JPWO2007074670A1 - 油圧作業機のポンプ制御装置、ポンプ制御方法、および建設機械 - Google Patents

油圧作業機のポンプ制御装置、ポンプ制御方法、および建設機械 Download PDF

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Abstract

油圧作業機のポンプ制御装置は、エンジンの目標回転数を設定する回転数設定装置と、エンジン回転数を目標回転数に制御する回転数制御装置と、エンジンにより駆動される作業用油圧アクチュエータ駆動用の第1可変油圧ポンプと、エンジンにより駆動される冷却ファン駆動用の第2可変油圧ポンプと、第1可変油圧ポンプの吸収トルクと第2可変油圧ポンプの吸収トルクの和が目標回転数により予め定めたエンジン出力トルクを越えないように、第1可変油圧ポンプの吐出流量および第2可変油圧ポンプの吐出流量を制御するポンプ制御装置とを備える。ポンプ制御装置は、(a)目標回転数と、冷却ファンが必要とする冷却風量を得ることができる第2可変油圧ポンプの目標吐出流量とに基づいて、第2可変油圧ポンプの吐出流量を制御するとともに、(b)第2可変油圧ポンプの吸収トルクを演算し、目標回転数により予め定めたエンジン出力トルクから第2可変油圧ポンプの吸収トルクを減じることにより、第1可変油圧ポンプの吸収トルクを制限制御する。

Description

本発明は、エンジンによって駆動される複数の油圧ポンプを制御する油圧作業機のポンプ制御装置、ポンプ制御方法、および建設機械に関する。
この種のポンプ制御装置として、以下の特許文献1記載の装置が知られている。特許文献1記載の装置によれば、エンジンによって駆動されるアクチュエータ駆動用油圧ポンプとファン駆動用油圧ポンプを以下のように制御する。すなわち、冷却水温や潤滑油温に応じて冷却ファンの必要回転数を演算し、この必要回転数に応じてファン駆動用油圧ポンプの吐出流量を制御する。そして、この吐出流量からファン駆動用油圧ポンプの吸収トルクを演算し、吸収トルクの増減に応じてアクチュエータ駆動用油圧ポンプの吸収トルクを調整する。これによりファン駆動用油圧ポンプで使用しない吸収トルクをアクチュエータ駆動用油圧ポンプの吸収トルクに配分する。
特開2005−188674号公報
しかしながら、上記特許文献1記載の装置では、エンジン回転数の検出値に応じて油圧ポンプを制御するため、エンジン回転数が変動した場合にポンプの制御が不安定となる。
本発明の第1の態様は、油圧作業機のポンプ制御装置であって、エンジンの目標回転数を設定する回転数設定装置と、エンジン回転数を目標回転数に制御する回転数制御装置と、エンジンにより駆動される作業用油圧アクチュエータ駆動用の第1可変油圧ポンプと、エンジンにより駆動される冷却ファン駆動用の第2可変油圧ポンプと、第1可変油圧ポンプの吸収トルクと第2可変油圧ポンプの吸収トルクの和が目標回転数により予め定めたエンジン出力トルクを越えないように、第1可変油圧ポンプの吐出流量および第2可変油圧ポンプの吐出流量を制御するポンプ制御装置とを備え、ポンプ制御装置は、(a)目標回転数と、冷却ファンが必要とする冷却風量を得ることができる第2可変油圧ポンプの目標吐出流量とに基づいて、第2可変油圧ポンプの吐出流量を制御するとともに、(b)第2可変油圧ポンプの吸収トルクを演算し、目標回転数により予め定めたエンジン出力トルクから第2可変油圧ポンプの吸収トルクを減じることにより、第1可変油圧ポンプの吸収トルクを制限制御する。
第1の態様による油圧作業機のポンプ制御装置は、潤滑油温を検出する油温検出装置と、エンジン冷却水温を検出する水温検出装置の少なくとも一方をさらに備え、ポンプ制御装置は、油温検出装置により検出された潤滑油温に応じた目標流量と、水温検出装置により検出されたエンジン冷却水温に応じた目標流量の少なくとも一方に基づき、第2可変油圧ポンプの目標吐出流量を演算することが好ましい。
第1の態様による油圧作業機のポンプ制御装置は、作業用油圧アクチュエータからの戻り油の油温(以降、作動油温と呼ぶ)を検出する油温検出装置と、エンジン冷却水温を検出する水温検出装置の少なくとも一方をさらに備え、ポンプ制御装置は、油温検出装置により検出された作動油温に応じた目標流量と、水温検出装置により検出されたエンジン冷却水温に応じた目標流量の少なくとも一方に基づき、第2可変油圧ポンプの目標吐出流量を演算してもよい。
