JPWO2006033363A1 - ベルト調整機構ならびにこのベルト調整機構を備えたベルトホイストおよびベルト荷締機 - Google Patents

ベルト調整機構ならびにこのベルト調整機構を備えたベルトホイストおよびベルト荷締機 Download PDF

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    • B60P7/083Tensioning by repetetive movement of an actuating member

Abstract

調整側ベルト12の緊張部分の長さを操作レバー15やモータの駆動操作に基づいて調整できるベルト調整機構の動作の確実化・安全化を図ることを目的とする。調整側ベルト12は、駆動用ベース16の駆動ローラ11の外周面に押えベルト14で押圧される。緊張用ベース17および押圧用ベース18は駆動用ベース16に対してスライド可能であり、緊張用ベース17は固定側ベルト13の取付軸17a(または固定フック)およびテンションローラ17bを備え、押圧用ベース18は押圧ローラ18cおよびガイドローラ18a,18bを備えている。荷重Fを受けたバランス状態においては、駆動用ベース16とテンションローラ17bとが相対的にスライドして押えベルト14が緊張するので、調整側ベルト12は当該押えベルトによって安定的に駆動ローラ11に押圧される。ベルトホイストやベルト荷締機などとして用いられる。

Description

本発明は、ベルトホイストやベルト荷締機などに適用されるベルト調整機構、特に負荷作用時におけるベルトの緊張部分の長さを確実,安全に調整できるようにしたベルト調整機構などに関する。なお、ベルトホイストは介護などの分野でも利用可能である。
一般に、ベルトホイストやベルト荷締機では、荷物,工事用製品などの各種作業対象物を吊り上げたり締め付けたりするための調整側ベルトを、その緊張した状態で確実,安全に駆動できることが必要であり、本発明はこのような要請に応えるものである。
調整側ベルト緊張部分の調整機構の動作自体はベルト荷締機およびベルトホイストのいずれの場合も同じである。
本件出願人が提案済みのベルト調整機構(後述の特許文献参照)として図24に示すものがある。
ここでは、調整側ベルト101の駆動ローラ102を搭載した駆動用ベース103と、調整側ベルト101を駆動ローラ102に押し付けて所定のバランス状態に保持するためのピンチローラ104を搭載した押圧用(緊張用)ベース105と、を設けている。
駆動用ベース103および押圧用ベース105は相対的にスライド可能な態様であり、このスライド方向が、駆動ローラ102とピンチローラ104とを結ぶ直線方向と一致するように設定されている。
図24のベルト調整機構は、このようにピンチローラ用ベース(押圧用ベース105)と駆動ローラ用ベース(駆動用ベース103)とが相対的にスライドしながら移動する態様とし、これによりピンチローラ用ベースが駆動ローラ用ベースに対して回動するタイプのベルト調整機構で生じていた問題点を解決したものである。
この問題点とは、
(11)荷重Fとバランスした状態で押圧保持されている調整側ベルトを駆動ローラで荷締め方向などに送り出そうとすると、ピンチローラが調整側ベルトを駆動ローラに強く押圧してこれら双方のローラが食付き状態へと移行し、もはや駆動ローラを回転させて荷締め方向に送り出すことが困難になってしまう、
(12)これとは逆に、あるバランス状態で調整側ベルトがその緩み方向に駆動ローラから少しでも滑ると、ピンチローラによる調整側ベルトの保持状態が一気に解除されてしまい、それまでベルトで固定されていた荷物などが急に崩れてしまう、
などである。
国際公開第2004/081409号パンフレット
図24のベルト調整機構の場合、もっぱら押圧ローラの作用により調整ベルトを駆動ローラに圧接しているため、この調整側ベルトと駆動ローラとの間の摩擦力の安定化の点でさらなる改善の余地を有している。
本発明では、作業対象物を固定・保持する調整側ベルトを、押えベルトで、駆動ローラの周方向の広範囲に亘って圧接し、これにより当該調整側ベルトと駆動ローラとの間の摩擦力の安定化・均一化を図ることを目的とする。
また、当該押えベルトの破断時にはピンチローラで調整側ベルトを駆動ローラに圧接する態様とし、これにより押えベルト破断にともなう調整側ベルトの抜け落ちなどを防止して、ベルト調整機構の安全化を図ることを目的とする。
本発明は、以上の課題を次のようにして解決する。
(1)ベルトの緊張部分の長さを、所定の駆動操作に基づいて調整できるようにしたベルト調整機構において、
前記ベルトの駆動ローラ(例えば後述の駆動ローラ11,31,31’)と、
前記駆動ローラを搭載した駆動用ベース(例えば後述の駆動用ベース16,36)と、
