JP2001124004A - 建設機械の油圧制御装置 - Google Patents

建設機械の油圧制御装置

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JP2001124004A
JP2001124004A JP30092999A JP30092999A JP2001124004A JP 2001124004 A JP2001124004 A JP 2001124004A JP 30092999 A JP30092999 A JP 30092999A JP 30092999 A JP30092999 A JP 30092999A JP 2001124004 A JP2001124004 A JP 2001124004A
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hydraulic
input torque
hydraulic pump
control
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Tsukasa Toyooka
司 豊岡
Yukihiro Motosawa
幸裕 本澤
Yoichi Komori
陽一 古渡
Tsuyoshi Nakamura
剛志 中村
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】入力トルク制限制御用の制御弁の2つの受圧室
に油圧ポンプの吐出圧と電磁比例制御弁の出力圧を個別
に導き、油圧ポンプの入力トルクが当該出力圧を加味し
た入力トルクの制限値を超えないよう油圧ポンプの容量
を制御する油圧制御装置において、作動油の温度が上昇
しても油圧ポンプの吸収馬力が低下せず、エンジン出力
馬力を有効利用できるようにする。 【解決手段】例えば目標エンジン回転数を定格回転数に
設定した状態での運転中に、作動油の温度が平均温度付
近のt1からt2まで上昇したとすると、コントローラ
50の演算部62では補正圧Pb1より高い補正圧Pb2を
演算し、減算部63でPc=Pa−Pb2の今までより低
い目標減圧弁出力圧Pcをが演算し、駆動電流演算部6
4でそれに対応した今までより小さな駆動電流Iを演算
し、電磁比例減圧弁30に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は建設機械の油圧制御
装置に係わり、特に、原動機により駆動される油圧ポン
プの入力トルクが制限値を超えないよう油圧ポンプの容
量を制御し馬力制御を行うポンプ容量制御装置を備えた
建設機械の油圧制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】油圧ショベル等の建設機械の油圧制御装
置においては、通常、可変容量型の油圧ポンプを原動機
(ディーゼルエンジン)により回転駆動して圧油を吐出
し、この圧油を方向切換弁を経由してアクチュエータに
供給することでアクチュエータを駆動し、フロント等の
作業機を駆動して必要な作業を行っている。このような
油圧制御装置では、通常、原動機に過負荷がかかること
を回避するため、馬力制御と呼ばれる制御を行うポンプ
容量制御装置を備えている。このポンプ容量制御装置
は、例えば特開平2−129401号公報に記載のよう
に、入力トルク制限制御用の制御弁とサーボアクチュエ
ータを有し、油圧ポンプの吐出圧を制御弁の操作駆動部
の第1受圧室に導き、油圧ポンプの吐出圧が増大すると
油圧ポンプの容量を減らすようサーボアクチュエータの
動作を制御し馬力制御を行うと共に、操作駆動部の第2
の受圧室に電磁比例減圧弁からの出力圧を導き、当該出
力圧が増大すると制御弁の入力トルクの制限値を減じ、
同じポンプ吐出圧でもより油圧ポンプの容量を減らすよ
う制御することで、油圧ポンプの入力トルクを減じ吸収
馬力を減少させるよう制御している。
【0003】電磁比例減圧弁には、例えば回転数指示ダ
イヤル等の入力装置により設定された目標エンジン回転
数に応じた駆動電流が与えられ、目標エンジン回転数に
応じた入力トルクの制限値が得られるよう制御弁の設定
値を補正し、目標エンジン回転数に応じた馬力制御を行
えるようにしている。また、上記特開平2−12940
1号公報では、電磁比例減圧弁に目標エンジン回転数と
実エンジン回転数との偏差に応じた駆動電流を与え、回
転数偏差が増大するとそれに応じて制御弁の入力トルク
