JPWO2006088105A1 - 無線通信方法、中継局装置および無線送信装置 - Google Patents

無線通信方法、中継局装置および無線送信装置 Download PDF

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Abstract

システムスループットを向上させる無線通信方法等を提供する。本発明の無線通信方法は、基地局装置(BS)と中継局装置(RS)(100)と移動局装置(MS)#1とを有する移動体通信システムにおいて用いられる。第1の送信ステップでは、BSからRS(100)に、MS#1宛てのデータを含む第1の送信信号が送信される。第2の送信ステップでは、BSから、BSで生成されたパイロットを含む第2の送信信号が送信される。これと同時に、第2の送信ステップでは、RS(100)からMS#1に、BSで生成されたパイロットと特定の直交関係を有しRS(100)で生成されたパイロットを含む中継信号であってMS#1宛てのデータをさらに含む中継信号が送信される。

Description

本発明は、無線信号を送信装置から受信装置に中継する装置が設置された無線通信システムにおいて用いられる無線通信方法、中継局装置および無線送信装置に関する。
近年、携帯電話機などに代表されるセルラ移動体通信システムにおいて高周波の無線帯域を利用し、高伝送レートを実現するための技術的なアプローチが盛んに検討されている(例えば、非特許文献1参照)。例えば、送信側で複数のアンテナから複数のデータ系列を送信し、受信側では複数のアンテナを用いて受信した信号から、各データ系列を分離して復号するMIMO(Multiple Input Multiple Output)伝送等が検討されている。
しかし、高周波の無線帯域を利用した場合は、低周波の無線帯域を利用する場合に比べて伝送距離による減衰が大きくなり、また、電波の直進性が強くなる。つまり、ビルなどの障害物の裏に回り込む電波が弱くなるため、高伝送レートの実現が期待できる領域が比較的近距離の領域に限定される。よって、システム内により多くの基地局装置を設置する必要が生じる。基地局装置の設置には相応の費用がかかるため、基地局設置台数の増加を抑制しつつ高伝送レートを実現できる技術が強く求められている。
従来の移動体通信システムの一例では、無線信号を送信装置から受信装置に中継する中継局装置を用いることにより、基地局装置のカバーエリアを実質的に拡大している(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−330112号公報 「VSF−OFCDMにおけるパイロットチャネル構成の検討」、電子情報通信学会、信学技報RCS2002−169
しかしながら、上記従来の移動体通信システムにおいては、中継局装置が中継した無線信号は、他の無線信号にとって干渉信号となり得る。例えば、下り回線において、中継局装置が特定の移動局装置に対して送信した無線信号が、中継局装置近傍で基地局装置と直接通信している他の移動局装置に対して干渉を与えることがある。この場合、基地局装置と直接通信する移動局装置の誤り率特性が劣化し、システムスループットが低下する。
本発明の目的は、システムスループットを向上させることができる無線通信方法、中継局装置および無線送信装置を提供することである。
本発明の無線通信方法は、送信装置と、中継局装置と、受信装置と、を有する無線通信システムにおいて用いられる無線通信方法であって、第1の送信期間において、送信装置から中継局装置に、受信装置宛ての信号を含む第1の送信信号を送信する第1の送信ステップと、第1の送信期間より後の第2の送信期間において、送信装置から、第1の既知信号を含む第2の送信信号を送信すると同時に、中継局装置から、第1の送信信号に含まれた受信装置宛ての信号を含む第3の送信信号であって第1の既知信号と特定の直交関係を有する第2の既知信号をさらに含む第3の送信信号を送信する第2の送信ステップと、を有するようにした。
本発明の中継局装置は、第1の既知信号が受信装置宛ての信号に付加された第1の送信信号を第1の送信期間において送信し且つ第1の既知信号を含む第2の送信信号を第1の送信期間より後の第2の送信期間において送信する送信装置から、第1の送信信号を受信する受信手段と、第1の送信信号のうち第1の既知信号を、第1の既知信号と特定の直交関係を有する第2の既知信号に置き換えて、第3の送信信号を生成する置換手段と、受信装置に対して第3の送信信号を第2の送信期間において送信する送信手段と、を有する構成を採る。
本発明の無線送信装置は、第1の既知信号を受信装置宛ての信号に付加して第1の送信信号を生成するとともに、第1の既知信号と特定の直交関係を有する第2の既知信号を含む第2の送信信号を生成する付加手段と、受信装置に対して第1の送信信号を第1の送信期間より後の第2の送信期間において送信する中継局装置に対して、第1の送信信号を第1の送信期間において送信するとともに、第2の送信信号を第2の送信期間において送信する送信手段と、を有する構成を採る。
本発明によれば、システムスループットを向上させることができる。
本発明の実施の形態1に係る移動体通信システムの構成を示す図 本発明の実施の形態1に係る中継局装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1に係る移動体通信システムの動作例を説明するための図 本発明の実施の形態1に係るパイロット信号の例を示す図 本発明の実施の形態1に係るパイロット信号の他の例を示す図 本発明の実施の形態1に係るパイロット信号のさらに他の例を示す図 本発明の実施の形態1に係るパイロット信号のさらに他の例を示す図 本発明の実施の形態2に係る移動体通信システムの構成を示す図 本発明の実施の形態2に係る基地局装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態2に係る移動体通信システムの動作例を説明するための図 本発明の実施の形態2に係るパイロット信号の例を示す図
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る中継局装置が設けられた移動体通信システムの構成を示す図である。図1の移動体通信システムは、中継局装置(以下「RS」と言う)100、無線送信装置としての基地局装置(以下「BS」と言う)、無線受信装置としての2つの移動局装置(以下、一方を「MS#1」と言い、他方を「MS#2」と言う)を有する。なお、本実施の形態では、便宜上、中継局数および移動局数をそれぞれ「1」「2」としているが、中継局数および移動局数はいずれもこれらの数に限定されるものではない。
BS、RS100、MS#1、MS#2は、所定の時間長(例えば0.5ms)を有するフレームを単位として互いに同期して送受信を行う。BSは、フレーム#1において、MS#1宛てのデータを送信し、フレーム#1の次のフレームであるフレーム#2において、MS#2宛てのデータを送信する。送信されるMS#1宛てのデータおよびMS#2宛てのデータには、同じパイロット信号(以下「パイロット」と言う)が時間多重によって付加されている。以下、パイロットが付加されたMS#1宛てのデータを第1の送信信号と言い、パイロットが付加されたMS#2宛てのデータを第2の送信信号と言う。なお、BSで各データに付加されるパイロットは、例えばウォルシュ系列などのような直交系列を用いて生成される。
MS#2はBSのカバーエリア内に位置しているため、第2の送信信号はMS#2に対して直接送信される。なお、MS#2がBSのカバーエリア外に位置している場合は、第2の送信信号の送信先は他のRSであり得る。
MS#1はBSのカバーエリア外に位置しているため、第1の送信信号はRS100に対して送信される。RS100は、MS#1宛てのデータを中継する。具体的には、BSから受信した第1の送信信号から中継信号を生成し、フレーム#2において中継信号をMS#1に送信する。このとき、中継信号は、フレーム#2において第2の送信信号を受信するMS#2にとって干渉信号となる。
