JPWO2006132268A1 - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents
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Abstract
操舵部材に加えられた操舵トルクを検出するトルク検出器と、操舵補助用のブラシレスDCモータとを備え、トルク検出器が検出した操舵トルクに基づき、ブラシレスDCモータに複数相の電流を流して操舵補助する電動パワーステアリング装置。複数相の各電流を検出する各電流検出器と、各電流検出器が検出した各電流値を加算する手段と、その加算結果が所定範囲外であるか否かを判定する手段とを備え、判定する手段が所定範囲外であると判定したときは、異常と判定する構成である。
Description
本発明は、電動パワーステアリング装置に関するものである。
モータを駆動して操舵補助を行ない、運転者の負担を軽減する電動パワーステアリング装置は、操舵部材(ステアリングホイール、ハンドル)に繋がる入力軸と、ピニオン及びラック等により操向車輪に繋がる出力軸と、入力軸及び出力軸を連結する連結軸とを備え、連結軸に生じる捩れ角度によって、トルクセンサが入力軸に加わる操舵トルク値を検出し、検出した操舵トルク値に基づき、出力軸に連動する操舵補助用のモータを駆動制御するものである。
このような電動パワーステアリング装置では、最近、ブラシレスDCモータが使用されるようになっている。ブラシレスDCモータでは、ロータの回転する位置に応じて、回転磁界が発生するように、ステータに複数相の電流をPWM(Pulse Width Modulation)制御により流している。
更に運転者ならびに車両の案件を確保すべく、特にハンドルロックなどの重大な故障に至ることを未然に防止するフェイル・セーフ技術が採用されている。
このようなフェイル・セーフ技術として下記特許文献等が知られている。
特開2001−328549号公報 特開2001−260920号公報 特開2001−260919号公報 特開2000−280927号公報
特許文献1には、誘導モータによる補助操舵力の方向が、操舵力の方向と同方向か否かを判定することにより、信頼性、安全性を向上させる動力舵取装置が開示されている。
特許文献2には、補助操舵用の誘導モータに出力する駆動信号の出力状態を正確に判定することにより、信頼性、安全性を向上させる動力舵取装置が開示されている。
特許文献3には、補助操舵用の誘導モータから出力されるトルクの出力状態を正確に判定することにより、信頼性、安全性を向上させる動力舵取装置が開示されている。
特許文献4には、操舵トルクを補う電気モータを駆動する為の制御信号の変化の程度を演算し、演算した変化の程度が所定の程度に達した場合に、制御信号を出力する制御手段が異常であると判定する電動パワーステアリング制御装置が開示されている。
特許文献2には、補助操舵用の誘導モータに出力する駆動信号の出力状態を正確に判定することにより、信頼性、安全性を向上させる動力舵取装置が開示されている。
特許文献3には、補助操舵用の誘導モータから出力されるトルクの出力状態を正確に判定することにより、信頼性、安全性を向上させる動力舵取装置が開示されている。
特許文献4には、操舵トルクを補う電気モータを駆動する為の制御信号の変化の程度を演算し、演算した変化の程度が所定の程度に達した場合に、制御信号を出力する制御手段が異常であると判定する電動パワーステアリング制御装置が開示されている。
しかしながら、特許文献1での判定方法では地絡等によって発生する過剰電流や、過少電流を異常として検出することができない。
特許文献2では、モータ駆動回路の出力電流上限値に着目しているため、ある程度以上の電流が流れないと異常として判定できない。
特許文献3では、中性点の地絡等により定常的に流れる電流は出力トルクとして演算されないため検出できない。
特許文献4では、異常検出後の誤判定を防止する技術について開示しているが、異常検出手段そのものについての技術ではない。
特許文献2では、モータ駆動回路の出力電流上限値に着目しているため、ある程度以上の電流が流れないと異常として判定できない。
特許文献3では、中性点の地絡等により定常的に流れる電流は出力トルクとして演算されないため検出できない。
