JPWO2006046478A1 - 管ライニング材の反転方法及び装置、並びに反転装置を用いた管路更生工法 - Google Patents

管ライニング材の反転方法及び装置、並びに反転装置を用いた管路更生工法 Download PDF

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Abstract

筒状の管ライニング材1が、第1と第2の圧力室50、55に導かれ、第2の圧力室の下端に設けた反転ノズル55aに取り付けられる。管ライニング材は、第1の圧力室の保持ジャッキ21で保持され、第1の圧力室が下降することにより、第2の圧力室に引き込まれる。管ライニング材が所定長さ圧力室に送り込まれたとき、第2の圧力室が気密に密閉され、第2の圧力室に流体圧を作用させることにより管ライニング材が反転ノズルを介して反転されて引き出される。その後、第1の圧力室が上昇し、同じ動作を繰り返して管ライニング材が順次反転されて第2の圧力室から引き出される。

Description

本発明は、ライニングすべき管路内に反転挿入される管ライニング材を反転する方法、その反転装置、並びに該反転装置を用いて管ライニング材を既設管に反転挿入し、管路を更生する工法に関する。
地中に埋設された下水管、ガス管、通信ケーブル管、電力ケーブル管等の管路が老朽化した場合、この管路を地中から掘出することなく、その内面にライニングを施して該管路を補修する管ライニング工法が提案され、既に実用に供されている。
上記管ライニング工法の1つとして、外表面がプラスチックフィルムで気密的に被覆された管状樹脂吸着材に未硬化の液状硬化性樹脂を含浸せしめて成る管ライニング材を用いて施工されるものが知られており、この工法においては、ライニング反転装置を用いて管ライニング材を流体圧によって管路内に反転挿入した後、該管ライニング材を流体圧によって膨張させて管路の内面に押圧した状態で、管ライニング材に含浸された硬化性樹脂を硬化させている。
通常、管ライニング材は、平坦状にして折りたたんだ状態で密閉容器に収納され、管ライニング材の一端を外側に取り出してこれを密閉容器に接続された反転ノズルの開口端外周に取り付け、密閉容器内に流体圧を作用させて反転させながら管路内に挿入される(特許文献1)。
また、管ライニング材の通過口に高流体圧を発生させることにより通過口の径を縮小させ、管ライニング材を径の小さくなった通過口と摩擦接触させて通過させることにより通過口部分を密閉構造にして管ライニング材を反転させることができる小型の反転装置が知られている(特許文献2)。
特開2003−165158号公報 特表平5−504523号公報(WO92/05944)
しかしながら、特許文献1に記載された構造では、管ライニング材を収納した密閉容器内に流体圧を発生させて管ライニング材を密閉容器から引き出し、これを反転ノズルを介して反転させているので、反転装置全体が大型となり、その全体を密閉構造としなければならないので、製造コスト上昇の要因になっていた。
また、特許文献2のような構成では、密封構造にすべき空間部分は小さくてすむが、管ライニング材が通過する通過口を密封構造にする必要があり、密閉構造が不完全であるとともに、管ライニング材が摩擦接触しながら通過口を通過するので、管ライニング材が損傷するという問題があった。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたもので、密封ないし気密にすべき空間部分が少なくてすみ、確実に密閉構造にして管ライニング材を反転させることが可能な管ライニング材の反転方法及び装置、並びに反転装置を用いた管路更生工法を提供することをその課題とする。
本発明(請求項1)は、
反転ノズルの先端に筒状の管ライニング材の一端を取り付け、該反転ノズルを介して流体圧の作用により管ライニング材を反転させる方法であって、
反転ノズルを設けた密封構造の圧力室に、管ライニング材が通過する通過口を設け、
管ライニング材を前記通過口を通過させて管ライニング材の一端を反転ノズルに取り付け、
保持手段により第1の位置で管ライニング材を保持し、
該保持手段を第2の位置に移動させることにより、保持手段で保持された管ライニング材を通過口を介して圧力室内に引き込み、
前記保持手段が第2の位置に移動したとき、前記圧力室の通過口を密閉し、
密閉された圧力室に流体圧を作用させて圧力室内に引き込まれた管ライニング材を反転ノズルを介して圧力室から反転させて引き出すことを特徴とする。
また、本発明(請求項4)は、
反転ノズルの先端に筒状の管ライニング材の一端を取り付け、該反転ノズルを介して流体圧の作用により管ライニング材を反転させる方法であって、
管ライニング材を保持する保持手段を取り付けた第1の圧力室と、反転ノズルを設けた密封構造の第2の圧力室とを設け、
前記第2の圧力室の反転ノズルと反対側の位置に管ライニング材が通過する通過口を形成し、
管ライニング材を前記第1の圧力室並びに第2の圧力室の通過口を通過させて管ライニング材の一端を反転ノズルに取り付け、
管ライニング材を第1の圧力室に設けた保持手段で保持し、
第1の圧力室を第1の位置から第2の圧力室の方向に第2の位置まで移動させて第1の圧力室の保持手段で保持された管ライニング材を第2の圧力室の通過口を介して第2の圧力室内に引き込み、
