JPWO2006137350A1 - 新規なフロピリジン誘導体、それを含有する医薬組成物およびそれらの用途 - Google Patents

新規なフロピリジン誘導体、それを含有する医薬組成物およびそれらの用途 Download PDF

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晴信 向山
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一道 城
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Abstract

本発明は、一般式(I)〔式中、R1は水素または低級アルキルであり、R2は−NR10R11または−OR12であり、−A1=A2−A3=A4−は、−C(R30)=C(R31)−C(R32)=N−、−C(R30)=C(R31)−N=C(R33)−、−C(R30)=N−C(R32)=C(R33)−、−N=C(R31)−C(R32)=C(R33)−等である〕で表される化合物またはそのプロドラッグ、あるいは薬理学的に許容される塩に関する。本発明の化合物(I)は、優れたアデノシンA2A受容体拮抗作用を有するので、アデノシンA2A受容体関連疾患、特に運動機能障害、うつ病、不安症、認知機能障害、脳虚血性障害、レストレスレッグス症候群などの治療または予防剤として有用である。

Description

本発明は、アデノシンA2A受容体拮抗作用を有する新規なフロピリジン誘導体、それを含有する医薬組成物およびそれらの用途に関する。
アデノシンは、プリンヌクレオシドの一つであり、生体内において種々の調節機能、生理活性を有している。アデノシン受容体として、4つのサブタイプ(A、A2A、A2BおよびA受容体)が知られている。アデノシンが示す作用は、G蛋白共役型受容体ファミリーに属するこれらの膜受容体とアデノシンとの相互作用により媒介されることが知られている。
中枢神経系におけるアデノシンA2A受容体の分布および機能についてはよく認識されており、アデノシンA2A受容体はコリン作動性、GABA作動性、グルタミン酸作動性ニューロンの調整に関与していることが明らかとされている。また、アデノシンA2A受容体はドパミンD受容体とも機能的に関連しており、アデノシンA2A受容体を拮抗することによりドパミンD受容体に対するドパミンの結合能が増加することが知られている(例えば、非特許文献1参照)。ドパミンニューロンの異常に起因する疾患としてパーキンソン病が知られている。パーキンソン病は中高年齢者に好発する進行性の神経変性疾患であり、安静時振戦、固縮、無動、姿勢反射障害などの協調性運動機能障害を主症状とする。その病因は中脳黒質ドパミン性神経細胞の変性による線条体ドパミンの欠乏に起因すると考えられている。アデノシンA2A受容体は、協調性運動機能の調節に重要な役割を果たしている線条体に豊富に存在し、上述のようにアデノシンA2A受容体とドパミンD受容体とは相反性の関係にあることから、アデノシンA2A受容体を選択的に拮抗する薬剤はパーキンソン病、ハンチントン病、ウィルソン病などの運動機能障害の治療薬として有用であると考えられている(例えば、非特許文献2〜4参照)。また、アデノシンA2A受容体の拮抗により、抗うつ作用、抗不安作用および神経保護作用が認められることから、アデノシンA2A受容体拮抗剤はうつ病、不安症、認知機能障害(例えば、アルツハイマー病など)の治療薬として有用であると期待されている(例えば、非特許文献5および6、特許文献1参照)。またアデノシンA2A受容体の拮抗は脳虚血後の障害を軽減し、脳梗塞量を低下させることが知られており、アデノシンA2A受容体拮抗剤は脳虚血性障害(例えば、脳卒中、脳血管攣縮後の脳障害など)の治療薬として有用であると期待されている(例えば、非特許文献7参照)。またアデノシンA2A受容体拮抗剤はレストレスレッグス症候群、周期性四肢運動の治療薬として有用であると期待されている(例えば、特許文献2および3参照)。また、アデノシンA2A受容体拮抗剤は睡眠障害(例えば、ナルコレプシー、概日リズム睡眠障害など)の治療薬として有用であると期待されている(例えば、特許文献4参照)。
WO2001/83456には、フォスファチジルイノシトール3キナーゼ阻害作用を有し、制癌剤として有用である三環式縮合ヘテロ環誘導体を合成するための製造中間体として、下記の一般式:
(式中、Rは水素原子、低級アルキル基などであり;Rは水素原子、低級アルキル基、アリール基などであり;nは0、1、2または3である)で表される化合物が開示されている(例えば、特許文献5参照)。しかしながら、これらの化合物の生物活性については何ら記載されていない。
WO2004/12671は、カンナビノイド−1受容体のアンタゴニストまたはインバースアゴニストであり、カンナビノイド−1受容体によって媒介される疾患(例えば、記憶障害、認知障害、片頭痛、不安症、てんかん、パーキンソン病、統合失調症、肥満、喘息、肝硬変など)の治療薬として有用である、下記一般式:
(式中、ArおよびArは、それぞれ置換されてもよいアリールまたは置換されてもよいヘテロアリールであり;RはC1−10アルキル、アリール、CN、−CONRなどであり;Rは水素、NRなどであり;RおよびRは、それぞれ水素、C1−10アルキルなどであり;RおよびRは、それぞれ水素、−C(O)Rなどである)で表される化合物を開示している(例えば、特許文献6参照)。しかしながら、これらの化合物のアデノシンA2A受容体拮抗作用については何ら記載されていない。
WO2004/63202は、活性化血液凝固第X因子阻害剤として有用である下記一般式:
(式中、Arは置換されてもよいアリール基または置換されてもよいヘテロアリール基であり;Rは水素またはアルキルであり;Rは置換されてもよいアミノ、置換されてもよいシクロアルキルなどである)で表される化合物を開示している(例えば、特許文献7参照)。しかしながらこれらの化合物のアデノシンA2A受容体拮抗作用については何ら記載されていない。
WO2004/89939には、アデノシンA2A受容体拮抗作用を有し、フロピリジン骨格を有する下記一般式:
で表される化合物が開示されている(例えば、特許文献8参照)。しかしながら、これらの化合物と本発明の化合物とはフラン環上の2つの置換基が明らかに異なるものである。
Ferre S.ら, 「Proc. Natl. Acad. Sci. U.S.A.」, 1991年, 88巻, p.7238-7241 Ferre S.ら, 「Neurosci. Lett.」, 1991年, 130巻, p.162-164 Mandhane S.N.ら, 「Eur. J. Pharmacol.」, 1997年, 328巻, p.135-141 Varani K.ら, 「The FASEB Journal」, 2003年, 17巻, p.2148-2150 EL.Yacoubi M.ら, 「British J. Pharmacol.」, 2001年, 134巻, p.68-77 Dall’lgna O.ら, 「British J. Pharmacol.」, 2003年, 138巻, p.1207-1209 Phillis J.W.ら, 「Brain Res.」, 1995年, 705巻, p.79-84 国際公開第2004/108137号パンフレット 国際公開第2004/019949号パンフレット 米国特許出願公開第2004/0138235号明細書 国際公開第99/30715号パンフレット 国際公開第2001/83456号パンフレット 国際公開第2004/12671号パンフレット 国際公開第2004/63202号パンフレット 国際公開第2004/89939号パンフレット
本発明の目的は、アデノシンA2A受容体拮抗作用を有する新規な化合物およびそれらの用途を提供することである。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意研究を重ねたところ、驚くべきことに、一般式(I)で表されるフロピリジン誘導体が極めて強力なアデノシンA2A受容体拮抗作用を有し、さらにはアデノシンA2A受容体関連疾患の治療または予防剤として有用であることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、一般式(I):
〔式中、
は、水素原子または低級アルキル基であり;
は、−NR1011または−OR12であり;
10およびR11は、それぞれ独立して、以下のa)〜m):
a)水素原子、
b)低級アルキル基、
c)ハロ低級アルキル基、
d)シクロアルキル基、
e)シクロアルキル低級アルキル基、
f)ヘテロシクロアルキル基、
g)−(低級アルキレン)−NR2021
h)−(低級アルキレン)−OR22
i)−(低級アルキレン)−C(O)NR2021
j)非置換もしくはX、X、X、XおよびXからなる群から選択される1〜5個の基で置換されるアリール基、
k)非置換もしくはX、X、X、XおよびXからなる群から選択される1〜5個の基で環が置換されるアラルキル基、
l)非置換もしくはX、XおよびXからなる群から選択される1〜3個の基で環が置換されるヘテロアリール基、または
m)非置換もしくはX、XおよびXからなる群から選択される1〜3個の基で環が置換されるヘテロアリール低級アルキル基を表すか、
あるいはR10およびR11が、それらが結合している窒素原子と一緒になって、非置換または以下のa)〜q):
a)ハロゲン原子、
b)低級アルキル基、
c)ハロ低級アルキル基、
d)シクロアルキル基、
e)非置換もしくは以下からなる群:ハロゲン原子、低級アルキル基、ハロ低級アルキル基、低級アルコキシ基およびハロ低級アルコキシ基から独立して選択される1〜3個の基で置換されるフェニル基、
f)非置換もしくは以下からなる群:ハロゲン原子、低級アルキル基、ハロ低級アルキル基、低級アルコキシ基およびハロ低級アルコキシ基から独立して選択される1〜3個の基で環が置換されるアラルキル基、または環の隣接する炭素原子が、−O−(CH−O−で置換されるアラルキル基、
g)ヘテロアリール基、
h)ヘテロアリール低級アルキル基、
i)オキソ基、
j)−NR2021
k)−OR22
l)−OS(O)23
m)−(低級アルキレン)−NR2021
n)−(低級アルキレン)−OR22
o)−C(O)NR2021
p)−C(O)OR22、および
q)−C(O)R22
からなる群から独立して選択される1〜2個の基で置換される環状アミノ基を形成するか、
あるいは、R10およびR11が、それらが結合している窒素原子と一緒になって、非置換または以下のa)〜f):
a)低級アルキル基、
b)非置換もしくは以下からなる群:ハロゲン原子、低級アルキル基、ハロ低級アルキル基、低級アルコキシ基およびハロ低級アルコキシ基から独立して選択される1〜3個の基で置換されるフェニル基、
c)非置換もしくは以下からなる群:ハロゲン原子、低級アルキル基、ハロ低級アルキル基、低級アルコキシ基およびハロ低級アルコキシ基から独立して選択される1〜3個の基で環が置換されるアラルキル基、または環の隣接する炭素原子が、−O−(CH−O−で置換されるアラルキル基、
d)−C(O)NR2021
e)−C(O)OR22、および
f)−C(O)R22
からなる群から独立して選択される1〜3個の基で置換される多環式環状アミノ基を形成し;
20およびR21は、それぞれ独立して、以下のa)〜m):
a)水素原子、
b)低級アルキル基、
c)ヒドロキシ低級アルキル基、
d)低級アシル基、
e)ハロ低級アシル基、
f)シクロアルキル基、
g)シクロアルキル低級アルキル基、
h)橋かけ環状炭化水素低級アルキル基、
i)ヘテロシクロアルキル基、
j)非置換もしくは以下からなる群:ハロゲン原子、低級アルキル基、ハロ低級アルキル基、低級アルコキシ基およびハロ低級アルコキシ基から独立して選択される1〜3個の基で環が置換されるアリール基、
k)非置換もしくは以下からなる群:ハロゲン原子、低級アルキル基、ハロ低級アルキル基、低級アルコキシ基およびハロ低級アルコキシ基から独立して選択される1〜3個の基で環が置換されるアラルキル基、
l)非置換もしくは以下からなる群:ハロゲン原子、低級アルキル基、ハロ低級アルキル基、低級アルコキシ基およびハロ低級アルコキシ基から独立して選択される1〜3個の基で置換されるヘテロアリール基、または
m)非置換もしくは以下からなる群:ハロゲン原子、低級アルキル基、ハロ低級アルキル基、低級アルコキシ基およびハロ低級アルコキシ基から独立して選択される1〜3個の基で環が置換されるヘテロアリール低級アルキル基を表すか、
あるいはR20およびR21が、それらが結合している窒素原子と一緒になって、非置換または以下のa)〜o):
a)ハロゲン原子、
b)低級アルキル基、
c)ハロ低級アルキル基、
d)シクロアルキル基、
e)オキソ基、
f)−OR22
g)−(低級アルキレン)−OR22
h)−C(O)OR22
i)−C(O)R22
j)−NR2425
k)−C(O)NR2425
l)−CN、
m)非置換もしくは以下からなる群:ハロゲン原子、低級アルキル基、ハロ低級アルキル基、低級アルコキシ基、低級アルコキシ低級アルコキシ基およびハロ低級アルコキシ基から独立して選択される1〜3個の基で置換されるフェニル基、
n)非置換もしくは以下からなる群:ハロゲン原子、低級アルキル基、ハロ低級アルキル基、低級アルコキシ基およびハロ低級アルコキシ基から独立して選択される1〜3個の基で環が置換されるアラルキル基、および
o)非置換もしくは以下からなる群:ハロゲン原子、低級アルキル基、ハロ低級アルキル基、低級アルコキシ基およびハロ低級アルコキシ基から独立して選択される1〜3個の基で置換されるヘテロアリール基
からなる群から独立して選択される1〜6個の基で置換される環状アミノ基を形成するか、
あるいは、R20およびR21が、それらが結合している窒素原子と一緒になって、多環式環状アミノ基を形成し;
22は、以下のa)〜g):
a)水素原子、
b)低級アルキル基、
c)シクロアルキル基、
d)ヘテロシクロアルキル基、
e)非置換もしくは以下からなる群:ハロゲン原子、低級アルキル基、ハロ低級アルキル基、低級アルコキシ基およびハロ低級アルコキシ基から独立して選択される1〜3個の基で置換されるアリール基、
f)非置換もしくは以下からなる群:ハロゲン原子、低級アルキル基、ハロ低級アルキル基、低級アルコキシ基およびハロ低級アルコキシ基から独立して選択される1〜3個の基で環が置換されるアラルキル基、または
g)非置換もしくは以下からなる群:ハロゲン原子、低級アルキル基、ハロ低級アルキル基、低級アルコキシ基およびハロ低級アルコキシ基から独立して選択される1〜3個の基で置換されるヘテロアリール基を表し;
23は、以下のa)〜c):
a)低級アルキル基、
b)ハロ低級アルキル基、または
c)非置換もしくは以下からなる群:ハロゲン原子、低級アルキル基、低級アルコキシ基およびニトロ基から独立して選択される1〜3個の基で置換されるアリール基を表し;
24およびR25は、それぞれ独立して、水素原子または低級アルキル基を表すか、あるいは、R24およびR25が、それらが結合している窒素原子と一緒になって、多環式環状アミノ基を形成し;
、X、X、XおよびXは、それぞれ独立して、以下のa)〜h):
a)ハロゲン原子、
b)低級アルキル基、
c)ハロ低級アルキル基、
d)低級アルコキシ基、
e)ハロ低級アルコキシ基、
f)水酸基、
g)低級アシル基、または
h)シアノ基であり;
、XおよびXは、それぞれ独立して、以下のa)〜h):
a)ハロゲン原子、
b)低級アルキル基、
c)ハロ低級アルキル基、
d)シクロアルキル基、
e)低級アルコキシ基、
f)低級アシル基、
g)カルボキシ基、または
h)低級アルコキシカルボニル基であり;
mは、1または2であり、
12は、以下のa)〜f):
a)低級アルキル基、
b)ハロ低級アルキル基、
c)シクロアルキル基、
d)−(低級アルキレン)−OR22
e)非置換もしくはX、X、X、XおよびXからなる群から選択される1〜5個の基で置換されるアリール基、または
f)非置換もしくはX、X、X、XおよびXからなる群から選択される1〜5個の基で環が置換されるアラルキル基であり;
−A=A−A=A−は、以下のa)〜h):
a)−C(R30)=C(R31)−C(R32)=N−、
b)−C(R30)=C(R31)−N=C(R33)−、
c)−C(R30)=N−C(R32)=C(R33)−、
d)−N=C(R31)−C(R32)=C(R33)−、
e)−C(R30)=C(R31)−C(R32)=N(O)−、
f)−C(R30)=C(R31)−N(O)=C(R33)−、
g)−C(R30)=N(O)−C(R32)=C(R33)−、または
h)−N(O)=C(R31)−C(R32)=C(R33)−であり;
30、R31、R32およびR33は、それぞれ独立して、以下のa)〜k):
a)水素原子、
b)ハロゲン原子、
c)低級アルキル基、
d)ハロ低級アルキル基、
e)低級アルコキシ基、
f)水酸基、
g)シアノ基、
h)非置換もしくは以下からなる群:ハロゲン原子、低級アルキル基、ハロ低級アルキル基、低級アルコキシ基およびハロ低級アルコキシ基から独立して選択される1〜3個の基で環が置換されるアラルキルオキシ基、
i)ジ低級アルキルアミノ基、
j)低級アルキルスルファニル基、または
k)ニトロ基を表す〕で表される化合物またはそのプロドラッグ、あるいはそれらの薬理学的に許容される塩に関する。
また、本発明は、一般式(I)で表される化合物またはその薬理学的に許容される塩を有効成分として含有する医薬組成物に関する。
また、本発明は、一般式(I)で表される化合物またはその薬理学的に許容される塩を有効成分として含有する、アデノシンA2A受容体関連疾患の治療または予防剤に関する。
さらに本発明は、一般式(I)で表される化合物またはその薬理学的に許容される塩と、アデノシンA2A受容体拮抗剤以外のパーキンソン病治療薬、抗うつ剤、抗不安薬、認知機能障害治療薬、脳虚血性障害治療薬、およびレストレスレッグス症候群治療薬から選択されるパーキンソン病治療薬、抗うつ剤、抗不安薬、認知機能障害治療薬、脳虚血性障害治療薬、およびレストレスレッグス症候群治療薬から選択される少なくとも1種とを組み合わせてなる医薬に関する。
さらに本発明は、アデノシンA2A受容体関連疾患の治療または予防剤を製造するための一般式(I)で表される化合物またはその薬理学的に許容される塩の使用に関する。
さらに本発明は、アデノシンA2A受容体関連疾患の治療または予防方法に関し、該方法は、一般式(I)で表される化合物またはその薬理学的に許容される塩の有効量を投与する工程を包含する。
一般式(I)で表される化合物において、下記の用語は、特に断らない限り、以下の意味を有する。
本明細書において、「低級」との用語は、特に断らない限り、炭素数1〜6個を有することを意味する。
「ハロゲン原子」とは、フッ素原子、塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子を表す。R30においては、フッ素原子が好適であり;R31においては、塩素原子またはフッ素原子が好適であり、さらに好適にはフッ素原子であり;R32およびR33においては、塩素原子またはフッ素原子が好適である。
「低級アルキル基」とは、直鎖または分岐鎖状の炭素数1〜6のアルキル基を意味し、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert-ブチル基、ペンチル基、イソペンチル基、ネオペンチル基、tert-ペンチル基、1−メチルブチル基、2−メチルブチル基、1,2−ジメチルプロピル基、ヘキシル基、イソヘキシル基などが挙げられる。R、R30、R31、R32およびR33においては、C1−4低級アルキル基が好適であり、メチル基、エチル基またはイソプロピル基がさらに好適であり、メチル基が最も好適である。
「ハロ低級アルキル基」とは、1〜3個の同種または異種のハロゲン原子で置換されたC1−6低級アルキル基を意味し、例えば、フルオロメチル基、クロロメチル基、ブロモメチル基、ジフルオロメチル基、トリフルオロメチル基、2,2,2−トリフルオロエチル基などが挙げられる。
「ヒドロキシ低級アルキル基」とは、水酸基で置換されたC1−6低級アルキル基を意味し、例えば、ヒドロキシメチル基、2−ヒドロキシエチル基、1−ヒドロキシエチル基、3−ヒドロキシプロピル基などが挙げられ、好適にはヒドロキシメチル基である。
「橋かけ環状炭化水素低級アルキル基」とは、炭素数7〜10の橋かけ環状炭化水素で置換されたC1−6低級アルキル基を意味し、例えば、アダマンタン−1−イルメチル基などが挙げられる。
「シクロアルキル基」とは、3〜7員の飽和環状炭化水素を意味し、例えば、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基およびシクロヘプチル基が挙げられる。
「シクロアルキル低級アルキル基」とは、シクロアルキル基で置換されたC1−6低級アルキル基を意味し、例えば、シクロプロピルメチル基などが挙げられる。
「ヘテロシクロアルキル基」とは、環内に−NH−、−O−または−S−を含有し、炭素原子を介して結合する4〜7員の飽和複素環基を意味し、例えば、テトラヒドロフリル基、テトラヒドロチエニル基、テトラヒドロピラニル基、ピロリジン−2−イル基、ピロリジン−3−イル基、ピペリジン−2−イル基、ピペリジン−3−イル基、ピペリジン−4−イル基などが挙げられる。また当該ヘテロシクロアルキル基は、必要に応じて1〜2個の低級アルキル基またはアラルキル基で置換されてもよく、このような置換ヘテロシクロアルキル基としては、例えば、N−メチルピペリジン−4−イル基、N−ベンジルピペリジン−4−イル基、N−フェネチルピペリジン−4−イル基などが挙げられる。
「アリール基」とは、炭素数6〜10個の芳香族炭化水素を意味し、フェニル基、1−ナフチル基、2−ナフチル基が挙げられ、好適にはフェニル基である。
「アラルキル基」とは、アリール基で置換されたC1−6低級アルキル基を意味し、ベンジル基、フェネチル基、1−フェニルエチル基、3−フェニルプロピル基、4−フェニルブチル基、ナフチルメチル基などが挙げられ、好適にはベンジル基、フェネチル基、1−フェニルエチル基、3−フェニルプロピル基または4−フェニルブチル基である。
「アラルキルオキシ基」とは、(アラルキル)−O−で表される基を意味し、例えば、ベンジルオキシ基、フェネチルオキシ基、1−フェニルエトキシ基、3−フェニルプロポキシ基などが挙げられ、好適にはベンジルオキシ基である。
「低級アルキルスルファニル基」とは、(C1−6低級アルキル)−S−で表される基を意味し、例えば、メチルスルファニル基、エチルスルファニル基、プロピルスルファニル基、イソプロピルスルファニル基、ブチルスルファニル基などが挙げられる。
「低級アルコキシ基」とは、直鎖または分岐鎖状の炭素数1〜6のアルコキシ基を意味し、例えば、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基、ブトキシ基、イソブトキシ基、sec−ブトキシ基、tert-ブトキシ基、ペンチルオキシ基、ヘキシルオキシ基などが挙げられる。R30、R31、R32、R33においては、C1−3低級アルコキシ基が好適であり、メトキシ基またはエトキシ基がさらに好適であり、メトキシ基が最も好適である。
「ハロ低級アルコキシ基」とは、1〜3個の同種または異種のハロゲン原子で置換されたC1−6低級アルコキシ基を意味し、例えば、ジフルオロメトキシ基、トリフルオロメトキシ基、2,2,2−トリフルオロエトキシ基などが挙げられる。
「低級アルコキシ低級アルコキシ基」とは、C1−6低級アルコキシで置換されたC1−6低級アルコキシ基を意味し、例えば、メトキシメトキシ基、2−メトキシエトキシ基、2−エトキシエトキシ基、2−イソプロポキシエトキシ基、3−メトキシプロポキシ基などが挙げられる。
「低級アシル基」とは、H−CO−もしくは(C1−6低級アルキル)−CO−で表される基を意味し、例えば、ホルミル基、アセチル基、プロピオニル基、ブチリル基、イソブチリル基、バレリル基、イソバレリル基、ピバロイル基などが挙げられる。
「ハロ低級アシル基」とは、(ハロ低級アルキル)−CO−で表される基を意味し、例えば、トリフルオロアセチル基、トリクロロアセチル基などが挙げられる。
「低級アルコキシカルボニル基」とは、(C1−6低級アルコキシ)−CO−で表される基を意味し、例えば、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、プロポキシカルボニル基、イソプロポキシカルボニル基、ブトキシカルボニル基、イソブトキシカルボニル基、sec−ブトキシカルボニル基、tert−ブトキシカルボニル基、ペンチルオキシカルボニル基、ヘキシルオキシカルボニル基などが挙げられる。
「ジ低級アルキルアミノ基」とは、C1−6低級アルキル基で二置換されたアミノ基を意味し、例えば、ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基、ジプロピルアミノ基、ジイソプロピルアミノ基などが挙げられる。
「環状アミノ基」とは、環内に−NH−、−O−もしくは−S−から選択されるヘテロ原子を含んでもよい、3〜8員の、飽和もしくは部分不飽和の単環式環状アミンを意味する。飽和の環状アミンの具体例としては、例えば、アジリジン−1−イル基、アゼチジン−1−イル基、1−ピロリジル基、ピペリジノ基、ピペラジノ基、モルホリノ基、チオモルホリノ基、アゼパン−1−イル基、アゾカン−1−イル基、チアゾリジン−3−イル基などが挙げられ、好適には1−ピロリジル基、ピペリジノ基、モルホリノ基、ピペラジノ基またはアゼパン−1−イル基である。部分不飽和の環状アミンの具体例としては、例えば、2,5−ジヒドロピロール−1−イル基などが挙げられる。
「多環式環状アミノ基」とは、
1)単環式環状アミノ基の隣接する環の炭素原子がベンゼン環、ヘテロアリール環、シクロアルキル環または橋かけ環状炭化水素と縮合された、6〜13員の縮合環状アミン;
2)炭素数6〜8個を有し、環内に−NH−、−O−もしくは−S−から選択されるヘテロ原子を含んでもよい、橋かけ状の環状アミノ基;あるいは
3)単環式環状アミノ基の環の炭素原子がシクロアルキル環とスピロ結合を形成するスピロ環状アミノ基を意味する。
縮合環状アミノ基の具体例として、例えば、インドリン−1−イル基、1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−1−イル基、オクタヒドロイソインドール−2−イル基、3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−イル基、オクタヒドロキノリン−1−イル基、オクタヒドロイソキノリン−2−イル基、3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−3−イル基、ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール−2−イル基、3−アザビシクロ[3.2.0]ヘプタン−3−イル基、4−アザトリシクロ[5.2.1.02,6]デカ−4−イル基、4−アザトリシクロ[5.2.2.02,6]ウンデカ−4−イル基、6,7−ジヒドロ−4H−チエノ[3,2-c]ピリジン−5−イル基などが挙げられる。
橋かけ環状アミノ基の具体例として、例えば、6−アザビシクロ[3.2.1]オクチル基、2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプチル基、2−アザ−5−チアビシクロ[2.2.1]ヘプチル基、2−アザ−5−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプチル基、3−オキサ−9−アザビシクロ[3.3.1]ノナ−9−イル基、8−オキサ−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イル基などが挙げられる。
スピロ環状アミノ基の具体例として、例えば、2−アザスピロ[4.5]デカン−2−イル基、8−アザスピロ[4.5]デカン−8−イル基などが挙げられる。
「ヘテロアリール基」とは、1〜5個の炭素原子ならびにO、NおよびS原子からなる群から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を含有する5〜6員の単環式芳香族複素環、あるいは1〜9個の炭素原子ならびにO、NおよびS原子からなる群から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を含有する8〜10員の二環式芳香族複素環を意味し、但し、これらの環は、隣接する酸素原子および/または硫黄原子を含まない。単環式芳香族複素環としては、例えば、ピロリル基、フリル基、チエニル基、イミダゾリル基、ピラゾリル基、オキサゾリル基、イソキサゾリル基、1,2,4−オキサジアゾリル基、テトラゾリル基、チアゾリル基、イソチアゾリル基、1,2,3−チアジアゾリル基、トリアゾリル基、ピリジル基、ピラジニル基、ピリミジル基およびピリダジニル基などが挙げられ、好適にはフリル基、チエニル基、イソキサゾリル基またはピリジル基である。二環式芳香族複素環としては、例えば、インドリル基、インダゾリル基、ベンゾフラニル基、ベンゾチエニル基、ベンゾチアゾリル基、キノリル基、イソキノリル基、フタラジニル基、ベンズイミダゾリル基、ベンゾオキサゾリル基などが挙げられる。これらの複素環の全ての位置異性体が考えられる(例えば、2−ピリジル基、3−ピリジル基、4−ピリジル基など)。
「ヘテロアリール低級アルキル基」とは、ヘテロアリール基で置換されたC1−6低級アルキル基を意味し、例えば、2−フリルメチル基、3−フリルメチル基、2−チエニルメチル基、3−チエニルメチル基、2−ピリジルメチル基、3−ピリジルメチル基、4−ピリジルメチル基、3−ピリジルエチル基、3−ベンゾフリルメチル基、3−ベンゾチエニルメチル基などが挙げられる。
「低級アルキレン基」とは、炭素数1〜6の2価の直鎖もしくは分岐鎖状の飽和炭化水素鎖を意味する。当該低級アルキレン基の具体例として、例えば、−CH−、−CHCH−、−CH(CH)−、−CH(CH)CH−、−CHCH(CH)−、−C(CH−、−C(CHCH−、−CHC(CH−、−CHCHCH−、−C(CHCHCH−、−C(CHCHCH(CH)−、−CHCHCHCH−、−CHCHCHCHCH−、−CHCHCHCHCHCH−などが挙げられ、好適には−CH−または−CHCH−である。
一般式(I)で表される化合物において1つまたはそれ以上の不斉炭素原子が存在する場合、本発明は各々の不斉炭素原子がR配置の化合物、S配置の化合物、およびそれらの任意の組み合せの化合物のいずれも包含する。またそれらのラセミ化合物、ラセミ混合物、単一のエナンチオマー、ジアステレオマー混合物が本発明の範囲に含まれる。本発明の前記一般式(I)で表される化合物において幾何学異性が存在する場合、本発明はcis異性体、trans異性体、およびそれらの混合物のいずれも包含する。さらに一般式(I)で表される化合物には、水和物やエタノール等の医薬品として許容される溶媒との溶媒和物も含まれる。
一般式(I)で表される化合物は、塩の形態で存在することができる。このような塩としては、塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸等の鉱酸との付加塩、ギ酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、プロピオン酸、クエン酸、コハク酸、酒石酸、フマル酸、酪酸、シュウ酸、マロン酸、マレイン酸、乳酸、リンゴ酸、炭酸、グルタミン酸、アスパラギン酸、安息香酸、ナパジシル酸、グルクロン酸、イセチオン酸、サリチル酸、パモ酸、グルコン酸、キシナホ酸等の有機酸との付加塩、ナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩等の無機塩基との塩、トリエチルアミン、ピペリジン、モルホリン、リジン、エチレンジアミン等の有機塩基との塩を挙げることができる。
本発明において「プロドラッグ」とは生体内において前記一般式(I)に変換される化合物を意味し、このようなプロドラッグはまた本発明の範囲内である。プロドラッグの様々な形態が当該分野で周知である。
例えば、前記一般式(I)で表される化合物がカルボン酸官能基を有する場合、プロドラッグとして、当該カルボン酸基の水素原子と、以下のような基:低級アルキル基、低級アルカノイルオキシメチル、1−(低級アルカノイルオキシ)エチル、1−メチル−1−(低級アルカノイルオキシ)エチル、低級アルコキシカルボニルオキシメチル、1−(低級アルコキシカルボニルオキシ)エチル、1−メチル−1−(低級アルコキシカルボニルオキシ)エチル、N−(低級アルコキシカルボニル)アミノメチル、1−(N−(低級アルコキシカルボニル)アミノ)エチル、3−フタリジル、4−クロトノラクトニル、ガンマ−ブチロラクトン−4−イル、N,N−ジ低級アルキルアミノ−低級アルキル(例えばβ−ジメチルアミノエチル)、カルバモイル−低級アルキル、N,N−ジ低級アルキルカルバモイル−低級アルキル、あるいはピペリジノ−、ピロリジノ−またはモルホリノ低級アルキルとの置換により形成されるエステルが挙げられる。また前記一般式(I)で表される化合物が、水酸基を有する場合、プロドラッグとして、当該水酸基の水素原子と、以下のような基:低級アシル基(例えば、アセチル基、プロピオニル基、ブチリル基、イソブチリル基、ピバロイル基など);低級アルコキシカルボニル基(例えば、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、プロポキシカルボニル基、イソプロポキシカルボニル基、tert-ブトキシカルボニル基など);またはスクシノイル基との置換により形成される化合物が挙げられる。また前記一般式(I)で表される化合物が、−NHまたは−NHのようなアミノ基を有する場合、プロドラッグとして、当該アミノ基の水素原子と、以下のような基:低級アシル基(例えば、アセチル基、プロピオニル基、ブチリル基、イソブチリル基、ピバロイル基など);または低級アルコキシカルボニル基(例えば、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、プロポキシカルボニル基、イソプロポキシカルボニル基、tert-ブトキシカルボニル基など)との置換により形成される化合物が挙げられる。これらのプロドラッグ化合物は、公知の方法、例えば、T.W.GreenおよびP.G.H.Wuts,「Protective Groups in Organic Synthesis」第3版、およびそこに記載された参考文献に従って化合物(I)から製造することができる。
本発明の一般式(I)で表される化合物のひとつの実施態様において、
は、好ましくは水素原子であり;
は、ひとつの局面では−NR1011であり、別の局面では−OR12であり、
が−NR1011である場合、R10およびR11は、好ましくは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、非置換または以下のa)〜p):
a)ハロゲン原子、
b)低級アルキル基、
c)ハロ低級アルキル基、
d)シクロアルキル基、
e)非置換もしくは以下からなる群:ハロゲン原子、低級アルキル基、ハロ低級アルキル基、低級アルコキシ基およびハロ低級アルコキシ基から独立して選択される1〜3個の基で置換されるフェニル基、
f)非置換もしくは以下からなる群:ハロゲン原子、低級アルキル基、ハロ低級アルキル基、低級アルコキシ基およびハロ低級アルコキシ基から独立して選択される1〜3個の基で環が置換されるアラルキル基、または環の隣接する炭素原子が、−O−(CH−O−で置換されるアラルキル基、
g)ヘテロアリール基、
h)ヘテロアリール低級アルキル基、
i)オキソ基、
j)−NR2021
k)−OR22
l)−(低級アルキレン)−NR2021
m)−(低級アルキレン)−OR22
n)−C(O)NR2021
o)−C(O)OR22、および
p)−C(O)R22
からなる群から独立して選択される1〜2個の基で置換される環状アミノ基を形成し、
が−OR12である場合、R12は、好ましくは、低級アルキル基であり;
20およびR21は、好ましくはそれらが結合している窒素原子と一緒になって、非置換または以下のa)〜o):
a)ハロゲン原子、
b)低級アルキル基、
c)ハロ低級アルキル基、
d)シクロアルキル基、
e)オキソ基、
f)−OR22
g)−(低級アルキレン)−OR22
h)−C(O)OR22
i)−C(O)R22
j)−NR2425
k)−C(O)NR2425
l)−CN、
m)非置換もしくは以下からなる群:ハロゲン原子、低級アルキル基、ハロ低級アルキル基、低級アルコキシ基およびハロ低級アルコキシ基から独立して選択される1〜3個の基で置換されるフェニル基、
n)非置換もしくは以下からなる群:ハロゲン原子、低級アルキル基、ハロ低級アルキル基、低級アルコキシ基およびハロ低級アルコキシ基から独立して選択される1〜3個の基で環が置換されるアラルキル基、および
o)非置換もしくは以下からなる群:ハロゲン原子、低級アルキル基、ハロ低級アルキル基、低級アルコキシ基およびハロ低級アルコキシ基から独立して選択される1〜3個の基で置換されるヘテロアリール基
からなる群から独立して選択される1〜6個の基で置換される環状アミノ基を形成するか、
あるいは、R20およびR21は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、多環式環状アミノ基を形成し、
さらに好ましくは、R20およびR21は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、非置換または以下のa)〜f):
a)低級アルキル基、
b)オキソ基、
c)−OR22
d)−C(O)R22
e)非置換もしくは以下からなる群:ハロゲン原子、低級アルキル基、ハロ低級アルキル基、低級アルコキシ基およびハロ低級アルコキシ基から独立して選択される1〜3個の基で置換されるフェニル基、および
f)非置換もしくは以下からなる群:ハロゲン原子、低級アルキル基、ハロ低級アルキル基、低級アルコキシ基およびハロ低級アルコキシ基から独立して選択される1〜3個の基で環が置換されるアラルキル基
からなる群から独立して選択される1〜6個の基で置換される環状アミノ基を形成するか、
あるいは、R20およびR21は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、多環式環状アミノ基を形成し;
22は、好ましくは水素原子、低級アルキル基あるいは非置換もしくは以下からなる群:ハロゲン原子、低級アルキル基、ハロ低級アルキル基、低級アルコキシ基およびハロ低級アルコキシ基から独立して選択される1〜3個の基で置換されるアリール基であり;
、X、X、XおよびXは、好ましくはそれぞれ独立して、ハロゲン原子、低級アルキル基、ハロ低級アルキル基、低級アルコキシ基、ハロ低級アルコキシ基、または水酸基であり;
、XおよびXは、好ましくはそれぞれ独立して、ハロゲン原子、低級アルキル基、またはハロ低級アルキル基であり;
−A=A−A=A−は、好ましくは−C(R30)=C(R31)−C(R32)=N−であり;
30、R31、およびR32は、それぞれ独立して、好ましくは水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基またはハロ低級アルキル基であり、さらに好ましくは水素原子または低級アルキル基である。
本発明の好ましい実施態様では、Rは、水素原子である。
本発明のさらに好ましい実施態様では、Rは水素原子であり、Rは−NR1011である。
本発明のなおさらに好ましい実施態様では、Rは水素原子であり、Rは−NR1011であり、−A=A−A=A−は、−C(R30)=C(R31)−C(R32)=N−である。
本発明のなおさらに好ましい実施態様では、Rは水素原子であり、Rは−NR1011であり、−A=A−A=A−は、−C(R30)=C(R31)−C(R32)=N−であり、R30、R31およびR32は、それぞれ独立して水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基またはハロ低級アルキル基である。
