JPWO2007052352A1 - 駐車違反業務用携帯端末および駐車違反業務用プログラム - Google Patents

駐車違反業務用携帯端末および駐車違反業務用プログラム Download PDF

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Abstract

施設情報抽出部162は、地図上で車両駐車位置として指定された位置から一定範囲内にある施設の情報を施設情報172から抽出し、適用条文選択部164は、抽出された施設の情報と、駐車違反適用ルール174とを照合して適用すべき駐車違反の罰条を選択する。利用者は、こうして選択され、画面上に一覧表示された罰条の中から適切なものを選択することにより、間違いなく、容易に放置駐車車両に適用すべき罰条を特定することができる。

Description

本発明は、駐車違反の取り締まり業務を支援する駐車違反業務用携帯端末および駐車違反業務用プログラムに関し、特に、駐車違反業務における罰条の特定や見取り図の作成を支援することができる駐車違反業務用携帯端末および駐車違反業務用プログラムに関する。
近年、放置駐車されている車両の取り締まり業務の一部が民間に委託され、所定の資格を有する駐車監視員が放置駐車されている車両の確認をおこなうようになっている。駐車監視員は、資格試験に合格した者であり、駐車違反に関する一定の法知識等を有するが、実際の現場は道路形状等が複雑であるため、放置駐車されている車両が駐車違反であるか否か、また、駐車違反であるとして該当するのはどの罰条であるかを正しく判断することは難しい。このため、駐車監視員による駐車違反業務を支援し、駐車違反の確認を容易にする技術の実現が強く要望されている。
交通違反に関する取締りを支援する技術としては、たとえば、特許文献1により開示されている技術がある。この技術は、車両に搭載されたナビゲーション装置が、公道に設定されている駐車禁止等の各種の交通規制情報を含んだ地図情報媒体を読み取り、各種センサからの入力に基づいて当該の車両が交通規制に適合した状態であるかを確認し、不適合レベルにあると判断した場合に違反情報を取り締まりセンターへ通知するというものである。
特開2002−312897号公報
しかしながら、特許文献1において開示されている技術は、駐車違反の取締りを特に考慮したものではないため、駐車違反業務を十分に支援することができない。まず、駐車違反においては、違反の根拠となる罰条が複数該当する場合があり、それらの罰条から適切なものを選択する必要があるが、特許文献1において開示されている技術は違反している事実を検出するのみで、罰条の特定を支援することができない。
また、駐車違反の報告のためには、現場の見取り図を作成することが必要であり、この見取り図の作成は、道路形状等によっては非常に手間がかかる作業であるが、特許文献1において開示されている技術では、かかる見取り図の作成作業を効率化することもできない。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、駐車違反業務における罰条の特定や見取り図の作成を支援することができる駐車違反業務用携帯端末および駐車違反業務用プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、駐車違反の取り締まり業務を支援する駐車違反業務用携帯端末であって、地図情報と、駐車違反に関連する施設情報と、罰条ごとに駐車違反の適用要件を定義した駐車違反適用ルールとを記憶する記憶手段と、前記地図情報を表示手段に表示する地図表示手段と、前記地図情報表示手段により表示された地図上で車両駐車位置として指定された位置から一定範囲内にある施設の情報を前記施設情報から抽出する施設情報抽出手段と、前記施設情報抽出手段により抽出された施設の情報と、前記駐車違反適用ルールとを照合して適用すべき駐車違反の罰条を選択する適用条文選択手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、駐車違反の取り締まり業務を支援する駐車違反業務用プログラムであって、地図情報を表示手順に表示する地図表示手順と、前記地図情報表示手順により表示された地図上で車両駐車位置として指定された位置から一定範囲内にある施設の情報を予め記憶された施設情報から抽出する施設情報抽出手順と、前記施設情報抽出手順により抽出された施設の情報と、罰条ごとに駐車違反の適用要件を定義した駐車違反適用ルールとを照合して適用すべき駐車違反の罰条を選択する適用条文選択手順とをコンピュータに実行させることを特徴とする。
この発明によれば、車両の駐車位置から一定の範囲内にある施設の情報を取得し、この情報と予め定義された罰条の適用ルールとを照合して適用すべき罰条の候補を選択するように構成したので、駐車違反業務に熟練していない担当者であっても、放置駐車車両に適用すべき罰条を候補の中から間違いなく、かつ、容易に特定することができる。
また、本発明は、上記の発明において、前記記憶手段は、駐車違反地点の見取り図を作成するための見取り図オブジェクトを前記施設情報と関連付けて記憶し、前記施設情報抽出手段により抽出された施設の情報のうち、車両駐車位置として指定された位置との関係において所定の罰条の適用要件に適合する施設の情報を選択し、この施設と関連付けられている前記見取り図オブジェクトを用いて駐車違反地点の見取り図を生成する見取り図生成手段をさらに備えたことを特徴とする。
この発明によれば、車両の駐車位置から一定の範囲内にある施設のうち、所定の罰条の適用ルールに適合する施設を選択し、この施設に関する見積り図を予め施設ごとに格納された図形情報から生成するように構成したので、適切な罰条を選択するだけで、駐車違反の報告に必要な見積り図を自動的に作成することができる。
また、本発明は、上記の発明において、地図上で車両駐車位置として指定された位置と、前記施設情報抽出手段により抽出された各施設との距離を求める距離算出手段をさらに備え、前記適用条文選択手段は、前記施設情報抽出手段により抽出された施設の情報と、前記距離算出手段により求められた各施設と車両駐車位置との距離と、前記駐車違反適用ルールとを照合して適用すべき駐車違反の罰条を選択することを特徴とする。
この発明によれば、車両の駐車位置から一定の範囲内にある施設と車両の駐車位置との距離を算出し、この距離情報も考慮して罰条の候補を選択するように構成したので、施設と駐車位置との距離が適用要件に含まれる罰条の適用可否を正確に判断することができる。
また、本発明は、上記の発明において、前記駐車違反適用ルールは、駐車違反に係る罰条の条文の要件部分を所定のタグで囲む形式で定義されていることを特徴とする。
この発明によれば、罰条の条文にタグを埋め込むことで条文そのものを罰条の適用ルールとして利用するように構成したので、適用要件をもらすことなく罰条の適用ルールを正確に定義することができる。