の制限値が減じるよう補正し、ポンプ負荷(エンジン負
荷)の増大に対し速やかに油圧ポンプの入力トルク或い
は吸収馬力を減じ、エンジンストールを防止している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の油圧制御装置には次のような問題がある。
【0005】ポンプ容量制御装置の制御弁の操作駆動部
には上記のように第1及び第2の2つの受圧室が設けら
れており、これらの2つの受圧室は共に同じ操作駆動部
で制御ピストンに作用するよう互いに隣接して位置して
いる。また、動作時、第1の受圧室に導かれるポンプ吐
出圧は第2の受圧室に導かれる電磁比例減圧弁の出力圧
よりはるかに高圧である。このため、第1受圧室から第
2受圧室へと制御ピストンの摺動隙間を介した微少量の
作動油のリークがあり、作動油の温度が上昇すると作動
油の粘性が低下するため、そのリーク量が多くなり、電
磁比例減圧弁に圧油が逆流する。電磁比例減圧弁は圧油
の逆流に対し出力圧を上昇する特性を有しており、油温
が上昇すると電磁比例減圧弁の駆動電流が同じでも出力
圧が上昇し、油圧ポンプの吸収馬力が減少することにな
る。その結果、エンジン出力馬力を有効利用できず、掘
削時の作業機のスピードが遅くなり、作業量が出ないこ
とになる。
【0006】本発明の目的は、入力トルク制限制御用の
制御弁の2つの受圧室に油圧ポンプの吐出圧と電磁比例
制御弁の出力圧をそれぞれ導き、油圧ポンプの入力トル
クが当該出力圧を加味した入力トルクの制限値を超えな
いよう油圧ポンプの容量を制御するもので、作動油の温
度が上昇しても油圧ポンプの吸収馬力が低下せず、エン
ジン出力馬力を有効利用できる建設機械の油圧制御装置
を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】(1)上記目的を達成す
るために、本発明は、原動機と、この原動機により駆動
される少なくとも1つの可変容量型の油圧ポンプと、こ
の油圧ポンプの容量を制御するポンプ容量制御手段と、
前記油圧ポンプからの吐出油により駆動される少なくと
も1つのアクチュエータとを備え、前記ポンプ容量制御
手段は、減トルク作動の第1及び第2受圧室を有する入
力トルク制限制御用の制御弁を備え、前記第1受圧室に
前記油圧ポンプの吐出圧を導き前記油圧ポンプの入力ト
ルクが制限値を超えないよう油圧ポンプの容量を制御す
ると共に、前記第2受圧室に電磁比例制御弁の出力圧を
導き、前記入力トルクの制限値が目標入力トルクとなる
よう制御する建設機械の油圧制御装置において、作動油
の温度を検出する油温検出手段と、前記作動油温検出手
段で検出した作動油の温度が上昇すると、それに応じて
前記電磁比例制御弁に与える駆動電流を減少するよう補
正する制御手段とを備えるものとする。
【0008】このように油温検出手段と制御手段を設
け、作動油の温度に応じて電磁比例制御弁に与える駆動
電流を補正することにより、作動油の温度が上昇し作動
油のリーク量が増えても、作動油のリーク量の増加によ
る電磁比例減圧弁の出力圧の増加は電磁比例減圧弁の駆
動電流の減少により相殺されるため、電磁比例減圧弁の
出力圧の増加による制御弁の入力トルクの制限値の減少
(油圧ポンプ2の吸収馬力の減少)が補われる。このた
め、作動油の温度が上昇しても油圧ポンプの吸収馬力が
低下せず、エンジン出力馬力を有効利用することができ
る。
【0009】(2)上記(1)において、好ましくは、
前記制御手段は、前記原動機の回転数情報に基づいて前
記油圧ポンプの目標入力トルクを演算する第1演算手段
と、前記作動油温が上昇するに従って大きくなるよう前
記演算した目標入力トルクを補正する第2演算手段とを
有し、前記入力トルクの制限値がその補正した目標入力
トルクとなるよう前記駆動電流を決定する。
【0010】これにより作動油の温度が高いときは、そ
の分目標入力トルクが大きくなるよう補正されるので、
この補正した目標入力トルクが得られるよう駆動電流を
決定することにより駆動電流は減少するよう補正され
る。
【0011】(3)また、上記(2)において、好まし
くは、前記制御手段は、前記第1演算手段で演算した目
標入力トルクを前記入力トルクの制限値とするための前
記電磁比例減圧弁の出力圧を演算する第3演算手段を更
に有し、前記第2演算手段は、前記作動油温が上昇する
に従って大きくなる前記電磁比例減圧弁の出力圧の補正