本発明のなおさらに好ましい実施態様では、
は水素原子であり、
は−NR1011であり、
10およびR11は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、非置換または以下のa)〜p):
a)ハロゲン原子、
b)低級アルキル基、
c)ハロ低級アルキル基、
d)シクロアルキル基、
e)非置換もしくは以下からなる群:ハロゲン原子、低級アルキル基、ハロ低級アルキル基、低級アルコキシ基およびハロ低級アルコキシ基から独立して選択される1〜3個の基で置換されるフェニル基、
f)非置換もしくは以下からなる群:ハロゲン原子、低級アルキル基、ハロ低級アルキル基、低級アルコキシ基およびハロ低級アルコキシ基から独立して選択される1〜3個の基で環が置換されるアラルキル基、または環の隣接する炭素原子が、−O−(CH−O−で置換されるアラルキル基、
g)ヘテロアリール基、
h)ヘテロアリール低級アルキル基、
i)オキソ基、
j)−NR2021
k)−OR22
l)−(低級アルキレン)−NR2021
m)−(低級アルキレン)−OR22
n)−C(O)NR2021
o)−C(O)OR22、および
p)−C(O)R22
からなる群から独立して選択される1〜2個の基で置換される環状アミノ基を形成し、
−A=A−A=A−は、−C(R30)=C(R31)−C(R32)=N−であり、R30、R31およびR32は、それぞれ独立して水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル
基またはハロ低級アルキル基である。
本発明のなおさらに好ましい実施態様では、
は水素原子であり、
は−NR1011であり、
10およびR11は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、非置換または以下のa)〜q):
a)ハロゲン原子、
b)低級アルキル基、
c)ハロ低級アルキル基、
d)シクロアルキル基、
e)非置換もしくは以下からなる群:ハロゲン原子、低級アルキル基、ハロ低級アルキル基、低級アルコキシ基およびハロ低級アルコキシ基から独立して選択される1〜3個の基で置換されるフェニル基、
f)非置換もしくは以下からなる群:ハロゲン原子、低級アルキル基、ハロ低級アルキル基、低級アルコキシ基およびハロ低級アルコキシ基から独立して選択される1〜3個の基で環が置換されるアラルキル基、または環の隣接する炭素原子が、−O−(CH−O−で置換されるアラルキル基、
g)ヘテロアリール基、
h)ヘテロアリール低級アルキル基、
i)オキソ基、
j)−NR2021
k)−OR22
l)−(低級アルキレン)−NR2021
m)−(低級アルキレン)−OR22
n)−C(O)NR2021
o)−C(O)OR22、および
p)−C(O)R22
からなる群から独立して選択される1〜2個の基で置換される環状アミノ基を形成し、
20およびR21が、それらが結合している窒素原子と一緒になって、非置換または以下のa)〜o):
a)ハロゲン原子、
b)低級アルキル基、
c)ハロ低級アルキル基、
d)シクロアルキル基、
e)オキソ基、
f)−OR22
g)−(低級アルキレン)−OR22
h)−C(O)OR22
i)−C(O)R22
j)−NR2425
k)−C(O)NR2425
l)−CN、
m)非置換もしくは以下からなる群:ハロゲン原子、低級アルキル基、ハロ低級アルキル基、低級アルコキシ基、低級アルコキシ低級アルコキシ基およびハロ低級アルコキシ基から独立して選択される1〜3個の基で置換されるフェニル基、
n)非置換もしくは以下からなる群:ハロゲン原子、低級アルキル基、ハロ低級アルキル基、低級アルコキシ基およびハロ低級アルコキシ基から独立して選択される1〜3個の基で環が置換されるアラルキル基、および
o)非置換もしくは以下からなる群:ハロゲン原子、低級アルキル基、ハロ低級アルキル基、低級アルコキシ基およびハロ低級アルコキシ基から独立して選択される1〜3個の基で置換されるヘテロアリール基、
からなる群から独立して選択される1〜6個の基で置換される環状アミノ基を形成するか、
あるいは、R20およびR21が、それらが結合している窒素原子と一緒になって、多環式環状アミノ基を形成し、
−A=A−A=A−は、−C(R30)=C(R31)−C(R32)=N−であり、R30、R31およびR32は、それぞれ独立して水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基またはハロ低級アルキル基である。
本発明のなおさらに好ましい実施態様では、
は水素原子であり、
は−NR1011であり、
10およびR11は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、非置換または以下のa)〜q):
a)ハロゲン原子、
b)低級アルキル基、
c)ハロ低級アルキル基、
d)シクロアルキル基、
e)非置換もしくは以下からなる群:ハロゲン原子、低級アルキル基、ハロ低級アルキル基、低級アルコキシ基およびハロ低級アルコキシ基から独立して選択される1〜3個の基で置換されるフェニル基、
f)非置換もしくは以下からなる群:ハロゲン原子、低級アルキル基、ハロ低級アルキル基、低級アルコキシ基およびハロ低級アルコキシ基から独立して選択される1〜3個の基で環が置換されるアラルキル基、または環の隣接する炭素原子が、−O−(CH−O−で置換されるアラルキル基、
g)ヘテロアリール基、
h)ヘテロアリール低級アルキル基、
i)オキソ基、
j)−NR2021
k)−OR22
l)−(低級アルキレン)−NR2021
m)−(低級アルキレン)−OR22
n)−C(O)NR2021
o)−C(O)OR22、および
p)−C(O)R22
からなる群から独立して選択される1〜2個の基で置換される環状アミノ基を形成し、
20およびR21が、それらが結合している窒素原子と一緒になって、非置換または以下のa)〜o):
a)ハロゲン原子、
b)低級アルキル基、
c)ハロ低級アルキル基、
d)シクロアルキル基、
e)オキソ基、
f)−OR22
g)−(低級アルキレン)−OR22
h)−C(O)OR22
i)−C(O)R22
j)−NR2425
k)−C(O)NR2425
l)−CN、
m)非置換もしくは以下からなる群:ハロゲン原子、低級アルキル基、ハロ低級アルキル基、低級アルコキシ基、低級アルコキシ低級アルコキシ基およびハロ低級アルコキシ基から独立して選択される1〜3個の基で置換されるフェニル基、
n)非置換もしくは以下からなる群:ハロゲン原子、低級アルキル基、ハロ低級アルキル基、低級アルコキシ基およびハロ低級アルコキシ基から独立して選択される1〜3個の基で環が置換されるアラルキル基、および
o)非置換もしくは以下からなる群:ハロゲン原子、低級アルキル基、ハロ低級アルキル基、低級アルコキシ基およびハロ低級アルコキシ基から独立して選択される1〜3個の基で置換されるヘテロアリール基、
からなる群から独立して選択される1〜6個の基で置換される環状アミノ基を形成するか、
あるいは、R20およびR21が、それらが結合している窒素原子と一緒になって、多環式環状アミノ基を形成し、
−A=A−A=A−は、−C(R30)=C(R31)−C(R32)=N−であり、R30、R31およびR32は、それぞれ独立して水素原子または低級アルキル基である。
本発明のなおさらに好ましい実施態様では、
は水素原子であり、
は−NR1011であり、
10およびR11は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、−NR2021または−C(O)NR2021で置換される環状アミノ基を形成し、
20およびR21が、それらが結合している窒素原子と一緒になって、非置換または以下のa)〜o):
a)ハロゲン原子、
b)低級アルキル基、
c)ハロ低級アルキル基、
d)シクロアルキル基、
e)オキソ基、
f)−OR22
g)−(低級アルキレン)−OR22
h)−C(O)OR22
i)−C(O)R22
j)−NR2425
k)−C(O)NR2425
l)−CN、
m)非置換もしくは以下からなる群:ハロゲン原子、低級アルキル基、ハロ低級アルキル基、低級アルコキシ基、低級アルコキシ低級アルコキシ基およびハロ低級アルコキシ基から独立して選択される1〜3個の基で置換されるフェニル基、
n)非置換もしくは以下からなる群:ハロゲン原子、低級アルキル基、ハロ低級アルキル基、低級アルコキシ基およびハロ低級アルコキシ基から独立して選択される1〜3個の基で環が置換されるアラルキル基、および
o)非置換もしくは以下からなる群:ハロゲン原子、低級アルキル基、ハロ低級アルキル基、低級アルコキシ基およびハロ低級アルコキシ基から独立して選択される1〜3個の基で置換されるヘテロアリール基、
からなる群から独立して選択される1〜6個の基で置換される環状アミノ基を形成するか、
あるいは、R20およびR21が、それらが結合している窒素原子と一緒になって、多環式環状アミノ基を形成し、
−A=A−A=A−は、−C(R30)=C(R31)−C(R32)=N−であり、R30、R31およびR32は、それぞれ独立して水素原子または低級アルキル基である。
本発明の特に好ましい実施態様では、
は水素原子であり、
は−NR1011であり、
10およびR11は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、−NR2021で置換される環状アミノ基を形成し、
20およびR21が、それらが結合している窒素原子と一緒になって、非置換または以下のa)〜o):
a)ハロゲン原子、
b)低級アルキル基、
c)ハロ低級アルキル基、
d)シクロアルキル基、
e)オキソ基、
f)−OR22
g)−(低級アルキレン)−OR22
h)−C(O)OR22
i)−C(O)R22
j)−NR2425
k)−C(O)NR2425
l)−CN、
m)非置換もしくは以下からなる群:ハロゲン原子、低級アルキル基、ハロ低級アルキル基、低級アルコキシ基、低級アルコキシ低級アルコキシ基およびハロ低級アルコキシ基から独立して選択される1〜3個の基で置換されるフェニル基、
n)非置換もしくは以下からなる群:ハロゲン原子、低級アルキル基、ハロ低級アルキル基、低級アルコキシ基およびハロ低級アルコキシ基から独立して選択される1〜3個の基で環が置換されるアラルキル基、および
o)非置換もしくは以下からなる群:ハロゲン原子、低級アルキル基、ハロ低級アルキル基、低級アルコキシ基およびハロ低級アルコキシ基から独立して選択される1〜3個の基で置換されるヘテロアリール基、
からなる群から独立して選択される1〜6個の基で置換される環状アミノ基を形成するか、
あるいは、R20およびR21が、それらが結合している窒素原子と一緒になって、多環式環状アミノ基を形成し、
−A=A−A=A−は、−C(R30)=C(R31)−C(R32)=N−であり、R30、R31およびR32は、それぞれ独立して水素原子または低級アルキル基である。
本発明の好ましい化合物の具体例は、以下からなる群から選択される化合物またはその薬理学的に許容される塩である:
(1)3−[(3−シクロペンチルピロリジン−1−カルボニル)アミノ]フロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミド;
(2)3−[((R)−3−ピペリジン−1−イルピロリジン−1−カルボニル)アミノ]フロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミド;
(3)5−フルオロ−3−[((R)−3−ピペリジン−1−イルピロリジン−1−カルボニル)アミノ]フロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミド;
(4)6−メチル−3−[((R)−3−ピペリジン−1−イルピロリジン−1−カルボニル)アミノ]フロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミド;
(5)3−{[(R)−3−(4−メチルピペリジン−1−イル)ピロリジン−1−カルボニル]アミノ}フロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミド;
(6)3−[((S)−2−オキソ−[1,3’]ビピロリジニル−1’−カルボニル)アミノ]フロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミド;
(7)6−メチル−3−[((R)−3,3,4,4−テトラメチル[1,3’]ビピロリジニル−1’−カルボニル)アミノ]フロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミド;
(8)6−メチル−3−[(3−フェニルピペリジン−1−カルボニル)アミノ]フロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミド;
(9)6−メチル−3−[((R)−3−モルホリン−4−イルピロリジン−1−カルボニル)アミノ]フロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミド;
(10)6−メチル−3−{[(R)−3−((S)−2−メチルピペリジン−1−イル)ピロリジン−1−カルボニル]アミノ}フロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミド;
(11)6−メチル−3−{[(R)−3−((R)−2−メチルピペリジン−1−イル)ピロリジン−1−カルボニル]アミノ}フロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミド;
(12)6−メチル−3−{[(R)−3−((S)−3−メチルモルホリン−4−イル)ピロリジン−1−カルボニル]アミノ}フロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミド;
(13)6−メチル−3−{[(R)−3−((R)−3−メチルモルホリン−4−イル)ピロリジン−1−カルボニル]アミノ}フロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミド;
(14)3−{[(R)−3−(3,3−ジメチルモルホリン−4−イル)ピロリジン−1−カルボニル]アミノ}−6−メチルフロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミド;
(15)3−{[(R)−3−(2,2−ジメチルモルホリン−4−イル)ピロリジン−1−カルボニル]アミノ}−6−メチルフロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミド;
(16)3−{[(R)−3−(3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−3−イル)ピロリジン−1−カルボニル]アミノ}−6−メチルフロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミド;
(17)3−{[(R)−3−(3−アザビシクロ[3.2.0]ヘプタ−3−イル)ピロリジン−1−カルボニル]アミノ}−6−メチルフロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミド;
(18)6−メチル−3−{[(R)−3−(8−オキサ−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イル)ピロリジン−1−カルボニル]アミノ}フロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミド;
(19)6−メチル−3−{[(R)−3−(3−オキサ−9−アザビシクロ[3.3.1]ノナ−9−イル)ピロリジン−1−カルボニル]アミノ}フロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミド;
(20)6−メチル−3−{[3−(ピペリジン−1−カルボニル)ピペリジン−1−カルボニル]アミノ}フロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミド;
(21)6−メチル−3−{[(R)−3−(4−フェノキシピペリジン−1−イル)ピロリジン−1−カルボニル]アミノ}フロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミド;
(22)3−{[(R)−3−(4−ベンゾイルピペリジン−1−イル)ピロリジン−1−カルボニル]アミノ}−6−メチルフロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミド;
(23)3−{[(R)−3−(4−フェニルピペリジン−1−イル)ピロリジン−1−カルボニル]アミノ}フロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミド;
(24)6−メチル−3−{[(R)−3−(4−フェニルピペリジン−1−イル)ピロリジン−1−カルボニル]アミノ}フロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミド;
(25)3−[((R)−3−{4−[4−(2−メトキシエトキシ)フェニル]ピペラジン−1−イル}ピロリジン−1−カルボニル)アミノ]−6−メチルフロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミド;
(26)3−{[(R)−3−(4−ベンジルピペリジン−1−イル)ピロリジン−1−カルボニル]アミノ}−6−メチルフロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミド;
(27)3−{[(R)−3−(3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−イル)ピロリジン−1−カルボニル]アミノ}−6−メチルフロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミド;
(28)3−{[(R)−3−(シクロヘキシルエチルカルバモイル)ピペリジン−1−カルボニル]アミノ}−6−メチルフロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミド;
(29)6−メチル−3−{[(R)−3−(ピペリジン−1−カルボニル)ピペリジン−1−カルボニル]アミノ}フロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミド;
(30)6−メチル−3−{[(R)−3−(モルホリン−4−カルボニル)ピペリジン−1−カルボニル]アミノ}フロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミド;
(31)6−メチル−3−{[2−(ピペリジン−1−カルボニル)モルホリン−4−カルボニル]アミノ}フロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミド;
(32)6−メチル−3−{[(R)−3−(2−メチルピペリジン−1−カルボニル)ピペリジン−1−カルボニル]アミノ}フロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミド;
(33)6−メチル−3−{[(R)−3−(4−メチルピペリジン−1−カルボニル)ピペリジン−1−カルボニル]アミノ}フロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミド;
(34)3−{[(R)−3−(3,3−ジメチルピペリジン−1−カルボニル)ピペリジン−1−カルボニル]アミノ}−6−メチルフロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミド;および
(35)3−{[(R)−3−(2,2−ジメチルモルホリン−4−カルボニル)ピペリジン−1−カルボニル]アミノ}−6−メチルフロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミド。
一般式(I)で表される化合物は、スキーム1、5、6、7または8に示す方法に従って製造することができる。
(式中、R、R10、R11、R12、A、A、AおよびAは上記と同義である。)
工程1−1
化合物(X)を、不活性溶媒中、塩基の存在下にクロロギ酸エステル(XI)と縮合させることにより、化合物(Ia)が得られる。この縮合反応に用いられる不活性溶媒としては、例えば、アセトニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラン、塩化メチレン、1−メチル−2−ピロリドンおよびそれらの混合溶媒等が挙げられる。塩基としては、例えば、炭酸カリウム、トリエチルアミン、N,N−ジイソプロピルエチルアミン、N,N−ジメチルアニリン、ピリジン等などが挙げられる。その反応温度は通常−20℃〜還流温度であり、反応時間は使用する原料物質や溶媒、反応温度等により異なるが、通常、15分〜24時間である。
工程1−2
12がアリール基である場合、化合物(Ia)は不活性溶媒中、塩基の存在下または非存在下にアミン(XII)またはその塩と反応させることにより、化合物(Ib)に変換することができる。本反応に用いられる溶媒としては、例えば、アセトニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラン、塩化メチレン、ジメチルスルホキシド、1−メチル−2−ピロリドンおよびそれらの混合溶媒等が挙げられる。塩基としては、例えば、炭酸カリウム、トリエチルアミン、N,N−ジイソプロピルエチルアミン、N,N−ジメチルアニリン、1,8−ジアザビシクロ〔5.4.0〕−7−ウンデセン(DBU)等などが挙げられる。その反応温度は通常0℃〜還流温度であり、反応時間は使用する原料物質や溶媒、反応温度等により異なるが、通常、15分〜24時間である。
工程1−3
化合物(X)を、不活性溶媒中、イソシアナート(XIII)と縮合させることにより、化合物(Ic)が得られる。この縮合反応に用いられる溶媒としては、例えば、アセトニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラン、塩化メチレン、ジメチルスルホキシド、1−メチル−2−ピロリドンおよびそれらの混合溶媒等が挙げられる。その反応温度は通常0℃〜還流温度であり、反応時間は使用する原料物質や溶媒、反応温度等により異なるが、通常、15分〜24時間である。
スキーム1で用いられる出発原料(X)は、スキーム2、3、4または9に示す方法に従って製造することができる。
(式中、R、A、A、AおよびAは上記と同義であり、Lは塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、メタンスルホニルオキシ基、p−トルエンスルホニルオキシ基などの脱離基を表し、Lは塩素原子、フッ素原子などの脱離基を表す。)
工程2−1
ヒドロキシニトリル誘導体(XIV)を、不活性溶媒中、塩基の存在下に化合物(XV)と縮合させることにより、化合物(XVI)が得られる。この縮合反応に用いられる溶媒としては、例えば、エタノール、アセトニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、テトラヒドロフラン、1−メチル−2−ピロリドンおよびそれらの混合溶媒等が挙げられる。塩基としては、例えば、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸セシウム、炭酸銀、酸化銀、トリエチルアミン、N,N−ジイソプロピルエチルアミンなどが挙げられる。その反応温度は通常、0℃〜室温であり、反応時間は使用する原料物質や溶媒、反応温度等により異なるが、通常、1時間〜24時間である。
工程2−2
また、この化合物(XVI)は、化合物(XVII)とヒドロキシアセトアミド誘導体(XVIII)とを、不活性溶媒中、塩基の存在下に縮合させることによっても得ることができる。この縮合反応に用いられる溶媒としては、例えば、エタノール、tert-ブタノール、アセトニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、テトラヒドロフラン、1−メチル−2−ピロリドンおよびそれらの混合溶媒等が挙げられる。塩基としては、例えば、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸セシウム、水素化ナトリウム、カリウムtert-ブトキシド、トリエチルアミン、N,N−ジイソプロピルエチルアミンなどが挙げられる。その反応温度は通常、0℃〜還流温度であり、反応時間は使用する原料物質や溶媒、反応温度等により異なるが、通常、1時間〜24時間である。
工程2−3
続いて化合物(XVI)を不活性溶媒中、塩基の存在下に閉環させることにより、化合物(X)が得られる。当該反応に用いられる溶媒としては、例えば、エタノール、tert-ブタノール、アセトニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、テトラヒドロフラン、1−メチル−2−ピロリドンおよびそれらの混合溶媒等が挙げられる。塩基としては、例えば、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸セシウム、水素化ナトリウム、カリウムtert-ブトキシド、トリエチルアミン、N,N−ジイソプロピルエチルアミンなどが挙げられる。その反応温度は通常、室温〜還流温度であり、反応時間は使用する原料物質や溶媒、反応温度等により異なるが、通常、1時間〜72時間である。
また、化合物(X)は、工程2−1または2−2で得られる化合物(XVI)を単離することなく、工程2−3を行うことによっても製造することが出来る。
(式中、A、A、A、AおよびLは上記と同義である。)
工程3−1
2−ヒドロキシニトリル誘導体(XIV)を、不活性溶媒中、塩基の存在下に化合物(XIX)と縮合させることにより、化合物(XX)が得られる。この縮合反応に用いられる溶媒としては、例えば、エタノール、アセトニトリル、1−メチル−2−ピロリドン、N,N−ジメチルホルムアミドなどが挙げられる。塩基としては、例えば、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸セシウム、炭酸銀、酸化銀、トリエチルアミン、N,N−ジイソプロピルエチルアミンなどが挙げられる。その反応温度は通常、0℃〜80℃であり、反応時間は使用する原料物質や溶媒、反応温度等により異なるが、通常、1時間〜24時間である。
工程3−2
続いて化合物(XX)を不活性溶媒中、塩基の存在下に閉環させることにより、化合物(XXI)が得られる。当該反応に用いられる溶媒としては、例えば、メタノール、エタノール、イソプロパノールなどのアルコール類、およびこれらアルコール類と水との混合溶媒が挙げられる。塩基としては、例えば、水酸化カリウム、水酸化ナトリウムなどが挙げられる。その反応温度は通常、室温〜還流温度であり、反応時間は使用する原料物質や溶媒、反応温度等により異なるが、通常、1時間〜24時間である。
(式中、R、A、A、A、A、LおよびLは上記と同義であり、R40は、低級アルキル基を表す。)
工程4−1
ヒドロキシニトリル誘導体(XIV)を、不活性溶媒中、塩基の存在下に化合物(XXII)と縮合させることにより、化合物(XXIII)が得られる。この縮合反応に用いられる溶媒としては、例えば、エタノール、アセトニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、テトラヒドロフラン、1−メチル−2−ピロリドンおよびそれらの混合溶媒等が挙げられる。塩基としては、例えば、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸セシウム、炭酸銀、酸化銀、トリエチルアミン、N,N−ジイソプロピルエチルアミンなどが挙げられる。その反応温度は通常、0℃〜室温であり、反応時間は使用する原料物質や溶媒、反応温度等により異なるが、通常、1時間〜24時間である。
工程4−2
また、この化合物(XXIII)は、化合物(XVII)とヒドロキシ酢酸エステル誘導体(XXIV)とを、不活性溶媒中、塩基の存在下に縮合させることによっても得ることができる。この縮合反応に用いられる溶媒としては、例えば、エタノール、tert-ブタノール、アセトニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、テトラヒドロフラン、1−メチル−2−ピロリドンおよびそれらの混合溶媒等が挙げられる。塩基としては、例えば、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸セシウム、水素化ナトリウム、カリウムtert-ブトキシド、トリエチルアミン、N,N−ジイソプロピルエチルアミンなどが挙げられる。その反応温度は通常、0℃〜還流温度であり、反応時間は使用する原料物質や溶媒、反応温度等により異なるが、通常、1時間〜24時間である。
工程4−3
続いて化合物(XXIII)を不活性溶媒中、塩基の存在下に閉環させることにより、化合物(XXV)が得られる。当該反応に用いられる溶媒としては、例えば、エタノール、tert-ブタノール、アセトニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、テトラヒドロフラン、1−メチル−2−ピロリドンおよびそれらの混合溶媒等が挙げられる。塩基としては、例えば、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸セシウム、水素化ナトリウム、カリウムtert-ブトキシド、トリエチルアミン、N,N−ジイソプロピルエチルアミンなどが挙げられる。その反応温度は通常、室温〜還流温度であり、反応時間は使用する原料物質や溶媒、反応温度等により異なるが、通常、1時間〜72時間である。
また、化合物(XXV)は、工程4−1または4−2で得られる化合物(XXIII)を単離することなく、工程4−3を行うことによっても製造することが出来る。
工程4−4
化合物(XXV)は、不活性溶媒中、オートクレーブなどの耐圧反応容器を用いてアミン(XXVI)と反応させることにより、化合物(X)に変換することができる。本反応に用いられる溶媒としては、例えば、メタノール、エタノール、イソプロパノール、2−メトキシエタノール、アセトニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシド、1−メチル−2−ピロリドン、水およびそれらの混合溶媒等が挙げられる。その反応温度は通常室温〜200℃であり、反応時間は使用する原料物質や溶媒、反応温度等により異なるが、通常、1時間〜24時間である。
また、一般式(Ie)で表される化合物は、一般式(Id)で表される化合物からスキーム5に示す方法に従って製造することができる。
(式中、RおよびRは上記と同義であり、−A11=A12−A13=A14−は、−C(R30)=C(R31)−C(R32)=N−、−C(R30)=C(R31)−N=C(R33)−、−C(R30)=N−C(R32)=C(R33)−、または−N=C(R31)−C(R32)=C(R33)−を表し、−A21=A22−A23=A24−は、−C(R30)=C(R31)−C(R32)=N(O)−、−C(R30)=C(R31)−N(O)=C(R33)−、−C(R30)=N(O)−C(R32)=C(R33)−、または−N(O)=C(R31)−C(R32)=C(R33)−を表し、R30、R31、R32およびR33は上記と同義である。)
工程5−1
化合物(Id)を、適切な溶媒中、酸化剤により酸化することにより、化合物(Ie)が得られる。この酸化反応に用いられる溶媒としては、例えば、ジクロロメタン、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン、エタノール、メタノール、アセトニトリル、水、酢酸、N,N−ジメチルホルムアミド、酢酸エチル、トリフルオロ酢酸およびそれらの混合溶媒等が挙げられる。酸化剤としては、例えば、m−クロロ過安息香酸、過安息香酸、過酢酸、過酸化水素、ジメチルジオキシラン、オキソン、酸素/イソブチルアルデヒドなどが挙げられる。その反応温度は通常、0℃〜還流温度であり、反応時間は使用する原料物質や溶媒、反応温度等により異なるが、通常、1時間〜96時間である。
また、一般式(Ig)で表される化合物は、一般式(Ia)で表される化合物からスキーム6に示す方法に従って製造することができる。
(式中、R、R12、R23、A、A、AおよびAは上記と同義であり、[環状アミン]は環内に−O−もしくは−S−から選択されるヘテロ原子を含んでもよい、4〜8員の、飽和の単環式環状アミンを意味し、Nuは−NR2021または−OR22を意味し、R20、R21およびR22は上記と同義である。)
工程6−1
化合物(Ia)は、工程1−2と同様の方法によりアミン(XXVII)と縮合することにより、化合物(If)に変換することができる。
工程6−2
化合物(If)は不活性溶媒中、塩基の存在下または非存在下に求核剤(XXVIII)と反応させることにより、化合物(Ig)に変換することができる。本反応に用いられる溶媒としては、例えば、アセトニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラン、塩化メチレン、ジメチルスルホキシド、1−メチル−2−ピロリドンおよびそれらの混合溶媒等が挙げられる。塩基としては、例えば、炭酸カリウム、炭酸セシウム、トリエチルアミン、N,N−ジイソプロピルエチルアミン、1,8−ジアザビシクロ〔5.4.0〕−7−ウンデセン(DBU)、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ−5−エン(DBN)などが挙げられる。その反応温度は通常0℃〜還流温度であり、反応時間は使用する原料物質や溶媒、反応温度等により異なるが、通常、15分〜96時間である。
また、一般式(Ij)で表される化合物は、一般式(Ia)で表される化合物からスキーム7に示す方法に従って製造することができる。
(式中、R、R12、A、A、A、A、R20、R21および[環状アミン]は上記と同義であり、R41は低級アルキル基またはベンジル基を意味する。)
工程7−1
化合物(Ia)は、工程1−2と同様の方法によりアミン(XXIX)と縮合することにより、化合物(Ih)に変換することができる。
工程7−2
化合物(Ih)は、適切な溶媒中、塩基存在下に加水分解することにより、化合物(Ii)に変換することができる。当該反応に用いられる溶媒としては、例えば、メタノール、エタノール、イソプロパノールなどのアルコール類、ジオキサン、テトラヒドロフランなどのエーテル類、並びにこれらアルコール類およびエーテル類と水との混合溶媒が挙げられる。塩基としては、例えば、水酸化カリウム、水酸化ナトリウムなどが挙げられる。その反応温度は通常、室温〜還流温度であり、反応時間は使用する原料物質や溶媒、反応温度等により異なるが、通常、15分〜24時間である。
また、R41がベンジル基の場合、化合物(Ih)は不活性溶媒中パラジウム炭素粉末などの触媒存在下に水素化分解することにより、化合物(Ii)に変換することができる。当該反応に用いられる溶媒としては、例えば、N,N−ジメチルホルムアミド、1−メチル−2−ピロリドン、テトラヒドロフラン、エタノール、メタノール、酢酸エチルおよびそれらの混合溶媒等が挙げられる。その反応温度は通常、室温〜還流温度であり、反応時間は使用する原料物質や溶媒、反応温度等により異なるが、通常、1時間〜24時間である。
工程7−3
化合物(Ii)とアミン(XXX)とを、不活性溶媒中、塩基の存在下または非存在下に、ジシクロヘキシルカルボジイミド、1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩、シアノりん酸ジエチル、アジ化ジフェニルホスホリル等の縮合剤の存在下で反応させることにより、化合物(Ij)に変換することができる。また、本反応は必要に応じて、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール、1−ヒドロキシ−7−アザベンゾトリアゾール、N−ヒドロキシスクシンイミドなどを添加して行ってもよい。当該反応に用いられる溶媒としては、例えば、アセトニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド、1−メチル−2−ピロリドン、テトラヒドロフラン、塩化メチレンおよびそれらの混合溶媒等が挙げられる。塩基としては、例えば、トリエチルアミン、N,N−ジイソプロピルエチルアミン、1,8−ジアザビシクロ〔5.4.0〕−7−ウンデセン(DBU)、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ−5−エン(DBN)などが挙げられる。その反応温度は通常、0℃〜還流温度であり、反応時間は使用する原料物質や溶媒、反応温度等により異なるが、通常、30分〜72時間である。
また、一般式(Im)で表される化合物は、一般式(Ik)で表される化合物からスキーム8に示す方法に従って製造することができる。
(式中、R、A、A、AおよびAは上記と同義であり、tBuはtert-ブチル基を意味する。)
工程8−1
化合物(Ik)は、適切な溶媒中、酸を用いてtert-ブチル基を除去することにより、化合物(Im)に変換することができる。この反応に用いられる溶媒としては、例えば、ジクロロメタン、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン、水、トリフルオロ酢酸およびそれらの混合溶媒等が挙げられる。酸としては、例えば、硫酸、トリフルオロメタンスルホン酸などが挙げられる。その反応温度は通常、室温〜還流温度であり、反応時間は使用する原料物質や溶媒、反応温度等により異なるが、通常、5分〜24時間である。
また、スキーム1において用いられる出発原料(X)のうち、Rが水素原子である化合物(XXI)は、スキーム9に示す方法に従っても製造することができる。
(式中、A、A、A、AおよびtBuは上記と同義である。)
工程9−1
化合物(Xa)を用いて、工程8−1と同様の反応を行うことにより、出発原料(XXI)を製造することができる。
上記のスキーム1で用いられるクロロギ酸エステル(XI)およびイソシアナート(XIII)は、市販の試薬を用いるか、またはR12OHもしくはR10NHから公知の方法(例えば、Wang Q.ら, 「Tetrahedron Lett.」, 2001年, 42巻, p.8881-8883; Sigurdsson S.T.ら, 「J. Org. Chem.」, 1996年, 61巻, p.3883-3884など)に従って合成することができる。
上記に示したスキームは、一般式(I)で表される化合物またはその製造中間体を製造するための方法のいくつかの例示であり、当業者には容易に理解され得るようにこれらのスキームの様々な改変が可能である。
一般式(I)で表される化合物、および当該化合物を製造するために使用される中間体は、必要に応じて、当該分野の当業者には周知の単離・精製手段である溶媒抽出、結晶化、再結晶、クロマトグラフィー、分取高速液体クロマトグラフィーなどの操作を行うことにより、単離・精製することができる。
このようにして製造される一般式(I)で表される化合物は、優れたアデノシンA2A受容体拮抗作用を有するのでアデノシンA2A受容体関連疾患、例えば、運動機能障害(例えば、パーキンソン病、ハンチントン病、ウィルソン病など)、うつ病、不安症、認知機能障害(例えば、アルツハイマー病など)、脳虚血性障害(脳卒中、脳血管攣縮後の脳障害など)、レストレスレッグス症候群などの治療または予防薬として有用である。