前記ベルトを前記駆動ローラの周面に押圧するための押えベルト(例えば後述の押えベルト14,34)と、
前記押えベルトの経路を設定するためのガイドローラ(例えば後述のガイドローラ18a,18b,37g,38b,押圧ローラ18b’,18c,38c,38e,38e’,38f,38g)と、
前記押えベルトのテンションローラ(例えば後述のテンションローラ17b,37b,37b’,37h,ガイドローラ37g)を搭載した緊張用ベース(例えば後述の緊張用ベース17)と、
を備え、前記駆動用ベースおよび前記緊張用ベースを、前記ベルトにかかる負荷(例えば後述の荷重F)に基づき前記押えベルトのテンションを強める方向に相対移動する態様で設ける。
(2)上記(1)において、
前記負荷を受けている状態で前記押えベルトが破断したとき、前記緊張用ベースに対する負荷に基づいて、前記ベルトを前記駆動ローラ周面に押圧するためのピンチローラ(例えば後述のピンチローラ53,63)を設ける。
(3)上記(2)において、
前記ピンチローラを搭載する部材として、前記駆動用ベースに対して移動可能で、かつ、前記押えベルトの破断の際には前記テンションローラの軸と当接して前記駆動用ベースと前記緊張用ベースとのそれ以上の相対移動を阻止する態様のテンションローラ用孔部(例えば後述の保全用孔部56a,66a)を持つ、破断対策用ベース(例えば後述の保全用ベース54,64,連結アーム56,66)を設ける。
(4)上記(2),(3)において、
前記ピンチローラと前記駆動ローラ周面との離間状態を規制する部材として、前記駆動用ベースに対して移動可能で、かつ、前記押えベルトの正常作動時には前記ピンチローラを前記駆動ローラへの押圧位置から離間させた状態に保持するとともに、前記押えベルトの破断の際には前記緊張用ベースとの間で相対的に移動して当該保持状態を解除するための面部分(例えば後述のカム面67b)を持つ、離間用ベース(例えば後述のカム作用部材67)を設ける。
本発明によれば、緊張状態の押えベルトで調整側ベルトを駆動ローラに挟み込み、かつ、その駆動ローラと調整側ベルトとの接触面積を多くとっているので、この両者間の滑りを確実に防止でき、当該調整側ベルトの磨耗の程度も格段に減少させることができる。
また、緊張状態の当該押えベルトが破断した時には、ピンチローラにより、調整側ベルトを駆動ローラに圧接するようにしているので、押えベルト破断にともなう調整側ベルトの抜け落ちなどを確実に防止して、ベルト調整機構の安全化を図ることができる。
図1は手動式ベルト調整機構を示す説明図である。(実施例1) 図2は手動式ベルト調整機構を示す説明図である。(実施例2) 図3は手動式ベルト調整機構を示す説明図である。(実施例3) 図4は手動式ベルト調整機構を示す説明図である。(実施例4) 図5は電動式ベルト調整機構(ベルトホイスト)を示す説明図である。(実施例5) 図6は図5の電動式ベルトホイストの側面状態を示す説明図である。(実施例5) 図7は電動式ベルト調整機構(ベルトホイスト)を示す説明図である。(実施例6) 図8は電動式ベルト調整機構(ベルトホイスト)を示す説明図である。(実施例7) 図9は電動式ベルト調整機構(ベルトホイスト)を示す説明図である。(実施例8) 図10は電動式ベルト調整機構(ベルトホイスト)を示す説明図である。(実施例9) 図11は電動式ベルト調整機構(ベルトホイスト)を示す説明図である。(実施例10) 図12は電動式ベルト調整機構(ベルトホイスト)を示す説明図である。(実施例11) 図13は電動式ベルト調整機構(ベルトホイスト)を示す説明図である。(実施例12) 図14は押えベルト破断時の安全確保用ピンチローラを設けたベルト調整機構の初期設定状態を示す説明図である。(実施例13) 図15は図14のベルト調整機構のバランス状態および押えベルト破断状態を示す説明図である。(実施例13) 図16は図14の初期設定状態における要部を示す説明図である。(実施例13) 図17は図15のバランス状態および押えベルト破断状態における要部を示す説明図である。(実施例13) 図18は押えベルト破断時の安全確保用ピンチローラを設けたベルト調整機構(ベルトホイスト)を示す説明図である。(実施例14) 図19は押えベルト破断時の安全確保用ピンチローラを設けたベルト調整機構(ベルトホイスト)を示す説明図である。(実施例15) 図20は押えベルト破断時の安全確保用ピンチローラを設けたベルト調整機構(ベルトホイスト)のバランス状態を示す説明図である。(実施例16) 図21は図20のベルト調整機構の押えベルト破断状態を示す説明図である。(実施例16) 図22は図20のバランス状態における要部を示す説明図である。(実施例16) 図23は図21の押えベルト破断状態における要部を示す説明図である。(実施例16) 図24は先行技術を示す説明図である。