本発明によれば、車両の駐車位置から一定の範囲内にある施設の情報を取得し、この情報と予め定義された罰条の適用ルールとを照合して適用すべき罰条の候補を選択するように構成したので、駐車違反業務に熟練していない担当者であっても、放置駐車車両に適用すべき罰条を候補の中から間違いなく、かつ、容易に特定することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、車両の駐車位置から一定の範囲内にある施設のうち、所定の罰条の適用ルールに適合する施設を選択し、この施設に関する見積り図を予め施設ごとに格納された図形情報から生成するように構成したので、適切な罰条を選択するだけで、駐車違反の報告に必要な見積り図を自動的に作成することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、車両の駐車位置から一定の範囲内にある施設と車両の駐車位置との距離を算出し、この距離情報も考慮して罰条の候補を選択するように構成したので、施設と駐車位置との距離が適用要件に含まれる罰条の適用可否を正確に判断することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、罰条の条文にタグを埋め込むことで条文そのものを罰条の適用ルールとして利用するように構成したので、適用要件をもらすことなく罰条の適用ルールを正確に定義することができるという効果を奏する。
図1は、駐車違反業務用携帯端末の構成を示す機能ブロック図である。 図2は、施設情報の一例を示すサンプル図である。 図3は、駐車違反適用除外ルールの一例を示すサンプル図である。 図4は、見取り図オブジェクトの一例を示すサンプル図である。 図5は、駐車違反適用ルールの一例を示すサンプル図である。 図6は、車両の駐車位置をポイントするための地図を表示するまでの処理手順を示すフローチャートである。 図7は、地図表示部による地図表示の一例を示すサンプル図である。 図8は、放置駐車されている車両に適用する罰条の候補を表示するまでの処理手順を示すフローチャートである。 図9は、駐車違反に関する情報を駐車違反情報に記録するまでの処理手順を示すフローチャートである。 図10は、駐車違反情報画面の一例を示すサンプル図である。 図11は、駐車違反業務用プログラムを実行するコンピュータを示す機能ブロック図である。
符号の説明
100 駐車違反業務用携帯端末
110 表示部
120 入力部
130 GPS
140 カメラ
150 通信部
160 制御部
161 地図表示部
162 施設情報抽出部
163 距離算出部
164 適用条文選択部
165 適用候補表示部
166 見取り図生成部
167 駐車違反情報記録部
168 駐車違反情報送信部
170 記憶部
171 地図情報
172 施設情報
173 見取り図オブジェクト
174 駐車違反適用ルール
175 駐車違反適用除外ルール
176 駐車違反情報
1000 コンピュータ
1010 入力装置
1020 モニタ
1030 媒体読取装置
1040 ネットワークインターフェース装置
1050 GPS
1060 カメラ
1070 HDD
1071 駐車違反業務用データベース
1072 駐車違反業務用プログラム
1080 RAM
1081 駐車違反業務用情報
1090 CPU
1091 駐車違反業務用プロセス
1100 バス
以下に、本発明にかかる駐車違反業務用携帯端末および駐車違反業務用プログラムの実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
まず、本実施例に係る駐車違反業務用携帯端末100の構成について説明する。駐車違反業務用携帯端末100は、駐車違反の取り締まり業務に従事する警察官もしくは駐車監視員が携帯する端末装置であり、放置駐車されている車両が駐車違反に該当しているか否かの判定を支援し、駐車違反に該当していると判定された場合に報告処理等をおこなうための装置である。
図1に示すように、駐車違反業務用携帯端末100は、表示部110と、入力部120と、GPS(Global Positioning System)130と、カメラ140と、通信部150と、制御部160と、記憶部170とを有する。
表示部110は、画像情報や文字情報を表示する装置であり、例えば、液晶表示装置等からなる。入力部120は、利用者が情報の入力や、作業指示をおこなう装置であり、例えば、キーパッド等からなる。表示部110と入力部120は、タッチパネルのように一体の装置として構成されていてもよい。
GPS130は、人工衛星を利用して現在位置を取得する装置である。カメラ140は、駐車違反の現場の画像を撮影するためのカメラである。通信部150は、駐車違反業務用携帯端末100内に蓄積された駐車違反データを中央処理装置等へ送信するための通信装置である。なお、GPS130、カメラ140および通信部150は、必ずしも駐車違反業務用携帯端末100に内蔵されている必要はなく、駐車違反業務用携帯端末100と外部接続される構成とすることもできる。
制御部160は、駐車違反業務用携帯端末100を全体制御する制御部であり、地図表示部161と、施設情報抽出部162と、距離算出部163と、適用条文選択部164と、適用候補表示部165と、見取り図生成部166と、駐車違反情報記録部167と、駐車違反情報送信部168とを有する。
地図表示部161は、記憶部170の地図情報171を基にして表示部110に地図を表示する処理部である。地図表示部161は、GPS130が取得した現在位置を中心とした地図を初期状態で表示し、入力部120の操作に従って、地図のスクロールや拡大/縮小表示をおこなう。また、地図表示部161は、利用者が地図上において車両の駐車位置としてポイントした位置を取得し、施設情報抽出部162へ引き渡す。
施設情報抽出部162は、地図表示部161から車両の駐車位置として引き渡された位置を基準として所定の緯度/経度の範囲内にある交差点等の道路形状の情報と、信号機や消火栓等の施設の情報とを記憶部170の施設情報172から抽出する処理部である(以下の説明では、特にことわりがない限り、「施設」という語は、道路形状と施設の両方を意味するものとする)。
また、施設情報抽出部162は、記憶部170の駐車違反適用除外ルール175を参照して上記で抽出した各施設が駐車違反となる時間帯外にあるか否かを確認し、駐車違反となる時間帯外にある場合は、その施設を抽出結果から除外する処理もおこなう。
図2は、施設情報172の一例を示すサンプル図である。施設情報172は、駐車違反に関連する施設の情報が予め登録されたものであり、図2に示すように、施設ID、施設名、種別、緯度、経度、シンボルといった項目を有し、施設ごとにデータが作成される。
施設IDは、施設を識別するためのIDであり、施設名は、施設の名前である。種別は、施設の情報と駐車違反適用ルール174とを照合する際にキーとなる項目であり、「交差点」、「横断歩道」といった所定の語が設定される。緯度と経度は、施設の所在地の緯度と経度を示す。シンボルは、その施設を地図上に表示する場合に用いる画像データの名前である。
図2の1行目のデータは、「0001」という施設IDで識別される施設を表している。この施設の施設名は「本町交差点」で、種別は「交差点」である。また、この施設は、緯度が「130°56′13″」、経度が「30°56′13″」に位置し、地図上へは「0001.gif」という名前の画像データを用いてシンボル表示される。
図3は、駐車違反適用除外ルール175の一例を示すサンプル図である。駐車違反適用除外ルール175は、施設が駐車違反の要件とならない時間帯の情報が予め登録されたものであり、図3に示すように、施設ID、時間帯といった項目を有し、施設ごとにデータが作成される。
施設IDは、施設を識別するためのIDであり、施設情報172の施設IDと対応する。時間帯は、その施設が駐車違反の要件とならない時間帯を示す。