また、一般式(I)で表される化合物は、必要に応じて、アデノシンA2A受容体拮抗剤以外のパーキンソン病治療薬、抗うつ剤、抗不安薬、認知機能障害治療薬、脳虚血性障害治療薬、およびレストレスレッグス症候群治療薬と組み合わせて使用することができる。このような一般式(I)で表される化合物と組み合わせて使用できるパーキンソン病治療薬として、例えば、レボドパ、レボドパ/カルビドパ合剤、レボドパ/ベンセラジド合剤、ドロキシドパ、メレボドパ、スレオドプス;ドパミンD受容体アゴニスト(例えば、カベルゴリン、メシル酸ブロモクリプチン、テルグリド、塩酸タリペキソール、塩酸ロピニロール、メシル酸ペルゴリド、塩酸プラミペキソール、ロチゴチンなど);抗コリン剤(例えば、プロフェナミン、塩酸トリヘキシフェニジル、塩酸マザチコール、ピペリデン、塩酸ピロヘプチン、塩酸メチキセンなど);COMT(catechol O-methyltransferase)阻害剤(例えば、トルカポン、エンタカポンなど);NMDA拮抗剤(例えば、ブジピンなど);モノアミンオキシダーゼB阻害剤(例えば、塩酸セレギリン、メシル酸ラサギリン、メシル酸サフィナミドなど);ゾニサミド;塩酸アマンタジンなどが挙げられる。一般式(I)で表される化合物と組み合わせて使用できる抗うつ剤として、例えば、三環系抗うつ薬(例えば、塩酸イミプラミン、塩酸クロミプラミン、塩酸アミトリプチリン、塩酸ノルトリプチリン、アモキサピン、マレイン酸トリミプラミン、塩酸デシプラミンなど)、四環系抗うつ薬(塩酸マプロチリン、塩酸ミアンセリン、マレイン酸セチプチリンなど)、選択的セロトニン再取り込み阻害剤(例えば、塩酸フルオキセチン、塩酸セルトラリン、塩酸パロキセチン、臭化水素酸シタロプラム、マレイン酸フルボキサミンなど);選択的ノルアドレナリン再取り込み阻害剤(例えば、メシル酸レボキセチン、ミルタザピン、塩酸ブプロピオンなど);セロトニン/ノルアドレナリン混合型再取り込み阻害剤(例えば、塩酸ベンラファキシン、塩酸ミルナシプラン、塩酸デュロキセチンなど)、モノアミンオキダーゼ阻害剤(例えば、塩酸セレギリン、メシル酸サフィナミド、モクロべミドなど)、5−HT拮抗剤(例えば、ミルタザピン、塩酸トラゾドン、塩酸ネファゾドンなど)などが挙げられる。一般式(I)で表される化合物と組み合わせて使用できる抗不安薬として、例えば、ベンゾジアゼピン受容体アゴニスト(例えば、ジアゼパム、クロルジアゼポキシド、フルジアゼパム、エチゾラム、フルトプラゼパムなど)、5−HT1Aアゴニスト(例えば、塩酸ブスピロンなど)、選択的セロトニン再取り込み阻害剤(例えば、塩酸フルオキセチン、塩酸セルトラリン、塩酸パロキセチンなど)、CRF(corticotropin releasing factor)受容体拮抗剤(TS-041、DPC-368など)などが挙げられる。一般式(I)で表される化合物と組み合わせて使用できる認知機能障害治療薬として、例えば、アセチルコリンエステラーゼ阻害剤(例えば、タクリン、塩酸ドネペジル、酒石酸リバスチグミン、メトリフォネート、臭化水素酸ガランタミンなど);塩酸メマンチン;アリピプラゾール;S−8510;AC−3933などが挙げられる。一般式(I)で表される化合物と組み合わせて使用できる脳虚血性障害治療薬として、血栓溶解剤(例えば、t−PA(tissue plasminogen activator)、ウロキナーゼなど);トロンビン阻害剤(例えば、アルガトロバンなど);TXA合成酵素阻害剤(例えば、オザグレルナトリウムなど);ラジカル消去剤(例えば、エブセレン、エダラボン、ニカラベンなど);5−HT1Aアゴニスト(例えば、SUN−N4057、BAYx3702など);NMDA拮抗剤(例えば、塩酸アプチガネルなど);AMPA拮抗剤(例えば、S−1746など);Rho kinase阻害剤(例えば、ファスジルなど);src阻害剤などが挙げられる。一般式(I)で表される化合物と組み合わせて使用できるレストレスレッグス症候群治療薬として、例えば、レボドパ、レボドパ/カルビドパ合剤、レボドパ/ベンセラジド合剤、エンタカポン;ドパミン作動薬(例えば、カベルゴリン、メシル酸ブロモクリプチン、塩酸タリペキソール、塩酸ロピニロール、塩酸プラミペキソール、ロチゴチン、ピリベジルなど);鎮静剤(例えば、テマゼパム、クロナゼパムなど);鎮痛剤(例えば、コデイン、プロポキシフェン、メタドン、オキシコドン、トラマドール、ヒドロコドン、モルヒネ、ブピバカインなど);抗痙攣薬(例えば、バルプロ酸,カルバマゼピン、ガバペンチンなど)などが挙げられる。
一般式(I)で表される化合物またはその薬理学的に許容される塩を有効成分として含有する医薬組成物は、用法に応じ種々の剤型のものが使用される。このような剤型としては例えば、散剤、顆粒剤、細粒剤、ドライシロップ剤、錠剤、カプセル剤、注射剤、液剤、軟膏剤、坐剤、貼付剤などを挙げることができ、経口または非経口的に投与される。
これらの医薬組成物は、その剤型に応じ製剤学的に公知の手法により、適切な賦形剤、崩壊剤、結合剤、滑沢剤、希釈剤、緩衝剤、等張化剤、防腐剤、湿潤剤、乳化剤、分散剤、安定化剤、溶解補助剤などの医薬品添加物と適宜混合または希釈・溶解することにより製剤化することができる。
一般式(I)で表される化合物またはその薬理学的に許容される塩の投与量は患者の年齢、性別、体重、疾患および治療の程度等により適宜決定されるが、経口投与の場合成人1日当たり約1mg〜約5000mgの範囲で、非経口投与の場合は、成人1日当たり約0.1mg〜約500mgの範囲で、一回または数回に分けて適宜投与することができる。
一般式(I)で表される化合物またはその薬理学的に許容される塩と、アデノシンA2A受容体拮抗剤以外のパーキンソン病治療薬、抗うつ剤、抗不安薬、認知機能障害治療薬、脳虚血性障害治療薬、およびレストレスレッグス症候群治療薬から選択される少なくとも1種とを組み合わせてなる医薬は、これらの有効成分を一緒に含有する製剤、またはこれらの有効成分の各々を別々に製剤化した製剤として投与することができる。別々に製剤化した場合、それらの製剤を別々にまたは同時に投与することができる。また、別々に製剤化した場合、それらの製剤を使用時に希釈剤などを用いて混合し、同時に投与することができる。
一般式(I)で表される化合物またはその薬理学的に許容される塩と、アデノシンA2A受容体拮抗剤以外のパーキンソン病治療薬、抗うつ剤、抗不安薬、および認知機能障害治療薬、脳虚血性障害治療薬、およびレストレスレッグス症候群治療薬から選択される少なくとも1種とを組み合わせてなる医薬において、薬剤の投与量は、患者の年齢、性別、および体重、症状、投与時間、剤形、投与方法、薬剤の組み合わせなどにより、適宜選択することができる。
本発明の一般式(I)で表される化合物は、アデノシンA2A受容体に対して強力な拮抗作用を有する。さらに本発明の好ましい化合物は、アデノシンA2A受容体に対して選択的な拮抗作用を有する。従って、本発明の化合物は、アデノシンA2A受容体関連疾患、例えば、運動機能障害、うつ病、不安症、認知機能障害、脳虚血性障害、レストレスレッグス症候群などの治療または予防剤として有用であり、特にパーキンソン病の治療または予防剤として好適である。
本発明の内容を以下の参考例、実施例および試験例でさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの内容に限定されるものではない。
参考例1−1
3−アミノフロ[2,3-c]ピリジン−2−カルボキサミド
3−ヒドロキシイソニコチノニトリル(0.4g)のエタノール(40mL)溶液に、2−クロロアセトアミド(0.374g)、炭酸カリウム(0.692g)およびヨウ化カリウム(0.11g)を室温にて加え、アルゴン下で3時間加熱還流した。反応混合物を室温に冷却し、水酸化カリウム(0.374g)を加え、5時間加熱還流した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルとメタノールの混合溶媒にて抽出した。有機層を水、飽和食塩水にて順次洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去し、表題化合物(28.8mg)を得た。
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:6.11 (2H, brs), 7.00-8.00 (3H, m), 8.40 (1H, d, J=5.5Hz), 8.82 (1H, s)
3−ヒドロキシイソニコチノニトリルの代わりに3−ヒドロキシピリジン−2−カルボニトリルを用い、参考例1−1と同様の方法により、参考例1−2を合成した。これらを表1に示した。
参考例1−2の物性値を以下に示した。
参考例1−2
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:5.83 (2H, brs), 7.20-7.65 (3H, m), 7.85-7.95 (1H, m), 8.50-8.60 (1H, m)
参考例2−1
3−アミノフロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボン酸tert-ブチルアミド
2−クロロニコチノニトリル(0.5g)およびN-tert-ブチル−2−ヒドロキシアセトアミド(0.473g)のN,N−ジメチルホルムアミド(6mL)溶液に、室温にて水素化ナトリウム(純度55%, 0.165g)を加えた。反応混合物を140℃にて3時間撹拌後、室温にて水素化ナトリウム(純度55%, 0.165g)を加え、室温にて10分間撹拌した。反応混合物に1mol/L塩酸を加え、酢酸エチルにて抽出した。有機層を1mol/L塩酸、飽和食塩水にて順次洗浄した後、無水硫酸ナトリウム乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残渣をアミノプロピルシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、表題化合物(0.254g)を得た。
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.41 (9H, s), 6.13 (2H, brs), 7.09 (1H, brs), 7.25-7.45 (1H, m), 8.20-8.46 (2H, m)
2−クロロニコチノニトリルの代わりに対応するクロロピリジンカルボニトリルを用い、N-tert-ブチル−2−ヒドロキシアセトアミドの代わりに対応する2−ヒドロキシ酢酸エチルまたは2−ヒドロキシアセトアミドを用い、参考例2−1と同様の方法により、参考例2−2〜2−6を合成した。これらを表2に示した。
参考例2−2〜2−6の物性値を以下に示した。
参考例2−2
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.33 (3H, t, J=7.1Hz), 4.31 (2H, q, J=7.1Hz), 6.52 (2H, brs), 7.33-7.41 (1H, m), 8.39-8.50 (2H, m)
参考例2−3
H-NMR(CDCl)δ ppm:1.44 (3H, t, J=7.3Hz), 4.44 (2H, q, J=7.3Hz), 4.98 (2H, brs), 7.60-7.70 (1H, m), 8.30-8.40 (1H, m)
参考例2−4
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.32 (3H, t, J=7.1Hz), 2.55 (3H, s), 4.29 (2H, q, J=7.1Hz), 6.44 (2H, brs), 7.23 (1H, d, J=8.0Hz), 8.27 (1H, d, J=8.0Hz)
参考例2−5
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.32 (3H, t, J=7.3Hz), 4.31 (2H, q, J=7.3Hz), 6.60 (2H, brs), 7.56 (1H, dd, J=5.7, 0.9Hz), 8.56 (1H, d, J=5.7Hz), 9.22 (1H, d, J=0.9Hz)
参考例2−6
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.40 (9H, s), 2.54 (3H, s), 6.09 (2H, brs), 6.97 (1H, brs), 7.20 (1H, d, J=7.8Hz), 8.16 (1H, d, J=7.8Hz)
参考例3−1
3−アミノフロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミド
(方法1)
3−アミノフロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボン酸エチル(14g)のN,N−ジメチルアセトアミド(15mL)溶液に濃アンモニア水(28%, 45mL)を加え、封管した耐圧反応容器を用いて120℃にて一晩撹拌した。反応混合物を室温に冷却し、酢酸エチルにて抽出した。有機層を水、飽和食塩水にて順次洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去し、残渣をアミノプロピルシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、粗結晶を得た。粗結晶をジエチルエーテルにて洗浄後,エタノールから再結晶して表題化合物(2.03g)を得た。
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:6.16 (2H, s), 7.05-7.80 (3H, m), 8.20-8.50 (2H, m)
(方法2)
3−アミノフロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボン酸tert-ブチルアミド(0.1g)のジクロロメタン(1mL)溶液に、濃硫酸(98%, 0.5mL)を加え、室温にて10分間撹拌した。反応混合物に水を加え、さらに炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて中和し、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和食塩水にて順次洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去し、表題化合物(0.06g)を得た。
3−アミノフロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボン酸エチルまたは3−アミノフロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボン酸tert-ブチルアミドの代わりに対応する3−アミノフロピリジン−2−カルボン酸エチルまたは3−アミノフロピリジン−2−カルボン酸tert-ブチルアミドを用い、参考例3−1と同様の方法により、参考例3−2〜3−4を合成した。これらを表3に示した。
参考例3−2〜3−4の物性値を以下に示した。
参考例3−2
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:6.14 (2H, brs), 7.32 (1H, brs), 7.62 (1H, brs), 8.15-8.25 (1H, m), 8.40-8.45 (1H, m)
参考例3−3
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:2.54 (3H, s), 6.11 (2H, s), 7.05-7.50 (3H, m), 8.17 (1H, d, J=7.8Hz)
参考例3−4
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:6.26 (2H, brs), 7.10-7.70 (3H, m), 8.53 (1H, d, J=6.0Hz), 9.13 (1H, d, J=0.9Hz)
参考例4−1
[2−(4−イソプロピルピペラジン−1−イル)−2−オキソエチル]メチルカルバミン酸tert-ブチル
(tert-ブトキシカルボニルメチルアミノ)酢酸 (3g)、1−イソプロピルピペラジン(2.4mL)、(3−ジメチルアミノプロピル)エチルカルボジイミド塩酸塩(3.34g)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(2.36g)、およびトリエチルアミン(2.5mL)のN,N−ジメチルホルムアミド(30 mL)溶液を室温にて一晩撹拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルにて抽出した。有機層を水、飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去し、表題化合物(3.90g)を得た。
H-NMR(CDCl)δ ppm:1.04(6H, d, J=6.3Hz), 1.35-1.55(9H, m), 2.40-2.55(4H, m), 2.65-2.80(1H, m), 2.85-3.00(3H, m), 3.35-3.50(2H, m), 3.50-3.70(2H, m), 3.90-4.10(2H, m)
(tert-ブトキシカルボニルメチルアミノ)酢酸の代わりに対応するカルボン酸を用い、1−イソプロピルピペラジンの代わりに対応するアミンを用い、参考例4−1と同様の方法により、参考例4−2〜4−6を合成した。
参考例4−2
3−(ピペリジン−1−カルボニル)ピロリジン−1−カルボン酸tert-ブチル
MS (ESI, m/z): 283 (M+H)
参考例4−3
(R)−3−(2,2−ジメチルピペリジン−1−カルボニル)ピペリジン−1−カルボン酸ベンジル
H-NMR(CDCl)δ ppm:0.70-1.00 (1H, m), 1.15-1.95 (12H, m), 2.40-3.75 (4H, m), 3.90-4.40 (2H, m), 5.00-5.20 (2H, m), 7.20-7.50 (5H, m)
参考例4−4
(R)−3−(2,2,4−トリメチルピペリジン−1−カルボニル)ピペリジン−1−カルボン酸ベンジル
H-NMR(CDCl)δ ppm:0.80-1.10 (5H, m), 1.10-1.45 (4H, m), 1.50-1.90 (5H, m), 2.00-3.65 (7H, m), 3.90-4.70 (2H, m), 5.00-5.30 (2H, m), 7.30-7.50 (5H, m)
参考例4−5
3−[4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピペラジン−1−カルボニル]ピペリジン−1−カルボン酸tert-ブチル
MS (ESI, m/z): 410 (M+H)
参考例4−6
3−[4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピペラジン−1−カルボニル]ピロリジン−1−カルボン酸tert-ブチル
MS (ESI, m/z): 396 (M+H)
参考例5−1
(S)−3−メタンスルホニルオキシピロリジン−1−カルボン酸tert-ブチル
(S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−カルボン酸tert-ブチル(1.52g)のテトラヒドロフラン(10mL)溶液に、トリエチルアミン(1.40mL)を加え、氷冷下メタンスルホニルクロリド(0.690mL)を加え、30分撹拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルにて抽出した。有機層を水、飽和食塩水にて順次洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去し、表題化合物(2.14g)を得た。
H-NMR(CDCl)δ ppm:1.47 (9H, s), 2.05-2.40 (2H, m), 3.05 (3H, s), 3.40-3.75 (4H, m), 5.20-5.30 (1H, m)
(S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−カルボン酸tert-ブチルの代わりに対応するアルコールを用い、参考例5−1と同様の方法により、参考例5−2〜5−4を合成した。
参考例5−2
(R)−3−メタンスルホニルオキシピロリジン−1−カルボン酸tert-ブチル
1H-NMR(CDCl)δ ppm:1.47 (9H, s), 2.05-2.40 (2H, m), 3.05 (3H, s), 3.40-3.75 (4H, m), 5.20-5.30 (1H, m)
参考例5−3
メタンスルホン酸(S)−1−ベンゾイルピロリジン−3−イル
H-NMR(CDCl)δ ppm: 2.10-2.45 (2H, m), 2.95-3.15 (3H, m), 3.55-4.00 (4H, m), 5.20-5.45 (1H, m), 7.35-7.60 (5H, m)
参考例5−4
メタンスルホン酸(R)−1−ベンゾイルピロリジン−3−イル
H-NMR(CDCl)δ ppm: 2.10-2.45 (2H, m), 2.95-3.15 (3H, m), 3.55-4.00 (4H, m), 5.20-5.45 (1H, m), 7.35-7.60 (5H, m)
参考例6−1
(R)−[1,3’]ビピロリジニル−1’−カルボン酸tert-ブチル
(S)−3−メタンスルホニルオキシピロリジン−1−カルボン酸tert-ブチル (796mg)のジメチルスルホキシド(10mL)溶液に、ピロリジン(0.800mL)を加え、80℃にて3日間撹拌した。反応混合物に水(40mL)を加え、酢酸エチルにて抽出した。有機層を炭酸ナトリウム水溶液、飽和食塩水にて順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去し、表題化合物(0.74g)を得た。
1H-NMR(CDCl)δ ppm:1.46 (9H, s), 1.55-1.90 (5H, m), 2.00-2.10 (1H, m), 2.45-2.75 (5H, m), 3.05-3.70 (4H, m)
(S)−3−メタンスルホニルオキシピロリジン−1−カルボン酸tert-ブチルの代わりに対応するメシラートを用い、ピロリジンの代わりに対応するアミンを用い、参考例6−1と同様の方法により、参考例6−2〜6−14を合成した。これらを表4に示した。
参考例6−2〜6−14の物性値を以下に示した。
参考例6−2
H-NMR(CDCl)δ ppm:1.40-1.85 (16H, m), 2.00-2.15 (1H, m), 2.25-2.55 (4H, m), 2.65-2.85 (1H, m), 3.00-3.15 (1H, m), 3.20-3.30 (1H, m), 3.40-3.65 (2H, m)
参考例6−3
H-NMR(CDCl)δ ppm:1.40-1.85 (16H, m), 2.00-2.15 (1H, m), 2.25-2.55 (4H, m), 2.65-2.85 (1H, m), 3.00-3.15 (1H, m), 3.20-3.30 (1H, m), 3.40-3.65 (2H, m)
参考例6−4
H-NMR(CDCl)δ ppm:1.46 (9H, s), 1.50-1.80 (9H, m), 1.95-2.10 (1H, m), 2.55-2.75 (4H, m), 2.95-3.30 (3H, m), 3.40-3.70 (2H, m)
参考例6−5
H-NMR(CDCl)δ ppm:0.85-0.95 (3H, m), 1.10-1.85 (15H, m), 1.90-2.15 (3H, m), 2.50-3.75 (7H, m)
参考例6−6
MS (ESI, m/z): 238 (M+H)
参考例6−7
H-NMR(CDCl)δ ppm:1.45 (9H, s), 1.65-1.85 (1H, m), 2.00-2.15 (1H, m), 2.15-2.90 (12H, m), 3.00-3.15 (1H, m), 3.20-3.35 (1H, m), 3.35-3.80 (2H, m)
参考例6−8
MS (ESI, m/z): 368 (M+H)
参考例6−9
MS (ESI, m/z): 368 (M+H)
参考例6−10
H-NMR(CDCl)δ ppm:0.92 (12H, s), 1.45 (9H, s), 1.65-2.00 (2H, m), 2.55-2.65 (4H, m), 2.90-3.60 (5H, m)
参考例6−11
MS (ESI, m/z): 297 (M+H)
参考例6−12
H-NMR(CDCl)δ ppm:1.40-1.50 (9H, m), 1.60-1.85 (1H, m), 2.00-2.15 (1H, m), 2.25-2.65 (4H, m), 2.65-2.90 (1H, m), 3.00-3.20 (1H, m), 3.20-3.35 (1H, m), 3.35-3.80 (6H, m), 5.13 (2H, s), 7.25-7.45 (5H, m)
参考例6−13
MS (ESI, m/z): 269 (M+H)
参考例6−14
MS (ESI, m/z): 309 (M+H)
参考例7−1
{2−[4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピペラジン−1−イル]エチル}メチルカルバミン酸 tert-ブチル
(2−ヒドロキシエチル)メチルカルバミン酸 tert-ブチル(921mg)のテトラヒドロフラン(10mL)溶液に、トリエチルアミン(1.50mL)を加え、氷冷下メタンスルホニルクロリド(0.405mL)を加え、30分撹拌した。不溶物を濾別し、濾液に1−(2,4−ジフルオロフェニル)ピペラジン(992mg)を加え、50℃にて48時間撹拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルにて抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残渣をアミノプロピルシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、表題化合物(326mg)を得た。
H-NMR(CDCl)δ ppm:1.46 (9H, s), 2.50-3.10 (13H, m), 3.30-3.45 (2H, m), 6.70-6.95 (3H, m)
(2−ヒドロキシエチル)メチルカルバミン酸 tert-ブチルの代わりにジプロピレングリコールを用い、1−(2,4−ジフルオロフェニル)ピペラジンの代わりに(R)−1−ベンジルピロリジン−3−イルアミンを用い、参考例7−1と同様の方法により、参考例7−2を合成した。
参考例7−2
4−((R)−1−ベンジルピロリジン−3−イル)−3,5−ジメチルモルホリン
MS (ESI, m/z): 275 (M+H)
参考例8−1
{2−[4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピペラジン−1−イル]エチル}メチルアミン二塩酸塩
{2−[4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピペラジン−1−イル]エチル}メチルカルバミン酸tert-ブチル(346mg)に4mol/L塩化水素−酢酸エチル溶液(5mL)を加え、メタノール(5mL)を加え、室温にて一晩撹拌した。反応混合物を減圧濃縮し、表題化合物(324mg)を得た。
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:2.55-2.70 (3H, m), 3.10-3.80 (12H, m), 7.00-7.35 (3H, m), 9.25 (2H, brs), 11.23 (1H, brs)
{2−[4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピペラジン−1−イル]エチル}メチルカルバミン酸tert-ブチルの代わりに対応するカルバミン酸tert-ブチルを用い、参考例8−1と同様の方法により、参考例8−2〜8−21を合成した。これらを表5に示した。
参考例8−2〜8−21の物性値を以下に示した。
参考例8−2
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.80-2.10 (4H, m), 2.15-2.40 (2H, m), 2.95-3.30 (3H, m), 3.35-3.70 (5H, m), 3.90-4.05 (1H, m), 9.40 (1H, brs), 9.68 (1H, brs), 11.68 (1H, brs)
参考例8−3
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.25-1.50 (1H, m), 1.60-1.90 (5H, m), 2.15-2.40 (2H, m), 2.80-3.65 (8H, m), 3.80-4.00 (1H, m), 9.65 (2H, brs), 11.32 (1H, brs)
参考例8−4
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.25-1.50 (1H, m), 1.60-1.90 (5H, m), 2.15-2.40 (2H, m), 2.80-3.65 (8H, m), 3.80-4.00 (1H, m), 9.65 (2H, brs), 11.32 (1H, brs)
参考例8−5
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.50-2.45 (10H, m), 3.00-3.65 (8H, m), 3.95-4.10 (1H, m), 9.51 (1H, brs), 9.58 (1H, brs), 11.28 (1H, brs)
参考例8−6
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:0.85-1.15 (4H, m), 1.40-2.00 (4H, m), 2.20-2.45 (2H, m), 2.90-4.10 (9H, m), 9.52 (1H, m), 9.66 (1H, brs), 11.28 (1H, brs)
参考例8−7
MS (ESI, m/z): 138 (M+H)
参考例8−8
MS (ESI, m/z): 170 (M+H)
参考例8−9
MS (ESI, m/z): 268 (M+H)
参考例8−10
MS (ESI, m/z): 268 (M+H)
参考例8−11
MS (ESI, m/z) : 200 (M+H)
参考例8−12
MS (ESI, m/z) : 157 (M+H)
参考例8−13
H-NMR(CDCl)δ ppm:1.00-1.20 (12H, m), 2.35-2.55 (1H, m), 2.65-2.80 (1H, m), 3.00-3.90 (7H, m), 3.95-4.15 (1H, m), 4.30-4.55 (1H, m), 9.42 (1H, brs), 10.03 (1H, brs), 11.55 (1H, brs)
参考例8−14
MS (ESI, m/z) : 290 (M+H)
参考例8−15
MS (ESI, m/z) : 169 (M+H)
参考例8−16
MS (ESI, m/z) : 169 (M+H)
参考例8−17
MS (ESI, m/z) : 197 (M+H)
参考例8−18
MS (ESI, m/z) : 209 (M+H)
参考例8−19
MS (ESI, m/z) : 183 (M+H)
参考例8−20
H-NMR(CDCl)δ ppm:1.70-2.10 (4H, m), 3.10-3.60 (8H, m), 3.80-4.20 (4H, m), 6.85-7.05 (2H, m), 7.50-7.70 (1H, m), 8.25 (1H, brs), 9.27 (1H, brs)
参考例8−21
MS (ESI, m/z): 296 (M+H)
参考例9−1
1−ベンジル−3−シクロペンチルピロリジン
リチウムアルミニウムヒドリド(0.078g)のテトラヒドロフラン(1mL)懸濁液に、氷冷下1−ベンジル−3−シクロペンチルピロリジン−2,5−ジオン(0.263g)のテトラヒドロフラン(1mL)溶液を加え、60℃にて5時間撹拌した。反応混合物に酢酸エチル(3ml)、メタノール(1mL)、および水(13μL)を加えた。反応混合物を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して表題化合物(0.241g)を得た。
MS(ESI, m/z): 230 (M+H)
参考例10−1
1,3−ジベンジルピロリジン−3−オール
1−ベンジルピロリジン−3−オン(1.029g)の乾燥テトラヒドロフラン(10mL)溶液に−50℃にて1mol/Lベンジルマグネシウムクロリド−テトラヒドロフラン溶液(8mL)を加え、室温にて3時間撹拌した。反応混合物に10%塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をアミノプロピルシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、表題化合物(0.430g)を得た。
MS(ESI, m/z): 268 (M+H)
ベンジルマグネシウムクロリドの代わりに対応するグリニャール試薬を用い、参考例10−1と同様の方法により、参考例10−2を合成した。これらを表6に示した。
参考例10−2の物性値を以下に示した。
参考例10−2
MS(ESI, m/z): 282 (M+H)
参考例11−1
3−シクロペンチルピロリジン酢酸塩
1−ベンジル−3−シクロペンチルピロリジン(0.241g)のメタノール(3mL)-酢酸(0.3mL) 溶液に10%パラジウム炭素粉末(50%含水、0.100g)を加え、50℃にて水素雰囲気下3時間撹拌した。不溶物を濾別後、濾液を減圧下濃縮して表題化合物(0.262g)を得た。
MS(ESI, m/z): 140 (M+H)
1−ベンジル−3−シクロペンチルピロリジンの代わりに対応する1−ベンジルピロリジンを用い、参考例11−1と同様の方法により、参考例11−2〜11−3を合成した。これらを表7に示した。
参考例11−2〜11−3の物性値を以下に示した。
参考例11−2
MS(ESI, m/z): 178(M+H)
参考例11−3
H-NMR(CDCl)δ ppm: 1.70-2.05 (4H, m), 2.65-3.85 (8H, m), 7.10-7.35 (5H, m)
参考例12−1
3−(4−フルオロフェニル)−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール塩酸塩
3−(4−フルオロフェニル)ピロリジン−3−オール(0.527g)を2mol/L塩酸(30mL)に溶かし、室温にて一晩撹拌した。反応混合物を濃縮し、表題化合物(0.262g)を得た。
H-NMR(DMSO-d)δ ppm: 4.12 (2H, brs), 4.31 (2H, brs), 6.40 (1H, brs), 7.15-7.30 (2H, m), 7.50-7.65 (2H, m), 9.94 (2H, brs)
参考例13−1
3−((R)−1−ベンジルピロリジン−3−イル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,4−ジオン
(R)−1−ベンジルピロリジン−3−イルアミン(200mg)と3−オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,4−ジオン(127mg)の混合物をマイクロ波合成装置(Initiator,バイオタージ社製)中200℃にて20分間加熱した。反応混合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、表題化合物(274mg)を得た。構造式を表8に示した。
H-NMR(CDCl)δ ppm: 1.25-1.35 (1H, m), 1.40-1.55 (1H, m), 1.95-2.15 (2H, m), 2.35-2.55 (3H, m), 2.65-2.80 (1H, m), 2.80-2.95 (2H, m), 3.35-3.75 (2H, m), 4.45-4.60 (1H, m), 7.20-7.35 (5H, m)
MS(ESI, m/z): 271(M+H)
3−オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,4−ジオンの代わりに対応する酸無水物を用い、参考例13−1と同様の方法により、参考例13−2〜13−5を合成した。これらを表8に示した。
参考例13−2〜13−5の物性値を以下に示した。
参考例13−2
H-NMR(CDCl)δ ppm:2.00-2.25 (4H, m), 2.55-2.70 (3H, m), 2.75-2.85 (1H, m), 2.90-3.05 (2H, m), 3.15-3.25 (2H, m), 3.60-3.75 (2H, m), 4.70-4.85 (1H, m), 7.20-7.40 (5H, m)
参考例13−3
H-NMR(CDCl)δ ppm:1.90-2.35 (6H, m), 2.45-2.55 (1H, m), 2.70-2.95 (3H, m), 3.60-3.75 (2H, m), 4.75-4.85 (2H, m), 5.05-5.20 (1H, m), 7.20-7.35 (5H, m)
参考例13−4
H-NMR(CDCl)δ ppm:1.40-1.80 (2H, m), 1.80-2.20 (2H, m), 2.35-2.50 (1H, m), 2.60-3.00 (3H, m), 3.10-3.50 (4H, m), 3.50-3.80 (2H, m), 4.50-4.70 (1H, m), 6.00-6.20 (2H, m), 7.10-7.50 (5H, m)
参考例13−5
H-NMR(CDCl)δ ppm:1.30-1.45 (2H, m), 1.50-1.70 (2H, m), 1.90-2.20 (2H, m), 2.40-2.50 (1H, m), 2.65-2.95 (5H, m), 3.05-3.20 (2H, m), 3.60-3.70 (2H, m), 4.55-4.75 (1H, m), 6.05-6.20 (2H, m), 7.15-7.40 (5H, m)
参考例14−1
[(R)−3−((S)−2−ヒドロキシ−1−メチルエチルアミノ)ピロリジン−1−イル]フェニルメタノン
メタンスルホン酸(S)−1−ベンゾイルピロリジン−3−イル(244g)とL−アラニノール(169mL)をアセトニトリル(300mL)に溶かし、3日間加熱還流した。反応混合物を室温に冷却し、溶媒を減圧下留去した。残渣に2mol/L塩酸(1.2L)を加え、塩化メチレン(500mLx2)にて洗浄した。水層を炭酸カリウムにてアルカリ性(pH10)にしたのち、塩化ナトリウムを飽和するまで加え、塩化メチレン(500mLx2)にて抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去して表題化合物 (183g)を得た。
H-NMR(CDCl)δ ppm:0.95-1.15 (3H, m), 1.65-1.85 (1H, m), 2.05-2.30 (1H, m), 2.60-2.95 (1H, m), 3.10-3.90 (7H, m), 7.35-7.55 (5H, m)
メタンスルホン酸(S)−1−ベンゾイルピロリジン−3−イルの代わりに対応するスルホナートを用い、L−アラニノールの代わりに対応するアミンを用い、参考例14−1と同様の方法により、参考例14−2〜14−3を合成した。
参考例14−2
[(S)−3−((S)−2−ヒドロキシ−1−メチルエチルアミノ)ピロリジン−1−イル]フェニルメタノン
