JPWO2005006332A1 - スライダー試験機 - Google Patents

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弘 小林
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周一 竹内
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貴由 松村
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宏和 山西
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眞司 平岡
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芳明 柳田
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Abstract

試験用の媒体を回転駆動する駆動部と、スライダーを単体で着脱可能に支持するセットプレートと、セットプレートに支持されたスライダーに電気的に接続されスライダーの特性を検査する検査装置とを備えたスライダー試験機であって、前記セットプレートに、前記スライダーを傾動可能に支持する可動支持部30を設けるとともに、該可動支持部を介して前記スライダーを前記媒体の表面に向けて弾性的に加圧し、媒体の表面からスライダーを浮上させて配置するための加圧機構部を設け、該加圧機構部に、前記可動支持部に当接して可動支持部を弾性的に加圧する板バネからなる弾性体56を設ける。

Description

本発明は磁気ディスク等の媒体のデータの読み取り/書き込みに使用されるスライダー(磁気ヘッド)の特性を試験するスライダー試験機に関する。
磁気ディスク等の媒体のデータの読み取り/書き込みに使用されるスライダー(磁気ヘッド)は、媒体を実際に回転させて、媒体表面からの浮上特性、媒体との間でのデータの読み取り/書き込み機能を試験した後、実機に搭載される。従来、このスライダーの機能試験は、サスペンションにスライダーを搭載してスライダー組立体を形成し、このスライダー組立体を試験機にセットして試験していた。
しかしながら、スライダーの不良率が高い場合には、スライダーとともにサスペンションも廃棄されることになり、スライダーの製作コストとともに、サスペンションの製造費、スライダー組立体の組立費が無駄になるという問題がある。このため、スライダーをサスペンションに搭載する前に、スライダーの単体のみでその機能を試験し、スライダーの良品のみをサスペンションに搭載する方法が考えられている。
図7は、スライダーの単体のみでその特性を試験するスライダー試験機の構成例を示す。10はスライダー試験機の試験機本体である。試験機本体10には、試験用の媒体12を実機と同じように回転駆動する駆動部、媒体12をスライダーがセットされている試験位置に移動させる移動制御部、試験位置で媒体12とスライダーとの間でのデータの読み取り/書き込み特性を検査する検査装置が備えられている。
図示例のスライダー試験機は、試験機本体10の上面の4つのコーナー部に被試験品であるスライダー14をセットするセット部が設けられたものである。各々のセット部は、スライダー14を支持するセットプレート20と、セットプレート20を支持するアーム部22と、アーム部22を支持する搭載ベース24とを備える。
媒体12は媒体面を水平にしてスピンドル13に支持されている。スピンドル13は試験機本体10の一方側と他方側との間を移動可能に設けられており、スピンドル13に支持されて媒体12が試験機本体10の一方側と他方側との間を移動することにより、セットプレート20にセットされたスライダー14について試験することができる。
図8はスライダー14を装着するセットプレート20でのスライダー14の取り付け構造を示す。セットプレート20はスライダー14を媒体12の表面に対して浮上した状態で支持するためのリングバネ30と、スライダー14を着脱可能に支持するためのソケット40と、ソケット40を弾性的に加圧してスライダー14に所定の荷重を加えるための加圧機構部50とを備える。なお、リングバネ30およびソケット40はスライダー14を可動に支持する可動支持部を構成する。
リングバネ30はスライダー14をソケット40に支持した状態で、スライダー14が任意の方向(ピッチング方向とローリング方向)に傾動可能となるように支持するためのものである。金属薄板に円弧状のスリットを設けてリングバネ30とし、これによってスライダー14が任意の方向に傾動可能となっている。ソケット40はリングバネ30の中央に形成されたセット部34の下面に接合されている。ソケット40の上面には、コンタクトブロック42とこれに対向して押さえバネ48が設けられている。押さえバネ48によってスライダー14をコンタクトブロック42に向けて弾性的に押圧することにより、スライダー14の端子がコンタクトブロック42に設けられたコンタクト端子に押接されてスライダー14がセットされる。コンタクトブロック42のコンタクト端子はリングバネ30に設けられた配線パターンを介して検査装置と電気的に接続され、スライダー14の電気的特性が測定される。
