JPWO2006126270A1 - エレベータの制御装置 - Google Patents

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Abstract

エレベータの動作に関連して効果的な非サービス階設定を行ない、セキュリティと利便性を向上できるエレベータの制御装置を提案するものである。集合住宅の中央制御装置に接続されたエレベータ制御回路を有し、このエレベータ制御回路は、各サービス階に対するエレベータの運行制御手段と、この運行制御手段に接続された乗場呼び非サービス階設定手段と、乗場呼び自動登録手段と、かご呼び非サービス階設定手段と、かご呼び自動登録手段とを有する。乗場呼び非サービス階設定手段、かご呼び非サービス階設定手段が、エレベータの動作の関連して、効果的な非サービス階設定を行なう。

Description

この発明は、マンションなどの集合住宅に設置されるエレベータの制御装置に関するものである。
近年、エレベータを制御する制御装置は、マイクロコンピュータの採用により、大量の情報の演算処理と、高度な制御を実現することが可能となってきた。これに伴ない、マンションを始めとする共同集合住宅に設置されるエレベータでは、使い勝手とセキュリティを重視したビル内のホームオートメーション機器と連動した制御システムが見られるようになってきた。この制御システムでは、マンション内の各住戸の鍵、非接触ICカード、または指紋照合装置などの登録者を識別するID照合装置を利用し、その照合の結果、登録者照合確認信号が得られた場合に、初めてエレベータの制御が可能となるように構成して、セキュリティの向上が図られる。
例えば、下記特許文献1の特公平7−115804号公報には、特定登録者であることを確認することにより、玄関扉を開錠するとともに、玄関階へのエレベータの呼びを登録し、エレベータかごが玄関階に到着したときに、行先階への登録を行なうものが開示されている。また、下記特許文献2の特開2002−348053号公報には、集合住宅の各住戸に、集合住宅の玄関扉を開錠する開錠手段を設け、この開錠手段が操作されたときに、エレベータを集合住宅の玄関階(ロビー階)に、エレベータ扉を閉めた状態で待機させ、玄関階のエレベータ乗場に設置された信号入力装置、例えば非接触キーリーダまたはテンキー操作盤からの入力信号と、予め登録者に登録した登録信号とを照合し、それらが一致して登録者照合確認信号が得られたときに、エレベータ扉を開くものが開示されている。また、下記特許情報3の特開2004−43042号公報には、エレベータの乗場に開錠装置を設け、この開錠装置を共同住宅の各住戸のカードキーで開錠操作できるようにしたものが開示されている。
特公平7−115804号公報 特開2002−348053号公報 特開2004−43042号公報
しかし、各特許文献では、エレベータの動作と関連して、エレベータの非サービス階を設定することについては開示されておらず、この非サービス階の設定については、必要以上に非サービス階を設定すれば、往来に障害が生じ、利便性が悪くなる不都合もある。
この発明は、エレベータの動作に関連して効果的な非サービス階設定を行なうように改良し、セキュリティと利便性を向上できるエレベータの制御装置を提案するものである。
この発明の第1の観点によるエレベータの制御装置は、複数の住戸と、玄関階を含む複数のサービス階と、中央制御装置を備え、玄関には玄関扉と玄関用ID照合装置が、玄関階のエレベータ乗場には乗場用ID照合装置が、また各住戸にはインターホンがそれぞれ設置され、中央制御装置が、玄関用ID照合装置からの認証者確認信号またはインターホンからの開錠信号に基づき、玄関扉を開錠するように構成された集合住宅におけるエレベータの制御装置であって、このエレベータの制御装置は、中央制御装置に接続されたエレベータ制御回路を有し、このエレベータ制御回路は、各サービス階に対するエレベータの運行制御手段と、この運行制御手段に接続された乗場呼び非サービス階設定手段と、乗場呼び自動登録手段を有し、乗場呼び非サービス階設定手段は、通常状態では、玄関階でのエレベータの乗場呼びを登録不能とする機能を有し、また、乗場呼び自動登録手段は、乗場用ID照合装置からの認証者確認信号またはインターホンからの開錠信号に基づき、玄関階でのエレベータの乗場呼びを自動登録する機能を有することを特徴とする。
また、この発明の第2の観点によるエレベータの制御装置は、複数の住戸と、玄関階を含む複数のサービス階と、中央制御装置を備え、玄関には玄関扉と玄関用ID照合装置が、玄関階のエレベータ乗場には乗場用ID照合装置が、また各住戸にはインターホンがそれぞれ設置され、中央制御装置が、玄関用ID照合装置からの認証者確認信号またはインターホンからの開錠信号に基づき、玄関扉を開錠するように構成された集合住宅におけるエレベータの制御装置であって、エレベータの制御装置は、中央制御装置に接続されたエレベータ制御回路を有し、中央制御装置がこのエレベータ制御回路に目的階指定信号を供給するように構成され、エレベータ制御回路は、各サービス階に対するエレベータの運行制御手段と、この運行制御手段に接続された乗場呼び非サービス階設定手段と、乗場呼び自動登録手段と、かご呼び非サービス階設定手段と、かご呼び自動登録手段とを有し、乗場呼び非サービス階設定手段は、通常状態では、玄関階でのエレベータの乗場呼びを登録不能とする機能を有し、また、乗場呼び自動登録手段は、乗場用ID照合装置からの認証者確認信号またはインターホンからの開錠信号に基づき、玄関階でのエレベータの乗場呼びを自動登録する機能を有し、また、かご呼び非サービス階設定手段は、エレベータかごが玄関階に到着したときに、玄関階以外の各サービス階へのかご呼びを登録不能とし、かご呼びまたは途中のサービス階の乗場呼びに応答すると、かご呼びを登録可能とする機能を有し、また、かご呼び自動登録手段は、玄関階において乗客の乗車を検出したときに、目的階指定信号により指定された目的階へのかご呼びを自動登録する機能を有することを特徴とする。
また、この発明の第3の観点によるエレベータの制御装置は、複数の住戸と、玄関階を含む複数のサービス階と、中央制御装置を備え、玄関には玄関扉と玄関用ID照合装置が、玄関階のエレベータ乗場には乗場用ID照合装置が、また各住戸にはインターホンがそれぞれ設置され、中央制御装置が、玄関用ID照合装置からの認証者確認信号またはインターホンからの開錠信号に基づき、玄関扉を開錠するように構成された集合住宅におけるエレベータの制御装置であって、エレベータの制御装置は、中央制御装置に接続されたエレベータ制御回路を有し、中央制御装置がこのエレベータ制御回路に目的階指定信号を供給するように構成され、エレベータ制御回路は、各サービス階に対するエレベータの運行制御手段と、この運行制御手段に接続された乗場呼び非サービス階設定手段と、乗場呼び自動登録手段と、かご呼び非サービス階設定手段と、かご呼び自動登録手段とを有し、乗場呼び非サービス階設定手段は、通常状態では、玄関階でのエレベータの乗場呼びを登録不能とする機能を有し、また、乗場呼び自動登録手段は、乗場用ID照合手段からの認証者確認信号またはインターホンからの開錠信号に基づき、玄関階における乗場呼びを自動登録する機能を有し、また、かご呼び非サービス階設定手段は、通常状態では、玄関階以外の各サービス階へのかご呼びを登録不能とする機能を有し、また、かご呼び自動登録手段は、玄関階において乗客の乗車を検出したときに、目的階指定信号により指定された目的階へのかご呼びを自動登録する機能を有することを特徴とする。
また、この発明の第4の観点によるエレベータの制御装置は、複数の住戸と、玄関階を含む複数のサービス階と、中央制御装置を備え、玄関には玄関扉と玄関用ID照合装置が、玄関階のエレベータ乗場には乗場用ID照合装置が、また各住戸にはインターホンがそれぞれ設置され、中央制御装置が、玄関用ID照合装置からの認証者確認信号またはインターホンからの開錠信号に基づき、玄関扉を開錠するように構成された集合住宅におけるエレベータの制御装置であって、エレベータの制御装置は、中央制御装置に接続されたエレベータ制御回路を有し、中央制御装置がこのエレベータ制御回路に目的階指定信号を供給するように構成され、エレベータ制御回路は、各サービス階に対するエレベータの運行制御手段と、この運行制御手段に接続された乗場呼び非サービス階設定手段と、乗場呼び自動登録手段と、かご呼び非サービス階設定手段を有し、乗場呼び非サービス階設定手段は、通常状態では、玄関階でのエレベータの乗場呼びを登録不能とする機能を有し、また、乗場呼び自動登録手段は、乗場用ID照合手段からの認証者確認信号またはインターホンからの開錠信号に基づき、玄関階での乗場呼びを自動登録する機能を有し、また、かご呼び非サービス階設定手段は、通常状態では、玄関階以外の各サービス階へのかご呼びを登録不能とし、エレベータかごが玄関階に到着したときに、目的階指定信号により指定された目的階のみへのかご呼びを一時的に可能とする機能を有することを特徴とする。
