JPWO2007007599A1 - メモリ制御装置 - Google Patents

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Abstract

リフレッシュ動作に必要なバンド幅を、適切に分割することで、メモリアクセスのピークバンド幅を平滑化し、低いピークバンド幅で必要なリフレッシュ動作を完遂することのできるメモリ制御装置を提供する。常時一定の割合でリフレッシュ要求を行う常時リフレッシュ要求回路と、メモリアクセスのバンド幅が低下している時間帯等、リフレッシュ要求発行条件が満たされている間に、集中的にリフレッシュを発行する、第1、第2のリクエスタにそれぞれ対応する第1、第2の集中リフレッシュ要求回路とを、並行的に動作させる。

Description

本発明は、メモリ制御装置に関し、特に、リフレッシュを必要とするメモリを制御するメモリアクセス制御回路に関する。
近年のシステムLSIでは、複数の機能を1チップに集積することがよく行われている。このとき、システムコストの低減や、低消費電力化を図るため、個々の機能ブロックに固有であったメモリを統合する統合メモリアーキテクチャが採用される場合が多い。
統合メモリアーキテクチャにおいては、個々の機能ブロックが必要とする各ピークバンド幅の、該すべての機能ブロックについての和が、所定のピークバンド幅内にあることを満足する必要がある。そして、上記ピークバンド幅の和が大きいと、これに対処するためにメモリバス幅を増やしたり、メモリの動作周波数を上げたりするなどの、統合メモリアーキテクチャの利点を減殺してしまうこととなる対策をとることが必要となるため、このピークバンド幅は、できるだけ小さくすることが必要である。
一方、このようなシステムLSIの統合メモリとしては、高速、かつ大容量のSDRAMや、DDR−SDRAMが適しているが、これらの揮発性メモリは、リフレッシュ動作を必要とし、かつ該リフレッシュ動作は通常のメモリアクセスと競合しバンド幅を消費してこれを行うものであり、したがってこのリフレッシュ動作は、ピークバンド幅に影響を与えないように行うことが一つの大きな課題であった(特許文献1参照)。
従来、上記のような課題を解決する手段としては、2つの手法が主に採られてきた。
前記2つの手法のうちの1つは、必要なリフレッシュ回数を所定の時間内にまんべんなく実施することにより、一定のバンド幅を常時リフレッシュに割り当てる手法(以下、常時リフレッシュと呼ぶ)であり、もう1つは、通常のメモリアクセスの頻度が下がる時間帯に集中的にリフレッシュを行うことにより、所定時間内に必要なリフレッシュを短時間に終わらせる手法(以下、集中リフレッシュと呼ぶ)である。
集中リフレッシュの手法としては、例えばAV処理を行うシステムLSIにおいては、画像出力の垂直ブランク期間などにおいてアクセス頻度が低下する時間帯を用いる方法などが代表的である。
特開2000−311484号公報
ところで、上記のようなリフレッシュを必要とするメモリを制御するメモリアクセス制御回路においては、メモリ容量の増大に伴い必要なリフレッシュ回数は、2のべき乗で増大するため、リフレッシュの占めるバンド幅も、メモリ容量の増大に伴い2のべき乗で増大することになる。
このような状況においては、上記の2つの手法には、以下に指摘するような課題が存在する。
常時リフレッシュについては、各機能ブロックのアクセスがピークとなる状況において、これらにリフレッシュのバンド幅がそのまま輻輳されることになるため、補償すべきピークバンド幅が増大することとなる。
一方、集中リフレッシュは、常時リフレッシュの持つ課題は生じないが、必要なリフレッシュ回数を、全てアクセス頻度の低下する短い時間帯に実行するため、リフレッシュ集中の時間帯には、リフレッシュのバンド幅が大きくなる。このとき、必要なリフレッシュ回数が大きい大容量のメモリを用いる場合においては、リフレッシュのバンド幅が、アクセス頻度低下によって減じた占有バンド幅を大きく上回り、逆に高いピークバンド幅を生じてしまうことがある。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたもので、リフレッシュ動作に必要なバンド幅を、適切に分割することで、メモリアクセスのピークバンド幅を平滑化し、低いピークバンド幅で必要なリフレッシュ動作を完遂することのできるメモリ制御装置を提供することを目的としている。
本発明の請求項1にかかるメモリ制御装置は、リフレッシュの必要なメモリに対しアクセス要求を行う複数のリクエスタからのアクセスを調停、制御し、メモリ制御を行うメモリ制御装置において、前記メモリに対する前記複数のリクエスタからのメモリアクセス要求に対して、これらを調停するアクセス調停回路と、前記アクセス調停回路に対し、前記メモリのリフレッシュの要求を行う複数のリフレッシュ要求回路とを備えたメモリアクセス制御回路を備え、前記複数のリフレッシュ要求回路は、前記アクセス調停回路に対し常に前記メモリのリフレッシュ要求を出し続けるか、または常に一定の時間間隔をおいて前記メモリのリフレッシュの要求を出す1つの常時リフレッシュ要求回路と、前記アクセス調停回路に対しその各々に設定されるリフレッシュ要求発行条件が満たされている間、前記メモリのリフレッシュの要求を発行しつづける、1つまたは複数の条件付リフレッシュ要求回路とよりなる、ことを特徴とする。
本発明の請求項2にかかるメモリ制御装置は、請求項1記載のメモリ制御装置において、前記複数のリクエスタの全部あるいは一部は、前記メモリアクセス制御回路に対し、前記メモリに対するアクセス頻度が所定値以下であるときにONとなるアクセス頻度低下信号を出力するものであり、前記条件付リフレッシュ要求回路は、前記アクセス頻度低下信号を出力する前記複数のリクエスタの全部あるいは一部の同数と設けられ、前記各条件付リフレッシュ要求回路の前記リフレッシュ要求発行条件は、対応する前記アクセス頻度低下信号がONであることである、ことを特徴とする。
本発明の請求項3にかかるメモリ制御装置は、請求項2のメモリ制御装置において、前記アクセス調停回路において、前記条件付リフレッシュ要求回路に対して設定される前記アクセス許可頻度は、該条件付リフレッシュ要求回路に対応する前記リクエスタが出力する前記アクセス頻度低下信号がOFFのときの値と、ONのときの値との差分に基づいて設定され、前記アクセス調停回路において、前記常時リフレッシュ要求回路に対して設定される前記アクセス許可頻度は、一定時間内に前記メモリが必要とするリフレッシュ回数と、前記条件付リフレッシュ要求回路によって前記一定時間内に実行されるリフレッシュ回数との差分回数のリフレッシュが、前記一定時間内に実行できるよう設定されている、ことを特徴とする。
本発明の請求項4にかかるメモリ制御装置は、請求項3のメモリ制御装置において、前記アクセス調停回路に対してメモリ要求を発行するリクエスタは、画像処理を行う画像処理回路であり、該画像処理回路であるリクエスタは、前記外部メモリへのアクセスが密であるアクティブ期間と、前記アクセスが疎であるブランク期間とを周期的に繰り返し、前記メモリアクセス制御回路は、前記画像処理回路であるリクエスタに対応する前記条件付リフレッシュ要求回路をもち、前記画像処理回路であるリクエスタがブランク期間にあることを示す信号を、前記アクセス頻度低下信号として用いる、ことを特徴とする。
