JP2002366944A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP2002366944A
JP2002366944A JP2001171573A JP2001171573A JP2002366944A JP 2002366944 A JP2002366944 A JP 2002366944A JP 2001171573 A JP2001171573 A JP 2001171573A JP 2001171573 A JP2001171573 A JP 2001171573A JP 2002366944 A JP2002366944 A JP 2002366944A
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data
circuit
storage modules
refresh
storage
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JP2001171573A
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Atsushi Narita
篤史 成田
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Original Assignee
Sony Corp
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    • G11C2207/00Indexing scheme relating to arrangements for writing information into, or reading information out from, a digital store
    • G11C2207/10Aspects relating to interfaces of memory device to external buses
    • G11C2207/104Embedded memory devices, e.g. memories with a processing device on the same die or ASIC memory designs

Abstract

(57)【要約】 【課題】性能の低下、コスト増、装置の破壊を招くこと
なく良好にリフレッシュを行うことができ、また、低消
費電力化を図れる画像処理装置を提供する。 【解決手段】DRAMのリフレッシュを与えられたリフ
レッシュ制御データに基づき、4つのDRAMモジュー
ルを同時にリフレッシュする他に、2つのDRAMモジ
ュール1471と1474を同一タイミングでリフレッ
シュし、次タイミングでDRAMモジュール1472と
1473同一タイミングでリフレッシュし、あるいは4
つのDRAMモジュールを1つずつ順番に行うメモリI
/F回路144を設け、分割DRAMモジュール毎にリ
フレッシュするタイミングを制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、グラフィックス描
画画像処理装置に関し、特にDRAM(Dynamic Random
Access Memory)等のリフレッシュが必要なメモリとロジ
ック回路を混載させた場合における、内蔵メモリのリフ
レッシュ技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】種々のCAD(Computer Aided Design)
システムや、アミューズメント装置などにおいて、コン
ピュータグラフィックスがしばしば用いられている。特
に、近年の画像処理技術の進展に伴い、3次元コンピュ
ータグラフィックスを用いたシステムが急速に普及して
いる。このような3次元コンピュータグラフィックスで
は、各画素(ピクセル)に対応する色を決定するとき
に、各画素の色の値を計算し、この計算した色の値を、
当該画素に対応するディスプレイバッファ(フレームバ
ッファ)のアドレスに書き込むレンダリング(Renderin
g) 処理を行う。
【0003】レンダリング処理の手法の一つに、ポリゴ
ン(Polygon)レンダリングがある。この手法では、立体
モデルを三角形の単位図形(ポリゴン)の組み合わせと
して表現しておき、このポリゴンを単位として描画を行
うことで、表示画面の色を決定する。
【0004】ポリゴンレンダリングでは、物理座標系に
おける三角形の各頂点についての、座標(x,y,z)
と、色データ(R,G,B)と、張り合わせのイメージ
パターンを示すテクスチャデータの同次座標(s,t)
および同次項qの値とを入力とし、これらの値を三角形
の内部で補間する処理が行われる。ここで、同次項q
は、実際のテクスチャバッファのUV座標系における座
標、すなわち、テクスチャ座標データ(u,v)は、同
次座標(s,t)を同次項qで除算した「s/q」およ
び「t/q」に、それぞれテクスチャサイズUSIZE
およびVSIZEを乗じたものとなる。
【0005】図21は、3次元コンピュータグラフィッ
クスシステムの基本的な概念を示すシステム構成図であ
る。
【0006】この3次元コンピュータグラフィックスシ
ステムにおいては、グラフィックス描画等のデータは、
メインプロセッサ1のメインメモリ2、あるいは外部か
らのグラフィックスデータを受けるI/Oインタフェー
ス回路3からメインバス4を介してレンダリングプロセ
ッサ5a、フレームバッファメモリ5bを有するレンダ
リング回路5に与えられる。
【0007】レンダリングプロセッサ5aには、表示す
るためのデータを保持することを目的とするフレームバ
ッファ5bと、描画する図形要素(たとえば三角形)の
表面に張り付けるテクスチャデータを保持しているテク
スチャメモリ6が結合されている。そして、レンダリン
グプロセッサ5aによって、図形要素毎に表面にテクス
チャを張り付けた図形要素を、フレームバッファ5bに
描画するという処理が行われる。
【0008】フレームバッファ5bとテクスチャメモリ
6は、一般的にDRAMにより構成される。そして、図
21のシステムにおいては、フレームバッファ5bとテ
クスチャメモリ6は、物理的に別々のメモリシステムと
して構成されている。
【0009】ところが、グラフィックス描画画像処理装
置においては、画像データのメモリへの書き込みや読み
出し、画面表示のための読み出しなどメモリへのアクセ
スは頻繁に行われる。また、描画性能を出すためにはメ
モリのバス幅を広くとることが必要となる。そのため、
グラフィックス描画画像処理装置とメモリは別々に配置
されていたものが配線数の増加により物理的に不可能と
なり、DRAMとロジック回路を同一チップ内に混載さ
せるようになった。
【0010】このように、ロジック回路と同一チップ内
に内蔵されるDRAMは、メモリセルの記憶素子にキャ
パシタを用いていることから、ある時間が経過すると電
荷としてメモリセルのキャパシタに保持されているデー
タがリーク電流等の擾乱により失われしまう。そのた
め、周知のように、DRAMに対しては、メモリセルが
保持するデータを書き直して維持するために、所定の方
式に従ったリフレッシュ動作が行われる。
【0011】1MビットのDRAMを例にとると、一つ
の行アドレス(ページアドレス)が選ばれるとリフレッ
シュ時は、選択されたワード線に接続された2048個
のセルが同時にリフレッシュされる。リフレッシュの規
格は、たとえば8msで512サイクル行うことになっ
ており、このサイクル数により、512×2048=1
Mビットのセル全部がリフレッシュされる。
【0012】DRAMのリフレッシュの方式としては、
主に図22(a)に示すラインリフレッシュ方式と図2
2(b)に示すバーストリフレッシュ方式がある。そし
て、グラフィックス用のメモリのリフレッシュの方式と
しては、たとえば図22(c)に示すように、水平同期
信号HSYNCの単位でリフレッシュの規格を満足する
回数のリフレッシュを行う方式が採用される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、グラ
フィックス描画画像処理装置においては、LSI内部に
メモリを収めることにより、バス幅の確保は容易になっ
た。ところが、性能をあげるために内蔵DRAMの大容
量化を行うと、リフレッシュが以下の点で問題となる。
【0014】第1に、DRAMのリフレッシュは消費電
力が大きく、一度に行うと電圧降下などによる電源のゆ
れやノイズの混入により、回路が正常に動作しなくなる
おそれがある。第2に、大規模DRAMのリフレッシュ
を一度に行うことにより大電流が流れ、装置の破壊をも
たらす可能性がある。第3に、大規模回路での動作不良
がリフレッシュによって引き起こされているのか、別の
原因であるのかどうかを切り分けるのが困難である。第
4に、動作不良の原因がリフレッシュによるものと断定
できたとき、リフレッシュなしでチップの動作の確認測
定を行うことが困難な可能性があり、この対策を施した
チップの作り直しが必要になる可能性がある。そして、
第5に、動作不良にならなかった場合でも、リフレッシ
ュ時の瞬間消費電力に耐えうる熱に強いセラミックなど
のパッケージの使用が必要となり、プラスチックパッケ
ージと比べ、コスト面で割高になる。
【0015】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、性能の低下、コスト増を招くこ
となく、しかも装置の破壊を招くことなく良好にリフレ
ッシュを行うことができ、また、低消費電力化を図れる
画像処理装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の画像処理装置は、複数の記憶モジュールに
分割され、少なくとも画像データを記憶するリフレッシ
ュを必要とする記憶回路と、上記記憶回路の記憶データ
に基づいて、画像データに所定の処理を行うロジック回
路とを有し、上記記憶回路および上記ロジック回路が一
つの半導体チップ内に混載され、さらに、上記記憶回路
のリフレッシュを、分割された記憶モジュール単位で行
うリフレッシュ回路を有する。
【0017】また、本発明は、単位図形の頂点につい
て、3次元座標(x,y,z)、R(赤),G(緑),
B(青)データ、テクスチャの同次座標(s,t)およ
び同次項qを含むポリゴンレンダリングデータを受けて
レンダリング処理を行う画像処理装置であって、表示デ
−タと少なくとも一つの図形要素が必要とするテクスチ
ャデ−タを記憶するリフレッシュが必要な記憶回路と、
前記単位図形の頂点のポリゴンレンダリングデータを補
間して、前記単位図形内に位置する画素の補間データを
生成する補間データ生成回路と、前記補間データに含ま
れるテクスチャの同次座標(s,t)を同次項qで除算
して「s/q」および「t/q」を生成し、前記「s/
q」および「t/q」に応じたテクスチャアドレスを用
いて、前記記憶回路からテクスチャデータを読み出し、
表示データの図形要素の表面へのテクスチャデータの張
り付け処理を行うテクスチャ処理回路とを少なくとも備
えたロジック回路とを有し、上記記憶回路および上記ロ
ジック回路が一つの半導体チップ内に混載され、さら
に、上記記憶回路のリフレッシュを、分割された記憶モ
ジュール単位で行うリフレッシュ回路を有する。
【0018】また、本発明では、上記リフレッシュ回路