前記第1の圧力室が第2の位置に移動したとき、第2の圧力室の通過口を密閉し、
密閉された第2の圧力室に流体圧を作用させて第2の圧力室内に引き込まれた管ライニング材を反転ノズルを介して第2の圧力室から反転させて引き出すことを特徴とする。
また、本発明(請求項8)は、
反転ノズルの先端に筒状の管ライニング材の一端を取り付け、該反転ノズルを介して流体圧の作用により管ライニング材を反転させる装置であって、
反転ノズルと反対側の位置に管ライニング材が通過する通過口を設けた密閉可能な圧力室と、
第1の位置で管ライニング材を保持する保持手段と、
前記保持手段で保持された管ライニング材が前記通過口を介して圧力室内に引き込まれるように、保持手段を第2の位置に移動させる移動手段と、
前記保持手段が第2の位置に移動したとき、前記圧力室の通過口を密閉する密閉手段と、
密閉された圧力室に流体圧を供給する流体圧供給手段とを有し、
前記流体圧の作用により圧力室内に引き込まれた管ライニング材を反転ノズルを介して圧力室から反転させて引き出すことを特徴とする。
また、本発明(請求項11)は、
反転ノズルの先端に筒状の管ライニング材の一端を取り付け、該反転ノズルを介して流体圧の作用により管ライニング材を反転させる装置であって、
管ライニング材を保持する保持手段を取り付けた第1の圧力室と、
反転ノズルと反対側の位置に管ライニング材が通過する通過口を設けた密閉可能な第2の圧力室と、
第1の圧力室の保持手段で保持された管ライニング材が第2の圧力室の通過口を介して第2の圧力室内に引き込まれるように、第1の圧力室を第1の位置から第2の圧力室の方向に第2の位置まで移動させる移動手段と、
前記第1の圧力室が第2の位置に移動したとき、前記第2の圧力室の通過口を密閉する密閉手段と、
密閉された第2の圧力室に流体圧を供給する流体圧供給手段とを有し、
前記流体圧の作用により第2の圧力室に引き込まれた管ライニング材を反転ノズルを介して第2の圧力室から反転させて引き出すことを特徴とする。
また、本発明(請求項15)は、
請求項8又は11に記載の反転装置を用いて管ライニング材を反転させて既設管路に挿入し該管路を更生する工法であって、
反転装置を、保持手段の移動方向が垂直方向になるように、マンホール上に配置し、
保持手段ないし第1の圧力室の第1と第2の位置間の移動に応じて反転装置の反転ノズルから順次反転して引き出された管ライニング材を、マンホール内に挿入し、
マンホール内に挿入された管ライニング材を、垂直方向から水平方向に向きを変えて修復すべき管路内に挿入し、該管路の内面を管ライニング材で修復することを特徴とする。
また、本発明(請求項16)は、
請求項8又は11に記載の反転装置を用いて管ライニング材を反転させて既設管路に挿入し該管路を更生する工法であって、
反転装置を、保持手段の移動方向が水平方向になるように、マンホール内に配置し、
保持手段ないし第1の圧力室の第1と第2の位置間の移動に応じて反転装置の反転ノズルから順次反転して引き出された管ライニング材を、修復すべき管路内に挿入し、該管路の内面を管ライニング材で修復することを特徴とする。
本発明では、管ライニング材を反転させるための圧力室は、最少下部圧力室に対応する空間だけですむので、密閉構造にすべき部分が少なくなり、安価な構成で確実な密閉構造により管ライニング材を効果的に反転させることができる。
また、圧力室に管ライニング材を引き込む工程と、引き込まれた管ライニング材を反転させて引き出す工程が分離しているので、管ライニング材を反転させて引き出されるとき、管ライニング材が圧力室内でどこかに接触することがないので、管ライニング材が損傷する危険性が減少する。また、圧力室ないし保持手段の移動ストローク分引き込んでは、その分だけ反転させて引き出しているので、大量の管ライニング材を一挙に反転させるのに比較して、反転動作が確実になる。
本発明の反転装置の全体を、筐体を断面にして示した正面図である。 反転装置の筐体内部を図1のX方向から見た側面図である。 反転装置の筐体内部の図2のY−Y’線に沿った断面図である。 保持ジャッキが解放位置にあるときの図3のA−A’線に沿った断面図である。 保持ジャッキが保持位置にあるときの図3のA−A’線に沿った断面図である。 管ライニング材が通過する通過口が開口状態となるときの図3のB−B’線に沿った断面図である。 管ライニング材が通過する通過口が密閉状態となるときの図3のB−B’線に沿った断面図である。 エアバッグを内部に備えた密閉ボックスを上部圧力室から下部圧力室に向かう方向に見た上面図である。 エアバッグが膨張したときの図6Aに対応する上面図である。 図6AのC−C’線に沿った断面図である。 図6AのD−D’線に沿った断面図である。 図6CのE−E’線に沿った断面図である。 反転装置に空圧並びに油圧を供給する系を示した系統図である。 反転装置による管ライニング材の反転プロセスを示した説明図である。 反転装置による管ライニング材の反転プロセスを示した説明図である。 反転装置による管ライニング材の反転プロセスを示した説明図である。 反転装置による管ライニング材の反転プロセスを示した説明図である。 反転装置による管ライニング材の反転プロセスを示した説明図である。 反転装置による管ライニング材の反転プロセスを示した説明図である。 上部圧力室が最低位置に移動したときの図3に対応する断面図である。 管ライニング材が反転して下部圧力室から引き出されるときの図9に対応する断面図である。 上部圧力室が図9に示す状態から最高位置に上昇したときの図10に対応する断面図である。 本発明の反転装置を用いて既設管路を修復する状態を示した説明図である。 更にエアバッグを密閉ボックスの2側面に設けた図6Aに対応する上面図である。 各エアバッグを膨張させたときの図6Bに対応する上面図である。
