JPWO2006013636A1 - 多系統潤滑式スクリュー圧縮機の潤滑油供給システム及び運転方法 - Google Patents
多系統潤滑式スクリュー圧縮機の潤滑油供給システム及び運転方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JPWO2006013636A1 JPWO2006013636A1 JP2006531070A JP2006531070A JPWO2006013636A1 JP WO2006013636 A1 JPWO2006013636 A1 JP WO2006013636A1 JP 2006531070 A JP2006531070 A JP 2006531070A JP 2006531070 A JP2006531070 A JP 2006531070A JP WO2006013636 A1 JPWO2006013636 A1 JP WO2006013636A1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- oil supply
- bearing
- supply system
- pressure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C29/00—Component parts, details or accessories of pumps or pumping installations, not provided for in groups F04C18/00 - F04C28/00
- F04C29/02—Lubrication; Lubricant separation
- F04C29/021—Control systems for the circulation of the lubricant
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C18/00—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
- F04C18/08—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing
- F04C18/12—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing of other than internal-axis type
- F04C18/14—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing of other than internal-axis type with toothed rotary pistons
- F04C18/16—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing of other than internal-axis type with toothed rotary pistons with helical teeth, e.g. chevron-shaped, screw type
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C29/00—Component parts, details or accessories of pumps or pumping installations, not provided for in groups F04C18/00 - F04C28/00
- F04C29/02—Lubrication; Lubricant separation
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C29/00—Component parts, details or accessories of pumps or pumping installations, not provided for in groups F04C18/00 - F04C28/00
- F04C29/02—Lubrication; Lubricant separation
- F04C29/025—Lubrication; Lubricant separation using a lubricant pump
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C29/00—Component parts, details or accessories of pumps or pumping installations, not provided for in groups F04C18/00 - F04C28/00
- F04C29/02—Lubrication; Lubricant separation
- F04C29/026—Lubricant separation
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C29/00—Component parts, details or accessories of pumps or pumping installations, not provided for in groups F04C18/00 - F04C28/00
- F04C29/04—Heating; Cooling; Heat insulation
- F04C29/042—Heating; Cooling; Heat insulation by injecting a fluid
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C2240/00—Components
- F04C2240/50—Bearings
- F04C2240/56—Bearing bushings or details thereof
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
Abstract
Description
被圧縮流体として、高炭化水素系ガス、水分飽和天然ガスなど、比較的沸点の高い高凝縮性ガスなど潤滑油に対する高溶解性ガスを使用した場合、潤滑油として高粘度合成潤滑油を採用して、給油量を削減し、又給油温度を高温化し、あるいはロータ軸のシール部の個別給油などの採用により、高温運転を行っている。高温運転を行なう理由は、被圧縮流体の圧縮機本体からの吐出下で露点温度以上にすること、また高温域での稼動により、潤滑油への被圧縮流体の溶解度を低減させることにある。
しかしロータ軸受部のすべり軸受の摺動発熱による軸受材料の強度低下、あるいは潤滑油の低粘度下に起因した軸受の寿命低下が生じ、この課題の解決策として、高性能な軸受材の開発が考えられるが、経済性、信頼性の面から未だホワイトメタルに勝る材料は実用化されていない。また合成潤滑油では、親水性があり、被圧縮流体中に水分や活性成分が含まれる場合、添加剤の加水分解や軸受材料腐食トラブルが生じている。