加圧機構部50は、ソケット40の下方に配置された加圧ピン51と加圧ピン51に外挿して設けたコイルスプリング52とを備える。コイルスプリング52は加圧ピン51の上端面をソケット40の下面に当接させ、リングバネ30に支持されたスライダー14を媒体表面に向けて弾性的に加圧する。コイルスプリング52の付勢力を調節することにより、スライダー14に作用させる荷重を調節することができ、媒体表面からのスライダー14の浮上量を調節することができる。
こうして、セットプレート20にスライダー14をセットし、試験用の媒体を回転させた状態でスライダー14を媒体に対して浮上させ、データの読み取り/書き込み等の試験を行うことができる。このスライダー試験機によれば、スライダーをサスペンションに搭載する前に単体でその特性を試験することができ、製造費、組立費の無駄を省くことが可能になる。
ところで、上述した構成に係るスライダー試験機においては、押さえバネを金属の板バネによって作製しているため、劣化しやすいという問題や、押さえバネを交換する際には組立部品を分解しなければ交換できない構成になっているという問題があった。
また、加圧機構部では加圧ピンをガイドするために摺動抵抗が発生し、スライダーに作用する荷重が変動し、スライダーの浮上姿勢が安定しないといった問題があった。
そこで、本発明はこれらの課題を解決すべくなされたものであり、その目的とするところは、押さえバネの交換を容易にして装置の取り扱い性を向上させるとともに、スライダーに作用する荷重が変動することを防止して、スライダー単体での試験を正確に行うことができ、信頼性の高いスライダー試験機を提供するにある。
本発明は、上記目的を達成するため次の構成を備える。
すなわち、試験用の媒体を回転駆動する駆動部と、スライダーを単体で着脱可能に支持するセットプレートと、セットプレートに支持されたスライダーに電気的に接続されスライダーの特性を検査する検査装置とを備えたスライダー試験機であって、前記セットプレートに、前記スライダーを傾動可能に支持する可動支持部を設けるとともに、該可動支持部を介して前記スライダーを前記媒体の表面に向けて弾性的に加圧し、媒体の表面からスライダーを浮上させて配置するための加圧機構部を設け、該加圧機構部に、前記可動支持部に当接して可動支持部を弾性的に加圧する板バネからなる弾性体を設けたことを特徴とする。
また、試験用の媒体を回転駆動する駆動部と、スライダーを単体で着脱可能に支持するセットプレートと、セットプレートに支持されたスライダーに電気的に接続されスライダーの特性を検査する検査装置とを備えたスライダー試験機であって、前記セットプレートに、前記スライダーを傾動可能に支持する可動支持部を設けるとともに、該可動支持部に当接する加圧ピンおよび加圧ピンを介して前記スライダーを前記媒体の表面に向けて弾性的に加圧し、媒体の表面からスライダーを浮上させて配置するための弾性手段を備えた加圧機構部を設け、該加圧機構部に、前記加圧ピンの摺動抵抗を軽減させる超音波振動源を付設したことを特徴とする。
また、試験用の媒体を回転駆動する駆動部と、スライダーを単体で着脱可能に支持するセットプレートと、セットプレートに支持されたスライダーに電気的に接続されスライダーの特性を検査する検査装置とを備えたスライダー試験機であって、前記セットプレートに、前記スライダーを傾動可能に支持する可動支持部を設け、該可動支持部にスライダーをセットするソケットを設けるとともに、該ソケットにスライダーを支持する押さえバネを着脱可能に設けたことを特徴とする。
図1A−Bは押さえバネとソケットの構成を示す斜視図であり、図2はアンロードバーの構成を示す説明図であり、図3A−Bは加圧機構部の構成を示す説明図であり、図4は加圧機構部とソケットとの配置を示す説明図であり、図5は板バネからなる弾性体を用いた加圧機構部の構成を示す説明図であり、図6A−Dは加圧機構部で使用する弾性体の例を示す説明図であり、図7はスライダー試験機の全体構成を示す説明図であり、図8はセットプレートにおけるスライダーの取り付け構造を示す説明図である。
以下、本発明の好適な実施の形態について、添付図面と共に詳細に説明する。なお、本発明に係るスライダー試験機の全体構成およびスライダーをセットするセットプレートの構成は、図7、8に示すスライダー試験機およびセットプレートの構成と基本的に変わらない。したがって、これらの構成についての説明は省略する。
(ソケットの構造)
