JPWO2007039950A1 - コネクタ - Google Patents

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    • H01R12/88Coupling devices connected with low or zero insertion force contact pressure producing means, contacts activated after insertion of printed circuits or like structures acting manually by rotating or pivoting connector housing parts

Abstract

本目的はH形状のコンタクト(14)の押受部(34)と接続部(36)との間に回動部材(16)の押圧部(48)が回動できる保持手段を設け、前記押圧部(48)が回動する時は回転軸(54)が移動してコンパクトな回転をし、操作部(46)をハウジング(12)の嵌合口(18)方向に回動することでコンタクト(14)の接触部(32)を接続対象物に接触させ、また基板(80)に切欠き部(82)を設け、コネクタ(10)を該切欠き部(82)に落とし込むように接続し、長手方向両側に基板(80)に固定するための固定具(17)を配置し、固定具(17)と一体若しくは別体にコンタクト(14)の接続部(36)側に基板(80)と垂直に突出した突出片(60)をコネクタ(10)の長手方向両側若しくはどちらか一方に設け、前記突出片(60)により回動部材(16)の回転角度を制限することを特徴とするコネクタの提供にある。

Description

本発明は、モバイル機器等の電気・電子機器に使用されるコネクタに関するもので、特にフレキシブルプリント基板(以下「FPC」という)やフレキシブルフラットケーブル(以下「FFC」という)等の接続対象物との安定した接続が得られ、コネクタの低背化や基板のデットスペース削減や基板の側面に取り付けられる構造に関するものである。
携帯電話やCCDカメラ等に使用されるコネクタは、狭ピッチで極薄(所謂軽薄短小)であり、主にハウジングとコンタクトとスライダーとから構成され、ハウジングとスライダーとでFPC又はFFCを挟持する構造である。ハウジングとスライダーとでFPC又はFFCを保持する方法には、色々考えられるが、中でもハウジングにFPC又はFFCを挿入した後にスライダーを挿入しFPC又はFFCをコンタクトに押しつける構造のものが多い。
また、近年では、上述のスライダーに代えて、回動部材を使用して、コンタクトをFPC等の接続対象物に接触させる構造のものが増えてきている。このような構造の中にも、回動部材を接続対象物の挿入側で回動させるタイプ(フロント回動タイプ)と逆に挿入側と反対側で回動させるタイプ(バック回動タイプ)のものがある。
そのような構造以外にも、以下に示す特許文献1〜7のような回動部材等を使用して、コンタクトをFPC等の接続対象物に接触させる構造のものがある。
フロント回動タイプには特許文献1があり、バック回動タイプには特許文献2や特許文献3や特許文献4などがある。また、本出願人はバック回動タイプとして、さらに、特許文献5や特許文献6や特許文献7を提案している。
特開2000−106238号公報 特開2002−270290号公報 特開平11−307198号公報 特開2004−71160号公報 特開2004−233197号公報 特願2005−37330号公報 特願2005−150527号公報 特願2005−294063号公報
特許文献1の要約によると、ケーブルの芯数が多い場合でも操作力が小さくてすむケーブル用コネクタを提供することを目的とし、ケーブルの一面に対向する接触部とケーブルの反対面に対向する枢支部とを有するコンタクトと、ケーブルを接触部に圧接させるための操作子とを含み、操作子は、枢支部とケーブルとの間に位置するカム部と、枢支部が隙間をもって挿入された穴とを有し、枢支部はカム部に対応して凹部を有し、こうして操作子を枢支部に対しカム部を中心として回動自在なように係合させた構造のケーブル用コネクタが開示されている。
ちなみに、特許文献1の特許請求の範囲には、請求項1として、ケーブルの一面に対向する接触部と該ケーブルの反対面に対向する枢支部とを有するコンタクトと、前記コンタクトを保持したインシュレータと、前記ケーブルを前記接触部に圧接させるための操作子とを含むケーブル用コネクタにおいて、前記操作子は、前記枢支部と前記ケーブルとの間に位置するカム部と、前記枢支部を隙間をもって挿入された穴とを有し、前記枢支部は前記カム部に対応して凹部を有し、これにより前記操作子を前記枢支部に対し前記カム部を中心として回動自在なように係合させる構造のケーブル用コネクタ。請求項2として、前記インシュレータは、ケーブルの非接続時に前記操作子と係合し前記カム部が前記接触部から離間した状態に前記操作子を保持する係止部を有する構造のケーブル用コネクタ。請求項3として、前記ケーブルは平板状ケーブルであり、前記インシュレータはケーブルの接続時に前記平板状ケーブルの側縁部を受け入れて板厚方向への移動を係止するケーブル係止溝を有する構造のケーブル用コネクタ。請求項4として、コンタクトの接触部に一面を対向させたケーブルの反対面を回転式の操作子により前記接触部に向けて押圧することで前記コンタクトと前記ケーブルとの接続を得るケーブル用コネクタにおいて、前記接触部に少なくとも2つのコンタクト側突起を設け、一方、前記操作子には前記コンタクト側突起間に対応する操作子側突起を設ける構造のケーブル用コネクタ。請求項5として、前記コンタクトは前記ケーブルの反対面に対向する枢支部を有し、前記操作子は前記枢支部と前記ケーブルとの間に位置するカム部を有し、前記カム部に前記操作子側突起を設ける構造のケーブル用コネクタ等が開示されている。
特許文献2の要約によると、アクチュエータを小さい操作力で操作でき、また、アクチュエータによるコンタクトの移動量を大きくして接続を確実に行うことができ、更に、低背のコネクタを提供することを目的とし、アクチュエータは、カム部と操作部を有し、前記両部の間に各コンタクトのばね部の先端付近が挿入脱出可能な逃げ溝を形成され、アクチュエータを支点を中心として90°右回転すると、カム部は各コンタクトのばね部と連結ばね部を弾性変形させ、すると、接触部の突起と接触部の突起との間で、FPCは挟圧され、したがって、FPCのパターンは、各コンタクトの端子部を介してプリント基板に接続され、インシュレータの天井部は、各コンタクトの接触部を被覆し、天井部の前面側の下部には、FPCをコネクタに挿入するためのガイド部が形成された構造のコネクタが開示されている。
ちなみに、特許文献2の特許請求の範囲には、請求項1として、コンタクトと、前記コンタクトを保持するインシュレータと、前記インシュレータに回転可能に取り付けられ、かつ、前記コンタクトを弾性変形させて接続対象物に接触させることができるアクチュエータとから構成されるコネクタにおいて、前記コンタクトは、一方側に前記接続対象物との接触部を、他方側に前記アクチュエータによる被作動部を、それぞれ有する第1のビームと、一方側に前記接続対象物との接触部を、他方側にプリント基板と接続する端子部を、それぞれ有する第2のビームと、前記第1のビームと前記第2のビームとを連結する連結ばね部とから構成され、前記インシュレータは、前記コンタクトの少なくとも一方の接触部を嵌合側から被覆する天井部を有し、前記天井部に前記接続対象物の挿入をガイドするガイド部が形成される構造のコネクタ。請求項2として、前記コンタクトの少なくとも一方の接触部は、前記連結ばね部の近傍に前記接続対象物に向かって傾斜する傾斜部を有する構造のコネクタ。請求項3として、前記アクチュエータは、操作部と、前記コンタクトの被作動部を作動するカム部と、前記操作部と前記カム部との間に位置する逃げ溝とを有し、前記接続対象物と前記コネクタとの接続前の状態では、前記被作動部が前記逃げ溝に挿入可能である構造のコネクタ。請求項4として、コンタクトと、前記コンタクトを保持するインシュレータと、前記インシュレータに回転可能に取り付けられ、かつ、前記コンタクトを弾性変形させて接続対象物に接触させることができるアクチュエータとから構成されるコネクタにおいて、前記コンタクトは、一方側に前記接続対象物との接触部を、他方側に前記アクチュエータによる被作動部を、それぞれ有する第1のビームと、一方側に前記接続対象物との接触部を、他方側にプリント基板と接続する端子部を、それぞれ有する第2のビームと、前記第1のビームと前記第2のビームとを連結する連結ばね部とから構成され、前記第1のビームの接触部は、前記接続対象物に向かって突出する第1の突起と第2の突起とを前記接続対象物の挿入方向に並んで有し、前記第2のビームの接触部は、前記接続対象物に向かって突出する第3の突起と第4の突起とを前記接続対象物の挿入方向に並んで有し、前記第3の突起が前記第1の突起と前記第2の突起との間に位置するか、又は、前記第1の突起が前記第3の突起と前記第4の突起との間に位置し、前記第1の突起と前記第2の突起、又は、前記第3の突起と前記第4の突起が、前記接続対象物と接触する接点となる構造のコネクタ等が開示されている。
特許文献3の要約によると、複数の端子を接続し、FPC等を保持するプリント配線板用コネクターの操作性、保持性能を向上することを目的とし、ハウジングに、FPC等が差し込まれる挿入溝を設け、複数のコンタクトを、接触部を挿入溝に対して突出後退自在に、並列して設け、操作部材を、接続位置と解除位置とに回動自在に設け、操作部材に、複数のカムを設け、操作部材が接続位置のとき、コンタクトが、カムに被操作部を押圧されて接触部を挿入溝に突出させ、FPC等の端子に圧接して、端子を接続すると共にFPC等を保持し、操作部材が解除位置のとき、一部のコンタクトが、カムに被操作部を押圧されて接触部を挿入溝に対して僅かに突出させ、FPC等に当接して、FPC等を仮保持し、残りのコンタクトは、接触部を挿入溝に対して後退させる構造のプリント配線板用コネクターが開示されている。
ちなみに、特許文献3の特許請求の範囲には、請求項1として、複数のコンタクトが並列して設けられ、FPC等の複数の端子を一括して接続するプリント配線板用コネクターにおいて、前記FPC等が差し込まれる挿入溝を有するハウジングを備え、前記コンタクトは、前記挿入溝に対して突出後退自在に配置され、操作部材が、接続位置と解除位置とに移動自在に設けられ、前記操作部材が前記接続位置のとき、前記コンタクトは、前記操作部材に押圧されて前記挿入溝に突出し、前記FPC等の前記端子に圧接して、前記端子と接続すると共に前記FPC等を保持し、前記操作部材が前記解除位置のとき、一部の前記コンタクトは、前記挿入溝に対して僅かに突出し、前記FPC等に当接して、前記FPC等を仮保持し、残りの前記コンタクトは、前記挿入溝に対して後退するように構成される構造のプリント配線板用コネクター。請求項2として、複数のコネクターは、同一形状に形成され、操作部材には、複数のカムが、接続位置のとき、前記コンタクトを押圧して挿入溝に対して突出させ、解除位置のとき、一部の前記コンタクトを押圧して前記挿入溝に対して僅かに突出させ、残りの前記コンタクトを前記挿入溝に対して後退させるように設けられる構造のプリント配線板用コネクター等が開示されている。