第1の態様による油圧作業機のポンプ制御装置は、エンジンの実回転数を検出する回転数検出装置と、回転数検出装置により検出された実回転数と回転数設定装置により設定された目標回転数との偏差に応じた補正トルクを演算する補正トルク演算装置とをさらに備え、ポンプ制御装置は、補正トルク演算装置により演算された補正トルクにより第1可変油圧ポンプの吸収トルクを補正することが好ましい。
ポンプ制御装置は、(c)目標回転数と第2可変油圧ポンプの目標吐出流量とに基づいて冷却ファンのファン回転数を演算し、(d)予め定められた特性に基づきファン回転数に応じた第2可変油圧ポンプの吐出圧を演算し、(e)演算した吐出圧に応じて第2可変油圧ポンプの吸収トルクを演算してもよい。
本発明の第3の態様は、油圧作業機のポンプ制御装置であって、エンジンの目標回転数を設定する回転数設定装置と、エンジン回転数を目標回転数に制御する回転数制御装置と、エンジンにより駆動される作業用油圧アクチュエータ駆動用の第1可変油圧ポンプと、エンジンにより駆動される冷却ファン駆動用の第2可変油圧ポンプと、第1可変油圧ポンプの吸収トルクと第2可変油圧ポンプの吸収トルクの和が目標回転数により予め定めたエンジン出力トルクを越えないように、第1可変油圧ポンプの吐出流量および第2可変油圧ポンプの吐出流量を制御するポンプ制御装置とを備え、ポンプ制御装置は、(a)目標回転数と、冷却ファンが必要とする冷却風量を得ることができる第2可変油圧ポンプの目標吐出流量とに基づいて、第2可変油圧ポンプの吐出流量を制御するとともに、(b)第2可変油圧ポンプの吸収トルクと目標回転数とに基づいて、第1可変油圧ポンプの吸収トルクがエンジンの実回転数によらず安定するように調整する。
本発明の第3の態様は、目標回転数に制御されたエンジンにより駆動される、作業用油圧アクチュエータ駆動用の第1可変油圧ポンプおよび冷却ファン駆動用の第2可変油圧ポンプの各吸収トルクの和が、目標回転数により予め定めたエンジン出力トルクを越えないように、第1可変油圧ポンプおよび第2可変油圧ポンプを制御する油圧作業機のポンプ制御方法であって、目標回転数と、冷却ファンが必要とする冷却風量を得ることができる第2可変油圧ポンプの目標吐出流量とに基づいて、第2可変油圧ポンプの吐出流量を制御し、第2可変油圧ポンプの吸収トルクを演算し、目標回転数により予め定めたエンジン出力トルクから第2可変油圧ポンプの吸収トルクを減じることにより、第1可変油圧ポンプの吸収トルクを制限制御する。
本発明の第4の態様による建設機械は、第1の態様による油圧作業機のポンプ制御装置を備える。
本発明によれば、冷却ファン駆動用の第2の可変油圧ポンプの吸収トルクとエンジンの目標回転数とに基づき、作業用油圧アクチュエータ駆動用の第1可変油圧ポンプの吸収トルクを制御するので、作業用油圧アクチュエータの負荷変動によってエンジンの実回転数が変動した場合にも第1可変油圧ポンプを安定して制御することができる。
図1は、本発明の一実施の形態が適用される油圧ショベルの側面図。 図2は、図1の油圧ショベルに搭載されたエンジンとその周辺機器の概略構成を示す図。 図3は、本発明の一実施の形態に係るポンプ制御装置の構成を示す油圧回路図。 図4は、図3のコントローラ内の構成を示すブロック図。 図5は、コントローラ内における具体的処理内容を示すブロック図。 図6は、スピードセンシング制御を行う場合の一特性を示す図。 図7は、一実施の形態の変形例に係るポンプ制御装置の構成を示す油圧回路図。
以下、図1〜図6を参照して本発明によるポンプ制御装置の一実施の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施の形態が適用される大型の油圧ショベル1の側面図である。履帯2が装着された走行体3の上方には旋回可能に旋回体4が設けられている。旋回体4には運転室5が搭載されるとともに、フロント作業機6が俯仰動可能に設けられている。フロント作業機6はブーム7、アーム8およびバケット9により構成され、これらはそれぞれブームシリンダ10、アームシリンダ11およびバケットシリンダ12により動作する。
