11に格納された伝送速度を用いて送信する。
以上のように本実施形態に係る無線通信システムによれば、ソース装置1をシンク装置2に登録するときに、ソース装置1が所定の複数のテストパターン信号をシンク装置2にそれぞれ異なる伝送速度で無線送信し、シンク装置2が複数のテストパターン信号の各受信状況を示す値を測定し、最も良好な値を有するテストパターン信号に対応する伝送速度と、ソース装置1の機器IDとを対応付けて登録することにより、ユーザがキーボード24を用いてソース装置1をシンク装置2に登録するか否かを入力しなくても、自動的に受信状況を判断して登録を行うので、さらに初期設定におけるユーザの負担を低減することができるとともに、シンク装置2は高品質な映像信号及び音声信号を受信して出力することができる。
第5の実施形態.
図7は、本発明の第5の実施形態に係る無線通信システムの登録処理を示すシーケンス図である。ソース装置1及びシンク装置2の電源が投入され、シンク装置2からソース装置1にタイミング信号が送信されるまでの処理は、第1の実施形態に係る無線通信システムと同様であるため、説明を省略する。なお、第5の実施形態において、ソース装置1をシンク装置2に登録するための制御信号は、タイミング信号及び登録完了信号を含む登録制御信号と、登録要求及び装置情報信号とを含む。
図7において、まず、ソース装置1は、タイミング信号に応答して、無指向性アンテナ3Aを介して、ソース装置1をシンク装置2に登録することを要求し、ソース装置1の機器IDをシンク装置2に通知するための登録要求及び装置情報信号をシンク装置2に送信する。シンク装置2は、無指向性アンテナ4Aを介して登録要求及び装置情報信号を受信すると、登録要求があったことをユーザに通知し、ディスプレイ22にソース装置1の機器IDをシンク装置2に登録するか否かをユーザに問い合わせる所定の画像等を出力して表示する。ユーザは、キーボード24を用いてソース装置1をシンク装置2に登録するか否かを選択する。シンク装置2は、ユーザにより登録が選択されたとき、ソース装置1の機器IDをシンク装置2のメモリ21に格納して登録する一方、登録が選択されなかったとき、処理を終了する。なお、シンク装置2は、登録要求があったことをユーザに通知する所定の画像等を出力表示するとしたが、ユーザ設定により登録要求を受けない場合は所定の画像等を出力しなくてもよい。
シンク装置2は、ソース装置1の機器IDをシンク装置2のメモリ21に格納して登録した後、無指向性アンテナ4Aを介して、ソース装置1がシンク装置2に登録完了されたことを示す登録完了信号をソース装置1に送信する。
以上のように本実施形態に係る無線通信システムによれば、シンク装置2が、ソース装置1からの機器IDを含む制御信号を無線受信し、ソース装置1をシンク装置2に登録するか否かを選択することを要求することをディスプレイ22に出力して表示し、キーボード24を用いてソース装置1をシンク装置2に登録することが選択されたとき、ソース装置1の機器IDを登録することにより、テストパターン信号を送信することなくソース装置1をシンク装置2に登録するので、登録処理に掛かる時間を短縮し、初期設定を簡単化することができる。
また、登録処理に指向性アンテナ3B及び4Bを使用する場合、不正な装置の登録を防止するために指向性アンテナ3B及び4Bの通信範囲を制限する必要があり、そのため、ソース装置1及びシンク装置2の設置位置が制限されるという問題がある。本実施形態に係る無線通信システムによれば、登録処理に無指向性アンテナ3A及び4Aのみを使用するため、映像信号及び音声信号を無線伝送する各指向性アンテナ3B及び4Bの通信範囲を第1乃至第4の実施形態に係る登録方法に比べて広く取ることができ、ソース装置1及びシンク装置2の設置位置の制限を緩和することができる。
なお、シンク装置2は、登録要求及び装置情報信号を受信したときに、所定の画像を出力したが、本発明はこの動作に限らず、登録要求及び装置情報信号に含まれるデータに基づいて画像、音声又はインジケータ等に変換して、ディスプレイ22又はスピーカ23に出力してもよい。
第6の実施形態.