特許文献4の要約によると、各部位の強度や仕様等を損なうことなく、スライダーでFPC又はFFCを確実にコンタクトの接触部に押圧することができ、作業性がよく、ピッチの狭小化や低背化が可能なコネクタを提供することを目的とし、コンタクトの接触部と接続部との間に弾性部と支点部とを設けるとともに接触部と弾性部と支点部と接続部とを略クランク形状に配置し、かつ、接続部と対向する位置に弾性部から延設された押受部を設け、スライダーに長手方向に連設した押圧部を設け、押圧部がコンタクトの接続部と押受部との間で回動自在にスライダーをハウジングに装着する構造のコネクタが開示されている。
ちなみに、特許文献4の特許請求の範囲には、請求項1として、フレキシブルプリント基板(FPC)又はフレキシブルフラットケーブル(FFC)と着脱自在に嵌合するコネクタであって、該フレキシブルプリント基板又は前記フレキシブルフラットケーブルと接触する接触部を有する所要数のコンタクトと、このコンタクトが保持・固定されるとともに前記フレキシブルプリント基板又は前記フレキシブルフラットケーブルが挿入される嵌合口を有するハウジングと、前記フレキシブルプリント基板(FPC)又は前記フレキシブルフラットケーブル(FFC)を前記コンタクトに押圧するスライダーとを備えるコネクタにおいて、前記コンタクトの接触部と接続部との間に弾性部と支点部とを設けるとともに前記接触部と前記弾性部と前記支点部と前記接続部とを略クランク形状に配置し、かつ、前記接続部と対向する位置に前記弾性部から延設された押受部を設け、前記スライダーに長手方向に連設した押圧部を設け、該押圧部が前記コンタクトの接続部と押受部との間で回動自在に前記スライダーを前記ハウジングに装着する構造のコネクタ。請求項2として、フレキシブルプリント基板(FPC)又はフレキシブルフラットケーブル(FFC)と着脱自在に嵌合するコネクタであって、該フレキシブルプリント基板又は前記フレキシブルフラットケーブルと接触する接触部を有する所要数のコンタクトと、このコンタクトが保持・固定されるとともに前記フレキシブルプリント基板又は前記フレキシブルフラットケーブルが挿入される嵌合口を有するハウジングと、前記フレキシブルプリント基板(FPC)又は前記フレキシブルフラットケーブル(FFC)を前記コンタクトに押圧するスライダーとを備えるコネクタにおいて、2種類のコンタクトを千鳥に配置し、一方のコンタクトには、接触部と接続部との間に弾性部と支点部とを設けるとともに前記接触部と前記弾性部と前記支点部と前記接続部とを略クランク形状に配置し、かつ、前記接続部と対向する位置に前記弾性部から延設された押受部を設け、もう一方のコンタクトには、接触部と接続部との間に弾性部と支点部とを設けるとともに前記接触部と前記弾性部と前記支点部と前記接続部とを略コ字状に配置し、かつ、前記弾性部から接触部と反対方向に延設された押受部を設け、前記スライダーに長手方向に連設した押圧部を設け、該押圧部が一方のコンタクトの接続部と押受部との間及びもう一方のコンタクトの押受部と前記ハウジングとの間で回動自在に前記スライダーを前記ハウジングに装着する構造のコネクタ。請求項3として、前記スライダーの押圧部が一方の前記コンタクトの接続部と押受部との間で回動すると、前記押受部が押圧部によって押し上げられることで前記支点部を支点にし、前記弾性部が前記接触部側に傾くことによって、前記接触部が前記フレキシブルプリント基板(FPC)又は前記フレキシブルフラットケーブル(FFC)側に押圧される構造のコネクタ。請求項4として、一方若しくはもう一方の前記コンタクトの押受部の先端に突出部を設け、前記スライダーの押圧部が一方の前記コンタクトの接続部方向へ移動しないようにする構造のコネクタ。請求項5として、前記スライダーの押圧部の形状を細長形状にする構造のコネクタ。請求項6として、前記スライダーには、所要数の前記コンタクトの突出部と係合する係止孔を設け、該係止孔を別個独立にする構造のコネクタ。請求項7として、前記押圧部の細長形状を、楕円形にする構造のコネクタ。請求項8として、一方の前記コンタクトの支点部から延設した方向にも前記フレキシブルプリント基板(FPC)又は前記フレキシブルフラットケーブル(FFC)と接触する接触部を設ける構造のコネクタ。請求項9として、もう一方のコンタクトの前記支点部から接続部と反対方向に延設された延設部を設け、前記スライダーの押圧部が延設部と押受部との間で回動自在に前記スライダーを前記ハウジングに装着する構造のコネクタ。請求項10として、もう一方の前記コンタクトの支点部と接続部との間にも前記フレキシブルプリント基板(FPC)又は前記フレキシブルフラットケーブル(FFC)と接触する接触部を設ける構造のコネクタ等が開示されている。
特許文献5の要約によると、コネクタの小型化や低背化が図れ簡単な操作や小さな操作力で安定した接続が得られ接続対象物がコジられても接続不良に繋がらないコネクタを提供することを目的とし、コンタクトは一端側に接続対象物と接触する接触部と他端側に回動部材により押圧される押受部と押受部の先端に内側に突出した突出部と有する第一片と一端側に基板と接続する接続部と他端側に支点部を有する第ニ片と第一片と支点部とを連結する弾性部とを備え接触部と弾性部と支点部と接続部とを略クランク形状に配置し、ハウジングは少なくとも両端側には接続対象物が上方向にコジられた際の天井部の浮き上がりを防止する防止壁が形成され、回動部材は操作部と押圧部と突出部と係止孔とを備え押圧部が回動する時は回転軸が移動してコンパクトな回転をする構造のコネクタが開示されている。
特許文献5の特許請求の範囲には、請求項1として、接続対象物と接触する少なくとも1個の接触部を有する複数のコンタクトと、該コンタクトが配列・保持されるとともに前記接続対象物が挿入される嵌合口を有するハウジングと、前記コンタクトを弾性変形させて前記接続対象物に押圧する回動部材とを備えるコネクタにおいて、前記コンタクトは、一端側に前記接続対象物と接触する接触部と他端側に前記回動部材により押圧される押受部と該押受部の先端に内側に突出した突出部とを有する第一片と、一端側に支点部と他端側に基板と接続する接続部とを有する第ニ片と、前記第一片と前記支点部とを連結する弾性部とを備え、前記接触部と前記弾性部と前記支点部と前記接続部とを略クランク形状に配置し、前記ハウジングは、前記コンタクトの接触部を被覆する天井部を備え、該天井部の少なくとも両端側には前記接続対象物が上方向にコジられた際の前記天井部の浮き上がりを防止する防止壁が形成され、前記回動部材は、回動させるための操作部と長手方向に連設した押圧部と前記押受部が挿入でき前記突出部と係合する別個独立の係止孔とを備え、前記押圧部が前記コンタクトの接続部と押受部との間で回動するように前記ハウジングに装着するとともに前記押圧部が回動する時は回転軸が移動してコンパクトな回転をすることを特徴とするコネクタ。請求項2として、接続対象物と接触する少なくとも1個の接触部を有する複数のコンタクトと、該コンタクトが配列・保持されるとともに前記接続対象物が挿入される嵌合口を有するハウジングと、前記コンタクトを弾性変形させて前記接続対象物に押圧する回動部材とを備えるコネクタにおいて、2種類のコンタクトを千鳥に配置し、一方の前記コンタクトは、一端側に前記接続対象物と接触する接触部と他端側に前記回動部材により押圧される押受部とを有する第一片と、一端側に支点部と他端側に基板と接続する接続部とを有する第ニ片と、前記第一片と前記支点部とを連結する弾性部とを備え、前記接触部と前記弾性部と前記支点部と前記接続部とを略クランク形状に配置し、もう一方のコンタクトは、一端側に前記接続対象物と接触する接触部と他端側に前記回動部材により押圧される押受部とを有する第一片と、一端側に基板と接続する接続部と他端側に支点部とを有する第ニ片と、前記第一片と前記支点部とを連結する弾性部とを備え、前記接触部と前記弾性部と前記支点部と前記接続部とを略コ字状に配置するとともに少なくとも一方又はもう一方のコンタクトの押受部の先端に内側に突出した突出部を設け、前記ハウジングは、前記コンタクトの接触部を被覆する天井部を備え、該天井部の少なくとも両端側には前記接続対象物が上方向にコジられた際の前記天井部の浮き上がりを防止する防止壁が形成され、前記回動部材は、回動させるための操作部と長手方向に連設した押圧部と前記押受部が挿入でき前記突出部と係合する別個独立の係止孔とを備え、前記押圧部が一方の前記コンタクトの接続部と押受部との間及びもう一方のコンタクトの押受部と前記ハウジングとの間で回動するように前記ハウジングに装着するとともに前記押圧部が回動する時は回転軸が移動してコンパクトな回転をすることを特徴とするコネクタ。請求項3として、前記接続対象物を前記コネクタに接続する場合に、前記接続対象物と前記コネクタとの接続前の状態では前記押圧部の下端側が前記押受部の突出部と接続部、ハウジング若しくは延設部との間に位置し、第ニに前記操作部を回動させると前記押圧部が嵌合口と反対方向に移動し下端が前記押受部の突出部と接続部、ハウジング若しくは延設部との間に挟持され、第三に前記操作部をさらに回動させると第ニの位置で前記押圧部が押圧部の中心を回転軸として回動し、第四に前記操作部をさらに回動させると第三の位置で前記押圧部が押圧部の中心を回転軸として回動し前記押圧部が前記押受部と前記接続部、ハウジング若しくは延設部との間でほぼ垂直になり回転軸が前記突出部に接した上端側に移動し、最後に前記操作部をさらに回動させると第四の位置で前記押圧部が前記突出部に接した上端側を中心に回動し前記押圧部を前記突出部に係合させることを特徴とする請求項1又は2記載のコネクタ。請求項4として、前記天井部のほぼ中央部付近にも前記接続対象物が上方向にコジられた際の前記天井部の浮き上がりを防止する防止壁を形成することを特徴とする請求項1、2又は3記載のコネクタ。請求項5として、前記コンタクト及び一方の前記コンタクトの支点部から前記接触部と対向する方向に突出する延設部を設けることを特徴とする請求項1又は2記載のコネクタ。請求項6として、もう一方の前記コンタクトの前記支点部から前記押受部と対向する方向に突出する延設部を設け、前記回動部材の押圧部が延設部と押受部との間で回動するように前記回動部材を前記ハウジングに装着することを特徴とする請求項2記載のコネクタ。請求項7として、前記コンタクトと一方の前記コンタクトの延設部及びもう一方の前記コンタクトの支点部と接続部との間にも前記接続対象物と接触する接触部を設けることを特徴とする請求項2、4又は5記載のコネクタ。請求項8として、前記ハウジングには前記嵌合口側に前記接続対象物を誘う凹部を設け、もう一方のコンタクトの接続部が前記凹部から突出しないように配置することを特徴とする請求項2又は3載のコネクタ。請求項9として、前記接続対象物に係止部を設け、該係止部と係合する係合部を有するとともに前記コンタクト、一方の前記コンタクト若しくはもう一方の前記コンタクトと同一構造にしたロック部材を使用することを特徴とする請求項1から8項のうちいずれか1項記載のコネクタ。請求項10として、前記コンタクトと一方の前記コンタクトの延設部及びもう一方の前記コンタクトの支点部と接続部との間に設ける前記接触部に弾性を持たせることを特徴とする請求項7記載のコネクタ。請求項11として、前記ハウジングに、前記コンタクト及び一方の前記コンタクトの接続部に対応した位置に係止部を設け、前記コンタクト及び一方の前記コンタクトの接続部に前記係止部と係合する斜めの係合部を設け、前記コンタクト及び一方の前記コンタクトの延設部は前記ハウジングに保持されないことを特徴とする請求項9又は10記載のコネクタ。請求項12として、前記コンタクト及び一方の前記コンタクトを、前記ハウジングに嵌合口と反対側より挿入していくと、前記係合部に前記係止部が係合し始めた段階では前記コンタクトの接触部は前記ハウジングの挿入孔と略平行状態であるが、さらに挿入されると前記コンタクトは斜めに傾き前記接触部は前記挿入孔の上壁と接し、挿入が完了すると斜めの前記凹部により前記接触部が前記挿入孔と平行状態に戻ることを特徴とした請求項11記載のコネクタ等が開示されている。
