JPWO2007029437A1 - 角層細胞の染色液及びそれを用いた角層細胞の染色方法 - Google Patents

角層細胞の染色液及びそれを用いた角層細胞の染色方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、角層細胞を瞬時かつ明瞭に染色し、かつ染色のムラを防ぐ技術を提供することを課題とする。すなわち、良好な染色性を維持したまま、アルコールの揮散速度を減らすために、1)染料、2)炭素数1〜4のアルコール10〜50質量%、3)芳香族アルコール及び4)有機酸を含有する染色液を作製し、染色に用いる。本発明の染色液を用いることにより、角層細胞を簡易に、明瞭且つ均一に染色することができる。

Description

本発明は、角層細胞の染色液、角層細胞染色用具、角層細胞の染色方法及びそれを用いる皮膚状態の鑑別方法に関する。
従来より、生体材料の顕微鏡観察を容易に行うために、生体材料を染色することが行われている。例えば、皮膚角層細胞を染色する場合には、古くからヘマトキシリン・エオジンが用いられ、その他メチレンブルー、ローダミンB、ゲンチアナバイオレット、ブリリアントグリーンなどもよく用いられている。一方、これらの方法は、染色原理が未解明なものも多く、肉眼観察、顕微鏡観察及び観察した角層細胞の画像解析を行う上で重要なコントラストを得ることが難しい。また、観察可能な染色効果を得るために、数10分〜数日間要するという点も問題であった。更に、染色液による衣服や身体の汚染の問題や染色を行う器材や場所の確保の必要性もある。このような背景において、良好な染色効果を得ることができ、且つ簡易な染色技術の開発が望まれていた。
このような問題を解決するための技術として、特許文献1は塩基性硝酸銀溶液とゲンチアナバイオレットで染色することによって細胞のメラニン色素を染色する技術を開示している。また、特許文献2は媒染剤としてタンニン酸等を使用して皮膚角層細胞を染色し、皮膚角層細胞の面積や形態を精度良く判定する技術を、特許文献3は水と混和可能な有機溶剤を含有する染色剤溶液を使用して角質細胞を染色する方法を開示している。これらの技術は、従来の染色方法に比べて染色に要する時間を短縮したが、それでも十分な染色を行うためには30分以上の時間が必要であるという問題があった。また、必要な装置、設備も簡易なものとは言い難かった。即ち、どこででも瞬時に明瞭に角層細胞を染色するような方法は、未だ得られていないのが現状である。一方、液体成分を充填したリザーバーとこの液体成分を浸出させるための芯部とこれらを覆う蓋部とを備えた容器については、例えば筆記具用のものが知られている(例えば、特許文献4、特許文献5、特許文献6を参照)。
特開2000−111550号公報 特開2000−125854号公報 特開2003−202336号公報 特開平11−321185号公報 特開平10−287840号公報 特開平10−086585号公報
この様な状況下、本発明者らは染料を有機酸とともに炭素数1〜4のアルコールに溶解させた染色液を用いることにより、角層細胞を瞬時かつ明瞭に染色できることを知見した。さらに、本発明者らは、このような染色液を用いて簡易に染色を行うために、染色用具についても研究した結果、上記染色液を充填したリザーバー、リザーバーに充填した染色液を浸出させるべき芯部、及び芯部より揮発成分が揮散するのを防ぐべき蓋部とを備えた染色用具を完成させた。これらの発明については、本出願人が既に特許出願を行っている(特願2004−266335)。その後、本発明者らはこの染色方法を用いた場合には、時に部分的なムラが生じることを発見した。そして、このような問題を解決すべく詳細に検討を加えた結果、かかるムラはアルコールの揮散速度が染料の組織内浸透速度よりも速すぎるために起こるものであることを見出した。