図3の1行目のデータは、「0003」という施設IDで識別される施設は、「23:00〜5:00」の時間帯は駐車違反の要件とならないことを意味している。「0003」という施設IDで識別される施設の詳細は、施設情報172において定義されている。
距離算出部163は、車両の駐車位置としてポイントされた位置と施設情報抽出部162により抽出された各施設との距離を算出する処理部である。距離の算出には、記憶部170の見取り図オブジェクト173が利用される。
図4は、見取り図オブジェクト173の一例を示すサンプル図である。見取り図オブジェクト173は、施設に関連する見取り図を生成するための情報であり、車両の駐車位置と施設との距離を算出するためにも利用される。
図4に示すように、見取り図オブジェクト173は、施設ID、オブジェクトといった項目を有し、施設ごとにデータが作成される。施設IDは、施設を識別するためのIDであり、施設情報172の施設IDと対応する。オブジェクトは、施設の形状を示すベクトルデータと、施設の周辺の形状を示すベクトルデータと、車両の駐車位置との距離を測定するための基準点データとからなるデータである。
基準点は、施設ごとに複数設定することができ、距離算出部163は、各基準点と車両の駐車位置との距離を求め、最も短い距離を車両の駐車位置と施設の距離とする。また、施設に基準点が設定されていない場合には、施設の形状の外周との最短距離を求め、この距離を車両の駐車位置と施設の距離とする。
適用条文選択部164は、施設情報抽出部162により抽出された施設の情報と、距離算出部163により算出された距離とを記憶部170の駐車違反適用ルール174と照合して、駐車違反の根拠となりうる罰条を適用候補として選択する処理部である。
図5は、駐車違反適用ルール174の一例を示すサンプル図である。駐車違反適用ルール174は、罰条ごとに駐車違反と認定するための要件を定義したものであり、図5に示すように、XML(Extensible Markup Language)に類似した記法で記述される。
駐車違反適用ルール174においては、罰条ごとの適用ルールが<rule>という開始タグと</rule>という終了タグで囲んで記述される。<rule>タグは、countという属性をもち、この属性は、その罰条において駐車違反の要件とされている施設の数を表す。
<rule>タグと</rule>タグの間には、<name>タグと</name>タグで囲まれた罰条の条文名と、<text>タグと</text>タグで囲まれた罰条の条文とが記述される。罰条の条文には、駐車違反を認定するための要件を定義するタグがさらに設定される。
罰条の条文において<item>タグと</item>タグで囲まれた部分は、駐車違反の要件となる施設を表し、<rule>タグのcount属性と同じ数だけ存在する。<item>タグは、2つの属性をもつことができる。一つは、id属性であり、罰条内において施設を区別するための識別子である。もう一つは、alt属性であり、施設情報172の種別と照合するための別名が設定される。alt属性が設定されていない場合は、<item>タグと</item>タグで囲まれた名前によって照合がおこなわれる。
また、罰条の条文において<distance>タグと</distance>タグで囲まれた部分は、施設との距離の要件を表す。<distance>タグは、id属性をもち、この属性によって同じ値のid属性をもつ施設と関連付けされる。
罰条の条文において距離との関連付けがなされている施設は、車両の駐車位置との距離がその距離よりも小さい場合に、駐車違反を認定する有効な要件となる。罰条の条文において距離との関連づけがおこなわれていない施設は、その横断歩道等の施設上に車両が駐車されている場合に、駐車違反を認定する有効な要件となる。
図5の例では、<rule>タグのcount属性の値は3であり、この罰条には駐車違反の要件とされている施設が3つ含まれていることを示している。また、<name>タグと</name>タグで囲まれた文字列は、「第45条IV」であり、これが罰条の条文名であることを示している。
<text>タグと</text>タグで囲まれた条文においては、「消火栓」、「指定消防水利の標識」および「消防用防火水槽」という3つの文字列が<item>タグと</item>タグで囲まれ、それぞれ、「1」、「2」および「3」という識別子が割り当てられている。そして、「指定消防水利の標識」には「消防水利標識」という別名が設定されている。
また、条文においては「5」という値が<distance>タグと</distance>タグで囲まれ、「1」、「2」および「3」という識別子と関連付けられている。
この適用ルールは、施設情報抽出部162により抽出された施設の情報の中に、種別が「消火栓」、「消防水利標識」もしくは「消防用防火水槽」であり、車両の駐車位置とされた地点から「5」メートル以内の距離にある施設が存在すれば、「第45条IV」が駐車違反の根拠の候補となることを意味している。
このように、条文にタグを設定したものを罰条選択のためのルールとすることにより、条文に沿って確実にルールを設定することが可能になる。また、罰条選択のための要件となる部分にタグが設定されるため、後述するように、最適な罰条を選択するために条文を表示する際に重要部分を容易に強調表示することができる。
適用候補表示部165は、適用条文選択部164により選択された罰条の一覧を表示部110に一覧表示し、適用する罰条の選択を利用者に求める処理部である。罰条の一覧は、条文名を所定の優先順位に基づいて並べて表示される。
適用候補表示部165は、利用者から罰条の詳細の表示を求められると、駐車違反適用ルール174からその罰条に対応する条文を取得して表示部110に表示する。例えば、罰条の一覧から「第45条IV」の詳細の表示が求められると、図5において<text>タグと</text>タグで囲まれた部分が取得されて表示される。このとき、タグが設定された「消火栓」、「指定消防水利の標識」、「消防用防火水槽」および「5」の部分が色を変える等して強調表示され、罰条選択のための重要な要件部分であることが明示される。
見取り図生成部166は、適用候補表示部165において選択された罰条が駐車違反の根拠となるための有効な要件となっている施設の見取り図を生成する処理部である。駐車違反の根拠となるための有効な要件となっている施設とは、施設情報抽出部162により抽出された施設のうち、選択された罰条の適用ルールに適合した施設のことである。
見取り図は、見取り図オブジェクト173に格納されている施設の形状を示すベクトルデータと、施設の周辺の形状を示すベクトルデータとから生成される。また、選択された罰条の適用ルールに距離の要件が含まれている場合は、車両の駐車位置と施設との距離を表す矢印線も生成される。
駐車違反情報記録部167は、適用候補表示部165において選択された罰条の情報や見取り図生成部166によって生成された見取り図等を記憶部170の駐車違反情報176に記録する処理部である。駐車違反情報176には、カメラ140にて撮影された現場の画像データ等もこれらの情報と関連付けされて記憶される。
駐車違反情報送信部168は、駐車違反情報176に記録されている情報を通信部150を介して中央処理装置等へ送信する処理部である。送信された情報は、罰条、見取り図、カメラ画像の整合性の確認等がおこなわれた後、罰金の請求処理等に用いられる。
記憶部170は、各種情報を記憶する記憶部であり、地図情報171と、施設情報172と、見取り図オブジェクト173と、駐車違反適用ルール174と、駐車違反適用除外ルール175と、駐車違反情報176とを記憶する。記憶部170が記憶するこれらの情報については、既に説明済みであるので説明を省略する。