符号の説明
10 反転装置
21 保持ジャッキ
23、26 保持部材
27 近接スイッチ
31 密閉板
31a 通過口
33 密閉ボックス
34、35、37、38 エアバッグ
41 密閉板
41a 通過口
43 密閉ボックス
44、45 エアバッグ
50 上部圧力室
51、52、53 昇降ジャッキ
55 下部圧力室
61 保持ジャッキ
63、66 保持部材
67、71、72、73、74 近接スイッチ
80 シール部材
本発明は、反転ノズルの先端に一端が取り付けられた筒状の管ライニング材を流体圧の作用により反転させるものであり、本発明では、管ライニング材が保持手段で保持されて、反転ノズルを設けた密封構造の圧力室に通過口を介して引き込まれ、管ライニング材が所定長さ圧力室に送り込まれたとき、通過口が密閉手段で気密に密閉され、圧力室に流体圧を作用させることにより圧力室内に引き込まれた管ライニング材が反転ノズルを介して圧力室から反転されて引き出される。
以下に,本発明を添付図面を参照して詳細に説明する。
図1、図2において、本発明の管ライニング材反転装置10は、上部圧力室50と、この上部圧力室50を昇降させる4個の昇降ジャッキ51〜53(一個の昇降ジャッキは図示ができないので、不図示)を周囲に取り付けた下部圧力室55を、断面で示した筐体11内に収納しており、その全体は、支持板14を介して基台13に取り付けられており、基台13上に固定された移動ジャッキ12を介して回動軸14aを中心に回動できるように構成されている。反転装置は、移動ジャッキ12により上部圧力室50と下部圧力室55が垂直方向に並ぶ起立した垂直位置(実線)と両圧力室が水平に並ぶ水平位置(二点鎖線)間を移動することができる。
反転装置10は、通常水平位置にして移動車に搭載して現場に移動され、そこで、垂直状態に起立される。反転装置10が起立した位置では、下部圧力室55の先端が基台13の開口部13aに臨まされ、管ライニング材1が、後述するように、パイプ56を介して供給される流体(空気)の流体圧で反転されて、マンホール(不図示)などに導かれる。
管ライニング材1は、例えば、外表面がプラスチックフィルムで気密的に被覆された管状樹脂吸着材に未硬化の液状硬化性樹脂を含浸せしめてなる公知の筒状の管ライニング材であり、本発明の反転装置を用いてマンホールから管路内に反転挿入された後、流体圧によって膨張され管路の内面に押圧した状態で、管ライニング材に含浸された硬化性樹脂が硬化され、管路が修復される。通常、管ライニング材1は、これをリールに巻き取り、あるいは折りたたんだ状態で反転装置10が設置される位置に搬送され、開口部11aを介して上部圧力室50内に導かれる。
上部圧力室50(第1の圧力室)は、ほぼ円筒状の形状をしており、図3に示すように、その下端は開放していて、また上部には、管ライニング材1が通過できる矩形状の開口部50aが形成されている。上部圧力室内部には、上方に保持ジャッキ21が固定されており、そのピストンロッド21aには、図4から理解できるように、ほぼ管ライニング材1の幅Lの長さを有する矩形状の保持板22が取り付けられている。また、保持板22の管ライニング材1に対向する面には、例えばゴムのような摩擦係数の大きな弾性材からなる保持部材23が固定されている。また、保持ジャッキ21と対向する上部圧力室の面には、保持ロッド24が固定され、その保持ロッド24には、保持部材23と同様な形状で同じ材質からなる保持部材26を固定した保持板25が取り付けられている。これらの保持ジャッキ21、保持部材23、26などの要素により管ライニング材を保持する保持手段が構成される。
保持ジャッキ21は、後述するように油圧アクチュエータとして機能し、保持部材23を図4Aに示した位置に移動させる解放位置と、図4Bに示した位置に移動させる保持位置を取る。保持ジャッキ21が解放位置にあると、管ライニング材1は解放され、自由に移動できるようになり、一方保持位置にあると、保持部材23が左方に移動し、管ライニング材1は、図4Bに示したように、両保持部材23、26で強固に挟持され、移動が拘束される。この保持位置と解放位置間の切り替えは、後述するように、ピストン21bの近接を検知する近接スイッチ27により切り替えられる電磁切替弁の切り替えにより行われる。
上部圧力室50は、4個の昇降ジャッキ(移動手段)51〜53により下部圧力室(第2の圧力室)55に対して垂直方向に最高位置間と最低位置間で上下される。昇降ジャッキ51は、保持ジャッキ21と同様に油圧動作し、ジャッキのシリンダ51aは下部圧力室55の下方に固定された固定台51dに取り付けられ、そのピストンロッド51cは、上部圧力室50の上方に固定された固定台51eに取り付けられる。昇降ジャッキ52も、昇降ジャッキ51と同様な構造であり、そのシリンダ52aは下部圧力室55の下方に固定された固定台52dに取り付けられ、そのピストンロッド52cは、上部圧力室50