図1は本発明に係るスライダー試験機におけるソケット40と押さえバネ48の構成を示す。本実施形態においては、押さえバネ48をソケット40に着脱可能に設けたことを特徴とする。
図1Aは、スライダー14をセットするソケット40の上面に、押さえバネ48を装着するための装着溝43を設け、装着溝43に押さえバネ48を着脱可能に装着可能とした例である。押さえバネ48をU字状に形成し、一方のバネ片部をスライダー14を押圧する押圧片48aとし、他方のバネ片部を装着溝43に嵌入して固定する取り付け片48bとしている。本実施形態では取り付け片48bを波形に形成し、ストレート状に形成した装着溝43に取り付け片48bを嵌入することによって取り付け片48bの弾発力により押さえバネ48がソケット40に固定されるようにしている。
装着溝43を形成したことによってソケット40の上面が段差状になるから、押さえバネ48の取り付け片48bの厚さ(装着溝43に嵌入する深さ方向の長さ)を押圧片48aよりも厚く設定し、取り付け片48bを装着溝43に嵌入した際に、押圧片48aがコンタクトブロック42に対向する配置でソケット40の上面に位置するように形成する。
図1Bは、押さえバネ48の取り付け片48bを波形に形成するかわりに、取り付け片48bをストレート状に形成し、ソケット40に形成する装着溝43に波形の弾性押さえ部44を設けた例である。装着溝43に押さえバネ48の取り付け片48bを嵌入する際に、弾性押さえ部44で取り付け片48bを弾性的に挟圧することにより押さえバネ48をソケット40に固定する。
このように、押さえバネ48をソケット40に設けた装着溝43に着脱可能に装着する構成としたことにより、繰り返し使用して押さえバネ48が劣化した際には、押さえバネ48のみを交換して装着することが可能となり、押さえバネ48を交換する際に、組立部品を分解したりする必要がなく、押さえバネ48を容易に交換することが可能となる。
(アンロードバーの構造)
本発明に係るスライダー試験機でスライダー14を試験する際には、セットプレート20に被試験品であるスライダー14をセットし、試験用の媒体12を回転させた状態でスライダー14を媒体12の表面に近づけ、媒体12の表面からスライダー14を浮上させた状態で試験を行った後、媒体12からスライダー14を引き離し、セットプレート20に次の被試験品であるスライダー14をセットするようにする。
これらの操作のうち、媒体12からスライダー14を引き離す際に、スライダー14と媒体12との間が負圧になり、スライダー14が媒体側に吸引されるという作用が生じる。リングバネ30の剛性が高い場合には問題はないのであるが、リングバネ30の剛性が低い場合には、スライダー14を媒体12から引き離すようにした際にリングバネ30がスライダー14とともに媒体側に吸引され、リングバネ30が変形するという問題が生じる。スライダー14の浮上量を低く抑える場合にはリングバネ30の剛性を低く設定する必要があり、このような場合にはリングバネ30が変形しやすくなる。
図2はこのようなリングバネ30の変形を防止するため、スライダー14を媒体12の表面から引き離す際に、T形に形成したアンロードバー60を媒体12とリングバネ30の中間に差し込むように構成した例を示す。このようなアンロードバー60を設けておけば、スライダー14を媒体12から引き離す際に、アンロードバー60がリングバネ30の表面に当接し、アンロードバー60によってリングバネ30を押さえながらスライダー14が媒体から引き離されるから、リングバネ30の剛性が低い場合でもリングバネ30を変形させずにスライダー14を引き離すことが可能になる。
(加圧機構部の構成)
図3は、本発明に係るスライダー試験機の加圧機構部50の構成を示す。加圧機構部50は、ソケット40の下面に当接する加圧ピン51と、加圧ピン51を媒体12に向けて弾性的に加圧するコイルスプリング52とを備える。図3Aは、支持ブロック53により加圧ピン51を軸線方向に摺動可能に支持した構成を示す。加圧ピン51は支持ブロック53に設けた摺動孔53aに、軸線方向に摺動可能に収容されている。
加圧ピン51はソケット40を介してスライダー14を媒体12の表面に向けて押圧する作用をなすものであり、軸線方向に移動する際に軸振れせず、摺動抵抗ができるだけ小さいことが望ましい。加圧ピン51と摺動孔53aとのクリアランスが大きいと摺動抵抗は小さくなるものの、試験時に加圧ピン51に振動が生じるという問題がある。また、スライダー14に作用させる押圧力(荷重)は1.5g程度と微小であるから、加圧ピン51に大きな摺動抵抗が作用するとスライダー14に所定の押圧力が作用しなくなる。