図8は、本発明の第6の実施形態に係る無線通信システムの構成を示すブロック図である。図8において、ソース装置1Aは、ディスプレイ40及びキーボード41をさらに備えた点において、図1に示した第1の実施形態に係るソース装置1とは異なる。それ以外の点においては、図1に示した第1の実施形態に係るソース装置1と同様であり、同一符号を付した構成要素についての詳細な説明は省略する。なお、第6の実施形態において、ソース装置1Aをシンク装置2に登録するための制御信号は、タイミング信号、登録要求信号、登録要求通知信号及び登録完了信号を含む登録制御信号と、登録設定及び装置情報信号とを含む。
図8において、ディスプレイ40は、コントローラ10からの制御に基づいて、ソース装置1をシンク装置2に登録するか否かをユーザに問い合わせる画像等を出力する。ユーザは、キーボード41を用いて、ソース装置1をシンク装置2に登録するか否かを入力する。
図9は、本発明の第6の実施形態に係る無線通信システムの登録処理を示すシーケンス図である。ソース装置1A及びシンク装置2の電源が投入され、シンク装置2からソース装置1Aに登録要求通知信号が送信されるまでの処理は、第1の実施形態に係る無線通信システムと同様であるため、説明を省略する。
図9において、まず、ソース装置1は、登録要求通知信号を受信すると、ディスプレイ40にソース装置1Aの機器IDをシンク装置2に登録するか否かをユーザに問い合わせる所定の画像等を出力する。ユーザは、キーボード24を用いてソース装置1Aをシンク装置2に登録するか否かを選択する。ソース装置1Aは、ユーザにより登録が選択されたとき、無指向性アンテナ3Aを介して、ソース装置1Aをシンク装置2に登録することを確定し、ソース装置1Aの機器IDをシンク装置2に通知するための登録設定及び装置情報信号をシンク装置2に送信する一方、登録が選択されなかったとき、処理を終了する。シンク装置2は、無指向性アンテナ4Aを介して登録設定及び装置情報信号を受信すると、ソース装置1Aの機器IDをシンク装置2のメモリ21に格納して登録する。
シンク装置2は、ソース装置1Aの機器IDをシンク装置2のメモリ21に格納して登録した後、無指向性アンテナ4Aを介して、ソース装置1がシンク装置2に登録完了されたことを示す登録完了信号をソース装置1Aに送信する。
以上のように本実施形態に係る無線通信システムによれば、ソース装置1Aが、ソース装置1Aをシンク装置2に登録するか否かを選択することを要求することをディスプレイ40に表示し、キーボード41を用いてソース装置1Aをシンク装置2に登録することが選択されたとき、ソース装置1Aの機器IDをシンク装置2に無線送信することにより、ソース装置1A側で、ソース装置1Aをシンク装置2に登録するか否かを表示及び入力することができる。
なお、第1乃至第6の実施形態において、指向性アンテナ3B及び4Bの指向性は固定でも可変でもよい。また、指向性が可変の場合であっても、初期設定時において特定の位置に固定されてもよい。さらに、無指向性アンテナ3A及び4Aと指向性アンテナ3B及び4Bの周波数帯は同一であっても、異なっていてもよい。
また、第1乃至第6の実施形態において、ソース装置とシンク装置は、一対一で無線通信した。しかし、本発明はこの構成に限らず、例えば複数のソース装置と1つのシンク装置で無線通信するスター型のネットワーク構成等であってもよい。
さらに、第1乃至第6の実施形態において、キーボード24,41に代えて、リモコン等の他の入力手段が使用されてもよい。
またさらに、第1乃至第6の実施形態において、キーボード24,41を用いてユーザが入力を行ったが、ソース装置1又は1Aをシンク装置2に登録するか否かを選択することが要求されてから一定時間経過後、自動的に登録することが決定されてもよい。
また、第1乃至第3の実施形態において、シンク装置2はテスト用の映像信号及び音声信号をそれぞれディスプレイ22及びスピーカ23に出力したが、本発明はこの構成に限らず、テスト用の映像信号及び音声信号に代えて、若しくはテスト用の映像信号及び音声信号に加えて、テスト結果が出力されてもよく、テスト用の映像信号及び音声信号及びテスト結果のいずれも出力されなくてもよい。