さらに、この発明の第5の観点によるエレベータの制御装置は、複数の住戸と、玄関階を含む複数のサービス階と、中央制御装置を備え、玄関には玄関扉と玄関用ID照合装置が、玄関階のエレベータ乗場には乗場用ID照合装置が、また各住戸にはインターホンがそれぞれ設置され、中央制御装置が、玄関用ID照合装置からの認証者確認信号またはインターホンからの開錠信号に基づき、玄関扉を開錠するように構成された集合住宅におけるエレベータの制御装置であって、このエレベータの制御装置は、中央制御装置に接続されたエレベータ制御回路を有し、このエレベータ制御回路は、各サービス階に対するエレベータの運行制御手段と、この運行制御手段に接続された乗場呼び非サービス階設定手段を有し、この乗場呼び非サービス階設定手段は、通常状態では、玄関階でのエレベータの乗場呼びを登録不能とし、乗場用ID照合装置からの認証者確認信号または前記インターホンからの開錠信号に基づき、玄関階でのエレベータの乗場呼びを一時的に登録可能とする機能を有することを特徴とする。
この発明の第1の観点によるエレベータの制御装置では、乗場呼び非サービス階設定手段は、通常状態では、玄関階でのエレベータの乗場呼びを登録不能とする機能を有し、また、乗場呼び自動登録手段は、乗場用ID照合装置からの認証者確認信号またはインターホンからの開錠信号に基づき、玄関階でのエレベータの乗場呼びを自動登録する機能を有するので、通常状態では、乗場呼び非サービス階設定手段により、セキュリティを確保し、乗場用ID照合装置からの認証者確認信号または各住戸のインターホンからの開錠信号が発生したときには、乗場呼び自動登録手段により、玄関階での乗場呼びを効果的に行ない、エレベータの利便性を向上することができる。
また、この発明の第2の観点によるエレベータの制御装置では、乗場呼び非サービス階設定手段は、通常状態では、玄関階でのエレベータの乗場呼びを登録不能とする機能を有し、また、乗場呼び自動登録手段は、乗場用ID照合装置からの認証者確認信号またはインターホンからの開錠信号に基づき、玄関階でのエレベータの乗場呼びを自動登録する機能を有し、また、かご呼び非サービス階設定手段は、エレベータかごが玄関階に到着したときに、玄関階以外の各サービス階へのかご呼びを登録不能とし、かご呼びまたは途中のサービス階の乗場呼びに応答すると、かご呼びを再び登録可能とする機能を有し、また、かご呼び自動登録手段は、玄関階において乗客の乗車を検出したときに、目的階指定信号により指定された目的階へのかご呼びを自動登録する機能を有するので、通常状態では、乗場呼び非サービス階設定手段により、セキュリティを確保し、また乗場用ID照合装置からの認証者確認信号またはインターホンからの開錠信号が発生したときには、乗場呼び自動登録手段により、利便性を向上させ、またエレベータかごが玄関階に到着したときには、かご呼び非サービス階設定手段により、セキュリティを確保し、また乗客が乗車したときには、かご呼び自動登録手段により、目的階へのかご呼びを自動登録することにより、利便性を向上することができる。
また、この発明の第3の観点によるエレベータの制御装置では、乗場呼び非サービス階設定手段は、通常状態では、玄関階でのエレベータの乗場呼びを登録不能とする機能を有し、乗場呼び自動登録手段は、乗場用ID照合手段からの認証者確認信号またはインターホンからの開錠信号に基づき、玄関階における乗場呼びを自動登録する機能を有し、またかご呼び非サービス階設定手段は、通常状態では、玄関階以外の各サービス階へのかご呼びを登録不能とする機能を有し、また、かご呼び自動登録手段は、玄関階において乗客の乗車を検出したときに、目的階指定信号により指定された目的階へのかご呼びを自動登録する機能を有するので、通常状態では、乗場呼び非サービス階設定手段およびかご呼び非サービス階設定手段によりセキュリティを確保し、乗場用ID照合装置からの認証者確認信号または各住戸のインターホンからの開錠信号が発生したときには、乗場呼び自動登録手段により、玄関階での乗場呼びを効果的に行ない、また玄関階において乗客の乗車を検出したときには、かご呼び自動登録手段により、目的階指定信号に基づき指定された目的階へのかご呼びを自動登録して、エレベータの利便性を向上することができる。
また、この発明の第4の観点によるエレベータの制御装置では、乗場呼び非サービス階設定手段は、通常状態では、玄関階でのエレベータの乗場呼びを登録不能とする機能を有し、乗場呼び自動登録手段は、乗場用ID照合手段からの認証者確認信号またはインターホンからの開錠信号に基づき、玄関階での乗場呼びを自動登録する機能を有し、また、かご呼び非サービス階設定手段は、通常状態では、玄関階以外の各サービス階へのかご呼びを登録不能とし、エレベータかごが玄関階に到着したときに、目的階指定信号により指定された目的階のみへのかご呼びを一時的に可能とする機能を有するので、通常状態では、乗場呼び非サービス階設定手段とかご呼び非サービス階設定手段によりセキュリティを確保し、乗場用ID照合装置からの認証者確認信号または各住戸のインターホンからの開錠信号が発生したときには、乗場呼び自動登録手段により、玄関階での乗場呼びを効果的に行ない、またエレベータが玄関階へ到着したときには、かご呼び自動登録手段により、目的階指定信号に基づき指定された目的階へのかご呼びを一時的に可能として、エレベータの利便性を向上することができる。
また、この発明の第5の観点におけるエレベータの制御装置では、乗場呼び非サービス階設定手段は、通常状態では、玄関階でのエレベータの乗場呼びを登録不能とし、乗場用ID照合装置からの認証者確認信号またはインターホンからの開錠信号に基づき、玄関階でのエレベータの乗場呼びを一時的に登録可能とする機能を有するので、通常状態では、乗場呼び非サービス階設定手段によりセキュリティを確保し、乗場用ID照合装置からの認証者確認信号または各住戸のインターホンからの開錠信号が発生したときにも、乗場呼び非サービス階設定手段により、玄関階でのエレベータの乗場呼びを一時的に可能として、エレベータの利便性を向上することができる。
以下この発明のいくつかの実施の形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の第1の観点によるエレベータの制御装置の実施の形態1を示すブロック回路図である。この実施の形態1のエレベータの制御装置は、マンションなどの集合住宅におけるエレベータの制御装置である。集合住宅は、複数の住戸と、玄関階(ロビー階)を含む複数のサービス階を有し、これらの複数サービス階に複数の住戸を分散して構成される。エレベータは、玄関階を含む複数サービス階に運行される。
集合住宅には、玄関扉1と、玄関用ID照合装置2と、乗場ID照合装置3と、ID照合装置コントローラ4と、住戸管理用中央制御装置5と、インターホン6と、エレベータ制御回路7と、エレベータの上昇指示ボタン17Aとその上昇・下降指示ボタン17Bが設置される。
玄関扉1は、集合住宅の玄関階に設置される。玄関用ID照合装置2は、集合住宅の玄関階において、玄関扉1の外部において、玄関扉1の近くに設置され、玄関扉1を開錠する。この玄関用ID照合装置は、例えば非接触キーを用いる照合装置、非接触ICカードを用いる照合装置、または指紋照合装置などにより構成され、入力される非接触キー、非接触ICまたは指紋からの入力信号が、予め登録された認証者の登録信号と一致したときに、認証者確認信号IDS1を発生する。
乗場用ID照合装置3は、集合住宅の玄関階のエレベータ乗場に設置される。この乗場ID照合装置3も、例えば非接触キーを用いる照合装置、非接触ICカードを用いる照合装置、または指紋照合装置などにより構成され、入力される非接触キー、非接触ICまたは指紋からの入力信号が、予め登録された認証者の登録信号と一致したときに、認証者確認信号IDS2を発生する。