そこで、本発明は角層細胞を瞬時かつ明瞭に染色し、かつ染色のムラを防いで均一に染色を行う技術を提供することを課題とする。具体的には、前記先願に係る染色液の染色特性は変えずに、アルコールの揮散速度を減らす手段を提供することを課題とする。具体的には、アルコール含有量を減じた染色液において、良好な染色特性を得るための手段を提供することを課題とする。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意研究努力を重ねた結果、染料及び有機酸を、炭素数1〜4のアルコール10〜50質量%と芳香族アルコールに溶解させて得た染色液を角層細胞に接触させることにより、瞬時に、明瞭且つムラなく均一に角層細胞の染色ができることを見出した。さらに、これらの染色液を充填する容器、及び該容器に設けられ、前記染色液を浸出させる浸出部を備える角層細胞染色用具を用いれば、どこででも、簡易に角層細胞の染色を行うことができることを見出し、発明を完成させるに至った。即ち、本発明は以下に示すとおりである。
(1)1)染料、2)炭素数1〜4のアルコール10〜50質量%、3)芳香族アルコール及び4)有機酸を含有することを特徴とする、角層細胞用の染色液。
(2)前記染料が、青色1号、紫色401号、緑色201号、黄色4号、黄色5号、黄色407号、赤色102号、橙色205号、ブリリアントグリーン、ヘマトキシリンからなる群から選ばれる一種又は二種以上であることを特徴とする、(1)に記載の角層細胞の染色液。
(3)前記芳香族アルコールが、ベンジルアルコール、フェニルエチルアルコール及びフェニルプロピルアルコールからなる群から選ばれる一種又は二種以上であることを特徴とする、(1)又は(2)に記載の角層細胞の染色液。
(4)前記有機酸が、クエン酸、無水クエン酸、乳酸、酒石酸、リンゴ酸、シュウ酸、グリコール酸、マロン酸、コハク酸、マレイン酸、フマル酸、タンニン酸からなる群から選ばれる一種又は二種以上であることを特徴とする、(1)〜(3)の何れか一に記載の角層細胞の染色液。
(5)前記芳香族アルコールを3〜30質量%含有することを特徴とする、(1)〜(4)の何れか一に記載の角層細胞の染色液。
(6)前記有機酸を5〜40質量%含有することを特徴とする、(1)〜(5)の何れか一に記載の角層細胞の染色液。
(7)角層細胞の染色所要時間が1〜60秒であることを特徴とする、(1)〜(6)の何れか一に記載の角層細胞の染色液。
(8)角層細胞面積、有核細胞の存在の有無、トラベキュラーの有無、有核細胞の出現頻度、角層細胞の配列の規則性、角層細胞の形、角層細胞の剥離状況から選択される一種又は二種以上の測定及び/又は判別を行うための、(1)〜(7)の何れか一に記載の角層細胞の染色液。
(9)(1)〜(8)の何れか一に記載の染色液を充填する容器、及び該容器に設けられ、前記染色液を浸出させる浸出部を備えることを特徴とする、角層細胞染色用具。
(10)さらに、前記浸出部を覆う蓋部を備えることを特徴とする、(8)に記載の角層細胞染色用具。
(11)角層細胞を、(1)〜(8)の何れか一に記載の染色液に接触させることを特徴とする、角層細胞の染色方法。
(12)染色所要時間が1〜60秒であることを特徴とする、(11)に記載の角層細胞の染色方法。
(13)角層細胞を、(9)又は(10)に記載の角層細胞染色用具の前記浸出部に接触させることを特徴とする、(11)又は(12)に記載の角層細胞の染色方法。
(14)(11)〜(13)の何れか一に記載の角層細胞の染色方法により染色した角層細胞の皮膚角層細胞面積、有核細胞の存在の有無、有核細胞の出現頻度、角層細胞の配列の規則性、角層細胞の形、角層細胞の剥離状況から選択される一種又は二種以上を測定及び/又は判別し、該測定及び/又は判別結果を用いて皮膚状態を鑑別することを特徴とする、皮膚状態の鑑別方法。
(15)化粧料の選択のためのものであることを特徴とする、(14)に記載の皮膚状態の鑑別方法。