は、複数の記憶モジュールを少なくとも2つの記憶モジ
ュールを単位として順次にリフレッシュする。
【0019】また、本発明では、上記リフレッシュ回路
は、複数の記憶モジュールを1つずつ所定の順番に従っ
て行う。
【0020】また、本発明では、上記リフレッシュ回路
は、与えられるリフレッシュ制御データが第1のデータ
のときは複数の記憶モジュールを少なくとも2つの記憶
モジュールを単位として順次にリフレッシュし、第2の
データのときは複数の記憶モジュールを1つずつ所定の
順番に従って行う。
【0021】また、本発明では、上記リフレッシュ回路
は、少なくとも互いに隣接していない少なくとも2つの
記憶モジュールを単位としてリフレッシュする。
【0022】また、本発明では、上記リフレッシュ回路
は、与えられるリフレッシュ制御データが第1のデータ
のときは複数の記憶モジュールを少なくとも互いに隣接
していない少なくとも2つの記憶モジュールを単位とし
て順次にリフレッシュし、第2のデータのときは複数の
記憶モジュールを1つずつ所定の順番に従って行う。
【0023】また、本発明の画像処理装置は、複数の記
憶モジュールに分割され、少なくとも画像データを記憶
するリフレッシュを必要とする記憶回路と、上記記憶回
路の記憶データに基づいて、画像データに所定の処理を
行うロジック回路とを有し、上記記憶回路および上記ロ
ジック回路が一つの半導体チップ内に混載され、かつ、
上記複数に分割された記憶モジュールが上記ロジック回
路の周辺部に配置され、さらに、上記記憶回路のリフレ
ッシュを、分割された記憶モジュール単位で行うリフレ
ッシュ回路を有する。
【0024】また、本発明は、前記単位図形の頂点につ
いて、3次元座標(x,y,z)、R(赤),G
(緑),B(青)データ、テクスチャの同次座標(s,
t)および同次項qを含むポリゴンレンダリングデータ
を受けてレンダリング処理を行う画像処理装置であっ
て、表示デ−タと少なくとも一つの図形要素が必要とす
るテクスチャデ−タを記憶するリフレッシュが必要な記
憶回路と、前記単位図形の頂点のポリゴンレンダリング
データを補間して、前記単位図形内に位置する画素の補
間データを生成する補間データ生成回路と、前記補間デ
ータに含まれるテクスチャの同次座標(s,t)を同次
項qで除算して「s/q」および「t/q」を生成し、
前記「s/q」および「t/q」に応じたテクスチャア
ドレスを用いて、前記記憶回路からテクスチャデータを
読み出し、表示データの図形要素の表面へのテクスチャ
データの張り付け処理を行うテクスチャ処理回路とを少
なくとも備えたロジック回路とを有し、上記記憶回路お
よび上記ロジック回路が一つの半導体チップ内に混載さ
れ、かつ、上記複数に分割された記憶モジュールが上記
ロジック回路の周辺部に配置され、さらに、上記記憶回
路のリフレッシュを、分割された記憶モジュール単位で
行うリフレッシュ回路を有する。
【0025】また、本発明では、上記リフレッシュ回路
は、複数の記憶モジュールを少なくとも2つの記憶モジ
ュールを単位として順次にリフレッシュする。
【0026】また、本発明では、上記リフレッシュ回路
は、複数の記憶モジュールを1つずつ所定の順番に従っ
て行う。
【0027】また、本発明では、上記リフレッシュ回路
は、与えられるリフレッシュ制御データが第1のデータ
のときは複数の記憶モジュールを少なくとも2つの記憶
モジュールを単位として順次にリフレッシュし、第2の
データのときは複数の記憶モジュールを1つずつ所定の
順番に従って行う。
【0028】また、本発明では、上記各記憶モジュール
は、上記ロジック回路部を囲むように当該ロジック回路
部の周辺部に配置され、上記リフレッシュ回路は、上記
ロジック回路部の異なる縁部に対向して配置されている
少なくとも2つの記憶モジュールを単位として順次にリ
フレッシュする。
【0029】また、本発明では、上記各記憶モジュール
は、上記ロジック回路部を囲むように当該ロジック回路
部の周辺部に配置され、上記リフレッシュ回路は、与え
られるリフレッシュ制御データが第1のデータのときは
複数の記憶モジュールを上記ロジック回路部の異なる縁
部に対向して配置されている少なくとも2つの記憶モジ
ュールを単位として順次にリフレッシュし、第2のデー
タのときは複数の記憶モジュールを1つずつ所定の順番
に従って行う。
【0030】本発明によれば、記憶回路が独立した複数
のモジュールで構成される。これにより、同時にアクセ
スしなければならない場合に比較して、一回のアクセス
でのビット線に占める有効データの割合が増加する。そ
して、それらの複数に分割された記憶モジュールが、グ
ラフィックス描画処理等を行うロジック回路部分の周辺
部に配置される。これにより、それぞれの記憶モジュー
ルからロジック回路部分までの距離が均一になり、固め
て一方向に並べる場合に比較して、最も長くなるパス配
線の長さが短くなる。そのため、全体での動作速度が向
上する。
【0031】そして、リフレッシュ回路により記憶回路
に対してリフレッシュが行われるが、このとき、リフレ
ッシュは分割された記憶モジュール単位で行われる。た
とえば通常は、記憶モジュールの全てが一括的に同一タ
イミングでリフレッシュされる。また、リフレッシュ制
御データが第1のデータの場合には、ロジック回路の同
一縁(辺)側に配置され互いに隣接する記憶モジュール
を同一タイミングでリフレッシュするとノイズの影響や
電圧降下等の影響があるおそれがあることから、ロジッ
ク回路のそれぞれ異なる縁(辺)側に配置されているた
とえば2つの記憶モジュールが同一タイミングでリフレ
ッシュされ、次いで、残りの2つの異なる縁(辺)側に
配置されている記憶モジュールが同一タイミングでリフ
レッシュされる。また、リフレッシュ制御データが第2
のデータの場合には、複数の記憶ジュールが1つずつ順
番に異なるタイミングでリフレッシュされる。このよう
に、本発明によれば、複数の記憶モジュールを、同時に
リフレッシュする他に、少なくとも2つの記憶モジュー
ルを同一タイミングでリフレッシュし、次のタイミング
で少なくとも2つの記憶モジュールを同一タイミングで
リフレッシュしたり、複数の記憶1つずつ順番に行った
りなど、DRAMモジュール毎に制御することが可能で
ある。リフレッシュの単位を記憶モジュール単位で制御
できるようにすることによって、リフレッシュが回路に
与える影響を見積もることが可能であり、リフレッシュ
が電源、接地電圧の降下やノイズの原因となり誤動作を
引き起こす場合には、DRAモジュール毎の制御するこ
とにより、消費電力をおさえ、誤動作をなくすとともに
パッケージコストを下げることにも貢献できる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本実施形態においては、パ
ーソナルコンピュータなどに適用される、任意の3次元
物体モデルに対する所望の3次元画像をCRT(Cathode
Ray Tube)などのディスプレイ上に高速に表示する3次
元コンピュータグラフィックスシステムについて説明す
る。
【0033】図1は、本発明に係る画像処理装置として
の3次元コンピュータグラフィックスシステム10のシ
ステム構成図である。
【0034】3次元コンピュータグラフィックスシステ
ム10は、立体モデルを単位図形である三角形(ポリゴ
ン)の組み合わせとして表現し、このポリゴンを描画す
ることで表示画面の各ピクセルの色を決定し、ディスプ
レイに表示するポリゴンレンダリング処理を行うシステ
ムである。また、3次元コンピュータグラフィックスシ
ステム10では、平面上の位置を表現する(x,y)座
標の他に、奥行きを表すz座標を用いて3次元物体を表
し、この(x,y,z)の3つの座標で3次元空間の任
意の一点を特定する。
【0035】図1に示すように、3次元コンピュータグ
ラフィックスシステム10は、メインプロセッサ11、
メインメモリ12、I/Oインタフェース回路13、お
よびレンダリング回路14が、メインバス15を介して
接続されている。以下、各構成要素の機能について説明
する。
【0036】メインプロセッサ11は、たとえば、アプ
リケーションの進行状況などに応じて、メインメモリ1
2から必要なグラフィックデータを読み出し、このグラ
フィックデータに対してクリッピング(Clipping)処理、
ライティング(Lighting)処理などのジオメトリ(Geometr
y)処理などを行い、ポリゴンレンダリングデータを生成
する。メインプロセッサ11は、ポリゴンレンダリング
データS11を、メインバス15を介してレンダリング
回路14に出力する。
【0037】I/Oインタフェース回路13は、必要に
応じて、外部から動きの制御情報またはポリゴンレンダ
リングデータ等を入力し、これをメインバス15を介し
てレンダリング回路14に出力する。
【0038】ポリゴンレンダリングデータは、ポリゴン
の各3頂点の(x,y,z,R,G,B,s,t,q)
のデータを含んでいる。ここで、(x,y,z)データ
は、ポリンゴの頂点の3次元座標を示し、(R,G,
B)データは、それぞれ当該3次元座標における赤、
緑、青の輝度値を示している。(s,t,q)データの
うち、(s,t)は、対応するテクスチャの同次座標を
示しており、qは同次項を示している。ここで、「s/
q」および「t/q」に、それぞれテクスチャサイズU
SIZEおよびVSIZEを乗じてテクスチャ座標デー
タ(u,v)が得られる。テクスチャバッファに記憶さ
れたテクスチャデータへのアクセスは、テクスチャ座標
データ(u,v)を用いて行われる。すなわち、ポリゴ
ンレンダリングデータは、三角形の各頂点の物理座標値
と、それぞれの頂点の色とテクスチャデータである。
【0039】以下、ロジック回路とDRAMとを混載
し、本発明に係るリフレッシュ方法を採用したレンダリ
ング回路14について詳細に説明する。
【0040】図1に示すように、レンダリング回路14
は、DDA(Digital DifferentialAnalyzer) セットア
ップ回路141、トライアングルDDA回路142、テ
クスチャエンジン回路143、リフレッシュ回路として
の機能を含むメモリインタフェース(I/F)回路14
4、CRTコントロール回路145、RAMDAC回路
146、DRAM147およびSRAM(Static RAM)1
48を有する。本実施形態におけるレンダリング回路1
4は、一つの半導体チップ内にロジック回路と少なくと
も表示データとテクスチャデータとを記憶するDRAM
147とが混載されている。
【0041】本実施形態では、まずDRAM147の構
成および同一半導体チップ内に混載されたロジック回路
との配置および配線方法、並びに、DRAM147のリ
フレッシュ制御を含むメモリI/F回路144の機能に
ついて説明する。そしてその後、DDAセットアップ回
路141、トライアングルDDA回路142、テクスチ
ャエンジン回路143、CRTコントロール回路14
5、およびRAMDAC回路146の機能について順を
追って説明する。
【0042】DRAM147 DRAM147は、テクスチャバッファ147a、ディ
スプレイバッファ147b、zバッファ147cおよび
テクスチャCLUT(Color Look Up Table) バッファ1
47dとして機能する。
【0043】また、DRAM147は、同一機能を有す
る複数(4個あるいは8個等)のモジュールに分割され
ている。
【0044】本実施形態においては、DRAM147
は、たとえば図2に示すように、4つのDRAMモジュ
