JPH11183520A - プローブ装置 - Google Patents

プローブ装置

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JPH11183520A
JPH11183520A JP35832797A JP35832797A JPH11183520A JP H11183520 A JPH11183520 A JP H11183520A JP 35832797 A JP35832797 A JP 35832797A JP 35832797 A JP35832797 A JP 35832797A JP H11183520 A JPH11183520 A JP H11183520A
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probe
blade
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probes
holding member
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JP35832797A
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English (en)
Inventor
Katsutoshi Saida
田 勝 利 斉
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Yokowo Co Ltd
Original Assignee
Yokowo Co Ltd
Yokowo Mfg Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH11183520A publication Critical patent/JPH11183520A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来より寸法や配列ピッチがより微細な検査
対象に対してもプローブの接触による検査が可能なプロ
ーブ装置の提供。 【解決手段】 プローブ装置は、互いに絶縁状態で重ね
合わされる一対のブレード形プローブ1a,1bと、こ
れらの一対のブレード形プローブ1a,1bを保持する
保持部材2とを備えている。また、このプローブ装置
は、上記保持部材2を、検査基板上の検査パッドに向か
って一定圧力で押圧するための押圧手段3を備えてい
る。両プローブ1a,1bは、各々の薄刃状ブレード部
10a,10bの前下方に、検査パッドに接触させるた
めの尖端部12a,12bを有している。各ブレード形
プローブ1a,1bの尖端部12a,12bは、個々の
プローブ装置全体の中で最も前方へ突出している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベアボードや実装
基板における抵抗値計測等の検査に使用するプローブ装
置に係り、とりわけ、検査パッド(検査対象)の大きさ
や配置間隔が微細な場合の検査に適したプローブ装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ベアボードや実装基板における抵
抗値計測等の検査に使用するプローブ装置としては、図
7又は図8に示すような、全体として横断面形状が円形
のプローブを用いるものが一般的である。このうち図7
に示すプローブ装置は、円錐形状の先端部74を有する
一対のコンタクトプローブ72からなるプローブ部70
を備え、その各コンタクトプローブ72の先端部74を
検査基板B上の検査パッド(端子)Pに接触させて検査
を行うものである。
【0003】また、図8に示すプローブ装置は、円錐形
状の先端部84を有する中心プローブ82と、この中心
プローブ82を囲む略円筒形状の外側プローブ86とか
らなるプローブ部80を備え、中心プローブ82の先端
部84と外側プローブ86の先端部周縁88とをそれぞ
れ検査基板B上の検査パッド(端子)Pに押圧接触させ
て検査を行うものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
プローブ装置には、以下のような問題点がある。すなわ
ち、近年のダウンサイジングのニーズに対応して検査パ