たとえば特開2003−97558号公報(先行技術1)には、焼付きなどの劣化を起こし難く、潤滑性にも優れた低摩擦の潤滑部材として、少なくとも分子中に親水基と疎水基とを有した化合物を成分に含む潤滑剤を介して互いに接触する2物体の摩擦面のうち、一方の摩擦面を“親水部と疎水部とのミクロン相分離表面(化合物1)”で形成し、他方の摩擦面を“親水性表面”で形成する潤滑部材が開示されている。この摩擦部材によれば、互いの摩擦面(特に化合物1)には耐はぎとり効力の優れた吸着膜が形成されるため、焼付きなどの劣化を起し難くなるのに加え、両吸着膜は互いになじみが悪いため、潤滑性に優れた潤滑部を得ることができるという利点がある。
然るに、比較的沸点の高い高凝縮性ガスなど潤滑油に対する高溶解性ガスを冷媒とする冷凍システムや圧縮システムに組み込まれるスクリュー圧縮機においては、給油温度が125℃を超えると、軸受の耐摩耗性が急激に低下し、運転限界が短縮されてしまうという問題点があり、上記先行技術1に記載の潤滑部材も高温下での耐磨耗性は必ずしも良好とは言えず、また軸受材料として、アルミ合金や銀メタルを使用した場合でも、なじみ性が悪く、焼き付きを起しやすいという欠点がある。
これらの解決策として,冷凍サイクルでの冷媒ガスの潤滑油に対する溶解量、温度及び粘性係数の関係を示す図5、及び冷媒ガスの潤滑油に対する溶解量、温度及び圧力の関係を示す図6から、軸受周囲の温度、圧力を制御する方法が考えられる。すなわち図5及び図6から、温度を高くし、かつ圧力を低くすれば、冷媒ガスの潤滑油に対する溶け込み量が減り、溶け込み量が減れば、潤滑油の粘性が高くなることがわかる。従って軸受給油温度を高くし、圧力を下げれば、潤滑油が高粘性を維持し、これによって油膜厚を維持できるため、軸受の長寿命化が期待できるが、前述のように、温度を上げれば、軸受部の焼き付きや耐摩耗性の低下等を招き、また圧力の面においては、ロータへのインジェクション給油系統では、ある一定以上のインジェクション圧力を維持しなければならないという制約があるとともに、雄ロータの吐出側から吸入側に作用するスラスト荷重を軽減させるためのバランスピストンへの給油圧力を下げると、スラスト荷重が増大し、スラスト軸受の早期磨耗あるいは損傷を招くという問題も生じる。
また、本発明の第2の目的は、ロータ軸受用の潤滑油を最小限の油量とすることができ、被圧縮流体の吐出ガス温度を高温化可能ならしめ、かつ軸受用潤滑油の給油温度を軸受許容温度以下で給油可能とするとともに、低粘度オイルの採用が可能となる潤滑油供給システムを提供することにある。
また、本発明の第3の目的は、油分離器等の構成機器を小型化することができ、油分離器の分離効率を向上させることができるとともに、被圧縮流体に含まれる異物の潤滑油への混入を最小限に抑えることができる潤滑油供給システムを提供することにある。
そして、本発明は、かかる目的を達成するもので、その第1発明は、圧縮機本体に潤滑油を供給する系統を、潤滑油を圧縮機本体の各軸受に供給する低圧の軸受給油系統と、圧縮機本体の内部に供給され、被圧縮流体と接触して温度制御を行なう高圧の温度制御用給油系統とに分割し、前記軸受給油系統を、給油タンク、油冷却器及び給油ポンプを備えた閉回路給油系統とし、前記温度制御用給油系統を、油分離器及び油冷却器を備えた閉回路給油系統としたことを特徴とする。
かかる第1発明において、潤滑油の供給系統を軸受給油系統を構成する閉回路系統と温度制御用給油系統を構成する閉回路系統とに分割したことにより、それぞれの閉回路系統に最適の運転条件(たとえば温度、圧力、及び最低必要供給油量等)に設定することが可能となり、これによって、前記従来技術の問題点及び本発明の前記目的を達成することができる。
たとえば軸受給油系統の潤滑油は、給油タンクから給油ポンプにより油冷却器を経て冷却され、高粘度化された後、常時圧縮機本体の各軸受に送られる。従って軸受部の焼き付きや耐摩耗性の低下等を防止し、軸受の長寿命化を図ることができる。
油冷式スクリュー圧縮機の場合、給油量は吐出ガス圧力の状態にある潤滑油が、吸入ガス圧力に近い状態の空間まで吸引される構成となっているため、その差圧により成り行きで決定されることが多いが、実際にそれぞれの給油ラインにおいて、必要とされる最低必要給油量とは異なる。
温度制御用給油系統のインジェクション給油は、ロータ間の隙間を密閉するシーリング効果としての機械的な体積効率の向上と、断熱圧縮からよりポリトロープ圧縮に近い状態までガスを冷却するというシステム的な効率向上を目的としているのに対して、軸受給油系統は、回転機械の運転上必要不可欠な要素部品を円滑に動作させる目的のものであり、動力抑制効果を鑑みれば給油量は少なければ少ないほど良いと言うこともできる。
従来の油冷式スクリュー圧縮機の周辺潤滑油フローは、前述のとおり、もとは一つの給油系統であったインジェクション給油系統と軸受給油系統とが、圧縮機本体に給油された後、同時に吐出され、油分離器により、ガスと油に分離される。吐出ガス温度と同等となった後、油冷却器によって適温まで冷却され、油フィルターを通し、再び圧縮機本体へ給油される。
このように従来の油冷式スクリュー圧縮機の潤滑油ラインでは、システム上必要なインジェクション給油系統と、必要不可欠ではあるが、インジェクション給油系統と同じ系統であったがために、成り行きでその量が特定されてしまう軸受給油系統の二系統から成り立ち、そのため前記の問題点を有し、システムの運用を困難にしている。
本発明の前記第1の発明によれば、ロータへのインジェクション給油は、被圧縮流体の凝縮を阻止する目的で高温とし、あるいは流量を減少できるので、被圧縮流体に混入する潤滑油量を減らすことができ、このため温度制御用給油系統の油分離器を小型化できるとともに、その分離効率を向上させることができ、さらに被圧縮流体に含まれる異物の潤滑油への侵入を最小限に抑えることができる。
このようにロータ軸受の潤滑を最小限の潤滑油量とすることができるとともに、軸受給油温度を軸受許容温度以下に許容でき、低粘度潤滑油の採用が可能となり、また被圧縮流体の吐出温度を高温化可能ならしめる。
かかる第1発明において、好ましくは、軸受給油系統において、前記圧縮機本体の各軸受に供給された潤滑油を前記給油タンクに回収する経路を設けるとともに、前記温度制御用給油系統において、前記油分離器及び前記油冷却器を経た潤滑油の一部を前記給油タンクに供給する経路を設ける。これによって、両系統の潤滑油を、両系統間のリーク潤滑油も含めて、最終的に軸受給油系統の給油タンクに回収することができるとともに、両系統間の潤滑油の多少のリークを許容することができるようになる。なおこの場合、両給油系統の潤滑油はお互いに混ざり合うため、同一の潤滑油を用いざるを得ない。
また第1発明において、好ましくは、ロータの軸部を回転可能に支持する軸受をすべり軸受とし、前記ロータの外表面と該すべり軸受との間に潤滑油を導入する溝を設け、該溝に導入された潤滑油を低圧の潤滑油回収系路に回収するように構成する。これによって、ロータ軸受部に対する潤滑油の供給及び回収を容易かつ確実にすることができるとともに、ある程度のロータ・ケーシング内への潤滑油の漏れ、あるいはその逆のロータ・ケーシングから軸受空間への漏れを許容しつつ、しかもそれらの漏洩量を適度に制限することができる。すなわち前記溝に潤滑油を一時集結させ、再び別の低圧の潤滑油回収系路に回収することで、潤滑油の漏洩量を緩和させることができる。
なお両給油系統の圧力差が大きいことに起因するリークが激しい場合は、前記すべり軸受とロータ軸部との間にオイルシール又はメカニカルシール等を設けることも有効である。