特許文献4では、異常検出後の誤判定を防止する技術について開示しているが、異常検出手段そのものについての技術ではない。
操舵補助用にブラシレスDCモータを用いた電動パワーステアリング装置では、モータ電流検出回路又はモータ駆動回路の断線、地絡等の故障が発生した場合、ハンドルロック等の重大な故障に到る可能性があるという問題がある。
本発明は、上述したような一連の技術的課題を総じて解決すべくなされたものであり、本発明では、モータ電流検出回路又はモータ駆動回路の断線、地絡等の故障を検出することができる電動パワーステアリング装置を提供することを目的とする。
また、モータ電流検出回路又はモータ駆動回路の断線、地絡等の故障が発生した場合に、ハンドルロック等の重大な故障に到る虞がない電動パワーステアリング装置を提供することを本発明の更なる目的とする。
本発明は、上述したような一連の技術的課題を総じて解決すべくなされたものであり、本発明では、モータ電流検出回路又はモータ駆動回路の断線、地絡等の故障を検出することができる電動パワーステアリング装置を提供することを目的とする。
また、モータ電流検出回路又はモータ駆動回路の断線、地絡等の故障が発生した場合に、ハンドルロック等の重大な故障に到る虞がない電動パワーステアリング装置を提供することを本発明の更なる目的とする。
上記の目的を達成するために本発明は以下の構成を有することを特徴とする。
(1)電動パワーステアリング装置において、
操舵部材に加えられた操舵トルクを検出するトルク検出器と、
操舵補助用のブラシレスDCモータと、
前記トルク検出器が検出した操舵トルクに基づき、複数の電流を流して前記モータを駆動する駆動手段と、
前記複数相の各電流を検出する電流検出器と、
前記電流検出器が検出した各電流値を加算する加算手段と、
前記加算手段の加算結果が所定範囲であるか否かを判定し、該加算結果が所定範囲外であると判定したときは、異常と判定する判定手段と
を備えることを特徴とする電動パワーステアリング装置。
(2)前記異常と判定したときは、前記モータによる操舵補助を停止するように構成してある(1)記載の電動パワーステアリング装置。
(3)前記所定範囲は、0を中心とした範囲に定められていることを特徴とする(1)記載の電動パワーステアリング装置。
(1)電動パワーステアリング装置において、
操舵部材に加えられた操舵トルクを検出するトルク検出器と、
操舵補助用のブラシレスDCモータと、
前記トルク検出器が検出した操舵トルクに基づき、複数の電流を流して前記モータを駆動する駆動手段と、
前記複数相の各電流を検出する電流検出器と、
前記電流検出器が検出した各電流値を加算する加算手段と、
前記加算手段の加算結果が所定範囲であるか否かを判定し、該加算結果が所定範囲外であると判定したときは、異常と判定する判定手段と
を備えることを特徴とする電動パワーステアリング装置。
(2)前記異常と判定したときは、前記モータによる操舵補助を停止するように構成してある(1)記載の電動パワーステアリング装置。
(3)前記所定範囲は、0を中心とした範囲に定められていることを特徴とする(1)記載の電動パワーステアリング装置。
(1)の発明に係る電動パワーステアリング装置では、各電流検出器が、ブラシレスDCモータに流れる複数相の各電流を検出し、加算する手段が、各電流検出器が検出した各電流値を加算し、判定する手段が、その加算結果が所定範囲外であるか否かを判定し、所定範囲外であると判定したときは、異常と判定するように構成してあるので、モータ電流検出回路又はモータ駆動回路の断線、地絡等の故障を検出することができる電動パワーステアリング装置を実現することができる。
(2)の発明に係る電動パワーステアリング装置では、異常と判定したときは、モータによる操舵補助を停止するので、モータ電流検出回路又はモータ駆動回路の断線、地絡等の故障が発生した場合に、ハンドルロック等の重大な故障に到る虞がない電動パワーステアリング装置を実現することができる。
以下に、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る電動パワーステアリング装置の実施の形態の構成を示すブロック図である。この電動パワーステアリング装置は、図示しない操舵部材に加えられた操舵トルクが、トルクセンサ(トルク検出器)10により検出され、検出された操舵トルク値は、位相補償器12に与えられる。位相補償器12で位相補償された操舵トルク値は、ECU(コントローラ)25のトルク−電流テーブル16に与えられる。また、車速センサ11が検出した車速値も、トルク−電流テーブル16に与えられる。