本発明に係るソース装置、シンク装置、無線通信システム及びその登録方法によれば、ソース装置がソース装置の識別情報を含む制御信号をシンク装置に無線送信し、シンク装置がソース装置の識別情報を含む制御信号を無線受信して登録し、シンク装置がソース装置からの映像信号を無線受信したとき、ソース装置に対応する識別情報が登録されている場合にのみ、ソース装置からの映像信号を表示するので、ソース装置及びシンク装置間で映像信号を無線伝送する無線通信システムにおいて、ソース装置をシンク装置に登録するための初期設定におけるユーザの負担を低減しかつ秘匿性に優れる。
本発明に係るソース装置、シンク装置、無線通信システム及びその登録方法は、例えばDVDプレーヤ等のソース装置が再生して出力する映像信号等を非圧縮でテレビジョン受像機等のシンク装置に無線伝送するAVシステム等において、利用することができる。
本発明の第1の実施形態に係る無線通信システムの構成を示すブロック図である。 図1のソース装置1を含むICチップ50上でのアンテナの実装例を示す斜視図である。 図1の無線通信システムの登録処理を示すシーケンス図である。 本発明の第2の実施形態に係る無線通信システムの登録処理を示すシーケンス図である。 本発明の第3の実施形態に係る無線通信システムの登録処理を示すシーケンス図である。 本発明の第4の実施形態に係る無線通信システムの登録処理を示すシーケンス図である。 本発明の第5の実施形態に係る無線通信システムの登録処理を示すシーケンス図である。 本発明の第6の実施形態に係る無線通信システムの構成を示すブロック図である。 図8の無線通信システムの登録処理を示すシーケンス図である。
符号の説明
1,1A…ソース装置、
2…シンク装置、
3A,4A…無指向性アンテナ、
3B,4B…指向性アンテナ、
10,20…コントローラ、
11,21…メモリ、
12…DVDプレーヤ、
13…高速無線送信回路、
14,26…アンテナ選択及びビームフォーマ回路、
15,27…低速無線送受信回路、
16,28…アンテナ選択回路、
22,40…ディスプレイ、
23…スピーカ、
24,41…キーボード、
25…高速無線受信回路、
29…音声信号及び映像信号処理回路。

Claims (26)

  1. 映像信号を無線送信する無線送信手段を備えたソース装置と、前記無線送信された映像信号を受信する無線受信手段を備えたシンク装置とを備えた無線通信システムのためのソース装置において、
    前記ソース装置の識別情報を格納するための第1の記憶手段と、
    前記第1の記憶手段から読み出した前記識別情報を含む制御信号を前記シンク装置に無線送信する一方、前記ソース装置を前記シンク装置に登録するための登録制御信号を前記シンク装置から無線受信する第1の無線送受信手段とを備えたことを特徴とするソース装置。
  2. 前記無線送信手段は、前記ソース装置を前記シンク装置に登録するときに、所定のテストパターン信号を前記シンク装置に無線送信するとともに、前記第1の無線送受信手段は、前記読み出した識別情報を含む制御信号を前記シンク装置に無線送信することを特徴とする請求項1記載のソース装置。
  3. 上記テストパターン信号は、所定のテスト用映像信号を含むことを特徴とする請求項2記載のソース装置。
  4. 前記無線送信手段は、前記ソース装置を前記シンク装置に登録するときに、所定の複数のテストパターン信号を前記シンク装置にそれぞれ異なる伝送速度で無線送信するとともに、前記第1の無線送受信手段が、前記読み出した識別情報を含む制御信号を前記シンク装置に無線送信することを特徴とする請求項1記載のソース装置。
  5. 上記テストパターン信号は、所定のテスト用映像信号を含むことを特徴とする請求項4記載のソース装置。
  6. 第1の表示手段と、第1の入力手段と、第1の制御手段とをさらに備え、