図2は、油圧ショベル1に搭載されたエンジン13とその周辺機器の概略構成を示す図である。エンジン13には吸気配管14を介して空気が吸い込まれ、この空気と燃料との混合ガスは気筒15で燃焼し、排気配管16を介して排気される。排気ガスはタービン17を駆動し、吸気配管14からの吸気がインタークーラ18で冷却される。エンジン13の冷却水は冷却水配管19を介してラジエータ20を循環し、ラジエータ20で冷却される。インタークーラ18とラジエータ20とオイルクーラ22には、それぞれ冷却ファン21aの駆動により冷却風が送風される。
エンジン13の出力軸23には、トランスミッション25を介して可変容量型の一対の油圧ポンプ26,27と固定容量型の油圧ポンプ28が連結されている。エンジン13の出力軸23の回転は回転数センサ24により検出される。
油圧ポンプ26は、複数の油圧アクチュエータ(ブームシリンダ10、アームシリンダ11、バケットシリンダ12、走行用油圧モータ,旋回用油圧モータ等)に駆動圧油を供給するアクチュエータ用ポンプである。一方、油圧ポンプ27は、油圧配管29を介して油圧モータ21(ファン用モータ)に駆動圧油を供給するファン用ポンプである。ファン用モータ21は供給された圧油量に応じて駆動し、冷却ファン21aの回転を制御する。なお、これらアクチュエータ用ポンプ26とファン用ポンプ27は便宜上それぞれ1つとして説明するが、それぞれ複数設けてもよい。油圧ポンプ28は、ミッションケーシング31に貯留されたミッションオイル30をオイルクーラ22に供給するミッション用ポンプである。
図3は、本実施の形態に係るポンプ制御装置の構成を示す油圧回路図である。なお、図3において、ブームシリンダ10、アームシリンダ11、バケットシリンダ12、走行用油圧モータ,旋回用油圧モータ等の油圧アクチュエータは、説明を簡単にするために、1つのアクチュエータ(油圧シリンダ32)で代表して示す。
アクチュエータ32にはアクチュエータ用ポンプ26から圧油が供給され、アクチュエータ32への圧油の流れはコントロールバルブ33により制御される。コントロールバルブ33は操作レバー34aの操作に応じたパイロットポンプからのパイロット圧により切り換わる。アクチュエータ用ポンプ26からの吐出圧Ptは圧力センサ26aにより検出され、操作レバー34aの操作によって発生するパイロット圧Pia,Pibは圧力センサ34b,34cにより検出される。
アクチュエータ用ポンプ26の押し除け容積(射板角や傾転と言うこともある)はレギュレータ35により制御され、ファン用ポンプ27の押し除け容積(射板角や傾転と言うこともある)はレギュレータ36により制御される。各レギュレータ35,36にはそれぞれ電磁比例減圧弁45,46の駆動量に応じたパイロットポンプ48からのパイロット圧が作用する。電磁比例減圧弁45,46はコントローラ38からの制御信号により後述するように制御される。
コントローラ38には圧力センサ26a,34b,34cと、オイルクーラ22(図2参照)の潤滑油の温度Toilを検出する油温センサ38aとが接続されるとともに、ネットワーク40を介してエンジン制御装置39が接続されている。エンジン制御装置39にはラジエータ20(図2参照)の冷却水の温度Twを検出する水温センサ37aと、エンジン13(具体的には、出力軸23)の目標回転数Nrを設定する回転数設定器39aが接続されている。回転数設定器39aでは、例えばダイヤルの操作により目標回転数Nrが設定される。なお、レバーやアクセルペダル等の操作により目標回転数Nrを設定するようにしてもよい。エンジン制御装置39は、図示しないガバナレバー駆動用のパルスモータに制御信号を出力し、エンジン13の実回転数(すなわち、回転数センサ24により検出される回転数)を目標回転数Nrに制御する。
図4は、コントローラ38内の構成を示すブロック図である。コントローラ38は、圧力センサ26a,34b,34cおよび油温センサ38aからの検出信号をA/D変換するA/D変換器41と、制御プログラムや各種定数を記憶するROM42と、RAM42aと、ROM42に記憶された制御プログラムに基づいて所定の演算処理を行うCPU43と、ネットワーク40を介して信号を送受信するネットワークインターフェース回路44と、CPU43で生成した駆動信号をパルス幅変調出力信号に増幅し、電磁比例弁減圧弁45,46のソレノイドに出力する出力回路47とを備える。