実施例7の角層細胞染色用具の構成を示す図である。図1において、符号1は容器、符号2は浸出部、符号3は蓋部を示す。 実施例8で作製した角層細胞標本の顕微鏡観察画像を示す図である(写真)。 実施例9で作製した角層細胞標本の顕微鏡観察画像を示す図である(写真)。 比較例1で作製した角層細胞標本の顕微鏡観察画像を示す図である(写真)。
本発明の染色液は、1)染料、2)炭素数1〜4のアルコール10〜50質量%、3)芳香族アルコール及び4)有機酸を含有することを特徴とする。
染料は、観察対象などにより適宜選択することができるが、酸性染料を用いることが、酸により強く固着できるので好ましい。酸性染料としては、例えば、青色1号、紫色401号、緑色201号、黄色4号、黄色5号、黄色407号、赤色102号、橙色205号、ブリリアントグリーン、ヘマトキシリンが好ましく挙げられる。かかる染料は、ゲンチアナバイオレットなどの従来用いられていた角層細胞染色用の染色剤に比して、染色速度が著しく速い。本発明の染色液において、染料は唯一種含有させることもできるし、二種以上を組み合わせて含有させることもできる。特に好ましい形態は、少なくとも青色1号と、ブリリアントグリーン又はヘマトキシリンを含有する形態である。これは、青色1号と、ブリリアントグリーン又はヘマトキシリンとを併用することで、核も染色できるためである。本発明の染色液に於ける、染料の好ましい含有量は、染色液全量に対して、総量で0.01〜5質量%であり、より好ましくは0.05〜3質量%である。これは少なすぎると角層細胞を染色することができない場合が存し、多すぎると角層細胞の微細構造を観察できなくなる場合が存するからである。
炭素数1〜4のアルコールとしては、溶剤特性を有するものであれば特段の限定無く使用することができ、例えば、メタノール、エタノール、2−プロパノール、1−プロパノール及びブタノール等を好ましく例示できる。本発明の染色液に於いて、かかるアルコール類は、前記染料を溶解し、角層細胞へ速やに浸透し、角層細胞の組織を染色した後、速やかに揮散し染料を定着せしめる働きを有する。これらのうち、特に好ましいものは、エタノール及び2−プロパノールである。これは、毒性、臭気の問題がなく、且つ、揮散特性、染料を溶かす溶剤特性、水との相溶性、染色液の系を安定化する作用、及び角層細胞への浸透性に優れるためである。本発明の染色液において、炭素数1〜4のアルコールは唯一種を含有させることもできるし、二種以上を組み合わせて含有させることもできる。本発明の染色液に於ける、炭素数1〜4のアルコールの含有量は、染色液全量に対して、総量で10〜50質量%であり、好ましくは30〜40質量%である。これは前記アルコールが少なすぎると、角層細胞への染料の浸透及び定着が得られない場合が存し、前記アルコールが多すぎると、アルコールの揮散が組織内浸透よりも早すぎるために染色のムラが生じる場合が存するからである。
芳香族アルコールとしては、例えば、ベンジルアルコール、フェニルエチルアルコール及びフェニルプロピルアルコール等を好ましく例示できる。本発明の染色液に於いて、かかる芳香族アルコール類は、前記染料を溶解し、角層細胞へ速やに浸透し、角層細胞をムラなく均一に染色する作用を有する。これらのうち、特に好ましいものは、ベンジルアルコールである。これは、毒性、臭気の問題がなく、且つ、染料を溶かす溶剤特性も良好であり、角層細胞への浸透性及び炭素数1〜4のアルコールの揮発保留効果にも優れるためである。本発明の染色液における芳香族アルコールの好ましい含有量は、染色液全量に対して、総量で3〜30質量%であり、より好ましくは5〜15質量%である。これは芳香族アルコールが少なすぎると、角層細胞をムラなく均一に染色する効果を奏さない場合が存し、多すぎると処方系の安定性を阻害する場合が存するからである。