MS#1、MS#2はいずれも、例えばMIMO受信、MMSE(Minimum Means Square Error)ダイバーシチ受信またはMMSEシンボル合成受信などのように、干渉除去が可能な受信方法を実行する受信機である。なお、MS#1、MS#2がMIMO受信機を備えている場合、BSは、RS100が送信を行うフレーム#2においては1ストリームのみの送信を行う。システム全体の動作の詳細については後述する。
RS100は、図2に示すように、アンテナ101、受信無線処理部102、GI(Guard Interval)除去部103、FFT(Fast Fourier Transform)部104、分離部105、チャネル推定部106、復調部107、復号部108、符号化部109、変調部110、直交系列生成部111−1、…、111−N(Nは2以上の整数)、パイロット変調部112−1、…、112−N、多重部113、IFFT(Inverse Fast Fourier Transform)部114、GI挿入部115および送信無線処理部116を有する。
受信無線処理部102は、アンテナ101を介して、BSから送信された第1の送信信号を受信する。そして、受信した第1の送信信号に対して所定の受信無線処理(例えば、ダウンコンバート、A/D変換など)を施す。受信無線処理後の第1の送信信号は、GI除去部103に出力される。GI除去部103は、受信無線処理後の第1の送信信号の所定位置に挿入されているGIを除去する。FFT部104は、GI除去後の第1の送信信号に対してFFT処理を施す。FFT処理後の第1の送信信号は分離部105に出力される。
分離部105は、FFT部104から入力された第1の送信信号を、パイロットとMS#1宛てのデータとに分離する。分離されたパイロットはチャネル推定部106に出力され、分離されたMS#1宛てのデータは復調部107に出力される。
チャネル推定部106は、分離部105から入力されたパイロットを用いてチャネル推定を行ってチャネル推定値を得る。復調部107は、チャネル推定部106によって得られたチャネル推定値に基づいてチャネル補償を行った上で、分離部105から入力されたMS#1宛てのデータを復調する。復号部108は、復調部107によって復調されたMS#1宛てのデータを復号する。
したがって、BSで符号化される前の状態のMS#1宛てのデータが、RSにおいて再生される。つまり、本実施の形態に係るRS100は、データの中継に際してそのデータの再生を行う再生型の中継方式を採用した中継局装置である。
符号化部109は、復号部108によって復号されたMS#1宛てのデータを符号化する。変調部110は、符号化部109によって符号化されたMS#1宛てのデータを変調する。変調されたMS#1宛てのデータは多重部113に出力される。
直交系列生成部111−1〜111−Nはそれぞれ、全通信帯域をN個に分割して得られるN個のサブバンドに対応する。直交系列生成部111−1〜111−Nの各々には、BSで用いられた直交系列(BS使用直交系列)が入力される。直交系列生成部111−1〜111−Nの各々は、BS使用直交系列と特定の直交関係を有する系列を生成する。例えば、直交系列生成部111−1〜111−Nの各々は、ウォルシュ系列などのBS使用直交系列と直交する系列を生成する。
パイロット変調部112−1〜112−Nには、直交系列生成部111−1〜111−Nによって生成された系列がそれぞれ入力される。パイロット変調部112−1〜112−Nは、入力された系列をBPSK(Binary Phase Shift Keying)変調することにより、BSで各データに付加されたパイロットと直交するパイロットを生成する。生成されたパイロットは多重部113に出力される。
すなわち、直交系列生成部111−1〜111−Nおよびパイロット変調部112−1〜112−Nの組み合わせから成る構成は、パイロットを生成するパイロット生成部としての機能を有する。
多重部113は、変調部110から入力されたMS#1宛てのデータと、パイロット変調部112−1〜112−Nの各々から入力されたパイロットと、を多重して、中継信号を生成する。つまり、多重部113は、MS#1宛てのデータに付加されていたパイロットをそのパイロットと直交するパイロットに置き換える置換部としての機能を有する。データとパイロットとの多重方法としては、ここでは時間多重を用いるが、周波数多重、コード多重など他の多重方法でも良い。
IFFT部114は、多重部113によって生成された中継信号に対してIFFT処理を施す。GI挿入部115は、IFFT処理後の中継信号の所定位置にGIを挿入する。送信無線処理部116は、GI挿入後の中継信号に対して所定の送信無線処理(例えば、D/A変換、アップコンバートなど)を施す。そして、送信無線処理後の中継信号をアンテナ101からMS#1に対して送信する。
次いで、上記構成を有する移動体通信システムにおける動作の例について、図3を参照しながら説明する。
まず、フレーム#1において、第1の送信信号160が、BSからRS100に送信される。
そして、フレーム#2において、第2の送信信号161が、BSからMS#2に送信される。第2の送信信号161においてMS#2宛てのデータに付加されているパイロットは、第1の送信信号160においてMS#1宛てのデータに付加されているパイロットと同一である。
また、フレーム#2において、中継信号162が、RS100からMS#1に送信される。このとき、RS100から送信された中継信号162は、干渉信号としてMS#2に到達する。しかし、中継信号162においてMS#1宛てのデータに付加されているパイロットは、第2の送信信号161においてMS#2宛てのデータに付加されているパイロットに対して直交している。このため、MS#2は、例えばMIMO受信、MMSEダイバーシチ受信またはMMSEシンボル合成受信などのように、干渉除去が可能な受信方法により、受信した無線信号のうち干渉信号として到達した中継信号を除去し、BSから送信された第2の送信信号161のみを所望信号として取り出すことができる。ただし、中継信号において付加されるパイロットは、予めMS#2に通知されているものとする。
ここで、RS100で生成されるパイロットについて図4を用いて説明する。
図4に示されたパイロットは、ウォルシュ系列などの直交系列に対してBPSK変調を施すことにより生成される。直交系列を用いてパイロットを生成することにより、パイロットの送信電力を減らすことなく直交パイロットを生成することができる。
ここで、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)などのマルチキャリア伝送の場合には、周波数選択性フェージングの影響により、周波数ごとに伝搬路特性が異なる。このため、広帯域に対して単一の直交系列を用いると、受信時に直交性が崩れてしまう。よって、本実施の形態では、図4に示すように、サブバンド内でパイロットを直交化する。つまり、サブバンド内のパイロットシンボルごとに直交系列を用いる。これにより、周波数選択性フェージング環境下でもパイロットの直交性が崩れるのを防止することができる。図4の例では、8シンボルごとに系列長「8」の直交系列を用いている。直交性の崩れをより確実に防止するために、サブバンドの帯域幅は、移動体通信システムのコヒーレント帯域幅、つまり同一伝搬路とみなすことができる帯域幅に設定される。
なお、RS100で生成されるパイロットは、図4に示されたものだけに限定されない。
例えば、図5に示すように、BSのパイロットとRS100のパイロットとが互いに異なる時間つまり送信タイミングに割り当てられるように、BSおよびRS100のパイロット生成部がそれぞれパイロットを生成する。この場合、伝搬路特性の経時変動が極めて激しい状況においてパイロットの直交性が崩れるのを防止することができる。
あるいは、図6に示すように、BSのパイロットとRS100のパイロットとが、互いに異なる周波数にも割り当てられるように、BSおよびRS100のパイロット生成部がそれぞれパイロットを生成する。この場合、遅延分散の大きい伝搬路つまり周波数ごとに伝搬路特性が大きく異なる状況においてパイロットの直交性が崩れるのを防止することができる。