図3Bは支持ブロック53に設ける摺動孔53aと加圧ピン51とのクリアランスを小さくして加圧ピン51の軸振れを防止するとともに、支持ブロック53に超音波振動源54を接触させ、支持ブロック53を1μm以下といった小さな振幅で超音波振動させることによって、加圧ピン51の摺動抵抗を下げるように構成した例を示す。図3Bに示す実施形態によれば、支持ブロック53に設ける摺動孔53aをコイルスプリング52の弾性力によっては摺動しない程度のクリアランスに設定した場合でも、超音波振動を利用することによって加圧ピン51の摺動抵抗を下げることができ、加圧ピン51の軸振れ防止と、摺動抵抗を小さくするという相反する作用を得ることが可能になる。
加圧ピン51はきわめて小さな部品であり、摺動部にベアリングを配置して摺動抵抗を下げるといった構成とすることは加工上、困難である。本実施形態の構造は加圧ピン51、および支持ブロック53に形成する摺動孔53aを高精度に加工することで所要の作用を得ることができる点で有効である。
図4は、加圧ピン51の上端面を平坦面に形成し、加圧ピン51の上端面に対向するソケット40の下面に半球状の膨出部40aを設け、加圧ピン51を膨出部40aに当接させてコイルスプリング52の付勢力がソケット40に作用するように構成した例を示す。
図4に示す加圧機構部ではガイドブッシュ53bにより加圧ピン51を軸線方向にガイドしている。図3に示す加圧機構部と同様に加圧ピン51を摺動孔53aやガイドブッシュ53bによってガイドすると、加圧ピン51に摺動抵抗が作用することが避けられない。
図5は、加圧機構部の他の構成例を示すもので、加圧ピン51やコイルスプリング52およびガイドブッシュ53bを使用せず、ベース板55とソケット40との間に板バネからなる弾性体56を配置し、ソケット40にじかに弾性体56を当接させた構成とした例である。図5に示す実施形態では、板バネをZ形に折曲して形成した弾性体56を使用している。57は弾性体56の端部を支持する支持体、58は予圧ストッパ、59はストッパガイドである。
予圧ストッパ58は弾性体56をあらかじめ圧縮状態に保持することにより、スライダー14に作用する荷重をあらかじめ調節しておくためのものである。予圧ストッパ58の位置を調節して弾性体56に予圧を加えておくことにより、弾性体56にソケット40が当接した際に、スライダー14の浮上剛性につり合う荷重をスライダー14に作用させることができる。予圧ストッパ58はストッパガイド59によってガイドされるのみで、板バネからなる弾性体56はストッパガイド59とは非接触である。したがって、ソケット40を押圧する弾性体56はストッパガイド59等から完全にフリーであり、ソケット40に荷重を作用させる際に摺動抵抗が作用することがまったくない。
すなわち、本実施形態の加圧機構部の構成によれば、弾性体56からの弾性力がそのままスライダー14に作用し、スライダー試験機に単体のスライダー14を搭載した際のスライダー14の浮上特性が、サスペンションにスライダーを搭載した状態での浮上特性にきわめて近い条件として得ることが可能になる。
なお、予圧ストッパ58は弾性体56からスライダー14に作用する弾性力を、ストッパガイド59での取り付け位置によって調節するものであるから、予圧力を調節する際には、各部品の製造公差を十分に配慮しておく必要がある。すなわち、予圧ストッパ58の設置位置等は所定の予圧値に調節できるように寸法公差を設定しておく必要がある。
図6は、板バネを用いて形成した弾性体56の他の例を示す。図6Aは、弾性体56を板バネを用いて正面形状が小判形となるように形成した例である。小判形に形成された弾性体56の上側のストレート部56aにソケット40が当接し、弾性体56からの弾性力がスライダー14に作用する。ストッパガイド59に予圧ストッパを取り付けて、弾性体56の湾曲度を変えることによって弾性体56の予圧値を調節することができる。
図6Bは、板バネの先端部を屈曲させて弾性体56とし、弾性体56を支持体57に片持ち式としたものである。板バネを長く延出する形態に弾性体56を形成することによって、平坦状に形成した板バネの先端部が平行に上下動するように設けている。この実施形態の場合も、ストッパガイド59に予圧ストッパを設けることによって、弾性体56に予圧を加えることができる。
図6Cは、直線状に形成した板バネからなる弾性体56を、一対の支持体57a、57bによって両持ち式としたものである。図6Dは、板バネを波形に屈曲させて弾性体56としたものである。
これらの各実施形態に示す弾性体56が変位する方向は、いずれもスライダー14を媒体12の表面に対して垂直となる方向であり、したがってスライダー14に作用させる荷重の方向として好適である。
なお、媒体12の表面とスライダー14との離間距離を制御する場合は、ソケット40が弾性体56に当接した位置(0点位置)を基準位置として媒体12の表面とスライダー14との離間距離が浮上間隔となるように制御する。しかしながら、実際には、この0点位置よりもスライダー14を媒体12の表面に接近する側に押し込むようにする方がスライダー14が安定して支持されることがある。このように押し込みマージンを設定して媒体12の表面に対するスライダー14の位置を制御する場合には、この押し込みマージン量を考慮して予圧ストッパ58の位置、予圧値を設定する必要がある。
