JP2001225445A - 液体供給装置 - Google Patents

液体供給装置

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JP2001225445A
JP2001225445A JP2000037709A JP2000037709A JP2001225445A JP 2001225445 A JP2001225445 A JP 2001225445A JP 2000037709 A JP2000037709 A JP 2000037709A JP 2000037709 A JP2000037709 A JP 2000037709A JP 2001225445 A JP2001225445 A JP 2001225445A
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suction
sheet
cylinder
impression cylinder
printing unit
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JP2000037709A
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Masaaki Ishida
正昭 石田
Toshihiko Ebina
敏彦 蛯名
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Komori Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧胴に保持されたシート状物に液体供給胴か
ら液体を良好に供給することができる液体供給装置を提
供する。 【解決手段】 圧胴100と、圧胴100に対接するロ
ータリースクリーン27とを有するスクリーン印刷ユニ
ット20eにおいて、圧胴100の胴本体111の外周
面の切欠部111aに軸心方向に沿って複数設けられて
表面に吸引口117aを有するヘッド117と、これら
のヘッド117の吸引口117aを個別に開閉させるホ
ルダ114、ねじ115、開閉板116等と、各ホルダ
114に接続する配管113、パイプ118,105、
ホース119,109、吸引ポンプ等と、ホース10
9,119間に設けられて枚葉紙1を受け取るときに、
ホース119,109間を連通させ、枚葉紙1を受け渡
すときに、ホース119,109間を遮断する連結軸1
04、外筒107、スリーブ108等とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧胴に保持された
枚葉紙などのシート状物にインキやニスなどの液体の印
刷や塗布などの供給を行う液体供給装置に関し、特に、
枚葉紙にスクリーン印刷を行う印刷機のスクリーン印刷
ユニットに適用すると有効である。
【0002】
【従来の技術】スクリーン印刷を行う従来の印刷機は、
絵柄に応じた小孔をエッチングした薄いスクリーン(ス
テンレスやニッケルなどからなる)を円筒状にして回転
可能に支持した中空胴の内部に、フレームに固定支持さ
れたインキ壺およびスキージを装備したロータリースク
リーンを用い、中空胴を回転させながらインキ壺内のイ
ンキをスキージにより中空胴の上記小孔から押し出すこ
とにより、絵柄に対応させた印刷を行うことができる。
このため、ロータリースクリーン印刷は、特殊インキ等
を厚盛りで印刷することができるので、見栄えや手触り
などに高級感を与える場合に適用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ロータリースクリーン
は、前述したように、薄肉の中空胴を内部からスキージ
で押圧しながら特殊インキ等を小孔から押し出して印刷
しているため、ウェブに対してスクリーン印刷を行う
と、ウェブのテンションが変化しやすいことから、良好
に行うことが難しかった。
【0004】一方、枚葉紙に対してロータリースクリー
ンを用いて印刷しようとすると、枚葉紙にテンション変
化を生じることがないので、良好に行うことができるも
のの、外周面から突出して枚葉紙を把持するくわえ爪を