H-NMR(CDCl)δ ppm:0.95-1.15 (3H, m), 1.70-1.85 (1H, m), 1.95-2.25 (1H, m), 2.70-2.90 (1H, m), 3.15-3.30 (2H, m), 3.35-4.00 (5H, m), 7.35-7.60 (5H, m)
参考例14−3
[(R)−3−((S)−1−ヒドロキシメチル−2−メチルプロピルアミノ)ピロリジン−1−イル]フェニルメタノン
MS (ESI, m/z): 277 (M+H)
参考例15−1
(S)−1−((R)−1−ベンジルピロリジン−3−イルアミノ)プロパン−2−オール
(R)−1−ベンジルピロリジン−3−イルアミン(2.5g)、(S)−(−)−プロピレンオキシド(1.0g)、ヨウ化ナトリウム(0.680g)を50℃にて3日撹拌した。反応混合物に塩化メチレンと水を加え、分液した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去して表題化合物(3.45g)を得た。
MS (ESI, m/z) : 235 (M+H)
参考例15−2
(R)−1−((R)−1−ベンジルピロリジン−3−イルアミノ)プロパン−2−オール
(S)−(−)−プロピレンオキシドの代わりに(R)−(−)−プロピレンオキシドを用い、参考例15−1と同様の方法により、表題化合物を合成した。
MS (ESI, m/z) : 235 (M+H)
参考例16−1
2−((R)−1−ベンジルピロリジン−3−イルアミノ)−2−メチルプロピオン酸エチル
(R)−1−ベンジルピロリジン−3−イルアミン(3.54g)の1−メチル−2−ピロリドン(3mL)溶液に、2−ブロモ−2−メチルプロピオン酸エチル(5.12g)を加え、マイクロ波反応装置中160℃にて5分間撹拌した。反応混合物に1mol/L塩酸(40mL)を加え、ジエチルエーテルにて洗浄した。水層に炭酸カリウムを加えアルカリ性にしたのち、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去して表題化合物(2.38g)を得た。
MS (ESI, m/z): 291 (M+H)
参考例16−2
1−((R)−1−ベンジルピロリジン−3−イルアミノ)−2−メチルプロパン−2−オール
2−ブロモ−2−メチルプロピオン酸エチルの代わりに1−クロロ−2−メチルプロパン−2−オールを用い、参考例16−1と同様の方法により、表題化合物を合成した。
H-NMR(CDCl)δ ppm:1.14 (6H, s), 1.50-1.65 (2H, m), 2.05-2.20 (1H, m), 2.35-2.55 (4H, m), 2.60-2.75 (2H, m), 3.10-3.35 (2H, m), 3.55-3.65 (2H, m), 7.20-7.40 (5H, m)
参考例17−1
アセトキシ酢酸(S)−2−[(2−アセトキシアセチル)−((R)−1−ベンゾイルピロリジン−3−イル)アミノ]プロピル
[(R)−3−((S)−2−ヒドロキシ−1−メチルエチルアミノ)ピロリジン−1−イル]フェニルメタノン(189g)とトリエチルアミン(265mL)の塩化メチレン(763mL)溶液に氷冷下アセトキシアセチルクロリド(171mL)の塩化メチレン(95mL)溶液を135分間かけて加えた。反応混合物を室温にて2時間撹拌した。反応混合物に水(800mL)を加えた。反応混合物を室温で20分間撹拌した。反応混合物を分液し、有機層を2mol/L塩酸 (500mLx2)、水(500mL)、飽和炭酸カリウム水溶液(500mL)、水(500mL)にて順次洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去して表題化合物 (321g)を得た。構造を表9に示した。
H-NMR(CDCl)δ ppm: 1.05-4.40 (23H, m), 7.30-7.60 (5H, m)
MS (ESI, m/z) : 449 (M+H)
[(R)−3−((S)−2−ヒドロキシ−1−メチルエチルアミノ)ピロリジン−1−イル]フェニルメタノンの代わりに対応するアミンを用い、アセトキシアセチルクロリドの代わりに対応する酸ハライドを用い、参考例17−1と同様の方法により、参考例17−2〜17−8を合成した。これらを表9に示した。
参考例17−2〜17−8の物性値を以下に示した。
参考例17−2
H-NMR(CDCl)δ ppm:1.15-4.90 (18H, m), 7.30-7.60 (5H, m)
参考例17−3
H-NMR(CDCl)δ ppm:1.15-4.90 (18H, m), 7.30-7.60 (5H, m)
参考例17−4
MS (ESI, m/z) : 355 (M+H)
参考例17−5
MS (ESI, m/z) : 391 (M+H)
参考例17−6
H-NMR(CDCl)δ ppm:1.05-1.35 (6H, m), 1.90-2.05 (1H, m), 2.15-2.50 (3H, m), 2.60-2.70 (1H, m), 2.75-3.15 (1H, m), 3.30-3.85 (4H, m), 4.05-4.20 (2H, m), 4.40-4.70 (1H, m), 7.20-7.40 (5H, m)
参考例17−7
MS (ESI, m/z) : 377 (M+H)
参考例17−8
MS (ESI, m/z) : 355 (M+H)
参考例18−1
(S)−4−((R)−1−ベンジルピロリジン−3−イル)−6−メチルモルホリン−3−オン
水素化ナトリウム(純度60%, 0.625g)のテトラヒドロフラン(15mL)懸濁液に室温にてN−((R)−1−ベンジルピロリジン−3−イル)−2−ブロモ−N−((S)−2−ヒドロキシプロピル)アセトアミド(4.20g)のテトラヒドロフラン(15mL)溶液を加え、室温にて一晩撹拌した。反応混合物に少量の水と酢酸エチルを加え、反応混合物を減圧濃縮した。残渣に塩化メチレンを加え、水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、表題化合物 (0.680g)を得た。
MS (ESI, m/z) : 275 (M+H)
N−((R)−1−ベンジルピロリジン−3−イル)−2−ブロモ−N−((S)−2−ヒドロキシプロピル)アセトアミドの代わりに対応するハロアルコールを用い、参考例18−1と同様の方法により、参考例18−2〜18−3を合成した。
参考例18−2
(R)−4−((R)−1−ベンジルピロリジン−3−イル)−6−メチルモルホリン−3−オン
MS (ESI, m/z) : 275 (M+H)
参考例18−3
4−((R)−1−ベンジルピロリジン−3−イル)−6,6−ジメチルモルホリン−3−オン
MS (ESI, m/z): 289 (M+H)
参考例19−1
2−[((R)−1−ベンジルピロリジン−3−イル)−(2−ヒドロキシエチル)アミノ]−2−メチルプロパン−1−オール
水素化アルミニウムリチウム(0.54g)のテトラヒドロフラン(30mL)懸濁液に、2−[(2−アセトキシアセチル)−((R)−1−ベンジルピロリジン−3−イル)アミノ]−2−メチルプロピオン酸エチル(1.85g)のテトラヒドロフラン(10mL)溶液を少しずつ加えた。反応混合物を外温60℃にて一晩撹拌し、室温まで冷却した。反応混合物に少量の水を加え、反応を停止した。反応混合物に無水硫酸マグネシウムを加え、不溶物をセライトにて濾別し、濾液を減圧濃縮して表題化合物(1.33g)を得た。構造式を表10に示した。
H-NMR(CDCl)δ ppm:1.00-1.10 (6H, m), 1.75-2.00 (2H, m), 2.30-2.95 (6H, m), 3.31 (2H, s), 3.50-3.80 (7H, m), 7.20-7.35 (5H, m)
2−[(2−アセトキシアセチル)−((R)−1−ベンジルピロリジン−3−イル)アミノ]−2−メチルプロピオン酸エチルの代わりに対応するアミドを用い、参考例19−1と同様の方法により、参考例19−2〜19−12を合成した。これらを表10に示した。
参考例19−2〜19−12の物性値を以下に示した。
参考例19−2
H-NMR(CDCl)δ ppm:0.85-0.95 (3H, m), 1.70-2.00 (2H, m), 2.45-2.75 (5H, m), 2.80-3.05 (3H, m), 3.25-3.40 (2H, m), 3.45-3.65 (5H, m), 7.20-7.35 (5H, m)
参考例19−3
H-NMR(CDCl)δ ppm:0.85-0.95 (3H, m), 1.70-2.00 (2H, m), 2.45-2.75 (5H, m), 2.80-3.05 (3H, m), 3.25-3.40 (2H, m), 3.45-3.65 (5H, m), 7.20-7.35 (5H, m)
参考例19−4
MS (ESI, m/z) : 261 (M+H)
参考例19−5
MS (ESI, m/z) : 261 (M+H)
参考例19−6
MS (ESI, m/z) : 185 (M+H)
参考例19−7
MS (ESI, m/z) : 307 (M+H)
参考例19−8
H-NMR(CDCl)δ ppm:0.25-0.40 (1H, m), 0.65-0.75 (1H, m), 1.20-1.35 (2H, m), 1.60-1.75 (1H, m), 1.85-2.00 (1H, m), 2.20-2.35 (3H, m), 2.40-2.55 (1H, m), 2.60-2.80 (2H, m), 2.80-3.05 (3H, m), 3.50-3.65 (2H, m), 7.15-7.35 (5H, m)
参考例19−9
H-NMR(CDCl)δ ppm:1.65-1.90 (3H, m), 1.95-2.20 (5H, m), 2.35-2.90 (9H, m), 3.55-3.70 (2H, m), 7.20-7.40 (5H, m)
参考例19−10
MS (ESI, m/z) : 273 (M+H)
参考例19−11
MS (ESI, m/z) : 295 (M+H)
参考例19−12
MS (ESI, m/z) : 309 (M+H)
参考例20−1
(S)−2−[((R)−1−ベンジルピロリジン−3−イル)−(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロパン−1−オール
アセトキシ酢酸(S)−2−[(2−アセトキシアセチル)−((R)−1−ベンゾイルピロリジン−3−イル)アミノ]プロピル(80.7g)のテトラヒドロフラン(1000mL)溶液をアルゴン雰囲気下66℃に加熱した。その溶液にボランジメチルスルフィド錯体(90%, 100mL)を穏やかに加熱還流が続くように50分かけて加えた。反応混合物を2時間加熱還流後、室温にて撹拌し、ついで氷浴で冷却した。反応混合物に6mol/L塩酸(200mL)を13分かけて少しずつ滴下した。反応混合物を45分間室温にて撹拌後、徐々に加熱し、穏やかに75分間加熱還流した。反応混合物を室温まで冷却し、水(200mL)とトルエン(200mL)を加え、不溶物をセライトにて濾別した。濾液を分液し、有機層を水(200mL)にて抽出した。合わせた水層をトルエン(200mL)にて洗浄した。水層を5mol/L水酸化ナトリウム水溶液(240mL)と炭酸カリウム(212g)にてアルカリ性にしたのち、酢酸エチル(200mL x2)にて抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去して表題化合物 (43.5g)を得た。
H-NMR(CDCl)δ ppm: 0.87 (3H, d, J=6.5Hz), 1.75-1.90 (1H, m), 2.00-2.10 (1H, m), 2.25-2.50 (4H, m), 2.55-2.75 (2H, m), 2.55-3.05 (2H, m), 3.25-3.70 (8H, m), 7.20-7.40 (5H, m)
参考例21−1
(S)−4−((R)−1−ベンジルピロリジン−3−イル)−3−メチルモルホリン
(S)−2−[((R)−1−ベンジルピロリジン−3−イル)−(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロパン−1−オール(52.1g)に氷冷下66%硫酸(194mL)を10分かけて加えた。反応混合物を10分間室温にて撹拌後、徐々に加熱し、内温134-147℃にて7時間加熱還流した。反応混合物に氷冷下28%アンモニア水(450mL)を75分かけて加えた。反応混合物にトルエン(400mL)と水(150mL)を加え、分液した。有機層に2mol/L塩酸(200mL)を加え、不溶物をセライトにて濾別した。濾液を分液し、水層をトルエン(200mL)にて洗浄した。水層を2mol/L水酸化ナトリウム水溶液(200mL)と炭酸カリウム(30g)にてアルカリ性にしたのち、トルエン(200mL x3)にて抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去して表題化合物 (45.5g)を粗生成物として得た。
参考例21−2
4−((R)−1−ベンジルピロリジン−3−イル)−3,3−ジメチルモルホリン
2−[((R)−1−ベンジルピロリジン−3−イル)−(2−ヒドロキシエチル)アミノ]−2−メチルプロパン−1−オール(714mg)に66%硫酸(3mL)を加え、120℃にて4時間撹拌した。反応混合物を氷冷した炭酸カリウム水溶液に注ぎ、飽和食塩水を加え、酢酸エチルを加えた。不溶物をセライト濾過し、濾液を酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残渣をアミノプロピルシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=3/1〜1/4)にて精製し、表題化合物 (45.5g)を得た。構造式を表11に示した。
H-NMR(CDCl)δ ppm:1.00 (3H, s), 1.04 (3H, s), 1.75-1.90 (2H, m), 2.40-2.80 (6H, m), 3.20-3.35 (2H, m), 3.45-3.85 (5H, m), 7.20-7.35 (5H, m)
2−[((R)−1−ベンジルピロリジン−3−イル)−(2−ヒドロキシエチル)アミノ]−2−メチルプロパン−1−オールの代わりに対応するジオールを用い、参考例21−2と同様の方法により、参考例21−3〜21−5を合成した。これらを表11に示した。
参考例21−3〜21−5の物性値を以下に示した。
参考例21−3
MS (ESI, m/z): 289 (M+H)
参考例21−4
H-NMR(CDCl)δ ppm:0.95-1.05 (3H, m), 1.70-1.95 (2H, m), 2.35-2.75 (7H, m), 3.30-3.40 (1H, m), 3.50-3.80 (6H, m), 7.20-7.35 (5H, m)
参考例21−5
H-NMR(CDCl)δ ppm:0.95-1.05 (3H, m), 1.70-1.95 (2H, m), 2.35-2.75 (7H, m), 3.30-3.40 (1H, m), 3.50-3.80 (6H, m), 7.20-7.35 (5H, m)
参考例22−1
(S)−4−((R)−1−ベンジルピロリジン−3−イル)−3−メチルモルホリン=ジベンゾイル−D−酒石酸塩
粗(S)−4−((R)−1−ベンジルピロリジン−3−イル)−3−メチルモルホリン(45.4g)のアセトン(650mL)溶液にジベンゾイル−D−酒石酸一水和物のテトラヒドロフラン(1mol/L,174mL)溶液を加え、反応混合物を一晩撹拌した。析出物を濾取し、アセトン(300mL)にて洗浄して表題化合物 (84.2g)を得た。
H-NMR(CDCl)δ ppm: 1.05-1.20 (3H, m), 2.00-2.20 (2H, m), 2.50-3.45 (7H, m), 3.50-4.15 (9H, m), 5.86 (2H, brs), 7.10-7.60 (11H, m), 8.05-8.20 (4H, m)
参考例22−2
(S)−4−((R)−1−ベンジルピロリジン−3−イル)−3−メチルモルホリン=ジトルオイル−D−酒石酸塩
粗(S)−4−((R)−1−ベンジルピロリジン−3−イル)−3−メチルモルホリン(48.1g)のメタノール(466mL)溶液にジトルオイル−D−酒石酸一水和物(74.7g)のメタノール(466mL)溶液を還流下45分かけて加えた。反応混合物を10分加熱還流したのち、室温にて4.5時間撹拌した。析出物を濾取し、メタノール(283mL)にて洗浄して 表題化合物(84.3g)を得た。
H-NMR(DMSO-d)δ ppm: 0.90-1.00 (3H, m), 1.70-1.85 (1H, m), 1.90-2.05 (1H, m), 2.35-2.95 (7H, m), 2.37 (6H, s), 3.15-3.65 (7H, m), 3.80-4.00 (2H, m), 5.69 (2H, brs), 7.25-7.45 (9H, m), 7.80-7.90 (4H, m)
参考例23−1
(S)−4−((R)−1−ベンジルピロリジン−3−イル)−3−メチルモルホリン
炭酸カリウム(51.3g)の水(500mL)溶液に氷冷下(S)−4−((R)−1−ベンジルピロリジン−3−イル)−3−メチルモルホリン=ジトルオイル−D−酒石酸塩(75.8g)を加えた。反応混合物を酢酸エチル(270mLx3)にて抽出した。 有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去して表題化合物 (31.6g)を得た。構造式を表11に示した。
H-NMR(CDCl)δ ppm: 1.01 (3H, d, J=6.5Hz), 1.70-1.80 (1H, m), 2.00-2.10 (1H, m), 2.40-2.80 (7H, m), 3.30-3.40 (1H, m), 3.45-3.85 (6H, m), 7.20-7.35 (5H, m)
参考例24−1
4−(1−ベンジルピペリジン−3−イル)モルホリン
モルホリン(300mg)、1−ベンジルピペリジン−3−オン塩酸塩(881mg)、酢酸(0.22mL)、およびトリエチルアミン(0.504mL)の混合物を1−メチル−2−ピロリドン(7 mL)中室温にて3.5時間撹拌した。反応混合物にトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(1.47g)を加え、室温にて4日撹拌した。反応混合物に水を加え、1mol/L塩酸にて酸性にした。反応混合物を酢酸エチルにて洗浄した。水層を5mol/L水酸化ナトリウム水溶液にてアルカリ性にし、酢酸エチルにて抽出した。有機層を水および飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残渣をアミノプロピルシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、表題化合物(0.591g)を得た。
H-NMR(CDCl)δ ppm: 1.10-1.30 (1H, m), 1.45-1.80 (2H, m), 1.80-2.00 (3H, m), 2.35-2.65 (5H, m), 2.70-2.85 (1H, m), 2.95-3.10 (1H, m), 3.40-3.60 (2H, m), 3.60-3.80 (4H, m), 7.15-7.40 (5H, m)
参考例24−2
3−(ベンジルピペリジン−3−イル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン
モルホリンの代わりに3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン塩酸塩を用い、参考例24−1と同様の方法により、表題化合物を合成した。
H-NMR(CDCl)δ ppm:0.25-0.40 (1H, m), 0.55-0.65 (1H, m), 1.00-1.20 (1H, m), 1.20-1.40 (2H, m), 1.45-1.75 (2H, m), 1.75-1.95 (3H, m), 2.20-2.45 (3H, m), 2.65-2.80 (1H, m), 2.85-3.05 (3H, m), 3.40-3.60 (2H, m), 7.15-7.40 (5H, m)
MS (ESI, m/z) : 257 (M+H)
参考例25−1および参考例25−2
(R)−1−((R)−1−ベンジルピロリジン−3−イル)−2−メチルピペリジンおよび(S)−1−((R)−1−ベンジルピロリジン−3−イル)−2−メチルピペリジン
(R)−1−ベンジルピロリジン−3−イルアミン(10g)、6−クロロヘキサン−2−オン(7.86mL)、および酢酸(6.5mL)のテトラヒドロフラン(250mL)溶液に室温にてトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(24.05g)を加えた。8.5時間撹拌後、反応混合物に水および炭酸カリウム水溶液を加え、酢酸エチルにて抽出した。有機層を水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水にて順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残渣をアミノプロピルシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=100/0〜50/50)にて精製し、低極性化合物として(R)−1−((R)−1−ベンジルピロリジン−3−イル)−2−メチルピペリジン(107mg)を得、高極性化合物として(S)−1−((R)−1−ベンジルピロリジン−3−イル)−2−メチルピペリジン(516mg)を得た。
(R)−1−((R)−1−ベンジルピロリジン−3−イル)−2−メチルピペリジン
H-NMR(CDCl)δ ppm:1.03 (3H, d, J=6.9Hz), 1.20-1.90 (8H, m), 2.20-2.35 (1H, m), 2.40-2.80 (6H, m), 3.45-3.70 (3H, m), 7.15-7.40 (5H, m)
(S)−1−((R)−1−ベンジルピロリジン−3−イル)−2−メチルピペリジン
H-NMR(CDCl)δ ppm:1.03 (3H, d, J=6.2Hz), 1.25-1.85 (7H, m), 1.95-2.15 (1H, m), 2.25-2.55 (3H, m), 2.55-2.75 (4H, m), 3.40-3.70 (3H, m), 7.20-7.40 (5H, m)
参考例26−1
(R)−1’−ベンジル−3,3,4,4−テトラフルオロ[1,3’]ビピロリジニル
2,2,3,3−テトラフルオロブタン−1,4−ジオール(690mg)の塩化メチレン(10mL)懸濁液に、氷浴下ピリジン(0.810mL)、次いでトリフルオロメタンスルホン酸無水物(1.48mL)を滴下した。そのまま30分撹拌後、室温にて1時間撹拌した。反応混合物を塩化メチレンにて薄め、水と飽和食塩水を加え、分液した。有機層を30℃以下で減圧濃縮し、残渣に(R)−1−ベンジルピロリジン−3−イルアミン(0.715g)とトリエチルアミン(1.40mL)のエタノール(40mL)溶液を加え、一晩加熱還流した。反応混合物を減圧濃縮し、得られた残渣に水と炭酸カリウム水溶液を加え、ジエチルエーテルにて抽出した。有機層を飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。得られた残渣をアミノプロピルシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=9/1〜1/3)にて精製し、表題化合物を(882mg)を得た。
H-NMR(CDCl)δ ppm:1.65-1.80 (1H, m), 1.95-2.05 (1H, m), 2.35-2.75 (4H, m), 2.95-3.15 (5H, m), 3.50-3.65 (2H, m), 7.20-7.35 (5H, m)
2,2,3,3−テトラフルオロブタン−1,4−ジオールの代わりに対応するジオールを用い、参考例26−1と同様の方法により、参考例26−2および26−3を合成した。
参考例26−2
1−((R)−1−ベンジルピロリジン−3−イル)−3,3,4,4,5,5−ヘキサフルオロピペリジン
H-NMR(CDCl)δ ppm:1.65-1.80 (1H, m), 1.95-2.10 (1H, m), 2.35-2.65 (3H, m), 2.70-2.80 (1H, m), 2.90-3.15 (4H, m), 3.30-3.40 (1H, m), 3.50-3.65 (2H, m), 7.20-7.40 (5H, m)
参考例26−3
1−((R)−1−ベンジルピロリジン−3−イル)−3,3−ジメチルピペリジン
MS (ESI, m/z): 273 (M+H)
参考例27−1
(S)−3−メチル−4−(R)−ピロリジン−3−イルモルホリン
10%パラジウム/炭素粉末(56%含水品,8.76g)およびテトラヒドロフラン(200mL)の混合物に、氷冷下、アルゴン雰囲気下にて(S)−4−((R)−1−ベンジルピロリジン−3−イル)−3−メチルモルホリン(47.4g)のテトラヒドロフラン(450mL)溶液を加えた。この混合物を常圧水素下、内温50℃にて5時間撹拌した後、室温まで冷却した。反応混合物にセライトを加え、不溶物を濾別した。濾液を減圧下濃縮して表題化合物 (32.2g)を得た。構造式を表12に示した。
H-NMR(CDCl)δ ppm: 1.08 (3H, d, J=6.6Hz), 1.60-1.70 (1H, m), 1.90-2.00 (1H, m), 2.40-2.55 (1H, m), 2.65-3.05 (6H, m), 3.20-3.50 (2H, m), 3.65-3.80 (3H, m)
(S)−4−((R)−1−ベンジルピロリジン−3−イル)−3−メチルモルホリンまたは1−ベンジル−3−シクロペンチルピロリジンの代わりに対応するベンジルアミンを用い、参考例27−1または参考例11−1と同様の方法により参考例27−2〜27−24を合成した。これらを表12に示した。
参考例27−2〜27−24の物性値を以下に示した。
参考例27−2
H-NMR(CDCl)δ ppm: 1.50-1.80 (1H, m), 1.85-2.05 (1H, m), 2.35-2.65 (4H, m), 2.65-2.80 (2H, m), 2.85-3.20 (3H, m), 3.65-3.90 (4H, m)
参考例27−3
MS (ESI, m/z) : 171 (M+H)
参考例27−4
MS (ESI, m/z) : 169 (M+H)
参考例27−5
H-NMR(CDCl)δ ppm:1.65-1.75 (1H, m), 1.85-1.95 (1H, m), 2.75-3.20 (9H, m)
参考例27−6
MS (ESI, m/z): 169 (M+H)
参考例27−7
H-NMR(CDCl)δ ppm:1.55-1.70 (1H, m), 1.90-2.05 (1H, m), 2.75-2.85 (1H, m), 2.90-3.25 (8H, m)
参考例27−8
H-NMR(CDCl)δ ppm:1.00-1.15 (3H, m), 1.60-1.80 (2H, m), 2.35-2.45 (1H, m), 2.65-3.15 (6H, m), 3.25-3.50 (2H, m), 3.65-3.80 (3H, m)
参考例27−9
H-NMR(CDCl)δ ppm:1.00-1.15 (3H, m), 1.60-1.80 (2H, m), 2.35-2.45 (1H, m), 2.65-3.15 (6H, m), 3.25-3.50 (2H, m), 3.65-3.80 (3H, m)
参考例27−10
MS (ESI, m/z) : 171 (M+H)
参考例27−11
MS (ESI, m/z) : 171 (M+H)
参考例27−12
H-NMR(CDCl)δ ppm:1.05 (3H, s), 1.08 (3H, s), 1.65-1.80 (2H, m), 2.50-3.00 (6H, m), 3.25-3.35 (2H, m), 3.60-3.80 (3H, m)
参考例27−13
H-NMR(CDCl)δ ppm:1.60-2.00 (12H, m), 2.55-3.10 (9H, m)
参考例27−14
H-NMR(CDCl)δ ppm:1.31 (6H, s), 1.65-1.75 (1H, m), 2.00-2.15 (1H, m), 2.75-2.95 (2H, m), 3.00-3.25 (4H, m), 4.16 (2H, s), 5.00-5.15 (1H, m)
参考例27−15
H-NMR(CDCl)δ ppm:0.85-1.00 (6H, m), 1.60-2.10 (2H, m), 2.15-2.30 (2H, m), 2.40-2.55 (1H, m), 2.75-3.05 (3H, m), 3.35-3.95 (5H, m)
参考例27−16
MS (ESI, m/z) : 185 (M+H)
参考例27−17
MS (ESI, m/z) : 153 (M+H)
参考例27−18
MS (ESI, m/z) : 167 (M+H)
参考例27−19
MS (ESI, m/z) : 167 (M+H)
参考例27−20
MS (ESI, m/z) : 183 (M+H)
参考例27−21
H-NMR(CDCl)δ ppm:1.15-1.50 (4H, m), 1.55-2.20 (8H, m), 2.20-2.55 (3H, m), 2.65-3.10 (7H, m)
参考例27−22
H-NMR(CDCl)δ ppm:1.20-2.00 (12H, m), 2.10-3.15 (12H, m)
参考例27−23
H-NMR(CDCl)δ ppm:0.80-1.50 (3H, m), 1.50-2.30 (8H, m), 2.50-3.50 (6H, m)
参考例27−24
H-NMR(CDCl)δ ppm: 0.80-1.10 (6H, m), 1.10-1.60 (9H, m), 2.70-3.20 (2H, m)
実施例1
3−フェノキシカルボニルアミノフロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミド(化合物1)
3−アミノフロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミド(1.883g)のテトラヒドロフラン(25mL)溶液に氷冷下N,N−ジメチルアニリン(3.10mL)を加え、次いでクロロぎ酸フェニル(1.6mL)を加え、室温にて9時間撹拌した。反応混合物を氷水にあけ、析出物を濾取し、ヘキサンと酢酸エチルの混合溶媒にて洗浄し、表題化合物(3.00g)を得た。
H-NMR (DMSO-d)δ ppm: 7.25-7.35 (3H, m), 7.40-7.50 (3H, m), 8.05 (1H, brs), 8.39 (1H, brs), 8.45-8.55 (1H, m), 8.55-8.65 (1H, m), 10.18 (1H, brs)
3−アミノフロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミドの代わりに対応する3−アミノフロピリジン−2−カルボキサミドを用い、必要に応じクロロぎ酸フェニルの代わりに対応するクロロギ酸エステルを用い、実施例1と同様の方法により、化合物2〜8を合成した。これらを表13に示した。
化合物2〜8の物性値を以下に示した。
化合物2
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:7.25-7.35 (3H, m), 7.40-7.50 (2H, m), 8.07 (1H, brs), 8.35-8.45 (2H, m), 8.50-8.60 (1H, m), 10.13 (1H, brs)
化合物3
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:2.58 (3H, s), 7.25-7.35 (4H, m), 7.40-7.50 (2H, m), 7.97 (1H, brs), 8.25 (1H, brs), 8.48 (1H, d, J=8.1Hz), 10.13 (1H, brs)
化合物4
MS (ESI, m/z): 298 (M+H)
化合物5
MS (ESI, m/z): 298 (M+H)
化合物6
MS (ESI, m/z): 328 (M+H)
化合物7
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:0.92 (3H, t, J=7.4Hz), 1.30-1.45 (2H, m), 1.60-1.70 (2H, m), 4.17 (2H, t, J=6.6Hz), 7.30-7.40 (1H, m), 7.99 (1H, brs), 8.32 (1H, brs), 8.45-8.55 (1H, m), 8.60-8.70 (1H, m), 9.69 (1H, brs)
化合物8
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:5.23 (2H, s), 7.30-7.55 (6H, m), 7.98 (1H, brs), 8.32 (1H, brs), 8.40-8.70 (2H, m), 9.81 (1H, brs)
実施例2
3−{3−[2−(3,4−ジヒドロキシフェニル)エチル]ウレイド}フロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミド(化合物9)
4−(2−アミノエチル)ベンゼン−1,2−ジオール塩酸塩(69mg)と1,8−ジアザビシクロ〔5.4.0〕−7−ウンデセン(0.109mL)の1−メチル−2−ピロリドン(1mL)溶液に3−フェノキシカルボニルアミノフロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミド(30mg)を加え、室温にて3時間撹拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルにて抽出した。有機層を水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残渣に少量の酢酸エチルとヘキサンを加え、析出物を濾取して表題化合物(11mg)を得た。
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:2.55-2.65 (2H, m), 3.20-3.40 (2H, m), 6.40-6.70 (3H, m), 7.30-7.45 (1H, m), 7.68 (1H, brs), 7.77 (1H, brs), 8.13 (1H, brs), 8.40-8.50 (1H, m), 8.60-8.90 (3H, m), 9.20 (1H, brs)
実施例3
3−[(アゼチジン−1−カルボニル)アミノ]フロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミド(化合物10)
3−フェノキシカルボニルアミノフロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミド(60mg)のテトラヒドロフラン(0.5mL)溶液にアゼチジン(0.030mL)を加え、60℃にて1時間撹拌した。反応混合物に水を加え、析出物を濾取して表題化合物(27mg)を得た。
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:2.20-2.35 (2H, m), 3.95-4.15 (4H, m), 7.35-7.50 (1H, m), 7.89 (1H, brs), 8.26 (1H, brs), 8.40-8.55 (1H, m), 8.75-8.90 (1H, m), 9.47 (1H, brs)
3−フェノキシカルボニルアミノフロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミドおよび4−(2−アミノエチル)ベンゼン−1,2−ジオール塩酸塩の代わりに、対応する3−アリールオキシカルボニルアミノフロピリジン−2−カルボキサミドおよび対応するアミン塩酸塩またはアミンを用い、実施例2または3と同様の方法により、化合物11〜62を合成した。これらを表14に示した。
化合物11〜62の物性値を以下に示した。
化合物11
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.85-2.05 (4H, m), 3.35-3.50 (4H, m), 7.35-7.45 (1H, m), 7.89 (1H, brs), 8.26 (1H, brs), 8.40-8.50 (1H, m), 8.80-8.90 (1H, m), 9.76 (1H, brs)
化合物12
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.80-2.00 (4H, m), 2.57 (3H, s), 3.35-3.45 (4H, m), 7.26 (1H, d, J=8.2Hz), 7.80 (1H, brs), 8.11 (1H, brs), 8.73 (1H, d, J=8.2Hz), 9.76 (1H, s)
MS (ESI, m/z): 289 (M+H)
化合物13
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.50-1.70 (6H, m), 3.40-3.55 (4H, m), 7.35-7.45 (1H, m), 7.91 (1H, brs), 8.29 (1H, brs), 8.40-8.50 (1H, m), 8.70-8.80 (1H, m), 9.98 (1H, brs)
化合物14
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.40-1.95 (8H, m), 3.40-3.60 (4H, m), 7.35-7.45 (1H, m), 7.89 (1H, brs), 8.28 (1H, brs), 8.40-8.50 (1H, m), 8.70-8.85 (1H, m), 9.93 (1H, brs)
化合物15
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.40-1.90 (10H, m), 3.40-3.55 (4H, m), 7.35-7.45 (1H, m), 7.89 (1H, brs), 8.28 (1H, brs), 8.40-8.50 (1H, m), 8.75-8.85 (1H, m), 9.91 (1H, brs)
化合物16
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.20-1.70 (8H, m), 2.10-2.45 (2H, m), 3.25-3.55 (4H, m), 7.35-7.45 (1H, m), 7.88 (1H, brs), 8.27 (1H, brs), 8.40-8.50 (1H, m), 8.85-8.95 (1H, m), 9.76 (1H, brs)
化合物17
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.20-1.70 (8H, m), 2.05-2.50 (2H, m), 3.35-3.60 (4H, m), 7.55-7.65 (1H, m), 7.89 (1H, brs), 8.18 (1H, brs), 8.56 (1H, d, J=5.7Hz), 9.66 (1H, d, J=1.2Hz), 9.74 (1H, brs)
MS (ESI, m/z): 329 (M+H)
化合物18