有機酸としては、通常染色剤或いは緩衝剤として使用されているものであれば、特段の限定無く適用することができ、例えば、クエン酸、乳酸、酒石酸、リンゴ酸、シュウ酸、グリコール酸、マロン酸、コハク酸、マレイン酸、フマル酸、タンニン酸等が好ましく例示できる。より好ましいものは、アルファヒドロキシ酸である、乳酸、グリコール酸、クエン酸、リンゴ酸及び酒石酸である。これは、アルファヒドロキシ酸は、PHコントロール剤としての染色液の系の安定性や染色剤の安定性に加え、角層柔軟化作用に優れていることから、染料の角層細胞への浸透性を増加させる作用を有し、また、染料の組織への固定を促進する作用も有するためである。本発明の染色液に於いて、有機酸は唯一種を含有することもできるし、二種以上を組み合わせて含有させることもできる。本発明の染色液に於ける、有機酸の好ましい含有量は、染色液全量に対して、総量で5〜40質量%であり、より好ましくは10〜30質量%である。これは多すぎると、結晶が析出したりして系が不安定になる場合が存し、少なすぎると前記の効果を奏さない場合が存するからである。
本発明の染色液において、水の量は、有機酸などを溶解させ、且つ結晶の析出が起こらない範囲とすることができる。通常は25〜50質量%、好ましくは30〜45質量%とするのがよい。
また、本発明の染色液の長期安定性を保つために、トリエタノールアミンなどのアルカリを添加して、pHを2.5〜4.5の弱酸領域に保つことも好ましい。
本発明の染色液は、通常の細胞の染色に用いられる方法で、角層細胞に接触させて用いることができる。本発明の染色液を用いて角層細胞を染色する場合の染色所要時間は1〜60秒、好ましくは10〜30秒程度である。「染色所要時間」とは、角層細胞を染色液に接触させてから、角層細胞の組織が、目的とする情報が得られる程度にまで染色されるのに必要な時間を指す。
本発明の染色液を用いて角層細胞の染色を行うことにより、角層細胞面積、有核細胞の出現頻度を測定したり、有核細胞の有無、トラベキュラーの有無、角層細胞の配列の規則性、角層細胞の形、角層細胞の剥離状況を判別したりすることができる。
本発明の染色液は、角層細胞への浸透性に優れ、染色所要時間が1〜60秒と短いことから、このような特性を生かした形態の角層細胞染色用具とすれば、簡易に染色を行うことが可能となる。
本発明の角層細胞染色用具は、本発明の染色液を充填する容器、及び該容器に設けられ、前記染色液を浸出させる浸出部を備えることを特徴とする。
本発明の角層細胞染色用具を構成する容器は、本発明の染色液を収容できるものであればよく、特に制限されない。中でも、簡易に使用できる大きさ及び形状を有するものであることが好ましい。また容器の材質も特に制限されず、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのプラスチック容器を用いることができる。
また、浸出部は容器に設けられ、かつ容器に充填された染色液を浸出させる作用を有する形態であればよい。すなわち、浸出部の少なくとも一部が染色液に接触し得るように、他の又は同一の一部は、角層細胞と接触させることが可能なように配置されていればよい。
本発明の角層細胞染色用具の形態としては、容器に充填した染色液を、浸出部の一端から、容器外部側に存在する他端に移動させるような形態が挙げられる。この場合、浸出部の形状は、例えば、管状体や多孔質体とすることができ、具体的には、合成樹脂で形成されたブラシや微細管、フェルトなどの繊維状の芯等を用いることができる。このような形態においては、毛細管現象(大気圧)又は重力を利用して、若しくは加圧することにより、容器に充填された染色液を、浸出部の一端から他端に移動させて、染色液を容器外部に浸出させることができる。
また、他の形態としては、容器に充填した染色液を浸出部の一部に付着させ、使用時に染色液が付着した部分を、外部に浸出させるような形態が挙げられる。この場合、浸出部の形状は、例えば、ボール状やローラー状とすることができ、具体的には、合成樹脂で形成されたボールなどを用いることができる。このような形態においては、浸出部の一部が容器内部に収納され、残りの部分が容器外部に露出するような構造とすればよい。そして、容器内の染色液を浸出部の一部に接触させ、染色液が付着した浸出部を回転させることにより、染色液を容器外部に浸出させることができる。