の上方に固定された固定台52eに取り付けられる。他の2個の昇降ジャッキも同様な構造である。昇降ジャッキ51、52には、近接スイッチ71、72、73、74が設けられ、ピストン51b、52bの近接を検知する。他の2個の昇降ジャッキにも同様な近接スイッチが設けられている。
一方、下部圧力室55は、下部が円筒状の反転ノズル55aとなっており、上部が円筒部55bとなっていてその間が円錐部55cを形成している。下部圧力室55は、上部圧力室50と、垂直方向に伸びる中心軸が同軸となるように配置され、上部圧力室50が昇降ジャッキにより昇降されても、両圧力室の軸芯がずれることがないように、構成される。また、この上部圧力室50の移動により全体の密閉構造が維持されるように、下部圧力室55の上部には、リング状のシール部材80が取り付けられる。
下部圧力室55の中ほどには、図5に示すような円形の密閉板31がシール部材(不図示)を介して気密に取り付けられており、密閉板31の中央には、管ライニング材1が通過できる大きさの通過口31aが形成される。また、この密閉板31には、図6に詳細に示したような、中空の密閉ボックス33がシール部材(不図示)を介して気密に取り付けられる。密閉ボックス33は、長辺がD1、短辺がW1、高さがHの直方体形状をしており、内部が、長辺D2、短辺W2、高さHの空洞となっていて、そこを通して管ライニング材が通過できるようになっている。また、密閉板31に形成された通過口31aは、長辺がD2より小さな値D3を有し、短辺がW2とほぼ同じ値の幅を有する矩形状となっていて、密閉ボックス33を密閉板に取り付けるとき、図5に示したように、通過口の短辺と密閉ボックスの空洞部の短辺が整合するように、また通過口の長辺と空洞部の長辺の中心が一致するように、位置合わせされて取り付けられる。
また、図6Aに示すように、密閉ボックス33の内部には、管ライニング材1の側面と対向する両面にエアバッグ34、35が取り付けられる。エアバッグ34、35は柔軟なプラスチックからなり、膨張したとき管ライニング材1を挟持して通過口31aを密閉するシールバッグ(パックバルブ)として機能する。エアバッグ35の端部は、図6Eに示すように、W3の幅で内側に折り返され、その折り返された部分35aが密閉ボックス33の内部側面に接着剤36を介して気密に接着される。エアバッグ35の他の各端部も、同様に内側に折り返され、各折り返された部分35b、35c、35dが接着剤36により密閉ボックス33の内部側面に気密に接着される。これにより、図6Cに示したように、エアバッグ35は、四方が気密に密閉された状態となる。また、他のエアバッグ34も、エアバッグ35と同じ形状で同じ材質からなり、エアバッグ35と同様に、各辺の端部が折り返されて接着剤36により密閉ボックス33の内部側面に気密に接着される。
なお、エアバッグの各折り返し部分の接着は、接着後エアバッグに流体圧(空圧)を作用させることにより確実にすることができる。また、密閉ボックス33を、図6AのC−C’線に沿って2部材に分割し、それぞれの部材にエアバッグを取り付けてから、切断部を合わせて2部材を接着することにより、密閉ボックスを形成するようにすると、エアバッグの密閉ボックス33への接着が容易になる。
また、密閉ボックス33には、圧縮空気をエアバッグ34、35内に供給する空気供給口33a、33bが形成され、後述するように、この供給口から圧縮空気が供給されると、エアバッグ34、35は、図6Aに示した、幾分誇張して描かれた収縮した状態から、図6B、図6Dに示すように膨張した状態になる。エアバッグ34、35が膨張すると、その間の管ライニング材1は、エアバッグ34、35により気密に挟持される。また、エアバッグ34、35が膨張すると、その折り返し部分より先の部分が、図6Eに一点鎖線で示すように、鋭く立ち上がり、その立ち上がり部34e(35e)は、密閉板31の裏側(下部圧力室内部側)に密着し、また側部の立ち上がり部分34f、34g;35f、35gは、密閉ボックス33の中空部内部の側面に密着するので、図5Bに示す密閉板31の通過口31aは、密閉状態となり、下部圧力室55を、その部分で密閉構造にすることができる。このように、エアバッグは、通過口を開閉する一種のバルブの機能を有し、圧力室の管ライニング材通過口を密閉する密閉手段を構成する。以下で、エアバッグが収縮して密閉板31の通過口31aが開口状態になる位置を、エアバッグの開放位置といい、エアバッグが膨張して密閉板31の通過口31aが密閉状態になる位置を、エアバッグの閉鎖位置という。
このようなエアバッグによる密閉構造が、上部圧力室50にも設けられており、下部圧力室のものと同様に、通過口41aが形成された密閉板41、密閉ボックス43、エアバッグ44、45からなっている。密閉板41、その通過口41a、密閉ボックス43、並びにエアバッグ44、45は、下部圧力室55の密閉板31、その通過口31a、密閉ボックス33、エアバッグ34、35と同様な構成であり、エアバッグ44、45が開放位置になると、通過口41aは開口し、また、エアバッグ44、45が閉鎖位置になると、通過口41aは密閉状態となる。下部圧力室55が密閉状態となっていて、かつエアバッグ44、45が閉鎖位置にある場合には、各圧力室50、55間はシール部材80で密閉されているので、上部圧力室50と下部圧力室55全体が密閉構造となる。