ッドPの寸法や配列のピッチの微細化が進められてい
る。しかしながら、図7又は図8に示すような従来のプ
ローブ装置では、検査可能な検査パッドPの寸法や配列
ピッチの大きさに限度があり、そのような微細化に対応
することが困難である。
【0005】特に、いわゆる4端子測定(ケルビン測
定)を行う場合は、図7又は図8に示すプローブ部7
0,80を備えた装置をそれぞれ一組づつ用いる必要が
あるが、そのような場合、微細なピッチで配列された4
端子に対応するように各プローブ72,72、82,8
6の先端部74,74、84,88同士を接近させるこ
とが困難である。
【0006】本発明は、このような点を考慮してなされ
たものであり、従来のプローブ装置に比べて、寸法や配
列ピッチがより微細な検査対象に対してもプローブの接
触による検査が可能なプローブ装置を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の手段は、互いに絶
縁状態で重ね合わされた一対のブレード形プローブと、
これらの一対のブレード形プローブを保持する保持部材
と、この保持部材を、検査対象に向かって一定圧力で押
圧するための押圧手段とを備え、前記一対のブレード形
プローブは各々、検査対象に接触させるための尖端部を
有することを特徴とするプローブ装置である。
【0008】この第1の手段によれば、押圧手段によっ
て保持部材を検査対象に向かって押圧することにより、
保持部材に保持された一対のブレード形プローブの尖端
部がそれぞれ検査対象に一定圧力で押圧された状態で検
査を行うことができる。そして、検査対象に接触させる
部分が、互いに重ね合わされた一対のブレード形プロー
ブの尖端部であるため、横断面形状が略円形のプローブ
の組を用いるプローブ装置に比べ、検査対象に接触させ
るプローブの尖端部同士をより近接させることが可能と
なる。
【0009】第2の手段は、第1の手段において、前記
一対のブレード形プローブの一方は、前記保持部材に対
して固定され、前記一対のブレード形プローブの他方
は、前記保持部材に対して、前記押圧手段の押圧方向に
沿って摺動自在に取付けられ、前記保持部材は、前記他
方のブレード形プローブを前記押圧手段の押圧方向へ付
勢する付勢手段を有するとともに、前記他方のブレード
形プローブの尖端部は、検査対象に接触していない状態
で、前記一方のブレード形プローブの尖端部よりも、前
記押圧手段の押圧方向へ突出しているものである。
【0010】第3の手段は、第1の手段において、前記
一対のブレード形プローブは各々、前記保持部材に対し
て、前記押圧手段の押圧方向に沿って摺動自在に取付け
られ、前記保持部材は、前記一対のブレード形プローブ
を各々前記押圧手段の押圧方向へ付勢する付勢手段を有
するものである。
【0011】第4の手段は、第1の手段において、前記
各ブレード形プローブは、その尖端部がほぼ前記押圧手
段の押圧方向に沿って揺動自在となるよう、前記保持部
材に対して取付られるとともに、前記保持部材は、前記
各ブレード形プローブの尖端部の揺動を前記押圧手段の
押圧方向へ付勢する付勢手段を有するものである。
【0012】第5の手段は、互いに絶縁状態で並設され
た一対の板ばね形プローブと、これらの一対の板ばね形
プローブを保持する保持部材と、この保持部材を、検査
対象に向かって一定圧力で押圧するための押圧手段とを
備え、前記一対の板ばね形プローブは各々、検査対象に
接触させるための尖端部を有するとともに、前記押圧手
段の押圧方向に弾性変形可能であることを特徴とするプ
ローブ装置である。
【0013】この第5の手段によれば、押圧手段によっ
て保持部材を検査対象に向かって押圧することにより、
保持部材に保持された一対の板ばね形プローブの尖端部
がそれぞれ検査対象に一定圧力で押圧された状態で検査
を行うことができる。そして、検査対象に接触させる部
分が、互いに並設された一対の板ばね形プローブの尖端
部であるため、横断面形状が略円形のプローブの組を用
いるプローブ装置に比べ、検査対象に接触させるプロー
ブの尖端部同士をより近接させることが可能となる。
【0014】第6の手段は、第1乃至第5の手段のいず
れかにおいて、前記各プローブの尖端部は、プローブ装
置全体の中で最も前方へ突出しているものである。
【0015】この第6の手段によれば、第1乃至第5の