符号の説明
以下の英小文字付きの符号で表す構成要素は、原則としてその最初の数字部分の構成要素の一部であることを示している。例えばスライド動作用の細長状孔部16aは駆動用ベース16に形成された孔部である。
[図1乃至図4の手動式ベルト調整機構]
11 表面がローレット加工されている駆動ローラ
11a 当該駆動ローラの回転軸
12 フックやアイ(ループ状)などの係止用部分を端部に設け、当該端部までの緊張範囲の長さが駆動ローラ11の作用により調整される調整側ベルト
13 フックやアイなどの係止用部分を端部に設けた固定側ベルト
13’ 固定側ベルトと同様の係止手段として作用する固定フック
14 駆動ローラ表面の略3/4の周方向長さにわたって調整側ベルト12を挟み込むためのエンドレスの押えベルト
15 駆動ローラ11の操作レバー
16 駆動ローラ11を搭載して、調整側ベルト12および固定側ベルト13・固定フック13’に荷重Fが加わったとき、後述の緊張用ベース17との間で相対移動する一対の駆動用ベース(の奥側)
16a〜16e 図示左右方向・上下方向への相対的なスライド動作用の細長状孔部
16f 一対の駆動用ベース16同士の連結軸
17 テンションローラ17bを搭載して、調整側ベルト12および固定側ベルト13・固定フック13’に荷重Fが加わったとき、駆動ベース16との間で相対移動して押えベルト14のテンションを強めるための一対の緊張用ベース(の奥側)
17a 固定側ベルト13の取付軸
17a’ 固定フック13’の支軸
17b 押えベルト14に対するテンションローラ(兼ガイドローラ)
18 後述の押圧ローラ18c,18b’を搭載して、調整側ベルト12および固定側ベルト13・固定フック13’に荷重Fが加わったとき、駆動用ベース16との間で相対移動して調整側ベルト12および押えベルト14を駆動ローラ11に押し付けるための一対の押圧用ベース(の奥側)
18a,18b 押えベルト14のガイドローラ
18b’,18c 調整側ベルト12および押えベルト14に対する押圧ローラ(兼ガイドローラ)
18d 駆動ローラ11に対する長孔部
19 操作レバー15の回動操作に基づいて駆動ローラ11と押圧ローラ18cとの挟み込み領域から荷締方向などに送り出された調整側ベルトの非緊張部分が当該駆動ローラに巻き付くことを防止するためのセパレータ
[図5乃至図13の電動式ベルトホイスト]
31(図5,図6,図9で使用)
表面がローレット加工されている駆動ローラ
31’(図7,図8,図10,図11〜図13で使用)
表面がその周方向に歯車形状に形成されて後述の中間タイミングベルト41と係合する駆動ローラ
32 駆動ローラ31,31’の作用により上下動して、フックやアイ(ループ状部分)などの係止用部分を端部に設けた調整側ベルト
33 固定フック
34 駆動ローラ表面の略3/4以上の周方向長さにわたって調整側ベルトを挟み込むためのエンドレスの押えベルト
35 駆動ローラ31,31’のドライバーとして作用する電動式のブレーキ付モータ
36 駆動ローラ31,31’を搭載した一対の駆動用ベース(の奥側)
36a 後述の緊張用ベース37に対する支軸(回動中心軸)
36b〜36d 後述の緊張用ベース37の回動用の細長状孔部
36e 固定フック33に対する支軸
36f 調整側ベルト32,押えベルト34や後述の中間タイミングベルト41などのガイドローラ
36g,36h 押えベルト34のガイドローラ
36j スプリング(図示省略)などの弾性力により図示下方向に付勢されて後述の中間タイミングベルト41と同期的に連動するタイミングローラ(ガイドローラ)
36k 当該タイミングローラの移動用の細長状孔部
36m 後述の押圧用ベース38に対する支軸(回動中心軸)
36n〜36r 後述の押圧用ベース38の回動用の細長状孔部
36s,36t 駆動ローラ31’と略同一径からなり、後述の中間タイミングベルト41と同期的に連動するタイミングローラ(兼ガイドローラ)
36u 駆動ローラ31’やタイミングローラ36sと略同一径からなり、押圧調整側ベルト32,押えベルト34および後述の中間タイミングベルト41に対するガイドローラ
37(図5〜図7,図9〜図13で使用)
調整側ベルト32に荷重Fが加わったときの駆動用ベース36との間の相対的な反時計方向への回動作用により押えベルト34のテンションを強めるための一対の緊張用ベース(の奥側ベース)
37’(図8で使用)
調整側ベルト32に荷重Fが加わったときの駆動用ベース36との間の相対的な時計方向への回動作用により押えベルト34のテンションを強めるための一対の緊張用ベース(の奥側ベース)
37a 駆動用ベース36の支軸36aに保持される孔部
37b(図5で使用)