特許文献6の要約によると、更なる低背化と回動部材の操作性を考慮し基板の側面に取付る構造のコネクタを提供することを目的として、略H形状をしたコンタクトと、長手方向両側に基板に固定するための固定具と、コンタクトの接触部を被覆する天井部を備え天井部の嵌合口側の端部には接続対象物が上方向にコジられた際の天井部の浮き上りを防止する防止壁が形成され長手方向両側に固定具を保持する延設壁を設け延設壁と回動部材の軸受け部との間にスリットを設けるハウジングと、操作部と押圧部と係止孔とを備え押圧部がコンタクトの接続部と押受部との間で回転軸が移動してコンパクトな回動するようにハウジングに装着する回動部材とを備え、基板に切欠き部を設けコネクタを切欠き部に落込むように接続する構造のコネクタが開示されている。
ちなみに、特許文献6の特許請求の範囲には、請求項1として、基板の側面に取り付けられるコネクタであって、接続対象物と接触する少なくとも1つの接触部を有する複数のコンタクトと、該コンタクトが配列・保持されるとともに前記接続対象物が挿入される嵌合口を有するハウジングと、前記コンタクトを弾性変形させて前記接続対象物に押圧する回動部材とを備えるコネクタにおいて、一端側に前記接続対象物と接触する接触部と他端側に前記回動部材により押圧される押受部と該押受部の先端に内側に突出した突出部とを有する第一片と、一端側にもう一つの接触部と他端側に基板と接続する接続部ともう一つの前記接触部と前記接続部との間に支点部とを有する第ニ片と、前記第一片と前記支点部とを連結する弾性部とを備え、前記接触部と前記弾性部と前記支点部と前記接続部とを略クランク形状に配置するコンタクトと、長手方向両側に前記基板に固定するための固定具と、前記コンタクトの接触部を被覆する天井部を備えるとともに該天井部の前記嵌合口側の端部には前記接続対象物が上方向にコジられた際の前記天井部の浮き上がりを防止する防止壁が形成され、長手方向両側に前記固定具を保持する延設壁を設けるとともに該延設壁と前記回動部材の軸受け部との間にスリットを設けるハウジングと、回動させるための操作部と長手方向に連設した押圧部と前記押受部が挿入でき前記突出部と係合する別個独立の係止孔とを備え、前記押圧部が前記コンタクトの接続部と押受部との間で回動するように前記ハウジングに装着するとともに前記押圧部が回動する時は回転軸が移動してコンパクトな回転をする回動部材とを備え、前記基板に切欠き部を設け、前記コネクタを該切欠き部に落とし込むように接続することを特徴とするコネクタ。請求項2として、前記コンタクトの接続部の上面側で前記基板に接続するとともに前記回動部材を前記コネクタ搭載面と逆側で操作することを特徴とする請求項1記載のコネクタ。請求項3として、前記接続対象物を前記コネクタに接続する場合に、前記接続対象物と前記コネクタとの接続前の状態では前記押圧部の下端側が前記押受部の突出部と接続部との間に位置し、第ニに前記操作部を回動させると前記押圧部が嵌合口と反対方向に移動し下端が前記押受部の突出部と接続部との間に挟持され、第三に前記操作部をさらに回動させると第ニの位置で前記押圧部が押圧部の中心を回転軸として回動し、第四に前記操作部をさらに回動させると第三の位置で前記押圧部が押圧部の中心を回転軸として回動し前記押圧部が前記押受部と前記接続部との間でほぼ垂直になり回転軸が前記突出部に接した上端側に移動し、最後に前記操作部をさらに回動させると第四の位置で前記押圧部が前記突出部に接した上端側を中心に回動し前記押圧部を前記突出部に係合させることを特徴とする請求項1又は2記載のコネクタ等が開示されている。
特許文献7の要約によると、コネクタの1.0mm程度までの低背化、基板の小スペース化(奥行き方向)が図れ、小さな操作力で安定した接続が得られ、接続対象物がコジられても接続不良に繋がらないコネクタを提供することを目的として、略H形状をしたコンタクトに、接触部と押受部とを有する第一片と接触部と接続部とを有する第二片とこれらを連結する連結部とを備え、押受部と接続部との間に前記回動部材の押圧部が回動できる保持手段を設け、ハウジングに、天井部と天井部の少なくとも両端側には接続対象物が上方向にコジられた際の天井部の浮き上がりを防止する防止壁が形成され、前記回動部材に、操作部と押圧部と別個独立の係止孔とを備え、操作部をハウジングの嵌合口方向に回動することでコンタクトの接触部を接続対象物に接触させる構造のコネクタが開示されている。
ちなみに、特許文献7の特許請求の範囲には、請求項1として、接続対象物と接触する少なくとも1個の接触部を有する複数のコンタクトと、該コンタクトが配列・保持されるとともに前記接続対象物が挿入される嵌合口を有するハウジングと、前記コンタクトを弾性変形させて前記接続対象物に押圧する回動部材とを備えるコネクタにおいて、前記コンタクトは、一端側に前記接続対象物と接触する接触部と他端側に前記回動部材により押圧される押受部とを有する第一片と、一端側に前記接続対象物と接触するもう一つの接触部と他端側に基板と接続する接続部とを有する第ニ片と、前記第一片と前記第二片とを連結する連結部とを備え、前記第一片の接触部と前記連結部と前記接続部とを略クランク形状に配置するとともに前記押受部と前記接続部との間に前記回動部材の押圧部が回動できる保持手段を設け、前記ハウジングは、前記コンタクトの接触部を被覆する天井部を備え、該天井部の少なくとも両端側には前記接続対象物が上方向にコジられた際の前記天井部の浮き上がりを防止する防止壁が形成され、前記回動部材は、回動させるための操作部と長手方向に連設した押圧部と前記押受部が挿入できる別個独立の係止孔とを備え、前記押圧部が前記コンタクトの接続部と押受部との間で回動するように前記ハウジングに装着するとともに前記押圧部が回動する時は回転軸が移動してコンパクトな回転をし、前記操作部を前記ハウジングの嵌合口方向に回動することで前記コンタクトの接触部を前記接続対象物に接触させることを特徴とするコネクタ。請求項2として、前記保持手段として、少なくとも一つのコンタクトおきに、前記第一片の前記押受部に前記接続部方向に突出する凸部を設けるとともに前記第二片の接続部先端付近に前記押受部方向に突出する突起部を設けることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。請求項3として、前記保持手段として、少なくとも一つのコンタクトおきに、前記第二片の接続部と連結部との間に前記押受部方向に突出する凸を設けることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。請求項4として、前記凸部及び前記突起部を設けるコンタクトと、前記凸を設けるコンタクトとを、千鳥に配置することを特徴とする請求項2又は3記載のコネクタ。請求項5として、前記第一片の押受部先端に突出部を設けることを特徴とする請求項2、3又は4記載のコネクタ。請求項6として、前記防止壁を、中央部付近若しくは全体に形成することを特徴とする請求項1記載のコネクタ。請求項7として、前記接続対象物を前記コネクタに接続する場合に、前記接続対象物と前記コネクタとの接続前の状態では前記回動部材の押圧部の下端が前記凸に接した状態にあり、第二に前記操作部を回動させると前記押圧部の下端が前記凸に接した状態で下端側のRの中心を回転軸として回動し前記押圧部がやや傾斜した状態になり、第三にさらに回動させると第二の状態から前記下端が前記接続部方向に幾分移動し前記押圧部の中心を回転軸として回動し前記押圧部がほぼ垂直な状態になり、第四にさらに回動させると第三の状態から更に前記下端が前記接続部側に移動し前記押圧部の上端が前記凸部側に移動し前記押圧部が垂直な状態になり、第五にさらに回動させると第四の状態から更に前記下端が前記接続部側に移動し前記押圧部の上端が前記凸部に接触した状態になり、最後に第五の状態からさらに回動させると前記押圧部は前記上端のRの中心を回転軸として前記回動部材を前記ハウジングの嵌合口方向に回動することで前記コンタクトの接触部を前記接続対象物に接触させることを特徴とする請求項1〜6項のうちいずれか1項記載のコネクタ等が開示されている。
特許文献8の要約によると、基板のデットスペース(奥行き方向)を小さくし、かつ、コネクタの低背も維持しつつ、接続不良や破損等のないコネクタの提供を目的とし、略H形状を有するコンタクト14の押受部34と接続部36との間に回動部材16の押圧部48が回動できる保持手段を設け、ハウジング12には回動部材16と接する側でコンタクト14に対応する位置にスリット21を設け、回動部材16の押圧部48がコンタクト14の接続部36と押受部34との間で回動し、操作部46をハウジング12の嵌合口18方向に回動することでコンタクト14の接触部32を接続対象物に接触させ、基板80に切欠き部82を設け、コネクタ10を切欠き部82に落とし込むように接続し、長手方向両側に基板に固定するための固定具を配置し、固定具17の突出片60により回動部材16が開いた際に回動部材16の回転角度を制限するコネクタが開示されている。
上記のような特許文献1〜5は、いずれも回動部材を嵌合口側若しくは嵌合口の反対側で、回動させることで、FPC等の接続対象物にコンタクトを接触させる構造のもので、基板の上面若しくは下面に搭載されるものである。
客先の仕様や基板の実装スペース上から上記特許文献1〜5の構造のコネクタでも基板の側面側に取り付けられることが多いが、客先の仕様によっては基板の片面側にのみ部品を搭載した場合に、特許文献1〜5のコネクタでは0.9mm(コネクタの実装高さ)以下の低背化をすることが出来ず、かつ、回動部材の操作が困難といった課題があったため、本出願人は特許文献6のような構造のコネクタを提案した。しかし、特許文献6の構造では回動部材がバックロックタイプで嵌合口と反対方向に倒す操作をするため、基板の切欠きスペース(特に奥行き)が大きくなり、基板のデットスペースが大きくなるといった課題があった。