図5は、コントローラ38(とくにCPU43)における処理内容を示すブロック図である。油温センサ38aにより検出された潤滑油温Toilは信号発生部43aに入力される。信号発生部43aには、予め図示のように潤滑油温Toilが高いほどファン用モータ21に供給する流量Qoilが大きくなるような特性、すなわち冷却ファン21aの回転数を増加するような特性が記憶されている。信号発生部43aでは、この特性に基づき潤滑油温Toilに応じた流量Qoilを演算する。
水温センサ37aにより検出された冷却水温Twはネットワーク40を介して信号発生部43bに入力される。信号発生部43bには、予め図示のように冷却水温Twが高いほどファン用モータ21に供給する流量Qwが大きくなるような特性、すなわち冷却ファン21aの回転数を増加するような特性が記憶されている。信号発生部43bでは、この特性に基づき冷却水温Twに応じた流量Qwを演算する。MAX選択部43cでは、信号発生部43a,43bから出力された流量Qoil,Qwのうち、大きい方の値を選択し、目標流量Qp2として出力する。
容積演算部43dでは、MAX選択部43cから出力された目標流量Qp2を回転数設定器39aで設定された目標回転数Nrで除算する。そして、この除算値(Qp2/Nr)とファン用ポンプ27の押し除け容積の最大値Dp2maxのうち、小さい方の値を選択し、目標容積D2として出力する。信号発生部43qには、予め図示のように目標容積D2と制御電流I2との関係が記憶され、この関係に基づき信号発生部43qでは目標容積D2に応じた制御電流I2を演算し、出力回路47に出力する。これによりファン用ポンプ27の押し除け容積が目標容積D2に制御される。
回転数演算部43eでは、回転数設定器39aで設定された目標回転数Nrと容積演算部43dで演算された目標容積D2を用いて所定の演算(D2×Nr×ηv/Dm)を実行し、冷却ファン21aの回転数Nfを演算する。ここで、ηvはファン用ポンプ27とファン用モータ21の容積効率の積、Dmはファン用モータ27の押し除け容積である。
吐出圧演算部43fでは予め記憶された図示の特性に基づき、回転数演算部43eで演算された回転数Nfをファン用ポンプ27の吐出圧Pfpに変換する。ここで、吐出圧演算部43fの特性は、予め実験やシミュレーション等により設定される。すなわちファン用ポンプ27の吐出流量を変化させて、ファン回転数Nfまたはファンモータ21の駆動流量またはポンプ27の吐出流量と、ポンプ吐出圧Pfpとの関係を求めることにより吐出圧演算部43fの特性を設定することができる。
トルク演算部43gでは、吐出圧演算部43fより出力されたポンプ吐出圧Pfpと容積演算部43dより出力されたファン用ポンプ27の目標容積D2とを用い、トルク算出するための所定の演算(D2×Pfp/2π)を実行する。そして、この演算値とレギュレータ36で制限するポンプ27の最大吸収トルクTp2maxのうち、小さい方の値を選択し、ファン用ポンプ27の吸収トルクTp2として出力する。これにより圧力センサ等により吐出圧Pfpを検出することなく、ファン用ポンプ27の吸収トルクTp2を求めることができる。
基準トルク演算部43hには予め図示のようにエンジン13の目標回転数Nrに対応した基準トルクTaの特性が記憶されている。この特性はエンジン13の出力特性に基づき設定されており、エンジン13の全負荷性能曲線に沿って、また全負荷性能曲線を越えないように設定されている。基準トルク演算部43hでは、この特性に基づき回転数設定器39aで設定された目標回転数Nrに応じた基準トルクTaを演算する。減算部43iでは、基準トルク演算部43hより出力された基準トルクTaからトルク演算部43gより出力されたポンプ吸収トルクTp2を減算し(Ta−Tp2)、アクチュエータ用ポンプ26の吸収トルクの制限値(制限トルクTp1)を演算する。
容積演算部43jには、予め図示のようにアクチュエータ用ポンプ26の吐出圧Ptと制限トルクTp1とに対応するポンプ26の目標容積Dtの特性が記憶されている。この特性によれば、吐出圧Ptの増加に伴い目標容積Dtが減少するとともに、制限トルクTp1が大きいほど吐出圧Ptに対する目標容積Dtが大きくなる。容積演算部43jでは、この特性に基づき、圧力センサ26aにより検出された吐出圧Ptと減算部43iより出力された制限トルクTp1とに応じた目標容積Dtを演算する。