調整側ベルト32および押えベルト34に対するテンションローラ(兼ガイドローラ)
37b’(図7,図8で使用)
調整側ベルト32,押えベルト34および後述の中間タイミングベルト41に対するテンションローラ(兼ガイドローラ)
37c(図5で使用)
調整側ベルト32のガイドローラ,
37c’(図7,図8で使用)
調整側ベルト32および後述の中間タイミングベルト41に対するタイミングローラ(ガイドローラ)
37d 緊張用ベース37自体のガイド軸,
37e 固定フック33に対する支軸
37g 押えベルト34に対するガイドローラ(兼テンションローラ)
37h 押えベルト34に対するテンションローラ(兼ガイドローラ)
38(図9〜図13で使用)
調整側ベルト32に荷重Fが加わったとき駆動用ベース16との間で図示反時計方向に相対的に回動する一対の押圧用ベース(の奥側ベース)
38a 駆動用ベース36の支軸36mに保持される孔部
38b 調整側ベルト32,押えベルト34や中間タイミングベルト41などのガイドローラ(押圧ローラ)
38c 調整側ベルト32,押えベルト34や後述の中間タイミングベルト41などを駆動ローラ31,31’に押し付けるための押圧ローラ(兼ガイドローラ)
38d 押圧用ベース38自体の案内軸,
38e(図11で使用)
調整側ベルト32,押えベルト34および中間タイミングベルト41を駆動ローラ31’およびタイミングローラ36sに押し付けるための押圧ローラ(兼ガイドローラ)
38e’(図12で使用)
調整側ベルト32,押えベルト34および中間タイミングベルト41を駆動ローラ31’およびタイミングローラ36tに押し付けるための押圧ローラ(兼ガイドローラ)
38f 調整側ベルト32,押えベルト34および中間タイミングベルト41をタイミングローラ36sに押し付けるための押圧ローラ(兼押えベルト34のガイドローラ)
38g 調整側ベルト32,押えベルト34および中間タイミングベルト41をタイミングローラ36s,36tに押し付けるための押圧ローラ(兼ガイドローラ)
39 作業対象物の吊り上げ作動時に駆動ローラ31から送り出される調整側ベルト部分が当該駆動ローラに巻き付くことを防止するためのセパレータ
40 モータ35の出力軸側と駆動ローラ31の入力軸側とを連結するチェーンやタイミングベルト
41(図7,図8,図10〜図13で使用)
自内周面が駆動ローラ31’およびタイミングローラ36j,36s,36t,37c’などの外周面と歯車状に結合し、自外周面が調整側ベルト32の内周面と密接する中間タイミングベルト
[図14乃至図23の押えベルト破断時の安全確保用ピンチローラを設けたベルト調整機構]
ここで50番台の符号は図14乃至図19のベルト調整機構で新たに設けた構成要素を示し、60番台の符号は図20乃至図23のベルト調整機構で新たに設けた構成要素を示している。なお、10番台の符号は上述の[図1乃至図4の手動式ベルト調整機構]で用いたのと同様の構成要素を示す。
11 駆動ローラ
11a 当該駆動ローラの回転軸
12 調整側ベルト
13 固定側ベルト
13’ 固定フック
14 エンドレスの押えベルト
15 操作レバー
16 駆動用ベース(の奥側)
16a,16b
細長状孔部
16f 一対の駆動用ベース16同士の連結軸
17 緊張用ベース(の奥側)
17a 固定側ベルト13の取付軸
17a’ 固定フック13’の支軸
17b テンションローラ(兼ガイドローラ)
18b ガイドローラ
19 セパレータ
51,61 テンションローラ17bの回転軸
52,62 ガイドローラ18bの回転軸
53,63 押えベルト14が破断した時の安全確保用のピンチローラ
54,64 ピンチローラ53,63を搭載する保全用ベース
54a,64a 当該保全用ベースに形成されてその回動中心を設定する孔部
54b,64b 後述の連結軸56b,66bを受ける孔部
55,65 駆動用ベース16に形成されて孔部54a,64aを保持するための軸(=保全用ベース54,64の回動中心軸)
56,66 押えベルト破断時に緊張用ベース17のテンションローラ17bの軸51,61と保全用ベース54,64のピンチローラ53,63とをリンクさせるための連結アーム
56a,66a テンションローラ17bの回転軸51,61が、初期設定状態およびバランス状態では遊嵌し、押えベルト破断状態では所定箇所に当接して荷重Fをピンチローラ53,63に作用させるための保全用孔部(図16,図17,図22,図23などを参照)
56b,66b 当該保全用孔部とは反対側に形成されて保全用ベース54,64の孔部54b,64bといわばリンク結合し、かつピンチローラ53,63の回転軸として作用する連結軸
67 テンションローラ17bの回転軸61に規制されながら駆動ローラ11の軸11aを中心に回動可能であってバランス状態時にはピンチローラ63を当該駆動ローラから積極的に離間させて保持するためのカム作用部材