そのため、特許文献1のような嵌合口側で回動部材を操作するコネクタを使用することを考え、特許文献1の構造では上下接点にすることができないといった問題点があったため、さらに本出願人が提案した特許文献7の構造を使用することを考えた。しかし、特許文献7の構造では、回動部材の厚み分だけコネクタが厚くなるためコネクタの実装高さの0.9mmを維持し難く、奥行き寸法を小さくした分だけ回動部材を回転した際に基板に接触してしまうため回動部材や基板の破損に繋がり、FPC等の接続対象物が上方向にコジられた場合、回動部材の回転方向であるため回動部材の保持力が弱く、回動部材が外れ易く接続不良に繋がるといった問題点もあったため、本出願人は、特許文献8のような構造の提案を行なった。しかしながら、特許文献8の構造についてもコネクタの接続強度を維持しつつ、コネクタの長手方向のデットスペースを解消することは難しいといった問題点が残っていた。
本発明の目的は、このような従来の問題点に鑑みてなされたもので、基板のデットスペース(奥行き方向及び長手方向)を小さくし、かつ、コネクタの接続強度も維持しつつ、接続不良や破損等のないコネクタを提供せんとするものである。
上記目的を達成するため、第1発明は、基板の側面に取り付けられるコネクタであって、接続対象物と接触する2個の接触部32a及び32bを有する複数のコンタクト14と、該コンタクト14が配列・保持されるとともに前記FPC70又はFFC等の接続対象物が挿入される嵌合口18を前部に有するハウジング12と、前記コンタクト14を弾性変形させて前記接続対象物に押圧する回動部材16とを備えるコネクタ10において、前記コンタクト14は、一端側に前記接続対象物と接触する接触部32aと他端側に前記回動部材16により押圧される押受部34とを有する第一片28と、一端側に前記接続対象物と接触するもう一つの接触部32bと他端側に基板と接続する接続部36とを有する第二片30と、前記第一片28と前記第二片30とを連結する連結部38とを備え、前記第一片28の接触部32aと前記連結部38と前記接続部36とを略クランク形状に配置するとともに前記押受部34と前記接続部36との間に前記回動部材16の押圧部48が回動できる保持手段を設け、前記ハウジング12は、前記コンタクト14の接触部32a、32bを被覆する天井部20を備え、前記回動部材16には、回動させるための操作部46と長手方向に連設した押圧部48と前記押受部34が挿入できる別個独立の係止孔50とを備え、前記押圧部48が前記コンタクト14の接続部36と押受部34との間で回動するように前記ハウジング12に装着するとともに前記押圧部48が回動する時は回転軸54が移動してコンパクトな回転をし、前記操作部46を前記ハウジング12の嵌合口18方向に回動することで前記コンタクト14の接触部32a、32bを前記接続対象物に接触させ、前記基板80に切欠き部82を設け、前記コネクタ10を該切欠き部82に落とし込むように接続し、長手方向両側に前記基板80に固定するための固定具17を配置し、前記固定具17と一体若しくは別体に前記コンタクト14の接続部36側に前記基板80と垂直に突出した突出片60をコネクタ10の長手方向両側若しくはどちらか一方に設け、前記突出片60により前記回動部材16が開いた際に前記回動部材16の回転角度を制限することにある。
第2発明として、基板の側面に取り付けられるコネクタであって、接続対象物と接触する2個の接触部322a及び322bを有する複数のコンタクト14と、該コンタクト142が配列・保持されるとともに前記接続対象物が挿入される嵌合口182を上部に有するハウジング122と、前記コンタクト142を弾性変形させて前記接続対象物に押圧する回動部材162とを備えるコネクタ102において、前記コンタクト142は、一端側に前記接続対象物と接触する接触部322aと他端側に前記回動部材16により押圧される押受部342とを有する第一片282と、一端側に前記接続対象物と接触するもう一つの接触部322bと他端側に基板と接続する接続部362とを有する第二片302と、前記第一片282と前記第二片302とを連結する連結部382とを備えるとともに前記押受部342と前記接続部362との間に前記回動部材162の押圧部482が回動できる保持手段を設け、前記ハウジング122は、前記コンタクト142の少なくとも一方の接触部322a、322bを被覆する天井部202を備え、前記回動部材162には、回動させるための操作部46と長手方向に連設した押圧部48と前記押受部342が挿入できる別個独立の係止孔50とを備え、前記押圧部482が前記コンタクト142の接続部362と押受部342との間で回動するように前記ハウジング122に装着するとともに前記押圧部482が回動する時は回転軸54が移動してコンパクトな回転をし、前記操作部46を前記ハウジング122の嵌合口182方向に回動することで前記コンタクト142の接触部322を前記接続対象物に接触させ、前記基板80に切欠き部82を設け、前記コネクタ102を該切欠き部82に落とし込むように接続し、長手方向両側に前記基板80に固定するための固定具17を配置し、前記固定具17と一体若しくは別体に前記コンタクト142の接続部362側に前記基板80と垂直に突出した突出片60をコネクタ10の長手方向両側若しくはどちらか一方に設け、前記突出片60により前記回動部材162が開いた際に前記回動部材162の回転角度を制限することにある。
第3発明は、第二片30の一端側に設けた接触部32bの代わりに、前記接続対象物の挿入方向へ突出した延設部35を設けることにある。
第4発明は、第2発明において、第二片302の一端側に設けた接触部322bの代わりに、前記接続対象物の挿入方向へ突出した延設部を設けることにある。
第1〜第4発明では、いずれも前記回動部材16と接する側で前記コンタクト14または142に対応する位置にスリット21を設けることが好ましい。
第1〜第4発明では、いずれも前記ハウジング12または122に、さらに長手方向両側に前記基板80と接する面を有する延設部を設け、前記固定具は、さらに長手方向両側に前記延設部の下面側を覆うように配置され、前記突出片は、さらに前記回動部材の奥行壁59に接するように設けられ、前記延設部と前記基板の下面が接するように前記コネクタを前記基板に接続することが好ましい。
第1〜第4発明では、いずれも前記回動部材16または162の長手方向両側にスリット部47によって分けられた弾性を有する板状片49を設けるとともに該板状片49の先端51に突起を設け、前記固定具と一体若しくは別体に、前記ハウジング12の天井部20と略垂直な弾性を有する突出部62を設け、前記回動部材が閉じられた際に前記回動部材の突起が前記突出部の内側に係合することが好ましく、加えて、該突出部62と前記ハウジング12の側壁66の間に空間部64を設け、前記回動部材16が閉じられた際に前記回動部材16の突起51が前記空間部64に入ることで前記回動部材16が保持されることがより好適である。
また第1〜第4発明では、いずれも前記接続対象物の長手方向両側に係止部を設けるとともに前記回動部材には前記接続対象物の係止部に対応する位置に前記係止部と係合する係合凸部を設け、前記回動部材が閉じた際に前記係合凸部と前記係止部が係合することで前記接続対象物を保持することが好ましく、加えて、前記延設部22に、前記基板80と接する面側に前記基板80との位置決めのための位置決めピン25を別体若しくは一体に設けることがより好適である。
さらに、前記コンタクト14の接続部36の上面側で前記基板に接続するとともに前記回動部材16を前記コネクタ搭載面と逆側で操作することが好ましい。
第1及び第3発明では、いずれも前記ハウジングの前記天井部の少なくとも両端側には、前記接続対象物が上方向にコジられた際の前記天井部の浮き上がりを防止する防止壁を形成することが好ましく、また、加えて前記防止壁27を、中央部付近もしくは全体に形成することがより好適である。
第1〜第4発明では、いずれも前記保持手段として、少なくとも一つのコンタクト14おきに、前記第一片28の前記押受部34に前記接続部36方向に突出する凸部40を設けるとともに前記第二片30の接続部36先端付近に前記押受部34方向に突出する突起部42を設けること、
少なくとも一つのコンタクト14おきに、前記第二片30の接続部36と連結部38との間に前記押受部34方向に突出する凸44を設けること、
または、前記凸部40及び前記突起部42を設けるコンタクト14と、前記凸44を設けるコンタクト14とを、交互に並べて前記凸部及び前記突起部と前記凸とを千鳥状に配置することが好ましい。
第1〜第4発明では、いずれも前記第一片の押受部34先端に突出部39を設けることが好ましい。
さらに、前記接続対象物を前記コネクタ10に接続する場合に、前記接続対象物と前記コネクタ10との接続前の状態では前記回動部材16の押圧部48の下端が前記凸44に接した状態にあり、第二に前記操作部46を回動させると前記押圧部48の下端が前記凸44に接した状態で下端58側のRの中心を回転軸54として回動し前記押圧部48がやや傾斜した状態になり、第三にさらに回動させると第二の状態から前記下端58が前記接続部36方向に幾分移動し前記押圧部48の中心を回転軸54として回動し前記押圧部48がほぼ垂直な状態になり、第四にさらに回動させると第三の状態から更に前記下端58が前記接続部36側に移動し前記押圧部48の上端56が前記凸部40側に移動し前記押圧部48が垂直な状態になり、第五にさらに回動させると第四の状態から更に前記下端58が前記接続部36側に移動し前記押圧部48の上端56が前記凸部40に接触した状態になり、最後に第五の状態からさらに回動させると前記押圧部48は前記上端56のRの中心を回転軸54として前記回動部材16を前記ハウジング12の嵌合口18方向に回動することで前記コンタクト14の接触部32を前記接続対象物に接触させることが好ましい。
本コネクタ10の作用としては、前記FPC70又はFFC等の接続対象物が前記ハウジング12の嵌合口18内に挿入された後に、前記回動部材16の押圧部48が前記コンタクト14の接続部36と押受部34との間で回動すると、前記押受部34が押圧部48によって押し上げられることで前記コンタクト14の連結部38の一方を支点にし、前記コンタクト14の連結部38が前記接触部32側に傾くことによって、前記接触部32が前記FPC70又はFFC等の接続対象物側に押圧される。
以上の説明から明らかなように、本発明のコネクタによると、次のような優れた効果が得られる。
(1)第1及び第3発明によれば、コネクタ10の低背化(コネクタ10の実装高さ0.95mm)を維持しつつ、基板80のデットスペースの削減(奥行き方向を3.5mmにすること)ができ、前記回動部材16の回転時に前記回動部材16と基板80とが接触することがなく、前記回動部材16や基板80が破損することがない。