図1は、本発明に係る電動パワーステアリング装置の実施の形態の構成を示すブロック図である。この電動パワーステアリング装置は、図示しない操舵部材に加えられた操舵トルクが、トルクセンサ(トルク検出器)10により検出され、検出された操舵トルク値は、位相補償器12に与えられる。位相補償器12で位相補償された操舵トルク値は、ECU(コントローラ)25のトルク−電流テーブル16に与えられる。また、車速センサ11が検出した車速値も、トルク−電流テーブル16に与えられる。
トルク−電流テーブル16では、操舵トルク値が所定の不感帯を超えると、操舵トルク値の増加に従ってモータ電流の目標値が比例的に増加し、さらに操舵トルク値が所定値以上になると目標値が飽和するような関数が、車速値に応じて可変的に定められている。前記関数は車速値が大となるに従って操舵トルク値に対するモータ電流の目標値の比が小となると共に、目標値の飽和値が小となるように定められている。トルク−電流テーブル16が定めたモータ電流の電流指令値は、減算手段21及び指令電流方向指定部19へ与えられる。
モータ電流の電流指令値は、モータ制御における目標値を示す符号付きの値であり、その正負は、操舵補助の方向を示している。
指令電流方向指定部19は、与えられたモータ電流の電流指令値の正負符号に基づき、操舵補助の方向を示す回転方向指令信号を作成し、モータ駆動回路13に与える。
操舵補助を行うブラシレスDCモータであるモータ18には、そのロータ位置を検出するロータ位置検出器14が内蔵され、ロータ位置検出器14が出力したロータ位置信号は、モータ駆動回路13に与えられる。
指令電流方向指定部19は、与えられたモータ電流の電流指令値の正負符号に基づき、操舵補助の方向を示す回転方向指令信号を作成し、モータ駆動回路13に与える。
操舵補助を行うブラシレスDCモータであるモータ18には、そのロータ位置を検出するロータ位置検出器14が内蔵され、ロータ位置検出器14が出力したロータ位置信号は、モータ駆動回路13に与えられる。
モータ電流検出回路(電流検出器)17が、モータ18のU相界磁コイル及びV相界磁コイルにそれぞれ流れる電流を検出して合計し、ECU25内の減算手段21に与える。また、U相界磁コイル、V相界磁コイル及びW相界磁コイルにそれぞれ流れる電流を検出して制御部20に与える。
減算手段21は、電流指令値とモータ電流検出回路17が検出して合計した電流値との偏差を演算し、演算した偏差を電流PI制御部22へ与える。電流PI制御部22は、与えられた偏差に基づき、PI制御の為にモータ18に印加する電圧値を演算してPWM変調部24へ与える。
減算手段21は、電流指令値とモータ電流検出回路17が検出して合計した電流値との偏差を演算し、演算した偏差を電流PI制御部22へ与える。電流PI制御部22は、与えられた偏差に基づき、PI制御の為にモータ18に印加する電圧値を演算してPWM変調部24へ与える。
PWM変調部24は、与えられた電圧値をパルス幅変調し、パルス幅変調した電圧値をPWM値指令信号としてモータ駆動回路13へ与える。
制御部20は、与えられたU相、V相及びW相の各電流値を加算し、その加算値が所定範囲外であるか否かを判定することにより、モータ18の異常を検出する。また、異常を検出したときは、リレー駆動回路15をオフにして、モータ駆動回路13と車載バッテリPとのリレー接点15a、モータ駆動回路13とU相界磁コイルとのリレー接点15b、及びモータ駆動回路13とV相界磁コイルとのリレー接点15cをオフ(オープン)にする。
制御部20は、与えられたU相、V相及びW相の各電流値を加算し、その加算値が所定範囲外であるか否かを判定することにより、モータ18の異常を検出する。また、異常を検出したときは、リレー駆動回路15をオフにして、モータ駆動回路13と車載バッテリPとのリレー接点15a、モータ駆動回路13とU相界磁コイルとのリレー接点15b、及びモータ駆動回路13とV相界磁コイルとのリレー接点15cをオフ(オープン)にする。
