JPWO2006118126A1 - 液体供給装置 - Google Patents

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Abstract

圧胴に保持されたシート状物に液体供給胴から液体を高速度であっても良好に供給することが低コストで達成できる液体供給装置を提供する。そのために、回転可能に支持され外周面に切欠き部(40a)が形成された圧胴(40)と、前記圧胴の切欠き部内に配設されシート状物(1)を保持するくわえ爪装置(41)と、回転自在に支持され、円周部に孔が形成されたスクリーン(55)を支持してなる中空胴(50)と該中空胴内に位置して前記スクリーンの内周面と摺接し同スクリーンの内側に蓄えられた特殊インキ等を同スクリーンの孔を介して前記くわえ爪装置に保持されたシート状物に供給するスキージ(51)とを有するロータリースクリーン装置(27)とを備えると共に、前記ロータリースクリーン装置は、少なくとも両端部に形成された曲面がそれぞれ前記版材の内周面に連絡するように前記中空洞に支持されたスキージガイド(52)をさらに備えた。

Description

本発明は、圧胴に保持されたシート状物にインキやニス等の液体を供給し、印刷やコーティング等を行う液体供給装置に関し、特に、シート状物にスクリーン印刷を行う印刷機のスクリーン印刷ユニットに適用すると有効である。
スクリーン印刷を行う従来の印刷機は、絵柄に応じた小孔をエッチングした薄いスクリーン(ステンレスやニッケル等からなる)を円弧状に支持してなる中空胴の内部にスキージを装備したロータリースクリーン装置を備え、フレームに支持されたインキ壷から前記中空胴内に供給されたインキを、前記中空胴を回転させながら前記スクリーンの小孔からスキージを介して押し出すことにより、シート状物に対し絵柄に対応させた印刷を行い得るようになっている。このようなロータリースクリーン装置を用いたスクリーン印刷は、特殊インキ等を厚盛りで印刷することができるので、見栄えや手触り等に高級感を与える場合に適用されている。
ところで、このようなロータリースクリーン装置でスクリーン印刷を行う際に、ロータリースクリーン装置の中空胴に支持されたスクリーンと対接する圧胴のくわえ爪装置における爪部が当該圧胴の外周面から突出していると、ロータリースクリーン装置のスクリーンに前記爪部が接触して、当該スクリーンが損傷してしまうおそれがある。
このため、例えば、下記の特許文献1においては、くわえ爪装置の爪及び爪台を圧胴の外周面から突出させないように当該圧胴の切欠き部内に配設すると共に、当該切欠き部を覆う開閉可能なカバーを設け、枚葉紙を保持するときや開放するときには、爪の開閉作動と同期して前記カバーも開閉作動することにより、枚葉紙の保持や開放を可能としつつ、ロータリースクリーン装置におけるスクリーンの前記圧胴の切欠き部内への落ち込みや爪部(突起物)との接触による当該スクリーンの損傷を防止するようにしている。
特表2000−504643号公報
しかしながら、前記特許文献1に記載された圧胴においては、切欠き部全体を覆う大きなカバーを開閉作動させながら回転することから、高速回転させると、カバーが切欠き部を閉塞した際に、当該カバーが振動して外周の面一性が低下してしまうおそれを生じるため、高速印刷に適用することが困難となっている。また、振動しているカバーがロータリースクリーン装置の中空胴に接触して当該中空胴を損傷させてしまう虞があった。
このような問題は、ロータリースクリーン装置を利用してシート状物に特殊インキ等を厚盛り印刷する場合に限らず、例えば、ロータリースクリーン装置を利用してシート状物にニス等をコーティングする場合等のように、圧胴に保持されたシート状物に液体供給胴から液体を供給する場合であれば、上述した場合と同様にして起こり得ることである。
このようなことから、本発明は、圧胴に保持されたシート状物に液体供給胴から液体を高速度であっても良好に供給することが低コストで達成できる液体供給装置を提供することを目的とする。
前述した課題を解決するための、本発明に係る液体供給装置は、回転可能に支持され外周面に切欠き部が形成された圧胴と、前記圧胴の切欠き部内に配設されシート状物を保持するシート状物保持手段と、回転自在に支持され、円周部に孔が形成された版材を支持してなる中空胴と該中空胴内に位置して前記版材の内周面と摺接し同版材の内側に蓄えられた液体を同版材の孔を介して前記シート状物保持手段に保持されたシート状物に供給するスキージとを有するロータリースクリーン装置とを備えると共に、前記ロータリースクリーン装置は、少なくとも両端部に形成された曲面部がそれぞれ前記版材の内周面に連絡するように前記中空胴に支持されたガイド部材をさらに備えたことを特徴とする。
また、前記ガイド部材は、前記版材の内周面の曲率半径よりも大きい曲率半径の連続した曲面を有していることを特徴とする。
また、前記中空胴に、前記版材を支持する版材用支持部と前記ガイド部材を支持するガイド部材用支持部を備えたことを特徴とする。
また、前記ガイド部材は、三日月状の剛体で形成したことを特徴とする。