手段のいずれかにおいて、一対のプローブ装置の前方側
同士を向かい合わせた状態で、両装置の向かい合うプロ
ーブの尖端部同士をぎりぎりまで近接させることが可能
となる。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1乃至図6は本発明によ
るプローブ装置の実施の形態を示す図である。
【0017】[第1の実施形態]まず、図1乃至図3に
より本発明の第1の実施形態について説明する。図1に
おいて、プローブ装置は、互いに絶縁状態で重ね合わさ
れる一対のブレード形プローブ1a,1bと、これらの
一対のブレード形プローブ1a,1bを保持する保持部
材2とを備えている。また、図3に示すように、このプ
ローブ装置は、上記保持部材2を、検査基板B上の検査
パッド(検査対象)Pに向かって一定圧力で押圧するた
めの押圧手段(押圧機構付き本体)3を備えている。な
お、図1(b)に符号29で示すのは、保持部材2を図
3に示す押圧手段3に対してボルト等で取り付けるため
の取付孔である。
【0018】ここで、図3には、本発明によるプローブ
装置を一対、互いに前方側同士を向かい合わせ、各一対
のプローブ1a,1bによって検査対象の4端子検査を
行う状態が示されている。また、このプローブ装置は、
検査基板Bに沿うX- Y平面上において、押圧手段3ご
と一対のプローブ1a,1bをX方向及びY方向に自由
に移動させて、任意の位置にある検査パッドPの検査を
行うことができるように構成されている。
【0019】次に、図1(b)に示すように、上記一対
のブレード形プローブの一方(固定プローブ)1aは、
上記保持部材2に対して固定され、他方(可動プロー
ブ)1bは、保持部材2に対して、(押圧手段3の押圧
方向に沿って)上下方向に摺動自在に取付けられてい
る。具体的には、固定プローブ1aは、保持部材2内に
一対のねじ20,20及びピン21によって固定された
ホルダ部16aと、このホルダ部16aの下部内側に固
着された薄刃状のブレード部10aとからなり、可動プ
ローブ1bは、保持部材2内に摺動自在に収納されたホ
ルダ部16bと、このホルダ部16bの下部内側に固着
された薄刃状のブレード部10bとからなっている。
【0020】また、両ブレード形プローブ1a,1b
は、その全体が電導体で作られ、各々のホルダ部16
a,16bの上端部に導線取付孔22が形成されてい
る。そして、これらの導線取付孔22には各々、図3に
示すように、検査装置に連結される導線Lが取付けられ
るようになっている。
【0021】また、図1(b)に示すように、固定プロ
ーブ1aと可動プローブ1bとは、各々のホルダ部16
a,16b同士の間に介設された絶縁板5によって、互
いに絶縁状態で重ね合わされている。この絶縁板5は、
固定プローブ1aのホルダ部16aとともに、一対のね
じ20,20及びピン21によって保持部材2に対して
固定されている。なお、固定プローブ1aと可動プロー
ブ1bの各ブレード部10a,10b同士は、僅かな間
隙を置いて重ね合わされている(図2参照)。
【0022】次に、図1(a)に示すように、保持部材
2には、可動プローブ1bを下方(押圧手段3の押圧方
向)へ付勢するコイルばね(付勢手段)4が設けられて
いる。このコイルばね4は、可動プローブ1bのホルダ
部16bに螺合したばね受けねじ23と、保持部材2に
螺合した付勢力調節ねじ24との間に介設されている。
また、図1(a)及び図1(b)に示すように、可動プ
ローブ1bのホルダ部16bに厚さ方向の貫通孔25が
形成されるとともに、保持部材2に対して固定されたピ
ン26が、この貫通孔25内に延びて、可動プローブ1
bの摺動範囲を規制している。
【0023】次に、固定プローブ1aと可動プローブ1
bとは、各々のブレード部10a,10bの前下方部分
に、検査パッドPに接触させるための尖端部12a,1
2bを有している。具体的には、図1において、各ブレ
ード形プローブ1a,1bのブレード部10a,10b
は、その前部及び下部がブレード部10a,10b同士
の内側へ向かってテーパ状に削ぎ取られ、図1(a)に
示すように、極めて薄い前縁部13及び下縁部14が形
成されている。また、各ブレード部10a,10bの前
縁部13は垂直方向に対して僅かに後傾した直線をな
し、下縁部14は水平方向に対して前傾した直線をなし
ている。そして、これらの前縁部13と下縁部14とが