次に、駐車違反業務用携帯端末100の処理手順について説明する。図6は、車両の駐車位置をポイントするための地図を表示するまでの処理手順を示すフローチャートである。
同図に示すように、地図表示部161は、GPS130から現在位置を取得し(ステップS101)、地図情報171から現在位置付近のデータを取得して表示部110に表示する(ステップS102)。さらに、施設情報172から現在位置付近の施設の情報を取得し、地図上に各施設のシンボルを表示する(ステップS103)。
図7は、地図表示部161による地図表示の一例を示すサンプル図である。同図の例では、地図上に信号機とバス停がシンボルとして表示されている。この地図上のいずれかの位置をポイントしてOKボタンを押下すると、ポイントされた位置が車両の駐車位置として指定されたこととなる。
図8は、放置駐車されている車両に適用する罰条の候補を表示するまでの処理手順を示すフローチャートである。
施設情報抽出部162は、地図上でポイントされた位置の情報を取得すると(ステップS201)、その位置から一定範囲内の緯度/経度にある施設の情報を施設情報172から取得する(ステップS202)。ここで、駐車違反適用除外ルールを参照し、現時刻が駐車違反の対象時間帯外にあたる施設があれば、その施設の情報を上記の取得結果から除外する(ステップS203)。
続いて、距離算出部163が、上記で取得された各施設と地図上でポイントされた位置との距離を算出する(ステップS204)。そして、適用条文選択部164が、各施設の情報および距離と駐車違反適用ルール174とを照合して、駐車している車両に適用可能な罰条を選択し(ステップS205)、適用候補表示部165が選択された罰条を一覧表示する(ステップS206)。
図9は、駐車違反に関する情報を駐車違反情報176に記録するまでの処理手順を示すフローチャートである。適用候補表示部165が表示した一覧において罰条が選択されると、選択された罰条が駐車違反情報画面に表示される(ステップS301)。
また、選択された罰条が駐車違反の根拠となるための有効な要件となっている施設の見取り図を見取り図生成部166が生成し、これを駐車違反情報画面に追加する(ステップS302)。そして、駐車違反情報画面には関連する他の情報が表示され(ステップS303)、これらの情報は利用者の指示に従って駐車違反情報176に記録される(ステップS304)。
図10は、駐車違反情報画面の一例を示すサンプル図である。同図に示すように、駐車違反情報画面には、選択された罰条や生成された見取り図の他に、違反車両の情報や画像が表示される。これらの情報は、上記で説明した処理手順の前もしくは後に入力されたものである。
上記実施例で説明した駐車違反業務用携帯端末100の各種の処理は、あらかじめ用意された駐車違反業務用プログラムをコンピュータで実行することによって実現することができる。そこで、以下では、図11を用いて、駐車違反業務用プログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。
図11は、駐車違反業務用プログラムを実行するコンピュータを示す機能ブロック図である。このコンピュータ1000は、ユーザからのデータの入力を受け付ける入力装置1010、モニタ1020、各種プログラムを記録した記録媒体からプログラムを読み取る媒体読取装置1030、ネットワークを介して他のコンピュータとの間でデータの授受をおこなうネットワークインターフェース装置1040、GPS1050、カメラ1060、HDD(Hard Disk Drive)1070、RAM(Random Access Memory)1080およびCPU(Central Processing Unit)1090をバス1100で接続して構成される。
そして、HDD1070には、駐車違反業務用携帯端末100の機能と同様の機能を発揮するプログラムである駐車違反業務用プログラム1072が記憶されている。そして、CPU1090が、駐車違反業務用プログラム1072をHDD1070から読み出して実行することにより、同プログラムは、駐車違反業務用プロセス1091として機能するようになる。
また、HDD1070は、記憶部170の各種情報に対応する駐車違反業務用情報ベース1071を記憶する。そして、駐車違反業務用プロセス1091は、HDD1070に記憶された駐車違反業務用情報ベース1071から適宜必要な情報を読み出してRAM1080に駐車違反業務用情報1081として格納し、このRAM1080に格納された駐車違反業務用情報1081を用いて各種処理を実行する。
なお、上記の駐車違反業務用プログラム1072については、必ずしもHDD1070に格納されている必要はなく、CD−ROM等の記憶媒体に記憶された駐車違反業務用プログラム1072を、コンピュータ1000が読み出して実行するようにしてもよい。また、公衆回線、インターネット、LAN、WAN等を介してコンピュータ1000に接続される他のコンピュータ(またはサーバ)などに駐車違反業務用プログラム1072を記憶させておき、コンピュータ1000がこれらからプログラムを読み出して実行するようにしてもよい。
以上のように、本発明にかかる駐車違反業務用携帯端末および駐車違反業務用プログラムは、駐車違反の取り締まり業務に有用であり、特に、駐車違反業務における罰条の特定や見取り図の作成を支援することが必要な場合に適している。
本発明は、駐車違反の取り締まり業務を支援する駐車違反業務用携帯端末および駐車違反業務用プログラムに関し、特に、駐車違反業務における罰条の特定や見取り図の作成を支援することができる駐車違反業務用携帯端末および駐車違反業務用プログラムに関する。
近年、放置駐車されている車両の取り締まり業務の一部が民間に委託され、所定の資格を有する駐車監視員が放置駐車されている車両の確認をおこなうようになっている。駐車監視員は、資格試験に合格した者であり、駐車違反に関する一定の法知識等を有するが、実際の現場は道路形状等が複雑であるため、放置駐車されている車両が駐車違反であるか否か、また、駐車違反であるとして該当するのはどの罰条であるかを正しく判断することは難しい。このため、駐車監視員による駐車違反業務を支援し、駐車違反の確認を容易にする技術の実現が強く要望されている。
交通違反に関する取締りを支援する技術としては、たとえば、特許文献1により開示されている技術がある。この技術は、車両に搭載されたナビゲーション装置が、公道に設定されている駐車禁止等の各種の交通規制情報を含んだ地図情報媒体を読み取り、各種センサからの入力に基づいて当該の車両が交通規制に適合した状態であるかを確認し、不適合レベルにあると判断した場合に違反情報を取り締まりセンターへ通知するというものである。
特開2002−312897号公報
しかしながら、特許文献1において開示されている技術は、駐車違反の取締りを特に考慮したものではないため、駐車違反業務を十分に支援することができない。まず、駐車違反においては、違反の根拠となる罰条が複数該当する場合があり、それらの罰条から適切なものを選択する必要があるが、特許文献1において開示されている技術は違反している事実を検出するのみで、罰条の特定を支援することができない。