また、前記ガイド部材は、前記ガイド部材の一対の曲面部との間に連続した曲面を有していることを特徴とする。
また、前記スキージは、前記版材の内周面と摺接する第1のスキージ状態と、前記ガイド部材の内面と摺接する第2のスキージ状態との間で弾性変形することを特徴とする。
また、前記スキージは、前記版材の内周面に対する遠近方向に移動自在に支持され、前記スキージを前記版材の内周面と摺接する版材摺接位置と前記ガイド部材の内面と摺接するガイド部材摺接位置との間で移動させるスキージ移動手段とを備えたことを特徴とする。
また、前記スキージは、前記スキージ移動手段の動作によって前記版材摺接位置と前記ガイド部材摺接位置との間でほぼ変形しないようになっていることを特徴とする。
また、前記版材は、円筒状の版であることを特徴とする。
また、前記版材は、板状の版であり、円弧状に曲げられて対向する両端部間に前記ガイド部材が配されていることを特徴とする。
また、前記版材は、板状の版であり、前記ガイド部材に前記版を保持する版保持手段を備えたことを特徴とする。
また、前記スキージ移動手段は、スキージを移動させるアクチュエータであることを特徴とする。
また、前記スキージは、前記アクチュエータとの間にベルクランクを介して支持されていることを特徴とする。
また、前記スキージ移動手段は、回転自在に支持されたカムと前記スキージ側のカムフォロアとからなることを特徴とする。
また、前記カムは、中空胴側に支持されていることを特徴とする。
また、前記カムは、スキージ移動用駆動手段によって駆動されることを特徴とする。
また、前記圧胴は、搬送胴の胴径より大径に形成され、シート状物を保持した前記シート状物保持手段が前記圧胴の外周面から突出しないように前記圧胴の切欠き部内に配設されることを特徴とする。
また、前記シート状物保持手段は、シート状物を保持する爪と爪台とからなり、前記シート状物と接触する爪の保持面と爪台の保持面とが互いにシート状物の先端側に向けて低くなるように傾斜して、シート状物を保持した前記爪及び前記爪台とが前記圧胴の外周面から突出しないように前記圧胴の切欠き部内に配設されることを特徴とする。
本発明に係る液体供給装置によれば、圧胴に保持されたシート状物に液体供給胴から液体を高速度であっても良好に供給することが低コストで達成できる。
本発明の実施例1を示す印刷機の全体概略構成図である。 図1のII部拡大図である。 異なった作用状態の図1のII部拡大図である。 中空胴の構造説明図である。 本発明の実施例2を示すスキージ移動手段の説明図である。 異なった作用状態のスキージ移動手段の説明図である。 本発明の実施例3を示すスキージ移動手段の説明図である。 異なった作用状態のスキージ移動手段の説明図である。 本発明の実施例4を示すスキージ移動手段の説明図である。 異なった作用状態のスキージ移動手段の説明図である。 本発明の実施例5を示すスキージ移動手段の説明図である。 異なった作用状態のスキージ移動手段の説明図である。 本発明の実施例6を示す中空胴の構造説明図である。 本発明の実施例7を示す中空胴の構造説明図である。明図である。 本発明の実施例8を示すスクリーン印刷ユニットの概略構成図である。 ロータリースクリーン装置の平面図である。 本発明の実施例9を示すスクリーン印刷ユニットの概略構成図である。 本発明の実施例10を示す中空胴の断面図である。 本発明の実施例11を示す中空胴の断面図である。 本発明の実施例12を示すロータリースクリーン装置における圧胴の構造説
符号の説明
1 シート状物、10 給紙部、11 給紙台、12 フィーダボード、13 スイング装置、20 印刷部、20a〜20d 第一〜四オフセット印刷ユニット、20e スクリーン印刷ユニット、20f 乾燥ユニット、21a〜21d 圧胴、22a〜22d ゴム胴、23a〜23d 版胴、24a〜24d インキ供給装置、25a〜25d 給水装置、26a〜26e 渡胴、27 ロータリースクリーン装置、28 搬送胴、29 乾燥用ランプ、30 排紙部、31 排紙胴、32,33 スプロケット、34 排紙チェーン、35 排紙台、40 圧胴、40a 切欠き部、41 くわえ爪装置、41a 爪台、41b 爪、41c 爪軸、50 中空胴、51 スキージ、51a ゴム板、51b ホルダ、52,52A,52B,52C スキージガイド、52a 曲面、52b 曲面部、52c 平面、53 スキージ移動手段、53a アクチュエータ、53b ベルクランク、54a,54b 端部材、55,55A,55B,55C スクリーン、56 ボルト、56a,56b ブラケット、57 カム、57a 高部、57b 低部、58 カムフォロア、59 カム、59a 高部、59b 低部、60a,60b 段部、61a,61b 万力装置、61a−a,61b−a 万力台、61a−b,61b−b くわえ板、62a,62b 万力装置、62a−a,62b−a 万力台、62a−b,62b−b、63 長溝、64 リテーナ、65 巻棒、66 巻締装置、67a,67b 切欠き、70 モータ。
以下、本発明に係る液体供給装置を実施例により図面を用いて詳細に説明する。