圧を演算し、前記第3演算手段で演算した出力圧からこ
の補正圧を減算する。
【0012】このように第2演算手段で補正圧を演算
し、第3演算手段で演算した電磁比例減圧弁の出力圧か
らその補正圧を減算することことにより、第3演算手段
で演算した電磁比例減圧弁の出力圧は目標入力トルクと
等価とみなせることから、第1演算手段で演算した目標
入力トルクは、作動油温が上昇するに従って大きくなる
よう補正される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて説明する。
【0014】図1は本発明の第1の実施形態による建設
機械の油圧制御装置を示す図である。図1において、1
は原動機であり、この原動機1は可変容量型のメインの
油圧ポンプ2及び固定容量型のパイロットポンプ3を駆
動する。
【0015】油圧ポンプ2から吐出された圧油は、吐出
ライン4、供給ライン5、方向切換弁6を介してアクチ
ュエータ、例えば油圧シリンダ7に供給され、油圧シリ
ンダ7からの戻り油は方向切換弁6、排出ライン8を介
してタンク9に戻される。
【0016】方向切換弁6はパイロット操作弁であり、
操作レバー装置11からのパイロット圧a又はbを指令
信号として駆動操作される。
【0017】操作レバー装置11はパイロット弁(減圧
弁)11a,11bと操作レバー11cとを有し、パイ
ロット弁11a,11bはパイロットポンプ3の吐出圧
を一次圧として、操作レバー11cの操作方向と操作量
に応じてパイロット圧a又はbを生成する。パイロット
ポンプ3のパイロット吐出ライン12にはパイロットリ
リーフ弁14が接続され、パイロットポンプ3の吐出圧
を決定している。
【0018】油圧ポンプ2は、例えば1回転あたりの吐
出流量(容量)を斜板2aの傾転角(押しのけ容積)を
変えることにより調整可能な斜板ポンプであり、斜板2
aの傾転角は入力トルク制限レギュレータ20により制
御される。
【0019】レギュレータ20はサーボピストン21と
入力トルク制限制御用の制御弁(サーボ弁)22とで構
成されている。
【0020】サーボピストン21は受圧面積差で駆動す
る差動ピストン21aを有し、この差動ピストン21a
の大径側受圧室21bは制御弁22を介してパイロット
吐出ライン12及びタンク9に接続され、小径側受圧室
21cは直接パイロットライン12に接続されている。
大径側受圧室21bがパイロットライン12に連通する
と、差動ピストン21aは受圧面積差により図示右方に
駆動され、斜板2aの傾転角、すなわちポンプ傾転を減
少し、油圧ポンプ2の吐出流量を減少させる。大径側受
圧室21bがタンク9に連通すると、差動ピストン21
aは図示左方に駆動され、ポンプ傾転を増大し、油圧ポ
ンプ2の吐出流量を増大させる。
【0021】制御弁22はスプール22aと、バネ22
b1及び22b2と、操作駆動部22cとで構成されて
いる。操作駆動部22cは制御ピストン22dと、減ト
ルク作動の第1受圧室22e及び第2受圧室22fとを
有し、第1受圧室22eはパイロットライン23を介し
て油圧ポンプ2の吐出ライン4に接続され、第2受圧室
22fはパイロットライン24を介して電磁比例減圧弁
30の出力側に接続されている。
【0022】第1受圧室22eに導かれる吐出ライン4
からの圧力(油圧ポンプ2の吐出圧)がバネ22b1,
22b2と第2受圧室22fに導かれた電磁比例減圧弁
30の出力圧とで決まる値より低いときは、弁体22a
は図示右方向に移動し、サーボピストン21の大径側受
圧室21bをタンク9に連通させ、ポンプ傾転を増大さ
せる。第1受圧室22eに導かれるポンプ吐出圧が前記
の値よりも高くなると弁体22aは図示左方向に移動
し、サーボピストン21の大径側受圧室21bをパイロ
ットライン12に連通させ、ポンプ傾転を減少させる。
その結果、ポンプ傾転は、ポンプ吐出圧力がバネ22b
1,22b2と第2受圧室22fに導かれる電磁比例減
圧弁30の出力圧とで決まる値を超えないよう制御され
る。
【0023】バネ22b1,22b2は入力トルク制限
制御の基準トルクを設定するものである。また、第2受
圧室はバネ22b1,22b2に対向して作動し、ここ
に電磁比例減圧弁30の出力圧を導くことにより、バネ
22b1,22b2により設定された基準トルクから当
該出力圧により決まる値を差し引いた値を入力トルクの
制限値として設定し、電磁比例減圧弁30を原動機1の