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.00-1.70 (8H, m), 2.00-2.50 (2H, m), 3.05-3.70 (4H, m), 7.49 (1H, dd, J=8.5, 4.5Hz), 7.84 (1H, brs), 7.95-8.20 (2H, m), 8.27 (1H, s), 8.60 (1H, dd, J=4.5, 1.3Hz)
化合物19
MS (ESI, m/z): 357 (M+H)
化合物20
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:2.00-2.20 (1H, m), 2.20-2.40 (1H, m), 3.25-3.65 (4H, m), 3.70-3.85 (1H, m), 7.35-7.50 (1H, m), 7.92 (1H, brs), 8.30 (1H, brs), 8.40-8.55 (1H, m), 8.75-8.85 (1H, m), 9.83 (1H, s)
MS (ESI, m/z): 343 (M+H)
化合物21
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.10-1.25 (2H, m), 1.40-1.85 (8H, m), 1.95-2.25 (2H, m), 2.95-3.10 (1H, m), 3.25-3.45 (1H, m), 3.50-3.70 (2H, m), 7.39 (1H, dd, J=7.9, 4.7Hz), 7.87 (1H, brs), 8.24 (1H, brs), 8.46 (1H, dd, J= 4.7, 1.9Hz), 8.85 (1H, dd, J=7.9, 1.9Hz), 9.76 (1H, brs)
化合物22
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:2.00-2.45 (2H, m), 3.30-4.00 (5H, m), 7.20-7.55 (6H, m), 7.89 (1H, brs), 8.27 (1H, brs), 8.40-8.50 (1H, m), 8.80-8.95 (1H, m), 9.82 (1H, brs)
化合物23
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.55-1.70 (2H, m), 1.80-1.90 (2H, m), 2.75-2.85 (1H, m), 3.00-3.15 (2H, m), 4.10-4.25 (2H, m), 7.15-7.25 (1H, m), 7.25-7.35 (4H, m), 7.42 (1H, dd, J=7.9, 4.7Hz), 7.93 (1H, brs), 8.31 (1H, brs), 8.48 (1H, dd, J=4.7, 1.9Hz), 8.78 (1H, dd, J=7.9, 1.9Hz), 10.05 (1H, brs)
化合物24
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:2.00-2.45 (2H, m), 3.30-3.80 (4H, m), 3.85-4.00 (1H, m), 7.10-7.25 (2H, m), 7.35-7.50 (3H, m), 7.89 (1H, brs), 8.27 (1H, brs), 8.40-8.50 (1H, m), 8.80-8.95 (1H, m), 9.82 (1H, brs)
化合物25
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:4.45 (2H, brs), 4.64 (2H, brs), 6.47 (1H, brs), 7.20-7.30 (2H, m), 7.35-7.65 (3H, m), 7.91 (1H, brs), 8.29 (1H, brs), 8.40-8.55 (1H, m), 8.80-8.95 (1H, m), 9.90 (1H, brs)
化合物26
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:3.00-3.10 (2H, m), 3.60-3.70 (2H, m), 7.00-7.10 (1H, m), 7.10-7.20 (1H, m), 7.20-7.30 (1H, m), 7.42 (1H, dd, J=7.9, 4.7Hz), 7.95 (1H, brs), 8.33 (1H, brs), 8.48 (1H, dd, J=4.7, 1.9Hz), 8.75 (1H, dd, J=7.9, 1.9Hz), 10.05 (1H, brs)
化合物27
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.65-1.75 (2H, m), 1.90-2.05 (2H, m), 3.30-3.45 (2H, m), 3.90-4.05 (2H, m), 5.20 (1H, s), 7.20-7.25 (1H, m), 7.30-7.40 (2H, m), 7.42 (1H, dd, J=7.9, 4.7Hz), 7.50-7.55 (2H, m), 7.92 (1H, brs), 8.31 (1H, brs), 8.48 (1H, dd, J=4.7, 1.9Hz), 8.78 (1H, dd, J=7.9, 1.9Hz), 10.06 (1H, brs)
化合物28
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:2.00-2.50 (2H, m), 3.50-3.90 (4H, m), 5.50-5.75 (1H, m), 7.25-7.35 (1H, m), 7.35-7.45 (3H, m), 7.50-7.65 (2H, m), 7.91 (1H, brs), 8.29 (1H, brs), 8.45-8.50 (1H, m), 8.80-8.95 (1H, m), 9.83 (1H, brs)
化合物29
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.95-2.50 (2H, m), 3.50-3.85 (4H, m), 5.65 (1H, brs), 7.10-7.25 (2H, m), 7.35-7.70 (3H, m), 7.88 (1H, brs), 8.26 (1H, brs), 8.40-8.55 (1H, m), 8.80-8.95 (1H, m), 9.81 (1H, brs)
化合物30
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.10-1.30 (2H, m), 1.55-1.90 (3H, m), 2.40-2.60 (2H, m), 2.80-3.00 (2H, m), 3.90-4.10 (2H, m), 7.10-7.50 (6H, m), 7.88 (1H, brs), 8.26 (1H, brs), 8.40-8.55 (1H, m), 8.65-8.80 (1H, m), 9.97 (1H, s)
MS (ESI, m/z): 379 (M+H)
化合物31
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.60-2.15 (2H, m), 2.85-2.95 (2H, m), 3.20-3.60 (4H, m), 4.85-5.10 (1H, m), 7.15-7.35 (5H, m), 7.35 (1H, dd, J=7.9, 4.7Hz), 7.90 (1H, brs), 8.27 (1H, brs), 8.46 (1H, dd, J=4.7, 1.6Hz), 8.75-8.85 (1H, m), 9.72 (1H, brs)
化合物32
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.75-2.05 (4H, m), 2.60-2.85 (2H, m), 3.35-3.65 (4H, m), 4.93 (1H, brs), 7.10-7.45 (6H, m), 7.88 (1H, brs), 8.25 (1H, brs), 8.40-8.55 (1H, m), 8.80-8.90 (1H, m), 9.75 (1H, brs)
化合物33
H-NMR(CDCl3)δ ppm:2.05-2.25 (1H, m), 2.40-2.60 (1H, m), 3.40-3.95 (4H, m), 4.00-4.15 (1H, m), 5.60 (1H, brs), 6.48 (1H, brs), 7.15-7.35 (3H, m), 8.40-8.65 (3H, m), 9.00-9.10 (1H, m), 9.63 (1H, brs)
化合物34
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:2.30-2.60(2H, m), 3.55-3.80(3H, m), 3.85-4.00(1H, m), 5.00-5.20(1H, m), 6.25-6.30(1H, m), 7.35-7.55(2H, m), 7.80-8.00(2H, m), 8.28(1H, brs), 8.40-8.55(1H, m), 8.80-8.90(1H, m), 9.82(1H, s)
MS (ESI, m/z): 341 (M+H)
化合物35
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:3.25-3.40 (2H, m), 3.60-3.70 (2H, m), 4.04 (2H, s), 7.42 (1H, dd, J=7.9, 4.7Hz), 7.97 (1H, brs), 8.22 (1H, brs), 8.33(1H, brs), 8.48 (1H, dd, J=4.7, 1.9Hz), 8.73 (1H, dd, J=7.9, 1.9Hz), 9.95 (1H, brs)
化合物36
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.80-1.95 (4H, m), 2.05-2.25 (1H, m), 3.20-3.30 (1H, m), 3.45-3.70 (3H, m), 4.20-4.40 (1H, m), 7.41 (1H, dd, J=7.9, 4.7Hz), 7.92 (1H, brs), 8.15-8.25 (1H, m), 8.29 (1H, brs), 8.47 (1H, dd, J=4.7, 1.9Hz), 8.86 (1H, dd, J=7.9, 1.9Hz), 7.79 (1H, brs)
化合物37
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.80-1.95 (4H, m), 2.05-2.25 (1H, m), 3.20-3.30 (1H, m), 3.45-3.70 (3H, m), 4.20-4.40 (1H, m), 7.41 (1H, dd, J=7.9, 4.7Hz), 7.92 (1H, brs), 8.15-8.25 (1H, m), 8.29 (1H, brs), 8.47 (1H, dd, J=4.7, 1.9Hz), 8.86 (1H, dd, J=7.9, 1.9Hz), 7.79 (1H, brs)
化合物38
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.90-2.10 (1H, m), 2.10-2.40 (1H, m), 3.35-3.80 (4H, m), 4.35-4.55 (1H, m), 7.35-7.50 (1H, m), 7.91 (1H, brs), 8.28 (1H, brs), 8.40-8.55 (1H, m), 8.80-8.90 (1H, m), 9.74 (1H, brs), 9.80 (1H, brs)
MS (ESI, m/z): 386 (M+H)
化合物39
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.90-2.10 (1H, m), 2.10-2.40 (1H, m), 3.35-3.80 (4H, m), 4.35-4.55 (1H, m), 7.35-7.50 (1H, m), 7.91 (1H, brs), 8.28 (1H, brs), 8.40-8.55 (1H, m), 8.80-8.90 (1H, m), 9.74 (1H, brs), 9.80 (1H, brs)
MS (ESI, m/z): 386 (M+H)
化合物40
H-NMR(CDCl3)δ ppm:1.70-2.35 (6H, m), 2.50-3.05 (5H, m), 3.35-3.95 (4H, m), 5.75 (1H, brs), 6.50 (1H, brs), 7.20-7.35 (1H, m), 8.35-8.50 (1H, m), 8.95-9.05 (1H, m), 9.53 (1H, brs)
化合物41
H-NMR(CDCl3)δ ppm:1.40-1.70 (6H, m), 1.75-2.65 (6H, m), 2.70-3.10 (1H, m), 3.20-4.05 (4H, m), 5.80 (1H, brs), 6.52 (1H, brs), 7.20-7.35 (1H, m), 8.40-8.50 (1H, m), 8.95-9.10 (1H, m), 9.54 (1H, brs)
化合物42
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.35-1.45 (2H, m), 1.45-1.60 (4H, m), 1.70-1.95 (1H, m), 2.05-2.25 (1H, m), 2.25-2.60 (4H, m), 2.75-3.00 (1H, m), 3.05-3.25 (1H, m), 3.50-3.80 (2H, m), 7.40 (1H, dd, J=7.8, 4.7Hz), 7.89 (1H, brs), 8.27 (1H, brs), 8.40-8.55 (1H, m), 8.80-8.90(1H, m), 9.78(1H, s)
MS (ESI, m/z): 358 (M+H)
化合物43
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.30-1.60 (6H, m), 1.70-1.90 (1H, m), 2.00-2.25 (1H, m), 2.25-2.60 (4H, m), 2.75-3.05 (1H, m), 3.05-3.25 (1H, m), 3.25-3.50 (1H, m), 3.50-3.80 (2H, m), 7.95 (1H, brs), 8.31 (1H, brs), 8.45-8.55 (1H, m), 8.64 (1H, dd, J=9.0, 3.2Hz), 9.76 (1H, s)
化合物44
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.30-1.60 (6H, m), 1.65-1.90 (1H, m), 2.05-2.25 (1H, m), 2.25-2.60 (7H, m), 2.70-3.25 (2H, m), 3.25-3.45 (1H, m), 3.45-3.80 (2H, m), 7.27 (1H, d, J=8.2Hz), 7.82 (1H, brs), 8.15 (1H, brs), 8.72 (1H, d, J=8.2Hz), 9.79 (1H, s)
MS (ESI, m/z): 372 (M+H)
化合物45
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.30-1.60(6H, m), 1.65-1.95(1H, m), 2.00-2.25(1H, m), 2.25-2.55(4H, m), 2.70-3.05(1H, m), 3.05-3.25(1H, m), 3.25-3.50(1H, m), 3.50-3.80(2H, m), 7.60(1H, d, J=5.8Hz), 7.91(1H, brs), 8.20(1H, brs), 8.56(1H, d, J=5.8Hz), 9.64(1H, s), 9.76(1H, brs)
MS (ESI, m/z): 358 (M+H)
化合物46
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.20-1.85(7H, m), 2.00-2.20(1H, m), 2.25-2.60(4H, m), 2.75-2.95(1H, m), 3.00-3.20(1H, m), 3.20-3.45(1H, m), 3.50-3.65(1H, m), 3.65-3.80(1H, m), 7.40-7.55(1H, m), 7.84(1H, brs), 8.00-8.20(2H, m), 8.29(1H, s), 8.55-8.65(1H, m)
MS (ESI, m/z): 358 (M+H)
化合物47
H-NMR(CDCl3)δ ppm:1.55-2.35 (10H, m), 2.60-2.80 (4H, m), 3.20-4.00 (5H, m), 5.70 (1H, brs), 6.48 (1H, brs), 7.20-7.35 (1H, m), 8.40-8.50 (1H, m), 8.95-9.10 (1H, m), 9.51 (1H, brs)
化合物48
H-NMR(CDCl3)δ ppm:0.85-1.00 (3H, m), 1.20-2.35 (9H, m), 2.75-3.05 (3H, m), 3.25-4.05 (4H, m), 5.56 (1H, brs), 6.45 (1H, brs), 7.20-7.35 (1H, m), 8.40-8.50 (1H, m), 8.95-9.10 (1H, m), 9.53 (1H, brs)
化合物49
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.65-1.90 (1H, m), 2.00-2.70 (12H, m), 2.75-3.00 (1H, m), 3.05-3.25 (1H, m), 3.25-3.50 (1H, m), 3.50-3.80 (2H, m), 7.30-7.50 (1H, m), 7.87 (1H, brs), 8.25 (1H, brs), 8.40-8.55 (1H, m), 8.75-8.90 (1H, m), 9.77 (1H, brs)
MS (ESI, m/z): 373 (M+H)
化合物50
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.55-1.85 (4H, m), 1.95-2.35 (4H, m), 3.20-3.55 (4H, m), 3.55-3.70 (2H, m), 5.00-5.20 (1H, m), 7.40 (1H, dd, J=7.9, 4.8Hz), 7.89 (1H, brs), 8.27 (1H, brs), 8.46 (1H, dd, J=4.8, 1.7Hz), 8.80-8.90 (1H, m), 9.78 (1H, s)
MS (ESI, m/z): 372 (M+H)
化合物51
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.55-1.85 (4H, m), 1.95-2.35 (4H, m), 3.20-3.55 (4H, m), 3.55-3.70 (2H, m), 5.00-5.20 (1H, m), 7.40 (1H, dd, J=7.9, 4.8Hz), 7.89 (1H, brs), 8.27 (1H, brs), 8.46 (1H, dd, J=4.8, 1.7Hz), 8.80-8.90 (1H, m), 9.78 (1H, s)
MS (ESI, m/z): 372 (M+H)
化合物52
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.85-2.00 (2H, m), 2.05-2.15 (2H, m), 2.20-2.30 (2H, m), 3.35-3.45 (3H, m), 3.45-3.55 (1H, m), 3.55-3.65 (2H, m), 4.55-4.70 (1H, m), 7.41 (1H, dd, J=7.9, 4.7Hz), 7.88 (1H, brs), 8.25 (1H, brs), 8.47 (1H, dd, J=4.7, 1.6Hz), 8.85 (1H, dd, J=7.9, 1.6Hz), 9.79 (1H, brs)
化合物53
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.85-2.00 (2H, m), 2.05-2.15 (2H, m), 2.20-2.30 (2H, m), 3.35-3.45 (3H, m), 3.45-3.55 (1H, m), 3.55-3.65 (2H, m), 4.55-4.70 (1H, m), 7.41 (1H, dd, J=7.9, 4.7Hz), 7.88 (1H, brs), 8.25 (1H, brs), 8.47 (1H, dd, J=4.7, 1.6Hz), 8.85 (1H, dd, J=7.9, 1.6Hz), 9.79 (1H, brs)
化合物54
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.70-2.00 (1H, m), 2.05-2.35 (1H, m), 2.45-2.80 (4H, m), 2.80-3.85 (9H, m), 6.90-7.30 (3H, m), 7.35-7.45 (1H, m), 7.90 (1H, brs), 8.28 (1H, brs), 8.40-8.50 (1H, m), 8.80-8.90 (1H, m), 9.80 (1H, s)
MS (ESI, m/z): 471 (M+H)
化合物55
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.70-2.00 (1H, m), 2.05-2.35 (1H, m), 2.45-2.80 (4H, m), 2.80-3.85 (9H, m), 6.90-7.30 (3H, m), 7.35-7.45 (1H, m), 7.90 (1H, brs), 8.28 (1H, brs), 8.40-8.50 (1H, m), 8.80-8.90 (1H, m), 9.80 (1H, s)
MS (ESI, m/z): 471 (M+H)
化合物56
MS (ESI, m/z): 400 (M+H)
化合物57
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.05-1.20 (2H, m), 1.55-1.70 (1H, m), 1.70-1.80 (2H, m), 2.85-3.00 (2H, m), 3.25-3.35 (2H, m), 4.00-4.10 (2H, m), 4.53 (1H, t, J=5.4Hz), 7.41 (1H, dd, J=7.9, 4.7Hz), 7.92 (1H, brs), 8.30 (1H, brs), 8.47 (1H, dd, J=4.7, 1.9Hz), 8.74 (1H, dd, J=7.9, 1.9Hz), 9.99 (1H, brs)
化合物58
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:2.04 (3H, s), 3.40-3.60 (8H, m), 7.30-7.40 (2H, m), 8.30-8.55 (2H, m), 8.65-8.80 (1H, m), 9.99 (1H, brs)
化合物59
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.50-1.65 (2H, m), 1.85-1.95 (2H, m), 3.10-3.25 (2H, m), 3.70-3.80 (1H, m), 4.00-4.15 (2H, m), 7.41 (1H, dd, J=7.9, 4.7Hz), 7.50-7.60 (2H, m), 7.60-7.70 (1H, m), 7.93 (1H, brs), 8.00-8.10 (2H, m), 8.32 (1H, brs), 8.48 (1H, dd, J=4.7, 1.9 Hz), 8.73 (1H, dd, J=7.9, 1.9Hz), 10.00 (1H, brs)
化合物60
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:0.70-0.80 (4H, m), 1.95-2.05 (1H, m), 3.45-3.90 (8H, m), 7.42 (1H, dd, J=7.9, 4.7Hz), 7.95 (1H, brs), 8.33 (1H, brs), 8.48 (1H, dd, J=4.7, 1.9Hz), 8.73 (1H, dd, J=7.9, 1.9Hz), 9.99 (1H, brs)
化合物61
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:3.62 (6H, brs), 6.65-6.75 (1H, m), 6.85-6.95 (1H, m), 7.35-7.65 (2H, m), 7.95 (1H, brs), 8.10-8.20 (1H, m), 8.32 (1H, brs), 8.45-8.55 (1H, m), 8.70-8.80 (1H, m), 10.03 (1H, brs)
化合物62
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:0.97(6H, d, J=6.3Hz), 2.30-2.55(4H, m), 2.60-2.80(1H, m), 3.03(3H, s), 3.30-3.50(4H, m), 4.28(2H, s), 7.35-7.45(1H, m), 7.91(1H, brs), 8.28(1H, brs), 8,40-8.50(1H, m), 8.75-8.80(1H, m), 9.98(1H, brs)
MS (ESI, m/z): 403 (M+H)
実施例4
3−[((R)−3−ジメチルアミノピロリジン−1−カルボニル)アミノ]フロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミド塩酸塩(化合物63)
3−フェノキシカルボニルアミノフロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミド(0.06g)の1−メチル−2−ピロリドン(1mL)溶液に(3R)−(+)−3−(ジメチルアミノ)ピロリジン(0.07g)を加え、60℃にて1時間撹拌した。反応混合物に炭酸ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルにて抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。得られた残渣に5%塩化水素−メタノール溶液を加え、減圧濃縮した。残渣に塩化メチレンを加え、析出物を濾取し、表題化合物(15mg)を得た。構造式を表15に示した。
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:2.25-2.50 (2H, m), 2.81 (3H, s), 2.82 (3H, s), 3.40-4.05 (5H, m), 7.40-7.45 (1H, m), 7.94 (1H, brs), 8.33 (1H, brs), 8.45-8.55 (1H, m), 8.75-8.85 (1H, m), 9.81 (1H, brs), 10.82 (1H, brs)
実施例5
2−カルバモイル−3−[(オクタヒドロイソインドール−2−カルボニル)アミノ]フロ[3,2-c]ピリジン=5−オキシド(化合物64)
3−[(オクタヒドロイソインドール−2−カルボニル)アミノ]フロ[3,2-c]ピリジン−2−カルボキサミド(10mg)のジクロロメタン(2mL)懸濁液にm−クロロ過安息香酸(純度65%、20.4mg)を加え、室温にて4日間撹拌した。反応混合物をアルミナカラムにて精製し、表題化合物(11mg)を得た。構造式を表15に示した。
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.10-1.70 (8H, m), 2.00-2.60 (2H, m), 3.00-4.30 (4H, m), 7.20-7.85 (3H, m), 7.98 (1H, brs), 8.24 (1H, brs), 9.66 (1H, brs)
MS (ESI, m/z): 345 (M+H)
実施例6
6−メチル−3−[((R)−3,3,4,4−テトラメチル[1,3’]ビピロリジニル−1’−カルボニル)アミノ]フロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミド(化合物65)
(R)−3,3,4,4−テトラメチル[1,3’]ビピロリジニル二塩酸塩(76mg)および1,8−ジアザビシクロ〔5.4.0〕−7−ウンデセン(0.085mL)の1−メチル−2−ピロリドン(1mL)溶液に、6−メチル−3−フェノキシカルボニルアミノフロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミド(60mg)を加え、室温にて3時間撹拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルにて抽出した。有機層を水にて洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残渣をアミノプロピルシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=9/1〜0/1)にて精製し、表題化合物(40mg)を得た。構造式を表16に示した。
H-NMR(CDCl)δ ppm:0.93 (6H, s), 0.95 (6H, s), 1.85-2.15 (2H, m), 2.60-2.75 (4H, m), 2.64 (3H, s), 3.13 (1H, brs), 3.35-3.80 (4H, m), 5.82 (1H, brs), 6.45 (1H, brs), 7.10-7.20 (1H, m), 8.85-8.95 (1H, m), 9.51 (1H, brs)
6−メチル−3−フェノキシカルボニルアミノフロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミドまたは3−フェノキシカルボニルアミノフロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミドおよび(R)−3,3,4,4−テトラメチル[1,3’]ビピロリジニル二塩酸塩、4−(2−アミノエチル)ベンゼン−1,2−ジオール塩酸塩またはアゼチジンの代わりに、対応する3−アリールオキシカルボニルアミノフロピリジン−2−カルボキサミドおよび対応するアミン塩酸塩またはアミンを用い、実施例6、2または3と同様の方法により、化合物66〜132を合成した。これらを表16に示した。
化合物66〜132の物性値を以下に示した。
化合物66
H-NMR(DMSO-d)δ ppm: 0.10-0.25 (2H, m), 0.35-0.50 (2H, m), 0.85-1.05 (1H, m), 2.55 (3H, s), 2.95-3.05 (2H, m), 7.15-7.30 (1H, m), 7.60-7.85 (2H, m), 8.00 (1H, brs), 8.45-8.65 (1H, m), 9.21 (1H, brs)
MS (ESI, m/z) : 289 (M+H)
化合物67
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.50-1.70 (6H, m), 2.57 (3H, s), 3.40-3.50 (4H, m), 7.27 (1H, d, J=8.2Hz), 7.82 (1H, s), 8.14 (1H, s), 8.63 (1H, d, J=8.2Hz), 9.99 (1H, s)
MS (ESI, m/z) : 303 (M+H)
化合物68
H-NMR(DMSO-d)δ ppm: 4.25 (4H, brs), 5.97 (2H, s), 7.35-7.50 (1H, m), 7.89 (1H, brs), 8.26 (1H, brs), 8.40-8.55 (1H, m), 8.80-8.95 (1H, m), 9.78 (1H, brs)
MS (ESI, m/z) : 273 (M+H)
化合物69
H-NMR(DMSO-d)δ ppm: 2.10-2.60 (2H, m), 3.50-4.00 (4H, m), 4.70-5.00 (1H, m), 7.35-7.50 (1H, m), 7.80-8.05 (1H, m), 8.15-8.40 (1H, m), 8.40-8.60 (1H, m), 8.75-8.90 (1H, m), 9.70-9.95 (1H, m)
MS (ESI, m/z) : 309 (M+H)
化合物70
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:0.90 (3H, d, J=6.6Hz), 1.05-1.25 (1H, m), 1.35-1.85 (4H, m), 2.57 (3H, s), 2.60-2.70 (1H, m), 2.90-3.00 (1H, m), 3.80-3.95 (2H, m), 7.26 (1H, d, J=8.1Hz), 7.83 (1H, s), 8.14 (1H, s), 8.63 (1H, d, J=8.1Hz), 10.01 (1H, s)
化合物71
MS (ESI, m/z) : 345 (M+H)
化合物72
H-NMR(DMSO-d)δ ppm: 1.50-2.05 (4H, m), 2.70-2.85 (1H, m), 2.90-3.20 (2H, m), 3.95-4.25 (2H, m), 7.15-7.50 (6H, m), 7.91 (1H, brs), 8.27 (1H, brs), 8.40-8.55 (1H,m), 8.70-8.85 (1H, m), 10.07 (1H, s)
MS (ESI, m/z) : 365 (M+H)
化合物73
H-NMR(DMSO-d)δ ppm: 1.50-1.90 (3H, m), 1.90-2.05 (1H, m), 2.57 (3H, s), 2.70-2.85 (1H, m), 2.90-3.15 (2H, m), 3.95-4.20 (2H, m), 7.15-7.40 (6H, m), 7.84 (1H, brs), 8.15 (1H, brs), 8.65 (1H, d, J=8.1Hz), 10.09 (1H, s)
MS (ESI, m/z) : 379 (M+H)
化合物74
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.70-2.00 (1H, m), 2.00-2.25 (1H, m), 2.30-2.70 (7H, m), 2.75-3.05 (1H, m), 3.10-3.50 (2H, m), 3.50-3.80 (6H, m), 7.20-7.35 (1H, m), 7.80 (1H, brs), 8.13 (1H, brs), 8.65-8.80 (1H, m), 9.78 (1H, s)
MS (ESI, m/z) : 374 (M+H)
化合物75
H-NMR(DMSO-d)δ ppm: 1.70-2.00 (1H, m), 2.00-2.25 (1H, m), 2.30-2.70 (7H, m), 2.75-3.05 (1H, m), 3.10-3.50 (2H, m), 3.50-3.80 (6H, m), 7.20-7.35 (1H, m), 7.80 (1H, brs), 8.13 (1H, brs), 8.65-8.80 (1H, m), 9.78 (1H, s)
MS (ESI, m/z) : 374 (M+H)
化合物76
H-NMR(DMSO-d)δ ppm: 1.20-1.60 (8H, m), 1.70-1.95 (2H, m), 2.25-2.40 (1H, m), 2.40-2.65 (7H, m), 2.75-3.00 (2H, m), 3.80-4.15 (2H, m), 7.20-7.35 (1H, m), 7.89 (1H, brs), 8.18 (1H, brs), 8.55-8.70 (1H, m), 10.04 (1H, s)
MS (ESI, m/z) : 386 (M+H)
化合物77
H-NMR(DMSO-d)δ ppm: 1.35-1.55 (2H, m), 1.70-2.00 (2H, m), 2.20-2.40 (1H, m), 2.40-2.70 (7H, m), 2.80-3.10 (2H, m), 3.45-3.70 (4H, m), 3.75-4.15 (2H, m), 7.20-7.35 (1H, m), 7.86 (1H, brs), 8.15 (1H, brs), 8.55-8.70 (1H, m), 10.04 (1H, s)
MS (ESI, m/z) : 388 (M+H)
化合物78
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:0.90-1.10 (3H, m), 1.25-1.70 (6H, m), 1.70-2.25 (2H, m), 2.30-2.80 (6H, m), 3.00-3.70 (4H, m), 7.20-7.35 (1H, m), 7.83 (1H, brs), 8.16 (1H, brs), 8.65-8.80 (1H, m), 9.75-9.90 (1H, m)
MS (ESI, m/z) : 386 (M+H)
化合物79
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.85-2.20 (2H, m), 2.57 (3H, s), 3.10-3.70 (9H, m), 7.20-7.30 (1H, m), 7.81 (1H, brs), 8.13 (1H, brs), 8.65-8.75 (1H, m), 9.75 (1H, brs)
化合物80
H-NMR(DMSO-d)δ ppm: 1.01 (3H, d, J=6.7Hz), 1.20-1.70 (6H, m), 1.70-2.15 (2H, m), 2.20-2.35 (1H, m), 2.50-2.70 (4H, m), 2.75-2.90 (1H, m), 3.00-3.20 (1H, m), 3.20-3.75 (3H, m), 7.20-7.30 (1H, m), 7.83 (1H, brs), 8.15 (1H, brs), 8.65-8.80 (1H, m), 9.79 (1H, s)
MS (ESI, m/z) : 386 (M+H)
化合物81
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.85-2.00 (1H, m), 2.10-2.25 (1H, m), 2.57 (3H, s), 3.15-3.80 (9H, m), 7.25-7.30 (1H, m), 7.82 (1H, brs), 8.13 (1H, brs), 8.65-8.75 (1H, m), 9.75 (1H, brs)
化合物82
H-NMR(CDCl)δ ppm:1.05-1.15 (3H, m), 1.95-2.25 (2H, m), 2.45-2.55 (1H, m), 2.65 (3H, s), 2.70-2.80 (2H, m), 3.30-3.60 (4H, m), 3.65-3.85 (5H, m), 5.47 (1H, brs), 6.36 (1H, brs), 7.10-7.20 (1H, m), 8.85-8.95 (1H, m), 9.56 (1H, brs)