U相、V相及びW相の各電流値を加算した合計は、理論的には0であり、加算値が正常であるか否かの判定基準となる所定範囲は、0を中心とした範囲に定めてある。
尚、上述したECU25のトルク−電流テーブル16、減算手段21、指令電流方向指定部19、制御部20、電流PI制御部22、PWM変調部24は、マイクロコンピュータにより実現されている。
尚、上述したECU25のトルク−電流テーブル16、減算手段21、指令電流方向指定部19、制御部20、電流PI制御部22、PWM変調部24は、マイクロコンピュータにより実現されている。
図2は、ブラシレスDCモータ18、モータ駆動回路13及びモータ電流検出回路17の構成例を示すブロック図である。ブラシレスDCモータ18は、コイルA,B,Cがスター結線されたステータ18a(固定子)と、コイルA,B,Cが発生させる回転磁界により回転するロータ18b(回転子)と、このロータ18bの回転位置を検出するロータ位置検出器14とを備えている。
モータ駆動回路13は、車載バッテリPの電源電圧がスイッチング回路8aの正極側端子に接続されている。スイッチング回路8aは、正極側端子と接地端子との間に直列接続されたトランジスタQ1,Q2と、逆方向に直列接続されたダイオードD1,D2とが並列接続されている。また、直列接続されたトランジスタQ3,Q4と、逆方向に直列接続されたダイオードD3,D4とが並列接続され、直列接続されたトランジスタQ5,Q6と、逆方向に直列接続されたダイオードD5,D6とが並列接続されている。
接地端子側のトランジスタQ2,Q4,Q6と接地端子との間には、それぞれ電流センサ17a,17b,17cが取付けられており、電流センサ17a,17b,17cの各検出値は、U相、V相及びW相の各電流値として、モータ電流検出回路17に与えられる。
接地端子側のトランジスタQ2,Q4,Q6と接地端子との間には、それぞれ電流センサ17a,17b,17cが取付けられており、電流センサ17a,17b,17cの各検出値は、U相、V相及びW相の各電流値として、モータ電流検出回路17に与えられる。
トランジスタQ1,Q2の共通接続節点と、ダイオードD1,D2の共通接続節点とには、リレー接点15bを通じて、スター結線されたコイルAの他方の端子Uが接続され、トランジスタQ3,Q4の共通接続節点と、ダイオードD3,D4の共通接続節点とには、リレー接点15cを通じて、スター結線されたコイルBの他方の端子Vが接続されている。また、トランジスタQ5,Q6の共通接続節点と、ダイオードD5,D6の共通接続節点とには、スター結線されたコイルCの他方の端子Wが接続されている。
ロータ位置検出器14が検出した、ロータ18bの回転位置は、ロータ位置信号としてゲート制御回路8bに通知される。ゲート制御回路8bには、ECU25のPWM変調部24からPWM値指令信号が、指令電流方向指定部19から回転方向指令信号がそれぞれ与えられる。ゲート制御回路8bは、回転方向指令信号とロータ位置信号とに応じて、トランジスタQ1〜Q6の各ゲートをオン/オフし、例えば、U−V,U−W,V−W,V−U,W−U,W−V,U−Vのように、ステータ18aに流れる電流の経路を切り換え、回転磁界を発生させる。
回転子18bは、永久磁石であり、回転磁界から回転力を受け回転する。ゲート制御回路8bは、また、電流指令値に従って、トランジスタQ1〜Q6のオン/オフをPWM(Pulse Width Modulation)制御することにより、ブラシレスモータ18の回転トルクを増減制御する。
ダイオードD1〜D6は、トランジスタQ1〜Q6を保護し、固定子18aに流れる電流を持続させるフリーホイールダイオードである。
ダイオードD1〜D6は、トランジスタQ1〜Q6を保護し、固定子18aに流れる電流を持続させるフリーホイールダイオードである。
以下に、このような構成の電動パワーステアリングのモータ異常を検出する動作を、それを示す図3のフローチャートを参照しながら説明する。
モータ駆動回路13、又は電流センサ17a,17b,17cを含むモータ電流検出回路17に、断線故障又は地絡故障等が発生した場合、U相、V相及びW相の各電流値の何れかが、0又は大電流値を示すようになる。
モータ駆動回路13、又は電流センサ17a,17b,17cを含むモータ電流検出回路17に、断線故障又は地絡故障等が発生した場合、U相、V相及びW相の各電流値の何れかが、0又は大電流値を示すようになる。