また、本発明の角層細胞染色用具は、さらに、前記浸出部を覆う蓋部を備えていることが好ましい。このような形態とすることにより、染色液中の揮発成分の揮散を防ぐことができる。
本発明の染色液は、通常の細胞の染色に用いられる方法で角層細胞と接触させて使用することができる。例えば、染色液を適当な容器に充填し、角層細胞を粘着テープなどの粘着剤を用いて皮膚表面から剥離し、これを染色液に浸漬するなどの方法が挙げられる。本発明の染色液は、角層細胞との接触後、放置、洗浄、乾燥などの工程を経ずに即時に染色が完了し、観察が可能な状態となる。
また、本発明の角層細胞染色用具を用いて角層細胞の染色を行う場合には、角層細胞染色用具の浸出部に角層細胞を接触させて使用することができる。この場合は、直接皮膚に接触させて角層細胞を染色することもできるし、上記のように角層細胞を皮膚から剥離して染色することもできる。本発明の角層細胞染色用具を用いた染色方法は、従来使用されている染色液の入った容器に角層細胞を浸漬する染色方法に比較して、瞬時に染色を行える、染色場所を選ばない、染色する際に染色液を充填する容器を用意する必要がない、周辺汚染の心配がない、操作が容易である等の非常に多くの点で優れている。
また、本発明の角層細胞の染色方法は、角層細胞面積、有核細胞の存在の有無、トラベキュラーの有無、有核細胞の出現頻度、角層細胞の配列の規則性、角層細胞の形、角層細胞の剥離状況の測定又は判別のために用いるのに適している。
そして、本発明の染色液を用いた上記角層細胞の染色方法を用いて、角層細胞を染色し、角層細胞面積、有核細胞の存在の有無、トラベキュラーの有無、有核細胞の出現頻度、角層細胞の配列の規則性、角層細胞の形、角層細胞の剥離状況の測定又は判別を行い、この結果を用いて、皮膚状態を鑑別することができる。
以下に、実施例を挙げて、本発明について更に詳細に説明を加えるが、本発明が、これら実施例にのみ限定されないことは言うまでもない。
<実施例1>
以下に示す処方に従って、本発明の染色液を作製し、実施例1とした。即ち、室温にて、染料はエタノールとベンジルアルコールのアルコール溶液中に添加し、グリコール酸は水に溶解し、それぞれ撹拌溶解後、アルコール溶液と水溶液を混合して本発明の染色液を得た。
(染色液の処方1)
青色1号 3.0質量%
エタノール 35.0質量%
ベンジルアルコール 10.0質量%
グリコール酸 19.0質量%
水 32.0質量%
トリエタノールアミン 1.0質量%
<実施例2>
実施例1と同様に、以下に示す処方に従って、本発明の染色液を作製し、実施例2とした。即ち、室温にて、染料はエタノール、2−プロパノール及びベンジルアルコールのアルコール溶液中に添加し、クエン酸は水に添加し、それぞれ撹拌溶解後、アルコール溶液と水溶液とを混合して本発明の染色液を得た。
(染色液の処方2)
青色1号 1.0質量%
ブリリアントグリーン 1.0質量%
エタノール 10.0質量%
2−プロパノール 23.0質量%
ベンジルアルコール 8.0質量%
クエン酸 25.0質量%
水 32.0質量%
<実施例3>
実施例1と同様に、以下に示す処方に従って、本発明の染色液を作製し、実施例3とした。即ち、室温にて、染料はエタノール、2−プロパノール及びベンジルアルコールのアルコール溶液中に添加し、乳酸及びグリコール酸は水に添加し、それぞれ撹拌溶解後、アルコール溶液と水溶液とを混合し、本発明の染色液を得た。
(染色液の処方3)
青色1号 0.5質量%
緑201号 1.0質量%
ブリリアントグリーン 1.0質量%
エタノール 20.0質量%
2−プロパノール 10.0質量%
ベンジルアルコール 5.0質量%
乳酸 5.0質量%
グリコール酸 14.0質量%
水 42.5質量%
トリエタノールアミン 1.0質量%
<実施例4>