また、駐車違反の報告のためには、現場の見取り図を作成することが必要であり、この見取り図の作成は、道路形状等によっては非常に手間がかかる作業であるが、特許文献1において開示されている技術では、かかる見取り図の作成作業を効率化することもできない。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、駐車違反業務における罰条の特定や見取り図の作成を支援することができる駐車違反業務用携帯端末および駐車違反業務用プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、駐車違反の取り締まり業務を支援する駐車違反業務用携帯端末であって、地図情報と、駐車違反に関連する施設情報と、罰条ごとに駐車違反の適用要件を定義した駐車違反適用ルールとを記憶する記憶手段と、前記地図情報を表示手段に表示する地図表示手段と、前記地図情報表示手段により表示された地図上で車両駐車位置として指定された位置から一定範囲内にある施設の情報を前記施設情報から抽出する施設情報抽出手段と、前記施設情報抽出手段により抽出された施設の情報と、前記駐車違反適用ルールとを照合して適用すべき駐車違反の罰条を選択する適用条文選択手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、駐車違反の取り締まり業務を支援する駐車違反業務用プログラムであって、地図情報を表示手順に表示する地図表示手順と、前記地図情報表示手順により表示された地図上で車両駐車位置として指定された位置から一定範囲内にある施設の情報を予め記憶された施設情報から抽出する施設情報抽出手順と、前記施設情報抽出手順により抽出された施設の情報と、罰条ごとに駐車違反の適用要件を定義した駐車違反適用ルールとを照合して適用すべき駐車違反の罰条を選択する適用条文選択手順とをコンピュータに実行させることを特徴とする。
この発明によれば、車両の駐車位置から一定の範囲内にある施設の情報を取得し、この情報と予め定義された罰条の適用ルールとを照合して適用すべき罰条の候補を選択するように構成したので、駐車違反業務に熟練していない担当者であっても、放置駐車車両に適用すべき罰条を候補の中から間違いなく、かつ、容易に特定することができる。
また、本発明は、上記の発明において、前記記憶手段は、駐車違反地点の見取り図を作成するための見取り図オブジェクトを前記施設情報と関連付けて記憶し、前記施設情報抽出手段により抽出された施設の情報のうち、車両駐車位置として指定された位置との関係において所定の罰条の適用要件に適合する施設の情報を選択し、この施設と関連付けられている前記見取り図オブジェクトを用いて駐車違反地点の見取り図を生成する見取り図生成手段をさらに備えたことを特徴とする。
この発明によれば、車両の駐車位置から一定の範囲内にある施設のうち、所定の罰条の適用ルールに適合する施設を選択し、この施設に関する見積り図を予め施設ごとに格納された図形情報から生成するように構成したので、適切な罰条を選択するだけで、駐車違反の報告に必要な見積り図を自動的に作成することができる。
また、本発明は、上記の発明において、地図上で車両駐車位置として指定された位置と、前記施設情報抽出手段により抽出された各施設との距離を求める距離算出手段をさらに備え、前記適用条文選択手段は、前記施設情報抽出手段により抽出された施設の情報と、前記距離算出手段により求められた各施設と車両駐車位置との距離と、前記駐車違反適用ルールとを照合して適用すべき駐車違反の罰条を選択することを特徴とする。
この発明によれば、車両の駐車位置から一定の範囲内にある施設と車両の駐車位置との距離を算出し、この距離情報も考慮して罰条の候補を選択するように構成したので、施設と駐車位置との距離が適用要件に含まれる罰条の適用可否を正確に判断することができる。
また、本発明は、上記の発明において、前記駐車違反適用ルールは、駐車違反に係る罰条の条文の要件部分を所定のタグで囲む形式で定義されていることを特徴とする。
この発明によれば、罰条の条文にタグを埋め込むことで条文そのものを罰条の適用ルールとして利用するように構成したので、適用要件をもらすことなく罰条の適用ルールを正確に定義することができる。
本発明によれば、車両の駐車位置から一定の範囲内にある施設の情報を取得し、この情報と予め定義された罰条の適用ルールとを照合して適用すべき罰条の候補を選択するように構成したので、駐車違反業務に熟練していない担当者であっても、放置駐車車両に適用すべき罰条を候補の中から間違いなく、かつ、容易に特定することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、車両の駐車位置から一定の範囲内にある施設のうち、所定の罰条の適用ルールに適合する施設を選択し、この施設に関する見積り図を予め施設ごとに格納された図形情報から生成するように構成したので、適切な罰条を選択するだけで、駐車違反の報告に必要な見積り図を自動的に作成することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、車両の駐車位置から一定の範囲内にある施設と車両の駐車位置との距離を算出し、この距離情報も考慮して罰条の候補を選択するように構成したので、施設と駐車位置との距離が適用要件に含まれる罰条の適用可否を正確に判断することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、罰条の条文にタグを埋め込むことで条文そのものを罰条の適用ルールとして利用するように構成したので、適用要件をもらすことなく罰条の適用ルールを正確に定義することができるという効果を奏する。
以下に、本発明にかかる駐車違反業務用携帯端末および駐車違反業務用プログラムの実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
まず、本実施例に係る駐車違反業務用携帯端末100の構成について説明する。駐車違反業務用携帯端末100は、駐車違反の取り締まり業務に従事する警察官もしくは駐車監視員が携帯する端末装置であり、放置駐車されている車両が駐車違反に該当しているか否かの判定を支援し、駐車違反に該当していると判定された場合に報告処理等をおこなうための装置である。
図1に示すように、駐車違反業務用携帯端末100は、表示部110と、入力部120と、GPS(Global Positioning System)130と、カメラ140と、通信部150と、制御部160と、記憶部170とを有する。
表示部110は、画像情報や文字情報を表示する装置であり、例えば、液晶表示装置等からなる。入力部120は、利用者が情報の入力や、作業指示をおこなう装置であり、例えば、キーパッド等からなる。表示部110と入力部120は、タッチパネルのように一体の装置として構成されていてもよい。
GPS130は、人工衛星を利用して現在位置を取得する装置である。カメラ140は、駐車違反の現場の画像を撮影するためのカメラである。通信部150は、駐車違反業務用携帯端末100内に蓄積された駐車違反データを中央処理装置等へ送信するための通信装置である。なお、GPS130、カメラ140および通信部150は、必ずしも駐車違反業務用携帯端末100に内蔵されている必要はなく、駐車違反業務用携帯端末100と外部接続される構成とすることもできる。
制御部160は、駐車違反業務用携帯端末100を全体制御する制御部であり、地図表示部161と、施設情報抽出部162と、距離算出部163と、適用条文選択部164と、適用候補表示部165と、見取り図生成部166と、駐車違反情報記録部167と、駐車違反情報送信部168とを有する。