ール1471〜1474に分割されている。DRAMモ
ジュール1471〜1474の各々は、たとえば512
のページアドレス(行アドレス)を有する。メモリI/
F回路144には、各DRAMモジュール1471〜1
474に対応したメモリコントローラ1441〜144
4、並びにこれらメモリコントローラ1441にデータ
を分配するディストリビュータ1445が設けられてい
る。そして、メモリI/F回路144は、各DRAMモ
ジュール1471〜1474に対して、図2に示すよう
に、ピクセルデータを、表示領域において隣接した部分
は、異なるDRAMモジュールとなるように配置する。
これにより、三角形のような平面を描画する場合には面
で同時に処理できることになるため、それぞれのDRA
Mモジュールの動作確率は非常に高くなっている。
【0045】また、DRAM147には、より多くのテ
クスチャデ−タを格納するために、インデックスカラ−
におけるインデックスと、そのためのカラ−ルックアッ
プテ−ブル値が、テクスチャCLUTバッファ147d
に格納されている。インデックスおよびカラ−ルックア
ップテ−ブル値は、テクスチャ処理に使われる。すなわ
ち、通常はR,G,Bそれぞれ8ビットの合計24ビッ
トでテクスチャ要素を表現するが、それではデ−タ量が
膨らむため、あらかじめ選んでおいたたとえば256色
等の中から一つの色を選んで、そのデ−タをテクスチャ
処理に使う。このことで256色であればそれぞれのテ
クスチャ要素は8ビットで表現できることになる。イン
デックスから実際のカラ−への変換テ−ブルは必要にな
るが、テクスチャの解像度が高くなるほど、よりコンパ
クトなテクスチャデ−タとすることが可能となる。これ
により、テクスチャデ−タの圧縮が可能となり、内蔵D
RAM147の効率良い利用が可能となる。
【0046】さらにDRAM147には、描画と同時並
行的に隠れ面処理を行うため、描画しようとしている物
体の奥行き情報が格納されている。なお、表示データと
奥行きデータおよびテクスチャデータの格納方法として
は、メモリブロックの先頭から連続して表示データが格
納され、次に奥行きデータが格納され、残りの空いた領
域に、テクスチャの種類毎に連続したアドレス空間でテ
クスチャデータが格納される。これにより、テクスチャ
データを効率よく格納できることになる。
【0047】以下に、本実施形態に係る同一半導体チッ
プ内に混載されるレンダリング回路14のロジック回路
とDRAM147およびSRAM148等からなる2次
メモリとの好適な構成、配置および配線方法について、
図3および図4に関連付けて説明する。
【0048】後述するように描画処理においては、最終
的にはピクセルの一つ一つのアクセスにまで集約されて
くることになる。したがって、ピクセル一つ一つの処理
が同時並行処理されることにより、描画性能は並行処理
の数だけ増加できることが理想である。そのために、本
3次元コンピュータグラフィックスシステムにおけるメ
モリシステムを構成するメモリI/F回路144におい
ても、同時並行処理が行える構成がとられている。
【0049】グラフィック描画処理においては、ピクセ
ルを書き込む処理等を行う処理回路は、DRAMと頻繁
にデータのやりとりを行う必要がある。そのため、本実
施形態では、図3に示すように、ピクセル処理を制御す
る機能ブロックであるピクセル処理モジュール144
6,1447,1448,1449をメモリコントロー
ラから物理的に分離し、かつ、これらピクセル処理モジ
ュール1446,1447,1448,1449を対応
するDRAMモジュール1471,1472,147
3,1474の近くに配置(近接配置)している。
【0050】ピクセル処理モジュール1446,144
7,1448,1449は、(R,G,B)カラーのリ
ード(Read)/モディファイ(Modify)/ラ
イト(Write)処理および、隠面処理のための以前
に描画している深さデータと、今から描画しようとして
いるデータの深さを比較して、その結果により書き戻し
たりする作業に関する処理を全て行う。これら作業をす
べてピクセル処理モジュール1446,1447,14
48,1449で行うことで、DRAMモジュール14
71,1472,1473,1474との配線長が短い
モジュール内で、DRAMとのやりとりを完結すること
が可能となる。そのため、DRAMとの配線数、すなわ
ち、転送のビット数を多くとっても、面積に対する配線
が占める割合を、少なく抑えることができることから、
動作速度向上および、配線面積の縮小化が可能となって
いる。
【0051】ディストリビュータ等を含むDRAM間制
御モジュール1450に関しては、描画処理としての、
DDAセットアップ回路141のDDAセットアップ演
算、トライアングルDDA回路142のトライアングル
DDA演算、テクスチャエンジン回路143のテクスチ
ャ貼り付け、並びに、CRTコントロール回路145に
よる表示処理等に比較して、それぞれのDRAMモジュ
ール(DRAM+ピクセル処理)との関連も強く、DR
AMモジュール1471,1472,1473,147
4との間の信号線が最も多くなるところである。そのた
め、DRAM間制御モジュール1450は、それぞれの
DRAMモジュール1471,1472,1473,1
474の中心付近に配置して、最長配線長ができるだけ
短くなるように考慮している。
【0052】また、ピクセル処理モジュール1446,
1447,1448,1449とDRAM間制御モジュ
ール1450との接続のための信号入出力端子について
は、図3に示すように、それぞれのピクセル処理モジュ
ール1446,1447,1448,1449における
入出力端子を同じにするのではなく、個々のピクセル処
理モジュールと、DRAM間制御モジュール1450間
が最適(最短)に配線されるように、個々のピクセル処
理モジュールにおける信号の入出力端子位置を調整して
ある。
【0053】具体的には、ピクセル処理モジュール14
46は、図3においてモジュール下縁部の右端側に入出
力端子T1446aが形成されている。そして、この入
出力端子T1446aがDRAM間制御モジュール14
50の上縁部の左端側に形成された入出力端子T145
0aと対向するように配置されて、両端子T1446a
およびT1450aが最短距離をもって接続されてい
る。そして、ピクセル処理モジュール1446には、図
3において上縁部の中央部にDRAMモジュール147
1との接続用入出力端子T1446bが形成されてい
る。
【0054】ピクセル処理モジュール1447は、図3
においてモジュール下縁部の左端側に入出力端子T14
47aが形成されている。そして、この入出力端子T1
447aがDRAM間制御モジュール1450の上縁部
の右端側に形成された入出力端子T1450bと対向す
るように配置されて、両端子T1447aおよびT14
50bが最短距離をもって接続されている。そして、ピ
クセル処理モジュール1447には、図3において上縁
部の中央部にDRAMモジュール1472との接続用入
出力端子T1447bが形成されている。
【0055】ピクセル処理モジュール1448は、図3
においてモジュール上縁部の右端側に入出力端子T14
48aが形成されている。そして、この入出力端子T1
448aがDRAM間制御モジュール1450の下縁部
の左端側に形成された入出力端子T1450cと対向す
るように配置されて、両端子T1448aおよびT14
50cが最短距離をもって接続されている。そして、ピ
クセル処理モジュール1448には、図3において下縁
部の中央部にDRAMモジュール1473との接続用入
出力端子T1448bが形成されている。
【0056】ピクセル処理モジュール1449は、図3
においてモジュール上縁部の左端側に入出力端子T14
49aが形成されている。そして、この入出力端子T1
449aがDRAM間制御モジュール1450の下縁部
の右端側に形成された入出力端子T1450dと対向す
るように配置されて、両端子T1449aおよびT14
50dが最短距離をもって接続されている。そして、ピ
クセル処理モジュール1449には、図3において下縁
部の中央部にDRAMモジュール1474との接続用入
出力端子T1449bが形成されている。
【0057】なお、ピクセル処理モジュール1446,
1447,1448,1449は、各DRAMモジュー
ル1471,1472,1473,1474からDRA
M間制御モジュール1450に至る経路を、上記のよう
にして最適な長さにしても、処理速度要求が満足できな
い処理に関しては、たとえばレジスタで分断した少なく
とも1段のパイプライン処理をとり得、所望の処理速度
を達成できるように構成されている。
【0058】また、本実施形態に係るDRAMモジュー
ル1471〜1474は、たとえば図4に示すように構
成されている。なお、ここでは、DRAMモジュール1
471を例に説明するが、他のDRAMモジュール14
72〜1474も同様の構成を有することから、その説
明は省略する。
【0059】DRAMモジュール1471は、図4に示
すように、メモリセルがマトリクス状に配置され、ロウ
アドレスRA、カラムアドレスCAに基づいて選択され
る図示しないワード線およびビット線を通してアクセス
されるDRAMコア1480、ロウデコーダ1481、
センスアンプ1482、カラムデコーダ1483、およ
びSRAM等からなるいわゆるキャッシュメモリと同様
の機能を備えた2次メモリ1484を有している。
【0060】本実施形態のように、DRAMモジュール
毎に、グラフィックス描画におけるピクセル処理を制御
する機能ブロックとしてのピクセル処理モジュール14
46〜1449と、DRAMモジュールの2次メモリ1
484とがDRAMモジュールに近接配置されている。
そして、この場合、DRAMのいわゆる長辺方向が、D
RAMコア1480のカラム方向になるように配置され
ている。
【0061】図4の構成においてランダムな読み出し
(リード)に関して見てみると、ピクセル処理モジュー
ル1446から制御信号と必要なアドレス信号S144
6が、アドレス制御パスからDRAMモジュール147
1に供給され、それをもとに、ロウアドレスRAとカラ
ムアドレスCAが生成され、所望のロウに相当するDR
AMのデータがセンスアンプ1482を通して読み出さ
れる。センスアンプ1482を通ったデータは所望のカ
ラムアドレスCAに従って、カラムデコーダにて必要な
カラムが集約され、ランダムアクセスポートから所望の
ロウ/カラムに対応した、DRAMのデータD1471
がパスを介してピクセル処理モジュール1446に転送
される。
【0062】2次メモリにデータを書き込む場合は、ピ
クセル処理モジュール1446から制御信号と必要なア
ドレス信号S1446が、アドレス制御パスからDRA
Mモジュール1471に供給され、それをもとにロウア
ドレスのみが生成され、1ロウ分のデータが一気にDR
AMからSRAM148等からなる2次メモリ1484
に書き込まれる。この場合、DRAMのいわゆる長辺方
向が、DRAMコア1480のカラム方向になるように
配置されていることから、ロウ方向に配置する場合に比
較して、ロウアドレス指定のみで、そのロウアドレスに
対応している1ロウ分のデータを、一度に2次メモリ1
484にロードできるビット数が格段に増加する。
【0063】また、テクスチャ処理モジュールとしての
テクスチャエンジン回路143への2次メモリ(SRA
