JPWO2005122016A1 - 入力補助装置、情報検索装置、入力補助方法、及びプログラム - Google Patents

入力補助装置、情報検索装置、入力補助方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

情報検索が進まない場合に、ユーザが迅速に検索結果を取得可能となるように、ユーザ入力を補助する入力補助装置は、検索キーワードの入力を受け付ける入力部101と、検索装置における検索状況を監視する検索進行管理部102と、検索が進まない場合に、入力された検索キーワードに基づいて、適切な検索条件を取得して提示する検索条件提示部110とを備え、検索条件提示部110は、カテゴリ別知識格納部103を参照して入力された検索キーワードの種類を取得するカテゴリ取得部104と、取得された検索キーワードの種類を検索することができる検索方法名を、検索方法格納部105を参照して取得する検索方法取得部106と、取得された検索方法名を画面情報に変換する画面作成部107と、画面情報を表示する表示部108とを備える。

Description

本発明は、情報検索装置における検索条件の入力を補助する入力補助装置及びその方法に関し、特に、情報検索が進まない場合にユーザ入力を補助する技術に関するものである。
従来、情報検索装置における検索条件の入力を補助する技術として、ユーザとの対話が進まない時に、認識対象となっている単語を調べ、これらの単語の1つまたは複数個を例示して音声入力を促す音声ガイダンスをユーザに対し出力する音声対話装置が開示されている(特許文献1参照)。また、入力文に未知語が含まれている場合に、未知語の種類(カテゴリ)を推定し、推定した種類に属する単語一覧を表示することができる対話処理装置も開示されている(特許文献2参照)。
さらには、階層的に分類された概念ごとに、その概念に属する単語と検索に使われ得る質問とを予め用意しておき、ユーザが検索要求文または語を入力すると、そこから抽出される単語が属する概念に応じた質問を提示し、その質問を使って検索を行うようにユーザをガイドする検索支援装置が開示されている(特許文献3参照)。
特開平11−212594号公報 特許第3468572号公報 特開2004−102818号公報
しかしながら、上記従来の音声対話装置は、認識対象単語の1つまたは複数個を例示して音声入力を促す音声ガイダンスをユーザに対して出力するが、出力された音声ガイダンス中にユーザの入力したい単語が例示されない場合、ユーザは自己の入力したい単語を入力することができるのかを理解することができないという問題がある。
例えば、音声対話装置側から、「チーム名をどうぞ」という問い掛けをユーザに行なった後、ユーザが一定時間内に何らの入力もしなければ、音声対話装置側から再度、「巨人、広島のように」という音声ガイダンスを出力することになるが、ユーザは「ヤンキース」というチーム名を入力できるのかを理解することができず、検索を進行させるための十分な補助を得ることができない。
また、上記従来の対話処理装置は、推定された未知語の種類に属する単語一覧を表示するため、推定される未知語の種類が複数存在する場合、表示される単語数が増加し、さらに、ユーザの入力したい種類以外の単語も表示されてしまうため、ユーザは自己の入力したい単語を表示された単語一覧から探すことが困難になるという問題がある。
例えば、ユーザが認識対象外単語「日本ホテル」を含む自然言語文である「日本ホテルを予約して」と発声した場合、対話処理装置側では「ホテル」ということばから、その認識対象外単語のカテゴリがホテルであると推定するとともに、「を予約して」ということばから、そのカテゴリがテレビ番組タイトルであるとも推定することになる。すなわち、その推定の結果、対話処理装置側ではホテルおよびテレビ番組の一覧が表示されることになるので、ユーザは自己の入力したい単語を、表示された膨大な単語一覧の中から探す困難を強いられる。
また、上記従来の検索支援装置は、提示される質問を使って検索を行うようにユーザをガイドするため、ユーザは自ら入力した検索要求文または語を検索に直接用いることができないという問題がある。
例えば、その装置に、概念「ノートパソコン」に対応して、単語「製品名X」、「製品名Y」、及び質問「〜の価格は?」、「〜の購入方法は?」といったデータが予め用意されている場合、ユーザは「製品名Xについて知りたい」と入力することで、その装置から、質問「製品名Xの価格は?」、「製品名Xの購入方法は?」を提示され、これらの質問を使って「製品名X」に関する情報を検索するようガイドされる。
この構成は、ユーザにとって質問を組み立てることが困難または煩雑な場合に非常に優れた補助となる反面、そうでない場合にはかえって簡便性や迅速性を損なうことがある。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、情報検索が進まない場合に、ユーザが迅速に検索結果を取得可能となるように、ユーザ入力を補助する入力補助装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る入力補助装置は、ユーザから指定された検索キーワードに基づいて情報を検索して検索結果を提示する情報検索装置における検索条件の入力を補助する入力補助装置であって、前記情報検索装置における検索の進行状況を監視する進行状況監視手段と、前記進行状況監視手段において前記検索が進まないと判定された場合に、検索が進まないと判定された時の検索における検索キーワードに基づいて、前記情報検索装置において検索可能な検索条件を取得し、ユーザに提示する検索条件提示手段とを備えることを特徴とする。
ここで、前記検索条件提示手段は、前記検索キーワードの種類であるカテゴリと、前記カテゴリに対する検索キーワードとを対応付けて格納するカテゴリ別知識データベースを参照して、前記取得した検索キーワードに対応するカテゴリを取得するカテゴリ取得部と、前記カテゴリ取得部において取得したカテゴリに基づいて、カテゴリを検索することができる検索方法名と、カテゴリ列とを対応付けて格納する検索方法データベースを参照して、前記取得したカテゴリに対応した検索方法名を取得する検索方法取得部と、前記検索条件として、前記取得した検索方法名をユーザに提示する検索方法提示部とを備えるとしてもよい。
ここで、前記検索条件提示手段は、単語間の関係に関する情報を格納する関連語データベースを参照して、前記取得した検索キーワードに対応する関連語を取得する関連語取得部と、前記検索条件として、前記取得した関連語をユーザに提示する関連語提示部とを備えるとしてもよい。
以上説明したように、本発明に係る入力補助装置によれば、ユーザが誤って検索キーワードを入力しているために検索が進まない場合などに、ユーザの入力した検索キーワードに基づいて、適切な検索条件をユーザに提示するので、ユーザは、提示された検索条件を指定することで、迅速に検索結果を取得することができるようになる。
図1は、実施の形態1に係る入力補助装置の機能的な構成を示すブロック図である。 図2は、実施の形態1に係る入力補助装置のカテゴリ別知識格納部に格納されている情報の概念図である。 図3は、実施の形態1に係る入力補助装置のカテゴリ別知識格納部における実装形態の一例を示す図である。 図4は、実施の形態1に係る入力補助装置の検索方法格納部に格納されている情報の概念図である。 図5は、実施の形態1に係る入力補助装置の検索方法格納部における実装形態の一例を示す図である。 図6は、実施の形態1に係る入力補助装置の動作を示すフローチャートである。 図7は、実施の形態1に係る入力補助装置における検索方法の表示例を示す図である。 図8は、実施の形態1に係る入力補助装置における入力部の構成例を示す図である。 図9は、実施の形態1に係る入力補助装置における入力部の別の構成例を示す図である。 図10は、実施の形態1に係る入力補助装置における音声認識部の出力の一例を示す図である。 図11は、実施の形態1に係る入力補助装置における参照類似度計算部の出力の一例を示す図である。 図12は、実施の形態1に係る入力補助装置における検索キーワードの表示例を示す図である。 図13は、実施の形態1に係る入力補助装置における検索進行判定処理の動作を示すフローチャートである。 図14は、実施の形態1に係る検索階層の一例を示す図である。 図15は、実施の形態1に係る入力補助装置を用いて検索を行なった場合の検索結果の表示例を示す図である。 図16は、実施の形態1の変形例に係るアプリケーション起動ボタンの一例を示す図である。 図17は、実施の形態1の変形例に係るリンクデータの一例を示す図である。 図18は、実施の形態2に係る入力補助装置の機能的な構成を示すブロック図である。 図19は、実施の形態2に係る入力補助装置の関連語格納部に格納されている情報の概念図である。 図20は、実施の形態2に係る入力補助装置の関連語格納部における実装形態の一例を示す図である。 図21は、実施の形態2に係る入力補助装置の動作を示すフローチャートである。 図22は、実施の形態2に係る入力補助装置の表示例を示す図である。 図23は、実施の形態2に係る入力補助装置における音声認識部の出力の一例を示す図である。 図24は、実施の形態2に係る入力補助装置における参照類似度計算部の出力の一例を示す図である。 図25は、実施の形態3に係る入力補助装置の機能的な構成を示すブロック図である。 図26は、実施の形態3に係る入力補助装置の動作を示すフローチャートである。 図27は、実施の形態3に係る入力補助装置の表示例を示す図である。 図28は、実施の形態4に係る入力補助装置の機能的な構成を示すブロック図である。 図29は、実施の形態4に係る入力補助装置の表示例を示す図である。 図30は、実施の形態1に係る入力補助装置の検索方法格納部に格納されている関連キーワード情報の一例を示す図である。
符号の説明
100、300、400、500 入力補助装置
101、101a、101b 入力部
102 検索進行管理部
103 カテゴリ別知識格納部
104 カテゴリ取得部
105 検索方法格納部
106 検索方法取得部
107 画面作成部
108 表示部
110、310、410、510 検索条件提示部
200 マイクロホン
201、203 音声認識部
202 単語標準パターン格納部
204 音節標準パターン格納部
205 参照類似度計算部
206 類似度補正部
301 関連語格納部
302 関連語取得部
401 通信部
402、501 検索方法・関連語取得部
403 ネットワーク
本発明に係る入力補助装置は、ユーザから指定された検索キーワードに基づいて情報を検索して検索結果を提示する情報検索装置における検索条件の入力を補助する入力補助装置であって、前記情報検索装置における検索の進行状況を監視する進行状況監視手段と、前記進行状況監視手段において前記検索が進まないと判定された場合に、検索が進まないと判定された時の検索における検索キーワードに基づいて、前記情報検索装置において検索可能な検索条件を取得し、ユーザに提示する検索条件提示手段とを備える。
ここで、前記検索条件を取得するために用いる検索キーワードは、前記進行状況監視手段において前記検索が進まないと判定される直前にユーザが指定した検索キーワードであってもよく、また、前記検索条件提示手段において取得される検索条件は、前記検索キーワードを検索可能な検索条件であってもよく、また、前記検索条件提示手段において取得される検索条件は、前記検索キーワードを検索可能なアプリケーション名であり、前記アプリケーションを起動してユーザに提示してもよい。また、前記検索キーワードが検索方法であるとしてもよい。
好ましくは、前記入力補助装置は、さらに、ユーザから検索キーワードの入力を受け付ける入力受付手段を備え、前記入力受付手段は、前記進行状況監視手段において前記検索が進んでいると判定された場合に、前記入力された検索キーワードを前記検索装置に出力し、前記進行状況監視手段において前記検索が進まないと判定された場合に、前記検索条件提示手段に前記検索キーワードを出力してもよい。
この構成によれば、検索の進行状況が滞っている場合に、ユーザの入力した検索キーワードに基づいて検索に適した検索条件を提示するので、ユーザは、提示された検索条件を指定することで、迅速に検索結果を取得することが可能となる。また、検索が進んでいると判断された場合には、前記検索キーワードを前記検索装置に出力するので、無用な補助が行われず、検索の迅速性や簡便性が損なわれない。
また、前記検索条件提示手段は、前記検索キーワードの種類であるカテゴリと、前記カテゴリに対する検索キーワードとを対応付けて格納するカテゴリ別知識データベースを参照して、前記取得した検索キーワードに対応するカテゴリを取得するカテゴリ取得部と、前記カテゴリ取得部において取得したカテゴリに基づいて、カテゴリを検索することができる検索方法名と、カテゴリ列とを対応付けて格納する検索方法データベースを参照して、前記取得したカテゴリに対応した検索方法名を取得する検索方法取得部と、前記検索条件として、前記取得した検索方法名をユーザに提示する検索方法提示部とを備えてもよい。
この構成によれば、ユーザの入力した検索キーワードのカテゴリに基づいて、そのカテゴリを検索することができる検索方法名を提示するので、ユーザが提示された検索方法名を指定することで、検索装置におけるスムーズな検索を実現することが可能となる。
また、前記検索条件提示手段は、単語間の関係に関する情報を格納する関連語データベースを参照して、前記取得した検索キーワードに対応する関連語を取得する関連語取得部と、前記検索条件として、前記取得した関連語をユーザに提示する関連語提示部とを備えてもよい。
この構成によれば、ユーザの入力した検索キーワードに基づいて、その検索キーワードの関連語を提示するので、ユーザは、検索装置において適当な検索結果を取得するために、検索範囲を絞り込んだり、拡大したりするための判断を容易に行なうことができるようになる。
また、前記進行状況監視手段は、前記検索装置におけるユーザの操作履歴を取得し、前記検索装置において同一のメニュー階層を所定の回数以上通過する操作があった場合に、前記検索が進まないと判定してもよい。
また、前記検索条件を取得するために用いる検索キーワードは、前記進行状況監視手段において前記検索が進まないと判定された場合に、同一メニュー階層を通り始めた時から検索が進まないと判定される直前までにユーザが指定した複数の検索キーワードであるとしてもよい。
また、前記入力補助装置は、さらに、ユーザから検索キーワードの入力を受け付ける入力受付手段を備え、前記進行状況監視手段は、前記入力受付手段が、所定の時間以上、前記検索キーワードの入力を受け付けない場合に、前記検索が進まないと判定してもよい。
また、前記入力補助装置は、さらに、ユーザからの困りを表す入力を受け付ける入力受付手段を備え、前記進行状況監視手段は、ユーザからの困りを表す前記入力に基づき、前記検索が進まないと判定してもよいし、また、前記進行状況監視手段は、前記検索の結果数に基づき、前記検索が進まないと判定してもよく、また、前記進行状況監視手段は、前記検索ごとの結果数の減少度合いに基づき、前記検索が進まないと判定してもよい。
この構成によれば、ユーザの困りを判定するさまざまな方法が提供されるので、その中から好ましい一つを用いて検索を進行させるための好適な補助をユーザに提供することができる。
特に、同一のメニュー階層を所定の回数以上通過することによってユーザの困りを判定すれば、検索操作がよどまずに行われている場合ですら、ユーザの困りを適切に判定できる。そして、前記複数の検索キーワードを用いることによって、検索を進行させるために適した検索方法を精度良く推論してユーザに提示することができる。
また、前記入力受付手段は、音声の入力を受け付けるマイクロホンと、前記マイクロホンに入力された音声を認識し、その認識結果を前記検索進行監視手段に出力する音声認識部とを備えてもよい。
また、前記認識結果には、認識の確度を示すスコアが含まれ、前記検索進行監視手段は、前記スコアが、所定の閾値より小さい場合に、前記検索が進まないと判定してもよい。
この構成によれば、ユーザは、前記検索キーワードを、前記音声認識部へ音声で入力できるので、音声入力方式による情報検索装置に好適である。
また、前記検索条件提示手段は、前記検索キーワードに基づいて、前記検索における適切な検索条件を抽出する外部機器と通信を行なう通信部と、前記通信部を介して、前記検索キーワードを前記外部機器に送信し、前記外部機器から抽出された検索条件を受信する検索条件取得部とを備えてもよい。
また、前記検索条件提示手段は、前記検索キーワードの種類であるカテゴリと、前記カテゴリに対する検索キーワードとを対応付けて格納するカテゴリ別知識データベースを参照して、前記取得した検索キーワードに対応するカテゴリを取得するカテゴリ取得部と、前記検索キーワードまたは前記カテゴリに基づいて、前記検索における適切な検索条件を抽出する外部機器と通信を行なう通信部と、前記通信部を介して、前記検索キーワードまたは前記カテゴリ取得部で取得したカテゴリを前記外部機器に送信し、前記外部機器から抽出された検索条件を受信する検索条件取得部とを備えてもよい。
ここで、前記外部機器は、複数存在し、前記検索条件提示手段は、前記検索条件取得部が前記複数の外部機器から重複する検索条件を受信した場合に、1つの検索条件を残して他の検索条件を削除する表示制御部を備えてもよく、また、前記検索条件取得部は、さらに、前記外部機器を識別するための識別子を前記外部機器から受信し、前記検索条件提示手段は、前記抽出された検索条件と前記識別子とを対応付けて、ユーザに提示してもよい。
この構成によれば、検索が進まない場合に、検索キーワードをネットワーク上の機器に送信し、その後、ネットワーク上の機器から検索方法を受信して表示するので、ユーザは、容易にネットワーク上の機器に対して目的のコンテンツを検索することができる検索方法や検索キーワードを理解することが可能となる。
また、本発明は、このような入力補助装置として実現できるだけでなく、情報検索装置として実現することもできる。また、このような入力補助装置が備える特徴的な手段によって実行される処理をステップとする入力補助方法として実現することも、また、それらのステップをコンピュータに実行させるプログラムとして実現することもできる。そして、そのようなプログラムは、CD−ROM等の記録媒体やインターネット等の伝送媒体を介して配信できることはいうまでもない。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図1から図25を参照しながら詳細に説明する。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1に係る入力補助装置について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施の形態1に係る入力補助装置の機能的な構成を示すブロック図である。
この入力補助装置100は、情報検索装置における適切な検索条件の入力を支援する装置であり、図1に示すように、入力部101と、検索進行管理部102と、検索条件提示部110とを備える。
入力部101は、ユーザから検索キーワードを含む入力データの入力を受け付けるキーボードやマウス、リモコン等の入力装置である。この入力部101は、ユーザから受け付けた入力データを検索進行管理部102に出力する。
検索進行管理部102は、入力部101から取得した入力データを検索装置に出力するとともに、検索装置における検索の進行状況を監視する処理部である。この検索進行管理部102は、検索装置における検索進行状況を常時監視しており、検索が進まないと判定すると、入力部101から取得した入力データを検索条件提示部110のカテゴリ取得部104に出力する。なお、検索進行管理部102で、いかにして検索の進行状況を判定するかは、後に詳しく説明する。
図外の検索装置は、検索進行管理部102から出力される入力データに基づいて、ユーザの所望する情報を検索する情報検索装置である。
検索条件提示部110は、検索装置における検索が進まない場合に、入力された入力データに基づいて適切な検索条件を抽出し、ユーザに提示する処理部であり、カテゴリ別知識格納部103、カテゴリ取得部104、検索方法格納部105、検索方法取得部106、画面作成部107、および、表示部108を備える。
カテゴリ別知識格納部103は、検索キーワードの種類をカテゴリとして定義し、カテゴリと、検索キーワードや動作指令キーワードとを対応付けて格納するハードディスク等の記憶装置である。
図2は、このカテゴリ別知識格納部103に格納されている情報の概念図であり、図3は、カテゴリ別知識格納部103における実装形態の一例を示す図である。ここでは、カテゴリとして、<人名>、<俳優>、<女優>、<助詞>などが定義され、それぞれのカテゴリに属する単語が定義されている様子が示されており、例えば、<人名>カテゴリに対しては、単語(松下太郎、松下次郎、松下花子、松下麗子)が属していることが示されている。
カテゴリ取得部104は、検索進行管理部102から入力データを受け取ると、カテゴリ別知識格納部103を参照して、その入力データに対応したカテゴリを取得する処理部である。そして、このカテゴリ取得部104は、取得したカテゴリを検索方法取得部106に出力する。