図1は本発明の実施例1を示す印刷機の全体概略構成図、図2Aは図1のII部拡大図、図2Bは異なった作用状態の図1のII部拡大図、図3は中空胴の構造説明図である。
図1に示すように、給紙部10には、給紙台11が設けられている。給紙部10には、給紙台11上のシート状物1を印刷部20に一枚ずつ送給するフィーダボード12が設けられている。フィーダボード12の先端には、印刷部20の第一オフセット印刷ユニット20aの圧胴21aにシート状物1を渡すスイング装置13が設けられている。
前記第一オフセット印刷ユニット20aの圧胴21aのスイング装置13より回転方向下流側には、ゴム胴22aが対接している。ゴム胴22aの圧胴21aより回転方向上流側には、版胴23aが対接している。版胴23aのゴム胴22aより回転方向上流側には、インキ供給装置24aが設けられている。版胴23aのインキ供給装置24aより回転方向上流側には、給水装置25aが設けられている。
前記第一オフセット印刷ユニット20aの圧胴21aのゴム胴22aより回転方向下流側は、渡胴26aを介して、第二オフセット印刷ユニット20bの圧胴21bに対接している。この第二オフセット印刷ユニット20bは、前記第一オフセット印刷ユニット20aと同様にして、ゴム胴22b、版胴23b、インキ供給装置24b、給水装置25b等を備えている。
また、第二オフセット印刷ユニット20bの圧胴21bのゴム胴22bより回転方向下流側は、渡胴26bを介して、第三オフセット印刷ユニット20cの圧胴21cに対接している。この第三オフセット印刷ユニット20cも、前記第一,二オフセット印刷ユニット20a,20bと同様にして、ゴム胴22c、版胴23c、インキ供給装置24c、給水装置25c等を備えている。
さらに、第三オフセット印刷ユニット20cの圧胴21cのゴム胴22cより回転方向下流側は、渡胴26cを介して、第四オフセット印刷ユニット20dの圧胴21dに対接している。この第四オフセット印刷ユニット20dも、前記第一〜三オフセット印刷ユニット20a〜20cと同様にして、ゴム胴22d、版胴23d、インキ供給装置24d、給水装置25d等を備えている。
図2A及び図2Bにも示すように、第四オフセット印刷ユニット20dの圧胴21dのゴム胴22dより回転方向下流側には、渡胴26dを介してスクリーン印刷ユニット20eの圧胴40が対接しており、当該圧胴40は、以下のような構造となっている。
圧胴40の外周面には、当該圧胴40の軸心方向に沿った切欠き部40aが当該圧胴40の周方向に沿って等間隔で複数(図示例では2箇所)形成されている。この切欠き部40a内には、爪台41aと爪41bと爪軸41c等を有してシート状物1を保持することが可能なくわえ爪装置(シート状物保持手段)41が収装されている。
そして、本実施例では、前記圧胴40の胴径が同圧胴40を挾んで対接するスケルトン胴からなる渡胴(搬送胴)26d,26eの胴径より若干大径に形成され、シート状物を保持したときに上述したくわえ爪装置41の爪台41a及び爪41bが圧胴40の外周面から突出しない(胴径内に収まる)ようになっている。
また、スクリーン印刷ユニット20eの圧胴40の前記渡胴26dより回転方向下流側にはロータリースクリーン装置27が配設されている。このロータリースクリーン装置27は、図3にも示すように、中空胴50と、スキージ51と、スキージガイド(ガイド部材)52とを備える。
前記中空胴50は、機械フレームに回転自在に支持された左右一対の端部材(フランジ)54a,54b間に、円周部に絵柄に応じた小孔(図示せず)をエッチングした円筒状の薄いスクリーン(ステンレスやニッケルなどからなる版材)55を支持してなる(図3参照)。
前記スキージ51は、中空胴50内に位置して移動不能に支持されたホルダ51bと、ホルダ51bに支持されたゴム板51aとからなり、前記ゴム板51aの先端がスクリーン55の内周面と摺接し同スクリーン55の内側に蓄えられた特殊インキ等(液体)をスクリーン55の小孔を介して前述したくわえ爪装置41に保持されたシート状物1に供給するものである(図2B参照)。
そして、前記スキージ51のゴム板51aは、スクリーン55の内周面と摺接する第1のスキージ状態(図2Bの状態)と、スキージガイド52の内面と摺接する第2のスキージ状態(図2Aの状態)との間で弾性変形するようになっている。
前記スキージガイド52は、前記圧胴40の切欠き部40aに対向するよう、スクリーン55の内部に位置して、前記左右一対の端部材54a,54b間に架設されると共に、その円弧状の内面が前記スクリーン55の内周面よりも内側に位置されてなる三日月状の剛体で形成される。
即ち、スキージガイド52の長手方向の端部は、端部材54a,54bの内端部に形成した円弧状の段部(ガイド部材用支持部)60aに複数本のボルト56で結合されるのである。尚、スクリーン55の長手方向の端部は、端部材54a,54bの内端部外周に形成した真円状の段部(版材用支持部)60bに嵌着されている(図3参照)。