交わる位置に、尖端部12a,12bが形成されてい
る。
【0024】ここで、図2に示すように、可動プローブ
1aの尖端部10aは、検査対象に接触していない状態
で、固定プローブ1bの尖端部10bよりも、押圧手段
3の押圧方向へ微小長さsだけ突出している。
【0025】また、図3に示すように、各ブレード形プ
ローブ1a,1bの尖端部12a,12bは、保持部材
2の前面側2aよりも前方へ、すなわち個々のプローブ
装置全体の中で最も前方へ突出している。
【0026】なお、図1(b)に示すように、可動プロ
ーブ1bのホルダ部16bと保持部材2との間に、適当
な厚さの隙間調節板27が介設されており、この隙間調
節板27によって主に可動プローブ1bの保持部材2に
対するガタを無くすようにしている。また、可動プロー
ブ1bの多数回の摺動による磨耗で、可動プローブ1b
と保持部材2との間でガタが生じた場合は、一対の隙間
調節ねじ28によって隙間調節板27を可動プローブ1
b側へ移動させることにより、そのようなガタを無くす
ことができるように構成されている。
【0027】ここで、以上のような構成よりなるプロー
ブ装置の動作について説明する。このプローブ装置によ
って検査基板B上の検査パッドPの検査を行う場合、押
圧手段3ごと保持部材2を水平方向に移動させて、各ブ
レード形プローブ1a,1bの尖端部12a,12bを
検査パッドP上の所定位置の上方に位置決めする。次
に、押圧手段3によって、保持部材2を下方の検査パッ
ドPに向かって一定圧力で押圧する。
【0028】その際、まず始めに可動プローブ1bの尖
端部12bが検査パッドPの所定位置に当接する。そし
て、可動プローブ1bが、次第に保持部材2に対して
(コイルばね4の弾性力に抗して)上方へ摺動し、次に
固定プローブ1aの尖端部12aが検査パッドPの所定
位置に当接する。そして、両ブレード形プローブ1a,
1bの尖端部12a,12bが検査パッドPの所定位置
に対して一定圧力で押圧された状態で、抵抗値計測等の
所定の検査が行われる。
【0029】次に、このような構成よりなる本実施形態
の作用効果について説明する。本実施形態によれば、互
いに僅かな間隙を置いて重ね合わされた薄板状ブレード
部10a,10bの尖端部12a,12bを検査パッド
(検査対象)Pに当接させて検査を行うように構成され
たブレード形プローブを備えているので、横断面形状が
略円形のプローブの組を用いる従来のプローブ装置に比
べ、検査パッドPに接触させるプローブの尖端部12
a,12b同士をより近接させることが可能となる。こ
のため、従来のプローブ装置に比べて、寸法や配列ピッ
チがより微細な検査対象に対してもプローブの尖端部の
接触による検査が可能となる。
【0030】また、各ブレード形プローブ1a,1bの
尖端部12a,12bは、個々のプローブ装置全体の中
で最も前方へ突出しているので、図3に示すように、一
対のプローブ装置の前方側同士を向かい合わせた状態
で、両装置の向かい合ったブレード形プローブ1a,1
bの尖端部12a,12b同士をぎりぎりまで近接させ
ることが可能となる。このため、一対のプローブ装置を
用いて、微細なピッチで配列された4端子を有する検査
パッドPにおける、いわゆる4端子測定を容易に行うこ
とができる。
【0031】[第2の実施形態]次に、図4により本発
明の第2の実施形態について説明する。本実施形態は、
図4に示すように、一対のブレード形プローブ30a,
30bが両方とも、保持部材2Aに対して、(押圧手段
3の押圧方向に沿って)上下方向に摺動自在に取付けら
れている点で上記第1の実施形態と異なり、その他の構
成は図1及び図3に示す上記第1の実施形態と略同様で
ある。
【0032】具体的には、図4に示すように、一対のブ
レード形プローブ30a,30bは各々、保持部材2A
内に摺動自在に収納された薄板状の摺動部36a,36
bと、この摺動部36a,36bの下端部から略前下方
へ延びる薄刃状のブレード部31a,31bとからなっ
ている。そして、これらの一対のブレード形プローブ3
0a,30bは、両者間に介設された薄い絶縁板5Aに
よって、互いに絶縁状態で重ね合わされている。また、
各ブレード形プローブ30a,30bは、そのブレード
部31a,31bの前下方部分に、検査パッドPに接触
させるための尖端部32a,32bを有している。ま