(2)第2及び第4発明によれば、嵌合口182をハウジング上部に有しているため、第1及び第3発明と比べ基板の奥行き方向のさらなる小スペース化が図れ、FPC70等の接続対象物の一端を本発明のコネクタ10の嵌合口18に挿入した状態で、前記接続対象物の他端を別のコネクタ等の相手物に接続させる場合、前記相手物のある位置によってFPC70等の接続対象物の引き回し(コネクタ上部や後部に位置する相手物と接続させるために、前記接続対象物を変形させて相手物へ近づけること)が容易に行え、デットスペースの解消にもなり、前記接続対象物に負担が掛からず、スムーズで安定した接続を得ることができる。また、従来のフロントロックタイプやバックロックタイプに比べロック長を確保できると同時に、指で操作する部分も大きくなるため簡単な操作や小さな操作力で安定した接続が得られる。
(3)前記延設部22と前記基板80の下面が接するように前記コネクタ10を前記基板80に接続している場合は、コネクタ10の接続強度を維持しつつ、基板80のデットスペースの削減(奥行き方向を4.0mmにすることや、長手方向を2.0〜3.0mm短くすること)ができ、前記回動部材16の回転時に前記回動部材16と基板80とが接触することがなく、前記回動部材16や基板80が破損することがない。
(4)前記回動部材16の長手方向両側にスリット部47によって分けられた弾性を有する板状片49を設けるとともに該板状片49の先端に突起51を設け、前記固定具17と一体若しくは別体に、前記ハウジング12の天井部20と略垂直な弾性を有する突出部62を設け、前記回動部材16が閉じられた際に前記回動部材16の突起51が前記突出部62の内側に係合している場合には、FPC等の接続対象物が上方向にコジられた場合でも前記回動部材16が回転することがなく、安定した接続を得ることができる。
(5)前記ハウジング12の側壁66と並行な弾性を有する突出部62を設けるとともに該突出部62と前記ハウジング12の側壁66の間に空間部64を設け、前記回動部材16が閉じられた際に前記回動部材16の突起51が前記空間部64に入ることで前記回動部材16が保持している場合には、FPC等の接続対象物が上方向にコジられた場合でも前記回動部材16が回転することがなく、安定した接続を得ることができる。
(6)前記基板80の長手方向両側に係止部72を設けるとともに前記回動部材16には前記基板80の係止部82に対応する位置に前記係止部72と係合する係合凸部53を設け、前記回動部材16が閉じた際に前記係合凸部53と前記係止部72が係合することで基板80を保持している場合には、FPC等の接続対象物を挿入した場合に確実な位置決めを行うことができ、接続対象物がコジられた場合でも位置ズレすることがなく、安定した接続を得ることができる。
(7)前記延設部22に、前記基板80と接する面側に前記基板80との位置決めのための位置決めピン25を別体若しくは一体に設けている場合には、コネクタ10を正確な位置に基板80に取り付けることができ、かつ、位置決めピン25があっても長手方向が大きくなることがない。
(8)前記コンタクトの接続部の上面側で前記基板に接続するとともに前記回動部材を前記コネクタ搭載面と逆側で操作している場合には、基板の厚さ分の低背化が可能になり、かつ、他の部品や前記コネクタ10が搭載されていない面側で前記回動部材16を操作できるため容易に回動部材16を操作できる。
(9)第1発明において、前記ハウジング12には、前記天井部20の少なくとも両端側には前記接続対象物が上方向にコジられた際の前記天井部20の浮き上がりを防止する防止壁27が形成され、前記保持手段として、少なくとも一つのコンタクト14おきに、前記第一片28の前記押受部34に前記接続部36方向に突出する凸部40を設けるとともに前記第二片30の接続部36先端付近に前記押受部34方向に突出する突起部42を設けている場合には、前記回動部材16の安定した回転が得られ、かつ、前記回動部材16を嵌合側方向に回転させているため基板占有面積(奥行き方向が4.0mm以下になる)が小さくなり、従来に比較して接続対象物がコジられても接続不良に繋がることがなく、従来に比較して、接続安定性・保持力が向上する。
(10)第1〜第4発明は、いずれも前記保持手段として、少なくとも一つのコンタクト14おきに、前記第二片30の接続部36と連結部38との間に前記押受部34方向に突出する凸44を設けている場合には、前記回動部材16の安定した回転が得られ、かつ、前記回動部材16を嵌合側方向に回転させているため基板占有面積(奥行き方向が4.0mm以下になる)が小さくなる。
(11)第1〜第4発明は、いずれも前記凸部40及び前記突起部42を設けるコンタクト14と、前記凸44を設けるコンタクト14とを、千鳥に配置している場合には、前記回動部材16を挿入し易く、前記回動部材16の安定した回転が得られ、かつ、前記回動部材16を嵌合側方向に回転させているため基板占有面積(奥行き方向が4.0mm以下になる)が小さくなり、コネクタ10の狭ピッチ化もできる。
(12)第1〜第4発明は、いずれも前記第一片28の押受部34先端に突出部39を設けている場合には、前記回動部材16の回動に対する反発力に対しても、前記ハウジング12の中央部が嵌合口18方向に膨れてしまうことを防ぐことができる。
(13)第1発明及び第3発明においては、前記防止壁27を、さらに中央部付近若しくは全体に形成している場合には、FPC70等の接続対象物が上側方向にコジられた際に、ハウジング12が上側に持ち上げられ難く、安定した接触力を得ることができ、接続不良に繋がらない。
(14)第1〜第4発明は、いずれも前記接続対象物を前記コネクタ10に接続する場合に、前記接続対象物と前記コネクタ10との接続前の状態では前記回動部材16の押圧部48の下端が前記凸44に接した状態にあり、第二に前記操作部46を回動させると前記押圧部48の下端が前記凸44に接した状態で下端58側のRの中心を回転軸54として回動し前記押圧部48がやや傾斜した状態になり、第三にさらに回動させると第二の状態から前記下端58が前記接続部36方向に幾分移動し前記押圧部48の中心を回転軸54として回動し前記押圧部48がほぼ垂直な状態になり、第四にさらに回動させると第三の状態から更に前記下端58が前記接続部36側に移動し前記押圧部48の上端56が前記凸部40側に移動し前記押圧部48が垂直な状態になり、第五にさらに回動させると第四の状態から更に前記下端58が前記接続部36側に移動し前記押圧部48の上端56が前記凸部40に接触した状態になり、最後に第五の状態からさらに回動させると前記押圧部48は前記上端56のRの中心を回転軸54として前記回動部材16を前記ハウジング12の嵌合口18方向に回動することで前記コンタクト14の接触部32を前記接続対象物に接触させる構成にすれば、前記回動部材16の押圧部48は一定の回転軸54を決めずに回転しているためコンパクトな回転をすることができ、コネクタ10の低背化にも繋がる。
(A)は、回動部材が開いた状態の嵌合口側の上方から見た本発明のコネクタの斜視図である。(B)は、回動部材が開いた状態の接続部側から見た本発明のコネクタの斜視図である。 (A)は、基板に取付られ、回動部材が開いた状態の嵌合口側からみた本発明のコネクタの斜視図である。(B)は、基板に取付られ、回動部材が開いた状態の接続部側からみた本発明のコネクタの斜視図である。 (A)は、回動部材が開いた状態にて、一のコンタクト位置で切断した本発明のコネクタの斜視図である。(B)は、FPCが挿入され回動部材が閉じた状態にて、一のコンタクト位置で切断したときの本発明のコネクタの斜視図である。 (A)は、コンタクトの斜視図である。(B)は、他のコンタクトの斜視図である。 ハウジングの斜視図である。 回動部材の斜視図である。 固定具の斜視図である。 回動部材が回動する場合の押圧部と回転軸の移動を説明する説明図である。 (A)は、回動部材が閉じた状態の嵌合口側からみた本発明の別のコネクタの斜視図である。(B)は、基板に取付られ、回動部材が閉じた状態の嵌合口側からみた本発明の別のコネクタの斜視図である。 (A)は、回動部材が開いた状態の嵌合口側の上方から見た本発明の別のコネクタの斜視図である。(B)は、回動部材が開いた状態の接続部側から見た本発明の別のコネクタの斜視図である。 (A)は、基板に取付られ、回動部材が開いた状態の嵌合口側からみた本発明の別のコネクタの斜視図である。(B)は、基板に取付られ、回動部材が開いた状態の接続部側からみた本発明の別のコネクタの斜視図である。 (A)は、回動部材が開いた状態にて、一のコンタクト位置で切断した本発明の別のコネクタの斜視図である。(B)は、FPCが挿入され回動部材が閉じた状態にて、一のコンタクト位置で切断したときの本発明の別のコネクタの斜視図である。 他のハウジングの斜視図である。 他の回動部材の斜視図である。 他の固定具の斜視図である。 (A)は、回動部材が開いた状態にて、一のコンタクト位置で切断したときの本発明の別のコネクタの断面図である。(B)は、FPCが挿入され回動部材が閉じた状態にて、一のコンタクト位置で切断したときの本発明の別のコネクタの断面図である。
符号の説明
10、102 コネクタ
12、122 ハウジング
14、142 コンタクト
16、162 回動部材
17 固定具
18、182 嵌合口
20、202 天井部
21 スリット
22 延設部
23 下面
24 挿入孔
25 位置決めピン
27 防止壁
28、282 第一片
30、302 第二片
32、322 接触部
34、342 押受部
35 延設部
36、362 接続部
38、382 連結部
39 突出部
40 凸部
42 突起部
44 凸
46、462 操作部
47 スリット部
48、482 押圧部
49 板状片
50 係止孔
51 突起
53 係合凸部
54 回転軸
56 上端
58 下端
59 奥行壁
60 突出片
61 固定部分
62 突出部
64 空間部
66 側壁
67 延設壁
70 FPC
72 係止部
80 基板
82 切欠き部
図1から図8に基づいて、本発明のコネクタの代表的な実施例(実施例1)について説明する。
図1(A)は回動部材が開いた状態の嵌合口側からみた本発明のコネクタの斜視図、図1(B)は回動部材が開いた状態の接続部側からみた本発明のコネクタの斜視図、図2(A)は基板に取付られ、回動部材が開いた状態の嵌合口側からみた本発明のコネクタの斜視図、図2(B)は基板に取付られ、回動部材が開いた状態の接続部側からみた本発明のコネクタの斜視図、図3(A)は回動部材が開いた状態にて一のコンタクト位置で切断したときの本発明のコネクタの斜視図、(B)はFPCが挿入され回動部材が閉じた状態にて一のコンタクト位置で切断したときの本発明のコネクタの斜視図、図4は図1〜図3に用いたコンタクトの斜視図、図5(A)は用いたハウジングの斜視図、図6(A)は回動部材の斜視図、図7(A)は固定具の斜視図、図8(A)〜(F)は回動部材が開いた状態から閉じた状態に回動する場合の押圧部と回転軸の移動を説明する説明図である。
本発明のコネクタ10は、主にハウジング12と回動部材16とコンタクト14と固定具17とを備えている。
図に基づいて本発明のコネクタ10の構成部品について説明する。