ECU25の制御部20は、先ず、モータ電流検出回路17からU相、V相及びW相の各電流値を読み込み(S2)、読み込んだ各電流値を加算する(S4)。次いで、その加算値が、0を中心とする所定範囲外であるか否かを判定し、所定範囲外でなければ(S6NO)リターンする。
制御部20は、加算値が所定範囲外であれば(S6YES)、モータ異常を検出したとして(S8)、リレー駆動回路15をオフにし、リレー接点15a,15b,15cをオフ(オープン)にして、モータ駆動回路13への電源供給を停止し、モータ18の閉回路をオープンにして、操舵補助を停止して(S10)リターンする。モータ18の閉回路をオープンにすることにより、ロータ18bの回転による逆起電力の発生を防止し、逆起電力によりハンドルが重くなるのを防止する。
制御部20は、加算値が所定範囲外であれば(S6YES)、モータ異常を検出したとして(S8)、リレー駆動回路15をオフにし、リレー接点15a,15b,15cをオフ(オープン)にして、モータ駆動回路13への電源供給を停止し、モータ18の閉回路をオープンにして、操舵補助を停止して(S10)リターンする。モータ18の閉回路をオープンにすることにより、ロータ18bの回転による逆起電力の発生を防止し、逆起電力によりハンドルが重くなるのを防止する。
図4は、ブラシレスDCモータ18、モータ駆動回路13及びモータ電流検出回路17の他の構成例を示すブロック図である。
このモータ駆動回路13及びモータ電流検出回路17では、電流センサ17aに代えて、電流センサ17dが、ダイオードD1,D2の共通接続節点及びリレー接点15b間に取付けられ、電流センサ17bに代えて、電流センサ17eが、ダイオードD3,D4の共通接続節点及びリレー接点15c間に取付けられている。また、電流センサ17cに代えて、電流センサ17fが、ダイオードD5,D6の共通接続節点及びコイルCの他方の端子W間に取付けられている。
このモータ駆動回路13及びモータ電流検出回路17では、電流センサ17aに代えて、電流センサ17dが、ダイオードD1,D2の共通接続節点及びリレー接点15b間に取付けられ、電流センサ17bに代えて、電流センサ17eが、ダイオードD3,D4の共通接続節点及びリレー接点15c間に取付けられている。また、電流センサ17cに代えて、電流センサ17fが、ダイオードD5,D6の共通接続節点及びコイルCの他方の端子W間に取付けられている。
電流センサ17d,17e,17fの各検出値は、U相、V相及びW相の各電流値として、モータ電流検出回路17に与えられる。その他の構成及び動作は、上述した図2のブラシレスDCモータ18、モータ駆動回路13及びモータ電流検出回路17の構成及び動作と同様であるので、説明を省略する。
以上のように本発明は、モータに流れる3相の電流の合計値のバランス(すなわち瞬時電流の総和がゼロかどうか)が崩れた時点で、異常として判定でき、出力トルクとして現れない或いはある相の過少電流異常を検出することができるので、過剰電流が流れる前に異常を検出し、モータ駆動を停止することができる。
なお、本発明は、例えば、特許文献4に記載の電動パワーステアリング装置に適宜適応してもよい。
なお、本発明は、例えば、特許文献4に記載の電動パワーステアリング装置に適宜適応してもよい。
Claims (3)
- 電動パワーステアリング装置において、
操舵部材に加えられた操舵トルクを検出するトルク検出器と、
操舵補助用のブラシレスDCモータと、
前記トルク検出器が検出した操舵トルクに基づき、複数の電流を流して前記モータを駆動する駆動手段と、
前記複数相の各電流を検出する電流検出器と、
前記電流検出器が検出した各電流値を加算する加算手段と、
前記加算手段の加算結果が所定範囲であるか否かを判定し、該加算結果が所定範囲外であると判定したときは、異常と判定する判定手段と
を備えることを特徴とする電動パワーステアリング装置。 - 前記異常と判定したときは、前記モータによる操舵補助を停止するように構成してある請求項1記載の電動パワーステアリング装置。
- 前記所定範囲は、0を中心とした範囲に定められていることを特徴とする請求項1記載の電動パワーステアリング装置。
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