M)1484からのデータD1484の読み込みは、テ
クスチャエンジン回路143から、制御信号と必要なア
ドレス信号が、アドレス制御パスからDRAMに供給さ
れ、それに対応したデータD1484がデータパスを介
してテクスチャエンジン回路143へ転送される。
【0064】また、本実施形態においては、図4に示す
ように、ピクセル処理モジュールとDRAMモジュール
の2次メモリとが、それぞれ互いにDRAMモジュール
の長辺側の同一側に近接配置されている。これにより、
ピクセル処理モジュールとDRAMモジュールの2次メ
モリへのデータは、同一のセンスアンプを使うことがで
きるため、DRAMコア1480の面積増加を最小限に
抑えて2ポート化することが可能となっている。
【0065】メモリI/F回路144 メモリI/F回路144は、テクスチャエンジン回路1
43から入力したピクセルデータS143に対応するz
データと、zバッファ147cに記憶されているzデー
タとの比較を行い、入力したピクセルデータS143に
よって描画される画像が、前回、ディスプレイバッファ
147bに書き込まれた画像より、手前(視点側)に位
置するか否かを判断し、手前に位置する場合には、画像
データS143に対応するzデータでzバッファ147
cに記憶されたzデータを更新する。また、メモリI/
F回路144は、(R,G,B)データをディスプレイ
バッファ147bに書き込む(打ち込む)。
【0066】なお、メモリI/F回路144によるDR
AM147に対してのアクセスは、16ピクセルについ
て同時に行われる。
【0067】また、メモリI/F回路144は、たとえ
ば図1に示すように、リフレッシュ用モードレジスタ1
44aを有する。リフレッシュ用モードレジスタ144
aには、たとえばメインプロセッサ11によりバス15
を介してリフレッシュ制御データRCDが設定され、メ
モリI/F回路144は、モードレジスタ144aに設
定されたリフレッシュ制御データに基づいたタイミング
で、DRAMモジュール1471,1472,147
3,1474を一定期間毎にリフレッシュし、DRAM
モジュール1471〜1474の各メモリセルが保持す
るデータを書き直して維持する。なお、本実施形態で
は、水平同期信号HSYNCの単位でリフレッシュの規
格を満足する回数のリフレッシュを行う方式が採用され
る。
【0068】以下に、本実施形態に係るリフレッシュ制
御データに基づくリフレッシュ制御について、図5〜図
12に関連付けて説明する。なお、図5、図7、および
図9においては、図3のピクセル処理モジュール144
6,1447,1448,1449、DRAM間制御モ
ジュール1450、DDAセットアップ回路141、ト
ライアングルDDA回路142、テクスチャエンジン回
路143、およびCRTコントロール回路145を、ひ
とまとめにしてロジック部200として示している。ま
た、図6、図8、および図10のタイミングチャートに
示す符号1はDRAMモジュール1471を示し、符号
2はDRAMモジュール1472を示し、符号3はDR
AMモジュール1473を示し、符号4はDRAMモジ
ュール1474を示している。
【0069】図5および図6は、第1のリフレッシュ制
御を説明するための図であり、図5は、リフレッシュさ
れるDRAMモジュールを示し、図6は、第1のリフレ
ッシュ制御のタイミングチャートを示す。
【0070】第1のリフレッシュ制御の場合、たとえば
リフレッシュ制御データRCDが「0」でモードレジス
タ144aに設定される。この第1のリフレッシュ制御
では、メモリI/F回路144は、図5および図6に示
すように、通常のDRAMの場合と同様に、4つのDR
AMモジュール1471〜1474を一括的に同一タイ
ミングでリフレッシュする。
【0071】図7および図8は、第2のリフレッシュ制
御を説明するための図であり、図7は、リフレッシュさ
れるDRAMモジュールを示し、図8は、第2のリフレ
ッシュ制御のタイミングチャートを示す。
【0072】第2のリフレッシュ制御の場合、たとえば
リフレッシュ制御データRCDが第1のデータ「1」で
モードレジスタ144aに設定される。この第2のリフ
レッシュ制御では、メモリI/F回路144は、図7お
よび図8に示すように、まず、ロジック部200を挟ん
で対角上に配置される2つのDRAMモジュール147
1および1474を同一タイミングでリフレッシュし、
次に、同じくロジック部200を挟んで対角上に配置さ
れる2つのDRAMモジュール1472および1473
を同一タイミングでリフレッシュする。このように、第
2のリフレッシュ制御では、メモリI/F回路144
は、ロジック回路200の同一縁(辺)側に配置され互
いに隣接するDRAMモジュールを同一タイミングでリ
フレッシュするとノイズの影響や電圧降下等の影響があ
るおそれがあることから、ロジック部200を挟んだそ
れぞれ異なる縁(辺)側に配置されている2つのDRA
Mモジュールを同一タイミングでリフレッシュし、次い
で、残りの2つの異なる縁(辺)側に配置されているD
RAMモジュールを同一タイミングでリフレッシュす
る。
【0073】この2つのDRAMモジュールの組み合わ
せは、図7および図8に示す例が最も遠い位置に配置さ
れているDRAMモジュールを同一タイミングでリフレ
ッシュすることから、ノイズの影響等の観点からは、最
適であるが、本発明はこれに限定されるものではない。
すなわち、たとえばDRAMモジュール1471と14
73を同一タイミングでリフレッシュし、次いでDRA
Mモジュール1472と1474を同一タイミングでリ
フレッシュするように構成することも可能であり、十分
な効果を得ることができる。
【0074】図9および図10は、第3のリフレッシュ
制御を説明するための図であり、図9は、リフレッシュ
されるDRAMモジュールを示し、図10、第3のリフ
レッシュ制御のタイミングチャートを示す。
【0075】第3のリフレッシュ制御の場合、たとえば
リフレッシュ制御データRCDが第2のデータ「2」で
モードレジスタ144aに設定される。この第3のリフ
レッシュ制御では、メモリI/F回路144は、図9お
よび図10に示すように、4つのDRAMモジュール1
471〜1474を1つずつ順番に異なるタイミングで
リフレッシュする。なお、この順番は、任意に変更可能
であることは言うまでもない。
【0076】以上のように、本実施形態では、メモリI
/F回路144は、4つのDRAMモジュールを同時に
リフレッシュする他に、図7および図8に示すように、
2つのDRAMモジュール1471と1474を同一タ
イミングでリフレッシュし、次タイミングでDRAMモ
ジュール1472と1473を同一タイミングでリフレ
ッシュしたり、図9および図10に示すように、4つの
DRAMモジュールを1つずつ順番に行ったりなど、D
RAMモジュール毎に制御することが可能である。リフ
レッシュの単位をDRAMモジュール単位で制御できる
ようにすることによって、リフレッシュに要する時間は
4DRAMモジュールを同一タイミングでリフレッシュ
する場合と比較して、2DRAMモジュール毎のリフレ
ッシュで2倍、1DRAMモジュール毎で4倍時間がか
かるが、リフレッシュが回路に与える影響を見積もるこ
とが可能である。
【0077】具体的には、たとえばリフレッシュを行っ
ているファンクションパターンをテスタで測定し、リフ
レッシュ期間内の動作電流を測定して消費電流を見積も
る。また、本実施形態のレンダリング回路14のように
アナログ信号を生成するRAMDAC146を有する場
合、あるいはアナログ混載の場合(アナログ/デジタル
(A/D)コンバータ、デジタル/アナログ(D/A)
コンバータやPLL等を含む場合)、各セルの出力波形
などをモニタし、リフレッシュによる影響を観察する。
【0078】そして、たとえば、第2のリフレッシュ制
御により4つのDRAMモジュールを2つずつ順にリフ
レッシュした場合の動作電流測定において、図11に示
すように、電流消費が局所的に大きくなる場合等には、
たとえばメモリI/F回路144のモードレジスタ14
4aのリフレッシュ制御データを第1のデータ「1」か
ら第2のデータ「2」に再設定する。そして、この場合
の動作電流測定において、図12に示すように、電流消
費が分散して、消費電力をおさえることが可能であると
判断可能の場合には、リフレッシュを第2のリフレッシ
ュ制御ではなく、第3のリフレッシュ制御を行うべきで
あることを正しく判断できる。
【0079】以上のように、ロジック回路と同一半導体
チップ内に混載される大規模化したDRAMのリフレッ
シュの単位を、分割モジュール単位で制御できるように
することによって、リフレッシュが回路に与える影響を
見積もることが可能であり、リフレッシュが電源、接地
電圧の降下やノイズの原因となり誤動作を引き起こす場
合には、DRAモジュール毎の制御することにより、消
費電力をおさえ、誤動作をなくすとともにパッケージコ
ストを下げることにも貢献できる。
【0080】なお、以上に説明では、DRAMの分割モ
ジュール数が4の場合を例に説明しているが、たとえば
図13および図14に示すように、分割モジュール数が
8の場合等にも同様に、1または2モジュール毎に制御
してリフレッシュを行うことにより、上記と同様の効果
を得ることができる。
【0081】図13および図14は、8個に分割された
DRAMモジュール1471〜1478が、ロジック部
200の4つの縁(辺)にそれぞれ2つずつ配置されて
いる。そして、図13に示す例は、第2のリフレッシュ
制御の場合であって、メモリI/F回路144は、ロジ
ック部200のそれぞれ異なる4つの縁(辺)側に配置
されている4つのDRAMモジュール1471,147
3,1475、および1477を同一タイミングでリフ
レッシュし、次いで、残りの4つの異なる縁(辺)側に
配置されているDRAMモジュール1472,147
4,1476、および1478を同一タイミングでリフ
レッシュする。なお、同時にリフレッシュする4つのD
RAMモジュールの組み合わせは、図13の例の限定さ
れるものではない。
【0082】そして、図14に示す例は、第3のリフレ
ッシュ制御の場合であって、メモリI/F回路144
は、8つのDRAMモジュール1471〜1478を1
つずつ順番に異なるタイミングでリフレッシュする。な
お、この順番は、任意に変更可能であることは言うまで
もない。
【0083】DDAセットアップ回路141 DDAセットアップ回路141は、後段のトライアング
ルDDA回路142において物理座標系上の三角形の各
頂点の値を線形補間して、三角形の内部の各ピクセル
(画素)の色と深さ情報を求めるに先立ち、ポリゴンレ
ンダリングデータS11が示す(z,R,G,B,s,
t,q)データについて、三角形の辺と水平方向の差分
などを求めるセットアップ演算を行う。このセットアッ
プ演算は、具体的には、開始点の値と終点の値、開始点
と終点との距離を用いて、単位長さ移動した場合におけ
る、求めようとしている値の変分を算出する。DDAセ
ットアップ回路141は、算出した変分データS141
をトライアングルDDA回路142に出力する。
【0084】DDAセットアップ回路141の機能につ
いて図15に関連付けてさらに説明する。上述したよう
に、DDAセットアップ回路141の主な処理は、前段
のジオメトリ処理を経て物理座標にまで落ちてきた各頂
点における各種情報(色、テクスチャ座標)の与えられ
た三頂点により構成される三角形内部で変分を求めて、
