JPWO2005046668A1 - 言語障害予防・治療剤 - Google Patents

言語障害予防・治療剤 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2005046668A1
JPWO2005046668A1 JP2005515459A JP2005515459A JPWO2005046668A1 JP WO2005046668 A1 JPWO2005046668 A1 JP WO2005046668A1 JP 2005515459 A JP2005515459 A JP 2005515459A JP 2005515459 A JP2005515459 A JP 2005515459A JP WO2005046668 A1 JPWO2005046668 A1 JP WO2005046668A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
epa
language
acid
active ingredient
disorder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005515459A
Other languages
English (en)
Inventor
宏明 大谷
宏明 大谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mochida Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Mochida Pharmaceutical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mochida Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Mochida Pharmaceutical Co Ltd
Publication of JPWO2005046668A1 publication Critical patent/JPWO2005046668A1/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/185Acids; Anhydrides, halides or salts thereof, e.g. sulfur acids, imidic, hydrazonic or hydroximic acids
    • A61K31/19Carboxylic acids, e.g. valproic acid
    • A61K31/20Carboxylic acids, e.g. valproic acid having a carboxyl group bound to a chain of seven or more carbon atoms, e.g. stearic, palmitic, arachidic acids
    • A61K31/202Carboxylic acids, e.g. valproic acid having a carboxyl group bound to a chain of seven or more carbon atoms, e.g. stearic, palmitic, arachidic acids having three or more double bonds, e.g. linolenic
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23LFOODS, FOODSTUFFS, OR NON-ALCOHOLIC BEVERAGES, NOT COVERED BY SUBCLASSES A21D OR A23B-A23J; THEIR PREPARATION OR TREATMENT, e.g. COOKING, MODIFICATION OF NUTRITIVE QUALITIES, PHYSICAL TREATMENT; PRESERVATION OF FOODS OR FOODSTUFFS, IN GENERAL
    • A23L33/00Modifying nutritive qualities of foods; Dietetic products; Preparation or treatment thereof
    • A23L33/10Modifying nutritive qualities of foods; Dietetic products; Preparation or treatment thereof using additives
    • A23L33/115Fatty acids or derivatives thereof; Fats or oils
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P25/00Drugs for disorders of the nervous system
    • A61P25/28Drugs for disorders of the nervous system for treating neurodegenerative disorders of the central nervous system, e.g. nootropic agents, cognition enhancers, drugs for treating Alzheimer's disease or other forms of dementia

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Neurology (AREA)
  • Nutrition Science (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Neurosurgery (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Mycology (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Psychiatry (AREA)
  • Hospice & Palliative Care (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)

Abstract

イコサペント酸、その塩およびエステルからなる群から選ばれる少なくとも1つを有効成分として含有することを特徴とし、言語障害に対して著明な効果を示し、有害事象を示さない、有効性、安全性の高い言語障害の予防・治療剤の提供。