た、保持部材2Aは、一対のブレード形プローブ30
a,30bを各々上記押圧手段3の押圧方向へ付勢する
一対のコイルばね(付勢手段)4A,4Aを有してい
る。このうち、一方のブレード形プローブ30aに対応
するコイルばね4Aに対応して、付勢力調節ねじ33が
設けられている。
【0033】また、各ブレード形プローブ30a,30
bの摺動部36a,36bに厚さ方向の貫通孔35が形
成されるとともに、保持部材2Aに対して固定されたピ
ン37が、この貫通孔35内に延びて、各プローブ30
a,30bの摺動範囲を規制している。
【0034】さらに、各ブレード形プローブ30a,3
0bの摺動部36a,36bに、保持部材2Aを遊貫し
て後方へ延びる端子棒34,34がそれぞれ取付けら
れ、これらの端子棒34,34の先端部に、検査装置に
連結される導線(図示せず)が取付けられるようになっ
ている。なお、図4に符号39で示すのは、保持部材2
Aを図3に示す押圧手段3に対してボルト等で取り付け
るための取付孔である。
【0035】このプローブ装置によって、図3に示すよ
うな検査基板B上の検査パッドPの検査を行う際は、上
記第1の実施形態の場合と同様、各ブレード形プローブ
30a,30bの尖端部32a,32bを検査パッドP
上の所定位置の上方に位置決めし、押圧手段3によっ
て、保持部材2Aを下方の検査パッドPに向かって一定
圧力で押圧する。
【0036】その際、一対のブレード形プローブ30
a,30bの尖端部32a,32bが検査パッドPの所
定位置にほぼ同時に当接する。そして、一対のブレード
形プローブ30a,30bが、それぞれ保持部材2Aに
対して(各コイルばね4Aの弾性力に抗して)上方へ摺
動し、両ブレード形プローブ30a,30bの尖端部3
2a,32bが検査パッドPの所定位置に対して一定圧
力で押圧された状態で、抵抗値計測等の所定の検査が行
われる。
【0037】そして、このような構成よりなる本実施形
態によっても、上記第1の実施形態と同様の作用効果を
奏することができる。
【0038】[第3の実施形態]次に、図5により本発
明の第3の実施形態について説明する。本実施形態は、
図5に示すように、各ブレード形プローブ40a,40
bが、保持部材2Bに対して、その尖端部42a,42
bが(ほぼ押圧手段3の押圧方向に沿って)上下方向に
揺動自在となるように取付けられている点で上記第2の
実施形態と異なり、その他の構成は図4に示す上記第2
の実施形態と略同様である。
【0039】具体的には、図5に示すように、一対の薄
刃状のブレード形プローブ40a,40bは各々、その
後部が保持部材2Bに対してピン46によって揺動自在
に取り付けられている。また、これらのブレード形プロ
ーブ40a,40bは、その上部が保持部材2B内に摺
動可能に収納されるとともに、両者間に介設された薄い
絶縁板5Bによって、互いに絶縁状態で重ね合わされて
いる。また、各ブレード形プローブ40a,40bは、
その前下方部分に、検査パッドPに接触させるための尖
端部42a,42bを有している。また、保持部材2B
は、一対のブレード形プローブ40a,40bの揺動を
各々、ほぼ上記押圧手段3の押圧方向(図5(b)の下
向き矢印方向)へ付勢する一対のコイルばね(付勢手
段)4B,4Bを有している。このうち、一方のブレー
ド形プローブ40aに対応するコイルばね4Bに対応し
て、付勢力調節ねじ43が設けられている。
【0040】また、各ブレード形プローブ40a,40
bの前部に厚さ方向の貫通孔45が形成されるととも
に、保持部材2Bに対して固定されたピン47が、この
貫通孔45内に延びて、各プローブ40a,40bの揺
動範囲を規制している。
【0041】さらに、各ブレード形プローブ40a,4
0bの後端面に、保持部材2Bを遊貫して延びる端子板
44,44がそれぞれ取付けられ、これらの端子板4
4,44の先端部に、検査装置に連結される導線(図示
せず)が取付けられるようになっている。なお、図5に
符号49で示すのは、保持部材2Bを図3に示す押圧手
段3に対してボルト等で取り付けるための取付孔であ
る。
【0042】このプローブ装置によって、図3に示すよ
うな検査基板B上の検査パッドPの検査を行う際は、上
記第1の実施形態の場合と同様、各ブレード形プローブ
40a,40bの尖端部42a,42bを検査パッドP