請求項1あるいは請求項2にかかるメモリ制御装置によれば、上記構成により、常時リフレッシュと、集中リフレッシュとを適切に混合することが可能となり、メモリアクセスのピークやリフレッシュの輻輳により、高いピークバンド幅が発生することを回避することができる。
また、請求項3にかかるメモリ制御装置によれば、アプリオリに見込まれるリクエスタのバンド幅変動の情報から、ピークバンド幅を軽減するために、常時リフレッシュと集中リフレッシュとを一定の比で与えることのできる簡易なメモリアクセス制御方法を、提供することができる。
また、請求項4の発明にかかるメモリ制御装置によれば、映像を取り扱う情報処理装置において、リフレッシュのピークバンド幅を軽減することのできる簡易なメモリアクセス制御方法を提供することができる。
図1は本発明の実施の形態1によるメモリ制御装置の構成を示す図である。 図2は実施の形態1によるメモリ制御装置において、常時リフレッシュと、2つの集中リフレッシュを行う場合のリフレッシュの動作を示す概念図である。 図3は常時リフレッシュのみでリフレッシュを行う場合のリフレッシュの動作を示す概念図である。 図4は2つの集中リフレッシュのみでリフレッシュを行う場合のリフレッシュの動作を示す概念図である。
符号の説明
1000 メモリ制御装置
100 メモリアクセス制御回路
10 外部メモリ
20 第1リクエスタ
21 第2リクエスタ
30 常時リフレッシュリクエスタ
40 第1集中リフレッシュリクエスタ
41 第2集中リフレッシュリクエスタ
50 常時リフレッシュ頻度レジスタ
60 第1集中リフレッシュ頻度レジスタ
61 第2集中リフレッシュ頻度レジスタ
70 第1リクエスタ頻度低下信号
71 第2リクエスタ頻度低下信号
80 第1集中リフレッシュリクエスト信号
81 第2集中リフレッシュリクエスト信号
82 常時リフレッシュリクエスト信号
90 常時リフレッシュサイクルカウンタ
A0 第1集中リフレッシュサイクルカウンタ
A1 第2集中リフレッシュサイクルカウンタ
B0 アービター
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1によるメモリ制御装置を、図1を用いて説明する。
図1は、本発明の実施の形態1によるメモリ制御装置1000を示す構成図である。
図1に示されるメモリ制御装置1000において、メモリアクセス制御回路100は、リフレッシュの必要なメモリに対する複数のリクエスタからのアクセスを制御するものであり、上記リフレッシュの必要な外部メモリ10に接続されるとともに、該外部メモリ10に対するアクセス要求を行う第1リクエスタ20、及び第2リクエスタ21にも、それぞれ接続されている。
また、該メモリアクセス制御回路100は、内部に常時リフレッシュ頻度レジスタ50、及び常時リフレッシュサイクルカウンタ90を含む常時リフレッシュリクエスタ30と、第1集中リフレッシュ頻度レジスタ60、及び第1集中リフレッシュサイクルカウンタA0を含む第1集中リフレッシュリクエスタ40と、第2集中リフレッシュ頻度レジスタ61、及び第2集中リフレッシュサイクルカウンタA1を含む第2集中リフレッシュリクエスタ41と、アービターB0とを、具備している。
前記アービターB0は、前記第1リクエスタ20、第2リクエスタ21、常時リフレッシュリクエスタ30、第1集中リフレッシュリクエスタ40、及び第2集中リフレッシュリクエスタ41と接続され、それぞれからのリクエストを受け付けて調停し、常時リフレッシュリクエスタ30、第1集中リフレッシュリクエスタ40、第2集中リフレッシュリクエスタ41、第1リクエスタ20、及び第2リクエスタ21の順に、優先的に受理する。
前記メモリアクセス制御回路100は、アービターB0によって選ばれたリクエスタに応じて、外部メモリ10にコマンドを発行する。特に、常時リフレッシュリクエスタ30、第1集中リフレッシュリクエスタ40、第2集中リフレッシュリクエスタ41のいずれかが選ばれたときは、外部メモリ10にリフレッシュコマンドを発行する。ここで、リフレッシュに要するサイクル数は20サイクルとする。
常時リフレッシュリクエスタ30は、内部に、常時リフレッシュ頻度レジスタ50と、常時リフレッシュサイクルカウンタ90とをもち、常時リフレッシュリクエスト信号82を介してアービターB0と接続される。
常時リフレッシュサイクルカウンタ90は、1サイクルにつき1ずつインクリメントされるカウンタで、常時リフレッシュ頻度レジスタ50の設定値と値が等しくなると、その次のサイクルで0に戻る。常時リフレッシュリクエスタ30は、常時リフレッシュ頻度レジスタ50と、常時リフレッシュサイクルカウンタ90とが同じ値になると、常時リフレッシュリクエスト信号82をONにして、アービターB0にリクエストを発行する。
第1集中リフレッシュリクエスタ40は、内部に、第1集中リフレッシュ頻度レジスタ40と、第1集中リフレッシュサイクルカウンタA0とをもち、第1集中リフレッシュリクエスト信号80を介してアービターB0と接続され、第1リクエスタ頻度低下信号070を介して第1リクエスタ20と接続される。
第1集中リフレッシュサイクルカウンタA0は、第1リクエスタ頻度低下信号70がONのときに限り、1サイクルにつき1ずつインクリメントされるカウンタで、第1集中リフレッシュ頻度レジスタ60の設定値と値が等しくなると、その次のサイクルで0に戻る。第1集中リフレッシュリクエスタ40は、第1集中リフレッシュ頻度レジスタ60と、第1集中リフレッシュサイクルカウンタA0とが同じ値になると、第1集中リフレッシュリクエスト信号80をONにして、アービターB0にリクエストを発行する。
第2集中リフレッシュリクエスタ41は、内部に、第2集中リフレッシュ頻度レジスタ61と、第2集中リフレッシュサイクルカウンタA1とをもち、第2集中リフレッシュリクエスト信号81を介してアービターB0と接続され、第2リクエスタ頻度低下信号71を介して第2リクエスタ21と接続される。
第2集中リフレッシュサイクルカウンタA1は、第2リクエスタ頻度低下信号71がONのときに限り、1サイクルにつき1ずつインクリメントされるカウンタで、第2集中リフレッシュ頻度レジスタ61の設定値と値が等しくなると、その次のサイクルで0に戻る。第2集中リフレッシュリクエスタ41は、第2集中リフレッシュ頻度レジスタ61と、第2集中リフレッシュサイクルカウンタA1とが同じ値になると、第2集中リフレッシュリクエスタ81をONにして、アービターB0にリクエストを発行する。
第1リクエスタ20と、第2リクエスタ21とは、メモリアクセス要求について、以下の特徴をもつことが予めわかっているものとする。すなわち、15.2msの間アクセスの密な時間(以下、アクティブ期間と呼ぶ)が継続し、その後、1.4msの間アクセス頻度の低い時間帯(以下、ブランク期間と呼ぶ)が継続する。これが周期的に繰り返される。
第1リクエスタ20は、アクティブ期間において第1リクエスタ頻度低下信号70をOFFにし、ブランク期間において第1リクエスタ頻度低下信号70をONにする。また、第2リクエスタ21は、アクティブ期間において第2リクエスタ頻度低下信号71をOFFにし、ブランク期間において第2リクエスタ頻度低下信号71をONにする。