まず、コンタクト14について説明する。このコンタクト14は金属製であり、公知技術のプレス加工によって製作されている。前記コンタクトの材質としては、バネ性や導電性などが要求されるので、黄銅やベリリウム銅やリン青銅等を挙げることができる。
本実施例では、前記コンタクト14は、図4のように断面が略逆H字形状をしており、一端側に前記接続対象物と接触する接触部32aと他端側に前記回動部材16により押圧される押受部34とを有する第一片28と、一端側に前記接続対象物と接触するもう一つの接触部32bと他端側に基板と接続する接続部36とを有する第二片30と、前記第一片28と前記第二片30とを連結する連結部38とを備え、前記第一片28の接触部32aと前記連結部38と前記接続部36とを略クランク形状に配置するとともに前記押受部34と前記接続部36との間に前記回動部材16の押圧部48が回動できる保持手段を設けている。
前記接触部32a、32bは、FPC70又はFFC等の接続対象物と接触し易いように凸部形状にしており、前記接続部36は本実施例では図1のように表面実装タイプ(SMT)にしているが、ディップタイプでも良い。即ち、2つの接触部32a、32bを設けて、前記FPC70又はFFCを挟持するようにする。前記FPC70又はFFCの挿入方向に対して、直角方向両側に接触部32a、32bを設けることで、前記FPC70又はFFCを2つの接触部32a、32bで挟持することになり、確実に前記FPC70又はFFCと接触できるようになると同時に接続対象物のどちら側に接点がある場合でも対応できる。
前記連結部38と前記押受部34とは、前記FPC70又はFFC等の接続対象物が挿入された際に、次のような作用を果たすための部分である。前記FPC70又はFFC等の接続対象物が前記ハウジング12の嵌合口18内に挿入された後に、前記回動部材16の押圧部48が前記コンタクト14の接続部36と押受部34との間で回動すると、前記押受部34が押圧部48によって押し上げられることで前記コンタクト14の連結部38の下端58を支点にし、前記コンタクト14の連結部38が前記接触部32a側に傾くことによって、前記接触部32aが前記FPC70又はFFC等の接続対象物側に押圧される。前記連結部38と前記押受部34の大きさや形状は、このような作用を果たすために、適宜設計されている。
前記保持手段として、少なくとも一つのコンタクト14おきに、前記第一片28の前記押受部34に前記接続部36方向に突出する凸部40を設けるとともに前記第二片30の接続部36先端付近に前記押受部34方向に突出する突起部42を設ける。前記凸部40と前記突起部42の形状や大きさは、前記回動部材16の押圧部48が回動する際に押圧部48が脱落することなく、安定した回動が得られるように適宜設計する。本実施例では、前記回動部材16の押圧部48が破損し難いように湾曲形状にしている。
また、前記保持手段として、少なくとも一つのコンタクト14おきに、前記第二片30の接続部36と連結部38との間に前記押受部34方向に突出する凸44を設け、前記凸部40及び前記突起部42を設けるコンタクト14と、前記凸44を設けるコンタクト14とを、交互に並べて前記凸部40及び前記突起部42と前記凸44とを千鳥状に配置する。このように配置することで、前記回動部材16の押圧部48がよりスムーズに回動出来るようになる。前記凸44の形状や大きさは、前記回動部材16の押圧部48が回動する際に押圧部48が脱落することなく、安定した回動が得られるように適宜設計する。本実施例では、前記回動部材16の押圧部48が破損し難いように湾曲形状にしている。さらに、図4(A)に示すように、前記凸部40及び前記突起部42と前記凸44を一のコンタクトに設けてもよい。
また、前記回動部材16の押圧部48をコンタクト14の押受部34と接続部36との間で回動させるときは回動部材16の回動に対する反発力が強い為に、回動部材16の中央部が図1(A)の矢印「イ」方向に膨れてしまう場合がある。この場合には、図4(B)に示すように、前記第一片28の押受部34先端に突出部39を設ければ、前記回動部材16の中央部が膨れるのを有効に防止できる。前記突出部39の大きさは、このような役割を果たすことが出来れば如何なる大きさでもよく、回動部材16の押圧部48が引っ掛かる程度に適宜設計する。
次に、回動部材16について説明する。この回動部材16は電気絶縁性のプラスチックであり、公知技術の射出成形によって製作され、この材質としては寸法安定性や加工性やコスト等を考慮して適宜選択するが、一般的にはポリブチレンテレフタレート(PBT)やポリアミド(66PA、46PA)や液晶ポリマー(LCP)やポリカーボネート(PC)やこれらの合成材料を挙げることができる。該回動部材16は断面が略L字形状をしており、主に操作部46とハウジング12に回動可能に装着される軸52部分と前記コンタクト14の押受部34を押圧する押圧部48と前記コンタクト14の押受部34が入る係止孔50とを備えている。前記軸52は、回動部材16を回動するための支点であり、ハウジング12の長手方向両側に回動部材16が回動可能に適宜装着されている。
前記押圧部48は、コンタクト14の押受部34に押し付ける部分であり、その断面形状としては細長形状にすることが望ましく、本実施例では楕円形状をしている。このように楕円形状にすることによって、図1(A)のように回動部材を矢印「イ」方向に回動させ、コンタクト14の押受部34と接続部36との間で回転させることで、押圧部48の大きさの変化によりコンタクト14の押受部34が持ち上げられ、FPC70又はFFC等の接続対象物をコンタクト14の接触部32a側に押し付けている。押圧部48の形状としては、コンタクト14の押受部34と接続部36との間で回転でき、長軸と短軸といった大きさの違いによりコンタクト14の押受部34を押し上げられれば、如何なるものでもよい。
また、前記回動部材16を回動した際に、回動部材16の回動に対する反発力が強く、回動部材16の中央部が図1(A)の矢印「イ」方向に膨れてしまうことをより一層防止できるように、前記コンタクト14の突出部39が係合する係止孔50が別個独立に設けることが好ましい。前記係止孔50を別個独立に設けることで、回動部材16の強度アップや回動時の変形を防止している。
前記回動部材16には、長手方向両側にスリット部47によって分けられた弾性を有する板状片49を設け、該板状片49の先端に突起51を設けることが好ましい。長手方向両側の前記板状片49の突起51は、図3(B)に示すように、2つの前記固定具17の内側に入ることで、前記回動部材16を確実に保持するためのものである。前記スリット部47を設けることで、前記板状片49に弾性を持たせている。前記板状片49及びその先端にある突起51の位置は、2つの前記固定具17間の内側に入るように設計している。また、前記板状片49及びその先端にある突起51の大きさは、上記役割や弾性や強度等を考慮して適宜設計する。
次に、ハウジング12について説明する。このハウジング12は電気絶縁性のプラスチックであり、公知技術の射出成形によって製作され、この材質としては寸法安定性や加工性やコスト等を考慮して適宜選択するが、一般的にはポリブチレンテレフタレート(PBT)やポリアミド(66PA、46PA)や液晶ポリマー(LCP)やポリカーボネート(PC)やこれらの合成材料を挙げることができる。
前記ハウジング12には、所要数のコンタクト14が装着される挿入孔24が設けられており、圧入や引っ掛け(ランス)や溶着等によって固定されている。
前記ハウジング12は、図2(A)で示すように、前記コンタクト14の第一片28の接触部32を被覆する天井部20を備え、長手方向両側に前記基板80と接する面を有する延設部22が設けられている。前記延設部22は前記固定具17が取り付けられる部分である。前記延設部22は前記基板80の下面側に接するように前記基板80と略並行に長手方向両側に突出するように設けられている。前記延設部の大きさは、コネクタ10の低背化や強度等を考慮して適宜設計している。本実施例では、前記延設部22の厚みは、該厚みと基板80の厚さを加えたものが前記回動部材16を閉じた状態のコネクタ10の厚さより小さくなるようにしている。即ち、前記延設部22が前記基板80の下面に接することで基板への接続強度が強くなり、かつ、コネクタ10の長手方向のデットスペースが小さくなる。
また、図9(A)は回動部材が閉じた状態の嵌合口側からみた本発明の別のコネクタの斜視図、(B)は基板に取付られ、回動部材が閉じた状態の嵌合口側からみた本発明の別のコネクタの斜視図であるが、このコネクタのように、ハウジング12の延設部22に、前記基板80と接する面側に前記基板80との位置決めのための位置決めピン25を別体若しくは一体に設けるとよい。前記位置決めピン25は基板80への正確な位置決めをするためのものであり、コストや加工性を考えると一体が望ましい。前記位置決めピン25の位置は、前記基板80へ正確に位置決めできればよく、バランスを考えると長手方向両側に設けることが好ましい。
前記天井部20の嵌合口18側には、前記FPC70が挿入し易いようにテーパ形状及びR形状にするか、または面取り等を行うことが好ましい。また、前記天井部20には、前記コンタクト14に対応する位置に複数のスリット21を設けることが好ましい。該スリット21は前記コンタクト14の第一片を埋め込むためのスペースであって、その大きさは前記コンタクト14より幾分大きめになっており、前記コンタクト14の大きさや前記ハウジング12の強度や役割を考慮して適宜設計している。前記スリット21を設けて、前記コンタクト14を逃がすことで、低背化できる構造になっている。
次に、固定具17について説明する。この固定具17は金属製であり、公知技術のプレス加工によって製作されている。前記固定具17の材質としては、バネ性や接続性や寸法安定性などが要求されるので、黄銅やベリリウム銅やリン青銅等を挙げることができる。
前記固定具17は図7(A)のように断面略U字形状であり、前記ハウジング12の延設部22の下面23を覆うように圧入や一体成型や溶着等によって固定されていることが好ましい。前記固定具17の位置は、客先の仕様や基板80の取付位置等を考慮して設計している。本実施例では、基板80に切欠き部82を設けて、他の部品等の搭載側よりコネクタ10を取付け、前記回動部材16を他の部品等の搭載がわと反対側で操作するように固定するために、前記ハウジング12の厚み方向のほぼ中央部に装着している。前記固定具17の大きさは、保持力や基板の占有面積等を考慮して設計している。
前記固定具17には、該固定具17と一体若しくは別体に、前記コンタクト14の接続部36側に前記基板80と垂直に突出し、かつ、前記回動部材16の奥行壁59に接する突出片60を設けることが好ましい。前記突出片60はコストを考えると前記固定具60と一体構造が望ましく、また、前記突出片60はコネクタ10の長手方向両側若しくはどちらか一方に設ければよいが、バランスを考えると両側に設けることが望ましい。前記突出片60の役割は、前記回動部材16が開いた際に前記回動部材16の回転角度を制限するものである。本実施例では75°に制限している。前記突出片60の位置や大きさは、このような役割や前記固定具60の加工性や強度等を考慮して適宜設計している。