地図表示部161は、記憶部170の地図情報171を基にして表示部110に地図を表示する処理部である。地図表示部161は、GPS130が取得した現在位置を中心とした地図を初期状態で表示し、入力部120の操作に従って、地図のスクロールや拡大/縮小表示をおこなう。また、地図表示部161は、利用者が地図上において車両の駐車位置としてポイントした位置を取得し、施設情報抽出部162へ引き渡す。
施設情報抽出部162は、地図表示部161から車両の駐車位置として引き渡された位置を基準として所定の緯度/経度の範囲内にある交差点等の道路形状の情報と、信号機や消火栓等の施設の情報とを記憶部170の施設情報172から抽出する処理部である(以下の説明では、特にことわりがない限り、「施設」という語は、道路形状と施設の両方を意味するものとする)。
また、施設情報抽出部162は、記憶部170の駐車違反適用除外ルール175を参照して上記で抽出した各施設が駐車違反となる時間帯外にあるか否かを確認し、駐車違反となる時間帯外にある場合は、その施設を抽出結果から除外する処理もおこなう。
図2は、施設情報172の一例を示すサンプル図である。施設情報172は、駐車違反に関連する施設の情報が予め登録されたものであり、図2に示すように、施設ID、施設名、種別、緯度、経度、シンボルといった項目を有し、施設ごとにデータが作成される。
施設IDは、施設を識別するためのIDであり、施設名は、施設の名前である。種別は、施設の情報と駐車違反適用ルール174とを照合する際にキーとなる項目であり、「交差点」、「横断歩道」といった所定の語が設定される。緯度と経度は、施設の所在地の緯度と経度を示す。シンボルは、その施設を地図上に表示する場合に用いる画像データの名前である。
図2の1行目のデータは、「0001」という施設IDで識別される施設を表している。この施設の施設名は「本町交差点」で、種別は「交差点」である。また、この施設は、緯度が「130°56′13″」、経度が「30°56′13″」に位置し、地図上へは「0001.gif」という名前の画像データを用いてシンボル表示される。
図3は、駐車違反適用除外ルール175の一例を示すサンプル図である。駐車違反適用除外ルール175は、施設が駐車違反の要件とならない時間帯の情報が予め登録されたものであり、図3に示すように、施設ID、時間帯といった項目を有し、施設ごとにデータが作成される。
施設IDは、施設を識別するためのIDであり、施設情報172の施設IDと対応する。時間帯は、その施設が駐車違反の要件とならない時間帯を示す。
図3の1行目のデータは、「0003」という施設IDで識別される施設は、「23:00〜5:00」の時間帯は駐車違反の要件とならないことを意味している。「0003」という施設IDで識別される施設の詳細は、施設情報172において定義されている。
距離算出部163は、車両の駐車位置としてポイントされた位置と施設情報抽出部162により抽出された各施設との距離を算出する処理部である。距離の算出には、記憶部170の見取り図オブジェクト173が利用される。
図4は、見取り図オブジェクト173の一例を示すサンプル図である。見取り図オブジェクト173は、施設に関連する見取り図を生成するための情報であり、車両の駐車位置と施設との距離を算出するためにも利用される。
図4に示すように、見取り図オブジェクト173は、施設ID、オブジェクトといった項目を有し、施設ごとにデータが作成される。施設IDは、施設を識別するためのIDであり、施設情報172の施設IDと対応する。オブジェクトは、施設の形状を示すベクトルデータと、施設の周辺の形状を示すベクトルデータと、車両の駐車位置との距離を測定するための基準点データとからなるデータである。
基準点は、施設ごとに複数設定することができ、距離算出部163は、各基準点と車両の駐車位置との距離を求め、最も短い距離を車両の駐車位置と施設の距離とする。また、施設に基準点が設定されていない場合には、施設の形状の外周との最短距離を求め、この距離を車両の駐車位置と施設の距離とする。
適用条文選択部164は、施設情報抽出部162により抽出された施設の情報と、距離算出部163により算出された距離とを記憶部170の駐車違反適用ルール174と照合して、駐車違反の根拠となりうる罰条を適用候補として選択する処理部である。
図5は、駐車違反適用ルール174の一例を示すサンプル図である。駐車違反適用ルール174は、罰条ごとに駐車違反と認定するための要件を定義したものであり、図5に示すように、XML(Extensible Markup Language)に類似した記法で記述される。
駐車違反適用ルール174においては、罰条ごとの適用ルールが<rule>という開始タグと</rule>という終了タグで囲んで記述される。<rule>タグは、countという属性をもち、この属性は、その罰条において駐車違反の要件とされている施設の数を表す。
<rule>タグと</rule>タグの間には、<name>タグと</name>タグで囲まれた罰条の条文名と、<text>タグと</text>タグで囲まれた罰条の条文とが記述される。罰条の条文には、駐車違反を認定するための要件を定義するタグがさらに設定される。
罰条の条文において<item>タグと</item>タグで囲まれた部分は、駐車違反の要件となる施設を表し、<rule>タグのcount属性と同じ数だけ存在する。<item>タグは、2つの属性をもつことができる。一つは、id属性であり、罰条内において施設を区別するための識別子である。もう一つは、alt属性であり、施設情報172の種別と照合するための別名が設定される。alt属性が設定されていない場合は、<item>タグと</item>タグで囲まれた名前によって照合がおこなわれる。
また、罰条の条文において<distance>タグと</distance>タグで囲まれた部分は、施設との距離の要件を表す。<distance>タグは、id属性をもち、この属性によって同じ値のid属性をもつ施設と関連付けされる。
罰条の条文において距離との関連付けがなされている施設は、車両の駐車位置との距離がその距離よりも小さい場合に、駐車違反を認定する有効な要件となる。罰条の条文において距離との関連づけがおこなわれていない施設は、その横断歩道等の施設上に車両が駐車されている場合に、駐車違反を認定する有効な要件となる。
図5の例では、<rule>タグのcount属性の値は3であり、この罰条には駐車違反の要件とされている施設が3つ含まれていることを示している。また、<name>タグと</name>タグで囲まれた文字列は、「第45条IV」であり、これが罰条の条文名であることを示している。
<text>タグと</text>タグで囲まれた条文においては、「消火栓」、「指定消防水利の標識」および「消防用防火水槽」という3つの文字列が<item>タグと</item>タグで囲まれ、それぞれ、「1」、「2」および「3」という識別子が割り当てられている。そして、「指定消防水利の標識」には「消防水利標識」という別名が設定されている。
また、条文においては「5」という値が<distance>タグと</distance>タグで囲まれ、「1」、「2」および「3」という識別子と関連付けられている。
この適用ルールは、施設情報抽出部162により抽出された施設の情報の中に、種別が「消火栓」、「消防水利標識」もしくは「消防用防火水槽」であり、車両の駐車位置とされた地点から「5」メートル以内の距離にある施設が存在すれば、「第45条IV」が駐車違反の根拠の候補となることを意味している。