化合物83
H-NMR(CDCl)δ ppm:1.05-1.15 (3H, m), 1.90-2.15 (2H, m), 2.35-2.45 (1H, m), 2.65 (3H, s), 2.70-2.90 (2H, m), 3.30-3.90 (9H, m), 5.45 (1H, brs), 6.35 (1H, brs), 7.10-7.20 (1H, m), 8.85-8.95 (1H, m), 9.55 (1H, brs)
化合物84
H-NMR(CDCl)δ ppm:1.05-1.15 (3H, m), 1.90-2.15 (2H, m), 2.35-2.45 (1H, m), 2.65 (3H, s), 2.70-2.90 (2H, m), 3.30-3.90 (9H, m), 5.45 (1H, brs), 6.35 (1H, brs), 7.10-7.20 (1H, m), 8.85-8.95 (1H, m), 9.55 (1H, brs)
化合物85
H-NMR(CDCl)δ ppm:1.15-1.20 (3H, m), 1.85-1.95 (2H, m), 2.15-2.35 (2H, m), 2.60-2.70 (1H, m), 2.65 (3H, s), 2.80-3.00 (2H, m), 3.30-3.95 (7H, m), 5.48 (1H, brs), 6.37 (1H, brs), 7.10-7.20 (1H, m), 8.85-8.95 (1H, m), 9.56 (1H, brs)
化合物86
H-NMR(CDCl)δ ppm:1.10-1.20 (3H, m), 1.85-2.00 (2H, m), 2.15-2.80 (5H, m), 2.65 (3H, s), 3.30-3.95 (7H, m), 5.48 (1H, brs), 6.38 (1H, brs), 7.10-7.20 (1H, m), 8.80-8.90 (1H, m), 9.53 (1H, brs)
化合物87
MS (ESI, m/z): 402 (M+H)
化合物88
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.70 (2H, s), 1.85-2.00 (1H, m), 2.10-2.25 (1H, m), 2.57 (3H, s), 2.75-2.90 (1H, m), 3.10-3.70 (9H, m), 7.20-7.30 (1H, m), 7.80 (1H, brs), 8.12 (1H, brs), 8.65-8.75 (1H, m), 9.76 (1H, brs)
化合物89
MS (ESI, m/z): 402 (M+H)
化合物90
H-NMR(CDCl)δ ppm:0.90-1.00 (6H, m), 1.90-3.00 (7H, m), 2.65 (3H, s), 3.35-4.00 (7H, m), 5.68 (1H, brs), 6.42 (1H, brs), 7.10-7.20 (1H, m), 8.80-8.90 (1H, m), 9.55 (1H, brs)
化合物91
MS (ESI, m/z): 402 (M+H)
化合物92
H-NMR(DMSO-d)δ ppm: 1.70-2.00 (1H, m), 2.00-2.70 (5H, m), 2.75-3.90 (9H, m), 5.08 (2H, s), 7.20-7.50 (6H, m), 7.90 (1H, brs), 8.28 (1H, brs), 8.40-8.55 (1H, m), 8.75-8.90 (1H, m), 9.77 (1H, s)
MS (ESI, m/z) : 493 (M+H)
化合物93
H-NMR(CDOD)δ ppm: 0.35-0.45 (1H, m), 0.60-0.75 (1H, m), 1.40-1.50 (2H, m), 1.80-2.25 (2H, m), 2.40-2.55 (2H, m), 2.80-3.15 (3H, m), 3.20-3.40 (1H, m), 3.40-3.60 (1H, m), 3.60-3.75 (2H, m), 7.30-7.40 (1H, m), 8.35-8.45 (1H, m), 8.80-8.90 (1H, m)
化合物94
MS (ESI, m/z) : 370 (M+H)
化合物95
H-NMR(DMSO-d)δ ppm: 0.20-0.35 (1H, m), 0.45-0.55 (1H, m), 1.30-1.50 (4H, m), 1.60-1.80 (1H, m), 1.80-1.95 (1H, m), 2.10-2.25 (1H, m), 2.25-2.45 (2H, m), 2.57 (3H, s), 2.85-3.15 (4H, m), 3.70-4.00 (2H, m), 7.20-7.30 (1H, m), 7.89 (1H, brs), 8.17 (1H, brs), 8.60-8.70 (1H, m), 10.06 (1H, s)
MS (ESI, m/z) : 384 (M+H)
化合物96
MS (ESI, m/z) : 384 (M+H)
化合物97
H-NMR(DMSO-d)δ ppm: 1.50-2.20 (4H, m), 2.35-2.50 (1H, m), 2.57 (3H, s), 2.80-2.95 (1H, m), 3.10-3.70 (7H, m), 3.85-3.95 (1H, m), 4.33 (1H, brs), 7.20-7.35 (1H, m), 7.81 (1H, brs), 8.12 (1H, brs), 8.65-8.75 (1H, m), 9.75 (1H, s)
MS (ESI, m/z) : 386 (M+H)
化合物98
H-NMR(DMSO-d)δ ppm: 1.55-1.65 (1H, m), 1.65-2.00 (2H, m), 2.00-2.25 (1H, m), 2.40-2.65 (4H, m), 2.80-2.95 (1H, m), 3.10-3.70 (7H, m), 3.90 (1H, d, J=7.6Hz), 4.34 (1H, s), 7.20-7.35 (1H, m), 7.83 (1H, brs), 8.15 (1H, brs), 8.65-8.80 (1H, m), 9.76 (1H, s)
MS (ESI, m/z) : 386 (M+H)
化合物99
MS (ESI, m/z) : 400 (M+H)
化合物100
H-NMR(CDCl)δ ppm:1.75-2.00 (5H, m), 2.05-2.25 (1H, m), 2.35-2.70 (4H, m), 2.65 (3H, s), 2.80-3.05 (1H, m), 3.25-3.35 (1H, m), 3.40-3.60 (1H, m), 3.65-3.90 (2H, m), 4.25-4.35 (2H, m), 5.47 (1H, brs), 6.37 (1H, brs), 7.10-7.20 (1H, m), 8.85-8.95 (1H, m), 9.53 (1H, brs)
化合物101
MS (ESI, m/z) : 412 (M+H)
化合物102
MS (ESI, m/z) : 414 (M+H)
化合物103
H-NMR(CDCl)δ ppm:1.15-1.50 (4H, m), 1.50-3.00 (16H, m), 3.30-3.90 (4H, m), 5.53 (1H, brs), 6.37 (1H, brs), 7.15 (1H, d, J=8.2Hz), 8.89 (1H, d, J=8.2Hz), 9.51 (1H, s)
化合物104
H-NMR(CDCl)δ ppm:1.20-1.85 (10H, m), 1.90-2.30 (4H, m), 2.40-2.95 (8H, m), 3.30-4.00 (4H, m), 5.54 (1H, brs), 6.37 (1H, brs), 7.15 (1H, d, J=8.2Hz), 8.89 (1H, d, J=8.2Hz), 9.52 (1H, s)
化合物105
MS (ESI, m/z) : 374 (M+H)
化合物106
H-NMR(DMSO-d)δ ppm: 2.05-2.40 (2H, m), 3.40-3.90 (4H, m), 5.00-5.25 (1H, m), 6.90-7.05 (3H, m), 7.25-7.50 (3H, m), 7.80-8.00 (1H, brs), 8.15-8.35 (1H, brs), 8.40-8.55 (1H, m), 8.75-8.90 (1H, m), 9.70-9.90 (1H, brs)
化合物107
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.50-1.90 (3H, m), 1.95-2.10 (1H, m), 2.57 (3H, s), 3.35-3.65 (3H, m), 3.80-4.00 (1H, m), 4.40-4.60 (1H, m), 6.85-7.05 (3H, m), 7.20-7.35 (3H, m), 7.81 (1H, brs), 8.12 (1H, brs), 8.59 (1H, d, J=7.9Hz), 10.01 (1H, s)
MS (ESI, m/z) : 395 (M+H)
化合物108
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:2.00-2.40 (5H, m), 3.45-3.90 (4H, m), 5.00-5.25 (1H, m), 6.80-6.95 (1H, m), 6.95-7.10 (1H, m), 7.10-7.25 (2H, m), 7.35-7.50 (1H, m), 7.80-8.00 (1H, m), 8.15-8.35 (1H, m), 8.40-8.55 (1H, m), 8.75-8.90 (1H, m), 9.82 (1H, brs)
MS (ESI, m/z) : 381 (M+H)
化合物109
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.50-1.90 (3H, m), 1.90-2.05 (1H, m), 2.57 (3H, s), 3.35-3.60 (3H, m), 3.80-3.95 (1H, m), 4.35-4.50 (1H, m), 6.95-7.15 (4H, m), 7.27 (1H, d, J=8.3Hz), 7.81 (1H, brs), 8.13 (1H, brs), 8.59 (1H, d, J=8.3Hz), 10.00 (1H, s)
MS (ESI, m/z) : 413 (M+H)
化合物110
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:2.10-2.45 (2H, m), 3.45-3.95 (4H, m), 5.20-5.35 (1H, m), 7.25-7.45 (4H, m), 7.50-7.60 (1H, m), 7.90 (1H, brs), 8.26 (1H, brs), 8.40-8.50 (1H, m), 8.75-8.85 (1H, m), 9.75-9.90 (1H, m)
MS (ESI, m/z) : 435 (M+H)
化合物111
MS (ESI, m/z) : 400 (M+H)
化合物112
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.40-1.65 (6H, m), 1.95-2.20 (2H, m), 2.57 (3H, s), 3.40-3.70 (9H, m), 7.27 (1H, d, J=8.1Hz), 7.81 (1H, s), 8.12 (1H, s), 8.71 (1H, d, J=8.1Hz), 9.77 (1H, s)
MS (ESI, m/z) : 400 (M+H)
化合物113
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.35-1.65 (8H, m), 1.65-1.90 (2H, m), 2.57 (3H, s), 2.75-2.85 (1H, m), 2.90-3.10 (2H, m), 3.35-3.55 (4H, m), 3.90-4.05 (2H, m), 7.26 (1H, d, J=8.1 Hz), 7.82 (1H, s), 8.14 (1H, s), 8.61 (1H, d, J=8.1Hz), 10.00 (1H, s)
MS (ESI, m/z) : 414 (M+H)
化合物114
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:0.75-1.00 (6H, m), 1.20-1.90 (10H, m), 2.57 (3H, s), 2.75-3.20 (3H, m), 3.40-4.10 (3H, m), 7.27 (1H, d, J=8.1Hz), 7.82 (1H, brs), 8.13 (1H, brs), 8.55-8.70 (1H, m), 9.95-10.10 (1H, m)
化合物115
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:0.70-1.90 (12H, m), 2.57 (3H, s), 2.80-3.20 (2H, m), 3.45-4.20 (3H, m), 7.15-7.40 (1H, m), 7.82 (1H, brs), 8.13 (1H, brs), 8.50-8.70 (1H, m), 9.90-10.10 (1H, m)
MS (ESI, m/z) : 456 (M+H)
化合物116
MS (ESI, m/z) : 513 (M+H)
化合物117
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:2.00-2.25 (2H, m), 2.57 (3H, s), 2.90-3.05 (4H, m), 3.40-3.75 (9H, m), 6.95-7.30 (3H, m), 7.27 (1H, d, J=8.1 Hz), 7.81 (1H, s), 8.13 (1H, s), 8.72 (1H, d, J=8.1Hz), 9.78 (1H, s)
MS (ESI, m/z) : 513 (M+H)
化合物118
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.50-1.95 (4H, m), 2.57 (3H, s), 2.80-3.15 (7H, m), 3.55-3.80 (4H, m), 3.90-4.10 (2H, m), 6.95-7.35 (3H, m), 7.26 (1H, d, J=8.1Hz), 7.83 (1H, s), 8.14 (1H, s), 8.61 (1H, d, J=8.1Hz), 10.01 (1H, s)
MS (ESI, m/z) : 527 (M+H)
化合物119
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:0.15-0.25 (1H, m), 0.70-0.80 (1H, m), 1.55-1.75 (2H, m), 3.40-3.65 (4H, m), 7.35-7.45 (1H, m), 7.91 (1H, brs), 8.28 (1H, brs), 8.40-8.50 (1H, m), 8.80-8.85 (1H, m), 9.76 (1H, s)
化合物120
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:0.15-0.25 (1H, m), 0.70-0.80 (1H, m), 1.55-1.75 (2H, m), 2.56 (3H, s), 3.40-3.65 (4H, m), 7.26 (1H, d, J=8.2Hz), 7.84 (1H, brs), 8.15 (1H, brs), 8.70 (1H, d, J=8.2Hz), 9.77 (1H, s)
化合物121
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.65-1.80 (2H, m), 2.10-2.30 (2H, m), 2.57 (3H, s), 2.90-3.10 (2H, m), 3.35-3.50 (2H, m), 3.50-3.65 (2H, m), 7.28 (1H, d, J=8.2Hz), 7.83 (1H, brs), 8.16 (1H, brs), 8.76 (1H, d, J=8.2Hz), 9.91 (1H, s)
化合物122
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.20-1.60 (10H, m), 1.60-2.00 (2H, m), 3.25 (2H, s), 3.40-3.60 (2H, m), 7.35-7.45 (1H, m), 7.89 (1H, brs), 8.28 (1H, brs), 8.40-8.50 (1H, m), 8.80-8.90 (1H, m), 9.77 (1H, s)
MS (ESI, m/z) : 343 (M+H)
化合物123
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:0.90-1.35 (7H, m), 1.50-1.80 (5H, m), 2.50-2.65 (1H, m), 2.85-3.05 (1H, m), 3.85-4.15 (2H, m), 7.35-7.45 (1H, m), 7.90 (1H, brs), 8.26 (1H, brs), 8.40-8.50 (1H, m), 8.70-8.80 (1H, m), 10.00 (1H, s)
化合物124
MS (ESI, m/z) : 343 (M+H)
化合物125
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:2.57(3H, s), 2.85-3.00(2H, m), 3.75-3.90(2H, m), 4.62(2H, s), 6.90-7.00(1H, m), 7.27(1H, d, J=8.1Hz), 7.30-7.40(1H, m), 7.85(1H, brs), 8,18(1H, brs), 8.59(1H, d, J=8.1Hz), 10.08(1H, brs)
MS (ESI, m/z) : 357 (M+H)
化合物126
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:2.15-2.40 (2H, m), 2.57 (3H, s), 3.27 (3H, s), 3.40-3.90 (4H, m), 5.37 (1H, brs), 7.28 (1H, d, J=7.8Hz), 7.84 (1H, brs), 8.15 (1H, brs), 8.69 (1H, d, J=7.8Hz), 9.82 (1H, s)
化合物127
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:2.10-2.45 (2H, m), 3.28 (3H, s), 3.40-3.90 (4H, m), 5.30-5.50 (1H, m), 7.35-7.50 (1H, m), 7.91 (1H, brs), 8.28 (1H, brs), 8.40-8.55 (1H, m), 8.75-8.90 (1H, m), 9.81 (1H, s)
MS (ESI, m/z) : 369 (M+H)
化合物128
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.18 (3H, t, J=7.1Hz), 1.45-1.80 (3H, m), 1.90-2.00 (1H, m), 2.55-2.65 (1H, m), 2.57 (3H, s), 3.15-3.35 (2H, m), 3.60-3.75 (1H, m), 3.95-4.05 (1H, m), 4.09 (2H, q, J=7.1Hz), 7.20-7.30 (1H, m), 7.82 (1H, brs), 8.14 (1H, brs), 8.55-8.65 (1H, m), 10.02 (1H, brs)
化合物129
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.18 (3H, t, J=7.1Hz), 1.45-1.80 (3H, m), 1.90-2.00 (1H, m), 2.55-2.65 (1H, m), 2.57 (3H, s), 3.15-3.35 (2H, m), 3.60-3.75 (1H, m), 3.95-4.05 (1H, m), 4.09 (2H, q, J=7.1Hz), 7.20-7.30 (1H, m), 7.82 (1H, brs), 8.14 (1H, brs), 8.55-8.65 (1H, m), 10.02 (1H, brs)
化合物130
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.21 (3H, t, J=7.2Hz), 2.57 (3H, s), 3.30-3.45 (2H, m), 3.55-3.70 (2H, m), 3.85-4.05 (2H, m), 4.10-4.25 (2H, m), 4.25-4.40 (1H, m), 7.28 (1H, d, J=8.2Hz), 7.86 (1H, brs), 8.17 (1H, brs), 8.61 (1H, d, J=8.2Hz), 10.04 (1H, s)
化合物131
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.45-1.60 (1H, m), 1.65-1.80 (2H, m), 1.90-2.05 (1H, m), 2.65-2.75 (1H, m), 3.20-3.40 (2H, m), 3.60-3.75 (1H, m), 4.00-4.10 (1H, m), 5.13 (2H, s), 7.25-7.45 (6H, m), 7.89 (1H, brs), 8.26 (1H, brs), 8.40-8.50 (1H, m), 8.65-8.75 (1H, m), 10.00 (1H, s)
MS (ESI, m/z) : 423 (M+H)
化合物132
(ESI, m/z) : 437 (M+H)
実施例7
6−メチル−3−{[(R)−3−(4−フェノキシピペリジン−1−イル)ピロリジン−1−カルボニル]アミノ}フロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミド(化合物133)
3−[((S)−3−メタンスルホニルオキシピロリジン−1−カルボニル)アミノ]−6−メチルフロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミド(52mg)の1−メチル−2−ピロリドン(0.5mL)溶液に、4−フェノキシピペリジン(49mg)を加え、90℃にて一晩撹拌した。反応混合物に水(3mL)と炭酸ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルにて抽出した。有機層を、飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。得られた残渣をアミノプロピルシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=3/1〜0/1)にて精製し、表題化合物(23mg)を得た。構造式を表17に示した。
H-NMR(CDCl)δ ppm:1.75-2.10 (5H, m), 2.15-2.55 (3H, m), 2.64 (3H, s), 2.70-3.10 (3H, m), 3.25-4.05 (4H, m), 4.30-4.45 (1H, m), 5.71 (1H, brs), 6.43 (1H, brs), 6.85-7.00 (3H, m), 7.10-7.35 (3H, m), 8.85-8.95 (1H, m), 9.55 (1H, brs)
3−[((S)−3−メタンスルホニルオキシピロリジン−1−カルボニル)アミノ]−6−メチルフロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミドおよび4−フェノキシピペリジンの代わりに、対応するスルホナートおよびアミンを用い、実施例7と同様の方法により、化合物134〜155を合成した。これらを表17に示した。
化合物134〜155の物性値を以下に示した。
化合物134
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:0.86 (9H, s), 1.65-2.15 (2H, m), 2.20-2.40 (2H, m), 2.57 (3H, s), 3.10-3.70 (5H, m), 7.20-7.35 (1H, m), 7.79 (1H, brs), 8.11 (1H, brs), 8.65-8.80 (1H, m), 9.75 (1H, s)
MS (ESI, m/z) : 374 (M+H)
化合物135
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:0.10-0.30 (2H, m), 0.30-0.50 (2H, m), 1.70-2.20 (3H, m), 2.57 (3H, s), 3.15-3.70 (5H, m), 7.20-7.35 (1H, m), 7.80 (1H, brs), 8.11 (1H, brs), 8.70-8.80 (1H, m), 9.74 (1H, s)
MS (ESI, m/z) : 344 (M+H)
化合物136
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:0.05-0.20 (2H, m), 0.30-0.50 (2H, m), 0.75-0.95 (1H, m), 1.60-1.95 (1H, m), 1.95-2.15 (1H, m), 2.30-2.50 (2H, m), 2.57 (3H, s), 3.10-3.70 (5H, m), 7.20-7.35 (1H, m), 7.83 (1H, brs), 8.14 (1H, brs), 8.65-8.80 (1H, m), 9.75 (1H, s)
MS (ESI, m/z) : 358(M+H)
化合物137
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:0.75-3.70 (24H, m), 7.20-7.30 (1H, m), 7.80 (1H, brs), 8.11 (1H, brs), 8.65-8.80 (1H, m), 9.70-9.80 (1H, m)
MS (ESI, m/z) : 400 (M+H)
化合物138
MS (ESI, m/z) : 394 (M+H)
化合物139
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.70-2.20 (2H, m), 2.57 (3H, s), 3.20-3.80 (7H, m), 7.15-7.45 (6H, m), 7.80 (1H, brs), 8.11 (1H, brs), 8.65-8.80 (1H, m), 9.74 (1H, s)
MS (ESI, m/z) : 394 (M+H)
化合物140
MS (ESI, m/z) : 408 (M+H)
化合物141
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.60-2.25 (3H, m), 2.57 (3H, s), 2.65-2.90 (4H, m), 3.10-3.70 (5H, m), 7.10-7.35 (6H, m), 7.80 (1H, brs), 8.11 (1H, brs), 8.65-8.80 (1H, m), 9.74 (1H, s)
MS (ESI, m/z) : 408 (M+H)
化合物142
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.70-1.95 (1H, m), 2.05-2.25 (1H, m), 2.50-2.85 (11H, m), 2.95-3.45 (3H, m), 3.50-3.80 (2H, m), 7.20-7.35 (1H, m), 7.81 (1H, brs), 8.13 (1H, brs), 8.65-8.80 (1H, m), 9.78 (1H, s)
MS (ESI, m/z) : 390 (M+H)
化合物143
MS (ESI, m/z) : 386 (M+H)
化合物144
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.30-1.60 (4H, m), 1.65-1.90 (1H, m), 2.00-2.75 (10H, m), 2.75-3.00 (1H, m), 3.00-3.20 (1H, m), 3.20-3.50 (1H, m), 3.50-3.80 (2H, m), 4.14 (1H, s), 7.10-7.35 (6H, m), 7.79 (1H, brs), 8.12 (1H, brs), 8.65-8.80 (1H, m), 9.76 (1H, s)
MS (ESI, m/z) : 478 (M+H)
化合物145
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.50-1.70 (2H, m), 1.70-2.00 (3H, m), 2.05-2.35 (3H, m), 2.80-3.10 (3H, m), 3.10-3.50 (3H, m), 3.50-3.85 (2H, m), 7.35-7.45 (1H, m), 7.45-7.60 (2H, m), 7.60-7.70 (1H, m), 7.80-8.05 (3H, m), 8.25 (1H, brs), 8.40-8.50 (1H, m), 8.80-8.90 (1H, m), 9.78 (1H, s)
MS (ESI, m/z) : 462 (M+H)
化合物146
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.50-1.70 (2H, m), 1.70-1.95 (3H, m), 2.05-2.35 (3H, m), 2.57 (3H, s), 2.80-3.25 (4H, m), 3.25-3.50 (2H, m), 3.55-3.80 (2H, m), 7.20-7.35 (1H, m), 7.50-7.60 (2H, m), 7.60-7.70 (1H, m), 7.83 (1H, brs), 7.90-8.05 (2H, m), 8.16 (1H, brs), 8.65-8.80 (1H, m), 9.80 (1H, s)
MS (ESI, m/z) : 476 (M+H)
化合物147
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.55-2.00 (5H, m), 2.00-2.30 (3H, m), 2.40-3.85 (8H, m), 7.10-7.50 (6H, m), 7.88 (1H, brs), 8.26 (1H, brs), 8.40-8.55 (1H, m), 8.75-8.90 (1H, m), 9.80 (1H, brs)
MS (ESI, m/z) : 434 (M+H)
化合物148
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.50-2.30 (8H, m), 2.40-3.85 (11H, m), 7.10-7.40 (6H, m), 7.84 (1H, brs), 8.17 (1H, brs), 8.65-8.80 (1H, m), 9.82 (1H, s)
MS (ESI, m/z) : 448 (M+H)
化合物149
MS (ESI, m/z): 509 (M+H)
化合物150
MS (ESI, m/z): 523 (M+H)
化合物151
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.10-1.35 (2H, m), 1.40-1.65 (3H, m), 1.65-2.30 (4H, m), 2.40-2.65 (5H, m), 2.65-3.00 (3H, m), 3.00-3.25 (1H, m), 3.25-3.50 (1H, m), 3.50-3.80 (2H, m), 7.10-7.35 (6H, m), 7.80 (1H, brs), 8.12 (1H, brs), 8.65-8.80 (1H, m), 9.77 (1H, s)
MS (ESI, m/z) : 462 (M+H)
化合物152
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.00-1.35 (2H, m), 1.35-1.65 (3H, m), 1.65-2.30 (4H, m), 2.40-2.60 (2H, m), 2.65-3.00 (3H, m), 3.00-3.25 (1H, m), 3.25-3.50 (1H, m), 3.50-3.80 (2H, m), 7.00-7.30 (4H, m), 7.30-7.50 (1H, m), 7.87 (1H, brs), 8.25 (1H, brs), 8.40-8.55 (1H, m), 8.75-8.90 (1H, m), 9.76 (1H, s)
MS (ESI, m/z) : 466 (M+H)
化合物153
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.80-2.05 (1H, m), 2.15-2.40 (1H, m), 2.60-2.95 (4H, m), 3.00-3.95 (7H, m), 7.00-7.20 (4H, m), 7.35-7.45 (1H, m), 7.89 (1H, brs), 8.26 (1H, brs), 8.40-8.55 (1H, m), 8.75-8.90 (1H, m), 9.79 (1H, s)
MS (ESI, m/z) : 406 (M+H)
化合物154
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.80-2.10 (1H, m), 2.10-2.40 (1H, m), 2.57 (3H, s), 2.60-2.90 (4H, m), 3.00-3.90 (7H, m), 7.00-7.20 (4H, m), 7.20-7.35 (1H, m), 7.81 (1H, brs), 8.13 (1H, brs), 8.65-8.80 (1H, m), 9.80 (1H, s)
MS (ESI, m/z) : 420 (M+H)
化合物155
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.75-2.05 (1H, m), 2.10-2.40 (1H, m), 2.57 (3H, s), 2.70-2.90 (4H, m), 3.00-3.70 (6H, m), 3.70-3.90 (1H, m), 6.82 (1H, d, J=5.2Hz), 7.20-7.35 (2H, m), 7.84 (1H, brs), 8.16 (1H, brs), 8.72 (1H, d, J=8.3Hz), 9.80 (1H, s)
MS (ESI, m/z) : 426 (M+H)
実施例8
3−[((S)−3−カルボキシピペリジン−1−カルボニル)アミノ]−6−メチルフロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミド(化合物156)
3−[((S)−3−エトキシカルボニルピペリジン−1−カルボニル)アミノ]−6−メチルフロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミド(140mg)をエタノール(0.6mL)に懸濁し、2mol/L水酸化ナトリウム水溶液(0.6mL)を加え、50℃にて30分撹拌した。反応混合物に1mol/L塩酸(1.2mL)を加え、析出物を濾取して表題化合物(121mg)を得た。構造式を表18に示した。
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.45-1.80 (3H, m), 1.90-2.05 (1H, m), 2.40-2.55 (1H, m), 2.57 (3H, s), 3.05-3.25 (2H, m), 3.70-3.80 (1H, m), 4.00-4.10 (1H, m), 7.20-7.30 (1H, m), 7.82 (1H, brs), 8.13 (1H, brs), 8.55-8.65 (1H, m), 10.03 (1H, brs), 12.43 (1H, brs)
実施例9
3−[(3−カルボキシピペリジン−1−カルボニル)アミノ]フロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミド(化合物157)
3−[(3−ベンジルオキシカルボニルピペリジン−1−カルボニル)アミノ]フロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミド(100mg)のテトラヒドロフラン(50mL)溶液に10%パラジウム炭素粉末(50%含水、10mg)を加え、室温にて水素雰囲気下一晩撹拌した。反応混合物に酢酸エチル、エタノール、水を加えた。不溶物を濾別後、濾液を減圧下濃縮して表題化合物(67mg)を得た。構造式を表18に示した。
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.40-1.80 (3H, m), 1.90-2.05 (1H, m), 3.05-3.25 (2H, m), 3.70-3.85 (1H, m), 3.95-4.15 (1H, m), 7.35-7.45 (1H, m), 7.88 (1H, brs), 8.25 (1H, brs), 8.40-8.50 (1H, m), 8.70-8.80 (1H, m), 10.01 (1H, s), 12.44 (1H, brs)
3−[((S)−3−エトキシカルボニルピペリジン−1−カルボニル)アミノ]−6−メチルフロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミドまたは3−[(3−ベンジルオキシカルボニルピペリジン−1−カルボニル)アミノ]フロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミドの代わりに対応するエステルを用い、実施例8または9と同様の方法により、化合物158〜160を合成した。これらを表18に示した。
化合物158〜160の物性値を以下に示した。
化合物158
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.45-1.80 (3H, m), 1.90-2.05 (1H, m), 2.40-2.55 (1H, m), 2.57 (3H, s), 3.05-3.25 (2H, m), 3.70-3.80 (1H, m), 4.00-4.10 (1H, m), 7.20-7.30 (1H, m), 7.82 (1H, brs), 8.13 (1H, brs), 8.55-8.65 (1H, m), 10.03 (1H, brs), 12.43 (1H, brs)
化合物159