ID照合装置コントローラ4は、玄関用ID照合装置2および乗場用ID照合装置3に接続され、これらを制御するもので、玄関用ID照合装置2および乗場用ID照合装置3からの認証者確認信号IDS1、IDS2を受ける。
インターホン6は、複数個用意され、集合住宅の各住戸のそれぞれに設置される。このインターホン6は、玄関扉1を開錠する開錠信号発生手段を内蔵しており、この開錠信号発生手段は、開錠信号ULSを発生する。
住戸管理用中央制御装置5は、玄関扉1と、ID照合装置コントローラ4と、インターホン6と、エレベータ制御回路7に接続される。この中央制御装置5は、ID照合装置コントローラ4から、玄関用ID照合装置2からの認証者確認信号IDS1を受けたときに、玄関扉1を開錠する。また各インターホン6から解除信号ULSを受けたときにも、玄関扉1を開錠する。中央制御装置5は、通信コントローラ8を介して、エレベータ制御回路7に接続される。この通信コントローラ8は、中央制御装置5とエレベータ制御回路7との間のシリアル通信を行なう。
エレベータ制御回路7は、通信バス18と、エレベータの運行制御手段9、乗場呼び自動登録手段10、乗場呼び非サービス階設定手段12、エレベータかご通信手段14および乗場通信手段15を有する。
通信バス18は通信コントローラ8、運行制御手段9、かご通信手段14および乗場通信手段15に接続される。運行制御手段9には、乗場呼び自動登録手段10と、乗場呼び非サービス階設定手段12が接続される。乗場呼び非サービス階設定手段12は、通常状態では、集合住宅の玄関階における乗場呼びを登録不能にする機能を有する。乗場呼び自動登録手段10は、中央制御装置5が、乗場用ID照合装置3からの認証者確認信号IDS2または各インターホン6からの開錠信号ULSを受けたときに、これらの認証者確認信号IDS2または開錠信号ULSに基づいて、玄関階における乗場呼びを自動登録する機能を有する。
かご通信手段14には、エレベータかご内の行先階指示ボタン16が接続される。また、乗場通信手段15には、上昇指示ボタン17Aと上昇・下降指示ボタン17Bが接続される。上昇指示ボタン17Aは、集合住宅の玄関階のエレベータ乗場に設置され、また上昇・下降指示ボタン17Bは、玄関階以外の他の各サービス階のエレベータ乗場に設置される。
図2は実施の形態1の動作フローチャートである。この動作フローチャートは、乗場用ID照合装置3が認証者確認信号IDS2を発生する場合のフローチャートである。
図2の動作フローチャートは、開始ステップと終了ステップとの間に、5つのステップST21からST25を含んでいる。開始ステップでは、通常状態として、乗場呼び非サービス階設定手段12により、玄関階での乗場呼びを登録不能としている。最初のステップST21では、玄関階の乗場用ID照合装置3により、利用者の照合が行なわれ、利用者が予め登録された認証者であれば、この乗場用ID照合装置3から認証者確認信号IDS2を受ける。次のステップST22では、認証者確認信号IDS2に基づき、乗場呼び自動登録手段10により、玄関階での乗場呼びが自動登録される。
次のステップST23では、エレベータかごが玄関階に到着する。次のステップST24では、エレベータの利用者が、エレベータかご内において、行先階指示ボタン16を操作することにより、希望する目的階へのかご呼びが登録される。このステップST24では、すべての行先階へのかご呼びが登録可能となっている。次のステップST25では、エレベータかごが登録された目的階に到着する。
なお、インターホン6が開錠信号ULSを発生する場合には、図2のステップST21で、インターホン6から開錠信号ULSを受け、次のステップST22で、開錠信号ULSに基づき、乗場呼び自動登録手段10が、玄関階での乗場呼びを自動登録する。それ以外は、図2と同じである。
この実施の形態1では、乗場呼び非サービス階設定手段12は、通常状態では、玄関階でのエレベータの乗場呼びを登録不能とする機能を有し、また、乗場呼び自動登録手段10は、乗場用ID照合装置3からの認証者確認信号IDS2または各インターホン6からの開錠信号ULSに基づき、玄関階でのエレベータの乗場呼びを自動登録する機能を有するので、通常状態では、乗場呼び非サービス階設定手段12により、セキュリティを確保し、乗場用ID照合装置3からの認証者確認信号IDS2または各住戸のインターホン6からの開錠信号ULSが発生したときには、玄関階での乗場呼びを効果的に行ない、エレベータの利便性を向上することができる。
実施の形態2.
図3は、この発明の第1の観点によるエレベータの制御装置の実施の形態2を示すブロック回路図であり、図4は、この実施の形態2の動作フローチャートを示す。
この実施の形態2のエレベータの制御装置は、実施の形態1を変形したものである。この実施の形態2では、図3に示すように、実施の形態1に加えて、エレベータ制御回路7において、運行制御手段9に、さらにかご呼び非サービス階設定手段13が接続される。
また、この実施の形態2では、住戸管理中央制御装置5は、乗場用ID照合装置3からの認証者確認信号IDS2またはインターホン6からの開錠信号ULSを内部で処理することにより、目的階指定信号OASを発生し、この目的階指定信号OASをエレベータ制御回路7に供給するように構成される。
または、この実施の形態2において、ID照合装置コントローラ4が、乗場用ID照合装置3からの認証者確認信号IDS2を内部で処理することにより、目的階指定信号OASを発生し、この目的階指定信号OASを住戸管理中央制御装置5に供給するように構成することもできる。この場合、住戸管理中央制御装置5は、インターホン6からの開錠信号ULSに基づいて発生した目的階指定信号OASと、ID照合装置コントローラ4から供給された目的階指定信号OASとを、エレベータ制御回路7に供給するように構成される。その他は、実施の形態1と同じに構成される。
かご呼び非サービス階設定手段13は、エレベータかごが玄関階に到着したときに、この玄関階と、目的階指定信号OASにより指定された目的階とを除く他の各サービス階へのかご呼びを一時的に登録不能とし、またかご呼びまたは途中のサービス階の乗場呼びに応答したときに、かご呼びを登録可能とする機能を有する。
図4は、乗場用ID照合装置3が認証者確認信号IDS2を発生する場合の動作フローチャートである。この動作フローチャートは、開始ステップと終了ステップとの間に7つのステップST31からST37を含む。
開始ステップでは、通常状態として、乗場呼び非サービス階設定手段12により、玄関階での乗場呼びを登録不能としている。最初のステップST31では、玄関階の乗場用ID照合装置3による照合が行なわれ、この乗場用ID照合装置3が認証者確認信号IDS2を発生する。次のステップST32では、認証者確認信号IDS2に基づき、乗場呼び自動登録手段10が玄関階での乗場呼びを自動登録する。
次のステップST33では、エレベータかごが玄関階に到着する。次のステップST34では、中央制御装置5からの目的階指定信号OASに基づき、かご呼び非サービス階設定手段13が、玄関階と、目的階指定信号OASにより指定された目的階とを除く他の各サービス階へのかご呼びを、一時的に、所定時間に限り、登録不能とする。次のステップST35では、乗車した利用者がエレベータかご内において、行先階指示ボタン16を操作することにより、希望する目的階へのかご呼びが登録される。次のステップST36では、エレベータかごが指示された目的階に到着する。次のステップST37では、かご呼び非サービス階設定手段13により登録不能とされていたかご呼びを登録可能とする。
なお、インターホン6が開錠信号ULSを発生する場合には、図4のステップST31で、インターホン6から開錠信号ULSを受け、次のステップST32で、開錠信号ULSに基づき、乗場呼び自動登録手段10が、玄関階での乗場呼びを自動登録する。それ以外は、図4と同じである。
この実施の形態2では、乗場呼び非サービス階設定手段12と乗場呼び自動登録手段10に加えて、かご呼び非サービス階設定手段13を設け、このかご呼び非サービス階設定手段13が、エレベータかごが玄関階に到着したときに、この玄関階と、目的階指定信号OASにより指定された目的階とを除く他の各サービス階へのかご呼びを一時的に登録不能とするので、セキュリティを確保することができ、このかご呼び非サービス階設定手段13は、かご呼びまたは途中のサービス階の乗場呼びに応答すると、かご呼びを登録可能とする機能を有するので、利便性を向上することができる。
実施の形態3.