Description

本発明は新規な言語障害の予防・治療剤、詳細には、イコサペント酸(以下EPAと略称する)、その塩およびエステルからなる群から選ばれる少なくとも1つを有効成分として含有することを特徴とする言語障害の予防・治療剤に関する。本発明におけるEPAは、全-シス-5,8,11,14,17-イコサペント酸(all-cis-5,8,11,14,17-icosapentaenoic acid)である。
広義の言語障害は人間の意思伝達のための記号情報の取り扱いの障害を意味し、文字言語および話しことばの障害すべてを含む。臨床的には意味内容の伝達障害(例えば失語症)を狭義の言語障害(language disorders)とし、話しことばの音の障害すなわち構音障害(speech disorders)とは区別している。
言語障害の治療方法は、上述の狭義の言語障害と構音障害で具体的な方法は異なるが、どちらも訓練を主体としたリハビリテーション的アプローチを基本とし、有効な治療薬は認められていない。
EPAは魚油から抽出、精製された多価不飽和脂肪酸であり、血清脂質低下作用、血小板凝集抑制作用等を有することが知られている。本邦においては閉塞性動脈硬化症および高脂血症治療剤として市販されている。
EPAが神経成長因子(NGF)の産生を増強するとの開示がある(例えば、特許文献1)。当該文献は、マウス結合組織由来細胞において、EPAがNGFの産生増強作用を有することを開示している。しかしながら、当該文献は、ヒトの高次機能の一つである「言語」の障害に対するEPAの有効性について何ら開示、あるいは示唆するものではない。
EPAの脳機能改善、学習能力増強、記憶力増強、痴呆の予防および治療を標榜する開示がある(例えば、特許文献2)。当該文献は、ラットの遅延弁別反応試験において、EPAが正反応率を向上させることについて開示している。しかしながら、当該文献は、ヒトの高次機能の一つである「言語」の障害に対するEPAの有効性について何ら開示、あるいは示唆するものではない。
なお、これら以外にも、EPAの薬理作用に関する開示は多数認められているが、EPAが言語障害を改善するという開示、示唆は全くない。
特開平8-143454号公報 特開平3-58926号公報
そこで、本発明が解決すべき課題は、言語障害に対して現在行われている治療に変わりうる、あるいは、それらと併用することにより、より高い治療効果が得られ、安全性に優れる言語障害予防・治療剤を提供することにある。
本発明者は、言語障害予防・治療剤について鋭意研究を行ったところ、EPAが言語障害に対して予防・治療効果を有し、有害事象を示さないという、今までまったく知られていなかった事実を見出し、本発明を完成した。
EPAを有効成分として含有することを特徴とする本発明の言語障害予防・治療剤は、言語障害に対して著明な効果を示し、有害事象を示さないことから、有効性、安全性の高い言語障害の予防・治療剤となる。
以下に本発明を詳細に説明する。
本発明の態様は、イコサペント酸、その塩およびエステルからなる群から選ばれる少なくとも1つを有効成分として含有することを特徴とする言語障害の予防・治療剤である。言語障害の予防・治療効果が得られれば全脂肪酸中のEPA含量比および態様は特に問わないが、全脂肪酸中のEPA含量比は少なくとも80質量%以上、好ましくは90質量%以上、さらに好ましくは95質量%以上のものが使用でき、97質量%以上のものがさらに好ましい。EPAの態様は、EPA、EPAエチルエステル(以下EPA-Eと略称する)、EPAナトリウム塩(以下EPA-Naと略称する)、EPAグリセリド(以下EPA-Gと略称する)が好ましく、とりわけ、EPA-Eが好ましい。
本発明の別の態様は、イコサペント酸、その塩およびエステルからなる群から選ばれる少なくとも1つを有効成分として含有することを特徴とする言語障害の予防・治療用食品である。
本明細書において、「言語障害」の語は、広義の言語障害を意味し、狭義の言語障害および構音障害を包含する。本発明の言語障害予防・治療剤は、言語障害の基礎疾患、原因疾患、言語障害に付随する疾患等について特に限定しない。痴呆に伴う言語障害は、本発明の言語障害予防・治療剤を適用しうる治療対象の一例である。痴呆には脳血管型痴呆、アルツハイマー型痴呆、混合型痴呆などの類型が知られているが、脳血管型痴呆(例えば、脳梗塞後に発症する痴呆、等)に伴う言語障害が、本発明の言語障害予防・治療剤を適用しうる好適な治療対象の一例である。