    前記第1の制御手段は、前記ソース装置を前記シンク装置に登録するか否かを選択することを要求することを前記第1の表示手段に表示し、前記第1の入力手段を用いて前記ソース装置を前記シンク装置に登録することが選択されたとき、前記第1の無線送受信手段に前記読み出した識別情報を含む制御信号を前記シンク装置に無線送信させるように制御することを特徴とする請求項1に記載のソース装置。
  7. 前記無線送信手段は、指向性アンテナを備え、
    前記第1の無線送受信手段は、無指向性アンテナを備えたことを特徴とする請求項1乃至6のうちのいずれか1つに記載のソース装置。
  8. 前記無線送信手段の無線送信の伝送速度は、前記第1の無線送受信手段の無線送受信の伝送速度よりも速いことを特徴とする請求項1乃至7のうちのいずれか1つに記載のソース装置。
  9. 映像信号を無線送信する無線送信手段を備えたソース装置と、前記無線送信された映像信号を受信する無線受信手段を備えたシンク装置とを備えた無線通信システムのためのシンク装置において、
    前記ソース装置の識別情報を含む制御信号を前記ソース装置から無線受信する一方、前記ソース装置を前記シンク装置に登録するための登録制御信号を前記ソース装置に無線送信する第2の無線送受信手段と、
    前記無線受信された識別情報を格納して登録するための第2の記憶手段と、
    前記ソース装置からの前記映像信号を表示する第2の表示手段と、
    前記無線受信手段が前記ソース装置からの前記映像信号を無線受信したとき、前記ソース装置に対応する識別情報が前記第2の記憶手段に登録されている場合にのみ、前記ソース装置からの前記映像信号を前記第2の表示手段に表示するように制御する第2の制御手段とを備えたことを特徴とするシンク装置。
  10. 前記無線受信手段は、前記ソース装置を前記シンク装置に登録するときに、所定のテストパターン信号を前記ソース装置から無線受信するとともに、前記第2の無線送受信手段は、前記ソース装置から識別情報を含む制御信号を無線受信し、
    前記第2の制御手段は、前記テストパターン信号の受信状況を示す値を測定し、前記値が所定のしきい値よりも良好な受信状況を示すとき、前記無線受信された識別情報を前記第2の記憶手段に格納して登録するように制御することを特徴とする請求項9記載のシンク装置。
  11. 第2の入力手段をさらに備え、
    前記無線受信手段は、前記ソース装置を前記シンク装置に登録するときに、所定のテスト用映像信号を含むテストパターン信号を前記ソース装置から無線受信するとともに、前記第2の無線送受信手段は、前記ソース装置から識別情報を含む制御信号を無線受信し、
    前記第2の制御手段は、前記テスト用映像信号と、前記ソース装置を前記シンク装置に登録するか否かを選択することを要求することとを前記第2の表示手段に表示し、前記第2の入力手段を用いて前記ソース装置を前記シンク装置に登録することが選択されたとき、前記無線受信された識別情報を前記第2の記憶手段に格納して登録するように制御することを特徴とする請求項9記載のシンク装置。
  12. 前記無線受信手段は、互いに異なる伝送速度で無線送信された所定の複数のテストパターン信号を前記ソース装置から無線受信するとともに、前記第2の無線送受信手段は、前記ソース装置から識別情報を含む制御信号を無線受信し、
    前記第2の制御手段は、前記複数のテストパターン信号の各受信状況を示す値を測定し、最も良好な値を有するテストパターン信号に対応する伝送速度と、前記無線受信された識別情報とを対応付けて前記第2の記憶手段に格納して登録するように制御することを特徴とする請求項9記載のシンク装置。
  13. 第2の入力手段をさらに備え、
    前記無線受信手段は、所定のテスト用映像信号を含みかつ互いに異なる伝送速度で無線送信された複数のテストパターン信号を前記ソース装置から無線受信するとともに、前記第2の無線送受信手段は、前記ソース装置から識別情報を含む制御信号を無線受信し、
    前記第2の制御手段は、前記互いに異なる伝送速度毎の前記テスト用映像信号と、前記ソース装置を前記シンク装置に登録するか否かを選択することを要求することとを前記第2の表示手段に表示し、前記第2の入力手段を用いて前記ソース装置を前記シンク装置に登録することが選択されたとき、前記無線受信された識別情報を前記第2の記憶手段に格納して登録するように制御することを特徴とする請求項9記載のシンク装置。
  14. 第2の入力手段をさらに備え、
    前記第2の無線送受信手段は、前記ソース装置から識別情報を含む制御信号を無線受信し、
    前記第2の制御手段は、前記ソース装置を前記シンク装置に登録するか否かを選択することを要求することを前記第2の表示手段に表示し、前記第2の入力手段を用いて前記ソース装置を前記シンク装置に登録することが選択されたとき、前記無線受信された識別情報を前記第2の記憶手段に格納して登録するように制御することを特徴とする請求項9記載のシンク装置。
  15. 前記無線受信手段は、指向性アンテナを備え、
    前記第2の無線送受信手段は、無指向性アンテナを備えたことを特徴とする請求項9乃至14のうちのいずれか1つに記載のシンク装置。
  16. 前記無線受信手段の無線受信の伝送速度は、前記第2の無線送受信手段の無線送受信の伝送速度よりも速いことを特徴とする請求項9乃至15のうちのいずれか1つに記載のシンク装置。
  17. 請求項1記載のソース装置と、
    請求項9記載のシンク装置とを備えたことを特徴とする無線通信システム。
  18. 請求項2記載のソース装置と、
    請求項10記載のシンク装置とを備えたことを特徴とする無線通信システム。
  19. 請求項3記載のソース装置と、
    請求項11記載のシンク装置とを備えたことを特徴とする無線通信システム。
  20. 請求項4記載のソース装置と、
    請求項12記載のシンク装置とを備えたことを特徴とする無線通信システム。
  21. 請求項5記載のソース装置と、
    請求項13記載のシンク装置とを備えたことを特徴とする無線通信システム。
  22. 請求項1記載のソース装置と、
    請求項14記載のシンク装置とを備えたことを特徴とする無線通信システム。
  23. 請求項6記載のソース装置と、
    請求項9記載のシンク装置とを備えたことを特徴とする無線通信システム。
  24. 請求項7記載のソース装置と、
    請求項15記載のシンク装置とを備えたことを特徴とする無線通信システム。
  25. 請求項8記載のソース装置と、
    請求項16記載のシンク装置とを備えたことを特徴とする無線通信システム。
  26. 映像信号を無線送信する無線送信手段を備えたソース装置と、前記無線送信された映像信号を受信する無線受信手段を備えたシンク装置とを備えた無線通信システムにおいて、前記ソース装置を前記シンク装置に登録するための登録方法であって、
    前記ソース装置は、前記ソース装置の識別情報を格納するための第1の記憶手段を備え、
    前記シンク装置は、前記識別情報を格納して登録するための第2の記憶手段と、前記ソース装置からの前記映像信号を表示する第2の表示手段とを備え、
    前記シンク装置により、前記ソース装置を前記シンク装置に登録するための登録制御信号を前記ソース装置に無線送信するステップと、
    前記ソース装置により、前記登録制御信号を前記シンク装置から無線受信するステップと、
    前記ソース装置により、前記第1の記憶手段から読み出された前記識別情報を含む制御信号を前記シンク装置に無線送信するステップと、
    前記シンク装置により、前記識別情報を含む制御信号を前記ソース装置から無線受信して前記第2の記憶手段に格納して登録するステップと、
    前記ソース装置からの前記映像信号を無線受信したとき、前記ソース装置に対応する識別情報が前記第2の記憶手段に登録されている場合にのみ、前記シンク装置により、前記ソース装置からの前記映像信号を前記第2の表示手段に表示するステップとを含むことを特徴とする登録方法。
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