このように、弾性体56を使用してスライダー14に荷重を作用させる方法は、加圧ピン51を使用した場合のように摺動抵抗が発生したりすることがまったくなく、スライダー14の浮上量を調節するといったきわめて小さな荷重を作用させるような場合に有効に使用することが可能である。なお、板バネを用いて弾性体56を形成する場合には、板バネのバネ定数や板バネの圧縮量にともなう弾性力等を考慮して、スライダー14の浮上剛性に合った荷重が得られるように弾性体56を調節して使用する必要がある。

Claims (13)

  1. 試験用の媒体を回転駆動する駆動部と、スライダーを単体で着脱可能に支持するセットプレートと、セットプレートに支持されたスライダーに電気的に接続されスライダーの特性を検査する検査装置とを備えたスライダー試験機であって、
    前記セットプレートに、前記スライダーを傾動可能に支持する可動支持部を設けるとともに、該可動支持部を介して前記スライダーを前記媒体の表面に向けて弾性的に加圧し、媒体の表面からスライダーを浮上させて配置するための加圧機構部を設け、
    該加圧機構部に、前記可動支持部に当接して可動支持部を弾性的に加圧する板バネからなる弾性体を設けたことを特徴とするスライダー試験機。
  2. 前記弾性体は、スライダーの浮上剛性につりあう荷重をスライダーに対して加えることが可能に設けられていることを特徴とする請求項1記載のスライダー試験機。
  3. 前記弾性体は、前記可動支持部が板バネに当接した際に、スライダーの浮上剛性につり合う荷重をスライダーに付与すべく、板バネが予圧された状態にセットされていることを特徴とする請求項2記載のスライダー試験機。
  4. 前記弾性体は、板バネを所定の予圧値に調節可能な寸法公差に設けられていることを特徴とする請求項4記載のスライダー試験機。
  5. 前記弾性体には、スライダーを安定して浮上させるための押し込みマージンが設定されていることを特徴とする請求項1記載のスライダー試験機。
  6. 前記弾性体は、Z形状に板バネが折曲して設けられ、板バネの可動端側に可動支持部が当接すべく設けられていることを特徴とする請求項1記載のスライダー試験機。
  7. 前記弾性体は、平板状に形成された板バネが片持ち支持され、板バネの可動端側に可動支持部が当接すべく設けられていることを特徴とする請求項1記載のスライダー試験機。
  8. 前記弾性体は、平板状に形成された板バネが両持ち支持され、板バネの中間に可動支持部が当接すべく設けられていることを特徴とする請求項1記載のスライダー試験機。
  9. 前記弾性体は、正面形状で小判形に板バネが設けられ、板バネの平坦部に可動支持部が当接すべく設けられていることを特徴とする請求項1記載のスライダー試験機。
  10. 前記弾性体は、波形に板バネが折曲して設けられ、板バネの可動端側に可動支持部が当接すべく設けられていることを特徴とする請求項1記載のスライダー試験機。
  11. 試験用の媒体を回転駆動する駆動部と、スライダーを単体で着脱可能に支持するセットプレートと、セットプレートに支持されたスライダーに電気的に接続されスライダーの特性を検査する検査装置とを備えたスライダー試験機であって、
    前記セットプレートに、前記スライダーを傾動可能に支持する可動支持部を設けるとともに、該可動支持部に当接する加圧ピンおよび加圧ピンを介して前記スライダーを前記媒体の表面に向けて弾性的に加圧し、媒体の表面からスライダーを浮上させて配置するための弾性手段を備えた加圧機構部を設け、
    該加圧機構部に、前記加圧ピンの摺動抵抗を軽減させる超音波振動源を付設したことを特徴とするスライダー試験機。
  12. 試験用の媒体を回転駆動する駆動部と、スライダーを単体で着脱可能に支持するセットプレートと、セットプレートに支持されたスライダーに電気的に接続されスライダーの特性を検査する検査装置とを備えたスライダー試験機であって、
    前記セットプレートに、前記スライダーを傾動可能に支持する可動支持部を設け、
    該可動支持部にスライダーをセットするソケットを設けるとともに、該ソケットにスライダーを支持する押さえバネを着脱可能に設けたことを特徴とするスライダー試験機。
  13. 前記押さえバネが、ソケットに設けられたコンタクトブロックとの間でスライダーを挟圧して支持する押圧片と、ソケットに設けられた装着溝に嵌入する取り付け片とを備えたU字状に形成されていることを特徴とする請求項12記載のスライダー試験機。
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