後段の線形補間処理の基礎デ−タを算出することであ
る。なお、三角形の各頂点データは、たとえばx,y座
標が16ビット、z座標が24ビット、RGBカラー値
が各12ビット(=8+4)、s,t,qテクスチャ座
標は各32ビット浮動少数値(IEEEフォーマット)
で構成される。
【0085】三角形の描画は水平ラインの描画に集約さ
れるが、そのために水平ラインの描画開始点における最
初の値を求める必要がある。この水平ラインの描画にお
いては、一つの三角形の中でその描画方向は一定にす
る。たとえば左から右へ描画する場合は、左側の辺にお
けるY方向変位に対するXおよび上記各種の変分を算出
しておいて、それを用いて頂点から次の水平ラインに移
った場合の最も左の点のx座標と、上記各種情報の値を
求める(辺上の点はY,X両方向に変化するのでY方向
の傾きのみでは計算できない。)。右側の辺に関しては
終点の位置がわかればよいので、Y方向変位に対するx
の変分のみを調べておけばよい。水平ラインの描画に関
しては、水平方向の傾きは同一三角形内では均一なの
で、上記各種情報の傾きを算出しておく。与えられた三
角形をY方向にソートして最上位の点をAとする。次に
残りの2頂点のX方向の位置を比較して右側の点をBと
する。こうすることで、処理の場合分け等が2通り程度
にできる。
【0086】トライアングルDDA回路142 トライアングルDDA回路142は、DDAセットアッ
プ回路141から入力した変分データS141を用い
て、三角形内部の各ピクセルにおける線形補間された
(z,R,G,B,s,t,q)データを算出する。ト
ライアングルDDA回路11は、各ピクセルの(x,
y)データと、当該(x,y)座標における(z,R,
G,B,s,t,q)データとを、DDAデータ(補間
データ)S142としてテクスチャエンジン回路143
に出力する。たとえば、トライアングルDDA回路14
2は、並行して処理を行う矩形内に位置する8(=2×
4)ピクセル(画素)分のDDAデータS142をテク
スチャエンジン回路143に出力する。
【0087】トライアングルDDA回路142の機能に
ついて図16に関連付けてさらに説明する。上述したよ
うに、DDAセットアップ回路141により、三角形の
各辺と水平方向における先出の各種情報の傾き情報が準
備され、この情報を受けたトライアングルDDA回路1
42の基本的処理は、三角形の辺上の各種情報の補間処
理による水平ラインの初期値の算出と、水平ライン上で
の各種情報の補間処理である。ここで最も注意しなけれ
ばならないことは、補間結果の算出は、ピクセル中心に
おける値を算出する必要があるということである。その
理由は、算出する値がピクセル中心からはずれたところ
を求めていては、静止画の場合はさほど気にならない
が、動画にした場合には、画像の揺らぎが目立つように
なるからである。
【0088】最初の水平ライン(当然ピクセル中心を結
んだライン)の一番左側における各種情報は、辺上の傾
きに頂点からその最初の水平ラインまでの距離をかけて
やることで求めることができる。次のラインにおける開
始位置での各種情報は、辺上の傾きを足してゆくことで
算出できる。水平ラインにおける最初のピクセルでの値
は、ラインの開始位置における値に、最初のピクセルま
での距離と水平方向の傾きをかけた値を足すことで算出
できる。水平ラインにおける次のピクセルにおける値
は、最初のピクセルの値に対してつぎつぎに水平方向の
傾きを足し込んでゆけば算出できる。
【0089】次に、頂点のソートについて図17に関連
付けて説明する。頂点をあらかじめソートしておくこと
で、以降の処理の場合分けを最大限に減らし、かつ、補
間処理においてもできるだけ一つの三角形の内部におい
ては、矛盾が生じにくくすることができる。ソートのや
り方としては、まずすべての与えられた頂点をY方向に
ソートして、最上位の点と最下位の点を決めそれぞれA
点、C点とする。残りの点はB点とする。このようにす
ることで、Y方向に最も長く伸びた辺が辺ACとなり、
最初に辺ACと辺ABを用いてその二つの辺で挟まれた
領域の補間処理を行い、次に辺ACはそのままで、辺A
Bに変えて辺BCと辺ACで挟まれた領域の補間を行う
という処理になる。また、Y方向のピクセル座標格子上
への補正に関しても、辺ACと辺BCについて行ってお
けばよいこともわかる。このようにして、ソート後の処
理に場合分けが不必要になることで、データを単純に流
すだけの処理で可能となりバグも発生しにくくなるし、
構造もシンプルになる。また、一つの三角形の中で補間
処理の方向が辺BC上を開始点として一定にできるた
め、水平方向の補間(Span)の方向が一定となり、演算誤
差があったとしても辺BCから他の辺に向かって誤差が
蓄積されるかたちとなり、その蓄積の方向が一定となる
ため、隣接する辺同士での誤差は目立たなくなる。
【0090】次に、水平方向の傾き算出について図18
に関連付けて説明する。三角形内における各種変数
(x,z,R,G,B,s,t,q)の(x,y)に対
する傾き(変数分)は、線形補間であることから一定と
なる。したがって、水平方向の傾き、すなわち、各水平
ライン(Span)上での傾きはどのSpanにおいても、一定と
なるので、各Spanの処理に先立ってその傾きを求めてお
くことになる。三角形の与えられた頂点をY方向にソー
トした結果、辺ACが最も長く伸びた辺と再定義されて
いるので、頂点Bを水平方向に伸ばしたラインと辺AC
の交点が必ず存在するのでその点をDとする。後は単純
に点Bと点Dの間の変分を求めるようなことを行えば、
水平方向すなわちx方向の傾きを求めることができる。
【0091】具体的には、D点でのxおよびz座標は次
式のようになる。
【0092】
【数1】xd ={(yd −ya )/(yc −ya )}・
(xc −xa ) zd ={(yd −ya )/(yc −ya )}・(zc
a
【0093】これに基づいて、変数zのx方向の傾きを
求めると、次のようになる。
【0094】
【数2】 Δz/Δx=(zd −zb )/(xd −xb ) =〔{(yd −ya )/(yc −ya )}・(zc −za )−zb 〕 /〔{(yd −ya )/(yc −ya )}・(xc −xa )−xb 〕 ={zb (yc −ya )−(zc −za )(yc −ya )} /{xb (yc −ya )−(zc −za )(yc −ya )}
【0095】次に、頂点データの補間手順の一例につい
て、図19および図20に関連付けて説明する。頂点の
ソート、水平方向の傾き算出、各辺上での傾きの算出処
理を経て、それらの結果を使って補間処理を行う。B点
の位置によって、Spanでの処理の向きは2通りに別れ
る。これは、一つの三角形の内部での補間における各Sp
an同士での誤差の蓄積方向を、一定にすることで、でき
るだけ不具合が発生しないようにするために、Y方向に
最も長く伸びた辺を常に始点として、処理するようにし
ようとしているからである。B点がA点と同じ高さにあ
った場合には、前半の処理はスキップされることにな
る。よって、場合分けというよりは、スキップが可能な
機構を設けておくだけで処理としてはすっきりしたもの
とできる。複数のSpanを同時処理することで、処理能力
をあげようとした場合には、Y方向における傾きを求め
たくなるが、頂点のソートからやり直す必要があること
になる。しかしながら、補間処理の前処理だけでことが
済むために、全体としての処理系は簡単にできる。
【0096】具体的には、B点がA点と同じ高さでない
場合には、AC,ABのY方向補正(画素(ピクセル)
格子上の値算出)を行い(ST1,ST2)、AC辺上
の補間およびAB辺上の補間を行う(ST3)。そし
て、AC水平方向の補正およびAC辺からAB辺方向の
水平ライン(Span)上を補間する(ST4)。以上のステ
ップST3,ST4の処理をAB辺の端点まで行う(S
T5)。AB辺の端点までステップST2〜ST4の処
理が終了した場合、あるいはステップST1においてB
点がA点が同じ高さであると判別した場合には、BCの
Y方向補正(画素格子上の値算出)を行い(ST6)、
AC辺上の補間およびBC辺上の補間を行う(ST
7)。そして、AC水平方向の補正およびAC辺からB
C辺方向の水平ライン(Span)上を補間する(ST8)。
以上のステップST7,ST8の処理をBC辺の端点ま
で行う(ST9)。
【0097】テクスチャエンジン回路143 テクスチャエンジン回路143は、「s/q」および
「t/q」の算出処理、テクスチャ座標データ(u,
v)の算出処理、テクスチャバッファ147aからの
(R,G,B)データの読み出し処理等を順にパイプラ
イン方式で行う。なお、テクスチャエンジン回路143
は、たとえば所定の矩形内に位置する8ピクセルについ
ての処理を同時に並行して行う。
【0098】テクスチャエンジン回路143は、DDA
データS142が示す(s,t,q)データについて、
sデータをqデータで除算する演算と、tデータをqデ
ータで除算する演算とを行う。テクスチャエンジン回路
143には、たとえば図示しない除算回路が8個設けら
れており、8ピクセルについての除算「s/q」および
「t/q」が同時に行われる。
【0099】また、テクスチャエンジン回路143は、
除算結果である「s/q」および「t/q」に、それぞ
れテクスチャサイズUSIZEおよびVSIZEを乗じ
て、テクスチャ座標データ(u,v)を生成する。ま
た、テクスチャエンジン回路143は、メモリI/F回
路144を介して、SRAM148あるいはDRAM1
47に、生成したテクスチャ座標データ(u,v)を含
む読み出し要求を出力し、メモリI/F回路144を介
して、SRAM148あるいはテクスチャバッファ14
7aに記憶されているテクスチャデータを読み出すこと
で、(s,t)データに対応したテクスチャアドレスに
記憶された(R,G,B)データS148を得る。ここ
で、SRAM148には、テクスチャバッファ147a
に格納されているテクスチャデータが記憶される。テク
スチャエンジン回路143は、読み出した(R,G,
B)データS148の(R,G,B)データと、前段の
トライアングルDDA回路142からのDDAデータS
142に含まれる(R,G,B)データとを、それぞれ
かけあわせるなどして、ピクセルデータS143を生成
する。テクスチャエンジン回路143は、このピクセル
データS143をメモリI/F回路144に出力する。
【0100】なお、テクスチャバッファ147aには、
MIPMAP(複数解像度テクスチャ)などの複数の縮
小率に対応したテクスチャデータが記憶されている。こ
こで、何れの縮小率のテクスチャデータを用いるかは、
所定のアルゴリズムを用いて、前記三角形単位で決定さ
れる。
【0101】テクスチャエンジン回路143は、フルカ
ラー方式の場合には、テクスチャバッファ147aから
読み出した(R,G,B)データを直接用いる。一方、
テクスチャエンジン回路143は、インデックスカラー
方式の場合には、あらかじめ作成したカラールックアッ
プテーブル(CLUT)をテクスチャCLUTバッファ
147dから読み出して、内蔵するSRAMに転送およ
び記憶し、このカラールックアップテーブルを用いて、
テクスチャバッファ147aから読み出したカラーイン
デックスに対応する(R,G,B)データを得る。
【0102】CRTコントロール回路145 CRTコントロール回路145は、与えられた水平およ
び垂直同期信号に同期して、図示しないCRTに表示す