検索方法格納部105は、検索装置においてカテゴリの検索が可能な検索方法の名称(以下、検索方法名という。)を、カテゴリ列で表現される自然言語の構文と対応付けて格納するハードディスク等の記憶装置である。検索方法名は、ユーザが対応する構文を入力したときに、ユーザに提案すると好ましいと考えられる検索方法を表している。
図4は、検索方法格納部105に格納されている情報の概念図であり、図5は、検索方法格納部105における実装形態の一例を示す図である。ここでは、検索方法名として、(出演者名検索、俳優名検索、女優名検索、俳優名・女優名検索)が定義され、それぞれの検索方法名に対応する検索構文がカテゴリを用いて定義されている様子が示されている。例えば、出演者名検索に対しては、検索構文(<人名>)と(<人名><助詞>)が対応していることが示されている。この図5に示す具体例では、ユーザは、「松下太郎」や「松下太郎の番組」と自然言語を入力したときに、「松下太郎」を、出演者名検索を用いて検索する旨の提案を本入力補助装置から受けることができるということが示されている。
検索方法取得部106は、カテゴリ取得部104で取得したカテゴリに基づいて検索方法格納部105を参照し、そのカテゴリの検索が可能な検索方法名を取得する処理部である。そして、この検索方法取得部106は、取得した検索方法名を画面作成部107に出力する。
画面作成部107は、検索方法取得部106から検索方法名を取得して、その検索方法名で表される検索をユーザに提案する表示画面情報に変換し表示部108に表示画面情報を出力する。
表示部108は、CRTディスプレイ、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)、プラズマディスプレイ(PDP:Plasma Display Panel)等の表示装置であり、画面作成部107から取得した表示画面情報を表示する。
このように構成された本実施の形態1に係る入力補助装置100の動作例について、以下説明する。
図6は、入力補助装置100の動作を示すフローチャートである。
まず、入力補助装置100は、入力部101を介して、ユーザから検索キーワードの入力を受け付ける(ステップS101)。ここでは、具体的な一例として、ユーザが入力部101から検索キーワード「松下太郎」を入力したと仮定して説明を続ける。
次に、検索進行管理部102は、入力部101から入力された入力データを検索装置に出力し(ステップS102)、検索装置における検索進行状況を監視する(ステップS103)。
そして、検索進行管理部102は、検索装置における検索進行状況を監視し、検索が進まないと判定すると(ステップS103のNo)、直前に入力された入力データをカテゴリ取得部104に出力する。ここでは、検索が進まない状況を、検索結果が未確定で、かつ、入力データを受け付けた後一定時間以上入力データが入力されない場合であるとする。すなわち、上記の例に当てはめると、検索進行管理部102は、入力部101から入力された検索キーワード「松下太郎」を検索装置に出力し、検索装置における検索進行状況を監視して、検索結果が未確定で、かつ、検索キーワードの入力後一定時間以上入力データが入力されない場合、検索が進まないと判定して、直前に入力された検索キーワード「松下太郎」をカテゴリ取得部104に出力することになる。
続いて、カテゴリ取得部104は、検索進行管理部102から入力データを受け取ると、カテゴリ別知識格納部103を参照して、その入力データに対応したカテゴリを取得し(ステップS104)、取得したカテゴリを検索方法取得部106に出力する。ここで、カテゴリ別知識格納部103は、カテゴリと、検索キーワードや動作指令キーワードとを対応付けて記憶している。その対応を(<カテゴリ>、(検索キーワード群、動作指令キーワード群))と表記すれば、本具体例では、図2および図3に示したように、(<人名>、(松下太郎、松下次郎、松下花子、松下麗子、…))、(<俳優>、(松下太郎、松下次郎))、(<女優>、(松下花子、松下麗子))、(<助詞>、(の番組、を見たい))がカテゴリ別知識格納部103に記憶されている。すなわち、上記の例に当てはめると、カテゴリ取得部104は、カテゴリ別知識格納部103を参照して、検索進行管理部102から入力された検索キーワード「松下太郎」に対応したカテゴリ(<人名>、<俳優>)を取得する。
検索方法取得部106は、カテゴリ取得部104から取得したカテゴリを受け取ると、検索方法格納部105を参照して、そのカテゴリの検索が可能な検索方法名を取得し(ステップS105)、取得した検索方法名を画面作成部107に出力する。ここで、検索方法格納部105は、検索装置においてカテゴリの検索が可能な検索方法名を、カテゴリ列で表現される自然言語の構文と対応付けて記憶している。その対応を(<検索方法名>、(<カテゴリ>列))と表記すれば、本具体例の検索方法格納部105は、図4および図5に示したように、(<出演者名検索>、(<人名>|<人名><助詞>))、(<俳優名検索>、(<俳優>|<俳優><助詞>))、(<女優名検索>、(<女優>|<女優><助詞>))、(<俳優名・女優名検索>、(<俳優>|<女優>))を記憶している。すなわち、上記の例に当てはめると、検索方法取得部106は、検索方法格納部105を参照して、カテゴリ取得部104で取得した2つのカテゴリ(<人名>、<俳優>)のそれぞれに属する検索キーワードの検索が可能な検索方法名(<出演者名検索>、<俳優名検索>)を取得し、画面作成部107に出力する。
そして、画面作成部107は、検索方法取得部106から取得した検索方法名を表示画面情報に変換し、表示部108に表示画面情報を出力する(ステップS106)。上記の例では、画面作成部107は、検索方法取得部106から取得した検索方法名(<出演者名検索>、<俳優名検索>)を表示画面情報に変換し、表示部108に表示画面情報を出力する。
その後、表示部108は、画面作成部107から取得した表示画面情報を表示して(ステップS107)、処理動作を終了する。上記の例では、表示部108は、検索方法名(<出演者名検索>、<俳優名検索>)を変換して得られた表示画面情報を表示する。この場合における表示部108の表示例を図7に示す。
なお、ここでは、検索進行管理部102は、検索が進まないと判定した場合、直前に入力された検索キーワードをカテゴリ取得部104に出力するとしたが、検索が進まないと判定されるまでに入力された複数個の検索キーワードをカテゴリ取得部104に出力するようにしてもよい。このようにすることで、ユーザが入力したい検索方法名を複数表示することができる。さらに、検索方法取得部106は、カテゴリ取得部104から受け取った複数のカテゴリから、ユーザが入力したい検索方法を推論し、その検索方法名を検索方法格納部105から取得するようにしても良い。この場合、精度良く検索方法名を取得することが可能となる。
また、本実施の形態1では入力部101として、キーボードなどによる入力形態を説明したが、音声入力による形態とすることも可能である。
図8は、音声入力を用いる場合における入力部の構成例を示す図である。
音声入力を用いる場合、図8に示すように、入力部101aは、マイクロホン200と音声認識部201とを備える。
マイクロホン200は、ユーザが入力した検索キーワードの発話を音声信号に変換して音声認識部201に出力する。
音声認識部201は、マイクロホン200から取得した検索キーワードの音声信号を音声認識して検索キーワードのテキストに変換するとともに、音声認識の結果の確度を算出し、検索キーワードのテキストと、認識結果の確度を表すスコアとを検索進行管理部102に出力する。
そして、この場合における検索進行管理部102は、検索装置において検索結果が確定していないにもかかわらず、さらに一定時間以上、次の入力が行われない、または、入力されたスコアがある閾値よりも低い場合に、検索が進まないと判定し、音声認識部201から入力されたテキストをカテゴリ取得部104に出力する。
ここでは、ユーザがマイクロホン200に「松下太郎」と発話した場合を例に挙げて説明する。
マイクロホン200は、発話された「松下太郎」の入力を受け付けると、音声信号「マツシタタロウ」に変換し、音声信号「マツシタタロウ」を音声認識部201に出力する。
次に、音声認識部201は、マイクロホン200から入力された音声信号「マツシタタロウ」を音声認識して、テキスト「松下太郎」に変換するとともに音声信号「マツシタタロウ」の音声認識の確度を算出し、テキスト「松下太郎」とそのスコアとを検索進行管理部102に出力する。
検索進行管理部102は、検索装置において検索結果が確定しておらず、さらに一定時間以上、次の入力が行われない、または、入力されたスコアが所定の閾値よりも低い場合、検索が進まないと判定し、テキスト「松下太郎」をカテゴリ取得部104に出力する。
このようにすることで、ユーザは音声で情報検索を行うことができるようになる。また、ユーザが「松下太郎」と発話した後、何を言っていいのかわからず次の単語を入力できない場合や、認識対象外の単語を入力しているために検索が進まない場合に、検索が滞る直前に認識された単語「松下太郎」に基づいて、検索装置における検索に適切と考えられる検索方法が提示されるので、ユーザは、何をすべきかがわかるようになる。さらに、ユーザは、提示された検索方法を指定することで、情報検索を継続することができるので、迅速に検索結果を手に入れられる可能性が高まる。
また、別の音声入力形態として図9に示すような構成としてもよい。
図9は、音声入力を用いる場合における入力部の別の構成例を示す図である。
図9に示す構成では、入力部101bは、マイクロホン200と、単語標準パターン格納部202と、音声認識部203と、音節標凖パターン格納部204と、参照類似度計算部205と、類似度補正部206とを備える。
この場合におけるマイクロホン200は、ユーザが入力した検索キーワードの発話を音声信号に変換して、音声認識部203および参照類似度計算部205に出力する。
単語標準パターン格納部202は、検索キーワードを含む認識対象単語の標準パターンを記憶するための領域を有するハードディスク等の記憶装置である。
音声認識部203は、単語標準パターン格納部202を参照して、マイクロホン200から入力された検索キーワードの音声信号を音声認識して検索キーワードのテキストに変換するとともに音声認識の結果の確度を算出し、検索キーワードのテキストとそのスコアを類似度補正部206に出力する。
音節標準パターン格納部204は、音節や音素、サブワードなどの標準パターンを記憶するための領域を有するハードディスク等の記憶装置である。
参照類似度計算部205は、音節標準パターン格納部204を参照して、マイクロホン200から入力された検索キーワードの音声信号に対してスコアが最大となるテキスト列を求め、その場合のスコアを類似度補正部206に出力する。
類似度補正部206は、音声認識部203から入力されるスコアを参照類似度計算部205から入力されるスコアで補正した補正スコアを求め、求めた補正スコアと、音声認識部203から入力された検索キーワードのテキストとを検索進行管理部102に出力する。
ここでは、上記の場合と同様に、ユーザがマイクロホン200に「松下太郎」と発話した場合を例に挙げて説明する。
マイクロホン200は、発話された「松下太郎」の入力を受け付けると、音声信号「マツシタタロウ」に変換し、音声信号「マツシタタロウ」を音声認識部203および参照類似度計算部205に出力する。
音声認識部203は、単語標準パターン格納部202を参照して、マイクロホン200から入力された音声信号「マツシタタロウ」を音声認識してテキスト「松下太郎」に変換するとともに音声信号「マツシタタロウ」の音声認識の確度を算出し、テキスト「松下太郎」と、音声認識の際に生成されるスコア「800」とを類似度補正部206に出力する。この場合の認識結果の具体例を図10に示す。
参照類似度計算部205は、音節標準パターン格納部204を参照して、マイクロホン200から入力された音声信号「マツシタタロウ」に対してスコアが最大となるテキスト列を求め(つまり、ここではユーザの発話に対するスコアの最大値を求めており、そのスコアはユーザの発声の仕方、声の質などユーザ固有の値でユーザ毎に異なる)、その場合のスコア、一例としてスコア「1000」を類似度補正部206に出力する。この場合のテキスト列およびスコアの具体例を図11に示す。
類似度補正部206は、音声認識部203から入力されたスコア「800」を、参照類似度計算部205から入力されるスコア「1000」で補正し、補正スコア、一例として音声認識部203から入力されたスコア「800」を参照類似度計算部205から入力されたスコア「1000」で割った補正スコア「0.8」と、音声認識部203から入力されたテキスト「松下太郎」とを検索進行管理部102に出力する。
このようにすることで、ユーザは音声で情報検索を行うことできるようになる。また、入力された音声に対するスコアが最大となるテキスト列を求め、その際のスコアで単語認識したスコアを補正することにより、つまり、音声認識器に対する個人差を正規化することにより、高精度にユーザが認識対象外の単語を入力していることを判定することができ、その場合に検索方法が提示されるので、ユーザは、何を言うべきかがわかるようになる。さらに、ユーザは、検索方法を指定することで、情報検索を継続することができるようになる。
ここまで説明したように、入力補助装置の入力部を音声入力の形態とした場合、このような構成とすることで、ユーザが音声入力を行って検索が進まない場合に、ユーザが発話している検索キーワードの関連語や検索キーワードを検索できる検索方法を表示するので、ユーザは、発話すべき内容を容易に理解することによって検索を進行させるための好適な補助を得ることができる。
また、ユーザは、表示された検索方法を指定し、その検索方法によって検索可能な検索キーワード一覧を表示させることで、発話した検索キーワードが認識対象語として存在するかを容易に理解することができるようになる。
図12は、表示部108に表示される検索キーワード一覧情報の一例を示す図である。この情報は、例えば、図7に示される表示画面情報から「1.出演者名検索」を選択した場合に、人名に属する単語(図2参照)の一覧がメニュー形式で表示される。ユーザは、このような情報から、発話した検索キーワードが認識対象語として存在するか否かを理解し、検索を的確に進行させるための補助を得ることができる。
なお、本実施の形態1では、検索が進まない状況を、検索結果が未確定で、かつ、入力データを受け付けた後一定時間以上入力データが入力されない場合であるとして説明した。以下に、検索進行管理部102における検索進行状況の判定処理について、より詳しく説明することとする。
図13は、検索進行管理部102が、検索装置における検索進行状況を判定する際の処理動作を示すフローチャートである。
検索進行管理部102は、まず、入力部101aまたは101bから入力される音声認識のスコアが、所定の閾値以下であるか否かの観点で、検索装置における検索進行状況を判定する(S111)。すなわち、検索進行管理部102は、音声認識のスコアが所定の閾値以下である場合(S111のYes)、検索装置における検索処理が進まないと判定し(S115)、検索進行状況を判定する処理動作を終了する。
一方、音声認識のスコアが所定の閾値を超えている場合(S111のNo)、検索進行管理部102は、ユーザの操作履歴に基づいて、検索装置において同一のメニュー階層を一定回数以上通過しているか否かの観点で、検索装置における検索進行状況を判定する(S112)。すなわち、検索進行管理部102は、同一のメニュー階層を一定回数以上通過している場合(S112のYes)、検索装置における検索処理が進まないと判定し(S115)、検索進行状況を判定する処理動作を終了する。
他方、同一のメニュー階層を一定回数以上通過していない場合(S112のNo)、検索進行管理部102は、入力部101等から入力データが入力されてから一定時間以上経過している否かの観点で、検索装置における検索進行状況を判定する(S113)。すなわち、検索進行管理部102は、一定時間以上入力データの入力がない場合(S113のYes)、検索装置における検索処理が進まないと判定し(S115)、検索進行状況を判定する処理動作を終了する。
これに対して、一定時間以上が経過していない場合(S113のNo)、検索進行管理部102は、検索装置における検索処理は進行中であると判定し(S114)、検索進行状況を判定する処理動作を終了する。なお、検索進行管理部102は、常時、検索装置における検索状況を監視しているので、ステップS111、ステップS112およびステップS113のいずれかの事象が生じた場合には、検索状況判定の処理動作を開始、検索処理が進まないと判定することになる。
このように、検索装置において同じメニュー階層を一定回数以上通過する場合に検索が進まないと判定することで、ユーザが目的のコンテンツを検索できていないことを判定することができるようになる。
図14は、同じメニュー階層を一定回数以上通過する場合の一例を表す図である。このメニュー階層に従って配置されるメニューは、例えば、市販の映像ソフトを検索する検索装置に設けられる。この例では、各メニューを、例えばそれぞれ固有の検索方法による具体的な検索機能、若しくはその検索機能への入り口であると考え、ユーザが検索方法を表す検索キーワードを発声することによって、対応するメニューが呼び出されるとする。この図には、例えば、スノーボードでキリマンジャロを滑降した冒険家を記録したDVDを探したいと考えたユーザが、検索キーワード「映像ソフト」、「DVD」を発声して、それぞれメディア階層、サブメディア階層の対応するメニューを呼び出して検索を試みた場合が表される。そのユーザは、続いて、検索キーワード「スポーツ」、「スノーボード」を発声してそれぞれジャンル階層、サブジャンル階層の対応するメニューを呼び出して検索を試みるが、所望のDVDが見つからず、その後、サブメディア階層の「DVD」メニューへ戻り、検索キーワード「ノンフィクション」、「ドキュメンタリー」を次々と発声してメニューを呼び出し、検索を試みている。
このような場合に、一例としてメニュー「DVD」を一定回数以上通過したことをもってユーザが目的のコンテンツを検索できていないと判定することで、たとえ音声認識が良好に行われ、かつユーザが何ら言いよどんでいない場合であっても、ユーザの困りを適切に検出して、検索を進行させるための補助を提供することができる。なお、上記の例では、同じメニュー「DVD」を一定回数通過することを利用してユーザが目的のコンテンツを検索できないと判定するようにしたが、同じメニュー階層、一例として「ジャンル」を一定回数以上通過することを利用するようにしてもよい。
また、検索進行管理部102は、検索が進まないと判定した場合、同じメニュー階層を通り始めた時からその判定がなされるまでに入力された複数の検索キーワードをカテゴリ取得部104に出力してもよい。上記の例では、検索キーワード「スポーツ」、「ノンフィクション」、「ドキュメンタリー」が出力される。
このようにした上で、検索方法取得部106は、カテゴリ取得部104から受け取った複数のカテゴリから、ユーザが入力したい検索方法を推論し、その検索方法名を検索方法格納部105から取得するようにしても良い。具体的な一例として、図30に示すようなカテゴリ毎に意味が近い検索キーワードを表す関連キーワード情報を、例えば検索方法格納部105に予め記憶させておき、検索方法取得部106は、検索キーワード「スポーツ」、「ノンフィクション」、「ドキュメンタリー」がカテゴリ取得部104から入力されると、図30に示す関連キーワード情報から検索キーワード「ノンフィクション」、「ドキュメンタリー」と同じカテゴリに属する検索キーワード「アドベンチャー」を取得する。取得された検索キーワードをユーザに提示することによって、ユーザは、まだ試行されていない検索キーワード「アドベンチャー」によって呼び出されるメニューを用いて、さらに検索を進行させることができる。そして、この場合、複数のカテゴリを利用して検索方法を推論できるので、精度良く検索方法名を取得することが可能となる。
また、ここでは、検索進行管理部102は、入力部101等から入力データが入力されてから一定時間以上入力データが入力されない場合に検索が進まないと判定するとしたが、検索装置が検索条件に関する問い合わせをユーザに対して行なった時刻から一定時間以上入力データが入力されない場合に、検索が進まないと判定するようにしてもよい。このようにすることで、ユーザが検索装置側からの問い掛けに対して何を入力してよいのかわからない状態になっていることを判定することができる。
また、検索進行管理部102は、所定の閾値以下のスコアが一定回数以上続いて入力された場合に、検索が進まないと判定するようにしてもよい。このようにすることで、ユーザが検索対象外キーワードを複数回入力していることを判定することができ、ユーザに、誤った検索キーワードを入力していることを理解させることができる。
以上のように、本実施の形態1に係る入力補助装置によれば、ユーザが誤って検索キーワードを入力しているために検索が進まない際、ユーザの入力した検索キーワードを検索することができる検索方法を表示することにより、ユーザは検索方法を指定して検索することができる。また、検索条件にヒットする情報が多いために検索が進まない際、ユーザの入力した検索キーワードを検索することができる検索方法を複数表示するので、ユーザは、提示された検索方法を指定することにより、さらに絞り込んだ検索条件で検索を継続することができる。