MAX選択部43kでは、圧力センサ34bで検出されたパイロット圧Piaと圧力センサ34cで検出されたパイロット圧Pibのうち大きい方の値を選択し、これを代表圧Piとして出力する。容積演算部43mには、予め図示のようにパイロット圧Piの増加に伴い目標容積Diを増加させるような特性が記憶されている。容積演算部43mでは、この特性に基づき、MAX選択部43kより出力されたパイロット圧Piに応じた目標容積Diを演算する。
MIN選択部43nでは、容積演算部43jより出力された目標容積Dtと容積演算部43mより出力された目標容積Diのうち小さい方の値を選択し、これをアクチュエータ用ポンプ26を制御するための目標容積D1として出力する。信号発生部43pには、予め図示のように目標容積D1と制御電流I1との関係が記憶され、この関係に基づき信号発生部43pは目標容積D1に応じた制御電流I1を演算し、出力回路47に出力する。これによりアクチュエータ用ポンプ26の押し除け容積が目標容積D1に制御され、油圧ポンプ26の吸収トルクが制限トルクTp1以下に制限される。
本実施の形態に係るポンプ制御装置の動作をまとめると次のようになる。
油圧ショベルにより作業を行う場合、オペレータはダイヤル操作によりエンジン13の目標回転数Nrを設定する。これによりエンジン制御装置39がエンジン回転数を目標回転数Nrに制御する。この状態で、オペレータが操作レバー34aを操作すると、その操作量に応じてコントロールバルブ33が切り換わってアクチュエータ32が駆動し、油圧ショベルの作業負荷等に応じてエンジン13の冷却水温Twや潤滑油温Toilが変化する。
このときコントローラ38では、冷却水温Tw、潤滑油温Toilに対応したファン用ポンプ27の吐出流量Qoil,Qwを演算し、そのいずれか大きい方の値を目標流量Qp2として設定する(43a〜43c)。さらに、目標回転数Nrを用いて目標流量Qp2に対応したポンプ27の目標容積D2を演算し(43d)、目標容積D2に対応した制御信号I2を電磁比例減圧弁46のソレノイドに出力し、油圧ポンプ27の容積を目標容積Qp2に制御する。これにより冷却ファン21aが目標速度で回転し、冷却水温Twと潤滑油温Toilの過度の上昇を抑えることができる。
また、コントローラ38では、ファン用ポンプ27の目標容積D2とエンジン13の目標回転数Nrと容積効率ηとを用いて冷却ファン21aの回転数Nfを演算し(43e)、予め定めた特性に基づきファン回転数Nfに対応したポンプ27の吐出圧Pfpを演算する(43f)。さらにポンプ吐出圧Pfpと目標容積D2を用いてポンプ27の吸収トルクTp2を演算し(43g)、エンジン13の基準トルクTaから吸収トルクTp2を減算してアクチュエータ用ポンプ26の吸収トルクの制限値Tp1を求める(43i)。この制限トルクTp1とポンプ26の吐出圧Ptとによって求めたポンプ26の押し除け容積Dt、および操作レバー34aの操作量に応じたポンプ26の押し除け容積Diのうち、小さい方の値を目標容積D1として設定する(43j,43m,43n)。そして、目標容積D1に対応した制御信号I1を電磁比例減圧弁45のソレノイドに出力し、油圧ポンプ26の容積を目標容積D1に制御する。これにより油圧ポンプ26の吸収トルクが制限トルクTp1以下に抑えられる。
例えばポンプ26の押し除け容積Dt,DiがDt<Diのときは、目標容積D1はDtとなり、ポンプ26の吸収トルクは制限トルクTp1に等しくなる。この場合、ポンプ27の吸収トルクTp2が小さくなるとその分だけポンプ26の吸収トルク(制限トルクTp1)が大きくなり、ポンプ27の吸収トルクTp2が大きくなるとその分だけポンプ26の吸収トルクが小さくなる。これによりポンプ26,27の吸収トルクの和(Tp1+Tp2)が基準トルクTa以下に抑えられた状態で、ファン用ポンプ27で使用しない吸収トルクをアクチュエータ用ポンプ26の吸収トルクに配分することができ、エンジンの出力トルクを効率よく油圧ポンプ26に配分することができる。