第1リクエスタ20のアクティブ期間における必要占有バンド幅のピークは40MHz程度であり、第1リクエスタ20のブランク期間における必要占有バンド幅は35MHzであるとする。一方、第2リクエスタ21のアクティブ期間における必要占有バンド幅のピークは20MHz程度であり、第2リクエスタ21のブランク期間における必要占有バンド幅は10MHz程度であるとする。
また、第2リクエスタ21と第1リクエスタ20とは、非同期に動作するリクエスタであり、両者のアクティブ期間やブランク期間の開始時刻は、一致しないものとする。
外部メモリ10は、64msの間に8192回のリフレッシュを行うことを必要とし、かつ、1回リフレッシュコマンドを発行すると、20サイクルを要するものである。
次に、本実施の形態1によるメモリ制御装置1000の動作について説明する。
まず、図1に示される構成のメモリ制御装置1000において、常時リフレッシュ頻度レジスタ50の設定値として、15.4μ秒に相当する値を設定し、第1集中リフレッシュ頻度レジスタ60の設定値として、4μ秒に相当する値を設定し、第2集中リフレッシュ頻度レジスタ61の設定値として、2μ秒に相当する値を設定する。このときの常時リフレッシュリクエスト信号82、各集中リフレッシュリクエスト信号80,81、及び各リクエスタ頻度低下信号70,71の動作波形図を、図2に示す。
この設定により、常時リフレッシュリクエスタ30は、64m秒あたり4155回のリフレッシュ要求を発行する。一方、第1リクエスタ20、第2リクエスタ21は、64m秒の間に5.39m秒のブランク期間を生じる。このため、第1集中リフレッシュリクエスタ40は、第1リクエスタ20のブランク期間内に1347回のリフレッシュ要求を行い、第2集中リフレッシュリクエスタ41は、第2リクエスタ21のブランク期間内に2695回のリフレッシュを発行する。
したがって、常時リフレッシュリクエスタ30、第1集中リフレッシュリクエスタ40、第2集中リフレッシュリクエスタ41の発行する全リフレッシュは、64m秒の間に8197回となり、必要なリフレッシュ回数を満足する。
このとき、外部メモリ10に対する占有バンド幅を考えると、第1リクエスタ20と、第2リクエスタ21が、ともにアクティブ期間にある場合、常時リフレッシュリクエスタ30は、1.3MHzを占有し、第1リクエスタ20は、40MHzを占有し、第2リクエスタ21は、20MHzを占有するので、上記外部メモリ10に対する占有バンド幅は、61.3MHzである。
第1リクエスタ20がアクティブ期間にあり、第2リクエスタ21がブランク期間にある場合、常時リフレッシュリクエスタ30は、1.3MHzを占有し、第1リクエスタ20は、40MHzを占有し、第2リクエスタ21は、10MHzを占有し、第2集中リフレッシュリクエスタ41は、10MHzを占有するので、上記外部メモリ10に対する占有バンド幅は、61.3MHzである。
第1リクエスタ20がブランク期間にあり、第2リクエスタ21がアクティブ期間にある場合、常時リフレッシュリクエスタ30は、1.3MHzを占有し、第1リクエスタ20は、35MHzを占有し、第1集中リフレッシュリクエスタ40は、5MHzを占有し、第2リクエスタ21は、20MHzを占有するので、上記外部メモリ10に対する占有バンド幅は、61.3MHzである。
第1リクエスタ20と、第2リクエスタ21がともにブランク期間にある場合、常時リフレッシュリクエスタ30は、1.3MHzを占有し、第1リクエスタ20は、35MHzを占有し、第1集中リフレッシュリクエスタ40は、5MHzを占有し、第2リクエスタ21は、10MHzを占有し、第2集中リフレッシュリクエスタ41は、10MHzを占有するので、上記外部メモリ10に対する占有バンド幅は、61.3MHzである。
以下では、これに対し、図1に示される構成のメモリ制御装置1000において、本発明のリフレッシュを用いない場合、すなわち、リフレッシュを、上記常時リフレッシュリクエスタ30のみで行う場合、および、リフレッシュを、上記第1集中リフレッシュリクエスタ40、および第2集中リフレッシュリクエスタ41のみで行う場合の、リフレッシュのバンド幅について考える。
1)まず、図1に示される構成のメモリ制御装置1000において、第1集中リフレッシュリクエスタ40、および第2集中リフレッシュリクエスタ41によるリフレッシュ動作を用いない場合、すなわち、リフレッシュを、第1、第2の両集中リフレッシュリクエスタ40、41を用いず、常時リフレッシュリクエスタ30のみで全て行う場合の、リフレッシュの動作を、図3に示す。
この場合、常時リフレッシュリクエスタ30は、64m秒の間に8192回のリフレッシュを実行する必要があるため、2.56MHzのバンド幅を占有する。したがって、第1リクエスタ20と、第2リクエスタ21が、ともにアクティブ期間にあるとき、総占有バンド幅は、62.56MHzとなる。
2)次に、図1に示される構成のメモリ制御装置1000において、第1集中リフレッシュリクエスタ40、および第2集中リフレッシュリクエスタ41のみを用いて、リフレッシュを行う場合の、リフレッシュのバンド幅を、図4に示す。
この場合、第1集中リフレッシュリクエスタ40が第1リクエスタ020のブランク期間に発行すべきリフレッシュの回数と、第2集中リフレッシュリクエスタ41が第2リクエスタ21のブランク期間中に発行すべきリフレッシュの回数との和は、64m秒で8192回となる。
64m秒の間にブランク期間は5.39m秒あるので、第1集中リフレッシュリクエスタ40と、第2集中リフレッシュリクエスタ41とは、この5.39m秒の間に合計8192回のリフレッシュを発行する必要がある。このことから、第1集中リフレッシュリクエスタ40と、第2集中リフレッシュリクエスタ41とがともにブランク期間にあるときの第1集中リフレッシュリクエスタ40と、第2集中リフレッシュリクエスタ41の、リフレッシュが占有するバンド幅の和は、29.87MHzであり、第1リクエスタ20と、第2リクエスタ21のバンド幅を加えると、74.87MHzとなる。
これは、図1に示される構成のメモリ制御装置1000において、第1集中リフレッシュリクエスタ40、および第2集中リフレッシュリクエスタ41によるリフレッシュ動作を用いないで、常時リフレッシュリクエスタ30のみで全てのリフレッシュを実行しようとする場合の、総占有バンド幅である62.56MHzよりも、さらに大きな74.87MHzのバンド幅を必要とするものであり、これより、上記本発明の方法により、バンド幅が縮小できていることがわかる。
また、本実施の形態1において、前記アクセス調停回路に対してメモリアクセス要求を発行するリクエスタは、画像処理を行う画像処理回路とすることができる。
この場合、この画像処理回路は、前記外部メモリへのアクセスが密であるアクティブ期間と、前記アクセスが疎であるブランク期間とを周期的に繰り返すものであるが、前記メモリアクセス制御回路は、前記画像処理回路に対応する前記条件付リフレッシュ要求回路をもち、前記画像処理回路がブランク期間にあることを示す信号を、前記アクセス頻度低下信号として用いることにより、映像を取り扱う情報処理装置において、リフレッシュのピークバンド幅を軽減することができ、簡易なメモリアクセス制御方法を、構成することができる。