目標回転数(以下、適宜目標エンジン回転数という)が
低くなるに従って出力圧を高くするよう作動させること
により(後述)、目標エンジン回転数が低下するに従っ
て小さくなるよう入力トルクの制限値を設定する。
【0024】図2に制御弁22の入力トルク制限制御特
性を示す。図2において、Toがバネ22b1,22b
2と電磁比例減圧弁30の出力圧とで設定される入力ト
ルクの制限値であり、バネ22b1,22b2は撓み量
が増加するに従ってバネ力が増大することから、ポンプ
吐出圧が高くなるに従って入力トルクの制限値Toが小
さくなる特性となっている。また、目標エンジン回転数
が定格回転数にあるときは電磁比例減圧弁30の出力圧
は低く、入力トルクの制限値は実線で示す位置にあり、
目標エンジン回転数が減少するに従って電磁比例減圧弁
30の出力圧が高くなり、入力トルクの制限値は破線で
示すように大きくなる。
【0025】その結果、制御弁22は、ポンプ吐出圧が
上昇するに従って、また目標エンジン回転数が低くなる
に従ってポンプ傾転を小さくする入力トルク制限制御を
行い、ポンプ傾転に回転数を乗じて得られる油圧ポンプ
2の吐出流量は、同様に、ポンプ吐出圧が上昇するに従
って、また目標エンジン回転数が低くなるに従って減少
し、馬力制御がなされる。
【0026】このようにポンプ傾転を制御することによ
りエンジン目標回転数に応じてポンプ吐出圧が高くなる
と油圧ポンプ2の吐出流量が減少し、エンジン目標回転
数に係わらずポンプ吸収馬力が原動機1の出力馬力を越
えないようになり、ストール(エンスト)を起こすこと
なく原動機1の出力馬力を最大限有効利用することが可
能となる。
【0027】図1に戻り、原動機1は例えばディーゼル
エンジンであり、燃料噴射装置40を備えている。この
燃料噴射装置40はガバナ機構を有し、ガバナ機構のガ
バナレバー41をトルクモータ42により操作すること
で燃料噴射量を調整し、エンジン回転数を制御する。原
動機1の目標回転数はダイヤル式のアクセル操作入力装
置43により指令される。
【0028】50はコントローラであり、コントローラ
50はダイヤル式のアクセル操作入力装置43からの指
令信号を入力し、その指令信号に応じた制御信号をトル
クモータ42に出力する。
【0029】また、タンク9には作動油の温度を検出す
る油温センサ51が設けられ、この油温センサ51の信
号もコントローラ50に入力される。
【0030】コントローラ50は、図3に示すように、
アクセル操作入力装置43及び油温センサ51からの信
号を入力する入力部50a、所定の演算処理を行う演算
部50b、演算プログラムを記憶したROM及び演算途
中の値を一時的に記憶するRAM等からなる記憶部50
c、演算部50bで演算した結果の値をトルク制限制御
用の電磁比例減圧弁30及びガバナ制御用のトルクモー
タ42に出力する出力部50dを備えている。
【0031】コントローラ50の演算部50bにおける
トルク制限制御に係わる処理機能を図4に示す。
【0032】図4において、コントローラ50は、基準
トルク演算部60、減圧弁出力圧演算部61、作動油温
補正圧演算部62、減算部63、駆動電流演算部64の
各機能を有している。
【0033】基準トルク演算部60は、アクセル操作入
力装置43により指令された目標エンジン回転数Ndを
入力し、これをメモリに記憶してあるテーブルに参照さ
せ、そのときの目標エンジン回転数Ndに応じた基準ト
ルクTOを算出する。メモリのテーブルには、目標エン
ジン回転数Ndが上昇するに従って基準トルクTOが増
大するよう両者の関係が設定されている。目標エンジン
回転数Ndが定格回転数では基準トルクはTHであり、
目標エンジン回転数Ndがアイドル回転数では基準トル
クはTLである。
【0034】減圧弁出力圧演算部61は、基準トルク演
算部60で演算した基準トルクTOを入力し、これをメ
モリに記憶してあるテーブルに参照させ、そのときの基
準トルクTOに応じた減圧弁出力圧Pcoを算出する。
メモリのテーブルには、基準トルクTOが増大するに従
って減圧弁出力圧Pcoが低下するよう両者の関係が設
定されている。基準トルクTOが定格回転数に対応した
THでは減圧弁出力圧Pcoは最も低いPaであり、基準
トルクTOがアイドル回転数に対応したTLでは減圧弁出
力圧Pcoは最も高いPbである。
【0035】作動油温補正圧演算部62は、油温センサ
51により検出された作動油温度twを入力し、これを