そして、スキージガイド52は、スクリーン55の内周面の曲率半径よりも大きい曲率半径の連続した曲面52aを有すると共にその両端部における曲面部52bがそれぞれスクリーン55の内周面に段差なく滑らかにかつ連続して連絡するようになっている(図3参照)。
また、スクリーン印刷ユニット20eの圧胴40のロータリースクリーン装置27より回転方向下流側には、前述した渡胴26eが対接している。渡胴26eの前記圧胴40より回転方向下流側には、乾燥ユニット20fの搬送胴28が対接している。搬送胴28の前記渡胴26eより回転方向下流側には、紫外線(UV)を照射する乾燥用ランプ29が配設されている。
乾燥ユニット20fの搬送胴28の前記乾燥用ランプ29より回転方向下流側には、排紙部30の排紙胴31が対接している。排紙胴31には、スプロケット32が同軸をなして一体的に回転できるように設けられている。また、排紙部30には、排紙台35が設けられている。排紙台35の上方には、スプロケット33が設けられている。前記スプロケット32,33間には、図示しない排紙爪を所定の間隔で複数取り付けられた排紙チェーン34が掛け渡されている。
このようにして構成された本実施例に係る印刷機の作用を次に説明する。
給紙部10の給紙台11からフィーダボード12上へ一枚ずつ送り出されたシート状物1をスイング装置13で印刷部20の第一オフセット印刷ユニット20aの圧胴21aに受け渡す一方、当該第一オフセット印刷ユニット20aのインキ供給装置24aおよび給水装置25aからインキおよび湿し水を版胴23aに供給し、当該版胴23aからゴム胴22aに供給すると、前記シート状物1は、ゴム胴22aからインキを転写されて第一色目の印刷を施された後、渡胴26aを介して第二オフセット印刷ユニット20bの圧胴21bに受け渡され、前記第一オフセット印刷ユニット20aと同様に、当該第二オフセット印刷ユニット20bにおいて第二色目の印刷を施され、以下同様に、第三,四オフセット印刷ユニット20c,20dにおいて第三,四色目の印刷を施された後、渡胴26dを介してスクリーン印刷ユニット20eの圧胴40の前記爪台41a及び爪41bにくわえ替えされ、当該スクリーン印刷ユニット20eのロータリースクリーン装置27により、先に説明したようにして特殊インキ等が厚盛りで印刷される(図2Bの第1のスキージ状態参照)。
ここで、圧胴40の胴径が同圧胴40を挾んで対向する渡胴26d,26eの胴径より若干大径に形成され、シート状物を保持した圧胴40のくわえ爪装置41における爪台41a及び爪41bが圧胴40の外周面から突出しない(胴径内に収まる)ようになっているので、当該爪台41a及び爪41bがロータリースクリーン装置27の中空胴50におけるスクリーン55と干渉することが回避され、スクリーン55の損傷が未然に防止される。
加えて、前記スキージガイド52が位置する前記スクリーン55に圧胴40の切欠き部40aが対向する際には、図2Aの第2のスキージ状態となり、ゴム板51aが弾性変形で撓みその先端がスクリーン55の内周面からスキージガイド52の内面へと移行して摺接することになる。
これにより、スクリーン55がゴム板51aの先端に付勢されて圧胴40の切欠き部40a内に落ち込むことが回避され、切欠き部40a内のくわえ爪装置41の爪41b部と接触して損傷することが防止される。
そして、本実施例では、ゴム板51aのスクリーン55の内周面からスキージガイド52の内面への移行時及びスキージガイド52の内面からスクリーン55の内周面への移行時には、スキージガイド52の両端部における曲面部52bがそれぞれスクリーン55の内周面に段差なく滑らかにかつ連続して連絡するようになっているので、ゴム板51aの先端部の挙動が防止され(即ち、ゴム板51aがスクリーン55の内周面とスキージガイド52の内面のどちらかに常時当接され)、円滑に移行して特殊インキ等の漏れ出しが回避される。
このようにしてロータリースクリーン装置27により特殊インキ等が厚盛りで印刷されたシート状物1は、圧胴40から渡胴26eを介して乾燥ユニット20fの搬送胴28に受け渡され、乾燥用ランプ29からのUVにより、印刷された特殊インキ等が乾燥された後、排紙部30の排紙胴31に受け渡され、ここから排紙チェーン34により搬送されて排紙台35上に排紙される。
このように本実施例では、高速印刷を行っても、スクリーン印刷ユニット20eの圧胴40に振動を発生させることなく、爪台41a及び爪41bとスクリーン55との衝突及び当該スクリーン55の前記切欠き部41a内への落ち込みを、スキージガイド52の設置という簡単な構造で防止することができる。
したがって、圧胴40に保持されたシート状物1にロータリースクリーン27から特殊インキ等を高速度であっても良好に印刷することが低コストで達成できる。
図4Aは本発明の実施例2を示すスキージ移動手段の説明図、図4Bは異なった作用状態のスキージ移動手段の説明図である。