あるいは、図7に示すように、BSのパイロットとRS100のパイロットとが、互いに異なる時間に割り当てられるだけでなく、互いに異なる周波数にも割り当てられるように、BSおよびRS100のパイロット生成部がそれぞれパイロットを生成する。この場合、伝搬路特性の経時変動が極めて激しい状況で、しかも、周波数ごとに伝搬路特性が異なる状況においてパイロットの直交性が崩れるのを防止することができる。
このように、本実施の形態によれば、MS#2で中継信号を除去することができるため、MS#2の受信誤り率を改善させることができ、システム全体のスループットを向上させることができる。
また、将来の高伝送レートの移動体通信システムにおいて想定されるMIMO受信機を用いて干渉を除去できるため、移動局装置に複雑な受信回路を追加することなくスループットを向上させることが可能である。
なお、本実施の形態では、下り回線の無線通信を想定して説明した。ただし、本発明は上り回線の通信にも適用することができる。
また、RS100は、前述のBSと異なる他のBSあるいは前述のMS#1、MS#2と異なる他のMSに設けられたものであっても良い。
また、RS100が送信するフレームはフレーム#1と連続したフレーム#2として説明したが、RS100が送信するフレームは連続している必要はなく、RS100での処理遅延を考慮し、フレーム#2以降のフレーム、例えば、フレーム#3であっても良い。この場合、RS100はフレーム#3で送信されるBSのパイロットと直交したパイロットを送信する。
また、伝送方式としてOFDMを用いた場合について説明したが、この限りではなく、シングルキャリア伝送、CDMA、TDMA、FDMAなど他の伝送方式を用いても良い。
また、RS100が第1の送信信号に対して、復調および復号の処理を行った後のデータを中継送信する構成を説明したが、例えば復号前の信号や復調前の信号を中継送信するようにしても良い。
また、本実施の形態では、各装置から送信される信号のうちパイロット部のみが直交化されているが、データ部も直交化するような構成を採用しても良い。
(実施の形態2)
図8は、本発明の実施の形態2に係るBSが設けられた移動体通信システムの構成を示すブロック図である。図8の移動体通信システムは、無線送信装置としてのBS200、RS、無線受信装置としてのMS#1、MS#2を有する。なお、本実施の形態では、便宜上、中継局数および移動局数をそれぞれ「1」「2」としているが、中継局数および移動局数はいずれもこれらの数に限定されるものではない。
BS200、RS、MS#1、MS#2は、実施の形態1と同様に、互いに同期して送受信を行う。BS200は、フレーム#1において、MS#1宛てのデータを送信し、フレーム#2において、MS#2宛てのデータを送信する。送信されるMS#1宛てのデータおよびMS#2宛てのデータには、互いに異なるパイロットが時間多重によって付加されている。以下、パイロットが付加されたMS#1宛てのデータを第1の送信信号と言い、パイロットが付加されたMS#2宛てのデータを第2の送信信号と言う。なお、BS200で各データに付加されるパイロットは、例えばウォルシュ系列などのような直交系列を用いて生成される。
MS#2はBS200のカバーエリア内に位置しているため、第2の送信信号はMS#2に対して直接送信される。なお、MS#2がBS200のカバーエリア外に位置している場合は、第2の送信信号の送信先は他のRSであり得る。
MS#1はBS200のカバーエリア外に位置しているため、第1の送信信号はRSに対して送信される。RSは、MS#1宛てのデータを中継する。具体的には、BSから受信した第1の送信信号から中継信号を生成し、フレーム#2において中継信号をMS#1に送信する。このとき、中継信号は、フレーム#2において第2の送信信号を受信するMS#2にとって干渉信号となる。ここで、本実施の形態のRSは、実施の形態1で説明したRS100と異なり、パイロットの置換を行わず、BS200によって付加されたパイロットと同一のパイロットを送信する。
MS#1、MS#2はいずれも、例えばMIMO受信、MMSEダイバーシチ受信またはMMSEシンボル合成受信などのように、干渉除去が可能な受信方法を実行する受信機である。なお、MS#1、MS#2がMIMO受信機を備えている場合、BS200は、RSが送信を行うフレーム#2においては1ストリームのみの送信を行う。システム全体の動作の詳細については後述する。
BS200は、図9に示すように、符号化部202、変調部203、シリアルパラレル(S/P)変換部204、直交系列生成部205−1、…、205−N、パイロット変調部206−1、…、206−N、多重部207、IFFT部208、GI挿入部209、送信無線処理部210およびアンテナ211を有する。
符号化部202は、送信データ(MS#1またはMS#2宛てのデータ)を符号化する。変調部203は、符号化部202によって符号化されたデータを変調する。S/P変換部204は、変調されたデータをシリアルパラレル変換する。シリアルパラレル変換されたデータは多重部207に出力される。
直交系列生成部205−1〜205−Nはそれぞれ、全通信帯域をN個に分割して得られるN個のサブバンドに対応する。直交系列生成部205−1〜205−Nの各々には、フレーム番号が入力される。直交系列生成部205−1〜205−Nの各々は、フレーム番号に応じた系列を生成する。連続する2つのフレームに対して生成される2つの系列は特定の直交関係を有する。例えば、生成される系列はフレーム間で直交している。
パイロット変調部206−1〜206−Nには、直交系列生成部205−1〜205−Nによって生成された系列がそれぞれ入力される。パイロット変調部206−1〜206−Nは、入力された系列をBPSK変調することにより、フレーム間で直交するパイロットを生成する。具体的には、フレーム#1に対して生成されるパイロットとフレーム#2に対して生成されるパイロットが互いに直交するように、パイロット生成が行われる。生成されたパイロットは多重部207に出力される。
すなわち、直交系列生成部205−1〜205−Nおよびパイロット変調部206−1〜206−Nの組み合わせから成る構成は、パイロットを生成するパイロット生成部としての機能を有する。
パイロット生成部は、実施の形態1において図4を用いて説明したように、コヒーレント帯域幅を有するサブバンド内でパイロットを直交化する。
なお、パイロット生成部は、実施の形態1において説明した図5の例と同様に、MS#1宛てのデータに付加するパイロットとMS#2宛てのデータに付加するパイロットとが互いに異なる時間つまり送信タイミングに割り当てられるように、パイロットを生成する。ここで、互いに異なる時間とは、該当するフレームの先頭からの間隔が異なることを意味する。
あるいは、実施の形態1において説明した図6の例と同様に、MS#1宛てのデータに付加するパイロットとMS#2宛てのデータに付加するパイロットとが互いに異なる周波数に割り当てられるように、パイロットを生成する。
あるいは、パイロット生成部は、実施の形態1において説明した図7の例と同様に、MS#1宛てのデータに付加するパイロットとMS#2宛てのデータに付加するパイロットとが互いに異なる時間に割り当てられるだけでなく、互いに異なる周波数にも割り当てられるように、パイロットを生成する。
多重部207は、S/P変換部204から入力されたデータと、パイロット変調部206−1〜206−Nから入力されたパイロットと、を多重して、送信信号(第1の送信信号または第2の送信信号)を生成する。つまり、多重部207は、あるフレームに対して生成されたパイロットをMS#1宛てのデータに付加して第1の送信信号を生成し、他のフレームに対して生成されたパイロットをMS#2宛てのデータに付加して第2の送信信号を生成する付加部としての機能を有する。
IFFT部208は、多重部207によって生成された送信信号に対してIFFT処理を施す。GI挿入部209は、IFFT処理後の送信信号の所定位置にGIを挿入する。送信無線処理部210は、GI挿入後の送信信号に対して所定の送信無線処理(例えば、D/A変換、アップコンバートなど)を施す。そして、送信無線処理後の送信信号をアンテナ211からRSまたはMS#2に対して送信する。