すなわち、本実施の形態1に係る入力補助装置によれば、検索装置における検索処理がスムーズに進んでいない場合に、入力された検索キーワードに基づいて、その検索キーワードの検索に適切な検索条件をユーザに提示するので、ユーザは、提示された検索条件を指定することで、検索装置から図15に示すような検索結果画面を迅速に取得することが可能となる。
また、本実施形態1では、ユーザが検索キーワードを入力する場合を例示して説明したが、本発明は、ユーザが検索方法名を入力する場合にももちろん適用可能である。その場合、例えば、ユーザが誤った検索方法名を入力しているために検索が進まないといった状況において、ユーザの入力した検索方法の上位概念の検索方法を提示することで、ユーザは、提示された上位概念の検索方法を指定して検索を進めることができる。
また、ここまでに、検索キーワードや検索方法名が自然言語構文によってユーザから入力されるとして説明したが、別法として、検索キーワードや検索方法名を、例えばメニューから選択入力することも考えられる。
検索キーワード選択入力画面の一つの典型例が、図12に示されている。この画面には、前述したように、人名に属する単語(図2参照)の一覧がメニュー形式で表示され、ユーザがこの中から一つ以上を選択すると、選択された単語が検索キーワードとして入力される。
本発明は、このように検索キーワードがメニューから選択入力される場合にももちろん適用可能である。その場合、例えば、ユーザが単語を選択することなく予め定められた時間が経過したために検索が進まないといった状況において、ここまでの説明と同様に、検索方法を提示することで、検索を進めるための補助をユーザに提供することができる。
また、検索進行管理部102は、検索が進まないことを表すユーザの入力に基づいて検索が進まないと判定するようにしてもよい。検索が進まないことを表すユーザの入力の一例としては、本入力補助装置に検索停滞ボタンが備えられている場合は、ユーザが検索停滞ボタンを押したことを表す信号や、入力部101として音声入力を用いる場合は、「なかなか進まないなあ」や「わからない」などの検索が進まないことを表すユーザの発話を音声認識した認識結果などである。こうすることで、ユーザは入力補助装置に検索が進まないことを直接入力することやシステムがユーザの直接的な入力以外を利用して検索が進まないことを判定することができる。
また、検索進行管理部102は、検索装置で検索される検索結果数に基づいて検索が進まないと判定するようにしてもよい。こうすることで、検索結果が多いためにユーザが検索結果を絞り込めない場合でも、検索装置における検索に適切な検索方法が提示されるので、ユーザは、何を入力すべきかがわかるようになる。
また、検索進行管理部102は、検索装置で検索される検索ごとの結果数の減少度合いが特定の閾値よりも少ない場合は、検索が進まないと判定するようにしてもよい。こうすることで、検索結果をユーザが効率的に絞り込めない場合でも、検索結果を適切に絞りこむ検索方法が提示されるので、ユーザは、何を入力すべきかがわかるようになる。
(実施の形態1に係る変形例)
また、検索方法格納部105は、検索装置において検索方法名とカテゴリ列とを対応付けるとしたが、アプリケーション名とカテゴリ列で表現される自然言語構文とを対応付け、検索方法取得部106は、カテゴリ取得部104で取得したカテゴリに基づいてアプリケーション名を検索方法格納部105から取得し、画面作成部107は、検索方法取得部106で取得されるアプリケーション名に対応するアプリケーションを起動し、表示部108に表示するようにしてもよい。
図16は、この変形例において、表示部108に検索方法に対応して表示されるアプリケーション起動ボタンの一例を示す図である。この例では、各検索方法名に対応して、その検索方法を実行するアプリケーションを起動するボタンが表示される。ユーザは、このボタンをクリックすることで、アプリケーションを起動して対応する方法による検索を行うことができる。
図17は、検索方法に対応するアプリケーションの起動に用いられるリンクデータの一例を示す図である。この例では、アプリケーションリンク格納部109に格納されているリンクデータの例を示す。アプリケーションリンク格納部109は、例えばハードディスク装置を用いて実現され、例えば図1における検索条件提示部110の中に設けられる(図示省略)。
このリンクデータは、検索方法名と、その検索方法を実行するアプリケーションのパスとを対応付けて示すデータである。前述したボタンがクリックされると、そのボタンの検索方法に対応してこのリンクデータによって示されるパスのアプリケーションが起動される。具体的に、図16に示される画面において、例えば「1.出演者名検索」に対応する起動ボタンがクリックされると、対応するパス¥apps¥ap1.exeで示されるアプリケーションが起動され、その結果、例えば図12に示されるような画面が表示される。
なお、アプリケーションを起動するためのリンクは、前述したようにボタンの形式で明示される他に、WEBページの表現方法として広く行われるように検索方法名に埋め込まれた形式で表されてもよく、また、検索方法名と共に表示される数字のキーに割り当てられることも考えられる。
以上説明した変形例の構成を採ることによって、ユーザは、入力した検索キーワードを検索することができるアプリケーションを理解し、そのアプリケーションを起動して検索を進めることができる。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2による入力補助装置について、図面を参照しながら説明する。
前述した実施の形態1では、ユーザの検索が進まない場合に、ユーザが入力した検索キーワードを検索することができる検索方法名をユーザに提示することが可能であったが、本実施の形態2に係る入力補助装置は、ユーザの検索状況が停滞した場合に、ユーザが入力した検索キーワードに関連したキーワードを表示することを可能にすることを特徴とする。
図18は、本実施の形態2に係る入力補助装置の機能的な構成を示すブロック図である。
図18に示すように、本実施の形態に係る入力補助装置300は、上記実施の形態1に係る入力補助装置100と、入力部101および検索進行管理部102を備える点で共通する。しかし、検索条件提示部310が、関連語格納部301、関連語取得部302を備える点で、上記実施の形態1と異なる。以下、この異なる点を中心に説明する。なお、上記実施の形態1と同一符号のブロックは同じ動作を行うものとし、それらの詳細な説明は省略する。
関連語格納部301は、単語を関連付けて記憶する領域を有するハードディスク等の記憶装置である。この関連語格納部301は、単語を上位概念単語、下位概念単語として関連付けて記憶している。
図19は、関連語格納部301に格納されている情報の概念図であり、図20は、関連語格納部301における実装形態の一例を示す図である。ここに示す一例では、(上位概念単語、(下位概念単語群))として、(飲食店、(洋食、和食、中華))、(洋食、(イタリア料理、スペイン料理、フランス料理、多国籍料理))、…、を関連語格納部301が記憶している様子が示されている。
関連語取得部302は、検索進行管理部102から入力データを受け取ると、関連語格納部301を参照して、その入力データに対応した関連語を取得する処理部である。そして、この関連語取得部302は、取得した関連語を画面作成部107に出力する。
このように構成された本実施の形態2に係る入力補助装置300の動作例について、以下説明する。
図21は、入力補助装置300の動作を示すフローチャートである。
まず、入力補助装置300は、入力部101を介して、ユーザから検索キーワードの入力を受け付ける(ステップS201)。ここでは、具体的な一例として、ユーザが飲食店を検索するために入力部101から検索キーワード「洋食」を入力したと仮定して説明を続ける。
次に、検索進行管理部102は、入力部101から入力された入力データを検索装置に出力し(ステップS202)、検索装置における検索進行状況を監視する(ステップS203)。
そして、検索進行管理部102は、検索装置における検索進行状況を監視し、検索が進まないと判定すると(S203のNo)、直前に入力された入力データを関連語取得部302に出力する。ここでは、上記実施の形態1の場合と同様に、検索が進まない状況を、検索が未確定で、かつ、入力データを受け付けた後一定時間以上入力データが入力されない場合であるとする。すなわち、上記の例に当てはめると、検索進行管理部102は、入力部101から入力された検索キーワード「洋食」を検索装置に出力し、検索装置における検索進行状況を監視して、検索結果が未確定で、かつ、検索キーワードの入力後一定時間以上入力データが入力されない場合、検索が進まないと判定して、直前に入力された検索キーワード「洋食」を関連語取得部302に出力することになる。
続いて、関連語取得部302は、検索進行管理部102から入力データを受け取ると、関連語格納部301を参照して、その入力データに対応した関連語を取得し(ステップS204)、取得した関連語を画面作成部107に出力する。すなわち、上記の例に当てはめると、関連語取得部302は、関連語格納部301を参照して、検索進行管理部102から入力された検索キーワード「洋食」の関連語として、下位概念単語(イタリア料理、スペイン料理、フランス料理、多国籍料理)を取得し、画面作成部107に出力することになる。
そして、画面作成部107は、関連語取得部302から取得した関連語を表示画面情報に変換して、表示部108に表示画面情報を出力する(ステップS205)。上記の例では、画面作成部107は、関連語取得部302から取得した関連語(イタリア料理、スペイン料理、フランス料理、多国籍料理)を表示画面情報に変換し、表示部108に表示画面情報を出力することになる。
その後、表示部108は、画面作成部107から取得した表示画面情報を表示して(ステップS206)、処理動作を終了する。上記の例では、表示部108は、関連語(イタリア料理、スペイン料理、フランス料理、多国籍料理)を変換した表示画面情報を表示することになる。この場合における表示部108の表示例を図22に示す。
なお、ここでは、検索進行管理部102は、検索が進まないと判定した場合、直前に入力された検索キーワードを関連語取得部302に出力するとしたが、検索が進まないと判定されるまでに入力された複数個の検索キーワードを関連語取得部302に出力するようにしてもよい。このようにすることで、ユーザが入力したい検索キーワードを複数表示することができる。さらに、関連語取得部302は、検索進行管理部102から受け取った複数の検索キーワードに対応した複数の関連語から、ユーザが入力したい関連語を推論し、推論された関連語のみを画面作成部107に出力するようにしても良い。この場合、精度良く関連語をユーザに提示することが可能となる。
また、本実施の形態2に係る入力補助装置300においても、上記実施の形態1で説明したように、入力部101を音声入力による形態としてもよい。この場合における入力部の構成は、図8に示した構成と同様である。
ここでは、ユーザがマイクロホン200に「洋食」と発話した場合を例に挙げて説明する。
マイクロホン200は、発話された「洋食」の入力を受け付けると、音声信号「ヨウショク」に変換し、音声信号「ヨウショク」を音声認識部201に出力する。
次に、音声認識部201は、マイクロホン200から入力された音声信号「ヨウショク」を音声認識して、テキスト「洋食」に変換するとともに音声信号「ヨウショク」の音声認識の確度を算出し、テキスト「洋食」とそのスコアとを検索進行管理部102に出力する。
検索進行管理部102は、検索装置において検索結果が確定しておらず、さらに一定時間以上、次の入力が行われない、または、入力されたスコアが所定の閾値よりも低い場合、検索が進まないと判定し、テキスト「洋食」を関連語取得部302に出力する。
このようにすることで、ユーザは音声で情報検索を行うことができるようになる。また、ユーザが何を言っていいのかわからない場合や、認識対象外の単語を入力しているために検索が進まない場合に、検索装置における検索に適切な検索条件が提示されるので、ユーザは、何を言うべきかがわかるようになる。さらに、ユーザは、提示された検索条件を指定することで、情報検索を継続することができるようになる。
また、同様に、本実施の形態2に係る入力補助装置300においても、上記実施の形態1で説明したような、別の音声入力形態として図9に示すような構成を用いてもよい
ここでは、上記の場合と同様に、ユーザがマイクロホン200に「洋食」と発話した場合を例に挙げて説明する。
マイクロホン200は、発話された「洋食」の入力を受け付けると、音声信号「ヨウショク」に変換し、音声信号「ヨウショク」を音声認識部203および参照類似度計算部205に出力する。
音声認識部203は、単語標準パターン格納部202を参照して、マイクロホン200から入力された音声信号「ヨウショク」を音声認識してテキスト「洋食」に変換するとともに音声信号「ヨウショク」の音声認識の確度を算出し、テキスト「洋食」と、音声認識の際に生成されるスコア「800」とを類似度補正部206に出力する。この場合の認識結果の具体例を図23に示す。
参照類似度計算部205は、音節標準パターン格納部204を参照して、マイクロホン200から入力された音声信号「ヨウショク」に対してスコアが最大となるテキスト列を求め(つまり、ここではユーザの発話に対するスコアの最大値を求めており、そのスコアはユーザの発声の仕方、声の質などユーザ固有の値でユーザ毎に異なる)、その場合のスコア、一例としてスコア「1000」を類似度補正部206に出力する。この場合のテキスト列およびスコアの具体例を図24に示す。
類似度補正部206は、音声認識部203から入力されたスコア「800」を、参照類似度計算部205から入力されるスコア「1000」で補正し、補正スコア、一例として音声認識部203から入力されたスコア「800」を参照類似度計算部205から入力されたスコア「1000」で割った補正スコア「0.8」と、音声認識部203から入力されたテキスト「洋食」とを検索進行管理部102に出力する。
このようにすることで、ユーザは音声で情報検索を行うことできるようになる。また、入力された音声に対するスコアが最大となるテキスト列を求め、その際のスコアで単語認識したスコアを補正することにより、つまり、音声認識器に対する個人差を正規化することにより、高精度にユーザが認識対象外の単語を入力していることを判定することができ、その場合に検索条件が提示されるので、ユーザは、何を言うべきかがわかるようになる。さらに、ユーザは、検索方法を指定することで、情報検索を継続することができるようになる。
また、本実施の形態2に係る入力補助装置300においても、上記実施の形態1で詳細に説明したような検索進行状況の判定処理を行なうようにしてもよい。
なお、本実施の形態2では、関連語格納部301は、単語を上位概念単語、下位概念単語として関連付けて記憶し、関連語取得部302は、検索進行管理部102から受け取る入力データに対応した下位概念単語を関連語格納部301から取得して画面作成部107に出力するとしたが、関連語格納部301は、同義語を関連付けて記憶し、関連語取得部302は、検索進行管理部102から受け取る入力データに対応した同義語を関連語格納部301から取得して画面作成部107に出力するようにしてもよい。
このようにすることで、ユーザの入力した検索キーワードによる検索結果数が少ない場合、ユーザは、入力した検索キーワードと同じ意味の、検索装置における検索が可能な検索キーワードを知ることができ、情報検索を行なう際の検索漏れを少なくすることができる。
また、ここでは、関連語取得部302は、検索進行管理部102から受け取る入力データに対応した下位概念単語を関連語格納部301から取得し、画面作成部107に出力するとしたが、検索進行管理部102から受け取る入力データに対応した上位概念単語を関連語格納部301から取得し画面作成部107に出力するようにしてもよい。
このようにすることで、ユーザの入力した検索キーワードによる検索結果数が少ない場合、ユーザは、提示された上位概念語を入力することにより、検索装置における検索範囲を広げて情報検索を行なうことができるようになる。
また、関連語取得部302は、検索装置の検索結果数に応じて、関連語格納部301から取得する単語の種類を上位概念単語、下位概念単語、または、同義語に切り替えるようにしてもよい。このようにすることで、ユーザは、最適な検索結果数を得ることができる検索キーワードを自動的に知ることが可能となる。
以上のように、本実施の形態2に係る入力補助装置によれば、ユーザの入力した検索キーワードに対して検索結果数が多いために検索が進まない場合に、ユーザの入力した検索キーワードの下位概念に該当する単語や同義語に該当する単語を提示するので、ユーザは、容易に検索結果を絞り込むための検索キーワードを入力することができるようになる。
また、ユーザの入力した検索キーワードに対して検索結果数が少ないために検索が進まない場合にも、ユーザの入力した検索キーワードの上位概念に該当する単語や同義語に該当する単語を提示するので、ユーザは、容易に検索結果数を増やすための検索キーワードを入力することができるようになる。
(実施の形態3)
続いて、本発明の実施の形態3に係る入力補助装置について、図面を参照しながら説明する。
図25は、本実施の形態3に係る入力補助装置の機能的な構成を示すブロック図である。
図25に示すように、本実施の形態3に係る入力補助装置400は、入力部101と検索進行管理部102とを備える点で、上記実施の形態1および2で説明した入力補助装置100等と共通する。しかし、検索条件提示部410が、通信部401と、検索方法・関連語取得部402を備える点で、上記実施の形態1および2と異なる。以下、この異なる点を中心に説明する。なお、実施の形態1および2と同一の構成要素には、同一の符号を付し、それらの詳細な説明は省略する。
通信部401は、ネットワーク403上に存在する情報検索装置Aや情報検索装置Bと通信を行うための通信インターフェースである。
検索方法・関連語取得部402は、検索進行管理部102から入力データを受け取ると、入力データを、通信部401を介してネットワーク403上の情報検索装置Aや情報検索装置Bに送信し、ネットワーク403上の情報検索装置Aや情報検索装置Bから通信部401を介して検索方法名、または関連語を取得する処理部である。そして、この検索方法・関連語取得部402は、ネットワーク403上の情報検索装置Aや情報検索装置Bから通信部401を介して検索方法名、または関連語を取得すると、取得した検索方法名や関連語を画面作成部107に出力する。
情報検索装置Aおよび情報検索装置Bは、それぞれ検索方法名や関連語を内部に保持しており、入力補助装置400から送信される検索キーワードに基づいて、その検索キーワードに適した検索方法名やその検索キーワードの関連語を抽出して、入力補助装置400に送信する。
このように構成された本実施の形態3に係る入力補助装置400の動作例について、以下説明する。
図26は、入力補助装置400の動作を示すフローチャートである。
まず、入力補助装置400は、入力部101を介して、ユーザから検索キーワードの入力を受け付ける(ステップS301)。ここでは、具体的な一例として、上記実施の形態2と同様に、ユーザが飲食店を検索するために入力部101から検索キーワード「洋食」を入力したと仮定して説明を続ける。
次に、検索進行管理部102は、入力部101から入力された入力データを検索装置に出力し(ステップS302)、検索装置における検索進行状況を監視する(ステップS303)。
そして、検索進行管理部102は、検索装置における検索進行状況を監視し、検索が進まないと判定すると(S303のNo)、直前に入力された入力データを検索方法・関連語取得部402に出力する。ここでは、上記実施の形態1および2の場合と同様に、検索が進まない状況を、検索が未確定で、かつ、入力データを受け付けた後一定時間以上入力データが入力されない場合であるとする。すなわち、上記の例に当てはめると、検索進行管理部102は、入力部101から入力された検索キーワード「洋食」を検索装置に出力し、検索装置における検索進行状況を監視して、検索結果が未確定で、かつ、検索キーワードの入力後一定時間以上入力データが入力されない場合、検索が進まないと判定して、直前に入力された検索キーワード「洋食」を検索方法・関連語取得部402に出力することになる。
続いて、検索方法・関連語取得部402は、検索進行管理部102から入力データを受け取ると、通信部401を介してネットワーク403上の情報検索装置Aおよび情報検索装置Bに、受け取った入力データを送信し、情報検索装置Aおよび情報検索装置Bから通信部401を介して、その入力データに対応した検索方法名や関連語を取得し(ステップS304)、取得した検索方法名や関連語を画面作成部107に出力する。すなわち、上記の例に当てはめると、検索方法・関連語取得部402は、通信部401を介してネットワーク403上の情報検索装置Aおよび情報検索装置Bに、検索キーワード「洋食」を送信する。そして、通信部401を介して、情報検索装置Aおよび情報検索装置Bからそれぞれ、(イタリア料理、スペイン料理)、(フランス料理、多国籍料理)を取得し、取得した(イタリア料理、スペイン料理)、(フランス料理、多国籍料理)を画面作成部107に出力することになる。