このように、本実施の形態1のメモリ制御装置1000によれば、リフレッシュの必要なメモリに対するアクセス制御回路は、メモリアクセスを要求するリクエスタに対してメモリアクセスを調停するアクセス調停回路と、前記アクセス調停回路にそれぞれ接続される複数のリフレッシュ要求回路と、を備え、前記アクセス調停回路は、これに接続されるリクエスタに対してそれぞれ設定されたアクセス許可頻度に基づいてアクセスを許可し、前記リフレッシュ要求回路のうちの一つは、常に前記アクセス調停回路にリクエストを出し続けるか、または常に一定の時間間隔をおいて前記アクセス調停回路にリクエストを出す常時リフレッシュ要求回路であり、それ以外のリフレッシュ要求回路は、該リフレッシュ要求回路ごとに設定されるリフレッシュ要求発行条件が満たされている期間にリクエストを発行しつづける条件付リフレッシュ要求回路であり、さらに、前記アクセス調停回路は、これがその調停を行うリクエスタのうち、前記リフレッシュ要求回路以外のリクエスタ、もしくはリクエスタ群からアクセス頻度低下信号を受信し、前記条件付リフレッシュ要求回路は、前記アクセス頻度低下信号が出力される数と同数だけこれを備え、該条件付リフレッシュ要求回路のリフレッシュ要求発行条件は、対応する前記アクセス頻度低下信号がONであることとしたので、常時リフレッシュと、集中リフレッシュとを適切に混合して行うことが可能となり、メモリアクセスのピークやリフレッシュの輻輳により高いピークバンド幅が発生することを回避することができる効果が得られる。
また、前記アクセス調停回路において前記条件付リフレッシュ要求回路に対して設定されるアクセス許可頻度は、対応する前記リクエスタに見こまれる前記アクセス頻度低下信号がOFFのときの値と、ONのときの値との差分に基づいてあらかじめ設定され、前記アクセス調停回路において前記常時リフレッシュ要求回路に対して設定されるアクセス許可頻度は、一定時間内に前記メモリが必要とするリフレッシュ回数と、前記条件付リフレッシュ要求回路によって前記一定時間内に実行されると見こまれるリフレッシュ回数との差分回数のリフレッシュを、前記一定時間内に実行できる程度にあらかじめ設定しているものとしたので、アプリオリに見込まれるリクエスタのバンド幅変動の情報から、ピークバンド幅を軽減するために、常時リフレッシュと集中リフレッシュとを一定の比で与えるようにすることのできる簡易なメモリアクセス制御方法を提供することができる。
さらに、前記アクセス調停回路に対してメモリ要求を発行するリクエスタを、前記外部メモリへのアクセスが密であるアクティブ期間と、前記アクセスが疎であるブランク期間とを周期的に繰り返す画像処理装置とし、前記メモリアクセス制御回路には、前記画像処理回路に対応する前記条件付リフレッシュ要求回路を設け、該画像処理回路がブランク期間にあることを示す信号を、前記アクセス頻度低下信号として用いるようにすることにより、映像を取り扱う情報処理装置において、リフレッシュのピークバンド幅を軽減することのできる簡易なメモリアクセス制御方法を、提供することができる。
本発明にかかるメモリアクセス制御回路は、リフレッシュを完遂する上で、メモリアクセスのピークバンド幅を抑制できる効果を有するものであり、AV処理を行う大規模システムLSIに用いられるメモリアクセス制御回路として有用である。
【0003】
要求に対して、これらを調停するアクセス調停回路と、前記アクセス調停回路に対し、前記メモリのリフレッシュの要求を行う複数のリフレッシュ要求回路とを備えたメモリアクセス制御回路を備え、前記複数のリフレッシュ要求回路は、前記アクセス調停回路に対し常に前記メモリのリフレッシュ要求を出し続けるか、または常に一定の時間間隔をおいて前記メモリのリフレッシュの要求を出す1つの常時リフレッシュ要求回路と、前記アクセス調停回路に対しその各々に設定されるリフレッシュ要求発行条件が満たされている間、前記メモリのリフレッシュの要求を発行しつづける、1つまたは複数の条件付リフレッシュ要求回路とよりなる、ことを特徴とする。
[0012]
本発明の請求項2にかかるメモリ制御装置は、請求項1記載のメモリ制御装置において、前記複数のリクエスタの全部あるいは一部は、前記メモリアクセス制御回路に対し、前記メモリに対するアクセス頻度が所定値以下であるときにONとなるアクセス頻度低下信号を出力するものであり、前記条件付リフレッシュ要求回路は、前記アクセス頻度低下信号を出力する前記複数のリクエスタの全部あるいは一部の同数と設けられ、前記各条件付リフレッシュ要求回路の前記リフレッシュ要求発行条件は、対応する前記アクセス頻度低下信号がONであることである、ことを特徴とする。
[0013]
本発明の請求項3にかかるメモリ制御装置は、請求項2のメモリ制御装置において、前記メモリアクセス制御回路において、前記条件付リフレッシュ要求回路に対して設定されるアクセス許可頻度は、該条件付リフレッシュ要求回路に対応する前記リクエスタが出力する前記アクセス頻度低下信号がOFFのときの値と、ONのときの値との差分に基づいて設定され、前記メモリアクセス制御回路において、前記常時リフレッシュ要求回路に対して設定されるアクセス許可頻度は、一定時間内に前記メモリが必要とするリフレッシュ回数と、前記条件付リフレッシュ要求回路によって前記一定時間内に実行されるリフレッシュ回数との差分回数のリフレッシュが、前記一定時間内に実行できるよう設定されている、ことを特徴とする。
[0014]
本発明の請求項4にかかるメモリ制御装置は、請求項3のメモリ制御装置において、前記アクセス調停回路に対してメモリ要求を発行するリクエスタは、画像処理を行う画像処理回路であり、該画像処理回路であるリクエスタは、前記外部メモリへのアクセスが密であるアクティブ期間と、前記アクセスが疎であるブランク期間とを周期的に
【0006】
集中リフレッシュ頻度レジスタ60、及び第1集中リフレッシュサイクルカウンタA0を含む第1集中リフレッシュリクエスタ40と、第2集中リフレッシュ頻度レジスタ61、及び第2集中リフレッシュサイクルカウンタA1を含む第2集中リフレッシュリクエスタ41と、アービターB0とを、具備している。
[0022]
前記アービターB0は、前記第1リクエスタ20、第2リクエスタ21、常時リフレッシュリクエスタ30、第1集中リフレッシュリクエスタ40、及び第2集中リフレッシュリクエスタ41と接続され、それぞれからのリクエストを受け付けて調停し、常時リフレッシュリクエスタ30、第1集中リフレッシュリクエスタ40、第2集中リフレッシュリクエスタ41、第1リクエスタ20、及び第2リクエスタ21の順に、優先的に受理する。
[0023]
前記メモリアクセス制御回路100は、アービターB0によって選ばれたリクエスタに応じて、外部メモリ10にコマンドを発行する。特に、常時リフレッシュリクエスタ30、第1集中リフレッシュリクエスタ40、第2集中リフレッシュリクエスタ41のいずれかが選ばれたときは、外部メモリ10にリフレッシュコマンドを発行する。ここで、リフレッシュに要するサイクル数は20サイクルとする。
[0024]
常時リフレッシュリクエスタ30は、内部に、常時リフレッシュ頻度レジスタ50と、常時リフレッシュサイクルカウンタ90とをもち、常時リフレッシュリクエスト信号82を介してアービターB0と接続される。