また、下部圧力室55にも、上部圧力室と同様に、ピストンロッド61aを備えた保持ジャッキ61、保持部材63、66を保持する保持板62、65、それに保持ロッド64、近接スイッチ67などからなる保持機構が設けられており、保持ジャッキ61、そのピストンロッド61a、保持部材63、66、保持板62、65は、それぞれ、保持ジャッキ21、ピストンロッド21a、保持部材23、26、保持板22、25、保持ロッド24、近接スイッチ27と同様な構造、同様な機能となっていて、保持ジャッキ61が保持位置にあると、管ライニング材1は保持されて、その移動が拘束され、一方解放位置にあると、管ライニング材は、拘束が解かれて移動が自由になる。
図7には、各ジャッキに油圧を供給する油圧系とエアバッグに空圧を供給する空圧系の系統図が示されている。
油圧系では、モータ102により駆動される油圧ポンプ101により油圧媒体(オイル)が、昇降ジャッキ用電磁切替弁105を介して昇降ジャッキ52に、保持ジャッキ用電磁切替弁106を介して下部圧力室55の保持ジャッキ61に、また保持ジャッキ用電磁切替弁107を介して上部圧力室50の保持ジャッキ21に供給される。なお、油圧は圧力計103により計測され、過剰な油圧の場合には、リリーフ弁104を介して油圧媒体が戻され減圧される。また、図7では、昇降ジャッキ52への油圧系統しか図示されていないが、他の3個の昇降ジャッキにも同様な系統で油圧媒体が供給されるものである。また、油圧系には、保持ジャッキ21、61の保持圧力を検知して作動する圧力スイッチ120、121が設けられている。
空圧系では、制御用コンプレッサを介して蓄圧器115に圧縮空気が貯蔵され、レギュレータ108を介して調圧された圧縮空気がそれぞれ電磁切替弁110、112によりエアバッグ45、35に供給され、また、電磁切替弁111、113によりエアバッグ内の圧縮空気が解放される。エアバッグ44、34に至る空圧系は、図示されていないが、同様な構成で、これらのエアバッグにも、圧縮空気が供給され、またそれが解放される。なお、空圧系にも、エアバッグ内の空気圧を検知して作動する圧力スイッチ116、117が設けられ、またサイレンサ109が設けられる。
また、反転用コンプレッサ125からバルブ126を介してパイプ56から反転用の圧
縮空気が下部圧力室55に供給される。反転用コンプレッサ125、バルブ126、パイプ56などは、圧力室に流体圧(空圧)を供給する流体圧供給手段を構成する。
このような構成で、電磁切替弁105が保持位置から一方の位置(右側の位置)に切り替えられると、油圧媒体が昇降ジャッキ52の下部シリンダ室に供給され、また他の昇降ジャッキも同様であるので、上部圧力室50が上昇する。近接スイッチ73がピストンの近接を検知すると、電磁切替弁105が保持位置に切り替わり、上部圧力室50は、保持ジャッキ21が最高位置Hmaxとなる一点鎖線で示された位置(第1の位置)に保持される。一方、電磁切替弁105が他方の位置に切り替えられると、油圧媒体が昇降ジャッキ52の上部シリンダ室に供給され、また他の昇降ジャッキも同様であるので、上部圧力室50は下降する。近接スイッチ74がピストンの近接を検知すると、電磁切替弁105が保持位置に切り替わり、上部圧力室50は、保持ジャッキ21が最低位置Hminとなる実線で示された位置(第2の位置)に保持される。
また、電磁切替弁106が一方の位置(右側の位置)に切り替えられると、油圧媒体が保持ジャッキ61の左方シリンダ室に供給され、ピストンロッドが右方に移動し、近接スイッチ67がピストンの近接を検知すると、電磁切替弁106が保持位置に切り替わり、保持ジャッキ61は、解放位置に維持される。電磁切替弁106が他方に切り替えられると、油圧媒体が保持ジャッキ61の右方シリンダ室に供給され、ピストンロッドが左方に移動し、圧力スイッチ121が所定の保持圧を検出すると、その保持圧を維持しながらピストンロッドの移動が停止し、保持ジャッキ61は保持位置に維持される。
また、電磁切替弁107が一方の位置(右側の位置)に切り替えられると、油圧媒体が保持ジャッキ21の左方シリンダ室に供給され、ピストンロッドが右方に移動し、近接スイッチ27がピストンの近接を検知すると、電磁切替弁107が保持位置に切り替わり、保持ジャッキ21は、解放位置に維持される。電磁切替弁107が他方に切り替えられると、油圧媒体が保持ジャッキ21の右方シリンダ室に供給され、ピストンロッドが左方に移動し、圧力スイッチ120が所定の保持圧を検出すると、その保持圧を維持しながらピストンロッドの移動が停止、保持ジャッキ21が保持位置に維持される。
一方、空圧系統では、バルブ126が開放されると、反転用の圧縮空気がパイプ56を介して下部圧力室55に供給され、バルブ126が閉じると、その供給が停止される。
また、電磁切替弁110、112が切り替えられると、圧縮空気がエアバッグ45、35に供給され、他のエアバッグ44,34にも同様に圧縮空気が供給されるので、各エアバッグは膨張して閉鎖位置に維持される。なお、このときの空気圧は、圧力スイッチ116、117により、所定の密封圧に保持される。一方、電磁切替弁111、113が切り替えられると、エアバッグ45、35内の圧縮空気が解放され、エアバッグ44、34内の圧縮空気も同様に解放されるので、各エアバッグは収縮して開放位置となる。
