JP2000200469A - ディスクカ―トリッジ - Google Patents

ディスクカ―トリッジ

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JP2000200469A
JP2000200469A JP11201567A JP20156799A JP2000200469A JP 2000200469 A JP2000200469 A JP 2000200469A JP 11201567 A JP11201567 A JP 11201567A JP 20156799 A JP20156799 A JP 20156799A JP 2000200469 A JP2000200469 A JP 2000200469A
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Japan
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disk
lid
shaped
shaped medium
case
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Application number
JP11201567A
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English (en)
Inventor
Masaru Ikebe
優 池辺
Masatoshi Okamura
昌寿 岡村
Yukio Miyazaki
幸夫 宮崎
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TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
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Publication date
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Priority to US09/433,748 priority patent/US6418113B1/en
Priority to EP99122152A priority patent/EP1001427B1/en
Priority to DE69912068T priority patent/DE69912068T2/de
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケースにシャッタとは反対方向に移動する蓋
体の開閉機構を設け、蓋体にディスク状媒体を下面より
支持する舌状受片を部分的に設けることで蓋体の成形
性、ケースの強度を良好に保ちながらディスク状媒体の
取り出しや挿入取扱いを容易で安全にする。 【解決手段】 蓋体3にデイスク状媒体4を下面より支
持する舌状受片36を突設してディスク載置部を備え、
該蓋体3を前記上下ケース1,2間に摺動自在に配備し
てあるので、前記蓋体3をケースの前記デイスク状媒体
取出口15から引き出し、差し込むだけで、デイスク状
媒体4を取り出し、挿入する取扱いができ、デイスク交
換の操作性を極めて良好にできるように構成し、下ケー
ス2は前記ディスク媒体4に対向する内面に蓋体3に設
けた舌状受片36を嵌挿する凹面部26が備えられた構
成としてあるので、ケースの強度を良好に保ちながら容
易にディスク状媒体の取り出しや挿入ができ、デイスク
交換の操作性を極めて良好にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスク状媒体、
特に光ディスク、光磁気ディスクなどをケース内に回転
可能に収納して用いられ、さらに収納したディスク状媒
体をケース外に取り出し交換可能としたディスクカート
リッジに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、情報媒体、例えば磁気ディス
ク、光ディスク或いは光磁気ディスクなどのディスク状
媒体は、上下ケースに収納されたディスクカートリッジ
として用いられ、ケースに設けたヘッド挿入孔や駆動軸
挿入孔などの開口部を開閉するシャッタを備えることが
知られていて、このケース内部のディスク状媒体を交換
するための取り出し機構は設けられていないが、CD−
ROMなどに使用されているCDキャディと呼ばれるカ
ートリッジでは、CDの取り出しが可能になっている。