これは、実施例1におけるスキージ51のホルダ51bをスクリーン55の内周面に対する遠近方向(図中上下方向)に移動自在に支持し、後述するスキージ移動手段53によってホルダ51bを移動させることによりスキージ51のゴム板51aをスクリーン55の内周面と摺接するスクリーン摺接位置(版材摺接位置:図4B参照)とスキージガイド52の内面と摺接するスキージガイド摺接位置(ガイド部材摺接位置:図4A参照)との間で移動させるようにした例である。従って、スキージ51のゴム板51aは、実施例1と異なり、前記版材摺接位置と前記ガイド部材摺接位置との間ではほぼ変形しないことになる。
前記スキージ移動手段53は、機械フレーム側にブラケット56aを介してヘッド部基端がピン支持されたエアーシリンダ等のアクチュエータ53aと、該アクチュエータ53aのピストンロッド先端に一端部がピン結合し中間折曲部が機械フレーム側にブラケット56bを介してピン結合すると共に他端部がスキージ51のホルダ51bにピン結合したベルクランク53bとを備える。
前記アクチュエータ53aは、中空胴50及び圧胴40の回転に対応して図示しない制御装置により駆動制御され、スキージガイド52が圧胴の切欠き部40aに対応する時期に、スキージ51全体を上方へ持ち上げるようになっている。
即ち、アクチュエータ53aが縮み側に作動し、これによりベルクランク53bが時計方向に揺動してスキージ51が全体的に上方へ持ち上げられ、ゴム板51aの先端がスクリーン55の内周面からスキージガイド52の内周へと移行して摺接することになるのである(図4Aの状態参照)。逆に、この状態からスキージガイド52が通過する際には、アクチュエータ53aが伸び側に作動し、これによりベルクランク53bが反時計方向に揺動してスキージ51が全体的に下方へ押し下げられ、ゴム板51aの先端がスキージガイド52の内面からスクリーン55の内周面へと移行して摺接することになる。
これによれば、スキージガイド52が位置するスクリーン55に圧胴40の切欠き部40aが対向する際には、実施例1と同様に、ゴム板51aの先端がスクリーン55の内周面からスキージガイド52の内面へと移行して摺接することになり、実施例1と同様の作用・効果が奏される。また、本実施例においても、ゴム板51aのスクリーン55の内周面からスキージガイド52の内面への移行時及びスキージガイド52の内面からスクリーン55の内周面への移行時には、スキージガイド52の両端部における曲面部52bがそれぞれスクリーン55の内周面に段差なく滑らかにかつ連続して連絡するようになっているので、ゴム板51aの先端部の挙動が防止され(即ち、ゴム板51aがスクリーン55の内周面とスキージガイド52の内面のどちらかに常時当接され)、円滑に移行して特殊インキ等の漏れ出しが回避される。さらに、本実施例では、ゴム板51aが版胴摺接位置とガイド部材摺接位置との間で、スキージ移動手段53によって繰り返し荷重を受けることなくほぼ変形しないことにより、ゴム板51aの耐久性が向上するという利点が得られる。
図5Aは本発明の実施例3を示すスキージ移動手段の説明図、図5Bは異なった作用状態のスキージ移動手段の説明図である。
これは、実施例2におけるスキージ移動手段53を機械フレーム側に固設されたエアーシリンダ等のアクチュエータ53aのみで構成した例である。
これによれば、アクチュエータ53aの伸縮により、当該アクチュエータ53aのピストンロッド先端にピン結合したスキージ51のホルダ51bを介して、スキージ51のゴム板51aが上下方向に往復移動し、実施例2と同様の作用・効果が奏される。また、本実施例においても、ゴム板51aのスクリーン55の内周面からスキージガイド52の内面への移行時及びスキージガイド52の内面からスクリーン55の内周面への移行時には、スキージガイド52の両端部における曲面部52bがそれぞれスクリーン55の内周面に段差なく滑らかにかつ連続して連絡するようになっているので、ゴム板51aの先端部の挙動が防止され(即ち、ゴム板51aがスクリーン55の内周面とスキージガイド52の内面のどちらかに常時当接され)、円滑に移行して特殊インキ等の漏れ出しが回避される。
図6Aは本発明の実施例4を示すスキージ移動手段の説明図、図6Bは異なった作用状態のスキージ移動手段の説明図である。
これは、実施例2におけるスキージ移動手段53を、中空胴50に固定されて中空胴50と一体的に回転し、高部57aと低部57bとを有するカム57と、該カム57に従動するカムフォロア58と、該カムフォロア58の回転中心部に一端部がピン結合し中間折曲部が機械フレーム側にブラケット56bを介してピン結合すると共に他端部がスキージ51のホルダ51bにピン結合したベルクランク53bとで構成した例である。
これによれば、カム57の高部57aと低部57bとによりベルクランク53bを介して所要時期に自動的に、即ち制御装置による制御を必要とせずに、スキージ51のゴム板51a全体が上下方向に往復移動し、実施例2と同様の作用・効果が奏される。また、本実施例においても、ゴム板51aのスクリーン55の内周面からスキージガイド52の内面への移行時及びスキージガイド52の内面からスクリーン55の内周面への移行時には、スキージガイド52の両端部における曲面部52bがそれぞれスクリーン55の内周面に段差なく滑らかにかつ連続して連絡するようになっているので、ゴム板51aの先端部の挙動が防止され(即ち、ゴム板51aがスクリーン55の内周面とスキージガイド52の内面のどちらかに常時当接され)、円滑に移行して特殊インキ等の漏れ出しが回避される。さらに、本実施例では、カム57を中空胴50に固定したことにより、印刷機を回転させるモータだけでカム57を回転させることができ、カム57を回転させるための専用のモータを設ける必要がないという利点が得られる。