[0025]
常時リフレッシュサイクルカウンタ90は、1サイクルにつき1ずつインクリメントされるカウンタで、常時リフレッシュ頻度レジスタ50の設定値と値が等しくなると、その次のサイクルで0に戻る。常時リフレッシュリクエスタ30は、常時リフレッシュ頻度レジスタ50と、常時リフレッシュサイクルカウンタ90とが同じ値になると、常時リフレッシュリクエスト信号82をONにして、アービターB0にリクエストを発行する。
これにより、常時リフレッシュリクエスト信号82の発行は、一定の時間間隔として常時リフレッシュ頻度レジスタ50の設定値と等しいサイクル数の間隔をもったタイミングで行われる。
[0026]
第1集中リフレッシュリクエスタ40は、内部に、第1集中リフレッシュ頻度レジスタ40と、第1集中リフレッシュサイクルカウンタA0とをもち、第1集中リフレッシュリクエスト信号80を介してアービターB0と接続され、第1リクエスタ頻度低下信号70を介して第1リクエスタ20と接続される。
[0027]
第1集中リフレッシュサイクルカウンタA0は、第1リクエスタ頻度低下信号70がONのときに限り、1サイクルにつき1ずつインクリメントされるカウンタで、第1集中リフレッ
本発明は、メモリ制御装置に関し、特に、リフレッシュを必要とするメモリを制御するメモリアクセス制御回路に関する。
近年のシステムLSIでは、複数の機能を1チップに集積することがよく行われている。このとき、システムコストの低減や、低消費電力化を図るため、個々の機能ブロックに固有であったメモリを統合する統合メモリアーキテクチャが採用される場合が多い。
統合メモリアーキテクチャにおいては、個々の機能ブロックが必要とする各ピークバンド幅の、該すべての機能ブロックについての和が、所定のピークバンド幅内にあることを満足する必要がある。そして、上記ピークバンド幅の和が大きいと、これに対処するためにメモリバス幅を増やしたり、メモリの動作周波数を上げたりするなどの、統合メモリアーキテクチャの利点を減殺してしまうこととなる対策をとることが必要となるため、このピークバンド幅は、できるだけ小さくすることが必要である。
一方、このようなシステムLSIの統合メモリとしては、高速、かつ大容量のSDRAMや、DDR−SDRAMが適しているが、これらの揮発性メモリは、リフレッシュ動作を必要とし、かつ該リフレッシュ動作は通常のメモリアクセスと競合しバンド幅を消費してこれを行うものであり、したがってこのリフレッシュ動作は、ピークバンド幅に影響を与えないように行うことが一つの大きな課題であった(特許文献1参照)。
従来、上記のような課題を解決する手段としては、2つの手法が主に採られてきた。
前記2つの手法のうちの1つは、必要なリフレッシュ回数を所定の時間内にまんべんなく実施することにより、一定のバンド幅を常時リフレッシュに割り当てる手法(以下、常時リフレッシュと呼ぶ)であり、もう1つは、通常のメモリアクセスの頻度が下がる時間帯に集中的にリフレッシュを行うことにより、所定時間内に必要なリフレッシュを短時間に終わらせる手法(以下、集中リフレッシュと呼ぶ)である。
集中リフレッシュの手法としては、例えばAV処理を行うシステムLSIにおいては、画像出力の垂直ブランク期間などにおいてアクセス頻度が低下する時間帯を用いる方法などが代表的である。
特開2000−311484号公報
ところで、上記のようなリフレッシュを必要とするメモリを制御するメモリアクセス制御回路においては、メモリ容量の増大に伴い必要なリフレッシュ回数は、2のべき乗で増大するため、リフレッシュの占めるバンド幅も、メモリ容量の増大に伴い2のべき乗で増大することになる。
このような状況においては、上記の2つの手法には、以下に指摘するような課題が存在する。
常時リフレッシュについては、各機能ブロックのアクセスがピークとなる状況において、これらにリフレッシュのバンド幅がそのまま輻輳されることになるため、補償すべきピークバンド幅が増大することとなる。
一方、集中リフレッシュは、常時リフレッシュの持つ課題は生じないが、必要なリフレッシュ回数を、全てアクセス頻度の低下する短い時間帯に実行するため、リフレッシュ集中の時間帯には、リフレッシュのバンド幅が大きくなる。このとき、必要なリフレッシュ回数が大きい大容量のメモリを用いる場合においては、リフレッシュのバンド幅が、アクセス頻度低下によって減じた占有バンド幅を大きく上回り、逆に高いピークバンド幅を生じてしまうことがある。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたもので、リフレッシュ動作に必要なバンド幅を、適切に分割することで、メモリアクセスのピークバンド幅を平滑化し、低いピークバンド幅で必要なリフレッシュ動作を完遂することのできるメモリ制御装置を提供することを目的としている。
本発明の請求項1にかかるメモリ制御装置は、リフレッシュの必要なメモリに対しアクセス要求を行う複数のリクエスタからのアクセスを調停、制御し、メモリ制御を行うメモリ制御装置において、前記メモリに対する前記複数のリクエスタからのメモリアクセス要求に対して、これらを調停するアクセス調停回路と、前記アクセス調停回路に対し、前記メモリのリフレッシュの要求を行う複数のリフレッシュ要求回路とを備えたメモリアクセス制御回路を備え、前記複数のリフレッシュ要求回路は、前記アクセス調停回路に対し常に前記メモリのリフレッシュ要求を出し続けるか、または常に一定の時間間隔をおいて前記メモリのリフレッシュの要求を出す1つの常時リフレッシュ要求回路と、前記アクセス調停回路に対しその各々に設定されるリフレッシュ要求発行条件が満たされている間、前記メモリのリフレッシュの要求を発行しつづける、1つまたは複数の条件付リフレッシュ要求回路とよりなる、ことを特徴とする。
本発明の請求項2にかかるメモリ制御装置は、請求項1記載のメモリ制御装置において、前記複数のリクエスタの全部あるいは一部は、前記メモリアクセス制御回路に対し、前記メモリに対するアクセス頻度が所定値以下であるときにONとなるアクセス頻度低下信号を出力するものであり、前記条件付リフレッシュ要求回路は、前記アクセス頻度低下信号を出力する前記複数のリクエスタの全部あるいは一部の同数と設けられ、前記各条件付リフレッシュ要求回路の前記リフレッシュ要求発行条件は、対応する前記アクセス頻度低下信号がONであることである、ことを特徴とする。
本発明の請求項3にかかるメモリ制御装置は、請求項2のメモリ制御装置において、前記メモリアクセス制御回路において、前記条件付リフレッシュ要求回路に対して設定されるアクセス許可頻度は、該条件付リフレッシュ要求回路に対応する前記リクエスタが出力する前記アクセス頻度低下信号がOFFのときの値と、ONのときの値との差分に基づいて設定され、前記メモリアクセス制御回路において、前記常時リフレッシュ要求回路に対して設定されるアクセス許可頻度は、一定時間内に前記メモリが必要とするリフレッシュ回数と、前記条件付リフレッシュ要求回路によって前記一定時間内に実行されるリフレッシュ回数との差分回数のリフレッシュが、前記一定時間内に実行できるよう設定されている、ことを特徴とする。