67a テンションローラ17bの回転軸61が遊嵌されるクランク状の孔部
67b バランス状態時に保全用ベース64を受けて保持するためのカム面
67c 当該カム面に続く段部
これらのベルト調整機構はいずれも、
(21)調整側ベルトに保持(固定)した対象物を吊り上げたり、吊り下げたりするベルトホイスト
(22)調整側ベルトの実効長を変える(緊張部分の長さを短くしていく)ことにより、例えばトラックの荷台に載せた対象物を締めて固定するベルト荷締機
として用いることが可能である。
ただ、手動式ベルト調整機構はベルトホイストおよびベルト荷締機として使用され、電動式ベルト調整機構はベルトホイストとして使用されるのが一般的である。
なお、調整側ベルト12と固定側ベルト13とが連続した形式のベルト調整機構も当然に本発明の適用範囲であり、この形式のものは例えば複数のガスボンベなどを一まとめにする際の荷締機として利用される。
調整側ベルト12,32,固定側ベルト13や押えベルト14,34は、例えばアラミド繊維,ポリプロピレン繊維やステンレス製のものを用いる。これにより、ベルト調整機構全体の耐熱化,軽量化,耐薬品化を図ることができる。
図1の手動式ベルト調整機構は、概略、
(31)一対の対向する駆動用ベース16を連結軸16f,16gで一体化して、
(32)この対向板状態の駆動用ベースの内部空間に駆動ローラ11,調整側ベルト12,固定側ベルト13,押えベルト14,取付軸17a,テンションローラ17b,ガイドローラ18a,18bおよび押圧ローラ18cをそれぞれ設け、
(33)この駆動用ベースの外側に操作レバー15,緊張用ベース17および押圧用ベース18をそれぞれ設けた、
態様になっている。なお、操作レバー15を設けるのは一対の駆動用ベース16の一方のみである。
図1において、緊張用ベース17の取付軸17aおよびテンションローラ17bの回転軸はそれぞれ駆動用ベース16の細長状孔部16aおよび16bに案内され、押圧用ベース18のガイドローラ18aおよび18bの回転軸はそれぞれ駆動用ベース16の細長状孔部16cおよび16dに案内され、また、押圧用ベース18の押圧ローラ18cの回転軸は駆動用ベース16の細長状孔部16eに案内されている。
初期設定状態(a)における各ベースは、押えベルト14の弾性復元力などにより、緊張用ベース17および押圧用ベース18がそれぞれ駆動用ベース16(駆動ローラ11)に対して図示右方向に相対的に移動した位置関係になっている。
そして、この初期状態の操作レバー15をM方向に回動操作して駆動ローラ11を時計方向に回すことにより、調整側ベルト12の被押圧部分(=駆動ローラ11と押圧ローラ18cとで挟まれている部分)が図示右方向に送り出されていく。このとき、押えベルト14,押圧ローラ18cおよびその他のローラ(テンションローラ17bおよびガイドローラ18a,18b)がそれぞれ反時計方向に移動する。
この送り出し動作によって作業対象物はベルトできつく締められていき、最終的にはバランス状態(b)となる。
そして、このバランス状態では、
(41)固定側ベルト13に加わる荷重Fにより当該ベルトと一体の緊張用ベース17(取付軸17a)が駆動用ベース16に対して図示左方向に相対的にスライドし、
(42)押えベルト14を介する形でこの緊張用ベース17とリンクしている押圧用ベース18も同じく、駆動用ベース16に対して図示左方向に相対的に、押圧ローラ18cが駆動ローラ11との間に調整側ベルト12およびえ押えベルト14を十分に挟み込むまで、スライドする。
この駆動用ベース16および押圧用ベース17それぞれのスライド作用のトータル的な結果として、押えベルト14は(a)の初期設定状態よりも強く緊張する。
この緊張により、調整側ベルト12は、駆動ローラ周面のガイドローラ18bから押圧ローラ18cまでの約3/4の広い範囲にわたって強くまた均一に圧接される。
このように本発明の手動式ベルト調整機構によれば、緊張状態の押えベルト14で調整側ベルト12を駆動ローラ11に挟み込み、かつ、その駆動ローラ11と調整側ベルト12との接触面積を多くとっているので、この両者間の滑りを確実に防止でき、当該調整側ベルトの磨耗の程度も格段に減少させることができる。
この滑り防止や磨耗減少の作用は、後述の電動式ベルト調整機構においても同じように生じる。
なお、荷締操作時などにおける駆動ローラ11と操作レバー15との間の、ラチエット(図示省略)などを介したM方向のみへの連動機構自体や、例えば荷締解除操作時における駆動ローラ11と操作レバー15との間のこれとは逆方向への連動機構自体は周知であり、例えば本件出願人が提出済みの国際出願PCT/JP2004/003194でも開示されている。
図2の手動式ベルト調整機構(その2)の図1のそれとの主な相違点は、
(51)緊張用ベース17の取付軸17aを案内する細長状孔部16aが駆動用ベース16に形成されていない、
(52)ガイドローラ18b’および押圧ローラ18cが、駆動ローラ11の回転軸を通って駆動用ベース16の図示スライド方向と一致する線を中心とした対称位置関係で、押圧用ベース18に設けられており、このガイドローラ18b’は押えベルト14の押圧ローラとしても作用する、
ことなどである。
図2の手動式ベルト調整機構の場合、図1と同じ荷重Fに対するバランス状態において、ガイドローラ18b’および押圧ローラ18cが同じ態様で、調整側ベルト12および押えベルト14を駆動ローラ11の周面に押し付ける。このときのガイドローラ18b’および押圧ローラ18cが受ける荷重はF/2となる。
図3の手動式ベルト調整機構(その3)は図1のそれに対応している。
図1との相違点は、
(61)固定側ベルト13の代わりに、固定用フック13’を緊張用ベース17の取付軸17aに回動可能な形で設け、
(62)駆動用ベース16には、当該取付軸に対応する細長状孔部16aなどの部分を設けていない、
ことなどである。
図3の初期設定状態(a)およびバランス状態(b)それぞれにおける駆動用ベース16と緊張用ベース17との位置関係や、バランス状態(b)での押えベルト14の緊張状態および調整側ベルト12に対する圧接の程度などは、図1のそれと同様である。
図4の手動式ベルト調整機構(その4)は図2のそれに対応している。
図2との相違点は、
(71)固定側ベルト13の代わりに、固定用フック13’を緊張用ベース17の取付軸17aに回動可能な形で設け、
(72)駆動用ベース16には、当該取付軸に対応する細長状孔部16aなどの部分を設けていない、
ことなどである。
図4における駆動用ベース16と緊張用ベース17との位置関係や、バランス状態(図示省略)での押えベルト14の緊張状態および調整側ベルト12に対する圧接の程度などは、図1や図2のそれと同様である。
図5乃至図13は、各種タイプの電動式ベルトホイストにおけるバランス状態を示している。
図示の電動式ベルトホイストはいずれも、
(81)固定フック33を例えば梁や柱などの強固な任意の箇所に取り付けてから各種作業対象物を調整側ベルト32に固定,保持し、
(82)この固定,保持した状態で、モータ35を作動させて調整側ベルト32の駆動ローラ31,31’を正逆方向に選択的に回転させることにより、対象物の吊上げ作業および吊下げ作業を実行する、
ものである。
なお、図5乃至図13の電動式ベルトホイストそれぞれの初期設定状態(図示省略)においては、押えベルト34が、その弾性力(復元力)の作用で図示のバランス状態よりも緊張していない形になっている。
すなわち、駆動用ベース36に対して、図5〜図7の緊張用ベース37は図示のバランス位置よりも時計方向に回動した状態となり、また、図8〜図13の緊張用ベース37’,37は図示のバランス位置よりも反時計方向に回動した状態になる。
駆動用ベース36には駆動ローラ31,31’が搭載され、緊張用ベース37,37’にはテンションローラ37b,37b’,37hが搭載されている。
各種作業対象物を調整側ベルト32に固定・保持して当該調整ベース32および固定フック33にそれぞれ図示の方向の荷重Fがかかると、緊張用ベース37,37’が駆動用ベース36に対して回動し、図示のバランス状態へと移行する。図9〜図13の電動式ベルトホイストでは駆動用ベース36も回動する。
この回動にともなうテンションローラ37b,37b’,37hの作用で押えベルト34が緊張する。その結果、調整側ベルト32は当該押えベルトの外周面と駆動ローラ31,31’の外周面との間に挟み込まれる。なお、図7,図8,図10〜図13の電動式ベルトホイストの調整側ベルト32は、押えベルト34の外周面と中間タイミングベルト41の外周面との間に挟持される。
そのため、調整側ベルト32と、駆動ローラ31,31’(またはこれと一体の中間タイミングベルト41)との接触面積も大きくなって、両者間の摩擦力が十分に確保される。これにより作業対象物の吊上げ・吊下げ作業時の調整側ベルト32の滑りを確実に防止し、また調整側ベルト自体の磨耗を格段に抑えることができる。
また、調整側ベルト32および固定フック33に加わる各荷重Fの方向を、その双方が同一鉛直線上に位置するように設定しているので、いずれの電動式ベルトホイストの場合もそれぞれ図示のバランス状態で安定する。
図5および図6の電動式ベルトホイストの押えベルト34の経路は「テンションローラ37b−ガイドローラ36h−ガイドローラ36g−ガイドローラ36f−駆動ローラ31−テンションローラ37b」である。
そして、調整側ベルト32の駆動ローラ部分が当該駆動ローラと押えベルト34とで挟持されている。