このCDキャディはCD−ROM再生装置の形態により
CDキャディを用いる方式の再生装置に使用する。この
ように記録再生装置により、ディスク状媒体単体で使用
する形態と、ディスクカートリッジに入った状態で使用
する形態が両方あるディスク状媒体では、必要に応じて
ディスク状媒体を取り出して使用する必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のディ
スク状媒体の取り出し機構のあるディスクカートリッジ
には、取り出すための回動する蓋体が設けられている側
にはシャッタ機構が設けることが不可能であるため、上
下にヘッド挿入孔や駆動軸挿入孔などの開口部があるよ
うな形式のディスクカートリッジには適用できなかっ
た。(特開昭63−266669号) また、シャッタとは反対の側面のみを開いてディスク状
媒体を取り出す機構も幾つか提案されているが、この従
来機構においては、蓋体が着脱式か、または回転式の開
閉になってしまう。そしてこの着脱式ではケース本体と
蓋体が離れてしまうため紛失などの問題があって取扱い
上ケース不便であり、また回転式ではその回転軸だけで
ケースと係合しているため、衝撃などで割れたりし易
く、閉じる時に蓋体が傾いてしまい完全に閉じることが
できないなどの問題があり信頼性に劣る欠点があった。
(特公平7−19464号)さらに、これら従来の方式
ではでは取扱上、カートリッジの取り出し口側を下面に
してディスク状媒体の自重で落下させるようにして取り
出すので、誤ってディスク状媒体を落としてしまうこと
があった。本発明は、従来の諸問題を解決しようとする
もので、ケースに開閉自在の蓋体を備え、即ちシャッタ
とは反対方向に移動する蓋体の開閉機構を設け、蓋体に
ディスク状媒体を下面より支持する舌状受片を部分的に
設けることで蓋体の成形性、ケースの強度を良好に保ち
ながら、ディスク交換の操作性が良好でディスク状媒体
の取り出しや挿入がスムーズでディスク状媒体の脱落防
止も容易なディスクカートリッジを提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上下ケースか
らなるケース内部にディスク状媒体を回転可能に収納
し、該ケースに形成した駆動軸挿入孔やヘッド挿入孔の
開口部を開閉するシャッタと、該シャッタを閉方向に付
勢する弾性部材とをケースに備えると共に、ケースに前
記ディスク状媒体の取出口と、該ディスク状媒体取出口
を開閉する蓋体とを備えたディスクカートリッジにおい
て、前記蓋体に前記ディスク状媒体の収納部を備え、該
蓋体を前記上下ケース間に摺動自在に配備し、該蓋体を
前記ディスク状媒体取出口から引出して、ディスク状媒
体を取り出しできるように構成すると共に、該蓋体は前
記ディスク状媒体の外周に沿う円弧状壁を有し、該円弧
状壁下端縁の一部にディスク状媒体を下面より支持する
舌状受片を突設してディスク載置部が形成されたもので
ある。
【0005】本発明では、前記蓋体の前記舌状受片は、
ケースの左右方向の中心線を挟んで対称位置に間隔をあ
けて配置されていること、さらには前記舌状受片を接す
るケースには、外表面から一段低くなったラベルエリア
が設けられており、前記舌状受片は前記ラベルエリアに
対向する内面に挿入配備されていると共に、前記舌状受
片が嵌挿する凹面部の板厚より舌状受片の板厚を薄くし
たことを特徴とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態では、光ディス
クを上下ケースに収納されたディスクカートリッジの例
で、断面略コ字形状のシャッタが両方向に移動可能なも
ので、蓋体はシャッタが配置されている側とは反対側の
側面に形成した取出口に引出し摺動可能に設けられてい
るので、蓋体を開けるには、最初に蓋体をシャッタとは
反対側に平行移動させると、ディスク状媒体を載置した
収納部がケース外側に引き出され、ディスク状媒体の取
り出しや挿入ができてディスクの交換を容易にする。ま
た、蓋体をケースに摺動自在に配備すると共に、該蓋体
は前記ディスク状媒体の外周に沿う円弧状壁を有し、該
円弧状壁下端縁の一部にディスク状媒体を下面より支持
する舌状受片を突設してディスク載置部が形成されてい
るので、蓋体の成形性を良好にし、またケースの強度を
も良好に保つことができる。
【0007】なお、前記蓋体は、その引出し量が前記デ
ィスク状媒体の半径以上の範囲にしてあり、必要に応じ
折り曲げてディスク交換の操作性も向上し、しかも前記
ディスク状媒体取出口を塞いでカートリッジの一側壁を
構成する外壁と、該外壁の両端に延設される両側壁と、