るアドレスを発生し、ディスプレイバッファ147bか
ら表示データを読み出す要求をメモリI/F回路144
に出力する。この要求に応じて、メモリI/F回路14
4は、ディスプレイバッファ147bから一定の固まり
で表示データを読み出す。CRTコントローラ回路14
5は、ディスプレイバッファ147bから読み出した表
示データを記憶するFIFO(First In First Out)回路
を内蔵し、一定の時間間隔で、RAMDAC回路146
に、RGBのインデックス値を出力する。
【0103】RAMDAC回路146 RAMDAC回路146は、各インデックス値に対応す
るR,G,Bデータを記憶しており、CRTコントロー
ラ回路145から入力したRGBのインデックス値に対
応するデジタル形式のR,G,Bデータを、図示しない
D/Aコンバータ(Digital/Analog Converter)に転送
し、アナログ形式のR,G,Bデータを生成する。RA
MDAC回路146は、この生成されたR,G,Bデー
タを図示しないCRTに出力する。
【0104】次に、図1の3次元コンピュータグラフィ
ックスシステムの全体の動作を説明する。3次元コンピ
ュータグラフィックスシステム10においては、グラフ
ィックス描画等のデータは、メインプロセッサ11のメ
インメモリ12、あるいは外部からのグラフィックスデ
ータを受けるI/Oインタフェース回路13からメイン
バス15を介してレンダリング回路14に与えられる。
なお、必要に応じて、グラフィックス描画等のデータ
は、メインプロセッサ11等において、座標変換、クリ
ップ処理、ライティング処理等のジオメトリ処理が行わ
れる。ジオメトリ処理が終わったグラフィックスデータ
は、三角形の各3頂点の頂点座標x,y,z、輝度値
R,G,B、描画しようとしているピクセルと対応する
テクスチャ座標s,t,qとからなるポリゴンレンダリ
ングデータS11となる。
【0105】このポリゴンレンダリングデータS11
は、レンダリング回路14のDDAセットアップ回路1
41に入力される。DDAセットアップ回路141にお
いては、ポリゴンレンダリングデータS11に基づい
て、三角形の辺と水平方向の差分などを示す変分データ
S141が生成される。具体的には、開始点の値と終点
の値、並びに、その間の距離を用いて、単位長さ移動し
た場合における、求めようとしている値の変化分である
変分が算出され、変分データS141としてトライアン
グルDDA回路142に出力される。
【0106】トライアングルDDA回路142において
は、変分データS141を用いて、、三角形内部の各ピ
クセルにおける線形補間された(z,R,G,B,s,
t,q)データが算出される。そして、この算出された
(z,R,G,B,s,t,q)データと、三角形の各
頂点の(x,y)データとが、DDAデータS142と
して、トライアングルDDA回路142からテクスチャ
エンジン回路143に出力される。
【0107】テクスチャエンジン回路143において
は、DDAデータS142が示す(s,t,q)データ
について、sデータをqデータで除算する演算と、tデ
ータをqデータで除算する演算とが行われる。そして、
除算結果「s/q」および「t/q」に、それぞれテク
スチャサイズUSIZEおよびVSIZEが乗算され、
テクスチャ座標データ(u,v)が生成される。
【0108】次に、テクスチャエンジン回路143から
メモリI/F回路144を介して、テクスチャエンジン
回路143からSRAM148に、生成されたテクスチ
ャ座標データ(u,v)を含む読み出し要求が出力さ
れ、メモリI/F回路144を介して、SRAM148
に記憶された(R,G,B)データS148が読み出さ
れる。次に、テクスチャエンジン回路143において、
読み出した(R,G,B)データS148の(R,G,
B)データと、前段のトライアングルDDA回路142
からのDDAデータS142に含まれる(R,G,B)
データとが、かけあわされ、ピクセルデータS143と
して生成される。このピクセルデータS143は、テク
スチャエンジン回路143からメモリI/F回路144
に出力される。
【0109】フルカラーの場合には、テクスチャバッフ
ァ147aからのデータ(R,G,B)を直接用いれば
よいが、インデックスカラーの場合には、あらかじめ作
成しておいたカラーインデックステーブル(Color Inde
x Table )のデータが、テクスチャCLUT(Color Lo
ok Up Table)バッファ147dより、SRAM等で構成
される一時保管バッファへ転送され、この一時保管バッ
ファのCLUTを用いてカラーインデックスから実際の
R,G,Bカラーが得られる。なお、CULTがSRA
Mで構成された場合は、カラーインデックスをSRAM
のアドレスに入力すると、その出力には実際のR,G,
Bカラーが出てくるといった使い方となる。
【0110】そして、メモリI/F回路144におい
て、テクスチャエンジン回路143から入力したピクセ
ルデータS143に対応するzデータと、zバッファ1
47cに記憶されているzデータとの比較が行われ、入
力したピクセルデータS12によって描画される画像
が、前回、ディスプレイバッファ21に書き込まれた画
像より、手前(視点側)に位置するか否かが判断され
る。判断の結果、手前に位置する場合には、画像データ
S143に対応するzデータでzバッファ147cに記
憶されたzデータが更新される。
【0111】次に、メモリI/F回路144において、
(R,G,B)データがディスプレイバッファ147b
に書き込まれる。
【0112】メモリI/F回路144においては、今か
ら描画しようとしているピクセルにおけるテクスチャア
ドレスに対応したテクスチャを格納しているメモリブロ
ックがそのテクスチャアドレスにより算出され、そのメ
モリブロックにのみ読み出し要求が出され、テクスチャ
データが読み出される。この場合、該当するテクスチャ
データを保持していないメモリブロックにおいては、テ
クスチャ読み出しのためのアクセスが行われないため、
描画により多くのアクセス時間を提供することが可能と
なっている。
【0113】描画においても同様に、今から描画しよう
としているピクセルアドレスに対応するピクセルデータ
を格納しているメモリブロックに対して、該当アドレス
からピクセルデータがモディファイ書き込み(Modify Wr
ite)を行うために読み出され、モディファイ後、同じア
ドレスへ書き戻される。
【0114】隠れ面処理を行う場合には、やはり同じよ
うに今から描画しようとしているピクセルアドレスに対
応する奥行きデータを格納しているメモリブロックに対
して、該当アドレスから奥行きデータがモディファイ書
き込み(Modify Write)を行うために読み出され、必要な
らばモディファイ後、同じアドレスへ書き戻される。
【0115】このようなメモリI/F回路144に基づ
くDRAM147とのデータのやり取りにおいては、そ
れまでの処理が複数並行処理される。これにより、描画
性能を向上させることができる。特に、トライアングル
DDA回路142とテクスチャエンジン143の部分を
並列実行形式で、同じ回路に設ける(空間並列)か、ま
たは、パイプラインを細かく挿入する(時間並列)こと
で、部分的に動作周波数を増加させるという手段によ
り、複数ピクセルの同時算出が行われる。
【0116】また、ピクセルデータは、メモリI/F回
路144の制御のもと、表示領域において隣接した部分
は、異なるDRAMモジュールとなるように配置され
る。これにより、三角形のような平面を描画する場合に
は面で同時に処理される。このため、それぞれのDRA
Mモジュールの動作確率は非常に高い。
【0117】また、メモリI/F回路144では、リフ
レッシュ用モードレジスタ144aに、たとえばメイン
プロセッサ11によりバス15を介してリフレッシュ制
御データRCDが設定される。そして、メモリI/F回
路144では、モードレジスタ144aに設定されたリ
フレッシュ制御データに基づいたタイミングで、DRA
Mモジュール1471,1472,1473,1474
が一定期間毎にリフレッシュされ、DRAMモジュール
1471〜1474の各メモリセルが保持するデータが
書き直されて維持される。
【0118】たとえば、リフレッシュ制御データRCD
が「1」でモードレジスタ144aに設定されている
と、メモリI/F回路144では、ロジック部200を
挟んだそれぞれ異なる縁(辺)側に配置されている2つ
のDRAMモジュールに対して同一タイミングでリフレ
ッシュが行われ、次いで、残りの2つの異なる縁(辺)
側に配置されているDRAMモジュールに対して同一タ
イミングでリフレッシュが行われる。
【0119】また、たとえばリフレッシュ制御データR
CDが「2」でモードレジスタ144aに設定されてい
ると、メモリI/F回路144では、4つのDRAMモ
ジュール1471〜1474に対して1つずつ順番に異
なるタイミングでリフレッシュが行われる。
【0120】そして、図示しないCRTに画像を表示す
る場合には、CRTコントロール回路145において、
与えられた水平垂直同期周波数に同期して、表示アドレ
スが発生され、メモリI/F回路144へ表示データ転
送の要求が出される。メモリI/F回路144では、そ
の要求に従い、一定のまとまった固まりで、表示データ
がCRTコントロール回路145に転送される。CRT
コントロール回路145では、図示しないディスプレイ
用FIFO(First In First Out)等にその表示データが
貯えられ、一定の間隔でRAMDAC146へRGBの
インデックス値が転送される。
【0121】RAMDAC146においては、RAM内
部にRGBのインデックスに対するRGB値が記憶され
ていて、インデックス値に対するRGB値が図示しない
D/Aコンバータへ転送される。そして、D/Aコンバ
ータでアナログ信号に変換されたRGB信号がCRTへ
転送される。
【0122】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、同一半導体チップに画像データを記憶するDRAM
とロジック回路とを混載し、かつ、DRAMを独立した
複数のDRAMモジュール1471〜1474により分
割し、それらの複数に分割されたDRAMモジュール1
471〜1474を、グラフィックス描画処理等を行う
ロジック回路部分の周辺部に配置し、DRAMのリフレ
ッシュを与えられたリフレッシュ制御データに基づき、
4つのDRAMモジュールを同時にリフレッシュする他
に、2つのDRAMモジュール1471と1474を同
一タイミングでリフレッシュし、次タイミングでDRA
Mモジュール1472と1473同一タイミングでリフ
レッシュし、あるいは4つのDRAMモジュールを1つ
ずつ順番に行うメモリI/F回路144を設けので、分
割DRAMモジュール毎にリフレッシュするタイミング
を制御することが可能である。このように、リフレッシ
ュの単位をDRAMモジュール単位で制御できることか
ら、リフレッシュが回路に与える影響を見積もることが
可能であり、リフレッシュが電源、接地電圧の降下やノ
イズの原因となり誤動作を引き起こす場合には、DRA
Mモジュール毎の制御をすることにより、消費電力をお
さえ、誤動作をなくすとともにパッケージコストを下げ
ることにも貢献できる。
【0123】また、複数に分割されたDRAMモジュー
ル1471〜1474を、グラフィックス描画処理等を