図5は、この発明の第2の観点によるエレベータの制御装置の実施の形態3を示すブロック回路図であり、図6はその動作フローチャートである。
この実施の形態3のエレベータの制御装置は、実施の形態2をさらに変形したものである。この実施の形態3では、図5に示すように、実施の形態2におけるかご呼び非サービス階設定手段13に代わって、かご呼び非サービス階設定手段13Aを使用し、また運行制御手段9に、さらに、かご呼び自動登録手段11が接続される。その他は、実施の形態2と同じに構成される。
この実施の形態3では、実施の形態2と同様に、住戸管理中央制御装置5は、乗場用ID照合装置3からの認証者確認信号IDS2またはインターホン6からの開錠信号ULSを内部で処理することにより、目的階指定信号OASを発生し、この目的階指定信号OASをエレベータ制御回路7に供給するように構成される。
または、ID照合装置コントローラ4が、乗場用ID照合装置3からの認証者確認信号IDS2を内部で処理することにより、目的階指定信号OASを発生し、この目的階指定信号OASを住戸管理中央制御装置5に供給するように構成され、住戸管理中央制御装置5は、インターホン6からの開錠信号ULSに基づいて発生した目的階指定信号OASと、ID照合装置コントローラ4からの目的階指定信号OASとをエレベータ制御回路7に供給するように構成される。
実施の形態2におけるかご呼び非サービス階設定手段13は、エレベータかごが玄関階に到着したときに、玄関階と、目的階指定信号OASにより指定された目的階とを除く他の各サービス階へのかご呼びを一時的に登録不能とする機能を有するが、この実施の形態3におけるかご呼び非サービス階設定手段13Aは、エレベータかごが玄関階に到着したときに、玄関階以外の各サービス階へのかご呼びを登録不能とし、かご呼びまたは途中のサービス階の乗場呼びに応答すると、かご呼びを再び登録可能とする機能を有する。
また、かご呼び自動登録手段11は、玄関階において乗客の乗車を検出したときに、目的階指定信号OASにより指定された目的階へのかご呼びを自動的に登録する機能を有し、利便性の向上を図る。
図6は、乗場用ID照合装置3が認証者確認信号IDS2を発生する場合の動作フローチャートである。この動作フローチャートは、開始ステップと終了ステップとの間に8つのステップST41からST48を含む。
開始ステップでは、通常状態として、乗場呼び非サービス階設定手段12により、玄関階での乗場呼びを登録不能としている。最初のステップST41では、玄関階の乗場用ID照合装置3による照合が行なわれ、この乗場用ID照合装置3が認証者確認信号IDS2を発生する。次のステップST42では、認証者確認信号IDS2に基づき、乗場呼び自動登録手段10が玄関階での乗場呼びを自動登録する。
次のステップST43では、エレベータかごが玄関階に到着する。次のステップST44では、中央制御装置5からの目的階指定信号OASに基づき、かご呼び非サービス階設定手段13が、玄関階以外の他の各サービス階へのかご呼びを登録不能とする。次のステップST45では、玄関階において、乗客の乗車を検出する。次のステップST46では、目的階指定信号OASに基づき、かご呼び自動登録手段11が、目的階へのかご呼びを自動登録する。次のステップST47では、エレベータかごが指示された目的階に到着する。次のステップST48では、かご呼び非サービス階設定手段13により登録不能とされていたかご呼びを登録可能とする。
なお、インターホン6が開錠信号ULSを発生する場合には、図6のステップST41で、インターホン6から開錠信号ULSと目的階指定信号OASを受け、次のステップST42で、開錠信号ULSに基づき、乗場呼び自動登録手段10が、玄関階での乗場呼びを自動登録する。それ以外は、図6と同じである。
この実施の形態3では、乗場呼び非サービス階設定手段12と、乗場呼び自動登録手段10と、かご呼び非サービス階設定手段13Aと、かご呼び自動登録手段11を設け、かご呼び非サービス階設定手段13Aが、エレベータかごが玄関階に到着したときに、玄関階以外の各サービス階へのかご呼びを登録不能とするので、セキュリティが確保され、またこのかご呼び非サービス階設定手段13Aは、かご呼びまたは途中のサービス階の乗場呼びに応答すると、かご呼びを再び登録可能とし、かご呼び自動登録手段11が、玄関階において乗客の乗車を検出したときに、目的階指定信号OASにより指定された目的階へのかご呼びを自動登録する機能を有するので、さらに利便性を向上することができる。
実施の形態4.
この実施の形態4は、この発明の第3の観点におけるエレベータの制御装置の実施の形態である。図7は、この実施の形態4によるエレベータの制御装置を示すブロック回路図であり、図8はその動作フローチャートである。
この実施の形態4によるエレベータの制御装置は、実施の形態3をさらに変形したものである。この実施の形態4では、図7に示すように、エレベータ制御回路7において、運行制御手段9に、乗場呼び非サービス階設定手段12と、乗場呼び自動登録手段10と、かご呼び非サービス階設定手段13Bと、かご呼び自動登録手段11とが接続される。
また、この実施の形態4では、実施の形態3と同様に、住戸管理中央制御装置5は、乗場用ID照合装置3からの認証者確認信号IDS2またはインターホン6からの開錠信号ULSを内部で処理することにより、目的階指定信号OASを発生し、この住戸管理中央制御装置5がエレベータ制御回路7に目的階指定信号OASを供給するように構成される。
または、ID照合装置コントローラ4が、乗場用ID照合装置3からの認証者確認信号IDS2を内部で処理することにより、目的階指定信号OASを発生し、この目的階指定信号OASを住戸管理中央制御装置5に供給するように構成され、住戸管理中央制御装置5は、インターホン6からの開錠信号ULSに基づいて発生した目的階指定信号OASと、ID照合装置コントローラ4からの目的階指定信号OASとをエレベータ制御回路7に供給するように構成される。
実施の形態3では、かご呼び非サービス階設定手段13Aが、エレベータかごが玄関階に到着したときに、玄関階以外の各サービス階へのかご呼びを登録不能とし、かご呼びまたは途中サービス階の乗場呼びに応答すると、かご呼びを再び登録可能とする機能を有するものとしたが、この実施の形態4では、かご呼び非サービス階設定手段13Bが、通常状態では、玄関階以外の他の各サービス階へのかご呼びを登録不能とする機能を有するものとされる。その他は実施の形態3と同じである。
図8は、乗場用ID照合装置3が認証者確認信号IDS2を発生する場合の動作フローチャートである。この動作フローチャートは、開始ステップと終了ステップとの間に8つのステップST51からST56を含む。
開始ステップでは、通常状態として、乗場呼び非サービス階設定手段12により、玄関階での乗場呼びを登録不能としている。最初のステップST51では、玄関階の乗場用ID照合装置3による照合が行なわれ、この乗場用ID照合装置3が認証者確認信号IDS2を発生する。次のステップST52では、認証者確認信号IDS2に基づき、乗場呼び自動登録手段10が、玄関階での乗場呼びを自動登録する。
次のステップST53では、エレベータかごが玄関階に到着する。次のステップST54では、玄関階において、乗客の乗車を検出する。次のステップST55では、中央制御装置5からの目的階指定信号OASに基づき、かご呼び自動登録手段11が、目的階へのかご呼びを自動登録する。次のステップST56では、エレベータかごが指示された目的階に到着する。
なお、インターホン6が開錠信号ULSを発生する場合には、図8のステップST51で、インターホン6から開錠信号ULSを受け、次のステップST52で、開錠信号ULSに基づき、乗場呼び自動登録手段10が玄関階での乗場呼びを自動登録する。それ以外は、図8と同じである。
実施の形態4では、乗場呼び非サービス階設定手段12と、乗場呼び自動登録手段10と、かご呼び非サービス階設定手段13Bと、かご呼び自動登録手段11を設け、かご呼び非サービス階設定手段13Bが、エレベータかごが玄関階に到着したときに、玄関階以外のサービス階へのかご呼びを登録不能とするので、セキュリティが確保され、またかご呼び自動登録手段11が、玄関階において乗客の乗車を検出したときに、目的階指定信号OASにより指定された目的階へのかご呼びを自動登録する機能を有するので、利便性を向上することができる。
実施の形態5.
この実施の形態5は、この発明の第4の観点におけるエレベータの制御装置の実施の形態である。図9は、この実施の形態5によるエレベータの制御装置を示すブロック回路図であり、図10はその動作フローチャートである。
この実施の形態5によるエレベータの制御装置は、実施の形態2を変形したものである。この実施の形態5では、図9に示すように、エレベータ制御回路7において、運行制御手段9に、乗場呼び非サービス階設定手段12と、乗場呼び自動登録手段10と、かご呼び非サービス階設定手段13Cとが接続される。
この実施の形態5では、実施の形態2と同様に、住戸管理中央制御装置5は、乗場用ID照合装置3からの認証者確認信号IDS2またはインターホン6からの開錠信号ULSを内部で処理することにより、目的階指定信号OASを発生し、この住戸管理中央制御装置5がエレベータ制御回路7に目的階指定信号OASを供給するように構成される。
または、ID照合装置コントローラ4が、乗場用ID照合装置3からの認証者確認信号IDS2を内部で処理することにより、目的階指定信号OASを発生し、この目的階指定信号OASを住戸管理中央制御装置5に供給するように構成され、住戸管理中央制御装置5は、インターホン6からの開錠信号ULSに基づいて発生した目的階指定信号OASと、ID照合装置コントローラ4からの目的階指定信号OASとをエレベータ制御回路7に供給するように構成される。
実施の形態2では、かご呼び非サービス階設定手段13が、エレベータかごが玄関階に到着したときに、玄関階と、目的階指定信号OASにより指定された目的階とを除く他の各サービス階へのかご呼びを一時的に登録不能とし、かご呼びまたは途中のサービス階の乗場呼びに応答すると、かご呼びを再び登録可能とする機能を有するものとしたが、この実施の形態5では、かご呼び非サービス階設定手段13Cが、通常状態では、玄関階以外へのかご呼びを登録不能とし、エレベータかごが玄関階に到着したときに、目的階指定信号OASにより指定された目的階のみへのかご呼びを一時的に登録可能とする機能を有するものとされる。その他は実施の形態2と同じである。
図10は、乗場用ID照合装置3が認証者確認信号IDS2を発生する場合の動作フローチャートである。この動作フローチャートは、開始ステップと終了ステップとの間に7つのステップST61からST67を含む。
開始ステップでは、通常状態として、乗場呼び非サービス階設定手段12により、玄関階での乗場呼びを登録不能としている。最初のステップST61では、玄関階の乗場用ID照合装置3による照合が行なわれ、この乗場用ID照合装置3が認証者確認信号IDS2を発生する。次のステップST62では、認証者確認信号IDS2に基づき、乗場呼び自動登録手段10が、玄関階での乗場呼びを自動登録する。
次のステップST63では、エレベータかごが玄関階に到着する。次のステップST64では、中央制御装置5からの目的階指定信号OASに基づき、かご呼び非サービス階設定手段13Cが、目的階指定信号OASにより指定された目的階のみへのかご呼びの登録を一時的に、所定時間に限り、可能とする。次のステップST65では、乗車した乗客により、目的階へのかご呼びが登録される。次のステップST66では、エレベータかごが指示された目的階に到着する。次のステップST67では、かご呼び非サービス階設定手段13Cにより、目的階指定信号OASにより指定された目的階へのかご呼びを登録不能とする。
なお、インターホン6が開錠信号ULSを発生する場合には、図10のステップST61で、インターホン6から開錠信号ULSを受け、次のステップST62で、開錠信号ULSに基づき、乗場呼び自動登録手段10が、玄関階での乗場呼びを自動登録する。それ以外は、図10と同じである。
実施の形態5では、乗場呼び非サービス階設定手段12と、乗場呼び自動登録手段10と、かご呼び非サービス階設定手段13Cとを設け、かご呼び非サービス階設定手段13Cが、通常状態では、玄関階以外の各サービス階へのかご呼びを登録不能とし、エレベータかごが玄関階に到着したときに、目的階指定信号OASにより指定された目的階のみへのかご呼びを一時的に登録可能とするので、セキュリティが確保され、また利便性を向上することができる。
実施の形態6.
この実施の形態6は、この発明の第5の観点におけるエレベータの制御装置の実施の形態である。図11は、この実施の形態6によるエレベータの制御装置を示すブロック回路図であり、図12はその動作フローチャートである。
この実施の形態6によるエレベータの制御装置は、実施の形態1を変形したものである。この実施の形態6では、図11に示すように、図1の乗場呼び自動登録手段10が削除され、また、乗場呼び非サービス階設定手段12に代わって、乗場呼び非サービス階設定手段12Aが用いられる。その他は、実施の形態1と同じに構成される。
実施の形態1の乗場呼び非サービス階設定手段12は、通常状態では、玄関階での乗場呼びを登録不能とする機能を有するが、この実施の形態6の乗場呼び非サービス階設定手段12Aは、通常状態では、玄関階での乗場呼びを登録不能とし、乗場用ID照合手段3が認証者確認信号IDS2を発生したとき、またはインターホン6が開錠信号ULSを発生したとき、玄関階での乗場呼びを一時的に登録可能とする機能を有する。この乗場呼び非サービス階設定手段12Aにより、玄関階での乗場呼びを一時的に登録可能とする機能は、所定時間に限り、玄関階での乗場呼びを登録可能とするもので、所定時間の経過後には、玄関階での乗場呼びは登録不能とされる。
図12の動作フローチャートは、乗場用ID照合装置3が認証者確認信号IDS2を発生する場合のフローチャートである。図12の動作フローチャートは、開始ステップと終了ステップとの間に、6つのステップST71からST76を含んでいる。
開始ステップでは、通常状態として、乗場呼び非サービス階設定手段12により、玄関階での乗場呼びを登録不能としている。最初のステップST71では、玄関階の乗場用ID照合装置3による照合が行なわれ、この乗場用ID照合装置3が認証者確認信号IDS2を発生する。次のステップST72では、認証者確認信号IDS2に基づき、乗場呼び非サービス階設定手段12Aが、玄関階での乗場呼びを一時的に登録可能とする。次のステップST73では、玄関階において、乗客が上昇指示ボタン17Aを操作することにより、玄関階での乗場呼びが登録される。
次のステップST74では、エレベータかごが玄関階に到着する。次のステップST75では、エレベータの利用者が、エレベータかご内において、行先階指示ボタン16を操作することにより、希望する目的階へのかご呼びが登録される。このステップST75では、すべての行先階へのかご呼びが登録可能となっている。次のステップST76では、エレベータかごが登録された目的階に到着する。
なお、インターホン6が開錠信号ULSを発生する場合には、図12のステップST71で、インターホン6から開錠信号ULSを受け、次のステップST72で、開錠信号ULSに基づき、乗場呼び非サービス階設定手段12Aが、玄関階での乗場呼びを一時的に登録可能とする。それ以外は、図12と同じである。
実施の形態6では、乗場呼び非サービス階設定手段12Aは、通常状態では、玄関階でのエレベータの乗場呼びを登録不能とする機能を有し、また、乗場用ID照合装置3からの認証者確認信号IDS2または各インターホン6からの開錠信号ULSに基づき、玄関階でのエレベータの乗場呼びを一時的に登録可能とする機能を有するので、通常状態では、セキュリティを確実に確保しながら、乗場用ID照合装置3からの認証者確認信号IDS2または各住戸のインターホン6からの開錠信号ULSが発生したときには、玄関階での乗場呼びを効果的に行ない、エレベータの利便性を向上することができる。
実施の形態7.