外壁と両側壁との間にディスク状媒体下面側に拡がるデ
ィスク載置部とで、ディスク状媒体の収納部を区画した
ものからなり、前記両側壁をケース側壁に沿って摺動自
在にケース内部に嵌装されているので、蓋体の開閉に伴
ってディスク状媒体を持ち出したり、持ち込んだりする
ことが容易で、ケースが傾斜状態でもディスクの出し入
れができディスクを脱落することなく安全に取り扱え
る。
【0008】そして、前記蓋体の閉じた状態での係止
は、蓋体両側に設けた弾性係合片がケースに設けた凹部
に係合されることによって不用意に蓋体が開くことを防
止している。この蓋体は、前記ディスク状媒体取出口を
塞いでカートリッジの一側壁を構成する外壁と平行で、
ディスク収納部に載置されるディスク状媒体の中心を通
る直線よりシャッタ側位置(蓋体とは反対側位置)にデ
ィスク状媒体の下面に沿ってディスク保持部を対向配備
した両側壁を有していることと、さらに蓋体を嵌装する
前記ケースが、その内部において前記ディスク状媒体の
外周と対向する前記蓋体部分に設けた係止部と、前記ケ
ースに設けた係止部とが係脱自在に配備されてディスク
状媒体の収納部を構成しているので、ディスク状媒体の
出し入れ性が良く、しかも安全に収納でき信頼性の高い
ディスクカートリッジとして用いられるし、また、蓋体
を引出し取り出し口を開閉してもディスク状媒体が脱落
せず、安定した状態でディスク状媒体の取り出しや挿入
が容易に取扱える。また、駆動軸挿入孔やヘッド挿入孔
などの開口を開閉するシャッタは、断面略コ字状であり
上下ケースの前端側端部を跨いで両サイド方向に摺動す
るが、該シャッタは閉じた状態から開いた状態まで摺動
の案内をするのに、シャッタを閉じる方向に付勢する弾
性部材がありシャッタの動きがスムーズであって、且つ
耐久性もあって安全に使用できる。
【0009】
【実施例】本発明の第1実施例を図1乃至図5の光ディ
スクを収納するディスクカートリッジの例で説明する
と、上ケース1と下ケース2とからなるケースの内部
に、両面または片面記録・再生可能な情報媒体のディス
ク状媒体4を回転自在に収納し、該ディスク状媒体4を
回転駆動するための記録再生装置の駆動軸が挿入される
駆動軸挿入孔11,21と、記録再生するためのヘッド
が挿入されるヘッド挿入孔12,22などの開口を形成
した上下ケース1,2に、該開口を開閉するためのシャ
ッタ5を前面側端部を跨いでケースの外面より一段低い
シャッタ摺動領域10に摺動自在に備えたカートリッジ
であって、前記シャッタ5を上板51と下板52と、こ
の両上下板51,52を連結する連結板53とから断面
略コ字状に構成し、該シャッタ5に摺動案内用の第1ス
ライダ6および第2スライダ7と、シャッタ5の閉じ方
向に付勢するバネの弾性部材8とを備えたもので、スラ
イダの鉤状凹凸と、ケース内面の溝とでシャッタ5が閉
じた状態から開いた状態まで両方向に開閉する構成とし
たものである。また、前記シャッタ5の上板51と下板
52の先端を外側からガイドするガイド片14は上ケー
ス1と下ケース2の表面にそれぞれ融着や接着などの手
段で固着され、シャッタ5のスムーズな摺動と、先端部
の持ち上がり抑制とで安全性を高めてある。
【0010】前記シャッタ5を備えた反対側のケース側
面にディスク状媒体4を取り出しうる取出口15を形成
し、該取出口15を開閉する蓋体3を摺動自在に配置す
る。上下ケース1,2の一方のケース、例えば下ケース
2に前記蓋体3の両側に設けられ腕部30と該腕部30
に連結される摺動部材31とを案内するガイド溝24を
設け、該ガイド溝24に沿って蓋体3を摺動自在に嵌装
し、蓋体3をケース1,2から引き離して開くように構
成する。即ち前記蓋体3が、前記シャッタ5と反対方向
に摺動引き出されるものであって、その引出し量が前記
ディスク状媒体4の半径以上の範囲にしてありケースと
の係止機構で停止され、ディスク状媒体4がみだりに脱
落しないようにしてある。
【0011】しかも、この蓋体3は、前記ディスク状媒
体取出口15を塞いでカートリッジの一側壁を構成して
引出し部を兼ねる外側壁35を備え、該外側壁35の内
側に設けた円弧状壁33と、外側壁35の両端に延設さ
れる腕部30と支軸32を介して摺動部材31とを対向
配備し、この外側壁35と両側腕部30,30との間に
ディスク状媒体下面側に拡がるディスク載置用の舌状受
片部36とでディスク収納部を区画したものからなり、
さらに蓋体3を閉状態でケースにロックするロック部3
4および誤消去防止部材17を嵌入する誤消去防止部3
8を前記外側壁35に近接して備え、前記腕部30と摺