図7Aは本発明の実施例5を示すスキージ移動手段の説明図、図7Bは異なった作用状態のスキージ移動手段の説明図である。
これは、実施例4におけるカム機構において、カムフォロア58を中空胴50と同軸のカム57に代えてモータ70(スキージ移動用駆動手段)に駆動されるカム59の高部59aと低部59bとに従動させるようにした例であり、これによるも実施例4と同様の作用・効果が奏される。
図8は本発明の実施例6を示す中空胴の構造説明図である。
これは、実施例1におけるスキージガイド52を、三日月状の剛体に代えて、板状又は膜状のものでスクリーン55と同じ材質か又は弾性体,フィルム等で形成した例であり、これによるも実施例1と同様の作用・効果が奏される。また、本実施例においても、ゴム板51aのスクリーン55の内周面からスキージガイド52の内面への移行時及びスキージガイド52の内面からスクリーン55の内周面への移行時には、スキージガイド52の両端部における曲面部52bがそれぞれスクリーン55の内周面に段差なく滑らかにかつ連続して連絡するようになっているので、ゴム板51aの先端部の挙動が防止され(即ち、ゴム板51aがスクリーン55の内周面とスキージガイド52の内面のどちらかに常時当接され)、円滑に移行して特殊インキ等の漏れ出しが回避される。尚、本実施例において、ゴム板51aは実施例1のように弾性変形するものでもよいし、実施例2のようにほぼ弾性変形しないものでも良い。
図9は本発明の実施例7を示す中空胴の構造説明図である。
これは、実施例1におけるスクリーン55に板状のものを用い、円弧状に曲げられて対向する両端部間に板状又は膜状のスキージガイド52を架け渡した例であり、これによるも実施例1と同様の作用・効果が得られる。また、本実施例においても、ゴム板51aのスクリーン55の内周面からスキージガイド52の内面への移行時及びスキージガイド52の内面からスクリーン55の内周面への移行時には、スキージガイド52の両端部における曲面部52bがそれぞれスクリーン55の内周面に段差なく滑らかにかつ連続して連絡するようになっているので、ゴム板51aの先端部の挙動が防止され(即ち、ゴム板51aがスクリーン55の内周面とスキージガイド52の内面のどちらかに常時当接され)、円滑に移行して特殊インキ等の漏れ出しが回避される。尚、実施例1と同様に、三日月状の剛体からなるスキージガイド52を架け渡しても良い。また、本実施例において、ゴム板51aは実施例1のように弾性変形するものでもよいし、実施例2のようにほぼ弾性変形しないものでも良い。
図10は本発明の実施例8を示すスクリーン印刷ユニットの概略構成図、図11はロータリースクリーン装置の平面図である。
これは、実施例1における中空胴50の胴径を圧胴40の胴径と同じにして三日月状の剛体で形成されたスキージガイド52A,52Bを点対称な二箇所に設けると共に、これらスキージガイド52A,52Bの切欠き67a,67b内に版万力(版保持手段)61a,61b,62a,62bを設け、スキージガイド52A,52B間で対称な版万力61a−61b,62a−62b間で中空胴50の略半周分の長さを有する二枚の板状のスクリーン55A,55Bを円弧状に曲げてそれぞれ保持するようにした例である。
尚、版万力61a,61b,62a,62bは、切欠き67a,67b内に位置して胴軸方向に延びる万力台61a−a,61b−a,62a−a,62b−aと、この万力台61a−a,61b−a,62a−a,62b−aに揺動自在に枢支された胴軸方向に延びるくわえ板61a−b,61b−b,62a−b,62b−bと、このくわえ板61a−b,61b−b,62a−b,62b−bと係合して図示しない回動軸上に軸着されこの回動軸の回動動作によりくわえ板61a−b,61b−b,62a−b,62b−bをスクリーン55A,55Bのくわえ方向に揺動させる図示しないくわえカム等からなる。また、版万力61a,61b,62a,62bは胴軸方向に3個宛設けられる(図11参照)。
これによれば、スキージガイド52A,52Bが位置するスクリーン55A,55Bに圧胴40の切欠き部40aが対向する際には、実施例1と同様に、ゴム板51aの先端がスクリーン55A,55Bの内面からスキージガイド52A,52Bの内面へと移行して摺接することになり、実施例1と同様の作用・効果が奏される。また、本実施例においても、ゴム板51aのスクリーン55A,55Bの内面からスキージガイド52A,52Bの内面への移行時及びスキージガイド52A,52Bの内面からスクリーン55A,55Bの内面への移行時には、スキージガイド52A,52Bの両端部における曲面部52bがそれぞれスクリーン55A,55Bの内面に段差なく滑らかにかつ連続して連絡するようになっているので、ゴム板51aの先端部の挙動が防止され(即ち、ゴム板51aがスクリーン55の内周面とスキージガイド52の内面のどちらかに常時当接され)、円滑に移行して特殊インキ等の漏れ出しが回避される。さらに、本実施例では、2枚のスクリーン55A,55Bを装着できるようになるので、1枚のスクリーンよりもスクリーンの耐久性が向上する。尚、本実施例において、ゴム板51aは実施例1のように弾性変形するものでもよいし、実施例2のようにほぼ弾性変形しないものでも良い。