この実施の形態7は、この発明の第5の観点におけるエレベータの制御装置の実施の形態である。図13は、この実施の形態7によるエレベータの制御装置を示すブロック回路図であり、図14はその動作フローチャートである。
この実施の形態7によるエレベータの制御装置は、実施の形態6をさらに変形したものである。この実施の形態7では、図13に示すように、また運行制御手段9には、乗場呼び非サービス階設定手段12Aに加え、さらに、かご呼び非サービス階設定手段13が接続される。
また、この実施の形態7では、実施の形態2と同様に、住戸管理中央制御装置5は、乗場用ID照合装置3からの認証者確認信号IDS2またはインターホン6からの開錠信号ULSを内部で処理することにより、目的階指定信号OASを発生し、この住戸管理中央制御装置5がエレベータ制御回路7に目的階指定信号OASを供給するように構成される。
または、ID照合装置コントローラ4が、乗場用ID照合装置3からの認証者確認信号IDS2を内部で処理することにより、目的階指定信号OASを発生し、この目的階指定信号OASを住戸管理中央制御装置5に供給するように構成され、住戸管理中央制御装置5は、インターホン6からの開錠信号ULSに基づいて発生した目的階指定信号OASと、ID照合装置コントローラ4からの目的階指定信号OASとをエレベータ制御回路7に供給するように構成される。その他は、実施の形態6と同じに構成される。
この実施の形態7のかご呼び非サービス階設定手段13は、実施の形態2で用いたものと同じであり、エレベータかごが玄関階に到着したときに、玄関階と、目的階指定信号OASにより指定された目的階とを除く他の各サービス階へのかご呼びを一時的に登録不能とし、かご呼びまたは途中のサービス階の乗場呼びに応答すると、かご呼びを再び登録可能とする機能を有する。
図14の動作フローチャートは、乗場用ID照合装置3が認証者確認信号IDS2を発生する場合のフローチャートである。図14の動作フローチャートは、開始ステップと終了ステップとの間に、8つのステップST81からST88を含んでいる。
開始ステップでは、通常状態として、乗場呼び非サービス階設定手段12Aにより、玄関階での乗場呼びを登録不能としている。最初のステップST81では、玄関階の乗場用ID照合装置3による照合が行なわれ、この乗場用ID照合装置3が、認証者確認信号IDS2を発生する。次のステップST82では、認証者確認信号IDS2に基づき、乗場呼び非サービス階設定手段12Aが、玄関階での乗場呼びを一時的に登録可能とする。次のステップST83では、玄関階において、エレベータの利用者が上昇指示ボタン17Aを操作することにより、玄関階での乗場呼びが登録される。
次のステップST84では、エレベータかごが玄関階に到着する。次のステップST85では、かご呼び非サービス階設定手段13が、中央制御装置5からの目的階指定信号OASに基づき、玄関階と、目的階指定信号OASにより指定された目的階とを除く他の各サービス階へのかご呼びを登録不能とする。次のステップST86では、エレベータの利用者が、エレベータかご内において、行先階指示ボタン16を操作することにより、希望する目的階へのかご呼びが登録される。次のステップST87では、エレベータかごが登録された目的階に到着する。次のステップST88では、かご呼び非サービス階設定手段13が、かご呼びを登録可能とする。
なお、インターホン6が開錠信号ULSを発生する場合には、図14のステップST81で、インターホン6から開錠信号ULSを受け、次のステップST82で、開錠信号ULSに基づき、乗場呼び非サービス階設定手段12Aが、玄関階で乗場呼びを一時的に登録可能とする。それ以外は、図14と同じである。
実施の形態7では、乗場呼び非サービス階設定手段12Aは、通常状態では、玄関階でのエレベータの乗場呼びを登録不能とする機能を有し、また、乗場用ID照合装置3からの認証者確認信号IDS2または各インターホン6からの開錠信号ULSに基づき、玄関階でのエレベータの乗場呼びを一時的に登録可能とする機能を有し、またかご呼び非サービス階設定手段13は、エレベータかごが玄関階に到着したときに、玄関階と、目的階指定信号OASにより指定された目的階とを除く他の各サービス階へのかご呼びを一時的に登録不能とし、かご呼びまたは途中のサービス階の乗場呼びに応答すると、かご呼びを再び登録可能とする機能を有するので、通常状態では、乗場呼び非サービス階設定手段12Aにより、セキュリティを確保し、またエレベータかごが玄関階に到着したときには、かご呼び非サービス階設定手段13により、玄関階と、目的階以外のセキュリティを確実に確保しながら、乗場用ID照合装置3からの認証者確認信号IDS2または各住戸のインターホン6からの開錠信号ULSが発生したときには、玄関階での乗場呼びを効果的に行ない、エレベータの利便性を向上することができる。
実施の形態8.
この実施の形態8は、この発明の第5の観点におけるエレベータの制御装置の実施の形態である。図15は、この実施の形態8によるエレベータの制御装置を示すブロック回路図であり、図16はその動作フローチャートである。
この実施の形態8によるエレベータの制御装置は、実施の形態6をさらに変形したものである。この実施の形態8では、図15に示すように、エレベータ制御回路7の運行制御手段9に、実施の形態6で使用された乗場呼び非サービス階設定手段12Aに加え、図9に示した実施の形態5で使用されたかご呼び非サービス階設定手段13Cが接続される。
また、この実施の形態8では、実施の形態7と同様に、住戸管理中央制御装置5は、乗場用ID照合装置3からの認証者確認信号IDS2またはインターホン6からの開錠信号ULSを内部で処理することにより、目的階指定信号OASを発生し、この住戸管理中央制御装置5がエレベータ制御回路7に目的階指定信号OASを供給するように構成される。
または、ID照合装置コントローラ4が、乗場用ID照合装置3からの認証者確認信号IDS2を内部で処理することにより、目的階指定信号OASを発生し、この目的階指定信号OASを住戸管理中央制御装置5に供給するように構成され、住戸管理中央制御装置5は、インターホン6からの開錠信号ULSに基づいて発生した目的階指定信号OASと、ID照合装置コントローラ4からの目的階指定信号OASとをエレベータ制御回路7に供給するように構成される。その他は、実施の形態6と同じに構成される。
この実施の形態8のかご呼び非サービス階設定手段13Cは、実施の形態5で用いたものと同じであり、通常状態では、玄関階以外の各サービス階へのかご呼びを登録不能とし、エレベータかごが玄関階に到着したときに、目的階指定信号OASにより指定された目的階のみへのかご呼びを一時的に登録可能とする機能を有する。
図16の動作フローチャートは、乗場用ID照合装置3が認証者確認信号IDS2を発生する場合のフローチャートである。この図16の動作フローチャートは、開始ステップと終了ステップとの間に、8つのステップST91からST98を含んでいる。
開始ステップでは、通常状態として、乗場呼び非サービス階設定手段12Aにより、玄関階での乗場呼びを登録不能としている。最初のステップST91では、玄関階の乗場用ID照合装置3による照合が行なわれ、この乗場用ID照合装置3が、認証者確認信号IDS2を発生する。次のステップST92では、認証者確認信号IDS2に基づき、乗場呼び非サービス階設定手段12Aが、玄関階での乗場呼びを一時的に登録可能とする。次のステップST93では、玄関階において、エレベータの利用者が上昇指示ボタン17Aを操作することにより、玄関階での乗場呼びが登録される。
次のステップST94では、エレベータかごが玄関階に到着する。次のステップST95では、かご呼び非サービス階設定手段13Cが、中央制御装置5からの目的階指定信号OASに基づき、目的階指定信号OASにより指定された目的階のみへのかご呼びを一時的に登録可能とする。次のステップST96では、エレベータの利用者が、エレベータかご内において、行先階指示ボタン16を操作することにより、目的階へのかご呼びが登録される。次のステップST97では、エレベータかごが登録された目的階に到着する。次のステップST98では、かご呼び非サービス階設定手段13Cが、目的階へのかご呼びを登録不能とする。
なお、インターホン6が開錠信号ULSを発生する場合には、図16のステップST91で、インターホン6から開錠信号ULSを受け、次のステップST92で、開錠信号ULSに基づき、乗場呼び非サービス階設定手段12Aが、玄関階で乗場呼びを一時的に登録可能とされる。それ以外は、図16と同じである。
この実施の形態8では、乗場呼び非サービス階設定手段12Aは、通常状態では、玄関階でのエレベータの乗場呼びを登録不能とする機能を有し、また、乗場用ID照合装置3からの認証者確認信号IDS2または各インターホン6からの開錠信号ULSに基づき、玄関階でのエレベータの乗場呼びを一時的に登録可能とする機能を有し、またかご呼び非サービス階設定手段13Cは、通常状態では、玄関階以外の各サービス階へのかご呼びを登録不能とし、エレベータかごが玄関階に到着したときに、目的階指定信号OASにより指定された目的階のみへのかご呼びを一時的に登録可能とする機能を有するので、通常状態では、乗場呼び非サービス階設定手段12Aにより、セキュリティを確保し、またエレベータかごが玄関階に到着したときには、かご呼び非サービス階設定手段13により、目的階以外のセキュリティを確実に確保しながら、乗場用ID照合装置3からの認証者確認信号IDS2または各住戸のインターホン6からの開錠信号ULSが発生したときには、玄関階での乗場呼びを効果的に行ない、エレベータの利便性を向上することができる。
実施の形態9.
