JPWO2006103919A1 - 情報記録媒体の記録条件調整方法及び情報記録再生装置 - Google Patents

情報記録媒体の記録条件調整方法及び情報記録再生装置 Download PDF

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Abstract

【課題】情報記録前の記録条件調整工程の削減、記録条件調整手順の簡素化、安定かつ高精度な情報記録媒体への記録条件調整を行う。【解決手段】 情報を記録媒体に記録する際、記録条件を最適化する。次に、前記最適化した記録条件の下に情報記録媒体の所定の領域に信号を記録する。次に、前記最適記録条件の下に記録された信号を用いて、次回以降の記録条件の一部を調整する。以上のように、最適に調整された記録条件で記録した信号を用いて記録条件の一部を調整するため、情報記録前の記録条件調整を高速に実施できる。【選択図】 図1

Description

本発明は、情報記録媒体の記録条件調整方法及び情報記録再生装置に関する。
情報の多様化等に伴い、ストレージ分野において取り扱うデータ量が増加している。記録媒体である光ディスクについても、CDからDVDというように高密度化による大容量化への取り組みがなされてきた。高密度化に向けた技術開発の取り組みとして、できるだけ小さいマークを正確に記録する技術、光学再生限界近傍でも再生できる技術が開発されてきている。このため単純には光源LD波長の短波長化、対物レンズの高NA(NA:開口数)化により記録再生を行う光スポットの小径化が図られてきている。ここで、先ず従来の記録型DVDに関して述べる。
これらの光ディスクではディスク領域の一部に記録パワを調整する領域(PCA:Power Calibration Area)を持っている。この領域を使用して、記録パワの調整(OPC:Optimum Power Control)を適宜行うようになっている。このOPCの動作としては記録パワを多段に変化させて記録した後、記録信号の再生を実施することにより、最適に再生できる記録パワを最適な記録パワとして求める試し書き学習を行う。光ディスク装置は、前記学習時に求めた記録パワを用いて、実際のデータの記録を実施する。また、ディフェクトマネージメントという欠陥管理構成を用いて信頼性を高くしていることが知られている。これは、データ領域の欠陥情報を管理し、データ領域への情報記録に先立って、欠陥管理領域の情報を利用して、欠陥部分の情報の補間を行うものである。
先に述べた記録パワの最適化に関して、記録条件の調整をOPCによる記録パワの調整及び記録波形のストラテジ調整で行う方法が、例えば、特開2002−230770(特許文献1)に開示されている。また、特開平8−203081(特許文献2)には、予め記憶しておいた記録用情報(パワ、ストラテジ)に加えて、試し書き学習後の記録用情報を学習の度に更新保存し、更新保存された情報を基に学習を実施する装置が開示されている。
記録パワの調整のための指標、方法としては、再生信号ジッタを最小にする方法や、長いマークの再生振幅と短いマークの再生振幅からアシンメトリを検査してβ値を求めるβ法、記録マーク振幅の飽和の程度から状態を判断するγ法などが知られている。
また、DVDよりも更に高密度記録された光ディスクに対しては、PRML(Partial-Response Maximum-Likelihood)技術(後述)を適用したシステムが実用化されている。Jpn.J.Appl.Phys.,Vol.43,No.7B(2004) &
quot;Optimization of Write Conditions with a New Measure in High-Density
Optical Recording" M.Ogawa et al.には、前記システムにおいて、PRシステムのSNR(信号対雑音比)としてPRSNRを用いることにより、記録パワの調整が可能であることも報告されている。PRSNRに関しては、ISOM2003(International Symposium Optical Memory 2003)、Technical
Digest pp.164-165 & quot;Signal-to-Noise Ratio in a PRML Detection"
S.OHKUBO et al. (非特許文献1)に報告されている(第164−第165頁)。
次に、光ディスク装置での記録条件について説明する。光ディスク装置での記録条件としては、記録パワ、ストラテジ以外にもチルトを含むフォーカス、トラック、収差等のサーボパラメータがある。これらのうち、ディスク面とレーザスポットの相対位置で、ディスク面の上下振れに追従させる制御がフォーカシング制御であり、ディスク面の左右振れ(トラック振れ)に追従させる制御がトラッキング制御であり、それぞれの制御において、ヘッドから得られる誤差信号を単純にゼロにあわせるだけでは最適な条件にはならず、若干オフセットを加えたところが最良の記録条件となる場合が多い。次にチルトに関して説明する。
光ディスクと、光ディスクの情報を読み出す光ヘッドの間には、ディスクに反りがあるため、チルト(傾き)が発生し、ビーム品質を悪化させる。このチルトを検出する方式として、ディスク面にLED光を照射し、反射光分布の偏りを分割センサーで検出するチルトセンサを利用する方式、或いは予めデータが記録されているROMに対しては、チルトを動かしたときの再生信号のジッタ特性を検出して、最適チルト量を探索的に見つける方式などが知られている。また、特開2002−25090(特許文献3)にはトラッキングサーボをオフとした時のトラバース信号の振幅と傾き量を対応させて、チルトを検出することが開示されている。
次に、PRML再生技術に関して述べる。従来、データの2値化はスライス識別方式が用いられてきた。この技術では、符号間干渉を低減するように、等化器を用いて再生波形をフィルタリングする手法が用いられていた。この場合、通常等化器は符号間干渉を抑圧するが、ノイズ成分を高めてしまうため、高密度化時には再生信号から記録された元データを復号することが困難となってしまう。これに対し高密度化時に、精度よくデータを復号する手法として、PRML(Partial-Response Maximum-Likelihood)技術が有効である。このPRML法においては、ノイズ成分を高めないように、再生波形を、符号間干渉を有する波形にパーシャルレスポンス(以後、PRと省略する場合がある)等化(PR等化)し、ビタビ復号(ML)させてデータ識別を実施する。
PRMLを用いたシステムでは、再生信号は2値ではなく3値以上、いわゆる多値となることが前提である。従って、多値を想定しているPRML検出では前者の場合と異なり、PRML検出に合った記録再生波形とする必要がある。図4には、ピット長を変えた場合の従来のスライス識別での2値等化とPRML検出を用いた場合のエラーレートの測定例を示してある。図4において、破線は2値等化、一点差線は実用的に許容できる目安、λは光源のレーザ波長、NAは対物レンズの開口数である。図4において、従来の2値等化における実用的な最短ピット長の限界は、0.35×λ/NA程度で、これよりピット長が小さくなると、エラーレートが急速に悪化すること、及びPRML検出がより小さなピットでも再生が可能であることがわかる。なお、0.35×λ/NAの式によれば、例えば光源波長λ=405nm、対物レンズの開口数NAを0.65とすると、0.2μm前後の最短ピット長でのデータ記録が可能である。
また、本発明者は、先の特許出願(特許文献4)においてPRML検出を用いた場合でのアシンメトリに相当する検出手段を提案している。
特開2002−230770号公報(第3−4頁、図3) 特開平8−203081号公報(第6−7頁、図2) 特開2002−25090号公報(第4−5頁、図3) 特開2002−197660号公報(第5頁、図1) Jpn.J.Appl.Phys.,Vol.43,No.7B(2004)"Optimization of Write C onditions with a New Measure in High-DensityOptical Recording" M.Ogawaet al
以上説明したように、従来の技術では、予め調整されたサーボ調整値を用い、或いは変動が多いサーボパラメータ(例えばフォーカスオフセットやチルト)に関しては、適宜検出を実施することにより、記録品質を保っていた。