また第1発明において、好ましくは、前記軸受給油系統の給油タンク内のガス相を前記圧縮機本体の内部の被圧縮流体の吸入口近傍に連通する経路を設け、該経路に圧力調整弁を介装する。これによって、運転開始時に前記軸受給油系統の給油タンク内のガス相圧をできるだけ前記圧縮機本体の被圧縮流体の吸入圧又は中間圧力と同じ圧力になるように前記圧力調製弁を制御することによって、運転始動時の軸受給油系統の給油タンク内の給油圧力急上昇を防止できるとともに、ロータへのインジェクション給油は、被圧縮流体の吐出ガス圧力と吸入ガス圧力との差圧により注入する運転差圧給油方式とすることが可能となる。
また第1発明の潤滑油供給システムにおいては、本システムに停止時は、温度制御用給油系統に供給した潤滑油は、軸受給油系統に供給した潤滑油とは混ざらないように仕切られているものの、両系統間のリークにより、軸受給油系統の給油タンクは、温度制御用給油系統側圧力、すなわち圧縮機の被圧縮流体の吐出圧力と同圧になることが考えられる。
その結果、次の運転で給油ポンプを始動させた場合、高圧となり得るため、第1の手段において、好ましくは、前記潤滑油回収系路の給油ポンプの下流側で潤滑油を前記給油タンクに戻す分岐経路を設け、該分岐経路に圧力調整弁を設け、前記軸受給油系統の前記給油ポンプの下流側と上流側との軸受給油圧力の差圧及び前記温度制御用給油系統の吐出ガス圧力と前記給油ポンプ下流側の軸受給油圧との差圧に基づいて前記圧力調整弁の開度を制御する制御装置を設けたことにより、運転始動時の前記潤滑油回収系路における潤滑油圧力の急上昇を緩和することができる。
スクリュー圧縮機が軽負荷の場合、軸受給油圧力は小さくてもよいが、各軸受の対する最低必要流量を確保する必要がある。バランスピストンを具備したスクリュー圧縮機の場合、温度制御用給油系統の吸入ガス圧力と軸受給油圧力との差圧がバランスピストンへの必要な給油圧力を決定する。
また、前記軸受給油系統の給油タンクに油面レベル検出器を設け、該給油タンクから前記温度制御用給油系統に潤滑油を戻す経路を設けるとともに、該経路に流量調整弁を設け、さらに前記温度制御用給油系統において、前記油分離器及び前記油冷却器を経た潤滑油の一部を前記給油タンクに回収する経路に流量調整弁を設け、前記油面レベル検出器の検出値に基づいて前記各流量調整弁を制御し、前記給油タンクの油面レベルを所定の範囲内に制御する制御装置を設ける。これによって前記給油タンクの油面レベルを所定の範囲内に保持でき、軸受給油系統及び温度制御用給油系統相互間の油リーク等に起因した油面レベルの変動を抑えることができる。
また第1発明において、好ましくは、前記軸受給油系統において油冷却器をバイパスする分岐経路を設けるとともに、該分岐経路に潤滑油の温度調整弁を設け、該温度調整弁の開度を調整して、前記ロータ軸受部に供給する潤滑油の温度を制御する。これによってロータ軸受部に低温で、かつ高粘度の潤滑油を供給できる。
また第1発明において、ロータ軸受部にバランスピストンを具備する場合においては、好ましくは、前記軸受給油系統を前記バランスピストンに対する給油系統と他の軸受給油系統とに分割し、該他の軸受給油系統に流量調整弁を設ける。
また前記バランスピストンに対する給油圧力を、前記温度制御用給油系統における圧縮機本体内への給油圧力及び前記軸受給油系統の前記給油タンク内圧力に基づいて前記ロータ軸受部に対するスラスト荷重を算出し、該スラスト荷重に対する必要な反力を前記給油ポンプ下流側の軸受給油圧力と前記温度制御用給油系統における吸入ガス圧力との差から算出する演算装置を設ける。これによって、バランスピストン及び他の軸受それぞれに対して必要な給油圧力を常に維持することができるようになる。
また本発明において、好ましくは、前記温度制御用給油系統を通って前記圧縮機本体の内部に供給される潤滑油を高温とするか、又は流量を低減し、前記軸受給油系統を通って前記圧縮機本体の各軸受に供給される潤滑油を前記油冷却器で冷却して高粘度化した後、前記各軸受に供給する運転方法を実施する。
これによって、前記した従来技術の問題点、すなわちロータ軸受部のすべり軸受の摺動発熱による軸受材料の強度低下、あるいは潤滑油の低粘度下に起因した軸受の寿命低下を防止することができる。
また本発明において、好ましくは、始動時に前記給油タンクのガス相を前記圧縮機の吸入圧又は中間圧力と同一に維持する運転方法を実施する。これによって、圧縮機の被圧縮流体の吐出ガス圧に対して、軸受給油系統の給油圧力に差をもたせ、ロータへのインジェクション給油が、圧縮機の吐出圧力と吸入圧力との差圧に基づく差圧給油方式を可能とする。また運転開始時に前記給油タンクのガス相を前記圧縮機の吸入圧又は中間圧力と同一に維持することにより、運転開始時の軸受給油系統の圧力が異常に上昇するのを防止することができる。
第2図は、本発明の第1実施例に係るスクリュー圧縮機の潤滑油供給システム全体のブロック線図である。
第3図は、前記第1実施例のロータ軸受部に係り、(A)はロータ全体を示す立面図、(B)及び(C)はロータに装着された各軸受の縦断面図である。
第4図は、本発明の第2実施例に係るスクリュー圧縮機の潤滑油供給システムの一部のブロック線図である。
第5図は、冷媒ガスを混合した潤滑油の温度、混合割合及び粘性係数の関係を示す線図である。
第6図は、冷媒ガスの溶解量と温度、圧力との関係を示す線図である。
第1図は、本発明によるスクリュー圧縮機の潤滑油供給経路の一例を模式的に示す斜視図である。第1図において、Iは温度制御用給油系統であり、スライドバルブaから雄雌からなるスクリューロータbに向かって潤滑油を噴射し、温度制御を行なった後、被圧縮流体とともに圧縮機本体から吐出される。IIは軸受給油系統であり、潤滑油をロータ軸cに設けられたスリーブ軸受d及びスラスト軸受e、又はロータ軸受部に加わるスラスト荷重を軽減するバランスピストンg、シール部hに潤滑油を供給し、その後図示しない給油タンクに連通した回収経路II’に流出する。
なおIIIは、スライド弁aを駆動する油圧ピストンpに給油する経路であるが、本発明にかかる経路I及びIIとはまったく別の閉サイクルであり、本発明とは特に関係ないので、説明を省略する。
両経路I及びIIは、本発明において別系統に構成されることによって、それぞれの系統の最適条件(温度、圧力、流量等)にて運転可能となり、本発明の前記目的を達成することができる。
次に本発明の第1実施例に係るスクリュー圧縮機の潤滑油供給システムを示す第2図において、1はスクリュー圧縮機本体で、2は圧縮機本体1内に回転可能に収納されたスクリューロータ、3は、圧縮機本体1内でロータ2に対して潤滑油を噴射するスライドバルブである。1aは被圧縮流体fの吸入口、1bは被圧縮流体fの吐出口、2aはロータ2の軸部である。
被圧縮流体fが吸入口1aから圧縮機本体1に吸入され、ロータ2の回転により圧縮されて、吐出口1bから潤滑油と混ざった高圧状態で吐出され、油分離器4内でガスと潤滑油とが分離され、油冷却器5で冷却され、フィルタ6で異物を除去されて、再びスライドバルブ3に戻される。この循環閉回路が破線で示される温度制御用給油系統Iを構成する。
一方7は、潤滑油が貯留された給油タンクであり、給油タンク7内に貯留された潤滑油は、給油ポンプ8により油冷却器9を介し、フィルタ10を経て、圧縮機本体1内のロータ軸受部に供給される。ロータ軸受部に供給された潤滑油は、その後回収経路L3を通って給油タンク7に回収される。この閉回路が実線で示される潤滑油給油系統IIを構成する。