実施例1と同様に、以下に示す処方に従って、本発明の染色液を作製し、実施例4とした。即ち、室温にて、染料は2−プロパノール及びベンジルアルコールのアルコール溶液中に添加し、グリコール酸は水に添加し、それぞれ撹拌溶解後、アルコール溶液と水溶液とを混合して本発明の染色液を得た。
(染色液の処方4)
ブリリアントグリーン 3.0質量%
2−プロパノール 35.0質量%
ベンジルアルコール 10.0質量%
グリコール酸 20.0質量%
水 32.0質量%
<実施例5>
実施例1と同様に、以下に示す処方に従って、本発明の染色液を作製し、実施例5とした。即ち、室温にて、染料はエタノール、2−プロパノール及びベンジルアルコールのアルコール溶液中に添加し、クエン酸は水に添加し、それぞれ撹拌溶解後、アルコール溶液と水溶液とを混合して本発明の染色液を得た。
(染色液の処方5)
青色1号 0.5質量%
ヘマトキシリン 1.5質量%
エタノール 23.0質量%
2−プロパノール 10.0質量%
ベンジルアルコール 8.0質量%
クエン酸 25.0質量%
水 32.0質量%
<実施例6>
実施例1と同様に、以下に示す処方に従って、本発明の染色液を作製し、実施例6とした。即ち、室温にて、染料はエタノール、2−プロパノール及びベンジルアルコールのアルコール溶液中に添加し、乳酸及びグリコール酸は水に添加し、それぞれ撹拌溶解後、アルコール溶液と水溶液とを混合して本発明の染色液を得た。
(染色液の処方6)
緑201号 1.0質量%
ヘマトキシリン 1.5質量%
エタノール 15.0質量%
2−プロパノール 15.0質量%
ベンジルアルコール 5.0質量%
フェニルエチルアルコール 1.0質量%
乳酸 3.0質量%
グリコール酸 15.0質量%
水 41.5質量%
トリエタノールアミン 2.0質量%
<実施例7>
本発明の角層細胞染色用具の一形態を図1に示す。図1には、染色液を充填した容器(符号1)、該染色液を浸出させる浸出部(符号2)、及び浸出部より揮発成分が揮散するのを防ぐ蓋部(符号3)が記載してある。本発明の角層細胞染色用具の浸出部を角層細胞が付着した粘着テープに、数秒程度押し当てることで、角層細胞を染色することができる。即ち、場所を取らず、容易に且つ瞬時に、染色できる構造であることが分かる。
<実施例8>
粘着テープを使用してテープストリップにより、洗顔後の女性被験者の頬部から角層細胞を採取した。角層細胞の付着した粘着テープに、実施例1の染色液を充填した実施例7の角層細胞染色用具の浸出部を直接1秒間程度押し当て、30秒程度放置した。続いて、水の入った紙コップの中で粘着テープを2〜3秒動かしてこれを水洗し、風乾後バルサムに封入することで角層細胞標本を作成した。
上記方法で得られた角層細胞標本の顕微鏡観察画像を図2に示す。図2より、一般的に行われているゲンチアナバイオレット染色による角層細胞標本と同様に、角層細胞の形、角層細胞の剥離状況、角層細胞面積、角層細胞の配列の規則性等の測定又は判別が可能であることが分かる。
<実施例9>
実施例8において、実施例2の染色液を用い、別の女性を対象に同様の検討を行った。結果を図3に示す。実施例8と同様に角層細胞評価が可能であることが分かる。
<比較例1>
実施例1と同様に、以下に示す処方に従って、染色液を作製し、比較例1とした。なお、下記処方は、特願2004−266335の明細書に開示されている処方である。続いて、実施例8において、比較例1の染色液を用い、同様に角層細胞標本を作製し顕微鏡観察を行った。画像を図4に示す。図4より、比較例1の染色液を用いた場合には、本発明に比べて染色に部分的なムラがあることが分かる。
(染色液の処方7)
青色1号 1.0質量%
エタノール 85.0質量%
クエン酸 0.5質量%
水 13.5質量%
<実施例10>
