JPWO2005073970A1 - ディスククリーニング装置 - Google Patents

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邦子 中田
岡澤 裕典
裕典 岡澤
滝沢 輝之
輝之 滝沢
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Abstract

ディスクの片面を露出させ、シャッタを開閉するための回転部材を備えた第1のディスクカートリッジを露出したディスクの片面と対向するように保持する第1の保持面12aと、第1の保持面12aよりも突出し、ディスクのセンターホール周辺の非記録領域と接触してディスクを支持するディスク支持面13と、ディスクのセンターホール内において突出するようにセンターホールと嵌合する突起部14とを含む支持本体11、第1のディスクカートリッジの回転部材を回転させるシャッタ駆動部材31、およびディスクのセンターホール周辺の非記録領域と当接する接触面と、突起部と回転可能なように嵌合する凹部とを含む回転つまみ21を備えたディスククリーニング装置。

Description

本発明はカートリッジ内に収納された光ディスクをクリーニングするための装置に関するものである。
従来のビデオテープに替えて、映像を記録することが可能な大容量の光ディスクが普及してきている。このような光ディスクは記録密度が高いため、データ記録面に埃が付着したり、傷が生じたりすると、データの記録や再生に支障をきたす可能性がある。このため、カートリッジに収納された光ディスクが開発されている。
光ディスクがカートリッジに収納された記録媒体では、カートリッジにシャッタが設けられている。以下、本願明細書では、光ディスクを収納したカートリッジを単にディスクカートリッジと呼ぶ。シャッタは、ディスクカートリッジが記録再生装置に装填された場合に開放され、記録再生を行うヘッドが光ディスクのデータ記録面にアクセス可能となる。記録再生装置からディスクカートリッジが取り出された状態ではシャッタが閉じられている。このため、保管時は埃が付着したり、傷がつかないよう光ディスクが保護される。
このようなシャッタの動作により、通常の使用状態では、ディスクカートリッジの中の光ディスクに埃が堆積することはない。しかし、記録再生装置内では、ディスクカートリッジのシャッタが開放されており、開放された開口から光ディスクに埃が付着する可能性がある。いったん、光ディスクに埃が侵入すると、保管時にはシャッタが閉じられるため、ディスクカートリッジの外部へ埃を排出することは難しい。
この問題を解決するために、ディスクカートリッジ内に収納された光ディスクをクリーニングするディスクリーニング装置が提案されている。
例えば、特開平11−273313号公報は、シャッタストッパを有する本体を備えたディスククリーニング装置を開示している。シャッタストッパは、スライド動作により開閉するシャッタを開放した状態で保持することができる。
このディスククリーニング装置では、シャッタストッパの位置を移動させることができ、これにより、2種類のカートリッジを装填して光ディスクをクリーニングすることができる。
しかし、この構造ではスライドにより開閉するシャッタを備えたカートリッジにのみ有効であり、国際公開第03/041076号パンフレットに開示されるようなディスクの片面を露出させ、シャッタを開閉するための回転部材を備えたディスクカートリッジには対応できなかった。
本発明は上記課題を解決し、ディスクの片面を露出させ、回転部材を回転させることによりシャッタを開閉させるディスクカートリッジに適合し、簡便な構成で、安定、確実にディスクカートリッジのシャッタを開閉することのできるディスククリーニング装置を提供することを目的とする。
本発明のディスククリーニング装置は、ディスクの片面を露出させ、シャッタを開閉するための回転部材を備えた第1のディスクカートリッジを前記露出したディスクの片面と対向するように保持する第1の保持面と、前記第1の保持面よりも突出し、ディスクのセンターホール周辺の非記録領域と接触して前記ディスクを支持するディスク支持面と、前記ディスクのセンターホール内において突出するように前記センターホールと嵌合する突起部とを含む支持本体、前記第1のディスクカートリッジの回転部材を回転させるシャッタ駆動部材、および前記ディスクのセンターホール周辺の非記録領域と当接する接触面と、前記突起部と回転可能なように嵌合する凹部とを含む回転つまみを備えている。
ある好ましい実施形態において、前記支持本体は、スライドすることにより開閉するシャッタを備えた第2のディスクカートリッジを保持する第2の保持面と、前記第2のディスクカートリッジのシャッタを開放した状態で保持するシャッタストッパとをさらに含み、前記ディスク支持面は、前記第2の保持面よりも突出している。
ある好ましい実施形態において、前記第1の保持面は、前記第2の保持面と前記ディスク支持面との間の高さに位置している。
ある好ましい実施形態において、前記シャッタ駆動部材は、第1のディスクカートリッジの回転部材に設けられたシャッタ操作部と係合する係合部、および、つまみ部を有し、前記第1のディスクカートリッジの前記回転部材が設けられた側面と平行に、前記支持本体に対してスライド移動する。
ある好ましい実施形態において、前記シャッタ駆動部材が前記支持本体から脱離しないように前記シャッタ駆動部材の係合部の少なくとも一部を前記支持本体とで挟む蓋材をさらに備え、前記蓋材は、前記支持本体に取り付けられている。
ある好ましい実施形態において、前記支持本体は、前記第1のディスクカートリッジをシャッタ駆動部材側に付勢する弾性部をさらに含む。
ある好ましい実施形態において、前記支持本体は前記保持された第1のディスクカートリッジの回転部材が設けられた側面と平行に形成された第1の溝を有し、前記シャッタ駆動部材は、前記第1の溝と係合する第1の凸部を有している。
ある好ましい実施形態において、前記支持本体と前記シャッタ駆動部材は、前記シャッタ駆動部材の第1の凸部が前記支持本体の第1の溝から脱離しないように係合している。
ある好ましい実施形態において、前記支持本体は、前記第1の保持面および前記第2の保持面が設けられた第1の面と、前記第1の面の反対側に位置する第2の面とを有し、前記第1および第2の面は、前記第1のディスクカートリッジの回転部材が設けられた側面と平行に形成された第1および第2の溝をそれぞれ有し、前記シャッタ駆動部材は、互いに対向するように突出し、前記第1および第2の溝と係合する第1および第2の凸部を有している。
ある好ましい実施形態において、ディスククリーニング装置は、少なくとも前記支持本体の第1の保持面に保持された第1のディスクカートリッジを覆うカバーをさらに備え、前記カバーは、前記第1のディスクカートリッジのシャッタが開放したときに露出する開口に対応する開口部を有する。
ある好ましい実施形態において、前記カバーは、前記支持本体の一辺近傍において、回転可能なように支持される。
ある好ましい実施形態において、前記カバーは、着脱可能なように前記支持本体に支持される。
ある好ましい実施形態において、前記カバーは、前記開口部近傍において、前記支持本体に向かって伸びる側面を有する。
ある好ましい実施形態において、前記カバーは、前記支持本体と対向する面に凸状の位置規制部を有し、前記位置規制部は、前記支持本体に保持された第1のディスクカートリッジが垂直方向に移動するのを規制する。
ある好ましい実施形態において、前記カバーは少なくとも一部の領域において、前記支持本体の第1の保持面に保持された第1のディスクカートリッジが見える程度に透明である。
ある好ましい実施形態において、前記カバーは前記保持された第1のディスクカートリッジの回転部材が設けられた側面とおよそ平行に形成された第1の溝を有し、前記シャッタ駆動部材は、前記第1の溝と係合する第1の凸部を有している。
ある好ましい実施形態において、前記カバーおよび前記シャッタ駆動部材は、前記シャッタ駆動部材の第1の凸部が前記カバーの第1の溝から脱離しないように係合している。
ある好ましい実施形態において、前記カバーは、前記支持本体と対向する第1の面と、前記第1の面の反対側に位置する第2の面とを有し、前記第1および第2の面は、前記第1のディスクカートリッジの回転部材が設けられた側面と平行に形成された第1および第2の溝をそれぞれ有し、前記シャッタ駆動部材は、互いに対向するように突出し、前記第1および第2の溝と係合する第1および第2の凸部を有している。
ある好ましい実施形態において、前記シャッタ駆動部材は、第3の凸部を有しており、前記支持本体は、前記保持された第1のディスクカートリッジの回転部材が設けられた側面と平行に形成され、前記シャッタ駆動部材の第3の凸部と係合する第3の溝と、前記カバーが第1のディスクカートリッジを覆うように前記支持本体に取り付けられたとき、前記シャッタ駆動部材の第3の凸部が前記第3の溝に挿入されるよう、前記第3の溝と連通した切り欠きを有する。
ある好ましい実施形態において、前記第3の溝と連通した切り欠きに前記シャッタ駆動部材の第3の凸部が挿入し得る位置において前記カバーに対して前記シャッタ駆動部材を固定するための固定構造を少なくとも前記シャッタ駆動部または前記カバーが備える。
ある好ましい実施形態において、前記シャッタ駆動部の係合部は、前記第1のディスクカートリッジの回転部材に設けられたギア部およびギア部を挟む第1および第2の切り欠きに係合するラックならびに第1および第2の係合部を有し、前記第1および第2の係合部は、前記ラックを挟むようにラックに対して弾性的に支持されている。
ある好ましい実施形態において、前記第1の係合部は凸部を有し、前記第1のディスクカートリッジのシャッタを開放させる場合に前記第2の係合部より先に前記回転部材と接触し、前記支持本体は前記第1の係合部の凸部と係合するガイド溝を有し、前記ガイド溝は、前記第1のディスクカートリッジのシャッタが開放するように前記シャッタ駆動部材を移動させた場合、前記第1の係合部が前記第1のディスクカートリッジの回転部材の第1の切り欠き以外の部分と接触して、前記回転部材を駆動させないよう、前記第1の係合部の凸部を駆動し、第1の係合部を退避させる。
ある好ましい実施形態において、前記支持本体の突起部は、前記第2のディスクカートリッジにおいて、前記ディスクのセンターホール内に突出するように設けられた突起と干渉しないように、2つの切り欠き部を有する。
ある好ましい実施形態において、前記支持本体は、前記回転つまみを収納する収納部と前記第1のディスクをクリーニングするためのクリーニング液のボトルを収納する収納部とを有する。
図1は、本発明によるディスククリーニング装置の第1の実施形態を示す分解斜視図である。
図2は、図1のディスククリーニング装置に第1のディスクカートリッジを保持した状態を示す平面図である。
図3は、図2における第1のディスクカートリッジのシャッタを開放した状態を示す平面図である。
図4は、図3における弾性部材を示す断面図である。
図5は、図1のディスククリーニング装置に第2のディスクカートリッジを保持した状態を示す平面図である。
図6は、図3におけるディスククリーニング装置を示す断面図である。
図7は、図5におけるディスククリーニング装置を示す断面図である。
図8は、図1のディスククリーニング装置に回転つまみとクリーニング液ボトルを収納した状態を示す斜視図である。
図9は、本発明によるディスククリーニング装置の第2の実施形態を示す分解斜視図である。
図10(a)は、図9のディスククリーニング装置の平面図であり、(b)は支持本体に取り付けられたシャッタ駆動部材の断面図である。
図11は、図9のディスククリーニング装置において、シャッタ駆動部材をスライドさせた状態を示す平面図である。
図12は、図9のディスククリーニング装置において、シャッタ駆動部材をスライドさせた他の状態を示す平面図である。
図13は、図9のディスククリーニング装置において、シャッタ駆動部材をスライドさせたさらに他の状態を示す平面図である。
図14は、本発明によるディスククリーニング装置の第3の実施形態を示す分解斜視図である。
図15は、図14のディスククリーニング装置においてカバーを開放させた状態を示す斜視図である。
図16(a)および(b)は、図14のディスククリーニング装置においてカバーを開放させた状態を示す上面図および側面図である。
図17(a)は、図14のディスククリーニング装置の上面図であり、(b)は、シャッタ駆動部材の断面である。
図18(a)は、カバーの裏面図であり、(b)はその一部拡大図である。
図19は、第1のカートリッジを示す斜視図である。
図20は、第1のカートリッジを示す分解斜視図である。
まず、本発明のディスククリーニング装置に適合するディスクカートリッジを説明する。図19および図20は、本発明のディスククリーニング装置に装填可能な第1のディスクカートリッジ300の一例を示している。図19および図20に示すように、ディスクカートリッジ300は上体311および下体312からなるカートリッジ本体310と、カートリッジ本体310に収納されたディスク10と、下体312に設けられた開口312wと、開口312wを外部に対して開閉するシャッタ部320と、回転部材330とを備えている。
図に示すように、上体311にはディスク10の一面のほぼ全体を露出する開口が設けられている。このため、ディスク10がカートリッジ本体310に収納されている状態において、ディスク10の一面、たとえばラベル面が上体311の開口から露出する。下体312の内面にはシャッタ部の回転軸となる回転支軸312a、312bが設けられている。また、下体312の外面には位置決め穴315a、315bが設けられている。カートリッジ本体310の側面には開口312gが設けられている。
シャッタ部320は、第1のシャッタ321および第2のシャッタ322を含む。第1のシャッタ321および第2のシャッタ322には案内溝321b、322bおよび回転支軸312a、312bが挿入される回動孔321a、322aがそれぞれ設けられている。
回転部材330は、平坦なリング状部およびリング状部の外側に形成された円筒状の側面を有している。リング状部のシャッタ部320と対向する面には案内溝321b、322bに挿入されるリンク支軸330a、330bが設けられている。リング状部にはさらに切り欠き部330wが設けられている。また、側面には第1の切り欠き部331、第2の切り欠き部332およびこれらに挟まれたギア部333が形成されている。これらはシャッタ操作部となる。
ディスクカートリッジ300はロック部材325をさらに備え、支軸312cの周りに回転可能なように支持される。ロック部材325は凸部325aを有し、シャッタ部320が閉塞している状態において、凸部325aは第2の切り欠き部332と係合し、回転部材330が回転するのを防止する。
回転部材330は案内溝321b、322bおよびリンク支軸330a、330bによってシャッタ部320と係合しており、回転部材330を回転させることにより、シャッタ部320が開口312wを閉塞した状態および開放した状態にすることができる。回転部材330を回転させるには、カートリッジ本体310の側面に設けられた開口312gから露出した第1の切り欠き部331、第2の切り欠き部332およびギア部333をディスク装置などに設けられたシャッタ開閉機構と係合させる。
このように、第1のディスクカートリッジは、片面を露出してディスクを収納し、側面に位置する操作部をディスクと平行な方向にスライドさせることによって、回転部材に係合したシャッタを開放させ、ディスクの信号記録面の一部を露出させる。第1のディスクカートリッジは、好ましくは、Blu−ray Discカートリッジである。なお、第1のディスクカートリッジ、必ずしも図19および図20に示す構造とまったく同じ構造を備えている必要はなく、片面を露出してディスクを収納し、側面に位置する操作部をディスクと平行な方向にスライドさせることによって、回転部材に係合したシャッタを開放させ、ディスクの信号記録面の一部を露出させる構造を備えておればよい。また、操作部は、他の構造を備えていてもよいが、第1の切り欠き部331、第2の切り欠き部332およびギア部333から構成されることが好ましい。
本発明のディスククリーニング装置に装填可能な第2のディスクカートリッジは、特開平11−273313号公報に示されているカートリッジと同じ構造を備えている。より具体的には、矩形型および密閉型でスライド式シャッタを備えている。シャッタをスライドさせることにより、光ディスクの信号記録面およびディスクをチャッキングする非記録領域を露出する開口が現れる。好ましくは、第2のディスクカーカートリッジはDVD−RAMである。
(第1の実施形態)
以下、図面を参照しながら、本発明によるディスククリーニング装置の第1の実施形態を説明する。
図1に示すように、ディスククリーニング装置1は、支持本体11、回転つまみ21、シャッタ駆動部材31、蓋材41を備えている。これらの部材は合成樹脂等によって好適に形成される。また、これらの部材は、同じ材料を用いて形成される必要はなく、各部材に要求される強度や外観等を考慮して、各部材に最適な材料が決定される。
支持本体11には、第1のディスクカートリッジ300を保持するための第1の保持面12aと、第1の保持面12aから垂直上方向に延びた2つの第1の側壁12bと、第1の保持面12aから垂直上方向に延びた第1の後端壁12cが形成されている。
また支持本体11には、第2のディスクカートリッジ51(図5)を保持するための第2の保持面11aと、第2の保持面11aから垂直上方向に延びた2つの第2の側壁11bと、第2の保持面11aから垂直上方向に延びた第2の後端壁11cが形成されている。
第2の保持面11aの略中央には、ディスク100のセンターホール周辺の非記録領域と接触してディスク100を支持するディスク支持面13と、ディスク100のセンターホールと嵌合するディスク支持面13と同心であり、2つのDカット状の切り下記14aを持つ突起部14が形成されている。
また第1の保持面12aは、第2の保持面11aとディスク支持面13との間の高さに位置している。これについては詳しく後述する。
シャッタ駆動部材31は、係合部31xおよびつまみ部31bを含む。係合部31xは第1のディスクカートリッジ300の回転部材に設けられた操作部と係合する構造を備えている。具体的には、係合部31xはギア部333ならびに第1および第2の切り欠き331、332と係合するラック部31aならびに第1および第2の係合部31f、31gを有する。第1および第2の係合部31f、31gは、ラック部31aを挟むようにラック部31aに対して弾性的に支持されている。シャッタ駆動部材31は、支持本体11に設けられた溝部11dにスライド自在に係合する凸部を有する。溝部11dは、第1のディスクカートリッジ300の回転部材330が設けられた側面に近接し、かつ、平行に形成されている。
係合部31xは、ロック部31cを有し、シャッタ駆動部材31を使用しない時は支持本体11の溝部11dに連通している第1のロック系合部11eに係合しており、シャッタ駆動部材31を使用して、シャッタ320を開放状態に保持する時はシャッタ駆動部材31のロック部31cは支持本体11の溝11dに連通している第2のロック係合部11fに係合している。
シャッタ駆動部材31が外れないように蓋材41でラック部31aを覆う。蓋材41は2つの係止爪41aを有し、シャッタ駆動部材31が外れないよう、支持本体11に設けられた2つの係止壁11gに係り止めされる。蓋材41は、係合部31xの少なくとも一部を支持本体11とで挟んでおればよい。
弾性部材16は、シャッタ駆動部材31側の第1の側壁12bとは反対側の第1の側壁12bに設けられている。この弾性部材16は、第1のディスクカートリッジ300をシャッタ駆動部材31側に付勢する役割をする。
シャッタストッパ15は、第2の保持面11aから突出するように垂直上方向に形成され、第2の保持面11aに第2のディスクカートリッジ51を保持した時、シャッタストッパ15によりシャッタ52を開放状態で係止する。
図6および図7に示すように、回転つまみ21は突起部14と嵌合する凹部21aと滑り止め部21bとを含む。凹部21aは回転可能なように突起部14と嵌合する。滑り止め部21bはディスク100のセンターホール周辺の非記録領域と当接し、回転つまみ21の回転によりディスク100をスリップさせることなく回転させる。
支持本体11の前端部に回転つまみ収納部17とクリーニング液ボトル収納部18が設けられている。
次に、第1のディスクカートリッジ300および第2のディスクカートリッジ51に収納されているディスク100の信号記録面をクリーニングする方法について、図2から図7を用いて説明する。
図2は、第1のディスクカートリッジ300をディスククリーニング装置1に保持した状態を示す。
支持本体11の前端部においてシャッタ駆動部材31のロック部31cが第1のロック係合部11eに係合している状態で、シャッタ320が閉塞した第1のディスクカートリッジ300をディスククリーニング装置1の第1の保持面12aにシャッタ面を上にして保持する。即ち、ディスクの信号記録面が上方になり、開口から露出したレベル面が支持本体11と対向するように保持する。第1のディスクカートリッジ300は対向する一対の第1の側壁12bと第1の後端壁12cにより位置規制される。また同時に、図4に示すように、弾性部材16が、第1のカートリッジ300の側壁にある凹部312tに係合する。このため、第1のカートリッジ300はシャッタ駆動部材31側に付勢され、上方向に抜けないように押圧固定される。
このとき、第1のディスクカートリッジ300に収納されているディスク100のセンターホール周辺の非記録領域はディスク支持面13と接触し支持される。第1のディスクカートリッジ300が閉塞状態にある時、シャッタ320にはディスク100のセンターホールと重なる領域に孔が形成されている。この孔には、ディスク100の記録領域の傷付きを防止する三つの突起320cが形成されている。突起部14はディスク100のセンターホールに嵌合するが、シャッタ320の突起320cとの干渉を避けるために2つのDカット状切り欠き14aが施されている。なお、突起部14の中心Cとシャッタ駆動部材31が設けられている側の第1の側壁12bとの距離L1は、突起部14の中心Cと他方の第1の側壁12bとの距離L2よりも長くなっている。これは、ディスクカートリッジ300において、ディスク100がディスクカートリッジの中心から少しオフセットされた位置において保持されているからである。
ディスクカートリッジ300を上述したように装填した後、シャッタ駆動部材31のつまみ部31bを矢印A方向に移動させると係合部31xのラック部31aがロック部材325(図20)を押した状態で、第1の係合部31fが第1の切り欠き331と係合する。これにより、回転部材330のロック部材325によるロックから解除され、回転可能になる。このため、シャッタ駆動部材31をさらに矢印Aの方向に移動させることにより、第1の係合部31fが回転部材330を回転させる。シャッタ開閉操作部31がさらに移動すると、ラック部31aが回転部材330のギア部333と噛み合い、さらに第2の係合部31gが第2の切り欠き部332と係合する。これにより、回転部材330の回転が進み、シャッタ320が図3に示すように開放し、ディスク100の信号記録面が外部に露出する。さらにラック部31aを後端部へ移動し、ロック部31cが第2のロック系合部11fに係合した場所で開放終了となる。この状態、つまり、シャッタ320が開放されて支持本体11に第1のカートリッジ300が保持されている状態では、第1のカートリッジ300の回転部材330とシャッタ駆動部材31とが係合している。このため、第1のカートリッジ300を取り出すことはできない。
この状態で、回転つまみ21を突起部14に嵌合させて回転することにより、回転つまみ21とディスク100との摩擦によってディスク100を回転させることができる。ディスク100の信号記録面をクリーニングするには、クリーニング液ボトル71に入ったクリーニング液をクリーニングクロスに付け、クリーニングクロスをディスク100に当てながら、ディスク半径方向に移動させて、ディスク100の信号記録面に付着した塵埃等を拭取ればよい。外部に露出した信号記録面がクリーニングできれば、回転つまみ21をさらに回転しディスク100を回転させ、前述のクリーニング操作を繰り返すことにより、ディスク100の信号記録面全周をクリーニングすることができる。クリーニングが終了すれば、図3に示すシャッタ駆動部材31のつまみ部31bを矢印B方向に移動させることにより、上述の逆の動作によって回転部材330が回転し、シャッタ320は図2に示すように閉塞する。この状態で、第1のディスクカートリッジ300を支持本体11から取り外すことができる。
図5は、第2のディスクカートリッジ51をディスククリーニング装置1に保持した状態を示す。第2のディスクカートリッジ51は矩形形状で、前端部にコの字型のシャッタ52が左右方向にスライド自在に装着されている。
第2のディスクカートリッジ51をディスククリーニング装置に装填するには、まず、第2の保持面11aにシャッタ52を開放し、裏向きの状態で保持する。即ち、ディスク100の信号記録面を上方に露出した向きに保持する。このとき、第2のディスクカートリッジ51は支持本体11の対向する一対の第2の側壁11bで左右方向が規制され、第2の後端壁11cで後端部が規制され、シャッタストッパ15で前端部が規制される。これにより、シャッタ52が開放し、ディスク100の信号記録面が外部に露出した状態で支持本体11に保持される。
また、このとき第2のディスクカートリッジ51に収納されているディスク100のセンターホール周辺の非記録領域はディスク支持面13と接触し支持される。突起部14はディスク100のセンターホールと嵌合する。なお、突起部14の中心Cから2つの第2の側壁11bまでの距離は等しくなっている。
この状態で、回転つまみ21を突起部14に嵌合させて回転することにより、ディスク100を回転させることができる。ディスク100の信号記録面のクリーニング方法は、前述した第1のディスクカートリッジ300に入ったディスク100のクリーニング方法と同じであるので詳述するのは省略する。クリーニングが終了すれば、第2のディスクカートリッジ51を支持本体11から取り外すことで、シャッタ52は内蔵されているバネ(図示なし)により自動でスライドし閉塞する。
次に、第1の保持面12aと第2の保持面11aとディスク支持面13との高さ関係について説明する。図6および図7はそれぞれ、第1および第2のディスクカートリッジ300、51が第1および第2の保持面12a、11aに保持された断面図である。
ディスク支持面13でディスク100を受け止め支持し、突起部14にディスク100のセンターホールが嵌合している。
第1および第2のディスクカートリッジ300、51の厚みは略同じであるが、片面を露出させた第1のディスクカートリッジ300と、密閉型の第2のカートリッジ51とは、内部構造が違う。即ち、ディスクカートリッジの上下面に対してディスク100の収納位置が異なる。
このため、仮に同じ保持面に各々のディスクカートリッジを保持し、一つのディスク支持面13でディスク100を支持すると、ディスク100の信号記録面がディスクカートリッジの内壁に接触する。この状態で、回転つまみ21によりディスク100を回転させると、信号記録面に傷が付く。
このような傷付きを防止するために、第1および第2の保持面12a、11aの高さを変えている。具体的には、第2の保持面11aとディスク支持面13との間に第1の保持面12aが位置するように、つまり第1の保持面12aは第2の保持面11aよりも高い位置に形成されている。
これによって、第1および第2のディスクカートリッジ300、51を各々保持し、ディスク100がディスク支持面13に支持された各々の状態において、ディスク100は第1および第2のディスクカートリッジ300、51の内壁空間の略中央に位置することができる。
以上はディスクカートリッジに入ったディスク100のクリーニングについて説明したが、ディスクカートリッジに収納されていないディスク100をクリーニングすることもできる。
この場合、ディスク100のセンターホールを突起部14に嵌合させ、ディスク100のセンターホールの周囲の非記録領域の下面をディスク支持面13によって受け止め支持させる。この状態で、回転つまみ21を突起部14に嵌合させて回転することにより、ディスク100を回転させることができる。ディスク100の信号記録面のクリーニング方法は、前述した第1のディスクカートリッジ300に入ったディスク100のクリーニング方法と同じであるので詳述するのは省略する。
以上のように、本実施形態のディスククリーニング装置によれば、ディスク片面を露出し、回転部材が回転することによりシャッタが開閉する第1のディスクカートリッジ300に入ったディスク、矩形型および密閉型でスライド式シャッタを備えた第2のディスクカートリッジ51に入ったディスク、およびディスクカートリッジには入っていない単体ディスクをクリーニングすることができる。
さらに図8および図1に示すように、支持本体11に回転つまみ21、クリーニング液ボトル71を収納する収納凹部17および18を備えているので、収納性に優れる。
上記実施の形態で説明した蓋材41は、支持本体11と別体に構成したが、樹脂成形によるヒンジ形状で一体構成することもできる。
さらにはシャッタ駆動部材31が、支持本体11から外れないように噛み合わせ形状にすれば、蓋材を省略することも可能であり、部品点数削減による低コスト化が図れる。
上記実施の形態で説明した第2のディスクカートリッジ51は、シャッタ52を開放状態で保持したが、支持本体11の前端部に第2のディスクカートリッジ51のシャッタ52を開放するスライド機構を取り付けてもよい。これによりシャッタ52が閉塞状態でも保持することができ、保持が簡単になる。
上記実施の形態で説明した回転つまみ21は回転自在であるので、ディスク100の回転度合いが把握しにくく、クリーニングした領域が把握しづらい。従って、シャッタの開口幅よりも小さい距離だけ、その都度回転できるように、回転つまみ21に目盛りもしくは目印を取り付けてもよい。さらには、回転つまみ21と突起部14が上記回転角度づつ軽く係合できるような構造にしても良い。
(第2の実施形態)
以下、図面を参照しながら、本発明によるディスククリーニング装置の第2の実施形態を説明する。
図9はディスククリーニング装置501の分解斜視図である。ディスククリーニング装置501は、支持本体111と、シャッタ駆動部材131とを備える。ディスククリーニング装置501は、さらに回転つまみを備える。しかし、回転つまみは第1の実施形態の回転つまみ21と同じ構造を備えているので図9では示していない。また、本実施形態において、第1の実施形態と同じ構成要素に同じ参照符号を付している。
図10(a)は、シャッタ駆動部材131が取り付けられた支持本体111の平面図である。また、図10(b)は、支持本体111に取り付けられたシャッタ駆動部材131のスライド方向と直交する断面図である。図9、図10(a)および(b)を参照しながら、ディスククリーニング装置501の構造をさらに詳細に説明する。
支持本体111は、第1の実施形態と同様、第1の保持面12aと、第2の保持面11aと、ディスク支持面13と、突起部14と、シャッタストッパ15とを含む。これらは、第1の実施形態における対応する構成要素と同様に機能する。また、第2のカートリッジ51のための前端壁15aが第2の保持面11aに設けられている。
第2の保持面11には、第1のディスクカートリッジ300の先端部分と当接し、第1のカートリッジ300を保持する凸部12dが設けられている。支持本体111において、第1のディスクカートリッジ300を配置すべき位置が分かりやすくなるように、凸部12dの外側に第1のディスクカートリッジ300の外形に沿った溝を設けてもよい。
支持本体111の表面である第1の保持面12aおよび第2の保持面11aが設けられている面には、溝11dおよびガイド溝11hが設けられている(図10において斜線でそれぞれ示している)。また、支持本体111の裏面には、溝11d’が設けられている。溝11d、11d’は、支持本体111に第1のディスクカートリッジ300を保持させたとき、第1のディスクカートリッジ300の回転部材330が設けられた側面とおおよそ平行になっている。溝11dの一端には係り止め部11mが設けられている。
シャッタ駆動部材131は、係合部31xと、つまみ部31bとを含む。係合部31xは、第1の実施形態と同様、第1および第2の係合部31f、31gとラック部31aとを有している。また、第1の係合部31fには、凸部31hが設けられている。シャッタ駆動部材131には、また、互いに対向するように突出し、支持本体111の溝11d、11d’と係合する凸部31i、31i’が設けられている。
図10(a)および(b)に示すように、シャッタ駆動部材131の凸部31i、31i’が、係り止め11mの設けられた一端から溝11d、11d’にそれぞれ挿入され、シャッタ駆動部材131が、溝11d、11d’に沿ってスライドするように支持本体111に取り付けられている。支持本体111の両面から挟むようにシャッタ駆動部材131の凸部31i、31i’が係合しているので、シャッタ駆動部材131は、支持本体111から脱離することなく、スライド移動することができる。また、係り止め11mにより、溝11d、11d’の挿入した一端から凸部31i、31i’が抜けないようになっている。
本実施形態では、支持本体111の表裏に溝を設け溝に係合する一対の凸部で支持本体111を挟みこむことにより、シャッタ駆動部材131の脱離を防止している。しかし、シャッタ駆動部材131が、第1のディスクカートリッジの回転部材330が設けられた側面と平行にスライド可能であり、支持本体111から容易に脱離しなければ、他の構造によって、シャッタ駆動部材131と支持本体111とを係合させてもよい。
第1のディスクカートリッジの回転部材330が設けられた側面と平行な溝が支持本体111に設けられており、その溝に係合する凸部がシャッタ駆動部材131に設けられておれば、安定したスライド動作をシャッタ駆動部材131は行うことができる。この溝は、必ずしも、支持本体111の表面あるいは裏面に設けられている必要はなく、支持本体111の側面に設けられていてもよい。
シャッタ駆動部材131が、支持本体111に取り付けられた状態において、支持本体111のガイド溝11gには、第1の係合部31fの凸部が挿入されている。ガイド溝11gは溝11dに沿って設けられているが、直線状ではなく、所定のプロファイルを有している。シャッタ駆動部材131がスライド移動すると、このプロファイルに従って第1の係合部31fの凸部が駆動され、第1の係合部31fが支持本体111に保持された第1のディスクカートリッジ300に接近あるいは離間する。より具体的には、第1のディスクカートリッジ300のシャッタが開放するようにシャッタ駆動部材131をスライド移動させた場合、第1の係合部31fが第1のディスクカートリッジ300の回転部材330の第1の切り欠き331以外の部分と接触して、回転部材330を駆動させないよう、第1の係合部31fを回転部材330から離間させる。この動作を図10および図11から図13を参照して詳細に説明する。
図11から図13は、下体312を取り去った状態で、第1のディスクカートリッジ300を支持本体111に保持させて、シャッタ駆動部材131をスライドさせた場合のディスククリーニング装置および第1のディスクカートリッジ300の構造を示している。分かり易すく図示するため、ロック部材325は省略されている。図10(a)および図11に示すように、第1のディスクカートリッジ300のシャッタ320が閉塞している状態においてスライド部材131を矢印Aの方向へ移動させる。図10(a)に示すように、ガイド溝11hが直線状に延びているため、第1の係合部31fは退避することなく移動する。第1の係合部31fが第1のディスクカートリッジ300の回転部材330に接近すると、第1の係合部31fの凸部31hは、ガイド溝11hが第1のディスクカートリッジ300から離間するように屈曲した部分11gに達する。このため、図11に示すように、ガイド溝11hのプロファイルに従って、凸部31hが移動し、第1の係合部31fが回転部材330と接触しないよう退避する。
図12に示すように、シャッタ駆動部材131がさらに移動すると、ガイド溝11hのプロファイルに従い、凸部31hは回転部材330に接近するよう駆動される。このため、第1の係合部31fが回転部材330の第1の切り欠き331と係合する。そして、シャッタ駆動部材131の移動にともなって回転部材330が矢印Dで示す方向に回転する。また、回転部材330に係合したシャッタ320が開放動作を開始する。
図13に示すように、シャッタ駆動部材131の移動にともなう回転部材330の回転が進むと、ギア部333がラック31aと係合する。図10(a)に示すように、このとき、凸部31hはガイド溝11hの太くなった部分に達している。このため、回転部材330の回転にともなって、回転部材330からわずかに離間することができ、第1の係合部31fが第1の切り欠き331から脱離し、第1の切り欠き331とギア部333との間の側面に乗り上げる。その後、回転部材330は、ラック31aとギア部333との係合により回転し、さらに第2の係合部31gと第2の切り欠き332との係合により、シャッタ320が完全に開放するまで回転する。これにより、第1のディスクカートリッジ300に収納された光ディスク1が露出開口312wから露出するようになる。
なお、図3に示すように、シャッタ320が完全に開放した状態において、第2の係合部31gは回転部材330の第2の切り欠き332にと係合している。このため、第2の係合部31gはガイド溝によって駆動しなくても回転部材330の第2の切り欠き332と適切なタイミングで係合する。また、シャッタを閉じる動作は、各部が前述と逆に動作することにより達成される。第2のディスクカートリッジ51は第1の実施形態で説明したように保持することができる。
このように本実施形態によれば、シャッタ駆動部材131のスライド動作によって、第1のディスクカートリッジ300の回転部材330と係合し、シャッタを開放させることができる。
(第3の実施形態)
以下、図面を参照しながら、本発明によるディスククリーニング装置の第3の実施形態を説明する。
図14はディスククリーニング装置601の分解斜視図である。ディスククリーニング装置601は、支持本体211と、シャッタ駆動部材231と、カバー220とを備える。第2の実施形態と同様、ディスククリーニング装置601は、さらに回転つまみを備えるが、回転つまみは第1の実施形態の回転つまみ21と同じ構造を備えているので、図14では示していない。また、本実施形態においても、第1あるいは第2の実施形態と同じ構成要素に同じ参照符号を付している。
本実施形態のディスククリーニング装置601は、支持本体211に保持された第1のカートリッジ300を覆うためのカバー220を備え、カバー220にシャッタ駆動部材231が取り付けられている点で、第2の実施形態のディスククリーニング装置501と異なっている。
図15ならびに図16(a)および(b)はカバー220を開けた状態で示したディスククリーニング装置601の斜視図、上面図および側面図である。
図17(a)および(b)カバー220を開けた状態で示したディスククリーニング装置601の上面図およびシャッタ駆動部材231のスライド方向と垂直な断面図である。図18(a)はカバー220を支持本体211側から見た平面図である。図18(b)は、その一部を拡大した図である。これらの図を参照してディスククリーニング装置601の構造を説明する。
支持本体211は、第2の実施形態と同様、第1の保持面12aと、第2の保持面11aと、ディスク支持面13と、突起部14と、シャッタストッパ15と、前端壁15aと、凸部12dとを含む。これらは、第2の実施形態における対応する構成要素と同様に機能する。また、支持本体111には、第2の実施形態と同様、溝11d、11d’およびガイド溝11hが設けられている。
カバー220は、ディスククリーニング操作中、操作を行う者が、第1のカートリッジ300を手指で押えながらシャッタの開閉操作を行うことにより、カートリッジ本体310やシャッタ320とディスク10とが接触し、ディスク10に傷などが生じるのを防止するため、支持本体211に保持された第1のカートリッジ300を覆う。このため、カバー220は、支持本体111と分離していてもよい。しかし、操作性を考慮すると、カバー220は、支持本体211の一辺近傍において回転可能なように支持されていることが好ましい。このために、カバー220は一対の係合凸部220aを有する。支持本体211は、その一辺近傍において係合凸部220aが挿入され、カバー220を回転可能に支持するための一対の受け部211aを有している。
カバー220は、第2のディスクカートリッジ51のディスクをクリーニングする場合には不要である。このため、第2のディスクカートリッジ51をクリーニングする場合にはカバー220を取り外せるよう、係合凸部220aと受け部211aとは着脱可能なように係合することが好ましい。
カバー220は、支持本体211に保持された第1のカートリッジ300を覆うため、第1のカートリッジ300が支持本体211に正しく保持されていることがカバー220により覆った状態でも分かるよう、好ましくは、カバー220の少なくとも一部の領域において第1のカートリッジ300が見える程度に透明であることが好ましい。より好ましくは、カバー220全体が透明な樹脂で形成されている。
カバー220は、第1のカートリッジ300のシャッタが開放したときに露出する開口部312wに対応する開口部220cを有する。開口部220cの近傍は、支持本体211側に向かって延びる側壁220gを形成していることが好ましい。これにより、開口部220cにおいて、カバー220と第1のカートリッジ300との間隙を小さくし、間隙に手指などが入らないようにすることができる。カバー220の係合凸部220aが設けられた辺と対向対抗する辺には前壁220fが形成されている。また、シャッタ駆動部材231が取り付けられる辺と対向する辺には側壁220eが形成されている。側壁220g、220eおよび前壁220fは曲面によって連続していてもよい。
側壁220eと前壁220fとの間には、切り欠き220bが設けられており、カバー220が支持本体211の側壁211dと干渉するのを防止する。前壁220fは、カバー220を閉じた状態で支持本体211の第2の支持面11aと当接する。
また、図18(a)に示すように、カバー220の支持本体211と対向する面には複数の凸状位置規制部220hが設けられている。位置規制部220hは、カバー220を閉じた状態で第1のディスクカートリッジ300が支持本体211から浮き上がらないよう垂直方向に位置を規制する。ただし、位置規制部220hは、第1のディスクカートリッジ300と接触しないことが好ましい。接触するとカバー220を手指などで押えることにより、第1のディスクカートリッジ300へ外力がおよぶからである。
支持本体211には、ピン211kが設けられており、カバー220を閉じた状態でカバー220に設けられた穴220kに挿入される。これにより、カバー220と支持本体211との水平方向における位置合わせを行う。また、クリーニング動作中に外力が加わって、カバー220が支持本体211に対して位置ずれするのを防止する。
カバー220の一部にはクリーニングの手順などを示したラベルを貼付する領域220bを設けてもよい。特に、シャッタ駆動部材231に近接してラベルを貼付する領域220bを設ける場合、クリーニングの手順と合わせて、シャッタ駆動部材231の位置をラベルに示すことができる。たとえば、第1のディスクカートリッジ300を支持本体211に保持したり、クリーニング後、第1のディスクカートリッジ300から取り出す場合のシャッタ駆動部材231の適切な位置をラベル上に示すことができる。したがって、ディスククリーニング装置601の操作性を向上させることができる。
次に、シャッタ駆動部材231を説明する。シャッタ駆動部材231は、つまみ部31b’と係合部31Xとを含む。係合部31Xの構造は第2の実施形態と同じである。シャッタ駆動部材231は、互いに対向するように突出した凸部231d、231d’を有する。図17(a)および図18(a)に示すように、カバー220の支持本体211と対向する面およびその反対側に位置する面に溝220d’、220dが設けられている。溝220d’、220dは、カバー220が閉じられた状態において、第1のディスクカートリッジ300の回転部材330が設けられた側面と平行に伸びている。溝220dの一端には、係り止め231mが設けられている。
シャッタ駆動部材231の凸部231d’、231dが係り止め231mが設けられた一端から溝220d’、220dにそれぞれ挿入され、シャッタ駆動部材231が、溝220d’、220dに沿ってスライドするようにカバー220に取り付けられている。カバー220の両面から挟むようにシャッタ駆動部材231の凸部231d’、231dが係合しているので、シャッタ駆動部材131は、カバー220から脱離することなく、スライド移動することができる。また、係り止め231mにより、溝220dから凸部231dが抜けないようになっている。
第2の実施形態で説明したように、シャッタ駆動部材231が、第1のディスクカートリッジの回転部材330が設けられた側面と平行にスライド可能であり、カバー220から容易に脱離しなければ、他の構造によって、シャッタ駆動部材231とカバー220とを係合させてもよい。
シャッタ駆動部材231は、第1のディスクカートリッジ300の回転部材330を回転させるため、支持本体211に第1のディスクカートリッジ300を配置した後、カバー220を閉じ、シャッタ駆動部材231を支持本体211とも係合させてスライドさせる必要がある。図17(b)に示すように、支持本体211には、第2の実施形態と同様の構造を備えた溝11d、11d’が設けられている。また、シャッタ駆動部材231も第2の実施形態と同様の構造を備えた凸部31i、31i’が設けられている。これらは第2の実施形態で説明したように互いに係合する。しかし、シャッタ駆動部材231の凸部31i’は支持本体211の裏面に設けられた溝11d’と係合する必要がある。
このために、図14に示すように、支持本体211は、溝11d’と連通した切り欠き211jを有しカバー220を閉じる際、切り欠き211jからシャッタ駆動部材231の凸部31d’を挿入する。この動作を確実にするために、溝11d’と連通した切り欠き2iijに凸部31i’が挿入し得る位置において、カバー220に対してシャッタ駆動部材231を固定するための固定構造を少なくともシャッタ駆動部131またはカバー220に設けることが好ましい。たとえば、図18(b)に示すようにシャッタ駆動部131が係り止め211mと当接するように溝220d、220d’の一端に移動した位置において、シャッタ駆動部131が逆方向へ移動しないよう、シャッタ駆動部材231に設けたフック231jおよび支持本体211に設けた受け部220jを当接させる。この位置において、シャッタ駆動部材231の凸部31i’が溝11d’と連通した切り欠き211jに挿入し得るよう切り欠き211jを設けることにより、カバー220を閉じる際、確実に凸部31i’を切り欠き211jから溝11d’に係合させることができる。
シャッタ駆動部材231のスライド動作による第1のディスクカートリッジ300のシャッタの開閉動作は第2の実施形態で説明したとおりに行うことができる。
また、前述したように、第2のディスクカートリッジ51のクリーニングは、カバー220を取り外し、第1の実施形態で説明した通りの手順で行うことができる。
このように、本実施形態によれば、シャッタ駆動部材231は、カバー220に取り付けられている。このため、カバー220を閉じなければ、第1のディスクカートリッジ300のシャッタを開閉できず、収納されたディスクのクリーニングを行うことができない。言い換えれば、第1のディスクカートリッジ300に収納されたディスクをクリーニングする場合、確実にカバー220が閉じられることとなり、クリーニングを行う者の不注意等のよって第1のディスクカートリッジ300に外力が加わり、ディスクに傷がつくことを防止することができる。
なお、第2および第3の実施形態では、第1の実施形態で説明したような、回転つまみ部およびクリーニング液を収納するスペースを設けていないが、第1の実施形態と同様にこれらの収納するスペースを設けてもよい。
本発明によれば、ディスク片面を露出し回転部材が回転することによりシャッタが開閉する構造のディスクカートリッジに収納されたディスクのクリーニングを行うことのできるディスククリーニング装置が提供される。
また、本発明のディスククリーニング装置によれば形状の異なるディスクカートリッジにディスクを収納した状態とディスク単体のディスクをクリーニングすることができる。
本発明はカートリッジ内に収納された光ディスクをクリーニングするための装置に関するものである。
従来のビデオテープに替えて、映像を記録することが可能な大容量の光ディスクが普及してきている。このような光ディスクは記録密度が高いため、データ記録面に埃が付着したり、傷が生じたりすると、データの記録や再生に支障をきたす可能性がある。このため、カートリッジに収納された光ディスクが開発されている。
光ディスクがカートリッジに収納された記録媒体では、カートリッジにシャッタが設けられている。以下、本願明細書では、光ディスクを収納したカートリッジを単にディスクカートリッジと呼ぶ。シャッタは、ディスクカートリッジが記録再生装置に装填された場合に開放され、記録再生を行うヘッドが光ディスクのデータ記録面にアクセス可能となる。記録再生装置からディスクカートリッジが取り出された状態ではシャッタが閉じられている。このため、保管時は埃が付着したり、傷がつかないよう光ディスクが保護される。
このようなシャッタの動作により、通常の使用状態では、ディスクカートリッジの中の光ディスクに埃が堆積することはない。しかし、記録再生装置内では、ディスクカートリッジのシャッタが開放されており、開放された開口から光ディスクに埃が付着する可能性がある。いったん、光ディスクに埃が侵入すると、保管時にはシャッタが閉じられるため、ディスクカートリッジの外部へ埃を排出することは難しい。
この問題を解決するために、ディスクカートリッジ内に収納された光ディスクをクリーニングするディスククリーニング装置が提案されている。
例えば、特許文献1は、シャッタストッパを有する本体を備えたディスククリーニング装置を開示している。シャッタストッパは、スライド動作により開閉するシャッタを開放した状態で保持することができる。
このディスククリーニング装置では、シャッタストッパの位置を移動させることができ、これにより、2種類のカートリッジを装填して光ディスクをクリーニングすることができる。
特開平11-273313号公報 国際公開第03/041076号パンフレット
しかし、この構造ではスライドにより開閉するシャッタを備えたカートリッジにのみ有効であり、特許文献2に開示されるようなディスクの片面を露出させ、シャッタを開閉するための回転部材を備えたディスクカートリッジには対応できなかった。
本発明は上記課題を解決し、ディスクの片面を露出させ、回転部材を回転させることによりシャッタを開閉させるディスクカートリッジに適合し、簡便な構成で、安定、確実にディスクカートリッジのシャッタを開閉することのできるディスククリーニング装置を提供することを目的とする。
本発明のディスククリーニング装置は、ディスクの片面を露出させ、シャッタを開閉するための回転部材を備えた第1のディスクカートリッジを前記露出したディスクの片面と対向するように保持する第1の保持面と、前記第1の保持面よりも突出し、ディスクのセンターホール周辺の非記録領域と接触して前記ディスクを支持するディスク支持面と、前記ディスクのセンターホール内において突出するように前記センターホールと嵌合する突起部とを含む支持本体、前記第1のディスクカートリッジの回転部材を回転させるシャッタ駆動部材、および前記ディスクのセンターホール周辺の非記録領域と当接する接触面と、前記突起部と回転可能なように嵌合する凹部とを含む回転つまみを備えている。
ある好ましい実施形態において、前記支持本体は、スライドすることにより開閉するシャッタを備えた第2のディスクカートリッジを保持する第2の保持面と、前記第2のディスクカートリッジのシャッタを開放した状態で保持するシャッタストッパとをさらに含み、前記ディスク支持面は、前記第2の保持面よりも突出している。
ある好ましい実施形態において、前記第1の保持面は、前記第2の保持面と前記ディスク支持面との間の高さに位置している。
ある好ましい実施形態において、前記シャッタ駆動部材は、第1のディスクカートリッジの回転部材に設けられたシャッタ操作部と係合する係合部、および、つまみ部を有し、前記第1のディスクカートリッジの前記回転部材が設けられた側面と平行に、前記支持本体に対してスライド移動する。
ある好ましい実施形態において、前記シャッタ駆動部材が前記支持本体から脱離しないように前記シャッタ駆動部材の係合部の少なくとも一部を前記支持本体とで挟む蓋材をさらに備え、前記蓋材は、前記支持本体に取り付けられている。
ある好ましい実施形態において、前記支持本体は、前記第1のディスクカートリッジをシャッタ駆動部材側に付勢する弾性部をさらに含む。
ある好ましい実施形態において、前記支持本体は前記保持された第1のディスクカートリッジの回転部材が設けられた側面と平行に形成された第1の溝を有し、前記シャッタ駆動部材は、前記第1の溝と係合する第1の凸部を有している。
ある好ましい実施形態において、前記支持本体と前記シャッタ駆動部材は、前記シャッタ駆動部材の第1の凸部が前記支持本体の第1の溝から脱離しないように係合している。
ある好ましい実施形態において、前記支持本体は、前記第1の保持面および前記第2の保持面が設けられた第1の面と、前記第1の面の反対側に位置する第2の面とを有し、前記第1および第2の面は、前記第1のディスクカートリッジの回転部材が設けられた側面と平行に形成された第1および第2の溝をそれぞれ有し、前記シャッタ駆動部材は、互いに対向するように突出し、前記第1および第2の溝と係合する第1および第2の凸部を有している。
ある好ましい実施形態において、ディスククリーニング装置は、少なくとも前記支持本体の第1の保持面に保持された第1のディスクカートリッジを覆うカバーをさらに備え、前記カバーは、前記第1のディスクカートリッジのシャッタが開放したときに露出する開口に対応する開口部を有する。
ある好ましい実施形態において、前記カバーは、前記支持本体の一辺近傍において、回転可能なように支持される。
ある好ましい実施形態において、前記カバーは、着脱可能なように前記支持本体に支持される。
ある好ましい実施形態において、前記カバーは、前記開口部近傍において、前記支持本体に向かって伸びる側面を有する。
ある好ましい実施形態において、前記カバーは、前記支持本体と対向する面に凸状の位置規制部を有し、前記位置規制部は、前記支持本体に保持された第1のディスクカートリッジが垂直方向に移動するのを規制する。
ある好ましい実施形態において、前記カバーは少なくとも一部の領域において、前記支持本体の第1の保持面に保持された第1のディスクカートリッジが見える程度に透明である。
ある好ましい実施形態において、前記カバーは前記保持された第1のディスクカートリッジの回転部材が設けられた側面とおよそ平行に形成された第1の溝を有し、前記シャッタ駆動部材は、前記第1の溝と係合する第1の凸部を有している。
ある好ましい実施形態において、前記カバーおよび前記シャッタ駆動部材は、前記シャッタ駆動部材の第1の凸部が前記カバーの第1の溝から脱離しないように係合している。
ある好ましい実施形態において、前記カバーは、前記支持本体と対向する第1の面と、前記第1の面の反対側に位置する第2の面とを有し、前記第1および第2の面は、前記第1のディスクカートリッジの回転部材が設けられた側面と平行に形成された第1および第2の溝をそれぞれ有し、前記シャッタ駆動部材は、互いに対向するように突出し、前記第1および第2の溝と係合する第1および第2の凸部を有している。
ある好ましい実施形態において、前記シャッタ駆動部材は、第3の凸部を有しており、前記支持本体は、前記保持された第1のディスクカートリッジの回転部材が設けられた側面と平行に形成され、前記シャッタ駆動部材の第3の凸部と係合する第3の溝と、前記カバーが第1のディスクカートリッジを覆うように前記支持本体に取り付けられたとき、前記シャッタ駆動部材の第3の凸部が前記第3の溝に挿入されるよう、前記第3の溝と連通した切り欠きを有する。
ある好ましい実施形態において、前記第3の溝と連通した切り欠きに前記シャッタ駆動部材の第3の凸部が挿入し得る位置において前記カバーに対して前記シャッタ駆動部材を固定するための固定構造を少なくとも前記シャッタ駆動部または前記カバーが備える。
ある好ましい実施形態において、前記シャッタ駆動部の係合部は、前記第1のディスクカートリッジの回転部材に設けられたギア部およびギア部を挟む第1および第2の切り欠きに係合するラックならびに第1および第2の係合部を有し、前記第1および第2の係合部は、前記ラックを挟むようにラックに対して弾性的に支持されている。
ある好ましい実施形態において、前記第1の係合部は凸部を有し、前記第1のディスクカートリッジのシャッタを開放させる場合に前記第2の係合部より先に前記回転部材と接触し、前記支持本体は前記第1の係合部の凸部と係合するガイド溝を有し、前記ガイド溝は、前記第1のディスクカートリッジのシャッタが開放するように前記シャッタ駆動部材を移動させた場合、前記第1の係合部が前記第1のディスクカートリッジの回転部材の第1の切り欠き以外の部分と接触して、前記回転部材を駆動させないよう、前記第1の係合部の凸部を駆動し、第1の係合部を退避させる。
ある好ましい実施形態において、前記支持本体の突起部は、前記第2のディスクカートリッジにおいて、前記ディスクのセンターホール内に突出するように設けられた突起と干渉しないように、2つの切り欠き部を有する。
ある好ましい実施形態において、前記支持本体は、前記回転つまみを収納する収納部と前記第1のディスクをクリーニングするためのクリーニング液のボトルを収納する収納部とを有する。
本発明によれば、ディスク片面を露出し回転部材が回転することによりシャッタが開閉する構造のディスクカートリッジに収納されたディスクのクリーニングを行うことのできるディスククリーニング装置が提供される。
また、本発明のディスククリーニング装置によれば形状の異なるディスクカートリッジにディスクを収納した状態とディスク単体のディスクをクリーニングすることができる。
まず、本発明のディスククリーニング装置に適合するディスクカートリッジを説明する。図19および図20は、本発明のディスククリーニング装置に装填可能な第1のディスクカートリッジ300の一例を示している。図19および図20に示すように、ディスクカートリッジ300は上体311および下体312からなるカートリッジ本体310と、カートリッジ本体310に収納されたディスク10と、下体312に設けられた開口312wと、開口312wを外部に対して開閉するシャッタ部320と、回転部材330とを備えている。
図に示すように、上体311にはディスク10の一面のほぼ全体を露出する開口が設けられている。このため、ディスク10がカートリッジ本体310に収納されている状態において、ディスク10の一面、たとえばラベル面が上体311の開口から露出する。下体312の内面にはシャッタ部の回転軸となる回転支軸312a、312bが設けられている。また、下体312の外面には位置決め穴315a、315bが設けられている。カートリッジ本体310の側面には開口312gが設けられている。
シャッタ部320は、第1のシャッタ321および第2のシャッタ322を含む。第1のシャッタ321および第2のシャッタ322には案内溝321b、322bおよび回転支軸312a、312bが挿入される回動孔321a、322aがそれぞれ設けられている。
回転部材330は、平坦なリング状部およびリング状部の外側に形成された円筒状の側面を有している。リング状部のシャッタ部320と対向する面には案内溝321b、322bに挿入されるリンク支軸330a、330bが設けられている。リング状部にはさらに切り欠き部330wが設けられている。また、側面には第1の切り欠き部331、第2の切り欠き部332およびこれらに挟まれたギア部333が形成されている。これらはシャッタ操作部となる。
ディスクカートリッジ300はロック部材325をさらに備え、支軸312cの周りに回転可能なように支持される。ロック部材325は凸部325aを有し、シャッタ部320が閉塞している状態において、凸部325aは第2の切り欠き部332と係合し、回転部材330が回転するのを防止する。
回転部材330は案内溝321b、322bおよびリンク支軸330a、330bによってシャッタ部320と係合しており、回転部材330を回転させることにより、シャッタ部320が開口312wを閉塞した状態および開放した状態にすることができる。回転部材330を回転させるには、カートリッジ本体310の側面に設けられた開口312gから露出した第1の切り欠き部331、第2の切り欠き部332およびギア部333をディスク装置などに設けられたシャッタ開閉機構と係合させる。
このように、第1のディスクカートリッジは、片面を露出してディスクを収納し、側面に位置する操作部をディスクと平行な方向にスライドさせることによって、回転部材に係合したシャッタを開放させ、ディスクの信号記録面の一部を露出させる。第1のディスクカートリッジは、好ましくは、Blu-ray Discカートリッジである。なお、第1のディスクカートリッジは、必ずしも図19および図20に示す構造とまったく同じ構造を備えている必要はなく、片面を露出してディスクを収納し、側面に位置する操作部をディスクと平行な方向にスライドさせることによって、回転部材に係合したシャッタを開放させ、ディスクの信号記録面の一部を露出させる構造を備えておればよい。また、操作部は、他の構造を備えていてもよいが、第1の切り欠き部331、第2の切り欠き部332およびギア部333から構成されることが好ましい。
本発明のディスククリーニング装置に装填可能な第2のディスクカートリッジは、特開平11-273313号公報に示されているカートリッジと同じ構造を備えている。より具体的には、矩形型および密閉型でスライド式シャッタを備えている。シャッタをスライドさせることにより、光ディスクの信号記録面およびディスクをチャッキングする非記録領域を露出する開口が現れる。好ましくは、第2のディスクカートリッジはDVD−RAMである。
(第1の実施形態)
以下、図面を参照しながら、本発明によるディスククリーニング装置の第1の実施形態を説明する。
図1に示すように、ディスククリーニング装置1は、支持本体11、回転つまみ21、シャッタ駆動部材31、蓋材41を備えている。これらの部材は合成樹脂等によって好適に形成される。また、これらの部材は、同じ材料を用いて形成される必要はなく、各部材に要求される強度や外観等を考慮して、各部材に最適な材料が決定される。
支持本体11には、第1のディスクカートリッジ300を保持するための第1の保持面12aと、第1の保持面12aから垂直上方向に延びた2つの第1の側壁12bと、第1の保持面12aから垂直上方向に延びた第1の後端壁12cが形成されている。
また支持本体11には、第2のディスクカートリッジ51(図5)を保持するための第2の保持面11aと、第2の保持面11aから垂直上方向に延びた2つの第2の側壁11bと、第2の保持面11aから垂直上方向に延びた第2の後端壁11cが形成されている。
第2の保持面11aの略中央には、ディスク100のセンターホール周辺の非記録領域と接触してディスク100を支持するディスク支持面13と、ディスク100のセンターホールと嵌合するディスク支持面13と同心であり、2つのDカット状の切り欠き14aを持つ突起部14が形成されている。
また第1の保持面12aは、第2の保持面11aとディスク支持面13との間の高さに位置している。これについては詳しく後述する。
シャッタ駆動部材31は、係合部31xおよびつまみ部31bを含む。係合部31xは第1のディスクカートリッジ300の回転部材に設けられた操作部と係合する構造を備えている。具体的には、係合部31xはギア部333ならびに第1および第2の切り欠き331、332と係合するラック部31aならびに第1および第2の係合部31f、31gを有する。第1および第2の係合部31f、31gは、ラック部31aを挟むようにラック部31aに対して弾性的に支持されている。シャッタ駆動部材31は、支持本体11に設けられた溝部11dにスライド自在に係合する凸部を有する。溝部11dは、第1のディスクカートリッジ300の回転部材330が設けられた側面に近接し、かつ、平行に形成されている。
係合部31xは、ロック部31cを有し、シャッタ駆動部材31を使用しない時は支持本体11の溝部11dに連通している第1のロック係合部11eに係合しており、シャッタ駆動部材31を使用して、シャッタ320を開放状態に保持する時はシャッタ駆動部材31のロック部31cは支持本体11の溝11dに連通している第2のロック係合部11fに係合している。
シャッタ駆動部材31が外れないように蓋材41でラック部31aを覆う。蓋材41は2つの係止爪41aを有し、シャッタ駆動部材31が外れないよう、支持本体11に設けられた2つの係止壁11gに係り止めされる。蓋材41は、係合部31xの少なくとも一部を支持本体11とで挟んでおればよい。
弾性部材16は、シャッタ駆動部材31側の第1の側壁12bとは反対側の第1の側壁12bに設けられている。この弾性部材16は、第1のディスクカートリッジ300をシャッタ駆動部材31側に付勢する役割をする。
シャッタストッパ15は、第2の保持面11aから突出するように垂直上方向に形成され、第2の保持面11aに第2のディスクカートリッジ51を保持した時、シャッタストッパ15によりシャッタ52を開放状態で係止する。
図6および図7に示すように、回転つまみ21は突起部14と嵌合する凹部21aと滑り止め部21bとを含む。凹部21aは回転可能なように突起部14と嵌合する。滑り止め部21bはディスク100のセンターホール周辺の非記録領域と当接し、回転つまみ21の回転によりディスク100をスリップさせることなく回転させる。
支持本体11の前端部に回転つまみ収納部17とクリーニング液ボトル収納部18が設けられている。
次に、第1のディスクカートリッジ300および第2のディスクカートリッジ51に収納されているディスク100の信号記録面をクリーニングする方法について、図2から図7を用いて説明する。
図2は、第1のディスクカートリッジ300をディスククリーニング装置1に保持した状態を示す。
支持本体11の前端部においてシャッタ駆動部材31のロック部31cが第1のロック係合部11eに係合している状態で、シャッタ320が閉塞した第1のディスクカートリッジ300をディスククリーニング装置1の第1の保持面12aにシャッタ面を上にして保持する。即ち、ディスクの信号記録面が上方になり、開口から露出したレベル面が支持本体11と対向するように保持する。第1のディスクカートリッジ300は対向する一対の第1の側壁12bと第1の後端壁12cにより位置規制される。また同時に、図4に示すように、弾性部材16が、第1のカートリッジ300の側壁にある凹部312tに係合する。このため、第1のカートリッジ300はシャッタ駆動部材31側に付勢され、上方向に抜けないように押圧固定される。
このとき、第1のディスクカートリッジ300に収納されているディスク100のセンターホール周辺の非記録領域はディスク支持面13と接触し支持される。第1のディスクカートリッジ300が閉塞状態にある時、シャッタ320にはディスク100のセンターホールと重なる領域に孔が形成されている。この孔には、ディスク100の記録領域の傷付きを防止する三つの突起320cが形成されている。突起部14はディスク100のセンターホールに嵌合するが、シャッタ320の突起320cとの干渉を避けるために2つのDカット状切り欠き14aが施されている。なお、突起部14の中心Cとシャッタ駆動部材31が設けられている側の第1の側壁12bとの距離L1は、突起部14の中心Cと他方の第1の側壁12bとの距離L2よりも長くなっている。これは、ディスクカートリッジ300において、ディスク100がディスクカートリッジの中心から少しオフセットされた位置において保持されているからである。
ディスクカートリッジ300を上述したように装填した後、シャッタ駆動部材31のつまみ部31bを矢印A方向に移動させると係合部31xのラック部31aがロック部材325(図20)を押した状態で、第1の係合部31fが第1の切り欠き331と係合する。これにより、回転部材330のロック部材325によるロックから解除され、回転可能になる。このため、シャッタ駆動部材31をさらに矢印Aの方向に移動させることにより、第1の係合部31fが回転部材330を回転させる。シャッタ開閉操作部31がさらに移動すると、ラック部31aが回転部材330のギア部333と噛み合い、さらに第2の係合部31gが第2の切り欠き部332と係合する。これにより、回転部材330の回転が進み、シャッタ320が図3に示すように開放し、ディスク100の信号記録面が外部に露出する。さらにラック部31aを後端部へ移動し、ロック部31cが第2のロック系合部11fに係合した場所で開放終了となる。この状態、つまり、シャッタ320が開放されて支持本体11に第1のカートリッジ300が保持されている状態では、第1のカートリッジ300の回転部材330とシャッタ駆動部材31とが係合している。このため、第1のカートリッジ300を取り出すことはできない。
この状態で、回転つまみ21を突起部14に嵌合させて回転することにより、回転つまみ21とディスク100との摩擦によってディスク100を回転させることができる。ディスク100の信号記録面をクリーニングするには、クリーニング液ボトル71に入ったクリーニング液をクリーニングクロスに付け、クリーニングクロスをディスク100に当てながら、ディスク半径方向に移動させて、ディスク100の信号記録面に付着した塵埃等を拭取ればよい。外部に露出した信号記録面がクリーニングできれば、回転つまみ21をさらに回転しディスク100を回転させ、前述のクリーニング操作を繰り返すことにより、ディスク100の信号記録面全周をクリーニングすることができる。クリーニングが終了すれば、図3に示すシャッタ駆動部材31のつまみ部31bを矢印B方向に移動させることにより、上述の逆の動作によって回転部材330が回転し、シャッタ320は図2に示すように閉塞する。この状態で、第1のディスクカートリッジ300を支持本体11から取り外すことができる。
図5は、第2のディスクカートリッジ51をディスククリーニング装置1に保持した状態を示す。第2のディスクカートリッジ51は矩形形状で、前端部にコの字型のシャッタ52が左右方向にスライド自在に装着されている。
第2のディスクカートリッジ51をディスククリーニング装置に装填するには、まず、第2の保持面11aにシャッタ52を開放し、裏向きの状態で保持する。即ち、ディスク100の信号記録面を上方に露出した向きに保持する。このとき、第2のディスクカートリッジ51は支持本体11の対向する一対の第2の側壁11bで左右方向が規制され、第2の後端壁11cで後端部が規制され、シャッタストッパ15で前端部が規制される。これにより、シャッタ52が開放し、ディスク100の信号記録面が外部に露出した状態で支持本体11に保持される。
また、このとき第2のディスクカートリッジ51に収納されているディスク100のセンターホール周辺の非記録領域はディスク支持面13と接触し支持される。突起部14はディスク100のセンターホールと嵌合する。なお、突起部14の中心Cから2つの第2の側壁11bまでの距離は等しくなっている。
この状態で、回転つまみ21を突起部14に嵌合させて回転することにより、ディスク100を回転させることができる。ディスク100の信号記録面のクリーニング方法は、前述した第1のディスクカートリッジ300に入ったディスク100のクリーニング方法と同じであるので詳述するのは省略する。クリーニングが終了すれば、第2のディスクカートリッジ51を支持本体11から取り外すことで、シャッタ52は内蔵されているバネ(図示なし)により自動でスライドし閉塞する。
次に、第1の保持面12aと第2の保持面11aとディスク支持面13との高さ関係について説明する。図6および図7はそれぞれ、第1および第2のディスクカートリッジ300、51が第1および第2の保持面12a、11aに保持された断面図である。
ディスク支持面13でディスク100を受け止め支持し、突起部14にディスク100のセンターホールが嵌合している。
第1および第2のディスクカートリッジ300、51の厚みは略同じであるが、片面を露出させた第1のディスクカートリッジ300と、密閉型の第2のカートリッジ51とは、内部構造が違う。即ち、ディスクカートリッジの上下面に対してディスク100の収納位置が異なる。
このため、仮に同じ保持面に各々のディスクカートリッジを保持し、一つのディスク支持面13でディスク100を支持すると、ディスク100の信号記録面がディスクカートリッジの内壁に接触する。この状態で、回転つまみ21によりディスク100を回転させると、信号記録面に傷が付く。
このような傷付きを防止するために、第1および第2の保持面12a、11aの高さを変えている。具体的には、第2の保持面11aとディスク支持面13との間に第1の保持面12aが位置するように、つまり第1の保持面12aは第2の保持面11aよりも高い位置に形成されている。
これによって、第1および第2のディスクカートリッジ300、51を各々保持し、ディスク100がディスク支持面13に支持された各々の状態において、ディスク100は第1および第2のディスクカートリッジ300、51の内壁空間の略中央に位置することができる。
以上はディスクカートリッジに入ったディスク100のクリーニングについて説明したが、ディスクカートリッジに収納されていないディスク100をクリーニングすることもできる。
この場合、ディスク100のセンターホールを突起部14に嵌合させ、ディスク100のセンターホールの周囲の非記録領域の下面をディスク支持面13によって受け止め支持させる。この状態で、回転つまみ21を突起部14に嵌合させて回転することにより、ディスク100を回転させることができる。ディスク100の信号記録面のクリーニング方法は、前述した第1のディスクカートリッジ300に入ったディスク100のクリーニング方法と同じであるので詳述するのは省略する。
以上のように、本実施形態のディスククリーニング装置によれば、ディスク片面を露出し、回転部材が回転することによりシャッタが開閉する第1のディスクカートリッジ300に入ったディスク、矩形型および密閉型でスライド式シャッタを備えた第2のディスクカートリッジ51に入ったディスク、およびディスクカートリッジには入っていない単体ディスクをクリーニングすることができる。
さらに図8および図1に示すように、支持本体11に回転つまみ21、クリーニング液ボトル71を収納する収納凹部17および18を備えているので、収納性に優れる。
上記実施の形態で説明した蓋材41は、支持本体11と別体に構成したが、樹脂成形によるヒンジ形状で一体構成することもできる。
さらにはシャッタ駆動部材31が、支持本体11から外れないように噛み合わせ形状にすれば、蓋材を省略することも可能であり、部品点数削減による低コスト化が図れる。
上記実施の形態で説明した第2のディスクカートリッジ51は、シャッタ52を開放状態で保持したが、支持本体11の前端部に第2のディスクカートリッジ51のシャッタ52を開放するスライド機構を取り付けてもよい。これによりシャッタ52が閉塞状態でも保持することができ、保持が簡単になる。
上記実施の形態で説明した回転つまみ21は回転自在であるので、ディスク100の回転度合いが把握しにくく、クリーニングした領域が把握しづらい。従って、シャッタの開口幅よりも小さい距離だけ、その都度回転できるように、回転つまみ21に目盛りもしくは目印を取り付けてもよい。さらには、回転つまみ21と突起部14が上記回転角度づつ軽く係合できるような構造にしても良い。
(第2の実施形態)
以下、図面を参照しながら、本発明によるディスククリーニング装置の第2の実施形態を説明する。
図9はディスククリーニング装置501の分解斜視図である。ディスククリーニング装置501は、支持本体111と、シャッタ駆動部材131とを備える。ディスククリーニング装置501は、さらに回転つまみを備える。しかし、回転つまみは第1の実施形態の回転つまみ21と同じ構造を備えているので図9では示していない。また、本実施形態において、第1の実施形態と同じ構成要素に同じ参照符号を付している。
図10(a)は、シャッタ駆動部材131が取り付けられた支持本体111の平面図である。また、図10(b)は、支持本体111に取り付けられたシャッタ駆動部材131のスライド方向と直交する断面図である。図9、図10(a)および(b)を参照しながら、ディスククリーニング装置501の構造をさらに詳細に説明する。
支持本体111は、第1の実施形態と同様、第1の保持面12aと、第2の保持面11aと、ディスク支持面13と、突起部14と、シャッタストッパ15とを含む。これらは、第1の実施形態における対応する構成要素と同様に機能する。また、第2のカートリッジ51のための前端壁15aが第2の保持面11aに設けられている。
第2の保持面11aには、第1のディスクカートリッジ300の先端部分と当接し、第1のカートリッジ300を保持する凸部12dが設けられている。支持本体111において、第1のディスクカートリッジ300を配置すべき位置が分かりやすくなるように、凸部12dの外側に第1のディスクカートリッジ300の外形に沿った溝を設けてもよい。
支持本体111の表面である第1の保持面12aおよび第2の保持面11aが設けられている面には、溝11dおよびガイド溝11hが設けられている(図10において斜線でそれぞれ示している)。また、支持本体111の裏面には、溝11d'が設けられている。溝11d、11d'は、支持本体111に第1のディスクカートリッジ300を保持させたとき、第1のディスクカートリッジ300の回転部材330が設けられた側面とおおよそ平行になっている。溝11dの一端には係り止め部11mが設けられている。
シャッタ駆動部材131は、係合部31xと、つまみ部31bとを含む。係合部31xは、第1の実施形態と同様、第1および第2の係合部31f、31gとラック部31aとを有している。また、第1の係合部31fには、凸部31hが設けられている。シャッタ駆動部材131には、また、互いに対向するように突出し、支持本体111の溝11d、11d'と係合する凸部31i、31i'が設けられている。
図10(a)および(b)に示すように、シャッタ駆動部材131の凸部31i、31i'が、係り止め11mの設けられた一端から溝11d、11d'にそれぞれ挿入され、シャッタ駆動部材131が、溝11d、11d'に沿ってスライドするように支持本体111に取り付けられている。支持本体111の両面から挟むようにシャッタ駆動部材131の凸部31i、31i'が係合しているので、シャッタ駆動部材131は、支持本体111から脱離することなく、スライド移動することができる。また、係り止め11mにより、溝11d、11d'の挿入した一端から凸部31i、31i'が抜けないようになっている。
本実施形態では、支持本体111の表裏に溝を設け溝に係合する一対の凸部で支持本体111を挟みこむことにより、シャッタ駆動部材131の脱離を防止している。しかし、シャッタ駆動部材131が、第1のディスクカートリッジの回転部材330が設けられた側面と平行にスライド可能であり、支持本体111から容易に脱離しなければ、他の構造によって、シャッタ駆動部材131と支持本体111とを係合させてもよい。
第1のディスクカートリッジの回転部材330が設けられた側面と平行な溝が支持本体111に設けられており、その溝に係合する凸部がシャッタ駆動部材131に設けられておれば、安定したスライド動作をシャッタ駆動部材131は行うことができる。この溝は、必ずしも、支持本体111の表面あるいは裏面に設けられている必要はなく、支持本体111の側面に設けられていてもよい。
シャッタ駆動部材131が、支持本体111に取り付けられた状態において、支持本体111のガイド溝11gには、第1の係合部31fの凸部が挿入されている。ガイド溝11gは溝11dに沿って設けられているが、直線状ではなく、所定のプロファイルを有している。シャッタ駆動部材131がスライド移動すると、このプロファイルに従って第1の係合部31fの凸部が駆動され、第1の係合部31fが支持本体111に保持された第1のディスクカートリッジ300に接近あるいは離間する。より具体的には、第1のディスクカートリッジ300のシャッタが開放するようにシャッタ駆動部材131をスライド移動させた場合、第1の係合部31fが第1のディスクカートリッジ300の回転部材330の第1の切り欠き331以外の部分と接触して、回転部材330を駆動させないよう、第1の係合部31fを回転部材330から離間させる。この動作を図10および図11から図13を参照して詳細に説明する。
図11から図13は、下体312を取り去った状態で、第1のディスクカートリッジ300を支持本体111に保持させて、シャッタ駆動部材131をスライドさせた場合のディスククリーニング装置および第1のディスクカートリッジ300の構造を示している。分かり易すく図示するため、ロック部材325は省略されている。図10(a)および図11に示すように、第1のディスクカートリッジ300のシャッタ320が閉塞している状態においてスライド部材131を矢印Aの方向へ移動させる。図10(a)に示すように、ガイド溝11hが直線状に延びているため、第1の係合部31fは退避することなく移動する。第1の係合部31fが第1のディスクカートリッジ300の回転部材330に接近すると、第1の係合部31fの凸部31hは、ガイド溝11hが第1のディスクカートリッジ300から離間するように屈曲した部分11gに達する。このため、図11に示すように、ガイド溝11hのプロファイルに従って、凸部31hが移動し、第1の係合部31fが回転部材330と接触しないよう退避する。
図12に示すように、シャッタ駆動部材131がさらに移動すると、ガイド溝11hのプロファイルに従い、凸部31hは回転部材330に接近するよう駆動される。このため、第1の係合部31fが回転部材330の第1の切り欠き331と係合する。そして、シャッタ駆動部材131の移動にともなって回転部材330が矢印Dで示す方向に回転する。また、回転部材330に係合したシャッタ320が開放動作を開始する。
図13に示すように、シャッタ駆動部材131の移動にともなう回転部材330の回転が進むと、ギア部333がラック31aと係合する。図10(a)に示すように、このとき、凸部31hはガイド溝11hの太くなった部分に達している。このため、回転部材330の回転にともなって、回転部材330からわずかに離間することができ、第1の係合部31fが第1の切り欠き331から脱離し、第1の切り欠き331とギア部333との間の側面に乗り上げる。その後、回転部材330は、ラック31aとギア部333との係合により回転し、さらに第2の係合部31gと第2の切り欠き332との係合により、シャッタ320が完全に開放するまで回転する。これにより、第1のディスクカートリッジ300に収納された光ディスク1が露出開口312wから露出するようになる。
なお、図3に示すように、シャッタ320が完全に開放した状態において、第2の係合部31gは回転部材330の第2の切り欠き332にと係合している。このため、第2の係合部31gはガイド溝によって駆動しなくても回転部材330の第2の切り欠き332と適切なタイミングで係合する。また、シャッタを閉じる動作は、各部が前述と逆に動作することにより達成される。第2のディスクカートリッジ51は第1の実施形態で説明したように保持することができる。
このように本実施形態によれば、シャッタ駆動部材131のスライド動作によって、第1のディスクカートリッジ300の回転部材330と係合し、シャッタを開放させることができる。
(第3の実施形態)
以下、図面を参照しながら、本発明によるディスククリーニング装置の第3の実施形態を説明する。
図14はディスククリーニング装置601の分解斜視図である。ディスククリーニング装置601は、支持本体211と、シャッタ駆動部材231と、カバー220とを備える。第2の実施形態と同様、ディスククリーニング装置601は、さらに回転つまみを備えるが、回転つまみは第1の実施形態の回転つまみ21と同じ構造を備えているので、図14では示していない。また、本実施形態においても、第1あるいは第2の実施形態と同じ構成要素に同じ参照符号を付している。
本実施形態のディスククリーニング装置601は、支持本体211に保持された第1のカートリッジ300を覆うためのカバー220を備え、カバー220にシャッタ駆動部材231が取り付けられている点で、第2の実施形態のディスククリーニング装置501と異なっている。
図15ならびに図16(a)および(b)はカバー220を開けた状態で示したディスククリーニング装置601の斜視図、上面図および側面図である。
図17(a)および(b)はカバー220を開けた状態で示したディスククリーニング装置601の上面図およびシャッタ駆動部材231のスライド方向と垂直な断面図である。図18(a)はカバー220を支持本体211側から見た平面図である。図18(b)は、その一部を拡大した図である。これらの図を参照してディスククリーニング装置601の構造を説明する。
支持本体211は、第2の実施形態と同様、第1の保持面12aと、第2の保持面11aと、ディスク支持面13と、突起部14と、シャッタストッパ15と、前端壁15aと、凸部12dとを含む。これらは、第2の実施形態における対応する構成要素と同様に機能する。また、支持本体211には、第2の実施形態と同様、溝11d、11d'およびガイド溝11hが設けられている。
カバー220は、ディスククリーニング操作中、操作を行う者が、第1のカートリッジ300を手指で押えながらシャッタの開閉操作を行うことにより、カートリッジ本体310やシャッタ320とディスク10とが接触し、ディスク10に傷などが生じるのを防止するため、支持本体211に保持された第1のカートリッジ300を覆う。このため、カバー220は、支持本体211と分離していてもよい。しかし、操作性を考慮すると、カバー220は、支持本体211の一辺近傍において回転可能なように支持されていることが好ましい。このために、カバー220は一対の係合凸部220aを有する。支持本体211は、その一辺近傍において係合凸部220aが挿入され、カバー220を回転可能に支持するための一対の受け部211aを有している。
カバー220は、第2のディスクカートリッジ51のディスクをクリーニングする場合には不要である。このため、第2のディスクカートリッジ51をクリーニングする場合にはカバー220を取り外せるよう、係合凸部220aと受け部211aとは着脱可能なように係合することが好ましい。
カバー220は、支持本体211に保持された第1のカートリッジ300を覆うため、第1のカートリッジ300が支持本体211に正しく保持されていることがカバー220により覆った状態でも分かるよう、好ましくは、カバー220の少なくとも一部の領域において第1のカートリッジ300が見える程度に透明であることが好ましい。より好ましくは、カバー220全体が透明な樹脂で形成されている。
カバー220は、第1のカートリッジ300のシャッタが開放したときに露出する開口部312wに対応する開口部220cを有する。開口部220cの近傍は、支持本体211側に向かって延びる側壁220gを形成していることが好ましい。これにより、開口部220cにおいて、カバー220と第1のカートリッジ300との間隙を小さくし、間隙に手指などが入らないようにすることができる。カバー220の係合凸部220aが設けられた辺と対向する辺には前壁220fが形成されている。また、シャッタ駆動部材231が取り付けられる辺と対向する辺には側壁220eが形成されている。側壁220g、220eおよび前壁220fは曲面によって連続していてもよい。
側壁220eと前壁220fとの間には、切り欠き220bが設けられており、カバー220が支持本体211の側壁211dと干渉するのを防止する。前壁220fは、カバー220を閉じた状態で支持本体211の第2の支持面11aと当接する。
また、図18(a)に示すように、カバー220の支持本体211と対向する面には複数の凸状位置規制部220hが設けられている。位置規制部220hは、カバー220を閉じた状態で第1のディスクカートリッジ300が支持本体211から浮き上がらないよう垂直方向に位置を規制する。ただし、位置規制部220hは、第1のディスクカートリッジ300と接触しないことが好ましい。接触するとカバー220を手指などで押えることにより、第1のディスクカートリッジ300へ外力がおよぶからである。
支持本体211には、ピン211kが設けられており、カバー220を閉じた状態でカバー220に設けられた穴220kに挿入される。これにより、カバー220と支持本体211との水平方向における位置合わせを行う。また、クリーニング動作中に外力が加わって、カバー220が支持本体211に対して位置ずれするのを防止する。
カバー220の一部にはクリーニングの手順などを示したラベルを貼付する領域220bを設けてもよい。特に、シャッタ駆動部材231に近接してラベルを貼付する領域220bを設ける場合、クリーニングの手順と合わせて、シャッタ駆動部材231の位置をラベルに示すことができる。たとえば、第1のディスクカートリッジ300を支持本体211に保持したり、クリーニング後、第1のディスクカートリッジ300から取り出す場合のシャッタ駆動部材231の適切な位置をラベル上に示すことができる。したがって、ディスククリーニング装置601の操作性を向上させることができる。
次に、シャッタ駆動部材231を説明する。シャッタ駆動部材231は、つまみ部31b'と係合部31Xとを含む。係合部31Xの構造は第2の実施形態と同じである。シャッタ駆動部材231は、互いに対向するように突出した凸部231d、231d'を有する。図17(a)および図18(a)に示すように、カバー220の支持本体211と対向する面およびその反対側に位置する面に溝220d'、220dが設けられている。溝220d'、220dは、カバー220が閉じられた状態において、第1のディスクカートリッジ300の回転部材330が設けられた側面と平行に伸びている。溝220dの一端には、係り止め231mが設けられている。
シャッタ駆動部材231の凸部231d'、231dが係り止め231mが設けられた一端から溝220d'、220dにそれぞれ挿入され、シャッタ駆動部材231が、溝220d'、220dに沿ってスライドするようにカバー220に取り付けられている。カバー220の両面から挟むようにシャッタ駆動部材231の凸部231d'、231dが係合しているので、シャッタ駆動部材131は、カバー220から脱離することなく、スライド移動することができる。また、係り止め231mにより、溝220dから凸部231dが抜けないようになっている。
第2の実施形態で説明したように、シャッタ駆動部材231が、第1のディスクカートリッジの回転部材330が設けられた側面と平行にスライド可能であり、カバー220から容易に脱離しなければ、他の構造によって、シャッタ駆動部材231とカバー220とを係合させてもよい。
シャッタ駆動部材231は、第1のディスクカートリッジ300の回転部材330を回転させるため、支持本体211に第1のディスクカートリッジ300を配置した後、カバー220を閉じ、シャッタ駆動部材231を支持本体211とも係合させてスライドさせる必要がある。図17(b)に示すように、支持本体211には、第2の実施形態と同様の構造を備えた溝11d、11d'が設けられている。また、シャッタ駆動部材231も第2の実施形態と同様の構造を備えた凸部31i、31i'が設けられている。これらは第2の実施形態で説明したように互いに係合する。しかし、シャッタ駆動部材231の凸部31i'は支持本体211の裏面に設けられた溝11d'と係合する必要がある。
このために、図14に示すように、支持本体211は、溝11d'と連通した切り欠き211jを有しカバー220を閉じる際、切り欠き211jからシャッタ駆動部材231の凸部31d'を挿入する。この動作を確実にするために、溝11d'と連通した切り欠き211jに凸部31i'が挿入し得る位置において、カバー220に対してシャッタ駆動部材231を固定するための固定構造を少なくともシャッタ駆動部131またはカバー220に設けることが好ましい。たとえば、図18(b)に示すようにシャッタ駆動部131が係り止め211mと当接するように溝220d、220d'の一端に移動した位置において、シャッタ駆動部131が逆方向へ移動しないよう、シャッタ駆動部材231に設けたフック231jおよび支持本体211に設けた受け部220jを当接させる。この位置において、シャッタ駆動部材231の凸部31i'が溝11d'と連通した切り欠き211jに挿入し得るよう切り欠き211jを設けることにより、カバー220を閉じる際、確実に凸部31i'を切り欠き211jから溝11d'に係合させることができる。
シャッタ駆動部材231のスライド動作による第1のディスクカートリッジ300のシャッタの開閉動作は第2の実施形態で説明したとおりに行うことができる。
また、前述したように、第2のディスクカートリッジ51のクリーニングは、カバー220を取り外し、第1の実施形態で説明した通りの手順で行うことができる。
このように、本実施形態によれば、シャッタ駆動部材231は、カバー220に取り付けられている。このため、カバー220を閉じなければ、第1のディスクカートリッジ300のシャッタを開閉できず、収納されたディスクのクリーニングを行うことができない。言い換えれば、第1のディスクカートリッジ300に収納されたディスクをクリーニングする場合、確実にカバー220が閉じられることとなり、クリーニングを行う者の不注意等によって第1のディスクカートリッジ300に外力が加わり、ディスクに傷がつくことを防止することができる。
なお、第2および第3の実施形態では、第1の実施形態で説明したような、回転つまみ部およびクリーニング液を収納するスペースを設けていないが、第1の実施形態と同様にこれらの収納するスペースを設けてもよい。
本発明によれば、ディスク片面を露出し回転部材が回転することによりシャッタが開閉する構造のディスクカートリッジに収納されたディスクのクリーニングを行うことのできるディスククリーニング装置が提供される。
また、本発明のディスククリーニング装置によれば形状の異なるディスクカートリッジにディスクを収納した状態とディスク単体のディスクをクリーニングすることができる。
本発明によるディスククリーニング装置の第1の実施形態を示す分解斜視図である。 図1のディスククリーニング装置に第1のディスクカートリッジを保持した状態を示す平面図である。 図2における第1のディスクカートリッジのシャッタを開放した状態を示す平面図である。 図3における弾性部材を示す断面図である。 図1のディスククリーニング装置に第2のディスクカートリッジを保持した状態を示す平面図である。 図3におけるディスククリーニング装置を示す断面図である。 図5におけるディスククリーニング装置を示す断面図である。 図1のディスククリーニング装置に回転つまみとクリーニング液ボトルを収納した状態を示す斜視図である。 本発明によるディスククリーニング装置の第2の実施形態を示す分解斜視図である。 (a)は、図9のディスククリーニング装置の平面図であり、(b)は支持本体に取り付けられたシャッタ駆動部材の断面図である。 図9のディスククリーニング装置において、シャッタ駆動部材をスライドさせた状態を示す平面図である。 図9のディスククリーニング装置において、シャッタ駆動部材をスライドさせた他の状態を示す平面図である。 図9のディスククリーニング装置において、シャッタ駆動部材をスライドさせたさらに他の状態を示す平面図である。 本発明によるディスククリーニング装置の第3の実施形態を示す分解斜視図である。 図14のディスククリーニング装置においてカバーを開放させた状態を示す斜視図である。 (a)および(b)は、図14のディスククリーニング装置においてカバーを開放させた状態を示す上面図および側面図である。 (a)は、図14のディスククリーニング装置の上面図であり、(b)は、シャッタ駆動部材の断面である。 (a)は、カバーの裏面図であり、(b)はその一部拡大図である。 第1のカートリッジを示す斜視図である。 第1のカートリッジを示す分解斜視図である。

Claims (24)

  1. ディスクの片面を露出させ、シャッタを開閉するための回転部材を備えた第1のディスクカートリッジを前記露出したディスクの片面と対向するように保持する第1の保持面と、前記第1の保持面よりも突出し、ディスクのセンターホール周辺の非記録領域と接触して前記ディスクを支持するディスク支持面と、前記ディスクのセンターホール内において突出するように前記センターホールと嵌合する突起部とを含む支持本体、
    前記第1のディスクカートリッジの回転部材を回転させるシャッタ駆動部材、および
    前記ディスクのセンターホール周辺の非記録領域と当接する接触面と、前記突起部と回転可能なように嵌合する凹部とを含む回転つまみ、
    を備えたディスククリーニング装置。
  2. 前記支持本体は、スライドすることにより開閉するシャッタを備えた第2のディスクカートリッジを保持する第2の保持面と、前記第2のディスクカートリッジのシャッタを開放した状態で保持するシャッタストッパとをさらに含み、
    前記ディスク支持面は、前記第2の保持面よりも突出している請求項1に記載のディスククリーニング装置。
  3. 前記第1の保持面は、前記第2の保持面と前記ディスク支持面との間の高さに位置している請求項2に記載のディスククリーニング装置。
  4. 前記シャッタ駆動部材は、第1のディスクカートリッジの回転部材に設けられたシャッタ操作部と係合する係合部、および、つまみ部を有し、前記第1のディスクカートリッジの前記回転部材が設けられた側面と平行に、前記支持本体に対してスライド移動する請求項1から3のいずれかに記載のディスククリーニング装置。
  5. 前記シャッタ駆動部材が前記支持本体から脱離しないように前記シャッタ駆動部材の係合部の少なくとも一部を前記支持本体とで挟む蓋材をさらに備え、前記蓋材は、前記支持本体に取り付けられている請求項4に記載のディスククリーニング装置。
  6. 前記支持本体は、前記第1のディスクカートリッジをシャッタ駆動部材側に付勢する弾性部をさらに含む請求項1から3のいずれかに記載のディスククリーニング装置。
  7. 前記支持本体は前記保持された第1のディスクカートリッジの回転部材が設けられた側面と平行に形成された第1の溝を有し、
    前記シャッタ駆動部材は、前記第1の溝と係合する第1の凸部を有している請求項4に記載のディスククリーニング装置。
  8. 前記支持本体と前記シャッタ駆動部材は、前記シャッタ駆動部材の第1の凸部が前記支持本体の第1の溝から脱離しないように係合している請求項7に記載のディスククリーニング装置。
  9. 前記支持本体は、前記第1の保持面および前記第2の保持面が設けられた第1の面と、前記第1の面の反対側に位置する第2の面とを有し、
    前記第1および第2の面は、前記第1のディスクカートリッジの回転部材が設けられた側面と平行に形成された第1および第2の溝をそれぞれ有し、
    前記シャッタ駆動部材は、互いに対向するように突出し、前記第1および第2の溝と係合する第1および第2の凸部を有している請求項4に記載のディスククリーニング装置。
  10. 少なくとも前記支持本体の第1の保持面に保持された第1のディスクカートリッジを覆うカバーをさらに備え、
    前記カバーは、前記第1のディスクカートリッジのシャッタが開放したときに露出する開口に対応する開口部を有する請求項1から4のいずれかに記載のディスククリーニング装置。
  11. 前記カバーは、前記支持本体の一辺近傍において、回転可能なように支持される請求項10に記載のディスククリーニング装置。
  12. 前記カバーは、着脱可能なように前記支持本体に支持される請求項11に記載のディスククリーニング装置。
  13. 前記カバーは、前記開口部近傍において、前記支持本体に向かって延びる側面を有する請求項10に記載のディスククリーニング装置。
  14. 前記カバーは、前記支持本体と対向する面に凸状の位置規制部を有し、前記位置規制部は、前記支持本体に保持された第1のディスクカートリッジが垂直方向に移動するのを規制する請求項10に記載のディスククリーニング装置。
  15. 前記カバーは少なくとも一部の領域において、前記支持本体の第1の保持面に保持された第1のディスクカートリッジが見える程度に透明である請求項10に記載のディスククリーニング装置。
  16. 前記カバーは前記保持された第1のディスクカートリッジの回転部材が設けられた側面とおよそ平行に形成された第1の溝を有し、
    前記シャッタ駆動部材は、前記第1の溝と係合する第1の凸部を有している請求項10に記載のディスククリーニング装置。
  17. 前記カバーおよび前記シャッタ駆動部材は、前記シャッタ駆動部材の第1の凸部が前記カバーの第1の溝から脱離しないように係合している請求項16に記載のディスククリーニング装置。
  18. 前記カバーは、前記支持本体と対向する第1の面と、前記第1の面の反対側に位置する第2の面とを有し、
    前記第1および第2の面は、前記第1のディスクカートリッジの回転部材が設けられた側面と平行に形成された第1および第2の溝をそれぞれ有し、
    前記シャッタ駆動部材は、互いに対向するように突出し、前記第1および第2の溝と係合する第1および第2の凸部を有している請求項10に記載のディスククリーニング装置。
  19. 前記シャッタ駆動部材は、第3の凸部を有しており、
    前記支持本体は、前記保持された第1のディスクカートリッジの回転部材が設けられた側面と平行に形成され、前記シャッタ駆動部材の第3の凸部と係合する第3の溝と、前記カバーが第1のディスクカートリッジを覆うように前記支持本体に取り付けられたとき、前記シャッタ駆動部材の第3の凸部が前記第3の溝に挿入されるよう、前記第3の溝と連通した切り欠きを有する請求項10に記載のディスククリーニング装置。
  20. 前記第3の溝と連通した切り欠きに前記シャッタ駆動部材の第3の凸部が挿入し得る位置において前記カバーに対して前記シャッタ駆動部材を固定するための固定構造を少なくとも前記シャッタ駆動部または前記カバーが備える請求項19に記載のディスククリーニング装置。
  21. 前記シャッタ駆動部の係合部は、前記第1のディスクカートリッジの回転部材に設けられたギア部およびギア部を挟む第1および第2の切り欠きに係合するラックならびに第1および第2の係合部を有し、前記第1および第2の係合部は、前記ラックを挟むようにラックに対して弾性的に支持されている請求項10に記載のディスククリーニング装置。
  22. 前記第1の係合部は凸部を有し、前記第1のディスクカートリッジのシャッタを開放させる場合に前記第2の係合部より先に前記回転部材と接触し、
    前記支持本体は前記第1の係合部の凸部と係合するガイド溝を有し、
    前記ガイド溝は、前記第1のディスクカートリッジのシャッタが開放するように前記シャッタ駆動部材を移動させた場合、前記第1の係合部が前記第1のディスクカートリッジの回転部材の第1の切り欠き以外の部分と接触して、前記回転部材を駆動させないよう、前記第1の係合部の凸部を駆動し、第1の係合部を退避させる請求項10に記載のディスククリーニング装置。
  23. 前記支持本体の突起部は、前記第2のディスクカートリッジにおいて、前記ディスクのセンターホール内に突出するように設けられた突起と干渉しないように、2つの切り欠き部を有する請求項1から3のいずれかに記載のディスククリーニング装置。
  24. 前記支持本体は、前記回転つまみを収納する収納部と前記第1のディスクをクリーニングするためのクリーニング液のボトルを収納する収納部とを有する請求項1から3のいずれかに記載のディスククリーニング装置。
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