以下、このように構成された反転装置の動作を、図8などを参照して説明する。なお、図8A〜図8Fは、動作を説明するものなので、その詳細な構成や位置関係は正確なものでなく、動作が理解し易いように模式的な形で図示されている。例えば、エアバッグ34、35並びに44、45は、図8では開閉弁の形で図示されている。また、昇降ジャッキは、2つのジャッキ51、52しか図示されていないが、他の2つの昇降ジャッキ53(一つは符号なし)も同様な動作をする。
まず、電磁切替弁105を切り替えて、図8Aに示すように、昇降ジャッキ51と52を上昇させ、保持ジャッキ21がHmaxの最高位置となる位置(第1の位置)に移動させる。なお、この上部圧力室50が上昇する間、対応する電磁切替弁を切り替えることにより、上部圧力室50の保持ジャッキ21、下部圧力室55の保持ジャッキ61を解放位置にし、上部圧力室のエアバッグ44、45、下部圧力室のエアバッグ34、35を減圧させ、開放位置にして、管ライニング材1が下方に移動できる通路を形成する。
これにより、管ライニング材1から反転ノズル55aまでの通過できる経路が形成されるので、人力又は省力機器にて管ライニング材1を反転ノズル55aに導いた後、その一端1aを折り返してリング又はバンド2などで反転ノズル55aの開口端外周に気密に取り付ける。この状態が、図3に対応している。
なお、管ライニング材の一端を反転ノズルまで導く作業は、後述するように、上部圧力室の保持ジャッキ21で管ライニング材を保持し、上部圧力室50を下降させることにより管ライニング材を内部に引き込むことができるので、管ライニング材の一部を保持ジャッキ21で保持して、上部圧力室50を下降させて、所定量管ライニング材を引き込んだ後、管ライニング材を解放し、続いて、上部圧力室を上昇させて、同じ動作を繰り返すことにより、管ライニング材の一端1aを反転ノズル55aまで導くようにすることもできる。
このようにして、管ライニング材1を反転ノズル55aに取り付けたあと、図8Bに示したように、上部圧力室の保持ジャッキ21を保持位置まで移動させて管ライニング材1を保持し、図8Cに示したように、昇降ジャッキ51、52を下降させ、保持ジャッキ21が最低位置Hminになる位置(第2の位置)まで上部圧力室50を下降させる。このとき、上部圧力室50の通過口41a、下部圧力室の通過口31aは開放しており、また下部圧力室の保持ジャッキ61は解放位置にあるので、上部圧力室の保持ジャッキ21により保持された管ライニング材1は、下部圧力室の通過口31aを通過して下部圧力室55に引き込まれ、そこでその一部1bが折りたたまれた状態、あるいは屈曲した状態となって下部圧力室55に滞留する。この状態が図9に対応している。
続いて、図8Dに示したように、上部圧力室のエアバッグ44、45、下部圧力室のエアバッグ34、35に圧縮空気を供給することにより、エアバッグを閉鎖位置にしてそれぞれ通過部41a、31aを密閉し、上部圧力室50と下部圧力室55を密閉状態にするとともに、下部圧力室の保持ジャッキ61を保持位置に移動させて、下部圧力室内にある管ライニング材1の一部を保持する。
そして、図8Eに示したように、パイプ56を介して下部圧力室55に反転用の圧縮空気を供給する。下部圧力室55では、エアバッグ34、35により管ライニング材1が気密に挟持された状態となり、それにより密閉板31の通過口31aが気密に密閉されるので、下部圧力室55全体は、密閉状態となる。従って、下部圧力室には、パイプ56から供給される圧縮空気による流体圧が作用し、それにより管ライニング材1は、反転して下部圧力室55から引き出される。
この状態が図10に対応しており、下部圧力室55から反転して引き出される管ライニング材1の量(長さ)は、保持ジャッキ21が最高位置Hmaxから最低位置Hminまで移動するストローク長さに相当している。なお、パイプ56から圧縮空気を供給するとき、上部圧力室50のエアバッグ44、45が通過口41aを密閉状態に閉じ、上部圧力室50全体が密閉状態となっているので、下部圧力室55、特に通過口31aの部分で完全な密閉状態が保たれず万一空気漏れが生じても、下部圧力室の反転圧力が顕著に減圧してしまうのを防止することができる。
このようにして管ライニング材1が所定量反転して引き出されると、下部圧力室への圧縮空気の供給が停止され、図8Fに示したように、各保持ジャッキ21、61が解放
位置に移動するとともに、エアバッグ34、35、44、45が減圧されて通過口31a、41aが開口し、昇降ジャッキ51、52が最高位置に移動される。この状態が図11に図示されており、各部材の位置は、管ライニング材1が所定量引き出されている点を除き、図3(図8A)に対応している。続いて、図8B〜図8Fに示した動作を繰り返すことにより、管ライニング材を、保持ジャッキ21が最高位置から最低位置まで移動するストローク分順次反転させて引き出すことが可能となる。
次に、上記に説明したような反転装置を用いて管ライニング材を反転させて既設管路に挿入し管路を更生する工法について説明する。