行うロジック回路部分の周辺部に配置したことから、同
時にアクセスしなければならない場合に比較して、一回
のアクセスでのビット線に占める有効データの割合が増
加し、また、それぞれのDRAMモジュール1471〜
1474からロジック回路部分までの距離が均一にな
り、固めて一方向に並べる場合に比較して、最も長くな
るパス配線の長さを短くできる。そのため、全体での動
作速度を向上できる利点がある。
【0124】また、DRAMモジュール1471〜14
74毎に、グラフィックス描画におけるピクセル処理を
制御する機能ブロックとしてのピクセル処理モジュール
1446〜1449を近接配置したので、グラフィック
ス描画において非常に回数多く行われる、リード(Re
ad)/モディファイ(Modify)/ライト(Wr
ite)処理が非常に短い配線領域で可能となる。この
ため、動作速度を飛躍的に向上させることができる。
【0125】また、ピクセル処理モジュールとDRAM
モジュールの2次メモリとを、それぞれ互いにDRAM
モジュールの長辺側の同一側に近接配置したので、ピク
セル処理モジュールから2次メモリへのデータ転送を非
常に幅の広いパスで行っても、いわゆるクロストーク
(Cross Talk)の影響も少なく、当然配線長
も短いため、動作速度が向上する。また、配線が占める
面積も小さくなる。また、ピクセル処理モジュールと2
次メモリへのデータは、同一のセンスアンプを使うこと
ができる。このため、DRAMコアの面積増加を最小限
に抑えてポート化することが可能となる。
【0126】また、ピクセル処理モジュール1446〜
1449は、その内部に少なくとも1段以上の、パイプ
ライン制御が行われることから、その他の描画処理を行
う中央に配置されるブロックまでの距離が、平均的に長
くなったとしても、データを処理するスループットに影
響を与えなくできるため、処理速度が向上する。
【0127】また、DRAM間制御モジュール450
は、それぞれのDRAMモジュール1471,147
2,1473,1474の中心付近に配置したので、配
線領域を整然と並べることができ、平均配線長を短くで
きる。また、ピクセル処理モジュール1446,144
7,1448,1449とDRAM間制御モジュール1
450との接続のための信号入出力端子については、図
3に示すように、それぞれのピクセル処理モジュール1
446,1447,1448,1449における入出力
端子を同じにするのではなく、個々のピクセル処理モジ
ュールと、DRAM間制御モジュール1450間が最適
(最短)に配線されるように、個々のピクセル処理モジ
ュールにおける信号の入出力端子位置を調整してあるの
で、たとえ機能は同じであっても、その配置された場所
での最適な位置にブロックの端子位置を置くことが可能
になり、平均配線長を短くできる利点がある。
【0128】また、DRAMモジュール1471〜14
74の記憶モジュールの長辺方向が、DRAMコアのカ
ラム方向になるように配置したので、ロウ方向に配置す
る場合に比較して、ロウアドレス指定のみで、そのロウ
アドレスに対応している1ロウ分のデータを、一度に2
次メモリにロードできるビット数が格段に増加するとい
う利点がある。
【0129】さらに、半導体チップ内部に内蔵されたD
RAM147に、表示デ−タと少なくとも一つの図形要
素が必要とするテクスチャデ−タを記憶させた構成を有
することから、表示領域以外の部分にテクスチャデ−タ
を格納できることになり、内蔵DRAMの有効利用が可
能となり、高速処理動作、並びに低消費電力化を並立さ
せるようにした画像処理装置が実現可能となる。そし
て、単一メモリシステムを実現でき、すべてが内蔵され
た中だけで処理ができる。その結果、ア−キテクチャと
しても大きなパラダイムシフトとなる。また、メモリの
有効利用ができることで、内部に持っているDRAMの
みでの処理が可能となり、内部にあるがゆえのメモリと
描画システムの間の大きなバンド幅が、十分に活用可能
となる。また、DRAMにおいても特殊な処理を組み込
むことが可能となる。
【0130】さらに、表示アドレス空間において、隣接
するアドレスにおける表示要素が、それぞれ異なるDR
AMのブロックになるように配置するので、さらにビッ
ト線の有効利用が可能となり、グラフィックス描画にお
けるような、比較的固まった表示領域へのアクセスが多
い場合には、それぞれのモジュ−ルが同時に処理できる
確率が増加し、描画性能の向上が可能となる。
【0131】また、より多くのテクスチャデ−タを格納
するために、インデックスカラ−におけるインデックス
と、そのためのカラ−ルックアップテ−ブル値を内蔵D
RAM147内部に格納するので、テクスチャデ−タの
圧縮が可能となり、内蔵DRAMの効率良い利用が可能
となる。
【0132】また、描画しようとしている物体の奥行き
情報を、内蔵のDRAMに格納するので、描画と同時並
行的に隠れ面処理を行うことが可能となる。描画を行っ
て、通常はそれを表示しようとするわけだが、ユニファ
イドメモリとして、テクスチャデ−タと表示デ−タを同
一のメモリシステムに同居させることができることか
ら、直接表示に使わずに、描画デ−タをテクスチャデ−
タとして使ってしまうということも可能となる。このよ
うなことは、必要なときに必要なテクスチャデ−タを、
描画によって作成する場合に有効となり、これもテクス
チャデ−タを膨らませないための効果的な機能となる。
【0133】また、チップ内部にDRAMを内蔵するこ
とで、その高速なインタ−フェ−ス部分がチップの内部
だけで完結することになるため、大きな付加容量のI/
Oバッファであるとか、チップ間配線容量をドライブす
る必要がなくなり、消費電力は内蔵しない場合に比較し
て小さくなる。よって、さまざまな技術を使って、一つ
のチップの中だけですべてができるような仕組みは、今
後の携帯情報端末等の身近なデジタル機器のためには、
必要不可欠な技術要素となっている。
【0134】なお、本発明は上述した実施形態には限定
されない。また、上述した図1に示す3次元コンピュー
タグラフィックスシステム10では、SRAM148を
用いる構成を例示したが、SRAM148を設けない構
成にしてもよい。
【0135】さらに、図1に示す3次元コンピュータグ
ラフィックスシステム10では、ポリゴンレンダリング
データを生成するジオメトリ処理を、メインプロセッサ
11で行う場合を例示したが、レンダリング回路14で
行う構成にしてもよい。
【0136】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
性能の低下、コスト増を招くことなく、しかも装置の破
壊を招くことなく良好にリフレッシュを行うことがで
き、また、低消費電力化を図れる利点がある。また、ロ
ジック回路と同一半導体チップ内に混載されるメモリの
リフレッシュの単位を、分割モジュール単位で制御でき
る。これにより、リフレッシュが回路に与える影響を見
積もることが可能であり、リフレッシュが電源、接地電
圧の降下やノイズの原因となり誤動作を引き起こす場合
には、モジュール毎の制御をすることにより、消費電力
をおさえ、誤動作をなくすことができ、パッケージコス
トを下げることができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る3次元コンピュータグラフィック
スシステムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明に係るデータ格納方法を説明するための
図である。
【図3】本発明に係る同一半導体チップ内に混載される
レンダリング回路のロジック回路とDRAMおよび2次
メモリとの好適な構成、配置および配線方法を説明する
ための図である。
【図4】本発明に係るDRAMモジュールの構成例を説
明するするための図である。
【図5】本発明に係る第1のリフレッシュ制御を説明す
るための図であり、リフレッシュされるDRAMモジュ
ールを示す図である。
【図6】本発明に係る第1のリフレッシュ制御を説明す
るための図であり、第1のリフレッシュ制御のタイミン
グチャートを示す図である。
【図7】本発明に係る第2のリフレッシュ制御を説明す
るための図であり、リフレッシュされるDRAMモジュ
ールを示す図である。
【図8】本発明に係る第2のリフレッシュ制御を説明す
るための図であり、第2のリフレッシュ制御のタイミン
グチャートを示す図である。
【図9】本発明に係る第3のリフレッシュ制御を説明す
るための図であり、リフレッシュされるDRAMモジュ
ールを示す図である。
【図10】本発明に係る第3のリフレッシュ制御を説明
するための図であり、第2のリフレッシュ制御のタイミ
ングチャートを示す図である。
【図11】モジュール単位のリフレッシュ制御を行う場
合であって、2DRAMモジュールずつリフレッシュす
る場合の動作電流測定結果を示す図である。
【図12】モジュール単位のリフレッシュ制御を行う場
合であって、1DRAMモジュールずつリフレッシュす
る場合の動作電流測定結果を示す図である。
【図13】分割モジュールが8の場合の第2のリフレッ
シュ制御を説明するための図である。
【図14】分割モジュールが8の場合の第3のリフレッ
シュ制御を説明するための図である。
【図15】本発明に係るDDAセットアップ回路の機能
を説明するための図である。
【図16】本発明に係るトライアングルDDA回路の機
能を説明するための図である。
【図17】本発明に係るトライアングルDDA回路の頂
点のソート処理を説明するための図である。
【図18】本発明に係るトライアングルDDA回路の水
平方向の傾き算出処理を説明するための図である。
【図19】本発明に係るトライアングルDDA回路の頂
点データの補間手順を説明するための図である。
【図20】本発明に係るトライアングルDDA回路の頂
点データの補間手順を説明するためのフローチャートで
ある。
【図21】3次元コンピュータグラフィックスシステム
の基本的な概念を示すシステム構成図である。
【図22】DRAMのリフレッシュの方式を説明するた
めの図である。
【符号の説明】
10…3次元コンピュータグラフィックスシステム、1
1…メインプロセッサ、12…メインメモリ、13…I
/Oインタフェース回路、14…レンダリング回路、1
41…DDAセットアップ回路、142…トライアング
ルDDA回路、143…テクスチャエンジン回路、14
4…メモリI/F回路、144a…リフレッシュ用モー
ドレジスタ、145…CRTコントローラ回路、146
…RAMDAC回路、147…DRAM、1471〜1
478…DRAMモジュール、147a…テクスチャバ
ッファ、147b…ディスプレイバッファ、147c…
zバッファ、147d…テクスチャCLUTバッファ、
148…SRAM、200…ロジック部、1441〜1
444…メモリコントローラ、1445…ディストリビ
ュータ、1446〜1449…ピクセル処理モジュー
ル、1450…DRAM間制御モジュール、1471〜
1474…DRAMモジュール、1480…DRAMコ
ア、1481…ロウデコーダ、1482…センスアン
プ、1483…カラムデコーダ、1484…2次メモ
リ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11C 11/34 371K Fターム(参考) 5B018 GA04 NA02 QA03 5B057 AA20 CA08 CA13 CA16 CB01 CB08 CB13 CB16 CC01 CE16 CH05 CH11 CH16 DA16 5B080 AA13 CA04 DA08 FA02 FA15 GA22 5M024 AA15 AA25 BB22 BB27 EE08 EE30 KK24 KK35 LL01 LL15 LL20 PP01 PP07