本発明に用いられるEPA、その塩およびエステルは市販品としてEPA純度99質量%以上、EPA-Na純度約99質量%、EPA-E純度98質量%以上のものを入手することができる。また、魚油やEPA産生菌およびその培養液を公知の方法、例えば連続式蒸留法、尿素付加法、液体クロマトグラフィー法、超臨界流体クロマトグラフィー法等あるいはこれらの組み合わせで精製して得ることができ、必要によりエステル化処理してエチルエステル等のアルキルエステルやグリセリド等の製薬学上許容し得るエステルとすることができる。また、ナトリウム塩、カリウム塩等の無機塩基またはベンジルアミン塩、ジエチルアミン塩等の有機塩基あるいはアルギニン塩、リジン塩等の塩基性アミノ酸との製薬学上許容し得る塩とすることができる。本発明においてEPAとは、特に断らない限りは、脂肪酸の遊離体のほか上記のような製薬学上許容しうる塩およびエステルも含むものとする。
本発明の言語障害の予防・治療剤が必須成分以外の脂肪酸(EPA以外の脂肪酸)混合物を含む場合は、全脂肪酸中のEPA含量は多いことが望まれ、少なくとも80質量%以上、好ましくは90質量%以上、さらに好ましくは95質量%以上のものが使用でき、97質量%以上のものがさらに好ましい。他の長鎖脂肪酸は少ないことが好ましく、特にアラキドン酸含量は少ないことが望まれ、3質量%未満が好ましく、1質量%未満がさらに好ましく、0.5質量%未満がさらに好ましい。
EPA以外の脂肪酸は、ドコサヘキサエン酸、ドコサペンタエン酸、ドコサモノエン酸、アラキドン酸、エイコサテトラエン酸、エイコサトリエン酸、エイコサモノエン酸、オクタデカテトラエン酸、α-リノレン酸、リノール酸、オレイン酸、パルミトオレイン酸、ヘキサデカテトラエン酸、ヘキサデカトリエン酸およびヘキサデカジエン酸等の不飽和脂肪酸あるいはベヘン酸、アラキジン酸、ステアリン酸、パルミチン酸およびミリスチン酸等の飽和脂肪酸等が例示される。また、上述の例の脂肪酸は遊離体のほか、それらのナトリウム塩等の無機塩基との塩またはベンジルアミン塩等の有機塩基との塩、さらにはそれらのエチルエステル等のアルキルエステルまたはグリセリド等のエステル体等も含まれる。
また、有効成分としてはEPA-E、EPA-NaあるいはEPA-Gが好ましく、経口投与する場合はEPA-Eがさらに好ましく、注射剤とする場合は、EPA-NaあるいはEPA-Gが好ましく、EPA-Naがさらに好ましい。EPA-Gとしては、トリイコサペンタエノイルグリセリド(以下EPA-TGと略称する)、1,2-ジ(イコサペンタエノイル)グリセリド、1,3-ジ(イコサペンタエノイル)グリセリド、1-イコサペンタエノイルグリセリド、2-イコサペンタエノイルグリセリドあるいはEPA基以外の水酸基がEPA以外の中鎖脂肪酸基で置換された混合グリセリド、およびそれらの混合物が含まれる。これらのうち、EPA-TG、ジイコサペンタエノイルグリセリドあるいはジイコサペンタエノイル混合グリセリドが好ましく、EPA-TGがさらに好ましい。グリセリドの長鎖脂肪酸残基全量に対するEPA基の割合は少なくとも80質量%以上、好ましくは90質量%以上、さらに好ましくは95質量%以上であり、97質量%以上のものがさらに好ましい。
本発明の言語障害の予防・治療剤は、有効成分を化合物(精製の際に不可避的に含まれる他の成分を含む場合もある)単独で投与するか、或いは一般的に用いられる適当な担体または媒体の類、例えば賦形剤、結合剤、滑沢剤、着色剤、香味剤、必要に応じて滅菌水や植物油、更には無害性有機溶媒あるいは無害性溶解補助剤(たとえばグリセリン、プロピレングリコール)、乳化剤、懸濁化剤(例えばツイーン80、アラビアゴム溶液)、等張化剤、pH調整剤、安定化剤、無痛化剤などと適宜選択組み合わせて適当な医薬用製剤に調製することができる。
EPAは高度に不飽和であるため、上記の製剤は、さらに、抗酸化剤たとえばブチレート化ヒドロキシトルエン、ブチレート化ヒドロキシアニソール、プロピルガレート、没食子酸、医薬として許容されうるキノンおよびα-トコフェロールを有効量含有させることが望ましい。