実施例8、比較例1に記載された方法、及び既存の方法であるゲンチアナバイオレット染色法の使用性、染色時間、染色の均一性を評価し、表1まとめた。表1から分かるように、本発明の染色方法は、既存の方法に比べて、非常に狭い場所で、周辺への汚染の心配もなく、瞬時に角層細胞を染色できる。また前発明に比べて細胞の染色におけるムラが全くないという大きな利点を有していることが分かる。
Figure 2007029437
産業上の利用の可能性
本発明の染色液を用いることによって、瞬時に、明瞭且つ均一に角層細胞を染色することができる。また、本発明の角層細胞染色用具を用いることによってどこででも容易に、染色を行うことができる。本発明によれば、簡易に皮膚角層細胞の状態を鑑別することが可能となり、顧客と直接接する場所、例えば、デパートや店頭、更には顧客の家においても、肌状態のカウンセリングや化粧品選択に有用な情報を提供できる。

Claims (15)

  1. 1)染料、2)炭素数1〜4のアルコール10〜50質量%、3)芳香族アルコール及び4)有機酸を含有することを特徴とする、角層細胞用の染色液。
  2. 前記染料が、青色1号、紫色401号、緑色201号、黄色4号、黄色5号、黄色407号、赤色102号、橙色205号、ブリリアントグリーン、ヘマトキシリンからなる群から選ばれる一種又は二種以上であることを特徴とする、請求項1に記載の角層細胞の染色液。
  3. 前記芳香族アルコールが、ベンジルアルコール、フェニルエチルアルコール及びフェニルプロピルアルコールからなる群から選ばれる一種又は二種以上であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の角層細胞の染色液。
  4. 前記有機酸が、クエン酸、無水クエン酸、乳酸、酒石酸、リンゴ酸、シュウ酸、グリコール酸、マロン酸、コハク酸、マレイン酸、フマル酸、タンニン酸からなる群から選ばれる一種又は二種以上であることを特徴とする、請求項1〜3の何れか一項に記載の角層細胞の染色液。
  5. 前記芳香族アルコールを3〜30質量%含有することを特徴とする、請求項1〜4の何れか一項に記載の角層細胞の染色液。
  6. 前記有機酸を5〜40質量%含有することを特徴とする、請求項1〜5の何れか一項に記載の角層細胞の染色液。
  7. 角層細胞の染色所要時間が1〜60秒であることを特徴とする、請求項1〜6の何れか一項に記載の角層細胞の染色液。
  8. 角層細胞面積、有核細胞の存在の有無、トラベキュラーの有無、有核細胞の出現頻度、角層細胞の配列の規則性、角層細胞の形、角層細胞の剥離状況から選択される一種又は二種以上の測定及び/又は判別を行うための、請求項1〜7の何れか一項に記載の角層細胞の染色液。
  9. 請求項1〜8の何れか一項に記載の染色液を充填する容器、及び該容器に設けられ、前記染色液を浸出させる浸出部を備えることを特徴とする、角層細胞染色用具。
  10. さらに、前記浸出部を覆う蓋部を備えることを特徴とする、請求項8に記載の角層細胞染色用具。
  11. 角層細胞を、請求項1〜8の何れか一項に記載の染色液に接触させることを特徴とする、角層細胞の染色方法。
  12. 染色所要時間が1〜60秒であることを特徴とする、請求項11に記載の角層細胞の染色方法。
  13. 角層細胞を、請求項9又は10に記載の角層細胞染色用具の前記浸出部に接触させることを特徴とする、請求項11又は12に記載の角層細胞の染色方法。
  14. 請求項11〜13の何れか一項に記載の角層細胞の染色方法により染色した角層細胞の皮膚角層細胞面積、有核細胞の存在の有無、有核細胞の出現頻度、角層細胞の配列の規則性、角層細胞の形、角層細胞の剥離状況から選択される一種又は二種以上を測定及び/又は判別し、該測定及び/又は判別結果を用いて皮膚状態を鑑別することを特徴とする、皮膚状態の鑑別方法。
  15. 化粧料の選択のためのものであることを特徴とする、請求項14に記載の皮膚状態の鑑別方法。
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