JP2000163907A - ディスクカートリッジ - Google Patents
ディスクカートリッジInfo
- Publication number
- JP2000163907A JP2000163907A JP10331353A JP33135398A JP2000163907A JP 2000163907 A JP2000163907 A JP 2000163907A JP 10331353 A JP10331353 A JP 10331353A JP 33135398 A JP33135398 A JP 33135398A JP 2000163907 A JP2000163907 A JP 2000163907A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- disk
- lid
- case
- shaped medium
- shutter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ケースにシャッタとは反対方向に移動する蓋
体の開閉機構を設け、ディスク状媒体の取り出しや挿入
取扱いを容易で安全にし、しかも蓋体の閉じた状態を記
録再生装置にある誤挿入防止検出機構で識別できて、取
扱上での信頼性の向上を図る。 【解決手段】 ディスク状媒体取出口15とは反対側の
シャッタ5側でケースの一側壁に、記録再生装置にある
誤挿入防止検出部材(図示せず)が挿入される誤挿入防
止溝41を設けたディスクカートリッジにおいて、前記
蓋体3に、ケースの左右両側壁の内面側に形成されたガ
イド溝24に摺動する側壁例えば摺動部材31を備える
と共に、該ガイド溝24の外側壁の一部を切欠し前記誤
挿入防止溝41に連通し、前記蓋体3の閉状態では蓋体
側壁が誤挿入防止溝41の底面壁311 を構成してい
て、記録再生装置にある誤挿入防止検出機構に蓋体3の
閉じた状態を検出する機能をはたすようにした。
体の開閉機構を設け、ディスク状媒体の取り出しや挿入
取扱いを容易で安全にし、しかも蓋体の閉じた状態を記
録再生装置にある誤挿入防止検出機構で識別できて、取
扱上での信頼性の向上を図る。 【解決手段】 ディスク状媒体取出口15とは反対側の
シャッタ5側でケースの一側壁に、記録再生装置にある
誤挿入防止検出部材(図示せず)が挿入される誤挿入防
止溝41を設けたディスクカートリッジにおいて、前記
蓋体3に、ケースの左右両側壁の内面側に形成されたガ
イド溝24に摺動する側壁例えば摺動部材31を備える
と共に、該ガイド溝24の外側壁の一部を切欠し前記誤
挿入防止溝41に連通し、前記蓋体3の閉状態では蓋体
側壁が誤挿入防止溝41の底面壁311 を構成してい
て、記録再生装置にある誤挿入防止検出機構に蓋体3の
閉じた状態を検出する機能をはたすようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスク状媒体、
特に光ディスク、光磁気ディスクなどをケース内に回転
可能に収納して用いられ、さらに収納したディスク状媒
体をケース外に取り出し交換可能としたディスクカート
リッジに関するものである。
特に光ディスク、光磁気ディスクなどをケース内に回転
可能に収納して用いられ、さらに収納したディスク状媒
体をケース外に取り出し交換可能としたディスクカート
リッジに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、情報媒体、例えば磁気ディス
ク、光ディスク或いは光磁気ディスクなどのディスク状
媒体は、上下ケースに収納されたディスクカートリッジ
として用いられ、ケースに設けたヘッド挿入孔や駆動軸
挿入孔などの開口部を開閉するシャッタを備えることが
知られていて、このケース内部のディスク状媒体を交換
するための取り出し機構は設けられていないが、CD−
ROMなどに使用されているCDキャディと呼ばれるカ
ートリッジでは、CDの取り出しが可能になっている。
このCDキャディはCD−ROM再生装置の形態により
CDキャディを用いる方式の再生装置に使用する。この
ように記録再生装置により、ディスク状媒体単体で使用
する形態と、ディスクカートリッジに入った状態で使用
する形態が両方あるディスク状媒体では、必要に応じて
ディスク状媒体を取り出して使用する必要がある。
ク、光ディスク或いは光磁気ディスクなどのディスク状
媒体は、上下ケースに収納されたディスクカートリッジ
として用いられ、ケースに設けたヘッド挿入孔や駆動軸
挿入孔などの開口部を開閉するシャッタを備えることが
知られていて、このケース内部のディスク状媒体を交換
するための取り出し機構は設けられていないが、CD−
ROMなどに使用されているCDキャディと呼ばれるカ
ートリッジでは、CDの取り出しが可能になっている。
このCDキャディはCD−ROM再生装置の形態により
CDキャディを用いる方式の再生装置に使用する。この
ように記録再生装置により、ディスク状媒体単体で使用
する形態と、ディスクカートリッジに入った状態で使用
する形態が両方あるディスク状媒体では、必要に応じて
ディスク状媒体を取り出して使用する必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のディ
スク状媒体の取り出し機構のあるディスクカートリッジ
には、取り出すための回動する蓋体が設けられている側
にはシャッタ機構が設けることが不可能であるため、上
下にヘッド挿入孔や駆動軸挿入孔などの開口部があるよ
うな形式のディスクカートリッジには適用できなかっ
た。(特開昭63−266669号)また、シャッタと
は反対の側面のみを開いてディスク状媒体を取り出す機
構も幾つか提案されているが、この従来機構において
は、蓋体が着脱式か、または回転式の開閉になってしま
う。そしてこの着脱式ではケース本体と蓋体が離れてし
まうため紛失などの問題があって取扱い上不便であり、
また回転式ではその回転軸だけでケースと係合している
ため、衝撃などで割れたりし易く、閉じる時に蓋体が傾
いてしまい完全に閉じることができないなどの問題があ
り信頼性に劣る欠点があった。(特公平7−19464
号)さらに、これら従来の方式ではでは取扱上、カート
リッジの取り出し口側を下面にしてディスク状媒体の自
重で落下させるようにして取り出すので、誤ってディス
ク状媒体を落としてしまうことがあった。しかも、通常
ディスクカートリッジには誤挿入防止機構がケースの外
面に設けられているが、従来はディスクを取り出したり
する機構のあるディスクカートリッジにおいて取り出し
機構の蓋体が開いた状態のまま記録再生装置に装着する
ことを防止する機構がなく、したがって蓋体が開いたま
ま記録再生装置に装着してしまうと蓋体を破損してしま
うとか、ディスクがはずれてしまうとか、或いはディス
クに傷をつけてしまうとかなどの不具合が生じ問題であ
った。本発明は、従来の諸問題を解決しようとするもの
で、ケースに開閉自在の蓋体を備え、即ちシャッタとは
反対方向に移動する蓋体の開閉機構を設け、断面コの字
形状のシャッタとの組み合わせでケースの上下面に開口
を設けることが可能で、しかも容易にディスク状媒体の
取り出しや挿入ができ、さらに蓋体の閉じた状態を検知
可能にし、取扱上誤って蓋体が開いたまま使用すること
がない安全で信頼性の高いディスクカートリッジを提供
することにある。
スク状媒体の取り出し機構のあるディスクカートリッジ
には、取り出すための回動する蓋体が設けられている側
にはシャッタ機構が設けることが不可能であるため、上
下にヘッド挿入孔や駆動軸挿入孔などの開口部があるよ
うな形式のディスクカートリッジには適用できなかっ
た。(特開昭63−266669号)また、シャッタと
は反対の側面のみを開いてディスク状媒体を取り出す機
構も幾つか提案されているが、この従来機構において
は、蓋体が着脱式か、または回転式の開閉になってしま
う。そしてこの着脱式ではケース本体と蓋体が離れてし
まうため紛失などの問題があって取扱い上不便であり、
また回転式ではその回転軸だけでケースと係合している
ため、衝撃などで割れたりし易く、閉じる時に蓋体が傾
いてしまい完全に閉じることができないなどの問題があ
り信頼性に劣る欠点があった。(特公平7−19464
号)さらに、これら従来の方式ではでは取扱上、カート
リッジの取り出し口側を下面にしてディスク状媒体の自
重で落下させるようにして取り出すので、誤ってディス
ク状媒体を落としてしまうことがあった。しかも、通常
ディスクカートリッジには誤挿入防止機構がケースの外
面に設けられているが、従来はディスクを取り出したり
する機構のあるディスクカートリッジにおいて取り出し
機構の蓋体が開いた状態のまま記録再生装置に装着する
ことを防止する機構がなく、したがって蓋体が開いたま
ま記録再生装置に装着してしまうと蓋体を破損してしま
うとか、ディスクがはずれてしまうとか、或いはディス
クに傷をつけてしまうとかなどの不具合が生じ問題であ
った。本発明は、従来の諸問題を解決しようとするもの
で、ケースに開閉自在の蓋体を備え、即ちシャッタとは
反対方向に移動する蓋体の開閉機構を設け、断面コの字
形状のシャッタとの組み合わせでケースの上下面に開口
を設けることが可能で、しかも容易にディスク状媒体の
取り出しや挿入ができ、さらに蓋体の閉じた状態を検知
可能にし、取扱上誤って蓋体が開いたまま使用すること
がない安全で信頼性の高いディスクカートリッジを提供
することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上下ケースか
らなるケース内部にディスク状媒体を回転可能に収納
し、該ケースに形成した駆動軸挿入孔やヘッド挿入孔の
開口部を開閉するシャッタと、該シャッタを閉方向に付
勢する弾性部材とをケースに備えると共に、ケースに前
記ディスク状媒体の取出口と、該ディスク状媒体取出口
を開閉する蓋体とを備え、該蓋体に前記ディスク状媒体
の収納部を備えて前記上下ケース間に摺動自在に配備
し、該蓋体を前記ディスク状媒体取出口から引出して、
ディスク状媒体を取り出しできるように構成すると共
に、前記ディスク状媒体取出口とは反対側のシャッタ側
でケースの側壁に、記録再生装置にある誤挿入防止検出
部材が挿入される誤挿入防止溝を設けたディスクカート
リッジにおいて、前記蓋体に、ケースの左右両側壁の内
面側に形成されたガイド溝に摺動する側壁を備えると共
に、該ガイド溝の外側壁の一部を切欠して前記誤挿入防
止溝に連通し、前記蓋体の閉状態では蓋体側壁が誤挿入
防止溝の底面壁を構成しているものである。
らなるケース内部にディスク状媒体を回転可能に収納
し、該ケースに形成した駆動軸挿入孔やヘッド挿入孔の
開口部を開閉するシャッタと、該シャッタを閉方向に付
勢する弾性部材とをケースに備えると共に、ケースに前
記ディスク状媒体の取出口と、該ディスク状媒体取出口
を開閉する蓋体とを備え、該蓋体に前記ディスク状媒体
の収納部を備えて前記上下ケース間に摺動自在に配備
し、該蓋体を前記ディスク状媒体取出口から引出して、
ディスク状媒体を取り出しできるように構成すると共
に、前記ディスク状媒体取出口とは反対側のシャッタ側
でケースの側壁に、記録再生装置にある誤挿入防止検出
部材が挿入される誤挿入防止溝を設けたディスクカート
リッジにおいて、前記蓋体に、ケースの左右両側壁の内
面側に形成されたガイド溝に摺動する側壁を備えると共
に、該ガイド溝の外側壁の一部を切欠して前記誤挿入防
止溝に連通し、前記蓋体の閉状態では蓋体側壁が誤挿入
防止溝の底面壁を構成しているものである。
【0005】本発明では、前記蓋体が、両側に摺動部材
を支軸と軸受用孔とからなる連結部で回動自在に接続さ
れた側壁を有し、該摺動部材の外側面が前記誤挿入防止
溝に臨ましめられること、さらには、前記蓋体の両側壁
が、ケース内のガイド溝に蓋体の移動範囲を規制するよ
うに蓋体とケースとに係止部を設けたことを特徴とする
ものである。
を支軸と軸受用孔とからなる連結部で回動自在に接続さ
れた側壁を有し、該摺動部材の外側面が前記誤挿入防止
溝に臨ましめられること、さらには、前記蓋体の両側壁
が、ケース内のガイド溝に蓋体の移動範囲を規制するよ
うに蓋体とケースとに係止部を設けたことを特徴とする
ものである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態では、光ディス
クを上下ケースに収納されたディスクカートリッジの例
で、ディスクカートリッジの両面の形状をほぼ同一形状
にすることにより、断面略コ字形状のシャッタが両方向
に移動可能なもので、かつケースの上下面に開口を設け
ることが可能であり、蓋体はシャッタが配置されている
側とは反対側の側面に形成した取出口に引出し摺動可能
に設けられているので、蓋体を開けるには、最初に蓋体
をシャッタとは反対側に平行移動させると、ディスク状
媒体を載置した収納部がケース外側に引き出され、ディ
スク状媒体の取り出しや挿入ができてディスクの交換を
容易にする。また、前記ディスク状媒体取出口とは反対
側のシャッタ側でケースの側壁に、記録再生装置にある
誤挿入防止検出部材が挿入される誤挿入防止溝を設けた
ディスクカートリッジにおいて、前記蓋体に、ケースの
左右両側壁の内面側に形成されたガイド溝に摺動する側
壁を備えると共に、該ガイド溝の外側壁の一部を切欠し
て前記誤挿入防止溝に連通し、前記蓋体の閉状態では蓋
体側壁が誤挿入防止溝の底面壁を構成しているので、記
録再生装置に装着する取扱い時に誤って、蓋体が開いた
状態で装着することを防止し、該挿入防止検出機構に蓋
体の閉状態を検出させて安全に使用することができる。
クを上下ケースに収納されたディスクカートリッジの例
で、ディスクカートリッジの両面の形状をほぼ同一形状
にすることにより、断面略コ字形状のシャッタが両方向
に移動可能なもので、かつケースの上下面に開口を設け
ることが可能であり、蓋体はシャッタが配置されている
側とは反対側の側面に形成した取出口に引出し摺動可能
に設けられているので、蓋体を開けるには、最初に蓋体
をシャッタとは反対側に平行移動させると、ディスク状
媒体を載置した収納部がケース外側に引き出され、ディ
スク状媒体の取り出しや挿入ができてディスクの交換を
容易にする。また、前記ディスク状媒体取出口とは反対
側のシャッタ側でケースの側壁に、記録再生装置にある
誤挿入防止検出部材が挿入される誤挿入防止溝を設けた
ディスクカートリッジにおいて、前記蓋体に、ケースの
左右両側壁の内面側に形成されたガイド溝に摺動する側
壁を備えると共に、該ガイド溝の外側壁の一部を切欠し
て前記誤挿入防止溝に連通し、前記蓋体の閉状態では蓋
体側壁が誤挿入防止溝の底面壁を構成しているので、記
録再生装置に装着する取扱い時に誤って、蓋体が開いた
状態で装着することを防止し、該挿入防止検出機構に蓋
体の閉状態を検出させて安全に使用することができる。
【0007】なお、前記蓋体は、その引出し量が前記デ
ィスク状媒体の半径以上の範囲にしてあり、必要に応じ
折り曲げてディスク交換の操作性も向上し、しかも前記
ディスク状媒体取出口を塞いでカートリッジの一側壁を
構成する外壁と、該外壁の両端に延設される両側壁と、
外壁と両側壁との間にディスク状媒体下面側に拡がるデ
ィスク載置部とで、ディスク状媒体の収納部を区画した
ものからなり、前記両側壁をケース側壁に沿って摺動自
在にケース内部に嵌装されているので、蓋体の開閉に伴
ってディスク状媒体を取り出したり、挿入したりするこ
とが容易で、ケースが傾斜状態でもディスクの出し入れ
ができディスクを脱落することなく安全に取り扱える。
ィスク状媒体の半径以上の範囲にしてあり、必要に応じ
折り曲げてディスク交換の操作性も向上し、しかも前記
ディスク状媒体取出口を塞いでカートリッジの一側壁を
構成する外壁と、該外壁の両端に延設される両側壁と、
外壁と両側壁との間にディスク状媒体下面側に拡がるデ
ィスク載置部とで、ディスク状媒体の収納部を区画した
ものからなり、前記両側壁をケース側壁に沿って摺動自
在にケース内部に嵌装されているので、蓋体の開閉に伴
ってディスク状媒体を取り出したり、挿入したりするこ
とが容易で、ケースが傾斜状態でもディスクの出し入れ
ができディスクを脱落することなく安全に取り扱える。
【0008】そして、前記蓋体の閉じた状態での係止
は、蓋体両側に設けた弾性係合片がケースに設けた凹部
に係合されることによって不用意に蓋体が開くことを防
止している。この蓋体は、前記ディスク状媒体取出口を
塞いでカートリッジの一側壁を構成する外壁と平行で、
ディスク収納部に載置されるディスク状媒体の中心を通
る直線よりシャッタ側位置(蓋体を備えた側とは反対側
位置)にディスク状媒体の下面に沿ってディスク保持部
を対向配備した両側壁を有していることと、さらに蓋体
を嵌装する前記ケースが、その内部において前記ディス
ク状媒体の外周と対向する前記蓋体部分に設けた係止部
と、前記ケースに設けた係止部とが係脱自在に配備され
てディスク状媒体の収納部を構成しているので、ディス
ク状媒体の出し入れ性が良く、しかも安全に収納でき信
頼性の高いディスクカートリッジとして用いられるし、
また、蓋体を引出し取り出し口を開閉してもディスク状
媒体が脱落せず、安定した状態でディスク状媒体の取り
出しや挿入が容易に取扱える。また、駆動軸挿入孔やヘ
ッド挿入孔などの開口を開閉するシャッタは、断面略コ
字状であり上下ケースの前端側端部を跨いで両サイド方
向に摺動するが、該シャッタは閉じた状態から開いた状
態まで摺動の案内をするのに、シャッタを閉じる方向に
付勢する弾性部材がありシャッタの動きがスムーズであ
って、且つ耐久性もあって安全に使用できる。
は、蓋体両側に設けた弾性係合片がケースに設けた凹部
に係合されることによって不用意に蓋体が開くことを防
止している。この蓋体は、前記ディスク状媒体取出口を
塞いでカートリッジの一側壁を構成する外壁と平行で、
ディスク収納部に載置されるディスク状媒体の中心を通
る直線よりシャッタ側位置(蓋体を備えた側とは反対側
位置)にディスク状媒体の下面に沿ってディスク保持部
を対向配備した両側壁を有していることと、さらに蓋体
を嵌装する前記ケースが、その内部において前記ディス
ク状媒体の外周と対向する前記蓋体部分に設けた係止部
と、前記ケースに設けた係止部とが係脱自在に配備され
てディスク状媒体の収納部を構成しているので、ディス
ク状媒体の出し入れ性が良く、しかも安全に収納でき信
頼性の高いディスクカートリッジとして用いられるし、
また、蓋体を引出し取り出し口を開閉してもディスク状
媒体が脱落せず、安定した状態でディスク状媒体の取り
出しや挿入が容易に取扱える。また、駆動軸挿入孔やヘ
ッド挿入孔などの開口を開閉するシャッタは、断面略コ
字状であり上下ケースの前端側端部を跨いで両サイド方
向に摺動するが、該シャッタは閉じた状態から開いた状
態まで摺動の案内をするのに、シャッタを閉じる方向に
付勢する弾性部材がありシャッタの動きがスムーズであ
って、且つ耐久性もあって安全に使用できる。
【0009】
【実施例】本発明の実施例を図1乃至図5の光ディスク
を収納するディスクカートリッジの例で説明すると、上
ケース1と下ケース2とからなるケースの内部に、両面
または片面記録・再生可能な情報媒体のディスク状媒体
4を回転自在に収納し、該ディスク状媒体4を回転駆動
するための記録再生装置の駆動軸が挿入される駆動軸挿
入孔11,21と、記録再生するためのヘッドが挿入さ
れるヘッド挿入孔12,22などの開口を形成した上下
ケース1,2に、該開口を開閉するためのシャッタ5を
前面側端部を跨いでケースの外面より一段低いシャッタ
摺動領域10に摺動自在に備えたカートリッジであっ
て、前記シャッタ5を上板51と下板52と、この両上
下板51,52を連結する連結板53とから断面略コ字
状に構成し、該シャッタ5に摺動案内用の第1スライダ
6および第2スライダ7と、シャッタ5の閉じ方向に付
勢するバネの弾性部材8とを備えたもので、スライダの
鉤状凹凸と、ケース内面の溝とでシャッタ5が閉じた状
態から開いた状態まで両方向に開閉する構成としたもの
である。また、前記シャッタ5の上板51と下板52の
先端を外側からガイドするガイド片14は上ケース1と
下ケース2の表面にそれぞれ融着や接着などの手段で固
着され、シャッタ5のスムーズな摺動と、先端部の持ち
上がり抑制とで安全性を高めてある。
を収納するディスクカートリッジの例で説明すると、上
ケース1と下ケース2とからなるケースの内部に、両面
または片面記録・再生可能な情報媒体のディスク状媒体
4を回転自在に収納し、該ディスク状媒体4を回転駆動
するための記録再生装置の駆動軸が挿入される駆動軸挿
入孔11,21と、記録再生するためのヘッドが挿入さ
れるヘッド挿入孔12,22などの開口を形成した上下
ケース1,2に、該開口を開閉するためのシャッタ5を
前面側端部を跨いでケースの外面より一段低いシャッタ
摺動領域10に摺動自在に備えたカートリッジであっ
て、前記シャッタ5を上板51と下板52と、この両上
下板51,52を連結する連結板53とから断面略コ字
状に構成し、該シャッタ5に摺動案内用の第1スライダ
6および第2スライダ7と、シャッタ5の閉じ方向に付
勢するバネの弾性部材8とを備えたもので、スライダの
鉤状凹凸と、ケース内面の溝とでシャッタ5が閉じた状
態から開いた状態まで両方向に開閉する構成としたもの
である。また、前記シャッタ5の上板51と下板52の
先端を外側からガイドするガイド片14は上ケース1と
下ケース2の表面にそれぞれ融着や接着などの手段で固
着され、シャッタ5のスムーズな摺動と、先端部の持ち
上がり抑制とで安全性を高めてある。
【0010】前記シャッタ5を備えた反対側のケース側
面にディスク状媒体4を取り出しうる取出口15を形成
し、該取出口15を開閉する蓋体3を摺動自在に配置す
る。そして、該ディスク状媒体取出口15とは反対側の
シャッタ5側でケースの一側壁に、記録再生装置にある
誤挿入防止検出部材(図示せず)が挿入される誤挿入防
止溝41を設けたディスクカートリッジにおいて、前記
蓋体3に、ケースの左右両側壁の内面側に形成されたガ
イド溝24に摺動する側壁例えば摺動部材31を備える
と共に、該ガイド溝24の外側壁の一部を切欠し、前記
誤挿入防止溝41に連通し、前記蓋体3の閉状態では蓋
体側壁が誤挿入防止溝41の底面壁31 1 を構成して
いて、記録再生装置にある誤挿入防止検出機構に蓋体3
の閉じた状態を検出する機能をはたすようにしてある。
面にディスク状媒体4を取り出しうる取出口15を形成
し、該取出口15を開閉する蓋体3を摺動自在に配置す
る。そして、該ディスク状媒体取出口15とは反対側の
シャッタ5側でケースの一側壁に、記録再生装置にある
誤挿入防止検出部材(図示せず)が挿入される誤挿入防
止溝41を設けたディスクカートリッジにおいて、前記
蓋体3に、ケースの左右両側壁の内面側に形成されたガ
イド溝24に摺動する側壁例えば摺動部材31を備える
と共に、該ガイド溝24の外側壁の一部を切欠し、前記
誤挿入防止溝41に連通し、前記蓋体3の閉状態では蓋
体側壁が誤挿入防止溝41の底面壁31 1 を構成して
いて、記録再生装置にある誤挿入防止検出機構に蓋体3
の閉じた状態を検出する機能をはたすようにしてある。
【0011】即ち、前記上下ケース1,2の少なくとも
一方のケース、例えば下ケース2に前記蓋体3の両側に
設けられ腕部30と該腕部30に連結される摺動部材3
1とを案内するガイド溝24を設け、該ガイド溝24に
沿って蓋体3を摺動自在に嵌装し、蓋体3をケース1,
2から引き離して開くように構成する。即ち前記蓋体3
が、前記シャッタ5と反対方向に摺動引き出されるもの
であって、その引出し量が前記ディスク状媒体4の半径
以上の範囲にしてありケースとの係止機構で停止され、
ディスク状媒体4がみだりに脱落しないようにしてあ
る。
一方のケース、例えば下ケース2に前記蓋体3の両側に
設けられ腕部30と該腕部30に連結される摺動部材3
1とを案内するガイド溝24を設け、該ガイド溝24に
沿って蓋体3を摺動自在に嵌装し、蓋体3をケース1,
2から引き離して開くように構成する。即ち前記蓋体3
が、前記シャッタ5と反対方向に摺動引き出されるもの
であって、その引出し量が前記ディスク状媒体4の半径
以上の範囲にしてありケースとの係止機構で停止され、
ディスク状媒体4がみだりに脱落しないようにしてあ
る。
【0012】また、前記蓋体3は、両側に摺動部材31
を支軸32と軸受用孔321 とからなる連結部で回動
自在に接続された側壁を有し、該摺動部材31の外側面
が前記誤挿入防止溝41に臨ましめられており、しかも
前記蓋体の両側壁が、ケース内のガイド溝に蓋体の移動
範囲を規制するように蓋体とケースとに係止部、例えば
上ケース1の突部14と、該突部14に係止する摺動部
材31の後端段部39 1 とからなる係止部を設けた構
成としてある。
を支軸32と軸受用孔321 とからなる連結部で回動
自在に接続された側壁を有し、該摺動部材31の外側面
が前記誤挿入防止溝41に臨ましめられており、しかも
前記蓋体の両側壁が、ケース内のガイド溝に蓋体の移動
範囲を規制するように蓋体とケースとに係止部、例えば
上ケース1の突部14と、該突部14に係止する摺動部
材31の後端段部39 1 とからなる係止部を設けた構
成としてある。
【0013】しかも、この蓋体3は、前記ディスク状媒
体取出口15を塞いでカートリッジの一側壁を構成して
引出し部を兼ねる外側壁35を備え、該外側壁35の内
側に設けた円弧状壁33と、外側壁35の両端に延設さ
れる腕部30と支軸32を介して摺動部材31とを対向
配備し、この外側壁35と両側腕部30,30との間に
ディスク状媒体下面側に拡がるディスク載置用の舌状受
片部36とでディスク収納部を区画したものからなり、
さらに蓋体3を閉状態でケースにロックされるロック部
34および誤消去防止部材17を嵌入する誤消去防止部
38を前記外側壁35に近接して備え、前記腕部30と
摺動部材31をケース側壁に沿って摺動自在にケース内
部に嵌装されている。(図2および図3)
体取出口15を塞いでカートリッジの一側壁を構成して
引出し部を兼ねる外側壁35を備え、該外側壁35の内
側に設けた円弧状壁33と、外側壁35の両端に延設さ
れる腕部30と支軸32を介して摺動部材31とを対向
配備し、この外側壁35と両側腕部30,30との間に
ディスク状媒体下面側に拡がるディスク載置用の舌状受
片部36とでディスク収納部を区画したものからなり、
さらに蓋体3を閉状態でケースにロックされるロック部
34および誤消去防止部材17を嵌入する誤消去防止部
38を前記外側壁35に近接して備え、前記腕部30と
摺動部材31をケース側壁に沿って摺動自在にケース内
部に嵌装されている。(図2および図3)
【0014】なお、蓋体3にはディスク状媒体4の外周
と対向するように円弧状壁33が設けらえており、この
円弧状壁33は蓋体3が閉じた状態、即ちディスクカー
トリッジを記録再生装置で使用するときには、ディスク
状媒体の位置決めをするものとなる。この円弧状壁33
の下端縁には部分的に舌状受片36を設けてある。これ
は、円弧状壁内部はディスク収納空間であるから、蓋体
3を含んでケース全体厚さを厚くすることはできず、蓋
体3の円弧状壁よりもディスク収納部側に広い範囲にデ
ィスクを保持する底板を設けると下ケース2の板厚が広
い範囲にわたって薄くなって剛性が低下するからであ
る。また、ディスク保持部となる舌状受片36は比較的
小さい突出部であるため板厚を薄く設定でき、そのため
に、下ケース2の板厚は舌片がある箇所でも厚くするこ
とが可能である。このようにケースの厚さを確保するこ
とで、ケースの剛性を向上させることができ、さらにケ
ースを成形するときのそりや変形、充填不足といった成
形不良を防止することができる。
と対向するように円弧状壁33が設けらえており、この
円弧状壁33は蓋体3が閉じた状態、即ちディスクカー
トリッジを記録再生装置で使用するときには、ディスク
状媒体の位置決めをするものとなる。この円弧状壁33
の下端縁には部分的に舌状受片36を設けてある。これ
は、円弧状壁内部はディスク収納空間であるから、蓋体
3を含んでケース全体厚さを厚くすることはできず、蓋
体3の円弧状壁よりもディスク収納部側に広い範囲にデ
ィスクを保持する底板を設けると下ケース2の板厚が広
い範囲にわたって薄くなって剛性が低下するからであ
る。また、ディスク保持部となる舌状受片36は比較的
小さい突出部であるため板厚を薄く設定でき、そのため
に、下ケース2の板厚は舌片がある箇所でも厚くするこ
とが可能である。このようにケースの厚さを確保するこ
とで、ケースの剛性を向上させることができ、さらにケ
ースを成形するときのそりや変形、充填不足といった成
形不良を防止することができる。
【0015】また、ディスク載置用の舌状受片36を形
成する蓋体3の底壁は、ディスク状媒体4の取り出し、
挿入の際にディスク状媒体4を下面から保持し、かつ両
腕部30に連結される摺動部材31にディスク状媒体4
の下面に沿ってディスク保持部37を対向配備してディ
スクが外れたりすることがないようにするのがよい。前
記摺動部材31は、蓋体3との軸受用孔321 と、デ
ィスク状媒体4の保持部37と、蓋体を引き出す時にデ
ィスク状媒体4を移動させるL字状片の当接部39を有
し、蓋体3と摺動部材31は腕部30の支軸32とで回
動可能に連結され、蓋体3を引き出した時、蓋体3が下
方へ折り曲げられてディスク状媒体4を取り出し易いよ
うにしている(図2)。この実施例では蓋体3と摺動部
材31とを別体にしたが、蓋体3と摺動部材31とをヒ
ンジ部を介して一体に形成して屈折自在の構成としても
良い。
成する蓋体3の底壁は、ディスク状媒体4の取り出し、
挿入の際にディスク状媒体4を下面から保持し、かつ両
腕部30に連結される摺動部材31にディスク状媒体4
の下面に沿ってディスク保持部37を対向配備してディ
スクが外れたりすることがないようにするのがよい。前
記摺動部材31は、蓋体3との軸受用孔321 と、デ
ィスク状媒体4の保持部37と、蓋体を引き出す時にデ
ィスク状媒体4を移動させるL字状片の当接部39を有
し、蓋体3と摺動部材31は腕部30の支軸32とで回
動可能に連結され、蓋体3を引き出した時、蓋体3が下
方へ折り曲げられてディスク状媒体4を取り出し易いよ
うにしている(図2)。この実施例では蓋体3と摺動部
材31とを別体にしたが、蓋体3と摺動部材31とをヒ
ンジ部を介して一体に形成して屈折自在の構成としても
良い。
【0016】前記舌状受片36としては、蓋体3の摺動
方向の中心線を挟んで対称位置に間隔をあけて一対配備
されている。また、前記下ケース2の内面は、図3乃至
図5に示すように、前記ディスク状媒体4に対向する内
面に蓋体3に設けた舌状受片36を嵌挿する凹面部26
が備えられて、しかも前記上下ケース1,2が、前記蓋
体3を収納する側に外表面から一段低くしたラベルエリ
ア25が設けられていて、前記蓋体3の舌状受片36は
該ラベルエリア25に対応する内面に挿入配備され、下
ケース2の厚みより薄い板厚を持っている。
方向の中心線を挟んで対称位置に間隔をあけて一対配備
されている。また、前記下ケース2の内面は、図3乃至
図5に示すように、前記ディスク状媒体4に対向する内
面に蓋体3に設けた舌状受片36を嵌挿する凹面部26
が備えられて、しかも前記上下ケース1,2が、前記蓋
体3を収納する側に外表面から一段低くしたラベルエリ
ア25が設けられていて、前記蓋体3の舌状受片36は
該ラベルエリア25に対応する内面に挿入配備され、下
ケース2の厚みより薄い板厚を持っている。
【0017】さらに、両摺動部材31には前記蓋体3の
前記ディスク状媒体取出口15を塞いでカートリッジの
一側壁を構成する外側壁35と平行で、ディスク収納部
に載置されるディスク状媒体4の中心を通る直線よりシ
ャッタ側位置、即ち蓋体3を備えた側とは反対側位置に
ディスク状媒体4の下面に沿ってディスク保持部37を
対向配備していて、該ディスク保持部37でディスク状
媒体4の中心を挟んで外れ防止に役立ててあり、ディス
ク状媒体4をケースから取り出す時も、ケースが傾斜状
態でも前記蓋体3を開くだけで、ディスクが出てきて取
扱い容易である。
前記ディスク状媒体取出口15を塞いでカートリッジの
一側壁を構成する外側壁35と平行で、ディスク収納部
に載置されるディスク状媒体4の中心を通る直線よりシ
ャッタ側位置、即ち蓋体3を備えた側とは反対側位置に
ディスク状媒体4の下面に沿ってディスク保持部37を
対向配備していて、該ディスク保持部37でディスク状
媒体4の中心を挟んで外れ防止に役立ててあり、ディス
ク状媒体4をケースから取り出す時も、ケースが傾斜状
態でも前記蓋体3を開くだけで、ディスクが出てきて取
扱い容易である。
【0018】前記ディスク保持部37は、蓋体3を閉じ
た状態では上下ケース1,2の中のディスク状媒体4の
中心を挟んだ両側位置にあって、ディスク状媒体4の安
定した収納を確保でき、蓋体3を開く方向に移動させる
ときにディスク状媒体4を載置して当接部39によって
引掛けて外に持ち出しやすくしてある。この蓋体3を嵌
装する前記ケースは、その内部において前記ディスク状
媒体4の外周と対向する前記蓋体部分に設けた円弧状壁
33と、前記ケースに設けた円弧状リブ43とが同心円
上に配備されてディスク収納部を構成してディスクの収
納時での安定化が図られる。
た状態では上下ケース1,2の中のディスク状媒体4の
中心を挟んだ両側位置にあって、ディスク状媒体4の安
定した収納を確保でき、蓋体3を開く方向に移動させる
ときにディスク状媒体4を載置して当接部39によって
引掛けて外に持ち出しやすくしてある。この蓋体3を嵌
装する前記ケースは、その内部において前記ディスク状
媒体4の外周と対向する前記蓋体部分に設けた円弧状壁
33と、前記ケースに設けた円弧状リブ43とが同心円
上に配備されてディスク収納部を構成してディスクの収
納時での安定化が図られる。
【0019】なお、前記蓋体3と摺動部材31とは、ポ
リアセタール樹脂などの摺動性の良い樹脂で成形される
のがよく、また、上下ケース1,2はABS樹脂などの
樹脂で成形されるのが一般的であるが、上下ケース1,
2を超音波融着で固着すると、蓋体3が同一樹脂の場
合、蓋体3と上下ケース1,2が振動により固着されて
しまうので上下ケース1,2とは異なる樹脂で構成する
のがよい。前記蓋体3の両摺動部材31は、上下ケース
1,2の内面を摺動するように構成されているが、ディ
スク状媒体4の収納部の空間エリアを確保するために摺
動部材31の一部を切除した切欠部40とするのがよ
い。前記上下ケース1,2には消去防止部材17を装入
する切欠13,23を備え、その誤消去防止部38に誤
消去防止部材17を摺動可能に係止し、ディスクへの記
録可能、不可能を選択的に設定できるようにしてある。
リアセタール樹脂などの摺動性の良い樹脂で成形される
のがよく、また、上下ケース1,2はABS樹脂などの
樹脂で成形されるのが一般的であるが、上下ケース1,
2を超音波融着で固着すると、蓋体3が同一樹脂の場
合、蓋体3と上下ケース1,2が振動により固着されて
しまうので上下ケース1,2とは異なる樹脂で構成する
のがよい。前記蓋体3の両摺動部材31は、上下ケース
1,2の内面を摺動するように構成されているが、ディ
スク状媒体4の収納部の空間エリアを確保するために摺
動部材31の一部を切除した切欠部40とするのがよ
い。前記上下ケース1,2には消去防止部材17を装入
する切欠13,23を備え、その誤消去防止部38に誤
消去防止部材17を摺動可能に係止し、ディスクへの記
録可能、不可能を選択的に設定できるようにしてある。
【0020】前記上下ケース1,2からなるケースに蓋
体3を閉じた状態では、図3に示すように前記摺動部材
31の前端側に設けてある側壁は、ケースに設けられて
いる誤挿入防止用溝41の底面壁311 を構成してい
る。(蓋体と摺動部材が一体で構成されている場合は蓋
体の左右前端にある側壁がこれに相当する。)このよう
に構成することで、誤挿入防止部の形状は蓋体が閉じた
状態と開いた状態で溝の深さが変わるので記録再生装置
にある誤挿入防止検出機構に蓋体の閉じた状態を検出す
る機構を容易に追加することができる。
体3を閉じた状態では、図3に示すように前記摺動部材
31の前端側に設けてある側壁は、ケースに設けられて
いる誤挿入防止用溝41の底面壁311 を構成してい
る。(蓋体と摺動部材が一体で構成されている場合は蓋
体の左右前端にある側壁がこれに相当する。)このよう
に構成することで、誤挿入防止部の形状は蓋体が閉じた
状態と開いた状態で溝の深さが変わるので記録再生装置
にある誤挿入防止検出機構に蓋体の閉じた状態を検出す
る機構を容易に追加することができる。
【0021】前記上下ケース1,2から蓋体3を移動さ
せる時には、図3のように蓋体3の両側にあるロック部
34を弾性的に内側へ押圧変形させて係止を解除し、蓋
体3の背面側にある引出し部、即ち蓋体背面側コーナー
部を指で挟んで引き出すことにより、摺動部材31の案
内摺動で蓋体3によるディスク収納部をケース外に露呈
することができる。即ちディスク状媒体4をケースから
取り出す時に、前記蓋体3を開くだけで、ディスク状媒
体4が出てきて取り替えできディスク交換作業の取扱い
が容易である。この場合、この蓋体3の両側腕部30に
連結される摺動部材31の先端側に突出する被案内部が
延設され、該被案内部が上下ケース1,2のガイド溝2
4に嵌入されて安定状態下でスムーズに摺動でき所定位
置で係止できるようになっている。
せる時には、図3のように蓋体3の両側にあるロック部
34を弾性的に内側へ押圧変形させて係止を解除し、蓋
体3の背面側にある引出し部、即ち蓋体背面側コーナー
部を指で挟んで引き出すことにより、摺動部材31の案
内摺動で蓋体3によるディスク収納部をケース外に露呈
することができる。即ちディスク状媒体4をケースから
取り出す時に、前記蓋体3を開くだけで、ディスク状媒
体4が出てきて取り替えできディスク交換作業の取扱い
が容易である。この場合、この蓋体3の両側腕部30に
連結される摺動部材31の先端側に突出する被案内部が
延設され、該被案内部が上下ケース1,2のガイド溝2
4に嵌入されて安定状態下でスムーズに摺動でき所定位
置で係止できるようになっている。
【0022】なお、前記蓋体3はディスク状媒体4の半
径よりもやや長い距離を移動するするように上下ケース
1,2にセットされる。例えば、ディスク状媒体4の中
心にある駆動軸挿入孔半径rとディスク半径Rとにカー
トリッジ背面とディスクの距離αを加えた距離(r+R
+α)よりも長い距離に蓋体3が移動するように組み込
まれる。これは蓋体3を開いた時に、ディスク状媒体4
の中心を摘んでディスク4を収納部から取り出せるから
である。また、蓋体3を引き出した時に、上下ケース
1,2から抜け落ちないようにするために、図4bに示
す如く、蓋体3の摺動部材31に延設される被案内部、
即ち底面壁311 の後端段部391 と当接する突部
14、例えば突起部材或いは段部その他のストッパを上
ケース1に設けた係止部によって、さらに抜け防止を確
実にしてある。これは、ケースに設けたガイド溝24の
長さを規定することにより前記蓋体3の摺動範囲を規制
した場合、被案内部とガイド溝24との係合のみでは、
蓋体3を強く引き出したときに外れてしまう虞れがある
のをなくすために配慮したものである。また、蓋体3に
設けられているディスク引出し部でディスク状媒体4の
引き出し操作を確実にすることも有効である。
径よりもやや長い距離を移動するするように上下ケース
1,2にセットされる。例えば、ディスク状媒体4の中
心にある駆動軸挿入孔半径rとディスク半径Rとにカー
トリッジ背面とディスクの距離αを加えた距離(r+R
+α)よりも長い距離に蓋体3が移動するように組み込
まれる。これは蓋体3を開いた時に、ディスク状媒体4
の中心を摘んでディスク4を収納部から取り出せるから
である。また、蓋体3を引き出した時に、上下ケース
1,2から抜け落ちないようにするために、図4bに示
す如く、蓋体3の摺動部材31に延設される被案内部、
即ち底面壁311 の後端段部391 と当接する突部
14、例えば突起部材或いは段部その他のストッパを上
ケース1に設けた係止部によって、さらに抜け防止を確
実にしてある。これは、ケースに設けたガイド溝24の
長さを規定することにより前記蓋体3の摺動範囲を規制
した場合、被案内部とガイド溝24との係合のみでは、
蓋体3を強く引き出したときに外れてしまう虞れがある
のをなくすために配慮したものである。また、蓋体3に
設けられているディスク引出し部でディスク状媒体4の
引き出し操作を確実にすることも有効である。
【0023】
【発明の効果】本発明は、上下ケースからなるケース内
部にディスク状媒体を回転可能に収納し、該ケースに形
成した駆動軸挿入孔やヘッド挿入孔の開口部を開閉する
シャッタと、該シャッタを閉方向に付勢する弾性部材と
をケースに備えると共に、ケースに前記ディスク状媒体
の取出口と、該ディスク状媒体取出口を開閉する蓋体と
を備え、かつ前記ディスク状媒体取出口とは反対側のシ
ャッタ側でケースの側壁に、記録再生装置にある誤挿入
防止検出部材が挿入される誤挿入防止溝を設けたディス
クカートリッジにおいて、前記蓋体に、ケースの左右両
側壁の内面側に形成されたガイド溝に摺動する側壁を備
えると共に、該ガイド溝の外側壁の一部を切欠して前記
誤挿入防止溝に連通し、前記蓋体の閉状態では蓋体側壁
が誤挿入防止溝の底面壁を構成していることにより、上
下両面に駆動軸挿入孔やヘッド挿入孔の開口部を開閉す
る断面コ字状のシャッタを有するディスクカートリッジ
においても、蓋体を開いたり閉めたりするだけでディス
ク状媒体が一緒にケース外に出てくるし挿入することも
でき、ディスク交換の操作性を極めて良好にし、蓋体と
一緒にディスク状媒体を移動できてケース内に入れるこ
とができるので、ディスク状媒体の取り出しや挿入も容
易で、脱落することもなく安全に扱えることができ、ま
た、シャッタとは反対方向に移動する蓋体の開閉機構に
記録再生装置にある誤挿入防止検出機能を持たせたの
で、蓋体の閉じた状態を検出することができ取扱い安全
で信頼性の高いディスクカートリッジとすることができ
る。
部にディスク状媒体を回転可能に収納し、該ケースに形
成した駆動軸挿入孔やヘッド挿入孔の開口部を開閉する
シャッタと、該シャッタを閉方向に付勢する弾性部材と
をケースに備えると共に、ケースに前記ディスク状媒体
の取出口と、該ディスク状媒体取出口を開閉する蓋体と
を備え、かつ前記ディスク状媒体取出口とは反対側のシ
ャッタ側でケースの側壁に、記録再生装置にある誤挿入
防止検出部材が挿入される誤挿入防止溝を設けたディス
クカートリッジにおいて、前記蓋体に、ケースの左右両
側壁の内面側に形成されたガイド溝に摺動する側壁を備
えると共に、該ガイド溝の外側壁の一部を切欠して前記
誤挿入防止溝に連通し、前記蓋体の閉状態では蓋体側壁
が誤挿入防止溝の底面壁を構成していることにより、上
下両面に駆動軸挿入孔やヘッド挿入孔の開口部を開閉す
る断面コ字状のシャッタを有するディスクカートリッジ
においても、蓋体を開いたり閉めたりするだけでディス
ク状媒体が一緒にケース外に出てくるし挿入することも
でき、ディスク交換の操作性を極めて良好にし、蓋体と
一緒にディスク状媒体を移動できてケース内に入れるこ
とができるので、ディスク状媒体の取り出しや挿入も容
易で、脱落することもなく安全に扱えることができ、ま
た、シャッタとは反対方向に移動する蓋体の開閉機構に
記録再生装置にある誤挿入防止検出機能を持たせたの
で、蓋体の閉じた状態を検出することができ取扱い安全
で信頼性の高いディスクカートリッジとすることができ
る。
【図1】本発明の実施例を示す分離状態の斜視図であ
る。
る。
【図2】図1の例の蓋体及び摺動部材の拡大分離斜視図
である。
である。
【図3】図1の例の組立状態を示し、(a)はその斜視
図、(b)は上ケース及びシャッタを取り外した状態で
内部を示す斜視図である。
図、(b)は上ケース及びシャッタを取り外した状態で
内部を示す斜視図である。
【図4】(a)は図3(b)のB−B線における拡大縦
断面図、(b)は図3bの一部の拡大側面図である。
断面図、(b)は図3bの一部の拡大側面図である。
【図5】図3(b)の例の下ケースと蓋体との移動状態
(蓋体開放状態)を示す斜視図である。
(蓋体開放状態)を示す斜視図である。
1 上ケース 2 下ケース 3 蓋体 4 ディスク状媒体 5 シャッタ 6 第1スライダ 7 第2スライダ 8 弾性部材 10 シャッタ摺動領域 11,21 駆動軸挿入孔 12,22 ヘッド挿入孔 15 ディスク状媒体取出口 17 誤消去防止部材 24 ガイド溝 26 凹面部 30 腕部 31 摺動部材 311 底面壁 32 支軸 321 軸受用孔 33 円弧状壁 34 ロック部 35 外側壁 36 舌状受片 37 ディスク保持部 39 当接部 391 後端段部 41 該挿入防止溝
Claims (3)
- 【請求項1】 上下ケースからなるケース内部にディス
ク状媒体を回転可能に収納し、該ケースに形成した駆動
軸挿入孔やヘッド挿入孔の開口部を開閉するシャッタ
と、該シャッタを閉方向に付勢する弾性部材とをケース
に備えると共に、ケースに前記ディスク状媒体の取出口
と、該ディスク状媒体取出口を開閉する蓋体とを備え、
かつ前記ディスク状媒体取出口とは反対側のシャッタ側
でケースの側壁に、記録再生装置にある誤挿入防止検出
部材が挿入される誤挿入防止溝を設けたディスクカート
リッジにおいて、前記蓋体に、ケースの左右両側壁の内
面側に形成されたガイド溝に摺動する側壁を備えると共
に、該ガイド溝の外側壁の一部を切欠して前記誤挿入防
止溝に連通し、前記蓋体の閉状態では蓋体側壁が誤挿入
防止溝の底面壁を構成していることを特徴とするディス
クカートリッジ。 - 【請求項2】 前記蓋体が、両側に摺動部材を支軸と軸
受用孔とからなる連結部で回動自在に接続された側壁を
有し、該摺動部材の外側面が前記誤挿入防止溝に臨まし
められることを特徴とする請求項1記載のディスクカー
トリッジ。 - 【請求項3】 前記蓋体の両側壁が、ケース内のガイド
溝に蓋体の移動範囲を規制するように蓋体とケースとに
係止部を設けた請求項1または請求項2記載のディスク
カートリッジ。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10331353A JP2000163907A (ja) | 1998-11-20 | 1998-11-20 | ディスクカートリッジ |
US09/433,748 US6418113B1 (en) | 1998-11-05 | 1999-11-04 | Disk cartridge |
EP99122152A EP1001427B1 (en) | 1998-11-05 | 1999-11-05 | Disk cartridge with drawer element |
DE69912068T DE69912068T2 (de) | 1998-11-05 | 1999-11-05 | Plattenkassette mit Auszugsteil |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10331353A JP2000163907A (ja) | 1998-11-20 | 1998-11-20 | ディスクカートリッジ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000163907A true JP2000163907A (ja) | 2000-06-16 |
Family
ID=18242740
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10331353A Withdrawn JP2000163907A (ja) | 1998-11-05 | 1998-11-20 | ディスクカートリッジ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000163907A (ja) |
-
1998
- 1998-11-20 JP JP10331353A patent/JP2000163907A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20050222 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20050222 |
|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060207 |