メモリに記憶してあるテーブルに参照させ、そのときの
作動油温度twに応じた補正圧Pmを算出する。メモリ
のテーブルには、作動油温度twが増大するに従って補
正圧Pmが増大するよう両者の関係が設定されている。
作動油温度が通常使用時の平均温度、例えば50℃付近
のt1では補正圧はPb1であり、最高温度付近のt2で
は補正圧はPb2であり、補正圧Pb2は減圧弁出力圧Pa
に対しPb2<Paの関係にある。
【0036】減算部63は、減圧弁出力圧演算部61で
演算された減圧弁出力圧Pcoから作動油温補正圧演算
部62で演算された補正圧Pmを減算し、目標減圧弁出
力圧Pcを求める。
【0037】駆動電流演算部64は、減算部63で演算
した目標減圧弁出力圧Pcを入力し、これをメモリに記
憶してあるテーブルに参照させ、そのときの目標減圧弁
出力圧Pcに応じた駆動電流Iを算出する。メモリのテ
ーブルには、目標減圧弁出力圧Pcが増大するに従って
駆動電流Iが増大するよう両者の関係が設定されてい
る。求めた駆動電流Iはアンプを介して電磁比例減圧弁
30に出力される。
【0038】次に、以上のように構成した本実施形態の
動作を説明する。
【0039】例えばアクセル操作入力装置43をフル操
作し、定格回転数の目標エンジン回転数Ndを指令する
と、基準トルク演算部60で基準トルクTHが演算さ
れ、減圧弁出力圧演算部61では減圧弁出力圧Paが演
算される。
【0040】一方、油温センサ51により検出した作動
油温度が通常使用時の平均温度付近のt1にあるとき、
作動油温補正圧演算部62で補正圧Pb1が演算され、減
算部63でPc=Pa−Pb1の目標減圧弁出力圧Pcが
演算され、駆動電流演算部64でそれに対応する駆動電
流Iを演算し電磁比例減圧弁30に出力する。電磁比例
減圧弁30は当該駆動電流Iにより動作し、目標減圧弁
出力圧Pcに相当する圧力を制御弁22の第2受圧室2
2fに出力する。
【0041】その結果、前述したように、制御弁22で
は図2の実線で示す入力トルクの制限値Toが設定さ
れ、制御弁22は制限値Toによりポンプ吐出圧が上昇
するに従ってポンプ傾転を小さくする入力トルク制限制
御を行う。
【0042】上記の状態から、オペレータがアクセル操
作入力装置43を操作して定格回転数よりも低い目標エ
ンジン回転数を指令すると、基準トルク演算部60では
THより低い基準トルクTOが演算され、減圧弁出力圧演
算部61ではPaより高い減圧弁出力圧Pcoが演算さ
れる。その結果、減算部63で算出される目標減圧弁出
力圧Pcもその分高くなり、駆動電流演算部64で演算
される駆動電流Iも同様に大きくなり、電磁比例減圧弁
30は駆動電流Iに相当する、今までよりも高い圧力を
制御弁22の第2受圧室22fに出力する。これにより
前述したように制御弁22で設定される入力トルクの制
限値Toは図2に破線で示すように変化し、制御弁22
はこの変化した制限値Toによりポンプ吐出圧が上昇す
るに従ってポンプ傾転を小さくする入力トルク制限制御
を行う。
【0043】次に、例えば目標エンジン回転数を定格回
転数に設定した状態での運転中に、作動油の温度が平均
温度付近のt1からt2まで上昇したとすると、作動油
温補正圧演算部62では補正圧Pb1より高い補正圧Pb2
が演算され、減算部63でPc=Pa−Pb2の今までよ
り低い目標減圧弁出力圧Pcが演算され、駆動電流演算
部64ではそれに対応した今までより小さな駆動電流I
を演算し、電磁比例減圧弁30に出力する。
【0044】ここで、作動油は温度が上昇すると粘性が
低下する。また、制御弁22の第1受圧室22eと第2
受圧室22fとは制御ピストン22dの摺動面を介して
隣接位置し、作動中は第1受圧室22eに導かれるポン
プ吐出圧は第2受圧室22fに導かれる電磁比例減圧弁
30の出力圧よりはるかに高圧であるため、第1受圧室
22eから第2受圧室22fへと制御ピストン22dの
摺動隙間を介した微少量の作動油のリーク(漏れ)があ
り、図5に示すように作動油の温度が上昇し粘性が低下
するとそのリーク量が多くなる。また、第2受圧室22
fにリークした作動油は電磁比例減圧弁30に逆流す
る。
【0045】図6は第2受圧室22fの入力ポートから
電磁比例減圧弁30へのリーク量(第1象限)及び電磁
比例減圧弁30から同入力ポートへのリーク量(第2象
限)に対する減圧弁出力圧の変化を示す。つまり、電磁
比例減圧弁30は、図6の第1象限に示されるように、