前記固定具17には、前記固定具17と一体若しくは別体に、前記ハウジング12の天井部20と略垂直な弾性を有す突出部62を設けることが好ましい。前記突出部62はコストを考えると前記固定具60と一体構造が望ましい。長手方向両側に配置された前記突出部62間に、長手方向両側の前記回動部材16の突起51が上述したように係合し、前記回動部材16を確実に保持するためのものである。前記突出部62の位置と大きさは、このような役割や加工性や強度等を考慮して適宜設計しており、前記突出部62には、前記回動部材16の突起51を挿入し易く、かつ、確実な保持ができるように弾性を持たせている。
ここで、図8に基づいて、前記回動部材16の押圧部48の移動及び回動の仕方について説明する。
図8(A)は前記接続対象物と前記コネクタ10との接続前の状態で、前記回動部材16の押圧部48の下端58が前記凸44に接した状態にある。
図8(B)のように、前記操作部46を回動(図面の反時計回り方向)させると前記押圧部48の下端58が前記凸44に接した状態で下端58側のRの中心を回転軸54として回動し前記押圧部48がやや傾斜した状態になる。
図8(C)のように、前記操作部46をさらに回動させると(B)の状態から前記下端58が前記接続部36方向に幾分移動し前記押圧部48の中心を回転軸54として回動し前記押圧部48がほぼ垂直な状態になる。
図8(D)のように、前記操作部46をさらに回動させると(C)の状態から更に前記下端58が前記接続部36側に移動し前記押圧部48の上端56が前記凸部40側に移動し前記押圧部48が垂直な状態になる。
図8(E)のように、(D)の状態から更に前記下端58が前記接続部36側に移動し前記押圧部48の上端56が前記凸部40に接触した状態になる。
図8(F)のように、(E)の状態からさらに回動させると前記押圧部48は前記上端56のRの中心を回転軸54として回動し、前記ハウジング12の嵌合口18方向に回動することで前記コンタクト14の接触部32を前記接続対象物に接触する。
即ち、前記押圧部36は、最初は回動し、その後移動し、さらに回動を続けると回転軸50が変化して、省スペース間でコンパクトな回動(回転)を行うものである。
つまり、本発明のコネクタ10では、前記FPC70等の接続対象物を嵌合口18内に挿入する際に挿入力の掛からない(所謂、ゼロ・インサーション・フォース(ZIF))構造で、前記回動部材16の押圧部48を前記コンタクト14の凸部40と突起部42と凸44との間で回動させることで小さな力で前記回動部材16をロックできる構造で、かつ、前記回動部材16の押圧部48でより前記コンタクト14の押受部34を押し上げることで高い接触力を得られる構造になっている。
最後に、コネクタ10の基板80への取付けについて説明する。近年の低背化要求に対応するために、図2のように、基板80に切欠き部82を設け、前記コネクタ10を該切欠き部82に落とし込むように取付けようにする。このようにすることで、基板80とコネクタとを含めた全体の低背化に繋がることになる。つまり、基板80の厚さ分の低背化が可能になり、0.4mmの基板であれば、コネクタの高さが1.0mmあっても、基板80を含めた高さは0.6mm程度にすることができる。基板80の切欠き部82の大きさはコネクタ10の大きさや基板80の強度や取付け位置等を考慮して適宜設計する。
また、図10から図15は、本発明の別のコネクタの実施例(実施例2)を示したものである。
図10(A)は回動部材が開いた状態の嵌合口側からみた本発明のコネクタの斜視図、図10(B)は回動部材が開いた状態の接続部側からみた本発明のコネクタの斜視図、図11(A)は基板に取付られ、回動部材が開いた状態の嵌合口側からみた本発明のコネクタの斜視図、図11(B)は基板に取付られ、回動部材が開いた状態の接続部側からみた本発明のコネクタの斜視図、図12(A)は回動部材が開いた状態にて一のコンタクト位置で切断したときの本発明のコネクタの斜視図、図12(B)はFPCが挿入され回動部材が閉じた状態にて一のコンタクト位置で切断したときの本発明のコネクタの斜視図、図13は図10〜図12中に用いたハウジングの斜視図、図14は図10〜図12中に用いた回動部材の斜視図、図15(B)は図10〜図12中に用いた固定具の斜視図である。
また、図10に示すコネクタの基本構成は実施例1と同様であるため、各構成物品の説明については、上述した実施例1のものと異なる点についてのみ、以下で説明する。
前記回動部材16には、長手方向両側にスリット部47によって分けられた弾性を有する板状片49を設け、該板状片49の先端に突起51を設けることが好ましい。前記板状片49の突起51は、図3(D)に示すように前記ハウジング12の側壁66と前記固定具17の突出部62に形成される空間部64に入ることで、前記回動部材16を確実に保持するためのものである。前記スリット部47を設けることで、前記板状片49に弾性を持たせている。前記板状片49及びその先端にある突起51の位置は、前記空間部64に入るように設計している。また、前記板状片49及びその先端にある突起51の大きさは、上記役割や弾性や強度等を考慮して適宜設計する。
また、図6(B)で示すように、前記回動部材16の長手方向両側付近に、前記FPC70又はFFC等の接続対象物の係止部72に対応する位置に前記係止部72と係合する係合凸部53を設けることが好ましい。図3(C)及び(D)で示すように、前記係合凸部は、前記回動部材16が閉じた際に前記係合凸部53と前記係止部72が係合することで前記FPC70を位置決め保持するものである。前記係合凸部53の位置は、前記FPC70の係止部72に対応し、かつ、前記係止部72に入るように適宜設計している。前記係合凸部53の大きさは、前記接続対象物の係止部72に係合できればよく、コネクタ10の小型化や前記接続対象物の高密度化等を考慮して適宜設計する。
前記ハウジング12の天井部20には、前記コンタクト14に対応する位置に複数のスリット21を設けることが好ましい。該スリット21の大きさは前記コンタクト14より幾分大きめになっており、前記コンタクト14の大きさや前記ハウジング12の強度や役割を考慮して適宜設計している。前記スリット21を設けて、前記コンタクト14を逃がすことで、低背化できる構造になっている。
また、前記ハウジング12には、本体から延設された延設壁67を設けることが好ましい。前記延設壁67は前記固定具17が固定される部分である。
前記固定具17は図7(B)のように略板状片であり、前記ハウジング12の延設壁67に圧入や一体成型や溶着等によって固定されていることが好ましい。前記固定具17の位置は、客先の仕様や基板80の取付位置等を考慮して設計している。本実施例では、基板80に切欠き部82を設け、他の部品等の搭載側よりコネクタ10を取付け、前記回動部材16を他の部品等の搭載側と反対側で操作するように固定するために、前記ハウジング12の厚み方向のほぼ中央部に装着している。前記固定具17の大きさは、保持力や基板の占有面積等を考慮して設計している。
前記固定具17には、前記固定具17と一体若しくは別体に、前記ハウジング12の側壁66と平行な弾性を有する突出部62を設けることが好ましい。前記突出部62はコストを考えると前記固定具60と一体構造が望ましい。長手方向両側に配置された前記突出部62間に、長手方向両側の前記回動部材16の突起51が上述したように係合し、前記回動部材16を確実に保持するためのものである。さらに、前記突出部62と前記ハウジング12の壁側23の間に、前記回動部材16の突起51が係合する空間部64を設けることができる。前記突出部62の位置と大きさは、このような役割や加工性や強度等を考慮して適宜設計している。また、前記突出部62には、前記回動部材16の突起51を挿入し易く、かつ、確実な保持ができるように弾性を持たせている。
次に、図16(A)、(B)に基づいて、本発明の別のコネクタ102の実施例(実施例3)について説明する。図10(A)は回動部材が開いた状態にて、一のコンタクト位置で切断したときの本発明のコネクタの断面図、及び図10(B)はFPCが挿入され回動部材が閉じた状態にて、一のコンタクト位置で切断した本発明のコネクタの断面図である。
図16のコネクタは、前記コンタクト142が、図11で示すような形状をしており、一端側に前記接続対象物と接触する接触部322aと他端側に前記回動部材162により押圧される押受部342とを有する第一片282と、一端側に前記接続対象物と接触するもう一つの接触部322bと他端側に基板と接続する接続部362とを有する第二片302と、前記第一片282と前記第二片302とを連結する連結部382とを備えるとともに、前記押受部342と前記接続部362との間に前記回動部材162の押圧部482が回動できる保持手段を設けている。
また、ハウジング122は、前記嵌合口182を上部に有し、前記コンタクト142の第一片282の接触部322aを被覆する天井部202を備えている。
さらに、コンタクトのその他の実施形態としては、図4(A)に示す第二片の接触部32bの代わりに、図4(B)に示すように第二片の一端側に前記接続対象物と接触する延設部35を設けることもできる。
本発明の活用例としては、モバイル機器等の電気・電子機器に使用されるコネクタ10に活用され、特にFPC70やFFC等の接続対象物との安定した接続を得られ、コネクタの低背化や基板のデットスペース削減や基板の側面に取り付けられる構造に関するものである。

Claims (18)

  1. 基板の側面に取付けられるコネクタであって、接続対象物と接触する2個の接触部を有する複数のコンタクトと、該コンタクトが配列・保持されるとともに前記接続対象物が挿入される嵌合口を前部に有するハウジングと、前記コンタクトを弾性変形させて前記接続対象物に押圧する回動部材とを備えるコネクタにおいて、
    前記コンタクトには一端側に前記接続対象物と接触する接触部と他端側に前記回動部材により押圧される押受部とを有する第一片と、一端側に前記接続対象物と接触するもう一つの接触部と他端側に基板と接続する接続部とを有する第二片と、前記第一片と前記第二片とを連結する連結部とを備え、前記第一片の接触部と前記連結部と前記接続部とを略クランク形状に配置するとともに前記押受部と前記接続部との間に前記回動部材の押圧部が回動できる保持手段を設け、
    前記ハウジングには前記コンタクトの接触部を被覆する天井部を備え、
    前記回動部材には、回動させるための操作部と長手方向に連設した押圧部と前記押受部が挿入できる別個独立の係止孔とを備え、前記押圧部が前記コンタクトの接続部と押受部との間で回動するように前記ハウジングに装着するとともに前記押圧部が回動する時は回転軸が移動してコンパクトな回転をし、前記操作部を前記ハウジングの嵌合口方向に回動することで前記コンタクトの接触部を前記接続対象物に接触させ、