次いで、上記構成を有する移動体通信システムにおける動作例について、図10を参照しながら説明する。
まず、フレーム#1において、第1の送信信号260が、BS200からRSに送信される。
そして、フレーム#2において、第2の送信信号261が、BS200からMS#2に送信される。第2の送信信号261においてMS#2宛てのデータに付加されているパイロットは、第1の送信信号260においてMS#1宛てのデータに付加されているパイロットに対して直交している。
また、フレーム#2において、中継信号262が、RSからMS#1に送信される。中継信号262においてMS#1宛てのデータに付加されているパイロットは、第1の送信信号260においてMS#1宛てのデータに付加されているパイロットと同一である。
RSから送信された中継信号262は、干渉信号としてMS#2に到達する。しかし、第2の送信信号261においてMS#2宛てのデータに付加されているパイロットは、中継信号262においてMS#1宛てのデータに付加されているパイロットに対して直交している。このため、MS#2は、例えばMIMO受信、MMSEダイバーシチ受信またはMMSEシンボル合成受信などのように、干渉除去が可能な受信方法により、受信した無線信号のうち干渉信号として到達した中継信号を除去し、BSから送信された第2の送信信号261のみを所望信号として取り出すことができる。この場合、BS200が使用するパイロットはMS#2に既知であるため、RSが使用するパイロットをMS#2に通知する必要がない。
ここで、BSで生成されるパイロットについて図11を用いて説明する。ここでは、フレーム間で直交するパイロットの生成について説明する。
図11に示された例では、パイロット系列としてウォルシュ系列が用いられる。W (J)は系列長Jのウォルシュ系列のk番目の系列を表す。この例示ではJ=4とする。フレーム#1ではW (4)を、フレーム#2ではW (4)を、フレーム#3ではW (4)を、フレーム#4ではW (4)を、それぞれ用いてパイロットを生成する。つまり、4フレーム周期で直交系列を用いている。なお、W (4)は(1,1,1,1)であり、W (4)は(1,−1,1,−1)であり、W (4)は(1,1,−1,−1)であり、W (4)は(1,−1,−1,1)である。フレーム#nに対して用いられる系列は、一般的な数式表現としては、次の式(1)によって表される。
Figure 2006088105
ここで、RSがフレーム#1で受信した信号をフレーム#5で送信すると、フレーム#5においてBS200が送信するパイロットとフレーム#5においてRSが送信するパイロットとが同一となる。RSでは一般に、中継を行うに際して数フレームの処理遅延が発生する可能性があるが、処理遅延が4フレーム以上となる場合には、直交系列の系列長Jを増大させることにより、BS200が送信するパイロットとRSが送信するパイロットとを互いに直交化することができる。
このように、本実施の形態によれば、MS#2で中継信号を除去することができるため、MS#2の受信誤り率を改善させることができ、システム全体のスループットを向上させることができる。また、BS200から送信されるパイロットをフレーム間で直交化するように、BS200においてパイロットが生成され、RSではパイロットの置換が行われないため、RSが使用するパイロットのMS#2への事前通知が不要となる。よって、実施の形態1で説明した移動体通信システムと比較して、システム全体のスループットを向上させることができる。また、RSが使用するパイロットの割り当て管理も不要であるため、簡易な移動体通信システムを実現することができる。
また、将来の高伝送レートの移動体通信システムにおいて想定されるMIMO受信機を用いて干渉を除去できるため、移動局装置に複雑な受信回路を追加することなくスループットを向上させることが可能である。
なお、本実施の形態では、下り回線の無線通信を想定して説明した。ただし、本発明は上り回線の通信にも適用することができる。
また、本実施の形態のRSは、BS200と異なる他のBSあるいは前述のMS#1、MS#2と異なる他のMSに設けられたものであっても良い。
また、本実施の形態では、各装置から送信される信号のうちパイロット部のみが直交化されているが、データ部も直交化するような構成を採用しても良い。
また、RSが送信するフレームはフレーム#1と連続したフレーム#2として説明したが、RSが送信するフレームは連続している必要はなく、RSでの処理遅延を考慮し、フレーム#2以降のフレーム、例えば、フレーム#3であっても良い。
また、伝送方式としてOFDMを用いた場合について説明したが、この限りではなく、シングルキャリア伝送、CDMA、TDMA、FDMAなど他の伝送方式を用いても良い。
また、RSが第1の送信信号に対して、復調および復号の処理を行った後のデータを中継データとして送信する構成を説明したが、例えば復号前の信号や復調前の信号を中継データとして送信するようにしても良い。
また、パイロット信号はリファレンス信号(reference signal)と呼ばれることもある。
また、上記各実施の形態の説明に用いた各機能ブロックは、典型的には集積回路であるLSIとして実現される。これらは個別に1チップ化されても良いし、一部又は全てを含むように1チップ化されても良い。
ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路又は汎用プロセッサで実現しても良い。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサーを利用しても良い。
さらには、半導体技術の進歩又は派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行っても良い。バイオ技術の適応等が可能性としてありえる。
本明細書は、2005年2月18日出願の特願2005−042264に基づくものである。この内容は全てここに含めておく。
本発明の無線通信方法、中継局装置および無線送信装置は、無線信号を送信装置から受信装置に中継する装置が設置された無線通信システムにおいて用いることができる。
本発明は、無線信号を送信装置から受信装置に中継する装置が設置された無線通信システムにおいて用いられる無線通信方法、中継局装置および無線送信装置に関する。
近年、携帯電話機などに代表されるセルラ移動体通信システムにおいて高周波の無線帯域を利用し、高伝送レートを実現するための技術的なアプローチが盛んに検討されている(例えば、非特許文献1参照)。例えば、送信側で複数のアンテナから複数のデータ系列を送信し、受信側では複数のアンテナを用いて受信した信号から、各データ系列を分離して復号するMIMO(Multiple Input Multiple Output)伝送等が検討されている。
しかし、高周波の無線帯域を利用した場合は、低周波の無線帯域を利用する場合に比べて伝送距離による減衰が大きくなり、また、電波の直進性が強くなる。つまり、ビルなどの障害物の裏に回り込む電波が弱くなるため、高伝送レートの実現が期待できる領域が比較的近距離の領域に限定される。よって、システム内により多くの基地局装置を設置する必要が生じる。基地局装置の設置には相応の費用がかかるため、基地局設置台数の増加を抑制しつつ高伝送レートを実現できる技術が強く求められている。
従来の移動体通信システムの一例では、無線信号を送信装置から受信装置に中継する中継局装置を用いることにより、基地局装置のカバーエリアを実質的に拡大している(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−330112号公報 「VSF−OFCDMにおけるパイロットチャネル構成の検討」、電子情報通信学会、信学技報RCS2002−169