しかしながら、本発明者は、ジッタによる信号品質が直接測定できない程度に記録信号を高密度化していくと、最高のパフォーマンスを出すには、情報の記録を行う前にサーボパラメータを従来以上に最適に合わせること、例えばチルト検出においては、従来のトラバース信号振幅での検出精度やLEDでの検出精度以上により厳密にチルトを検出し制御すること、同様にフォーカス(以下、Foという。)オフセットやトラック(以下、Trという。)オフセット、収差に関しても、より高精度に調整することが望ましいことを見出した。
これは、複合的にパラメータがずれている場合には特に顕著となり、パラメータの調整工程が増えるという問題がある。例えば、Foオフセットとチルトが複合してずれている場合、どちらかの状態を固定してパラメータの最適化を行った後、更に残りのパラメータの最適化調整をするといった手法を例にしてもこのことは明らかである。
従って、実際の情報を記録する前に調整する調整項目が従来よりも膨大になり、記録前の調整時間が非常に増加するという問題が生じている。更に、ROM媒体のように予め信号が記録されている場合には、記録信号再生波形を用いてサーボパラメータの最適化ができるが、記録可能な記録媒体の場合、予め記録されている信号がない場合もある。このように初めて記録を行うような場合には、記録信号がないために、多くの工程を経て高品質な記録信号の記録を実施する必要があった。また、記録信号が存在していても、品質の保証された信号である確証がないために、安易にその信号を調整に使用できないという問題があった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、その主たる目的は、記録再生を行う光ディスク装置において、情報記録前の記録条件学習工程が削減でき、従来よりも記録条件調整手順が簡素化でき、更に安定かつ高精度に実施することができる情報記録媒体の記録条件調整方法及びその記録方法を実施する情報記録再生装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、記録条件の調整に用いることができることを示す情報を含む領域を形成した情報記録媒体の記録条件調整方法及びその記録方法を実施する情報記録再生装置を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、記録される最短のマークまたはスペースのピット長が0.35×λ/NAを下回る大きさのピットを記録再生する光ディスク装置に対して、情報記録前の記録条件学習工程が削減でき、従来よりも記録条件調整手順が簡素化でき、更に安定かつ高精度に実施することができる情報記録媒体の記録条件調整方法及びその記録方法を実施する情報記録再生装置を提供することにある。
前述の課題を解決するため、本発明による情報記録媒体の記録条件調整方法は、情報を記録媒体に記録する際、記録条件を最適化する記録前学習を行うステップ1と、前記ステップ1で決定した最適記録条件にて情報記録媒体の所定の領域に信号を記録するステップ2と、前記ステップ2で記録を行った最適記録条件で記録された信号を用いて次回以降の記録条件の一部を調整するステップ3を有することを特徴とするものである。
前記ステップ1の実行に先立って、前記所定の領域に記録信号があるかどうかを検索するステップ4を備え、前記所定の領域に記録信号があった場合は、前記ステップ3を実行し、前記所定の領域に記録信号がない場合は、前記ステップ1またはステップ2を実行するようにしてもよいものである。また、前記ステップ3は、前記記録された信号を用いて制御すべき記録条件の一部を調整するステップ3Aと、前記ステップ3Aにて調整しきれない記録条件を前記記録された信号を用いずに調整するステップ3Bを含む構成としてもよいものである。
前記ステップ3Aでの記録条件の調整には、記録された信号を読み出しつつ調整を行なう際の評価指標の一つとして振幅値、アシンメトリ値、SNR値又はエラーレートの少なくとも1つを用いてもよいものである。前記記録条件が、フォーカスオフセット、トラックオフセット、チルトまたは収差のいずれか一つを含むものであってもよいものである。また、前記所定の領域として、テスト領域(ドライブテストゾーンまたはディスクアイデンティフィケーションゾーン)内の一部を用いてもよいものである。
前記所定領域に記録された信号は当該記録された信号自体を記録条件の調整に用いることができることを示す情報を含んでいてもよいものである。前記所定領域に記録された信号に、前記信号を記録したドライブを示す情報を含ませてもよいものである。前記情報記録媒体として、スパイラル状または同心円状のグルーブの構造を半径方向に周期的に形成し、グルーブまたはグルーブ間のランドまたはその両方を記録再生トラックとし、前記ステップ2での所定領域の記録は中心トラックと前記中心トラックに対して左右各々に少なくとも1トラックずつの記録が行なわれるものを用いてもよいものである。
前記情報記録媒体として、グルーブ及びグルーブ間のランドの両方を記録再生トラックとするものであって、前記所定の領域の記録は連続する6トラックに対して行なわれるものを用いてもよいものである。前記記録条件調整方法は、レーザ光源からの光ビームを対物レンズにより集束し記録媒体面に照射して、光学的に情報を記録する方法を含み、前記記録された信号の再生は、前記光ビームを前記記録媒体面に照射し、前記記録媒体面からの反射光により該記録媒体面に記録されたマーク及びスペースを記録された信号として読み出すものであって、前記記録媒体上に記録された信号の極性反転間隔の最短値は、光源のレーザ波長をλ、対物レンズ開口数をNAとした場合、0.35×λ/NAよりも小さく設定したものあってもよいものである。
前記本発明による情報記録媒体の記録条件調整方法を実施する情報記録再生装置は、再生信号から再生信号品質を推定する信号品質検出部と、記録条件を制御する記録条件制御部と、前記再生信号品質と前記記録条件より最適記録条件を決定する記録前学習を行う学習処理部を有し、
情報記録媒体に記録する際、記録条件を最適化する記録前学習を行い、前記学習処理部により求められた情報に基づいて所定の場所に記録信号の形成を行う記録制御手段と、前記記録制御手段により形成された記録信号を再生して、次回以降の記録条件調整処理の一部を行う制御手段を備えたことを特徴とするものである。
また、前記記録前学習に先立って、前記所定の領域に記録信号があるかどうかを検索する検索処理手段を有し、
前記所定の領域に記録信号があった場合は、前記記録信号を用いて、制御すべき記録条件の一部の調整を行い、前記所定の領域に記録信号がない場合は、前記記録前学習処理を行い、前記学習処理部により求められた情報に基づいて所望の場所に信号の記録を行う処理を行う記録制御手段を備える構成としてもよいものである。
前記所定の領域に形成された記録信号を用いて行う調整処理は、制御すべき記録条件の一部を調整する第1の調整処理と、前記第1の調整処理によって調整しきれない記録条件を、前記記録信号を用いずに調整する第2の調整処理を備えるようにしてもよいものである。前記第1の調整処理では、記録された信号を読み出しつつ調整を行なう際の評価指標の一つとして振幅値、アシンメトリ値、SNR値又はエラーレートの少なくとも1つが使用してもよいものである。前記記録条件が、フォーカスオフセット、トラックオフセット、チルトまたは収差のいずれか一つを含むようにしてもよいものである。
前記所定の領域は、テスト領域(ドライブテストゾーンまたはディスクアイデンティフィケーションゾーン)の一部であってもよいものである。前記所定領域に記録された信号は前記信号を記録したドライブを示す情報を含むものであってもよいものである。前記情報記録媒体は、スパイラル状または同心円状のグルーブの構造を半径方向に周期的に形成し、グルーブまたはグルーブ間のランドまたはその両方を記録再生トラックとし、前記ステップ2での所定領域の記録は中心トラックと前記中心トラックに対して左右各々に少なくとも1トラックずつの記録が行なわれるものであってもよいものである。前記情報記録媒体はグルーブ及びグルーブ間のランドの両方を記録再生トラックとするものであり、前記所定の領域の記録は連続する6トラックに対して行なわれるものであってもよいものである。
前記記録再生装置は、レーザ光源からの光ビームを対物レンズにより集束後記録媒体面に照射して、光学的に情報を記録し、前記記録された信号の再生は、前記光ビームを前記記録媒体面に照射し、前記記録媒体面からの反射光により該記録媒体面に記録されたマーク及びスペースを記録された信号として読み出すものであって、前記記録媒体上に記録された信号の極性反転間隔の最短値は、光源のレーザ波長をλ、対物レンズ開口数をNAとした場合、0.35×λ/NAよりも小さく設定してもよいものである。
本発明の情報記録媒体の記録条件調整方法及び情報記録再生装置によれば次のような顕著な効果を奏する。