図12に示したように、反転装置10を現場に搬送し、上部圧力室ないしその保持ジャッキの移動方向が垂直方向になるように、マンホール130上に配置する。続いて、保持ジャッキないし上部圧力室を第1と第2の位置間で移動させ、上述したように、上部圧力室を所定量下降させて、保持ジャッキの移動に応じて保持ジャッキで保持された管ライニング材を下部圧力室55に引き込んでは、その分反転ノズルから順次反転して引き出すようにして、管ライニング材をマンホール130内に反転挿入し、反転された管ライニング材を、屈曲管131(シュータ)で、垂直方向から水平方向に向きを変えて修復すべき管路132内に挿入し、更生すべき管路132の内面に密着させる。その後、よく知られているように、管ライニング材を温水によって加温する。管ライニング材1に含浸された熱硬化性樹脂がこの熱によって硬化するため、管路132の内面は、硬化した管ライニング材1によってライニングされて更生される。
また、マンホールに比較して反転装置全体を小型にできる場合には、反転装置を横に寝かせてマンホール内に挿入し、反転装置を、保持手段ないし上部圧力室の移動方向が水平方向になるように、マンホール内に配置することができる。このような場合には、反転ノズルの向きを管路132の入口に向けて、保持手段ないし上部圧力室の移動に応じて管ライニング材を反転ノズルから順次反転して引き出し、修復すべき管路内に挿入し、管路の内面を管ライニング材で修復することができる。
なお、上述した実施例で、昇降ジャッキで上部圧力室全体を移動させるのではなく、直接保持手段(保持ジャッキなど)を昇降させるようにすれば、上部圧力室を省略することができ、更に小型の反転装置が得られる。
また、上述した実施例では、昇降ジャッキは、4個設けるようにしているが、2個にして径方向に対向して取り付けるようにしてもよく、3個、あるいは4個以上の複数個を円周方向に等間隔に配置して設けるようにしてもよい。
また、上述した実施例では、密閉ボックス内に2個のエアバッグ34、35を設け、管ライニング材を2方向から挟持するようにしているが、図13A、図13Bに示すように、さらに、密閉ボックス内の他の2側面に、管ライニング材の移動方向にエアバッグ34、35と同じ長さで延びるエアバッグ37、38を気密に取り付け、各エアバッグ34、35、37、38に同時に圧縮空気を供給することにより各エアバッグを膨張させて、図13Bに示すように、管ライニング材を4方向から挟むようにすると、管ライニング材が通過する通過口の密閉性を更に高めることができる。

Claims (16)

  1. 反転ノズルの先端に筒状の管ライニング材の一端を取り付け、該反転ノズルを介して流体圧の作用により管ライニング材を反転させる方法であって、
    反転ノズルを設けた密封構造の圧力室に、管ライニング材が通過する通過口を設け、
    管ライニング材を前記通過口を通過させて管ライニング材の一端を反転ノズルに取り付け、
    保持手段により第1の位置で管ライニング材を保持し、
    該保持手段を第2の位置に移動させることにより、保持手段で保持された管ライニング材を通過口を介して圧力室内に引き込み、
    前記保持手段が第2の位置に移動したとき、前記圧力室の通過口を密閉し、
    密閉された圧力室に流体圧を作用させて圧力室内に引き込まれた管ライニング材を反転ノズルを介して圧力室から反転させて引き出すことを特徴とする管ライニング材の反転方法。
  2. 前記圧力室から管ライニング材を反転させて引き出したあと、前記保持手段による管ライニング材の保持を解除するとともに、通過口を開放して保持手段を第1の位置に戻し、続いて該第1の位置で管ライニング材を再び保持し、保持手段の第2の位置への移動、通過口の密閉、流体圧の作用の各工程を繰り返すことにより、圧力室内に引き込まれた管ライニング材を順次圧力室から反転させて引き出すことを特徴とする請求項1に記載の管ライニング材の反転方法。
  3. 密閉された圧力室に流体圧を作用させるとき、反転ノズルと反対側に位置する圧力室内の管ライニング材の端部を保持することを特徴とする請求項1又は2に記載の管ライニング材の反転方法。
  4. 反転ノズルの先端に筒状の管ライニング材の一端を取り付け、該反転ノズルを介して流体圧の作用により管ライニング材を反転させる方法であって、
    管ライニング材を保持する保持手段を取り付けた第1の圧力室と、反転ノズルを設けた密封構造の第2の圧力室とを設け、
    前記第2の圧力室の反転ノズルと反対側の位置に管ライニング材が通過する通過口を形成し、
    管ライニング材を前記第1の圧力室並びに第2の圧力室の通過口を通過させて管ライニング材の一端を反転ノズルに取り付け、
    管ライニング材を第1の圧力室に設けた保持手段で保持し、
    第1の圧力室を第1の位置から第2の圧力室の方向に第2の位置まで移動させて第1の圧力室の保持手段で保持された管ライニング材を第2の圧力室の通過口を介して第2の圧力室内に引き込み、
    前記第1の圧力室が第2の位置に移動したとき、第2の圧力室の通過口を密閉し、
    密閉された第2の圧力室に流体圧を作用させて第2の圧力室内に引き込まれた管ライニング材を反転ノズルを介して第2の圧力室から反転させて引き出すことを特徴とする管ライニング材の反転方法。