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.45-1.80 (3H, m), 1.90-2.05 (1H, m), 2.40-2.55 (1H, m), 2.57 (3H, s), 3.05-3.25 (2H, m), 3.70-3.80 (1H, m), 4.00-4.10 (1H, m), 7.20-7.30 (1H, m), 7.82 (1H, brs), 8.13 (1H, brs), 8.55-8.65 (1H, m), 10.03 (1H, brs), 12.43 (1H, brs)
化合物160
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:2.57 (3H, s), 3.20-3.45 (2H, m), 3.55-3.70 (2H, m), 3.85-4.05 (2H, m), 4.15-4.30 (1H, m), 7.28 (1H, d, J=8.2Hz), 7.86 (1H, brs), 8.17 (1H, brs), 8.62 (1H, d, J=8.2Hz), 10.06 (1H, s), 13.04 (1H, brs)
実施例10
3−{[3−(ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロール−2−カルボニル)ピペリジン−1−カルボニル]アミノ}−6−メチルフロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミド(化合物161)
3−[((S)−3−カルボキシピペリジン−1−カルボニル)アミノ]−6−メチルフロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミド (30mg)、3−アザビシクロ[3.3.0]オクタン塩酸塩(13mg)、(3−ジメチルアミノプロピル)エチルカルボジイミド塩酸塩(18mg)、 1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(14mg)、およびトリエチルアミン(0.012mL)のN,N−ジメチルホルムアミド(1mL)溶液を室温にて1時間撹拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)にて精製し、表題化合物(37mg)を得た。構造式を表19に示した。
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.30-2.00 (10H, m), 2.50-2.75 (2H, m), 2.57 (3H, s), 2.90-3.20 (3H, m), 3.40-3.80 (2H, m), 3.90-4.10 (2H, m), 7.20-7.35 (1H, m), 7.82 (1H, brs), 8.14 (1H, brs), 8.55-8.70 (1H, m), 10.00 (1H, s)
MS (ESI, m/z) : 440 (M+H)
3−[((S)−3−カルボキシピペリジン−1−カルボニル)アミノ]−6−メチルフロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミドおよび3−アザビシクロ[3.3.0]オクタン塩酸塩の代わりに、対応するカルボン酸およびアミン塩酸塩またはアミンを用い、実施例10と同様の方法により、化合物162〜251を合成した。これらを表19に示した。
化合物162〜251の物性値を以下に示した。
化合物162
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.25 (9H, s), 1.30-1.90 (4H, m), 2.20-2.45 (1H, m), 2.57 (3H, s), 2.80-3.10 (2H, m), 3.80-4.10 (2H, m), 7.27 (1H, d, J=8.1Hz), 7.47 (1H, s), 7.84 (1H, brs), 8.14 (1H, brs), 8.62 (1H, d, J=8.1Hz), 10.00 (1H, s)
化合物163
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.29 (9H, s), 2.57 (3H, s), 2.90-3.25 (2H, m), 3.50-4.15 (5H, m), 7.03 (1H, s), 7.29 (1H, d, J=8.1Hz), 7.87 (1H, brs), 8.20 (1H, brs), 8.61 (1H, d, J=8.1Hz), 10.04 (1H, s)
化合物164
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.00-2.00 (6H, m), 2.57 (3H, s), 2.80-3.10 (2H, m), 7.20-7.40 (1H, m), 7.70-7.90 (1H, m), 8.50-8.70 (1H, m), 9.90-10.10 (1H, m)
化合物165
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.35-1.90 (8H, m), 2.57 (3H, s), 2.90-3.25 (2H, m), 3.50-3.70 (1H, m), 3.70-3.85 (1H, m), 3.85-4.15 (4H, m), 7.20-7.35 (1H, m), 7.65-7.80 (1H, m), 7.87 (1H, brs), 8.19 (1H, brs), 8.55-8.65 (1H, m), 10.03 (1H, s)
化合物166
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:0.10-0.20 (2H, m), 0.30-0.45 (2H, m), 0.80-0.95 (1H, m), 1.35-1.95 (4H, m), 2.30-2.45 (1H, m), 2.57 (3H, s), 2.90-3.10 (4H, m), 3.80-4.10 (2H, m), 7.27 (1H, d, J=8.1Hz), 7.85 (1H, brs), 7.95-8.05 (1H, m), 8.18 (1H, brs), 8.62 (1H, d, J=8.1 Hz), 10.02 (1H, s)
化合物167
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.35-1.70 (14H, m), 1.70-1.80 (1H, m), 1.80-1.95 (4H, m), 2.35-2.50 (1H, m), 2.57 (3H, s), 2.65-2.90 (2H, m), 2.90-3.10 (2H, m), 3.80-4.05 (2H, m), 7.27 (1H, d, J=8.1Hz), 7.70-7.80 (1H, m), 7.83 (1H, brs), 8.17 (1H, brs), 8.62 (1H, d, J=8.1Hz), 10.03 (1H, s)
化合物168
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.40-2.10 (4H, m), 2.57 (3H, s), 2.90-3.20 (2H, m), 3.90-4.20 (2H, m), 7.00-7.10 (1H, m), 7.20-7.40 (3H, m), 7.50-7.70 (2H, m), 7.87 (1H, brs), 8.19 (1H, brs), 8.55-8.70 (1H, m), 9.95-10.15 (2H, m)
化合物169
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.40-2.00 (4H, m), 2.57 (3H, s), 2.90-3.20 (2H, m), 3.80-4.15 (2H, m), 4.28 (2H, d, J=5.4Hz), 7.10-7.40 (5H, m), 7.86 (1H, brs), 8.18 (1H, brs), 8.40-8.55 (1H, m), 8.62 (1H, d, J=8.1Hz), 10.04 (1H, s)
化合物170
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.30-2.00 (4H, m), 2.57 (3H, s), 2.90-3.20 (2H, m), 3.80-4.10 (2H, m), 4.27 (2H, d, J=5.4Hz), 6.10-6.50 (2H, m), 7.27 (1H, d, J=8.1Hz), 7.57 (1H, s), 7.83 (1H, brs), 8.14 (1H, brs), 8.35-8.45 (1H, m), 8.61 (1H, d, J=8.1Hz), 10.01 (1H, s)
化合物171
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.34 (9H, s), 1.45-1.95 (4H, m), 2.57 (3H, s), 2.70-2.85 (1H, m), 2.90-3.05 (1H, m), 2.93 (3H, s), 3.80-4.10 (2H, m), 7.26 (1H, d, J=8.1Hz), 7.83 (1H, brs), 8.13 (1H, brs), 8.55-8.70 (1H, m), 9.95-10.05 (1H, m)
化合物172
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.00-1.35 (12H, m), 1.50-1.90 (4H, m), 2.57 (3H, s), 2.65-3.10 (3H, m), 3.80-4.20 (4H, m), 7.27 (1H, d, J=8.1Hz), 7.82 (1H, brs), 8.13 (1H, brs), 8.60 (1H, d, J=8.1Hz), 9.99 (1H, s)
化合物173
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.00-1.35 (12H, m), 1.50-1.90 (4H, m), 2.57 (3H, s), 2.65-3.10 (3H, m), 3.80-4.20 (4H, m), 7.27 (1H, d, J=8.1Hz), 7.82 (1H, brs), 8.13 (1H, brs), 8.60 (1H, d, J=8.1Hz), 9.99 (1H, s)
化合物174
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:0.80-1.90 (20H, m), 2.57 (3H, s), 2.70-3.30 (3H, m), 3.80-4.20 (2H, m), 7.27 (1H, d, J=8.1Hz), 7.82 (1H, brs), 8.13 (1H, brs), 8.55-8.70 (1H, m), 9.90-10.10 (1H, m)
MS (ESI, m/z) : 456 (M+H)
化合物175
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.00-2.30 (7H, m), 2.57 (3H, s), 2.80-3.10 (2H, m), 3.70-4.30 (6H, m), 7.27 (1H, d, J=8.2Hz), 7.84 (1H, brs), 8.15 (1H, brs), 8.61 (1H, d, J=8.2Hz), 9.99 (1H, s)
化合物176
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.40-1.95 (9H, m), 2.57 (3H, s), 2.90-3.10 (2H, m), 3.40-3.60 (2H, m), 3.90-4.15 (2H, m), 7.20-7.40 (1H, m), 7.83 (1H, brs), 8.14 (1H, brs), 8.61 (1H, d, J=8.1Hz), 9.90-10.10 (1H, m)
化合物177
MS (ESI, m/z) : 414 (M+H)
化合物178
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.35-1.65 (8H, m), 1.65-1.90 (2H, m), 2.57 (3H, s), 2.75-2.85 (1H, m), 2.90-3.10 (2H, m), 3.35-3.55 (4H, m), 3.90-4.05 (2H, m), 7.26 (1H, d, J=8.1 Hz), 7.82 (1H, s), 8.14 (1H, s), 8.61 (1H, d, J=8.1Hz), 10.00 (1H, s)
MS (ESI, m/z) : 414 (M+H)
化合物179
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.45-1.95 (4H, m), 2.30-2.50 (1H, m), 2.57 (3H, s), 2.70-3.10 (3H, m), 3.40-3.70 (7H, m), 3.85-4.10 (2H, m), 7.27 (1H, d, J=8.1Hz), 7.70-8.30 (2H, m), 8.61 (1H, d, J=8.1Hz), 10.02 (1H, s)
化合物180
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.30-1.70 (6H, m), 2.50-2.65 (3H, m), 3.05-3.95 (10H, m), 4.25-4.40 (1H, m), 7.20-7.35 (1H, m), 7.85 (1H, brs), 8.17 (1H, brs), 8.55-8.70 (1H, m), 9.95-10.10 (1H, m)
化合物181
H-NMR(CDCl)δ ppm:2.64 (3H, s), 3.30-4.30 (15H, m), 6.22 (1H, brs), 6.66 (1H, brs), 7.15 (1H, d, J=8.2Hz), 8.75 (1H, d, J=8.2Hz), 9.95 (1H, s)
化合物182
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.40-2.00 (4H, m), 2.57 (3H, s), 2.60-3.20 (4H, m), 3.50-4.20 (4H, m), 4.30-4.80 (2H, m), 7.27 (1H, d, J=8.1Hz), 7.83 (1H, brs), 8.14 (1H, brs), 8.50-8.70 (1H, m), 9.90-10.10 (1H, m)
化合物183
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.40-1.90 (12H, m), 2.57 (3H, s), 2.70-3.10 (3H, m), 3.25-3.60 (4H, m), 3.90-4.10 (2H, m), 7.27 (1H, d, J=8.1Hz), 7.82 (1H, brs), 8.14 (1H, brs), 8.62 (1H, d, J=8.1Hz), 10.02 (1H, s)
化合物184
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.40-1.80 (8H, m), 2.57 (3H, s), 3.10-4.00 (10H, m), 4.25-4.40 (1H, m), 7.28 (1H, d, J=8.2Hz), 7.86 (1H, brs), 8.18 (1H, brs), 8.62 (1H, d, J=8.2Hz), 10.01 (1H, s)
化合物185
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.50-1.90 (4H, m), 2.57 (3H, s), 2.75-3.15 (4H, m), 3.65-4.10 (6H, m), 7.28 (1H, d, J=8.1Hz), 7.86 (1H, brs), 8.18 (1H, brs), 8.61 (1H, d, J=8.1Hz), 9.95-10.05 (1H, m)
化合物186
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.40-1.80 (4H, m), 1.90-2.00 (1H, m), 2.57 (3H, s), 2.90-3.10 (2H, m), 3.85-4.15 (4H, m), 4.35-4.55 (2H, m), 7.20-7.35 (1H, m), 7.84 (1H, brs), 8.18 (1H, brs), 8.55-8.65 (1H, m), 9.90-10.05 (1H, brs)
化合物187
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.40-2.00 (5H, m), 2.57 (3H, s), 2.95-3.40 (2H, m), 3.85-4.60 (4H, m), 7.20-7.35 (1H, m), 7.86 (1H, brs), 8.18 (1H, brs), 8.55-8.65 (1H, m), 9.95-10.05 (1H, m)
化合物188
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:0.95-2.70 (6H, m), 2.57 (3H, s), 2.90-4.50 (4H, m), 7.20-8.70 (4H, m), 9.90-10.10 (1H, m)
化合物189
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.40-2.15 (9H, m), 2.57 (3H, s), 2.85-3.10 (2H, m), 3.80-4.30 (3H, m), 7.20-7.35 (1H, m), 7.85 (1H, brs), 8.17 (1H, brs), 8.50-8.70 (1H, m), 9.95-10.10 (1H, m)
化合物190
H-NMR(CDCl)δ ppm:1.05-1.15 (3H, m), 1.40-2.70 (8H, m), 2.65 (3H, s), 2.90-3.20 (3H, m), 3.30-3.85 (3H, m), 4.05-4.40 (2H, m), 5.65 (1H, brs), 6.42 (1H, brs), 7.10-7.20 (1H, m), 8.70-8.80 (1H, m), 9.70-9.85 (1H, m)
化合物191
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.00-1.80 (15H, m), 2.57 (3H, s), 2.70-3.20 (3H, m), 3.80-4.40 (3H, m), 7.20-7.40 (1H, m), 7.85 (1H, brs), 8.16 (1H, brs), 8.50-8.70 (1H, m), 9.90-10.10 (1H, m)
化合物192
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:0.80-0.95 (3H, m), 1.05-1.90 (10H, m), 2.57 (3H, s), 2.70-3.10 (3H, m), 3.70-4.40 (4H, m), 7.20-7.35 (1H, m), 7.85 (1H, brs), 8.17 (1H, brs), 8.50-8.70 (1H, m), 9.90-10.10(1H, m)
化合物193
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:0.80-1.15 (5H, m), 1.45-1.90 (7H, m), 2.57 (3H, s), 2.75-3.10 (4H, m), 3.85-4.10 (3H, m), 4.30-4.45 (1H, m), 7.25-7.30 (1H, m), 7.84 (1H, brs), 8.17 (1H, brs), 8.55-8.65 (1H, m), 9.95-10.05 (1H, m)
化合物194
MS (ESI, m/z) : 430 (M+H)
化合物195
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:0.70-1.80 (8H, m), 2.30-3.50 (7H, m), 3.55-4.00 (5H, m), 4.25-4.40 (2H, m), 7.25-7.35 (1H, m), 7.85 (1H, brs), 8.18 (1H, brs), 8.55-8.70 (1H, m), 9.95-10.10 (1H, m)
化合物196
MS (ESI, m/z) : 430 (M+H)
化合物197
MS (ESI, m/z) : 430 (M+H)
化合物198
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.50-1.65 (2H, m), 1.65-1.90 (2H, m), 2.15-2.45 (4H, m), 2.18 (3H, s), 2.57 (3H, s), 2.70-3.10 (3H, m), 3.35-3.60 (4H, m), 3.90-4.20 (2H, m), 7.28 (1H, d, J=8.1Hz), 7.85 (1H, brs), 8.17 (1H, brs), 8.61 (1H, d, J=8.1Hz), 10.01 (1H, s)
化合物199
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:0.50-2.00 (14H, m), 2.57 (3H, s), 2.60-3.20 (3H, m), 3.80-4.10 (2H, m), 7.27 (1H, d, J=8.1Hz), 7.82 (1H, brs), 8.13 (1H, brs), 8.50-8.70 (1H, m), 9.90-10.10 (1H, m)
MS (ESI, m/z) : 442 (M+H)
化合物200
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:0.83 (9H, s), 0.85-1.30 (3H, m), 1.45-1.95 (6H, m), 2.57 (3H, s), 2.70-3.20 (4H, m), 3.80-4.15 (3H, m), 4.40-4.60 (1H, m), 7.27 (1H, d, J=8.1Hz), 7.70-7.90 (1H, m), 8.13 (1H, brs), 8.55-8.70 (1H, m), 9.90-10.10 (1H, m)
化合物201
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.00-1.10 (6H, m), 1.45-1.95 (7H, m), 2.57 (3H, s), 2.90-3.10 (2H, m), 3.20-3.45 (3H, m), 3.50-3.70 (1H, m), 3.90-4.10 (2H, m), 7.25-7.35 (1H, m), 7.84 (1H, brs), 8.17 (1H, brs), 8.55-8.65 (1H, m), 9.95-10.05 (1H, m)
化合物202
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:0.80-0.95 (6H, m), 1.30-1.95 (7H, m), 2.57 (3H, s), 2.75-3.60 (8H, m), 3.85-4.10 (2H, m), 7.25-7.35 (1H, m), 7.80-7.95 (1H, m), 8.10-8.25 (1H, m), 8.55-8.70 (1H, m), 9.95-10.05 (1H, m)
化合物203
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.25-1.35 (6H, m), 1.45-1.90 (4H, m), 2.57 (3H, s), 2.70-3.10 (3H, m), 3.40-4.10 (6H, m), 7.27 (1H, d, J=8.1Hz), 7.83 (1H, brs), 8.16 (1H, brs), 8.61 (1H, d, J=8.1Hz), 10.00 (1H, s)
化合物204
MS (ESI, m/z): 444 (M+H)
化合物205
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.00-1.95 (15H, m), 2.57 (3H, s), 2.60-3.20 (4H, m), 3.80-4.10 (2H, m), 7.27 (1H, d, J=8.1Hz), 7.83 (1H, brs), 8.13 (1H, brs), 8.50-8.70 (1H, m), 10.01 (1H, s)
化合物206
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:0.80-0.95 (6H, m), 1.20-2.05 (9H, m), 2.57 (3H, s), 2.70-3.20 (3H, m), 3.80-4.10 (3H, m), 4.30-4.50 (1H, m), 7.27 (1H, d, J=8.1Hz), 7.82 (1H, brs), 8.14 (1H, brs), 8.55-8.70 (1H, m), 9.95-10.10 (1H, m)
化合物207
MS (ESI, m/z): 444 (M+H)
化合物208
MS (ESI, m/z): 444 (M+H)
化合物209
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:0.75-0.90 (6H, m), 0.95-1.05 (3H, m), 1.40-2.00 (5H, m), 2.57 (3H, s), 2.80-4.10 (9H, m), 7.25-7.35 (1H, m), 7.75-7.95 (1H, m), 8.10-8.20 (1H, m), 8.55-8.65 (1H, m), 9.95-10.05 (1H, m)
化合物210
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:0.85-0.95 (12H, m), 1.40-1.95 (5H, m), 2.57 (3H, s), 2.90-3.60 (6H, m), 3.85-4.10 (2H, m), 7.25-7.35 (1H, m), 7.82 (1H, brs), 8.17 (1H, brs), 8.55-8.65 (1H, m), 10.01 (1H, brs)
化合物211
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.10-1.95 (9H, m), 2.57 (3H, s), 2.75-3.15 (4H, m), 3.85-4.20 (3H, m), 4.45-4.55 (1H, m), 7.27 (1H, d, J=8.1Hz), 7.81 (1H, brs), 8.14 (1H, brs), 8.55-8.70 (1H, m), 9.90-10.10 (1H, m)
化合物212
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:0.80-1.40 (9H, m), 1.45-1.90 (12H, m), 2.57 (3H, s), 2.70-3.10 (4H, m), 3.80-4.10 (3H, m), 4.40-4.55 (1H, m), 7.27 (1H, d, J=8.1Hz), 7.81 (1H, brs), 8.14 (1H, brs), 8.50-8.70 (1H, m), 9.90-10.10 (1H, m)
化合物213
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.10-2.10 (6H, m), 2.57 (3H, s), 2.85-3.10 (3H, m), 3.45-3.75 (2H, m), 3.90-4.40 (3H, m), 4.70-5.10 (1H, m), 7.20-7.40 (1H, m), 7.85 (1H, brs), 8.17 (1H, brs), 8.55-8.70 (1H, m), 9.90-10.10 (1H, m)
化合物214
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.45-2.40 (6H, m), 2.45-2.75 (4H, m), 2.90-3.10 (2H, m), 3.30-4.15 (6H, m), 5.00-5.15 (1H, m), 6.90-7.05 (3H, m), 7.20-7.40 (3H, m), 7.75-7.90 (1H, m), 8.10-8.25 (1H, m), 8.55-8.65 (1H, m), 9.95-10.05 (1H, m)
化合物215
MS (ESI, m/z): 492 (M+H)
化合物216
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.40-2.05 (8H, m), 2.57 (3H, s), 2.80-3.55 (5H, m), 3.75-4.10 (4H, m), 4.55-4.70 (1H, m), 6.90-7.05 (3H, m), 7.20-7.35 (3H, m), 7.85 (1H, brs), 8.17 (1H, brs), 8.55-8.65 (1H, m), 9.95-10.05 (1H, brs)
化合物217
MS (ESI, m/z) : 506 (M+H)
化合物218
MS (ESI, m/z) : 524 (M+H)
化合物219
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.40-2.00 (8H, m), 2.57 (3H, s), 2.75-3.10 (3H, m), 3.40-3.70 (2H, m), 3.80-4.20 (3H, m), 7.25-7.35 (1H, m), 7.85 (1H, brs), 8.18 (1H, brs), 8.55-8.70 (1H, m), 9.95-10.10 (1H, m)
化合物220
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.45-2.00 (8H, m), 2.55 (3H, s), 2.90-3.60 (4H, m), 3.80-4.20 (3H, m), 7.27 (1H, d, J=8.1Hz), 7.85 (1H, brs), 8.17 (1H, brs), 8.55-8.65 (1H, m), 9.95-10.10 (1H, m)
化合物221
H-NMR(CDCl)δ ppm:1.55-2.15 (8H, m), 2.64 (3H, s), 2.95-3.70 (9H, m), 4.00-4.40 (4H, m), 5.87 (1H, brs), 6.48 (1H, brs), 7.10-7.20 (1H, m), 8.70-8.85 (1H, m), 9.78 (1H, brs)
化合物222
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.40-2.10 (8H, m), 2.57 (3H, s), 2.85-3.15 (2H, m), 3.15-3.30 (4H, m), 3.35-3.60 (2H, m), 3.90-4.10 (2H, m), 7.28 (1H, d, J=8.1Hz), 7.85 (1H, brs), 8.17 (1H, brs), 8.55-8.70 (1H, m), 9.95-10.10 (1H, m)
化合物223
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.40-2.10 (6H, m), 2.57 (3H, s), 2.60-2.80 (1H, m), 2.90-3.10 (4H, m), 3.55-3.70 (2H, m), 3.85-4.30 (3H, m), 6.89 (1H, s), 7.21 (1H, s), 7.25-7.35 (1H, m), 7.84 (1H, brs), 8.17 (1H, brs), 8.61 (1H, d, J=8.1Hz), 10.00 (1H, s)
化合物224
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.40-2.30 (8H, m), 2.57 (3H, s), 2.60-3.20 (3H, m), 3.50-4.80 (5H, m), 7.27 (1H, d, J=8.1Hz), 7.83 (1H, brs), 8.15 (1H, brs), 8.55-8.65 (1H, m), 9.95-10.10 (1H, m)
化合物225
MS (ESI, m/z): 490 (M+H)
化合物226
MS (ESI, m/z) : 476 (M+H)
化合物227
MS (ESI, m/z) : 476 (M+H)
化合物228
MS (ESI, m/z) : 490 (M+H)
化合物229
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.20-2.00 (6H, m), 2.50-3.25 (7H, m), 3.80-4.60 (4H, m), 7.10-7.50 (6H, m), 7.70-8.30 (2H, m), 8.50-8.70 (1H, m), 9.90-10.20 (1H, m)
化合物230
MS (ESI, m/z) : 490 (M+H)
化合物231
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.20-2.00 (8H, m), 2.57 (3H, s), 2.70-3.30 (4H, m), 3.80-4.70 (4H, m), 7.10-7.40 (6H, m), 7.70-8.00 (1H, m), 8.19 (1H, brs), 8.55-8.65 (1H, m), 9.95-10.10 (1H, m)
化合物232
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.50-2.00 (3H, m), 2.57 (3H, s), 2.80-3.20 (7H, m), 3.50-4.10 (6H, m), 6.95-7.35 (4H, m), 7.85 (1H, brs), 8.17 (1H, brs), 8.61 (1H, d, J=8.1Hz), 10.01 (1H, s)
化合物233
MS (ESI, m/z) : 490 (M+H)
化合物234
MS (ESI, m/z) : 504 (M+H)
化合物235
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:0.80-1.95 (9H, m), 2.50-2.65 (3H, m), 2.70-3.10 (5H, m), 3.80-4.45 (4H, m), 7.10-7.35 (7H, m), 7.84 (1H, brs), 8.16 (1H, brs), 8.60 (1H, d, J=8.1Hz), 10.00 (1H, s)
化合物236
H-NMR(DMSO-d)δ ppm: 1.40-2.00 (7H, m), 2.20-2.40 (1H, m), 2.50-2.70 (3H, m), 2.70-3.10 (2H, m), 3.85-4.20 (2H, m), 5.00-5.10 (1H, m), 7.20-7.40 (2H, m), 7.50-7.70 (1H, m), 7.87 (1H, brs), 8.19 (1H, brs), 8.30-8.50 (2H, m), 8.60-8.70 (1H, m), 9.90-10.20 (1H, m)
MS (ESI, m/z): 477 (M+H)
化合物237
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.45-2.00 (4H, m), 2.60-2.75 (1H, m), 2.90-3.10 (2H, m), 3.90-4.20 (3H, m), 7.20-7.40 (3H, m), 7.85 (1H, brs), 8.18 (1H, brs), 8.40-8.55 (1H, m), 8.55-8.70 (1H, m), 10.00-10.10 (1H, m)
MS (ESI, m/z): 477 (M+H)
化合物238
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.00-2.20 (10H, m), 2.57 (3H, s), 2.80-3.30 (3H, m), 3.80-4.20 (3H, m), 7.10-7.70 (3H, m), 7.84 (1H, brs), 8.15 (1H, brs), 8.30-8.80 (3H, m), 9.95-10.10 (1H, m)
MS (ESI, m/z): 491 (M+H)
化合物239
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.20-1.40 (2H, m), 1.45-1.85 (8H, m), 2.57 (3H, s), 3.80-4.20 (3H, m), 7.10-7.40 (3H, m), 7.83 (1H, brs), 8.15 (1H, brs), 8.40-8.80 (3H, m), 9.90-10.20 (1H, m)
MS (ESI, m/z): 491 (M+H)
化合物240
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.00-2.10 (11H, m), 2.57 (3H, s), 2.70-3.30 (4H, m), 3.80-4.20 (3H, m), 7.00-7.95 (5H, m), 8.14 (1H, brs), 8.50-8.70 (2H, m), 9.90-10.10 (1H, m)
MS (ESI, m/z): 491 (M+H)
化合物241
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.40-1.95 (7H, m), 2.57 (3H, s), 2.80-3.40 (3H, m), 3.50-4.10 (5H, m), 7.25-7.35 (1H, m), 7.70-8.25 (2H, m), 8.55-8.70 (1H, m), 9.95-10.05 (1H, m)
化合物242
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.40-2.30 (8H, m), 2.60-3.30 (6H, m), 3.35-4.25 (5H, m), 7.20-7.40 (1H, m), 7.70-8.30 (2H, m), 8.50-8.70 (1H, m), 9.90-10.10 (1H, m)
化合物243
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.40-2.00 (6H, m), 2.57 (3H, s), 2.65-3.35 (4H, m), 3.35-3.85 (3H, m), 3.90-4.20 (2H, m), 4.50-4.85 (2H, m), 7.20-7.35 (1H, m), 7.84 (1H, brs), 8.14 (1H, brs), 8.55-8.70 (1H, m), 9.90-10.10 (1H, m)