圧油の逆流に対し出力圧を上昇する特性を有している。
【0046】従って、作動油の温度が上昇すると、電磁
比例減圧弁30に与えられる駆動電流が同じままであれ
ば出力圧が上昇し、制御弁22で設定される入力トルク
制限値Toは図2に破線で示すように変化してしまい、
油圧ポンプ2の吸収馬力が減少することになる。その結
果、エンジン馬力を有効利用できず、掘削時のスピード
が遅くなり、作業量が出ないことになる。
【0047】本実施形態においては、上記のように作動
油の温度が上昇すると、それに応じて今までより小さな
駆動電流Iを演算し電磁比例減圧弁30に出力する。こ
のため、作動油の温度上昇による電磁比例減圧弁30の
出力圧の増加を駆動電流Iの低下により相殺し、電磁比
例減圧弁30は、作動油温度が平均温度付近のt1にあ
るときとほぼ同じ出力圧を維持し、制御弁22では作動
油温度t1時と同様の図2に実線で示す入力トルクの制
限値Toの設定が維持される。このため、作動油の温度
が上昇しても、油圧ポンプ2の吸収馬力を減馬力側にシ
フトすること無く、エンジン馬力を有効に使用し、作業
機のスピードを落さず、作業量を確保することができ
る。
【0048】本発明の第2の実施形態を図7により説明
する。図中、図4に示す機能と同等のものには同じ符号
を付している。油圧制御装置の全体構成は図1に示す第
1の実施形態と同じである。本実施形態は作動油温度か
ら補正トルクを求め、駆動電流を補正するものである。
【0049】図7において、本実施形態におけるコント
ローラ50(図1参照)は、基準トルク演算部60、減
圧弁出力圧演算部61A、作動油温補正トルク演算部6
2A、駆動電流演算部64、加算部65の各機能を有し
ている。
【0050】作動油温補正トルク演算部62Aは、油温
センサ51により検出された作動油温度twを入力し、
これをメモリに記憶してあるテーブルに参照させ、その
ときの作動油温度twに応じた補正トルクTmを算出す
る。メモリのテーブルには、作動油温度twが増大する
に従って補正トルクTmが増大するよう両者の関係が設
定されている。作動油温度が通常使用時の平均温度、例
えば50℃付近のt1では補正トルクはTb1であり、最
高温度付近のt2では補正トルクはTb2である。
【0051】加算部65は、基準トルク演算部60で演
算した基準トルクTOに作動油温補正トルク演算部62
Aで求めた補正トルクTmを加算し、補正基準トルクT
Omを算出する。
【0052】減圧弁出力圧演算部61Aは、加算部65
で演算した補正基準トルクTOmを入力し、これをメモリ
に記憶してあるテーブルに参照させ、そのときの基準ト
ルクTOmに応じた目標減圧弁出力圧Pcを算出する。メ
モリのテーブルには、補正基準トルクTOmが増大するに
従って目標減圧弁出力圧Pcが低下するよう両者の関係
が設定されている。補正基準トルクTOmがTOm=TH+
Tb1では目標減圧弁出力圧PcはPaであり、TOmのそ
れ以上の増加でPcは更に低下し、TOm=TL+Tb1で
は目標減圧弁出力圧Pcは最も高いPbである。
【0053】基準トルク演算部60及び駆動電流演算部
64は図4に示す第1の実施形態のものと同じである。
ただし、駆動電流演算部64では減圧弁出力圧演算部6
1Aで求めた目標減圧弁出力圧Pcから直接駆動電流I
を算出する。
【0054】以上のように構成した本実施形態において
は、作動油の温度が上昇するとそれに応じて基準トルク
TOが大きくなるよう補正され、その大きくなった補正
基準トルクTOmに基づいて駆動電流Iを算出するので、
第1の実施形態と同様に、作動油の温度が上昇し作動油
のリーク量が増えても、作動油のリーク量の増加による
電磁比例減圧弁30の出力圧の増加は相殺され、電磁比
例減圧弁30の出力圧の増加による制御弁22の入力ト
ルクの制限値の減少(油圧ポンプ2の吸収馬力の減少)
が補われる。このため、作動油の温度が上昇しても油圧
ポンプ2の吸収馬力が低下せず、原動機1の出力馬力を
最大限有効利用することができる。
【0055】本発明の第3の実施形態を図8及び図9に
より説明する。図中、図1及び図4に示す部材及び機能
と同等のものには同じ符号を付している。本実施形態
は、目標エンジン回転数と実エンジン回転数との偏差に
応じて入力トルクの制限値を変化させるスピードセンシ
ング機能を付加したものである。
【0056】図8において、本実施形態の油圧制御装置