製剤の剤形としては、錠剤、カプセル剤、マイクロカプセル剤、顆粒剤、細粒剤、散剤、経口用液体製剤、坐剤、シロップ剤、吸入剤、軟膏、注射剤(乳濁性、懸濁性、非水性)、あるいは用時乳濁または懸濁して用いる固形注射剤の形で、経口および静脈内あるいは動脈内、吸入、直腸内、膣内あるいは外用を問わず患者に投与されるが、とりわけカプセルたとえば、軟質カプセルやマイクロカプセルに封入しての経口投与が好ましい。また、注射剤(乳濁性、懸濁性、非水性)、あるいは用時乳濁または懸濁して用いる固形注射剤での静脈内あるいは動脈内投与が好ましい。なお、高純度EPA-E軟質カプセル剤およびマイクロカプセル剤であるエパデールおよびエパデールS(いずれも持田製薬社製)は副作用の発現が少ない安全な閉塞性動脈硬化症および高脂血症治療薬として既に日本で市販されている。
本発明の言語障害の予防・治療剤の投与量は対象となる作用を現すのに十分な量とされるが、その剤形、投与方法、1日当たりの投与回数、症状の程度、体重、年齢等によって適宜増減することができる。経口投与する場合はEPAとして300〜9,000mg/日、好ましくは600〜6,000mg/日、さらに好ましくは1,800〜2,700mg/日を3回に分けて投与するが、必要に応じて全量を1回あるいは数回に分けて投与してもよい。また、静脈内あるいは動脈内投与の場合は、EPAとして1〜200mg、好ましくは5〜100mg、さらに好ましくは10〜50mgを1回あるいは数回に分けて投与するが、必要に応じて点滴あるいはインフュージョンポンプ等を用いて数時間から数日にかけて持続的に投与することもできる。
本発明の言語障害の予防・治療用食品は、イコサペント酸その塩およびエステルからなる群から選ばれる少なくとも1つを有効成分として含有する食品である。本発明に用いられる食品としては、動物性の食品、植物性の食品、各種加工食品、調味料、飲料、酒等の嗜好品などが例示できるが、これらに限定されるものではない。いわゆるサプリメント等の栄養補助食品の形態であってもよい。
本発明の言語障害の予防・治療用食品は、言語障害の治療効果のあるEPA等を食品中に含み、EPA等を摂取し易いという特徴がある。特に言語障害にはまだ至っていないが、加齢、遺伝的原因等で言語障害になる危険の高い対象に予め食品の形でEPA等を摂取させることができれば、言語障害の発症を遅らせることができると考えられ言語障害の予防効果が高い。
以下に、本発明を詳細に説明するために実施例により効果を具体的に説明するが、本発明はこれらによってなんら限定されるものではない。
(実施例1)
(脳梗塞の病歴を有する言語障害患者におけるEPA-Eの効果)
[対象、既往歴およびEPA-E投与前の治療歴等]
脳梗塞の病歴のある85歳の女性を対象とした。当該患者は、平成13年11月に脳梗塞を発症し、平成14年4月より左片麻痺のリハビリテーション治療を実施していた。同年6月に脳梗塞を再発したため、一ヶ月間の入院加療を実施した。同年8月よりリハビリテーション治療を再開した。EPA-E服用前に服用していた治療薬は、グラマリール(商品名;藤沢薬品工業社製;一般名塩酸チアプリド)、ケタス(商品名;杏林製薬社製;一般名イブジラスト)、パナルジン(商品名;第一製薬社製;一般名塩酸チクロピジン)、ニバジール(商品名;藤沢薬品工業社製;一般名ニルバジピン)、アルタット(商品名;帝国臓器製薬社製;一般名塩酸ロキサチジンアセタート)である。
[EPA-Eの服用と治療経過]
EPA-E服用前の当該患者は、ほとんど言葉を発することができなかった。平成14年9月より、当該患者にエパデールS600(商品名;持田製薬社製;一般名イコサペント酸エチル)、1回600mg、1日3回(1日用量1800mg)の投与を開始した。
同年10月末頃から、「おはよう」と返答したり、食事中に介護者と簡単な会話ができるようになった。
同年11月には、ベッドから転落時に「どこも痛くない」と返答したり、夜開眼し、「眠くない」と答えるなどの挙動が認められた。
同年12月には、「私は〇〇出身だがあなたは?」と話しかけるなど、単語のみならず、複数語からなる複雑な会話も可能となった。また、一日における発語回数も多くなり、発語も明瞭になった。介護に対して、「ありがとう」と発言したり、食事の際に「(ご飯を)もっと下さい」と明瞭に返答するなどが認められた。
平成15年1月には、発語回数、語彙数がさらに増加した。
同年2月には、発語回数、語彙数、コミュニケーションなど、さらに改善が認められ、同年3月退院し、その後、訪問看護を継続した。
投与開始から6ヶ月経過したが、その間、EPA-Eに起因すると思われる有害事象は全く認められなかった。
以上から、EPAは言語障害に対する治療効果を示し、副作用も示さないことから、有効性、安全性の高い言語障害予防・治療剤であると判断された。