このように、条文にタグを設定したものを罰条選択のためのルールとすることにより、条文に沿って確実にルールを設定することが可能になる。また、罰条選択のための要件となる部分にタグが設定されるため、後述するように、最適な罰条を選択するために条文を表示する際に重要部分を容易に強調表示することができる。
適用候補表示部165は、適用条文選択部164により選択された罰条の一覧を表示部110に一覧表示し、適用する罰条の選択を利用者に求める処理部である。罰条の一覧は、条文名を所定の優先順位に基づいて並べて表示される。
適用候補表示部165は、利用者から罰条の詳細の表示を求められると、駐車違反適用ルール174からその罰条に対応する条文を取得して表示部110に表示する。例えば、罰条の一覧から「第45条IV」の詳細の表示が求められると、図5において<text>タグと</text>タグで囲まれた部分が取得されて表示される。このとき、タグが設定された「消火栓」、「指定消防水利の標識」、「消防用防火水槽」および「5」の部分が色を変える等して強調表示され、罰条選択のための重要な要件部分であることが明示される。
見取り図生成部166は、適用候補表示部165において選択された罰条が駐車違反の根拠となるための有効な要件となっている施設の見取り図を生成する処理部である。駐車違反の根拠となるための有効な要件となっている施設とは、施設情報抽出部162により抽出された施設のうち、選択された罰条の適用ルールに適合した施設のことである。
見取り図は、見取り図オブジェクト173に格納されている施設の形状を示すベクトルデータと、施設の周辺の形状を示すベクトルデータとから生成される。また、選択された罰条の適用ルールに距離の要件が含まれている場合は、車両の駐車位置と施設との距離を表す矢印線も生成される。
駐車違反情報記録部167は、適用候補表示部165において選択された罰条の情報や見取り図生成部166によって生成された見取り図等を記憶部170の駐車違反情報176に記録する処理部である。駐車違反情報176には、カメラ140にて撮影された現場の画像データ等もこれらの情報と関連付けされて記憶される。
駐車違反情報送信部168は、駐車違反情報176に記録されている情報を通信部150を介して中央処理装置等へ送信する処理部である。送信された情報は、罰条、見取り図、カメラ画像の整合性の確認等がおこなわれた後、罰金の請求処理等に用いられる。
記憶部170は、各種情報を記憶する記憶部であり、地図情報171と、施設情報172と、見取り図オブジェクト173と、駐車違反適用ルール174と、駐車違反適用除外ルール175と、駐車違反情報176とを記憶する。記憶部170が記憶するこれらの情報については、既に説明済みであるので説明を省略する。
次に、駐車違反業務用携帯端末100の処理手順について説明する。図6は、車両の駐車位置をポイントするための地図を表示するまでの処理手順を示すフローチャートである。
同図に示すように、地図表示部161は、GPS130から現在位置を取得し(ステップS101)、地図情報171から現在位置付近のデータを取得して表示部110に表示する(ステップS102)。さらに、施設情報172から現在位置付近の施設の情報を取得し、地図上に各施設のシンボルを表示する(ステップS103)。
図7は、地図表示部161による地図表示の一例を示すサンプル図である。同図の例では、地図上に信号機とバス停がシンボルとして表示されている。この地図上のいずれかの位置をポイントしてOKボタンを押下すると、ポイントされた位置が車両の駐車位置として指定されたこととなる。
図8は、放置駐車されている車両に適用する罰条の候補を表示するまでの処理手順を示すフローチャートである。
施設情報抽出部162は、地図上でポイントされた位置の情報を取得すると(ステップS201)、その位置から一定範囲内の緯度/経度にある施設の情報を施設情報172から取得する(ステップS202)。ここで、駐車違反適用除外ルールを参照し、現時刻が駐車違反の対象時間帯外にあたる施設があれば、その施設の情報を上記の取得結果から除外する(ステップS203)。
続いて、距離算出部163が、上記で取得された各施設と地図上でポイントされた位置との距離を算出する(ステップS204)。そして、適用条文選択部164が、各施設の情報および距離と駐車違反適用ルール174とを照合して、駐車している車両に適用可能な罰条を選択し(ステップS205)、適用候補表示部165が選択された罰条を一覧表示する(ステップS206)。
図9は、駐車違反に関する情報を駐車違反情報176に記録するまでの処理手順を示すフローチャートである。適用候補表示部165が表示した一覧において罰条が選択されると、選択された罰条が駐車違反情報画面に表示される(ステップS301)。
また、選択された罰条が駐車違反の根拠となるための有効な要件となっている施設の見取り図を見取り図生成部166が生成し、これを駐車違反情報画面に追加する(ステップS302)。そして、駐車違反情報画面には関連する他の情報が表示され(ステップS303)、これらの情報は利用者の指示に従って駐車違反情報176に記録される(ステップS304)。
図10は、駐車違反情報画面の一例を示すサンプル図である。同図に示すように、駐車違反情報画面には、選択された罰条や生成された見取り図の他に、違反車両の情報や画像が表示される。これらの情報は、上記で説明した処理手順の前もしくは後に入力されたものである。
上記実施例で説明した駐車違反業務用携帯端末100の各種の処理は、あらかじめ用意された駐車違反業務用プログラムをコンピュータで実行することによって実現することができる。そこで、以下では、図11を用いて、駐車違反業務用プログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。
図11は、駐車違反業務用プログラムを実行するコンピュータを示す機能ブロック図である。このコンピュータ1000は、ユーザからのデータの入力を受け付ける入力装置1010、モニタ1020、各種プログラムを記録した記録媒体からプログラムを読み取る媒体読取装置1030、ネットワークを介して他のコンピュータとの間でデータの授受をおこなうネットワークインターフェース装置1040、GPS1050、カメラ1060、HDD(Hard Disk Drive)1070、RAM(Random Access Memory)1080およびCPU(Central Processing Unit)1090をバス1100で接続して構成される。
そして、HDD1070には、駐車違反業務用携帯端末100の機能と同様の機能を発揮するプログラムである駐車違反業務用プログラム1072が記憶されている。そして、CPU1090が、駐車違反業務用プログラム1072をHDD1070から読み出して実行することにより、同プログラムは、駐車違反業務用プロセス1091として機能するようになる。
また、HDD1070は、記憶部170の各種情報に対応する駐車違反業務用情報ベース1071を記憶する。そして、駐車違反業務用プロセス1091は、HDD1070に記憶された駐車違反業務用情報ベース1071から適宜必要な情報を読み出してRAM1080に駐車違反業務用情報1081として格納し、このRAM1080に格納された駐車違反業務用情報1081を用いて各種処理を実行する。