本発明の第1の効果は、情報記録前の記録条件調整を高速に実施できることである。その理由は、最適に調整された記録条件で記録した信号を用いて記録条件の一部を調整する手順をもつからである。
本発明の第2の効果は、情報記録前の記録条件調整を安定に実施できることである。その理由は、所定領域の記録信号は記録条件の調整に用いることができることを示す情報を含むことにより、その装置にとって条件調整の安定性が保証されていることを示すからである。
本発明の第3の効果は、情報記録前の記録条件調整を高精度に実施できることである。その理由は、記録条件の調整に実際の情報記録時に近い状況となる複数トラックを使用するからである。
本発明の第4の効果は、情報記録前の記録条件調整方法はリードイン、リードアウト領域を少なくとも持つ情報記録媒体に対し適用することができることである。その理由は、記録条件の調整の一部に、装置が自由に信号記録ができる領域、もしくは記録情報内容が装置固有に選定できる領域を用いるからである。
次に、本発明の実施形態を図に基づいて説明する。
(実施形態1)
本発明の実施形態1に係る情報記録再生装置(光ディスク装置)は図7に示すように基本的構成として、再生信号から再生信号品質を推定する信号品質検出器(40)と、記録条件を制御する記録条件制御部(50)と、前記再生信号品質と前記記録条件より最適記録条件を決定する記録前学習を行う学習処理部(50)を有し、情報記録媒体に記録する際、記録条件を最適化する記録前学習を行い、前記学習処理部により求められた情報に基づいて、情報記録媒体の所定の場所に記録信号の形成を行う記録制御手段(50)と、前記記録制御手段により形成された記録信号を再生して、次回以降の記録条件調整処理の一部を行う制御手段(50)を有していることを特徴とするものである。
次に、具体例を用いて、本発明の実施形態1に係る情報記録再生装置を詳細に説明する。本発明の実施形態1に係る情報記録再生装置は図7に示すように、光ヘッド(PUH;Pick UP Head)10と、プリアンプ20と、A/D変換器21と、等化器22と、識別器30と、信号品質検出器40と、コントローラ50と、サーボ情報検出器70を少なくとも備えている。
前記コントローラ50は、コンピュータにて構成され、コンピュータのCPUがメモリに記録されたプログラムを実行することにより、記録条件を制御する前記記録条件制御部と、前記再生信号品質と前記記録条件より最適記録条件を決定する記録前学習を行う前記学習処理部と、情報記録媒体に記録する際、記録条件を最適化する記録前学習を行い、前記学習処理部により求められた情報に基づいて、情報記録媒体の所定の場所に記録信号の形成を行う記録制御手段と、前記記録制御手段により形成された記録信号を再生して、次回以降の記録条件調整処理の一部を行う制御手段の機能を実行するように構成されている。また、前記コントローラ50は、前記記録前学習に先立って、前記所定の領域に記録信号があるかどうかを検索する検索処理手段と、前記所定の領域に記録信号があった場合は、前記記録信号を用いて、制御すべき記録条件の一部の調整を行い、前記所定の領域に記録信号がない場合は、前記記録前学習処理を行い、前記学習処理部により求められた情報に基づいて所望の場所に信号の記録を行う処理を行う記録制御手段の機能を実行するように構成されている。
前記PUH10は図8に示すように、対物レンズ11と、レーザダイオード(LD)12と、LD駆動回路13と、光検出器14と、チルト情報検出器15を少なくとも備えている。
図7に示すPUH10は、サーボ機構により光ディスク60の所望の位置に正確に位置決めされるように構成されている。なお、前記PUH10は、それ自身が光ディスク20に対して位置決めされる構成、図8に示す対物レンズ11及び光検出器14、或いは対物レンズ11のみが光ディスク60に対して位置決めされる構成であってもよい。前記PUH10を光ディスク60に対して前記サーボ機構により位置決めするには、光ディスク60の径方向への微動及び粗動による位置決め、光ディスク60の上下方向への位置決め、光ディスク60とPUH10との傾き(チルト)の検出/補正に関して、それぞれに制御パラメータが設定されている。前記サーボ情報検出器70は、前記PUH10の光ディスク60に対するサーボ情報、すなわち光ディスク60の径方向への微動及び粗動による位置決め、光ディスク60の上下方向への位置決め、光ディスク60とPUH10との傾き(チルト)の検出/補正の情報を検出し、その結果をコントロール50に出力する。前記コントローラ50は、前記サーボ情報検出器70からのサーボ情報に基づく制御パラメータを算出し、その制御パラメータに基づいてPUH10を光ディスク60に対して位置決めする。
前記PUH10のLD駆動回路13は図8に示すように、レーザダイオード(以下、LDという)12を制御して対物レンズ11に出力するレーザ光の強度を調整する。対物レンズ11は、光ディスク60へのデータの書込み時、或いは光ディスク20の記録データの読み込み時に、LD12から出力されるレーザ光を、光ディスク20の記録面に照射する。光検出器14は、光ディスク60の記録面で反射したレーザ光を前記対物レンズ11に通して受光し、光ディスク60の記録面に書き込まれたデータを再生し、その再生信号をプリアンプ20に出力する。
図8に示すように、スピンドル駆動回路18は前記コントローラ50に制御されて、光ディスク20を回転させる。前記PUH10のチルト検出器15は図8に示すように、光ディスク60とPUH10との傾きを検出し、その検出信号をチルト情報として前記コントローラ50に出力する。なお、図8には図示していないが、前記LD12と前記対物レンズ11の間に形成される光路中には、図示しない収差調整手段(液晶素子や収差補正レンズ)が配置され、前記LD12からのレーザビームの形状が前記収差調整手段により補正される。
前記PUH10のLD駆動回路13は図8に示すように、光ディスク60の記録面へのデータ書込み時に、図示しない書込み回路から基準クロック信号と記録2値データを受け取り、且つ前記コントローラ50から記録条件(パラメータ)を受け取り、前記LD12を制御する。具体的に説明すると、前記LD駆動回路13は、最小ランレングスが1の変調器により前記記録2値データを、符号ビット系列中の0あるいは1が最低でも2個連続する系列信号に変換し、その変換した信号を前記コントローラ50からの記録条件に従って記録波形に変換し、その記録波形に基づいて前記LD12を制御し、前記LD12から書込み用の光信号を出力させる。前記LD12が前記書き込み用の光信号を出力すると、その光信号は、前記対物レンズ11により光ディスク60の記録面に照射され、前記光ディスク60の記録面には図6に示すように、前記光信号の照射によりマークが形成され、前記光ディスク60の記録面にデータが書き込まれる。
光ディスク60としては、案内溝の付いた光ディスクを使用する。光ディスク60へのデータの記録が開始されると、コントローラ50は、予め定められたデータ記録の中断条件の発生を監視し、データ記録の中断条件が成立した場合、データ記録を中断し、データ記録の中断した領域を含む既に記録した領域のデータを再生するために前記PUH10を制御する。
プリアンプ20は図7に示すように、光検出器14から出力される微弱な再生信号を増幅し、その増幅した再生信号をA/D変換器21に出力する。前記A/D変換器21は、前記プリアンプ20からの再生信号を一定周波数でサンプリングすることにより、アナログ信号である前記再生信号をデジタル信号である再生信号に変換する。等化器22は、前記A/D変換器21から出力される前記デジタル信号である再生信号を、PLLを含み、チャネルクロックに同期した信号に変換すると共に、PR(Partial-Response)(1,2,2,2,1)特性に近い等化再生信号に変換する。
識別器30は、前記等化器22からの等化再生信号を受け取り、その等化再生信号とのユークリッド距離が最も小さいパスを選択し、その選択したパスに対応する符号ビット系列を復号2値データとして出力する。なお、識別器30としては、例えばビタビ検出器を用いることができる。
信号品質検出器40は図7に示すように、PRSNR算出器と、アシンメトリ算出器と、エラーレート算出器と、振幅検出器を備えている。前記信号品質検出器40のPRSNR算出器は、前記等化器22からの等化再生信号に基づいてPRSNR(Partial Response Signal to Noise Ratio)を算出し、その算出結果を前記コントローラ50に出力する。前記信号品質検出器40のアシンメトリ算出器は、前記等化器22からの等化再生信号に基づいてアシンメトリを算出し、その算出結果を前記コントローラ50に出力する。なお、前記アシンメトリ算出器は、前記等化器22からの等化再生信号を入力としているが、前記A/D変換器21の出力信号に基づいて前記アシンメトリを算出するようにしてもよいものである。