の所定位置の上方に位置決めし、押圧手段3によって、
保持部材2Bを下方の検査パッドPに向かって一定圧力
で押圧する。
【0043】その際、一対のブレード形プローブ40
a,40bの尖端部42a,42bが検査パッドPの所
定位置にほぼ同時に当接する。そして、一対のブレード
形プローブ40a,40bが、それぞれ保持部材2Bに
対して(各コイルばね4Bの弾性力に抗して)上方へ揺
動し、両ブレード形プローブ40a,40bの尖端部4
2a,42bが検査パッドP上の所定位置に対して一定
圧力で押圧された状態で、抵抗値計測等の所定の検査が
行われる。
【0044】そして、このような構成よりなる本実施形
態によっても、上記第1の実施形態と同様の作用効果を
奏することができる。
【0045】[第4の実施形態]次に、図6により本発
明の第4の実施形態について説明する。本実施形態は、
図6に示すように、上記ブレード形プローブ20a,2
0b及びコイルばね(付勢手段)4Aに代えて、互いに
絶縁状態で並設された一対の板ばね形プローブ50a,
50bを備えた点で上記第2の実施形態と異なり、その
他の構成は図4に示す上記第2の実施形態と同様であ
る。
【0046】具体的には、図6に示すように、ほぼ上記
押圧手段3の押圧方向に弾性変形可能な一対の板ばね形
プローブ50a,50bが各々、板状取付部材56a,
56bの底部に各一対のねじ57によって固定されてい
る。これらの板ばね形プローブ50a,50b及び板状
取付部材56a,56bは、共に電導性材料で作られて
いる。そして、取付部材56a,56bは、保持部材2
Cに対して一対のねじ58によって固定されるととも
に、両者間に介設された薄い絶縁板5Cによって、互い
に絶縁状態で重ね合わされている。
【0047】また、一対の板ばね形プローブ50a,5
0bは互いに絶縁状態で並設されるとともに、各々の前
端部分に、検査パッドPに接触させるための下方へ延び
る尖端部52a,52bを有している。さらに、各取付
部材56a,56bの後端面に端子板54,54がそれ
ぞれ取付けられ、これらの端子板54,54の先端部
に、検査装置に連結される導線(図示せず)が取付けら
れるようになっている。
【0048】なお、本実施形態の板ばね形プローブ50
a,50bの尖端部52a,52bも、上記第1乃至第
3の実施形態におけるブレード形プローブの尖端部12
a〜42a,12b〜42bと同様、保持部材2Cの前
面側2cよりも前方へ突出し、個々のプローブ装置全体
の中で最も前方へ突出するようになっている。また、図
6に符号59で示すのは、保持部材2Cを図3に示す押
圧手段3に対してボルト等で取り付けるための取付孔で
ある。
【0049】このプローブ装置によって、図3に示すよ
うな検査基板B上の検査パッドPの検査を行う際は、上
記第1の実施形態の場合と同様、各板ばね形プローブ5
0a,50bの尖端部52a,52bを検査パッドP上
の所定位置の上方に位置決めし、押圧手段3によって、
保持部材2Cを下方の検査パッドPに向かって一定圧力
で押圧する。
【0050】その際、一対の板ばね形プローブ50a,
50bの尖端部52a,52bが検査パッドPの所定位
置にほぼ同時に当接する。そして、一対の板ばね形プロ
ーブ50a,50bがそれぞれ上方へ弾性変形し、両板
ばね形プローブ50a,50bの尖端部52a,52b
が検査パッドPの所定位置に対して一定圧力で押圧され
た状態で、抵抗値計測等の所定の検査が行われる。
【0051】そして、このような構成よりなる本実施形
態によっても、上記第1の実施形態と同様の作用効果を
奏することができる。また、本実施形態によれば、上記
第1乃至第3の実施形態の場合のように、ブレード形プ
ローブ1a〜40a,1b〜40bの他にコイルばね
(付勢手段)4〜4Bを用いる必要がなく、構造を簡素
化することができる。
【0052】
【発明の効果】請求項1又は5記載の発明によれば、横
断面形状が略円形のプローブの組を用いるプローブ装置
に比べ、検査対象に接触させるプローブの尖端部同士を
より近接させることが可能となる。このため、従来のプ
ローブ装置に比べて、寸法や配列ピッチがより微細な検
査対象に対してもプローブの尖端部の接触による検査が
可能となる。
【0053】請求項6記載の発明によれば、一対のプロ
ーブ装置の前方側同士を向かい合わせた状態で、両装置