Claims (6)

  1. イコサペント酸、その塩およびエステルからなる群から選ばれる少なくとも1つを有効成分として含有することを特徴とする言語障害の予防・治療剤。
  2. 前記有効成分が脂肪酸混合物中に含有され、イコサペント酸、その塩およびエステルの全脂肪酸中の含量比が80質量%以上である請求項1に記載の言語障害の予防・治療剤。
  3. イコサペント酸エチルエステルを有効成分として含有することを特徴とする請求項1または2のいずれか一項に記載の言語障害の予防・治療剤。
  4. 有効成分の1日投与量が1,800〜2,700mgであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の言語障害の予防・治療剤。
  5. 言語障害が痴呆に伴うものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の言語障害の予防・治療剤。
  6. イコサペント酸、その塩およびエステルからなる群から選ばれる少なくとも1つを有効成分として含有することを特徴とする言語障害の予防・治療用食品。
JP2005515459A 2003-11-14 2004-11-12 言語障害予防・治療剤 Pending JPWO2005046668A1 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003385129 2003-11-14
JP2003385129 2003-11-14
PCT/JP2004/016856 WO2005046668A1 (ja) 2003-11-14 2004-11-12 言語障害予防・治療剤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPWO2005046668A1 true JPWO2005046668A1 (ja) 2007-05-24

Family

ID=34587348

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005515459A Pending JPWO2005046668A1 (ja) 2003-11-14 2004-11-12 言語障害予防・治療剤

Country Status (5)

Country Link
US (1) US20070082949A1 (ja)
EP (1) EP1683519A4 (ja)
JP (1) JPWO2005046668A1 (ja)
CA (1) CA2545190A1 (ja)
WO (1) WO2005046668A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20090182050A1 (en) * 2005-10-07 2009-07-16 Ocean Nutrition Canada, Ltd. Salts of Fatty Acids and Methods of Making and Using thereof
US20100056484A1 (en) * 2008-08-26 2010-03-04 Scott Farese Dietary supplemental composition effective for enhancing cognitive performance, elevating mood and reducing oxidative stress
DE102010003843A1 (de) 2010-04-12 2011-10-13 Robert Bosch Gmbh Entfernungsmessgerät mit homogenisierender Messauswertung
WO2018115984A1 (en) 2016-12-19 2018-06-28 Cellix Bio Private Limited Compositions and methods for the treatment of inflammation

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0358926A (ja) * 1989-07-27 1991-03-14 Taiyo Fishery Co Ltd 脳機能改善組成物、学習能力増強剤、記憶力増強剤、痴呆予防剤、痴呆治療剤、または脳機能改善効果を有する機能性食品
JP2001504086A (ja) * 1996-08-27 2001-03-27 スコシア ホールディングス ピーエルシー 脂肪酸による治療
JP2002535355A (ja) * 1999-01-27 2002-10-22 ラクスデイル リミテッド 精神・神経障害のための高純度エチルepaおよびepa誘導体
WO2002096408A1 (en) * 2001-05-30 2002-12-05 Laxdale Limited Coenzyme q and eicosapentaenoic acid (epa)