以上の実施の形態によれば、以下のような作用効果を奏することができる。
(1)ダイヤル設定されたエンジン13の目標回転数Nrに基づきファン用ポンプ27の吸収トルクTp2を演算し、この吸収トルクTp2と目標回転数Nrとに基づきアクチュエータ用ポンプ26の吸収トルクを調整する。これにより、エンジン13の実回転数が変動してもポンプ26,27の押し除け容積は変化せず、制御が安定する。
(2)目標回転数Nrとファン用ポンプ27の目標容積D2を用いて冷却ファン21aの回転数Nfを演算するので(43e)、ファン回転数Nfを検出するための回転数センサが不要である。
(3)ファン用ポンプ27とファン用モータ21の容積効率ηを考慮してファン回転数Nfを演算するので(43e)、回転数算出の精度が向上する。
(4)予め定めたファン回転数Nfとポンプ27の吐出圧Pfpとの関係に基づき、ファン回転数Nfに対応したポンプ吐出圧Pfpを求めるので(43f)、圧力センサを用いることなく、ポンプ吐出圧Pfpを求めることができ、安価に構成することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限らず、種々の変形例が可能である。例えば上記実施の形態に加え、以下のようなスピードセンシング制御を行うこともできる。図6は、スピードセンシング制御を行う場合の一特性であり、エンジン13の実回転数と目標回転数との偏差ΔNが増加するほど補正トルクΔTが増加するような特性である。この特性は予めコントローラ38に記憶されている。なお、スピードセンシングの特性は図6のものに限らない。
スピードセンシング制御を行う場合、コントローラ38では、回転数センサ24により検出されたエンジン13の実回転数と目標回転数Nrとの偏差ΔNを求め、この偏差ΔNに対応する補正トルクΔTを図6の特性により求める。そして、この補正トルクΔTを減算部43iの制限トルクTp1に加算してトルク補正を行い(Tp1+ΔT)、容積演算部43jに出力する。これによりエンジン13のトルクに余裕がある場合には、補正トルクΔTが正となって制限トルクTp1が増加し、トルクオーバーの場合には、補正トルクが負となって制限トルクTp1が減少する。このため、ポンプ26,27の吸収トルクの和を定格トルクに近づけることができ、エンジン出力を有効利用することができる。
この場合、エンジン13の実回転数を用いずに、補正トルクΔTを加算する前の制限トルクTp1を演算するので、スピードセンシング制御を良好に行うことができる。すなわち実回転数を用いて制限トルクTp1を演算する場合、エンジン回転数が変動すると制限トルクTp1と補正トルクΔTの両方が変動するため、Tp1+ΔTの変動量は大きく、動作がより不安定となる。これに対して目標回転数Nrを用いて制限トルクTp1を演算する場合、エンジン回転数が変動したとしても補正トルクΔTが変動するだけであり、Tp1+ΔTの変動量は小さく、動作は安定する。
なお、吸収トルクTp2の変動を緩和するために、例えばファン用ポンプ27の目標流量Qp2の変化率を制限するようにしてもよい。回転数設定器39aによりエンジン13の目標回転数Nrを設定するようにしたが、回転数設定手段はいかなるものでもよい。エンジン制御装置39によりエンジン回転数を目標回転数Nrに制御するようにしたが、回転数制御手段はいかなるものでもよい。第1可変油圧ポンプとしてのアクチュエータ用ポンプ26および第2可変油圧ポンプとしてのファン用ポンプ27の構成も上述したものに限らない。
アクチュエータ用ポンプ26とファン用ポンプ27の吸収トルクの和がエンジン13の目標回転数Nrにより予め定める基準トルクTaを越えないようにポンプ26,27の吐出流量を制御するのであれば、ポンプ制御手段としてのコントローラ38における処理は上述したものに限らない。すなわち、目標回転数Nrとポンプ27の目標吐出流量Qp2とに基づいてポンプ27の吐出流量を制御するとともに、ポンプの吸収トルクTp2を演算し、基準トルクTaからこの吸収トルクTp2を減じることによりポンプ26の吸収トルクTp1を制限制御するのであれば、ポンプ制御手段としてのコントローラ38における処理は上述したものに限らない。また、油温センサ38aにより潤滑油温Toilを検出し、水温センサ37aにより冷却水温Twを検出したが、油温検出手段および水温検出手段の構成もこれに限らない。