は、原動機1の回転数(以下、適宜実回転数という)を
検出する回転数センサ70を更に有し、アクセル操作入
力装置43及び油温センサ51の信号に加え回転数セン
サ70の信号がコントローラ50Bに入力される。
【0057】コントローラ50Bの演算部50b(図3
参照)におけるトルク制限制御に係わる処理機能を図9
に示す。
【0058】図9において、コントローラ50Bは、基
準トルク演算部60、減圧弁出力圧演算部61、作動油
温補正圧演算部62、減算部63に加え、減算部71、
信号変換部72、減算部73の各機能を有している。
【0059】基準トルク演算部60、減圧弁出力圧演算
部61、作動油温補正圧演算部62、減算部63の演算
内容は、図4に示した第1の実施形態のものと同じであ
る。ただし、減圧弁出力圧演算部61は横軸が補正基準
トルクTOn(後述)に変更されている。
【0060】減算部71は、アクセル操作入力装置43
により指令された目標エンジン回転数Ndから回転数セ
ンサ70で検出した実エンジン回転数を減算し、回転数
偏差ΔNを算出する。
【0061】信号変換部72は、回転数偏差ΔNに所定
のゲインを乗じて補正トルクΔTに変換する。
【0062】減算部73は、基準トルク演算部60で演
算した基準トルクTOから信号変換部72で求めた補正
トルクΔTを減算し、スピードセンシング補正された基
準トルクTOnを算出する。
【0063】減圧弁出力圧演算部61ではその補正基準
トルクTOnから減圧弁出力圧Pcoを計算する。
【0064】以上のように構成した本実施形態では、例
えば目標エンジン回転数を定格回転数に設定した状態で
の運転中に、油圧ポンプ2の負荷、つまり原動機1に加
わる負荷が急増して原動機1の回転数(実エンジン回転
数)が下がり、回転数偏差ΔNが増大した場合、信号変
換部72でその回転数偏差ΔNに相当する補正トルクΔ
Tが演算され、減算部73で基準トルクTOからその補
正トルクΔTが減算されるため、補正後の基準トルクT
Onは基準トルク演算部60で演算された基準トルクTO
(=TH)より小さくなり、減圧弁出力圧演算部61で
はPaより高い減圧弁出力圧Pcoが演算される。その
結果、アクセル操作入力装置43を操作して定格回転数
よりも低い目標エンジン回転数を指令した場合と同様、
減算部63で算出される目標減圧弁出力圧Pcもその分
高くなり、駆動電流演算部64で演算される駆動電流I
も同様に大きくなり、電磁比例減圧弁30は駆動電流I
に相当する、今までよりも高い圧力を制御弁22の第2
受圧室22fに出力する。これにより制御弁22で設定
される入力トルクの制限値Toは図2に破線で示すよう
に変化し、制御弁22はこの変化した制限値Toにより
ポンプ吐出圧が上昇するに従ってポンプ傾転を小さくす
る入力トルク制限制御を行う。その結果、原動機1の負
荷が軽減し、原動機1の回転数は速やかに目標エンジン
回転数に復帰する。
【0065】そして、本実施形態においても、作動油の
温度twが上昇し、制御弁22の第1受圧室22eから
第2受圧室22fへの作動油のリーク量が増えたとして
も、第1の実施形態と同様に、作動油の温度twの上昇
に応じて今までより高い駆動電流Iを電磁比例減圧弁3
0に出力し、電磁比例減圧弁30の出力圧を維持するの
で、油圧ポンプ2の吸収馬力を減馬力側にシフトするこ
と無く、エンジン馬力を有効に使用し、作業機のスピー
ドを落さず、作業量を確保することができる。
【0066】
【発明の効果】本発明によれば、作動油の温度が上昇し
作動油のリーク量が増えても、作動油のリーク量の増加
による電磁比例減圧弁の出力圧の増加を電磁比例減圧弁
の駆動電流の減少により相殺するので、電磁比例減圧弁
の出力圧の増加による制御弁の入力トルクの制限値の減
少(油圧ポンプ2の吸収馬力の減少)が補われ、作動油
の温度が上昇しても油圧ポンプの吸収馬力が低下せず、
エンジン出力馬力を有効利用することができる。このた
め、作業機のスピードを落さず、作業量を確保すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態による建設機械の油圧
制御装置の全体構成図である。
【図2】図1に示す制御弁の入力トルク制限制御特性を
示す図である。
【図3】図1に示すコントローラのハード構成を示す図
である。
【図4】図1に示すコントローラの処理機能を示す機能
ブロック図である。
【図5】制御弁の第1受圧室から第2受圧室への作動油