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6034156A (ja) * 1983-08-08 1985-02-21 Hayashibara Biochem Lab Inc エイコサペンタエン酸包接化合物及びこれを含有した飲食物
JP2539665B2 (ja) * 1988-06-20 1996-10-02 日本臓器製薬株式会社 神経疾患治療剤
US4973591A (en) * 1988-10-21 1990-11-27 Syntex Pharmaceuticals, Ltd. Parenteral formulations of 1-diphenylmethyl-4-((2-(4-methylphenyl)-5-methyl-1H-imidazol-4-yl)methyl)piperazine
JP3103588B2 (ja) * 1990-11-16 2000-10-30 持田製薬株式会社 リポプロテイン(a)低下剤
JPH06237734A (ja) * 1991-11-06 1994-08-30 Sanwa Kagaku Kenkyusho Co Ltd 機能後退性疾患用食品組成物
JPH0717855A (ja) * 1992-09-02 1995-01-20 Maruha Corp 脳機能改善組成物、学習能力増強剤、記憶力増強剤、痴呆予防剤、痴呆治療剤、または脳機能改善効果を有する機能性食品
JPH08143454A (ja) * 1994-11-17 1996-06-04 Kanagawa Kagaku Kenkyusho:Kk 神経成長因子産生増強剤
US6153653A (en) * 1997-11-26 2000-11-28 Protarga, Inc. Choline compositions and uses thereof
DE10022856A1 (de) * 2000-05-10 2001-11-15 Basf Ag Therapeutische Kombination von Liponsäure und C1-Donoren zur Behandlung von Störungen des Zentralen Nervensystems
GB0016045D0 (en) * 2000-06-29 2000-08-23 Laxdale Limited Therapeutic combinations of fatty acids
GB0111282D0 (en) * 2001-05-09 2001-06-27 Laxdale Ltd Potentiation of therapeutic effects of fatty acids
JP2003095966A (ja) * 2001-09-27 2003-04-03 Tokiwa Shokubutsu Kagaku Kenkyusho:Kk 脳梗塞後遺症治療剤
CA2480987C (en) * 2002-04-03 2011-06-14 Puleva Biotech, S.A. Natural products and derivatives thereof for protection against neurodegenerative diseases
GB0221480D0 (en) * 2002-09-16 2002-10-23 Laxdale Ltd Treatment of anorexia nervosa (AN) and bulimia

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0358926A (ja) * 1989-07-27 1991-03-14 Taiyo Fishery Co Ltd 脳機能改善組成物、学習能力増強剤、記憶力増強剤、痴呆予防剤、痴呆治療剤、または脳機能改善効果を有する機能性食品
JP2001504086A (ja) * 1996-08-27 2001-03-27 スコシア ホールディングス ピーエルシー 脂肪酸による治療
JP2002535355A (ja) * 1999-01-27 2002-10-22 ラクスデイル リミテッド 精神・神経障害のための高純度エチルepaおよびepa誘導体
WO2002096408A1 (en) * 2001-05-30 2002-12-05 Laxdale Limited Coenzyme q and eicosapentaenoic acid (epa)

Also Published As

Publication number Publication date
EP1683519A4 (en) 2009-04-01
WO2005046668A1 (ja) 2005-05-26
EP1683519A1 (en) 2006-07-26
CA2545190A1 (en) 2005-05-26
US20070082949A1 (en) 2007-04-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2260423C2 (ru) Этил-эпк с высокой степенью чистоты и другие производные эпк для психиатрических и неврологических расстройств
EP1602372B1 (en) Drug for improving prognosis for subarachnoid hemorrhage
JP6092843B2 (ja) 神経障害の治療用組成物
CN1109543C (zh) 包括二十碳五烯酸和/或十八碳四烯酸的药物制剂
JP5087280B2 (ja) 中枢神経系障害の治療のための、選択されたn−3系脂肪酸の高度濃縮組成物の使用
JP2675560B2 (ja) 生理活性を有する栄養組成物
JP2022059063A (ja) 認知機能改善および心拍数低下のための方法
TW568783B (en) A pharmaceutical composition for the treatment of inflammatory conditions in mammals
JP4986321B2 (ja) 炎症性状態処置のための方法および組成物
JP5043677B2 (ja) アルツハイマー型認知症予防・治療剤
KR20000035924A (ko) 디스프랙시아의 치료용 약물 조제를 위한 아라키돈산 및/또는 도코사헥사논산의 용도
JPH02237919A (ja) アルツハイマー病、関連痴呆症及びてんかんを治療するための組成物
JP2014515928A (ja) 認知機能減退に対する医療食品
JPWO2005046668A1 (ja) 言語障害予防・治療剤
JP5769912B2 (ja) 認知障害を伴う疾患又は状態の予防又は治療用の組成物
JP2004352638A (ja) 自殺予防薬

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071031

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071031

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110201

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110401

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111206

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120515