なお、上記の駐車違反業務用プログラム1072については、必ずしもHDD1070に格納されている必要はなく、CD−ROM等の記憶媒体に記憶された駐車違反業務用プログラム1072を、コンピュータ1000が読み出して実行するようにしてもよい。また、公衆回線、インターネット、LAN、WAN等を介してコンピュータ1000に接続される他のコンピュータ(またはサーバ)などに駐車違反業務用プログラム1072を記憶させておき、コンピュータ1000がこれらからプログラムを読み出して実行するようにしてもよい。
以上のように、本発明にかかる駐車違反業務用携帯端末および駐車違反業務用プログラムは、駐車違反の取り締まり業務に有用であり、特に、駐車違反業務における罰条の特定や見取り図の作成を支援することが必要な場合に適している。
図1は、駐車違反業務用携帯端末の構成を示す機能ブロック図である。 図2は、施設情報の一例を示すサンプル図である。 図3は、駐車違反適用除外ルールの一例を示すサンプル図である。 図4は、見取り図オブジェクトの一例を示すサンプル図である。 図5は、駐車違反適用ルールの一例を示すサンプル図である。 図6は、車両の駐車位置をポイントするための地図を表示するまでの処理手順を示すフローチャートである。 図7は、地図表示部による地図表示の一例を示すサンプル図である。 図8は、放置駐車されている車両に適用する罰条の候補を表示するまでの処理手順を示すフローチャートである。 図9は、駐車違反に関する情報を駐車違反情報に記録するまでの処理手順を示すフローチャートである。 図10は、駐車違反情報画面の一例を示すサンプル図である。 図11は、駐車違反業務用プログラムを実行するコンピュータを示す機能ブロック図である。
符号の説明
100 駐車違反業務用携帯端末
110 表示部
120 入力部
130 GPS
140 カメラ
150 通信部
160 制御部
161 地図表示部
162 施設情報抽出部
163 距離算出部
164 適用条文選択部
165 適用候補表示部
166 見取り図生成部
167 駐車違反情報記録部
168 駐車違反情報送信部
170 記憶部
171 地図情報
172 施設情報
173 見取り図オブジェクト
174 駐車違反適用ルール
175 駐車違反適用除外ルール
176 駐車違反情報
1000 コンピュータ
1010 入力装置
1020 モニタ
1030 媒体読取装置
1040 ネットワークインターフェース装置
1050 GPS
1060 カメラ
1070 HDD
1071 駐車違反業務用データベース
1072 駐車違反業務用プログラム
1080 RAM
1081 駐車違反業務用情報
1090 CPU
1091 駐車違反業務用プロセス
1100 バス

Claims (10)

  1. 駐車違反の取り締まり業務を支援する駐車違反業務用携帯端末であって、
    地図情報と、駐車違反に関連する施設情報と、罰条ごとに駐車違反の適用要件を定義した駐車違反適用ルールとを記憶する記憶手段と、
    前記地図情報を表示手段に表示する地図表示手段と、
    前記地図情報表示手段により表示された地図上で車両駐車位置として指定された位置から一定範囲内にある施設の情報を前記施設情報から抽出する施設情報抽出手段と、
    前記施設情報抽出手段により抽出された施設の情報と、前記駐車違反適用ルールとを照合して適用すべき駐車違反の罰条を選択する適用条文選択手段と
    を備えたことを特徴とする駐車違反業務用携帯端末。
  2. 前記記憶手段は、駐車違反地点の見取り図を作成するための見取り図オブジェクトを前記施設情報と関連付けて記憶し、
    前記施設情報抽出手段により抽出された施設の情報のうち、車両駐車位置として指定された位置との関係において所定の罰条の適用要件に適合する施設の情報を選択し、この施設と関連付けられている前記見取り図オブジェクトを用いて駐車違反地点の見取り図を生成する見取り図生成手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の駐車違反業務用携帯端末。
  3. 地図上で車両駐車位置として指定された位置と、前記施設情報抽出手段により抽出された各施設との距離を求める距離算出手段をさらに備え、
    前記適用条文選択手段は、前記施設情報抽出手段により抽出された施設の情報と、前記距離算出手段により求められた各施設と車両駐車位置との距離と、前記駐車違反適用ルールとを照合して適用すべき駐車違反の罰条を選択することを特徴とする請求項1または2に記載の駐車違反業務用携帯端末。
  4. 前記駐車違反適用ルールは、駐車違反に係る罰条の条文の要件部分を所定のタグで囲む形式で定義されていることを特徴とする請求項1または2に記載の駐車違反業務用携帯端末。
  5. 前記記憶手段は、前記施設情報に含まれる施設が駐車違反の適用要件とならない時間帯を定義した適用除外ルールを記憶し、
    前記施設情報抽出手段は、現在時刻と前記適用除外ルールを照合し、現在時刻が駐車違反の適用要件とならない時間帯に属する施設を抽出結果から除外することを特徴とする請求項1または2に記載の駐車違反業務用携帯端末。
  6. 駐車違反の取り締まり業務を支援する駐車違反業務用プログラムであって、
    地図情報を表示手順に表示する地図表示手順と、
    前記地図情報表示手順により表示された地図上で車両駐車位置として指定された位置から一定範囲内にある施設の情報を予め記憶された施設情報から抽出する施設情報抽出手順と、
    前記施設情報抽出手順により抽出された施設の情報と、罰条ごとに駐車違反の適用要件を定義した駐車違反適用ルールとを照合して適用すべき駐車違反の罰条を選択する適用条文選択手順と
    をコンピュータに実行させることを特徴とする駐車違反業務用プログラム。
  7. 前記記憶手段は、駐車違反地点の見取り図を作成するための見取り図オブジェクトを前記施設情報と関連付けて記憶し、
    前記施設情報抽出手順により抽出された施設の情報のうち、車両駐車位置として指定された位置との関係において所定の罰条の適用要件に適合する施設の情報を選択し、この施設と関連付けられている前記見取り図オブジェクトを用いて駐車違反地点の見取り図を生成する見取り図生成手順をさらに備えたことを特徴とする請求項6に記載の駐車違反業務用プログラム。
  8. 地図上で車両駐車位置として指定された位置と、前記施設情報抽出手順により抽出された各施設との距離を求める距離算出手順をさらに備え、
    前記適用条文選択手順は、前記施設情報抽出手順により抽出された施設の情報と、前記距離算出手順により求められた各施設と車両駐車位置との距離と、前記駐車違反適用ルールとを照合して適用すべき駐車違反の罰条を選択することを特徴とする請求項6または7に記載の駐車違反業務用プログラム。
  9. 前記駐車違反適用ルールは、駐車違反に係る罰条の条文の要件部分を所定のタグで囲む形式で定義されていることを特徴とする請求項6または7に記載の駐車違反業務用プログラム。
  10. 前記記憶手段は、前記施設情報に含まれる施設が駐車違反の適用要件とならない時間帯を定義した適用除外ルールを記憶し、
    前記施設情報抽出手順は、現在時刻と前記適用除外ルールを照合し、現在時刻が駐車違反の適用要件とならない時間帯に属する施設を抽出結果から除外することを特徴とする請求項6または7に記載の駐車違反業務用プログラム。
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