給油タンク7には、油面レベルを検知して、油面レベル制御演算子12にその油面レベル情報を送る液面発信器11、及び油面レベルを確認する液面計13が設けられ、油冷却器9の上流側で分岐する分岐経路L1及び分岐部に温度調整弁14が設けられ、分岐経路L1には潤滑油を給油タンク7に戻す経路L2に圧力調整弁15が設けられている。また給油タンク7内のガス相を圧縮機本体1の内部の被圧縮流体fの吸入口1a付近に連通する経路L4を設け、該経路に圧力調整弁16を設けるとともに、潤滑油給油系統IIの潤滑油を圧縮機本体1内に戻す経路L5を設け、該経路に流量調整弁17を設けている。
また温度調整用給油系統Iには、潤滑油の一部を給油タンク7に供給する経路L6が設けられ、該経路にフィルタ18及び流量調整弁19が設けられている。L7は油冷却器5をバイパスする経路で、その分岐部に温度調整弁20が設けられている。また油分離器4には油面レベルが低下したとき警報を発する液面低下スイッチ21及び液面レベルを確認する液面計22が設けられている。また23、24、25は各経路に設けられた温度発信器、26、27、28、29は圧力発信器、30は流量発信器、31は給油ポンプ9の上流側と下流側との潤滑油経路の圧力差、及び温度制御用給油系統Iと潤滑油給油系統IIとの圧力差から、潤滑油給油系統IIとの圧力を決定し、圧力調整弁15を制御する制御演算子である。32、33、34、35は逆止弁、36は手動弁である。
第3図は、前記第1実施例において、温度制御用潤滑油Iおよび軸受用潤滑油IIが供給されるロータ軸受部の構造を示し、かかる装置における軸受給油系統IIにおいて、2は雄雌からなるロータであり、その軸受2aに、密封装置41、ジャーナル・ベアリング42、スラスト・ベアリング43及びメカニカルシール44が装着させている。図3の(B)及び(C)はそれぞれ(A)中のB部拡大図及びC部拡大図であり、ともに(A)中の密封装置41及びジャーナル・ベアリング42を一体化したすべり軸受である。
図3の(B)及び(C)において、潤滑油が通る溝45及び46が刻設され、溝45、46を通った潤滑油は回収経路L3から給油タンク7に戻る。
第2図及び第3図に示された第1実施例において、温度制御用給油系統Iおよび潤滑用給油系統IIは、それぞれの潤滑油の混入が避けられないため、同じ銘柄の潤滑油が好ましい。ロータへのインジェクション給油には、被圧縮流体fの吸引口1aと吐出口1bとの差圧を利用してインジェクション給油が可能であるので、給油ポンプ8は削減可能である。
また給油温度は、給油ラインを温度制御用給油系統(インジェクション給油系統)Iと軸受給油系統IIとに分けているため、それぞれ別の温度で供給できる。たとえばロータ2へのインジェクション給油は、ガスの凝縮を阻止する目的で高温とし(あるいは流量を減じ、又はカットさせ)、軸受供給用潤滑油は、粘度確保の目的から、低温とすることが有効である。これによって前記した従来技術の問題点、すなわちロータ軸受部のすべり軸受の摺動発熱による軸受材料の強度低下、あるいは潤滑油の低粘度下に起因した軸受の寿命低下を防止することができる。
このように本実施例によれば、ロータ2へのインジェクション給油は、被圧縮流体fの凝縮を阻止する目的で高温とし、あるいは流量を減少できるので、被圧縮流体fに混入する潤滑油量を減らすことができ、このため温度制御用給油系統Iの油分離器を小型化できるとともに、その分離効率を向上させることができ、さらに被圧縮流体fに含まれる異物の潤滑給油系統IIへの侵入を最小限に抑えることができる。
このようにロータ軸受の潤滑を最小限の潤滑油量とすることができるとともに、軸受給油温度を軸受許容温度以下に許容でき、低粘度潤滑油(たとえば鉱物油)の採用が可能となり、また被圧縮流体fの吐出温度を高温化可能ならしめる。
また軸受給油系統IIにおいて、圧縮機本体1の各軸受に供給された潤滑油を給油タンク7に回収する経路L3を設けるとともに、温度制御用給油系統Iにおいて、油分離器4及び油冷却器5を経た潤滑油の一部を給油タンク7に供給する経路L6を設ける。これによって、両系統の潤滑油を、両系統間のリーク潤滑油も含めて、最終的に軸受給油系統IIの給油タンク7に回収することができるとともに、両系統間の潤滑油の多少のリークを許容することができるようになる。
なおこの場合、両給油系統の潤滑油はお互いに混ざり合うため、同一の潤滑油を用いざるを得ない。
また第3図に示すように、ロータ2の軸部を回転可能に支持する軸受をすべり軸受とし、ロータ2の外表面と該すべり軸受との間に潤滑油を導入する溝45、46を設け、該溝に導入された潤滑油を低圧の潤滑油回収系路L3に回収するように構成したことにより、ロータ軸受部に対する潤滑油の供給及び回収を容易かつ確実にすることができるとともに、ある程度のロータ・ケーシング内への潤滑油の漏れ、あるいはその逆のロータ・ケーシングから軸受空間への漏れを許容しつつ、しかもそれらの漏洩量を最低限に制限することができる。すなわち前記溝に潤滑油を一時集結させ、再び別の低圧の潤滑油回収系路に回収することで、潤滑油の漏洩量を緩和させることができる。さらにメカニカルシール44を設けたことにより、両系統I及びII間の潤滑油の漏れを極力抑えることができる。
また軸受給油系統IIの給油タンク7内のガス相を圧縮機本体1内部の被圧縮流体fの吸入口1a近傍に連通する経路L4を設け、該経路に圧力調整弁16を介装したことによって、運転開始時に軸受給油系統IIの給油タンク7内のガス相圧を圧縮機本体1の被圧縮流体fの吸入圧又は中間圧力と同じ圧力に維持でき、運転始動時の軸受給油系統IIの給油タンク7内の高圧化を防止できるとともに、ロータ2へのインジェクション給油は、被圧縮流体fの吐出ガス圧力(圧力発信器26の検出値)と吸入ガス圧力(圧力発信器28の検出値)との差圧により注入する運転差圧給油方式とすることが可能となる。
また潤滑油回収系路IIの給油ポンプ7の下流側で潤滑油を給油タンク7に戻す分岐経路L2を設け、該分岐経路に圧力調整弁15を設け、給油ポンプ7下流側と上流側との軸受給油圧力の差圧(圧力発信器27と28との検出値の差)及び温度制御用給油系統Iの吐出ガス圧力(圧力発信器26の検出値)と給油ポンプ7下流側の軸受給油圧(圧力発信器27の検出値)との差圧に基づいて圧力調整弁15の開度を制御する制御演算子31を設けたことにより、運転始動時の潤滑油回収系路L3における潤滑油圧力の急上昇を緩和することができる。
また軸受給油系統IIの給油タンクに油面レベル検出器11を設け、給油タンク7から温度制御用給油系統Iに潤滑油を戻す経路L5を設けるとともに、該経路に流量調整弁17を設け、さらに温度制御用給油系統Iにおいて、潤滑油の一部を給油タンク7に回収する経路L6に流量調整弁19を設け、油面レベル検出器11の検出値に基づいて前記各流量調整弁17,19を制御し、給油タンク7の油面レベルを所定の範囲内に制御する制御演算子12を設けることによって、給油タンク7の油面レベルを所定の範囲内に保持でき、軸受給油系統II及び温度制御用給油系統I相互間の油リーク等に起因した油面レベルの変動を抑えることができる。
また軸受給油系統IIにおいて油冷却器9をバイパスする分岐経路L1を設けるとともに、該分岐経路に潤滑油の温度調整弁14を設け、該温度調整弁の開度を調整して、ロータ軸受部に供給する潤滑油の温度を制御することによって、ロータ軸受部に低温で、かつ高粘度の潤滑油を供給できる。
また始動時に給油タンク7のガス相を圧縮機の吸入圧又は中間圧力と同一に維持する運転方法を実施することによって、圧縮機の非圧縮流体fの吐出ガス圧に対して、軸受給油系統IIの給油圧力に差をもたせ、ロータ2へのインジェクション給油を、圧縮機の吐出圧力と吸入圧力との差圧に基づく差圧給油方式とすることを可能とするとともに、運転開始時に給油タンク7のガス相を圧縮機の吸入圧又は中間圧力と同一に維持することにより、運転開始時の軸受給油系統IIの圧力が異常に上昇するのを防止することができる。