前記信号品質検出器40のエラーレート算出器は、前記等化器22からの等化再生信号に基づいてエラーレートを算出し、その算出結果を前記コントローラ50に出力する。前記信号品質検出器40の振幅検出器は、前記A/D変換器21からの出力信号に基づいて振幅を算出し、その算出結果を前記コントローラ50に出力する。前記コントローラ50は、前記PUH10から出力されるチルト情報と、前記信号品質検出器40から出力される前記算出された情報に基づいて補正値を設定し、その補正値により記録条件(パラメータ)の補正を行い、前記PUH10(LD駆動回路13)に出力する。
次に、図1及び図2に示す方法に基づいて、図7及び図8に示す本発明の実施形態に係る情報記録再生装置を動作させた場合を説明する。前記動作においては、PUH(光ヘッド)10の対物レンズ11のNAを0.65に設定し、LD12のレーザ光の波長λをλ=405nmに設定し、光ディスク60として基板厚0.6mmの相変化ディスクを用い、光ディスクに(1,7)RLLでの最短ビット長0.13μm/bitにて、記録再生を実施している。また、データの記録再生はECC単位で実施している。なお、本発明の実施形態に係る情報記録再生装置は、上述した条件の下で動作するばかりでなく、これ以外の条件でも同様に動作するものである。
光ディスク60が情報記録再生装置に装填されると、コントローラ50は、スピンドル駆動回路18を制御して、スピンドル駆動回路18により光ディスク60を回転させ、前記装填された光ディスク60の種類を判別する。コントローラ50は、前記装填された光ディスク60が記録可能ディスクであることを判定すると、コントローラ50は前記PUH10を制御し、前記PUH10を前記光ディスク60に対して予め定められた位置に移動させ、前記PUH10で光ディスク60にReference-Zoneが存在するか否かを検索する。この場合、前記PUH10を移動させるためのサーボパラメータは、Reference-Zoneの有無を検出できる程度に調整されている。次に、Reference-Zoneが光ディスク60に存在する場合と存在しない場合とで分けて説明する。
Reference-Zoneが光ディスク60に存在しない場合、コントローラ50は、サーボ情報検出器70の情報に基づいて、光ディスク60に対するPUH10のチルトを変更しつつトラックエラー信号振幅の対比を検出し、トラックエラー信号振幅が最大となるチルト、Foオフセットを選定し、設定する。
次に、コントローラ50は、光ディスク60の領域に存在するドライブテストゾーンに前記PUH10を移動させる制御を行い、PUH10の光検出器14,プリアンプ20,A/D変換器21,等化器22,識別器30及び信号品質検出器40を制御して、信号が記録されていない光ディスクの領域を確定する。確定後、コントローラ50は、LD12から出力されるレーザ光の強度、すなわちデータを記録する際の記録パワについて粗調整を行う。すなわち、コントローラ50は、前記記録パワを変更させつつ光ディスクにデータをPUH10により記録し、その記録された信号をPUH10により再生し、前記再生された再生信号に基づいて各々のアシンメトリを信号品質検出器40により算出し、前記アシンメトリと記録パワ条件との相関関係から、最適な記録パワ条件を決定すると共に、パワマージンを検出する。この場合、コントローラ50は、PUH10、特にLD12が保有している記録パワのパラメータを中心としてその変更範囲を±20%に設定し、10%単位で変更する、つまり+20%、+10%、0%、−10%、−20%に記録パワを変更している。
引き続いて、コントローラ50は、決定した最適な記録パワより記録パワを下げて、前記データの記録を行った領域に続く領域に、光ディスク60に対するPUH10のチルトを変更しつつ記録を行い、記録を行った信号に対して再生のための制御を行う。この場合、コントローラ50は、信号品質検出器40の振幅検出器で算出される振幅が最大となる前記チルトの設定をチルト補正値として選定する。
引き続いて、コントローラ50は、記録時のFoオフセットの調整を行う。すなわち、コントローラ50は、前記決定した最適な記録パワより記録パワを下げて、前記粗調整の最良点を中心に±方向にFoオフセット量を変更しつつ、データの記録のための制御を行う。このとき、コントローラ50は、各々のFoオフセット条件に対して信号品質検出器40のPRSNR回路で算出されるPRSNRを尺度として記録時Foオフセットの最良条件の選定を行う。この時のFoオフセットの調整としては、例えば調整範囲は±0.2μmの範囲を0.05μm刻みで変更する。
次に、コントローラ50は、データを光ディスク60に記録する際の記録パワを精密調整するための制御を行う。すなわち、コントローラ50は、前記記録パワの粗調整で求めた記録パワを中心として±15%の範囲を5%のステップ、つまり記録パワ粗調整で求めたパワを中心として、−15%、−10%、−5%、0%、+5%、+10%、+15%の単位で記録パワを変化させつつデータの記録を行う。そして、コントローラ50は、前記記録されたデータを再生するための制御を行う。このとき、コントローラ50は、前記再生された信号に基づいて信号品質検出器40のPRSNR回路で算出されるPRSNRと前記記録パワに基づいて、最適な記録パワを選定する。
続いて、コントローラ50は、PUH10を光ディスク60の予め決められているドライブテストゾーン領域に移動させ、最適な記録パワによる記録条件にて前記ドライブテストゾーンにReference-Zoneを形成するための制御を行う。この時に形成される領域は少なくとも概ディスク1周分に相当し、中心トラックと前記中心トラックに対して左右各々に少なくとも1トラックずつの記録が行なわれるように記録マークを形成している。また、この時の情報としては、ドライブID(ドライブメーカ名、ドライブのモデル名、タイプ番号、装置固有の番号等)を含む情報を用いることができる。この情報内容は、記録条件調整に使用できることを示す内容とすることもできる。また、ドライブIDはディスクアイデンティフィケーションゾーンに記録することもできる。
Reference-Zoneがあった場合、コントローラ50は、光ディスク60に対するPUH10のチルト調整、PUH10のFoオフセット調整を順次実施する。この場合、コントローラ50は、光ディスク60に対するPUH10のチルトを変更した時に、PUH10のFoオフセットの条件を変える複合的な組合せで状態を変更しつつReference-Zoneのデータを再生するための制御を行い、信号品質検出器40のPRSNR回路が算出するPRSNRを指標として、最適なチルト条件、Foオフセット条件を選定する。この場合、コントローラ50は、信号品質検出器40のエラーレート算出器が算出するエラーレートを指標として、最適なチルト条件、Foオフセット条件を選定するようにしてもよいものである。
次に、コントローラ50は、Reference-Zoneからのデータ再生にて得られたチルト及びFoオフセット条件にて、LD12が保有している記録パワのパラメータを中心として±15%の範囲を5%のステップ、つまり−15%、−10%、−5%、0%、+5%、+10%、+15%に記録パワを変化しつつデータの記録を行うための制御を行う。そして、コントローラ50は、前記記録したデータを再生する制御を行い、その再生信号に基づいて信号品質検出器40のPRSNR回路が算出したPRSNRと前記記録パワに基づいて最適な記録パワを選定する。以上の過程を経て、本発明に係る情報記録再生装置は、高速、高精度に安定して記録条件の調整を実施することができる。
なお、図9にはHDDVD規格での書き換え可能媒体でのReference-Zoneを形成することが可能な領域として、ドライブテストゾーンのディスク内での領域構造、更にディスクアイデンティフィケーションゾーンの領域やディフェクトマネージメント(欠陥管理)領域を持つ構成の場合の領域構造例も示してある。ディスクアイデンティフィケーションゾーンやディフェクトマネージメントゾーンをReference-Zoneの一部として利用することも可能である。さらに、ユーザデータ領域や特別な管理情報領域として予め決められている領域以外(例えば同一面内を複数の領域に区切っている記録媒体での境界領域)をReference-Zoneとして利用することも可能である。