図7および図8の電動式ベルトホイストの押えベルト34の経路は「テンションローラ37b’−ガイドローラ36h−ガイドローラ36g−ガイドローラ36f−駆動ローラ31’−テンションローラ37b’」である。
そして、調整側ベルト32は、その駆動ローラ部分に加え、テンションローラ37b’およびガイドローラ36fの部分も押えベルト34と中間タイミングベルト41とで挟持されている。
図9の電動式ベルトホイストの押えベルト34の経路は「テンションローラ37h−ガイドローラ37g−押圧ローラ38c−駆動ローラ31−ガイドローラ38b−テンションローラ37h」である。
そして、調整側ベルト32の駆動ローラ部分が当該駆動ローラと押えベルト34とで挟持されている。
図10の電動式ベルトホイストの押えベルト34の経路は「テンションローラ37h−ガイドローラ37g−押圧ローラ38c−駆動ローラ31’−ガイドローラ38b−テンションローラ37h」である。
そして、調整側ベルト32は、その駆動ローラ部分に加え、押圧ローラ38cおよびガイドローラ38bの部分(一部)も押えベルト34と中間タイミングベルト41とで挟持されている。
図11の電動式ベルトホイストの押えベルト34の経路は「テンションローラ37h−ガイドローラ36h−押圧ローラ38f−タイミングローラ36s−押圧ローラ38e−駆動ローラ31’−ガイドローラ38b−テンションローラ37h」である。
そして、調整側ベルト32は、その駆動ローラ部分に加え、タイミングローラ36sおよび押圧ローラ38eの部分も押えベルト34と中間タイミングベルト41とで挟持されている。
図12の電動式ベルトホイストの押えベルト34の経路は「テンションローラ37h−ガイドローラ36h−押圧ローラ38f−タイミングローラ36s−押圧ローラ38g−タイミングローラ36t−押圧ローラ38e’−駆動ローラ31’−ガイドローラ38b−テンションローラ37h」である。
そして、調整側ベルト32は、その駆動ローラ部分に加え、タイミングローラ36s,押圧ローラ38g,タイミングローラ36tおよび押圧ローラ38e’の部分も押えベルト34と中間タイミングベルト41とで挟持されている。
図13の電動式ベルトホイストの押えベルト34の経路は「テンションローラ37h−ガイドローラ36h−押圧ローラ38f−タイミングローラ36s−ガイドローラ36u−駆動ローラ31’−ガイドローラ38b−テンションローラ37h」である。
そして、調整側ベルト32は、その駆動ローラ部分に加え、タイミングローラ36sおよびガイドローラ36uの部分も押えベルト34と中間タイミングベルト41とで挟持されている。
図14〜図23は押えベルト破断時の安全確保用のピンチローラを設けたベルト調整機構を示している。
ただし、図16,図17,図22および図23では、例えば連結アーム56,66の保全用孔部56a,66aやカム作用部材67の孔部67aと、テンションローラ17bの回転軸51,61との位置関係を理解しやすくするため、調整側ベルト12,押えベルト14,緊張用ベース17,テンションローラ17b,ガイドローラ18b,押圧ローラ53,63などを省略している。
これらのベルト調整機構においてそれぞれの押えベルト14が破断していない段階では、連結アーム56,66がいわゆる「遊び」の状態となっている。
すなわち、押えベルト14が正常に作動しているとき、連結アーム56,66の保全用孔部56a,66aの位置態様はテンションローラ17bの回転軸51,61に規制されない。
図20〜図23のベルト調整機構の場合、少なくともそのバランス状態では保全用ベース64の連結アーム側端部がカム作用部材67のカム面67bに当接している。
このように、図14〜図23の各ベルト調整機構におけるバランス状態の押えベルト14は、駆動ローラ11および調整用ベルト12に対し、連結アーム56,66を省略した態様で作動している。
そのため、荷重Fを受けた調整側ベルト12は図1〜図4などのバランス状態と同じように、押えベルト14によって駆動ローラ11の外周面に確実に圧接される。
(図13までのものも含めて)各ベルトホイストの初期設定状態は、図示のバランス状態に比べて駆動ローラ11(駆動用ベース16)が押えベルト14で持ち上がられた形になっている。
繰り返し使用にともなう劣化などによって押えベルト14が破断した場合には、荷重Fの作用に基づいて、駆動用ベース16が緊張用ベース17から逃げる方向にスライドする。なお、このスライド動作は駆動用ベース16と緊張用ベース17との間の相対的なものである。
このスライド動作により、それまで図17(b),図22のように「遊び」状態であった、連結アーム56,66の保全用孔部56a,66aとテンションローラ17bの回転軸51,61との位置関係が、図17(c)および図23のいわばリンク設定状態に移行する。