本発明の請求項4にかかるメモリ制御装置は、請求項3のメモリ制御装置において、前記アクセス調停回路に対してメモリ要求を発行するリクエスタは、画像処理を行う画像処理回路であり、該画像処理回路であるリクエスタは、前記外部メモリへのアクセスが密であるアクティブ期間と、前記アクセスが疎であるブランク期間とを周期的に繰り返し、前記メモリアクセス制御回路は、前記画像処理回路であるリクエスタに対応する前記条件付リフレッシュ要求回路をもち、前記画像処理回路であるリクエスタがブランク期間にあることを示す信号を、前記アクセス頻度低下信号として用いる、ことを特徴とする。
請求項1あるいは請求項2にかかるメモリ制御装置によれば、上記構成により、常時リフレッシュと、集中リフレッシュとを適切に混合することが可能となり、メモリアクセスのピークやリフレッシュの輻輳により、高いピークバンド幅が発生することを回避することができる。
また、請求項3にかかるメモリ制御装置によれば、アプリオリに見込まれるリクエスタのバンド幅変動の情報から、ピークバンド幅を軽減するために、常時リフレッシュと集中リフレッシュとを一定の比で与えることのできる簡易なメモリアクセス制御方法を、提供することができる。
また、請求項4の発明にかかるメモリ制御装置によれば、映像を取り扱う情報処理装置において、リフレッシュのピークバンド幅を軽減することのできる簡易なメモリアクセス制御方法を提供することができる。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1によるメモリ制御装置を、図1を用いて説明する。
図1は、本発明の実施の形態1によるメモリ制御装置1000を示す構成図である。
図1に示されるメモリ制御装置1000において、メモリアクセス制御回路100は、リフレッシュの必要なメモリに対する複数のリクエスタからのアクセスを制御するものであり、上記リフレッシュの必要な外部メモリ10に接続されるとともに、該外部メモリ10に対するアクセス要求を行う第1リクエスタ20、及び第2リクエスタ21にも、それぞれ接続されている。
また、該メモリアクセス制御回路100は、内部に常時リフレッシュ頻度レジスタ50、及び常時リフレッシュサイクルカウンタ90を含む常時リフレッシュリクエスタ30と、第1集中リフレッシュ頻度レジスタ60、及び第1集中リフレッシュサイクルカウンタA0を含む第1集中リフレッシュリクエスタ40と、第2集中リフレッシュ頻度レジスタ61、及び第2集中リフレッシュサイクルカウンタA1を含む第2集中リフレッシュリクエスタ41と、アービターB0とを、具備している。
前記アービターB0は、前記第1リクエスタ20、第2リクエスタ21、常時リフレッシュリクエスタ30、第1集中リフレッシュリクエスタ40、及び第2集中リフレッシュリクエスタ41と接続され、それぞれからのリクエストを受け付けて調停し、常時リフレッシュリクエスタ30、第1集中リフレッシュリクエスタ40、第2集中リフレッシュリクエスタ41、第1リクエスタ20、及び第2リクエスタ21の順に、優先的に受理する。
前記メモリアクセス制御回路100は、アービターB0によって選ばれたリクエスタに応じて、外部メモリ10にコマンドを発行する。特に、常時リフレッシュリクエスタ30、第1集中リフレッシュリクエスタ40、第2集中リフレッシュリクエスタ41のいずれかが選ばれたときは、外部メモリ10にリフレッシュコマンドを発行する。ここで、リフレッシュに要するサイクル数は20サイクルとする。
常時リフレッシュリクエスタ30は、内部に、常時リフレッシュ頻度レジスタ50と、常時リフレッシュサイクルカウンタ90とをもち、常時リフレッシュリクエスト信号82を介してアービターB0と接続される。
常時リフレッシュサイクルカウンタ90は、1サイクルにつき1ずつインクリメントされるカウンタで、常時リフレッシュ頻度レジスタ50の設定値と値が等しくなると、その次のサイクルで0に戻る。常時リフレッシュリクエスタ30は、常時リフレッシュ頻度レジスタ50と、常時リフレッシュサイクルカウンタ90とが同じ値になると、常時リフレッシュリクエスト信号82をONにして、アービターB0にリクエストを発行する。
これにより、常時リフレッシュリクエスト信号82の発行は、一定の時間間隔として常時リフレッシュ頻度レジスタ50の設定値と等しいサイクル数の間隔をもったタイミングで行われる。
第1集中リフレッシュリクエスタ40は、内部に、第1集中リフレッシュ頻度レジスタ40と、第1集中リフレッシュサイクルカウンタA0とをもち、第1集中リフレッシュリクエスト信号80を介してアービターB0と接続され、第1リクエスタ頻度低下信号70を介して第1リクエスタ20と接続される。
第1集中リフレッシュサイクルカウンタA0は、第1リクエスタ頻度低下信号70がONのときに限り、1サイクルにつき1ずつインクリメントされるカウンタで、第1集中リフレッシュ頻度レジスタ60の設定値と値が等しくなると、その次のサイクルで0に戻る。第1集中リフレッシュリクエスタ40は、第1集中リフレッシュ頻度レジスタ60と、第1集中リフレッシュサイクルカウンタA0とが同じ値になると、第1集中リフレッシュリクエスト信号80をONにして、アービターB0にリクエストを発行する。
第2集中リフレッシュリクエスタ41は、内部に、第2集中リフレッシュ頻度レジスタ61と、第2集中リフレッシュサイクルカウンタA1とをもち、第2集中リフレッシュリクエスト信号81を介してアービターB0と接続され、第2リクエスタ頻度低下信号71を介して第2リクエスタ21と接続される。
第2集中リフレッシュサイクルカウンタA1は、第2リクエスタ頻度低下信号71がONのときに限り、1サイクルにつき1ずつインクリメントされるカウンタで、第2集中リフレッシュ頻度レジスタ61の設定値と値が等しくなると、その次のサイクルで0に戻る。第2集中リフレッシュリクエスタ41は、第2集中リフレッシュ頻度レジスタ61と、第2集中リフレッシュサイクルカウンタA1とが同じ値になると、第2集中リフレッシュリクエスタ81をONにして、アービターB0にリクエストを発行する。
第1リクエスタ20と、第2リクエスタ21とは、メモリアクセス要求について、以下の特徴をもつことが予めわかっているものとする。すなわち、15.2msの間アクセスの密な時間(以下、アクティブ期間と呼ぶ)が継続し、その後、1.4msの間アクセス頻度の低い時間帯(以下、ブランク期間と呼ぶ)が継続する。これが周期的に繰り返される。
第1リクエスタ20は、アクティブ期間において第1リクエスタ頻度低下信号70をOFFにし、ブランク期間において第1リクエスタ頻度低下信号70をONにする。また、第2リクエスタ21は、アクティブ期間において第2リクエスタ頻度低下信号71をOFFにし、ブランク期間において第2リクエスタ頻度低下信号71をONにする。
第1リクエスタ20のアクティブ期間における必要占有バンド幅のピークは40MHz程度であり、第1リクエスタ20のブランク期間における必要占有バンド幅は35MHzであるとする。一方、第2リクエスタ21のアクティブ期間における必要占有バンド幅のピークは20MHz程度であり、第2リクエスタ21のブランク期間における必要占有バンド幅は10MHz程度であるとする。
また、第2リクエスタ21と第1リクエスタ20とは、非同期に動作するリクエスタであり、両者のアクティブ期間やブランク期間の開始時刻は、一致しないものとする。