本システム停止時は、温度制御用給油系統I側の潤滑油と軸受給油系統IIの潤滑油とは、通常混ざらないように、弁16、17,19は閉止されているものの、ロータケーシングから軸受へのリークは避けられず、給油タンク7はプロセスガス側圧力、つまり、被圧縮流体fの圧縮機吐出圧力と同圧になると考えられる。その結果、次の運転で給油ポンプ8を始動させた場合、圧力発信器26及び27で検知される温度制御用給油系統I側の油圧と軸受給油系統II側の油圧との差圧力を制御して、軸受給油系統II側の油圧の上昇を防ぐことができる。
また、圧力調整弁16を、圧縮機始動後の最小負荷アイドル運転で、給油タンク7内圧力が徐々に設定圧力となるようにコントロールする。
なお本実施例は、ロータ軸受部に加わる過大なスラスト荷重を回避するためにロータ軸受部に設けた図示しないバランスピストンを具備するが、始動時、始動トルク軽減でスライドバルブ3の位置が低負荷からのスタートとなるため、バランスピストンへの給油圧力は小さくても、過大なスラスト荷重は回避可能である。したがって、圧力発信器27で検知される軸受給油圧力は、給油流量が最小必要流量となるように、設定することもできる。
なお通常運転におけるバランスピストンが必要とする給油圧力が過大であれば、軸受給油系統をバランスピストン給油系統と他の軸受給油系統とに分別することが有効であろう。その場合、前記他の軸受給油系統における流量は、最小必要流量を確保するための制御になる。
また、運転開始時は、圧縮機ロータ2内に潤滑油はないと想定できる。インジェクション給油は、圧縮機本体の吐出圧力と吸入圧力との差圧でされるため、その際、極めて短い時間であるけれども、圧縮機ロータケーシング内は無給油状態となる。このためタイミングギアで噛み合わせるタイプの圧縮機でない限り、雄ロータと雌ロータとの接触による発熱が懸念されるため、始動時は、流量調整弁17を微開にすると良い。
停止直後のロータケーシングから軸受給油系統IIへの高圧ガス・油のリークを最小限に止めるために、スクリュー圧縮機と油分離器4との間に逆止弁、或いは自動弁を設けて高圧ガスを圧縮機内部に極力入り込ませないようにすることも有効である。
すべての給油系統は各給油系統間の油の授受はあるものの、基本的に閉サイクルであり、油面レベル制御演算子12による流量調整弁17及び19の調整によって、油保有量は制御できる。
しかし、圧送用ガス圧縮機などのオープンサイクルにおいて、油分離度の善し悪しがあったとしても、インジェクション給油系統の油は徐々に減少し、いずれ枯渇すると言える。その際流量調整弁19を開けて軸受給油系統IIから油を補給せざるを得ない。連続運転が実施される場合には、圧縮機内における軸受給油の漏洩から若干のインジェクション効果が期待され、たとえインジェクション給油系統Iの油が枯渇したとしても、運用には差し支えがないと考えられる。しかし、軸受給油系統IIの要素部品については、どれ一つとして無給油が許容されるものはない。
したがって、通常の連続使用の運用において、制御演算子31の制御については油面レベル制御演算子12による給油タンク7の油面レベルの設定を優先的に行なうことが有効である。
インジェクション給油系統Iの油保有量には、下限界アラームを設けるという方法もあるが、現実的には、運用上、被圧縮流体の圧縮機吐出温度にしか影響を及ぼさないため、吐出温度高によるトリップで停止させることになる。
第4図は、本発明の第2実施例に係る潤滑油供給経路の一部を示すブロック線図である。第4図中において、前記第1実施例に係る第2図〜第3図に示される機器あるいは部材と同一の符号を付された機器あるいは部材は同一の部材を意味する。
第4図において、経路L8は、軸受給油系統IIにおいて、他の軸受に給油する給油系統と分岐して、バランスピストン51に潤滑油を給油する経路であり、52及び53は、他の軸受給油系統IIに装着された圧力調整弁及び圧力発信器である。前記機器又は部材以外は前記第1実施例と同一の構成を有する。
かかる第2実施例において、軸受給油系統IIにおいて、バランスピストン51への給油と他の軸受、軸シールへの給油は同一の給油タンク7からポンプアップされた後、より高圧が要求されるバランスピストン51へはその圧力のまま給油され、給油量自体が問題となる軸受類へは減圧し給油する、別系統としている。
給油タンク7によるポンプアップ後の圧力制御、つまりバランスピストン51が必要とする圧力制御は、圧縮機本体1からの被圧縮流体fの吐出圧力(圧力発信器26の検出値)および吸入圧力(圧力発信器29の検出値)によって、まずスラスト荷重を算出し、それに必要な反力(バランスピストン荷重)をポンプアップ前後の差圧(前記吐出圧力−前記吸入圧力)から算出して決定する。その計算は、制御演算子31で行う。
他の軸受類への給油量は、圧力調整弁52を調整することによって、流量発信器53が常に必要流量となるように、潤滑油量を確保する。
スクリュー圧縮機が軽負荷の場合、軸受給油圧力は小さくてもよいが、各軸受の対する最低必要流量を確保する必要がある。
かかる第2実施例によれば、軸受給油系統IIをバランスピストン51に対する給油系統L8と他の軸受給油系統とに分割し、該他の軸受給油系統に流量調整弁52を設けたことにより、バランスピストン51及び他の軸受それぞれに対して適量の給油圧力を常に維持することができるようになる。なおバランスピストン51が必要な圧力(圧力発信器26と27との検出値の差)が最小のとき、つまりバランスピストンの必要給油量が他の軸受の必要最小給油量を超えなかった場合、圧力調整弁52を流量発信器53が下限値以上になるように制御する。
またロータ軸受用の潤滑油を最小限の油量とすることができ、被圧縮流体の吐出ガス温度を高温化可能ならしめ、かつ軸受用潤滑油の給油温度を軸受許容温度以下で給油可能とするとともに、低圧低粘度オイルの採用が可能となる潤滑油供給システムを達成することができる。
また油分離器等の構成機器を小型化することができ、油分離器の分離効率を向上させることができるとともに、被圧縮流体に含まれる異物の潤滑油への混入を最小限に抑えることができる。
さらに運転始動時の軸受給油系統の給油タンク内の高圧化を防止して、運転始動時の前記潤滑油回収系路における潤滑油圧力の急上昇を緩和することができるとともに、ロータへのインジェクション給油は、被圧縮流体の吐出ガス圧力と吸入ガス圧力との差圧により注入する運転差圧給油方式とすることが可能となる。
またロータ軸受部にバランスピストンを具備する場合においても、バランスピストン及び他の軸受各々に対して必要な給油圧力を常に維持することができる。
Claims (11)
- 機本体に潤滑油を供給する系統を、潤滑油を圧縮機本体の各軸受に供給する低圧の軸受給油系統と、圧縮機本体の内部に供給され、被圧縮流体と接触して温度制御を行なう高圧の温度制御用給油系統とに分割し、前記軸受給油系統を、給油タンク、油冷却器及び給油ポンプを備えた閉回路給油系統とし、前記温度制御用給油系統を、油分離器及び油冷却器を備えた閉回路給油系統としたことを特徴とする多系統潤滑式スクリュー圧縮機の潤滑油供給システム。
- 前記軸受給油系統において、前記圧縮機本体の各軸受に供給された潤滑油を前記給油タンクに回収する経路を設けるとともに、前記温度制御用給油系統において、前記油分離器及び前記油冷却器を経た潤滑油の一部を前記給油タンクに供給する経路を設けたことを特徴とする請求の範囲第1項記載の多系統潤滑式スクリュー圧縮機の潤滑油供給システム。