この実施の形態9は、玄関用ID照合装置2において、管理者確認信号IDSが発生したときに、すべてのサービス階へのかご呼びを一時的に可能とするものである。この実施の形態9は、実施の形態2、3、4、5、7、8の実施の形態に適用され、これらの各実施の形態におけるかご呼び非サービス階設定手段13、13A、13B、13Cに、管理者確認信号IDSに基づき、すべてのサービス階へのかご呼びを一時的に登録可能とする機能を付加したものである。
図17は、この実施の形態9の動作フローチャートであり、乗場用ID照合装置3から管理者確認信号IDS受ける場合の動作フローチャートである。この動作フローチャートは、開始ステップと終了ステップとの間に7つのステップST101からST107を含んでいる。
図17の開始ステップでは、玄関階での乗場呼びが登録不能とされている。最初のステップST101では、乗場用ID照合装置3に管理者認証カードが差し込まれ、乗場用ID照合装置3が管理者認証信号IDSを発生する。この管理者認証カードは、集合住宅の管理者が所持するものである。次のステップST102では、管理者認証信号IDSの基づき、エレベータかごが玄関階に到着する。
次のステップST103では、エレベータかごが玄関階に到達する。次のステップST104では、管理者認証信号IDSに基づき、かご呼び非サービス階設定手段13、13A、13B、13Cが、すべてのサービス階へのかご呼びを一時的に、所定時間に限り、登録可能にする。次のステップST105では、乗車した管理者がエレベータかご内の行先指示ボタン16を操作することにより、任意のサービス階へのかご呼びが登録される。
次のステップST106では、エレベータかごが指示された目的階に到着する。次のステップST107では、かご呼び非サービス階設定手段13、13A、13B、13Cにより、玄関階以外の各サービス階へのかご呼びを登録不能とする。
この実施の形態9では、管理者認証信号IDSにより、各サービス階へのかご呼びが一時的に登録可能とされるので、セキュリティを確保しながら、管理者が緊急事態に対応して、各サービス階へ移動するのが可能となり、利便性を向上することができる。
この発明によるエレベータの制御装置は、集合住宅に設置されるエレベータの制御を行なうのに利用される。
図1はこの発明によるエレベータの制御装置の実施の形態1を示すブロック回路図。 図2は実施の形態1の動作フローチャート。 図3はこの発明によるエレベータの制御装置の実施の形態2を示すブロック回路図。 図4は実施の形態2の動作フローチャート。 図5はこの発明によるエレベータの制御装置の実施の形態3を示すブロック回路図。 図6は実施の形態3の動作フローチャート。 図7はこの発明によるエレベータの制御装置の実施の形態4を示すブロック回路図。 図8は実施の形態4の動作フローチャート。 図9はこの発明によるエレベータの制御装置の実施の形態5を示すブロック回路図。 図10は実施の形態5の動作フローチャート。 図11はこの発明によるエレベータの制御装置の実施の形態6を示すブロック回路図。 図12は実施の形態6の動作フローチャート。 図13はこの発明によるエレベータの制御装置の実施の形態7を示すブロック回路図。 図14は実施の形態7の動作フローチャート。 図15はこの発明によるエレベータの制御装置の実施の形態8を示すブロック回路図。 図16は実施の形態8の動作フローチャート。 図17はこの発明によるエレベータの制御装置の実施の形態9の動作フローチャート。
符号の説明
1:玄関扉、2:玄関用ID照合装置、3:乗場用ID照合装置、
4:ID照合装置コントローラ、5:中央制御装置、6:インターホン、
7:エレベータ制御回路、8:通信コントローラ、9:運行制御手段
10:乗場呼び自動登録手段、11:かご呼び自動登録手段、
12、12A:乗場呼び非サービス階設定手段、
13、13A、13B、13C:かご呼び非サービス階設定手段。

Claims (10)

  1. 複数の住戸と、玄関階を含む複数のサービス階と、中央制御装置を備え、玄関には玄関扉と玄関用ID照合装置が、玄関階のエレベータ乗場には乗場用ID照合装置が、また各住戸にはインターホンがそれぞれ設置され、前記中央制御装置が、前記玄関用ID照合装置からの認証者確認信号または前記インターホンからの開錠信号に基づき、前記玄関扉を開錠するように構成された集合住宅におけるエレベータの制御装置であって、
    このエレベータの制御装置は、前記中央制御装置に接続されたエレベータ制御回路を有し、
    このエレベータ制御回路は、前記各サービス階に対するエレベータの運行制御手段と、この運行制御手段に接続された乗場呼び非サービス階設定手段と、乗場呼び自動登録手段を有し、
    前記乗場呼び非サービス階設定手段は、通常状態では、前記玄関階でのエレベータの乗場呼びを登録不能とする機能を有し、
    また、前記乗場呼び自動登録手段は、前記乗場用ID照合装置からの認証者確認信号または前記インターホンからの開錠信号に基づき、前記玄関階でのエレベータの乗場呼びを自動登録する機能を有することを特徴とするエレベータの制御装置。
  2. 請求項1記載のエレベータの制御装置であって、前記中央制御装置が前記エレベータ制御回路に目的階指定信号を供給するように構成され、
    また、前記エレベータ制御回路は、さらに、前記運行制御手段に接続されたかご呼び非サービス階設定手段を有し、
    このかご呼び非サービス階設定手段は、エレベータかごが前記玄関階に到着したときに、前記玄関階と、前記目的階指定信号により指定された目的階とを除く他の各サービス階へのかご呼びを一時的に登録不能とし、また、かご呼びまたは途中のサービス階の乗場呼びに応答すると、かご呼びを登録可能とする機能を有することを特徴とするエレベータの制御装置。
  3. 複数の住戸と、玄関階を含む複数のサービス階と、中央制御装置を備え、玄関には玄関扉と玄関用ID照合装置が、玄関階のエレベータ乗場には乗場用ID照合装置が、また各住戸にはインターホンがそれぞれ設置され、前記中央制御装置が、前記玄関用ID照合装置からの認証者確認信号または前記インターホンからの開錠信号に基づき、前記玄関扉を開錠するように構成された集合住宅におけるエレベータの制御装置であって、
    前記エレベータの制御装置は、前記中央制御装置に接続されたエレベータ制御回路を有し、前記中央制御装置がこのエレベータ制御回路に目的階指定信号を供給するように構成され、
    前記エレベータ制御回路は、前記各サービス階に対するエレベータの運行制御手段と、この運行制御手段に接続された乗場呼び非サービス階設定手段と、乗場呼び自動登録手段と、かご呼び非サービス階設定手段と、かご呼び自動登録手段とを有し、
    前記乗場呼び非サービス階設定手段は、通常状態では、前記玄関階でのエレベータの乗場呼びを登録不能とする機能を有し、