外部メモリ10は、64msの間に8192回のリフレッシュを行うことを必要とし、かつ、1回リフレッシュコマンドを発行すると、20サイクルを要するものである。
次に、本実施の形態1によるメモリ制御装置1000の動作について説明する。
まず、図1に示される構成のメモリ制御装置1000において、常時リフレッシュ頻度レジスタ50の設定値として、15.4μ秒に相当する値を設定し、第1集中リフレッシュ頻度レジスタ60の設定値として、4μ秒に相当する値を設定し、第2集中リフレッシュ頻度レジスタ61の設定値として、2μ秒に相当する値を設定する。このときの常時リフレッシュリクエスト信号82、各集中リフレッシュリクエスト信号80,81、及び各リクエスタ頻度低下信号70,71の動作波形図を、図2に示す。
この設定により、常時リフレッシュリクエスタ30は、64m秒あたり4155回のリフレッシュ要求を発行する。一方、第1リクエスタ20、第2リクエスタ21は、64m秒の間に5.39m秒のブランク期間を生じる。このため、第1集中リフレッシュリクエスタ40は、第1リクエスタ20のブランク期間内に1347回のリフレッシュ要求を行い、第2集中リフレッシュリクエスタ41は、第2リクエスタ21のブランク期間内に2695回のリフレッシュを発行する。
したがって、常時リフレッシュリクエスタ30、第1集中リフレッシュリクエスタ40、第2集中リフレッシュリクエスタ41の発行する全リフレッシュは、64m秒の間に8197回となり、必要なリフレッシュ回数を満足する。
このとき、外部メモリ10に対する占有バンド幅を考えると、第1リクエスタ20と、第2リクエスタ21が、ともにアクティブ期間にある場合、常時リフレッシュリクエスタ30は、1.3MHzを占有し、第1リクエスタ20は、40MHzを占有し、第2リクエスタ21は、20MHzを占有するので、上記外部メモリ10に対する占有バンド幅は、61.3MHzである。
第1リクエスタ20がアクティブ期間にあり、第2リクエスタ21がブランク期間にある場合、常時リフレッシュリクエスタ30は、1.3MHzを占有し、第1リクエスタ20は、40MHzを占有し、第2リクエスタ21は、10MHzを占有し、第2集中リフレッシュリクエスタ41は、10MHzを占有するので、上記外部メモリ10に対する占有バンド幅は、61.3MHzである。
第1リクエスタ20がブランク期間にあり、第2リクエスタ21がアクティブ期間にある場合、常時リフレッシュリクエスタ30は、1.3MHzを占有し、第1リクエスタ20は、35MHzを占有し、第1集中リフレッシュリクエスタ40は、5MHzを占有し、第2リクエスタ21は、20MHzを占有するので、上記外部メモリ10に対する占有バンド幅は、61.3MHzである。
第1リクエスタ20と、第2リクエスタ21がともにブランク期間にある場合、常時リフレッシュリクエスタ30は、1.3MHzを占有し、第1リクエスタ20は、35MHzを占有し、第1集中リフレッシュリクエスタ40は、5MHzを占有し、第2リクエスタ21は、10MHzを占有し、第2集中リフレッシュリクエスタ41は、10MHzを占有するので、上記外部メモリ10に対する占有バンド幅は、61.3MHzである。
以下では、これに対し、図1に示される構成のメモリ制御装置1000において、本発明のリフレッシュを用いない場合、すなわち、リフレッシュを、上記常時リフレッシュリクエスタ30のみで行う場合、および、リフレッシュを、上記第1集中リフレッシュリクエスタ40、および第2集中リフレッシュリクエスタ41のみで行う場合の、リフレッシュのバンド幅について考える。
1)まず、図1に示される構成のメモリ制御装置1000において、第1集中リフレッシュリクエスタ40、および第2集中リフレッシュリクエスタ41によるリフレッシュ動作を用いない場合、すなわち、リフレッシュを、第1、第2の両集中リフレッシュリクエスタ40、41を用いず、常時リフレッシュリクエスタ30のみで全て行う場合の、リフレッシュの動作を、図3に示す。
この場合、常時リフレッシュリクエスタ30は、64m秒の間に8192回のリフレッシュを実行する必要があるため、2.56MHzのバンド幅を占有する。したがって、第1リクエスタ20と、第2リクエスタ21が、ともにアクティブ期間にあるとき、総占有バンド幅は、62.56MHzとなる。
2)次に、図1に示される構成のメモリ制御装置1000において、第1集中リフレッシュリクエスタ40、および第2集中リフレッシュリクエスタ41のみを用いて、リフレッシュを行う場合の、リフレッシュのバンド幅を、図4に示す。
この場合、第1集中リフレッシュリクエスタ40が第1リクエスタ020のブランク期間に発行すべきリフレッシュの回数と、第2集中リフレッシュリクエスタ41が第2リクエスタ21のブランク期間中に発行すべきリフレッシュの回数との和は、64m秒で8192回となる。
64m秒の間にブランク期間は5.39m秒あるので、第1集中リフレッシュリクエスタ40と、第2集中リフレッシュリクエスタ41とは、この5.39m秒の間に合計8192回のリフレッシュを発行する必要がある。このことから、第1集中リフレッシュリクエスタ40と、第2集中リフレッシュリクエスタ41とがともにブランク期間にあるときの第1集中リフレッシュリクエスタ40と、第2集中リフレッシュリクエスタ41の、リフレッシュが占有するバンド幅の和は、29.87MHzであり、第1リクエスタ20と、第2リクエスタ21のバンド幅を加えると、74.87MHzとなる。
これは、図1に示される構成のメモリ制御装置1000において、第1集中リフレッシュリクエスタ40、および第2集中リフレッシュリクエスタ41によるリフレッシュ動作を用いないで、常時リフレッシュリクエスタ30のみで全てのリフレッシュを実行しようとする場合の、総占有バンド幅である62.56MHzよりも、さらに大きな74.87MHzのバンド幅を必要とするものであり、これより、上記本発明の方法により、バンド幅が縮小できていることがわかる。
また、本実施の形態1において、前記アクセス調停回路に対してメモリアクセス要求を発行するリクエスタは、画像処理を行う画像処理回路とすることができる。
この場合、この画像処理回路は、前記外部メモリへのアクセスが密であるアクティブ期間と、前記アクセスが疎であるブランク期間とを周期的に繰り返すものであるが、前記メモリアクセス制御回路は、前記画像処理回路に対応する前記条件付リフレッシュ要求回路をもち、前記画像処理回路がブランク期間にあることを示す信号を、前記アクセス頻度低下信号として用いることにより、映像を取り扱う情報処理装置において、リフレッシュのピークバンド幅を軽減することができ、簡易なメモリアクセス制御方法を、構成することができる。