- ロータの軸部を回転可能に支持する軸受をすべり軸受とし、前記ロータの外表面と該すべり軸受との間に潤滑油を導入する溝を設け、該溝に導入された潤滑油を潤滑油回収系路に回収するように構成したことを特徴とする請求の範囲第1項記載の多系統潤滑式スクリュー圧縮機の潤滑油供給システム。
- 前記給油タンク内のガス相を前記圧縮機本体の内部の被圧縮流体の吸入口近傍に連通する経路を設け、該経路に圧力調整弁を介装したことを特徴とする請求の範囲第1項記載の多系統潤滑式スクリュー圧縮機の潤滑油供給システム。
- 前記潤滑油回収系路の給油ポンプの下流側で潤滑油を前記給油タンクに戻す分岐経路を設け、該分岐経路に圧力調整弁を設け、前記軸受給油系統の前記給油ポンプの下流側と上流側との軸受給油圧力の差圧及び前記温度制御用給油系統の吐出ガス圧力と前記給油ポンプ下流側の軸受給油圧との差圧に基づいて前記圧力調整弁の開度を制御する制御装置を設けたことを特徴とする請求の範囲第1項記載の多系統潤滑式スクリュー圧縮機の潤滑油供給システム。
- 前記軸受給油系統の給油タンクに油面レベル検出器を設け、該給油タンクから前記温度制御用給油系統に潤滑油を戻す経路を設けるとともに、該経路に流量調整弁を設け、さらに前記温度制御用給油系統において、前記油分離器及び前記油冷却器を経た潤滑油の一部を前記給油タンクに回収する経路に流量調整弁を設け、前記油面レベル検出器の検出値に基づいて前記各流量調整弁を調整し、前記給油タンクの油面レベルを所定の範囲内に制御する制御装置を設けたことを特徴とする請求の範囲第2項記載の多系統潤滑式スクリュー圧縮機の潤滑油供給システム。
- 前記軸受給油系統において油冷却器をバイパスする分岐経路を設けるとともに、該分岐経路に潤滑油の温度調整弁を設け、該温度調整弁の開度を調整して、前記ロータ軸受部に供給する潤滑油の温度を制御することを特徴とする請求の範囲第2項記載の多系統潤滑式スクリュー圧縮機の潤滑油供給システム。
- ロータ軸受部にバランスピストンを具備する圧縮機本体において、前記軸受給油系統を前記バランスピストンに対する給油系統と他の軸受給油系統とに分割し、該他の軸受給油系統に流量調整弁を設けたことを特徴とする請求の範囲第1項記載の多系統潤滑式スクリュー圧縮機の潤滑油供給システム。
- 前記バランスピストンに対する給油圧力を、前記温度制御用給油系統における圧縮機本体内への給油圧力及び前記軸受給油系統の前記給油タンク内圧力に基づいて前記ロータ軸受部に対するスラスト荷重を算出し、該スラスト荷重に対する必要な反力を前記給油ポンプ下流側の軸受給油圧力と前記温度制御用給油系統における吸入ガス圧力との差から算出する演算装置を設けたことを特徴とする請求の範囲第7項記載の多系統潤滑式スクリュー圧縮機の潤滑油供給システム。
- 請求の範囲第1項記載の多系統潤滑式スクリュー圧縮機の潤滑油供給システムにおいて、前記温度制御用給油系統を通って前記圧縮機本体の内部に供給される潤滑油を高温とするか、又は流量を低減し、前記軸受給油系統を通って前記圧縮機本体の各軸受に供給される潤滑油を前記油冷却器で冷却して高粘度化した後、前記各軸受に供給することを特徴とする多系統潤滑式スクリュー圧縮機の運転方法。
- 請求の範囲第4項記載の多系統潤滑式スクリュー圧縮機の潤滑油供給システムにおいて、始動時に前記給油タンクのガス相を前記圧縮機の吸入圧又は中間圧力と同一に維持することを特徴とする多系統潤滑式スクリュー圧縮機の運転方法。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
PCT/JP2004/011412 WO2006013636A1 (ja) | 2004-08-03 | 2004-08-03 | 多系統潤滑式スクリュー圧縮機の潤滑油供給システム及び運転方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2006013636A1 true JPWO2006013636A1 (ja) | 2008-05-01 |
JP4588708B2 JP4588708B2 (ja) | 2010-12-01 |
Family
ID=35786937
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006531070A Active JP4588708B2 (ja) | 2004-08-03 | 2004-08-03 | 多系統潤滑式スクリュー圧縮機の潤滑油供給システム及び運転方法 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US7347301B2 (ja) |
EP (1) | EP1780416A4 (ja) |
JP (1) | JP4588708B2 (ja) |
WO (1) | WO2006013636A1 (ja) |
Families Citing this family (28)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CA2596638A1 (en) * | 2005-02-07 | 2006-08-17 | Carrier Corporation | Screw compressor lubrication |
US20080223074A1 (en) * | 2007-03-09 | 2008-09-18 | Johnson Controls Technology Company | Refrigeration system |
JP4431184B2 (ja) | 2008-06-13 | 2010-03-10 | 株式会社神戸製鋼所 | スクリュ圧縮装置 |
JP5426565B2 (ja) * | 2008-10-22 | 2014-02-26 | 株式会社前川製作所 | 給油式スクリュー圧縮機 |
DE102008055632B4 (de) * | 2008-11-03 | 2012-05-16 | Aerodyn Engineering Gmbh | Verfahren zur Schmierung eines Getriebes |
US8641395B2 (en) * | 2009-04-03 | 2014-02-04 | Johnson Controls Technology Company | Compressor |
US8623119B2 (en) * | 2009-10-15 | 2014-01-07 | Daryl W. Hanson | Compressor lubricant reclaiming process and system |
US20110097216A1 (en) * | 2009-10-22 | 2011-04-28 | Dresser-Rand Company | Lubrication system for subsea compressor |
KR101452767B1 (ko) | 2010-04-01 | 2014-10-21 | 엘지전자 주식회사 | 압축기의 오일 레벨 감지수단 |
KR101495186B1 (ko) * | 2010-04-01 | 2015-02-24 | 엘지전자 주식회사 | 복수 개의 압축기를 구비한 공기조화기 및 그의 운전방법 |