動部材31をケース側壁に沿って摺動自在にケース内部
に嵌装されている。(図2および図3) なお、蓋体3にはディスク状媒体4の外周と対向するよ
うに円弧状壁33が設けらえており、この円弧状壁33
は蓋体3が閉じた状態、即ちディスクカートリッジを記
録再生装置で使用するときには、ディスク状媒体の位置
決めをするものとなる。この円弧状壁33の下端縁には
部分的に舌状受片36を設けてある。これは、円弧状壁
内部はディスク収納空間であるから、蓋体3を含んでケ
ース全体厚さを厚くすることはできず、蓋体3の円弧状
壁よりもディスク収納部側に広い範囲にディスクを保持
する底板を設けると下ケース2の板厚が広い範囲にわた
って薄くなって剛性が低下するからである。また、ディ
スク保持部となる舌状受片36は比較的小さい突出部で
あるため板厚を薄く設定でき、そのために、下ケース2
の板厚は舌片がある箇所でも厚くすることが可能であ
る。このようにケースの厚さを確保することで、ケース
の剛性を向上させることができ、さらにケースを成形す
るときのそりや変形、充填不足といった成形不良を防止
することができる。
【0012】また、ディスク載置用の舌状受片36を形
成する蓋体3の底壁は、ディスク状媒体4の取り出し、
挿入の際にディスク状媒体4を下面から保持し、かつ両
腕部30に連結される摺動部材31にディスク状媒体4
の下面に沿ってディスク保持部37を対向配備してディ
スクが外れたりすることがないようにするのがよい。前
記摺動部材31は、蓋体3との軸受用孔32と、デ
ィスク状媒体4の保持部37と、蓋体を引き出す時にデ
ィスク状媒体4を移動させる当接部39を有し、蓋体3
と摺動部材31は腕部30の支軸32とで回動可能に連
結され、蓋体3を引き出した時、蓋体3が下方へ折り曲
げられてディスク状媒体4を取り出し易いようにしてい
る(図2)。この実施例では蓋体3と摺動部材31とを
別体にしたが、蓋体3と摺動部材31とをヒンジ部を介
して一体に形成して屈折自在の構成としても良い。
【0013】前記舌状受片36としては、蓋体3の摺動
方向の中心線を挟んで対称位置に間隔をあけて一対配備
されている。また、前記下ケース2の内面は、図4に示
すように、前記ディスク状媒体4に対向する内面に蓋体
3に設けた舌状受片36を嵌挿する凹面部26が備えら
れて、しかも前記上下ケース1,2が、前記蓋体3を収
納する側に外表面から一段低くしたラベルエリア25が
設けられていて、前記蓋体3の舌状受片36は該ラベル
エリア25に対応する内面に挿入配備され、下ケース2
の厚みより薄い板厚を持っている。
【0014】また、前記ディスク保持部37は、蓋体3
を閉じた状態では上下ケース1,2の中のディスク状媒
体4の中心を挟んだ両側位置にあって、ディスク状媒体
4の安定した収納を確保でき、蓋体3を開く方向に移動
させるときにディスク状媒体4を載置して当接部39に
よって引掛けて外に持ち出しやすくしてある。この蓋体
3を嵌装する前記ケースは、その内部において前記ディ
スク状媒体4の外周と対向する前記蓋体部分に設けた円
弧状壁33と、前記ケースに設けた円弧状リブ43とが
同心円上に配備されてディスク収納部を構成してディス
クの収納時での安定化が図られる。
【0015】なお、前記蓋体3と摺動部材31とは、ポ
リアセタール樹脂などの摺動性の良い樹脂で成形される
のがよく、また、上下ケース1,2はABS樹脂などの
樹脂で成形されるのが一般的であるが、上下ケース1,
2を超音波融着で固着すると、蓋体3が同一樹脂の場
合、蓋体3と上下ケース1,2が振動により固着されて
しまうので上下ケース1,2とは異なる樹脂で構成する
のがよい。前記蓋体3の両摺動部材31は、上下ケース
1,2の内面を摺動するように構成されているが、ディ
スク状媒体4の収納部の空間エリアを確保するために摺
動部材31の一部を切除した切欠部40とするのがよ
い。前記上下ケース1,2には消去防止部材17を装入
する切欠13,23を備え、その誤消去防止部38に誤
消去防止部材17を摺動可能に係止し、ディスクへの記
録可能、不可能を選択的に設定できるようにしてある。
【0016】前記上下ケース1,2から蓋体3を移動さ
せる時には、図3のように蓋体3の両側にあるロック部
34を弾性的に内側へ押圧変形させて係止を解除し、蓋
体3の背面側にある引出し部、即ち蓋体背面側コーナー
部を指で挟んで引き出すことにより、摺動部材31の案
内摺動で蓋体3によるディスク収納部をケース外に露呈
することができる。即ちディスク状媒体4をケースから
取り出す時に、前記蓋体3を開くだけで、ディスク状媒
体4が出てきて取り替えできディスク交換作業の取扱い
が容易である。この場合、この蓋体3の両側腕部30に
連結される摺動部材31の先端側に突出する被案内部が
延設され、該被案内部が上下ケース1,2のガイド溝2
4に嵌入されて安定状態下でスムーズに摺動でき所定位
置で係止できるようになっている。
【0017】なお、前記蓋体3はディスク状媒体4の半
径よりもやや長い距離を移動するするように上下ケース
1,2にセットされる。例えば、ディスク状媒体4の中
心にある駆動軸挿入孔半径rとディスク半径Rとにカー
トリッジ背面とディスクの距離αを加えた距離(r+R
+α)よりも長い距離に蓋体3が移動するように組み込
まれる。これは蓋体3を開いた時に、ディスク状媒体4
の中心を摘んでディスク4を収納部から取り出せるから
である。また、蓋体3を引き出した時に、上下ケース
1,2から抜け落ちないようにするために、蓋体3の摺
動部材31に延設される被案内部の後端と当接する突部
を上ケース1に設けて、さらに抜け防止を確実にしてあ
る。これは、ケースに設けたガイド溝24の長さを規定
することにより前記蓋体3の摺動範囲を規制した場合、
被案内部とガイド溝24との係合のみでは、蓋体3を強
く引き出したときに外れてしまう虞れがあるのをなくす
ために配慮したものである。また、蓋体3に設けられて
いるディスク引出し部でディスク状媒体4の引き出し操
作を確実にすることも有効である。
【0018】図6および図7は、本発明の第2実施例を
示す図であり、図6は図4に相当する図、図7は図3
(b)に相当する図である。第2実施例では、第1実施
例の下ケース2に相当する下ケース2’のみが異なり、
上ケース1および蓋体3は第1実施例と同一である。ま
た、第1実施例と同一部分には同一符号を付している。
図6および図7に示すように、第2実施例の下ケース
2’の内面のディスク状媒体取出口15側外縁部には、
ディスク状媒体取出口15に向かってケース内面の高さ
が低くなる斜面部27が形成されている。斜面部27
は、蓋体3の開閉時に舌状受片36が通過する領域に形
成されている。特に本実施例では、舌状受片36の横幅
よりやや大きい幅を有して、それぞれ舌状受片36に対
応して2つ形成されている。斜面部27は、例えばディ
スク状媒体取出口15側端部で凹面部26の厚みが約半
分となる程度に形成されている。
【0019】蓋体3を閉じるときには、蓋体3の舌状受
片36が下ケース2’の斜面部27上を通過する。これ
により、蓋体3を閉じるときに舌状受片36が下ケース
2’のディスク状媒体取出口15側外縁に引っ掛かって
しまうことを確実に防止できる。特に、舌状受片36
は、その厚みが薄く形成されており、反りやすいもので
あるが、舌状受片36が多少下方側に反った場合でも、
斜面部27により舌状受片36が確実に下ケース2’の
内面上(凹面部26上)に案内される。なお、斜面部2
7は、本実施例のように舌状受片36の全幅をカバーす
る範囲に形成しても良いが、蓋体3を閉じるときに、舌
状受片36が最初に下ケース2’に到達する前端角部4
1(図6(a)参照)が通過する範囲を含む部分に斜面
部27を形成すれば、必ずしも舌状受片36の全幅をカ
バーするように形成しなくても良い。
【0020】
【発明の効果】本発明は、上下ケースからなるケース内
部にディスク状媒体を回転可能に収納し、該ケースに形
成した駆動軸挿入孔やヘッド挿入孔の開口部を開閉する
シャッタと、該シャッタを閉方向に付勢する弾性部材と
をケースに備えると共に、ケースに前記ディスク状媒体
の取出口と、該ディスク状媒体取出口を開閉する蓋体と
を備えたディスクカートリッジであって、前記蓋体を前
記ディスク状媒体取出口から引出してディスク状媒体を
取り出しうるように該蓋体を前記上下ケース間に摺動自
在に配備すると共に、該蓋体は前記ディスク状媒体の外
周に沿う円弧状壁を有し、該円弧状壁下端縁の一部にデ
ィスク状媒体を下面より支持する舌状受片を突設してデ
ィスク載置部が形成され、また、前記舌状受片が、蓋体
の摺動方向の中心線を挟んで対称位置に間隔をあけて一
対配備されており、前記下ケースが、前記ディスク媒体
に対向する内面に蓋体に設けた舌状受片を嵌挿する凹面
部が備えられ、しかも、前記ケースが前記蓋体を収納す
る側に外表面から一段低くしたラベルエリアが設けられ
ていて、前記蓋体の舌状受片は該ラベルエリアに対応す
る内面に挿入配備され、下ケースの厚みより薄い板厚を
持っていることにより、上下両面に駆動軸挿入孔やヘッ
ド挿入孔の開口部を開閉する断面コ字状のシャッタを有
するディスクカートリッジにおいても、蓋体を開いたり
閉めたりするだけでディスク状媒体が一緒にケース外に
出てくるし挿入することもでき、ディスク交換の操作性
を極めて良好にし、蓋体と一緒にディスク状媒体を移動
できてケース内に入れることができるので、ディスク状
媒体の取り出しや挿入も容易で、脱落することもなく安
全に扱えることができ、また、シャッタとは反対方向に
移動する蓋体の開閉機構を設け、蓋体にディスク状媒体
を下面より支持する舌状受片を部分的に設けることで蓋
体の成形性、ケースの強度を良好に保ちながら生産性が
良く、信頼性の高いディスクカートリッジとすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す分離状態の斜視図で
ある。
【図2】図1の例の蓋体及び摺動部材の拡大分離斜視図
である。
【図3】図1の例の下ケースに蓋体と摺動部材とを組合
せた状態を示し、(a)はその斜視図、(b)は上ケー
スを取り付けた状態のB−B線における拡大縦断面図で
ある。
【図4】図1の例の下ケースと蓋体との分離状態を示
し、(a)はその平面図、(b)は側面図である。
【図5】図1の例の上ケースと蓋体との分離状態を示す
平面図である。
【図6】本発明の第2実施例を示す図であり、図4に相
当する図である。
【図7】本発明の第2実施例を示す図であり、図3
(b)に相当する図である。
【符号の説明】
1 上ケース 2,2’ 下ケース 3 蓋体 4 ディスク状媒体 5 シャッタ 6 第1スライダ 7 第2スライダ 8 弾性部材 10 シャッタ摺動領域 11,21 駆動軸挿入孔 12,22 ヘッド挿入孔 15 ディスク状媒体取出口 17 誤消去防止部材 24 ガイド溝 26 凹面部 27 斜面部 30 腕部 31 摺動部材 32 支軸 32 軸受用孔 33 円弧状壁 34 ロック部 35 外側壁 36 舌状受片 37 ディスク保持部 41 舌状受片の前端角部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下ケースからなるケース内部にディス
    ク状媒体を回転可能に収納し、該ケースに形成した駆動
    軸挿入孔やヘッド挿入孔の開口部を開閉するシャッタ
    と、該シャッタを閉方向に付勢する弾性部材とをケース
    に備えると共に、ケースに前記ディスク状媒体の取出口
    と、該ディスク状媒体取出口を開閉する蓋体とを備えた
    ディスクカートリッジにおいて、前記蓋体を前記ディス
    ク状媒体取出口から引き出してディスク状媒体を取り出
    しうるように該蓋体を前記上下ケース間に摺動自在に配
    備すると共に、該蓋体は前記ディスク状媒体の外周に沿
    う円弧状壁を有し、該円弧状壁下端縁の一部にディスク
    状媒体を下面より支持する舌状受片を突設してディスク
    載置部が形成されていることを特徴とするディスクカー
    トリッジ。
  2. 【請求項2】 前記舌状受片が、蓋体の摺動方向の中心
    線を挟んで対称位置に間隔をあけて一対配備されている
    請求項1記載のディスクカートリッジ。
  3. 【請求項3】 前記下ケースが、前記ディスク状媒体に
    対向する内面に蓋体に設けた舌状受片を嵌挿する凹面部
    が備えられていることを特徴とする請求項1または請求
    項2記載のディスクカートリッジ。
  4. 【請求項4】 前記ケースが、前記蓋体を収納する側に
    外表面から一段低くしたラベルエリアが設けられてい
    て、前記蓋体の舌状受片が嵌挿する凹面部の板厚より舌
    状受片の板厚を薄くしたことを特徴とする請求項3記載
    のディスクカートリッジ。
  5. 【請求項5】 前記下ケースの内面側の前記ディスク状
    媒体取出口側外縁部であって前記蓋体の開閉時に前記舌
    状受片が通過する領域に、前記ディスク状媒体取出口に
    向かってケース内面の高さが低くなる斜面部を形成した
    ことを特徴とする請求項1〜4記載のディスクカートリ
    ッジ。
JP11201567A 1998-11-05 1999-07-15 ディスクカ―トリッジ Pending JP2000200469A (ja)

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JP11201567A JP2000200469A (ja) 1998-11-05 1999-07-15 ディスクカ―トリッジ
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