このように、本実施の形態1のメモリ制御装置1000によれば、リフレッシュの必要なメモリに対するアクセス制御回路は、メモリアクセスを要求するリクエスタに対してメモリアクセスを調停するアクセス調停回路と、前記アクセス調停回路にそれぞれ接続される複数のリフレッシュ要求回路と、を備え、前記アクセス調停回路は、これに接続されるリクエスタに対してそれぞれ設定されたアクセス許可頻度に基づいてアクセスを許可し、前記リフレッシュ要求回路のうちの一つは、常に前記アクセス調停回路にリクエストを出し続けるか、または常に一定の時間間隔をおいて前記アクセス調停回路にリクエストを出す常時リフレッシュ要求回路であり、それ以外のリフレッシュ要求回路は、該リフレッシュ要求回路ごとに設定されるリフレッシュ要求発行条件が満たされている期間にリクエストを発行しつづける条件付リフレッシュ要求回路であり、さらに、前記アクセス調停回路は、これがその調停を行うリクエスタのうち、前記リフレッシュ要求回路以外のリクエスタ、もしくはリクエスタ群からアクセス頻度低下信号を受信し、前記条件付リフレッシュ要求回路は、前記アクセス頻度低下信号が出力される数と同数だけこれを備え、該条件付リフレッシュ要求回路のリフレッシュ要求発行条件は、対応する前記アクセス頻度低下信号がONであることとしたので、常時リフレッシュと、集中リフレッシュとを適切に混合して行うことが可能となり、メモリアクセスのピークやリフレッシュの輻輳により高いピークバンド幅が発生することを回避することができる効果が得られる。
また、前記アクセス調停回路において前記条件付リフレッシュ要求回路に対して設定されるアクセス許可頻度は、対応する前記リクエスタに見こまれる前記アクセス頻度低下信号がOFFのときの値と、ONのときの値との差分に基づいてあらかじめ設定され、前記アクセス調停回路において前記常時リフレッシュ要求回路に対して設定されるアクセス許可頻度は、一定時間内に前記メモリが必要とするリフレッシュ回数と、前記条件付リフレッシュ要求回路によって前記一定時間内に実行されると見こまれるリフレッシュ回数との差分回数のリフレッシュを、前記一定時間内に実行できる程度にあらかじめ設定しているものとしたので、アプリオリに見込まれるリクエスタのバンド幅変動の情報から、ピークバンド幅を軽減するために、常時リフレッシュと集中リフレッシュとを一定の比で与えるようにすることのできる簡易なメモリアクセス制御方法を提供することができる。
さらに、前記アクセス調停回路に対してメモリ要求を発行するリクエスタを、前記外部メモリへのアクセスが密であるアクティブ期間と、前記アクセスが疎であるブランク期間とを周期的に繰り返す画像処理装置とし、前記メモリアクセス制御回路には、前記画像処理回路に対応する前記条件付リフレッシュ要求回路を設け、該画像処理回路がブランク期間にあることを示す信号を、前記アクセス頻度低下信号として用いるようにすることにより、映像を取り扱う情報処理装置において、リフレッシュのピークバンド幅を軽減することのできる簡易なメモリアクセス制御方法を、提供することができる。
本発明にかかるメモリアクセス制御回路は、リフレッシュを完遂する上で、メモリアクセスのピークバンド幅を抑制できる効果を有するものであり、AV処理を行う大規模システムLSIに用いられるメモリアクセス制御回路として有用である。
図1は、本発明の実施の形態1によるメモリ制御装置の構成を示す図である。 図2は、実施の形態1によるメモリ制御装置において、常時リフレッシュと、2つの集中リフレッシュを行う場合のリフレッシュの動作を示す概念図である。 図3は、常時リフレッシュのみでリフレッシュを行う場合のリフレッシュの動作を示す概念図である。 図4は、2つの集中リフレッシュのみでリフレッシュを行う場合のリフレッシュの動作を示す概念図である。
符号の説明
1000 メモリ制御装置
100 メモリアクセス制御回路
10 外部メモリ
20 第1リクエスタ
21 第2リクエスタ
30 常時リフレッシュリクエスタ
40 第1集中リフレッシュリクエスタ
41 第2集中リフレッシュリクエスタ
50 常時リフレッシュ頻度レジスタ
60 第1集中リフレッシュ頻度レジスタ
61 第2集中リフレッシュ頻度レジスタ
70 第1リクエスタ頻度低下信号
71 第2リクエスタ頻度低下信号
80 第1集中リフレッシュリクエスト信号
81 第2集中リフレッシュリクエスト信号
82 常時リフレッシュリクエスト信号
90 常時リフレッシュサイクルカウンタ
A0 第1集中リフレッシュサイクルカウンタ
A1 第2集中リフレッシュサイクルカウンタ
B0 アービター

Claims (4)

  1. リフレッシュの必要なメモリに対しアクセス要求を行う複数のリクエスタからのアクセスを調停、制御し、メモリ制御を行うメモリ制御装置において、
    前記メモリに対する前記複数のリクエスタからのメモリアクセス要求に対して、これらを調停するアクセス調停回路と、
    前記アクセス調停回路に対し、前記メモリのリフレッシュの要求を行う複数のリフレッシュ要求回路とを備えたメモリアクセス制御回路を備え、
    前記複数のリフレッシュ要求回路は、前記アクセス調停回路に対し常に前記メモリのリフレッシュ要求を出し続けるか、または常に一定の時間間隔をおいて前記メモリのリフレッシュの要求を出す1つの常時リフレッシュ要求回路と、前記アクセス調停回路に対しその各々に設定されるリフレッシュ要求発行条件が満たされている間、前記リフレッシュの要求を発行しつづける、1つまたは複数の条件付リフレッシュ要求回路とよりなる、
    ことを特徴とするメモリ制御装置。
  2. 請求項1記載のメモリ制御装置において、
    前記複数のリクエスタの全部あるいは一部は、前記メモリアクセス制御回路に対し、前記メモリに対するアクセス頻度が所定値以下であるときにONとなるアクセス頻度低下信号を出力するものであり、
    前記条件付リフレッシュ要求回路は、前記アクセス頻度低下信号を出力する前記複数のリクエスタの全部あるいは一部の数と同数設けられ、
    前記各条件付リフレッシュ要求回路の前記リフレッシュ要求発行条件は、対応する前記アクセス頻度低下信号がONであることである、
    ことを特徴とするメモリ制御装置。
  3. 請求項2記載のメモリ制御装置において、
    前記アクセス調停回路において、前記条件付リフレッシュ要求回路に対して設定される前記アクセス許可頻度は、該条件付リフレッシュ要求回路に対応する前記リクエスタが出力する前記アクセス頻度低下信号がOFFのときの値と、ONのときの値との差分に基づいて設定され、
    前記アクセス調停回路において、前記常時リフレッシュ要求回路に対して設定される前記アクセス許可頻度は、一定時間内に前記メモリが必要とするリフレッシュ回数と、前記条件付リフレッシュ要求回路によって前記一定時間内に実行されるリフレッシュ回数との差分回数のリフレッシュが、前記一定時間内に実行されるよう設定されている、
    ことを特徴とするメモリ制御装置。
  4. 請求項3記載のメモリ制御装置において、
    前記アクセス調停回路に対してメモリ要求を発行するリクエスタは、画像処理を行う画像処理回路であり、
    該画像処理回路であるリクエスタは、前記外部メモリへのアクセスが密であるアクティブ期間と、前記アクセスが疎であるブランク期間とを周期的に繰り返し、
    前記メモリアクセス制御回路は、前記画像処理回路であるリクエスタに対応する前記条件付リフレッシュ要求回路をもち、前記画像処理回路であるリクエスタがブランク期間にあることを示す信号を、前記アクセス頻度低下信号として用いる、
    ことを特徴とするメモリ制御装置。
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