DE102011075172A1 (de) * | 2011-05-03 | 2012-11-08 | Krones Aktiengesellschaft | Sperrwassersystem |
TWI453347B (zh) * | 2011-12-21 | 2014-09-21 | 私立中原大學 | 保持面軸承潤滑油黏度係數於設計狀態之潤滑控制系統 |
CN102734159A (zh) * | 2012-04-11 | 2012-10-17 | 无锡市制冷设备厂有限责任公司 | 一种螺杆压缩机 |
JP6006531B2 (ja) * | 2012-05-22 | 2016-10-12 | 株式会社神戸製鋼所 | スクリュ圧縮装置 |
US9664418B2 (en) | 2013-03-14 | 2017-05-30 | Johnson Controls Technology Company | Variable volume screw compressors using proportional valve control |
DE102013106344B4 (de) | 2013-06-18 | 2015-03-12 | Bitzer Kühlmaschinenbau Gmbh | Kältemittelverdichter |
JP6126512B2 (ja) * | 2013-10-15 | 2017-05-10 | 株式会社神戸製鋼所 | 圧縮機 |
JP6019003B2 (ja) * | 2013-10-25 | 2016-11-02 | 株式会社神戸製鋼所 | 圧縮機 |
US10487833B2 (en) | 2013-12-18 | 2019-11-26 | Carrier Corporation | Method of improving compressor bearing reliability |
US10288069B2 (en) | 2013-12-18 | 2019-05-14 | Carrier Corporation | Refrigerant compressor lubricant viscosity enhancement |
WO2016022875A2 (en) * | 2014-08-08 | 2016-02-11 | Johnson Controls Technology Company | Rotary screw compressors utilizing viscous damping for vibration reduction |
DE102015007552A1 (de) * | 2015-06-16 | 2016-12-22 | Man Diesel & Turbo Se | Schraubenmaschine und Verfahren zum Betreiben derselben |
US20170022984A1 (en) * | 2015-07-22 | 2017-01-26 | Halla Visteon Climate Control Corp. | Porous oil flow controller |
CA3006510C (en) * | 2015-12-11 | 2020-06-16 | Atlas Copco Airpower, Naamloze Vennootschap | Method for regulating the liquid injection of a compressor, a liquid-injected compressor and a liquid-injected compressor element |
JP6826512B2 (ja) | 2017-09-06 | 2021-02-03 | 株式会社神戸製鋼所 | 圧縮装置 |
CN113266573A (zh) * | 2021-07-07 | 2021-08-17 | 张家港市江南利玛特设备制造有限公司 | 一种用于高分子量气体压缩的喷油螺杆系统 |
CN114834012B (zh) * | 2022-05-07 | 2024-04-26 | 无锡海天机械有限公司 | 注塑机螺杆压力释放装置和方法 |
CN115435230B (zh) * | 2022-09-02 | 2024-01-16 | 江森自控空调冷冻设备(无锡)有限公司 | 离心压缩机润滑油粘度的控制方法 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5241480U (ja) * | 1975-09-18 | 1977-03-24 | ||
JPS63289282A (ja) * | 1987-05-22 | 1988-11-25 | Hitachi Ltd | スクリユ−圧縮機 |
JPH09303279A (ja) * | 1996-05-14 | 1997-11-25 | Hokuetsu Kogyo Co Ltd | 油冷式スクリュ圧縮機 |
JPH11294364A (ja) * | 1998-04-09 | 1999-10-26 | Hitachi Ltd | 軸受け油膜厚さ制御方法 |
Family Cites Families (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4063855A (en) * | 1976-05-03 | 1977-12-20 | Fuller Company | Compressor capacity and lubrication control system |
JPS57135292A (en) * | 1981-02-12 | 1982-08-20 | Ebara Corp | Screw compressor |
DE3238241A1 (de) * | 1981-12-17 | 1983-07-21 | Gebrüder Sulzer AG, 8401 Winterthur | Vorrichtung fuer die oelversorgung eines schraubenkompressors |
US4497185A (en) * | 1983-09-26 | 1985-02-05 | Dunham-Bush, Inc. | Oil atomizing compressor working fluid cooling system for gas/vapor/helical screw rotary compressors |
JPS60105887U (ja) * | 1983-12-26 | 1985-07-19 | 株式会社神戸製鋼所 | 油冷式容積形回転圧縮機 |
JPS63130686U (ja) * | 1987-02-18 | 1988-08-26 | ||
US5099976A (en) * | 1990-10-19 | 1992-03-31 | W. B. Jamison Limited Partnership | Fire extinguishing apparatus for compressors |
DE69228322T2 (de) * | 1992-11-27 | 1999-09-09 | Japan Energy Corp | Ammoniakkühlaggregat, arbeitsfluidumzusammensetzung zur verwendung im aggregat und schmierung eines ammoniakkompressors |