しかしながら、上記従来の移動体通信システムにおいては、中継局装置が中継した無線信号は、他の無線信号にとって干渉信号となり得る。例えば、下り回線において、中継局装置が特定の移動局装置に対して送信した無線信号が、中継局装置近傍で基地局装置と直接通信している他の移動局装置に対して干渉を与えることがある。この場合、基地局装置と直接通信する移動局装置の誤り率特性が劣化し、システムスループットが低下する。
本発明の目的は、システムスループットを向上させることができる無線通信方法、中継局装置および無線送信装置を提供することである。
本発明の無線通信方法は、送信装置と、中継局装置と、受信装置と、を有する無線通信システムにおいて用いられる無線通信方法であって、第1の送信期間において、送信装置から中継局装置に、受信装置宛ての信号を含む第1の送信信号を送信する第1の送信ステップと、第1の送信期間より後の第2の送信期間において、送信装置から、第1の既知信号を含む第2の送信信号を送信すると同時に、中継局装置から、第1の送信信号に含まれた受信装置宛ての信号を含む第3の送信信号であって第1の既知信号と特定の直交関係を有する第2の既知信号をさらに含む第3の送信信号を送信する第2の送信ステップと、を有するようにした。
本発明の中継局装置は、第1の既知信号が受信装置宛ての信号に付加された第1の送信
信号を第1の送信期間において送信し且つ第1の既知信号を含む第2の送信信号を第1の送信期間より後の第2の送信期間において送信する送信装置から、第1の送信信号を受信する受信手段と、第1の送信信号のうち第1の既知信号を、第1の既知信号と特定の直交関係を有する第2の既知信号に置き換えて、第3の送信信号を生成する置換手段と、受信装置に対して第3の送信信号を第2の送信期間において送信する送信手段と、を有する構成を採る。
本発明の無線送信装置は、第1の既知信号を受信装置宛ての信号に付加して第1の送信信号を生成するとともに、第1の既知信号と特定の直交関係を有する第2の既知信号を含む第2の送信信号を生成する付加手段と、受信装置に対して第1の送信信号を第1の送信期間より後の第2の送信期間において送信する中継局装置に対して、第1の送信信号を第1の送信期間において送信するとともに、第2の送信信号を第2の送信期間において送信する送信手段と、を有する構成を採る。
本発明によれば、システムスループットを向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る中継局装置が設けられた移動体通信システムの構成を示す図である。図1の移動体通信システムは、中継局装置(以下「RS」と言う)100、無線送信装置としての基地局装置(以下「BS」と言う)、無線受信装置としての2つの移動局装置(以下、一方を「MS#1」と言い、他方を「MS#2」と言う)を有する。なお、本実施の形態では、便宜上、中継局数および移動局数をそれぞれ「1」「2」としているが、中継局数および移動局数はいずれもこれらの数に限定されるものではない。
BS、RS100、MS#1、MS#2は、所定の時間長(例えば0.5ms)を有するフレームを単位として互いに同期して送受信を行う。BSは、フレーム#1において、MS#1宛てのデータを送信し、フレーム#1の次のフレームであるフレーム#2において、MS#2宛てのデータを送信する。送信されるMS#1宛てのデータおよびMS#2宛てのデータには、同じパイロット信号(以下「パイロット」と言う)が時間多重によって付加されている。以下、パイロットが付加されたMS#1宛てのデータを第1の送信信
号と言い、パイロットが付加されたMS#2宛てのデータを第2の送信信号と言う。なお、BSで各データに付加されるパイロットは、例えばウォルシュ系列などのような直交系列を用いて生成される。
MS#2はBSのカバーエリア内に位置しているため、第2の送信信号はMS#2に対して直接送信される。なお、MS#2がBSのカバーエリア外に位置している場合は、第2の送信信号の送信先は他のRSであり得る。
MS#1はBSのカバーエリア外に位置しているため、第1の送信信号はRS100に対して送信される。RS100は、MS#1宛てのデータを中継する。具体的には、BSから受信した第1の送信信号から中継信号を生成し、フレーム#2において中継信号をMS#1に送信する。このとき、中継信号は、フレーム#2において第2の送信信号を受信するMS#2にとって干渉信号となる。
MS#1、MS#2はいずれも、例えばMIMO受信、MMSE(Minimum Means Square Error)ダイバーシチ受信またはMMSEシンボル合成受信などのように、干渉除去が可能な受信方法を実行する受信機である。なお、MS#1、MS#2がMIMO受信機を備えている場合、BSは、RS100が送信を行うフレーム#2においては1ストリームのみの送信を行う。システム全体の動作の詳細については後述する。
RS100は、図2に示すように、アンテナ101、受信無線処理部102、GI(Guard Interval)除去部103、FFT(Fast Fourier Transform)部104、分離部105、チャネル推定部106、復調部107、復号部108、符号化部109、変調部110、直交系列生成部111−1、…、111−N(Nは2以上の整数)、パイロット変調部112−1、…、112−N、多重部113、IFFT(Inverse Fast Fourier Transform)部114、GI挿入部115および送信無線処理部116を有する。
受信無線処理部102は、アンテナ101を介して、BSから送信された第1の送信信号を受信する。そして、受信した第1の送信信号に対して所定の受信無線処理(例えば、ダウンコンバート、A/D変換など)を施す。受信無線処理後の第1の送信信号は、GI除去部103に出力される。GI除去部103は、受信無線処理後の第1の送信信号の所定位置に挿入されているGIを除去する。FFT部104は、GI除去後の第1の送信信号に対してFFT処理を施す。FFT処理後の第1の送信信号は分離部105に出力される。
分離部105は、FFT部104から入力された第1の送信信号を、パイロットとMS#1宛てのデータとに分離する。分離されたパイロットはチャネル推定部106に出力され、分離されたMS#1宛てのデータは復調部107に出力される。
チャネル推定部106は、分離部105から入力されたパイロットを用いてチャネル推定を行ってチャネル推定値を得る。復調部107は、チャネル推定部106によって得られたチャネル推定値に基づいてチャネル補償を行った上で、分離部105から入力されたMS#1宛てのデータを復調する。復号部108は、復調部107によって復調されたMS#1宛てのデータを復号する。
したがって、BSで符号化される前の状態のMS#1宛てのデータが、RSにおいて再生される。つまり、本実施の形態に係るRS100は、データの中継に際してそのデータの再生を行う再生型の中継方式を採用した中継局装置である。
符号化部109は、復号部108によって復号されたMS#1宛てのデータを符号化す
る。変調部110は、符号化部109によって符号化されたMS#1宛てのデータを変調する。変調されたMS#1宛てのデータは多重部113に出力される。
直交系列生成部111−1〜111−Nはそれぞれ、全通信帯域をN個に分割して得られるN個のサブバンドに対応する。直交系列生成部111−1〜111−Nの各々には、BSで用いられた直交系列(BS使用直交系列)が入力される。直交系列生成部111−1〜111−Nの各々は、BS使用直交系列と特定の直交関係を有する系列を生成する。例えば、直交系列生成部111−1〜111−Nの各々は、ウォルシュ系列などのBS使用直交系列と直交する系列を生成する。
パイロット変調部112−1〜112−Nには、直交系列生成部111−1〜111−Nによって生成された系列がそれぞれ入力される。パイロット変調部112−1〜112−Nは、入力された系列をBPSK(Binary Phase Shift Keying)変調することにより、BSで各データに付加されたパイロットと直交するパイロットを生成する。生成されたパイロットは多重部113に出力される。
すなわち、直交系列生成部111−1〜111−Nおよびパイロット変調部112−1〜112−Nの組み合わせから成る構成は、パイロットを生成するパイロット生成部としての機能を有する。
多重部113は、変調部110から入力されたMS#1宛てのデータと、パイロット変調部112−1〜112−Nの各々から入力されたパイロットと、を多重して、中継信号を生成する。つまり、多重部113は、MS#1宛てのデータに付加されていたパイロットをそのパイロットと直交するパイロットに置き換える置換部としての機能を有する。データとパイロットとの多重方法としては、ここでは時間多重を用いるが、周波数多重、コード多重など他の多重方法でも良い。
IFFT部114は、多重部113によって生成された中継信号に対してIFFT処理を施す。GI挿入部115は、IFFT処理後の中継信号の所定位置にGIを挿入する。送信無線処理部116は、GI挿入後の中継信号に対して所定の送信無線処理(例えば、D/A変換、アップコンバートなど)を施す。そして、送信無線処理後の中継信号をアンテナ101からMS#1に対して送信する。
次いで、上記構成を有する移動体通信システムにおける動作の例について、図3を参照しながら説明する。
まず、フレーム#1において、第1の送信信号160が、BSからRS100に送信される。
そして、フレーム#2において、第2の送信信号161が、BSからMS#2に送信される。第2の送信信号161においてMS#2宛てのデータに付加されているパイロットは、第1の送信信号160においてMS#1宛てのデータに付加されているパイロットと同一である。
また、フレーム#2において、中継信号162が、RS100からMS#1に送信される。このとき、RS100から送信された中継信号162は、干渉信号としてMS#2に到達する。しかし、中継信号162においてMS#1宛てのデータに付加されているパイロットは、第2の送信信号161においてMS#2宛てのデータに付加されているパイロットに対して直交している。このため、MS#2は、例えばMIMO受信、MMSEダイバーシチ受信またはMMSEシンボル合成受信などのように、干渉除去が可能な受信方法
により、受信した無線信号のうち干渉信号として到達した中継信号を除去し、BSから送信された第2の送信信号161のみを所望信号として取り出すことができる。ただし、中継信号において付加されるパイロットは、予めMS#2に通知されているものとする。
ここで、RS100で生成されるパイロットについて図4を用いて説明する。
図4に示されたパイロットは、ウォルシュ系列などの直交系列に対してBPSK変調を施すことにより生成される。直交系列を用いてパイロットを生成することにより、パイロットの送信電力を減らすことなく直交パイロットを生成することができる。
ここで、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)などのマルチキャリア伝送の場合には、周波数選択性フェージングの影響により、周波数ごとに伝搬路特性が異なる。このため、広帯域に対して単一の直交系列を用いると、受信時に直交性が崩れてしまう。よって、本実施の形態では、図4に示すように、サブバンド内でパイロットを直交化する。つまり、サブバンド内のパイロットシンボルごとに直交系列を用いる。これにより、周波数選択性フェージング環境下でもパイロットの直交性が崩れるのを防止することができる。図4の例では、8シンボルごとに系列長「8」の直交系列を用いている。直交性の崩れをより確実に防止するために、サブバンドの帯域幅は、移動体通信システムのコヒーレント帯域幅、つまり同一伝搬路とみなすことができる帯域幅に設定される。
なお、RS100で生成されるパイロットは、図4に示されたものだけに限定されない。
例えば、図5に示すように、BSのパイロットとRS100のパイロットとが互いに異なる時間つまり送信タイミングに割り当てられるように、BSおよびRS100のパイロット生成部がそれぞれパイロットを生成する。この場合、伝搬路特性の経時変動が極めて激しい状況においてパイロットの直交性が崩れるのを防止することができる。
あるいは、図6に示すように、BSのパイロットとRS100のパイロットとが、互いに異なる周波数にも割り当てられるように、BSおよびRS100のパイロット生成部がそれぞれパイロットを生成する。この場合、遅延分散の大きい伝搬路つまり周波数ごとに伝搬路特性が大きく異なる状況においてパイロットの直交性が崩れるのを防止することができる。
あるいは、図7に示すように、BSのパイロットとRS100のパイロットとが、互いに異なる時間に割り当てられるだけでなく、互いに異なる周波数にも割り当てられるように、BSおよびRS100のパイロット生成部がそれぞれパイロットを生成する。この場合、伝搬路特性の経時変動が極めて激しい状況で、しかも、周波数ごとに伝搬路特性が異なる状況においてパイロットの直交性が崩れるのを防止することができる。
このように、本実施の形態によれば、MS#2で中継信号を除去することができるため、MS#2の受信誤り率を改善させることができ、システム全体のスループットを向上させることができる。
また、将来の高伝送レートの移動体通信システムにおいて想定されるMIMO受信機を用いて干渉を除去できるため、移動局装置に複雑な受信回路を追加することなくスループットを向上させることが可能である。
なお、本実施の形態では、下り回線の無線通信を想定して説明した。ただし、本発明は上り回線の通信にも適用することができる。
また、RS100は、前述のBSと異なる他のBSあるいは前述のMS#1、MS#2と異なる他のMSに設けられたものであっても良い。
また、RS100が送信するフレームはフレーム#1と連続したフレーム#2として説明したが、RS100が送信するフレームは連続している必要はなく、RS100での処理遅延を考慮し、フレーム#2以降のフレーム、例えば、フレーム#3であっても良い。この場合、RS100はフレーム#3で送信されるBSのパイロットと直交したパイロットを送信する。
また、伝送方式としてOFDMを用いた場合について説明したが、この限りではなく、シングルキャリア伝送、CDMA、TDMA、FDMAなど他の伝送方式を用いても良い。
また、RS100が第1の送信信号に対して、復調および復号の処理を行った後のデータを中継送信する構成を説明したが、例えば復号前の信号や復調前の信号を中継送信するようにしても良い。
また、本実施の形態では、各装置から送信される信号のうちパイロット部のみが直交化されているが、データ部も直交化するような構成を採用しても良い。
(実施の形態2)
図8は、本発明の実施の形態2に係るBSが設けられた移動体通信システムの構成を示すブロック図である。図8の移動体通信システムは、無線送信装置としてのBS200、RS、無線受信装置としてのMS#1、MS#2を有する。なお、本実施の形態では、便宜上、中継局数および移動局数をそれぞれ「1」「2」としているが、中継局数および移動局数はいずれもこれらの数に限定されるものではない。
BS200、RS、MS#1、MS#2は、実施の形態1と同様に、互いに同期して送受信を行う。BS200は、フレーム#1において、MS#1宛てのデータを送信し、フレーム#2において、MS#2宛てのデータを送信する。送信されるMS#1宛てのデータおよびMS#2宛てのデータには、互いに異なるパイロットが時間多重によって付加されている。以下、パイロットが付加されたMS#1宛てのデータを第1の送信信号と言い、パイロットが付加されたMS#2宛てのデータを第2の送信信号と言う。なお、BS200で各データに付加されるパイロットは、例えばウォルシュ系列などのような直交系列を用いて生成される。
MS#2はBS200のカバーエリア内に位置しているため、第2の送信信号はMS#2に対して直接送信される。なお、MS#2がBS200のカバーエリア外に位置している場合は、第2の送信信号の送信先は他のRSであり得る。
MS#1はBS200のカバーエリア外に位置しているため、第1の送信信号はRSに対して送信される。RSは、MS#1宛てのデータを中継する。具体的には、BSから受信した第1の送信信号から中継信号を生成し、フレーム#2において中継信号をMS#1に送信する。このとき、中継信号は、フレーム#2において第2の送信信号を受信するMS#2にとって干渉信号となる。ここで、本実施の形態のRSは、実施の形態1で説明したRS100と異なり、パイロットの置換を行わず、BS200によって付加されたパイロットと同一のパイロットを送信する。
MS#1、MS#2はいずれも、例えばMIMO受信、MMSEダイバーシチ受信また
はMMSEシンボル合成受信などのように、干渉除去が可能な受信方法を実行する受信機である。なお、MS#1、MS#2がMIMO受信機を備えている場合、BS200は、RSが送信を行うフレーム#2においては1ストリームのみの送信を行う。システム全体の動作の詳細については後述する。
BS200は、図9に示すように、符号化部202、変調部203、シリアルパラレル(S/P)変換部204、直交系列生成部205−1、…、205−N、パイロット変調部206−1、…、206−N、多重部207、IFFT部208、GI挿入部209、送信無線処理部210およびアンテナ211を有する。
符号化部202は、送信データ(MS#1またはMS#2宛てのデータ)を符号化する。変調部203は、符号化部202によって符号化されたデータを変調する。S/P変換部204は、変調されたデータをシリアルパラレル変換する。シリアルパラレル変換されたデータは多重部207に出力される。
直交系列生成部205−1〜205−Nはそれぞれ、全通信帯域をN個に分割して得られるN個のサブバンドに対応する。直交系列生成部205−1〜205−Nの各々には、フレーム番号が入力される。直交系列生成部205−1〜205−Nの各々は、フレーム番号に応じた系列を生成する。連続する2つのフレームに対して生成される2つの系列は特定の直交関係を有する。例えば、生成される系列はフレーム間で直交している。
パイロット変調部206−1〜206−Nには、直交系列生成部205−1〜205−Nによって生成された系列がそれぞれ入力される。パイロット変調部206−1〜206−Nは、入力された系列をBPSK変調することにより、フレーム間で直交するパイロットを生成する。具体的には、フレーム#1に対して生成されるパイロットとフレーム#2に対して生成されるパイロットが互いに直交するように、パイロット生成が行われる。生成されたパイロットは多重部207に出力される。
すなわち、直交系列生成部205−1〜205−Nおよびパイロット変調部206−1〜206−Nの組み合わせから成る構成は、パイロットを生成するパイロット生成部としての機能を有する。
パイロット生成部は、実施の形態1において図4を用いて説明したように、コヒーレント帯域幅を有するサブバンド内でパイロットを直交化する。
なお、パイロット生成部は、実施の形態1において説明した図5の例と同様に、MS#1宛てのデータに付加するパイロットとMS#2宛てのデータに付加するパイロットとが互いに異なる時間つまり送信タイミングに割り当てられるように、パイロットを生成する。ここで、互いに異なる時間とは、該当するフレームの先頭からの間隔が異なることを意味する。
あるいは、実施の形態1において説明した図6の例と同様に、MS#1宛てのデータに付加するパイロットとMS#2宛てのデータに付加するパイロットとが互いに異なる周波数に割り当てられるように、パイロットを生成する。
あるいは、パイロット生成部は、実施の形態1において説明した図7の例と同様に、MS#1宛てのデータに付加するパイロットとMS#2宛てのデータに付加するパイロットとが互いに異なる時間に割り当てられるだけでなく、互いに異なる周波数にも割り当てられるように、パイロットを生成する。
多重部207は、S/P変換部204から入力されたデータと、パイロット変調部206−1〜206−Nから入力されたパイロットと、を多重して、送信信号(第1の送信信号または第2の送信信号)を生成する。つまり、多重部207は、あるフレームに対して生成されたパイロットをMS#1宛てのデータに付加して第1の送信信号を生成し、他のフレームに対して生成されたパイロットをMS#2宛てのデータに付加して第2の送信信号を生成する付加部としての機能を有する。
IFFT部208は、多重部207によって生成された送信信号に対してIFFT処理を施す。GI挿入部209は、IFFT処理後の送信信号の所定位置にGIを挿入する。送信無線処理部210は、GI挿入後の送信信号に対して所定の送信無線処理(例えば、D/A変換、アップコンバートなど)を施す。そして、送信無線処理後の送信信号をアンテナ211からRSまたはMS#2に対して送信する。
次いで、上記構成を有する移動体通信システムにおける動作例について、図10を参照しながら説明する。
まず、フレーム#1において、第1の送信信号260が、BS200からRSに送信される。
そして、フレーム#2において、第2の送信信号261が、BS200からMS#2に送信される。第2の送信信号261においてMS#2宛てのデータに付加されているパイロットは、第1の送信信号260においてMS#1宛てのデータに付加されているパイロットに対して直交している。
また、フレーム#2において、中継信号262が、RSからMS#1に送信される。中継信号262においてMS#1宛てのデータに付加されているパイロットは、第1の送信信号260においてMS#1宛てのデータに付加されているパイロットと同一である。
RSから送信された中継信号262は、干渉信号としてMS#2に到達する。しかし、第2の送信信号261においてMS#2宛てのデータに付加されているパイロットは、中継信号262においてMS#1宛てのデータに付加されているパイロットに対して直交している。このため、MS#2は、例えばMIMO受信、MMSEダイバーシチ受信またはMMSEシンボル合成受信などのように、干渉除去が可能な受信方法により、受信した無線信号のうち干渉信号として到達した中継信号を除去し、BSから送信された第2の送信信号261のみを所望信号として取り出すことができる。この場合、BS200が使用するパイロットはMS#2に既知であるため、RSが使用するパイロットをMS#2に通知する必要がない。
ここで、BSで生成されるパイロットについて図11を用いて説明する。ここでは、フレーム間で直交するパイロットの生成について説明する。
図11に示された例では、パイロット系列としてウォルシュ系列が用いられる。W (J)は系列長Jのウォルシュ系列のk番目の系列を表す。この例示ではJ=4とする。フレーム#1ではW (4)を、フレーム#2ではW (4)を、フレーム#3ではW (4)を、フレーム#4ではW (4)を、それぞれ用いてパイロットを生成する。つまり、4フレーム周期で直交系列を用いている。なお、W (4)は(1,1,1,1)であり、W (4)は(1,−1,1,−1)であり、W (4)は(1,1,−1,−1)であり、W (4)は(1,−1,−1,1)である。フレーム#nに対して用いられる系列は、一般的な数式表現としては、次の式(1)によって表される。
Figure 2006088105
ここで、RSがフレーム#1で受信した信号をフレーム#5で送信すると、フレーム#5においてBS200が送信するパイロットとフレーム#5においてRSが送信するパイロットとが同一となる。RSでは一般に、中継を行うに際して数フレームの処理遅延が発生する可能性があるが、処理遅延が4フレーム以上となる場合には、直交系列の系列長Jを増大させることにより、BS200が送信するパイロットとRSが送信するパイロットとを互いに直交化することができる。
このように、本実施の形態によれば、MS#2で中継信号を除去することができるため、MS#2の受信誤り率を改善させることができ、システム全体のスループットを向上させることができる。また、BS200から送信されるパイロットをフレーム間で直交化するように、BS200においてパイロットが生成され、RSではパイロットの置換が行われないため、RSが使用するパイロットのMS#2への事前通知が不要となる。よって、実施の形態1で説明した移動体通信システムと比較して、システム全体のスループットを向上させることができる。また、RSが使用するパイロットの割り当て管理も不要であるため、簡易な移動体通信システムを実現することができる。
また、将来の高伝送レートの移動体通信システムにおいて想定されるMIMO受信機を用いて干渉を除去できるため、移動局装置に複雑な受信回路を追加することなくスループットを向上させることが可能である。
なお、本実施の形態では、下り回線の無線通信を想定して説明した。ただし、本発明は上り回線の通信にも適用することができる。
また、本実施の形態のRSは、BS200と異なる他のBSあるいは前述のMS#1、MS#2と異なる他のMSに設けられたものであっても良い。
また、本実施の形態では、各装置から送信される信号のうちパイロット部のみが直交化されているが、データ部も直交化するような構成を採用しても良い。
また、RSが送信するフレームはフレーム#1と連続したフレーム#2として説明したが、RSが送信するフレームは連続している必要はなく、RSでの処理遅延を考慮し、フレーム#2以降のフレーム、例えば、フレーム#3であっても良い。
また、伝送方式としてOFDMを用いた場合について説明したが、この限りではなく、シングルキャリア伝送、CDMA、TDMA、FDMAなど他の伝送方式を用いても良い。
また、RSが第1の送信信号に対して、復調および復号の処理を行った後のデータを中継データとして送信する構成を説明したが、例えば復号前の信号や復調前の信号を中継データとして送信するようにしても良い。
また、パイロット信号はリファレンス信号(reference signal)と呼ばれることもある。
また、上記各実施の形態の説明に用いた各機能ブロックは、典型的には集積回路である
LSIとして実現される。これらは個別に1チップ化されても良いし、一部又は全てを含むように1チップ化されても良い。
ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路又は汎用プロセッサで実現しても良い。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサーを利用しても良い。
さらには、半導体技術の進歩又は派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行っても良い。バイオ技術の適応等が可能性としてありえる。
本明細書は、2005年2月18日出願の特願2005−042264に基づくものである。この内容は全てここに含めておく。
本発明の無線通信方法、中継局装置および無線送信装置は、無線信号を送信装置から受信装置に中継する装置が設置された無線通信システムにおいて用いることができる。
本発明の実施の形態1に係る移動体通信システムの構成を示す図 本発明の実施の形態1に係る中継局装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1に係る移動体通信システムの動作例を説明するための図 本発明の実施の形態1に係るパイロット信号の例を示す図 本発明の実施の形態1に係るパイロット信号の他の例を示す図 本発明の実施の形態1に係るパイロット信号のさらに他の例を示す図 本発明の実施の形態1に係るパイロット信号のさらに他の例を示す図 本発明の実施の形態2に係る移動体通信システムの構成を示す図 本発明の実施の形態2に係る基地局装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態2に係る移動体通信システムの動作例を説明するための図 本発明の実施の形態2に係るパイロット信号の例を示す図

Claims (15)

  1. 送信装置と、中継局装置と、受信装置と、を有する無線通信システムにおいて用いられる無線通信方法であって、
    第1の送信期間において、送信装置から中継局装置に、受信装置宛ての信号を含む第1の送信信号を送信する第1の送信ステップと、
    第1の送信期間より後の第2の送信期間において、送信装置から、第1の既知信号を含む第2の送信信号を送信すると同時に、中継局装置から、第1の送信信号に含まれた受信装置宛ての信号を含む第3の送信信号であって第1の既知信号と特定の直交関係を有する第2の既知信号をさらに含む第3の送信信号を送信する第2の送信ステップと、
    を有する無線通信方法。
  2. 前記第1の送信ステップは、
    第1の既知信号が受信装置宛ての信号に付加された信号を第1の送信信号として送信し、
    前記第2の送信ステップは、
    第1の送信信号のうち第1の既知信号が第2の既知信号に置き換えられた信号を第3の送信信号として送信する、
    請求項1記載の無線通信方法。
  3. 前記第1の送信ステップは、
    第2の既知信号が第1の受信装置宛ての信号に付加された信号を第1の送信信号として送信し、
    前記第2の送信ステップは、
    第1の送信信号を第3の送信信号として送信する、
    請求項1記載の無線通信方法。
  4. 第1の既知信号が受信装置宛ての信号に付加された第1の送信信号を第1の送信期間において送信し且つ第1の既知信号を含む第2の送信信号を第1の送信期間より後の第2の送信期間において送信する送信装置から、第1の送信信号を受信する受信手段と、
    第1の送信信号のうち第1の既知信号を、第1の既知信号と特定の直交関係を有する第2の既知信号に置き換えて、第3の送信信号を生成する置換手段と、
    受信装置に対して第3の送信信号を第2の送信期間において送信する送信手段と、
    を有する中継局装置。
  5. 第1の既知信号は、直交系列を用いて生成され、
    第1の既知信号の生成に用いられた直交系列を変調して、第2の既知信号を生成する生成手段をさらに有する、
    請求項4記載の中継局装置。
  6. 前記生成手段は、
    複数のサブバンドのうちいずれかのサブバンドに対応する第2の既知信号を生成する、
    請求項5記載の中継局装置。
  7. 前記生成手段は、
    コヒーレント帯域幅を有する第1のサブバンドに対応する第2の既知信号を生成する、
    請求項6記載の中継局装置。
  8. 第1の既知信号は、第1の送信タイミングに割り当てられ、
    第1の送信タイミングと異なる第2の送信タイミングに割り当てられた第2の既知信号を生成する生成手段をさらに有する、
    請求項4記載の中継局装置。
  9. 第1の既知信号は、第1の周波数に割り当てられ、
    第1の周波数と異なる第2の周波数に割り当てられた第2の既知信号を生成する生成手段をさらに有する、
    請求項4記載の中継局装置。
  10. 第1の既知信号を受信装置宛ての信号に付加して第1の送信信号を生成するとともに、第1の既知信号と特定の直交関係を有する第2の既知信号を含む第2の送信信号を生成する付加手段と、
    受信装置に対して第1の送信信号を第1の送信期間より後の第2の送信期間において送信する中継局装置に対して、第1の送信信号を第1の送信期間において送信するとともに、第2の送信信号を第2の送信期間において送信する送信手段と、
    を有する無線送信装置。
  11. 所定の直交系列を変調して、第1の既知信号および第2の既知信号を生成する生成手段をさらに有する、
    請求項10記載の無線送信装置。
  12. 前記生成手段は、
    複数のサブバンドのうちいずれかのサブバンドに対応する第1の既知信号および第2の既知信号を生成する、
    請求項11記載の無線送信装置。
  13. コヒーレント帯域幅を有するサブバンドに対応する第1の既知信号および第2の既知信号を生成する、
    請求項12記載の無線送信装置。
  14. 第1の送信タイミングに割り当てられた第1の既知信号、および、第1の送信タイミングと異なる第2の送信タイミングに割り当てられた第2の既知信号を生成する生成手段をさらに有する、
    請求項10記載の無線送信装置。
  15. 第1の周波数に割り当てられた第1の既知信号、および、第1の周波数と異なる第2の周波数に割り当てられた第2の既知信号を生成する生成手段をさらに有する、
    請求項10記載の無線送信装置。
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