図12は本発明の実施例9を示すスクリーン印刷ユニットの概略構成図である。
これは、実施例9におけるスキージガイド52A,52Bの一対の曲面部52b間の内面形状を曲面52aから平面52cに代えた例であり、これによるも実施例9と同様の作用・効果が奏される。また、本実施例においても、ゴム板51aのスクリーン55の内周面からスキージガイド52の内面への移行時及びスキージガイド52の内面からスクリーン55の内周面への移行時には、スキージガイド52の両端部における曲面部52bがそれぞれスクリーン55の内周面に段差なく滑らかにかつ連続して連絡するようになっているので、ゴム板51aの先端部の挙動が防止され(即ち、ゴム板51aがスクリーン55の内周面とスキージガイド52の内面のどちらかに常時当接され)、円滑に移行して特殊インキ等の漏れ出しが回避される。尚、本実施例において、ゴム板51aは実施例1のように弾性変形するものでもよいし、実施例2のようにほぼ弾性変形しないものでも良い。
図13は本発明の実施例10を示す中空胴の断面図である。
これは、実施例1における三日月状の剛体で形成されたスキージガイド52Cに長溝63を設け、この長溝63内に設けた巻締装置(版保持手段)66で中空胴50の略1周分の長さを有する板状のスクリーン55Cを円弧状に曲げてその両端部を保持するようにした例である。
巻締装置66は、長溝63内に回動自在に貫挿された巻棒65と、該巻棒65の切溝内に挿入されてスクリーン55Cの両端部を保持する板ばね製のリテーナ64とからなる、輪転印刷機の版取付構造に用いられるものと同様のものである。
これによれば、スキージガイド52Cが位置するスクリーン55Cに圧胴40の切欠き部40aが対向する際には、実施例1と同様に、ゴム板51aの先端がスクリーン55Cの内周面から曲面部52bを介してスキージガイド52Cの内面へと移行して摺接することになり、実施例1と同様の作用・効果が奏される。また、本実施例においても、ゴム板51aのスクリーン55の内周面からスキージガイド52の内面への移行時及びスキージガイド52の内面からスクリーン55の内周面への移行時には、スキージガイド52の両端部における曲面部52bがそれぞれスクリーン55の内周面に段差なく滑らかにかつ連続して連絡するようになっているので、ゴム板51aの先端部の挙動が防止され(即ち、ゴム板51aがスクリーン55の内周面とスキージガイド52の内面のどちらかに常時当接され)、円滑に移行して特殊インキ等の漏れ出しが回避される。尚、本実施例において、ゴム板51aは実施例1のように弾性変形するものでもよいし、実施例2のようにほぼ弾性変形しないものでも良い。
図14は本発明の実施例11を示す中空胴の断面図である。
これは、実施例11におけるスキージガイド52Cの一対の曲面部52b間の内面形状を曲面52aから平面52cに代えた例であり、これによるも実施例11と同様の作用・効果が奏される。また、本実施例においても、ゴム板51aのスクリーン55の内周面からスキージガイド52の内面への移行時及びスキージガイド52の内面からスクリーン55の内周面への移行時には、スキージガイド52の両端部における曲面部52bがそれぞれスクリーン55の内周面に段差なく滑らかにかつ連続して連絡するようになっているので、ゴム板51aの先端部の挙動が防止され(即ち、ゴム板51aがスクリーン55の内周面とスキージガイド52の内面のどちらかに常時当接され)、円滑に移行して特殊インキ等の漏れ出しが回避される。尚、本実施例において、ゴム板51aは実施例1のように弾性変形するものでもよいし、実施例2のようにほぼ弾性変形しないものでも良い。
図15は本発明の実施例12を示すロータリースクリーン装置における圧胴の構造説明図である。
これは、実施例1乃至実施例11における圧胴40の胴径を、同圧胴40を挾んで対接する渡胴26d,26eの胴径より若干大径に形成する代わりに、同渡胴26d,26eの胴径と等しくなるように形成する一方、圧胴40のくわえ爪装置41における爪台41aと爪41bとによるシート状物1の保持面の形状を変更して、シート状物1を保持したときに圧胴40の外周面から突出しない(胴径内に収まる)ようにした例である。図示例では、爪台41aの保持面と爪41bの保持面とが互いにシート状物1の先端側に向けて低くなるように傾斜した傾斜面が形成されている。