    また、前記乗場呼び自動登録手段は、前記乗場用ID照合装置からの認証者確認信号または前記インターホンからの開錠信号に基づき、前記玄関階でのエレベータの乗場呼びを自動登録する機能を有し、
    また、前記かご呼び非サービス階設定手段は、エレベータかごが前記玄関階に到着したときに、前記玄関階以外の各サービス階へのかご呼びを登録不能とし、かご呼びまたは途中のサービス階の乗場呼びに応答すると、かご呼びを登録可能とする機能を有し、
    また、前記かご呼び自動登録手段は、前記玄関階において乗客の乗車を検出したときに、前記目的階指定信号により指定された目的階へのかご呼びを自動登録する機能を有することを特徴とするエレベータの制御装置。
  4. 複数の住戸と、玄関階を含む複数のサービス階と、中央制御装置を備え、玄関には玄関扉と玄関用ID照合装置が、玄関階のエレベータ乗場には乗場用ID照合装置が、また各住戸にはインターホンがそれぞれ設置され、前記中央制御装置が、前記玄関用ID照合装置からの認証者確認信号または前記インターホンからの開錠信号に基づき、前記玄関扉を開錠するように構成された集合住宅におけるエレベータの制御装置であって、
    前記エレベータの制御装置は、前記中央制御装置に接続されたエレベータ制御回路を有し、前記中央制御装置がこのエレベータ制御回路に目的階指定信号を供給するように構成され、
    前記エレベータ制御回路は、前記各サービス階に対するエレベータの運行制御手段と、この運行制御手段に接続された乗場呼び非サービス階設定手段と、乗場呼び自動登録手段と、かご呼び非サービス階設定手段と、かご呼び自動登録手段とを有し、
    前記乗場呼び非サービス階設定手段は、通常状態では、前記玄関階でのエレベータの乗場呼びを登録不能とする機能を有し、
    また、前記乗場呼び自動登録手段は、前記乗場用ID照合手段からの認証者確認信号または前記インターホンからの開錠信号に基づき、前記玄関階における乗場呼びを自動登録する機能を有し、
    また、前記かご呼び非サービス階設定手段は、通常状態では、前記玄関階以外の各サービス階へのかご呼びを登録不能とする機能を有し、
    また、前記かご呼び自動登録手段は、前記玄関階において乗客の乗車を検出したときに、前記目的階指定信号により指定された目的階へのかご呼びを自動登録する機能を有することを特徴とするエレベータの制御装置。
  5. 複数の住戸と、玄関階を含む複数のサービス階と、中央制御装置を備え、玄関には玄関扉と玄関用ID照合装置が、玄関階のエレベータ乗場には乗場用ID照合装置が、また各住戸にはインターホンがそれぞれ設置され、前記中央制御装置が、前記玄関用ID照合装置からの認証者確認信号または前記インターホンからの開錠信号に基づき、前記玄関扉を開錠するように構成された集合住宅におけるエレベータの制御装置であって、
    前記エレベータの制御装置は、前記中央制御装置に接続されたエレベータ制御回路を有し、前記中央制御装置がこのエレベータ制御回路に目的階指定信号を供給するように構成され、
    前記エレベータ制御回路は、前記各サービス階に対するエレベータの運行制御手段と、この運行制御手段に接続された乗場呼び非サービス階設定手段と、乗場呼び自動登録手段と、かご呼び非サービス階設定手段を有し、
    前記乗場呼び非サービス階設定手段は、通常状態では、前記玄関階でのエレベータの乗場呼びを登録不能とする機能を有し、
    また、前記乗場呼び自動登録手段は、前記乗場用ID照合手段からの認証者確認信号または前記インターホンからの開錠信号に基づき、前記玄関階での乗場呼びを自動登録する機能を有し、
    また、前記かご呼び非サービス階設定手段は、通常状態では、前記玄関階以外の各サービス階へのかご呼びを登録不能とし、エレベータかごが前記玄関階に到着したときに、前記目的階指定信号により指定された目的階のみへのかご呼びを一時的に登録可能とする機能を有することを特徴とするエレベータの制御装置。
  6. 複数の住戸と、玄関階を含む複数のサービス階と、中央制御装置を備え、玄関には玄関扉と玄関用ID照合装置が、玄関階のエレベータ乗場には乗場用ID照合装置が、また各住戸にはインターホンがそれぞれ設置され、前記中央制御装置が、前記玄関用ID照合装置からの認証者確認信号または前記インターホンからの開錠信号に基づき、前記玄関扉を開錠するように構成された集合住宅におけるエレベータの制御装置であって、
    このエレベータの制御装置は、前記中央制御装置に接続されたエレベータ制御回路を有し、
    このエレベータ制御回路は、前記各サービス階に対するエレベータの運行制御手段と、この運行制御手段に接続された乗場呼び非サービス階設定手段を有し、
    この乗場呼び非サービス階設定手段は、通常状態では、前記玄関階でのエレベータの乗場呼びを登録不能とし、前記乗場用ID照合装置からの認証者確認信号または前記インターホンからの開錠信号に基づき、前記玄関階でのエレベータの乗場呼びを一時的に登録可能とする機能を有することを特徴とするエレベータの制御装置。
  7. 請求項6記載のエレベータの制御装置であって、前記中央制御装置が前記エレベータ制御回路に目的階指定信号を供給するように構成され、
    また、前記エレベータ制御回路は、さらに前記運行制御手段に接続されたかご呼び非サービス階設定手段を有し、
    このかご呼び非サービス階設定手段は、エレベータかごが前記玄関階に到着したときに、前記玄関階と、前記目的階指定信号により指定された目的階とを除く他の各サービス階へのかご呼びを一時的に登録不能とし、また、かご呼びまたは途中のサービス階の乗場呼びに応答すると、かご呼びを登録可能とする機能を有することを特徴とするエレベータの制御装置。
  8. 請求項6記載のエレベータの制御装置であって、前記中央制御装置が前記エレベータ制御回路に目的階指定信号を供給するように構成され、
    また、前記エレベータ制御回路は、さらに前記運行制御手段に接続されたかご呼び非サービス階設定手段を有し、
    前記かご呼び非サービス階設定手段は、通常状態では、前記玄関階以外の各サービス階へのかご呼びを登録不能とし、エレベータかごが前記玄関階に到着したときに、前記目的階指定信号により指定された目的階のみへのかご呼びを一時的に登録可能とする機能を有することを特徴とするエレベータの制御装置。
  9. 請求項2、3、4、5、7、8の何れか一項記載のエレベータ制御装置であって、前記かご呼び非サービス階設定手段は、さらに前記乗場用ID照合装置からの管理者確認信号に基づき、前記すべてのサービス階へのかご呼びを一時的に登録可能とする機能を有することを特徴とするエレベータの制御装置。
  10. 請求項1〜9の何れか一項記載のエレベータの制御装置であって、前記運行制御手段が、前記エレベータ制御回路の外部に設置された通信コントローラを介して前記中央制御装置に接続されたことを特徴とするエレベータの制御装置。

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