  5. 前記第2の圧力室から管ライニング材を反転させて引き出したあと、前記保持手段による管ライニング材の保持を解除するとともに、通過口を開放して第1の圧力室を第1の位置に戻し、続いて該第1の位置で管ライニング材を再び保持し、第1の圧力室の第2の位置への移動、通過口の密閉、流体圧の作用の各工程を繰り返すことにより、第2の圧力室に引き込まれた管ライニング材を順次第2の圧力室から反転させて引き出すことを特徴とする請求項4に記載の管ライニング材の反転方法。
  6. 密閉された第2の圧力室に流体圧を作用させるとき、反転ノズルと反対側に位置する第2の圧力室内の管ライニング材の端部を保持することを特徴とする請求項4又は5に記載の管ライニング材の反転方法。
  7. 前記第1の圧力室が第2の位置に移動したとき第1と第2の圧力室全体が密閉構造となるようにすることを特徴とする請求項4から6のいずれか1項に記載の管ライニング材の反転方法。
  8. 反転ノズルの先端に筒状の管ライニング材の一端を取り付け、該反転ノズルを介して流体圧の作用により管ライニング材を反転させる装置であって、
    反転ノズルと反対側の位置に管ライニング材が通過する通過口を設けた密閉可能な圧力室と、
    第1の位置で管ライニング材を保持する保持手段と、
    前記保持手段で保持された管ライニング材が前記通過口を介して圧力室内に引き込まれるように、保持手段を第2の位置に移動させる移動手段と、
    前記保持手段が第2の位置に移動したとき、前記圧力室の通過口を密閉する密閉手段と、
    密閉された圧力室に流体圧を供給する流体圧供給手段とを有し、
    前記流体圧の作用により圧力室内に引き込まれた管ライニング材を反転ノズルを介して圧力室から反転させて引き出すことを特徴とする管ライニング材の反転装置。
  9. 前記圧力室から管ライニング材を反転させて引き出したあと、前記保持手段による管ライニング材の保持が解除され、保持手段が第1の位置に戻され、再び管ライニング材の圧力室への引き込みが開始されることを特徴とする請求項8に記載の管ライニング材の反転装置。
  10. 反転ノズルと反対側に位置する圧力室内の管ライニング材端部を保持する保持手段が設けられることを特徴とする請求項8又は9に記載の管ライニング材の反転装置。
  11. 反転ノズルの先端に筒状の管ライニング材の一端を取り付け、該反転ノズルを介して流体圧の作用により管ライニング材を反転させる装置であって、
    管ライニング材を保持する保持手段を取り付けた第1の圧力室と、
    反転ノズルと反対側の位置に管ライニング材が通過する通過口を設けた密閉可能な第2の圧力室と、
    第1の圧力室の保持手段で保持された管ライニング材が第2の圧力室の通過口を介して第2の圧力室内に引き込まれるように、第1の圧力室を第1の位置から第2の圧力室の方向に第2の位置まで移動させる移動手段と、
    前記第1の圧力室が第2の位置に移動したとき、前記第2の圧力室の通過口を密閉する密閉手段と、
    密閉された第2の圧力室に流体圧を供給する流体圧供給手段とを有し、
    前記流体圧の作用により第2の圧力室に引き込まれた管ライニング材を反転ノズルを介して第2の圧力室から反転させて引き出すことを特徴とする管ライニング材の反転装置。
  12. 前記第2の圧力室から管ライニング材を反転させて引き出したあと、前記保持手段による管ライニング材の保持が解除され、第1の圧力室が第1の位置に戻され、再び管ライニング材の第2の圧力室への引き込みが開始されることを特徴とする請求項11に記載の管ライニング材の反転装置。
  13. 反転ノズルと反対側に位置する第2の圧力室内の管ライニング材の端部を保持する保持手段が設けられることを特徴とする請求項11又は12に記載の管ライニング材の反転装
    置。
  14. 前記第1の圧力室が第2の位置に移動したとき第1と第2の圧力室全体が密閉構造となるようにすることを特徴とする請求項11から13のいずれか1項に記載の管ライニング材の反転装置。
  15. 請求項8又は11に記載の反転装置を用いて管ライニング材を反転させて既設管路に挿入し該管路を更生する工法であって、
    反転装置を、保持手段の移動方向が垂直方向になるように、マンホール上に配置し、
    保持手段ないし第1の圧力室の第1と第2の位置間の移動に応じて反転装置の反転ノズルから順次反転して引き出された管ライニング材を、マンホール内に挿入し、
    マンホール内に挿入された管ライニング材を、垂直方向から水平方向に向きを変えて修復すべき管路内に挿入し、該管路の内面を管ライニング材で修復することを特徴とする管路更生工法。
  16. 請求項8又は11に記載の反転装置を用いて管ライニング材を反転させて既設管路に挿入し該管路を更生する工法であって、
    反転装置を、保持手段の移動方向が水平方向になるように、マンホール内に配置し、
    保持手段ないし第1の圧力室の第1と第2の位置間の移動に応じて反転装置の反転ノズルから順次反転して引き出された管ライニング材を、修復すべき管路内に挿入し、該管路の内面を管ライニング材で修復することを特徴とする管路更生工法。
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