このリンク設定状態では、連結アーム56,66の保全用孔部56a,66aがテンションローラ17bの回転軸51,61と一意の状態で安定的に当接している。
この一意の状態とは、ピンチローラ53,63が調整側ベルト12を駆動ローラ11に押圧して挟持できる状態である。
図20〜図23のベルト調整機構(ベルトホイスト)の場合、バランス状態におけるピンチローラ63を駆動ローラ11から積極的に離間させるためのカム作用部材67を設けたことが、図14〜図19のそれと基本的に相違している。
バランス状態におけるカム作用部材67は、図22で示すように、そのクランク状の孔部67aの図示左側の上下方向部分にテンションローラ17bの回転軸61が入り込み、そのカム面67bで(駆動ローラ11から)離間状態の保全用ベース64を保持する、態様になっている。すなわちピンチローラ63は駆動ローラ11から離れている。
そして、押えベルト14が破断すると、駆動用ベース16がテンションローラ17bの回転軸61(緊張用ベース17)に対して下動するので、駆動用ローラの軸11aに取り付けられたカム作用部材67もいっしょに移動する。
この移動にともない、カム作用部材67は、その孔部67aがテンションローラ17bの回転軸61に倣いながら駆動用ローラの軸11aを中心に図示反時計方向に回動して図23の状態になる。
その結果、それまでカム作用部材67のカム面67bに保持されていた保全用ベース64が当該カム面から外れる。
また、連結アーム66も下動してその保全用孔部66aがテンションローラ17bの回転軸61に上記一意の態様で当接する。
すなわち、連結軸66bで一体化している保全用ベース64および連結アーム66の一方の端部である孔部64aの側を軸にした状態で、他方の端部である保全用孔部66aの側が駆動用ベース16に対して上方向に移動することにより、当該連結軸のピンチローラ63を駆動ローラ11の方に移動させている。
なお、図21および図23の押えベルト14が破断状態のとき、カム作用部材67の孔部67aの上端側部分はテンションローラ17bの回転軸61に当接していない。
本発明のベルト調整機構はベルトホイストやベルト荷締機などに適用される。荷物,工事用製品などの各種作業対象物を吊り上げたり締め付けたりする場合のみならず、ベルトホイストは介護などの分野でも利用可能である。

Claims (6)

  1. ベルトの緊張部分の長さを、所定の駆動操作に基づいて調整できるようにしたベルト調整機構において、
    前記ベルトの駆動ローラと、
    前記駆動ローラを搭載した駆動用ベースと、
    前記ベルトを前記駆動ローラの周面に押圧するための押えベルトと、
    前記押えベルトの経路を設定するためのガイドローラと、
    前記押えベルトのテンションローラを搭載した緊張用ベースと、
    を備え、前記駆動用ベースおよび前記緊張用ベースが、前記ベルトにかかる負荷に基づき前記押えベルトのテンションを強める方向に相対移動する態様で設けられている、
    ことを特徴とするベルト調整機構。
  2. 前記負荷を受けている状態で前記押えベルトが破断したとき、
    前記緊張用ベースに対する負荷に基づいて、前記ベルトを前記駆動ローラ周面に押圧するためのピンチローラを設けた、
    ことを特徴とする請求項1記載のベルト調整機構。
  3. 前記ピンチローラを搭載する部材として、
    前記駆動用ベースに対して移動可能で、かつ、前記押えベルトの破断の際には前記テンションローラの軸と当接して前記駆動用ベースと前記緊張用ベースとのそれ以上の相対移動を阻止する態様のテンションローラ用孔部を持つ、破断対策用ベースを設けた、
    ことを特徴とする請求項2記載のベルト調整機構。
  4. 前記ピンチローラと前記駆動ローラ周面との離間状態を規制する部材として、
    前記駆動用ベースに対して移動可能で、かつ、前記押えベルトの正常作動時には前記ピンチローラを前記駆動ローラへの押圧位置から離間させた状態に保持するとともに、前記押えベルトの破断の際には前記緊張用ベースとの間で相対的に移動して当該保持状態を解除するための面部分を持つ、離間用ベースを設けた、
    ことを特徴とする請求項2または請求項3記載のベルト調整機構。
  5. 請求項1乃至請求項4記載のいずれかのベルト調整機構を備え、当該ベルト調整機構の作用により作業対象物を上下動させる、
    ことを特徴とするベルトホイスト。
  6. 請求項1乃至請求項4記載のいずれかのベルト調整機構を備え、当該ベルト調整機構の作用により作業対象物を締め付ける、
    ことを特徴とするベルト荷締機。
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