図7に示すように、潤滑油温Toilを検出する油温センサ38aの代わりに、アクチュエータ32の作動油の温度(作動油温)Tfluidを検出する油温センサ38bを油温検出手段として設けてもよい。油温センサ38bは、例えば、アクチュエータ32からの戻り油をコントロールバルブ33を介してタンクに導く管路に配置される。油温センサ38bは、アクチュエータ32からの戻り油の温度Tfliudを検出し、検出信号をコントローラ38に出力する。コントローラ38は、作動油温Tfluidに基づいてファン用モータ21に供給する流量Qoilを決定する。作動油温Tfluidと流量Qoilとの関係は、信号発生部43aに記憶された潤滑油温Toilと流量Qoilとの関係と同様である(図5参照)。コントローラ38は、作動油温Tfluidを用いる場合も、潤滑油温Toilを用いる場合と同様に目標吐出流量Qp2,目標容積D1,D2等を演算する。
また、検出された潤滑油温Toilもしくは作動油温Tfluidに応じた目標流量Qoilと、検出されたエンジン冷却水温Twに応じた目標流量Qwとに基づき、冷却ファン21aが必要とする冷却風量を得ることができる目標吐出流量Qp2を演算するのであれば、ポンプ制御手段としてのコントローラ38における処理も上述したものに限らない。さらに、冷却ファン21aが必要とする冷却風量を得ることができる目標吐出流量Qp2を適切に算出することができれば、潤滑油温Toilとエンジン冷却水温Twのいずれか一方のみを用いてもよい。同様に、作動油温Tfluidとエンジン冷却水温Twのいずれか一方のみを用いて目標吐出流量Qp2を算出するように構成してもよい。潤滑油温Toilもしくは作動油温Tfluid、およびエンジン冷却水温Twの少なくともいずれかを用いて目標吐出流量Qp2を算出する場合は、油温センサ38a,38b、および水温センサ37aのうち、いずれか不要なセンサを省略することができる。
上記実施の形態はポンプ制御装置を油圧ショベルに適用したが、エンジン13により駆動されるアクチュエータ駆動用の油圧ポンプ26と冷却ファン駆動用の油圧ポンプ27を備える他の建設機械、および建設機械以外の油圧作業機にも本発明を同様に適用可能である。油圧作業機は、例えばフォークリフト等を含む。また、油圧ショベル1は、クローラ式の代わりにホイール式でもよい。すなわち、本発明の特徴、機能を実現できる限り、本発明は実施の形態のポンプ制御装置に限定されない。なお、以上の説明はあくまで一例であり、発明を解釈する際、上記実施形態の記載事項と特許請求の範囲の記載事項の対応関係になんら限定も拘束もされない。
本出願は日本国特許出願2005−374120号(2005年12月27日出願)を基礎として、その内容は引用文としてここに組み込まれる。

Claims (8)

  1. 油圧作業機のポンプ制御装置であって、
    エンジンの目標回転数を設定する回転数設定装置と、
    エンジン回転数を前記目標回転数に制御する回転数制御装置と、
    前記エンジンにより駆動される作業用油圧アクチュエータ駆動用の第1可変油圧ポンプと、
    前記エンジンにより駆動される冷却ファン駆動用の第2可変油圧ポンプと、
    前記第1可変油圧ポンプの吸収トルクと前記第2可変油圧ポンプの吸収トルクの和が前記目標回転数により予め定めたエンジン出力トルクを越えないように、前記第1可変油圧ポンプの吐出流量および前記第2可変油圧ポンプの吐出流量を制御するポンプ制御装置とを備え、
    前記ポンプ制御装置は、(a)前記目標回転数と、前記冷却ファンが必要とする冷却風量を得ることができる前記第2可変油圧ポンプの目標吐出流量とに基づいて、前記第2可変油圧ポンプの吐出流量を制御するとともに、(b)前記第2可変油圧ポンプの吸収トルクを演算し、前記目標回転数により予め定めたエンジン出力トルクから前記第2可変油圧ポンプの吸収トルクを減じることにより、前記第1可変油圧ポンプの吸収トルクを制限制御する油圧作業機のポンプ制御装置。
  2. 請求項1に記載の油圧作業機のポンプ制御装置は、
    潤滑油温を検出する油温検出装置と、エンジン冷却水温を検出する水温検出装置の少なくとも一方をさらに備え、