これによるも爪台41a及び爪41bがロータリースクリーン装置27の中空胴50におけるスクリーン55と干渉することが回避され、スクリーン55の損傷が未然に防止されるので、実施例1と同様の作用・効果が得られる。また、本実施例においても、ゴム板51aのスクリーン55の内周面からスキージガイド52の内面への移行時及びスキージガイド52の内面からスクリーン55の内周面への移行時には、スキージガイド52の両端部における曲面部52bがそれぞれスクリーン55の内周面に段差なく滑らかにかつ連続して連絡するようになっているので、ゴム板51aの先端部の挙動が防止され(即ち、ゴム板51aがスクリーン55の内周面とスキージガイド52の内面のどちらかに常時当接され)、円滑に移行して特殊インキ等の漏れ出しが回避される。尚、本実施例において、ゴム板51aは実施例1のように弾性変形するものでもよいし、実施例2のようにほぼ弾性変形しないものでも良い。
尚、本発明は、ロータリースクリーン装置を利用してシート状物に特殊インキ等を厚盛り印刷する場合に限らず、例えば、ロータリースクリーン装置を利用してシート状物にニス等をコーティングする場合等のように、圧胴に保持されたシート状物に液体供給胴から液体を供給する場合にも適用することができる。

Claims (18)

  1. 回転可能に支持され、外周面に切欠き部が形成された圧胴と、
    前記圧胴の切欠き部内に配設され、シート状物を保持するシート状物保持手段と、
    回転自在に支持され、円周部に孔が形成された版材を支持してなる中空胴と、該中空胴内に位置して前記版材の内周面と摺接し同版材の内側に蓄えられた液体を同版材の孔を介して前記シート状物保持手段に保持されたシート状物に供給するスキージと、を有するロータリースクリーン装置とを備えると共に、
    前記ロータリースクリーン装置は、少なくとも両端部に形成された曲面部がそれぞれ前記版材の内周面に連絡するように前記中空胴に支持されたガイド部材をさらに備えたことを特徴とする液体供給装置。
  2. 前記ガイド部材は、前記版材の内周面の曲率半径よりも大きい曲率半径の連続した曲面を有していることを特徴とする請求項1記載の液体供給装置。
  3. 前記中空胴に、前記版材を支持する版材用支持部と、前記ガイド部材を支持するガイド部材用支持部を備えたことを特徴とする請求項1記載の液体供給装置。
  4. 前記ガイド部材は、三日月状の剛体で形成したことを特徴とする請求項1記載の液体供給装置。
  5. 前記ガイド部材は、前記ガイド部材の一対の曲面部との間に連続した曲面を有していることを特徴とする請求項1記載の液体供給装置。
  6. 前記スキージは、前記版材の内周面と摺接する第1のスキージ状態と、前記ガイド部材の内面と摺接する第2のスキージ状態との間で弾性変形することを特徴とする請求項1記載の液体供給装置。
  7. 前記スキージは、前記版材の内周面に対する遠近方向に移動自在に支持され、
    前記スキージを、前記版材の内周面と摺接する版材摺接位置と、前記ガイド部材の内面と摺接するガイド部材摺接位置との間で移動させるスキージ移動手段とを備えたことを特徴とする請求項1記載の液体供給装置。
  8. 前記スキージは、前記スキージ移動手段の動作によって前記版材摺接位置と前記ガイド部材摺接位置との間でほぼ変形しないようになっていることを特徴とする請求項7記載の液体供給装置。
  9. 前記版材は、円筒状の版であることを特徴とする請求項1記載の液体供給装置。
  10. 前記版材は、板状の版であり、円弧状に曲げられて対向する両端部間に前記ガイド部材が配されていることを特徴とする請求項1記載の液体供給装置。
  11. 前記版材は、板状の版であり、前記ガイド部材に前記版を保持する版保持手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の液体供給装置。
  12. 前記スキージ移動手段は、スキージを移動させるアクチュエータであることを特徴とする請求項7記載の液体供給装置。
  13. 前記スキージは、前記アクチュエータとの間にベルクランクを介して支持されていることを特徴とする請求項12記載の液体供給装置。
  14. 前記スキージ移動手段は、回転自在に支持されたカムと、前記スキージ側のカムフォロアとからなることを特徴とする請求項12記載の液体供給装置。
  15. 前記カムは、中空胴側に支持されていることを特徴とする請求項14記載の液体供給装置。
  16. 前記カムは、スキージ移動用駆動手段によって駆動されることを特徴とする請求項14記載の液体供給装置。
  17. 前記圧胴は、搬送胴の胴径より大径に形成され、
    シート状物を保持した前記シート状物保持手段が前記圧胴の外周面から突出しないように前記圧胴の切欠き部内に配設されることを特徴とする請求項1記載の液体供給装置。
  18. 前記シート状物保持手段は、シート状物を保持する爪と爪台とからなり、
    前記シート状物と接触する爪の保持面と爪台の保持面とが互いにシート状物の先端側に向けて低くなるように傾斜して、シート状物を保持した前記爪及び前記爪台とが前記圧胴の外周面から突出しないように前記圧胴の切欠き部内に配設されることを特徴とする請求項1記載の液体供給装置。
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