    前記基板に切欠き部を設け、前記コネクタを該切欠き部に落とし込むように接続し、長手方向両側に前記基板に固定するための固定具を配置し、前記固定具と一体若しくは別体に前記コンタクトの接続部側に前記基板と垂直に突出した突出片をコネクタの長手方向両側若しくはどちらか一方に設け、前記突出片により前記回動部材が開いた際に前記回動部材の回転角度を制限することを特徴とするコネクタ。
  2. 基板の側面に取付けられるコネクタであって、接続対象物と接触する2個の接触部を有する複数のコンタクトと、該コンタクトが配列・保持されるとともに前記接続対象物が挿入される嵌合口を上部に有するハウジングと、前記コンタクトを弾性変形させて前記接続対象物に押圧する回動部材とを備えるコネクタにおいて、
    前記コンタクトには一端側に前記接続対象物と接触する接触部と他端側に前記回動部材により押圧される押受部とを有する第一片と、一端側に前記接続対象物と接触するもう一つの接触部と他端側に基板と接続する接続部とを有する第二片と、前記第一片と前記第二片とを連結する連結部とを備えるとともに前記押受部と前記接続部との間に前記回動部材の押圧部が回動できる保持手段を設け、
    前記ハウジングには前記コンタクトの少なくとも一方の接触部を被覆する天井部を備え、
    前記回動部材には、回動させるための操作部と長手方向に連設した押圧部と前記押受部が挿入できる別個独立の係止孔とを備え、前記押圧部が前記コンタクトの接続部と押受部との間で回動するように前記ハウジングに装着するとともに前記押圧部が回動する時は回転軸が移動してコンパクトな回転をし、前記操作部を前記ハウジングの嵌合口方向に回動することで前記コンタクトの接触部を前記接続対象物に接触させ、
    前記基板に切欠き部を設け、前記コネクタを該切欠き部に落とし込むように接続し、長手方向両側に前記基板に固定するための固定具を配置し、前記固定具と一体若しくは別体に前記コンタクトの接続部側に前記基板と垂直に突出した突出片をコネクタの長手方向両側若しくはどちらか一方に設け、前記突出片により前記回動部材が開いた際に前記回動部材の回転角度を制限することを特徴とするコネクタ。
  3. 基板の側面に取付けられるコネクタであって、接続対象物と接触する1個の接触部を有する複数のコンタクトと、該コンタクトが配列・保持されるとともに前記接続対象物が挿入される嵌合口を前部に有するハウジングと、前記コンタクトを弾性変形させて前記接続対象物に押圧する回動部材とを備えるコネクタにおいて、
    前記コンタクトには一端側に前記接続対象物と接触する接触部と他端側に前記回動部材により押圧される押受部とを有する第一片と、一端側に前記接続対象物の挿入方向へ突出した延設部と他端側に基板と接続する接続部とを有する第二片と、前記第一片と前記第二片とを連結する連結部とを備え、前記第一片の接触部と前記連結部と前記接続部とを略クランク形状に配置するとともに前記押受部と前記接続部との間に前記回動部材の押圧部が回動できる保持手段を設け、
    前記ハウジングには前記コンタクトの接触部を被覆する天井部を備え、
    前記回動部材には、回動させるための操作部と長手方向に連設した押圧部と前記押受部が挿入できる別個独立の係止孔とを備え、前記押圧部が前記コンタクトの接続部と押受部との間で回動するように前記ハウジングに装着するとともに前記押圧部が回動する時は回転軸が移動してコンパクトな回転をし、前記操作部を前記ハウジングの嵌合口方向に回動することで前記コンタクトの接触部を前記接続対象物に接触させ、
    前記基板に切欠き部を設け、前記コネクタを該切欠き部に落とし込むように接続し、長手方向両側に前記基板に固定するための固定具を配置し、前記固定具と一体若しくは別体に前記コンタクトの接続部側に前記基板と垂直に突出した突出片をコネクタの長手方向両側若しくはどちらか一方に設け、前記突出片により前記回動部材が開いた際に前記回動部材の回転角度を制限することを特徴とするコネクタ。
  4. 基板の側面に取付けられるコネクタであって、接続対象物と接触する1個の接触部を有する複数のコンタクトと、該コンタクトが配列・保持されるとともに前記接続対象物が挿入される嵌合口を上部に有するハウジングと、前記コンタクトを弾性変形させて前記接続対象物に押圧する回動部材とを備えるコネクタにおいて、
    前記コンタクトには一端側に前記接続対象物と接触する接触部と他端側に前記回動部材により押圧される押受部とを有する第一片と、一端側に前記接続対象物の挿入方向へ突出した延設部と他端側に基板と接続する接続部とを有する第二片と、前記第一片と前記第二片とを連結する連結部とを備えるとともに前記押受部と前記接続部との間に前記回動部材の押圧部が回動できる保持手段を設け、
    前記ハウジングには前記コンタクトの接触部を被覆する天井部を備え、
    前記回動部材には、回動させるための操作部と長手方向に連設した押圧部と前記押受部が挿入できる別個独立の係止孔とを備え、前記押圧部が前記コンタクトの接続部と押受部との間で回動するように前記ハウジングに装着するとともに前記押圧部が回動する時は回転軸が移動してコンパクトな回転をし、前記操作部を前記ハウジングの嵌合口方向に回動することで前記コンタクトの接触部を前記接続対象物に接触させ、
    前記基板に切欠き部を設け、前記コネクタを該切欠き部に落とし込むように接続し、長手方向両側に前記基板に固定するための固定具を配置し、前記固定具と一体若しくは別体に前記コンタクトの接続部側に前記基板と垂直に突出した突出片をコネクタの長手方向両側若しくはどちらか一方に設け、前記突出片により前記回動部材が開いた際に前記回動部材の回転角度を制限することを特徴とするコネクタ。
  5. 前記ハウジングには、前記回動部材と接する側で前記コンタクトに対応する位置にスリットを設けることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載のコネクタ。
  6. 前記ハウジングには、さらに長手方向両側に前記基板と接する面を有する延設部を設け、前記固定具は、さらに長手方向両側に前記延設部の下面側を覆うように配置され、前記突出片は、さらに前記回動部材の奥行壁に接するように設けられ、前記延設部と前記基板の下面が接するように前記コネクタを前記基板に接続することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載のコネクタ。
  7. 前記回動部材の長手方向両側にスリット部によって分けられた弾性を有する板状片を設けるとともに該板状片の先端に突起を設け、前記固定具と一体若しくは別体に、前記ハウジングの天井部と略垂直な弾性を有する突出部を設け、前記回動部材が閉じられた際に前記回動部材の突起が前記突出部の内側に係合することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項記載のコネクタ。
  8. 前記回動部材の長手方向両側にスリット部によって分けられた弾性を有する板状片を設けるとともに該板状片の先端に突起を設け、前記固定具と一体若しくは別体に、前記ハウジングの側壁と並行な弾性を有する突出部を設けるとともに該突出部と前記ハウジングの側壁の間に空間部を設け、前記回動部材が閉じられた際に前記回動部材の突起が前記空間部に入ることで前記回動部材が保持されることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項記載のコネクタ。
  9. 前記接続対象物の長手方向両側に係止部を設けるとともに前記回動部材には前記接続対象物の係止部に対応する位置に前記係止部と係合する係合凸部を設け、前記回動部材が閉じた際に前記係合凸部と前記係止部が係合することで前記接続対象物を保持することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項記載のコネクタ。
  10. 前記ハウジングの延設部に、前記基板と接する面側に前記基板との位置決めのための位置決めピンを別体若しくは一体に設けることを特徴とする請求項6〜9のいずれか1項記載のコネクタ。
  11. 前記コンタクトの接続部の上面側で前記基板に接続するとともに前記回動部材を前記コネクタ搭載面と逆側で操作することを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項記載のコネクタ。
  12. 前記ハウジングには、前記天井部の少なくとも両端側には前記接続対象物が上方向にコジられた際の前記天井部の浮き上がりを防止する防止壁を形成することを特徴とする請求項1、3、および5〜11のいずれか1項記載のコネクタ。
  13. 前記防止壁を、さらに中央部付近若しくは全体に形成することを特徴とする請求項12記載のコネクタ。
  14. 前記保持手段として、少なくとも一つのコンタクトおきに、前記第一片の前記押受部に前記接続部方向に突出する凸部を設けるとともに前記第二片の接続部先端付近に前記押受部方向に突出する突起部を設けることを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項記載のコネクタ。
  15. 前記保持手段として、少なくとも一つのコンタクトおきに、前記第二片の接続部と連結部との間に前記押受部方向に突出する凸を設けることを特徴とする請求項1〜14のいずれか1項記載のコネクタ。
  16. 前記保持手段として、前記第一片の前記押受部に前記接続部方向に突出する凸部及び前記第二片の接続部先端付近に前記押受部方向に突出する突起部を設けるコンタクトと、前記第二片の接続部と連結部との間に前記押受部方向に突出する凸を設けるコンタクトとを、交互に並べて前記凸部および前記突起部と前記凸とを千鳥状に配置することを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項記載のコネクタ。
  17. 前記第一片の押受部先端に突出部を設けることを特徴とする請求項1〜16のいずれか1項記載のコネクタ。
  18. 前記接続対象物を前記コネクタに接続する場合に、前記接続対象物と前記コネクタとの接続前の状態では前記回動部材の押圧部の下端が前記凸に接した状態にあり、第二に前記操作部を回動させると前記押圧部の下端が前記凸に接した状態で下端側のRの中心を回転軸として回動し前記押圧部がやや傾斜した状態になり、第三にさらに回動させると第二の状態から前記下端が前記接続部方向に幾分移動し前記押圧部の中心を回転軸として回動し前記押圧部がほぼ垂直な状態になり、第四にさらに回動させると第三の状態から更に前記下端が前記接続部側に移動し前記押圧部の上端が前記凸部側に移動し前記押圧部が垂直な状態になり、第五にさらに回動させると第四の状態から更に前記下端が前記接続部側に移動し前記押圧部の上端が前記凸部に接触した状態になり、最後に第五の状態からさらに回動させると前記押圧部は前記上端のRの中心を回転軸として前記回動部材を前記ハウジングの嵌合口方向に回動することで前記コンタクトの接触部を前記接続対象物に接触させることを特徴とする請求項13〜17項のうちいずれか1項記載のコネクタ。
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