    前記ポンプ制御装置は、前記油温検出装置により検出された前記潤滑油温に応じた目標流量と、前記水温検出装置により検出された前記エンジン冷却水温に応じた目標流量の少なくとも一方に基づき、前記第2可変油圧ポンプの目標吐出流量を演算する油圧作業機のポンプ制御装置。
  3. 請求項1に記載の油圧作業機のポンプ制御装置は、
    前記作業用油圧アクチュエータからの戻り油の油温(以降、作動油温と呼ぶ)を検出する油温検出装置と、エンジン冷却水温を検出する水温検出装置の少なくとも一方をさらに備え、
    前記ポンプ制御装置は、前記油温検出装置により検出された前記作動油温に応じた目標流量と、前記水温検出装置により検出された前記エンジン冷却水温に応じた目標流量の少なくとも一方に基づき、前記第2可変油圧ポンプの目標吐出流量を演算する油圧作業機のポンプ制御装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の油圧作業機のポンプ制御装置は、
    前記エンジンの実回転数を検出する回転数検出装置と、
    前記回転数検出装置により検出された前記実回転数と前記回転数設定装置により設定された前記目標回転数との偏差に応じた補正トルクを演算する補正トルク演算装置とをさらに備え、
    前記ポンプ制御装置は、前記補正トルク演算装置により演算された前記補正トルクにより前記第1可変油圧ポンプの吸収トルクを補正する油圧作業機のポンプ制御装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の油圧作業機のポンプ制御装置において、
    前記ポンプ制御装置は、(c)前記目標回転数と前記第2可変油圧ポンプの目標吐出流量とに基づいて前記冷却ファンのファン回転数を演算し、(d)予め定められた特性に基づき前記ファン回転数に応じた前記第2可変油圧ポンプの吐出圧を演算し、(e)演算した吐出圧に応じて前記第2可変油圧ポンプの吸収トルクを演算する油圧作業機のポンプ制御装置。
  6. 油圧作業機のポンプ制御装置であって、
    エンジンの目標回転数を設定する回転数設定装置と、
    エンジン回転数を前記目標回転数に制御する回転数制御装置と、
    前記エンジンにより駆動される作業用油圧アクチュエータ駆動用の第1可変油圧ポンプと、
    前記エンジンにより駆動される冷却ファン駆動用の第2可変油圧ポンプと、
    前記第1可変油圧ポンプの吸収トルクと前記第2可変油圧ポンプの吸収トルクの和が前記目標回転数により予め定めたエンジン出力トルクを越えないように、前記第1可変油圧ポンプの吐出流量および前記第2可変油圧ポンプの吐出流量を制御するポンプ制御装置とを備え、
    前記ポンプ制御装置は、(a)前記目標回転数と、前記冷却ファンが必要とする冷却風量を得ることができる前記第2可変油圧ポンプの目標吐出流量とに基づいて、前記第2可変油圧ポンプの吐出流量を制御するとともに、(b)前記第2可変油圧ポンプの吸収トルクと前記目標回転数とに基づいて、前記第1可変油圧ポンプの吸収トルクが前記エンジンの実回転数によらず安定するように調整する油圧作業機のポンプ制御装置。
  7. 目標回転数に制御されたエンジンにより駆動される、作業用油圧アクチュエータ駆動用の第1可変油圧ポンプおよび冷却ファン駆動用の第2可変油圧ポンプの各吸収トルクの和が、前記目標回転数により予め定めたエンジン出力トルクを越えないように、前記第1可変油圧ポンプおよび前記第2可変油圧ポンプを制御する油圧作業機のポンプ制御方法であって、
    前記目標回転数と、前記冷却ファンが必要とする冷却風量を得ることができる前記第2可変油圧ポンプの目標吐出流量とに基づいて、前記第2可変油圧ポンプの吐出流量を制御し、
    前記第2可変油圧ポンプの吸収トルクを演算し、前記目標回転数により予め定めたエンジン出力トルクから前記第2可変油圧ポンプの吸収トルクを減じることにより、前記第1可変油圧ポンプの吸収トルクを制限制御する油圧作業機のポンプ制御方法。
  8. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のポンプ制御装置を備える建設機械。
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