の向かい合ったプローブの尖端部同士をぎりぎりまで近
接させることが可能となる。このため、一対のプローブ
装置を用いて、微細なピッチで配列された4端子を有す
る検査対象における、いわゆる4端子測定を容易に行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明によるプローブ装置の第1の
実施形態の要部を示す縦断面図、(b)は、(a)のB
−B線断面図。
【図2】図1に示すプローブ装置のブレード形プローブ
の尖端部を示す正面図。
【図3】図1に示すプローブ装置を一対向い合わせて使
用する状態を示す側面図。
【図4】(a)は、本発明によるプローブ装置の第2の
実施形態の要部を示す側面図、(b)は、同じく正面
図、(c)は、(a)のC−C線断面図。
【図5】(a)は、本発明によるプローブ装置の第3の
実施形態の要部を示す正面図、(b)は、同じく側面
図。
【図6】(a)は、本発明によるプローブ装置の第4の
実施形態の要部を示す正面図、(b)は、同じく側面
図。
【図7】従来のプローブ装置の一例を示す立面図。
【図8】従来のプローブ装置の他の例を示す縦断面図。
【符号の説明】
1a,1b、30a,30b、40a,40b ブレー
ド形プローブ 2,2A,2B,2C 保持部材 3 押圧手段 4,4A,4B コイルばね(付勢手段) 5,5A,5B,5C 絶縁板 12a,12b、32a,32b、42a,42b ブ
レード形プローブの尖端部 50a,50b 板ばね形プローブ 52a,52b 板ばね形プローブの尖端部 B 検査基板 P 検査パッド

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに絶縁状態で重ね合わされた一対のブ
    レード形プローブと、 これらの一対のブレード形プローブを保持する保持部材
    と、 この保持部材を、検査対象に向かって一定圧力で押圧す
    るための押圧手段とを備え、 前記一対のブレード形プローブは各々、検査対象に接触
    させるための尖端部を有することを特徴とするプローブ
    装置。
  2. 【請求項2】前記一対のブレード形プローブの一方は、
    前記保持部材に対して固定され、 前記一対のブレード形プローブの他方は、前記保持部材
    に対して、前記押圧手段の押圧方向に沿って摺動自在に
    取付けられ、 前記保持部材は、前記他方のブレード形プローブを前記
    押圧手段の押圧方向へ付勢する付勢手段を有するととも
    に、 前記他方のブレード形プローブの尖端部は、検査対象に
    接触していない状態で、前記一方のブレード形プローブ
    の尖端部よりも、前記押圧手段の押圧方向へ突出してい
    ることを特徴とする請求項1記載のプローブ装置。
  3. 【請求項3】前記一対のブレード形プローブは各々、前
    記保持部材に対して、前記押圧手段の押圧方向に沿って
    摺動自在に取付けられ、 前記保持部材は、前記一対のブレード形プローブを各々
    前記押圧手段の押圧方向へ付勢する付勢手段を有するこ
    とを特徴とする請求項1記載のプローブ装置。
  4. 【請求項4】前記各ブレード形プローブは、その尖端部
    がほぼ前記押圧手段の押圧方向に沿って揺動自在となる
    よう、前記保持部材に対して取付られるとともに、 前記保持部材は、前記各ブレード形プローブの尖端部の
    揺動を前記押圧手段の押圧方向へ付勢する付勢手段を有
    することを特徴とする請求項1記載のプローブ装置。
  5. 【請求項5】互いに絶縁状態で並設された一対の板ばね
    形プローブと、 これらの一対の板ばね形プローブを保持する保持部材
    と、 この保持部材を、検査対象に向かって一定圧力で押圧す
    るための押圧手段とを備え、 前記一対の板ばね形プローブは各々、検査対象に接触さ
    せるための尖端部を有するとともに、前記押圧手段の押
    圧方向に弾性変形可能であることを特徴とするプローブ
    装置。
  6. 【請求項6】前記各プローブの尖端部は、プローブ装置
    全体の中で最も前方へ突出していることを特徴とする請
    求項1乃至5のいずれかに記載のプローブ装置。
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