ここで、画面作成部107は、検索方法・関連語取得部402から取得した検索方法名や関連語(検索条件)に重複があるか否かを判定する(ステップS305)。情報検索装置Aおよび情報検索装置Bから重複して検索条件が取得されている場合があるからである。
重複している条件がなければ(ステップS305のNo)、画面作成部107は、検索方法・関連語取得部402から取得した検索方法名や関連語をそのまま表示画面情報に変換して、表示部108に表示画面情報を出力する。
一方、重複している条件がある場合(ステップS305のYes)、画面作成部107は、重複している検索条件の一方を削除して、一つにまとめた後に(ステップS306)、検索方法・関連語取得部402から取得した検索方法名や関連語を表示画面情報に変換し、表示部108に表示画面情報を出力する(ステップS307)。このようにすることで、表示画面内に表示する検索方法名や関連語を減らすことができ、ユーザが理解し易い表示を行うことができる。
その後、表示部108は、画面作成部107から取得した表示画面情報を表示して(ステップS308)、処理動作を終了する。
なお、ここでは、検索進行管理部102は、検索が進まないと判定した場合、直前に入力された検索キーワードを検索方法・関連語取得部402に出力するとしたが、検索が進まないと判定されるまでに入力された複数個の検索キーワードを検索方法・関連語取得部402に出力するようにしてもよい。このようにすることで、ユーザが入力したい検索キーワードを複数表示することができる。さらに、検索方法・関連語取得部402は、検索進行管理部102から受け取った複数の検索キーワードに対応した複数の検索方法名や関連語から、ユーザが入力したい検索方法名や関連語を推論し、推論された検索方法名や関連語のみを画面作成部107に出力するようにしても良い。この場合、精度良く検索方法名や関連語をユーザに提示することが可能となる。
また、本実施の形態3に係る入力補助装置400においても、上記実施の形態1および2と同様に、入力部101の構成を図8または図9に示した構成として、音声入力による形態としてもよい。
なお、本実施の形態3では、検索方法・関連語取得部402は、通信部401を介してネットワーク403上の情報検索装置Aや情報検索装置Bから検索方法名、または関連語を取得するとしたが、通信部401を介してネットワーク上の情報検索装置Aや情報検索装置Bから検索方法名、または関連語に加え、さらに機器名、または機器識別子を取得するようにしてもよい。この場合、検索方法・関連語取得部402は、取得した機器名と、検索方法名または関連語とを対応付けて画面作成部107に出力し、画面作成部107は、検索方法・関連語取得部402から受け取った機器名と検索方法名または関連語とを対応づけて表示画面情報に変換し、表示部108に表示画面情報を出力する。
上記の例に当てはめると、検索方法・関連語取得部402は、通信部401を介してネットワーク403上の情報検索装置Aおよび情報検索装置Bから(機器名、関連語)として、(情報検索装置A、(イタリア料理、スペイン料理))、(情報検索装置B、(フランス料理、多国籍料理))を取得すると、取得した(情報検索装置A、(イタリア料理、スペイン料理))、(情報検索装置B、(フランス料理、多国籍料理))を画面作成部107に出力し、画面作成部107は、受け取った(情報検索装置A、(イタリア料理、スペイン料理))、(情報検索装置B、(フランス料理、多国籍料理))を表示画面情報に変換し、表示部108に表示画面情報を出力する。この場合における表示部108の表示例を図27に示す。
また、検索方法・関連語取得部402は、通信部401を介してネットワーク上の情報検索装置Aや情報検索装置Bから検索方法名、または関連語と機器識別子とを取得すると、取得した機器識別子をユーザが理解できる機器名に変換し、機器名と検索方法名、または関連語とを対応付けて画面作成部107に出力するようにしてもよい。このようにすることで、ユーザは、容易に目的のコンテンツを検索することができるネットワーク403上の機器と、検索方法や検索キーワードとを理解することができる。
以上説明したように、本実施の形態3に係る入力補助装置によれば、検索が進まない場合に、ユーザの入力した入力データをネットワーク上の機器に送信し、その後、ネットワーク上の機器から検索方法や関連語を受信して表示するので、ユーザは、容易にネットワーク上の機器に対して目的のコンテンツを検索することができる検索方法や検索キーワードを理解することが可能となる。
また、検索が進まない場合に、ユーザの入力した入力データをネットワーク上の機器に送信し、その後、ネットワーク上の機器から検索方法や関連語と機器名や機器識別子を受信して表示するので、ユーザは、容易に目的のコンテンツを検索できるネットワーク上の機器と検索方法や検索キーワードとを理解することができるようになる。
(実施の形態4)
さらに続いて、本発明の実施の形態4に係る入力補助装置について、図面を参照しながら説明する。
図28は、本実施の形態4に係る入力補助装置の機能的な構成を示すブロック図である。
図28に示すように、本実施の形態4に係る入力補助装置500は、上記実施の形態3で説明した入力補助装置400と略共通する。しかし、検索条件提示部510が、カテゴリ取得部104と、カテゴリ別知識格納部103と、検索方法・関連語取得部501とを備えている点で、上記実施の形態3と異なる。以下、この異なる点を中心に説明する。なお、上記実施の形態1〜3と同一の構成要素には、同一の符号を付し、それらの詳細な説明は省略する。
検索方法・関連語取得部501は、カテゴリ取得部104で取得したカテゴリや検索キーワードを、通信部401を介してネットワーク403上の情報検索装置Aや情報検索装置Bに送信し、ネットワーク403上の情報検索装置Aや情報検索装置Bから通信部401を介して検索方法名または関連語を取得する処理部である。そして、この検索方法・関連語取得部501は、ネットワーク403上の情報検索装置Aや情報検索装置Bから通信部401を介して検索方法名、または関連語を取得すると、取得した検索方法名や関連語を画面作成部107に出力する。
情報検索装置Aおよび情報検索装置Bは、それぞれ検索方法名や関連語を内部に保持しており、入力補助装置500から送信されるカテゴリや検索キーワードに基づいて、そのカテゴリの検索が可能な検索方法名や、検索キーワードの関連語を抽出して、入力補助装置500に送信する。
このように構成された本実施の形態4に係る入力補助装置500の動作例について、以下説明する。なお、入力補助装置500の動作は、図6や図26に示したフローチャートと類似するので、図示は省略することとする。
まず、入力補助装置500は、入力部101を介して、ユーザから検索キーワードの入力を受け付ける。ここでは、具体的な一例として、ユーザが入力部101から検索キーワード「松下太郎」を入力したと仮定して説明を続ける。
次に、検索進行管理部102は、入力部101から入力された入力データを検索装置に出力して、検索装置における検索進行状況を監視し、検索が進まないと判定すると、直前に入力された入力データをカテゴリ取得部104に出力する。ここでは、上記実施の形態1〜3の場合と同様に、検索が進まない状況を、検索が未確定で、かつ、入力データを受け付けた後一定時間以上入力データが入力されない場合であるとする。すなわち、上記の例に当てはめると、検索進行管理部102は、入力部101から入力された検索キーワード「松下太郎」を検索装置に出力し、その後一定時間以上入力データが入力されない場合、検索が進まないと判定して、直前に入力された検索キーワード「松下太郎」をカテゴリ取得部104に出力することになる。
続いて、カテゴリ取得部104は、検索進行管理部102から入力データを受け取ると、カテゴリ別知識格納部103を参照して、その入力データに対応したカテゴリを取得し、取得したカテゴリを検索方法・関連語取得部501に出力する。ここで、カテゴリ別知識格納部103は、カテゴリと、検索キーワードや動作指令キーワードとを対応付けて記憶しており、本具体例では、図2および図3に示したように、(<カテゴリ>、(検索キーワード群、動作指令キーワード群))として、(<人名>、(松下太郎、松下次郎、松下花子、松下麗子、…))、(<俳優>、(松下太郎、松下次郎))、(<女優>、(松下花子、松下麗子))、(<助詞>、(の番組、を見たい))を記憶しているとする。すなわち、上記の例に当てはめると、カテゴリ取得部104は、カテゴリ別知識格納部103を参照して、検索進行管理部102から入力された検索キーワード「松下太郎」に対応したカテゴリ(<人名>、<俳優>)を取得することになる。
検索方法・関連語取得部501は、カテゴリ取得部104から取得したカテゴリを受け取ると、受け取ったカテゴリを、通信部401を介してネットワーク403上の情報検索装置Aや情報検索装置Bに送信する。そして、検索方法・関連語取得部501は、ネットワーク403上の情報検索装置A等から通信部401を介して検索方法名や関連語を取得すると、取得した検索方法名や関連語を画面作成部107に出力する。上記の例では、検索方法・関連語取得部501は、カテゴリ取得部104からカテゴリ(<人名>、<俳優>)を取得すると、通信部401を介してネットワーク403上の情報検索装置である情報検索装置Aや情報検索装置Bにカテゴリ(<人名>、<俳優>)を送信する。さらに、情報検索装置Aや情報検索装置Bからそれぞれ、検索方法名<出演者名検索>、<俳優名検索>を取得し、画面作成部107に出力することになる。
以降の動作は、実施の形態1と同一であるので、それらの詳細な説明は省略する。
なお、ここでは、検索進行管理部102は、検索が進まないと判定した場合、直前に入力された検索キーワードをカテゴリ取得部104に出力するとしたが、検索が進まないと判定されるまでに入力された複数個の検索キーワードをカテゴリ取得部104に出力するようにしてもよい。このようにすることで、ユーザが入力したい検索方法名や関連語を複数表示することができる。さらに、検索方法・関連語取得部501は、カテゴリ取得部104から受け取った複数のカテゴリと、通信部401を介して得られた検索方法とから、ユーザが入力したい検索方法名を推論し、検索方法名を特定するようにしても良い。この場合、精度良く検索方法名を取得することが可能となる。
また、本実施の形態4に係る入力補助装置500においても、上記実施の形態1〜3と同様に、入力部101の構成を図8または図9に示した構成として、音声入力による形態としてもよい。
さらに、本実施の形態4においても、上記実施の形態3と同様に、検索方法・関連語取得部501は、通信部401を介してネットワーク上の情報検索装置Aや情報検索装置Bから検索方法名、または関連語に加え、さらに機器名、または機器識別子を取得するようにしてもよい。この場合、検索方法・関連語取得部501は、取得した機器名と、検索方法名または関連語とを対応付けて画面作成部107に出力し、画面作成部107は、検索方法・関連語取得部501から受け取った機器名と検索方法名または関連語とを対応づけて表示画面情報に変換し、表示部108に表示画面情報を出力する。
上記の例に当てはめると、検索方法・関連語取得部501は、通信部401を介してネットワーク403上の情報検索装置Aおよび情報検索装置Bから(機器名、検索方法名)として、(情報検索装置A、<出演者名検索>)、(情報検索装置B、<俳優名検索>)を取得して画面作成部107に出力し、画面作成部107は、受け取った(情報検索装置A、<出演者名検索>)、(情報検索装置B、<俳優名検索>)を表示画面情報に変換し、表示部108に表示画面情報を出力する。この場合における表示部108の表示例を図29に示す。
また、上記実施の形態3と同様に、検索方法・関連語取得部501は、通信部401を介してネットワーク403上の情報検索装置Aや情報検索装置Bから検索方法名、または関連語と機器識別子とを取得すると、取得した機器識別子をユーザが理解できる機器名に変換し、機器名と検索方法名、または関連語とを対応付けて画面作成部107に出力するようにしてもよい。このようにすることで、ユーザは、容易に目的のコンテンツを検索することができるネットワーク403上の機器と、検索方法や検索キーワードとを理解することができる。
さらに、上記実施の形態3と同様に、画面作成部107は、検索方法・関連語取得部501から入力される検索方法名や関連語に重複がある場合は、一つにまとめてから表示画面情報に変換し、表示部108に表示画面情報を出力するようにしてもよい。このようにすることで、表示画面内に表示する検索方法名や関連語を減らすことができ、ユーザが理解し易い表示を行うことができる。
以上説明したように、本実施の形態4に係る入力補助装置によれば、ユーザが最適な検索キーワードが分からず検索が進まない場合に、ユーザの入力した検索キーワードの関連語や検索キーワードを検索できる検索方法名を表示するので、ユーザは、容易に目的のコンテンツを検索することができる検索方法や検索キーワードを理解することができる。
また、ユーザの入力した検索キーワードに対する検索結果数が少ないために検索が進まない場合に、ユーザの入力した検索キーワードのカテゴリをネットワーク上の機器に送信し、その後、ネットワーク上の機器から、そのカテゴリを検索することができる検索方法を受信して表示するので、ユーザは、容易にネットワーク上の機器に対して目的のコンテンツを検索することができる検索方法を理解することができる。
さらに、ユーザが入力している検索キーワードに対する検索結果数が少ないために検索が進まない場合に、ユーザの入力した検索キーワードのカテゴリをネットワーク上の機器に送信し、その後、ネットワーク上の機器から、そのカテゴリを検索することができる検索方法と機器名や機器識別子を受信して表示するので、ユーザはネットワーク上の機器に対して検索方法名を指定して検索することができるようになる。
以上、本発明に係る入力補助装置について各実施の形態に基づき説明したが、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではないことはいうまでもない。
例えば、上記各実施の形態では、入力補助装置と検索装置とを、それぞれ独立した構成要素で示しているが、これらの構成要素を備える1つの情報検索装置として実現するとしてもよい。
本発明に係る入力補助装置は、検索処理が滞っている場合に、ユーザの検索したいキーワードが属する検索方法や関連語を提示して、ユーザが検索結果を迅速に取得できることを支援することができ、HDDレコーダやDVDレコーダ、TV、オーディオコンポ、インターネットにアクセスして情報検索を行う端末等として有用である。
【0006】
【符号の説明】
[0017] 100、300、400、500 入力補助装置
101、101a、101b 入力部
102 検索進行管理部
103 カテゴリ別知識格納部
104 カテゴリ取得部
105 検索方法格納部
106 検索方法取得部
107 画面作成部
108 表示部
110、310、410、510 検索条件提示部
200 マイクロホン
201、203 音声認識部
202 単語標準パターン格納部
204 音節標凖パターン格納部
205 参照類似度計算部
206 類似度補正部
301 関連語格納部
302 関連語取得部
401 通信部
402、501 検索方法・関連語取得部
403 ネットワーク
【発明を実施するための最良の形態】
[0018] 本発明に係る入力補助装置は、ユーザから指定された検索キーワードに基づいて情報を検索して検索結果を提示する情報検索装置における検索条件の入力を補助する入力補助装置であって、ユーザの検索キーワード入力状況を監視し、検索条件の入力操作が進んでいるか否かを判定する進行状況監視手段と、前記進行状況監視手段において前記入力操作が進まないと判定された場合に、入力操作が進まないと判定された時の検索における検索キーワードに
【0007】
基づいて、前記情報検索装置において検索可能な検索条件を取得し、ユーザに提示する検索条件提示手段とを備える。
[0019] ここで、前記検索条件を取得するために用いる検索キーワードは、前記進行状況監視手段において前記入力操作が進まないと判定される直前にユーザが指定した検索キーワードであってもよく、また、前記検索条件提示手段において取得される検索条件は、前記検索キーワードを検索可能な検索条件であってもよく、また、前記検索条件提示手段において取得される検索条件は、前記検索キーワードを検索可能なアプリケーション名であり、前記アプリケーションを起動してユーザに提示してもよい。また、前記検索キーワードが検索方法であるとしてもよい。
以下、ユーザによる検索キーワードの入力操作が進まないことを、検索が進まないと短く言い表すこととする。従って、検索が進んでいるか否かを判定するという文言は、ユーザによる検索キーワードの入力操作が進んでいるか否かを判定するという意味を含む。
[0020] 好ましくは、前記入力補助装置は、さらに、ユーザから検索キーワードの入力を受け付ける入力受付手段を備え、前記入力受付手段は、前記進行状況監視手段において前記検索が進んでいると判定された場合に、前記入力された検索キーワードを前記検索装置に出力し、前記進行状況監視手段において前記検索が進まないと判定された場合に、前記検索条件提示手段に前記検索キーワードを出力してもよい。
[0021] この構成によれば、検索の進行状況が滞っている場合に、ユーザの入力した検索キーワードに基づいて検索に適した検索条件を提示するので、ユーザは、提示された検索条件を指定することで、迅速に検索結果を取得することが可能となる。また、検索が進んでいると判断された場合には、前記検索キーワードを前記検索装置に出力するので、無用な補助が行われず、検索の迅速性や簡便性が損なわれない。
[0022] また、前記検索条件提示手段は、前記検索キーワードの種類であるカテゴリと、前記カテゴリに対する検索キーワードとを対応付けて格納するカテゴリ別知識データベースを参照して、前記取得した検索キーワードに対応するカテゴリを取得するカテゴリ取得部と、前記カテゴリ取得部において取得したカテゴリに基づいて、カテゴリを検索することができる検索方法名と、カテゴリ列とを対応付けて格納する検索方法データベースを参照して、前記取得したカテゴリに対応した検索方法名を取得する検索方法取得部と、前記検索条件として、前記取得した検索方法名をユーザに提示する検索方法提示部とを備えてもよい。
[0023] この構成によれば、ユーザの入力した検索キーワードのカテゴリに基づいて、その
本発明は、情報検索装置における検索条件の入力を補助する入力補助装置及びその方法に関し、特に、情報検索が進まない場合にユーザ入力を補助する技術に関するものである。
従来、情報検索装置における検索条件の入力を補助する技術として、ユーザとの対話が進まない時に、認識対象となっている単語を調べ、これらの単語の1つまたは複数個を例示して音声入力を促す音声ガイダンスをユーザに対し出力する音声対話装置が開示されている(特許文献1参照)。また、入力文に未知語が含まれている場合に、未知語の種類(カテゴリ)を推定し、推定した種類に属する単語一覧を表示することができる対話処理装置も開示されている(特許文献2参照)。
さらには、階層的に分類された概念ごとに、その概念に属する単語と検索に使われ得る質問とを予め用意しておき、ユーザが検索要求文または語を入力すると、そこから抽出される単語が属する概念に応じた質問を提示し、その質問を使って検索を行うようにユーザをガイドする検索支援装置が開示されている(特許文献3参照)。
特開平11−212594号公報 特許第3468572号公報 特開2004−102818号公報
しかしながら、上記従来の音声対話装置は、認識対象単語の1つまたは複数個を例示して音声入力を促す音声ガイダンスをユーザに対して出力するが、出力された音声ガイダンス中にユーザの入力したい単語が例示されない場合、ユーザは自己の入力したい単語を入力することができるのかを理解することができないという問題がある。
例えば、音声対話装置側から、「チーム名をどうぞ」という問い掛けをユーザに行なった後、ユーザが一定時間内に何らの入力もしなければ、音声対話装置側から再度、「巨人、広島のように」という音声ガイダンスを出力することになるが、ユーザは「ヤンキース」というチーム名を入力できるのかを理解することができず、検索を進行させるための十分な補助を得ることができない。
また、上記従来の対話処理装置は、推定された未知語の種類に属する単語一覧を表示するため、推定される未知語の種類が複数存在する場合、表示される単語数が増加し、さらに、ユーザの入力したい種類以外の単語も表示されてしまうため、ユーザは自己の入力したい単語を表示された単語一覧から探すことが困難になるという問題がある。
例えば、ユーザが認識対象外単語「日本ホテル」を含む自然言語文である「日本ホテルを予約して」と発声した場合、対話処理装置側では「ホテル」ということばから、その認識対象外単語のカテゴリがホテルであると推定するとともに、「を予約して」ということばから、そのカテゴリがテレビ番組タイトルであるとも推定することになる。すなわち、その推定の結果、対話処理装置側ではホテルおよびテレビ番組の一覧が表示されることになるので、ユーザは自己の入力したい単語を、表示された膨大な単語一覧の中から探す困難を強いられる。
また、上記従来の検索支援装置は、提示される質問を使って検索を行うようにユーザをガイドするため、ユーザは自ら入力した検索要求文または語を検索に直接用いることができないという問題がある。
例えば、その装置に、概念「ノートパソコン」に対応して、単語「製品名X」、「製品名Y」、及び質問「〜の価格は?」、「〜の購入方法は?」といったデータが予め用意されている場合、ユーザは「製品名Xについて知りたい」と入力することで、その装置から、質問「製品名Xの価格は?」、「製品名Xの購入方法は?」を提示され、これらの質問を使って「製品名X」に関する情報を検索するようガイドされる。
この構成は、ユーザにとって質問を組み立てることが困難または煩雑な場合に非常に優れた補助となる反面、そうでない場合にはかえって簡便性や迅速性を損なうことがある。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、情報検索が進まない場合に、ユーザが迅速に検索結果を取得可能となるように、ユーザ入力を補助する入力補助装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る入力補助装置は、ユーザから指定された検索キーワードに基づいて情報を検索して検索結果を提示する情報検索装置における検索条件の入力を補助する入力補助装置であって、前記情報検索装置における検索の進行状況を監視する進行状況監視手段と、前記進行状況監視手段において前記検索が進まないと判定された場合に、検索が進まないと判定された時の検索における検索キーワードに基づいて、前記情報検索装置において検索可能な検索条件を取得し、ユーザに提示する検索条件提示手段とを備えることを特徴とする。
ここで、前記検索条件提示手段は、前記検索キーワードの種類であるカテゴリと、前記カテゴリに対する検索キーワードとを対応付けて格納するカテゴリ別知識データベースを参照して、前記取得した検索キーワードに対応するカテゴリを取得するカテゴリ取得部と、前記カテゴリ取得部において取得したカテゴリに基づいて、カテゴリを検索することができる検索方法名と、カテゴリ列とを対応付けて格納する検索方法データベースを参照して、前記取得したカテゴリに対応した検索方法名を取得する検索方法取得部と、前記検索条件として、前記取得した検索方法名をユーザに提示する検索方法提示部とを備えるとしてもよい。
ここで、前記検索条件提示手段は、単語間の関係に関する情報を格納する関連語データベースを参照して、前記取得した検索キーワードに対応する関連語を取得する関連語取得部と、前記検索条件として、前記取得した関連語をユーザに提示する関連語提示部とを備えるとしてもよい。
以上説明したように、本発明に係る入力補助装置によれば、ユーザが誤って検索キーワードを入力しているために検索が進まない場合などに、ユーザの入力した検索キーワードに基づいて、適切な検索条件をユーザに提示するので、ユーザは、提示された検索条件を指定することで、迅速に検索結果を取得することができるようになる。
本発明に係る入力補助装置は、ユーザから指定された検索キーワードに基づいて情報を検索して検索結果を提示する情報検索装置における検索条件の入力を補助する入力補助装置であって、ユーザの検索キーワード入力状況を監視し、検索条件の入力操作が進んでいるか否かを判定する進行状況監視手段と、前記進行状況監視手段において前記入力操作が進まないと判定された場合に、入力操作が進まないと判定された時の検索における検索キーワードに基づいて、前記情報検索装置において検索可能な検索条件を取得し、ユーザに提示する検索条件提示手段とを備える。
ここで、前記検索条件を取得するために用いる検索キーワードは、前記進行状況監視手段において前記入力操作が進まないと判定される直前にユーザが指定した検索キーワードであってもよく、また、前記検索条件提示手段において取得される検索条件は、前記検索キーワードを検索可能な検索条件であってもよく、また、前記検索条件提示手段において取得される検索条件は、前記検索キーワードを検索可能なアプリケーション名であり、前記アプリケーションを起動してユーザに提示してもよい。また、前記検索キーワードが検索方法であるとしてもよい。
以下、ユーザによる検索キーワードの入力操作が進まないことを、検索が進まないと短く言い表すこととする。従って、検索が進んでいるか否かを判定するという文言は、ユーザによる検索キーワードの入力操作が進んでいるか否かを判定するという意味を含む。
好ましくは、前記入力補助装置は、さらに、ユーザから検索キーワードの入力を受け付ける入力受付手段を備え、前記入力受付手段は、前記進行状況監視手段において前記検索が進んでいると判定された場合に、前記入力された検索キーワードを前記検索装置に出力し、前記進行状況監視手段において前記検索が進まないと判定された場合に、前記検索条件提示手段に前記検索キーワードを出力してもよい。
この構成によれば、検索の進行状況が滞っている場合に、ユーザの入力した検索キーワードに基づいて検索に適した検索条件を提示するので、ユーザは、提示された検索条件を指定することで、迅速に検索結果を取得することが可能となる。また、検索が進んでいると判断された場合には、前記検索キーワードを前記検索装置に出力するので、無用な補助が行われず、検索の迅速性や簡便性が損なわれない。
また、前記検索条件提示手段は、前記検索キーワードの種類であるカテゴリと、前記カテゴリに対する検索キーワードとを対応付けて格納するカテゴリ別知識データベースを参照して、前記取得した検索キーワードに対応するカテゴリを取得するカテゴリ取得部と、前記カテゴリ取得部において取得したカテゴリに基づいて、カテゴリを検索することができる検索方法名と、カテゴリ列とを対応付けて格納する検索方法データベースを参照して、前記取得したカテゴリに対応した検索方法名を取得する検索方法取得部と、前記検索条件として、前記取得した検索方法名をユーザに提示する検索方法提示部とを備えてもよい。
この構成によれば、ユーザの入力した検索キーワードのカテゴリに基づいて、そのカテゴリを検索することができる検索方法名を提示するので、ユーザが提示された検索方法名を指定することで、検索装置におけるスムーズな検索を実現することが可能となる。
また、前記検索条件提示手段は、単語間の関係に関する情報を格納する関連語データベースを参照して、前記取得した検索キーワードに対応する関連語を取得する関連語取得部と、前記検索条件として、前記取得した関連語をユーザに提示する関連語提示部とを備えてもよい。
この構成によれば、ユーザの入力した検索キーワードに基づいて、その検索キーワードの関連語を提示するので、ユーザは、検索装置において適当な検索結果を取得するために、検索範囲を絞り込んだり、拡大したりするための判断を容易に行なうことができるようになる。
また、前記進行状況監視手段は、前記検索装置におけるユーザの操作履歴を取得し、前記検索装置において同一のメニュー階層を所定の回数以上通過する操作があった場合に、前記検索が進まないと判定してもよい。
また、前記検索条件を取得するために用いる検索キーワードは、前記進行状況監視手段において前記検索が進まないと判定された場合に、同一メニュー階層を通り始めた時から検索が進まないと判定される直前までにユーザが指定した複数の検索キーワードであるとしてもよい。
また、前記入力補助装置は、さらに、ユーザから検索キーワードの入力を受け付ける入力受付手段を備え、前記進行状況監視手段は、前記入力受付手段が、所定の時間以上、前記検索キーワードの入力を受け付けない場合に、前記検索が進まないと判定してもよい。
また、前記入力補助装置は、さらに、ユーザからの困りを表す入力を受け付ける入力受付手段を備え、前記進行状況監視手段は、ユーザからの困りを表す前記入力に基づき、前記検索が進まないと判定してもよいし、また、前記進行状況監視手段は、前記検索の結果数に基づき、前記検索が進まないと判定してもよく、また、前記進行状況監視手段は、前記検索ごとの結果数の減少度合いに基づき、前記検索が進まないと判定してもよい。
この構成によれば、ユーザの困りを判定するさまざまな方法が提供されるので、その中から好ましい一つを用いて検索を進行させるための好適な補助をユーザに提供することができる。
特に、同一のメニュー階層を所定の回数以上通過することによってユーザの困りを判定すれば、検索操作がよどまずに行われている場合ですら、ユーザの困りを適切に判定できる。そして、前記複数の検索キーワードを用いることによって、検索を進行させるために適した検索方法を精度良く推論してユーザに提示することができる。
また、前記入力受付手段は、音声の入力を受け付けるマイクロホンと、前記マイクロホンに入力された音声を認識し、その認識結果を前記進行状況監視手段に出力する音声認識部とを備えてもよい。
また、前記認識結果には、認識の確度を示すスコアが含まれ、前記進行状況監視手段は、前記スコアが、所定の閾値より小さい場合に、前記検索が進まないと判定してもよい。
この構成によれば、ユーザは、前記検索キーワードを、前記音声認識部へ音声で入力できるので、音声入力方式による情報検索装置に好適である。
また、前記検索条件提示手段は、前記検索キーワードに基づいて、前記検索における適切な検索条件を抽出する外部機器と通信を行なう通信部と、前記通信部を介して、前記検索キーワードを前記外部機器に送信し、前記外部機器から抽出された検索条件を受信する検索条件取得部とを備えてもよい。
また、前記検索条件提示手段は、前記検索キーワードの種類であるカテゴリと、前記カテゴリに対する検索キーワードとを対応付けて格納するカテゴリ別知識データベースを参照して、前記取得した検索キーワードに対応するカテゴリを取得するカテゴリ取得部と、前記検索キーワードまたは前記カテゴリに基づいて、前記検索における適切な検索条件を抽出する外部機器と通信を行なう通信部と、前記通信部を介して、前記検索キーワードまたは前記カテゴリ取得部で取得したカテゴリを前記外部機器に送信し、前記外部機器から抽出された検索条件を受信する検索条件取得部とを備えてもよい。
ここで、前記外部機器は、複数存在し、前記検索条件提示手段は、前記検索条件取得部が前記複数の外部機器から重複する検索条件を受信した場合に、1つの検索条件を残して他の検索条件を削除する表示制御部を備えてもよく、また、前記検索条件取得部は、さらに、前記外部機器を識別するための識別子を前記外部機器から受信し、前記検索条件提示手段は、前記抽出された検索条件と前記識別子とを対応付けて、ユーザに提示してもよい。
この構成によれば、検索が進まない場合に、検索キーワードをネットワーク上の機器に送信し、その後、ネットワーク上の機器から検索方法を受信して表示するので、ユーザは、容易にネットワーク上の機器に対して目的のコンテンツを検索することができる検索方法や検索キーワードを理解することが可能となる。
また、本発明は、このような入力補助装置として実現できるだけでなく、情報検索装置として実現することもできる。また、このような入力補助装置が備える特徴的な手段によって実行される処理をステップとする入力補助方法として実現することも、また、それらのステップをコンピュータに実行させるプログラムとして実現することもできる。そして、そのようなプログラムは、CD−ROM等の記録媒体やインターネット等の伝送媒体を介して配信できることはいうまでもない。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図1から図25を参照しながら詳細に説明する。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1に係る入力補助装置について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施の形態1に係る入力補助装置の機能的な構成を示すブロック図である。
この入力補助装置100は、情報検索装置における適切な検索条件の入力を支援する装置であり、図1に示すように、入力部101と、検索進行管理部102と、検索条件提示部110とを備える。
入力部101は、ユーザから検索キーワードを含む入力データの入力を受け付けるキーボードやマウス、リモコン等の入力装置である。この入力部101は、ユーザから受け付けた入力データを検索進行管理部102に出力する。
検索進行管理部102は、入力部101から取得した入力データを検索装置に出力するとともに、検索装置における検索の進行状況を監視する処理部である。この検索進行管理部102は、検索装置における検索進行状況を常時監視しており、検索が進まないと判定すると、入力部101から取得した入力データを検索条件提示部110のカテゴリ取得部104に出力する。なお、検索進行管理部102で、いかにして検索の進行状況を判定するかは、後に詳しく説明する。
図外の検索装置は、検索進行管理部102から出力される入力データに基づいて、ユーザの所望する情報を検索する情報検索装置である。
検索条件提示部110は、検索装置における検索が進まない場合に、入力された入力データに基づいて適切な検索条件を抽出し、ユーザに提示する処理部であり、カテゴリ別知識格納部103、カテゴリ取得部104、検索方法格納部105、検索方法取得部106、画面作成部107、および、表示部108を備える。
カテゴリ別知識格納部103は、検索キーワードの種類をカテゴリとして定義し、カテゴリと、検索キーワードや動作指令キーワードとを対応付けて格納するハードディスク等の記憶装置である。
図2は、このカテゴリ別知識格納部103に格納されている情報の概念図であり、図3は、カテゴリ別知識格納部103における実装形態の一例を示す図である。ここでは、カテゴリとして、<人名>、<俳優>、<女優>、<助詞>などが定義され、それぞれのカテゴリに属する単語が定義されている様子が示されており、例えば、<人名>カテゴリに対しては、単語(松下太郎、松下次郎、松下花子、松下麗子)が属していることが示されている。
カテゴリ取得部104は、検索進行管理部102から入力データを受け取ると、カテゴリ別知識格納部103を参照して、その入力データに対応したカテゴリを取得する処理部である。そして、このカテゴリ取得部104は、取得したカテゴリを検索方法取得部106に出力する。
検索方法格納部105は、検索装置においてカテゴリの検索が可能な検索方法の名称(以下、検索方法名という。)を、カテゴリ列で表現される自然言語の構文と対応付けて格納するハードディスク等の記憶装置である。検索方法名は、ユーザが対応する構文を入力したときに、ユーザに提案すると好ましいと考えられる検索方法を表している。
図4は、検索方法格納部105に格納されている情報の概念図であり、図5は、検索方法格納部105における実装形態の一例を示す図である。ここでは、検索方法名として、(出演者名検索、俳優名検索、女優名検索、俳優名・女優名検索)が定義され、それぞれの検索方法名に対応する検索構文がカテゴリを用いて定義されている様子が示されている。例えば、出演者名検索に対しては、検索構文(<人名>)と(<人名><助詞>)が対応していることが示されている。この図5に示す具体例では、ユーザは、「松下太郎」や「松下太郎の番組」と自然言語を入力したときに、「松下太郎」を、出演者名検索を用いて検索する旨の提案を本入力補助装置から受けることができるということが示されている。
検索方法取得部106は、カテゴリ取得部104で取得したカテゴリに基づいて検索方法格納部105を参照し、そのカテゴリの検索が可能な検索方法名を取得する処理部である。そして、この検索方法取得部106は、取得した検索方法名を画面作成部107に出力する。
画面作成部107は、検索方法取得部106から検索方法名を取得して、その検索方法名で表される検索をユーザに提案する表示画面情報に変換し表示部108に表示画面情報を出力する。
表示部108は、CRTディスプレイ、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)、プラズマディスプレイ(PDP:Plasma Display Panel)等の表示装置であり、画面作成部107から取得した表示画面情報を表示する。
このように構成された本実施の形態1に係る入力補助装置100の動作例について、以下説明する。
図6は、入力補助装置100の動作を示すフローチャートである。
まず、入力補助装置100は、入力部101を介して、ユーザから検索キーワードの入力を受け付ける(ステップS101)。ここでは、具体的な一例として、ユーザが入力部101から検索キーワード「松下太郎」を入力したと仮定して説明を続ける。
次に、検索進行管理部102は、入力部101から入力された入力データを検索装置に出力し(ステップS102)、検索装置における検索進行状況を監視する(ステップS103)。
そして、検索進行管理部102は、検索装置における検索進行状況を監視し、検索が進まないと判定すると(ステップS103のNo)、直前に入力された入力データをカテゴリ取得部104に出力する。ここでは、検索が進まない状況を、検索結果が未確定で、かつ、入力データを受け付けた後一定時間以上入力データが入力されない場合であるとする。すなわち、上記の例に当てはめると、検索進行管理部102は、入力部101から入力された検索キーワード「松下太郎」を検索装置に出力し、検索装置における検索進行状況を監視して、検索結果が未確定で、かつ、検索キーワードの入力後一定時間以上入力データが入力されない場合、検索が進まないと判定して、直前に入力された検索キーワード「松下太郎」をカテゴリ取得部104に出力することになる。
続いて、カテゴリ取得部104は、検索進行管理部102から入力データを受け取ると、カテゴリ別知識格納部103を参照して、その入力データに対応したカテゴリを取得し(ステップS104)、取得したカテゴリを検索方法取得部106に出力する。ここで、カテゴリ別知識格納部103は、カテゴリと、検索キーワードや動作指令キーワードとを対応付けて記憶している。その対応を(<カテゴリ>、(検索キーワード群、動作指令キーワード群))と表記すれば、本具体例では、図2および図3に示したように、(<人名>、(松下太郎、松下次郎、松下花子、松下麗子、…))、(<俳優>、(松下太郎、松下次郎))、(<女優>、(松下花子、松下麗子))、(<助詞>、(の番組、を見たい))がカテゴリ別知識格納部103に記憶されている。すなわち、上記の例に当てはめると、カテゴリ取得部104は、カテゴリ別知識格納部103を参照して、検索進行管理部102から入力された検索キーワード「松下太郎」に対応したカテゴリ(<人名>、<俳優>)を取得する。
検索方法取得部106は、カテゴリ取得部104から取得したカテゴリを受け取ると、検索方法格納部105を参照して、そのカテゴリの検索が可能な検索方法名を取得し(ステップS105)、取得した検索方法名を画面作成部107に出力する。ここで、検索方法格納部105は、検索装置においてカテゴリの検索が可能な検索方法名を、カテゴリ列で表現される自然言語の構文と対応付けて記憶している。その対応を(<検索方法名>、(<カテゴリ>列))と表記すれば、本具体例の検索方法格納部105は、図4および図5に示したように、(<出演者名検索>、(<人名>|<人名><助詞>))、(<俳優名検索>、(<俳優>|<俳優><助詞>))、(<女優名検索>、(<女優>|<女優><助詞>))、(<俳優名・女優名検索>、(<俳優>|<女優>))を記憶している。すなわち、上記の例に当てはめると、検索方法取得部106は、検索方法格納部105を参照して、カテゴリ取得部104で取得した2つのカテゴリ(<人名>、<俳優>)のそれぞれに属する検索キーワードの検索が可能な検索方法名(<出演者名検索>、<俳優名検索>)を取得し、画面作成部107に出力する。
そして、画面作成部107は、検索方法取得部106から取得した検索方法名を表示画面情報に変換し、表示部108に表示画面情報を出力する(ステップS106)。上記の例では、画面作成部107は、検索方法取得部106から取得した検索方法名(<出演者名検索>、<俳優名検索>)を表示画面情報に変換し、表示部108に表示画面情報を出力する。
その後、表示部108は、画面作成部107から取得した表示画面情報を表示して(ステップS107)、処理動作を終了する。上記の例では、表示部108は、検索方法名(<出演者名検索>、<俳優名検索>)を変換して得られた表示画面情報を表示する。この場合における表示部108の表示例を図7に示す。
なお、ここでは、検索進行管理部102は、検索が進まないと判定した場合、直前に入力された検索キーワードをカテゴリ取得部104に出力するとしたが、検索が進まないと判定されるまでに入力された複数個の検索キーワードをカテゴリ取得部104に出力するようにしてもよい。このようにすることで、ユーザが入力したい検索方法名を複数表示することができる。さらに、検索方法取得部106は、カテゴリ取得部104から受け取った複数のカテゴリから、ユーザが入力したい検索方法を推論し、その検索方法名を検索方法格納部105から取得するようにしても良い。この場合、精度良く検索方法名を取得することが可能となる。
また、本実施の形態1では入力部101として、キーボードなどによる入力形態を説明したが、音声入力による形態とすることも可能である。
図8は、音声入力を用いる場合における入力部の構成例を示す図である。
音声入力を用いる場合、図8に示すように、入力部101aは、マイクロホン200と音声認識部201とを備える。
マイクロホン200は、ユーザが入力した検索キーワードの発話を音声信号に変換して音声認識部201に出力する。
音声認識部201は、マイクロホン200から取得した検索キーワードの音声信号を音声認識して検索キーワードのテキストに変換するとともに、音声認識の結果の確度を算出し、検索キーワードのテキストと、認識結果の確度を表すスコアとを検索進行管理部102に出力する。
そして、この場合における検索進行管理部102は、検索装置において検索結果が確定していないにもかかわらず、さらに一定時間以上、次の入力が行われない、または、入力されたスコアがある閾値よりも低い場合に、検索が進まないと判定し、音声認識部201から入力されたテキストをカテゴリ取得部104に出力する。
ここでは、ユーザがマイクロホン200に「松下太郎」と発話した場合を例に挙げて説明する。
マイクロホン200は、発話された「松下太郎」の入力を受け付けると、音声信号「マツシタタロウ」に変換し、音声信号「マツシタタロウ」を音声認識部201に出力する。
次に、音声認識部201は、マイクロホン200から入力された音声信号「マツシタタロウ」を音声認識して、テキスト「松下太郎」に変換するとともに音声信号「マツシタタロウ」の音声認識の確度を算出し、テキスト「松下太郎」とそのスコアとを検索進行管理部102に出力する。
検索進行管理部102は、検索装置において検索結果が確定しておらず、さらに一定時間以上、次の入力が行われない、または、入力されたスコアが所定の閾値よりも低い場合、検索が進まないと判定し、テキスト「松下太郎」をカテゴリ取得部104に出力する。
このようにすることで、ユーザは音声で情報検索を行うことができるようになる。また、ユーザが「松下太郎」と発話した後、何を言っていいのかわからず次の単語を入力できない場合や、認識対象外の単語を入力しているために検索が進まない場合に、検索が滞る直前に認識された単語「松下太郎」に基づいて、検索装置における検索に適切と考えられる検索方法が提示されるので、ユーザは、何をすべきかがわかるようになる。さらに、ユーザは、提示された検索方法を指定することで、情報検索を継続することができるので、迅速に検索結果を手に入れられる可能性が高まる。
また、別の音声入力形態として図9に示すような構成としてもよい。
図9は、音声入力を用いる場合における入力部の別の構成例を示す図である。
図9に示す構成では、入力部101bは、マイクロホン200と、単語標準パターン格納部202と、音声認識部203と、音節標準パターン格納部204と、参照類似度計算部205と、類似度補正部206とを備える。
この場合におけるマイクロホン200は、ユーザが入力した検索キーワードの発話を音声信号に変換して、音声認識部203および参照類似度計算部205に出力する。
単語標準パターン格納部202は、検索キーワードを含む認識対象単語の標準パターンを記憶するための領域を有するハードディスク等の記憶装置である。
音声認識部203は、単語標準パターン格納部202を参照して、マイクロホン200から入力された検索キーワードの音声信号を音声認識して検索キーワードのテキストに変換するとともに音声認識の結果の確度を算出し、検索キーワードのテキストとそのスコアを類似度補正部206に出力する。
音節標準パターン格納部204は、音節や音素、サブワードなどの標準パターンを記憶するための領域を有するハードディスク等の記憶装置である。
参照類似度計算部205は、音節標準パターン格納部204を参照して、マイクロホン200から入力された検索キーワードの音声信号に対してスコアが最大となるテキスト列を求め、その場合のスコアを類似度補正部206に出力する。
類似度補正部206は、音声認識部203から入力されるスコアを参照類似度計算部205から入力されるスコアで補正した補正スコアを求め、求めた補正スコアと、音声認識部203から入力された検索キーワードのテキストとを検索進行管理部102に出力する。
ここでは、上記の場合と同様に、ユーザがマイクロホン200に「松下太郎」と発話した場合を例に挙げて説明する。
マイクロホン200は、発話された「松下太郎」の入力を受け付けると、音声信号「マツシタタロウ」に変換し、音声信号「マツシタタロウ」を音声認識部203および参照類似度計算部205に出力する。
音声認識部203は、単語標準パターン格納部202を参照して、マイクロホン200から入力された音声信号「マツシタタロウ」を音声認識してテキスト「松下太郎」に変換するとともに音声信号「マツシタタロウ」の音声認識の確度を算出し、テキスト「松下太郎」と、音声認識の際に生成されるスコア「800」とを類似度補正部206に出力する。この場合の認識結果の具体例を図10に示す。
参照類似度計算部205は、音節標準パターン格納部204を参照して、マイクロホン200から入力された音声信号「マツシタタロウ」に対してスコアが最大となるテキスト列を求め(つまり、ここではユーザの発話に対するスコアの最大値を求めており、そのスコアはユーザの発声の仕方、声の質などユーザ固有の値でユーザ毎に異なる)、その場合のスコア、一例としてスコア「1000」を類似度補正部206に出力する。この場合のテキスト列およびスコアの具体例を図11に示す。
類似度補正部206は、音声認識部203から入力されたスコア「800」を、参照類似度計算部205から入力されるスコア「1000」で補正し、補正スコア、一例として音声認識部203から入力されたスコア「800」を参照類似度計算部205から入力されたスコア「1000」で割った補正スコア「0.8」と、音声認識部203から入力されたテキスト「松下太郎」とを検索進行管理部102に出力する。
このようにすることで、ユーザは音声で情報検索を行うことできるようになる。また、入力された音声に対するスコアが最大となるテキスト列を求め、その際のスコアで単語認識したスコアを補正することにより、つまり、音声認識器に対する個人差を正規化することにより、高精度にユーザが認識対象外の単語を入力していることを判定することができ、その場合に検索方法が提示されるので、ユーザは、何を言うべきかがわかるようになる。さらに、ユーザは、検索方法を指定することで、情報検索を継続することができるようになる。
ここまで説明したように、入力補助装置の入力部を音声入力の形態とした場合、このような構成とすることで、ユーザが音声入力を行って検索が進まない場合に、ユーザが発話している検索キーワードの関連語や検索キーワードを検索できる検索方法を表示するので、ユーザは、発話すべき内容を容易に理解することによって検索を進行させるための好適な補助を得ることができる。
また、ユーザは、表示された検索方法を指定し、その検索方法によって検索可能な検索キーワード一覧を表示させることで、発話した検索キーワードが認識対象語として存在するかを容易に理解することができるようになる。
図12は、表示部108に表示される検索キーワード一覧情報の一例を示す図である。この情報は、例えば、図7に示される表示画面情報から「1.出演者名検索」を選択した場合に、人名に属する単語(図2参照)の一覧がメニュー形式で表示される。ユーザは、このような情報から、発話した検索キーワードが認識対象語として存在するか否かを理解し、検索を的確に進行させるための補助を得ることができる。
なお、本実施の形態1では、検索が進まない状況を、検索結果が未確定で、かつ、入力データを受け付けた後一定時間以上入力データが入力されない場合であるとして説明した。以下に、検索進行管理部102における検索進行状況の判定処理について、より詳しく説明することとする。
図13は、検索進行管理部102が、検索装置における検索進行状況を判定する際の処理動作を示すフローチャートである。
検索進行管理部102は、まず、入力部101aまたは101bから入力される音声認識のスコアが、所定の閾値以下であるか否かの観点で、検索装置における検索進行状況を判定する(S111)。すなわち、検索進行管理部102は、音声認識のスコアが所定の閾値以下である場合(S111のYes)、検索装置における検索処理が進まないと判定し(S115)、検索進行状況を判定する処理動作を終了する。
一方、音声認識のスコアが所定の閾値を超えている場合(S111のNo)、検索進行管理部102は、ユーザの操作履歴に基づいて、検索装置において同一のメニュー階層を一定回数以上通過しているか否かの観点で、検索装置における検索進行状況を判定する(S112)。すなわち、検索進行管理部102は、同一のメニュー階層を一定回数以上通過している場合(S112のYes)、検索装置における検索処理が進まないと判定し(S115)、検索進行状況を判定する処理動作を終了する。
他方、同一のメニュー階層を一定回数以上通過していない場合(S112のNo)、検索進行管理部102は、入力部101等から入力データが入力されてから一定時間以上経過している否かの観点で、検索装置における検索進行状況を判定する(S113)。すなわち、検索進行管理部102は、一定時間以上入力データの入力がない場合(S113のYes)、検索装置における検索処理が進まないと判定し(S115)、検索進行状況を判定する処理動作を終了する。
これに対して、一定時間以上が経過していない場合(S113のNo)、検索進行管理部102は、検索装置における検索処理は進行中であると判定し(S114)、検索進行状況を判定する処理動作を終了する。なお、検索進行管理部102は、常時、検索装置における検索状況を監視しているので、ステップS111、ステップS112およびステップS113のいずれかの事象が生じた場合には、検索状況判定の処理動作を開始、検索処理が進まないと判定することになる。
このように、検索装置において同じメニュー階層を一定回数以上通過する場合に検索が進まないと判定することで、ユーザが目的のコンテンツを検索できていないことを判定することができるようになる。
図14は、同じメニュー階層を一定回数以上通過する場合の一例を表す図である。このメニュー階層に従って配置されるメニューは、例えば、市販の映像ソフトを検索する検索装置に設けられる。この例では、各メニューを、例えばそれぞれ固有の検索方法による具体的な検索機能、若しくはその検索機能への入り口であると考え、ユーザが検索方法を表す検索キーワードを発声することによって、対応するメニューが呼び出されるとする。この図には、例えば、スノーボードでキリマンジャロを滑降した冒険家を記録したDVDを探したいと考えたユーザが、検索キーワード「映像ソフト」、「DVD」を発声して、それぞれメディア階層、サブメディア階層の対応するメニューを呼び出して検索を試みた場合が表される。そのユーザは、続いて、検索キーワード「スポーツ」、「スノーボード」を発声してそれぞれジャンル階層、サブジャンル階層の対応するメニューを呼び出して検索を試みるが、所望のDVDが見つからず、その後、サブメディア階層の「DVD」メニューへ戻り、検索キーワード「ノンフィクション」、「ドキュメンタリー」を次々と発声してメニューを呼び出し、検索を試みている。
このような場合に、一例としてメニュー「DVD」を一定回数以上通過したことをもってユーザが目的のコンテンツを検索できていないと判定することで、たとえ音声認識が良好に行われ、かつユーザが何ら言いよどんでいない場合であっても、ユーザの困りを適切に検出して、検索を進行させるための補助を提供することができる。なお、上記の例では、同じメニュー「DVD」を一定回数通過することを利用してユーザが目的のコンテンツを検索できないと判定するようにしたが、同じメニュー階層、一例として「ジャンル」を一定回数以上通過することを利用するようにしてもよい。
また、検索進行管理部102は、検索が進まないと判定した場合、同じメニュー階層を通り始めた時からその判定がなされるまでに入力された複数の検索キーワードをカテゴリ取得部104に出力してもよい。上記の例では、検索キーワード「スポーツ」、「ノンフィクション」、「ドキュメンタリー」が出力される。
このようにした上で、検索方法取得部106は、カテゴリ取得部104から受け取った複数のカテゴリから、ユーザが入力したい検索方法を推論し、その検索方法名を検索方法格納部105から取得するようにしても良い。具体的な一例として、図30に示すようなカテゴリ毎に意味が近い検索キーワードを表す関連キーワード情報を、例えば検索方法格納部105に予め記憶させておき、検索方法取得部106は、検索キーワード「スポーツ」、「ノンフィクション」、「ドキュメンタリー」がカテゴリ取得部104から入力されると、図30に示す関連キーワード情報から検索キーワード「ノンフィクション」、「ドキュメンタリー」と同じカテゴリに属する検索キーワード「アドベンチャー」を取得する。取得された検索キーワードをユーザに提示することによって、ユーザは、まだ試行されていない検索キーワード「アドベンチャー」によって呼び出されるメニューを用いて、さらに検索を進行させることができる。そして、この場合、複数のカテゴリを利用して検索方法を推論できるので、精度良く検索方法名を取得することが可能となる。
また、ここでは、検索進行管理部102は、入力部101等から入力データが入力されてから一定時間以上入力データが入力されない場合に検索が進まないと判定するとしたが、検索装置が検索条件に関する問い合わせをユーザに対して行なった時刻から一定時間以上入力データが入力されない場合に、検索が進まないと判定するようにしてもよい。このようにすることで、ユーザが検索装置側からの問い掛けに対して何を入力してよいのかわからない状態になっていることを判定することができる。
また、検索進行管理部102は、所定の閾値以下のスコアが一定回数以上続いて入力された場合に、検索が進まないと判定するようにしてもよい。このようにすることで、ユーザが検索対象外キーワードを複数回入力していることを判定することができ、ユーザに、誤った検索キーワードを入力していることを理解させることができる。
以上のように、本実施の形態1に係る入力補助装置によれば、ユーザが誤って検索キーワードを入力しているために検索が進まない際、ユーザの入力した検索キーワードを検索することができる検索方法を表示することにより、ユーザは検索方法を指定して検索することができる。また、検索条件にヒットする情報が多いために検索が進まない際、ユーザの入力した検索キーワードを検索することができる検索方法を複数表示するので、ユーザは、提示された検索方法を指定することにより、さらに絞り込んだ検索条件で検索を継続することができる。
すなわち、本実施の形態1に係る入力補助装置によれば、検索装置における検索処理がスムーズに進んでいない場合に、入力された検索キーワードに基づいて、その検索キーワードの検索に適切な検索条件をユーザに提示するので、ユーザは、提示された検索条件を指定することで、検索装置から図15に示すような検索結果画面を迅速に取得することが可能となる。
また、本実施形態1では、ユーザが検索キーワードを入力する場合を例示して説明したが、本発明は、ユーザが検索方法名を入力する場合にももちろん適用可能である。その場合、例えば、ユーザが誤った検索方法名を入力しているために検索が進まないといった状況において、ユーザの入力した検索方法の上位概念の検索方法を提示することで、ユーザは、提示された上位概念の検索方法を指定して検索を進めることができる。
また、ここまでに、検索キーワードや検索方法名が自然言語構文によってユーザから入力されるとして説明したが、別法として、検索キーワードや検索方法名を、例えばメニューから選択入力することも考えられる。
検索キーワード選択入力画面の一つの典型例が、図12に示されている。この画面には、前述したように、人名に属する単語(図2参照)の一覧がメニュー形式で表示され、ユーザがこの中から一つ以上を選択すると、選択された単語が検索キーワードとして入力される。
本発明は、このように検索キーワードがメニューから選択入力される場合にももちろん適用可能である。その場合、例えば、ユーザが単語を選択することなく予め定められた時間が経過したために検索が進まないといった状況において、ここまでの説明と同様に、検索方法を提示することで、検索を進めるための補助をユーザに提供することができる。
また、検索進行管理部102は、検索が進まないことを表すユーザの入力に基づいて検索が進まないと判定するようにしてもよい。検索が進まないことを表すユーザの入力の一例としては、本入力補助装置に検索停滞ボタンが備えられている場合は、ユーザが検索停滞ボタンを押したことを表す信号や、入力部101として音声入力を用いる場合は、「なかなか進まないなあ」や「わからない」などの検索が進まないことを表すユーザの発話を音声認識した認識結果などである。こうすることで、ユーザは入力補助装置に検索が進まないことを直接入力することやシステムがユーザの直接的な入力以外を利用して検索が進まないことを判定することができる。
また、検索進行管理部102は、検索装置で検索される検索結果数に基づいて検索が進まないと判定するようにしてもよい。こうすることで、検索結果が多いためにユーザが検索結果を絞り込めない場合でも、検索装置における検索に適切な検索方法が提示されるので、ユーザは、何を入力すべきかがわかるようになる。
また、検索進行管理部102は、検索装置で検索される検索ごとの結果数の減少度合いが特定の閾値よりも少ない場合は、検索が進まないと判定するようにしてもよい。こうすることで、検索結果をユーザが効率的に絞り込めない場合でも、検索結果を適切に絞りこむ検索方法が提示されるので、ユーザは、何を入力すべきかがわかるようになる。
(実施の形態1に係る変形例)
また、検索方法格納部105は、検索装置において検索方法名とカテゴリ列とを対応付けるとしたが、アプリケーション名とカテゴリ列で表現される自然言語構文とを対応付け、検索方法取得部106は、カテゴリ取得部104で取得したカテゴリに基づいてアプリケーション名を検索方法格納部105から取得し、画面作成部107は、検索方法取得部106で取得されるアプリケーション名に対応するアプリケーションを起動し、表示部108に表示するようにしてもよい。
図16は、この変形例において、表示部108に検索方法に対応して表示されるアプリケーション起動ボタンの一例を示す図である。この例では、各検索方法名に対応して、その検索方法を実行するアプリケーションを起動するボタンが表示される。ユーザは、このボタンをクリックすることで、アプリケーションを起動して対応する方法による検索を行うことができる。
図17は、検索方法に対応するアプリケーションの起動に用いられるリンクデータの一例を示す図である。この例では、アプリケーションリンク格納部109に格納されているリンクデータの例を示す。アプリケーションリンク格納部109は、例えばハードディスク装置を用いて実現され、例えば図1における検索条件提示部110の中に設けられる(図示省略)。
このリンクデータは、検索方法名と、その検索方法を実行するアプリケーションのパスとを対応付けて示すデータである。前述したボタンがクリックされると、そのボタンの検索方法に対応してこのリンクデータによって示されるパスのアプリケーションが起動される。具体的に、図16に示される画面において、例えば「1.出演者名検索」に対応する起動ボタンがクリックされると、対応するパス\apps\ap1.exeで示されるアプリケーションが起動され、その結果、例えば図12に示されるような画面が表示される。
なお、アプリケーションを起動するためのリンクは、前述したようにボタンの形式で明示される他に、WEBページの表現方法として広く行われるように検索方法名に埋め込まれた形式で表されてもよく、また、検索方法名と共に表示される数字のキーに割り当てられることも考えられる。
以上説明した変形例の構成を採ることによって、ユーザは、入力した検索キーワードを検索することができるアプリケーションを理解し、そのアプリケーションを起動して検索を進めることができる。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2による入力補助装置について、図面を参照しながら説明する。
前述した実施の形態1では、ユーザの検索が進まない場合に、ユーザが入力した検索キーワードを検索することができる検索方法名をユーザに提示することが可能であったが、本実施の形態2に係る入力補助装置は、ユーザの検索状況が停滞した場合に、ユーザが入力した検索キーワードに関連したキーワードを表示することを可能にすることを特徴とする。
図18は、本実施の形態2に係る入力補助装置の機能的な構成を示すブロック図である。
図18に示すように、本実施の形態に係る入力補助装置300は、上記実施の形態1に係る入力補助装置100と、入力部101および検索進行管理部102を備える点で共通する。しかし、検索条件提示部310が、関連語格納部301、関連語取得部302を備える点で、上記実施の形態1と異なる。以下、この異なる点を中心に説明する。なお、上記実施の形態1と同一符号のブロックは同じ動作を行うものとし、それらの詳細な説明は省略する。
関連語格納部301は、単語を関連付けて記憶する領域を有するハードディスク等の記憶装置である。この関連語格納部301は、単語を上位概念単語、下位概念単語として関連付けて記憶している。
図19は、関連語格納部301に格納されている情報の概念図であり、図20は、関連語格納部301における実装形態の一例を示す図である。ここに示す一例では、(上位概念単語、(下位概念単語群))として、(飲食店、(洋食、和食、中華))、(洋食、(イタリア料理、スペイン料理、フランス料理、多国籍料理))、…、を関連語格納部301が記憶している様子が示されている。
関連語取得部302は、検索進行管理部102から入力データを受け取ると、関連語格納部301を参照して、その入力データに対応した関連語を取得する処理部である。そして、この関連語取得部302は、取得した関連語を画面作成部107に出力する。
このように構成された本実施の形態2に係る入力補助装置300の動作例について、以下説明する。
図21は、入力補助装置300の動作を示すフローチャートである。
まず、入力補助装置300は、入力部101を介して、ユーザから検索キーワードの入力を受け付ける(ステップS201)。ここでは、具体的な一例として、ユーザが飲食店を検索するために入力部101から検索キーワード「洋食」を入力したと仮定して説明を続ける。
次に、検索進行管理部102は、入力部101から入力された入力データを検索装置に出力し(ステップS202)、検索装置における検索進行状況を監視する(ステップS203)。
そして、検索進行管理部102は、検索装置における検索進行状況を監視し、検索が進まないと判定すると(S203のNo)、直前に入力された入力データを関連語取得部302に出力する。ここでは、上記実施の形態1の場合と同様に、検索が進まない状況を、検索が未確定で、かつ、入力データを受け付けた後一定時間以上入力データが入力されない場合であるとする。すなわち、上記の例に当てはめると、検索進行管理部102は、入力部101から入力された検索キーワード「洋食」を検索装置に出力し、検索装置における検索進行状況を監視して、検索結果が未確定で、かつ、検索キーワードの入力後一定時間以上入力データが入力されない場合、検索が進まないと判定して、直前に入力された検索キーワード「洋食」を関連語取得部302に出力することになる。
続いて、関連語取得部302は、検索進行管理部102から入力データを受け取ると、関連語格納部301を参照して、その入力データに対応した関連語を取得し(ステップS204)、取得した関連語を画面作成部107に出力する。すなわち、上記の例に当てはめると、関連語取得部302は、関連語格納部301を参照して、検索進行管理部102から入力された検索キーワード「洋食」の関連語として、下位概念単語(イタリア料理、スペイン料理、フランス料理、多国籍料理)を取得し、画面作成部107に出力することになる。
そして、画面作成部107は、関連語取得部302から取得した関連語を表示画面情報に変換して、表示部108に表示画面情報を出力する(ステップS205)。上記の例では、画面作成部107は、関連語取得部302から取得した関連語(イタリア料理、スペイン料理、フランス料理、多国籍料理)を表示画面情報に変換し、表示部108に表示画面情報を出力することになる。
その後、表示部108は、画面作成部107から取得した表示画面情報を表示して(ステップS206)、処理動作を終了する。上記の例では、表示部108は、関連語(イタリア料理、スペイン料理、フランス料理、多国籍料理)を変換した表示画面情報を表示することになる。この場合における表示部108の表示例を図22に示す。
なお、ここでは、検索進行管理部102は、検索が進まないと判定した場合、直前に入力された検索キーワードを関連語取得部302に出力するとしたが、検索が進まないと判定されるまでに入力された複数個の検索キーワードを関連語取得部302に出力するようにしてもよい。このようにすることで、ユーザが入力したい検索キーワードを複数表示することができる。さらに、関連語取得部302は、検索進行管理部102から受け取った複数の検索キーワードに対応した複数の関連語から、ユーザが入力したい関連語を推論し、推論された関連語のみを画面作成部107に出力するようにしても良い。この場合、精度良く関連語をユーザに提示することが可能となる。
また、本実施の形態2に係る入力補助装置300においても、上記実施の形態1で説明したように、入力部101を音声入力による形態としてもよい。この場合における入力部の構成は、図8に示した構成と同様である。
ここでは、ユーザがマイクロホン200に「洋食」と発話した場合を例に挙げて説明する。
マイクロホン200は、発話された「洋食」の入力を受け付けると、音声信号「ヨウショク」に変換し、音声信号「ヨウショク」を音声認識部201に出力する。
次に、音声認識部201は、マイクロホン200から入力された音声信号「ヨウショク」を音声認識して、テキスト「洋食」に変換するとともに音声信号「ヨウショク」の音声認識の確度を算出し、テキスト「洋食」とそのスコアとを検索進行管理部102に出力する。
検索進行管理部102は、検索装置において検索結果が確定しておらず、さらに一定時間以上、次の入力が行われない、または、入力されたスコアが所定の閾値よりも低い場合、検索が進まないと判定し、テキスト「洋食」を関連語取得部302に出力する。
このようにすることで、ユーザは音声で情報検索を行うことができるようになる。また、ユーザが何を言っていいのかわからない場合や、認識対象外の単語を入力しているために検索が進まない場合に、検索装置における検索に適切な検索条件が提示されるので、ユーザは、何を言うべきかがわかるようになる。さらに、ユーザは、提示された検索条件を指定することで、情報検索を継続することができるようになる。
また、同様に、本実施の形態2に係る入力補助装置300においても、上記実施の形態1で説明したような、別の音声入力形態として図9に示すような構成を用いてもよい
ここでは、上記の場合と同様に、ユーザがマイクロホン200に「洋食」と発話した場合を例に挙げて説明する。
マイクロホン200は、発話された「洋食」の入力を受け付けると、音声信号「ヨウショク」に変換し、音声信号「ヨウショク」を音声認識部203および参照類似度計算部205に出力する。
音声認識部203は、単語標準パターン格納部202を参照して、マイクロホン200から入力された音声信号「ヨウショク」を音声認識してテキスト「洋食」に変換するとともに音声信号「ヨウショク」の音声認識の確度を算出し、テキスト「洋食」と、音声認識の際に生成されるスコア「800」とを類似度補正部206に出力する。この場合の認識結果の具体例を図23に示す。
参照類似度計算部205は、音節標準パターン格納部204を参照して、マイクロホン200から入力された音声信号「ヨウショク」に対してスコアが最大となるテキスト列を求め(つまり、ここではユーザの発話に対するスコアの最大値を求めており、そのスコアはユーザの発声の仕方、声の質などユーザ固有の値でユーザ毎に異なる)、その場合のスコア、一例としてスコア「1000」を類似度補正部206に出力する。この場合のテキスト列およびスコアの具体例を図24に示す。
類似度補正部206は、音声認識部203から入力されたスコア「800」を、参照類似度計算部205から入力されるスコア「1000」で補正し、補正スコア、一例として音声認識部203から入力されたスコア「800」を参照類似度計算部205から入力されたスコア「1000」で割った補正スコア「0.8」と、音声認識部203から入力されたテキスト「洋食」とを検索進行管理部102に出力する。
このようにすることで、ユーザは音声で情報検索を行うことできるようになる。また、入力された音声に対するスコアが最大となるテキスト列を求め、その際のスコアで単語認識したスコアを補正することにより、つまり、音声認識器に対する個人差を正規化することにより、高精度にユーザが認識対象外の単語を入力していることを判定することができ、その場合に検索条件が提示されるので、ユーザは、何を言うべきかがわかるようになる。さらに、ユーザは、検索方法を指定することで、情報検索を継続することができるようになる。
また、本実施の形態2に係る入力補助装置300においても、上記実施の形態1で詳細に説明したような検索進行状況の判定処理を行なうようにしてもよい。
なお、本実施の形態2では、関連語格納部301は、単語を上位概念単語、下位概念単語として関連付けて記憶し、関連語取得部302は、検索進行管理部102から受け取る入力データに対応した下位概念単語を関連語格納部301から取得して画面作成部107に出力するとしたが、関連語格納部301は、同義語を関連付けて記憶し、関連語取得部302は、検索進行管理部102から受け取る入力データに対応した同義語を関連語格納部301から取得して画面作成部107に出力するようにしてもよい。
このようにすることで、ユーザの入力した検索キーワードによる検索結果数が少ない場合、ユーザは、入力した検索キーワードと同じ意味の、検索装置における検索が可能な検索キーワードを知ることができ、情報検索を行なう際の検索漏れを少なくすることができる。
また、ここでは、関連語取得部302は、検索進行管理部102から受け取る入力データに対応した下位概念単語を関連語格納部301から取得し、画面作成部107に出力するとしたが、検索進行管理部102から受け取る入力データに対応した上位概念単語を関連語格納部301から取得し画面作成部107に出力するようにしてもよい。
このようにすることで、ユーザの入力した検索キーワードによる検索結果数が少ない場合、ユーザは、提示された上位概念語を入力することにより、検索装置における検索範囲を広げて情報検索を行なうことができるようになる。
また、関連語取得部302は、検索装置の検索結果数に応じて、関連語格納部301から取得する単語の種類を上位概念単語、下位概念単語、または、同義語に切り替えるようにしてもよい。このようにすることで、ユーザは、最適な検索結果数を得ることができる検索キーワードを自動的に知ることが可能となる。
以上のように、本実施の形態2に係る入力補助装置によれば、ユーザの入力した検索キーワードに対して検索結果数が多いために検索が進まない場合に、ユーザの入力した検索キーワードの下位概念に該当する単語や同義語に該当する単語を提示するので、ユーザは、容易に検索結果を絞り込むための検索キーワードを入力することができるようになる。
また、ユーザの入力した検索キーワードに対して検索結果数が少ないために検索が進まない場合にも、ユーザの入力した検索キーワードの上位概念に該当する単語や同義語に該当する単語を提示するので、ユーザは、容易に検索結果数を増やすための検索キーワードを入力することができるようになる。
(実施の形態3)
続いて、本発明の実施の形態3に係る入力補助装置について、図面を参照しながら説明する。
図25は、本実施の形態3に係る入力補助装置の機能的な構成を示すブロック図である。
図25に示すように、本実施の形態3に係る入力補助装置400は、入力部101と検索進行管理部102とを備える点で、上記実施の形態1および2で説明した入力補助装置100等と共通する。しかし、検索条件提示部410が、通信部401と、検索方法・関連語取得部402を備える点で、上記実施の形態1および2と異なる。以下、この異なる点を中心に説明する。なお、実施の形態1および2と同一の構成要素には、同一の符号を付し、それらの詳細な説明は省略する。
通信部401は、ネットワーク403上に存在する情報検索装置Aや情報検索装置Bと通信を行うための通信インターフェースである。
検索方法・関連語取得部402は、検索進行管理部102から入力データを受け取ると、入力データを、通信部401を介してネットワーク403上の情報検索装置Aや情報検索装置Bに送信し、ネットワーク403上の情報検索装置Aや情報検索装置Bから通信部401を介して検索方法名、または関連語を取得する処理部である。そして、この検索方法・関連語取得部402は、ネットワーク403上の情報検索装置Aや情報検索装置Bから通信部401を介して検索方法名、または関連語を取得すると、取得した検索方法名や関連語を画面作成部107に出力する。
情報検索装置Aおよび情報検索装置Bは、それぞれ検索方法名や関連語を内部に保持しており、入力補助装置400から送信される検索キーワードに基づいて、その検索キーワードに適した検索方法名やその検索キーワードの関連語を抽出して、入力補助装置400に送信する。
このように構成された本実施の形態3に係る入力補助装置400の動作例について、以下説明する。
図26は、入力補助装置400の動作を示すフローチャートである。
まず、入力補助装置400は、入力部101を介して、ユーザから検索キーワードの入力を受け付ける(ステップS301)。ここでは、具体的な一例として、上記実施の形態2と同様に、ユーザが飲食店を検索するために入力部101から検索キーワード「洋食」を入力したと仮定して説明を続ける。
次に、検索進行管理部102は、入力部101から入力された入力データを検索装置に出力し(ステップS302)、検索装置における検索進行状況を監視する(ステップS303)。
そして、検索進行管理部102は、検索装置における検索進行状況を監視し、検索が進まないと判定すると(S303のNo)、直前に入力された入力データを検索方法・関連語取得部402に出力する。ここでは、上記実施の形態1および2の場合と同様に、検索が進まない状況を、検索が未確定で、かつ、入力データを受け付けた後一定時間以上入力データが入力されない場合であるとする。すなわち、上記の例に当てはめると、検索進行管理部102は、入力部101から入力された検索キーワード「洋食」を検索装置に出力し、検索装置における検索進行状況を監視して、検索結果が未確定で、かつ、検索キーワードの入力後一定時間以上入力データが入力されない場合、検索が進まないと判定して、直前に入力された検索キーワード「洋食」を検索方法・関連語取得部402に出力することになる。
続いて、検索方法・関連語取得部402は、検索進行管理部102から入力データを受け取ると、通信部401を介してネットワーク403上の情報検索装置Aおよび情報検索装置Bに、受け取った入力データを送信し、情報検索装置Aおよび情報検索装置Bから通信部401を介して、その入力データに対応した検索方法名や関連語を取得し(ステップS304)、取得した検索方法名や関連語を画面作成部107に出力する。すなわち、上記の例に当てはめると、検索方法・関連語取得部402は、通信部401を介してネットワーク403上の情報検索装置Aおよび情報検索装置Bに、検索キーワード「洋食」を送信する。そして、通信部401を介して、情報検索装置Aおよび情報検索装置Bからそれぞれ、(イタリア料理、スペイン料理)、(フランス料理、多国籍料理)を取得し、取得した(イタリア料理、スペイン料理)、(フランス料理、多国籍料理)を画面作成部107に出力することになる。
ここで、画面作成部107は、検索方法・関連語取得部402から取得した検索方法名や関連語(検索条件)に重複があるか否かを判定する(ステップS305)。情報検索装置Aおよび情報検索装置Bから重複して検索条件が取得されている場合があるからである。
重複している条件がなければ(ステップS305のNo)、画面作成部107は、検索方法・関連語取得部402から取得した検索方法名や関連語をそのまま表示画面情報に変換して、表示部108に表示画面情報を出力する。
一方、重複している条件がある場合(ステップS305のYes)、画面作成部107は、重複している検索条件の一方を削除して、一つにまとめた後に(ステップS306)、検索方法・関連語取得部402から取得した検索方法名や関連語を表示画面情報に変換し、表示部108に表示画面情報を出力する(ステップS307)。このようにすることで、表示画面内に表示する検索方法名や関連語を減らすことができ、ユーザが理解し易い表示を行うことができる。
その後、表示部108は、画面作成部107から取得した表示画面情報を表示して(ステップS308)、処理動作を終了する。
なお、ここでは、検索進行管理部102は、検索が進まないと判定した場合、直前に入力された検索キーワードを検索方法・関連語取得部402に出力するとしたが、検索が進まないと判定されるまでに入力された複数個の検索キーワードを検索方法・関連語取得部402に出力するようにしてもよい。このようにすることで、ユーザが入力したい検索キーワードを複数表示することができる。さらに、検索方法・関連語取得部402は、検索進行管理部102から受け取った複数の検索キーワードに対応した複数の検索方法名や関連語から、ユーザが入力したい検索方法名や関連語を推論し、推論された検索方法名や関連語のみを画面作成部107に出力するようにしても良い。この場合、精度良く検索方法名や関連語をユーザに提示することが可能となる。
また、本実施の形態3に係る入力補助装置400においても、上記実施の形態1および2と同様に、入力部101の構成を図8または図9に示した構成として、音声入力による形態としてもよい。
なお、本実施の形態3では、検索方法・関連語取得部402は、通信部401を介してネットワーク403上の情報検索装置Aや情報検索装置Bから検索方法名、または関連語を取得するとしたが、通信部401を介してネットワーク上の情報検索装置Aや情報検索装置Bから検索方法名、または関連語に加え、さらに機器名、または機器識別子を取得するようにしてもよい。この場合、検索方法・関連語取得部402は、取得した機器名と、検索方法名または関連語とを対応付けて画面作成部107に出力し、画面作成部107は、検索方法・関連語取得部402から受け取った機器名と検索方法名または関連語とを対応づけて表示画面情報に変換し、表示部108に表示画面情報を出力する。
上記の例に当てはめると、検索方法・関連語取得部402は、通信部401を介してネットワーク403上の情報検索装置Aおよび情報検索装置Bから(機器名、関連語)として、(情報検索装置A、(イタリア料理、スペイン料理))、(情報検索装置B、(フランス料理、多国籍料理))を取得すると、取得した(情報検索装置A、(イタリア料理、スペイン料理))、(情報検索装置B、(フランス料理、多国籍料理))を画面作成部107に出力し、画面作成部107は、受け取った(情報検索装置A、(イタリア料理、スペイン料理))、(情報検索装置B、(フランス料理、多国籍料理))を表示画面情報に変換し、表示部108に表示画面情報を出力する。この場合における表示部108の表示例を図27に示す。
また、検索方法・関連語取得部402は、通信部401を介してネットワーク上の情報検索装置Aや情報検索装置Bから検索方法名、または関連語と機器識別子とを取得すると、取得した機器識別子をユーザが理解できる機器名に変換し、機器名と検索方法名、または関連語とを対応付けて画面作成部107に出力するようにしてもよい。このようにすることで、ユーザは、容易に目的のコンテンツを検索することができるネットワーク403上の機器と、検索方法や検索キーワードとを理解することができる。
以上説明したように、本実施の形態3に係る入力補助装置によれば、検索が進まない場合に、ユーザの入力した入力データをネットワーク上の機器に送信し、その後、ネットワーク上の機器から検索方法や関連語を受信して表示するので、ユーザは、容易にネットワーク上の機器に対して目的のコンテンツを検索することができる検索方法や検索キーワードを理解することが可能となる。
また、検索が進まない場合に、ユーザの入力した入力データをネットワーク上の機器に送信し、その後、ネットワーク上の機器から検索方法や関連語と機器名や機器識別子を受信して表示するので、ユーザは、容易に目的のコンテンツを検索できるネットワーク上の機器と検索方法や検索キーワードとを理解することができるようになる。
(実施の形態4)
さらに続いて、本発明の実施の形態4に係る入力補助装置について、図面を参照しながら説明する。
図28は、本実施の形態4に係る入力補助装置の機能的な構成を示すブロック図である。
図28に示すように、本実施の形態4に係る入力補助装置500は、上記実施の形態3で説明した入力補助装置400と略共通する。しかし、検索条件提示部510が、カテゴリ取得部104と、カテゴリ別知識格納部103と、検索方法・関連語取得部501とを備えている点で、上記実施の形態3と異なる。以下、この異なる点を中心に説明する。なお、上記実施の形態1〜3と同一の構成要素には、同一の符号を付し、それらの詳細な説明は省略する。
検索方法・関連語取得部501は、カテゴリ取得部104で取得したカテゴリや検索キーワードを、通信部401を介してネットワーク403上の情報検索装置Aや情報検索装置Bに送信し、ネットワーク403上の情報検索装置Aや情報検索装置Bから通信部401を介して検索方法名または関連語を取得する処理部である。そして、この検索方法・関連語取得部501は、ネットワーク403上の情報検索装置Aや情報検索装置Bから通信部401を介して検索方法名、または関連語を取得すると、取得した検索方法名や関連語を画面作成部107に出力する。
情報検索装置Aおよび情報検索装置Bは、それぞれ検索方法名や関連語を内部に保持しており、入力補助装置500から送信されるカテゴリや検索キーワードに基づいて、そのカテゴリの検索が可能な検索方法名や、検索キーワードの関連語を抽出して、入力補助装置500に送信する。
このように構成された本実施の形態4に係る入力補助装置500の動作例について、以下説明する。なお、入力補助装置500の動作は、図6や図26に示したフローチャートと類似するので、図示は省略することとする。
まず、入力補助装置500は、入力部101を介して、ユーザから検索キーワードの入力を受け付ける。ここでは、具体的な一例として、ユーザが入力部101から検索キーワード「松下太郎」を入力したと仮定して説明を続ける。
次に、検索進行管理部102は、入力部101から入力された入力データを検索装置に出力して、検索装置における検索進行状況を監視し、検索が進まないと判定すると、直前に入力された入力データをカテゴリ取得部104に出力する。ここでは、上記実施の形態1〜3の場合と同様に、検索が進まない状況を、検索が未確定で、かつ、入力データを受け付けた後一定時間以上入力データが入力されない場合であるとする。すなわち、上記の例に当てはめると、検索進行管理部102は、入力部101から入力された検索キーワード「松下太郎」を検索装置に出力し、その後一定時間以上入力データが入力されない場合、検索が進まないと判定して、直前に入力された検索キーワード「松下太郎」をカテゴリ取得部104に出力することになる。
続いて、カテゴリ取得部104は、検索進行管理部102から入力データを受け取ると、カテゴリ別知識格納部103を参照して、その入力データに対応したカテゴリを取得し、取得したカテゴリを検索方法・関連語取得部501に出力する。ここで、カテゴリ別知識格納部103は、カテゴリと、検索キーワードや動作指令キーワードとを対応付けて記憶しており、本具体例では、図2および図3に示したように、(<カテゴリ>、(検索キーワード群、動作指令キーワード群))として、(<人名>、(松下太郎、松下次郎、松下花子、松下麗子、…))、(<俳優>、(松下太郎、松下次郎))、(<女優>、(松下花子、松下麗子))、(<助詞>、(の番組、を見たい))を記憶しているとする。すなわち、上記の例に当てはめると、カテゴリ取得部104は、カテゴリ別知識格納部103を参照して、検索進行管理部102から入力された検索キーワード「松下太郎」に対応したカテゴリ(<人名>、<俳優>)を取得することになる。
検索方法・関連語取得部501は、カテゴリ取得部104から取得したカテゴリを受け取ると、受け取ったカテゴリを、通信部401を介してネットワーク403上の情報検索装置Aや情報検索装置Bに送信する。そして、検索方法・関連語取得部501は、ネットワーク403上の情報検索装置A等から通信部401を介して検索方法名や関連語を取得すると、取得した検索方法名や関連語を画面作成部107に出力する。上記の例では、検索方法・関連語取得部501は、カテゴリ取得部104からカテゴリ(<人名>、<俳優>)を取得すると、通信部401を介してネットワーク403上の情報検索装置である情報検索装置Aや情報検索装置Bにカテゴリ(<人名>、<俳優>)を送信する。さらに、情報検索装置Aや情報検索装置Bからそれぞれ、検索方法名<出演者名検索>、<俳優名検索>を取得し、画面作成部107に出力することになる。
以降の動作は、実施の形態1と同一であるので、それらの詳細な説明は省略する。
なお、ここでは、検索進行管理部102は、検索が進まないと判定した場合、直前に入力された検索キーワードをカテゴリ取得部104に出力するとしたが、検索が進まないと判定されるまでに入力された複数個の検索キーワードをカテゴリ取得部104に出力するようにしてもよい。このようにすることで、ユーザが入力したい検索方法名や関連語を複数表示することができる。さらに、検索方法・関連語取得部501は、カテゴリ取得部104から受け取った複数のカテゴリと、通信部401を介して得られた検索方法とから、ユーザが入力したい検索方法名を推論し、検索方法名を特定するようにしても良い。この場合、精度良く検索方法名を取得することが可能となる。
また、本実施の形態4に係る入力補助装置500においても、上記実施の形態1〜3と同様に、入力部101の構成を図8または図9に示した構成として、音声入力による形態としてもよい。
さらに、本実施の形態4においても、上記実施の形態3と同様に、検索方法・関連語取得部501は、通信部401を介してネットワーク上の情報検索装置Aや情報検索装置Bから検索方法名、または関連語に加え、さらに機器名、または機器識別子を取得するようにしてもよい。この場合、検索方法・関連語取得部501は、取得した機器名と、検索方法名または関連語とを対応付けて画面作成部107に出力し、画面作成部107は、検索方法・関連語取得部501から受け取った機器名と検索方法名または関連語とを対応づけて表示画面情報に変換し、表示部108に表示画面情報を出力する。
上記の例に当てはめると、検索方法・関連語取得部501は、通信部401を介してネットワーク403上の情報検索装置Aおよび情報検索装置Bから(機器名、検索方法名)として、(情報検索装置A、<出演者名検索>)、(情報検索装置B、<俳優名検索>)を取得して画面作成部107に出力し、画面作成部107は、受け取った(情報検索装置A、<出演者名検索>)、(情報検索装置B、<俳優名検索>)を表示画面情報に変換し、表示部108に表示画面情報を出力する。この場合における表示部108の表示例を図29に示す。
また、上記実施の形態3と同様に、検索方法・関連語取得部501は、通信部401を介してネットワーク403上の情報検索装置Aや情報検索装置Bから検索方法名、または関連語と機器識別子とを取得すると、取得した機器識別子をユーザが理解できる機器名に変換し、機器名と検索方法名、または関連語とを対応付けて画面作成部107に出力するようにしてもよい。このようにすることで、ユーザは、容易に目的のコンテンツを検索することができるネットワーク403上の機器と、検索方法や検索キーワードとを理解することができる。
さらに、上記実施の形態3と同様に、画面作成部107は、検索方法・関連語取得部501から入力される検索方法名や関連語に重複がある場合は、一つにまとめてから表示画面情報に変換し、表示部108に表示画面情報を出力するようにしてもよい。このようにすることで、表示画面内に表示する検索方法名や関連語を減らすことができ、ユーザが理解し易い表示を行うことができる。
以上説明したように、本実施の形態4に係る入力補助装置によれば、ユーザが最適な検索キーワードが分からず検索が進まない場合に、ユーザの入力した検索キーワードの関連語や検索キーワードを検索できる検索方法名を表示するので、ユーザは、容易に目的のコンテンツを検索することができる検索方法や検索キーワードを理解することができる。
また、ユーザの入力した検索キーワードに対する検索結果数が少ないために検索が進まない場合に、ユーザの入力した検索キーワードのカテゴリをネットワーク上の機器に送信し、その後、ネットワーク上の機器から、そのカテゴリを検索することができる検索方法を受信して表示するので、ユーザは、容易にネットワーク上の機器に対して目的のコンテンツを検索することができる検索方法を理解することができる。
さらに、ユーザが入力している検索キーワードに対する検索結果数が少ないために検索が進まない場合に、ユーザの入力した検索キーワードのカテゴリをネットワーク上の機器に送信し、その後、ネットワーク上の機器から、そのカテゴリを検索することができる検索方法と機器名や機器識別子を受信して表示するので、ユーザはネットワーク上の機器に対して検索方法名を指定して検索することができるようになる。
以上、本発明に係る入力補助装置について各実施の形態に基づき説明したが、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではないことはいうまでもない。
例えば、上記各実施の形態では、入力補助装置と検索装置とを、それぞれ独立した構成要素で示しているが、これらの構成要素を備える1つの情報検索装置として実現するとしてもよい。
本発明に係る入力補助装置は、検索処理が滞っている場合に、ユーザの検索したいキーワードが属する検索方法や関連語を提示して、ユーザが検索結果を迅速に取得できることを支援することができ、HDDレコーダやDVDレコーダ、TV、オーディオコンポ、インターネットにアクセスして情報検索を行う端末等として有用である。
図1は、実施の形態1に係る入力補助装置の機能的な構成を示すブロック図である。 図2は、実施の形態1に係る入力補助装置のカテゴリ別知識格納部に格納されている情報の概念図である。 図3は、実施の形態1に係る入力補助装置のカテゴリ別知識格納部における実装形態の一例を示す図である。 図4は、実施の形態1に係る入力補助装置の検索方法格納部に格納されている情報の概念図である。 図5は、実施の形態1に係る入力補助装置の検索方法格納部における実装形態の一例を示す図である。 図6は、実施の形態1に係る入力補助装置の動作を示すフローチャートである。 図7は、実施の形態1に係る入力補助装置における検索方法の表示例を示す図である。 図8は、実施の形態1に係る入力補助装置における入力部の構成例を示す図である。 図9は、実施の形態1に係る入力補助装置における入力部の別の構成例を示す図である。 図10は、実施の形態1に係る入力補助装置における音声認識部の出力の一例を示す図である。 図11は、実施の形態1に係る入力補助装置における参照類似度計算部の出力の一例を示す図である。 図12は、実施の形態1に係る入力補助装置における検索キーワードの表示例を示す図である。 図13は、実施の形態1に係る入力補助装置における検索進行判定処理の動作を示すフローチャートである。 図14は、実施の形態1に係る検索階層の一例を示す図である。 図15は、実施の形態1に係る入力補助装置を用いて検索を行なった場合の検索結果の表示例を示す図である。 図16は、実施の形態1の変形例に係るアプリケーション起動ボタンの一例を示す図である。 図17は、実施の形態1の変形例に係るリンクデータの一例を示す図である。 図18は、実施の形態2に係る入力補助装置の機能的な構成を示すブロック図である。 図19は、実施の形態2に係る入力補助装置の関連語格納部に格納されている情報の概念図である。 図20は、実施の形態2に係る入力補助装置の関連語格納部における実装形態の一例を示す図である。 図21は、実施の形態2に係る入力補助装置の動作を示すフローチャートである。 図22は、実施の形態2に係る入力補助装置の表示例を示す図である。 図23は、実施の形態2に係る入力補助装置における音声認識部の出力の一例を示す図である。 図24は、実施の形態2に係る入力補助装置における参照類似度計算部の出力の一例を示す図である。 図25は、実施の形態3に係る入力補助装置の機能的な構成を示すブロック図である。 図26は、実施の形態3に係る入力補助装置の動作を示すフローチャートである。 図27は、実施の形態3に係る入力補助装置の表示例を示す図である。 図28は、実施の形態4に係る入力補助装置の機能的な構成を示すブロック図である。 図29は、実施の形態4に係る入力補助装置の表示例を示す図である。 図30は、実施の形態1に係る入力補助装置の検索方法格納部に格納されている関連キーワード情報の一例を示す図である。
符号の説明
100、300、400、500 入力補助装置
101、101a、101b 入力部
102 検索進行管理部
103 カテゴリ別知識格納部
104 カテゴリ取得部
105 検索方法格納部
106 検索方法取得部
107 画面作成部
108 表示部
110、310、410、510 検索条件提示部
200 マイクロホン
201、203 音声認識部
202 単語標準パターン格納部
204 音節標準パターン格納部
205 参照類似度計算部
206 類似度補正部
301 関連語格納部
302 関連語取得部
401 通信部
402、501 検索方法・関連語取得部
403 ネットワーク
上記目的を達成するために、本発明に係る入力補助装置は、ユーザから指定された検索キーワードに基づいて情報を検索して検索結果を提示する情報検索装置における検索条件の入力を補助する入力補助装置であって、所定の目的に該当する検索結果を検索するまでにユーザから入力される複数の検索キーワードを取得するとともに、前記ユーザの検索キーワード入力状況を監視し、検索条件の入力操作が進んでいるか否かを判定する進行状況監視手段と、前記進行状況監視手段において前記入力操作が進まないと判定された場合に、入力操作が進まないと判定される直前にユーザが指定した検索キーワードに基づいて、前記情報検索装置において検索可能な検索条件を取得し、ユーザに提示する検索条件提示手段とを備えることを特徴とする。

Claims (23)

  1. ユーザから指定された検索キーワードに基づいて情報を検索して検索結果を提示する情報検索装置における検索条件の入力を補助する入力補助装置であって、
    前記情報検索装置における検索の進行状況を監視する進行状況監視手段と、
    前記進行状況監視手段において前記検索が進まないと判定された場合に、検索が進まないと判定された時の検索における検索キーワードに基づいて、前記情報検索装置において検索可能な検索条件を取得し、ユーザに提示する検索条件提示手段とを備える
    ことを特徴とする入力補助装置。
  2. 前記検索条件を取得するために用いる検索キーワードは、前記進行状況監視手段において前記検索が進まないと判定される直前にユーザが指定した検索キーワードである
    ことを特徴とする請求項1記載の入力補助装置。
  3. 前記検索条件提示手段において取得される検索条件は、前記検索キーワードを検索可能な検索条件である
    ことを特徴とする請求項1記載の入力補助装置。
  4. 前記検索条件提示手段において取得される検索条件は、前記検索キーワードを検索可能なアプリケーション名であり、前記アプリケーションを起動してユーザに提示する
    ことを特徴とする請求項1記載の入力補助装置。
  5. 前記検索条件提示手段は、
    前記検索キーワードの種類であるカテゴリと、前記カテゴリに対する検索キーワードとを対応付けて格納するカテゴリ別知識データベースを参照して、前記取得した検索キーワードに対応するカテゴリを取得するカテゴリ取得部と、
    前記カテゴリ取得部において取得したカテゴリに基づいて、カテゴリを検索することができる検索方法名と、カテゴリ列とを対応付けて格納する検索方法データベースを参照して、前記取得したカテゴリに対応した検索方法名を取得する検索方法取得部と、
    前記検索条件として、前記取得した検索方法名をユーザに提示する検索方法提示部とを備える
    ことを特徴とする請求項1記載の入力補助装置。
  6. 前記検索条件提示手段は、
    単語間の関係に関する情報を格納する関連語データベースを参照して、前記取得した検索キーワードに対応する関連語を取得する関連語取得部と、
    前記検索条件として、前記取得した関連語をユーザに提示する関連語提示部とを備える
    ことを特徴とする請求項1記載の入力補助装置。
  7. 前記進行状況監視手段は、
    前記検索装置におけるユーザの操作履歴を取得し、前記検索装置において同一のメニュー階層を所定の回数以上通過する操作があった場合に、前記検索が進まないと判定する
    ことを特徴とする請求項1記載の入力補助装置。
  8. 前記検索条件を取得するために用いる検索キーワードは、前記進行状況監視手段において前記検索が進まないと判定された場合に、同一メニュー階層を通り始めた時から検索が進まないと判定される直前までにユーザが指定した複数の検索キーワードである
    ことを特徴とする請求項7記載の入力補助装置。
  9. 前記入力補助装置は、さらに、
    ユーザから検索キーワードの入力を受け付ける入力受付手段を備え、
    前記進行状況監視手段は、
    前記入力受付手段が、所定の時間以上、前記検索キーワードの入力を受け付けない場合に、前記検索が進まないと判定する
    ことを特徴とする請求項1記載の入力補助装置。
  10. 前記入力補助装置は、さらに、
    ユーザから検索キーワードの入力を受け付ける入力受付手段を備え、
    前記入力受付手段は、
    前記進行状況監視手段において前記検索が進んでいると判定された場合に、前記入力された検索キーワードを前記検索装置に出力し、前記進行状況監視手段において前記検索が進まないと判定された場合に、前記検索条件提示手段に前記検索キーワードを出力する
    ことを特徴とする請求項1記載の入力補助装置。
  11. 前記入力受付手段は、
    音声の入力を受け付けるマイクロホンと、
    前記マイクロホンに入力された音声を認識し、その認識結果を前記検索進行監視手段に出力する音声認識部とを備える
    ことを特徴とする請求項10記載の入力補助装置。
  12. 前記認識結果には、認識の確度を示すスコアが含まれ、
    前記検索進行監視手段は、
    前記スコアが、所定の閾値より小さい場合に、前記検索が進まないと判定する
    ことを特徴とする請求項11記載の入力補助装置。
  13. 前記検索条件提示手段は、
    前記検索キーワードに基づいて、前記検索における適切な検索条件を抽出する外部機器と通信を行なう通信部と、
    前記通信部を介して、前記検索キーワードを前記外部機器に送信し、前記外部機器から抽出された検索条件を受信する検索条件取得部とを備える
    ことを特徴とする請求項1記載の入力補助装置。
  14. 前記検索条件提示手段は、
    前記検索キーワードの種類であるカテゴリと、前記カテゴリに対する検索キーワードとを対応付けて格納するカテゴリ別知識データベースを参照して、前記取得した検索キーワードに対応するカテゴリを取得するカテゴリ取得部と、
    前記検索キーワードまたは前記カテゴリに基づいて、前記検索における適切な検索条件を抽出する外部機器と通信を行なう通信部と、
    前記通信部を介して、前記検索キーワードまたは前記カテゴリ取得部で取得したカテゴリを前記外部機器に送信し、前記外部機器から抽出された検索条件を受信する検索条件取得部とを備える
    ことを特徴とする請求項1記載の入力補助装置。
  15. 前記外部機器は、複数存在し、
    前記検索条件提示手段は、
    前記検索条件取得部が前記複数の外部機器から重複する検索条件を受信した場合に、1つの検索条件を残して他の検索条件を削除する表示制御部を備える
    ことを特徴とする請求項13または14記載の入力補助装置。
  16. 前記外部機器は、複数存在し、
    前記検索条件取得部は、さらに、前記外部機器を識別するための識別子を前記外部機器から受信し、
    前記検索条件提示手段は、
    前記抽出された検索条件と前記識別子とを対応付けて、ユーザに提示する
    ことを特徴とする請求項13または14記載の入力補助装置。
  17. 前記検索キーワードが検索方法である
    ことを特徴とする請求項1記載の入力補助装置。
  18. 前記入力補助装置は、さらに、
    ユーザからの困りを表す入力を受け付ける入力受付手段を備え、
    前記進行状況監視手段は、ユーザからの困りを表す前記入力に基づき、前記検索が進まないと判定する
    ことを特徴とする請求項1記載の入力補助装置。
  19. 前記進行状況監視手段は、前記検索の結果数に基づき、前記検索が進まないと判定する
    ことを特徴とする請求項1記載の入力補助装置。
  20. 前記進行状況監視手段は、前記検索ごとの結果数の減少度合いに基づき、前記検索が進まないと判定する
    ことを特徴とする請求項1記載の入力補助装置。
  21. ユーザから指定された検索キーワードに基づいて情報を検索して検索結果を提示する情報検索装置であって、
    前記検索の進行状況を監視する進行状況監視手段と、
    前記進行状況監視手段において前記検索が進まないと判定された場合に、前記検索における検索キーワードに基づいて、前記情報検索装置において検索可能な検索条件を取得し、ユーザに提示する検索条件提示手段とを備える
    ことを特徴とする情報検索装置。
  22. ユーザから指定された検索キーワードに基づいて情報を検索して検索結果を提示する情報検索装置における検索条件の入力を補助する入力補助方法であって、
    前記情報検索装置における検索の進行状況を監視する進行状況監視ステップと、
    前記進行状況監視ステップにおいて前記検索が進まないと判定された場合に、前記検索における検索キーワードに基づいて、前記情報検索装置において検索可能な検索条件を取得し、ユーザに提示する検索条件提示ステップとを含む
    ことを特徴とする入力補助方法。
  23. ユーザから指定された検索キーワードに基づいて情報を検索して検索結果を提示する情報検索装置における検索条件の入力を補助する入力補助装置のためのプログラムであって、
    ユーザから指定された検索キーワードに基づいて情報を検索して検索結果を提示する情報検索装置における検索の進行状況を監視する進行状況監視ステップと、
    前記進行状況監視ステップにおいて前記検索が進まないと判定された場合に、前記検索における検索キーワードに基づいて、前記情報検索装置において検索可能な検索条件を取得し、ユーザに提示する検索条件提示ステップとをコンピュータに実行させる
    ことを特徴とするプログラム。
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