圧胴に設けなければならないため、当該圧胴と対接する
ロータリースクリーンの中空胴に上記くわえ爪が接触
し、当該中空胴を損傷させてしまう虞があった。
【0005】そこで、例えば、特開平11−26844
4号公報等では、圧胴と対接するゴム胴の外周面に上記
圧胴の前記くわえ爪の逃がし用の凹部を設けることによ
り、上記くわえ爪の干渉を避けるようにすることが提案
されており、このゴム胴をロータリースクリーンに置き
換えて上述した問題を解決することが考えられる。
【0006】しかしながら、特開平11−268444
号公報等で提案されたゴム胴をロータリースクリーンに
置き換えて上述したような問題の解決を図るには、圧胴
のくわえ爪との干渉を避けるようにロータリースクリー
ンの中空胴に凹部を形成しなければならないため、上記
凹部部分でロータリースクリーンのスキージが跳ね上が
るようになってしまい、印刷不良を生じてしまう虞があ
る。
【0007】このような問題は、ロータリースクリーン
を用いて枚葉紙に特殊インキ等を厚盛り印刷する場合に
限らず、例えば、ロータリースクリーンを用いて枚葉紙
にニス等を塗布する場合など、圧胴に保持されたシート
状物に液体供給胴から液体を供給するような場合であれ
ば、上述した場合と同様にして起こり得ることである。
【0008】このようなことから、本発明は、圧胴に保
持されたシート状物に液体供給胴から液体を良好に供給
することができる液体供給装置を提供することを目的と
した。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決する
ための、本発明による液体供給装置は、回転可能に支持
されてシート状物を保持するシート状物保持手段を有す
る圧胴と、前記圧胴に対接して当該圧胴に保持された前
記シート状物に液体を供給する液体供給胴とを備えた液
体供給装置において、前記圧胴の前記シート状物保持手
段が、前記シート状物を吸引保持する吸引保持手段から
なることを特徴とする。
【0010】上述した液体供給装置において、前記吸引
保持手段が、前記圧胴の外周面の切欠き部に設けられ、
表面に吸引口を有する吸引保持具と、前記吸引保持具へ
接続される吸引手段と、前記吸引保持具と前記吸引手段
との間に設けられ、前記シート状物を受け取るときに、
当該吸引保持具と当該吸引手段との間を連通させ、当該
シート状物を受け渡すときに、当該吸引保持具と当該吸
引手段との間を遮断する切換手段とを備えていることを
特徴とする。
【0011】上述した液体供給装置において、前記吸引
保持具が前記圧胴の軸心方向に沿って複数設けられると
共に、当該吸引保持具の前記吸引口を開閉させる開閉手
段が当該吸引保持具ごとに設けられていることを特徴と
する。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明による液体供給装置の実施
の形態を以下に説明するが、本発明は、これらの実施の
形態に限定されるものではない。
【0013】[第一番目の実施の形態]本発明による液
体供給装置をスクリーン印刷ユニットに適用した印刷機
の第一番目の実施の形態を図1〜11を用いて説明す
る。図1は、印刷機の全体概略構成図、図2は、図1の
矢線II部の抽出拡大図、図3は、図1の矢線 III部の抽
出拡大図、図4は、スクリーン印刷ユニットの圧胴の軸
端側の抽出拡大図、図5は、図4の断面図、図6は、図
5の矢線VI方向からみた図、図7は、図5のVII−VII
線断面矢線視図、図8は、図5のVIII−VIII線断面矢線
視図、図9は、図3の矢線IX部の抽出拡大図、図10
は、図9の矢線X方向からみた図、図11は、図10の
矢線XI部の内部構造図である。
【0014】図1に示すように、給紙部10には、給紙
台11が設けられている。給紙部10には、給紙台11
上のシート状物である枚葉紙1を印刷部20に一枚ずつ
送給するフィーダボード12が設けられている。フィー
ダボード12の先端には、印刷部20の第一オフセット
印刷ユニット20aの圧胴21aに枚葉紙1を渡すスイ
ング装置13が設けられている。
【0015】図1,2に示すように、印刷部20の第一
オフセット印刷ユニット20aの圧胴21aのスイング
装置13より回転方向下流側には、ゴム胴22aが対接
している。ゴム胴22aの圧胴21aより回転方向上流
側には、版胴23aが対接している。版胴23aのゴム
胴22aより回転方向上流側には、インキ供給装置24
aが設けられている。版胴23aのインキ供給装置24
aより回転方向上流側には、給水装置25aが設けられ
ている。
【0016】図1に示すように、第一オフセット印刷ユ
ニット20aの圧胴21aのゴム胴22aより回転方向
下流側は、渡胴26aを介して、第二オフセット印刷ユ
ニット20bの圧胴21bに対接している。この第二オ
フセット印刷ユニット20bは、前記第一オフセット印
刷ユニット20aと同様にして、ゴム胴22b、版胴2
3b、インキ供給装置24b、給水装置25b等を備え
ている。
【0017】また、第二オフセット印刷ユニット20b
の圧胴21bのゴム胴22bより回転方向下流側は、渡
胴26bを介して、第三オフセット印刷ユニット20c
の圧胴21cに対接している。この第三オフセット印刷
ユニット20cも、前記第一,二オフセット印刷ユニッ
ト20a,20bと同様にして、ゴム胴22c、版胴2
3c、インキ供給装置24c、給水装置25c等を備え
ている。
【0018】さらに、第三オフセット印刷ユニット20
cの圧胴21cのゴム胴22cより回転方向下流側は、
渡胴26cを介して、第四オフセット印刷ユニット20
dの圧胴21dに対接している。この第四オフセット印
刷ユニット20dも、前記第一〜三オフセット印刷ユニ
ット20a〜20cと同様にして、ゴム胴22d、版胴
23d、インキ供給装置24d、給水装置25d等を備
えている。
【0019】図1,3に示すように、第四オフセット印
刷ユニット20dの圧胴21dのゴム胴22dより回転
方向下流側には、渡胴26dを介してスクリーン印刷ユ
ニット20eの圧胴100が対接しており、当該圧胴1
00は、以下のような構造となっている。
【0020】図4,5に示すように、スクリーン印刷ユ
ニット20eのフレーム20eaには、固定リング10
1および軸受102を介して回転軸103の端部側が回
転可能に支持されている。この回転軸103の内部に
は、軸心方向に沿って連通穴103aが形成されてい
る。回転軸103の軸端には、連結軸104が同軸をな
して取り付けられている。この連結軸104の内部に
は、軸心方向に沿って連通穴104cが複数(本実施の
形態では2本)形成されており、当該連通穴104c
は、一端がパイプ105を介して回転軸103の連通穴
103a内に連結する一方、他端が閉塞している。
【0021】前記連結軸104の外周面の他端寄りに
は、前記連通穴104cと連結する接続穴104aが当
該連結軸104の周方向に対して規定の位置に形成さ
れ、連結軸104の外周面の一端寄りには、前記連通穴
104cと連結する接続穴104bが当該連結軸104
の周方向に対して規定の位置に形成されている(図7,
8参照)。
【0022】前記固定リング101の前記連結軸104
側端部には、当該連結軸104を包囲する外筒107の
一端側が当該連結軸104と同軸をなすように連結具1
06を介して連結固定されている。外筒107の周面に
は、当該外筒107の内部と外部とを連絡する接続穴1
07a,107bが当該外筒107の周方向に対して規
定の位置に形成されている(図5,6参照)。
【0023】前記外筒107と連結軸104との間に
は、スリーブ108が連結軸104および外筒107と
同軸をなして挿入されており、当該スリーブ108は、
外筒107に対して固定支持される一方、連結軸104
を回転可能に支持している。スリーブ108の周面に
は、連結軸104の回転に伴って、当該連結軸104の
接続穴104aと前記外筒107の接続穴107aとを
規定の周期で接続する接続溝108aと、当該連結軸1
04の接続穴104bと前記外筒107の接続穴107
bとを規定の周期で接続する接続溝108bとが、当該
スリーブ108の周方向に対して規定の位置に所定の長
さで各々形成されている(図5,7,8参照)。
【0024】前記外筒107の接続穴107aには、ホ
ース109を介して図示しない吸引ポンプが接続されて
いる。外筒107の接続穴107bには、エアマフラ1
10が接続されている。
【0025】つまり、回転軸103を回転させて連結軸
104を回転させると共に、前記吸引ポンプを作動させ
ると、連結軸104の各連通穴104cが、接続穴10
4aを介してスリーブ108の接続溝108aと規定の
周期ごとに連絡し、外筒107の接続穴107aを介し
て前記吸引ポンプと連絡し、内部の空気を吸引される一
方、接続穴104bを介してスリーブ108の接続溝1
08bと規定の周期ごとに連絡し、外筒107の接続穴
107bを介してエアマフラ110と連絡し、内部の圧
力が外気圧にまで戻されるようになっているのである。
【0026】一方、図3,9に示すように、回転軸10
3には、胴本体111が当該回転軸103と同軸をなす
ようにスポーク112を介して一体的に連結支持されて
いる。胴本体111の外周面には、当該胴本体111の
軸心方向に沿った切欠き部111aが当該胴本体111
の周方向に沿って等間隔で複数(本実施の形態では2箇
所)形成されている。
【0027】図9〜11に示すように、胴本体111の
前記切欠き部111aには、内部と外部とを連絡する連
通穴113aを周面に軸心方向に沿って所定の間隔で複
数形成された配管113が当該胴本体111の軸心方向
に沿って軸心方向を向けるようにして取り付けられてい
る。配管113の上記連通穴113a部分には、ホルダ
114がそれぞれ取り付けられている。ホルダ114の
上面には、円形状をなす取付溝114bが形成されてい
る。ホルダ114の上記取付溝114bには、上記配管
113の連通穴113aと連結する連通穴114aが形
成されている。
【0028】前記ホルダ114の取付溝114b内に
は、ねじ115を回転させることにより連通穴114a
を開閉させる開閉板116が設けられている。ホルダ1
14の上部には、前記ねじ115の頭部を突出させる穴
を形成された板型の吸引保持具であるヘッド117が取
り付けられている。ヘッド117の上面には、ホルダ1
14の前記連通穴114aと連絡する吸引口117aが
形成されている。
【0029】図9,10に示すように、前記配管113
の周面には、パイプ118の一端側が接続されている。
パイプ118の他端側には、ホース119の一端側が接
続している。ホース119の他端側は、前記回転軸10
3の連通穴103a内に挿入されて前記パイプ105に
接続されている(図3〜5参照)。
【0030】つまり、回転軸103を回転させて連結軸
104を回転させると共に、前記吸引ポンプを作動させ
ると、連結軸104の接続穴104aがスリーブ108
の接続溝108aと連絡したときに、当該接続穴104
aと連絡する連通穴104cから、パイプ105、ホー
ス119、パイプ118を介して接続する配管113内
が吸引され、当該配管113の連通穴113aおよびホ
ルダ114の連通穴114aを介してヘッド117の吸
引口117aから空気が吸引されると共に、連結軸10
4の接続穴104bがスリーブ108の接続溝108b
と連絡したときに、当該接続穴104bと連絡する連通
穴104cが、パイプ105、ホース119、パイプ1
18を介して接続する配管113内と連通し、当該配管
113の連通穴113aおよびホルダ114の連通穴1
14aを介してヘッド117の吸引口117aと前記エ
アマフラ110とが連絡し、当該吸引口117aと当該
エアマフラ110との間が大気圧にまで戻されるように
なっているのである。
【0031】さらに、前記ねじ115を回転させて開閉
板116で各ホルダ114の連通穴114aを開閉させ
ることにより、各ヘッド117の吸引口117aをそれ
ぞれ個別に開閉させることができるので、前記連結軸1
04の接続穴104aと前記スリーブ108の接続溝1
08aとの接続の有無にかかわらず、ヘッド117の吸
引口117aからの空気の吸引を各ヘッド117ごとに
設定することができるのである。
【0032】なお、本実施の形態では、連結軸104、
外筒107、スリーブ108などにより切換手段を構成
し、パイプ105,118、ホース109,119、配
管113、前記吸引ポンプなどにより吸引手段を構成
し、ホルダ114、ねじ115、開閉板116などによ
り開閉手段を構成し、当該切換手段、当該吸引手段、当
該開閉手段、ヘッド117(吸引保持具)などによりシ
ート状物保持手段としての吸引保持手段を構成してい
る。
【0033】図1,3に示すように、スクリーン印刷ユ
ニット20eの前記圧胴100の前記渡胴26dより回
転方向下流側には、液体供給胴であるロータリースクリ
ーン27が対接している。このロータリースクリーン2
7は、絵柄に応じた小孔をエッチングした薄いスクリー
ン(ステンレスやニッケルなどからなる)を円筒状にし
て回転可能に支持した中空胴27aと、この中空胴27
aの内部でフレームに固定支持されたインキ壺27bお
よびスキージ27cとを備えている。
【0034】つまり、ロータリースクリーン27は、中
空胴27aが圧胴100の回転に連れて回転し、インキ
壺27b内の液体である特殊インキ等がスキージ27c
により中空胴27aの上記小孔から押し出されることに
より、圧胴100に保持された枚葉紙1に対して、中空
胴27aの上記小孔に対応した印刷を行うことができる
ようになっているのである。
【0035】図1に示すように、スクリーン印刷ユニッ
ト20eの圧胴100のロータリースクリーン27より
回転方向下流側には、渡胴26eが対接している。渡胴
26eの前記圧胴100より回転方向下流側には、乾燥
ユニット20fの搬送胴28が対接している。搬送胴2
8の前記渡胴26eより回転方向下流側には、紫外線
(UV)を照射する乾燥用ランプ29が配設されてい
る。
【0036】乾燥ユニット20fの搬送胴28の前記乾
燥用ランプ29より回転方向下流側には、排紙部30の
排紙胴31が対接している。排紙胴31には、スプロケ
ット32が同軸をなして一体的に回転できるように設け
られている。また、排紙部30には、排紙台35が設け
られている。排紙台35の上方には、スプロケット33
が設けられている。上記スプロケット32,33間に
は、図示しない排紙爪を所定の間隔で複数取り付けられ
た排紙チェーン34が掛け渡されている。
【0037】このようにして構成された印刷機の作用を
次に説明する。
【0038】給紙部10の給紙台11からフィーダボー
ド12上へ一枚ずつ送り出された枚葉紙1をスイング装
置13で印刷部20の第一オフセット印刷ユニット20
aの圧胴21aに受け渡す一方、当該第一オフセット印
刷ユニット20aのインキ供給装置24aおよび給水装
置25aからインキおよび湿し水を版胴23aに供給
し、当該版胴23aからゴム胴22aに供給すると、上
記枚葉紙1は、ゴム胴22aからインキを転写されて第
一色目の印刷を施された後、渡胴26aを介して第二オ
フセット印刷ユニット20bの圧胴21bに受け渡さ
れ、上記第一オフセット印刷ユニット20aと同様に、
当該第二オフセット印刷ユニット20bにおいて第二色
目の印刷を施され、以下同様に、第三,四オフセット印
刷ユニット20c,20dにおいて第三,四色目の印刷
を施されて渡胴26dに受け渡される。
【0039】枚葉紙1を受け渡された渡胴26dのくわ
え爪装置26d1 がスクリーン印刷ユニット20eの圧
胴100の前記ヘッド117に接近すると、当該ヘッド
117の吸引口117aと連通する連結軸104の接続
穴104bがスリーブ108の接続溝108bから離
れ、エアマフラ110と連結軸104の連通穴104c
との間が遮断されると共に、当該ヘッド117の吸引口
117aと連通する連結軸104の接続穴104aがス
リーブ108の接続溝108aと連通し、前記吸引ポン
プの作動により、当該ヘッド117の吸引口117aか
ら空気が吸引される一方、渡胴26dのくわえ爪装置2
6d1 が枚葉紙1のくわえを開放するため、枚葉紙1
は、圧胴100のヘッド117に吸引保持され、渡胴2
6dから圧胴100に受け渡される。
【0040】スクリーン印刷ユニット20eの圧胴10
0に受け渡された枚葉紙1は、先に説明したようにして
ロータリースクリーン27から特殊インキ等が厚盛りで
印刷される。このとき、圧胴100は、ヘッド117の
吸引力により枚葉紙1を保持していることから、胴本体
111の表面から突出するような部材(くわえ爪等)が
ないため、ロータリスクリーン27と干渉することがな
い。
【0041】ロータリースクリーン27により枚葉紙1
に厚盛り印刷が施された後、圧胴100の前記ヘッド1
17が渡胴26eのくわえ爪装置26e1 に接近する
と、渡胴26eのくわえ爪装置26e1 が枚葉紙1をく
わえる一方、当該ヘッド117の吸引口117aと連通
する連結軸104の接続穴104aがスリーブ108の
接続溝108aから離れ、前記吸引ポンプとの連通が遮
断されて、当該ヘッド117の吸引口117aからの空
気の吸引が停止すると共に、当該ヘッド117の吸引口
117aと連通する連結軸104の接続穴104bがス
リーブ108の接続溝108bと連通し、エアマフラ1
10と当該ヘッド117の吸引口117aとの間が大気
圧にまで戻されるため、枚葉紙1は、圧胴100のヘッ
ド117による吸引保持から開放され、圧胴100から
渡胴26eに受け渡される。
【0042】渡胴26eに受け渡された枚葉紙1は、乾
燥ユニット20fの搬送胴28に受け渡され、乾燥用ラ
ンプ29からのUVにより、印刷された特殊インキ等が
乾燥された後、排紙部30の排紙胴31に受け渡され、
前記排紙爪を介して排紙チェーン34の走行移動により
搬送され、排紙台35上に排紙される。
【0043】このような印刷機においては、スクリーン
印刷ユニット20eの圧胴100が、枚葉紙1を吸着保
持するため、ロータリースクリーン27と干渉してしま
うことがない。
【0044】したがって、上記印刷機によれば、ロータ
リースクリーン27による特殊インキ等の厚盛り印刷を
枚葉紙1に良好に行うことができる。
【0045】また、圧胴100から渡胴26eに枚葉紙
1を受け渡す際にヘッド117の吸引口117aからの
空気の吸引が停止するので、枚葉紙1に余計な力を加え
ずに済み、枚葉紙1を損傷させることなく圧胴100か
ら渡胴26eに受け渡すことができる。
【0046】また、すべてのヘッド117のうち、枚葉
紙1の幅方向のサイズにより、当該枚葉紙1の吸着保持
に関与することのないものが生じた場合、当該枚葉紙1
の吸着保持に関与しないヘッド117の前記ねじ115
を回転させて開閉板116でヘッド117の吸引口11
7aを閉鎖すれば、前記吸引ポンプによる吸引に無駄が
なくなり、吸引力を向上させることができる。
【0047】[第二番目の実施の形態]本発明による液
体供給装置をスクリーン印刷ユニットに適用した印刷機
の第二番目の実施の形態を図12〜14を用いて説明す
る。図12は、印刷機のスクリーンユニットの概略構成
図、図13は、図12の矢線XIII部の抽出拡大図、図1
4は、図13の矢線XIV方向からみた図である。ただ
し、前述した第一番目の実施の形態の場合と同一の部材
については、前述した第一番目の実施の形態の説明で用
いた符号と同一の符号を用いることにより、その説明を
省略する。
【0048】図12〜14に示すように、スクリーン印
刷ユニット20eの圧胴100の胴本体111の前記切
欠き部111aは、カバー120で覆われている。この
カバー120は、胴本体111の外周面を連続させるよ
うに当該胴本体111と同一曲率の円弧状をなすと共
に、前記渡胴26d,26eと枚葉紙1の受け渡しがで
きるように、前記ヘッド117を露出させる切欠き溝1
20aと、当該渡胴26d,26eのくわえ爪との干渉
を避ける切欠き溝120bとが形成されている。
【0049】このような実施の形態においては、先に説
明したように、スクリーン印刷ユニット20eによりス
クリーン印刷が施されるとき、圧胴100の胴本体11
1の切欠き部111aがカバー120で覆われているた
め、ロータリースクリーン27のスキージ27cが胴本
体111の上記切欠き部111a内に落ち込むことを確
実に防止することができる。
【0050】したがって、本実施の形態によれば、ロー
タリースクリーン27による特殊インキ等の枚葉紙1へ
の良好な厚盛り印刷をさらに確実に行うことができる。
【0051】なお、前述した第一,二番目の実施の形態
では、圧胴100の胴本体111の切欠き部111a内
に設けた各ホルダ114の取付溝114a内の各開閉板
116をねじ115でそれぞれ回動させることにより、
枚葉紙1のサイズに対応した吸引範囲を設定するように
したが、これら開閉板116やねじ115等に代えて、
例えば、各ホルダ114に前記ホース119の他端側を
分岐してそれぞれ直接連結し、分岐した当該ホース11
9の他端側に開閉弁をそれぞれ設けることにより、各ヘ
ッド117の吸引の有無を設定できるようにすることも
可能である。ここで、枚葉紙1の幅方向の中心から等位
置にあるヘッド117同士の吸引の有無を同一の開閉弁
で設定できるようにすれば、設定にかかる手間を半分に
することができる。
【0052】また、前述した第一,二番目の実施の形態
では、第一〜四オフセット印刷ユニット20a〜20d
の下流側にスクリーン印刷ユニット20eおよび乾燥ユ
ニット20fを配設するようにしたが、例えば、図15
に示すように、第一〜四オフセット印刷ユニット20a
〜20dの上流側にスクリーン印刷ユニット20eおよ
び乾燥ユニット20fを配設したり、図16に示すよう
に、第一,二オフセット印刷ユニット20a,20bと
第三,四オフセット印刷ユニット20c,20dとの間
にスクリーン印刷ユニット20eおよび乾燥ユニット2
0fを配設することも可能である。
【0053】また、前述した第一,二番目の実施の形態
では、オフセット印刷ユニット20a〜20dとスクリ
ーン印刷ユニット20eとを組み合わせた印刷機に適用
した場合について説明したが、例えば、図17に示すよ
うに、オフセット印刷ユニットがなく、給紙部10、ス
クリーン印刷ユニット20e、乾燥ユニット20f、排
紙部30からなるスクリーン印刷機に適用したり、回転
式打ち抜き機等の印刷ユニット以外の加工ユニットと組
み合わせることも可能である。
【0054】また、前述した第一,二番目の実施の形態
では、スクリーン印刷ユニット20eのロータリースク
リーン27のインキ壺27b内に特殊インキ等を入れて
厚盛り印刷する場合について説明したが、これに限ら
ず、例えば、ロータリースクリーンのインキ壺にニス等
を入れてコーティング装置として枚葉紙にニスを塗布す
るような場合など、圧胴に保持されたシート状物に液体
供給胴から液体を供給するような場合であれば、上述し
た場合と同様にして適用することができる。
【0055】
【発明の効果】本発明による液体供給装置は、回転可能
に支持されてシート状物を保持するシート状物保持手段
を有する圧胴と、前記圧胴に対接して当該圧胴に保持さ
れた前記シート状物に液体を供給する液体供給胴とを備
えた液体供給装置において、前記圧胴の前記シート状物
保持手段が、前記シート状物を吸引保持する吸引保持手
段からなるので、圧胴が液体供給胴と干渉することがな
い。したがって、液体供給胴による液体供給をシート状
物に対して良好に行うことができる。
【0056】また、前記吸引保持手段が、前記圧胴の外
周面の切欠き部に設けられ、表面に吸引口を有する吸引
保持具と、前記吸引保持具へ接続される吸引手段と、前
記吸引保持具と前記吸引手段との間に設けられ、前記シ
ート状物を受け取るときに、当該吸引保持具と当該吸引
手段との間を連通させ、当該シート状物を受け渡すとき
に、当該吸引保持具と当該吸引手段との間を遮断する切
換手段とを備えていることから、吸引保持具でシート状
物を受け取るときに、切換手段が吸引保持具と吸引手段
との間を連通させ、吸引保持具からシート状物を受け渡
すときに、切換手段が吸引保持具と吸引手段との間を遮
断するので、シート状物の受け渡しの際にシート状物に
余計な力を加えなくて済み、シート状物の損傷を抑制す
ることができる。
【0057】また、前記吸引保持具が前記圧胴の軸心方
向に沿って複数設けられると共に、当該吸引保持具の前
記吸引口を開閉させる開閉手段が当該吸引保持具ごとに
設けられているので、シート状物の幅方向のサイズに合
わせて、使用する吸引保持具だけを吸引させることがで
き、吸引手段による吸引に無駄がなくなり、吸引力を向
上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による液体供給装置をスクリーン印刷ユ
ニットに適用した印刷機の第一番目の実施の形態の全体
概略構成図である。
【図2】図1の矢線II部の抽出拡大図である。
【図3】図1の矢線 III部の抽出拡大図である。
【図4】スクリーン印刷ユニットの圧胴の軸端側の抽出
拡大図である。
【図5】図4の断面図である。
【図6】図5の矢線VI方向からみた図である。
【図7】図5のVII−VII線断面矢線視図である。
【図8】図5のVIII−VIII線断面矢線視図である。
【図9】図3の矢線IX部の抽出拡大図である。
【図10】図9の矢線X方向からみた図である。
【図11】図10の矢線XI部の内部構造図である。
【図12】本発明による液体供給装置をスクリーン印刷
ユニットに適用した印刷機の第二番目の実施の形態のス
クリーン印刷ユニットの概略構成図である。
【図13】図12の矢線XIII部の抽出拡大図である。
【図14】図13の矢線XIV方向からみた図である。
【図15】本発明による液体供給装置をスクリーン印刷
ユニットに適用した印刷機の他の実施の形態の全体概略
構成図である。
【図16】本発明による液体供給装置をスクリーン印刷
ユニットに適用した印刷機の他の実施の形態の全体概略
構成図である。
【図17】本発明による液体供給装置をスクリーン印刷
ユニットに適用した印刷機の他の実施の形態の全体概略
構成図である。
【符号の説明】
1 枚葉紙 10 給紙部 11 給紙台 12 フィーダボード 13 スイング装置 20 印刷部 20a〜20d 第一〜四オフセット印刷ユニット 20e スクリーン印刷ユニット 20f 乾燥ユニット 21a〜21d 圧胴 22a〜22d ゴム胴 23a〜23d 版胴 24a〜24d インキ供給装置 25a〜25d 給水装置 26a〜26e 渡胴 26d1 ,26e1 くわえ爪装置 27 ロータリースクリーン 27a 中空胴 27b インキ壺 27c スキージ 28 搬送胴 29 乾燥用ランプ 30 排紙部 31 排紙胴 32,33 スプロケット 34 排紙チェーン 35 排紙台 100 圧胴 101 固定リング 102 軸受 103 回転軸 103a 連通穴 104 連結軸 104a,104b 接続穴 104c 連通穴 105 パイプ 106 連結具 107 外筒 107a,107b 接続穴 108 スリーブ 108a,108b 接続溝 109 ホース 110 エアマフラ 111 胴本体 111a 切欠き部 112 スポーク 113 配管 113a 連通穴 114 ホルダ 114a 連通穴 114b 取付溝 115 ねじ 116 開閉板 117 ヘッド 117a 吸引口 118 パイプ 119 ホース 120 カバー 120a,120b 切欠き溝

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転可能に支持されてシート状物を保持
    するシート状物保持手段を有する圧胴と、 前記圧胴に対接して当該圧胴に保持された前記シート状
    物に液体を供給する液体供給胴とを備えた液体供給装置
    において、 前記圧胴の前記シート状物保持手段が、前記シート状物
    を吸引保持する吸引保持手段からなることを特徴とする
    液体供給装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記吸引保持手段が、 前記圧胴の外周面の切欠き部に設けられ、表面に吸引口
    を有する吸引保持具と、 前記吸引保持具へ接続される吸引手段と、 前記吸引保持具と前記吸引手段との間に設けられ、前記
    シート状物を受け取るときに、当該吸引保持具と当該吸
    引手段との間を連通させ、当該シート状物を受け渡すと
    きに、当該吸引保持具と当該吸引手段との間を遮断する
    切換手段とを備えていることを特徴とする液体供給装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記吸引保持具が前記圧胴の軸心方向に沿って複数設け
    られると共に、当該吸引保持具の前記吸引口を開閉させ
    る開閉手段が当該吸引保持具ごとに設けられていること
    を特徴とする液体供給装置。
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