US5318151A (en) * | 1993-03-17 | 1994-06-07 | Ingersoll-Rand Company | Method and apparatus for regulating a compressor lubrication system |
WO1995018945A1 (en) * | 1994-01-10 | 1995-07-13 | Fresco Anthony N | Cooling and sealing rotary screw compressors |
JPH10159764A (ja) * | 1996-12-02 | 1998-06-16 | Hitachi Ltd | スクリュー圧縮機 |
USRE38434E1 (en) * | 2000-01-05 | 2004-02-24 | Fluid Compressor Corp. | Closed oil liquid ring gas compression system with a suction injection port |
BE1013293A3 (nl) * | 2000-02-22 | 2001-11-06 | Atlas Copco Airpower Nv | Werkwijze voor het besturen van een compressorinstallatie en aldus bestuurde compressorinstallatie. |
GB2367333B (en) * | 2000-09-25 | 2002-12-11 | Compair Uk Ltd | Improvements in variable speed oil-injected screw compressors |
JP2002317782A (ja) * | 2001-04-24 | 2002-10-31 | Kobe Steel Ltd | オイルフリースクリュ圧縮機 |
JP3924135B2 (ja) * | 2001-05-21 | 2007-06-06 | 株式会社神戸製鋼所 | 油冷式スクリュ圧縮機 |
JP2003097558A (ja) | 2001-09-26 | 2003-04-03 | Kiyo Kuroda | 潤滑装置 |
-
2004
- 2004-08-03 JP JP2006531070A patent/JP4588708B2/ja active Active
- 2004-08-03 EP EP04771399A patent/EP1780416A4/en not_active Withdrawn
- 2004-08-03 WO PCT/JP2004/011412 patent/WO2006013636A1/ja active Application Filing
-
2007
- 2007-02-02 US US11/670,673 patent/US7347301B2/en active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5241480U (ja) * | 1975-09-18 | 1977-03-24 | ||
JPS63289282A (ja) * | 1987-05-22 | 1988-11-25 | Hitachi Ltd | スクリユ−圧縮機 |
JPH09303279A (ja) * | 1996-05-14 | 1997-11-25 | Hokuetsu Kogyo Co Ltd | 油冷式スクリュ圧縮機 |
JPH11294364A (ja) * | 1998-04-09 | 1999-10-26 | Hitachi Ltd | 軸受け油膜厚さ制御方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP1780416A1 (en) | 2007-05-02 |
WO2006013636A1 (ja) | 2006-02-09 |
US20070163840A1 (en) | 2007-07-19 |
EP1780416A4 (en) | 2011-03-09 |
US7347301B2 (en) | 2008-03-25 |
JP4588708B2 (ja) | 2010-12-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4588708B2 (ja) | 多系統潤滑式スクリュー圧縮機の潤滑油供給システム及び運転方法 | |
JP2768004B2 (ja) | ロータリ式多段気体圧縮機 | |
RU2466298C2 (ru) | Винтовая компрессорная установка | |
JP2585380Y2 (ja) | ロータリコンプレッサ | |
JP5827172B2 (ja) | スクリュー圧縮機 | |
JPS63289282A (ja) | スクリユ−圧縮機 | |
US6422844B2 (en) | Screw compressor | |
CN108061103B (zh) | 冷却系统 | |
JP5054597B2 (ja) | 蒸気膨張機駆動空気圧縮装置 | |
CN115507034B (zh) | 一种喷油螺杆压缩机的润滑油循环系统 | |
CN108061102B (zh) | 冷却系统 | |
CN108061101B (zh) | 冷却系统 | |
JPH02294584A (ja) | スクロール気体圧縮機 | |
EP3745049B1 (en) | Refrigeration apparatus | |
JPH10252688A (ja) | 遠心圧縮機装置及びその運転方法 | |
JP2002317784A (ja) | ロータリ式2段圧縮機 | |
JP2007154805A (ja) | 冷凍サイクル装置 | |
JPS6032783B2 (ja) | 冷凍装置の油戻し装置 | |
JP2006307753A (ja) | スクロール膨張機 | |
JP2006214335A (ja) | スクロール圧縮機 | |
JP4301985B2 (ja) | スクロール圧縮機 | |
CN108061397B (zh) | 冷却系统 | |
JPS5852393Y2 (ja) | スクリュ−圧縮機の給油装置 | |
JPH04159480A (ja) | スクリュー圧縮機 | |
JPS60249693A (ja) | スクリユ−圧縮機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20100423 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100423 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100622 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100903 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100908 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4588708 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130917 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |