JPWO2005107066A1 - 圧電薄膜共振子 - Google Patents

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秀樹 河村
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貴弘 小口
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圭一 梅田
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Abstract

非調和高次モードスプリアスを低減することができ、かつ小型化を図ることができる圧電薄膜共振子を提供する。対向する一対の電極14,16の間に圧電薄膜15が配置された薄膜部17と、薄膜部17の一対の電極の一方14の側に形成された絶縁膜18と、薄膜部17の一対の電極の他方16の側の一部分を支持する基板12とを備える。薄膜部17および絶縁膜18が一体となって2以上の整数倍波の少なくとも一つの振動モードで振動し、その少なくとも一つの振動モードにおいて、2以上の整数倍波の腹が絶縁膜18内に位置するように構成する。

Description

本発明は圧電薄膜共振子に関し、詳しくは、圧電薄膜の厚み振動モードを利用した圧電薄膜共振子に関する。
従来、圧電薄膜の厚み振動モードを利用した圧電薄膜共振子が種々提案されている。
例えば図1に示したように、圧電薄膜共振子1は、基板2の上にSiO膜3が形成され、SiO膜3の上に、圧電薄膜4cを対向電極4a,4bで挟んだ薄膜部4が形成されている。基板2には開口部5が形成され、対向電極4a,4bで挟まれた圧電薄膜4cとその下の部分のSiO膜3とが、例えば点線6で示したように、2倍波のモードの厚み縦振動するようになっている。SiO膜3の膜厚をt、前記圧電薄膜の膜厚をtとするとき、膜厚比t/tの値は、厚み振動の腹の位置が概略下部電極4aと一致するように設定する。これにより、圧電薄膜共振子1の電気機械結合係数を最も大きくすることができる。膜厚比t/tの値は、SiO膜の音速が圧電薄膜4cの音速と異なるので、1以外の数字になる(例えば、特許文献1参照)。
このような厚み縦振動を利用する圧電薄膜共振子において、上下の電極の重なり部分を非方形の不規則な多角形にすることにより、非調和高次モードスプリアスを低減することが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2003−87085号公報(第3−4頁、図1) 特開2000−332568号公報(第4頁、図4)
しかし、上下の電極の重なり部分が非方形の場合、支障なく振動するためには、素子チップは、少なくともこの非方形に外接する方形の面積が必要となり、上下の電極の重なり部分を方形とする場合よりも大きな面積が必要となる。そのため、小型化を図ることができない。
本発明は、かかる実情に鑑み、非調和高次モードスプリアスを低減することができ、かつ小型化を図ることができる圧電薄膜共振子およびその製造方法を提供しようとするものである。
本発明は、上記課題を解決するため、以下のように構成した圧電薄膜共振子を提供する。
圧電薄膜共振子は、基板に支持されかつ該基板から音響的に分離されていて、対向する一対の電極の間に圧電薄膜が配置された薄膜部と、前記薄膜部の前記一対の電極の一方の側に形成された絶縁膜とを備える。前記薄膜部および前記絶縁膜が一体となって2以上の整数倍波モードの少なくとも一つの整数倍波モードで振動し、その少なくとも一つの整数倍波モードにおいて、前記2以上の整数倍波モードの振動変位の腹が前記絶縁膜内に位置するように構成する。
一対の電極が対向する方向(すなわち、薄膜部と絶縁膜と基板が重なり合う方向)から見たとき、薄膜部が基板によって支持される部分が、一対の電極が重なり合う部分とは重ならないようにする。これにより、一対の電極が対向する方向から見たとき、一対の電極が重なり合う部分と重なる薄膜部および絶縁膜の一部は、基板によって拘束されないで、音響的に分離されている。一対の電極間に交流電圧を印加すると、この薄膜部および絶縁膜の一部が一体となって重なり方向に厚み振動する。圧電薄膜および絶縁膜の材質や膜厚を適宜に組み合わせることによって、この厚み振動の2以上の整数倍波モードの少なくとも一つの整数倍波モードにおいて、2以上の整数倍波モードの振動変位の腹の過半数が絶縁膜内に位置するように構成することができる。
このように構成すれば、2以上の整数倍波モードにおいて、薄膜部の厚さは半波長より小さくなり、薄膜部内のみで共振が発生しないようにすることができる。これによって、非調和高次モードスプリアスを低減することができる。また、振動で発生した熱を絶縁膜を介さずに基板に逃がすことができるので、絶縁膜を介して基板に逃がす場合よりも、耐電力性を向上することができる。
さらに、絶縁膜を上部からエッチングして周波数調整をすることができる。また、Si(100)基板に直接電極を形成して、その上に圧電薄膜を形成するので、電極の配向性及び圧電薄膜の配向性を向上することができる。
好ましくは、前記一対の電極の前記一方の厚さは相対的に大きく、前記一対の電極の前記他方の厚さは相対的に小さい。
圧電薄膜共振子は、基板上に各部を順次積層することにより、容易に形成することができる。その場合、薄膜部や絶縁膜には、基板側の電極の厚みによって、段差ができる。この段差は、上記構成のように基板側の電極を相対的に薄くすることにより、小さくなるので、圧電薄膜が段差部分の応力集中によって破壊しやくすくなることを、防止することができる。
好ましくは、前記薄膜部および前記絶縁膜が一体となって2倍波モードで振動したとき、前記2倍波の腹が前記絶縁膜内に位置するように構成する。
この場合、構成が最も簡単になる。
好ましくは、前記一対の電極のいずれか一方又は両方は、材質が異なる2以上の層を含む。
上記構成によれば、非調和高次モードスプリアスをより低減することができる。また、電極の電気抵抗を下げたり熱伝達率を高めたりするなどによって、圧電薄膜共振子の特性をより向上することができる。
好ましくは、前記圧電薄膜が、AlNまたはZnOである。
上記構成において、圧電薄膜がAlNであれば、弾性損失が小さくなり、圧電薄膜共振子の特性がより向上する。圧電薄膜がZnOであれば、電気機械結合係数が大きくなり、圧電薄膜共振子をフィルタとして用いたときの帯域を大きくすることができる。
好ましくは、前記絶縁膜が、SiOを含む。
上記構成によれば、圧電薄膜共振子をフィルタとして用いたときの温度特性の調整が可能になる。
好ましくは、前記一対の電極が対向する方向から見たとき、前記一対の電極が重なり合う部分は矩形である。
上記構成によれば、小さい面積に、複数の共振子素子を近接して配置することができるので、小型化に有利である。
本発明の圧電薄膜共振子は、非調和高次モードスプリアスを低減することができ、かつ小型化を図ることができる。
圧電薄膜共振子の構成を示す断面図である。(従来例1) 圧電薄膜共振子の構成を示す断面図である。(実施例1) AlN膜厚と電気機械結合係数の関係を示すグラフである。(実施例1) 腹の位置が絶縁膜内にあるときのスミスチャートである。(実施例1) 腹の位置が圧電薄膜内にあるときのスミスチャートである。(比較例1) 腹の位置が電極であるときのスミスチャートである。(比較例2) 膜厚を変えた場合のスミスチャートである。(比較例3) 膜厚を変えた場合のスミスチャートである。(比較例4) 膜厚を変えた場合のスミスチャートである。(比較例5) 膜厚を変えた場合のスミスチャートである。(比較例6) 振動部形状が異なる場合のスミスチャートである。(従来例1、従来例2) 圧電薄膜共振子の構成を示す断面図である。(実施例2) Pt単層電極のときのスミスチャートである。(比較例3) PtとAlを積層した電極のときのスミスチャートである。(実施例2) 圧電薄膜共振子の構成を示す断面図である。(実施例3) 圧電薄膜共振子の構成を示す断面図である。(実施例4)
符号の説明
10 圧電薄膜共振子
12 基板
14 電極(一対の電極の一方)
15 圧電薄膜
16 電極(一対の電極の他方)
17 薄膜部
18 絶縁膜
20 圧電薄膜共振子
22 基板
24 電極(一対の電極の一方)
25 圧電薄膜
26 電極(一対の電極の他方)
27 薄膜部
28 絶縁膜
30 圧電薄膜共振子
32 基板
34 電極(一対の電極の一方)
35 圧電薄膜
36 電極(一対の電極の他方)
37 薄膜部
38 絶縁膜
40 圧電薄膜共振子
42 基板
44 電極(一対の電極の一方)
45 圧電薄膜
46 電極(一対の電極の他方)
47 薄膜部
48 絶縁膜
以下、本発明の実施の形態として実施例を図2〜図8を参照しながら説明する。
まず、第1実施例の圧電薄膜共振子10について、図2〜図5を参照しながら説明する。
図2(a)に示したように、圧電薄膜共振子10は、基板12と、対向する上部電極14と下部電極16の間に圧電薄膜15が挟まれている薄膜部17と、絶縁膜18とを備える。基板12の上に薄膜部17が形成され、薄膜部17の上に絶縁膜18が形成されている。圧電薄膜共振子10は、点線6で示した2倍波モード、または3以上の整数倍波モードで、薄膜部17および絶縁膜18が複合厚み共振するようになっている。基板12と薄膜部17との間には絶縁膜18が介在しないので、薄膜部17で発生した熱は基板12に伝わりやすい。したがって、図1の従来例のように絶縁膜3が介在する構成よりも、耐電力性の向上を図ることができる。
絶縁膜18の膜厚をt、圧電薄膜15の膜厚をtとするとき、膜厚比t/tの値は、例えば、2倍波モードの厚み振動の腹の位置8が、基板12とは反対側の上部電極14よりも上に出る、すなわち、腹の位置8が絶縁膜18内となるように設定する。これにより、詳しくは後述するが、非調和高次モードスプリアスを低減することができる。
次に、圧電薄膜共振子10の具体的な製造方法について説明する。
まず、Siなどの基板12上に、下部電極16や下部電極16に接続された電極パッド(図示せず)などの電極パターンを蒸着、スパッタ法等の成膜方法で、Pt、Al、Mo、W、Ti、Cr、Co、Ru等の電極材料(合金、多層膜を含む)を用いて形成する。パターンニング方法としては、リフトオフ、ドライエッチング、ウェットエッチング等の方法を用いる。
一例としては、基板にフォトリソグラフィーによってレジストパターンを形成し、TiとPtを順に蒸着法によって堆積する。Tiは、密着層として用い、厚さは10nm程度と薄く、振動への影響は無視できる。その後レジストを除去することでリフトオフし、所望の形状の下部電極16などの電極パターンを形成する。
Si基板12と下部電極16の間には、Si基板の若干の導電性による圧電薄膜共振子への影響を遮断するために薄い絶縁層を介在させてもよい。
次に、圧電薄膜材料としてZnOまたはAlNを、蒸着法、スパッタ法、CVD法等で成膜し、圧電薄膜15を形成する。一例としては、RFマグネトロンスパッタ法を用いてAlNを成膜する。
次に、ウェットエッチング、ドライエッチング、犠牲層を用いたリフトオフ等の方法を用いて、圧電薄膜を部分的に除去し、下部電極16に接続された電極パッドを露出させる。ウェットエッチングでは、エッチャントとしてTMAH、KOH、NaOH等の強アルカリを用いる。ドライエッチングでは、Clを主成分とする反応性ガスを用いる。マスク材料には、Ti、Cr、Ni、Au、Pt等の単体金属または多層金属、合金、フォトレジストを用いる。特に、ZnOを犠牲層材料としたリフトオフや、金属や樹脂をマスクとして強アルカリ水溶液でウエットエチングする方法が望ましい。
次に、上部電極14や上部電極14に接続された電極パッド(図示せず)などの電極パターンを、下部電極16と同様の手法で、圧電薄膜15上に形成する。なお、配線の電気抵抗を下げるために、電極14,16同士が対向する振動部分以外の配線部には、AlやCu等を主成分とする金属を堆積する。
次に、絶縁膜18として、上部電極14および圧電薄膜15の上に、スパッタリング法、蒸着、CVD等の成膜法で形成したSiO、SiN、又はSiON膜を形成する。その後、上部電極14に接続された電極パッド部分を取り出すために、ウェットエッチング、ドライエッチングの手法を用いて、形成したSiO、SiN、又はSiON膜の一部分を除去する。
一例としては、RFマグネトロンスパッタ方法によってSiOを形成し、フォトリソグラフィーの手法を用いて除去部分以外をレジストで保護し、HFを主成分とするエッチャントでウェットエッチングする。
次に、基板12から、振動部(電極14,16が対向する部分とその上の絶縁膜18の部分)に隣接する部分を、ウェットエッチング、ドライエッチングなどの手法で除去し、空洞13を形成する。ウェットエッチングでは、SiOやSiNをマスクとして、KOH、TMAH、フッ硝酸などのエッチャントでエッチングする。ドライエッチングでは、フォトレジスト、SiO、SiN、Ti、Cr、Niなどをマスクとして、SF、CF等の単体ガスや、SFやCFにOやCHFを混合したガスを反応ガスとして用い、CCP(Capacitively Coupled Plasma)−RIE、ICP(Inductively Coupled Plasma)−RIE、ECR(Electron Cyclon Resonance)−RIE、RIBE(Reactive Ion Beam Etching)−RIE等の方法を用いる。
ところで、基板12にSi、圧電薄膜15にAlN、下部電極16にPtやAlを用いれば、基板12に空洞13をドライエッチングにより形成するときに、下部電極16とAlN圧電薄膜15が、エッチングストップ層として働くようにすることができる。
すなわち、Si基板12の下方からドライエッチングして、振動部の下に空洞13を形成する場合、エッチングが進むと、下部電極16と圧電薄膜15が露出する。下部電極16の電極材料にPtやAl、圧電薄膜15にAlNを用いれば、下部電極16と圧電薄膜15は、SFにエッチングされない。また、基板12との間の密着層として、Tiを約10nmの厚さで用いた場合、空洞13の部分においてTiはエッチングされ、下部電極16のPtやAlが露出するが、空洞13以外の部分においては、Si基板12と下部電極14の間のTiは残る。圧電薄膜15のAlNは、SFにエッチングされないので、圧電薄膜15のAlNが露出すると、エッチングが止まる。
このように、下部電極16や圧電薄膜15がSFに対するエッチングストップ層として働くので、振動部の厚みのばらつきが小さくなり、スプリアス、リップルを抑制することができる。
一方、Si基板の上にSiO膜が形成された従来例では、基板のSiがエッチングされてSiOが露出しても、SiOはSFに容易にエッチングされる。そのため、振動部の厚みのばらつきが大きくなる。Si基板とSiO膜の間にAlNなどのエッチングストップ層を形成すれば、エッチングストップ層が露出した所でエッチングを止めることができるが、成膜工程が増えるという問題がある。
図3は、圧電薄膜15にAlN膜、絶縁膜18にSiO膜を用いた圧電薄膜共振子10の一例について、AlN膜厚と圧電薄膜共振子15の電気機械結合係数k(%)の関係を計算した結果を示す。
計算は、厚み方向の1次元シミュレーションである。絶縁膜18のSiOの膜厚は、圧電薄膜共振子10の周波数を同一に保つよう調整している。つまり、AlN膜厚を横軸に示している図3のグラフにおいて、右に行くほど、AlN膜が厚く、SiO膜が薄くなり、SiO膜に対するAlN膜の膜厚比が大きいことになる。図3では、上部電極14と下部電極16の膜厚の組み合わせが異なる次の4つの場合を図示している。
図3において、記号◆は、上部電極14の膜厚が100nm、下部電極16の膜厚が100nmの場合を示す。記号■は、上部電極14の膜厚が200nm、下部電極16の膜厚が200nmの場合を示す。記号▲は、上部電極14の膜厚が200nm、下部電極16の膜厚が100nmの場合を示す。記号×は、上部電極14の膜厚が100nm、下部電極16の膜厚が200nmの場合を示す。
以下、上部電極14の膜厚を下部電極16より厚くした場合(記号▲で示した下部電極16の膜厚が100nm、上部電極14の膜厚が200nmの場合)について説明する。
圧電薄膜共振子10は、前述したように、基板12上に各部を順次積層することにより、容易に形成することができる。その場合、薄膜部17や絶縁膜18には、基板12上に形成された下部電極16の厚みによって、段差が形成される。この段差が大きくなると、例えば圧電薄膜15が破壊しやすくなる。これは、圧電薄膜15の段差部分での複雑な応力状態による応力集中のためと考えられる。下部電極16が薄くなると圧電薄膜15の段差も小さくなり、応力集中が緩和されるので、圧電薄膜15が段差部分で破壊するのを防止することができる。したがって、下部電極16の膜厚を相対的に小さくし、上部電極14の膜厚を相対的に大きくした構成(図3の記号▲)が好ましい。
図3において符号Cで示したように、電気機械結合係数kが最大となる膜厚構成が存在することが分かる。このとき、変位の腹の位置は、上部電極16と略一致している。しかし、電気機械結合係数kは若干小さくとも、Qが大きく、スプリアスの小さい共振子が好ましい場合がある。そこで、例えば電気機械結合係数kが3.7%の場合には、符号A、符号Bで示した2通り選択があることが分かる。符号Aの場合、符号Cの場合よりも、SiO膜に対するAlN膜の膜厚比が小さく、変位の腹の位置はSiO膜の中になる。一方、符号Bの場合、符号Cの場合よりも、SiO膜に対するAlN膜の膜厚比が大きく、変位の腹の位置はAlN膜の中になる。
図4a、図4b及び図4cは、それぞれ、図3の符号A、B、Cに対応する膜厚構成の場合について、共振特性をスミスチャート上で表したものである。有限要素法を用いた軸対称解析により、1次元計算では分からなかった非調和高次モードのスプリアスの状態を把握することができる。特性曲線がスミスチャートの外周を這うような共振子が、損失の無い理想的な共振子であり、内側に入り込んでくるほど、損失が大きいことを示す。特性曲線の小さい渦は、スプリアス振動が発生していることを示す。
なお、膜厚構成は、SiO絶縁膜18、Pt上部電極14、AlN圧電薄膜15、Pt下部電極16の順に、図3の符号Aでは、2.0μm、0.2μm、1.2μm、0.1μm、符号Bでは、1.2μm、0.2μm、1.47μm、0.1μm、符号Cでは、1.6μm、0.2μm、1.32μm、0.1μmとなる。
図4a、図4b及び図4cを比較すると、腹の位置が圧電薄膜18の外にある構造の揚合(図4a)、スプリアスが小さくなっていることが分かる。一方、腹の位置が圧電薄膜15の中にある場合(図4b)、スプリアスが大きく、結果として、共振子の損失を生じていることが分かる。
図4d、図4e、図4f及び図4gは、図3の符号AとCの間に圧電薄膜の膜厚の厚い側から薄い側へD、E、FとAより薄い側へGの場合について、共振特性をスミスチャート上で表したものである。SiO膜厚とAlN膜厚が1.9μmと1.25μm及び2.1μmと1.15μmのF及びGにおいて、Aと同様にスプリアスが小さくなっていることが分かる。
従来、スプリアスを抑制する手法としては、特許文献2にも開示されているように、振動部形状を非対称な形状にすることが知られている。しかし、この手法では見かけ上のスプリアスは減少するが、共振子の損失という面では改善とはいえない。
図5は、特許文献1に開示された断面構成で振動部形状が正方形である従来例1と、振動部形状が特許文献2に開示された非方形の多角形形状である従来例2とについて、それぞれ、共振特性をスミスチャート上で表したものである。従来例2は、従来例1と比較すると、確かにスプリアス特性が改善され、滑らかな特性曲線が得られている。しかし、スミスチャート中で特性曲線が内側に入り込んでいるので、損失は必ずしも改善していないことが分かる。
一方、第1実施例の圧電薄膜共振子10では、振動部形状を変えることなく、膜構成のみでスプリアスの挙動を制御できる。スプリアスが発生しない膜構成を選択することで、対称性の高い正方形などの振動部形状を採用することが可能になり、チップ上のレイアウトが容易になり、小型化・低コスト化等の点で有利である。
図2(b)のように薄膜部と基板との間に絶縁膜が介在し、厚み振動の2以上の整数倍波モードの振動変位の腹が前記絶縁膜内に位置する構成でも、非調和高次モードスプリアスを低減することができる。この構成は、絶縁膜にSiを熱酸化して形成したSiOを使用することができ、圧電薄膜の負の温度係数を補償する効果がより大きい。
次に、第2実施例の圧電薄膜共振子20について、図6を参照しながら説明する。
圧電薄膜共振子20は、第1実施例と同様に、基板22と、圧電薄膜25を電極24,26で挟んだ薄膜部27と、絶縁膜28とを備え、基板22の上に薄膜部27が形成され、薄膜部27の上に絶縁膜28が形成されている。基板22には空洞23が形成され、点線6で示した2倍波、または3以上の整数倍波モードで、空洞23の上の薄膜部27および絶縁膜28が厚み縦振動するようになっている。絶縁膜28と圧電薄膜25の膜厚は、2倍波モードの厚み振動の腹の位置8が絶縁膜28内となるように、選択されている。
ただし、第1実施例と異なり、電極24,26は、Ptの第1層24a,26aと、Alの第2層24b,26bを積層したものである。第1層24a,26aや第2層24b,26bの密着層として、厚さ10nm程度のTi膜を形成してもよい。
圧電薄膜共振子20の具体的な構成の一例を挙げると、上から順に、絶縁膜28は厚さ1.9μmのSiO、上部電極24の上側の第2層24bは厚さ0.1μmのAl、上部電極24の下側の第1層24aは厚さ0.28μmのPt、圧電薄膜25は厚さ1.2μmのAlN、下部電極26の上側の第1層26aは厚さ0.05μmのPt、下部電極26の下側の第2層26bは厚さ0.05μmのAlである。
電極24,26は、電気抵抗の低いAlの第2層24b,26bと組み合わせることで、Pt単層に比べ、配線抵抗を低くすることができる。
また、図7aはPt単層電極の場合、図7bは第2実施例のPt/Al積層電極の場合について、それぞれ、共振特性をスミスチャート上で表したものである。図7aおよび図7bを比較すると、Pt/Al積層電極にすることにより、さらにスプリアスが減少し(特性曲線が滑らかになり)、損失が少ない(特性曲線がスミスチャートの外周に近い)ことが分かる。なお、この計算では、電極の抵抗分は考慮されておらず、機械的な損失が減少した結果であると言える。
次に、第3実施例について、図8を参照しながら説明する。
薄膜圧電共振子では、共振子を基板から音響的に分離して、振動が基板に伝わらないようにすることが必要である。第1及び第2実施例では、基板12,22の下面から開口して空洞13,23を形成し、共振子を基板12,22から分離したが、第3実施例では、基板32,42の上面側に空隙33,43を形成し、共振子を基板32,42から分離している。
すなわち、図8(a)に示した圧電薄膜共振子30では、第1実施例と同様に、基板32上に、圧電薄膜35を電極34,36で挟んだ薄膜部37が形成され、薄膜部37の上に絶縁膜38が形成され、点線6で示したように、2倍波モードの厚み振動の腹の位置8が絶縁膜38内となっている。
ただし、第1及び第2実施例とは異なり、基板32には、上面側から開口した空隙33が形成され、空隙33は基板32を貫通しないようになっている。
図8(b)に示した圧電薄膜共振子40も、第1実施例と同様に、基板42上に、圧電薄膜45を電極44,46で挟んだ薄膜部47が形成され、薄膜部47の上に絶縁膜48が形成され、点線6で示したように、2倍波モードの厚み振動の腹の位置8が絶縁膜48内となっている。
ただし、第1及び第2実施例とは異なり、薄膜部47の一部が基板42から浮き上がり、基板42の上面側に空隙43が形成されている。
いずれの圧電薄膜共振子30,40も、1つの共振子に1つの空隙33,43を形成できるので、薄膜部37,47の空隙33,43上の部分の面積が小さくなり、薄膜部37,47が割れにくくなり、歩留まりが向上する。また、基板32,42を貫通する穴(下面の開口)がないので、ウエハの取り扱いが容易になる。
次に、第4実施例の圧電薄膜共振子50について、図9を参照しながら説明する。
圧電薄膜共振子50は、基板52上に、空洞や空隙の代わりに、音響反射層53が形成され、音響反射層53の上に、圧電薄膜55を電極54,56で挟んだ薄膜部57が形成され、薄膜部57の上に絶縁膜58が形成されている。
音響反射層53により、共振子を基板52から音響的に分離し、振動が基板52に伝わらないようにされており、点線6で示したように、薄膜部55および絶縁膜58の部分で2倍波の厚み振動が起こる。この2倍波の腹の位置8が絶縁膜58内となるように、圧電薄膜55と絶縁膜58の膜厚を選択する。
圧電薄膜共振子50は、薄膜部57の下に空洞や空隙を形成しないので、強度があり、製造しやすい。
なお、本発明の圧電薄膜共振子は、上記実施例に限定されるものではなく、種々変更を加えて実施可能である。
例えば、圧電薄膜を挟んで対向する電極の重なり部分は、一般には正方形とすればよいが、円形、長方形など、線対称な形状としてもよい。

Claims (7)

  1. 基板と、
    前記基板に支持されかつ該基板から音響的に分離されていて、対向する一対の電極の間に圧電薄膜が配置された薄膜部と、
    前記薄膜部の前記一対の電極の一方の側に形成された絶縁膜とを備え、
    前記薄膜部および前記絶縁膜が一体となって2以上の整数倍波モードの少なくとも一つの整数倍波モードで振動し、その少なくとも一つの整数倍波モードにおいて、前記2以上の整数倍波モードの腹が前記絶縁膜内に位置するように構成したことを特徴とする、圧電薄膜共振子。
  2. 前記薄膜部は、前記一対の電極の他方の側の一部分で前記基板に支持されていることを特徴とする請求項1に記載の圧電薄膜共振子。
  3. 前記一対の電極の前記一方の厚さは相対的に大きく、前記一対の電極の前記他方の厚さは相対的に小さいことを特徴とする、請求項1又は2に記載の圧電薄膜共振子。
  4. 前記一対の電極のいずれか一方又は両方は、材質が異なる2以上の層を含むことを特徴とする、請求項1、2又は3に記載の圧電薄膜共振子。
  5. 前記圧電薄膜が、AlNまたはZnOであることを特徴とする、請求項1乃至4のいずれか一つに記載の圧電薄膜共振子。
  6. 前記絶縁膜が、SiOを含むことを特徴とする、請求項1乃至5のいずれか一つに記載の圧電薄膜共振子。
  7. 前記一対の電極が対向する方向から見たとき、前記一対の電極が重なり合う部分は矩形であることを特徴とする、請求項1乃至6のいずれか一つに記載の圧電薄膜共振子。
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