また、本発明はフォーマット、特にLand/Groove構造のディスクやIn-Groove/On-Grooveの構造のどちらのディスクに対しても適用できる。更に最適条件で記録された領域として保証された領域を記録調整の一部に利用するので、ディスクの層構成としては、1層構成に限られるものではなく、2層、3層などの多層にも同様に適用できるものである。
(実施形態2)
次に、上述した情報記録再生装置を用いて、データを光ディスク60の記録面にデータを記録する際に、その記録条件を調整する方法について説明する。
本発明の実施形態2に係る情報記録媒体の記録条件調整方法は図1(A)に示すように、記録前学習処理ステップA100と、最適記録条件での記録処理ステップA200と、記録条件調整処理ステップA300の各処理を実行する構成に構築されている。前記記録前学習処理ステップA100は図1(B)に示すように、チルト粗調整処理ステップA110と、Fo粗調整処理ステップA120と、記録パワ粗調整処理ステップA130と、チルト補正処理ステップA140と、記録時Fo調整処理ステップA150と、記録パワ精密調整処理ステップA160を含んでいる。
図1(A)に示すチルト粗調整処理ステップA110においては、情報記録媒体の一種である光ディスク60と、前記光ディスク60に対してデータの書込み読み出しを行うPUH10とのチルトをコントローラ50の制御の下に変更しつつ、信号品質検出器40の振幅検出器及びPRSNR検出器でトラックエラー信号振幅の対比及びPRSNRを測定し、トラックエラー信号振幅が最大となるチルト値をコントローラ50で設定する。これは例えば図10のように、信号品質検出器40の振幅検出器及びPRSNR検出器でトラックエラー信号振幅の対比を測定した結果からすると、トラックエラー信号振幅最大付近が性能指標であるPRSNR最良と対応していることがわかる。またチルト検出はチルトセンサで検出しても同様の効果は得られる。
チルト粗調整での最適設定を用いて、Fo粗調整処理ステップA120においては、PUH10をコントローラ50により制御することにより、Foオフセットを変更しつつトラックエラー信号振幅との対比を信号品質検出器40の振幅検出器で測定し、トラックエラー信号振幅が最大となるFoオフセット値をコントローラ50で設定する。チルト粗調整とFo粗調整での設定を用いて、記録パワ粗調整処理ステップA130においては、PUH10による記録パワをコントローラ50の制御の下に変えつつ、PUH10を用いて光ディスク60にデータの記録を行い、前記記録されたデータをPUH10で再生し、その再生信号に基づいて信号品質検出器40のアシンメトリ検出器でアシンメトリを算出する。コントローラ50は、各記録パワ条件と前記各々のアシンメトリとの相関関係から、最適記録パワ条件を決定する。なお、最初の記録パワは、予めPUH10が持っている記録パワ値、または光ディスク60に予め用意されている記録パワの情報を用いる。
チルト補正処理ステップA140において、PUH10をコントローラ50で制御して、最適記録パワ条件よりもパワを下げて、チルト粗調整処理ステップA110でのチルト粗調整で求めたチルト粗調整最良点を中心に、光ディスク60とPUH10のチルトを変化しつつ記録を行い、記録を行った信号に対して、再生動作を行い、記録再生信号振幅が最大となる、光ディスク60とPUH10のチルト補正値をコントローラ50で求める。なお、最適記録パワ条件よりも下げる記録パワは、パワマージンでの下限値程度が、前記チルトを変化させる刻み幅は粗調整時の刻み幅よりも細かい方が好ましい。
前記チルト補正にて選定されたチルト量を用いて、記録時Fo調整処理ステップA150においては、チルト補正処理ステップA140での記録パワと同様に最適記録パワ条件よりもパワを下げて、PUH10をコントローラ50で制御することにより、粗調整最良点を中心に±方向にFoオフセット量を変更しつつ光ディスク60にデータの記録を行う。前記記録したデータを再生し、その再生信号に基づいて信号品質検出器40のPRSNR算出器でPRSNRを測定する。次に、各々のFoオフセット条件に対してPRSNRを尺度に記録Foの最良条件の選定をコントローラ50で行う。この時の調整としては例えば調整範囲は±0.2μmの範囲を0.05μm刻みで調整する。
次に、チルト補正と記録時Fo調整で選定された条件を用いて、記録パワ精密調整処理ステップA160を実施する。記録パワ精密調整処理ステップA160においては、PUH10をコントローラ50で制御することにより、記録パワ粗調整処理ステップA130で求めたパワを中心として更に精密な刻み幅で記録パワを変化しつつ、光ディスク60にデータの記録を行う。次に、前記記録したデータを再生し、その再生信号に基づいて、信号品質検出器40のPRSNR算出器でPRSNRを測定し、各記録パワ条件と再生された記録信号再生信号から導出される各々のPRSNRから最適記録パワをコントローラ50で選定する。
なお、チルト粗調整処理ステップA110、Fo粗調整処理ステップA120、記録パワ粗調整処理ステップA130を実施する順番は本実施例に限定されることなく、順番を入れ替えても同様な効果が得られる。チルト補正処理ステップA140、記録時Fo調整処理ステップA150、においても順番を入れ替えても同様な効果が得られる。更に調整項目は本実施例に限定される必要はなく、調整項目の変更がされても最適な記録条件を選定できる手順となっていれば同様の効果が得られる。
最適記録条件での記録処理ステップA200においては、記録前学習処理ステップA100で導出した最適記録条件で、所望の領域(以下、Reference-Zoneという。)に記録を行う。この時形成される領域部分は少なくとも概光ディスク1周分相当で、In-Groove(On-GrooveまたはOn-Landでも同義)構造ディスクの場合図5に示すように中心トラックと前記中心トラックに対して左右各々に少なくとも1トラックずつの記録が行なわれるように記録マークが形成されていることが好ましい。記録条件調整処理ステップA300では、Reference-Zoneを用いて次回以降の記録条件調整の一部を実施する。ここでの次回以降の記録条件調整とは光ディスクが取り出されて再び光ディスクが装置に装填され、情報の記録を行う場合や、光ディスクの取り出しを伴わないが、温度変化や装置状態変化等、何らかの条件により、情報記録動作前の記録条件調整動作が再び行われる状態を指す。記録条件調整処理ステップA300は更にチルト調整処理ステップA310、Fo調整処理ステップA320、記録パワ調整処理ステップA330の各処理を実行する構成である。
チルト調整処理ステップA310においては、光ディスク60に対するPUH10のチルトの条件を変えつつ、Reference-Zoneに記録したデータを再生する。前記再生信号に基づいて、信号品質検出器40のPRSNR算出器でPRSNRを測定し、前記PRSNRを指標に最適チルト条件をコントローラ50で選定する。チルト調整処理ステップA310で選定した設定を用いて、Fo調整処理ステップA320においては、PUH10をコントローラ50で制御することにより、Foオフセットを変えつつ、Reference-Zoneのデータを再生し、その再生信号に基づいて信号品質検出器40のPRSNR算出器でPRSNRを測定する。前記PRSNRを指標に最適Foオフセット条件をコントローラ50で選定する。
記録パワ調整処理ステップA330においては、チルト調整処理ステップA310、Fo調整処理ステップA320で選定した条件を用いて、PUH10による記録パワを変化しつつ、光ディスク60にデータを記録し、その記録したデータを再生する。前記再生信号に基づいて、信号品質検出器40のPRSNR算出器でPRSNRを測定し、各記録パワ条件と再生された記録信号再生信号から導出される前記各々のPRSNRから最適記録パワをコントローラ50で選定する。
なお、記録の単位としてはラン長制限された記録変調後データを例えば64KBを1ECCブロック、更に1ECCブロックが7セグメントを1単位として、PUH10による記録パワを変更する。
チルトとFoの粗調整は各々が単独で最良となっていても相互に影響を及ぼすので、各々の調整は交互に山登り的に繰り返す動作としても良い。これはつまり、例えばパラメータが複数存在する場合、一つのパラメータを固定して他のパラメータを最適に調整する動作を繰り返すということである。また、チルト調整処理ステップA310、Fo調整処理ステップA320の順番はこれに限定されず入れ替えても同様の効果が得られる。
チルト粗調整やFo粗調整は記録前学習時に実施しなくとも、情報記録媒体が装置に装填された時点で実施しておいてもよい。
なお、収差に関しては、上記一連の動作の中で適宜行うことができる。例えば、LD12と対物レンズ11の間に形成される光路に配置した収差調整手段で収差量を変えつつ、光ディスク60にデータを記録し、前記データを再生する。前記再生信号に基づいて、信号品質検出器40のPRSNR算出器及びエラーレート算出器でPRSNR及びエラーレートを測定する。前記PRSNRまたはエラーレートにて最適収差をコントローラ50で決定する。また、予めReference-Zoneが存在する場合は、前記収差量を変えつつ信号品質を測定することにより最適な収差設定を選定することができる。
(実施形態3)
次に、本発明の実施形態3に係る情報記録媒体の記録条件調整方法について説明する。本発明の実施形態3に係る情報記録媒体の記録条件調整方法においても、上述した情報記録再生装置を用いて、データを光ディスク60の記録面にデータを記録する際に、その記録条件を調整する。
本発明の実施形態3に係る情報記録媒体の記録条件調整方法の基本的構成は、実施形態2に係る方法と共通性があるが、本発明の実施形態3に係る情報記録媒体の記録条件調整方法は、記録前学習に先立って、記録信号検索処理ステップB000を実施する点において更に工夫している。図2(A)〜(C)に本発明の実施形態3に係る情報記録媒体の記録条件調整方法のフローチャートを示す。実施形態3に係る情報記録媒体の記録条件調整方法は、記録信号検索処理ステップB000、記録前学習処理ステップB100、最適記録条件での記録処理ステップB200、記録条件調整処理ステップB300、の各処理を実行する構成である。
記録信号検索処理ステップB000においては、最適条件で記録された領域(Reference-Zone)の検索、またはReference-Zoneの有無を検索する。これは例えば最長マーク/スペースの振幅を検出(アナログ技術を用いれば再生信号のピークホールドやボトムホールドにより、デジタル技術を用いれば、読み込んだ信号の数値演算によって検出)し、略一定の割合で振幅変化がないことを検出してもよく、また、一定期間(トラック1周分程度)最長マーク/スペース若しくは、特定のマーク/スペース以上を用いた検出振幅が略一定となっている領域の有無を検出してもよい。また、情報が読める程度に予め再生条件調整がされていれば、記録条件の調整に用いることが可能である情報またはドライブID(ドライブメーカ名、ドライブのモデル名、タイプ番号、装置固有の番号等)を示す情報を検出することもできる。また、ディフェクトマネージメントを行う構成の場合、確度よく信号が記録されたディフェクトマネージメント領域を調整領域の一部として利用することもできる。
Reference-Zoneが存在する場合、記録条件調整処理ステップB300の処理を行う。記録条件調整処理ステップB300は、更にチルト調整処理ステップB310、Fo調整処理ステップB320、記録パワ調整処理ステップB330の各処理を実行する構成である。
チルト調整処理ステップB310においては、光ディスク60に対するPUH10のチルトの条件を変えつつ、Reference-Zoneのデータを再生する。前記再生信号に基づいて、信号品質検出器40のPRSNR算出器でPRSNRを測定し、前記PRSNRを指標に最適チルト条件をコントローラ50で選定する。チルト調整処理ステップB310で選定した条件を用いて、Fo調整処理ステップB320においては、PUH10をコントローラ50で制御することにより、Foオフセットを変えつつ、Reference-Zoneのデータを再生する。前記再生信号に基づいて、信号品質検出器40のPRSNR算出器でPRSNRを測定し、前記PRSNRを指標に最適Foオフセット条件をコントローラ50で選定する。この時点でチルトとFoオフセットの最良条件が決定され、各々のパラメータが設定される。
チルト調整処理ステップB310、Fo調整処理ステップB320で調整した条件を用いて記録パワ調整処理ステップB330を行う。記録パワ調整処理ステップB330においては、PUH10をコントローラ50で制御することにより、PUH10による記録パワを変化しつつ、光ディスク60にデータを記録する。前記記録したデータを再生し、前記再生信号に基づいて、信号品質検出器40のPRSNR算出器でPRSNRを測定する。そして、各記録パワ条件と再生された記録信号再生信号から導出される前記各々のPRSNRから最適記録パワをコントローラ50で選定する。ここで、チルト調整処理ステップB310、Fo調整処理ステップB320の順番は限定されるものでなく、順番を入れ替えても同様の効果が得られる。
Reference-Zoneが存在しない場合、記録前学習処理ステップB100、最適記録条件での記録処理ステップB200、記録条件調整処理ステップB300の各処理を行う。記録前学習処理ステップB100は更にチルト粗調整処理ステップB110、Fo粗調整処理ステップB120、記録パワ粗調整処理ステップB130、チルト補正処理ステップB140、記録時Fo調整処理ステップB150、記録パワ精密調整処理ステップB160の各処理を実行する構成である。
チルト粗調整処理ステップB110においては、コントローラ50で光ディスク60に対するPUH10のチルトを変更しつつ、信号品質検出器40でトラックエラー信号振幅の対比を測定し、トラックエラー信号振幅が最大となるチルト値をコントローラ50で設定する。また、チルトセンサでチルト値を検出してもよい。チルト粗調整処理ステップB110で選定したチルト条件を用いて、Fo粗調整処理ステップB120においては、PUH10をコントローラ50で制御することにより、Foオフセットを変更しつつ、信号品質検出器40でトラックエラー信号振幅との対比を測定し、トラックエラー信号振幅が最大となるFoオフセット値をコントローラ50で設定する。
チルト粗調整処理ステップB110、Fo粗調整処理ステップB120で選定した条件を用いて記録パワ粗調整処理ステップB130を行う。記録パワ粗調整処理ステップB130においては、PUH10をコントローラ50で制御することにより、PUH10による記録パワを変えつつ、光ディスク60にデータを記録し、そのデータを再生する。前記姿勢信号に基づいて、信号品質検出器40でアシンメトリを測定し、各記録パワ条件と再生された記録信号再生信号から導出される前記各々のアシンメトリとの相関関係から、最適記録パワ条件をコントローラ50で決定する。
チルト補正処理ステップB140においては、PUH10をコントローラ50で制御することにより、最適記録パワ条件よりも記録パワを下げて、チルト粗調整処理ステップB110で求めた最良チルトを中心に、粗調整時よりも細かい刻み幅にて、光ディスク60に対するPUH10のチルトを変化しつつ、光ディスク60にデータを記録し、前記記録したデータを再生する。PUH10から出力されるチルト情報に基づいて、記録再生信号振幅が最大となるチルト補正値をコントローラ50で求める。なお、最適記録パワ条件よりも下げる記録パワは通常のパワマージンの下限程度が好ましい。
チルト補正処理ステップB140で選定したチルト条件を設定後、記録時Fo調整処理ステップB150においては、チルト補正処理ステップB140でのパワと同様に、PUH10をコントローラ50で制御することにより、PUH10による記録パワを最適記録パワ条件よりも下げ、PUH10をコントローラ50で制御することにより、粗調整最良点を中心に±方向にFoオフセット量を変更しつつ、光ディスク60にデータを記録し、前記記録したデータを再生する。前記再生信号に基づいて、信号品質検出器40でPRSNRを測定し、各々のFoオフセット条件に対して前記PRSNRを尺度に記録時Foの最良条件をコントローラ50で選定する。
チルト補正処理ステップB140、記録時Fo調整処理ステップB150で選定した条件を用いて記録パワ精密調整処理ステップB160を実施する。記録パワ精密調整処理ステップB160においては、記録パワ粗調整処理ステップB130で求めた記録パワを中心として更に精密な刻み幅でPUH10による記録パワを変化しつつ、光ディスク60にデータを記録し、前記データを再生する。前記再生信号に基づいて、信号品質検出器40のPRSNR算出器でPRSNRを測定し、各記録パワ条件と再生された記録信号再生信号から導出される前記各々のPRSNRから最適記録パワをコントローラ50で選定する。
なお、チルト補正処理ステップB140、記録時Fo調整処理ステップB150の実施順位は入れ替えても同様の効果が得られる。また、調整項目は本実施形態に限定されることなく、最適に記録条件が調整されうるものならば実施内容も限定されるものではない。
最適記録条件での記録処理ステップB200においては、記録前学習処理ステップB100で導出した最適記録条件で、Reference-Zoneにデータを記録する。更に最適記録条件での記録を行う際の記録信号の情報をドライブID(ドライブメーカ名、ドライブのモデル名、タイプ番号、装置固有の番号等)としてもよい。
以降はReference-Zoneが存在する場合と同様の手順となる。また、最適記録条件での記録処理ステップB200と記録条件調整処理ステップB300との処理の間は、ディスクの取り出し、ディスク再装填や装置環境の変化(温度変化、一定時間の経過)などで、記録条件の調整が必要な場合が発生した場合を含む。
このように、本実施形態では、記録前学習に先立って記録信号を検索する構成としているので、より高速かつ安定に記録条件の調整が可能とできるという効果が得られる。また、ドライブID(ドライブメーカ名、ドライブのモデル名、タイプ番号、装置固有の番号等)を情報として用いることにより、記録信号の品質や信頼性を判別できるので、安定かつ精度のよい調整が可能とできる効果も得られる。
また、ディフェクトマネージメントを行う構成の場合、ディフェクトマネージメント領域は、信号品質が高く、信号確度が高いので調整の一部に利用すると安定かつ精度のよく、更に装置動作の初期段階で読み出すので高速に調整が可能とできる。
(実施形態4)
次に、本発明の実施形態4に係る情報記録媒体の記録条件調整方法について図3(A)〜(C)を用いて説明する。本発明の実施形態4に係る情報記録媒体の記録条件調整方法においても、上述した情報記録再生装置を用いて、データを光ディスク60の記録面にデータを記録する際に、その記録条件を調整する。
本発明の実施形態4に係る情報記録媒体の記録条件調整方法の基本的構成は、実施形態2に係る方法と共通性があるが、本発明の実施形態4に係る情報記録媒体の記録条件調整方法は、記録前学習処理ステップA100においてDe-track補正を導入し、特にLand/Groove構造をもつディスクに対して工夫している。記録前学習処理ステップA100は、チルト粗調整処理ステップA110、Fo粗調整処理ステップA120、記録パワ粗調整処理ステップA130、チルト補正処理ステップA140、記録時Fo調整処理ステップA150、記録パワ精密調整処理ステップA160、De-track補正処理ステップA170の各処理を実行する構成である。
チルト粗調整処理ステップA110においては、光ディスク60に対するPUH10のチルトをコントローラ50の制御の下に変更しつつ、信号品質検出器40でトラックエラー信号振幅の対比を測定し、トラックエラー信号振幅が最大となるチルト値をコントローラ50で設定する。これは例えば図10のように、信号品質検出器40の振幅検出器及びPRSNR検出器でトラックエラー信号振幅の対比を測定した結果からすると、トラックエラー信号振幅最大付近が性能指標であるPRSNR最良と対応していることがわかる。
チルト粗調整処理ステップA110での選定条件を用いて、Fo粗調整処理ステップA120においては、PUH10をコントローラ50で制御することにより、Foオフセットを変更しつつ、信号品質検出器40でトラックエラー信号振幅との対比を測定し、トラックエラー信号振幅が最大となるFoオフセット値をコントローラ50で設定する。チルト粗調整処理ステップA110とFo粗調整処理ステップA120での選定した条件を用いて記録パワ粗調整処理ステップA130を行う。記録パワ粗調整処理ステップA130においては、コントローラ50でPUH10による記録パワを変えつつ、光ディスク60にデータを記録し、前記記録されたデータを再生する。前記再生信号に基づいて、信号品質検出器40でアシンメトリを測定し、各記録パワ条件と再生された記録信号再生信号から導出される前記各々のアシンメトリとの相関関係から、粗調整での最適記録パワ条件をコントローラ50で決定する。
チルト補正処理ステップA140においては、PUH10をコントローラ50で制御することにより、粗調整時最適記録パワ条件よりも記録パワを下げて、チルト粗調整処理ステップA110で選定したチルト粗調整最良点を中心にして、光ディスク60に対するPUH10のチルトを変化しつつ、光ディスク60にデータを記録し、前記記録したデータを再生する。前記再生信号に基づいて、信号品質検出器40で再生信号の振幅を測定する。コントローラ50は、PUH10から出力されるチルト情報と、前記再生信号の振幅情報に基づいて、記録再生信号振幅が最大となるチルト補正値を求める。なお、最適記録パワ条件よりも下げる記録パワは、パワマージンでの下限値程度が好ましい。また、Foオフセットは処理ステップA120Fo粗調整で選定した条件を用いる。
チルト補正処理ステップA140で選定したチルト条件を用い、記録時Fo調整処理ステップA150においては、チルト補正処理ステップA140での記録パワと同様に最適記録パワ条件よりもパワを下げて、PUH10をコントローラ40で制御することにより、粗調整最良点を中心に±方向にFoオフセット量を変更しつつ、光ディスク60にデータを記録し、前記切久下データを再生する。前記再生信号に基づいて信号品質検出器40でPRSNRを測定し、各々のFoオフセット条件に対して前記PRSNRを尺度に記録時Foの最良条件の選定をコントローラ50で行う。この時の調整範囲は±0.2μmの範囲を0.05μm刻みで調整する。
チルト補正処理ステップA140と記録時Fo調整処理ステップA150での選定条件を用いて記録パワ精密調整処理ステップA160を行う。記録パワ精密調整処理ステップA160においては、記録パワ粗調整処理ステップA130で求めた記録パワを中心として、更に精密な刻み幅で記録パワを変化しつつ、光ディスク60にデータを記録し、前記記録したデータを再生する。前記再生信号に基づいて、信号品質検出器40でPRSNRを測定し、各記録パワ条件と再生された記録信号再生信号から導出される前記各々のPRSNRから最適記録パワをコントローラ50で選定する。なお、上記の動作はLand、Groove各々のトラックに対して実施する。
De-Track補正処理ステップA170においては、PUH10をコントローラ50で制御することにより、光ディスク60の中心トラックに記録マークを形成し、その後、両隣接トラックにTr(トラック)オフセットを変えつつ、データを記録し、中心トラックのPRSNR最良条件となるオフセット値をコントローラ50で選定する。この時、両隣接に記録する記録パワはパワマージンでの上限値程度に大きくしたパワであること、また、Tr(トラック)オフセットの変更条件の組み合わせとしては、光ディスクの中心トラックと隣接トラックのオフトラック量を例えば図11に示すように3×3通りの9通り程度とすることが望ましい。これは例えば図11中左下(-5,+5)は中心トラックオフトラック量を−5%、両隣接のオフトラック量を+5%とする条件を示している。
なお、Tr(トラック)オフセットの変更は特定の単位で、例えばディスク1周内で数通り変更する構成とすることもできる。
最適記録条件での記録処理ステップA200においては、記録前学習処理ステップA100で導出した最適記録条件で、Reference-Zoneにデータを記録する。この時形成される領域部分は少なくとも概ディスク1周分相当で、Land Groove構造ディスクの場合、図6のように記録マークは中心トラックがGrooveの場合、左右のLand/Grooveを1対とした領域で、光ディスクの中心トラックがLandの場合、左右各々のGroove/Landを1対とした領域で、連続した6トラックとして形成するのが望ましい。これは、6トラックにしておくと、ランド、グルーブともに5トラック記録状態(それ以上は再生特性に影響がない)で調整できるので、利便性が高いからである。記録条件調整処理ステップA300は、実施形態2又は実施形態3と同様な手順となる。
このように、本実施形態では、記録前学習にてTr(トラック)オフセットの補正選定を実施する構成としている点、また、実記録に近い形態でReference-Zoneを形成するので、より精密かつ安定な記録条件の調整が可能とできるという効果が得られる。
以上、本発明の好適実施例の構成および動作を説明した。しかし、斯かる実施例は、本発明の単なる例示に過ぎず、何ら本発明を限定するものではないことに留意されたい。本発明の要旨を逸脱することなく、特定用途に応じて種々の変形変更が可能であること、当業者には容易に理解できよう。
以上説明したように本発明によれば、記録再生を行う光ディスク装置において、情報記録前の記録条件学習工程が削減でき、従来よりも記録条件調整手順が簡素化でき、更に安定かつ高精度に実施することができる。
本発明の実施形態2に係る情報記録媒体の記録条件調整方法における処理の流れの一例を示す図である。 本発明の実施形態3に係る情報記録媒体の記録条件調整方法における処理の流れの一例を示す図である。 本発明の実施形態4に係る情報記録媒体の記録条件調整方法における処理の流れの一例を示す図である。 検出方式の差によるエラーレート測定例を示す図である。 本発明の実施形態における情報記録媒体でのトラックと記録マークの位置関係を示す図である。 本発明の実施形態にける情報記録媒体でのトラックと記録マークの位置関係の別の一例を示す図である。 本発明の実施形態1に係る情報記録再生装置の一例を示す図である。 本発明の実施形態1に係る情報記録再生装置におけるPUHの構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態における情報記録媒体での領域構造例を示す図である。 サーボ信号振幅とチルトの関係をPRSNRと対応させた測定例を示す図である。 本発明の実施形態におけるトラックオフセットの組合せの一例を示す図である。
符号の説明
10 PUH
11 対物レンズ
12 LD(レーザダイオード)
13 LD駆動回路
14 光検出器
15 チルト検出器
18 スピンドル駆動回路
20 プリアンプ
21 A/D変換器
22 等化器
30 識別器
40 信号品質検出器
50 コントローラ
60 光ディスク

Claims (21)

  1. 情報を記録媒体に記録する際、記録条件を最適化する記録前学習を行うステップ1と、
    前記ステップ1で決定した最適記録条件にて情報記録媒体の所定の領域に信号を記録するステップ2と、
    前記ステップ2で最適記録条件の下に記録された信号を用いて、次回以降の記録条件の一部を調整するステップ3を有することを特徴とする情報記録媒体の記録条件調整方法。
  2. 前記ステップ1の実行に先立って、前記所定の領域に記録信号があるかどうかを検索するステップ4を備え、前記所定の領域に記録信号があった場合は、前記ステップ3を実行し、前記所定の領域に記録信号がない場合は、前記ステップ1またはステップ2を実行することを特徴とする請求項1に記載の情報記録媒体の記録条件調整方法。
  3. 前記ステップ3は、前記記録された信号を用いて制御すべき記録条件の一部を調整するステップ3Aと、前記ステップ3Aにて調整しきれない記録条件を前記記録された信号を用いずに調整するステップ3Bからなることを特徴とする請求項2に記載の情報記録媒体の記録条件調整方法。
  4. 前記ステップ3Aでの記録条件の調整には、記録された信号を読み出しつつ調整を行なう際の評価指標の一つとして振幅値、アシンメトリ値、SNR値又はエラーレートの少なくとも1つが使用されることを特徴とする請求項3に記載の情報記録媒体の記録条件調整方法。
  5. 前記記録条件として、フォーカスオフセット、トラックオフセット、チルトまたは収差のいずれか一つを用いることを特徴とする請求項1に記載の情報記録媒体の記録条件調整方法。
  6. 前記所定の領域として、テスト領域(ドライブテストゾーンまたはディスクアイデンティフィケーションゾーン)内の一部を設定したことを特徴とする請求項1に記載の情報記録媒体の記録条件調整方法。
  7. 前記所定領域に記録された信号に、当該記録された信号自体を記録条件の調整に用いることができることを示す情報を含めることを特徴とする請求項1に記載の情報記録媒体の記録条件調整方法。
  8. 前記所定領域に記録された信号に、前記信号を記録したドライブを示す情報を含めることを特徴とする請求項1に記載の情報記録媒体の記録条件調整方法。
  9. 前記情報記録媒体として、スパイラル状または同心円状のグルーブの構造を半径方向に周期的に形成し、グルーブまたはグルーブ間のランドまたはその両方を記録再生トラックとし、前記ステップ2での所定領域の記録は中心トラックと前記中心トラックに対して左右各々に少なくとも1トラックずつの記録が行なわれるものを用いたことを特徴とする請求項1に記載の情報記録媒体の記録条件調整方法。
  10. 前記情報記録媒体として、グルーブ及びグルーブ間のランドの両方を記録再生トラックとするものであり、前記所定の領域の記録は連続する6トラックに対して行なわれるものを用いたことを特徴とする請求項9に記載の情報記録媒体の記録条件調整方法。
  11. 前記記録条件調整方法は、レーザ光源からの光ビームを対物レンズにより集束し記録媒体面に照射して、光学的に情報を記録する方法を含み、前記記録された信号の再生は、前記光ビームを前記記録媒体面に照射し、前記記録媒体面からの反射光により該記録媒体面に記録されたマーク及びスペースを記録された信号として読み出すものであって、前記記録媒体上に記録された信号の極性反転間隔の最短値は、光源のレーザ波長をλ、対物レンズ開口数をNAとした場合、0.35×λ/NAよりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の情報記録媒体の記録方法。
  12. 情報記録媒体の記録再生装置において、再生信号から再生信号品質を推定する信号品質検出器と、記録条件を制御する記録条件制御部と、前記再生信号品質と前記記録条件より最適記録条件を決定する記録前学習を行う学習処理部を有し、
    情報記録媒体に記録する際、記録条件を最適化する記録前学習を行い、前記学習処理部により求められた情報に基づいて所定の場所に記録信号の形成を行う記録制御手段と、前記記録制御手段により形成された記録信号を再生して、次回以降の記録条件調整処理の一部を行う制御手段を備えることを特徴とする情報記録媒体の情報記録再生装置。
  13. 前記記録前学習に先立って、前記所定の領域に記録信号があるかどうかを検索する検索処理手段を有し、
    前記所定の領域に記録信号があった場合は、前記記録信号を用いて、制御すべき記録条件の一部の調整を行い、前記所定の領域に記録信号がない場合は、前記記録前学習処理を行い、前記学習処理部により求められた情報に基づいて所望の場所に信号の記録を行う処理を行う記録制御手段を備えることを特徴とする請求項12に記載の情報記録媒体の情報記録再生装置。
  14. 前記所定の領域に形成された記録信号を用いて行う調整処理は、制御すべき記録条件の一部を調整する第1の調整処理と、前記第1の調整処理によって調整しきれない記録条件を、前記記録信号を用いずに調整する第2の調整処理を備えることを特徴とする請求項12に記載の情報記録媒体の情報記録再生装置。
  15. 前記第1の調整処理では、記録された信号を読み出しつつ調整を行なう際の評価指標の一つとして振幅値、アシンメトリ値、SNR値又はエラーレートの少なくとも1つが使用されることを特徴とする請求項12に記載の情報記録媒体の記録再生装置。
  16. 前記記録条件が、フォーカスオフセット、トラックオフセット、チルトまたは収差のいずれか一つを含むことを特徴とする請求項12に記載の情報記録媒体の記録再生装置。
  17. 前記所定の領域はテスト領域(ドライブテストゾーンまたはディスクアイデンティフィケーションゾーン)の一部であることを特徴とする請求項12に記載の情報記録媒体の記録再生装置。
  18. 前記所定領域に記録された信号は前記信号を記録したドライブを示す情報を含むことを特徴とする請求項12に記載の情報記録媒体の記録再生装置。
  19. 前記情報記録媒体は、スパイラル状または同心円状のグルーブの構造を半径方向に周期的に形成し、グルーブまたはグルーブ間のランドまたはその両方を記録再生トラックとし、前記ステップ2での所定領域の記録は中心トラックと前記中心トラックに対して左右各々に少なくとも1トラックずつの記録が行なわれるものであることを特徴とする請求項12に記載の情報記録媒体の記録再生装置。
  20. 前記情報記録媒体は、グルーブ及びグルーブ間のランドの両方を記録再生トラックとするものであり、前記所定の領域の記録は連続する6トラックに対して行なわれるものであることを特徴とする請求項19に記載の情報記録媒体の記録再生装置。
  21. 前記記録再生装置は、レーザ光源からの光ビームを対物レンズにより集束後に記録媒体面に照射して、光学的に情報を記録し、前記記録された信号の再生は、前記光ビームを前記記録媒体面に照射し、前記記録媒体面からの反射光により該記録媒体面に記録されたマーク及びスペースを記録された信号として読み出すものであって、
    前記記録媒体上に記録された信号の極性反転間隔の最短値は、光源のレーザ波長をλ、対物レンズ開口数をNAとした場合、0.35×λ/NAよりも小さいことを特徴とする請求項12に記載の情報記録媒体の情報記録再生装置。
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