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の記憶モジュールに分割され、少な
    くとも画像データを記憶するリフレッシュを必要とする
    記憶回路と、 上記記憶回路の記憶データに基づいて、画像データに所
    定の処理を行うロジック回路とを有し、 上記記憶回路および上記ロジック回路が一つの半導体チ
    ップ内に混載され、さらに、 上記記憶回路のリフレッシュを、分割された記憶モジュ
    ール単位で行うリフレッシュ回路を有する画像処理装
    置。
  2. 【請求項2】 上記リフレッシュ回路は、複数の記憶モ
    ジュールを少なくとも2つの記憶モジュールを単位とし
    て順次にリフレッシュする請求項1記載の画像処理装
    置。
  3. 【請求項3】 上記リフレッシュ回路は、複数の記憶モ
    ジュールを1つずつ所定の順番に従って行う請求項1記
    載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 上記リフレッシュ回路は、与えられるリ
    フレッシュ制御データが第1のデータのときは複数の記
    憶モジュールを少なくとも2つの記憶モジュールを単位
    として順次にリフレッシュし、第2のデータのときは複
    数の記憶モジュールを1つずつ所定の順番に従って行う
    請求項1記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 上記リフレッシュ回路は、少なくとも互
    いに隣接していない少なくとも2つの記憶モジュールを
    単位としてリフレッシュする請求項2記載の画像処理装
    置。
  6. 【請求項6】 上記リフレッシュ回路は、与えられるリ
    フレッシュ制御データが第1のデータのときは複数の記
    憶モジュールを少なくとも互いに隣接していない少なく
    とも2つの記憶モジュールを単位として順次にリフレッ
    シュし、第2のデータのときは複数の記憶モジュールを
    1つずつ所定の順番に従って行う請求項1記載の画像処
    理装置。
  7. 【請求項7】 複数の記憶モジュールに分割され、少な
    くとも画像データを記憶するリフレッシュを必要とする
    記憶回路と、 上記記憶回路の記憶データに基づいて、画像データに所
    定の処理を行うロジック回路とを有し、 上記記憶回路および上記ロジック回路が一つの半導体チ
    ップ内に混載され、かつ、 上記複数に分割された記憶モジュールが上記ロジック回
    路の周辺部に配置され、さらに、 上記記憶回路のリフレッシュを、分割された記憶モジュ
    ール単位で行うリフレッシュ回路を有する画像処理装
    置。
  8. 【請求項8】 上記リフレッシュ回路は、複数の記憶モ
    ジュールを少なくとも2つの記憶モジュールを単位とし
    て順次にリフレッシュする請求項7記載の画像処理装
    置。
  9. 【請求項9】 上記リフレッシュ回路は、複数の記憶モ
    ジュールを1つずつ所定の順番に従って行う請求項7記
    載の画像処理装置。
  10. 【請求項10】 上記リフレッシュ回路は、与えられる
    リフレッシュ制御データが第1のデータのときは複数の
    記憶モジュールを少なくとも2つの記憶モジュールを単
    位として順次にリフレッシュし、第2のデータのときは
    複数の記憶モジュールを1つずつ所定の順番に従って行
    う請求項7記載の画像処理装置。
  11. 【請求項11】 上記各記憶モジュールは、上記ロジッ
    ク回路部を囲むように当該ロジック回路部の周辺部に配
    置され、 上記リフレッシュ回路は、上記ロジック回路部の異なる
    縁部に対向して配置されている少なくとも2つの記憶モ
    ジュールを単位として順次にリフレッシュする請求項7
    記載の画像処理装置。
  12. 【請求項12】 上記各記憶モジュールは、上記ロジッ
    ク回路部を囲むように当該ロジック回路部の周辺部に配
    置されている請求項8記載の画像処理装置。
  13. 【請求項13】 上記各記憶モジュールは、上記ロジッ
    ク回路部を囲むように当該ロジック回路部の周辺部に配
    置され、 上記リフレッシュ回路は、与えられるリフレッシュ制御
    データが第1のデータのときは複数の記憶モジュールを
    上記ロジック回路部の異なる縁部に対向して配置されて
    いる少なくとも2つの記憶モジュールを単位として順次
    にリフレッシュし、第2のデータのときは複数の記憶モ
    ジュールを1つずつ所定の順番に従って行う請求項7記
    載の画像処理装置。
  14. 【請求項14】 単位図形の頂点について、3次元座標
    (x,y,z)、R(赤),G(緑),B(青)デー
    タ、テクスチャの同次座標(s,t)および同次項qを
    含むポリゴンレンダリングデータを受けてレンダリング
    処理を行う画像処理装置であって、 表示デ−タと少なくとも一つの図形要素が必要とするテ
    クスチャデ−タを記憶するリフレッシュが必要な記憶回
    路と、 前記単位図形の頂点のポリゴンレンダリングデータを補
    間して、前記単位図形内に位置する画素の補間データを
    生成する補間データ生成回路と、前記補間データに含ま
    れるテクスチャの同次座標(s,t)を同次項qで除算
    して「s/q」および「t/q」を生成し、前記「s/
    q」および「t/q」に応じたテクスチャアドレスを用
    いて、前記記憶回路からテクスチャデータを読み出し、
    表示データの図形要素の表面へのテクスチャデータの張
    り付け処理を行うテクスチャ処理回路とを少なくとも備
    えたロジック回路とを有し、 上記記憶回路および上記ロジック回路が一つの半導体チ
    ップ内に混載され、さらに、 上記記憶回路のリフレッシュを、分割された記憶モジュ
    ール単位で行うリフレッシュ回路を有する画像処理装
    置。
  15. 【請求項15】 上記リフレッシュ回路は、複数の記憶
    モジュールを少なくとも2つの記憶モジュールを単位と
    して順次にリフレッシュする請求項14記載の画像処理
    装置。
  16. 【請求項16】 上記リフレッシュ回路は、複数の記憶
    モジュールを1つずつ所定の順番に従って行う請求項1
    4記載の画像処理装置。
  17. 【請求項17】 上記リフレッシュ回路は、与えられる
    リフレッシュ制御データが第1のデータのときは複数の
    記憶モジュールを少なくとも2つの記憶モジュールを単
    位として順次にリフレッシュし、第2のデータのときは
    複数の記憶モジュールを1つずつ所定の順番に従って行
    う請求項14記載の画像処理装置。
  18. 【請求項18】 上記リフレッシュ回路は、少なくとも
    互いに隣接していない少なくとも2つの記憶モジュール
    を単位としてリフレッシュする請求項15記載の画像処
    理装置。
  19. 【請求項19】 上記リフレッシュ回路は、与えられる
    リフレッシュ制御データが第1のデータのときは複数の
    記憶モジュールを少なくとも互いに隣接していない少な
    くとも2つの記憶モジュールを単位として順次にリフレ
    ッシュし、第2のデータのときは複数の記憶モジュール
    を1つずつ所定の順番に従って行う請求項14記載の画
    像処理装置。
  20. 【請求項20】 前記単位図形の頂点について、3次元
    座標(x,y,z)、R(赤),G(緑),B(青)デ
    ータ、テクスチャの同次座標(s,t)および同次項q
    を含むポリゴンレンダリングデータを受けてレンダリン
    グ処理を行う画像処理装置であって、 表示デ−タと少なくとも一つの図形要素が必要とするテ
    クスチャデ−タを記憶するリフレッシュが必要な記憶回
    路と、 前記単位図形の頂点のポリゴンレンダリングデータを補
    間して、前記単位図形内に位置する画素の補間データを
    生成する補間データ生成回路と、前記補間データに含ま
    れるテクスチャの同次座標(s,t)を同次項qで除算
    して「s/q」および「t/q」を生成し、前記「s/
    q」および「t/q」に応じたテクスチャアドレスを用
    いて、前記記憶回路からテクスチャデータを読み出し、
    表示データの図形要素の表面へのテクスチャデータの張
    り付け処理を行うテクスチャ処理回路とを少なくとも備
    えたロジック回路とを有し、 上記記憶回路および上記ロジック回路が一つの半導体チ
    ップ内に混載され、かつ、 上記複数に分割された記憶モジュールが上記ロジック回
    路の周辺部に配置され、さらに、 上記記憶回路のリフレッシュを、分割された記憶モジュ
    ール単位で行うリフレッシュ回路を有する画像処理装
    置。
  21. 【請求項21】 上記リフレッシュ回路は、複数の記憶
    モジュールを少なくとも2つの記憶モジュールを単位と
    して順次にリフレッシュする請求項20記載の画像処理
    装置。
  22. 【請求項22】 上記リフレッシュ回路は、複数の記憶
    モジュールを1つずつ所定の順番に従って行う請求項2
    0記載の画像処理装置。
  23. 【請求項23】 上記リフレッシュ回路は、与えられる
    リフレッシュ制御データが第1のデータのときは複数の
    記憶モジュールを少なくとも2つの記憶モジュールを単
    位として順次にリフレッシュし、第2のデータのときは
    複数の記憶モジュールを1つずつ所定の順番に従って行
    う請求項20記載の画像処理装置。
  24. 【請求項24】 上記各記憶モジュールは、上記ロジッ
    ク回路部を囲むように当該ロジック回路部の周辺部に配
    置され、 上記リフレッシュ回路は、上記ロジック回路部の異なる
    縁部に対向して配置されている少なくとも2つの記憶モ
    ジュールを単位として順次にリフレッシュする請求項2
    0記載の画像処理装置。
  25. 【請求項25】 上記各記憶モジュールは、上記ロジッ
    ク回路部を囲むように当該ロジック回路部の周辺部に配
    置されている請求項21記載の画像処理装置。
  26. 【請求項26】 上記各記憶モジュールは、上記ロジッ
    ク回路部を囲むように当該ロジック回路部の周辺部に配
    置され、 上記リフレッシュ回路は、与えられるリフレッシュ制御
    データが第1のデータのときは複数の記憶モジュールを
    上記ロジック回路部の異なる縁部に対向して配置されて
    いる少なくとも2つの記憶モジュールを単位として順次
    にリフレッシュし、第2のデータのときは複数の記憶モ
    ジュールを1つずつ所定の順番に従って行う請求項20
    記載の画像処理装置。
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