MS (ESI, m/z) : 428 (M+H)
化合物244
MS (ESI, m/z) : 454 (M+H)
化合物245
MS (ESI, m/z) : 456 (M+H)
化合物246
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.45-2.00 (4H, m), 2.57 (3H, m), 2.65-3.20 (5H, m), 3.55-3.85 (2H, m), 3.85-4.15 (2H, m), 4.61 (1H, s), 4.65-4.85 (1H, m), 7.10-7.35 (5H, m), 7.82 (1H, brs), 8.13 (1H, brs), 8.55-8.70 (1H, m), 10.01 (1H, s)
MS (ESI, m/z) : 462 (M+H)
化合物247
(ESI, m/z) : 468 (M+H)
化合物248
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.30-1.70 (14H, m), 1.70-1.90 (3H, m), 2.55-2.70 (1H, m), 2.57 (3H, s), 2.90-3.10 (2H, m), 3.45-4.10 (3H, m), 7.27 (1H, d, J=8.1Hz), 7.81 (1H, brs), 8.14 (1H, brs), 8.50-8.70 (1H, m), 9.90-10.10 (1H, m)
化合物249
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.20-1.90 (17H, m), 2.57 (3H, s), 2.70-4.10 (7H, m), 7.28 (1H, d, J=8.1Hz), 7.85 (1H, brs), 8.18 (1H, brs), 8.61 (1H, d, J=8.1Hz), 10.01 (1H, s)
化合物250
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:0.20-0.60 (2H, m), 1.30-2.10 (7H, m), 2.20-2.40 (2H, m), 2.50-3.30 (10H, m), 3.40-4.10 (4H, m), 7.20-7.40 (1H, m), 7.70-8.30 (2H, m), 8.50-8.70 (1H, m), 10.00 (1H, s)
化合物251
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.10-2.20 (12H, m), 2.50-3.30 (12H, m), 3.35-4.20 (4H, m), 7.20-7.40 (1H, m), 7.70-8.00 (1H, m), 8.17 (1H, brs), 8.50-8.70 (1H, m), 10.00 (1H, s)
実施例11
6−メチル−3−{[(R)−3−((S)−2−メチルピペリジン−1−イル)ピロリジン−1−カルボニル]アミノ}フロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミド塩酸塩(化合物252)
6−メチル−3−{[(R)−3−((S)−2−メチルピペリジン−1−イル)ピロリジン−1−カルボニル]アミノ}フロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミド (290mg)の塩化メチレン/メタノール(1/1)混合溶液(10mL)に4mol/L塩化水素酢酸エチル溶液(0.23mL)を加え、室温にて30分撹拌した。反応混合物を減圧下濃縮し、表題化合物(311mg)を得た。構造式を表20に示した。
MS (ESI, m/z) : 386 (M+H)
6−メチル−3−{[(R)−3−((S)−2−メチルピペリジン−1−イル)ピロリジン−1−カルボニル]アミノ}フロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミドの代わりに、対応するアミンを用い、実施例11と同様の方法により、化合物253〜262を合成した。これらを表20に示した。
化合物253〜262の物性値を以下に示した。
化合物253
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:2.00-4.20 (15H, m), 7.20-7.35 (1H, m), 7.84 (1H, brs), 8.17 (1H, brs), 8.60-8.75 (1H, m), 9.83 (1H, s), 11.22 (1H, brs)
化合物254
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.30-1.45 (3H, m), 2.35-2.60 (2H, m), 2.57 (3H, s), 3.05-4.50 (12H, m), 7.25-7.35 (1H, m), 7.87 (1H, brs), 8.20 (1H, brs), 8.60-8.75 (1H, m), 9.75-9.90 (1H, m), 11.45-11.75 (1H, m)
化合物255
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:2.20-2.70 (5H, m), 3.10-3.80 (9H, m), 3.80-4.20 (4H, m), 7.29 (1H, d, J=8.2Hz), 7.86 (1H, brs), 8.21 (1H, brs), 8.68 (1H, d, J=8.2Hz), 9.80-10.10 (2H, m)
化合物256
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.20-1.50 (3H, m), 2.10-2.60 (2H, m), 2.57 (3H, s), 3.00-4.60 (12H, m), 7.29 (1H, d, J=8.1Hz), 7.85 (1H, brs), 8.18 (1H, brs), 8.60-8.75 (1H, m), 9.83 (1H, s), 10.00-10.25 (1H, m)
化合物257
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:2.20-2.65 (5H, m), 3.00-3.80 (9H, m), 3.80-4.20 (4H, m), 7.29 (1H, d, J=8.2Hz), 7.87 (1H, brs), 8.21 (1H, brs), 8.68 (1H, d, J=8.2Hz), 9.80-10.00 (2H, m)
化合物258
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.20-1.30 (3H, m), 2.00-2.60 (2H, m), 2.57 (3H, s), 3.00-4.60 (12H, m), 7.29 (1H, d, J=8.1Hz), 7.87 (1H, brs), 8.22 (1H, brs), 8.60-8.75 (1H, m), 9.84 (1H, s), 9.85-11.00 (1H, m)
化合物259
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.50-4.30 (18H, m), 7.28 (1H, d, J=8.2Hz), 7.85 (1H, brs), 8.19 (1H, brs), 8.69 (1H, d, J=8.2Hz), 9.70-10.10 (2H, m)
化合物260
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:2.20-2.55 (5H, m), 2.57 (3H, s), 3.05-3.35 (2H, m), 3.55-3.80 (4H, m), 3.85-4.10 (4H, m), 7.11 (2H, d, J=7.9Hz), 7.29 (1H, d, J=8.2Hz), 7.47 (2H, d, J=7.9Hz), 7.85 (1H, brs), 8.19 (1H, brs), 8.68 (1H, d, J=8.2Hz), 9.84 (1H, s), 10.13 (1H, brs)
化合物261
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.20-1.50 (3H, m), 2.00-2.50 (1H, m), 2.28 (3H, s), 2.58 (3H, s), 3.00-4.55 (9H, m), 7.11 (2H, m), 7.29 (1H, d, J=8.3Hz), 7.45-7.50 (2H, m), 7.87 (1H, brs), 8.21 (1H, brs), 8.60-8.75 (1H, m), 9.84 (1H, brs), 9.85-10.10 (1H, m)
化合物262
H-NMR(DMSO-d)δ ppm:1.20-1.50 (3H, m), 2.25-2.55 (2H, m), 2.57 (3H, s), 3.00-4.55 (12H, m), 6.90-7.00 (2H, m), 7.45-7.55 (1H, m), 7.75-7.85 (1H, m), 7.87 (1H, brs), 8.21 (1H, brs), 8.60-8.75 (1H, m), 9.83 (1H, s), 11.00-12.00 (2H, m)
試験例1
ヒトアデノシンA2A受容体拮抗作用試験
1)ヒトアデノシンA2A受容体発現細胞の作製
CHO−K1細胞をサブコンフルエントまで増殖させた後、トリプシン処理し、10%ウシ胎仔血清(三光純薬)を含むD−MEM/F−12培地(インビトロジェン)で浮遊状態にした。これにOPTI−MEM I(インビトロジェン)で調製したヒトアデノシンA2A受容体発現用のプラスミドとトランスフェクション試薬Lipofectamine 2000(インビトロジェン)の混合液を加えた。この細胞懸濁液をポリ−D−リジンコートの96ウェルプレートへ5x10個/wellの細胞数で播種し、37℃、5%COの条件下で24〜30時間培養後、以下の実験に使用した。
2)ヒトアデノシンA2A受容体拮抗作用の測定
被験化合物をジメチルスルホキシドで溶解し、これに細胞由来のリガンドであるアデノシンを不活化する2.5ユニット/mlアデノシンデアミナーゼ(カルビオケム)およびホスホジエステラーゼ阻害剤である30μMのRolipram(シグマ)を含むD−MEM/F−12培地を添加して被験化合物の溶液を調製した。
細胞をD−MEM/F−12培地150μl/wellで2回洗浄後、被験化合物を各50μl加えた。37℃、5%CO下で10分間培養後、2.5ユニット/mlアデノシンデアミナーゼおよび30μMのRolipramを含むD−MEM/F−12培地で調製した1.2nMの5’−N−エチルカルボキシアミドアデノシン(NECA;シグマ)の溶液を各50μl加え、37℃、5%CO下で25分間培養した。この反応の停止およびそれ以降のcAMPの測定は、cAMPエンザイムイムノアッセイキット(アプライドバイオシステムズ)を用いて行った。化学発光の検出はMicroplate Luminometer TR717(アプライドバイオシステムズ)を使用した。試験はデュプリケイトウェルで実施した。
NECA刺激cAMP産生に対する被験化合物の阻害定数Kiは以下の式により算出した。
Ki= IC50/{1+([S]/EC50)}
IC50:50%阻害率を示す被験化合物の濃度
[S]:NECAの終濃度
EC50:被験化合物と同一プレート上で測定・算出したNECA単独刺激における最大反応の50%の効果を引き起こすNECAの濃度
ただし阻害率は以下のとおり算出した。
阻害率(%)=[1−{(被験化合物−Base)/(Control−Base)}]x100
被験化合物 :NECAと被験化合物共存下でのcAMP量
Control:NECA単独刺激のcAMP量
Base: 被験化合物およびNECA非共存下でのcAMP量
その結果を下記の表21に示した。
試験例2
ハロペリドール誘発カタレプシーに対する作用
薬物誘発パーキンソンモデルを用いて化合物のパーキンソン病治療薬としての有用性を評価した。パーキンソン病は、黒質から線条体に投射するドパミン神経細胞の変性・脱落を伴い、線条体のドパミン量が著明に減少することによって引き起こされる運動機能障害である。ラットにドパミンD受容体拮抗作用のあるハロペリドールを投与すると、ドパミン性神経伝達を遮断するためパーキンソン様症状の一つであるカタレプシーを起こす。
雄性ラット(Crl:CD(SD)、体重180−250g、日本チャールズ・リバー)、各群8−10匹に、ドパミンD拮抗薬ハロペリドール(セレネース(登録商標)注、大日本住友製薬)1mg/kgを腹腔内投与し、その5時間後にカタレプシー症状を水平棒試験 (MorelliおよびChiara,「Eur. J. Pharmacol.」, 1985年, 117巻, p.179-185)を用いて測定した。被験化合物(3mg/kg)は0.5%カルボキシメチルセルロース溶液に溶解し、カタレプシー症状観察の2時間前に経口投与した。また対照群として、0.5%カルボキシメチルセルロース溶液を同様に経口投与した。ラットの両前肢を高さ9−12cmに設定した棒(直径3mm)に懸け静止したときから両前肢が棒から離れるまでの時間を測定し、カタレプシー持続時間とした。最大180秒まで測定し、化合物のカタレプシー持続時間を対照群に対する%として示した。結果を表22に示した。
本発明の化合物は、優れたカタレプシー改善作用を示し、パーキンソン病治療薬としての有用性が確認された。
一般式(I)で表される化合物は、優れたアデノシンA2A受容体拮抗作用を有するのでアデノシンA2A受容体が媒介する疾患、例えば、運動機能障害、うつ病、不安症、認知機能障害、脳虚血性障害、レストレスレッグス症候群などの治療または予防剤として有用である。

Claims (22)

  1. 一般式(I):
    〔式中、
    は、水素原子または低級アルキル基であり;
    は、−NR1011または−OR12であり;
    10およびR11は、それぞれ独立して、以下のa)〜m):
    a)水素原子、
    b)低級アルキル基、
    c)ハロ低級アルキル基、
    d)シクロアルキル基、
    e)シクロアルキル低級アルキル基、
    f)ヘテロシクロアルキル基、
    g)−(低級アルキレン)−NR2021
    h)−(低級アルキレン)−OR22
    i)−(低級アルキレン)−C(O)NR2021
    j)非置換もしくはX、X、X、XおよびXからなる群から選択される1〜5個の基で置換されるアリール基、
    k)非置換もしくはX、X、X、XおよびXからなる群から選択される1〜5個の基で環が置換されるアラルキル基、
    l)非置換もしくはX、XおよびXからなる群から選択される1〜3個の基で環が置換されるヘテロアリール基、または
    m)非置換もしくはX、XおよびXからなる群から選択される1〜3個の基で環が置換されるヘテロアリール低級アルキル基を表すか、
    あるいはR10およびR11が、それらが結合している窒素原子と一緒になって、非置換または以下のa)〜q):
    a)ハロゲン原子、
    b)低級アルキル基、
    c)ハロ低級アルキル基、
    d)シクロアルキル基、
    e)非置換もしくは以下からなる群:ハロゲン原子、低級アルキル基、ハロ低級アルキル基、低級アルコキシ基およびハロ低級アルコキシ基から独立して選択される1〜3個の基で置換されるフェニル基、
    f)非置換もしくは以下からなる群:ハロゲン原子、低級アルキル基、ハロ低級アルキル基、低級アルコキシ基およびハロ低級アルコキシ基から独立して選択される1〜3個の基で環が置換されるアラルキル基、または環の隣接する炭素原子が、−O−(CH−O−で置換されるアラルキル基、
    g)ヘテロアリール基、
    h)ヘテロアリール低級アルキル基、
    i)オキソ基、
    j)−NR2021
    k)−OR22
    l)−OS(O)23
    m)−(低級アルキレン)−NR2021
    n)−(低級アルキレン)−OR22
    o)−C(O)NR2021
    p)−C(O)OR22、および
    q)−C(O)R22
    からなる群から独立して選択される1〜2個の基で置換される環状アミノ基を形成するか、
    あるいは、R10およびR11が、それらが結合している窒素原子と一緒になって、非置換または以下のa)〜f):
    a)低級アルキル基、
    b)非置換もしくは以下からなる群:ハロゲン原子、低級アルキル基、ハロ低級アルキル基、低級アルコキシ基およびハロ低級アルコキシ基から独立して選択される1〜3個の基で置換されるフェニル基、
    c)非置換もしくは以下からなる群:ハロゲン原子、低級アルキル基、ハロ低級アルキル基、低級アルコキシ基およびハロ低級アルコキシ基から独立して選択される1〜3個の基で環が置換されるアラルキル基、または環の隣接する炭素原子が、−O−(CH−O−で置換されるアラルキル基、
    d)−C(O)NR2021
    e)−C(O)OR22、および
    f)−C(O)R22
    からなる群から独立して選択される1〜3個の基で置換される多環式環状アミノ基を形成し;
    20およびR21は、それぞれ独立して、以下のa)〜m):
    a)水素原子、
    b)低級アルキル基、
    c)ヒドロキシ低級アルキル基、
    d)低級アシル基、
    e)ハロ低級アシル基、
    f)シクロアルキル基、
    g)シクロアルキル低級アルキル基、
    h)橋かけ環状炭化水素低級アルキル基、
    i)ヘテロシクロアルキル基、
    j)非置換もしくは以下からなる群:ハロゲン原子、低級アルキル基、ハロ低級アルキル基、低級アルコキシ基およびハロ低級アルコキシ基から独立して選択される1〜3個の基で環が置換されるアリール基、
    k)非置換もしくは以下からなる群:ハロゲン原子、低級アルキル基、ハロ低級アルキル基、低級アルコキシ基およびハロ低級アルコキシ基から独立して選択される1〜3個の基で環が置換されるアラルキル基、
    l)非置換もしくは以下からなる群:ハロゲン原子、低級アルキル基、ハロ低級アルキル基、低級アルコキシ基およびハロ低級アルコキシ基から独立して選択される1〜3個の基で置換されるヘテロアリール基、または
    m)非置換もしくは以下からなる群:ハロゲン原子、低級アルキル基、ハロ低級アルキル基、低級アルコキシ基およびハロ低級アルコキシ基から独立して選択される1〜3個の基で環が置換されるヘテロアリール低級アルキル基を表すか、
    あるいはR20およびR21が、それらが結合している窒素原子と一緒になって、非置換または以下のa)〜o):
    a)ハロゲン原子、
    b)低級アルキル基、
    c)ハロ低級アルキル基、
    d)シクロアルキル基、
    e)オキソ基、
    f)−OR22
    g)−(低級アルキレン)−OR22
    h)−C(O)OR22
    i)−C(O)R22
    j)−NR2425
    k)−C(O)NR2425
    l)−CN、
    m)非置換もしくは以下からなる群:ハロゲン原子、低級アルキル基、ハロ低級アルキル基、低級アルコキシ基、低級アルコキシ低級アルコキシ基およびハロ低級アルコキシ基から独立して選択される1〜3個の基で置換されるフェニル基、
    n)非置換もしくは以下からなる群:ハロゲン原子、低級アルキル基、ハロ低級アルキル基、低級アルコキシ基およびハロ低級アルコキシ基から独立して選択される1〜3個の基で環が置換されるアラルキル基、および
    o)非置換もしくは以下からなる群:ハロゲン原子、低級アルキル基、ハロ低級アルキル基、低級アルコキシ基およびハロ低級アルコキシ基から独立して選択される1〜3個の基で置換されるヘテロアリール基
    からなる群から独立して選択される1〜6個の基で置換される環状アミノ基を形成するか、
    あるいは、R20およびR21が、それらが結合している窒素原子と一緒になって、多環式環状アミノ基を形成し;
    22は、以下のa)〜g):
    a)水素原子、
    b)低級アルキル基、
    c)シクロアルキル基、
    d)ヘテロシクロアルキル基、
    e)非置換もしくは以下からなる群:ハロゲン原子、低級アルキル基、ハロ低級アルキル基、低級アルコキシ基およびハロ低級アルコキシ基から独立して選択される1〜3個の基で置換されるアリール基、
    f)非置換もしくは以下からなる群:ハロゲン原子、低級アルキル基、ハロ低級アルキル基、低級アルコキシ基およびハロ低級アルコキシ基から独立して選択される1〜3個の基で環が置換されるアラルキル基、または
    g)非置換もしくは以下からなる群:ハロゲン原子、低級アルキル基、ハロ低級アルキル基、低級アルコキシ基およびハロ低級アルコキシ基から独立して選択される1〜3個の基で置換されるヘテロアリール基を表し;
    23は、以下のa)〜c):
    a)低級アルキル基、
    b)ハロ低級アルキル基、または
    c)非置換もしくは以下からなる群:ハロゲン原子、低級アルキル基、低級アルコキシ基およびニトロ基から独立して選択される1〜3個の基で置換されるアリール基を表し;
    24およびR25は、それぞれ独立して、水素原子または低級アルキル基を表すか、あるいは、R24およびR25が、それらが結合している窒素原子と一緒になって、多環式環状アミノ基を形成し;
    、X、X、XおよびXは、それぞれ独立して、以下のa)〜h):
    a)ハロゲン原子、
    b)低級アルキル基、
    c)ハロ低級アルキル基、
    d)低級アルコキシ基、
    e)ハロ低級アルコキシ基、
    f)水酸基、
    g)低級アシル基、または
    h)シアノ基であり;
    、XおよびXは、それぞれ独立して、以下のa)〜h):
    a)ハロゲン原子、
    b)低級アルキル基、
    c)ハロ低級アルキル基、
    d)シクロアルキル基、
    e)低級アルコキシ基、
    f)低級アシル基、
    g)カルボキシ基、または
    h)低級アルコキシカルボニル基であり;
    mは、1または2であり、
    12は、以下のa)〜f):
    a)低級アルキル基、
    b)ハロ低級アルキル基、
    c)シクロアルキル基、
    d)−(低級アルキレン)−OR22
    e)非置換もしくはX、X、X、XおよびXからなる群から選択される1〜5個の基で置換されるアリール基、または
    f)非置換もしくはX、X、X、XおよびXからなる群から選択される1〜5個の基で環が置換されるアラルキル基であり;
    −A=A−A=A−は、以下のa)〜h):
    a)−C(R30)=C(R31)−C(R32)=N−、
    b)−C(R30)=C(R31)−N=C(R33)−、
    c)−C(R30)=N−C(R32)=C(R33)−、
    d)−N=C(R31)−C(R32)=C(R33)−、
    e)−C(R30)=C(R31)−C(R32)=N(O)−、
    f)−C(R30)=C(R31)−N(O)=C(R33)−、
    g)−C(R30)=N(O)−C(R32)=C(R33)−、または
    h)−N(O)=C(R31)−C(R32)=C(R33)−であり;
    30、R31、R32およびR33は、それぞれ独立して、以下のa)〜k):
    a)水素原子、
    b)ハロゲン原子、
    c)低級アルキル基、
    d)ハロ低級アルキル基、
    e)低級アルコキシ基、
    f)水酸基、
    g)シアノ基、
    h)非置換もしくは以下からなる群:ハロゲン原子、低級アルキル基、ハロ低級アルキル基、低級アルコキシ基およびハロ低級アルコキシ基から独立して選択される1〜3個の基で環が置換されるアラルキルオキシ基、
    i)ジ低級アルキルアミノ基、
    j)低級アルキルスルファニル基、または
    k)ニトロ基を表す〕で表される化合物またはそのプロドラッグ、あるいはそれらの薬理学的に許容される塩。
  2. が、水素原子である、請求項1に記載の化合物またはその薬理学的に許容される塩。
  3. が、−NR1011である、請求項2に記載の化合物またはその薬理学的に許容される塩。
  4. −A=A−A=A−が、−C(R30)=C(R31)−C(R32)=N−である、請求項3記載の化合物またはその薬理学的に許容される塩。
  5. 30、R31およびR32が、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基、またはハロ低級アルキル基である、請求項4に記載の化合物またはその薬理学的に許容される塩。
  6. 10およびR11が、それらが結合している窒素原子と一緒になって、非置換または以下のa)〜p):
    a)ハロゲン原子、
    b)低級アルキル基、
    c)ハロ低級アルキル基、
    d)シクロアルキル基、
    e)非置換もしくは以下からなる群:ハロゲン原子、低級アルキル基、ハロ低級アルキル基、低級アルコキシ基およびハロ低級アルコキシ基から独立して選択される1〜3個の基で置換されるフェニル基、
    f)非置換もしくは以下からなる群:ハロゲン原子、低級アルキル基、ハロ低級アルキル基、低級アルコキシ基およびハロ低級アルコキシ基から独立して選択される1〜3個の基で環が置換されるアラルキル基、または環の隣接する炭素原子が、−O−(CH−O−で置換されるアラルキル基、
    g)ヘテロアリール基、
    h)ヘテロアリール低級アルキル基、
    i)オキソ基、
    j)−NR2021
    k)−OR22
    l)−(低級アルキレン)−NR2021
    m)−(低級アルキレン)−OR22
    n)−C(O)NR2021
    o)−C(O)OR22、および
    p)−C(O)R22
    からなる群から独立して選択される1〜2個の基で置換される環状アミノ基を形成する、請求項5に記載の化合物またはその薬理学的に許容される塩。
  7. 20およびR21が、それらが結合している窒素原子と一緒になって、非置換または以下のa)〜o):
    a)ハロゲン原子、
    b)低級アルキル基、
    c)ハロ低級アルキル基、
    d)シクロアルキル基、
    e)オキソ基、
    f)−OR22
    g)−(低級アルキレン)−OR22
    h)−C(O)OR22
    i)−C(O)R22
    j)−NR2425
    k)−C(O)NR2425
    l)−CN、
    m)非置換もしくは以下からなる群:ハロゲン原子、低級アルキル基、ハロ低級アルキル基、低級アルコキシ基、低級アルコキシ低級アルコキシ基およびハロ低級アルコキシ基から独立して選択される1〜3個の基で置換されるフェニル基、
    n)非置換もしくは以下からなる群:ハロゲン原子、低級アルキル基、ハロ低級アルキル基、低級アルコキシ基およびハロ低級アルコキシ基から独立して選択される1〜3個の基で環が置換されるアラルキル基、および
    o)非置換もしくは以下からなる群:ハロゲン原子、低級アルキル基、ハロ低級アルキル基、低級アルコキシ基およびハロ低級アルコキシ基から独立して選択される1〜3個の基で置換されるヘテロアリール基
    からなる群から独立して選択される1〜6個の基で置換される環状アミノ基を形成するか、
    あるいは、R20およびR21が、それらが結合している窒素原子と一緒になって、多環式環状アミノ基を形成する、請求項6に記載の化合物またはその薬理学的に許容される塩。
  8. 30、R31およびR32が、それぞれ独立して、水素原子または低級アルキル基である、請求項7記載の化合物またはその薬理学的に許容される塩。
  9. 10およびR11が、それらが結合している窒素原子と一緒になって、−NR2021、または−C(O)NR2021で置換される環状アミノ基を形成する、請求項8に記載の化合物またはその薬理学的に許容される塩。
  10. 10およびR11が、それらが結合している窒素原子と一緒になって、−NR2021で置換される環状アミノ基を形成する、請求項8に記載の化合物またはその薬理学的に許容される塩。
  11. 以下からなる群:
    (1)3−[(3−シクロペンチルピロリジン−1−カルボニル)アミノ]フロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミド;
    (2)3−[((R)−3−ピペリジン−1−イルピロリジン−1−カルボニル)アミノ]フロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミド;
    (3)5−フルオロ−3−[((R)−3−ピペリジン−1−イルピロリジン−1−カルボニル)アミノ]フロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミド;
    (4)6−メチル−3−[((R)−3−ピペリジン−1−イルピロリジン−1−カルボニル)アミノ]フロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミド;
    (5)3−{[(R)−3−(4−メチルピペリジン−1−イル)ピロリジン−1−カルボニル]アミノ}フロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミド;
    (6)3−[((S)−2−オキソ−[1,3’]ビピロリジニル−1’−カルボニル)アミノ]フロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミド;
    (7)6−メチル−3−[((R)−3,3,4,4−テトラメチル[1,3’]ビピロリジニル−1’−カルボニル)アミノ]フロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミド;
    (8)6−メチル−3−[(3−フェニルピペリジン−1−カルボニル)アミノ]フロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミド;
    (9)6−メチル−3−[((R)−3−モルホリン−4−イルピロリジン−1−カルボニル)アミノ]フロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミド;
    (10)6−メチル−3−{[(R)−3−((S)−2−メチルピペリジン−1−イル)ピロリジン−1−カルボニル]アミノ}フロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミド;
    (11)6−メチル−3−{[(R)−3−((R)−2−メチルピペリジン−1−イル)ピロリジン−1−カルボニル]アミノ}フロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミド;
    (12)6−メチル−3−{[(R)−3−((S)−3−メチルモルホリン−4−イル)ピロリジン−1−カルボニル]アミノ}フロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミド;
    (13)6−メチル−3−{[(R)−3−((R)−3−メチルモルホリン−4−イル)ピロリジン−1−カルボニル]アミノ}フロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミド;
    (14)3−{[(R)−3−(3,3−ジメチルモルホリン−4−イル)ピロリジン−1−カルボニル]アミノ}−6−メチルフロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミド;
    (15)3−{[(R)−3−(2,2−ジメチルモルホリン−4−イル)ピロリジン−1−カルボニル]アミノ}−6−メチルフロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミド;
    (16)3−{[(R)−3−(3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−3−イル)ピロリジン−1−カルボニル]アミノ}−6−メチルフロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミド;
    (17)3−{[(R)−3−(3−アザビシクロ[3.2.0]ヘプタ−3−イル)ピロリジン−1−カルボニル]アミノ}−6−メチルフロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミド;
    (18)6−メチル−3−{[(R)−3−(8−オキサ−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イル)ピロリジン−1−カルボニル]アミノ}フロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミド;
    (19)6−メチル−3−{[(R)−3−(3−オキサ−9−アザビシクロ[3.3.1]ノナ−9−イル)ピロリジン−1−カルボニル]アミノ}フロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミド;
    (20)6−メチル−3−{[3−(ピペリジン−1−カルボニル)ピペリジン−1−カルボニル]アミノ}フロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミド;
    (21)6−メチル−3−{[(R)−3−(4−フェノキシピペリジン−1−イル)ピロリジン−1−カルボニル]アミノ}フロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミド;
    (22)3−{[(R)−3−(4−ベンゾイルピペリジン−1−イル)ピロリジン−1−カルボニル]アミノ}−6−メチルフロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミド;
    (23)3−{[(R)−3−(4−フェニルピペリジン−1−イル)ピロリジン−1−カルボニル]アミノ}フロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミド;
    (24)6−メチル−3−{[(R)−3−(4−フェニルピペリジン−1−イル)ピロリジン−1−カルボニル]アミノ}フロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミド;
    (25)3−[((R)−3−{4−[4−(2−メトキシエトキシ)フェニル]ピペラジン−1−イル}ピロリジン−1−カルボニル)アミノ]−6−メチルフロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミド;
    (26)3−{[(R)−3−(4−ベンジルピペリジン−1−イル)ピロリジン−1−カルボニル]アミノ}−6−メチルフロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミド;
    (27)3−{[(R)−3−(3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−イル)ピロリジン−1−カルボニル]アミノ}−6−メチルフロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミド;
    (28)3−{[(R)−3−(シクロヘキシルエチルカルバモイル)ピペリジン−1−カルボニル]アミノ}−6−メチルフロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミド;
    (29)6−メチル−3−{[(R)−3−(ピペリジン−1−カルボニル)ピペリジン−1−カルボニル]アミノ}フロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミド;
    (30)6−メチル−3−{[(R)−3−(モルホリン−4−カルボニル)ピペリジン−1−カルボニル]アミノ}フロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミド;
    (31)6−メチル−3−{[2−(ピペリジン−1−カルボニル)モルホリン−4−カルボニル]アミノ}フロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミド;
    (32)6−メチル−3−{[(R)−3−(2−メチルピペリジン−1−カルボニル)ピペリジン−1−カルボニル]アミノ}フロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミド;
    (33)6−メチル−3−{[(R)−3−(4−メチルピペリジン−1−カルボニル)ピペリジン−1−カルボニル]アミノ}フロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミド;
    (34)3−{[(R)−3−(3,3−ジメチルピペリジン−1−カルボニル)ピペリジン−1−カルボニル]アミノ}−6−メチルフロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミド;および
    (35)3−{[(R)−3−(2,2−ジメチルモルホリン−4−カルボニル)ピペリジン−1−カルボニル]アミノ}−6−メチルフロ[2,3-b]ピリジン−2−カルボキサミド、
    またはその薬理学的に許容される塩から選択される、請求項1記載の化合物。
  12. 請求項1〜11のいずれか一項に記載の化合物またはその薬理学的に許容される塩を有効成分として含有する、医薬組成物。
  13. 請求項1〜11のいずれか一項に記載の化合物またはその薬理学的に許容される塩を有効成分として含有する、アデノシンA2A受容体関連疾患の治療または予防剤。
  14. 前記アデノシンA2A受容体関連疾患が、運動機能障害である、請求項13に記載の治療または予防剤。
  15. 前記運動機能障害が、パーキンソン病、ハンチントン病またはウィルソン病である、請求項14に記載の治療または予防剤。
  16. 前記アデノシンA2A受容体関連疾患が、うつ病または不安症である、請求項13に記載の治療または予防剤。
  17. 前記アデノシンA2A受容体関連疾患が、認知機能障害である、請求項13に記載の治療または予防剤。
  18. 前記アデノシンA2A受容体関連疾患が、脳虚血性障害である、請求項13に記載の治療または予防剤。
  19. 前記アデノシンA2A受容体関連疾患が、レストレスレッグス症候群である、請求項13に記載の治療または予防剤。
  20. 請求項1〜11のいずれか一項に記載の化合物またはその薬理学的に許容される塩と、アデノシンA2A受容体拮抗剤以外のパーキンソン病治療薬、抗うつ剤、抗不安薬、認知機能障害治療薬、脳虚血性障害治療薬、およびレストレスレッグス症候群治療薬から選択される少なくとも1種とを組み合わせてなる医薬。
  21. アデノシンA2A受容体関連疾患の治療または予防剤を製造するための、請求項1〜11のいずれか一項に記載の化合物またはその薬理学的に許容される塩の使用。
  22. アデノシンA2A受容体関連疾患の治療または予防方法であって、該方法は、請求項1〜11のいずれか一項に記載の化合物またはその薬理学的に許容される塩の有効量を投与する工程を包含する、方法。
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