の温度上昇に伴うリーク量の変化を示す図である。
【図6】電磁比例減圧弁の圧油の逆流に対する出力圧の
変化を示す図である。
【図7】本発明の第2の実施形態におけるコントローラ
の処理機能を示す機能ブロック図である。
【図8】本発明の第3の実施形態による建設機械の油圧
制御装置の全体構成図である。
【図9】図8に示すコントローラの処理機能を示す機能
ブロック図である。
【符号の説明】
1 原動機 2 油圧ポンプ 3 パイロットポンプ 4 吐出ライン 6 方向切換弁 7 アクチュエータ 11 操作レバー装置 12 パイロット吐出ライン 20 レギュレータ 21 サーボピストン 22 制御弁 22d 制御ピストン 22e 第1受圧室 22f 第2受圧室 30 電磁比例減圧弁 43 アクセル操作入力装置 50 コントローラ 51 油温センサ 60 基準トルク演算部 61 減圧弁出力圧演算部 61A 減圧弁出力圧演算部 62 作動油温補正圧演算部 62A 作動油温補正トルク演算部 63 減算部 64 駆動電流演算部 65 加算部 70 回転数センサ 71 減算部 72 信号変換部 73 減算部
フロントページの続き (72)発明者 古渡 陽一 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 (72)発明者 中村 剛志 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 Fターム(参考) 2D003 AA01 AB05 AB06 BA02 BA05 BB01 CA02 DA03 DA04 DB03 DB06 FA02 3H089 AA28 AA83 BB15 BB17 BB21 CC01 DA03 DA13 DB33 DB47 DB49 EE04 EE17 EE22 EE31 GG02 JJ02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原動機と、この原動機により駆動される少
    なくとも1つの可変容量型の油圧ポンプと、この油圧ポ
    ンプの容量を制御するポンプ容量制御手段と、前記油圧
    ポンプからの吐出油により駆動される少なくとも1つの
    アクチュエータとを備え、 前記ポンプ容量制御手段は、減トルク作動の第1及び第
    2受圧室を有する入力トルク制限制御用の制御弁を備
    え、前記第1受圧室に前記油圧ポンプの吐出圧を導き前
    記油圧ポンプの入力トルクが制限値を超えないよう油圧
    ポンプの容量を制御すると共に、前記第2受圧室に電磁
    比例制御弁の出力圧を導き、前記入力トルクの制限値が
    目標入力トルクとなるよう制御する建設機械の油圧制御
    装置において、 作動油の温度を検出する油温検出手段と、 前記作動油温検出手段で検出した作動油の温度が上昇す
    ると、それに応じて前記電磁比例制御弁に与える駆動電
    流を減少するよう補正する制御手段とを備えることを特
    徴とする建設機械の油圧制御装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の建設機械の油圧制御装置に
    おいて、前記制御手段は、前記原動機の回転数情報に基
    づいて前記油圧ポンプの目標入力トルクを演算する第1
    演算手段と、前記作動油温が上昇するに従って大きくな
    るよう前記演算した目標入力トルクを補正する第2演算
    手段とを有し、前記入力トルクの制限値がその補正した
    目標入力トルクとなるよう前記駆動電流を決定すること
    を特徴とする建設機械の油圧制御装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の建設機械の油圧制御装置に
    おいて、前記制御手段は、前記第1演算手段で演算した
    目標入力トルクを前記入力トルクの制限値とするための
    前記電磁比例減圧弁の出力圧を演算する第3演算手段を
    更に有し、前記第2演算手段は、前記作動油温が上昇す
    るに従って大きくなる前記電磁比例減圧弁の出力圧の補
    正圧を演算し、前記第3演算手段で演算した出力圧から
    この補正圧を減算することを特徴とする建設機械の油圧
    制御装置。
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